収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ

会社の収益を圧迫しかねない物流コスト。会社の中で目に見えづらい物流コストを可視化し、今日からでも改善できるポイントをやさしく解説します。一緒に物流改善に取り組み、物流改善のプロとして収益向上に貢献しましょう。

2014年05月

環境に対する感度を高める(2) 自動車NOx・PM法の改正

ディーゼル車が排出する汚染物質には、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)などがあります。

この内最近盛んに報道されているPMについては皆さんもよくご存じのことと思います。このPMとNOxは呼吸器系刺激ガスであり、肺や気管に沈着し健康障害を誘発し、発がん性との関係も指摘される有害物質です。

2001年には自動車NOx法の改正法として、自動車NOx・PM法が成立し、同法に基づき2002年には新規・移転・継続登録をさせない車種規制が導入されました。

この自動車NOx・PM法は首都圏、愛知・三重圏、大阪・兵庫圏にある市町村を対策地域として改善に取り組んできました。これによって大都市地域における大気汚染は改善傾向にありますが、大都市地域内の一部の地区においては、自動車交通の集中などによって大気汚染の改善が阻害されている事実がありました。

この一因として、対象地域の外から対象地域の中に流入する自動車からの影響が指摘されているのです。
そこで同法を改正し、局地対策と流入車対策を講ずることになったのです。

この内「流入車対策」について少し触れてみたいと思います。

まず「指定地区・周辺地域の指定」についてです。(環境省のパンフレットより引用)
・環境大臣は、重点対策地区のうち流入車対策を推進することが必要な地区を指定地区として指定。
・環境大臣及び事業所管大臣は、対策地域の周辺の地域であって、その地域内に使用の本拠の位置を有する自動車が指定地区内に相当程度流入している地域を周辺地域として指定。􀀀

次に「周辺地域内自動車に関する措置」です。(環境省のパンフレットより引用)
1)周辺地域内事業者による計画作成等􀀀
・周辺地域内に使用の本拠の位置を有する自動車(以下「周辺地域内自動車」という。)を使用する一定の事業者(以下「周辺地域内事業者」という。)は、自動車排出窒素酸化物等の排出抑制措置の実施に関する計画を作成・提出し、定期の報告を実施。
2)事業者の努力義務􀀀
・周辺地域内自動車を対策地域内において運行する事業者及びこのような事業者に輸送を行わせる事業者は、自動車排出窒素酸化物等の排出の抑制に努力。

つまり指定地区に入って仕事をする事業者に対して義務を課したということが法改正のポイントなのです。

次回に続きます。


★物流インターネットセミナーを始めました!★

『中小物流会社のための事業拡大戦略〜荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社〜』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI

『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!〜荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE

『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y


物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

体系的に学べ、本格的な物流マンを育成する唯一の講座です!
【平日コース】物流現場リーダー育成講座2014
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/422

仕事の関係上、平日に受講できないという方向けはコチラをどうぞ!
【土日コース】物流現場リーダー育成講座2014
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/425

人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

環境に対する感度を高める 構内物流と環境

物流は排出ガスの関係で特に環境に対する感度を高めなければならない業種だと言えそうです。物流はコストに対しては敏感ではありますが、環境ではまだまだではないでしょうか。

排気ガス削減は当然として、物流資材として使用する木材や段ボールなども使用量を減らすことで環境に貢献することは間違いないのです。

構内でフォークリフトを使わない工場が増えてきています。フォークリフトの排気ガスが構内環境に悪影響を及ぼすとともに、安全についても課題があるフォークリフトを無くすことで、工場の環境と安全を確保しようという考えです。

どうしてもフォークリフトを使わざるを得ない物流倉庫ではバッテリーフォークを使うパターンが増えてきています。

構内物流では木製パレットをプラスチックパレットに変更することが進んできています。木製パレットが木の伐採によってつくられているため、環境を配慮してその使用量を減らそうと考えているのです。

