September 18, 2006

HOOP TRAINER Basketball Clinic

おひさしぶりです!

今回は、クリニックのお知らせです。 いままで、中学校、高校、クラブチームにおじゃましていましたが、今回一般のかた誰でも参加できるクリニックを企画しました!



HOOP TRAINER Basketball Clinic

10月24日(火)16:30-18:10 中〜上級者対象クリニック 

10月26日(木)16:30-18:10 初心者対象クリニック   

場所:DUNK CITY OSAKI (山手線大崎駅から徒歩3分 www.dunk-city.com)

定員:4〜12名

料金:2,500円

内容 ―蘓桓垳け

○フットワーク(1回5分、簡単なフットワークです。アメリカのアメフト選手が行っているフットワークを取り入れました。)
○ボールハンドリング・ドリブル(テニスボールを使った練習方法など)
○レイアップ(通常のレイアップドリルが苦手なかたでも大丈夫です。簡単かつ実践的なレイアップドリルです)
○シュートフォーム(スクエアーアップ)の解説
○楽しみながら上手くなるシューティングドリル
○楽しみながらリバウンドが強くなり得点感覚が身に付くゲーム
○3ON3または4ON4(人数によって変わります)
など

普通は、実力をつける段階として、基礎→応用→チーム練習→試合といった順序があると思います。 ただ、初心者の方の場合、基礎をまったく教えられないまま、チーム練習や試合をする場合があると思います。また、応用的な部分をチームメイトなどから指摘されても、基礎を教わっていないので困ってしまうことがあると思います。

今回のクリニックでは、初心者の方のために、短い時間ながら、基礎→試合にすぐつなげられるようなバスケのコツ、またチーム練習前などに簡単にできるドリルなどを紹介いたします。

初心者方の場合は、逆に癖がないため、一番大事な基礎技術を吸収しやすいという長所があります。 全くの初めてでも心配ご無用です! 




内容◆|罅上級者向け

○フットワーク(1回5分、簡単なフットワークです。アメリカのアメフト選手が行っているフットワークを取り入れました。)
○敏捷性を養うトレーニング(某プロ野球選手も行っているトレーニング)
○ボールハンドリング・ドリブル(テニスボールを使った練習方法など)
○レイアップ・ドリル
○シュートフォーム(スクエアーアップ)の解説
○オフェンス・ムーヴ(元ボストン大学コーチ愛用のドリル)
○実戦的なシューティング・ドリル(プロ選手がオフシーズンに行うシューティングドリル)
○リバウンド・ドリル
○3ON3または4ON4(人数により異なります)

練習の内容自体は、そんなに目新しいものばかりではありません。もうすでに知っているドリルも多く有ります。ただ、惰性で練習するのではなく、なぜその練習をするのか、また練習のポイントを説明しながら進めます。ポイントを理解して行うのと、そうでないのとでは大きく違います。これをきっかけにふだんの個人練習やチーム練習などに取り入れてみてもらえば嬉しいです。


 


お申し込みは、,名前 ∪別 G齢 ご蔽韻淵丱好盈髻24日にお申し込みの方は、身長・ポジションもお願いします) ゾ綯したいこと、教わりたいことなど を記入して gymrats15@yahoo.co.jp までお願いします。 質問などもお気軽にどうぞ!

  
Posted by gymrats15 at 13:59Comments(4)TrackBack(0)

November 08, 2005

ルールがゲームを決める 〜ALLDAY、bjリーグ、NBA、FIBA〜

ルールがゲームを決める。 当たり前のことですが、ルールがなければバスケットボールというスポーツは成り立ちません。 トラベリング、ダブルドリブルなどは根本的なルールのほかに見過ごされがちなルールもあり、それらがゲームの内容を左右する、と言っても過言ではないと思います。 ルール、ルールと聞くと、ガチガチの固いバスケを思い浮かべるかも知れませんが、実は、ストリートバスケこそルール(もしくは暗黙のルールも含めて)が物を言うバスケでもあります、例えば、AND1のようなエンターテインメント性の高いバスケも実はルールに守られているからこそあのような激しいスラムダンクが生まれるのです。その理由は、少し長いですが最後まで読んでいただけるとおわかりになると思います。


以前、このHOOP TRAINERでも書きましたが、ファウルのコールの仕方でゲーム内容は変わってきます。 

審判がファウルを見逃して、笛を吹かないとどうなるか。 これは、ファウルをしたもの勝ちの泥仕合になる確率が非常に高いです。 リングへ向かってドライブしてもファウルされて吹かれないと、その選手はだんだん無意識のうちにアウトサイドから打つようになります。そうすると、3ポイントの多い大味な試合になりがちです。

僕は、ALLDAYという代々木公園で毎月行われているストリートバスケットボール・トーナメントの運営に携わっています。最初に2回はMCでしたが、前回よりMCは他の方に譲り、新たに“ゲーム・コミッショナー”というポジションをやっています。仕事は、主にルールの作成、審判の方へのルールの徹底、また何か問題が起きたときの対処や裁定などです。 そこでは、前回より、bjリーグ審判のゴンゾーさんなど経験豊富な審判の方々にお願いしましたが、ファウルに関しては何より徹底してもらいました。それ以前は、ストリートということもあり、流れを壊さないように緩く吹いてプレイを続行させる、ということがおそらく念頭にあったためか、ファウルが吹かれないことが多々ありました。 まだまだ審判によって基準がまちまちの部分があり、反省点はありましたが、以前よりははるかによくなったと思います。

このALLDAYの第2回目(10月2日)にひとつ大きな課題があがりました。それは実はFIBAルールとNBAルールの違いにまで話が飛ぶ大きな問題だったのですが、そのときはそこまで自分も気がつきませんでした。 問題のプレーは準決勝の「SUNDAY CREW 対 勉族」の試合中に起きました。SUNDAY CREWのアイザック選手がリバウンドを取ったあとゴールに向かってシュートするためにジャンプしたのですが、それと同時に勉族のWARIO選手も止めに行きました。しかし、ブロックに飛ぶ前にすでにアイザック選手は空中に飛んでいました。そこで、WARIO選手は頭がぶつからないように頭を下げてかがみました。おそらく無意識の動作だと思います。そのときにWARIO選手の折り曲げた腰がアイザック選手の下半身をすくう(柔道の技のようです)カタチになってしまいました。(写真参照)そして、アイザック選手は頭から地面に落ちてしまいました。幸い、ケガには至りませんでしたが、これは非常にキケンなプレーで足・頭・腕のどの部分が骨折してしまってもおかしくない場面です。 結果的に、これはノーファウルで勉族ボールとなりました。これにSUNDAY CREWは激怒して抗議した、という場面でした。この場合、FIBAルールでは、ノーファウルになる可能性があります。このビデオを見た審判をやっている方もノーファウルだ、と言っていました。というのは、FIBAルールではオフェンスファウルの制限区域(NBAのゴール下の半円です。NBAでは、あの半円の中ではディフェンスはたとえ立っていただけでもオフェンスとの接触プレーはディフェンスのファウルとなります)が存在しないからです。以前、確かステファン・マーブリーがオリンピックで同様のプレーを経験したと思います。ALLDAYでは、会場の観客をはじめ、このプレーの危険性、そしてこのプレーに大きな意味を感じたひとは少なかったと思います。誰もが、「どうしてそこまで怒るの?」といった感じでした。僕もそのときはMCをしていて、確かに「危ない!」とは思いましたが、ファウルかどうか、またこのプレイのもつ大きな意味までは気がつきませんでした。とにかく、WARIO選手がわざとケガをさせようとやったわけでは絶対にないということはわかっていたので、その旨をアイザック選手に伝えました。あとでビデオを観てわかったのですが、実は前半にもおなじようなプレイがあり、そのときはそのままプレーを中断したため地面に落下することはなかったのですが、そのときも確かに彼は怒っていて僕も正直気がつかなかったです。このプレーはアメリカのバスケでは、「LOW-BRIDGE(ローブリッジ:低くかがんで相手をブリッジすること」といいます。この言葉は日本のバスケでは、まず聞かないし、あまり見ないプレーですが、アメリカではごく稀に見かけます。ストリートでは、ローブリッジ・ファウルはわざとやったと見なされ、ケンカなどの元になることもしばしばです。 

