収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ

会社の収益を圧迫しかねない物流コスト。会社の中で目に見えづらい物流コストを可視化し、今日からでも改善できるポイントをやさしく解説します。一緒に物流改善に取り組み、物流改善のプロとして収益向上に貢献しましょう。

2017年11月

日本の物流の向かう道(2) 中国の国家戦略に学ぶ

皆さんもご存知の通り中国では「一帯一路」政策が掲げられました。これはグローバルロジスティクスルートを開拓することで中国を中心とした経済発展を導く基本思想だと思います。

この基本思想が各地域における物流の開発と発展を促すことになります。その経済効果たるや計り知れないものがあるでしょう。

物流インフラ整備計画も具体的に立案され実行されることでしょう。かつてのシルクロードの再現であり、東西をつなぐ巨大サプライチェーンが生まれます。

また中国には物流園区があり、その中ではさまざまな優遇制度があり企業を引き付ける誘因力を備えています。

これも国家戦略の一つです。日本における保税地域や経済特区が似ているかもしれませんが、物流園区としてのプラットフォームを整備することで共通の高付加価値サービスをユーザーに提供しようとしている点では大きく異なります。

国の物流を発展させていくためにはこのように明確な国の戦略とそれに沿った優遇措置、そしてユーザーのニーズに見合ったプラットフォームが重要です。

この点で日本はどうであるかを考えなければなりません。たとえばトラックドライバーの高齢化がもたらす影響についてどうすべきでしょうか。

全国の主要高速道路にトラック専用レーンを設けて、自動運転で荷物を運ぶのでしょうか。そこまでいかずとも、公共のトラックスイッチングポイントを設けて、そこでドライバーが交代できる仕組みを構築するのでしょうか。

あるいは鉄道を有効に活用するために新幹線の線路に高速貨物列車を走らせるのでしょうか。夜間の未使用時間帯ならこのようなことも考えられます。

いずれも国家戦略として考えていかねばならない項目です。

もちろん民間企業としてもできうる限りのことは考えたうえで実行していかなければなりません。インターネットを活用し、今どこにどれだけの在庫があるのかを常時把握することが可能です。

ユーザーからのオーダーに対して、どこの倉庫から届けることがリードタイム的にもコスト的にも有利なのかを判断することは可能です。

これによって物流サービス水準を向上させることが可能になります。

日本の得意とする品質もさらに向上させていくことが可能となります。今まで人の検査で防いでいた物流不良を今後は機械によって行うことで精度を向上させていくことも可能かもしれません。

次回に続きます。


■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

日本の物流の向かう道 国の政策と民間の活動

今年物流総合施策大綱2017-2020が閣議決定されました。この大綱こそが日本の物流の進むべき道を示唆してくれているものです。

国としては有識者を集めて何度も論議し、今日本が直面している問題を踏まえての方向性を示しているのだと思います。

しかし今の物流の動きは国の政策と民間の活動系が必ずしもリンクしているとはいえない気がします。最近もっぱら話題になるのは高齢化に伴うトラックドライバーの不足の問題や、宅配荷物の急増による物流サービス水準の低下です。

これらの問題は想定外ということはありません。十数年も前から当然予測できていたことです。問題点が顕在化してから国の対策を出すということはあまりにも稚拙な気がしてなりません。

物流はいろいろな省庁での取り組みに分散されています。国の産業を支える血流としての物流として考えれば経済産業省、道路や港湾などの物流インフラの観点から国土交通省、日々のオペレーションを担う人材の観点からは厚生労働省、その他の省庁も絡む形で物流は成り立っているわけです。

視点を変えれば「物流」という機能で見たときに主導的にリードする国の組織が曖昧な気がします。物流というかサプライチェーンの視点では当然経済産業省が旗を振るべきだと思うのですが。

日本の物流インフラは世界各国と比べて非常に脆弱です。たとえば国際港湾ですが、かつて横浜港や神戸港などが賑やかだった時代もありました。

しかし最近では中国やシンガポール、韓国にその座は奪われ、船が日本の港に寄港しない「ジャパン・パッシング」が起きています。

旅客だとわかりやすいと思いますが、今まで長い間「成田空港」が国際空港でした。世界でも有数の不便で高価な空港でしたが、最近では羽田空港が復活しようやく顧客視点でのサービスが叶いつつあります。

