リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」 前編

514: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/24(金) 23:41:30 ID:9EL9t6NM

【性別?】


ハンジ「4月4日は何の日でしょう?」

リヴァイ「知らねぇよ」

ハンジ「俗にオカマの日だって」

リヴァイ「……」

ハンジ「3月3日、5月5日の間だからって」

リヴァイ「適当だな」

引用元: リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」




 

515: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/24(金) 23:42:23 ID:9EL9t6NM

ハンジ「俗に、だけどね」

リヴァイ「なんでそんな話をした?」

ハンジ「なんとなくだよ」

リヴァイ「なんだ、カミングアウトじゃねぇのか」

ハンジ「人をなんだと……」

リヴァイ「ハンジだろ?」

ハンジ「そうだけどそうじゃねぇ!」



516: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/24(金) 23:47:09 ID:9EL9t6NM

【風呂】


ハンジ「やっと終わったー! だっるー」ペショ

リヴァイ「暇になったのなら風呂に入ってこい」

ハンジ「めんどーい」

リヴァイ「研究室に何日いた?」

ハンジ「んー4日くらい? ちゃんと睡眠はとってたよ」

リヴァイ「その間、風呂は?」

ハンジ「食事と睡眠の方が大事だよね」

リヴァイ「とっとと行ってこい、クソメガネ」



517: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/24(金) 23:52:14 ID:9EL9t6NM

【入れ】


ハンジ「風呂入らなくたって死なないって」

リヴァイ「衛生ってものを知ってるか?」

ハンジ「……少しくらい大丈夫だって」

リヴァイ「4日は少しじゃねぇ」

ハンジ「……知ってる? リヴァイ」

リヴァイ「ああ?」

518: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/24(金) 23:53:40 ID:9EL9t6NM

ハンジ「1日2日くらいだと頭痒かったりするけど、3日くらい経つとそうでもないんだよ」

リヴァイ「……」ゾワッ

ハンジ「あははは! すっげぇ嫌そうな顔!!」

――ガシッ

ハンジ「あれ?」

リヴァイ「今すぐ入れ。とっとと入れ!」ズルズルズル…

ハンジ「首根っこ持たれると首苦しいー」グェー

リヴァイ「知らねぇよ」ズルズルズル…



519: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/24(金) 23:59:07 ID:9EL9t6NM

【磨け】


――ポイッ!

ハンジ「うわっ!?」

ドサッ!

ハンジ「……いってー。投げなくてもいいじゃん」

リヴァイ「磨いてこい。でなきゃ風呂から出さねぇからな」

ハンジ「えー」

520: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/25(土) 00:01:59 ID:0FhbknZo

リヴァイ「あんまりウダウダぬかすならひんむいて放り込むぞ」

ハンジ「やってみる?」

リヴァイ「……」

ハンジ「ぷっ! あはははは! ドキッとしたー?」

リヴァイ「……お前本当に剥(む)くぞ」

ハンジ「ゆで玉子みたいに言わないでよ。なんか皮まで剥(は)がれそうだわ」

リヴァイ「ついでに剥いでやろうか? 便所たわしでじわじわと」

ハンジ「おとなしく行って参ります」



521: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/25(土) 00:06:05 ID:0FhbknZo

【チェック】


ハンジ「ふぃーさっぱりしたー」ホカホカ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……何?」

リヴァイ「よし、いいだろ」

ハンジ「チェックしなくたってちゃんと洗ったよ!」

リヴァイ「前に面倒くせぇとか言って頭だけ洗わなかっただろうが」

ハンジ「ああ……あん時はリヴァイに引きずられて頭だけ洗われたっけ…………水で」

リヴァイ「冬だったから寒くて仕方なかったな。最悪だ」

ハンジ「最悪なのはこっちだ! 死ぬかと思ったわ!!」



525: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/25(土) 23:53:13 ID:0FhbknZo

【暇な休日】



ハンジ「……」ペラッ
リヴァイ「……」ペラッ


ハンジ「……リヴァイ、これの続きは?」パタンッ
リヴァイ「ここだ」スッ


ハンジ「ありがと」パシッ
リヴァイ「……」


ハンジ「……」ペラッ
リヴァイ「……」ペラッ…


ハンジ「……」ペラッ
リヴァイ「……なぁ、ハンジ」

526: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/25(土) 23:54:03 ID:0FhbknZo


ハンジ「何?」
リヴァイ「何でお前俺の部屋でくつろいでんだ?」


ハンジ「今更聞くの? 今日休みだから」
リヴァイ「理由になってねぇだろ。しかも人の背中を背もたれ代わりにしやがって」


ハンジ「どちらかと言えば私が背もたれのような。理由は何の予定もない暇な日だからだよ」ペラッ
リヴァイ「寄っ掛かってんのはお前の方だ。自室で暇つぶせ」


ハンジ「1人じゃつまんないじゃん」
リヴァイ「ここにいても本読んでるだけじゃねぇか」


ハンジ「1人で読んでるよかマシだよ」
リヴァイ「変わんねぇだろ」

527: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/25(土) 23:54:58 ID:0FhbknZo


ハンジ「変わるよ。変わる。邪魔してないからいいじゃん」グイー
リヴァイ「今まさに邪魔してるがな。体重かけんな、重ぇ」


ハンジ「リヴァイよか軽い筈だけどな」バッサァー
リヴァイ「髪」


ハンジ「大丈夫。リヴァイのとこ行くときはちゃんと風呂入ってきてるから」
リヴァイ「そういう事じゃねぇ。前が見えねぇっつってんだ」


ハンジ「よっと」クルンッ
リヴァイ「何してんだ」


ハンジ「リヴァイの読んでるの一緒に読もうかと」ノッシリ
リヴァイ「頭にアゴ乗っけんな。邪魔だ」

528: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/25(土) 23:55:52 ID:0FhbknZo


ハンジ「暇だからさー、変わった感じで読むのも良くない?」
リヴァイ「良くねぇよ。それに……」


ハンジ「それに?」
リヴァイ「これさっきお前に渡したヤツの続きだ」


ハンジ「まださっきの読んでないから別なの読んで」
リヴァイ「お前、邪魔はしねぇって言わなかったか?」


ハンジ「いつの話? ほれ、いいから別の本」グリグリ
リヴァイ「ついさっきだ。やめろ、いてぇだろうが」


ハンジ「はぁー、暇だよねぇ」デローン
リヴァイ「全体重掛けんな」




529: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:00:46 ID:C3QGpCW2

【暇な休日:会話】


ハンジ「暇、という事で、巨」
リヴァイ「却下だ」

ハンジ「早ぇよ!」

リヴァイ「お前はその話しか出来ねぇのか?」

ハンジ「いつもは他の話もしてるじゃん」

リヴァイ「立体機動やら馬やら捕縛用の網の話か?」

530: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:01:42 ID:C3QGpCW2

ハンジ「作戦やら索敵陣形の話もしてるよ」

リヴァイ「全部巨人関係じゃねぇか」

ハンジ「色気ないよねぇ」

リヴァイ「色気はいらん」

ハンジ「あ、そういやこの間エルヴィンが言ってたんだけど」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「人類最強リヴァイ兵士長に会いたいっていうファンがいたとか」

リヴァイ「そんな話もいらん」



531: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:06:25 ID:C3QGpCW2

【暇な休日:春眠】


ハンジ「」スースー

ハンジ「……ハッ!!」パチッ

ハンジ「やべっ寝ちゃってた。リヴァ……」コロンッ…

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「寝てた」

ハンジ「膝枕されてた」

リヴァイ「」スゥスゥ

532: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:08:01 ID:C3QGpCW2

ハンジ「……真下から見上げるリヴァイー」ソッ…ナデ

ハンジ「変な寝方して……。首痛くなりそう」

ハンジ「よっ」ムクッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「こーうたーい」ソッ

――ポスッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「うーん……春だねぇ。どこででも寝ちゃいそうだ」ポカポカ



533: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:13:06 ID:C3QGpCW2

【暇な休日:目】


ハンジ「寝過ぎもよくないので散歩するよ!」

リヴァイ「眠ぃ」

ハンジ「目が溶けるよ」

リヴァイ「溶けたら集めて固めて戻しゃあいい」

ハンジ「纏めて一つ目玉にしてやろう」

リヴァイ「でかいだろうな」

ハンジ「私のも纏めたら更にでかいね」

リヴァイ「何m級だろうな」

534: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:14:00 ID:C3QGpCW2

ハンジ「巨人だと大したことなさそう」

リヴァイ「3m級の片目ってとこか」

ハンジ「うーんそんくらいかなぁ。もうちょっとでかいかな?」

リヴァイ「今度抉(えぐ)ってみるか」

ハンジ「いいね! 手伝う!! 抉る役私ね!」

リヴァイ「手伝いはいらねぇよ」

ハンジ「えー。一緒に観察しようぜ」

リヴァイ「もっと益になるモン観察しろ」

ハンジ「巨人の目玉だってじっくり観察したらきっと益になる事あるよぉ」フヒヒ

リヴァイ「抉ったらすぐに蒸発すんだろ」



535: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 00:19:11 ID:C3QGpCW2

【暇な休日:散歩】


リヴァイ「ハンジよ」

ハンジ「何?」

リヴァイ「散歩と言ったがどこに行くんだ?」

ハンジ「そうだねぇ、き」
リヴァイ「却下だ」

ハンジ「まだ一文字しか言ってねぇ!」

リヴァイ「巨人と言おうとしただろうが」

ハンジ「違うかもしれないじゃん」

リヴァイ「じゃあなんだ?」

ハンジ「奇行種の資料見に私の研究室まで散歩を」

リヴァイ「巨人であることに変わりがねぇ上に散歩じゃねぇ」



540: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 23:56:21 ID:C3QGpCW2

【どうなんだろう?】


ハンジ「リーヴァイ!!」ガシッ!

リヴァイ「うぜぇ」

ハンジ「いきなりご挨拶だなぁ」



グンタ「……」

エルド「今日も元気だな、ハンジさん」

オルオ「あの人が元気じゃねぇ事なんかないんじゃねぇか」

ペトラ「あるでしょ」



ハンジ「これ見てみ、これ」バサッ

リヴァイ「巨人談義ならモブリットにでもしろ」

ハンジ「もう聞いたって言われた」

リヴァイ「なら壁に向かって話してろ」

541: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 23:57:13 ID:C3QGpCW2



グンタ「……」

エルド「なんだ、おとなしいな、グンタ」

グンタ「いや……兵長とハンジさんってどうなんだろうってふと思って」

ペトラ「どうって?」

グンタ「付き合ってんのかなって」

ペトラオルオ「「はい?」」

エルド「んー? どうだろうな? そんな気なさそうだけど」

グンタ「まぁ、そうは思うんだが、あまりに近い気がしてな」

エルド「付き合いが長いからじゃないか? それにハンジさんは誰にでもああだし、優しいからな」

オルオ「……首を絞められた事が……」

ペトラ「あれはオルオが悪い。巨人捕獲なんて~とか言うから」

オルオ「あの頃はしょうがねぇだろ……」

542: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/26(日) 23:58:26 ID:C3QGpCW2



ハンジ「ねぇー聞いてよぉー」ギュー

リヴァイ「首を絞めるな」

ハンジ「聞いてくれるまで離さない」

リヴァイ「チッ……」ガッ! グイッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「話せるもんなら話してみろ」ギリギリギリ

ハンジ「ぐぇぇ! 首がぁぁ!! 苦しい! 離してぇぇ!!」



エルド「……やっぱないだろ」

グンタ「そうだな」

ペトラ「苦しそう」ウワァ

オルオ「……」



543: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:03:12 ID:5Vqstox2

【聞いてみたかった】


エレン「えっと……兵長とハンジさんって付き合ってるんですか?」オズオズ

リヴァイ班「「「「ぶほっ!!?」」」」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「へ?」

エルド(エ、エレン……)

グンタ(2人を目の前に)

ペトラ(聞いちゃうなんて!?)

オルオ「……」ジッ

エレン「その……お2人、すごく仲がいいなと思って」ビクビク

544: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:04:43 ID:5Vqstox2

リヴァイ「お前の目は節穴か。どう見たらこの奇行種と仲が良く見えるんだ」

リヴァイ班((((いや、仲良くは見えます))))

ハンジ「仲良しだよー。大親友!!」

リヴァイ「そんな覚えはない」

ハンジ「通訳すると、照れ臭いから親友とか言えないって」

リヴァイ「違ぇよ。削ぎ落とすぞ」

エレン「親友、ですか」

リヴァイ「こんなモンと付き合えるか」

ハンジ「ほらほら! 親友を認めたよ!!」

リヴァイ「クソうぜぇ」

エレン「だ、そうですよ。オルオさん」クルッ

オルオ「!!?」

545: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:05:46 ID:5Vqstox2

ペトラ「え? オルオ!?」

エルド「お前、エレンを使ったのか……」

グンタ「なんて奴だ」

オルオ「いや! あのな!? ……てめぇ! エレン!!」

エレン「聞けと言われたので」シレッ

リヴァイ「ほぅ……お前の指図か、オルオ」

オルオ「いえ! その! 掃除が残っているのでやってきます!!」ダッ!

ペトラ「逃げた」

グンタ「ない、で終わったと思ったんだがな」

エルド「確かめてみたかったんだろうな。アホなやつ」

リヴァイ「……くだらねぇ」

ハンジ「あははは! 馬鹿だね、オルオ」ケラケラ



546: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:08:43 ID:5Vqstox2

【5月1日】


ハンジ「はい、リヴァイ」スッ

リヴァイ「花?」

ハンジ「鈴蘭だよ」

リヴァイ「……何の為に?」

ハンジ「鈴蘭には毒があってだね……」

リヴァイ「毒殺か」

ハンジ「冗談はさておき、今日はお世話になった人や親しい人に鈴蘭を贈る日だよ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「貰った人には幸せが訪れると言われている! 良かったね、リヴァイ!」

リヴァイ「……幸せ、な」



547: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:11:06 ID:5Vqstox2

【花壇に】


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「あ、鈴蘭飾ってくれたー?」

リヴァイ「……まぁな。ほら」スッ

ハンジ「おぉ? 鈴蘭」

リヴァイ「お前には似合わねぇが貰ったもんは返さねぇとな」

ハンジ「一言余計だけどありがとう!」ヒャッホーイ

548: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:11:53 ID:5Vqstox2

リヴァイ「枯らすなよ」

ハンジ「リヴァイこそ」

リヴァイ「暫く飾ったら兵団内の花壇に植える」

ハンジ「なんという横着」

リヴァイ「そっちの方が長生きすんだろ」

ハンジ「じゃあ私もそうしようっと! 並べて植えようね」

リヴァイ「好きにしろ」



549: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/27(月) 00:14:52 ID:5Vqstox2

【ゴミ】


リヴァイ「……ハンジ、残念だ」

ハンジ「何が?」

リヴァイ「今日はゴミの日だ」

ハンジ「……だから?」

リヴァイ「お前を捨てないとな」

ハンジ「何故だ!?」

リヴァイ「ゴミを0にする日だからだ」

ハンジ「人をゴミ扱いすんな!」

リヴァイ「なら部屋を片付けろ。どこの魔窟だ」



553: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:16:18 ID:qLV1RoRI

【ある日の夜】


――食堂――

コトンッ

リヴァイ「……ハンジか」

ハンジ「……やっぱりここにいた」

リヴァイ「……」

ハンジ「隣座るよ?」カタンッ

リヴァイ「……」

ハンジ「落ち込んでるの?」ストンッ

リヴァイ「……違ぇよ」

ハンジ「……壁外調査後、ここにいること多いよね」

554: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:17:06 ID:qLV1RoRI

リヴァイ「お前もな」

ハンジ「……リヴァイがいるだろうなと思ってね」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……少しこっちに寄れ」

ハンジ「うん?」ガタガタ

リヴァイ「……」グイッ、ワシャワシャ

ハンジ「うわっ! ちょっと、髪ぐしゃぐしゃにしないでよ」

リヴァイ「……」ギュッ

ハンジ「……」…キュッ

リヴァイ「……」

555: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:17:49 ID:qLV1RoRI

ハンジ「……やっぱりこうしてると落ち着くなぁ」

リヴァイ「寝れねぇか」

ハンジ「……ん……ちょっとね……」

リヴァイ「少しでもいいから寝てろ」

ハンジ「ここで?」クスッ

リヴァイ「完徹よりかはマシだろ」

ハンジ「……暇が出来ちゃうとダメだね。ついつい考えちゃって。壁外調査後は忙しい方がいい」

リヴァイ「そこそこ忙しかったろ」

ハンジ「2、3週間くらい忙しければいいのに」

リヴァイ「……倒れんだろ」

ハンジ「……私の異臭で周りが?」ブフッ

リヴァイ「お前を風呂に叩き込む俺が倒れる」

556: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:18:43 ID:qLV1RoRI

ハンジ「あはは! どんだけ風呂に入れる気なの」

リヴァイ「気の済むまでだ」

ハンジ「気の済むまで……か」

リヴァイ「?」

ハンジ「気の済むまで気に掛けてくれるんだね」

リヴァイ「……ああ、お前の気が済むまでな」

ハンジ「……リヴァイは優しいなぁ」ギュッ

リヴァイ「やめろ、お前に言われると寒気がする」

ハンジ「ふふふ、何回でも言ってやる」

リヴァイ「口塞ぐぞ」

ハンジ「……いいよ?」

557: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:19:27 ID:qLV1RoRI

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……望み通り手で鼻と口を塞いでやろう」

ハンジ「殺す気か」アハハ

リヴァイ「お前は殺しても死なねぇよ」

ハンジ「どうだろ」アハハ

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「…………弱り過ぎだろ」…ナデ

ハンジ「……かもね」ギュゥ



558: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:22:41 ID:qLV1RoRI

【5月5日:○○のぼり】


――ソヨソヨ

リヴァイ「……これはなんだ?」

ハンジ「5月5日だからね!」

リヴァイ「……またくだらねぇモンを」

ハンジ「一針一針思いを込めて縫ったんだよ!」

リヴァイ「しかも手作りか」

ハンジ「気持ちよさげに泳いでるねぇ」ウンウン

リヴァイ「巨人は風にそよがねぇよ」



559: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:26:20 ID:qLV1RoRI

【5月5日:なんてことを】


ハンジ「巨人のぼりはクレームが多いのでちゃんと鯉をそよがせてみた。4匹も!」

リヴァイ「なんで一番上のヤツは金髪に……何かに似てるな……?」

ハンジ「気づいたー?」

リヴァイ「それに鯉のぼりなら4匹はおかしいだろ」

ハンジ「今は家族全員分そよがせたりするんだよ

リヴァイ「家族?」

ハンジ「一番上はエルヴィン! 次はミケ! 次が私! 最後のちっちゃいのがリヴァイ!!」

リヴァイ「ふんっ!!」スッパァッ!!

ドーン!

ハンジ「柱ごと切り倒されたぁぁ!!」



560: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:30:24 ID:qLV1RoRI

【5月5日:めげない】


ハンジ「酷いよ、リヴァイ!!」

リヴァイ「そんなもんそよがせんな。調査兵団の沽券に関わる」

ハンジ「むむ……外から見えなきゃいいんだね!?」バッ!

リヴァイ「手持ちか……」

ハンジ「兵団内のあちこちに飾ってやる!!」ダッ

リヴァイ「待て! お前幾つ作りやがった!?」ダッ



561: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:34:55 ID:qLV1RoRI

【季節はずれ?】


ハンジ「不思議なお話ですが、5月28日は花火の日なんだよ」

リヴァイ「夏じゃねぇのか」

ハンジ「~の日ってのはね。打ち上げは無理なので手持ち花火ー!」バッ!!

リヴァイ「やるのかよ」

ハンジ「そして召喚! リヴァイ班とエレン!!」ババッ!!

