平安女学院(京都市上京区)の「有栖館」内にある2本のシダレザクラが、豊臣秀吉が安土桃山時代に行った「醍醐の花見」で知られる世界遺産・醍醐寺(同市伏見区)のシダレザクラの子孫であることが24日、わかった。同学院の山岡景一郎理事長は「歴史的なサクラと縁があることがわかって非常に光栄」と話した。

 有栖館は京都御所内の旧有栖川宮邸から移築された日本家屋。平成20年に同学院が取得するまでは、京都地裁の所長宿舎として使われていた。敷地内のサクラは同寺のサクラを移植したもの-と記された元所長の手記をもとに「住友林業」の筑波研究所が昨年春から調査していた。

 同研究所は醍醐寺のサクラ22本などをサンプルとしてDNAを解析。有栖館の2本のサクラの塩基配列が同寺のサクラと極めて近いことから、子孫であると断定した。

 創建から千年以上の歴史をもつ醍醐寺はサクラの名所としてしられ、寺内のサクラは約千本。醍醐の花見は慶長3(1598)年に秀吉が諸公を招いて催した宴で、舞台となった醍醐寺には約1300人が参列したといわれている。

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