障害者割引郵便悪用事件で、虚偽有印公文書作成罪などに問われた厚生労働省元局長村木厚子被告(54)=休職中=の公判は24日午後、大阪地裁で続いた。部下だった元係長上村勉被告(40)は証人尋問で、虚偽の証明書作成を村木被告から指示されたとする自身の供述調書は「検察官の作文。でっち上げ」と述べた。
 上村被告は捜査段階で、村木被告の指示を認め、証明書の件を同僚に相談したなどとする供述調書に署名。しかし、この日の公判では「単独でやったと言っても聞いてくれなかった。厚労省の組織犯罪としたかったようだ」と訴えた。
 上村被告は「あいまいな記憶につけ込んで誘導された」と述べる一方、検事の取り調べについて「物静かで、殴ったりけったりはない」と語った。 

【関連ニュース】
〔特集〕現役キャリア官僚逮捕! 障害者割引郵便不正事件
厚労省元局長の指示否定=証明書「自分一人で」
厚労省元局長公判、検察苦戦=「虚構」「冤罪」証言相次ぐ
団体元代表に懲役1年6月求刑=郵便不正事件
「供述調書は検事の作文」=元局長公判で団体元会員

小林多喜二祭 命日に120人、墓前に花 北海道・小樽(毎日新聞)
<がん細胞>守るたんぱく解明…新薬開発に道 都臨床研など(毎日新聞)
「規制仕分け」も検討=行政刷新分科会、来月スタート(時事通信)
参院選予備選でネット投票=全国初、自民栃木県連が実施(時事通信)
紆余曲折の「もんじゅ」をめぐる経過(産経新聞)