リヴァイ班エレン「「「「「はっ!」」」」」

リヴァイ「さっきからそこにいたじゃねぇか」

ハンジ「始めようぜー!」

ペトラ「はい、これ水が入ったバケツです」

ハンジ「おぉ、ありがとう。火はちゃんと消さないとね」

562: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/28(火) 00:36:29 ID:qLV1RoRI

エレン「おぉ……」シュワー

エルド「エレンは花火初めてか?」

エレン「初めてって訳でもないですが珍しいですから」

グンタ「まあ、滅多にしないしな」

オルオ「文字を書くように回すと残像が……アチッ!!」

ペトラ「もう、気を付けなよ」

ハンジ「リヴァイはしないの?」

リヴァイ「別にどうでもいい」

ハンジ「ノリ悪いなぁ。どれか1つでもやんなよ」

リヴァイ「なら線香花火」

ハンジ「ジジむさっ」

リヴァイ「線香花火好きの奴に謝りやがれ」



566: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:19:02 ID:fe7uKoNc

【おや?】


モブリット「ハンジ分隊長、カレーですか」

ハンジ「今日すげぇ忙しいからね。栄養とれて早く食べられる物じゃないと」モグモグ

モブリット「そうですね、早く済ませないと」モグモグ

ハンジ「よし! 食った」ガタッ

モブリット「早っ! キレイに平らげてますね。でもさすがに消化に悪いですよ」

ハンジ「んなこと言ってる場合じゃないよ。先に行ってるよ」ヒラヒラ

モブリット「あ、ちょっ、待ってくださいよ」ガタガタ

567: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:19:45 ID:fe7uKoNc



リヴァイ「……」モグモグ

ミケ「ここいいか?」ガタッ

リヴァイ「ん? ああ」

ミケ「今日は豆が入ってるな」モグモグ

リヴァイ「そうだな」モグモグ

ミケ「これ苦手じゃなかったか?」

リヴァイ「食えねぇ訳じゃねぇ。好き嫌いしていい時世でもねぇしな」モグモグ

ミケ「まぁそうだな」モグモグ



568: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:23:23 ID:fe7uKoNc

【2人だと食べない】


ハンジ「やっとゆっくり出来るわぁー」モグモグ

リヴァイ「忙しかったな」モグモグ

ハンジ「暫く書類とか見たくないよ。あ、はい、リヴァイ」ズイッ

リヴァイ「ああ……またか」パクッ

ハンジ「避けたつもりが入ってたりするよね」

リヴァイ「まぁな。……これ食え」ズイッ

ハンジ「うわっ、またご丁寧に避けたねぇ。スプーンにいっぱいじゃん」パクッ

リヴァイ「小せぇから大変だ」

ハンジ「小さいもの同士仲良くすればいいのに」モグモグ

リヴァイ「鼻に詰めるぞ」



569: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:28:07 ID:fe7uKoNc

【マツゲ】


ハンジ「ぬぁ!」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「目に何かが!!」

リヴァイ「あぁ……」

ハンジ「いたたた……取れない……」ポロポロ

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ、鏡持ってる?」

リヴァイ「持ってる訳ねぇだろ」

ハンジ「だよね。いったー」

570: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:29:27 ID:fe7uKoNc

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ、ちょっと見てくんない? 全っ然取れない」ポロポロ

リヴァイ「そのまま暫く泣いてりゃ取れんじゃねぇのか?」

ハンジ「いいから見てよ」スッ

リヴァイ「……」

リヴァイ「……どっちだ?」

ハンジ「右ー」ベロッ

リヴァイ「馬鹿にされてるみてぇだな……」

ハンジ「そんな感想どうでもいいから」

リヴァイ「あー……」

ハンジ「いてててて」

571: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:30:20 ID:fe7uKoNc

リヴァイ「取れたぞ」

ハンジ「あー痛かった。ありがとうリヴァイ。で、何だった?」

リヴァイ「なんで取れたもの見たがるんだ」

ハンジ「気になるじゃん」

リヴァイ「マツゲだ」

ハンジ「私の長いマツゲか」

リヴァイ「長いかどうかは知らねぇよ」

ハンジ「おぉ! 1本かと思ったら2本だったよ! 重なってた!」

リヴァイ「心底どうでもいい」



572: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:35:06 ID:fe7uKoNc

【ウグイスパン】


ハンジ「どう?」

エルヴィン「うむ、美味い」

ミケ「甘いな」

ハンジ「よかったー」

リヴァイ「?」

ハンジ「あ、リヴァイ。いいもの作ったんだ! 食べて」ズイッ

リヴァイ「パン?」

ハンジ「ウグイスパン。中にウグイスあんが入ってんの」

リヴァイ「ウグイスあん?」

573: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:36:42 ID:fe7uKoNc

ハンジ「まぁまぁ。食べてみ」

リヴァイ「なんか怪しいな」

ハンジ「みんなも食べてんじゃん」

エルヴィン「美味いぞ?」

ミケ「いける」

リヴァイ「……」

ハンジ「はい」スッ

リヴァイ「……」…モグモグ

ハンジ「おいしい?」

リヴァイ「悪くない」

ハンジ「おっしゃ!!」

574: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:37:47 ID:fe7uKoNc

リヴァイ「?」

ハンジ「ふふっ、ウグイスあんは何で作られてると思う?」

リヴァイ「知らん」

ハンジ「グリンピースからなんだよ!」

リヴァイ「!」

ハンジ「正確にはグリンピースが熟して青えんどう豆になったものだけどね」

リヴァイ「……」モグモグ

エルヴィン「黙々と食べてるな」

ミケ「グリンピースって感じはしないしな」

ハンジ「喜んでもらえたようで何よりだね!」エッヘン



575: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:41:43 ID:fe7uKoNc

【5月30日】


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「……その大きなゴミ袋は何?」

リヴァイ「今日はゴミゼロの日だ」

ハンジ「……だから?」

リヴァイ「ゴミを回収しに来た」

ハンジ「また人をゴミ扱いか!!」

リヴァイ「違ぇよ」

576: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 00:42:42 ID:fe7uKoNc

ハンジ「へ?」

リヴァイ「お前の部屋の物を全部捨ててやる」ガシャガシャ

ハンジ「はぁ!? なんでだよ! やめろ!!」

リヴァイ「前言った時に片付けねぇからだ。ゴミが部屋からはみだしてんじゃねぇか!」

ハンジ「ゴミじゃないよ! いるものだよ! 片付ける! 片付けるからぁー!!」

リヴァイ「毎回そう言って片付けねぇじゃねぇか! 苦情がきてんだ!」

ハンジ「今やるから……手伝って?」

リヴァイ「……俺は見ててやるから1人でやれ」ギロリ

ハンジ(これは本気で怒ってらっしゃる)アハハー



579: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 23:57:06 ID:fe7uKoNc

【ハンジとエルヴィン】


リヴァイ「……」スタスタスタ


「酷いじゃないか!!」


リヴァイ(ハンジ?)ピタッ


ハンジ「してくれるって言ったのに!」

エルヴィン「落ち着け、ハンジ」

ハンジ「落ち着いてなんかいられないよ!」


壁|ヴァイ(……なんの話だ?)スッ


ハンジ「あんなに……いいって……言ってくれたのに……」プルプル

エルヴィン「確かにそう言ったが……」

ハンジ「期待を持たせておいて裏切るなんて!!」

580: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 23:58:21 ID:fe7uKoNc

エルヴィン「ハンジ……」

ハンジ「私を弄(もてあそ)んだんだね!?」


壁|ヴァイ「……」


エルヴィン「弄んだ訳ではない。分かっているだろう? ハンジ」

ハンジ「分かってるよ……あなたの立場上どうしても許されない事だってあるのは……でも!」

エルヴィン「ハンジ」

ハンジ「この抑えがたい気持ちはどうしたらいいんだよ! エルヴィン!!」

エルヴィン「君の気持ちは分かっている……」

ハンジ「エルヴィン……」

エルヴィン「だが」ガシッ

ハンジ「ん?」

エルヴィン「言葉は選ばないといけないな、ハンジ」ギリギリギリ…

ハンジ「いだだだだ! アイアンクローはやめて! 頭痛いよ!! エルヴィン!!」ジタバタ

エルヴィン「今の物言いは他の者が聞いたら誤解を受けかねないだろう?」パッ

581: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/29(水) 23:59:44 ID:fe7uKoNc

ハンジ「だってさー私の好きにしていいって、巨人捕獲してくれるって言ってくれてたのにさー」ブー

エルヴィン「今回は無理だと決まったんだ。仕方ないだろう」

ハンジ「分かってるよ。ちょっと駄々をこねてみただけ」ハァー

エルヴィン「駄々こねも時と場合と言葉を選べ、ハンジ」


壁|ヴァイ「…………」


ハンジ「少しくらい誤解受ければいいんだ」ケッ

エルヴィン「そうか、わざとか……ハンジ」

ハンジ「ん?」

エルヴィン「暫く捕獲は全面禁止だな」ニッコリ

ハンジ「!?」

エルヴィン「ではな」クルッ

ハンジ「待ってぇぇー!! エルヴィン! ごめんなさいー!!」ガシッ

エルヴィン「何も聞こえないな」ハッハッハッ

ハンジ「ごーめーんーなーさーいー!!」ズルズルズル

582: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:00:46 ID:kFHwXo9w

エルヴィン「! やぁ、リヴァイ」

リヴァイ「……変なものがついてるぞ」

エルヴィン「ああ、ちょっとしたアクセサリーだ」

ハンジ「飾り扱い!!」

リヴァイ「……」ゲシッ

ハンジ「いてっ! なんで蹴るの!?」

リヴァイ「なんとなくだ」ゲシゲシッ

ハンジ「ちょっ! 酷っ!!」

エルヴィン「リヴァイ、そのアクセサリーはやるからどうにかしといてくれ。じゃあな」

ハンジ「エルヴィーン!! 待ってぇぇー! なんか嫌な予感しかしないー!!」

リヴァイ「ああ、どうにかしといてやる」ゴゴゴゴ

ハンジ「ちょっ、リヴァイ、なんで怒ってんのー!?」



583: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:05:33 ID:kFHwXo9w

【雨】


ハンジ「外は雨ー中は湿気でしわしわな資料達ー」デレーン

リヴァイ「だるっだるだな」

ハンジ「あーリヴァイ。カビ生えそう」

リヴァイ「生えたら燃してやる」

ハンジ「湿気てるから多分簡単には燃えないよ」

リヴァイ「燃え尽きるまで燃してやるから安心しろ」

ハンジ「6月は雨多いやねぇ。こんな日はアンニュイな気分になるね」

リヴァイ「お前が湿気ると更にあちこちが湿気る気がするな」

ハンジ「いやーちょっとした心配事があってね」ハァー

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「この湿気で部屋にキノコ生えたらどうしよう」フゥ

リヴァイ「掃除しろ」



584: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:10:11 ID:kFHwXo9w

【虹】


リヴァイ「む」

ハンジ「おっ! 晴れてきた!」

リヴァイ「日が出たな」

ハンジ「おぉ!! 虹だ!!」ガタンッ!

リヴァイ「はしゃぐな。ガキか」

ハンジ「ちょっ、見てみなって! 3重になってる!!」

リヴァイ「何?」カタッ

585: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:12:03 ID:kFHwXo9w

ハンジ「ほらほら!!」

リヴァイ「おぉ」

エルヴィン「窓辺に2人で固まって何してるんだ?」

ハンジ「あ、エルヴィン! 虹、虹! 3重になってんの!」

エルヴィン「どれどれ?」カタッ

ハンジ「凄くね?」

エルヴィン「ほぉ」


ミケ「……1つの窓に大の大人が3人で何してるんだ?」


エルヴィンハンジリヴァイ「「「ん?」」」ムギュー



586: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:17:14 ID:kFHwXo9w

【ラッキー?】


ハンジ「今日は執務室に缶詰だよー」スタスタ

リヴァイ「俺は今から立体機動の訓練でもしてくる」スタスタスタ

ハンジ「私も身体動かしたい……」

ガッ

ハンジ「な゙っ!!?」

リヴァイ「危ね……」ガシッ

フニッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「!」

587: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:18:17 ID:kFHwXo9w

リヴァイ「……危ねぇぞ」ヒョイッ

ハンジ「あ、ありがと!」ストッ

リヴァイ「なんでもねぇ所でつまづくな」

ハンジ「今やばかった! 顔面打ち付けるとこだったよ!」

リヴァイ「手ぇ使わねぇつもりか」

ハンジ「あ、そいじゃ私、こっちだからー」フリフリ

リヴァイ「ああ」

スタスタスタ……

ハンジ「…………」

ハンジ(胸揉まれた!!)クワッ!!


スタスタスタ……

リヴァイ「…………」

リヴァイ(……なかなか……)フム



588: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:23:14 ID:kFHwXo9w

【小さな親切】


ハンジ「はい、さっきいるって言ってた資料」

リヴァイ「ああ、助かる」

ハンジ「あと紅茶持ってきたよ」カチャッ

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「あとはどうしよう?」

リヴァイ「何がだ」ズズズズ

589: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 00:24:19 ID:kFHwXo9w

ハンジ「小さな親切の日だからー」

リヴァイ「なんだそりゃ」

ハンジ「そういう日があるんだよ。よし、肩を揉んでやろう!」

リヴァイ「いらねぇよ」

ハンジ「ならば何を!?」

リヴァイ「もう充分だ。逆に返さなきゃならんくらいだろうが」

ハンジ「何を揉む気だぁー!!」イヤァァ!

リヴァイ「まだあれ根に持ってんのか。謝ったじゃねぇか」



591: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 23:55:26 ID:kFHwXo9w

*ナナバは女


【温泉に行こう】


ハンジ「ねぇねぇ、次の休み温泉に行こう!」

リヴァイ「断る」

ハンジ「いつも始めは断るから入るなぁ」

リヴァイ「なんでお前と行かなきゃいけねぇんだよ」

ハンジ「聞いてくれよ、リヴァイ」

リヴァイ「断る」

ハンジ「ナナバ誘ったんだけどね」

リヴァイ「無視か」

ハンジ「いつも悪戯するから嫌だって……」

リヴァイ「じゃあすんな」

592: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/30(木) 23:56:37 ID:kFHwXo9w

ハンジ「一番重大なのは、休みが合わなかったって事なんだけどね」

リヴァイ「悪戯云々の前からダメじゃねぇか」

ハンジ「その日休み合うのリヴァイくらいなんだよー! 行こうよー!」

リヴァイ「別の日に行きゃいいだろうが」

ハンジ「ここ、有名でなかなか予約取れないんだ」

リヴァイ「……ほぅ」

ハンジ(おっ? ちょっと興味示した。今だ!!)

ハンジ「やっと予約取れたんだよ! これ逃したらもう行けないかもしれない!!」

リヴァイ「そうか、大変だな」

ハンジ「うんうん!」

リヴァイ「1人で行け」スタスタスタ

ハンジ「リッヴァーイ!!!」カムバーック!!



593: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 00:01:14 ID:2SMySv1c

【理由】


ハンジ「てなわけで無理矢理引きずって来た訳ですが」

リヴァイ「……」ブッスー

ハンジ「すっげぇぶすくれております」

リヴァイ「……他にいなかったのかよ」

ハンジ「仲いい人は軒並み暇が合わなかったんだよ」

リヴァイ「俺は最後の手段か」

ハンジ「いえす」

リヴァイ「帰る」

ハンジ「逃すか」ガシッ

594: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 00:03:20 ID:2SMySv1c

リヴァイ「1人でもいいだろうが」

ハンジ「せっかく2人分の予約なのに勿体ないじゃん」

リヴァイ「行く筈だった奴にキャンセル料払わせろ」

ハンジ「……仕方ない。正直に言おう」

リヴァイ「……あ?」

ハンジ「1人じゃ寂しいじゃんか!」

リヴァイ「知らねぇよ」



595: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 00:08:53 ID:2SMySv1c

【露天風呂】


ハンジ「ここはね、露天風呂もあるんだけど部屋にそれぞれお風呂ついてんの。ちゃんと温泉だよ」

リヴァイ「俺は部屋のでいい」

ハンジ「なんとなくそう言うんじゃないかと思ったよ。安心したまえ、露天は混浴ではない」

リヴァイ「何を安心するんだ?」

ハンジ「潔癖でなんとなく広い風呂に入れない……混浴なのに!! と、悔しがらなくてすむ」

リヴァイ「馬鹿か」

ハンジ「まあまあ。広いお風呂楽しみだなー!」

リヴァイ「泳ぐなよ」

ハンジ「え」

リヴァイ「え、じゃねぇよ」



596: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 00:13:15 ID:2SMySv1c

【忘れてた】


リヴァイ「……」

ハンジ「……うーん」

リヴァイ「……」

ハンジ「ナナバと行くつもりだったから部屋1つの予約だった」

リヴァイ「今から俺に帰れと」

ハンジ「まぁ、いいじゃん。一部屋でも」

リヴァイ「……」ミケンニシワー

597: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 00:14:05 ID:2SMySv1c

ハンジ「一緒の布団に入る訳じゃないんだから気にすんな」

リヴァイ「お前は気にしろ」

ハンジ「どうにかなる訳ないじゃんよ。リヴァイと私だよ?」

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「軽く傷つく」

リヴァイ「どっちなんだ」

ハンジ「信用してるって事だよ」

リヴァイ「俺はしてない」

ハンジ「私が襲うとでも!?」



598: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 00:20:03 ID:2SMySv1c

【安心】


リヴァイ「ベッドが2つあるのは安心した」

ハンジ「色々失礼だわ」

リヴァイ「で、風呂入ってくんのか?」

ハンジ「そうだね! 行ってくる!」

リヴァイ「部屋でゆっくりしてる」

ハンジ「勿体ないなぁ……早朝なら掃除したてで且つ、人いないんじゃないかな?」

リヴァイ「……分かった」

ハンジ「ふふ、じゃね」



607: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 23:51:23 ID:2SMySv1c

【露天風呂:ハンジ】


――露天風呂――

ハンジ「いっい湯だっな♪」ザパー

ハンジ「……リヴァイも入ればいいのに。そんなに嫌かねぇ」

ハンジ「……」

ハンジ「そうか、こっちは女性ばかりであまり気にしなかったが男湯は男だらけか。当たり前だけど」

ハンジ「……むさっ!」ブフッ

ハンジ「そりゃ嫌だわ」ケラケラ

ハンジ「……明日の朝は引きずってでも入れようかな」

ハンジ「身体も休まるし、勿体ないもんね」


〆@

609: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 23:54:17 ID:2SMySv1c

【部屋:リヴァイ】


リヴァイ「……部屋の風呂にでも入っとくか」スクッ

リヴァイ「!」

*散らかしっぱのハンジの荷物*

リヴァイ「クソメガネが」イラッ

リヴァイ「ったく……片付けておくか」スタスタ

リヴァイ「!!」

*とっ散らかった予備の下着*

610: ◆uSEt4QqJNo 2014/01/31(金) 23:55:36 ID:2SMySv1c

リヴァイ「……俺と来てるっての忘れてんのか、わざと散らかしてんのか……」

リヴァイ「……いや、天然だな」ハァー

リヴァイ(……どうもあいつは俺を男として見てねぇみてぇだな)ガサゴソ

リヴァイ「……」

リヴァイ(……まあそれでいいのか。俺もあいつを女として見ねぇ……見てねぇ)

リヴァイ(決まりきってる事だ。何考えてんだ)チッ

リヴァイ「……いつもと違う場所だからだな……」

リヴァイ「風呂入るか」



611: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:00:23 ID:PRp4/r.2

【言ってほしかった】


ハンジ「いい湯っだなっアハハン♪」

ハンジ「ってな具合にいい湯だったよ」ホカホカ

リヴァイ「そうか」ペラッ

ハンジ「既に本読みながらの寛(くつろ)ぎモードか」

リヴァイ「いいだろ別に」

ハンジ「何か言うことないのかね!」

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「湯上がり姿がどうだの、浴衣がどうだの」

612: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:01:29 ID:PRp4/r.2

リヴァイ「湯上がりなんぞいつも見てんじゃねぇか」ペラッ ←風呂に叩き込む人

ハンジ「ハッ! 確かに! じゃ、浴衣はー?」←叩き込まれる人

リヴァイ「浴衣だな」

ハンジ「リヴァイつまんねぇ!」

リヴァイ「うるせぇな」

ハンジ「いつもはナナバと言い合ってんだよ」

リヴァイ「……それは虚しくねぇのか?」

ハンジ「いささか」

リヴァイ「寂しい奴らだな」

ハンジ「うるさいな」

ハンジ(……だから言ってほしかったのに)ブー



613: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:06:24 ID:PRp4/r.2

【温泉といえば】


ハンジ「ねぇ、リヴァイ。温泉といえば卓……」

リヴァイ「しねぇよ」

ハンジ「えぇぇえぇぇ」

リヴァイ「……」

ハンジ「えぇぇえぇぇえぇぇえ」

リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「えぇぇえぇぇ……ごほっ! げへっ!」

リヴァイ「……」

ハンジ「はぁー……すぅー……えぇぇえぇぇえぇぇえ」

リヴァイ「……分かった。やる」パタンッ

ハンジ「勝利! ごほっごほっ!!」

リヴァイ「馬鹿か」



614: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:11:15 ID:PRp4/r.2

【卓球】


ハンジ「とりゃっ!!」カコンッ

リヴァイ「……」カンッ

ハンジ「スマーシュッ!!」バシッ

リヴァイ「ふんっ!」ガコンッ

――カッ! ビュンッ!

ハンジ「ぬぁ!! あぶねっ!!」サッ!

リヴァイ「また俺の勝ちだな」

ハンジ「くぅぅ!! おのれ人類最強め!!」

リヴァイ「罰ゲームな」

ハンジ「ぬぅー。温泉来て女に奢らせるとか甲斐性無しめ!!」

リヴァイ「ならハラ躍りでもするか?」

ハンジ「兵士長殿、お飲み物を奢らせて頂きます」



615: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:16:28 ID:PRp4/r.2

【次は?】


――部屋――

ハンジ「ちくしょう……結局一度も勝てなかった……」

リヴァイ「弱かったな」

ハンジ「一度くらい花を持たせようとか思わないの?」

リヴァイ「お前に花は似合わねぇな。それに接待は好きじゃねぇ」

ハンジ「さりげに失礼な事言うな。よし、次はトランプ勝ー負!!」スチャッ!