ここで、このブログ内でゲーム・コミッショナーの立場で1選手を非難しているわけではない、ということを断っておきたいと思います。 WARIO選手は、非常にタフなインサイドプレーで得点をあげていて、個人的にとても応援したい選手です。ただ、日本ではあまり空中のプレイが少ないなどの理由からなる、バスケの違いによって起きたことだと思います。ある意味、いつでも、どの選手であっても起こりえることだと思います。

さて、この間開幕したbjリーグのルールブックはどうでしょうか? 興味のある方は、bjリーグサイトをぜひ見てみてください。 僕も、この間偶然見て驚きました。 さすが河内コミッショナー、しっかりこのプレーのことが書かれています。 

FIBAルールとの相違点というところの9番に、「ゴールに向かっていくプレイヤーをゴール下で待ち伏せしないために」とあります。 これがNBA中継でおなじみのあのゴール下の半円の意味です。 これにより、ジャンプ力のある選手は安心して踏み切ってダンクを試みることができるのです。

さて、今週末にAND1が来日しますが、どんなルールなのでしょうか? この半円はあるのでしょうか? もし、ないのなら、あれだけジャンプ力のある選手たちを相手にディフェンスするときの「LOW-BRIDGE」の危険性を選手に伝えるのでしょうか? もし、このふたつがないようなら、重大なケガが起きないように無事終えることを願うしかないですね。。。

最後に、普段見過ごされがちですが、審判というのは非常に重要な仕事です。 僕も現役時代によく文句を言ってしまっていて反省していますが、審判の大切さ、ありがたみというものが「ALLDAY」というトーナメントで痛いほどわかりました。全国の審判のみなさん、がんばってください! そして、ALLDAYの審判のみなさん、がんばってください! (GYMRATSという自分も活動に参加しているグループには、アメリカで審判を目指している日本人の若者もいます。ぜひ見てみてください!

追記:

bjルールブックのFIBAルールとの相違では、そのほかに「よりクリーンなプレイのために」とあり、これも非常にいいルールだと思います。これはNBAのルールブックとほぼ同じ内容ですね。

また、ずいぶん前のスポーツイラストレイテッドの記事(英語)ですが、NBAの得点力低下についての議論があります。このなかで、過剰にオフェンスファウルを取ることは、ビンス・カーターなどのジャンプ力のあるダンカーたちがLOW-BRIDGEされることを恐れて、面白みのないミドルシュートを放ることになるのでは、と言っています。よろしければ読んでみて下さい。
lowbridge  
Posted by gymrats15 at 17:12Comments(11)TrackBack(0)

November 04, 2005

コーチ就任!

ひさしぶりです! 

だいぶ間が空いてしまいましたが、お知らせがあります。 「FROM THE STREET」という会社が立ち上がったて、「LEGEND」というリーグにて、契約を交わした選手たちがプレイしているのですが、現在その選手たちのコーチをしています。

このリーグの特徴が個々の選手にスポットを当てるということで、僕に課せられた使命は、選手それぞれのレベルアップ、そして実際のゲームのための準備をさせる、ということです。 ひとつ、一般的なチーム練習と決定的に違う点は、練習に集まった12人がチームとして大会などの優勝を目指しているわけではない、という点です。普通なら、例えば1月に目標となる試合があり、そこに向けて順序だててスケジュールを組み、もちろんそのチームの特徴にあったフォーメーションなどを作ったりしますが、この練習ではチームとしてはほとんど想定しないで練習をしています。 そこが非常にユニークなところでしょうか。 HOOP TRAINERのなかでいろいろ紹介したいと思いますが、とにかく何ヶ月もかけてチーム(?)をコーチするのは初めてなので、試行錯誤しながらやっています。 僕が、アメリカの大学で学んだこと、ストリートで得た教訓、スキルアップのコツ、小浜監督など日本のコーチから教わったことなど全てをつぎ込んでいきます。 最終的にこのメンバーのなかからNBA選手を輩出することが僕のコーチとして大目標です。 まだ1ヶ月ですが、すでに目を見張るほど成長している選手もいます。 能力が高い選手が揃っているので本当に楽しみです。もちろん、LEGENDはイリーガルディフェンス採用やダンク4点など独自のルールがあり、エンターテインメントとして観客を楽しませるバスケットを目指していますから、それに則った練習をしつつ、個々が海外のプロ選手としても通用するくらい成長して欲しいと思っています。

  
Posted by gymrats15 at 03:51Comments(0)TrackBack(0)

September 20, 2005

堂本剛の正直しんどい

明日21日、そして来週28日水曜の2週にわたって“堂本剛の正直しんどい”(テレビ朝日24:16〜)にて、堂本剛さん、南海キャンディーズさん、安田美紗子さんなどが、バスケをします。なかなか面白いはずです。 実はその制作にちょっとだけ携わったのでぜひぜひ見てください!! 番組の最後のエンドロールまで。。。  
Posted by gymrats15 at 22:22Comments(4)TrackBack(0)

September 15, 2005

ハーレムグローブトロッターズ来日中止

ハーレムグローブトロッターズの来日は残念ながら中止になってしまいました。現在のところ、延期をして来日する予定はないようです。

非常に残念です。。。 早く来日して欲しいですね!

  
Posted by gymrats15 at 23:20Comments(2)TrackBack(0)

July 16, 2005

ハーレム・グローブトロッターズ9月来日!

お知らせがあります。

今年9月30日金曜に代々木第一体育館にあのHARLEM GLOBETROTTERS(ハーレム・グローブトロッターズ)が登場します。 

10年前には、日本全国でツアーを行っていた彼らですが、若いバスケファンの方には馴染みがないかも知れません。 現在、AND1やYPAなど多くのエンターテインメントを追求したバスケットボールチームが存在しますが、彼らはその全ての「オリジナル」といっても過言ではないと思います。とにかくサーカスのようなバスケットボールで、特にバスケットボールをよく知らない方、また特にファミリーで楽しめるエンターテインメントです。

実は、僕も微力ながら今回の来日公演を手伝っているのですが、たくさんのひとにぜひ見に来てほしいです! 

また、ハーレム・グローブトロッターズは、毎年NCAA選抜チームなどと戦っていて、本気バスケでも相当強いです。(メンバーは少し違うようですが)僕がベーカーズフィールドにいたときに、ベーカーズフィールド出身でレジー・フィリップスというハーレム・グローブトロッターズの選手と一度ピックアップ・ゲームでマッチアップしたことがあります。 実は、その前にテレビで彼のプレイを観ていて、一部で有名な彼独特のムーブ(トップの位置からシュートフェイクをして左にフェイクし、右方向に一瞬で抜き去る)があることを知っていました。彼がトップでボールをもらったので、「まさか!」と思った瞬間にに抜かれていました。気持ちいいくらいの速さでした。FEBのAJもそのムーブを知っていて、その話で盛り上がったこともあります。 

7月30、31日に3ON3のHOOP−IT−UPが代々木公園で開催されますが、そのときにメンバーも何人か来日する予定です。 詳細わかりましたら、アップしますね!

