光源寺(東京都文京区)に安置された観音像の制作者の遺族が「頭部を無断ですげ替えたのは著作権侵害」として、寺と作り替えた仏師に原状回復などを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁(飯村敏明裁判長)は25日、1審同様に著作権侵害を認定、事実関係の経過や元の頭部が寺に安置されていることを記した新聞広告の掲載を命じた。

 1審東京地裁は頭部を元に戻すよう命じたが、飯村裁判長は「すげ替える前の頭部は原形のまま保管されており、拝観も可能。制作者側の名誉回復は広告掲載で十分」と、原状回復は認めなかった。損害賠償請求は1審に続いて退けた。

 問題となった観音像は「駒込大観音」。原告の兄らが平成5年、江戸時代(元禄10年)に制作され東京大空襲で焼失した「十一面観音菩薩立像」の様式に沿って完成させた。

 判決によると、檀家(だんか)や参拝客から「観音像の表情に違和感を覚える」「慈悲深い表情にしてほしい」といった声があり、寺側が制作者の弟子だった別の仏師に依頼、平成15~18年ごろ、頭部を作り替えさせた。

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