受注生産方式の場合にはお客様が発注されてから手元に届くまでが「発注リードタイム」ということになります。
たとえばオーダーメイドのスーツを発注した場合、それが手元に届くのが3日なのか、一週間なのかがお客様が気にするリードタイムだということになります。
どうしてもそのスーツが必要となる日に合わせて発注するでしょうから、それに間に合わないところには発注しないことになります。
ゴールデンウイークに家族旅行に出かけるために新車を購入する場合も同様です。そのタイミングまでに登録を含めて供給側で済ませられなければ受注にはつながりません。
供給側はものづくりのためのリードタイム短縮が求められます。と同時に調達リードタイムを短縮することも必要になります。
生地を調達し、ボタンを調達し、それを生産工程へと供給できなければスーツの仕立てはできません。お客様から注文がありそうな製品につかう材料をすべて保有できるのであれば問題ありませんが、それでは材料在庫がかなりの量となってしまい、現実的ではないかもしれません。
タイムリーに調達することもサプライチェーンマネジメントの重要ファクターになります。そのためには協力会社を育てるというプロセスが必要となるでしょう。
では誰がサプライチェーンをリードするのがふさわしいでしょうか。やはり一番はその製品をお客様に直接供給する立場の会社であると言えるでしょう。
通販会社やスーツの小売店、自動車販売会社など、お客様と直接やり取りできるところということになるでしょう。
ここで全体を見渡せる立場にある物流が噛みこんでいきたいものです。サプライチェーン全体のリーダーは最終ユーザーとやりとりする会社ですが、サプライチェーン上のさまざまな情報を入手できる物流はその参謀役になり得るはずです。
売れ筋商品や在庫の状況、メーカーの生産状況などを把握できる立場にある物流がぜひサプライチェーンの効率化と販売向上に寄与していきたいものです。
☆★この記事は(同)Kein物流改善研究所の仙石惠一が書かせていただきました。★☆
【最新セミナー情報】
□ 11月19日(水)にオンラインで物流の基本を学ぶセミナーを実施します!
『物流の基本と現場改善の進め方』
詳細は以下からお願いいたします。
https://waku-con.jp/training/opened-seminar/2025_11/
□ ITmedia ビジネスオンラインに寄稿いたしました!
仙石惠一の物流改革論
『海外拠点、成功のカギは? 「本当に使える物流会社」を見抜く方法』
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2510/20/news019.html
□ 工場管理に連載中!
「物流新時代 サプライチェーンを最適化する12のヒント 第8回
工場の物流源流対策としての物流エンジニアリング(中)」
☆11月号☆
https://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0004#bookSample
□ 気軽に物流を学びたい方のためのオンデマンド・セミナー
(1)「工場の生産性が劇的に向上する!!「工場内物流の基礎知識」」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/16753
(2)「たったの90分で物流改善ノウハウが身につく!!
「サプライチェーンの全体像と効率化の取組」」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/15993
(3)「輸送改善の基礎知識」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17918
(4)「目からウロコの調達物流改善」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17921
■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』
カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。
一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。
https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/
FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
たとえばオーダーメイドのスーツを発注した場合、それが手元に届くのが3日なのか、一週間なのかがお客様が気にするリードタイムだということになります。
どうしてもそのスーツが必要となる日に合わせて発注するでしょうから、それに間に合わないところには発注しないことになります。
ゴールデンウイークに家族旅行に出かけるために新車を購入する場合も同様です。そのタイミングまでに登録を含めて供給側で済ませられなければ受注にはつながりません。
供給側はものづくりのためのリードタイム短縮が求められます。と同時に調達リードタイムを短縮することも必要になります。
生地を調達し、ボタンを調達し、それを生産工程へと供給できなければスーツの仕立てはできません。お客様から注文がありそうな製品につかう材料をすべて保有できるのであれば問題ありませんが、それでは材料在庫がかなりの量となってしまい、現実的ではないかもしれません。
タイムリーに調達することもサプライチェーンマネジメントの重要ファクターになります。そのためには協力会社を育てるというプロセスが必要となるでしょう。
では誰がサプライチェーンをリードするのがふさわしいでしょうか。やはり一番はその製品をお客様に直接供給する立場の会社であると言えるでしょう。
通販会社やスーツの小売店、自動車販売会社など、お客様と直接やり取りできるところということになるでしょう。
ここで全体を見渡せる立場にある物流が噛みこんでいきたいものです。サプライチェーン全体のリーダーは最終ユーザーとやりとりする会社ですが、サプライチェーン上のさまざまな情報を入手できる物流はその参謀役になり得るはずです。
売れ筋商品や在庫の状況、メーカーの生産状況などを把握できる立場にある物流がぜひサプライチェーンの効率化と販売向上に寄与していきたいものです。
☆★この記事は(同)Kein物流改善研究所の仙石惠一が書かせていただきました。★☆
【最新セミナー情報】
□ 11月19日(水)にオンラインで物流の基本を学ぶセミナーを実施します!
『物流の基本と現場改善の進め方』
詳細は以下からお願いいたします。
https://waku-con.jp/training/opened-seminar/2025_11/
□ ITmedia ビジネスオンラインに寄稿いたしました!
仙石惠一の物流改革論
『海外拠点、成功のカギは? 「本当に使える物流会社」を見抜く方法』
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2510/20/news019.html
□ 工場管理に連載中!
「物流新時代 サプライチェーンを最適化する12のヒント 第8回
工場の物流源流対策としての物流エンジニアリング(中)」
☆11月号☆
https://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0004#bookSample
□ 気軽に物流を学びたい方のためのオンデマンド・セミナー
(1)「工場の生産性が劇的に向上する!!「工場内物流の基礎知識」」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/16753
(2)「たったの90分で物流改善ノウハウが身につく!!
「サプライチェーンの全体像と効率化の取組」」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/15993
(3)「輸送改善の基礎知識」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17918
(4)「目からウロコの調達物流改善」
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17921
■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』
カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。
一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。
https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/
FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