ハーレム・グローブトロッターズ HP

チケットは、S席6000円、A席5000円、B席4000円で、すでにチケットぴあ、ローソンチケットなどで発売中です。 
詳しくは、キョードー東京(03−3498−9999)まで!  
Posted by gymrats15 at 14:53Comments(7)TrackBack(1)

June 22, 2005

bjリーグ ドラフト2005

大変更新遅れまして、楽しみにしてくださっている方には申し訳ないです。 

実は、今年11月に開幕する日本初のプロリーグ、bjリーグのドラフト会議の企画・制作を行っておりました。映像、音楽、照明をうまく使ってインパクトを与えることができる演出をこころがけました。NBAのドラフトでは、指名された選手は、人生で二度とない感動を味わいます。その感動を選手に味わってもらいたい、というのが、ドラフトに携わったスタッフ一同の思いでした。日本のバスケットボールで、選手個人がいろんな意味でスポットライトを浴びることはあまりないと思います。今回のドラフトで、選手のモチベーションアップに繋がる、また一般メディアに向けて、バスケットがかっこいい、バスケットが盛り上がるぞ、というイメージを少しでも与えることができたかな、と思います。

個人的には、多くの友人がドラフトされました。
僕がときどき個人レッスンをしているJUN(仲西淳選手)、またLA時代から知っているダレン(牧聡選手)、一位指名のJO(栗野譲選手)、そして、ギガキャッツ時代に毎日練習前に一緒にトレーニングを行っていたバシさん(石橋晴行選手)、本当におめでとうございます! 

びん子さんのサイト、STREET PRIDEにドラフト・レポートが載っています。 ぜひ、ご覧ください。

  
Posted by gymrats15 at 03:49Comments(2)TrackBack(1)

May 17, 2005

陸上トレーニング 〜GET BACK IN SHAPE!

今回はニュージャージーでトレーナーと一緒に陸上競技場で僕が行っていたメニューを紹介します。

月〜金
.Εームアップ
▲好肇譽奪
ハードルを使ったトレーニング(バレエステップ、ハードルまたぎ、くぐりぬけ)
ぅイックフィート(敏捷性を養うトレーニング)
テ替わりメニュー
月:クォーターズ(300Mスプリント、100Mジョギング×6〜8)
火:プライオメトリックス(ストレングスシューズを履いて)
  (もも上げ、バットキックス、カリオカ、両足ジャンプなど)
  クォーターズ(100Mスプリント、100Mジョギング×12〜16)
水:クォーターズ(300Mスプリント、100Mジョギング×6〜8)
木:プライオメトリックス(ストレングスシューズ)
  クォーターズ(100Mスプリント、100Mジョギング×12〜16)
金:クォーターズ(300Mスプリント、100Mジョギング×6〜8)
Εールダウン

土:ランニング(3200M)
日:休み

月〜金の0聞澆倭瓦謄Ε┘ぅ函Ε戰好箸噺討个譴襦△もりが入っているベストを装着してのトレーニングです。

トレーナーからフォームなどいろいろ注意されたのが特によかったですね。例えば、走るときは顎を引く、などひとつひとつ注意されました。ストレングスシューズ(かかとの部分がないシューズ)を履いているときは、インターバルで休んでいるときもかかとを地面につけるな、とも言われました。

ハードルを使ったトレーニングでは、特に股関節が柔らかくなりました。バレエステップというのはバレエのようにハードルの高さまで足を上げる運動です。また、ハードルをまたぐ、くぐる、という運動は柔軟性に加えて、足をドタバタしすぎずに地面を踏むというバスケットに大切な感覚も養えました。ストレッチも指導を受けながら行う入念なもので、とてもためになりました。

僕はこのメニューをシーズン前に3週間くらい行いました。英語でシーズンに備えて体をつくることを“GET BACK IN SHAPE”と言いますが、このトレーニングのおかげでチームメイトと比べて明らかに体ができていました。そのおかげでコーチ陣にもアピールすることができました。
  
Posted by gymrats15 at 16:51Comments(4)TrackBack(0)

May 04, 2005

アメフト選手に学ぶトレーニング PT.3

アメリカでは大学のバスケットボールのシーズン開始は11月です。学校が9月に始まってからチーム練習が始まる10月まではコンディショニングが各自もしくはチーム単位で行われます。僕もニュージャージーのモントクレア州立大に移ってすぐ、一人陸上競技場で走っていました。 そこで毎日走っていた人が実はアメリカンフットボールの選手のコンディショニングをやっていて、その人に本気でバスケをやっているならトレーニングを見てやるぞ、と言われ、すぐお願いすることにしました。それから、平日週5回、陸上トレーニングを、週3回、ジムでウエイトトレーニングをしました。ジムでは、陸上とは別のトレーナーから指導を受けました。今回はジムで行っていたクイックリフトと呼ばれるウエイトトレーニングについてです。

ウエイトトレーニングはゆっくり筋肉を意識しながら行う、というのが常識だと思います。 僕もそう思っていたのですが、そのトレーナーに教わった方法は少し違うものでした。例えば、ベンチプレスでは、バーをしたに下ろすときは息を吸いながらゆっくり下ろし、下までいったら息を吐き出すと同時に速く上げる、というのが一般的なウエイトトレーニングだと思います。僕が愛読していたウエイトトレーニングの本にも、下ろすときにと上げるときの比が2:1がよい、と書いてありました。彼に教わった方法は、下ろす前に息を止めて一気に下まで下ろし、そこで息を吐きながら勢いよく一気に上げるやり方でした。(ある程度基礎筋力があってしかも補助のひとをつけてやらないと危険なのでウエイトトレーニング初心者のかたは絶対に行わないでください)また、行った種類はシンプルで、主に.戰鵐船廛譽后´▲リーン(もしくはデッドリフト)スクワット の3つを重点的に行いました。クリーンもデッドリフトも初めて行ったのですが、慣れると体幹を意識するようになり、体のバランスがよくなり、またパワーがついたと思います。スクワットでは、一度下まで下ろし、1〜2秒止まった状態を保ち、トレーナーの合図で一気に上がる、というやり方を通常もやり方と合わせておこなっていました。これはバスケットボールでは、例えばゴールしたなどで一度フェイクなどで止まってからジャンプしてシュートする動きに似ています。これは、はっきりいってかなりキツイのですが、効果はありました。

もう一度繰り返しますが、今回紹介したトレーニングはすでに基礎筋力のある上級者向けです。ウエイト初心者のかたは絶対に行わないでください。

スクワットやクリーンは、ベンチプレスなど上半身と比べ、とっかかりにくいかも知れませんが、しっかりしたフォームを身につけると、とても効果のあるトレーニングです。ケガの予防、回復にも役立ちます。僕もジャンパーズ・ニーなどでヒザが慢性的に悪く、スクワットは避けていたのですが、ボストン時代のシーズン終了直後にしっかりと治そうと思い立って、スクワットを含めたリハビリに取り組みました。まず、2,3週間、まったく激しい運動は避けて、シャワーで十分暖めたあとに毎日ストレッチを行いました。もともと体が硬いのですが、この間だけでも相当柔らかくなりました。そして、その後、バーベルなどの負荷なしのヒンズースクワットを2週間くらい行い、さらにバーのみ、5kg、10kgと段々と上げていきました。他のトレーニング仲間が100kgなどでスクワットしているなかで、焦って重くしてしまいそうでしたが、我慢して軽い重量でゆっくりと回数を多くして取り組みました。そのおかげで、それ以来、ヒザが痛くなることはなくなりました。もちろん、最初の3週間以降もストレッチは続けたので、それも大きいと思います。

本当はもっと詳しくトレーニングについて述べたいのですが、文章での説明には限りがあり、間違えて行うととても危険ですしあまり詳しく書けませんでした。こういうトレーニング方法もある、ということだけでも紹介したいと思いました。また、その個人に合わせてメニューを組むということも大事ですね。

ウエイトトレーニングについて、ムダに体を大きくしてもバスケットボールには意味がない、見せるだけの筋肉は意味がない、という意見も存在しますが、こういったクイックリフトのトレーニングを加えることによってウエイトトレーニングによって作った筋力を実戦で爆発的に発揮できるようになると思います。  
Posted by gymrats15 at 20:14Comments(15)TrackBack(0)

