万博記念公園(大阪府吹田市)の日本庭園内の最大の池、心字池(しんじいけ)で、水底の泥をかき出す浚渫(しゅんせつ)が11年ぶりに行われた。水が濁っていたためニシキゴイの観賞に支障をきたしていたが、浚渫により池底の石敷きも見えるようになった。大阪万博から40年の節目を迎え、「大海」をイメージした本来の景観が戻りつつある。

[フォト]万博「日本庭園」40年前の景観に 11万本、初の本格伐採

 心字池は日本庭園の中央休憩所に面した面積1万1千平方メートルの池。ニシキゴイやマゴイなど魚が220匹、カメも30匹生息している。底に小さい石を敷き、置き石の石組みを織り交ぜた様式は、周囲のマツなどと合わせ江戸時代の作庭技法である「大海」をイメージしたという。

 日本万国博覧会記念機構によると、浚渫は開園後の40年間で11年ぶり4回目。2月初めから1カ月半かけて水をすべて抜き、750立方メートルの泥を除去した。

 日本庭園の管理はかつて、樹木の生育に重点が置かれていたが、枝葉が伸びて景観の構成が損なわれた。このため、大規模な剪定(せんてい)と間引きを始め、平成15年には細部にこだわった剪定に着手。現在は、心字池の周辺で木の高さを抑えたり枝を間引いたりして、休憩所から置き石が見えるよう微調整を行い、管理している。

 同機構は「日本庭園は昭和の名園。見る角度でイメージが変化する。心字池の周辺など園路を回遊してほしい」としている。

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