■ソーシャルメディア界、今年最大のイベント

2010年9月10日(金)、ソーシャルメディア界隈で今年最大のイベント、『mixi meetup 2010 - Social Leaders Conference -』が開催されました。

meetupロゴ

当日は大盛況だったようで、日本を代表するネット企業が、パネリストやモデレーターとして登場しました。
参加企業のロゴ
 

参加は抽選のため、直接話を聞けなかった方も多くいるかと思います。
 
既に、TechCrunchなど、いくつかのメディアで速報が流れましたが、情報が色々なところで散在してしまって分かりにくくなっているので、このエントリーでまとめました。


   【目次】
  • 【トピック1】中韓大手SNSとプラットフォームを共通化。2億人のプラットフォームへ。
  • 【トピック2】 mixi Pluginを公開。「mixiチェックボタン」「シンプルポスト」が可能に。
  • 【トピック3】 mixi Graph APIを公開。Facebook・twitterの一歩先を行くソーシャル化を実現。
  • 【トピック4】 「mixi×モバゲー」の連携が強化。ソーシャルグラフプラットフォーム・ゲームプラットフォームの棲み分け。
  • 【トピック5】 mixiでスマートフォンでのアプリ開発が可能に。

※宜しければこちらの関連エントリーもご覧下さい!


■当日のセッションアジェンダ

meetup当日は、8時間以上に渡り様々な情報が発表されました。
http://mixi.co.jp/mixi-meetup/session

1.ソーシャルアプリの未来 - SAPの皆様と一緒に考えるソーシャルアプリの今後
-「mixiアプリプラットフォームの次の展開
-グローバルSAPの日本参入戦略
-ソーシャルアプリ構築のベストプラクティス
-ソーシャルアプリの成功戦略
-エンジニアトーク「日本のプラットフォームの現状と今後」
 
2. mixi新プラットフォームの発表 - 時代は「インターネット」から「ソーシャルネット」へ
 
3. Social Meetup
-ソーシャルが世の中にあたえるインパクトを徹底討論
(以下のようなテーマで、様々なパネルディスカッションが行われた)
* 「ソーシャル × マーケティング」
* 「ソーシャル × コマース」
* 「ソーシャル × ライフスタイル」
 
今回は、この中で主にメインセッションである「(2)mixi新プラットフォームの発表 - 時代は「インターネット」から「ソーシャルネット」へ」についてを、まとめています。


 
■【トピック1】 中韓大手SNSとプラットフォームを共通化。2億人のプラットフォームへ。

中国の大手SNS『Renren』と、韓国の大手SNS『Cyworld』との提携が発表されました。
3社のロゴ

以下のmixi宮田拓弥氏のコメントにあるように、主にアプリの提供プラットフォームの拡大が目的と思われます。


▼mixi宮田拓弥氏のコメント(引用:TechCrunch

『提携の主旨としてはプラットフォームを共通化し、プラットフォーム間で(アプリが)流通しやすいようにする』

『中国1億5000万、韓国2500万人、それにmixiをいれると2億人のユーザーにアプリを提供できるようになる』



■【トピック2】 mixi Pluginを公開。「mixiチェックボタン」「シンプルポスト」が可能に。

mixi Pluginでは、以下の2つが公開されました。

1.「mixiチェックボタン」
・数行のHTMLを追加するだけで、「mixiチェックボタン」が設置可能になりました。
・Facebookの「いいね!」ボタン同様、外部サイトで「mixiチェック」されると、mixiの中にチェックカウントが蓄積されていきます。
(PC版、モバイル版ともに公開されていて、3キャリアの公式サイトにも設置可能との事です。)

2.「シンプルポスト」
・外部サービスから、mixiボイス・mixiの日記などへの投稿が可能になりました。

2つの公開
(引用:INTERNET watch

※ちなみに、mixi Pluginは個人にも公開されています。「mixi Developer Center」でデベロッパー登録を行うことで利用可能になります。

既に、以下のような企業・サービスでの連携済み、ないしは、近日中に連携予定との発表もありました。

  • 楽天 :「楽天市場」「楽天GORA」「楽天ブックス」「楽天トラベル」「楽天デリバリー」
  • Yahoo! :「Yahoo!デコレーション」「Yahoo!オークション」「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!ファイナンス」「Yahoo!ショッピング」
  • はてな :「はてなブックマーク」「はてなダイアリー」「はてなココ」
  • DeNA :「モバオク」「pocket bidders」



■【トピック3】 mixi Graph APIを公開。Facebook・twitterの一歩先を行くソーシャル化を実現。

mixi Graphの公開により、mixiのソーシャルグラフを使ったあらゆるサービスが生み出せるようになります。

これだけだとイメージが沸きにくいかもしれませんが、

1.スマートフォンの電話帳と連携。同期させるだけで自動でメンテナンス。
スマートフォン
(引用:INTERNET watch

2.テレビ録画と連携。自分が予約した番組を自動でmixiフレンドにシェア。
パナソニック
(引用:INTERNET watch

3.デジカメと連携。撮った写真をmixiフレンドに自動でシェア。

といった事が可能になるという事です。

ソーシャルグラフの公開で先行していたFacebook・twitterでは、ここまでのデバイスでの対応は出来ていないので、日本発の新しいソーシャルグラフの活用の仕方が広まっていきそうです。

また、今回の発表では、以下のAPIが公開されましたが、将来的にはこちらのスライドにあるような展開を考えているようです。

▼本日公開
・People API
・People lookup API
・Groups API
・Voice API
・Updates API

▼将来展開
将来展開

(引用:INTERNET watch



■【トピック4】 「mixi×モバゲー」の連携が強化。ソーシャルグラフプラットフォーム・ゲームプラットフォームの棲み分け。

mixi・モバゲー
mixiとモバゲーは、基本的にSNS・ソーシャルアプリプラットフォームとして、競合関係にあると考えられていました。

しかし、昨年12月にDeNAが怪盗ロワイヤルをmixiに提供するなど、両社の関係は少しずつ深まってきていて、この程、mixiチェックボタンをモバゲーに導入予定である、と発表されました。

TechCrunchでは、DeNA守安氏の以下のコメントが掲載されています。(引用:TechCrunch

「モバゲータウンのソーシャルグラフをオープン化するのではないかという情報もあるが、(モバゲータウンは)ゲームプラットフォームに注力しておこうということで、その手のものはmixiにすべておまかせしていけばいいのではないかということで、進めている」

ここから読みとれるように、今後はソーシャルグラフプラットフォームゲームプラットフォームの棲み分けが進み、mixi・モバゲー連合が出来あがっていくと思われます。



■【トピック5】 mixiでスマートフォンでのアプリ開発が可能に。

mixiアプリでは、今まではPC・モバイルに限定されていましたが、9月10日からiPhoneなどのスマートフォン上でmixiアプリの開発が可能になります。



■【参考】オープニングセッションの笠原社長のプレゼンテーション

オープニングセッションの笠原社長のプレゼンテーションについて、以下の『カイ士伝』に詳しくまとまっているので、こちらを参照して頂ければと思います。


以下にて興味深い記述を抜粋させて頂きます。

  • 2010年のMAU数は、約1,450万人
    (引用:mixi meetup とって出し

  • ソーシャルアプリの月間アクティブ率
       1. ソーシャル性が低いもの :平均約24%
       2. ソーシャル性が高いもの :平均約55%
    (引用:mixi meetup とって出し


そのほかにも、

・ボイス連携
・フォト連携
・ソーシャルギフト
・アプリへの動線強化

などについて触れられています。


ということで、以上、
『これだけは押さえておきたいmixi-meetupの5topics』でした。



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