April 23, 2005

近況報告 〜NBAビデオの監修

ここ2週間くらい、NBAボストン・セルティックス関連のビデオの字幕監修をやっています。ハイライトはもちろん、往年の名試合を1試合まるごと見ることができ、なかなか楽しく仕事をしています。 特に1976年のNBAファイナル「ボストン・セルティックス対フェニックス・サンズ」の試合はとにかく凄い試合でした。 なんとトリプル・オーバータイムまでかかり、終わったのは夜中12時過ぎでした。このころはコートとファンの距離が近くて途中残り1秒で試合終了と勘違いしたボストン・ガーデンのファンがコートになだれ込んできて試合が中断してしまいましたが、その残り1秒でサンズがシュートを決めて同点に追いつき、と逆転に次ぐ逆転でした。1970―80年代の試合が多いのですが、僕がコーチとしてしか見たことのない、ポール・サイラス、ポール・ウエストファル、モーリス・チークスなどが選手として活躍しているのを見るのも興味深かったです。技術的には、ケビン・マクヘイルのポストプレイのテクニックはさすがです。ケビン・ガーネットのステップはマクヘイル直伝なのでしょうか? 非常に似たポストムーブを使いますよね。 もし、昔のセルティックスの試合を見る機会があればぜひ注目してください。

今回は簡単な近況報告でした。 

もし、制作会社の方がこれを読んでいましたら、翻訳・通訳、監修請け負いますのでぜひ gymrats15@yahoo.co.jp まで連絡ください!(すみません、この場を借りたちょっとした営業でした。。。) 
  
Posted by gymrats15 at 12:44Comments(8)TrackBack(0)

April 21, 2005

HAPPY B-BALL DAY 開催決定!

5月1日日曜、所沢市民体育館にて“HAPPY B-BALL DAY”というイベントが開催されます。 僕もクリニック、そしてエキジビジョンマッチにコーチとして参加します。このイベント、そして主催している“GYMRATS”についてはこちらをご覧ください。  
Posted by gymrats15 at 02:47Comments(0)TrackBack(0)

April 16, 2005

アメフト選手に学ぶトレーニング PT.2

今回は、「アメフト選手に学ぶトレーニング」の第2回です。まず、ウエイト・トレーニングについて書きたいと思います。


ウエイト・トレーニングによる効果

〇ボディバランスが良くなる
〇当たりに強くなる=疲れにくくなる
〇ジャンプ力アップ、パワーアップ。(ストレングス・トレーニングやプライオメトリックストレーニングにつなげるための基礎筋力アップ)
〇自信がつく


スクワットなどの全身を使うトレーニングはもちろん、立って行うカールなども腕だけではなく基本的には全身を使っています。そのため、体全体のバランスを良くするのに有効です。

当たりに強くなる、というのは、単純にインサイドでポジション争いするときに力比べして勝てるように、ということではありません。例えば、自分はガードだから関係ないということはありません。日本でもアメリカでもレベルの高いところではボールのないところで常に体が接触しています。 76ERSのアレン・アイバーソンを見るとよくわかります。ボールをもらうためにゴール下からあがるときなどに必ず自分のディフェンスではなくセンタープレイヤーのディフェンスから肩などをぶつけられているはずです。英語では“BUMP”されると言います。また、UCLAカットなどでもディフェンスは絶対に自分の前を通らせるな、と言われているのでぶつかって簡単に通さないようにしてきます。 そうやって体の接触があったときのダメージを、ウエイト・トレーニングを行うことによって減らせます。また、ポジション取りなどでも、例えば30%の力で悠々ポジションが取れるのと100%のいっぱいいっぱいの力で取るのでは、試合中の疲労度がまったく違います。これは一段レベルの高いところでバスケットをするとわかります。

パワーとは、「筋力×スピード」です。力があるだけではなく、瞬発力が備わった力のことです。パワーアップやジャンプ力アップのためにはクイックリフトと呼ばれるウエイト・トレーニングやストレングス・トレーニングが有効です。また、さらにプライオメトリックスと呼ばれるトレーニングもありますが、これらは、基礎的な筋力をつけてからやった方が効果は大きく、また、それがないとケガすることもあります。

NBAミネソタ・ティンバーウルブズのケビン・ガーネットが、ウエイト・トレーニングについて、精神面で効果があると話していた記事がありました。ウエイト・トレーニングによって体が目に見えて変わってくるとアグレッシブに攻められるような気がします。また、NBAのコーリス ウイリアムソンはアーカンソー大学でNCAA優勝を果たしたときに試合前にトレーニングルームにこもってウエイトを行い、アドレナリンを出して試合に臨んでいたそうです。試合前にウエイトというのは極端で、どうかと思いますが、精神的な効果という点では理解できます。余談ですが、NBA選手などは夏の間、まず朝にウエイトを行い、その後にピックアップゲームをするというスケジュールが多いようです。ウエイト・トレーニングは朝より体がしっかり起きた昼のほうが良い、というのが常識ですが、面白いですよね。ちなみに慣れると体は少し重いですが、ウエイトがバスケに生きてくるような感覚があります。有名な「JUMP ATTACK」もウエイトのあとにバスケットボールに関連する運動することの効果を述べています。 

こういった効果のあるウエイト・トレーニングですが、次回はアメリカンフットボールの選手が行うクイックリフトと呼ばれるウエイト・トレーニング(=ストレングス・トレーニング)についてです。
  
Posted by gymrats15 at 15:19Comments(3)TrackBack(0)

April 07, 2005

REGGIE MILLERとSPIKE LEE 〜ストリートの鉄則

SpikeMiller本来なら今回はアメフト選手に学ぶトレーニングについてですが、少々脱線します。

REGGIE MILLERニューヨークニックスとのマジソンスクエア・ガーデンでの最終戦の様子を読みました。MILLERは、SPIKE LEEとハグ(特に黒人の間では、親しい友人や知人に尊敬の意味を込めて軽く肩をぶつける感じで抱きあう挨拶の仕方があります)をしていました。映画監督であるSPIKE LEEは、狂信的なニックス・ファンで常に最前列に陣取り応援することで有名です。以前のプレイオフでは、MILLERに対してトラッシュトークを仕掛け、かえってそれがMILLERを奮い立たせ、劇的な3ポイントシュートを決められてしまい、ニューヨークのファンから「SPIKE LEEが余計なことをしたからだ!」と大ブーイングを食らいました。また、MILLERが3ポイントシュートをしたあとに首を絞められているポーズを取ってニックスは瀕死だ、と言っていたパフォーマンスは議論になるほど有名でした。

そのように、ニューヨークではMILLERは嫌われ者ですが、この最後の試合では、MILLERを称えるプラカードがあげられ、またSPIKE LEEとREGGIE MILLERがハグしました。 このことは、僕にアメリカのストリート・バスケでのいろんな経験を思い起こさせました。

バスケに関わらず、日本人は海外では外国人です。僕も、英語がわからない、もしくはアクセントがある、またはアジア人というだけでからかわれたり、いじめられたりしました。 そこでやはり衝突は避けられないと思います。 アメリカ中どこでも人種差別はあるのですが、今から話すのはバスケが盛んなアメリカの「GHETTO(ゲットー)」と呼ばれる貧しい地域についてです。 

プロフィールにもあるとおり、僕は毎年違う町に引っ越していました。そのたびに一人で誰も知らないところにいくので、せっかくできた友人と別れ、一から友人を見つけなければいけません。 特に僕はいわゆる治安の悪い地域に住むことが多かったのでそのコミュニティーに溶け込まなくてはいけませんでした。 特にアリゾナからボストン近郊のLYNNに引っ越したとき、またボストンからニュージャージー州モントクレア大学に移ったときはアドジャスト(適応)するのに一苦労しました。