リヴァイ「ほぅ、この俺にトランプで仕掛けるか」

ハンジ「くっ! これはポーカーだと自信がありそうだ……ならばババ抜きで!!」

リヴァイ「それは2人でやって楽しいか?」



616: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:21:20 ID:PRp4/r.2

【勝利!】


ハンジ「へっへーん! やったね!!」

リヴァイ「チッ……」

ハンジ「神経衰弱、弱いねー!」

リヴァイ「殺す気満々なネーミングだよな」

ハンジ「神経を衰弱させるゲーム……恐ろしい」

リヴァイ「衰弱させたかったのか」

ハンジ「程よく衰弱したリヴァイに何してもらおうかなぁー」

リヴァイ「奢りだろ?」

ハンジ「それつまんないから却下」

リヴァイ「さっきの罰ゲームはなんだったんだ」



617: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:26:16 ID:PRp4/r.2

【決まらない】


リヴァイ「動いて汗かいた。風呂入ってくる」

ハンジ「逃げる気か!?」

リヴァイ「同じ部屋に泊まるのにどこに逃げんだ」

ハンジ「そりゃそうか」

リヴァイ「罰ゲーム、決めかねてんだろ? 出てくるまでに考えてろ」

パタンッ

ハンジ「うーん、罰ゲームかぁ……うーん」

618: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:27:36 ID:PRp4/r.2

―――
――


リヴァイ「……」ホカホカ

ハンジ「うーん……」

リヴァイ「まだ考えてやがったのか」

ハンジ「いや、滅多にないじゃん? リヴァイを自由に出来る事って」

リヴァイ「限度はあるぞ」

ハンジ「うーん……はぁ、私ももう1回入って悩んでくる」

リヴァイ「どんだけ悩むんだ」



619: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:32:12 ID:PRp4/r.2

【想像だけで】


ハンジ「よし! 幾つか決めたよ! 選んで!!」ホカホカ

リヴァイ「……」

ハンジ「女物着るのと化粧するのとスカート履くのとどれがいい?」

リヴァイ「全部女装だな。断る」

ハンジ「断る権利なしだろ!」

リヴァイ「罰が重過ぎんだろ」

ハンジ「化粧したリヴァイとか見て……ぶふっ!」

リヴァイ「何吹き出してんだ」

ハンジ「そ、想像したぶふー!! あはははははは!!」ゲラゲラ

リヴァイ「……幸せな脳みそしてんな」



620: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 00:37:09 ID:PRp4/r.2

【陰険】


ハンジ「じゃあ何ならいいんだよー」ブー

リヴァイ「普通に奢らせろ。酒でいいか?」

ハンジ「ちぇっ。まぁいいか」

リヴァイ「始めから酒でいいじゃねぇか。なんだったんだ」

ハンジ「リヴァイに不安感を与えようかと」

リヴァイ「陰険だな」



625: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 23:47:49 ID:PRp4/r.2

【こちょこちょ】


ハンジ「でさー、その巨人いきなり跳んだんだよー」ヘロヘロ

リヴァイ「知ってる。削いだのは俺だ」

ハンジ「そー! 横取りしたよねぇ~」ヒック

リヴァイ「誰が殺してもいいだろうが」

ハンジ「よくないよぉ~、よくない!」トクトク

リヴァイ「もうやめとけ。飲み過ぎだ」

ハンジ「リヴァイがいるかららいじょーぶ! また部屋まで運んでくれるれしょー?」アハハー

リヴァイ「運ぶも何も部屋はここだが」

ハンジ「んー? あーそうだった!」アハハハハ!!

リヴァイ「いよいよだな。ハンジ、もう寝ろ」

626: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 23:49:02 ID:PRp4/r.2

ハンジ「えぇー? 朝まで語ろうやー」ゴクゴク

リヴァイ「その様子だともう寝るだろ」

ハンジ「まだ寝ないー」トクトク

リヴァイ「やめろ」グイッ

ハンジ「むぅー返してー」サッ

リヴァイ「ダメだ」ヒョイッ

ハンジ「うーリヴァイの意地悪ー! 食らえ!」コチョコチョ

リヴァイ「……」

ハンジ「……」コチョコチョ…

リヴァイ「……」

ハンジ「……馬鹿な……効かない……だと?」

627: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 23:50:21 ID:PRp4/r.2

リヴァイ「じゃあ俺の番だな」ポキポキ

ハンジ「え、やめ……」

リヴァイ「……」コチョコチョ

ハンジ「あはははははは!! やめっあはははははは!!!」ジタバタ

リヴァイ「……」コチョコチョ

ハンジ「いやあはははははは!! 苦しっあはははははは!!!!」ジタバタ

リヴァイ「……」コチョコチョ

ハンジ「も、無理あはははははは死ぬ!! リヴァイ!あははははははは!!!」ジタバタ

628: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 23:53:06 ID:PRp4/r.2

リヴァイ「まぁいいだろ……」スッ

ハンジ「はぁ、はぁ……リヴァイの……馬鹿……」ハァーハァー

リヴァイ「誰が――っ!」ギクッ

ハンジ「はぁー……はぁー」←浴衣乱れ&酒で上気した顔身体&涙目

リヴァイ「…………」

ハンジ「はぁ……はぁ……」グッタリ

リヴァイ「…………」

リヴァイ(……やり過ぎた……)チッ



629: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 23:58:16 ID:PRp4/r.2

【べろべろ】


ハンジ「はぁー苦しかったー。リヴァイのあほー」ヘロヘロ

リヴァイ「お前が始めたんだ。いいからもう寝ろ」

ハンジ「んじゃ罰としてベッドまで運んでー」ギュー

リヴァイ「……抱きつくな。すぐそこだから自分で行けるだろ」

ハンジ「いーやー」ギュー

リヴァイ「面倒くせぇな。掴まってろ」スクッ

ズルズルズル……

ハンジ「引きずるのやだー!」

リヴァイ「はぁー……おんぶか?」

ハンジ「お姫様抱っこがいいー!!」

リヴァイ「……」ミケンニシワー

631: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/01(土) 23:59:32 ID:PRp4/r.2

ハンジ「あっははは! シワ深ぇー!!」ゲラゲラ

リヴァイ「お姫様ってガラかよ。このままひきずる」

ハンジ「罰として抱っこー」

リヴァイ「罰は運ぶ事だろ」

ハンジ「えー? あ! 罰ゲーム! 罰ゲームだよ、リヴァイ!!」

リヴァイ「酒奢っただろ」

ハンジ「あれじゃダメ。面白くないじゃん」ギュー

リヴァイ「あんだけ奢らせておいて、てめぇ」

ハンジ「抱っこ抱っこ抱っこー!!」

リヴァイ「うるせぇな」ヒョイッ

ハンジ「あははは! やったぁ!!」ギュー

リヴァイ「顔近づけんな、酒臭ぇ」

ハンジ「リヴァイも酒臭いってのー!」

632: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:01:20 ID:OiouvpvU

リヴァイ「飲んでたからな。ほら下ろすぞ」

ハンジ「待って待って。罰ゲームもうひとつ!」

リヴァイ「罰ゲームはひとつだろ」

ハンジ「湯上がり姿が色っぽいと、浴衣が似合うと言え」

リヴァイ「それまだ言うか。強制的に言わせて嬉しいか?」

ハンジ「いいから!」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイー」

リヴァイ「寝ろ」

ハンジ「えぇぇえぇぇ」

リヴァイ「もうそれ効かねぇからな」

ハンジ「リヴァイのけちぃー」ベシベシ

リヴァイ「やめろ。……お前は酒入ると寝るまでたち悪ぃな」

633: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:02:47 ID:OiouvpvU

ハンジ「言ってくれるまで離さない」ギュー

リヴァイ「いやに絡むな」

ハンジ「だってせっかくさぁー」ブー

リヴァイ「はぁー……湯上がり姿が色っぽい、浴衣が似合う(棒)……これでいいか?」ゲンナリ

ハンジ「あはははは!! すげぇ棒読み!!」ゲラゲラ

リヴァイ「満足したなら寝ろ」ポスッ

ハンジ「リヴァイありがとう! お礼のほっぺちゅー」チュー

リヴァイ「!?」

ハンジ「おやすみー」バフッ

リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……酒臭ぇんだよ、酔っ払いクソメガネが」



634: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:07:31 ID:OiouvpvU

【目が覚めた】


――深夜――


ハンジ「うっ……」ズキッ

ハンジ「いたた……」ズキズキ

ハンジ「ここ……あ、宿か」ムクッ…チラッ


リヴァイ「」スゥスゥ


ハンジ「……寝てら。水でも飲も」ストッ、スタスタ

ハンジ「……」ゴクゴク…チラッ


リヴァイ「」スゥスゥ

635: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:08:17 ID:OiouvpvU


ハンジ「……」…スタスタ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」ジー

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(眉間にシワがない)ブフッ

ハンジ(うっすら痕は残っちゃってるね)チョイッ

リヴァイ「うっ……?」ピクッ

ハンジ(おっと)スッ

リヴァイ「」スゥスゥ

636: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:09:26 ID:OiouvpvU

ハンジ(うはは。無防備)

ハンジ「……」…ナデ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」ナデナデ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……やべっ。かわいく見えてきた)ブフッ

ハンジ(リヴァイがかわいく見えるとか酔ってんなー私)クスクス

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「ふふふ」ナデナデ



637: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:14:08 ID:OiouvpvU

【鋼の精神力】


モゾモゾ……

リヴァイ「ん……?」パチッ
ハンジ「」スースー


リヴァイ「!?」ビクッ
ハンジ「」スースー


リヴァイ「…………」
ハンジ「うーん……」ギュゥ


リヴァイ(何潜り込んでんだ、この馬鹿は)
ハンジ「」スースー


リヴァイ「……」

ハンジ「うーん……」コロンッ

638: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:15:20 ID:OiouvpvU

リヴァイ「……浴衣乱れてんぞ」スッ…

ハンジ「リ……ヴァイ……」スースー

リヴァイ「…………」ピタッ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………」サラッ…ナデ

ハンジ「」スヤスヤ


リヴァイ「……」グッ…
ハンジ「」スヤスヤ


――信用してるって事だよ


リヴァイ「……」ピタッ
ハンジ「」スースー


リヴァイ(……釘、刺してやがったな)ハァー

ハンジ「」スースー

639: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:16:33 ID:OiouvpvU

リヴァイ(……どのみち寝込みを襲う趣味はねぇが……乱れは直しておくか)ササッ

ハンジ「うーん……」

リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー


リヴァイ「……」グイッ、ギュッ
ハンジ「」スースー


リヴァイ(こんな状況で酒はまずかったな……)ポフッ
ハンジ「」スースー


リヴァイ(……朝までまだある。もう少し寝るか)ナデナデ
ハンジ「」ギュー



640: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:21:12 ID:OiouvpvU

【ガッチリ】


――朝――


リヴァイ「……」
ハンジ「」ギュー


リヴァイ(……がっちり抱きついてやがる)
ハンジ「」スースー


リヴァイ(……動けねぇ……起こすか)
ハンジ「」スースー


リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「」スースー


リヴァイ「おい、起きろ! ハンジ!」
ハンジ「うーん? 何? リヴァイ……」パチッ

641: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 00:22:45 ID:OiouvpvU


リヴァイ「離せ」
ハンジ「――――」ビックリ

リヴァイ「……おい?」
ハンジ「――なんっじゃこれぇぇー!!?」バッ


リヴァイ「うるせぇ」キーン

ハンジ「な、なんで……布団に潜り込んでくるなんてっ!! へんたーい!!」

リヴァイ「……これはどっちのベッドだ?」

ハンジ「あれ?」キョロ

リヴァイ「変態はお前だ、奇行種」



646: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 23:52:02 ID:OiouvpvU

【覚えてない】


ハンジ「えーっとですね、よく覚えておりませぬ」セイザ

リヴァイ「やはりお前は信用ならねぇな」

ハンジ「違うよー!! 襲おうとしたんじゃないよ!!」

リヴァイ「じゃあなんだ」

ハンジ「うっ……覚えてはいないけど、多分寂しかったんじゃないのかな?」テヘッ

リヴァイ「気持ち悪い」

ハンジ「酷いっ!!」

リヴァイ「気持ち悪ぃから風呂入ってくる」

ハンジ「かなり酷いっ!!」

647: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 23:53:18 ID:OiouvpvU

リヴァイ「お前は行かねぇのか?」

ハンジ「行く行く! 朝風呂ー!!」

リヴァイ「二日酔いで倒れんなよ」

ハンジ「ざっと入るくらいにするよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「引きずって行く必要ないみたいだね」フフ

リヴァイ「なんの話だ?」

ハンジ「いんやー。それより巨人と一緒に入れる露天風呂とか出来ないかなぁー」ウフフフー

リヴァイ「人間の客は一人も帰って来そうにねぇな」



648: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/02(日) 23:58:07 ID:OiouvpvU

【出待ち】


ハンジ「あ、出てきた」

リヴァイ「早かったな」

ハンジ「うん、ざっと入った」

リヴァイ「冷えるぞ」

ハンジ「じゃあほかほかのリヴァイから暖を奪う」ガシッ

リヴァイ「暖まったのに奪われんのか」

ハンジ「うははは! 体温寄越せー」ギュー

リヴァイ「暑苦しい」



649: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:03:11 ID:6w8ea7q.

【警戒心0】


――部屋――


リヴァイ「……」

*再びとっ散らかったハンジの下着達*

ハンジ「もうすぐ時間だね。そろそろ片付けないと」

リヴァイ「……お前はわざとやってんのか?」

ハンジ「は?」

リヴァイ「……散らかすな」ピロンッ

ハンジ「あっ!!///」バッ

650: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:04:15 ID:6w8ea7q.

リヴァイ「……」

ハンジ「じ、じっくり見ないでよ///」サササ

リヴァイ「なら散らかすな」

ハンジ「急いでたんだよ……///」ツメツメ

リヴァイ「…………少しは警戒しろ」ボソッ

ハンジ「なんか言った?」

リヴァイ「……何も」ハァー
ハンジ「ため息多いなぁ、幸せ逃げるよ?」

リヴァイ「誰の所為だ」チッ

ハンジ「?」



652: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:08:14 ID:6w8ea7q.

【ナナバの問い】


ハンジ「はいナナバ、お土産」スッ

ナナバ「ありがとう」

ハンジ「行けなくて残念だったね」

ナナバ「まぁ、仕方ないさ。また今度一緒に行こう」

ハンジ「うん」

ナナバ「ところで結局誰と行ったの?」

ハンジ「リヴァイとだよ」

ナナバ「……」

ハンジ「何?」

ナナバ「あんたらそういう関係?」

653: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:09:28 ID:6w8ea7q.

ハンジ「あははは! 違うよ!」

ナナバ「でも一部屋だったでしょ? 予約」

ハンジ「そうだけど、リヴァイと私だよ?」

ナナバ「だから?」

ハンジ「え? いや、なんもある訳ないでしょ」

ナナバ「なんでないと思うの?」

ハンジ「え?」

ナナバ「大人の男女が温泉で一部屋。しかも誘ったのは女の方」

ハンジ「……」

ナナバ「襲ってくださいと言わんばかりの状況じゃないか」

ハンジ「いや、だってリヴァイだし。実際なんもなかったし……」

ナナバ「……はぁ……これはリヴァイ、頑張ったな。同情するわ……」



654: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:14:10 ID:6w8ea7q.

【ナナバの同情】


ハンジ「頑張ったって何が? むしろ頑張ったのは私だよ! ほとんどのゲーム負けたしっ!」クゥッ

ナナバ「……わざとか天然か考えないようにしてんのか知らないけど、
あんまりリヴァイに甘え過ぎちゃいけないよ?」ポンッ

ハンジ「え、あ、甘えてない……よ? 多分」

ナナバ「はいはい。せめてこれからもリヴァイ以外の男とはそんなマネしないようにしなさいね」ナデナデ

ハンジ「当たり前じゃん」キョトン

ナナバ(……リヴァイが殊更に信用されてんのか、男として見られてないのか……前者かな?)ナデナデ

ナナバ(何にしてもリヴァイが大変そうだね)ハァー

ハンジ「ちょっと、ナナバ、いつまで撫でられてればいいんだよ」

655: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:15:06 ID:6w8ea7q.

ナナバ「私の気が済むまで」ワシャワシャ

ハンジ「髪ぐちゃってるぐちゃってる」グチャ

ナナバ「いつもとそんな変わらないって」ナデナデ

ハンジ「あのね……」

リヴァイ「何やってんだ」

ナナバ「ああ、リヴァイ」

リヴァイ「ナナバ、ミケが探してたぞ」

ナナバ「あ、忘れてた。お土産ありがとうね、ハンジ。じゃあね、リヴァイ」

ハンジ「うん」グチャ

リヴァイ「ああ」

656: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:15:58 ID:6w8ea7q.

ナナバ「あ、リヴァイ、耳貸して」グイッ

リヴァイ「?」

ナナバ「あんたの精神力、ブレード並みの鋼で出来てんの?」ヒソッ

リヴァイ「……」

ナナバ「……くっ! 同情するよ」クスクス

リヴァイ「うるせぇな、とっとと行け」ブンッ

ナナバ「おっと。足癖悪いな」ヒョイッ

リヴァイ「チッ……」

ナナバ「まぁ、頑張ってね」

リヴァイ「……頑張る事なんざねぇよ」

657: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/03(月) 00:17:12 ID:6w8ea7q.

ナナバ「……あんたらバカだよねぇ……」フッ

リヴァイ「ああ?」

ナナバ「いや、別に。じゃあね」ヒラヒラ

リヴァイ「……」

ハンジ「なんで馬鹿なんだよ、変なナナバ」

リヴァイ「……」チッ



スタスタスタ……

ナナバ(……だけどねぇ……対巨人用に洗練された超硬質スチールだって、
折れるときは案外簡単に折れちゃうんだよ、お二人さん)

ナナバ「……あ」

ナナバ(……ミケと賭けでもするかな? いつ折れるのか)フム ←鬼



660: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:15:57 ID:cavEzxVw

【言われて思う】


――ハンジ研究室――


ハンジ「……」トン…トン

ハンジ(甘え……か)トン…トン…

ハンジ(確かにリヴァイに寄り掛かり過ぎてたかなぁ……物理的にも)

ハンジ(案外拒まないからついなぁ)

ハンジ(私を女と認識していないようだ……し……?)

ハンジ「…………」

ハンジ(風邪の看病してくれた時……)

ハンジ(いや、あれは/// ……ちょっとした事故だし)コホンッ

661: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:16:47 ID:cavEzxVw

ハンジ(えーっと他は……エルドの結婚式の…………っ///)

ハンジ(忘れてたのに思い出したっ!!///)ガシガシ

ハンジ(あれは! お酒入ってたし!)

ハンジ「……ん?」

ハンジ(……特殊な条件下のみじゃね? 女扱いされてんの)

ハンジ(今回も何もなかったし……温泉で浴衣で……何も……)

ハンジ(なんかちょっと虚しくなった)ションボリ

ハンジ(いやいや、手を出されたい訳じゃないし。あいつが出す訳ないし)ブンブン

ハンジ(……とは言え甘え過ぎはよくないよねぇ。少し改めるかなぁ?)ウーン

モブリット「ハンジ分隊長……にらめっこか何かの練習ですか?」



662: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:23:06 ID:cavEzxVw

【改めない】


モブリット「先程から何、百面相してるんです?」

ハンジ「んー? ちょっとね」

モブリット「後でリヴァイ兵長が資料返しにいらっしゃるそうですよ」

ハンジ「ああ、そういやそうだっけ」

モブリット「しっかりしてくださいね」

ハンジ「……リヴァイってさー」

モブリット「はい?」

ハンジ「私を男だと思ってる節があるよね」

モブリット「は?」

ハンジ「私への扱いがね?」

663: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:24:29 ID:cavEzxVw

モブリット「まぁ、仕事中は男女区別したりしない人ですし。普段は……珍獣扱いなんじゃないですか?」

ハンジ「誰が珍獣だ」

モブリット「まあまあ。実際、普段はちゃんと女性扱いされてるじゃないですか」

ハンジ「えぇ? どこが?」

モブリット「いつもハンジ分隊長が1人……」

リヴァイ「ハンジ」

モブリット「リヴァイ兵長!!」ビクッ

ハンジ「あ、リヴァイ。早かったね」

リヴァイ「ああ」スッ

ハンジ「資料ね、書類終わった?」

リヴァイ「これの処理がよくわからん」ペラッ

ハンジ「あー、それはね」

664: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:25:49 ID:cavEzxVw

リヴァイ「面倒くせぇ。やっとけ」

ハンジ「また?」

リヴァイ「今、そんな忙しくねぇだろ」

ハンジ「まぁいいけどさ、ついでだし」

リヴァイ「頼むな」クルッ

ハンジ「はいはい……あ」

ハンジ(結構こうやって私に仕事回すことあるよね?)ピラピラ

ハンジ(私を苛めて発散してる時もあるし……お互い様だよねぇ)

ハンジ(うん、じゃあ問題ないよね。今まで通りーっと)フンフーン

ハンジ(全く、ナナバが変なこと言うから無駄に悩んじゃった)カリカリ

リヴァイ「……」



665: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:30:36 ID:cavEzxVw

【口止め】


リヴァイ「モブリット」

モブリット「はい」ビクッ

リヴァイ「……余計な事言うなよ」ジロッ

モブリット「……はい」

リヴァイ「……もし、今日も‘そう’なりそうだったら頼んだぞ」ポンッ

モブリット「心得てます。リヴァイ兵長」

リヴァイ「……じゃあな」

パタンッ

モブリット「……」

666: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:31:59 ID:cavEzxVw

ハンジ「あーモブリット、そういやさっき何言いかけたの?」

モブリット「……ちゃんと女性扱いされてますよって」

ハンジ「はぁ?」

モブリット「お風呂入れとか身だしなみを気にかけてくれてるじゃないですか」

ハンジ「あれただ汚いのが嫌なだけでしょ」

モブリット「分かってらっしゃるなら気にしてください」

ハンジ「面倒臭いんだよねぇ。時間も惜しいしさ。別に死ぬ訳じゃないし」

モブリット「程々でもいいので気にしてください。さぁ、話してばかりだと作業が進みませんよ」

ハンジ「へーへー」カリカリ


モブリット(……兵長はいつも1人で研究室に残って寝ちゃうハンジさんを気にしてくださってるんですよ)

モブリット(“あぶねぇから寝てる女1人置いていくな”って)

667: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:33:14 ID:cavEzxVw

モブリット(部下に頼んだりご自分で見に来たり……鍵かけさせたり)

モブリット(ハンジさんに言っても聞かないから……)

モブリット(口止めされたけどこれ言った方がいいような気がするんだけどなぁ……
そしたら気を付けるんじゃ……)ハァー

ハンジ「今、深いため息したね」

モブリット「……今日は定時で帰れますね」

ハンジ「んー何も溜まってないしね」

モブリット「いつも言ってますけど眠くなったらちゃんと部屋に戻ってくださいよ」

ハンジ「集中しちゃうとつい、ね。でもまぁ大体リヴァイが見に来てくれるから大丈夫だよ」

モブリット(……知ってるじゃないですか……それでもか……)ハァー



669: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:40:24 ID:cavEzxVw

【ビキニ】


ハンジ「今日はビキニで仕事だ!!」バーン ←ビキニ(上だけ)でポージング

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「なんか言えよ」

リヴァイ「兵団内で何してんだ。変態が」

ハンジ「あっついじゃん?」

リヴァイ「7月始めに何ぬかしてやがる。真夏になったらどうすんだ」

ハンジ「今日の暑さは真夏だよ。あっちぃー」

670: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:41:06 ID:cavEzxVw

――コンコン

ハンジ「お、どーぞー」

リヴァイ「馬鹿、待て!!」

ガチャッ

モブリット「ハンジ分隊長? リヴァイ兵長の部屋で何を――」

ハンジ「やぁ、モブリット。暑いし暇だから遊びに来てんだよ」

モブリット「……」

リヴァイ「……モブリット」

モブリット「失礼致しました」ペコリ

リヴァイ「待て」



672: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/04(火) 00:46:04 ID:cavEzxVw

【生ゴミ】


モブリット「冗談です。分かってますから」

リヴァイ「……やめろ」

ハンジ「あーつーいー」←服着た

モブリット「みんな暑いんです。我慢してください。兵長、これ頼まれた物です」

リヴァイ「ああ、助かる。悪ぃがついでにそこの生ゴミも持っていってくれ」

モブリット「燃やしておきますか?」

リヴァイ「カスも残らねぇくらい念入りにな」

ハンジ「あんたら酷くね?」



675: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:15:44 ID:4t5bO1q6

【寝怖(ねおび)る】


ずしんずしん……

ハンジ『――くっ!!』ギュイィィ

『ハンジ分隊長! 早く逃げてっ!! 巨人がっ!!!』

巨人『あ゙ー……』

ぐわっ

ハンジ『……っまずい! 間に合わな――』

――ひゅっ―― どんっ!!