このように旅客・貨物ともに日本の物流は世界各国に後れを取っている事実を認識しなければならないと思います。

この問題は民間の物流を担う会社やスタッフだけの責任ではありません。やはり国としてどのような物流を展開していくべきかの指針と行動が確実に求められているといえるでしょう。

次回に続きます。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

自分たちのことだけしか考えない物流(3) 輸送ロットの大きさとサービスレベル

国土交通省によりますとトラックの有効活用率は50%を切っているそうです。つまりいつもトラックは半分空けて走っているということになります。

これは社会インフラを十分に活用できていないことを示しています。この率を向上すればトラックドライバー不足問題も解決してしまうかもしれません。

一方でトラックを有効に活用するからといって不要なものまで運ぶことは本末転倒です。よくありがちな話として来週の分までを合わせて運ぶという行為が挙げられます。

輸送ロットが必要以上に細かすぎるとトラックの有効活用率は低下しがちです。「しがち」と書かせていただいた理由は工夫次第で避けることも可能だからです。

工夫と改善をし尽くしたうえでロットを大きくすることはある意味で容認されるものと思います。しかし目先だけの現象をとらえてロットを大きくすることは決して好ましいことではありません。

今月分をまとめて1つのロットで運ぶことはいかがなものかと思います。これはまさに自分たちのことだけしか考えない物流の典型だといえそうです。

他の貨物と混載の余地はないのか。トラックのサイズダウンをすることはできないのか。輸送と倉庫を組み合わせて長距離は満載、配送は小ロットとする余地はないのでしょうか。

このように工夫をすることが顧客にも迷惑をかけずに物流を効率化する方法なのです。単に「ドライバー不足」とか「低積載率」という目先の現象だけとらえて工夫することを飛ばしてまとめ輸送を行うことは望ましくありません。

常に顧客の満足を満たしながらどのような物流サービスを効率よく実行していくかが物流担当者には求められているのです。

人材不足という厳しい時代に突入し、より仕事に工夫と改善が求められるようになりました。ここで改善と思ってやったことが身勝手な行為ととらえられないように気を配っていきましょう。

B to C でありがちな過度なリードタイム短縮などはもしかしたら供給者の自己満足である可能性があります。顧客はそこまで短納期でモノが欲しいかどうかは調査してみる必要があります。

過剰サービスは是正する必要があります。しかし守らなければならないサービスは何としても死守しなければなりません。

この加減についてはじっくりと考えて対処しましょう。顧客から明らかなサービス低下とみられるような対応は将来的に仕事を手放すことにつながりかねませんので注意が必要です。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

自分たちのことだけしか考えない物流(2) 本業の延長線上での質の高いサービス

トラック輸送でもお客様が喜ぶ物流サービスの提供は可能です。単にトラックで運搬するだけであればあまりにも当たり前すぎて喜ばれる域までは行かないかもしれません。

しかしトラックへの積み込みや荷降ろし、その他の付帯サービスを提供できれば一味違う輸送会社だと思われるでしょう。

時々輸送だけがサービスだと言い切る会社があります。積み込み等は荷主の仕事であって自分たちのやることではないと考えているようです。

このような付帯サービスがドライバー不足に拍車をかけているといいます。ドライバーは単にトラックを運転することしかやりたがらないともいわれます。

しかしこれこそが自分たちのことしか考えない物流なのです。サービス水準はお客様が決め、それに対する対価もお客様が認めた価値だけ支払われるのです。

自分たちのことだけしか考えない場合、徐々に仕事は無くなっていくことが考えられます。現時点で人不足とはいわれていますが、今後の日本は明らかに人口が縮小していきます。

結果的に物流サービスを求めるお客様も減っていくのです。物量が減っていくということです。だとすれば今後生き残っている物流事業者は高レベルのサービスを提供できる会社なのです。