LYNNでは、YMCAの施設に住んでいたので、YMCAで毎日バスケしていたのですが、初日のことは今でも覚えています。5ON5で僕は一番上手くてダンクを何本も決めていた選手とマッチアップしたのですが、僕はディフェンスが自分の一番のセールスポイントなので、とにかく体をぶつけて過剰なまでボックスアウトしていたのですが、彼に「お前はどこの奴だ。 よそから来てここで勝手なことできないぞ。」と囁かれました。僕は思わず、「それでどうするんだよ。 おれを撃つ気か?」と返しました。 バスケのコートで誰かが銃を撃った撃たないの話は聞いていたので、思わずそういう反応してしまいましたが、最初から敵を作ってしまった、と少し不安になりました。ところが、次の日に体育館に行って、ピックされずに座っていると(ストリートでは最初のゲームはフリースローを決めた最初の二人がキャプテンとなって自分が戦力になると思うひとをドラフトのように順にピックしていきます。たいてい新参者はピックされません)彼が来て、「どうしてお前がピックされていないんだ? 俺はお前がタフな奴だと知っているぞ。 一緒のチームでやろう。」と言われました。この時点で彼からは認められ、RESPECT(尊敬)を受けたことを感じました。こういうことが何度もあって、段々と認められるようになりました。 他にも衝突が何度かあって、ときには体育館に行きたくなくなるような思いもしましたが、通い続けました。 本当にここではいろいろ学びました。ちなみに、UMASS(マサチューセッツ大学)のLAHEIM LAMBANTHONY ANDERSON、そしてAND1の“BALL ACCESS”のボストン・オープンランで50相手にダンクを決めていた選手で僕の友人で元ルームメイトのKEITH MOWBLEYなどもLYNNのストリートでバスケをしていました。ニュージャージーに引っ越してから半年後に町に戻ったときにYMCAに寄ってみると、いつものメンバーが体育館におり、僕の姿を見つけると駆け寄ってきてくれました。そして誰かが「OHH!WELCOME BACK,JIRO. ALL AMERICAN!」と言ったのを聞いたときは何かこみ上げてきました。ALL AMERICANというのは、クラッチプレイなどを決めたときに言う最大限の褒め方です。

また、LYNNからニュージャージーの大学に移ったときは、キャンパス内の寮に住んでいたので治安は良かったのですが、また同じような体験をしました。体育館にピックアップゲームにいったのですが、明らかに冷たい空気が感じ取れました。それが、アジア人ということもあったと思うし、そして、バスケチームの先輩たちは新人に対して負けられない、というのもあったかも知れません。ゲーム前もプレイする順番なので周りともめてしまいました。別に1ゲームくらい譲ってもよかったのですが、こういうのは最初が肝心で、初めから引き下がったり弱みをみせるとどんどんつけこまれる、もしくはまったく尊敬されずにパスなども回ってこないので、こっちも強硬な態度になりました。そんなこんなでゲームが始まり、WILLという名前のニューヨーク出身のなかなか上手いポイントガードがドライブしてきたので体をぶつけながらついていくとラインの外に押し出してしまいました。ファウルだと言うので、背中を向けてコートに戻ろうとすると、後ろからボールをぶつけられました。さすがに怒って詰め寄り一瞬即発になりましたが抑えられました。 先が思いやられる、と思いましたが、その後、なんとそのWILLがチームの中で一番認めてくれて尊敬してくれたうちのひとりになりました。あるとき、AND1を決めたときに彼からもまた「ALL AMERICAN!」と言われて、これほど嬉しいことはありませんでした。僕は「ALL AMERICAN!」と呼ばれたことは人生で3回しかないのですが、そのうち2回は技術よりも気持ちで勝ち取ったものであると信じています。

すこし長くなってしまいましたが、ここで言いたかったのは、衝突はなければそれに越したことはありませんし、やはり僕のように無茶をして治安の良くないところでバスケをするのは決して勧めませんが、普段のゲームや練習でも、相手の気分を害したりするのを恐れてソフトにプレイするより、多少何か言われてもハードにプレイするほうがいいと思います。特にディフェンスはオフェンスに嫌われてナンボですから。(もちろん危ないファウルはダメですよ。アメリカのストリートでも地面に足が着いている状態なら押してもOKですが、オフェンスが空中にいるときに押したり、足をすくうようなファウルは絶対にタブーです。ケガの危険があります) 

先日、J−WAVE「SOUL TRAIN」のRYUさんと話す機会があったときに初めて行くストリートのコートでピックされることの大変さなどストリートバスケの話で盛り上がりました。やはり、AND1のようなトリックもいいですが、今回紹介したようなメンタリティーこそがストリートであると思います。 そして、MALCOM Xなど数々の名作を撮ったSPIKE LEEが宿敵であるREGGIE MILLERを称えている写真を見たときに、ただうわべだけの健闘を称えるポーズではなく、心から尊敬の念を表しているのが僕には感じ取れました  
Posted by gymrats15 at 11:38Comments(7)TrackBack(0)

April 03, 2005

アメフト選手に学ぶトレーニング PT.1

アメリカの大学では、シーズン前やシーズン後に行われる“OPEN GYM”と呼ばれるピックアップゲームがあり、チームの選手ではなくてもコーチの許可が出ればプレイすることができます。高校生や大学の学生などでチームに入りたい選手たちの力試しの場でもあります。僕がこのオープンジムで気がついたのが、アメリカンフットボールの選手たちです。アメリカでは、シーズンスポーツといって、季節ごとにプレイするスポーツが選べます。例えば、冬はバスケットボール、春は野球、夏はフットボールという具合です。あのアレン・アイバーソンも高校のときはアメフトでも有名な選手でした。たいていは大学になるとひとつのスポーツに絞るのですが、アメフトの選手は特にバスケットボールが恋しいのか、オープンジムにはよく現れてプレイしていました。

面白かったのは、アメフト選手は細かいバスケの技術はやはりそこまで上手くはないのですが、クイックネスなどの運動能力が飛び抜けて高いということです。アメフトというと、体の激しいぶつかり合いを想像してゴール下などの当たりが強いイメージがあるかも知れませんが、僕はそれよりもディフェンスフットワークやファーストステップなどのクイックネスに驚きました。彼らの体つきの共通点として、もちろんポジションによって変わりますが、上半身はとにかく大きくがっちりしていて、下半身は細く、特にふくらはぎの筋肉がとても発達していることに気がつきました。 僕がアリゾナ州立大のピックアップゲームに参加していたときに、ひとり、シュートフォームは素人のようですが体つきがまさにアメフト選手のプレイヤーがいたのですが、彼は実はNFLでその前の年に最優秀新人賞を獲得したSIMEON RICEという選手でした。僕はまったく気がつかずに、ゲームの後話しかけ、アメフトの選手か、と聞きました。これは、KOBE BRYANTにバスケ選手か、と聞くようなものだったのですが(笑)、彼は僕に、ただ大学時代に陸上をやっていただけだ、と嘘をつきました。そして、彼と1ON1をしたのですが、そのクイックネスは、バスケ人生で1ON1をやった選手たちのなかでも1,2番くらいに速いものでした。身長が195CMくらいで、体重も相当あると思うのですが、一瞬で抜き去られました。また、彼相手にポストアップして力勝負しようとしたので、俺相手にポストアップするのか、と驚かれたのを覚えています。また、彼に限らず、アメフト選手のディフェンスフットワーク、特にオフェンスがドライブしようとしているコースに入る速さは目を見張るものがあります。

前置きが長くなりましたが、次回から何回かに分けて、僕が教わったアメリカンフットボールの選手のストレングストレーニングの方法や、陸上トレーニングの方法、さらにNBA選手もよくやっているという「クォーターズ」と呼ばれるコンディショニングの方法なども解説したいと思います。
  
Posted by gymrats15 at 18:49Comments(9)TrackBack(1)

March 21, 2005

ファーストブレイクでのドリブル・ドリル

今回は、TIM HARDAWAYという90年代にNBAで活躍したポイントガードの選手がやっていたというドリルを紹介します。 これはオールコートが使えればひとりで練習できるドリルです。 

ドリブルには、 キープするドリブル、相手を抜くためのドリブル、などさまざまな種類があります。今回のドリルは、速攻で速くフロントコートに運ぶためのドリブルに役立つドリルです。 