ハンジ『!!?』

『馬鹿クソメガネがっ……』

がしっ

ハンジ『――――っ!!』

ハンジ『だ……め……っいやぁあぁあぁぁ!!! リ……!!』

――――グ…

676: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:16:33 ID:4t5bO1q6



ハンジ「――っ!!」ガバッ!! ガタンッ

ハンジ「……はっ……はぁ……はぁ……はぁ」ポタ…ポタ…

ハンジ「……あ……なん……て夢を……」グシャッ

ハンジ「……あはは……いつのまにか机に突っ伏して寝てた……。だからかな……?」ブルッ

ハンジ「ふはっ……いくら壁外調査後……とは言え……あんな夢……申し訳ないね……」カタカタ…

ハンジ「……」チラッ

――チッチッチッチッ……

ハンジ(…………こんな時間……か。リヴァイ、まだ……いるよね……?)



677: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:21:10 ID:4t5bO1q6

【確かめる】


――深夜:食堂――

コトンッ

リヴァイ「……ハンジか。今日は遅かっ――」クルッ

――ガシッ

リヴァイ「!?」

ハンジ「――――」ギュゥゥ

リヴァイ「……どうした?」ナデ…

ハンジ「……」カタカタ

リヴァイ「寒い……訳じゃねぇよな。風邪か?」

ハンジ「……」フルフル

678: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:21:59 ID:4t5bO1q6

リヴァイ「違うのか……まあいい、落ち着くまでそうしてろ」ギュッ

ハンジ「……」コクンッ

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「……」ギュッ

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「ん?」

ハンジ「ごめんね……ごめん」

リヴァイ「なんの事だ?」

ハンジ「あんな……ごめん」グスッ

679: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:22:47 ID:4t5bO1q6

リヴァイ「……泣いてんのか」グイッ

ハンジ「……うっ……」ボロボロ

リヴァイ「最近のお前にしちゃ珍しいな……どうしたんだ?」ゴシゴシ

ハンジ「つい……机で寝ちゃってたら……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……びっくりして飛び起きた」

リヴァイ「ああ……何か嫌な夢でも見たのか」

ハンジ「……」コクンッ

リヴァイ「そうか……」ナデナデ

ハンジ「……うん」



680: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:27:31 ID:4t5bO1q6

【泣いたカラス】


リヴァイ「――“ごめん”か……俺を殺したな?」

ハンジ「うっ」ビクッ

リヴァイ「縁起でもねぇな」

ハンジ「だ、だからごめんって……」タジタジ

リヴァイ「……」

リヴァイ(それで……震えて泣いて……か?)

ハンジ「リ、リヴァイ?」ソォー

リヴァイ「……」グイッ

681: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:28:27 ID:4t5bO1q6

ハンジ「わっ!」

リヴァイ「いつものやつだ……聞こえるか?」

ハンジ「……」

――トクントクン

ハンジ「うん……」ギュッ

リヴァイ「死んでねぇだろ」

ハンジ「うん……うんっ」ギュゥ

リヴァイ「ただの夢だ」

ハンジ「うん…………怖かったぁ……」ハァァ

682: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:29:22 ID:4t5bO1q6

リヴァイ「……」

ハンジ「本当に……」スリスリ

リヴァイ「やめろ、くすぐってぇだろうが」

ハンジ「……」ピタッ

リヴァイ「……」

ハンジ「……」スリスリ

リヴァイ「くすぐってぇっつってんだろうが」

ハンジ「なるほど、ここがリヴァイのくすぐりポイントか」フム

リヴァイ「お前は泣いてたんじゃねぇのかよ」



683: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:34:13 ID:4t5bO1q6

【笑った】


ハンジ「いやぁ、ごめんね」カタンッストッ

リヴァイ「いや……」

ハンジ「あまりにもあんまりな夢で取り乱しちゃった」

リヴァイ「……」

ハンジ「なんであんな怖い夢見ちゃったやら……」ハァー

リヴァイ「……」

ハンジ「……そういや始めの頃は結構見てたかなぁ……」

リヴァイ「何回俺を殺した」

ハンジ「んーリヴァイは初めてだったかも」

リヴァイ「……」

ハンジ「見てたのは先に逝った仲間達か知らない顔だったよ……」

684: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:35:11 ID:4t5bO1q6

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイはね、死にそうにないから」

リヴァイ「お前もな」

ハンジ「変態同士だからね!」

リヴァイ「変態はお前だけだ」

ハンジ「前に変態認めたくせにー」

リヴァイ「記憶にない」

ハンジ「あはは! 都合のいい記憶だね」

リヴァイ「……もう大丈夫だな」

ハンジ「え?」

リヴァイ「落ち着いただろ」

ハンジ「……うん」ニコッ



685: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:40:09 ID:4t5bO1q6

【飲み込んだ言葉】


ハンジ「リヴァイは私が殺られても眉一つ動かさずに巨人削いでいきそうだな」

リヴァイ「そう見えんのか」

ハンジ「ううん、見えない」

リヴァイ「どっちだ」

ハンジ「そうするだろうなって」

リヴァイ「……他に気を取られたらあっちに逝っちまうし逝く奴が増えるからな」

ハンジ「うん、そうだね……私も……そうしないと……いや、そうする」

686: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:41:38 ID:4t5bO1q6

リヴァイ「……」

ハンジ「見た夢はちょっと特殊だったからね」

リヴァイ「特殊……?」

ハンジ「ああ、いや……あれは……嫌だなぁ……」ブルッ

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ」カタンッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「もうちょっと体温貰ってもいい?」

リヴァイ「……いつも勝手に奪ってんじゃねぇか」

687: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/05(水) 00:42:44 ID:4t5bO1q6

ハンジ「あははは! まぁね」ギュッ

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「………………」

リヴァイ「……ハンジ?」

ハンジ「…………なんでもない。呼んでみただけ」フフ

リヴァイ「なんだそりゃ……」ナデナデ

ハンジ「……」ギュゥ



691: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:03:27 ID:cbYiCqRI

【七夕】


ハンジ「はい、短冊」

リヴァイ「?」

ハンジ「それに願い事を書いて、笹に吊るすと願いが叶うと言われてる」

リヴァイ「……」

ハンジ「言いたい事は分かる。だが黙って参加しろ」

リヴァイ「別に参加しなくてもいいだろ」

692: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:04:11 ID:cbYiCqRI

ハンジ「みんな書いてんだから、ほれほれ」ズイッ

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「さて、と。巨人をもっと捕獲できますように……っと」カキカキ

リヴァイ「ぶれねぇな」

ハンジ「巨人をもっともっと研究できますように巨人と仲良くなれますように巨人の秘密に近づけますように巨人が私と話せますように巨人で遊べますように巨人が巨人で巨人であるからしてぇぇー!!!」ハァハァ

リヴァイ「うるせぇ」ゲシッ



693: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:09:08 ID:cbYiCqRI

【向日葵】


ハンジ「お、リヴァイ! 見て見て!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ひまわりだよ。すごい沢山咲いてる」

リヴァイ「でけぇ」

ハンジ「葉っぱもでかいよねぇ。3mくらいまで生長するらしいよ」

リヴァイ「3m級か」

ハンジ「リヴァイはこんなに小さいというのに……」

リヴァイ「なぁ、ハンジよ。ひまわりの茎は首を絞めるのに適してるか?」



694: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:14:14 ID:cbYiCqRI

【川に行きたい】


ハンジ「リヴァイー川に泳ぎに行こうよー」

リヴァイ「仕事しろ」

ハンジ「次の休みの話だよ」

リヴァイ「勝手に行きゃいいだろ」

ハンジ「リヴァイと行きたいんだよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「荷物持ちとして」

リヴァイ「1人で行け」



695: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:20:49 ID:cbYiCqRI

【川遊び】


ハンジ「ひゃっほーい!!」

バシャーン!!

エルヴィン「元気だな」

ミケ「暑くてうだってたんだがな」

リヴァイ「ずっとうだってりゃいいのに」

ハンジ「うっひょー!! 気持ちいいー!!」バシャバシャ

エルヴィン「まぁ、せっかく来たのだから楽しもうじゃないか」

ミケ「涼をとれるしな」

696: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:21:40 ID:cbYiCqRI

リヴァイ「そうだな……」

バッシャー!!

エルヴィンリヴァイミケ「「「!?」」」

ハンジ「いつまで突っ立てんの! 早く入んなよ!」

エルヴィン「びっしょりだな」ポタポタ

ミケ「まだ水着になってないんだが」ポタポタ

リヴァイ「クソメガネが」ゲシッ

ハンジ「あだっ!!」

バシャーンッ!!



697: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:26:35 ID:cbYiCqRI

【いつもと同じ行動】


ハンジ「リッヴァーイ!」ガシッフニョ

リヴァイ「!?」

ハンジ「あっちの岩まで運べー! 行け! リヴァイ号!!」ギュー

リヴァイ「……ふんっ」ブンッ

ハンジ「ぬぁっ!?」ドバシャーン!

リヴァイ「クソメガネが」

ハンジ「ぷはっ! 今メガネ掛けてないよ!」

698: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 00:27:21 ID:cbYiCqRI

リヴァイ「行動に気をつけろ」

ハンジ「はぁ?」

リヴァイ「……お前も俺も今は水着だ」

ハンジ「そりゃそうだね」キョトン

リヴァイ「…………」

エルヴィン「ハンジ、リヴァイにセクハラするなよ」

ハンジ「誰が――はっ!!」

リヴァイ「遅ぇ」



701: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 23:43:48 ID:cbYiCqRI

【沈める】


ハンジ「食らえ! リヴァイ!!」バシャバシャ!!

リヴァイ「チッ! やめろ! クソメガネ!!」

ハンジ「だから今メガネ掛けてないっての!」バシャバシャ

リヴァイ「この……」ガシッ

ハンジ「ぬぁ!?」

リヴァイ「沈め」バシャン

ハンジ「ガボゴボゴボボボ!?」



702: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 23:48:13 ID:cbYiCqRI

【川辺でお昼】


ハンジ「びっくりしたー! 殺す気か!!」

リヴァイ「くだらねぇガキみてぇなマネするからだ」モグモグ

ハンジ「王道の遊びでしょー?」

エルヴィン「食事中に喧嘩はよせ」モグモグ

ミケ「何処にいても変わらんな」スンッ

ハンジ「リヴァイが遊びに本気になるからいけないんだよ」モグモグ

703: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 23:49:10 ID:cbYiCqRI

リヴァイ「水に沈めんのも王道の遊びだろ」

ハンジ「ほ、ほぅ~」ニヤッ

リヴァイ「気持ち悪ぃ顔してなんだ?」

ハンジ「リヴァイも子供っぽい遊びすんだねぇー」ニヤニヤ

リヴァイ「む……」

エルヴィン「ははっ、自分に返ってきたな」

ミケ「どっちもガキだ」



704: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 23:54:08 ID:cbYiCqRI

【七夕:当日】


ハンジ「よっし、これでみんな吊るしたね!」

リヴァイ「あの辺り妙に短冊だらけだな」

ハンジ「あ、私のだね」

リヴァイ「何枚書いたんだ」

ハンジ「15……いや20枚かな?」

リヴァイ「書き過ぎだ」

705: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/06(木) 23:55:10 ID:cbYiCqRI

ハンジ「そういやリヴァイは何書いたの?」

リヴァイ「巨人絶滅」

ハンジ「リヴァイもぶれないねー」

リヴァイ「当たり前だ。それと……」

ハンジ「それと?」

リヴァイ「とにかく全員が物を綺麗に使え、だ」

ハンジ「願い事じゃなくて命令じゃないか」

リヴァイ「こんなもんで願いが叶うなんぞ信じてねぇ」

ハンジ「てことは始めのも願いと言うより誓いなのか……」



706: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:00:40 ID:p.V5UQus

【怪談】


モブリット「――そうしてそいつはゆっくりと指をさしこう言った……」

一同「「「……」」」ゴクリ

モブリット「それはお前だぁ!!」ビシィッ

一同「「「うわあぁぁ!!」」」ビックゥ!!

ハンジ「……」

調査兵1「怖ー。ていうかモブリットの話し方が怖いわ」

モブリット「そうか?」

調査兵1「他にねぇの?」

モブリット「そうだな、じゃあこんな話はどうだ? ――ある人里離れた所に住む男の話だ」

707: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:02:47 ID:p.V5UQus




男は森の奥で狩りをしながら一人で暮らしていた。

ある日の夜。
家の近くをざく、ざく、と歩く音がした。
男はこんな場所に、しかもこんな夜更けに誰だろうと訝(いぶか)しく思った。

――もしや物盗りか?

そう思い、鉈(なた)を手に扉を睨み、暫くそのまま警戒していた。

だがその足音は忍び足をするでもなく、家の近くを尚もざく、ざく、と歩くばかりだった。

気味悪く思った男はおそるおそる声を掛けてみた。

708: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:04:49 ID:p.V5UQus


「そこにいるのは誰だ」


ざく、ざく、ざく、ざく。
足音しか聞こえない。


「何をしている」


ざく、ざく、ざく、ざく、ざく……。

足音の主は問いには答えずただただ、無言で歩いている。

その不気味さに痺れを切らした男は叫んだ。


「何ぞ用があるなら言え!」


その時ぴたりと足音が止まった。

しんっと静まり返って何も聞こえない。
人どころか生き物の気配すらしなかった。

709: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:07:26 ID:p.V5UQus

そんな異常な状況にも関わらず男は

――いなくなったのか

と、胸を撫で下ろし鉈を手離した。
ほんの数分の出来事であったが男は汗だくだった。

水を飲もうと後ろを振り返ると




どんどんどんどんどんどんどんどん!!!!!




と激しく扉を叩かれた。
驚いた男は直ぐさま鉈を持ち叫んだ。


「居ね!! でねぇと鉈でお前を刻むぞ!!」


またもぴたりと音は止んだ。

710: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:09:08 ID:p.V5UQus

男の額からは大粒の汗が滴り、床へと落ちた。
全身の毛穴が開き、震えが止まらない。

身体中が、外にいるモノに警戒しなければならない、とそう訴えている。

長い沈黙の中、ふと、男は思った。


――ざく、ざく、ざく、ざく。


あの音は本当に足音だったか?


――ざく、ざく、ざく、ざく。


あの音は刃物で肉を刺す音に似てはいないか?


――ざく、ざく、ざく、ざく、ざく、ざく、ざく……。


違う、違う!!

己の恐ろしい妄想を振り払うように眼を瞑り首を振った。

息を整え眼をゆっくりと開いた――

711: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:10:04 ID:p.V5UQus






『――刻むなら貴方がいい』






傷だらけの女が眼前で楽しげな声を耳に響かせた。



.

712: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:11:06 ID:p.V5UQus


モブリット「――終わり」

一同「「「……」」」シンッ

ハンジ「……」

モブリット「どうした?」

調査兵1「その……男どうなったんだよ」

モブリット「ああ、翌日切り刻まれた状態で発見された」

調査兵2「え? 待て、実際の話?」

調査兵1「なわけないだろ、男が死んでんのに」

調査兵2「なんだ、作り話か」

モブリット「……だと思うだろ? でもな、これを‘本人’から聞いたって奴がいてだな……」

713: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 00:12:02 ID:p.V5UQus

調査兵1「え? 生きてんの?」

調査兵2「あ! 切り刻まれたとしか……!」

ハンジ「……」

モブリット「そう、その時は死んではいないんだ……でもな……」

調査兵3「……ハンジさん?」

モブリット「ん?」

ハンジ「」

モブリット「ちょっ、ハンジ分隊長!? 白目剥いて……!?」

ハンジ「」チーン



716: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 23:43:12 ID:p.V5UQus

【一人じゃ寝れない】


――夜――


リヴァイ「……」フワァ…

リヴァイ(今日は疲れたな……早く寝るか)ショボショボ

ハンジ「あ、いた。リヴァイ」

リヴァイ「あ?」ボー

ハンジ「今日一緒に寝ない?」

リヴァイ「頭大丈夫か?」

717: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 23:44:25 ID:p.V5UQus

ハンジ「あのね、今日のお昼、何故か怪談大会になってだね」

リヴァイ「俺はもう寝る。じゃあな」

ハンジ「待ってぇぇ! リヴァイィー!!」ガシッ!!

リヴァイ「離せ」

ハンジ「おーねーがーいー! 一緒に寝ようは言い過ぎた! 食堂でいいから一緒にいてぇー!!」

リヴァイ「誰か女性兵士に頼みやがれ」

ハンジ「……部下に頼るのはちょっと」

リヴァイ「ナナバはどうした」

ハンジ「……ちょっと悪戯しただけなのに追い出された……」

リヴァイ「てめぇは何してんだ」



718: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 23:49:33 ID:p.V5UQus

【理屈じゃない】


ハンジ「……そしてその女はこう言った」

リヴァイ「……」

ハンジ「それはお前だぁ!!」ビシィッ!!

リヴァイ「……」

ハンジ「あっれぇ? 驚かないの? 怖くない?」

リヴァイ「……なんで怪談話してんだ、お前は」

ハンジ「自分だけ怖いのは嫌だから」キッパリ

リヴァイ「部屋に戻るか」ガタッ

ハンジ「ごーめーんー!! 置いてかないでぇー!!」ガシッ

719: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 23:50:38 ID:p.V5UQus

リヴァイ「ここにいても寝れねぇだろうが」

ハンジ「机の上とか、椅子を並べて……」

リヴァイ「部屋で寝る」

ハンジ「リーヴァーイー!!」

リヴァイ「今日をここで過ごしたとして明日もそうすんのか?」

ハンジ「それは……」

リヴァイ「それに幽霊より巨人の方がよっぽど怖ぇだろうが」

ハンジ「巨人は殺せるけど幽霊とか無理じゃないか!」

リヴァイ「……いたとしても生きてる方が強いに決まってんだろ」

ハンジ「そうじゃないんだよ! 理屈じゃないんだよ! とにかく怖ぇ!!」

リヴァイ(これはダメだ。考える事を放棄してやがる)



720: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 23:55:05 ID:p.V5UQus

【敷き布団】


リヴァイ「はぁー、部屋に戻るぞ」

ハンジ「リヴァイー……」

リヴァイ「俺は疲れてんだ。ちゃんとした布団で寝てぇ。こんなハードな敷き布団で寝れるか」

ハンジ「ぬぅ……ならば私を敷き布団の替わりに!」

リヴァイ「できるか」



721: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/07(金) 23:58:25 ID:p.V5UQus

【渋々戻る】


リヴァイ「仕方ねぇな……部屋に来い」

ハンジ「はい?」

リヴァイ「お前の部屋で寝たくねぇ。1人が嫌なら来い。俺はもう寝る」フワァー

ハンジ「は? え? はい?」

リヴァイ「言っただろうが。俺は疲れてんだ」ショボショボ

ハンジ(た、確かにあくびとか珍しいけど……いや、そうじゃなくて!)