また木製パレットは「木くず」が出るため敬遠されがちです。構内のクリーン化のためにもパレットのプラスチック化は有効であると思われます。

段ボール箱での梱包からプラスチックの通箱使用に変更することも環境対応として効果的なアイテムです。段ボール箱も一回使った後は大抵ゴミになってしまいますから。

またコスト的にも通箱の方が有利であることがほとんどではないでしょうか。まだ段ボール箱を使っている会社は一度考えてみてはいかがでしょうか。

会社の中におけるマネジメント基準として、SQDC(安全、品質、納期、コスト)がありますが、そろそろ環境についてもマネジメントの一項目として取り上げる時期かもしれません。

環境はE(environment)という略称が適当かもしれませんね。

次回に続きます。


★物流インターネットセミナーを始めました!★

『中小物流会社のための事業拡大戦略〜荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社〜』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI

『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!〜荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE

『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

体系的に学べ、本格的な物流マンを育成する唯一の講座です!
【平日コース】物流現場リーダー育成講座2014
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/422

仕事の関係上、平日に受講できないという方向けはコチラをどうぞ!
【土日コース】物流現場リーダー育成講座2014
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/425

人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

物流センターマネジメント(3) 物流作業編成の組み方

いつも申し上げていることですが、物流作業を作業者任せにはしてはなりません。特に仕事のペースを作業者に任せてしまうと作業者は自分の持ち時間を目いっぱい使って仕事をやろうとします。

極端な例かもしれませんが、同じ分量の仕事をある時は4時間で行い、別の時には8時間で実施します。なぜなら作業者は仕事をせずに手待ちになっている状態を嫌うからです。

仕事が無いときもあたかも仕事をしているように動き回るのが作業者心理というものです。しかしこのような人のマネジメントができていないことに起因する損失は大きいものとなります。

先の事例のように本来なら4時間でできる仕事を8時間かけられてしまうと、実質倍の人員が必要になるからです。

物流センターの労務費が本当は今の半分でできるということが分かったとしたら皆さんはどのように感じられるでしょうか。

本来ならその仕事をどれくらいの時間でやるのが標準なのかどうかは、前回ご紹介した物流標準時間で明らかにすべきだと思います。

与えられた標準時間でできるかどうかは作業者の習熟で決まってきます。そして標準時間を使って仕事量を明確にし、それで1日分の作業量を積み上げて作業者にそれをこなすように指示します。

これを物流作業編成と呼びます。そしてこのように作業者に仕事を割り振るのは物流センター長の仕事になります。物流センターマネジメントの非常に重要な部分です。

この作業編成通りに仕事をさせるのもセンター長の仕事です。しかし物流センターの実態はというと、こういった部分を作業者任せにしているのです。

標準通りに仕事ができているかどうかは作業者の評価項目になりますが、作業編成を作成してその通りに仕事をさせているかどうかは物流センター長の評価項目と言えそうです。

物流センターは常に「人」、「もの」、「金」のマネジメントができていなければなりません。このうちどれか一つが欠けてもいけません。常にこの点を意識して物流センターマネジメントを実施していけるようにしましょう。


物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

体系的に学べ、本格的な物流マンを育成する唯一の講座です!
【平日コース】物流現場リーダー育成講座2014
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/422

仕事の関係上、平日に受講できないという方向けはコチラをどうぞ!
【土日コース】物流現場リーダー育成講座2014
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/425

人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング
メルマガも合わせてどうぞ
物流人財育成
効果的な物流セミナーはココがお薦め!!
常に最新情報をチェックしましょう!!


国際物流総合研究所
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Profile

Kein

さまざまな業種が集まっています
にほんブログ村 企業ブログへ
コンサルタントをお探しなら・・・
経営を学べます
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
ぜひお読みください!
Archives
QRコード
QRコード
書籍探しなら・・・
  • ライブドアブログ