1. フリースローラインからバックボードにボールを投げる。
2. リバウンドを取るようにキャッチする。
3. キャッチしたら体を反対のゴールの方にターンする。
4. ドリブルを3回だけ突いてレイアップに持っていく。
5. 繰り返す


ドリブルを3回だけしかできない、というのがポイントです。(慣れないうちや中学生などは4回でも構いません)不可能に思うかもしれませんが、これができるのです。コツは、ズバリ「突き出し」です。最初のドリブルを思い切って前に投げて、それを走って追いかける感覚です。小中学生や初心者で特に多く見られるのが、ドリブルを突くのに意識がいきすぎて、体にドリブルがついてきていない状態です。このドリルでは、反対にボールに体を追いつかせようと速く走る感覚をマスターすることが目的です。 NBAのJASON KIDDの速攻での最初のドリブルなどはまさにこの感覚だと思います。  
Posted by gymrats15 at 06:48Comments(2)TrackBack(0)

March 16, 2005

審判とファウルについて 〜アグレッシブに攻めるために

最近、更新が滞ってしまっていて申し訳ありません。 思ったより反響が大きく、毎回ある程度内容が濃いものを書こうと思うとなかなか書けない物ですね。
メールもたくさん頂いて、返信遅れてしまっていて申し訳ないです。たくさんの方に読んでもらっていて嬉しいです。 

前回のコメントにもあるように、この間の日曜日、埼玉にあるクラブチームにクリニックに行ったのですが、自分でもいろいろ再確認ができ、とても有意義でした。そのうちのひとつが前々回も書いたのですが、アグレッシブに攻めることの大切さ、そして審判の重要性です。 僕は、はっきりいって審判は得意ではありません。 コンタクトしていても視力が良くないし(苦笑)やはり審判は下手だと思います。この間のクリニックでは、最後にフルコートの4ON4をやっていたのですが、途中から審判をしなくては、と思い、笛を使いました。なぜかというと、リングに強く向かっていくムーブなどを教えたあとにせっかく強くいってもファウルされて笛がならないと、逃げて打つ癖がついてしまうと思ったからです。そのため、リングに向かって強く向かっている選手には極力ファウルをコールしてあげました。中にはディフェンスがファウルしているかどうか微妙なプレイもありましたが、とにかくオフェンス・プレイヤーにゴールをアタックしてファウルをもらう感覚をつかんでもらいたかったのです。

アメリカのストリートでは、ファウルは自己申告です。それで言い争いになることも多々ありますが、ファウルをされた、と言えば大体認められます。(それでも納得いかなくて言い争いが続くときは3ポイントから両者がシュートを打って決めます。)オフェンスがリーチのときは(ストリートでは11点先取などで行われます)わざとファウルして止めようとディフェンスすることよくあります。もちろん、空中で体を押すなどの危険なファウルはタブーです。腕をつかんだり、というのはよくあります。それでもシュートを決めたときに、“AND1!”と誇らしげに言ったりします。AND1とはカウントワンスローのことで、AND1ブランドの名前はここから来ました。また、オフェンスも、もうファウルをされるということをわかってリングに向かうことがよく見られます。
僕は、ボストン時代にシーズンオフに毎日YMCAでストリートバスケをしていましたが(正確に言うとYMCAの体育館の3,4階にある日雇い労働者などが泊まる宿泊施設に住んでいたのでバスケ、トレーニングし放題でした 笑)夏になり、地域のストリート・トーナメントなど審判のいる試合で、ファウルをもらうことの面白さを知りました。いつも通りプレイしていたのですが、勝手に審判が笛を吹いてくれている、といった感じでした。普段、ストリートでファウルをコールしないようなプレイでも、実際の試合ではファウルとして吹いてくれたときが多々ありました。 

アメリカではみんな自己主張しますが、日本では穏やかな国民性のためか、ストリートでもそんなにファウルした、しないというフィジカルな微妙なプレイが少ないのではないでしょうか。やはり、できるだけ、知らない人、または仲間とプレイしているときはお互い気持ちよくプレイしたいので、自然とオフェンスもファウルされにくいプレイに逃げがちになると思います。 そこで審判の存在が重要になると思うのです。 

何度も言いますが、僕は審判の免許を持っていないし、審判は得意ではないのですが、コーチの視点から気をつけていることがひとつあります。 

これは、アメリカで小中学生を教えていたときもそうしたのですが、ゴールに向かって逃げずに強くいっている選手にディフェンスが接触しているときはできるだけ吹きます。もちろんそこまで体が当たっていないなど、見間違えもありますが、実際の試合の審判も人間ですから間違えることも起こりえるわけで、そこは理解してもらいます。ゴールに向かっていくプレイに対しての報奨のようなものです。もちろんチャージングの場合は逆に体を犠牲にしたディフェンスを誉めます。(チャージングを取られないようにするためのコツはこちらをご覧ください)また、逆にフェイドアウェイなどゴールやディフェンスから逃げてシュートを打っているプレイには、明らかに手をたたいているとわかるとき以外はファウルをコールしにくいものです。 

大学の確率・統計の授業でバスケットボールが例として使われるように、バスケットボールでは確率が非常に大事です。 やはり、ゴールの近くでシュートを打つ方が確率が高いわけで、リングに向かっていくプレイは基本だと思います。 これがプロとなると話は変わってきて、例えばレイアップなしの1ON1などといって練習方法もあるのですが、それはまたの機会に述べたいと思います。 とりあえず、まずはゴールに接近してシュートをする方法を覚える、ファウルをもらう、ということが得点力アップへの近道だと思います。 

p.s.
この場を借りて僕が臨時コーチとして参加したクラブチーム「SOLEIL」の皆さんに呼んでくださったお礼を言いたいです。僕自身ひさしぶりのクリニックで勉強になりましたし、とても楽しく有意義なときを過ごせました。クラブチームということで、飽きないように勝負の要素をふんだんに入れて何とか流れを崩さないように気をつけてメニューを作りました。ただ、終わったあとにたくさんの個人技術についての質問があったので、もっと個人的なドリルを取り入れたほうがよかったかなとも思いました。次回はそこも考えてメニューを組みたいと思います。コメントにでつよしさんも書かれていましたが、シェル・ドリルは本当にいいドリルだと思います。呼び方は違うかもしれませんが、日米両方のトップコーチが必ず練習に取り入れています。 少しでもお役に立ててもらえていたら嬉しいです。また宜しくお願い致します。
  
Posted by gymrats15 at 11:45Comments(0)TrackBack(0)

March 01, 2005

リバウンド PT.2 〜落下地点の予測 

今回はリバウンドの落下地点の予測の仕方についてです。

今回のことは多くの方はすでにご存知かも知れませんが、おさらいといった感じで読んでください。また、今回述べるのは特にオフェンスリバウンドのポイントです。(というのは、ディフェンスリバウンドは落下地点の予測もそうですが、まずは自分がマークしているオフェンスをボックスアウトすることが大事だからです)

コーナーからのショットに対しては、反対側のベースラインあたりに回りこんで、ポジションを取る。

コーナーからのショットはほとんどが反対側のベースラインぞい、もしくはシュートを打った側に跳ね返ってくるかのどちらかです。これはレベルが高くなればなるほど当てはまるようです。 どうしてかと言うと、レベルの高いシューターは左右のブレが少なく、シュートが落ちるときは距離の調節がうまくいかないときが多いためです。また、反対側に落ちるほうがリバウンドを取りやすいことも事実です。シューターは、ショートになったり、自分の方に跳ね返ってくるボールというのはわかりやすく、自分で取ることもできるからです。もちろん、シューターのディフェンスはしっかりボックスアウトをしなければいけません。結論として、コーナーからシュートが放たれたときは、素早く反対側にまわることによりオフェンスリバウンドのチャンスが増えます。 ぜひ、練習や試合でこれを意識してみてください。リバウンドが増えるはずです。

3ポイントショットに対してはリングから遠い位置でリバウンドの準備をする。

また、シュートを打つところからリングまでの距離が遠ければ遠いほど跳ね返ってくる場所も遠くなります。したがって3ポイントショットに対してはあまりゴール下でポジションを取るよりある程度ゴールから距離を取ったほうがリバウンドを取る確率は上がります。また、もちろん特にシューターのディフェンスはボックスアウトを怠ってはいけませし、またオフェンスもいいポジションを取るために体をはってディフェンスを抑えることは必要です。 

多忙と引越しなどの事情により更新がだいぶ遅れましたが、いつも読んでくださり、ありがとうございます! 
  