リヴァイ「それが嫌なら自分の部屋に戻れ。部屋までなら送ってやる」

ハンジ「う……分かった。送って」

リヴァイ「じゃあ、行くぞ」スタスタ

ハンジ「……うん」トボトボ…



722: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/08(土) 00:03:37 ID:0iGAX99A

【想像で倍増】


ハンジ「……」スタスタ

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ(まーねー、本当に一緒にいてくれるとは思ってないけどさー)

ハンジ(あぁ、1人になるの怖いなぁ。リヴァイがいるってだけでかなり恐怖が和らぐんだけどな)

ハンジ(でもまぁ一度は一緒のベッドに寝た事があるとは言え、あれは酔ってたからだし……)

ハンジ(さすがにシラフのまま同じベッドで一夜を共にするのはなぁー)

ハンジ(それはなぁ……まずいよなぁ。でもなぁー……怖い)

リヴァイ「着いたぞ」

ハンジ「やっぱり一緒に寝ようよ、リヴァイ」

リヴァイ「ふざけんな」

ハンジ「ダメなんだよ考えれば考えるほど怖い想像ばっかしちゃって……こ、殺されるっ」ブルブル

リヴァイ「お前は何を聞かされたんだ」



728: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/08(土) 23:58:16 ID:0iGAX99A

【目的が変わる】


ハンジ「寝てる近くをざく、ざく、と」

リヴァイ「お前のこの部屋は一階か?」

ハンジ「傷だらけの男が鉈を持って」

リヴァイ「満身創痍だな。倒せんだろ」

ハンジ「扉が少し開いててそこから覗く眼がっ」

リヴァイ「鍵掛けてんだろ」

ハンジ「扉の下に横に並んだ2つの眼が!」

リヴァイ「潰せ」

ハンジ「家具と壁の隙間に人がっ!!」

リヴァイ「ひょろっちぃ奴だな」

ハンジ「くっそぅ! じゃーあー」

リヴァイ「何がしたいんだ」



729: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:03:18 ID:zTojuFrg

【頑張る】


リヴァイ「なぁ、今までにここで幽霊なんぞ見たことあるか?」

ハンジ「ない」

リヴァイ「ならここにはいねぇんだろ。じゃあな」

ハンジ「うわぁぁ!! 待ってぇー!!」ガシッ

リヴァイ「お前なぁ……」

ハンジ「寝付くまで!! 私が寝るまでいてください!!」

リヴァイ「……早く寝たいんだが」

ハンジ「頑張って早く寝るから!」

リヴァイ「頑張ったところで早く寝れるもんなのか?」



730: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:08:15 ID:zTojuFrg

【寝ろ】


リヴァイ(眠ぃな……なんでこんなことに)ハァー

ハンジ「待ってねー、寝るからねー」

リヴァイ「喋ってたら寝れねぇだろうが。黙ってろ」

ハンジ「おぉ、そうだね。黙ってるよ」

リヴァイ「そうしろ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「ねぇ、ちゃんといる?」

リヴァイ「早く寝ろ」



731: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:13:22 ID:zTojuFrg

【逃がさなかった】


――朝――


ハンジ「……」

リヴァイ「」スゥスゥ ←隣にいる

ハンジ「……何故?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「えーっと、えぇーっと……私が寝付くまでいてくれって頼んで……それから……?」

732: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:14:25 ID:zTojuFrg



――昨夜:ハンジ――


リヴァイ「……」カクンッ

リヴァイ「……っ!」ゴシゴシ

ハンジ「……」ウトウト

リヴァイ「ハンジ……寝かけてんな」…フワァーァ

リヴァイ「チッ……俺もそろそろ限界だ……行くか……」カタッ

――ギュッ

リヴァイ「!」

ハンジ「……行っちゃダメ……」ウトウト

リヴァイ「手を離せ」

ハンジ「だって……」

733: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:15:57 ID:zTojuFrg

リヴァイ「はぁー……ちゃんと寝るまでいる」

ハンジ「うん……」ギュッ

リヴァイ「だから手を……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」



――――――――


ハンジ「……」

ハンジ(私が手を離さず寝ちゃったのか……)ハァー



734: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:20:35 ID:zTojuFrg

【落ちた】


ハンジ「これは……顔、合わせづらいな……シラフで添い寝とか」

リヴァイ「……」ムクッ

ハンジ「うわっ!」ビクッ!

リヴァイ「……」ボー

ハンジ「お、おはよう、リヴァイ」

リヴァイ「……ハンジ?」

ハンジ「う、うん」

リヴァイ「……」

735: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:21:42 ID:zTojuFrg



――昨夜:リヴァイ――


リヴァイ「……手を離して寝ろよ」

ハンジ「」スースー

リヴァイ(いい加減眠気がヤバイいんだが……)クラクラ…

リヴァイ「おい、離すぞ」グッ

ハンジ「」ギュー

リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……チッ」グッ

736: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:24:02 ID:zTojuFrg

ハンジ「んー……ダメ」グイッ

リヴァイ「!?」ドサッ

ハンジ「んー」ギュー

リヴァイ「……おい、人を抱き枕にすんじゃねぇ、離せ暑苦しい」

ハンジ「んー? りばいー? よしよーし。ねんねー」ナデナデ

リヴァイ「ガキか。やめろ」

ハンジ「もーねなよー。むにゃむにゃ……」スースー

リヴァイ「おい……」クラッ

リヴァイ(やべぇ……横になったら急激に……眠気が……本当に……限……界……)ウトウト

737: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/09(日) 00:25:37 ID:zTojuFrg

ハンジ「」ナデナデ

リヴァイ「……」ウツラウツラ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「」スゥスゥ



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

リヴァイ「……あのまま寝たのか……」

ハンジ「ご、ごめん。もしかして引きずり込んじゃった?」

リヴァイ「……はぁぁ」

ハンジ「すごい深いため息だなぁ」

リヴァイ「色んな意味でため息がでる」ハァァー

ハンジ「?」



740: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:27:11 ID:x..N3DfU

【笑顔で封じる】


リヴァイ「お前は酔っても寝ぼけても危険だな」

ハンジ「あははは」

リヴァイ「笑い事じゃねぇよ。今後も……誰かを引きずり込みかねねぇだろうが」

ハンジ「えっと、多分大丈夫だよ。引きずり込むのってリヴァイだけだと思うし」

リヴァイ「……それは大丈夫とは言わねぇ」

ハンジ「もし部下だとすると、こんな失態を晒す訳にはいかないからそもそもこの状況で部屋に入れないし」

741: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:28:48 ID:x..N3DfU

ハンジ「エルヴィンは……何かしようものなら……」ゾー

ハンジ「ミケにはそれ以前に完全無視されそう。ふんって鼻で笑われそう」

リヴァイ(……もしや俺は甘いのか?)ミケンニシワー

ハンジ「リヴァイはなんだかんだ我慢強く付き合ってくれるからねぇ。ついつい……」アハハ

リヴァイ「……」

ハンジ「お蔭で助かってるよ。いつもありがとう、リヴァイ」ニッコー

リヴァイ「……ああ」チッ



742: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:34:07 ID:x..N3DfU

【エンドレス】


リヴァイ「じゃあ戻る」

ハンジ「あーうん、またね」

リヴァイ「……そうだ」

ハンジ「何?」

リヴァイ「幽霊だが」

ハンジ「おおぅ、忘れてたのに」

リヴァイ「例えば俺が化けて出たとしたらやはり怖いか?」

ハンジ「…………違う意味で怖い」ゴクリ

リヴァイ「どういう意味でだ」

743: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:35:18 ID:x..N3DfU

ハンジ「あははは! リヴァイなら怖くないかも!
でもなるべく明るい所から出てきてよ? 暗がりだと目だけ光ってそう!!」ゲラゲラ

リヴァイ「猫か」

ハンジ「でもそうだね。知ってる人なら怖いというより嬉しくなっちゃうね。
会いに来てくれたんだって……」

リヴァイ「ならもう大丈夫だな?」

ハンジ「……うん、まぁ……」



――その日の夜――


ハンジ「――とは言えさ、やっぱさ、知り合いじゃなかったり、
暗がりに何かいるとか想像したり、
顔だけぼーっと浮かんでたら怖いよね?」ガシッ

リヴァイ「俺はあと何日お前のコレに付き合わなきゃならねぇんだ?」



744: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:41:42 ID:x..N3DfU

【ぬいぐるみ】


リヴァイ「おい、クソメガネ」

ハンジ「あ、リヴァ……」クルッ…

ボフッ!

ハンジ「うぉ!?」

リヴァイ「魔除けだ。隣に寝かせとけ」

ハンジ「……でっかいぬいぐるみー! どうしたのコレ」

リヴァイ「……これでもう俺は必要ねぇな?」

ハンジ「え? あ! なるほど! そうだね!!」ワッヒョーイ!!

745: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:42:33 ID:x..N3DfU

リヴァイ「じゃあな」スタスタスタ…

ハンジ「リヴァイ! ありがとうー!!」フリフリ


スタスタスタスタ……


ハンジ「……」フム

ハンジ「……人並みなデカさのくまのぬいぐるみ……コレ買ったのかな?」

ハンジ「……」ジッ

*くまのぬいぐるみ*

ハンジ「……」ブフッ

ハンジ「ぶふふ! くっ! あははははははは!!」

746: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:43:20 ID:x..N3DfU

ハンジ「どんな顔して買ったの!? どんな顔してここまで持ってきたの!?」ゲラゲラ

ハンジ「あははははははは! リヴァイやっさしー!! あはははは!!」

ハンジ「あの顔で! くまのぬいぐるみ!! あははははは!! ダメだ! 笑いが止まらない!!」ゲラゲラ

――アハハハハハハハ!!

ハンジ「あはは……はは……はぁー……」フゥ

ハンジ「………………」ジッ

*くまのぬいぐるみ*

ハンジ「ふふふ……」ニッコー

ハンジ「リヴァイの替わりだねー。よろしくね」ギュー



747: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:48:27 ID:x..N3DfU

【くまのカツラ】


ハンジ「リヴァイリヴァイー」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「リヴァイから貰ったぬいぐるみなんだけど……」ズイッ

*くまのぬいぐるみ on the ヅラ*

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ風のカツラを被せてみた!」

ガシッ!

リヴァイ「ふんっ!!」ブンッ!!

ハンジ「カ、カツラが飛んだぁぁー!?」



748: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 00:53:19 ID:x..N3DfU

【魔除け】


ハンジ「もうー何すんのさー」ナオシナオシ

リヴァイ「お前は何考えてんだ」

ハンジ「魔除けなんだから、リヴァイ風にしてみたんだよ」

リヴァイ「俺は魔除けか」

ハンジ「その目付きで魔が除けてくでしょ」

リヴァイ「カツラじゃ目付きは変わんねぇだろ」

ハンジ「カツラでリヴァイと勘違いするかもじゃん」

リヴァイ「俺はそんなにずんぐりむっくりしてねぇ」



753: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 23:42:15 ID:x..N3DfU

【代わり】


リヴァイ「ちゃんと魔除けとして使ってんのか、コレ」

*くまのぬいぐるみ*

ハンジ「うん、いつも一緒に寝てるよ」

リヴァイ「暑苦しそうだな」

ハンジ「汚れないようにタオル巻いたりしてる」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「リヴァイだと思って抱き締めて寝てるんだよ」ギュー

リヴァイ「…………」

ハンジ「ただ、朝起きると暑かったのかベッドの下に落ちていたり、足蹴にされている事がしばしば……」

リヴァイ「……落とすな蹴るな」



754: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 23:47:12 ID:x..N3DfU

【ベタベタ】


ハンジ「リヴァイ発見ー!!」ガシッ!

リヴァイ「何か用か?」

ハンジ「ほい、頼まれてた書類」ペランッ

リヴァイ「ああ、助かる」

ハンジ「……ぬいぐるみもいいけどやっぱり体温感じられるのっていいね。生きてるって感じ」ギュッ

リヴァイ「暑苦しい」

ハンジ「そうだよね、暑いよねぇー」ベッタァー

リヴァイ「なら離せ」



755: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 23:52:20 ID:x..N3DfU

【西瓜】


ミケ「部下からスイカを貰った」

ハンジ「スイカ割りだ!!」ヒャッホーイ!!

リヴァイ「普通に食えよ」

エルヴィン「何かと楽しみたいんだな」

ミケ「何処でやるんだ?」

ハンジ「調査兵団本部の廊下で」

エルヴィン&リヴァイ&ミケ「「「却下」」」



756: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/10(月) 23:57:13 ID:x..N3DfU

【下準備】


ミケ「結局川に来たな」

エルヴィン「あまり目立つ所ではやれないからな」

ハンジ「早く早く!!」

リヴァイ「はしゃぐなクソメガネ」

ミケ「川で冷やしておいた」ザパッ

ハンジ「ミケ、気が利くー!」

ミケ「スイカは冷やしておかねばな」スンッ!

エルヴィン「ミケ、さすがだな。そうでなければ。ほら、綺麗な棒も用意したぞ」サッ

リヴァイ「何だかんだでノリノリじゃねぇか、お前ら」



757: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:02:11 ID:3YOMx35g

【スイカ割り:指示しない】


ハンジ「どっちどっち?」フラフラ

エルヴィン「少し右だ」

ミケ「そのままだ」

リヴァイ「こけろ」

ハンジ「一人指示がおかしい奴がいる!!」ヨタヨタ

エルヴィン「ようし、そのまままっすぐだ」

ミケ「ゆっくりな」

リヴァイ「足もつれろ」

ハンジ「そこの刈り上げどうにかしろ!!」



758: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:07:15 ID:3YOMx35g

【スイカ割り:目測で分かる】


ハンジ「ミケは匂いで分かっちゃいそうだから、次リヴァイね。ここに立って」シュルシュル

リヴァイ「……」

ハンジ「よっしゃ、行け、リヴァイ!」

エルヴィン「そのまままっすぐなー」

ミケ「うむ」

ハンジ「後ろ後ろー、てか飛べー」ニヤニヤ

リヴァイ「……」

ハンジ「……なんか動かないね」

759: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:08:03 ID:3YOMx35g

エルヴィン「あー……これは割られるな」

ミケ「指示必要ないな」

ハンジ「え?」

リヴァイ「……」スタスタスタ

ハンジ「迷い無し!?」

――スッパァン!!

リヴァイ「ん、割れた」スルッ

ハンジ「な!? 切り口鮮やか!」

エルヴィン「リヴァイにさせるんじゃなかったな」

ミケ「そうだな」

ハンジ「つまんねぇ!!」



760: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:13:21 ID:3YOMx35g

【スイカ割り:大きな子供達】


ハンジ「種飛ばししよう!」

リヴァイ「しねぇよ、ガキか」

エルヴィン「どれ」プッ

ハンジ「あ!」

エルヴィン「なかなか飛んだな」

ミケ「……」プッ

エルヴィン「む」

ハンジ「ミケの方が飛んだね。よし!」プッ!

ミケ「むむ」

761: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:14:46 ID:3YOMx35g

ハンジ「いぇー!! 私の方が飛んだー!!」

リヴァイ「……」

ハンジ「後はぁ……」チラッ

リヴァイ「……」

ハンジ「はんっ、負けるのが怖いんだね。リヴァイとあろうものが情けなっ」ヘッ!

リヴァイ「……」プッ!!

ハンジ「ぬな!?」

エルヴィン「おぉ、飛んだな」

ミケ「リヴァイが一番だな」

ハンジ「おのれ、小癪な!!」プッ!!

リヴァイ「はっ、抜けてねぇよ」フンゾリ

762: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:15:36 ID:3YOMx35g

エルヴィン「どれ、リヴァイを皆で抜いてみるか」プッ

ミケ「ふむ、威張られても何だしな」プッ

リヴァイ「やれるもんならやってみろ」プッ!

プププププププププッ……!!!

―――
――


ハンジ「……くっそぉー!! 結局リヴァイの勝ちかぁ!!」

リヴァイ「……」フフン

ミケ「後少しだったんだがな」スンッ…

エルヴィン「ははは! 部下には見せられん光景だったな」アハハ



763: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:20:58 ID:3YOMx35g

【きっといつまでも言う】


ハンジ「あっづー」デローン

リヴァイ「見てるこっちが暑苦しい」

ハンジ「川行こうよー」ベチョー

リヴァイ「行かねぇよ。そのまま机と仲良くしてろ」

ハンジ「机ぬるいー」

リヴァイ「仕事しろ」

ハンジ「あー仕事かぁー……ねぇ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「仕事早く終わったら川行こう」

リヴァイ「しつけぇな……分かった。早く終わったらな」

ハンジ「やったぁー!! 全力で終わらせる!!」ガバッ! カリカリカリ!!!

リヴァイ「現金だな」



764: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:25:24 ID:3YOMx35g

【2人で川】


ハンジ「ひぃやっほーい!!」

バシャーン!!

リヴァイ「……仕事最速で終わらせやがった。俺の分も」

ハンジ「2時間は遊べるよ!」

リヴァイ「疲れる」

ハンジ「おじさんはダメだねぇ」フゥー

リヴァイ「誰がおじさんだ」バシャッ!

ハンジ「うわっぷ! 何すんの!!」バシャバシャ!!

リヴァイ「――っ! やめろ」バシャバシャ!

バシャバシャバシャバシャ……!!!

765: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:26:20 ID:3YOMx35g

―――
――


ハンジ「――あははは! 疲れたー」ゴロンッ

リヴァイ「いい感じの岩だな」

ハンジ「でっかい一枚岩だよねぇ。人もいないしいい所だね、ここ」

リヴァイ「寝るなよ」

ハンジ「大丈夫ー! 体力余ってるからね」

リヴァイ「ガキか」



766: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:31:13 ID:3YOMx35g

【最大の試練】


ハンジ「ねぇ、こっから飛び込もうよ!」

リヴァイ「危ねぇだろ」

ハンジ「大丈夫だよ、この下深いから! 行こ?」グイッ

リヴァイ「おい待て! 2人一緒は……!!」

ハンジ「問答無用!! 飛ばないと逆に危険だよ!?」ダンッ!

リヴァイ「チッ!」ダンッ

――バッシャーン!! ハラッ…

ハンジ「――!?」ブクブク…

768: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/11(火) 00:32:19 ID:3YOMx35g

リヴァイ「ぷはっ!」ザパァ

ハンジ「ぷはっ!」ガシッフニュ

リヴァイ「!?」

ハンジ「リヴァイ! 動いちゃダメ!!!」ギュー

リヴァイ「はぁ!? 何言ってやがんだ! 離せ!!」グッ

ハンジ「だぁぁ!! ダメだってばぁー!!」ギュゥゥ

リヴァイ「お前今どういう状況か……!」バシャバシャ

ハンジ「水着流された」ボーゼン

リヴァイ「………………はぁ?」



770: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 00:50:49 ID:UZcTpog.

【パニック】


リヴァイ「今、なんて……?」

ハンジ「上の水着が取れたぁー!! 今離したら見えちゃうから離れちゃダメェー!!」パニック

リヴァイ「ちょっと待て! てことは……」

リヴァイ(今、胸にあたってんのは……!?)

ハンジ「あぁぁ!! どこいったー!? リヴァイ、そっちにない!?」ギューフニュフニュ

リヴァイ「――っ!!?」

ハンジ「嘘でしょー!?」

リヴァイ「と……にかく、離れ……」グッ

ハンジ「ちょっ、ダメだって言ってんじゃん!!」ギューフニュゥ

リヴァイ「――っ!! おい!」

ハンジ「本当にどうしよー!?」キョロキョロ

リヴァイ「それはこっちのセリフだ!!!」←心の底からの叫び



771: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 00:53:11 ID:UZcTpog.

【耐えた】


リヴァイ「……お前、分かってんのか?」ハァー

ハンジ「はぁ? 何が? とにかく探してよ!!」キョロキョロ

リヴァイ「……俺らは今、上半身裸だ」

ハンジ「分かってるよ。だから見えないよ………」ハタッ

ハンジ「――っ!!!?!?」///

リヴァイ(やっと分かったか……)

ハンジ「離……いや! それは! でも!?///」ジタバタ フニュフニュ

772: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 00:53:57 ID:UZcTpog.

リヴァイ「――っ暴れんな!! ……俺が上向いて目を瞑る。その間に岩影にでも隠れろ!」

ハンジ「わ、わわわ分かった!!」

リヴァイ「……行け」↑キュッ

ハンジ「……うん」バシャバシャ

リヴァイ「……」

岩|ンジ「い、いいよ!」

リヴァイ「……そこでじっとしてろ。探してくる」バシャッ

岩|ンジ「うん、お願い……」



773: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 00:58:34 ID:UZcTpog.

【水着発見】


リヴァイ「……ほら」フイッ

岩|ンジ「あ、ありがとう」スッつ サッミ

リヴァイ(……疲れる……)ハァー

ハンジ「リ、リヴァイ……もう大丈夫」ソッ…

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

リヴァイハンジ((……なんだ、この空気!?))



774: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 01:02:29 ID:UZcTpog.

【なんの恨みが】


ハンジ「……ちょっと休んでから帰ろうか?」←着替えた

リヴァイ「……そうだな」←着替えた

*木陰*

ハンジ「……ふぅ」ストンッ

リヴァイ「……」ストッ

――ソヨソヨ……

ハンジ「あぁーいい風だねぇ」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「……もうすぐ夕方かぁ」

リヴァイ「あまりゆっくりもしてられねぇな」

775: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 01:03:25 ID:UZcTpog.

ハンジ「そだねぇ……明日は索敵演習だし、早く休まないとね」

リヴァイ「演習前日に体力使うとか馬鹿だな」

ハンジ「あはは! 元からじゃん」

リヴァイ「巻き込むな」

ハンジ「そこそこ楽しかったでしょー?」

リヴァイ「……忘れられなくはなったな……」

ハンジ「最後の出来事は忘れろ!!///」

リヴァイ「そう言われてもな」

ハンジ「もうー何なんだよ! あんな!! 私になんの恨みがあんだよちくしょう!!///」ジタバタ

リヴァイ「……岩から飛ぶからだ」

リヴァイ(……俺にとってもなんの恨みがあんのかと言いてぇよ)チッ



776: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 01:09:11 ID:UZcTpog.