輸送業務プラスアルファ、なんだかんだいってこれは必須だと考えておきましょう。

物流はモノを移動させることが本業です。モノを保管することも本業です。この本業の延長線上で質の高いサービスを考えてみてはいかがでしょうか。

たとえば製造会社に対する設備の補修部品管理業務があります。設備の構成部品が壊れると生産に支障が出ますので、すぐにでも交換したいところです。

しかし工場ではすべての部品をストックしておくわけにはいきません。この仕事を代行すると非常に喜ばれます。

通称MROと呼ばれますが、工業団地の近くに倉庫を持っていればそこで補修部品を保管し、複数の工場にサービス提供ができるのです。

まさにお客様のことを考えた喜ばれる仕事です。このような仕事はお客様と話をしていればニーズとして掴むことができるのです。

わざわざ自分たちの仕事の幅を縮めることはありません。何が喜ばれるのか。何が高く売れるサービスなのか。常に考えていくべきなのです。

次回に続きます。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

自分たちのことだけしか考えない物流 物流はサービス業

皆さんは物流というとどのような産業に分類されると思いますか?運送業?倉庫業?それとももっと別の産業でしょうか。

筆者はズバリ物流はサービス業であると考えています。サービス業であるからにはお客様に喜んでもらうような仕事の仕方が必要だと思います。

もちろんお客様はビジネス上の取引先だけでなく、社内の他部署であることも考えられます。たとえば製造業であれば製造部署が物流のお客様ということになるでしょう。

お客様に喜んでもらうためにはそれなりの仕事の仕方をする必要があります。そうすれば喜んでもらえるとともに高い値段で物流サービスを売ることができます。

製造業の社内物流でよくありがちなこと。それは物流自体の効率化です。ではそれについて何か問題があるのでしょうか。

物流だけではなくすべての部署が改善を行って自身の効率化を進めることが望まれます。その点では当然やらなければならないことです。

しかしもし自分たちの仕事がお客様に十分なレベルのサービスを提供できていなかったとしたらどうでしょう。

工場の中では製造部署の生産性が向上するサービスの提供が求められます。部品を製造部署に届けるという行為が物流のメイン業務です。

では部品をどのように届けたらよいでしょうか。極論すれば必要な部品を一つひとつ手渡ししてあげるようにすべきなのです。

現実的なことを考えるとこれは困難ですが、これに近いことはできます。サプライヤーから入ってきた部品を箱から取り出し、使う順番に並べて供給するのです。

物流が本来どのようなサービスを提供すべきかについて分かった上で自身の効率化を行うことは問題ありません。

しかしもしサービスレベルが不十分なまま効率化を行うと、ますます喜ばれるサービスを提供する余力がなくなってしまいます。

このような自分たちのことだけしか考えない物流は絶対に許されないのです。

次回に続きます。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

物流と自動化(3) 中途半端な自動化はやめる

物流業に就きたいと思う人が少なくなり、高齢者や女性を戦力化させていく過程で物流自動化はこれから避けて通れない道となることでしょう。

自動化は当たり前のことながらお金がかかります。対投資効果が得られないのであれば自動化を進めることはできません。

会社で物流自動化設備を導入しようとすると、必ずといってよいほど投資金額の圧縮が求められます。あと15%カットしろといった話が上層部から飛んでくるのです。

工場投資でも同じですが、当初予算を削られることはよくあることです。そうなると真っ先に削られるのが物流設備投資です。

なぜなら工場ではプレス機や加工機などの直接生産に関わるものは削ることはできませんが、物流は人海戦術で何とかなるからです。

幸いなことに自動化そのものは承認されたとしたときに心がけなければならないことは「中途半端な自動化はやめる」という意思を持つことです。

場合によっては自動化全体をあきらめる勇気を持つことが必要になるでしょう。なぜなら中途半端な自動化は導入しない方がメリットがあるからです。

ではどのような自動化が中途半端なのでしょうか。それは短距離運搬をAGV化する際に、AGVへの載せ降ろしをフォークリフトで行うようなケースが考えられます。

せっかく自動化したのだからといって短距離運搬をAGVで行いたい。でも両端末の作業はフォークリフトで行う場合、フォークリフト単独で運搬するより時間がかかります。

何のための自動化なのでしょうか。

このような自動化はAGVだけにとどまりません。自動倉庫でも自動仕分け機でも発生しうる事例です。少しの投資をケチったためにその自動機の持つ能力を殺してしまうのです。

ですからこのような中途半端な自動化はしない方がましなのです。自動化はモジュールとして倉庫全体で導入すれば効果はあります。

人への負荷を軽減する自動化も効果があります。

でも十分な知識を持ち得ないまま導入すると効果がないばかりか、作業効率も低下させますので注意が必要です。

なぜ自動化するのか。自動化すれば確実にメリットが出るのか。この点についてじっくりと検討した上での導入を図りたいものです。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