Posted by gymrats15 at 18:43Comments(2)TrackBack(0)

February 16, 2005

IVERSON 60点 〜スタッツとコメントにみる得点力アップの秘訣

PHILADELPHIA 76ERSのアレン・アイバーソンが2月12日のマジック戦にてキャリア・ハイとなる60得点を記録しました。(NBA.COMの記事はこちら)記事では、183CM(実際はもっと低いと言われています)のアイバーソンがこの60点を得点したことがいかにすごいことか書かれています。身長差でハンディがある日本の選手はアイバーソンに見習うべき点が少なからずあると思います。僕は、アメリカに行って、日本人選手はチームプレイに徹してパスを出すなどアシストに優れているのではないか、と感じました。日本では、常にオープンな選手を見つけて確率の高いバスケットをするように教えられますよね。日本人選手がアメリカに行くと日本では当たり前のようなパスも“ナイスパス!”と褒められたりします。ですが、逆に得点力という点では、やはり田臥選手も壁にぶつかっているように決定力に欠ける面があると思います。そこで、例えばアイバーソンのような選手は参考になる部分が多いと思います。もしかしたら、自分にはアイバーソンのようなクイックネスがないから全く参考にならないよ、と思われるかも知れません。しかし、個人差こそあれ、日本人は意外とクイックネスがある、と僕は思います。特に1ON1でのファーストステップなどは、平均的に、アメリカ人から見て日本人選手は速いようです。(ただ歩幅があまり大きくないのでその後に追いつかれてしまうこともありますが)もちろん、何もアイバーソンの真似をしてクロスオーバーの練習ばかりすればいいわけではありません。彼のプレイにはクロスオーバー以外に、体が小さい選手として生き残るコツが隠されていると思います。

まず、このNBA.COMの記事のアイバーソンのコメントに注目したいと思います。彼は、

"I just felt that I was in real good rhythm," Iverson said. "The craziest thing about it, it wasn't a jump-shooting rhythm. It was just constantly attacking all night long. That's what I did and I guess that's why I went to the free-throw line as much as I did."
(すごくいいリズムだったよ。でも何がヤバいって、ジャンプシュートのリズムが特によかったわけじゃなかったんだ。それは、試合中ずっとコンスタントにアタック(ペネトレイトすること)し続けたことなんだ。それが全てだね。そのおかげであんなにたくさんフリースローを打てたんだからさ。)

訳すとこんな感じでしょうか。ゴールに向かって強くドライブすることを“ATTACK THE BASKET”と言います。この試合の彼のスタッツとそれについての彼自身のコメントはいかにゴールを“アタック”することが大事かを物語っています。アイバーソンは、この日、フリースロー27本中24本決めています。60点のうち、じつに40%がフリースローによる得点です。さらにドライブして決めたシュートも含めると、ジャンプシュートよりもゴール近くで決めたシュートの方が多いと考えられます。STREETBALL PT.3+試合での得点力アップのためには の項でも述べましたが、フリースローをいかにたくさん打てるか(英語で“GET TO THE FOUL LINE”といいます。)というのは得点力アップのために重要なファクターです。たしかにアイバーソンは別格といった印象がありますが、183CM(実際は178−180CMくらいだといわれています)の彼が200−210CMのディフェンスに向かっていってフリースローをもらっているのですから、例えば175CMの日本人選手でも190CM-200CM相手に出来ないことではない、と思います。

"I didn't settle for jump shots," Iverson said. 

よくアメリカのコーチは、“DON’T SETTLE FOR JUMSHOT!”と選手に言います。これは、「ジャンプシュートで簡単にオフェンスを終わらせるな」という意味です。やはり試合の後半などでは疲れてしまい、そういうときには3ポイントなどのジャンプシュートを打つほうが楽です。ドライブするのにはさらにエネルギーが要るし、またトランジションのときにゴール下にいるのでディフェンスに戻るのも一苦労です。もちろんシュートを決められればいいのですが、どんなに頑張ってもアウトサイドシュートというのは波があります。反対に、ドライブはどうでしょうか。ドライブするということによって、相手のディフェンスを崩し、ヘルプが来たらそのヘルプがついてたディフェンスにパスし、アシストするなど自分が得点できなくてもいろいろ可能性が出てきます。確かにシュート力がないとディフェンスが引いてしまうので、ドライブも難しくなります。STREETBALL PT2で述べたように空いたらすかさず打つ姿勢というものは大事です。シュートを打つべきかドライブか、この見極めがとても大事です。この間のBJ LEAGUEトライアウトで気がついたことは、この見極めをしてもっとショットセレクションをよくしたほうがいいのに、という場面が多かったことです。例えば、ノーマークなのに打たず、パスをしてしまったり無意味なドリブルを突いてしまってたり。また、反対にディフェンスがタイトについているのに無理なバランスが崩れたシュートを打ってしまったり。“DON'T SETTLE FOR JUMP SHOTS”というのは別にノーマークでも打つな、ということではありません。これは、例えばディフェンスを振り切れてないのに無理にシュートを打ったり、例えばオフェンスの最初のパスで楽に打ってしまったりするより、できるだけリングに向かって攻めよう(そのほうが高確率なのだから)という意味です。

余談ですが、7,8年前に丸紅でプレイしていたDWAYNE KIRKLEYという選手をご存知でしょうか? 彼は180CMと長身外国人選手が多い日本のリーグでは異色の選手で、僕は何度もピックアップゲームでマッチアップしたことがありますが、典型的は“ATTACK THE BASKET”をする選手でした。個人的には、BJ LEAGUEに、彼のようなスタイルのアメリカ人ガード選手がいると日本人選手にも刺激になるし面白いのでは、と思います。みなさん、いかがでしょうか?  

次回は、リバウンドについてです。
  
Posted by gymrats15 at 08:53Comments(0)TrackBack(0)

February 14, 2005

BJ LEAGUEトライアウトレポート

12日土曜、小田原アリーナで開催されたBJ LEAGUEのトライアウトを見学しました。
僕は4時に着いたので午前中は見ていないのですが、いくつか気がついたことを書きたいと思います。

まず気がついたことは、バスケのトライアウトで万国共通なのですが、ほとんどがガード選手だということ。 そして、トライアウトにも関わらず、かなりパスが回っていたことです。 アメリカのトライアウトでは、ほとんど誰もパスを回さず、得点を狙います。かなり自己中心的なプレイが多く、一度自分の手を離れたらリバウンドを取らない限りボールは戻って来ないと思ったほうがいいくらいです。しかし、アメリカのコーチ陣はトライアウトなのでそこは大目に見て、チームに入ればチームプレイを教えればよい、と思っているようです。日本のBJリーグのコーチの方々がどう見ていたかはわかりませんが、僕には選手のアピールが足りないように感じられました。トライアウトというのは高校、大学なのですでに名前を知られている選手と比べ、無名の選手(特にガード選手)はそうとう目立たないと残るのは厳しいものです。トライアウトなのに、ルーズボールを取りにダイブしたり目立つようなハッスルがそこまでなかったように感じました。 ディフェンスにおいても淡々とやっていて、フルコートで当たったりフィジカルな激しいディフェンスが少なかったように思えました。 後でトライアウトを受けた選手から聞くと、午前中のシャトルランを始め、かなり体力的にキツイトライアウトだったと聞きましたがその影響もあったのでしょうか。。。また、外からのシュートが非常に多く、ペネトレイトする場面が少なかったと思います。