【時間が止まればいいのに】


ハンジ「」スースー
リヴァイ「……」スタスタ…


ハンジ「んん……」スースー
リヴァイ「人の背中で気持ちよさげだな」スタスタ


ハンジ「」スースー
リヴァイ(いつの間にか寝やがって)チッ


ハンジ「うーん……」ギュッ
リヴァイ「……動くなよ」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「……幸せな奴だな」ハァー

777: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 01:10:44 ID:UZcTpog.


ハンジ「……」ピクッ
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ(――あれぇ? 背負われてる。寝ちゃったのか)
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ(いいや……このまま背負われてとこーっと)ギュッ
リヴァイ「……」ピクッ…スタスタ


ハンジ(まぁ、とんでもない事故もあったけど楽しかったな……)
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ(……リヴァイの背中、安心するなー)ギュゥ
リヴァイ「……」チラッ…スタスタ


ハンジ「…………」
リヴァイ「…………」スタスタ

778: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 01:11:31 ID:UZcTpog.


――カナカナカナカナ……


ハンジ(あ、ヒグラシ……)
リヴァイ「ヒグラシか……」スタスタ


ハンジ(リヴァイも気づいた……って当たり前か)フフッ
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ(なんだか……このまま……)
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ(……なんてね)ギュッ
リヴァイ「……」スタスタ…



781: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:39:09 ID:UZcTpog.

【うきうき】


ハンジ「あーもうすぐ壁外調査だねぇ~」フハー

リヴァイ「……」ミケンニシワー

ハンジ「こう、血湧き肉踊るって感じだね!!」

リヴァイ「喜びの方面はお前だけだ」

ハンジ「今回はどんな巨人がいるかなぁ~」ホゥー

リヴァイ「……」

ハンジ「基本的には避けちゃうから始めはなかなか会えなくて寂しいよ」シュン

782: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:40:15 ID:UZcTpog.

リヴァイ「初っぱなから会いたくねぇよ」

ハンジ「奇行種とか特に会えなくて……」

リヴァイ「会いたくねぇ」

ハンジ「なんだよリヴァイ! 嫉妬?」

リヴァイ「何に対してだ」

ハンジ「男の嫉妬は見苦しいって言うよー?」

リヴァイ「脳が湧いてんな」

ハンジ「元からだよ!」ドヤッ!

リヴァイ「自慢する事じゃねぇ」



783: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:45:36 ID:UZcTpog.

【上げ下げ】


ハンジ「…………」ミケンニシワ

リヴァイ「目付き悪ぃな」カタンッ

ハンジ「……今回も捕獲許されなかった」

リヴァイ「仕方ねぇだろ。毎回出来るもんじゃねぇし、行路の確保や拠点作りが最優先だ」

ハンジ「……分かってるけどさ」

リヴァイ「……お前の研究には皆一目置いてんのは分かってんだろ?」

ハンジ「……」

784: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:46:27 ID:UZcTpog.

リヴァイ「でなきゃ捕獲を試みたりはしてねぇ」

ハンジ「うん……」

リヴァイ「……捕まえたらまた名付けんのか?」

ハンジ「もっちろんだよ!! 次の候補は決まってるんだぁ~」キラキラ

リヴァイ「……」

ハンジ「ああ……早く会いたいよ……」ムフー

リヴァイ「……お前気持ち悪ぃな」

ハンジ「……真剣な顔で言うのはやめてよ」



785: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:51:58 ID:UZcTpog.

【小さい巨人】


――旧市街地――


――ガシッ!

調査兵3「う、うわぁぁぁ!!」

モブリット「まずい!! 捕まった!!」

ハンジ「モブリット、手を削げ!! 他は援護しろ!!」パシュッ

モブリット「了解!!」パシュッ

その他部下「「「ハッ!!」」」パシュシュッ

ハンジ「ハァァァァァ!!!」ギュイィィィ

巨人「あ゙ー」カパァ

786: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:53:03 ID:UZcTpog.

調査兵3「ひっ! いやだぁぁ!!」

――ザシュッ! ザシュッ!

ハンジ「……」ガシャン

――ドォン

モブリット「ハンジ分隊長」ガシャン

ハンジ「彼は?」

モブリット「無事です」

ハンジ「そう、なら良かった。……お痛が過ぎちゃったねぇ、残念だ」

巨人「」シュウゥゥゥ

リヴァイ「ハンジ」ガシャン

ハンジ「ん?」

787: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:54:13 ID:UZcTpog.

リヴァイ「移動だと」

ハンジ「あ、本当だ、信煙弾が……あ」

ドシッ

ハンジ「……その前にあの3m級捕獲しちゃったり……」ヌフッ

リヴァイ「しねぇよ。出来るか。行くぞ」パシュッ

ハンジ「ちぇー。ちっちゃいからいいかなーって思ったのに」パシュッ

モブリット「いや……巨人にしては小さいですけども……」パシュッ

ハンジ「リヴァイ風?」ブフ

リヴァイ「ワイヤーぶち切るぞ。クソメガネ」ギュイィィィ



788: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 22:59:06 ID:UZcTpog.

【抱きつき】


ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「やっぱり捕獲ダメだったねぇー」ハァー

リヴァイ「却下されてたんだ。当たり前だろうが」

ハンジ「それでもうまく行けばなぁって」ガシッ

リヴァイ「後ろから暑苦しいな」

ハンジ「落ち込み中だから大目にみて」ギュー

リヴァイ「行く前から分かってたじゃねぇか」

789: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 23:00:13 ID:UZcTpog.

ハンジ「そうだけどさぁ」ハァー

リヴァイ「ため息が鬱陶しい」

ハンジ「酷いなぁ。慰めようとか思わないの?」

リヴァイ「抱きつくの許してんだろ」

ハンジ「あ、これ慰めなんだ」

リヴァイ「くだらねぇ落ち込みには充分だろ」

ハンジ「くだらなくないよー」ギュー

リヴァイ「暑い」

ハンジ「どうせだから沢山慰め頂いとく」ギュゥ

リヴァイ「……勝手にしろ」



790: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 23:05:17 ID:UZcTpog.

【矛先を変える】


ハンジ「でっかくてまっぱでうろついてる奴なーんだ?」

リヴァイ「巨人だな」

ハンジ「変な動きでドシンドシンくる奴なーんだ?」

リヴァイ「……巨人」

ハンジ「でっかい奴なんだけど、いきなり跳ねたり普通の奴より奇妙な動きする奴なー」

リヴァイ「巨人だろうが。さっきからなんだ」

ハンジ「残念! 奇行種でしたー!」ブッブー

791: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/12(水) 23:06:50 ID:UZcTpog.

リヴァイ「結局巨人じゃねぇか」

ハンジ「あぁぁー! 巨人巨人巨人ー!! 巨人成分が足りないー!!」バタバタ

リヴァイ「資料に埋もれてろ」

ハンジ「もう読み返したよ。文字が見たいんじゃないんだよー!!」

リヴァイ「モブリットか誰かにスケッチでもしてもらえ」

ハンジ「ナイスアイデア!!」ガタッ

リヴァイ「……」

ハンジ「モブリットー!!!」ダッ!

リヴァイ「……悪い、モブリット」



794: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:35:44 ID:yZSSQeEQ

【断るのも面倒】


*○月×日:花火大会!!*


リヴァイ(……祭りの季節か……どうせまたあいつが……)

ハンジ「ねぇねぇ、リヴァイ!」

リヴァイ「……」

ハンジ「お祭り行こー!」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「また断るって……へ?」

リヴァイ「断ってねぇ」

ハンジ「おぉ!? どういう風の吹き回し!?」

リヴァイ「断った所で引きずってくだろ、お前は」

ハンジ「いえす!! やったー!!」ワーイ!!



795: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:40:09 ID:yZSSQeEQ

【おねだり】


ザワザワザワザワザワ……

ハンジ「わぁ、人だかりだね」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ! あれやろあれ!」

リヴァイ「射的か」

ハンジ「あのちっさいくまのぬいぐるみがいい」

リヴァイ「でけぇの持ってんだろ」

ハンジ「あれと並べる。取って」

リヴァイ「自分でやれよ」



796: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:45:27 ID:yZSSQeEQ

【射的】


――パンパンッ!! ポトポト……

おっさん「兄さん達もう勘弁してくれよ」

ハンジ「あはは! 狙ったヤツほとんど落としたね」

リヴァイ「コレ以外はいらねぇ。返す」

おっさん「いいのかい?」

リヴァイ「ああ」

おっさん「それだけじゃ悪いからコレもやるよ。ほら、そっちの綺麗な彼女にやんな」

リヴァイ「……違ぇ」

797: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:46:14 ID:yZSSQeEQ

ハンジ「綺麗とかやだなぁーおじさん!」テレッ

おっさん「あははは! いやいや、ねえちゃん綺麗だよ。祭り、楽しんでな!」

ハンジ「ありがとうねー!」フリフリ

リヴァイ「……ほら」

ハンジ「お、ありがとう。髪飾りかぁ」ゴソゴソ

リヴァイ「……」

ハンジ「似合うー?」

リヴァイ「似合う似合う(棒)」

ハンジ「棒読みかよ」



799: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:51:12 ID:yZSSQeEQ

【部下に遭遇】


ペトラ「あ、リヴァイ兵長、ハンジ分隊長!!」

ハンジ「やあ。ペトラ達も来てたんだね」

オルオ「ええ、コイツが花火が見たいって言うもんですから」

ペトラ「コイツとか言わないでくれる? 不愉快」イラッ

オルオ「ふっ、可愛いヤツめ。照れなくてもいいんだぜ?」

――ゴスッ!

オルオ「ぐはっ!!」

ハンジ「見事な肘打ち」

ペトラ「……エルドは彼女と行くって言うし、グンタは家族と行くって言うもんですから仕方なく、です」

800: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:52:43 ID:yZSSQeEQ

オルオ「げほっ……なんだよ、行きたくねぇのか?」ゼーゼー

ハンジ「軽く瀕死だね、オルオ」

ペトラ「復活早いな。そうは言ってないでしょ! ただなんかさぁー」

ハンジ「あはは、せっかくのお祭りだし花火なんだから仲良くしなよ?」

リヴァイ「こいつらはいつもこんなもんだ」

オルオペトラ「「!!」」

ハンジ「まぁ、そうかもねぇ」

オルオ(‘いつも’そんな風に見えてんのか! しかもリヴァイ兵長が俺をちゃんと見ててくれてる!!)ジーン

ペトラ(‘いつも’!! 見ててくれてるんですね、リヴァイ兵長!!)ジーン

ペトラ(……でもこいつと仲良いとか思われてるのはなんか嫌)ムゥ

ハンジ「ペトラはなんか複雑そうだね」

リヴァイ「……よくわからん奴等だ」



801: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:57:20 ID:yZSSQeEQ

【目的はなんだ?】


ハンジ「こっちに確か花火がよく見える……ああここだ」スタスタ

リヴァイ「……」

ハンジ「結構穴場なんだ……よ」ピタッ

リヴァイ「……」

*カップルまみれ*

ハンジ「……ちょっと前までね」

リヴァイ「どっかで知られたのかもな」

ハンジ「別の所にする?」

リヴァイ「どこでもいい」

802: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/13(木) 23:58:05 ID:yZSSQeEQ

ハンジ「リヴァイがいいならいいけど……と」

リヴァイ「?」チラッ

*いちゃラブ始めるカップル達*

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「夜とはいえ、全く見えない訳じゃないのによくやんね」

リヴァイ「何しに来てんだろうな、こいつら」

ハンジ「……そりゃ」

リヴァイ「言うな」



807: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:14:00 ID:CW5vHGpA

【肩くらいいいよね】


――ドンッ! バチバチバチ……

ハンジ「おーばっちり見えるね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「リヴァイが別の場所知っててよかったよ」

リヴァイ「木の上だがな」

ハンジ「あはは! 私らならではな気がするよ」

リヴァイ「この辺りは下にいても見えねぇからな。人がいねぇ」

ハンジ「お蔭でゆっくり見られる」

808: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:14:55 ID:CW5vHGpA

リヴァイ「落ちるなよ」

ハンジ「大丈夫大丈夫」

――ドンッ! バチバチバチ……

ハンジ「……」

リヴァイ「……」


ハンジ「……」トンッ
リヴァイ「……」


――ドンッ! バチバチバチ……


ハンジ「綺麗だねぇ」
リヴァイ「……ああ」



809: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:19:25 ID:CW5vHGpA

【手を】


ザワザワザワザワ……


ハンジ「帰りも人だらけだね」

リヴァイ「はぐれるなよ」

ハンジ「うん……」

ドンッ

ハンジ「おわっと!? すみません!」

リヴァイ「……」

ハンジ「ごめんごめん」タタタ

ドンッ

ハンジ「ぬぁ! すみません!!」

リヴァイ「……」ハァー

810: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:20:13 ID:CW5vHGpA

ハンジ「あはは! ぶつかりまくった」

リヴァイ「……ほら」スッ

ハンジ「! うん!」ギュッ

リヴァイ「面倒くせぇ奴だな」
§
ハンジ「人が多いからだよ」

リヴァイ「そんくらい避けろよ」
§
ハンジ「立体機動なら御手の物なんだけどね」

リヴァイ「こんな所で使ったらとんでもねぇ事になるな」
§
ハンジ「使わないっての!」ケラケラ

リヴァイ「……離れるなよ」ギュッ
§
ハンジ「うん」ニコッ



811: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:25:12 ID:CW5vHGpA

【祭りの後】


――ハンジの部屋――


ハンジ「楽しかったー!」ボフンッ

ハンジ「あ、そうだ。ミニくま」ムクッ

*ミニくま*

ハンジ「んー……机の上かなぁ」トンッ…チラッ

*髪飾り*

ハンジ「ミニくまに持たせよう……」チョンッ

ハンジ「よし! 寝るか!」クルッ

*リヴァイ風デカくま*

ハンジ「リヴァイくまー」ギュゥ

ハンジ「……おやすみ、リヴァイ」…スースー



812: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:30:02 ID:CW5vHGpA

【思わずして肝試し】


ハンジ「夜の見回りだって」

リヴァイ「わざわざ面倒くせぇな……しかもなんでお前となんだ」

ハンジ「くじだから仕方ないじゃん。それから夏の夜は無駄に残っちゃう人とかいるみたいでね」

リヴァイ「片っ端から片付けてやる」

ハンジ「今日見つかった人は可哀想だな」

リヴァイ「……しかし真っ暗だな」

ハンジ「そうだね」

813: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:30:55 ID:CW5vHGpA

リヴァイ「……幽霊」ボソッ

ハンジ「!! リヴァイ……」ジロッ

リヴァイ「……」

ハンジ「ふざけんな!! もう忘れてたのに!!」

リヴァイ「ただ暗いだけだ」

ハンジ「たった今そう見えなくしたのは誰だよ!」

リヴァイ「なんの事だか分からねぇな」

ハンジ「すっとぼけんな!」



814: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 00:35:10 ID:CW5vHGpA

【理解不能】


ハンジ「……」ガッチリ

リヴァイ「腕離せ……動きづれぇ」

ハンジ「リヴァイの所為だから甘んじて受け入れろ」

リヴァイ「存在しねぇもんに怯えんな」

ハンジ「私達に見えている物だけが必ずしも実在する全てとは限らないでしょ」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「だが幽霊は元々人間だろ?」

ハンジ「理屈じゃねぇって前に言ったでしょ!」ブルブル

リヴァイ「……分からねぇな」ハァー



817: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 23:54:06 ID:CW5vHGpA

【花】


オルオ「あ、コスモスが咲いてますね」

リヴァイ「あ?」

オルオ「コスモスって9月の誕生花なんですよ」

リヴァイ「よく知ってんな」

ペトラ「なんでそんな事知ってんの? 気持ち悪い」

オルオ「気持ち悪いたぁなんだ! たまたまだ。ちなみに花言葉は愛情!」

ペトラ「気持ち悪い」

オルオ「うるせぇな!」

ペトラ「ところで誕生花って言ったけど9月生まれはみんなコスモスなの?」

オルオ「興味あんじゃねぇか。ええーっと、これは確か……」ペラッ

ペトラ「メモまで……」

818: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 23:55:41 ID:CW5vHGpA

オルオ「5日だな」

ペトラ「へー。細かく決まってるんだ」

オルオ「ああ、そうらしい」

ペトラ「……勉強したんだ……気持ち悪い」

オルオ「き、気持ち悪い気持ち悪いうるせぇな」

リヴァイ(コスモスか……あいつには似合わねぇな)

ペトラ「あ! じゃあ、この花は?」

819: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/15(土) 23:56:25 ID:CW5vHGpA

オルオ「結局興味あるんだろ?」ニヤニヤ

ペトラ「うっさいな! いいから教えてよ」

オルオ「おっ」

ペトラ「何?」

オルオ「この花も5日の誕生花だ」

ペトラ「いくつかあるんだ?」

オルオ「大抵な。この花は――」

リヴァイ(……ほう)



820: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:01:23 ID:iec/sgjc

【9月5日】


ハンジ「リヴァーイ!! 今日は私の誕生日だ! 祝えー!!」ドシーン!

リヴァイ「ああ……約束だったな」ビクトモ

ハンジ「おぉ? 覚えてた!!」

リヴァイ「忘れてねぇよ。ほら」スッ

ハンジ「ありがとう!」ガサガサ

リヴァイ「……」

ハンジ「お! パジャマだ!!」ワーイ!

リヴァイ「ちゃんと部屋で寝ろよ」

ハンジ「そんな意味が込められてるのか……」

821: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:02:23 ID:iec/sgjc

リヴァイ「……それとこれもやる」スッ

ハンジ「花!? リヴァイが!?」ビックリ!!

リヴァイ「白孔雀草と言って9月5日の誕生花らしい」

ハンジ「誕生花? そんなのよく知ってるね」

リヴァイ「オルオのやつがたまたま教えてくれた」

ハンジ「へーオルオが……でも以前、私に花は似合わねぇとか言ってなかった?」

リヴァイ「これは似合うと思うぞ」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「花言葉も教えてくれたんだが、それがあまりにお前にぴったりでな」

ハンジ「私にぴったりの花言葉? 何々? 知りたい!」ワクワク

822: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:03:34 ID:iec/sgjc

リヴァイ「“いつも愉快”……だと」

ハンジ「いつも……」ジッ

*白孔雀草*

ハンジ「……」

リヴァイ「ぴったりだろ?」

ハンジ「誰がいつも愉快だ! 花は綺麗なだけに複雑だわ!!」

リヴァイ「嬉しくねぇのか?」ハッ

ハンジ「鼻で笑うな! でもまぁ……うん……嬉しいよ……」フフ

リヴァイ「……」←ちょっと予想外

ハンジ「リヴァイ、ありがとね」ニッコー

リヴァイ「……まぁ、嬉しいんならいい……」



823: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:08:15 ID:iec/sgjc

【花言葉】


ハンジ「ふんふふーん♪」

オルオ「ハンジ分隊長、ご機嫌ですね」

ハンジ「お! オルオ」

オルオ「あ、それ白孔雀草ですね。誰かからの贈り物ですか?」

ハンジ「うん、まぁね」ニコッ

オルオ「ハンジさんを慕ってる誰かからなんすかー?」ニヤニヤ

ハンジ「えっ? なんで?」

オルオ「その花の花言葉知ってます?」

824: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:09:04 ID:iec/sgjc

ハンジ「うん。“いつも愉快”でしょ?」

オルオ「それもそうなんですけど、いくつかあるんですよ」ペラッ

ハンジ「メモ……? そうなの?」

オルオ「ええ。“いつも愉快”と“飾り気のない人”……」

ハンジ「あんま変わらないじゃん」

オルオ「まだあるんですって。“可憐”“可憐な人”」

ハンジ「飾り気のない人と違う気が……」

オルオ「飾り気が無くても可憐って事じゃないですか? まぁ聞いてください。あと一つあるんで」

ハンジ「何?」

825: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:10:04 ID:iec/sgjc

オルオ「“一目惚れ”」

ハンジ「!?」

オルオ「隅に置けないッスね! ハンジ分隊長!!」フヒ

ハンジ「あ、あははは! 多分贈ってくれた人は知らないと思うなぁ。その花言葉」

オルオ「でも誕生日に花を贈るってそういう事じゃないんですかね?」

ハンジ「普通に贈る人もいるんじゃないかな?」

オルオ「そうですか?」

ハンジ「まぁでも教えてくれてありがとうね、オルオ。勉強になった」

オルオ「いえいえ……リヴァイ兵長にも感心されまして……更に勉強中なんです」エヘヘ

ハンジ「頑張ってね」

オルオ「はい!」

ハンジ(……ペトラに使う気なのかな?)



826: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:15:20 ID:iec/sgjc

【言葉】


――コンコン

ハンジ「はーいー」

ガチャッ

ハンジ「おや、リヴァイ。どしたの?」

リヴァイ「忘れてた」

ハンジ「何を?」

リヴァイ「誕生日迎えられて良かったな。よく今まで生き残った」

ハンジ「……それは祝いの言葉かな?」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「わざわざそれを言いに?」

リヴァイ「物を渡すだけじゃ祝う事になんねぇだろ」

ハンジ「……あははっ、祝いの言葉としては微妙だったけど……律儀だなぁ」クスクス

827: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:16:49 ID:iec/sgjc

リヴァイ「チッ……そんだけだ。じゃあな」

ハンジ「あ、待って」

リヴァイ「なん――」

ガバッ!