物流と自動化(2) 自動ピッキングや検品の自動化

エルゴノミクス、つまり人間工学を基本に考えたときに自動化が望ましい領域は見えてくるのだと思います。

人はかがんだり伸び上がったりすると体に余分な負荷がかかります。このように体に負荷をかけながら実施していく作業を「難作業」と呼びます。

物流では倉庫内作業で床から思い箱を持ち上げたり、かがんで棚の下の段からモノを取り出したりすることがよくあります。

このような作業自体を発生させないように業務設計をすることが重要です。そしてもし作業自体を無くせないのであれば自動化を考えればよいと思います。

比較的容易に自動化できる物流作業は自動運搬です。今は簡単にルート変更のできるAGVもあります。しかも価格もリーズナブルですから導入はしやすいでしょう。

そもそも7つのムダの中にも「運搬のムダ」があります。運搬自体を発生させないように庫内設計をする必要がありますが、もし発生したとしてもAGVで運搬することで人による作業である工数は減らすことが可能です。

人が主体で行っているピッキング作業もいずれはロボットなどによる自動ピッキングに置き換わることになるでしょう。

完全自動化に移行する前段階として、商品の入った棚が動くタイプの自動化まではすでにスタートしており、従来のように人が歩き回る必要が無くなりつつあります。

検品工程も大分自動化が進みつつあると思います。機械の目が認識することで良品と不良品を見極めることができるようになりました。

外観検査だけであれば人に頼らなくてもよい時代が近付きつつあるのです。

方面別の荷物仕分けも場所とお金があれば仕分け装置を導入して自動化することが可能です。これはもう一般的だと考えてもよいでしょう。

ただし仕分け品の設備投入などを人手で行わなければならない仕分け機もあり、完全自動化が望まれるところです。

次回に続きます。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

物流と自動化 安全が心配される業務

最近はどの産業でも自動化の技術が導入されつつありますね。物流は自動化には比較的適した産業だと考えられます。

皆さんの会社ではいかがでしょうか。たとえば工程間運搬などはもうAGV(自動運搬車)でもよいのかもしれません。

一時期立体自動倉庫が流行った時期がありました。この自動設備は大掛かりなため結構な投資が発生します。建屋も必要になります。

自動化ですが導入コストと運用コスト、そして将来にわたっての必要性を考慮すべきだともいます。自動倉庫はこぞって導入されましたが「無用の長物」になってしまった会社も少なくありません。

ですから自動化はより慎重に判断することが望まれます。

これもどの産業でも同じことですが、しばらくの間、人手不足は続くことが考えられます。日本は原則として単純労働に対する外国人の採用は認められません。

ここが欧米諸外国との違いです。欧米諸国では積極的に移民を受け入れ、その人たちの職として単純労働も認められてきています。

たとえばトラックドライバーは自国民ではなく、海外から来た人たちがその多くを担っています。倉庫内作業も同様です。

本来であれば自動化の前にこのような外国人労働者について考えていくことが必要のような気がします。ただし法令で認められていない限り日本では現時点では難しいでしょう。

そこで人手不足が続く前提でどのような仕事を自動化していったら効果的なのかについて考えてみる必要があります。

最初に考えなければならない仕事は安全が心配される業務ではないでしょうか。製造業では危険を伴う仕事を自動化し、人が楽にできるように考えています。

重いものを持ち上げる際には助力装置を使います。これもある種の自動化の一部と考えられます。助力装置ではなく、ロボットを使って人による作業から機械による作業への転換も進んでいます。

物流でも重量物の手扱い作業は多数存在します。そこでまずこの観点から自動化について考えてみてはいかがかと思います。

次回に続きます。


■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

購買部門と物流部門との関係(3) 皆がハッピーになれる改善アイデア

できればサプライチェーン全体の効率化に貢献できる活動をしていきたいものです。このプロセスでは当然に購買部門と物流部門の意思が統一されている必要があります。

サプライヤーにとってもメリットがある物流改善アイデアを提供してあげることも物流部門のタスクであると考えられます。

たとえば段ボール荷姿を廃止し、通箱を導入するというアイテム。毎回毎回段ボールを購入するよりもコストメリットがあるならば通箱を提案することもありではないでしょうか。

そして通箱は折り畳みまたはネスティングのできるタイプとすることで、サプライヤーの物流コスト改善に寄与します。

容器を圧縮することは輸送コストを削減できるばかりではなく、スペースセービングや容器の横持工数削減にも寄与することができます。

エリアさえ確保できるのであれば、まとめて受け入れることも考えてもよいかもしれません。ただしお互いに在庫を持たなければならないアイテムですから慎重に見極めることも必要です。

