鳩山首相の施政方針演説に対する代表質問が1日、衆院本会議で始まり、首相と自民党の谷垣総裁らが論戦を展開した。

 首相は、小沢民主党幹事長の政府・党への影響力が増しているとの指摘に、「民主党は健全な党内民主主義を貫いている。幹事長職が党や政府を支配することは一切ない」と反論した。

 谷垣氏が鳩山政権を「小沢独裁」「小沢支配」と断じ、首相の指導力不足をただしたことへの答弁。

 谷垣氏はまた、子ども手当など昨年衆院選の民主党政権公約(マニフェスト)の内容が盛り込まれた2010年度予算案を、「理念なきばらまき」と批判した。

 これに対し、首相は、子ども手当の意義を「少子化が進展する中、安心して子育てできる環境を整備することができる」と説明した。

 谷垣氏が社会保障制度改革を議論する超党派の「社会保障円卓会議」の設置を提案したのに対し、首相は「野党とは国会の審議の中で真摯(しんし)に議論することからスタートするべきだ」と述べ、否定的な考えを示した。

 小沢氏の資金管理団体の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件について、首相は「小沢幹事長に対する指摘は報道の域を出ていない。事実関係はいまだ明らかでない。検察の捜査を冷静に見守りたい」と述べるにとどめた。

 一方、続いて質問に立った自民党の石原伸晃・組織本部長は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先などをただした。首相は「与党3党合意、地元の受け入れ合意、米側の合意という3点を念頭に5月末まで結論を出す」と答えた。

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