ハンジ「ついでに体温頂き!」ギュッ

リヴァイ「……まだクソ暑いのにか」

ハンジ「うん、暑いのに」

リヴァイ「……」

ハンジ「ありがとう、リヴァイ」

リヴァイ「……お前に祝われたお返しみたいなもんだろ」

ハンジ「うん……嬉しいよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「うん……」ギュゥ



828: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:21:12 ID:iec/sgjc

【最高の誕生日】


ハンジ「じゃね、リヴァイ。ありがとう!」

リヴァイ「ああ」

パタンッ

ハンジ「……本当に律儀だなぁ」フフッ

ハンジ「!」

*白孔雀草*

ハンジ「……」ジー

ハンジ「……ふふ」チョイッ

*白孔雀草*ユラユラ

ハンジ(どういうつもりであれ、花を贈られるって嬉しいもんなんだね)ニコニコ

829: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 00:22:04 ID:iec/sgjc

――“可憐な人”“一目惚れ”


ハンジ「……」

ハンジ(リヴァイ、知らないんだろうなぁ)クスクス

ハンジ「知ったらどうするのかな?」

ハンジ「きっとどうもしないね!」アハハ

ハンジ「……」ジッ

*白孔雀草*

ハンジ「……」チョイッ

*白孔雀草*ユラユラ

ハンジ「ふふ……言葉も貰ったし、最っ高の誕生日だよ」ニッコー



834: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 23:46:24 ID:iec/sgjc

【お月見】


――旧調査兵団本部――


ハンジ「リヴァイ、今日の夜、暇?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「みんなでお月見しよう」

リヴァイ「興味ねぇ」

ハンジ「今回だけだから! お団子も作るからさぁ」

リヴァイ「……」

ハンジ「仕方ない。お酒も付けよう」

リヴァイ「ノった」



835: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 23:51:09 ID:iec/sgjc

【お月見泥棒】


ハンジ「ね、お月見泥棒って知ってる?」

リヴァイ「なんだそりゃ」

ハンジ「子供達が月の使者として、お団子を盗んでいくの」

リヴァイ「……」

ハンジ「お団子をわざと盗みやすい所に飾るんだって」

リヴァイ「まんまだな」

ハンジ「今は“お月見ください”とか“お月見泥棒です”とか言ってお菓子貰うんだってさ」

リヴァイ「まるでハロウィンだな」

ハンジ「あはは! 仮装はしないけどね」

リヴァイ「で、なんでそんな話をした?」

836: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 23:51:49 ID:iec/sgjc

ハンジ「ふふふふ……お団子争奪戦!!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「召喚! リヴァイ班&エレン!!」バッ!

リヴァイ班エレン「「「「「ハッ!」」」」」

リヴァイ「……だから始めからそこにいただろうが」

ハンジ「リヴァイはお団子を守ってね。私らが全員相手だから」

リヴァイ「ちょっと待て。なんで俺1人だ」

ハンジ「人類最強だから」

リヴァイ「……」

ハンジ「勝った方が総取りだ!!」

リヴァイ「……勝っても負けても俺にとっていい事なしだな」



837: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 23:56:06 ID:iec/sgjc

【リヴァイVS】


ハンジ「くっ!!」

リヴァイ「……」つ団子

ペトラ「お団子持って逃げるの有りなんですか!?」

リヴァイ「特に制限はされてねぇ」つ団子

ハンジ「くそっ! 制限掛けるの忘れてた!!」

エルド「どうするんです?」

グンタ「無駄に時間だけが過ぎてきますよ?」

オルオ「俺が囮に!!」

ハンジ「! 待てオルオ!」

エレン(普通にお月見すればいいのに)

839: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 23:57:08 ID:iec/sgjc

ハンジ「エレン!」

エレン「は、はい!」

リヴァイ「……いつまでやるんだ?」つ団子

ハンジ「全員で全方向から総攻撃だ!! 行け!」

全員「「「「ヤァァァァ!!!」」」」ドドドド…

リヴァイ「甘ぇな」ヒョヒョイ←間を縫って脱け出す

ハンジ「なんの!」スッ

リヴァイ「グンタの陰から……!?」つ団子

ガシッ!

ハンジ「よーこーせー」ギリギリ

リヴァイ「後ろから首絞めか。力で俺に勝てると思ってんのか?」グッ

ガシッガシッガシッガシッ

リヴァイ「!?」つ団子

840: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/16(日) 23:58:51 ID:iec/sgjc

エルド「我々もいますよ」←右腕

グンタ「忘れてもらっては困ります」←左腕

オルオ「すみません、兵長! ですが勝負ですから……」クゥッ←右足

ペトラ「ハンジさんには逆らえないんです!」←左足

リヴァイ「どんな弱味を握られたんだ?」つ団子

ハンジ「人聞き悪いな。大したもんじゃないよ」

リヴァイ「握ってんじゃねぇか」つ団子

ハンジ「今だ! エレン!!」

エレン「はい!」バッ!

リヴァイ「エレンか」つ団子

ハンジ「お月見泥棒なら年齢的にエレンが適役だからね」

エレン「お月見ください!」ヒョイつ団子⊂

841: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/17(月) 00:00:06 ID:EeMZTaBE

ハンジ「げっとー!!」ワーイ

リヴァイ「手足、首を抑えられて勝てるか」

ハンジ「力づくで反抗して部下を怪我させるわけにはいかないもんね」ケラケラ

リヴァイ班「「「「!!」」」」

リヴァイ「くだらねぇマネせずにおとなしく月見出来ねぇのか?」

ハンジ「いやぁー。お月見泥棒っての知ってつい」

リヴァイ「面倒くせぇ奴だな」

エルド「兵長!」

グンタ「すみません、俺達……」

オルオ「兵長は俺達の事を考えてくれていたのに……」ウゥ

ペトラ「脅しに簡単に屈してしまいました」ウゥ…

リヴァイ班「「「「すみませんでしたー!!」」」」

842: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/17(月) 00:01:19 ID:EeMZTaBE

ハンジ「ありゃりゃ」

エレン「ええっと……」オロオロ

リヴァイ「気にするな。全責任はクソメガネにある」

リヴァイ班「「「「兵長……」」」」ジーン

ハンジ「あれ? リヴァイの株上げに来たんじゃないんだけどな?」

エレン「兵長……どうぞ、お団子」つ団子⊂

ハンジ「あ、こら、エレン!」

エレン「普通にお月見しましょうよ」つ団子⊂

リヴァイ「みんなで食え。俺は酒があればいい」

ハンジ「私の手作り団子が食えないと!?」

リヴァイ「お前は何がしてぇんだ」



843: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/17(月) 00:07:04 ID:EeMZTaBE

【十五夜】


リヴァイ班エレン「「「「「おやすみなさい」」」」」

ハンジ「おやすみー」

リヴァイ「ああ」


スタスタスタ……


ハンジ「楽しかったね」

リヴァイ「……まあまあな」

ハンジ「ねぇ、ちょっとこっちに」クイッ

リヴァイ「あ?」スタスタ

844: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/17(月) 00:08:51 ID:EeMZTaBE

ハンジ「上でゆっくり月を見たいなって」カツンカツン

リヴァイ「お前が騒がしくしやがったんだろうが」カツンカツン

ハンジ「過ぎた事は忘れようよ」

リヴァイ「自己中心的な奴だな」

ハンジ「まあまあ。もう着いたし」ガチャッ

リヴァイ「見張り台だな」

ハンジ「見晴らしいいでしょ? 綺麗だねぇ」

リヴァイ「……」

ハンジ「ここって壁からだいぶ離れてるから月見てるとまるで壁が無いみたい」

リヴァイ「月だけ見てればな」

845: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/17(月) 00:09:37 ID:EeMZTaBE

ハンジ「…………壁が無くなる日……いつか来るかな?」

リヴァイ「……その為にやってんだろ」

ハンジ「うん……そうだね」

リヴァイ「……」

ハンジ「壁が無くなって……みんなが怯えずに……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「風邪ひく。戻るぞ」

ハンジ「うん」



846: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/17(月) 00:15:00 ID:EeMZTaBE

【騙された】


ハンジ「あ、そうだ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「十三夜ってのがあるんだ」

リヴァイ「十三夜?」

ハンジ「十五夜の月だけだと片月見もしくは片見月って言って縁起が悪いんだって」

リヴァイ「……」

ハンジ「大丈夫、特に何かしたりはないよ。ただ見るだけ」

リヴァイ「つまり?」

ハンジ「十三夜月見確定!」ウシャシャ

リヴァイ「……」チッ



849: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:03:30 ID:MmJK5lyA

【温泉日帰り】


ハンジ「ねぇねぇ、温泉行こうよ」

リヴァイ「あ? またナナバが行けねぇのか?」

ハンジ「みんなで行こうってなってさ。エルヴィンは来れないんだけど……。
ミケは今誘ってるとこ。日帰りで入って帰るだけだよ」

リヴァイ「疲れそうだな」

ハンジ「なんと! 混浴!!」

リヴァイ「……」

ハンジ「要水着着用」

リヴァイ「……」

ハンジ「残念? 残念だった?」ニヒヒ

リヴァイ「心の底から安堵した」

ハンジ「なんか失礼だな!!」



850: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:08:39 ID:MmJK5lyA

【日帰り温泉入浴中】


――カッポーン

ナナバ「いい湯だね」

ハンジ「だねー気持ちいいね」

ミケ「……お前は来ないかと思った」

リヴァイ「そっちこそな」

ナナバ「ミケ、ちょっと」

ミケ「なんだ?」バシャバシャ

851: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:09:32 ID:MmJK5lyA

リヴァイ「……」

ハンジ「温泉楽しんでるー?」バシャバシャ

リヴァイ「貸切りか」

ハンジ「うん、ちょっとの時間ね」

リヴァイ「泳ぐなよ?」

ハンジ「えーいいじゃん。4人しかいないんだし」

リヴァイ「泳ぐ場所じゃねぇ」



852: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:14:25 ID:MmJK5lyA

【ミケとナナバ】


ナナバ「今回の賭けは私の勝ちだ」

ミケ「仕方ない」

ナナバ「温泉ならリヴァイは来るでしょ」

ミケ「温泉だからこそ来ないかと思ったんだ」

ナナバ「前に温泉行ってたから……」

ミケ「聞いていない」

ナナバ「あ」

853: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:15:18 ID:MmJK5lyA

ミケ「賭けは無効だな」スンッ

ナナバ「チッ」

リヴァイ「浮いた分こっちで戴こうか」

ミケ「!?」

ナナバ「うわっ!? リヴァイ!」

リヴァイ「人を賭けの材料にしやがって」

ハンジ「私も聞いてないなぁ」ジトー

ナナバ「あはは……」

ミケ「……」



854: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:20:37 ID:MmJK5lyA

【帰り道】


ハンジ「日帰りだからもう帰らないと」ホカホカ

ナナバ「分かってたけど忙しいね」ホカホカ

ミケ「だが、いい湯だった」ホカホカ

リヴァイ「そうだな」ホカホカ

ハンジ「リヴァイ」チョイチョイ

リヴァイ「なんだ?」スタスタ



ミケ「ナナバ……あんな所で賭けの話をするからだ」

ナナバ「すまないね」ハハッ

ミケ「もう一つの賭けには勝つぞ」

ナナバ「期限は今年中ね」

ミケ「思ったんだが、長くないか?」

ナナバ「いやいや、そんくらいでもギリギリじゃないか?」

855: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:22:04 ID:MmJK5lyA

ミケ「まあ、そうかもな。余計なマネはするなよ?」

ナナバ「わかってる」



ハンジ「……私の勝ち」ニヤリ

リヴァイ「チッ……来ねぇと思ったのに」

ハンジ「温泉の匂いは平気みたいだね」

リヴァイ「鼻がいいならなんで温泉嫌がらねぇんだよ」

ナナバ「……お互い様みたいだね?」

ハンジ「ナナバ!」

リヴァイ「……」

ミケ「これでチャラだな」スンッ

リヴァイ「いや、俺の損だ」チッ

ハンジ「私の1人勝ち!」イェーイ!



856: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:27:14 ID:MmJK5lyA

【満月】


ハンジ「あ、見て見て! 満月だ!」

ナナバ「本当だ」

ミケ「むぅ、惜しかったな」

リヴァイ「温泉入りながら月見で一杯できそうだったのにな」

ハンジ「親父くせぇ」ケラケラ

ナナバ「そこで酒売ってるみたいよ?」

857: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/18(火) 00:28:02 ID:MmJK5lyA

ハンジ「よっしゃ、リヴァイ、ゴー!」

リヴァイ「親父くせぇんじゃねぇのか」

ハンジ「ただの飲み会だよ! 賭けに負けたからリヴァイの奢りね」

リヴァイ「全員分か。ミケ手伝え」ガシッ

ミケ「……巻き込まれた」ズルズル

ナナバ「なんか悪いからつまみ買ってこようか」

ハンジ「うん。酒盛りだー!」



859: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 00:52:07 ID:VeFACt9o

【名詞】


ハンジ「モブリット、聞いてよ!」

モブリット「はい?」

リヴァイ「聞かなくていいぞ」

ハンジ「リヴァイは黙ってて」

モブリット「どうしたんです?」

ハンジ「リヴァイが服を着させてくれないんだ!」

モブリット「……はぁ?」

ハンジ「部屋にいる時、マッパなままなんておかしいじゃない!?」

モブリット「そ、そりゃ……」

860: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 00:52:56 ID:VeFACt9o

リヴァイ「何もおかしくねぇよ」

モブリット「ええ!?」

ハンジ「せっかく服作ったのに!」

モブリット「手作り!?」

リヴァイ「そんなもん作んじゃねぇ」

モブリット「飽くまで拒否!?」

ハンジ「2人してマッパはおかしいよ!!」

モブリット「はぁぁ!?」

リヴァイ「いいだろ、着せなくて」

モブリット「あの……話がよく見えないのですが……もしやお2人はそんな関係で……?」

リヴァイハンジ「「は?」」

861: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 00:53:42 ID:VeFACt9o

ハンジ「何言ってるの?」

リヴァイ「ハンジの近くにいる所為で頭湧いたか?」

ハンジ「どういう意味だ!」

モブリット「あの、ちゃんと説明してください」

ハンジ「だから、でかいくまのぬいぐるみとちいさいぬいぐるみに服を着せたいって話」

リヴァイ「くだらねぇからやめろって言ってんだ」

モブリット「……」

ハンジ「いいじゃんね? 兵服っぽいやつ着せてもさ」

リヴァイ「よくねぇ」

モブリット「……それならそうと……」プルプル

リヴァイハンジ「「?」」

モブリット「始めからきちんと名詞を使ってください!!」



862: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 00:58:08 ID:VeFACt9o

【9月14日】


ハンジ「なんと! 今日はメンズバレンタインデーです!」

リヴァイ「……」

ハンジ「というわけでちょーだい?」

リヴァイ「3月14日にやっただろうが」

ハンジ「あれはお返しだもの」

リヴァイ「これにお返しはあんのか?」

ハンジ「ないんじゃないかな?」

リヴァイ「取りっぱなしか」



863: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 01:00:00 ID:VeFACt9o

【廃れた訳】


リヴァイ「ハンジ、メンズバレンタインデーだがな」

ハンジ「何?」

リヴァイ「ちょっと調べてみた」

ハンジ「おぉ、わざわざ調べたの」

リヴァイ「男から女へ下着を贈る日だと」

ハンジ「うわぁ……なんか最低だね」

リヴァイ「だから廃れたんだ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「ちょーだい?」

リヴァイ「やらねぇよ」



864: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 01:05:09 ID:VeFACt9o

【秋空】


ハンジ「空が高い。秋だね」

リヴァイ「空はもともと高ぇだろ」

ハンジ「そう見える、そう感じるってこと。夏の間は雲が低いからね」

リヴァイ「……」

ハンジ「秋になると空気も澄むからより高いところまで見えるって事だよ」

リヴァイ「そうか」

865: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 01:05:50 ID:VeFACt9o

ハンジ「そう、高い高ーい所まで……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……冬みたいに乾いて寒い方が星がよく見えるみたいなもんだよ」

リヴァイ「あぁ……。ん? あれ彩雲じゃねぇか?」

ハンジ「おぉ!? 本当だ!! また見れたね! 良い事あるかなー」

リヴァイ「無いだろ」

ハンジ「あれ? 前にも似た会話したような……?」

リヴァイ「不毛だな」



866: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 01:10:21 ID:VeFACt9o

【魔窟一掃】


お掃除リヴァイ「……」ドンッ

ハンジ「朝っぱらからなんの用でございましょう?」ゴシゴシムニャムニャ

お掃除リヴァイ「大掃除だ」

ハンジ「……今9月ですが?」

お掃除リヴァイ「お前の部屋がまた魔窟になってるからだろうがっ!」

ハンジ「死なないって」ケラケラ

お掃除リヴァイ「そういう問題じゃねぇ! どけ!」

ハンジ「あ、リヴァイがやってくれんの? ラッキー」

お掃除リヴァイ「1人でやると思うか? クソメガネ」ギロリ

ハンジ「うわぁ、見事なメンチ切り」アハハー

お掃除リヴァイ「さっさとかかりやがれ、クソメガネ」

ハンジ「はいはい……あ、キノコだ」



869: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 23:48:08 ID:VeFACt9o

【邪魔臭い】


ハンジ(肌寒いなぁ……)

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「リヴァイリヴァーイ!」チョイチョイ

リヴァイ「なんだ?」スタスタ

グイッ

リヴァイ「!?」

ハンジ「……」ギュッ

870: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 23:48:49 ID:VeFACt9o

リヴァイ「……何してんだ」

ハンジ「暖とり」

リヴァイ「またカイロ替わりか」

ハンジ「そう」

リヴァイ「なんか羽織ればいいだろうが。離せ」

ハンジ「羽織ると暑そうでさ。これくらいが丁度いい」ギュッ

リヴァイ「鬱陶しい。仕事にならねぇ、どけ」

ハンジ「私を羽織ったまま仕事しちゃえばいいよ」

リヴァイ「邪魔だ」



871: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 23:53:09 ID:VeFACt9o

【ミニ箒】


リヴァイ「……」キョロキョロ

ハンジ「どうしたの?」

リヴァイ「俺の掃除用具が足りない」

ハンジ「俺の……? 専用品なんだ」

リヴァイ「ミニ箒なんだが」

ハンジ「あ、それ私の所にあるわ」

リヴァイ「何?」

ハンジ「この前掃除したじゃん? そん時置きっぱになってて……使ってみたらこれ便利だなぁーって」

リヴァイ「便利?」ピクッ

872: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/19(水) 23:57:06 ID:VeFACt9o

ハンジ(あ、しまった。置き忘れだけど盗んだ事になんのかな?)

リヴァイ「そうだろ?」フッ

ハンジ「……あれ?」

リヴァイ「ああいうミニ箒があるとちょっとした事に使えて便利なんだ」フムフム

ハンジ(うわぁ……喜色満面って感じ? 珍しい……表情そんな変わってないけど)

リヴァイ「あれはやる。あれを使って部屋の清潔さを保て」

ハンジ「う、うん」

リヴァイ「じゃあな」スタスタ…

ハンジ「……」

ハンジ「いや、あれだけじゃ無理じゃね?」



873: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 00:02:09 ID:3sGtrlPk

【十三夜】


ハンジ「来ーたぞー!」

リヴァイ「帰れ」

ハンジ「今日の月は中途半端な欠け方してるね」

リヴァイ「聞いてねぇ」

ハンジ「見るだけで帰るんだから邪険に扱わないでよ」

リヴァイ「もう見ただろ」

ハンジ「すぐ追い返そうとするんだから、全く」

ペトラ「ハンジさん、夕飯ご一緒していきますよね?」

ハンジ「勿論!」

リヴァイ「……」チッ

エルド「じゃ、我々は食事の準備しますね」

グンタ「お2人はごゆっくりされてください」

874: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 00:03:10 ID:3sGtrlPk

オルオ「おい、新兵! 皿の洗い方を伝授してやる。来い」

エレン「いや、皿の洗い方くらい知ってますよ」

オルオ「はっ、皿洗いにも極意ってものがあんだ。逆らうんじゃねぇ、来い」

エレン「はぁ。でも皿洗いって食事の後では?」

オルオ「おま、それくらい察しろよ! 汚れ物の事だろうが!」

エレン「はぁ」

オルオ「ったく。ダメな新兵だな。俺が教育し直してやる」



ハンジ「……皿洗いに極意とかあるんだ?」

リヴァイ「俺直伝だ」

ハンジ「ああ、そう……」



875: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 00:08:09 ID:3sGtrlPk

【涙】


ハンジ「リヴァイ……」

リヴァイ「なんだ……」

ハンジ「……」ダバー

リヴァイ「何泣いてんだ?」

ハンジ「あくびする度に涙を溜めてたらこんなに!!」

リヴァイ「……暇なんだな?」

ハンジ「暇じゃないよ。息抜き」

リヴァイ「どんな息抜きだ」



876: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 00:13:14 ID:3sGtrlPk

【故障】


――演習:立体機動――


ハンジ「よっと」パシュッ

ハンジ「いっけー!」ギュィィ

――ズボッ!

ハンジ「へ?」ガクンッ

――ガシッ――

ハンジ「おぉ……リヴァイ、ありがとう」ホッ

リヴァイ「何やってんだ!」ギュィィ

ハンジ「アンカーが勝手に抜けたんだよ」

リヴァイ「ちゃんと整備したのか?」スタッ

877: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 00:14:24 ID:3sGtrlPk

ハンジ「当たり前だよ。あー、うまく先がロックされない。故障かな?」カチャカチャ

リヴァイ「壁外じゃなくても死ぬぞ」

ハンジ「本当だね。全員念入りに検査させとかないと……」ウーン

リヴァイ「あっていい事じゃねぇな」チッ

ハンジ「即、死に直結しちゃうからね。ところでさ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「木の上の方に降りちゃったね」

リヴァイ「だからなんだ?」

ハンジ「私の立体機動、使えないよ?」

リヴァイ「知ってるが……」ハッ!