部品の組立単位を変更することも1つのアイデアです。余分な部品がついているために荷姿効率が低下し、輸送コストを押し上げているのであればその部分だけ受け入れてから組み付けるといったことを考えてもよいでしょう。

自社の工程とサプライヤーの工程を同期させることも大きなメリットがあります。何せこの同期生産は在庫を減らすことができ、リードタイム短縮にもつながるからです。

これは非常に効果の大きな改善アイテムです。できれば自社の生産着手時刻からさかのぼってトラックの輸送タイムを定め、トラックが出発する30分程度前にサプライヤーの生産が完了するように設計するのです。

簡単なアイテムではありませんが、効果が大きいだけでなくサプライヤーの生産体力向上に貢献できる優れものです。

このような改善であれば購買部門も喜んで協力してくれることでしょう。

いかがでしょうか。普段購買部門との間で悩まれている物流部門の方も少し視点を変えてみる気になったのではないでしょうか。

本来であれば社内の誰もが同じ方向を向いていられれば問題ありませんが、実際にはそうでもないことが多々あることでしょう。

ここを一工夫することで購買部門も物流部門もサプライヤーも皆がハッピーになる取り組みにつながることを知っておきたいものです。

■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング

購買部門と物流部門との関係(2) 会社方針に基づく改善

購買部門ではサプライヤーにコストダウンを依頼し、単価を下げてもらうことを仕事にしています。その過程で購買部門にはもう一つの仕事があるのです。

もう一つの仕事とは「サプライヤー指導」です。一般的に購入側の方がサプライヤーよりも改善スキルなどが上回っている可能性があります。

そうなるとそのスキルをサプライヤーに伝授することで改善を進め、最終的に下がった分のコストまたはその一部を価格に還元してもらうことを狙っているのです。

この方式による改善は望ましい進め方ではないでしょうか。ただ単純に価格を下げろというだけではなかなか進みませんので。

サプライヤーは改善指導を受けて実改善を行う以外に得意先に対して要望を出すことがあります。購買はこの要望にも耳を傾けることになります。

この要望の中に物流がらみの案件も含まれています。その1つに「納入回数の削減」が挙げられます。サプライヤーがトラックで得意先に納入する便数を減らしたいという要望です。

これは単純にトラック台数を減らすことで対外支払いコストを下げるということです。そしてそれを認めてもらえれば部品単価を少し値下げてもよいという話をしてきます。

サプライヤーにとってみると物流コストが下がるというメリットがありますが、得意先にとってみると在庫が増えて置き場所が不足するというデメリットがあります。

この影響を一番受けるのが物流部門です。置場が足りなくなれば必死になって場所探しを行います。複数場所で部品管理が発生し、そのわずらわしさも出てくることでしょう。

このように購買部門と物流部門でフリクションが起こることがあります。ではそのどちらを優先すべきか。それは会社方針によると思います。

会社全体でコストを下げなければならない時期であれば、購買による購入費低減が優先されるでしょう。もしサプライチェーンのリードタイムを短縮し、顧客ニーズに応えるということでしたら上記のような要望は受けないかもしれません。

やはり会社方針はそれだけ重要だということです。単純に目先のお金だけを欲しいのか、あるいはもっと大きな視点で物事を見るかで変わってくるのです。

少なくとも物流部門は自分たちへの影響は数値化して社内に発信していく必要があると思います。しわを寄せられてそれで苦労するだけでは何も解決しないからです。

次回に続きます。

■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■名古屋でセミナーを実施します!

 『物流標準時間活用による物流管理
 〜物流作業の生産性を劇的に向上する魔法のツール〜』

日時:平成29年11月10日(金) 10:00〜16:30
   (昼食をご用意しております。)

会場:愛知県産業労働センター 「ウインクあいち」
   名古屋駅より徒歩約2分

お申し込みは以下からお願いいたします。
http://www.tmainc.co.jp/seminor/top/3011/

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

FC2ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログランキング
メルマガも合わせてどうぞ
物流人財育成
効果的な物流セミナーはココがお薦め!!
常に最新情報をチェックしましょう!!


国際物流総合研究所
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Profile

Kein

さまざまな業種が集まっています
にほんブログ村 企業ブログへ
コンサルタントをお探しなら・・・
経営を学べます
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
ぜひお読みください!
Archives
QRコード
QRコード
書籍探しなら・・・
  • ライブドアブログ