購買部門ではサプライヤーにコストダウンを依頼し、単価を下げてもらうことを仕事にしています。その過程で購買部門にはもう一つの仕事があるのです。

もう一つの仕事とは「サプライヤー指導」です。一般的に購入側の方がサプライヤーよりも改善スキルなどが上回っている可能性があります。

そうなるとそのスキルをサプライヤーに伝授することで改善を進め、最終的に下がった分のコストまたはその一部を価格に還元してもらうことを狙っているのです。

この方式による改善は望ましい進め方ではないでしょうか。ただ単純に価格を下げろというだけではなかなか進みませんので。

サプライヤーは改善指導を受けて実改善を行う以外に得意先に対して要望を出すことがあります。購買はこの要望にも耳を傾けることになります。

この要望の中に物流がらみの案件も含まれています。その1つに「納入回数の削減」が挙げられます。サプライヤーがトラックで得意先に納入する便数を減らしたいという要望です。

これは単純にトラック台数を減らすことで対外支払いコストを下げるということです。そしてそれを認めてもらえれば部品単価を少し値下げてもよいという話をしてきます。

サプライヤーにとってみると物流コストが下がるというメリットがありますが、得意先にとってみると在庫が増えて置き場所が不足するというデメリットがあります。

この影響を一番受けるのが物流部門です。置場が足りなくなれば必死になって場所探しを行います。複数場所で部品管理が発生し、そのわずらわしさも出てくることでしょう。

このように購買部門と物流部門でフリクションが起こることがあります。ではそのどちらを優先すべきか。それは会社方針によると思います。

会社全体でコストを下げなければならない時期であれば、購買による購入費低減が優先されるでしょう。もしサプライチェーンのリードタイムを短縮し、顧客ニーズに応えるということでしたら上記のような要望は受けないかもしれません。

やはり会社方針はそれだけ重要だということです。単純に目先のお金だけを欲しいのか、あるいはもっと大きな視点で物事を見るかで変わってくるのです。

少なくとも物流部門は自分たちへの影響は数値化して社内に発信していく必要があると思います。しわを寄せられてそれで苦労するだけでは何も解決しないからです。

次回に続きます。

■大阪でセミナーを実施します!(PART1)

 『梱包・出荷ライン
  ポカミス防止と作業効率向上』
 簡単な梱包作業を行いながら、梱包品質と作業性向上について学びます。

日時:2017年11月27日(月) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3217

■大阪でセミナーを実施します!(PART2)

 『入出庫作業・ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践
  作業ロスを見過ごさない、ミスを起こさないための具体策』

日時:2017年11月28日(火) 午前10時 〜 午後5時

会場:大阪府工業協会 研修室

お申し込みは
https://www.opmia.or.jp/seminar/3175

■名古屋でセミナーを実施します!

 『物流標準時間活用による物流管理
 〜物流作業の生産性を劇的に向上する魔法のツール〜』

日時:平成29年11月10日(金) 10:00〜16:30
   (昼食をご用意しております。)

会場:愛知県産業労働センター 「ウインクあいち」
   名古屋駅より徒歩約2分

お申し込みは以下からお願いいたします。
http://www.tmainc.co.jp/seminor/top/3011/

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 11月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第14回 正しい物流アウトソースの進め方(下)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

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