私は、コンピューター好きなのだが、最近囲碁のAIが大変気になる。

人生はギャンブルみたいなところがあると、私の持論にはあるが、特に囲碁、将棋、麻雀、カジノ、ポーカーなどのゲームは、人の人生や世の中のあり方の縮図みたいなのを感じることがあり、手っ取り早くそういうのを学ぶにはうってつけのゲームかと思う。
すでにその手のゲームは、無理に人とやらなくても、コンピューターがかなりの強者になっているので、疲れを知らないコンピューターは、いつでも気を使うことなくやることができるのがいい。

今回は囲碁が面白くなっている。

以前にも書いたが、11歳の息子が真剣に囲碁に取り組んでいるので、さらに興味は増している。


昨年末から新年にかけて、囲碁界はネット碁にひょっこり現れたAIの話題で持ち切り。

去年の3月にGoogleの子会社がアルファ碁なんてものを作り出して、韓国のトップ棋士と対戦。
4勝1敗で、AIの勝ちとなり、今まで囲碁の場合、AIが人間に勝つにはまだ10年かかると言われていたのが去年人間超えを見せ、今じゃ足元にも及ばないくらいの実力をこのお正月に見せていた。

Masterという名前が、ネット碁に登場。
マンガ「ヒカルの碁」のsaiみたいだ・・・と話題になる。

中国、韓国のトップ棋士がこぞって対戦し、全滅。日本のトップ井山裕太も、刃が立たず。
60戦全勝で、Masterの正体が明かされる。
アルファ碁の進化版。テストでネット碁に登場ときた。

悪手とされている手を常識を覆すがごとく、筋のいい手に変えている。

プロ同士でも、60戦全勝した記録というのはなく、どんなに強いプロ棋士でも5回に1回は負けがあるというのが常識らしく、プロ相手に60戦全勝は前代未聞だそうだ。

囲碁の歴史がどれくらいなのか、3000年とか果てしない昔のことなのだろうけど、トップ棋士の人達が、よく「囲碁の神様」という、昔の達人から今現在の囲碁の達人が「囲碁の神様」を目指し精進してきて、一つの明確な目標が見えてきた歴史的な出来事と捉えているようだ。

囲碁のAIがこれほどまで強くなることは、私が生きている間はないと思っていたが、開発者には敬意を表したい。
ここまで強くするのは、相当大変だったと思う。

今度は、テキサスホールデムのポーカーのAIが、トッププロと対戦らしい。

私が開発できるなら、ポーカーサイトに登場させて稼ぎまくりたいが・・・・。

今後は、考え方だが、FXや株式の取引をAIにやらせるという考え、ありかもしれない。

システム的に自動にやらせるくらいのソフトは作れると思うが、状況に応じて、手を変えたり判断を変えたりすることは、また違う労力になるので、難しくなる。

そういうのが出来れば、間違いなく私よりいい成績を出すだろう。

欲しいなぁ。