今回のトライアウトでひとりとてもポテンシャルのあるいい選手を発見しました。 後から波多野選手という大学バスケ界で有名な選手だと知らされましたが、彼のプレイには目を見張るものがありました。

最初のほうのピックアップゲームでは軽く流している印象だったのですが、最後に62人に絞られたときには、かなりしっかりとプレイしていました。彼の良い点は、まずバランスが良いこと(バランスの項でも書きましたが、頭が常に両足の真ん中にあることが重要です。)ゴール下でディフェンスがいるときにゴールから逃げないで一度肩でディフェンスを中に押し込んでからしっかりとしたバランスでシュートをしていました。また、非常に手足が長い。登録では192CMとありましたが、ウイングスパンなどを考えると198CMから2Mくらいに思えました。また、長身選手でありながら非常に強気であることも良いです。また、途中でボールを運ぶ場面も見られ左右どちらの手でも遜色なくドリブルできていました。そしてミドルレンジのシュートも上手いです。また、有名選手でありながら、ときには他の無名のガード選手よりもかなりハードにプレイしていました。その理由は2つです。ひとつはオフェンスディフェンスに関わらず毎回かならずボックスアウトをしていたこと。もうひとつは相手がオープンでアウトサイドシュートをうつときにかならずシュートチェック(英語では“CONTEST THE SHOT”といいます)に行っていたこと。逆に他の選手では諦めてただ見ている選手が目立ちました。しかし、本当に驚かさせられたことが2つあります。ひとつは、速攻で自分のチームメイトがレイアップにいきやすいように相手ディフェンスをボックスアウトして「道」を作っていたことです。これなどは教えてできるものではなく、スカウトが喜ぶ隠れた名プレイだと思います。そして最後に、驚くべき事に、彼はNBA選手のワンドリブル・シュートのフォームに近いものをすでにマスターしているように思えました。見たのは一瞬でシュートは外してしまったのですが、そのフォームはアメリカのプロ選手(最近は高校から直接プロに行くなどこれをマスターしていない選手もいますが、特に90年代のNBA選手はかなりこのフォームをマスターしています)のものに近かったと記憶しています。 どういうことかと言うと、シュートフェイクをしてワンドリブルしてジャンプシュートを打つのですが、そのときにフワっとしたドリブルをついてキャッチしてシュートするのではなく強くドリブルをつきそのドリブルが床から跳ね返った反動を利用してそのまま打つのです。 こうすることによりドリブルして一度キャッチしてヒザを曲げて打つといういくつもの動作を必要とせず、一連の動きでシュートが打てます。僕はこのフォームをパーソナルトレーナーのDANE SUTTLE(元NBA選手でペパーダイン大の歴代得点王)から教わったのですが、その後にNBAなどを見るとそのフォームでシュートする選手が多いことに気が付きました。あのマイケル・ジョーダンのワンドリブル・シュートも同じ原理だと思います。 しかし、もちろんこのトライアウトのゲームの中で彼が改善できる点もまだまだ見られました。HOOP TRAINERで何度も言っていることですが、両手でリバウンドを取ることは大事です。両手で取りにいっていれば取れたリバウンドも最後の方のゲームで2本ありました。一本はほとんど1人での楽なリバウンドにも関わらず片手で取りにいったためにはじいてしまいアウトオブバウンズになってしまいました。こういったシーンは他のトライアウト受験者にもおおく見られました。 

今回、午前のみ、または途中でカットされた選手の中には自分の実力を見てもらうことがないまま終わってしまった選手も多々いると思います。 今回感じたことはやはり普段から自分のチーム以外の場所でのピックアップゲームを経験することはトライアウトという見知らぬ選手たちとプレイするところで注意を集めて選考に残るために必要ではないか、ということです。今回残念ながら落選してしまった選手には、技術や体力の向上はもちろんですが、またトライアウトがあれば、そのときはもっと自分の実力をアピールできるようになってほしいと思います。 とにかく、日本でこういったトライアウトが開催され、無名の選手にもチャンスができたことはとても意義のあることだと思いました。
  
Posted by gymrats15 at 15:12Comments(1)TrackBack(4)

February 10, 2005

リバウンド タイミングとポジショニング PT.1

NBAのTV中継などで試合を観ていると派手なクロスオーバーやダンクなどに目がいってしまことも多いと思います。それはそれで楽しいのですが、一歩進めて、違うところにも目を向けると勉強になり、またさらに楽しみが増えます。 

例えば、ひとつの方法がボールを持っている、いないに関わらず1人の選手を追う方法です。 バスケットボールで、ボールを持っていないときの動きというのは非常に大事です。 JIM HARRICKのUCLA BASKETBALL CAMPでは、キャンプの最後にもらう成績表の中の評価項目のなかにも“MOVEMENT WITHOUT BALL”という項目がありました。 ちなみに全項目はこんな感じでした。

-OFFENSIVE SKILLS-
Offensive Move
Shooting Form
Movement w/o Ball
Offensive Rebounding
Free Throws
Passing
Ball Handling
Layups

-DEFENSIVE SKILLS-
Stance
Sliding
Defensive Rebounding
Team Defense
Footwork
Desire
Defensive Positioning

Slidingとはディフェンスのサイドステップのことです。DESIREとは“気持ち”です。これは、高校生用の成績表なので、もちろんNBAのスカウトなどの評価シートとはまた違いますが、なかなか面白いですよね。

試合観戦のときには、ポジションや身長などそれぞれに合った選手を見つけるのがいいと思います。 あまり運動能力はずば抜けて高くはないけど、そこの部分をポジショニングやタイミングで補っている選手はどの選手にも参考になります。 

タイミングとポジショニング

特にNEW JERSEY NETSのJASON KIDDはどの選手にも非常に参考になると思います。彼のパスやゲームメイクはもちろんですが、今回は特に彼のリバウンドに注目したいと思います。リバウンドはセンターやフォワードの仕事だから関係ない、と思うガード選手もいるかも知れませんが、ガードがリバウンド(特にディフェンスリバウンド)を取れるということはチームに取ってプラスであり、やはりスカウトはSTATSをチェックするので選手としての評価も上がります。例えば得点を一桁から二桁に上げるのは難しいですが、リバウンドアベレージは、意識を変える、またタイミングとポジショニングを気をつけることにより、アップすることが可能です。 JASON KIDDのSTATSを見てみてください。 現在、一試合平均6.9リバウンドを記録しています。このなかで気がつくのが、そのうち5.8本がディフェンスリバウンド、1.1本がオフェンスリバウンドです。やはり、ポイントガードですのでセーフティーとして相手の速攻に備えて戻らなければいけないことを考えるとオフェンスリバウンドの数は妥当だと思います。やはり、KIDDで突出しているのはディフェンスリバウンドの多さです。次回、TVなどで彼のプレイを観る機会があれば、ディフェンス時の動きに注目してください。相手のシュートが落ちたとき、彼は必ず相手ガードが飛び込んでくるのを警戒しながら、リバウンドが取れるいいポジションにいます。KIDDは、インサイドでセンターと張り合ってリバウンドを取っているわけではありません。フリースローラインのあたりで取ることが多いです。これが、ネッツのファーストブレイクの速さに繋がっています。また、スーパーマンドリルの項でも述べましたが、リバウンドはジャンプ力のあるなしよりもタイミングです。彼の姿勢に注目してみてください。常に準備が出来ているはずです。そして、シュートが外れてすぐジャンプするのではなく、一呼吸置いてから取りにいっているはずです。落ちたボールをセンター選手がはじくことはよくあります。そこをいかにガード選手がカバーするか、というのは非常に大事です。KIDDはジャンプの最高到達地点では、他の選手に負けますが、そこをタイミングとポジショニングで補っています。 ちなみにキャリアハイが16リバウンドというのは凄いですよね。

次回はリバウンドのポジショニング、落下地点の予測の仕方についてです。   
Posted by gymrats15 at 13:11Comments(0)TrackBack(0)