ハンジ「さあ、抱っこしたまえ」バッ ←V字バランス

リヴァイ「背中に乗れ」



880: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 23:49:07 ID:3sGtrlPk

【ウィンク】


ハンジ「リヴァイ、おっはよー」ウィンクバチコーン

リヴァイ「……」ミケンニシワー

ハンジ「あはは! すげぇ嫌そう!!」

リヴァイ「何してんだ」

ハンジ「なんかね、ウィンクの日ってやつらしいからやってみた」バチコーン

リヴァイ「なんだ、その訳のわからん日は」

ハンジ「さぁ? 見掛けただけだからよくわからない」バチコーン

リヴァイ「気持ち悪ぃからやめろ」

881: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 23:50:24 ID:3sGtrlPk

ハンジ「ウィンクって片方は簡単だけどもう片方ってしにくいよね?」バ、バ、バチコーン

リヴァイ「ものすげぇ変な顔になってんぞ」

ハンジ「はー、顔がおかしくなる。やーめた」

リヴァイ「くだらねぇ」

スタスタスタ……

ハンジ「行っちゃった」パサッ

ハンジ「あ、この本に載ってたんだっけ」ペラペラ


*ウィンクの日*
『この日の朝、目覚めたときに好きな相手の名前の文字数だけウインクをすると想いが通じるという。
その昔、流行っていたおまじないが定着したと謂われています。』


ハンジ「…………」



882: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 23:55:17 ID:3sGtrlPk

【作ってみた】


――索敵演習:休憩中――


ハンジ「おっ、あれは……」

――サワサワ……ザザー



リヴァイ「ちゃんと休んでおけよ」

リヴァイ班「「「「はい! 兵長!」」」」

ハンジ「ていっ!!」ボスッ

リヴァイ「!?」

リヴァイ班「「「「!!?」」」」

花冠リヴァイ「…………」

883: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 23:56:39 ID:3sGtrlPk

ハンジ「あははははは!! あひゃひゃひゃひゃひゃ!!」ゲラゲラ

リヴァイ班「「「「ぐっ……ふ……」」」」プルプル

リヴァイ「なんのつもりだ、テメェ」スポッつ花冠

ハンジ「いや……ふひっ……あっちに……ぶふっ……コス……が……ぐふふっ」

リヴァイ「何言ってんだかさっぱりだな」

ペトラ「この花冠、コスモスですね。ハンジさん、器用ですねぇ」

ハンジ「ふひー……はぁ……うん。シロツメクサより丈夫って訳じゃないけど作れないことはないよ」

ペトラ「へぇ。どこに咲いてたんですか?」

ハンジ「あっちの方に群生してたよ。行ってみる?」

ペトラ「はい! 是非!」

リヴァイ「待て、ハンジ」

ハンジ「何?」

884: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/20(木) 23:57:35 ID:3sGtrlPk

リヴァイ「持っていけ」ズポッ

ハンジ「おわっ! もう、リヴァイにあげたのに」

リヴァイ「いらねぇよ。花なんざ女のもんだ」

ハンジ「……お見舞いとかで貰ったりするじゃん」

リヴァイ「怪我人や病人に見えるか?」

ハンジ「未来の怪我や病のお見舞いに」

リヴァイ「縁起でもねぇってんだ」

ハンジ「いいから、貰っとけー」スポッ

リヴァイ班「「「「ぶふー!!」」」」アハハハハ!

花冠リヴァイ「……」



885: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:02:08 ID:QLTfmD8.

【やる気】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「……」

ハンジ「ふんふふーん♪」

リヴァイ「なんでいる」

ハンジ「私の部屋汚くてさー。休みの日くらい綺麗な部屋で過ごしたいなぁって」

リヴァイ「もう汚しやがったのか……だからって俺の所にくんじゃねぇ。掃除しろ」

ハンジ「やる気が出なくて」

リヴァイ「いつもだろ」

886: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:03:18 ID:QLTfmD8.

ハンジ「あ、そうだ! 今度リヴァイが私の部屋に来てよ!」

リヴァイ「なんでだ」

ハンジ「誰かが来るなら部屋片付けなきゃってやる気も出るかも知れない」

リヴァイ「その誰かが俺でもか?」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……」

ハンジ「やる気出ないわ」ハァー

リヴァイ「だろうな」



887: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:08:04 ID:QLTfmD8.

【見過ぎ】


――深夜:食堂――


カタンッ

ハンジ「……ああ、リヴァイ」

リヴァイ「またへこんでんのか」

ハンジ「あはは……慣れはしないよ」

リヴァイ「……まぁな」

ハンジ「壁外にいる間は嘆いてる暇もないからね。その分、後でどっとくる」

リヴァイ「……」

ハンジ「紅茶飲む? 良い茶葉手に入れたの」ガタッ

リヴァイ「ああ」

888: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:09:13 ID:QLTfmD8.

ハンジ「……」カチャカチャ…

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「見られてるとやりにくいなぁ……はい」カチャッ

リヴァイ「……変なもん入れてねぇか見てただけだ」ズズズズ

ハンジ「するわけないでしょ」ゴクン

リヴァイ「うまい」

ハンジ「そりゃ良かった」フフッ

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……今度はお前が見過ぎだ」

ハンジ「ふふ、なんか落ち着くなぁと思って」

リヴァイ「……」



889: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:14:30 ID:QLTfmD8.

【慣れない】


リヴァイ「そろそろ寝るか」

ハンジ「本当だ。もうこんな時間」

リヴァイ「じゃあな」ガタッ

ハンジ「あ、リヴァイ待って。いつものしてない」

リヴァイ「落ち着いてんならいいだろ」

ハンジ「ダメ。おいで」


リヴァイ「俺は犬か」スタスタ

ハンジ「どっちかっていうと猫だって」ギュッー

890: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:16:00 ID:QLTfmD8.


リヴァイ「猫は呼んでも来ねぇんだろ?」
ハンジ「気まぐれで来る処が似てる」ギュー


リヴァイ「気まぐれで来た覚えはねぇよ」
ハンジ「え」


リヴァイ「あ?」
ハンジ「……いや、別に」


リヴァイ「変な奴だな」
ハンジ「変なのはリヴァイだよ」


リヴァイ「なんでだ」
ハンジ「実はちょっとへこんでるでしょ?」

891: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:17:17 ID:QLTfmD8.


リヴァイ「……」
ハンジ「……慣れないよね」


リヴァイ「慣れる必要はねぇよ」ナデ…
ハンジ「そうだね」


リヴァイ「……」
ハンジ「……」ギュゥ


リヴァイ「そろそろ行くぞ」
ハンジ「うん……」


リヴァイ「……離せ」
ハンジ「うん」

892: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 00:18:28 ID:QLTfmD8.


リヴァイ「……」
ハンジ「……」ギュー


リヴァイ「……もう落ち着いた」
ハンジ「そう?」スッ


リヴァイ「ああ」

ハンジ「なら良かった」ニコッ

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「ふふっ」



897: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 23:51:30 ID:QLTfmD8.

【眼鏡が……】


ハンジ「うーん……」ガッ

ハンジ「いだっ! あ、メガネがっ!!」

カシャンッ! カラカラ……

ハンジ「やっべ、伸びしたら手ぇあたっちゃった。どこいった?」キョロキョロ

扉|   *眼鏡*

ハンジ「ああ、あんな所に……」ホソメ

――コンコン

898: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 23:52:17 ID:QLTfmD8.

ハンジ「はーいー」スタスタ…カンッ

扉| *眼鏡*≡カラカラ

ハンジ「あ」

ガチャッ

リヴァイ「ハンジ、これなんだが……」

ハンジ「リヴァイ、ストーーップ!!!」

リヴァイ「あ?」足⊇

――バキッ!

ハンジ「げっ」



899: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 23:57:37 ID:QLTfmD8.

【近づく】


ハンジ「あーあ、ストップって言ったのに」スッ

*眼鏡だった物*

リヴァイ「悪ぃとは思うが、避けるのは無理だっただろ」

ハンジ「予備の眼鏡、部屋なんだよ」

リヴァイ「どんだけ見えねぇんだ? これ何本か分かるか?」V

ハンジ「全く見えない訳じゃないよ、ちょっとぼやけてるだけだから……えーっと」ホソメ

リヴァイ「目付き悪ぃな」

900: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/21(金) 23:58:21 ID:QLTfmD8.

ハンジ「2本!」

リヴァイ「正解だ。どこまで近づけばはっきり見えるんだ?」

ハンジ「んー、はっきり見えるのは……」ズンズン

リヴァイ「おい……ハンジ……?」


ハンジ「こんくらいかなぁ……」ズイッ ←ギリで鼻先があたらないくらい
リヴァイ「――っ」


ハンジ「ここまで近づくとハッキリ見える……」ハタッ
リヴァイ「……近ぇよ」


ハンジ「あ、ご、ごめん。つい」パッ

リヴァイ「……ついってなんだ」



901: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/22(土) 00:03:06 ID:DceIYPR6

【掛けっぱなしの弊害】


ハンジ「リヴァイの責任だから部屋まで連れていってね」ガシッ、ギュッ

リヴァイ「手を繋ぐな」ペイッ

ハンジ「肩でもいいから掴ませといて」

リヴァイ「本当に必要か?」

ハンジ「あのさ、眼鏡掛けてない人が眼鏡掛けると気持ち悪くなったりするじゃない?」

リヴァイ「何の話だ?」

902: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/22(土) 00:04:22 ID:DceIYPR6

ハンジ「あれって、クリアに見えてた視界が眼鏡でボヤけて見えるからそうなるんだと思うんだ」

リヴァイ「だからなんだ」

ハンジ「いやね、今気づいたんだけど、私いつも眼鏡掛けてるでしょ?」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「いつもクリアに見えてた視界が、今ボヤけてんだよ」

リヴァイ「回りくどいな。はっきり言え」

ハンジ「ずっと回り見てたらすげぇ気持ち悪い」ウェー



903: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/22(土) 00:08:02 ID:DceIYPR6

【避け方】


リヴァイ「で、肩を貸すのとどう繋がる?」

ハンジ「このまま取りに行ったら多分、部屋に着く前に気持ち悪さでへたりこんじゃうよ」

リヴァイ「部屋でもメガネ掛けっぱなしなのか?」

ハンジ「はずしてる事もあるけどさ、裸眼で歩き回ると気持ち悪いんだよ」

リヴァイ「だから?」

ハンジ「たまに目を瞑っていくから肩貸して」

リヴァイ「チッ……仕方ねぇな」

ハンジ「リヴァイが踏んづけたんだから責任持て」ポフッ

リヴァイ「お前が落とした上に蹴飛ばすからだろうが」

ハンジ「踏む前に身を翻し、バランスを崩しながらも見事な受け身をとっても良かったんじゃない?」

リヴァイ「なんだその無駄な動きは」



904: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/22(土) 00:13:22 ID:DceIYPR6

【目の代わりに】


ハンジ「あー、気持ち悪くなってきた。リヴァイ、目の代わりよろしくー」ガシッ

リヴァイ「なんで後ろから抱きつくんだ」

ハンジ「肩だけ借りたって危ないじゃない。どこかにぶつかりそうだし」ノッシリ

リヴァイ「チッ……それは分かったが寄っ掛かるな」

ハンジ「いいじゃん。引きずってけー」ズルズル

リヴァイ「引きずるくらいならおぶる。乗れ」

ハンジ「おぉ!? いいの!? ラッキー!!」ヒョイッ
リヴァイ「片道だからな。こっちの方が手っ取り早い」グッ

ハンジ「行け! リヴァイ号!! ハイヤー!!」ペシペシ

リヴァイ「窓から捨てるぞ」



909: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:10:06 ID:F6YZtKus

【説明】


ハンジ「らくちんらくちーん♪」

リヴァイ「動くな。目ぇ瞑ってろ」

ハンジ「へーい」ポフンッ

リヴァイ「頭に顎を置くな」

ハンジ「気にすんなー」

リヴァイ「お前な……」

調査兵1「わっ! どうされたんですか!?」

ハンジ「ん? ああ、実はね眼鏡が割れちゃってさ。
予備の眼鏡を部屋に取りに行くとこなんだけど、足元が覚束ないからリヴァイに運んでもらってるの」

調査兵1「ああ……そうなんですね。怪我でもされたのかとびっくりしました」

910: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:11:01 ID:F6YZtKus

ハンジ「あはは! そうだよね」

リヴァイ「……」

調査兵1「では、お気をつけて」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「うん、ありがとね」

スタスタスタスタ……


調査兵2「うわっ!? ハンジ分隊長、どうしたんですか!?」

ハンジ「あ、これはね……カクカクシカジカコジカノバンビ」

調査兵2「ああ……なんだ」ホッ

ハンジ「心配かけてごめんねー」

リヴァイ「……」

スタスタスタ……

911: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:11:51 ID:F6YZtKus


エルヴィン「……何遊んでるんだ?」

ハンジ「遊んでないよ! 失礼だな。実は……カクカクシカジカコジカノタイチョウ」

エルヴィン「割ったのか」

ハンジ「リヴァイが踏んづけたんだよ」

リヴァイ「事故だ」

エルヴィン「ははっ、気を付けてな」

ハンジ「うん、ありがとう!」

スタスタスタスタ……


ハンジ「なんか聞かれまくるねぇ」

リヴァイ「こんなんで練り歩けば当然だ。早くお前の部屋に行かねぇとな」スタスタ



912: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:16:12 ID:F6YZtKus

【面倒】


ハンジ「説明で疲れてきた。逸そ怪我したふりでもしようかな」グッタリ

リヴァイ「無駄に心配かけさせんな」

モブリット「あ! またリヴァイ兵長に迷惑掛けて! ダメですよ、ハンジ分隊長」

ハンジ「違うよ、これは……リヴァイがおんぶしたいって言ったんだよ」←説明が面倒臭くなった

モブリット「は?」

リヴァイ「ふざけんな、クソメガネ。捨てるぞ」

ハンジ「間違ってはいないでしょー」ケラケラ

913: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:17:30 ID:F6YZtKus

リヴァイ「む……?」

モブリット「え? 本当に?」

リヴァイ「……違う。メガネが壊れたんだ」

モブリット「ハンジ分隊長が壊れてるのはいつもの事じゃないですか」

リヴァイハンジ「「違う」」

モブリット「え」ビクッ

ハンジ「本物の眼鏡の事だよ。モブリットは人をなんだと思ってんの?」

モブリット「ああ……すみません。てっきり」

リヴァイ「メガネが本体だと思われてんじゃねぇか?」

914: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:19:08 ID:F6YZtKus

ハンジ「リヴァイじゃないんだから」

リヴァイ「じゃあ俺はお前を踏んづけた事になるな。おまけに踏んでやるから降りろ」

ハンジ「やなこった」ギュー

モブリット「ああ、やめてください。
リヴァイ兵長がいつもハンジ分隊長をメガネ呼びするから勘違いしただけです」アセアセ

リヴァイハンジ「「分かってる(が)(よ)?」」 キョトン

モブリット「……」

モブリット(――全くこの2人はっ!!)ハァー

リヴァイハンジ「「?」」



916: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:23:59 ID:F6YZtKus

【秘境】


――ハンジの自室――


ハンジ「えーっと、あったあった」ゴソゴソ

リヴァイ「よく考えたら俺が取りに行きゃよかったんじゃねぇか?」

ハンジ「えー? 場所の説明めんどいし、説明したとしてここから探し出す自信ある?」

リヴァイ「……」

*魔窟*

リヴァイ「無理だな」

ハンジ「でしょ?」



917: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:28:07 ID:F6YZtKus

【弁償】


ハンジ「新しいの買わないとなぁ」

リヴァイ「次の休みいつだ?」

ハンジ「明後日だね」

リヴァイ「ならその日に行くぞ」

ハンジ「おっ? リヴァイが買ってくれんの?」ニヤニヤ

リヴァイ「俺が踏んづけたからな」

ハンジ「へ? 本当に買ってくれんの!?」

リヴァイ「いらねぇなら――」

ハンジ「いります! やったー!!」ワッヒョーイ!!

リヴァイ「……」フンッ



918: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:33:02 ID:F6YZtKus

【街中だからね】


ハンジ「お待たせー。作ってもらったよ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ありがとね、リヴァイ」

リヴァイ「弁償しただけだ」

ハンジ「リヴァイだけが悪い訳じゃないのに買ってくれたんだもん。嬉しいよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「うん」

919: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/23(日) 00:34:49 ID:F6YZtKus

リヴァイ「帰るぞ」

ハンジ「はーい」ギュッ
§
リヴァイ「……なんで手ぇ繋ぐんだ?」

ハンジ「だって街中だし」ギュー
§
リヴァイ「あ?」

ハンジ「はぐれたらまずいからね」ニッコー
§
リヴァイ「……好きにしろ」グッ

ハンジ「好きにする」ギュッ
§
リヴァイ「……」チッ



923: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:15:56 ID:H813Hv0A

【言いくるめる】


ハンジ「おニュー!」キラーン+

リヴァイ「早速使ってんのか」

ハンジ「うん。勿体ないから予備にしとこうかと思ったけど、せっかくだからね」

リヴァイ「もう壊すなよ」

ハンジ「勿論だよ! 大切に使う。リヴァイからの贈り物だしねー」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「でもあっちを踏んだのリヴァイだけどね」

リヴァイ「落として蹴飛ばしたのはお前だ」

ハンジ「事故だよ」

リヴァイ「俺のも事故だ」

ハンジ「ではお互いに気をつけよう!」

リヴァイ「……なんか納得いかねぇな」



924: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:20:07 ID:H813Hv0A

【貰ってく】


ハンジ「リーヴァイー」

リヴァイ「なんだ、間延びした声で」

ハンジ「ちょっと中央に行って研究の説明しに行かなきゃいけないんだよ」ハァー

リヴァイ「お前が好きそうな話だな」

ハンジ「そうだね、中央じゃなければ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「前に説明した時、ちょっとね」

リヴァイ「……お前、はじけたのか?」

ハンジ「まさか。抑えたよ。モブリットに説明ほとんどさせたし」

リヴァイ「ああ……お前が直接やらなくて良かったな」

925: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:21:10 ID:H813Hv0A

ハンジ「エルヴィンの指示だよ。重要な場所だけ私にって」

リヴァイ「適切だな」

ハンジ「あいつら凄い小馬鹿にしてくんだよね。まず話をまともに聞かないし」

リヴァイ「馬鹿ばっかりだからな」

ハンジ「とは言えお偉いさんだからね。ああ、億劫」ハァー

リヴァイ「で、何か用か?」


ハンジ「力貰いに」ギュー
リヴァイ「役に立つとは思えんが」


ハンジ「立つよ、うん」
リヴァイ「なら勝手に持っていけ」


ハンジ「元よりそのつもりだよ」ニヒッ
リヴァイ「……」



926: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:26:16 ID:H813Hv0A

【憤り】


スタスタスタスタ……

ハンジ「……」スタスタ


――ハンジ研究室――


――バンッ!!

ドンッ! ガンッ! ドゴンッ!!

ハンジ「はぁ……はぁ……」

「……荒れてんな」

927: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:27:36 ID:H813Hv0A

ハンジ「うぉわっ!?」ビックゥ!!

リヴァイ「……」

ハンジ「い、いたの? リヴァイ」

リヴァイ「まぁな。どうした?」

ハンジ「どうしたもこうしたも中央の奴等っ!! 巨人をナメやがって!!」ガンッ!

リヴァイ「落ち着け。奴等の馬鹿さ加減は今に始まった事じゃねぇだろ」

ハンジ「底抜けの馬鹿過ぎて腹が立つ!!
人が説明してんのに何が“貴女はどうやら人間の男に興味がないらしい”だ!!」

928: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:28:37 ID:H813Hv0A

ハンジ「あんたらみたいな現状でぬくぬく私腹肥やす事しか能がない屑相手にするくらいならその辺の石ころ研究する方が何倍もマシだわ!!」バンッ!

リヴァイ「……で、お前は何て言ったんだ?」

ハンジ「……“あなた方は美しい色がお好みのようですから”って言っちゃったわ!」

リヴァイ「はっ! そんだけ言い返せりゃいいだろ」

ハンジ「良くないよ。とりあえず、“外は大変美しい色彩に溢れていますよ”ってフォローしたけど」

リヴァイ「フォローになってねぇよ」クックックッ

ハンジ「!」ビックリ

ハンジ(おぉ……珍しい。笑ってる……)



929: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:33:25 ID:H813Hv0A

【見た目によらず】


ハンジ「…………」フゥー

リヴァイ「少しは落ち着いたか?」

ハンジ「……ん。エルヴィンに申し訳ないよ。一応取り繕って体裁は治めたけど……やっちゃった」

リヴァイ「中央と自分へのイラつきか」

ハンジ「そう。大事にはならなかったけど、何で我慢出来なかったかな……私」ハァー

リヴァイ「あいつらと話すのには相当な力が必要だからな」

ハンジ「今は姿を見ただけで腹立つ自信があるよ」ギリッ

930: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:34:31 ID:H813Hv0A

リヴァイ「……落ち着け」ポンッ、ナデナデ


ハンジ「……んー」ギュー
リヴァイ「……」ナデナデ


ハンジ「後でエルヴィンに謝りに行かなきゃ」ハァー
リヴァイ「……」ナデナデ


ハンジ「……ごめんね。リヴァイから貰った力、変な処に使っちゃった」ギュゥ
リヴァイ「気にしてねぇよ」ナデナデ


ハンジ「リヴァイは優しいなぁ。見た目によらず」フフッ
リヴァイ「……見た目によらずは余計だ」



931: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:39:07 ID:H813Hv0A

【10秒】


――ハンジ研究室――


――コンコン

リヴァイ「おい、ハンジ。開けろ」

……ガチャッ

ハンジ「んー?」ドンヨリ

リヴァイ「疲れてんな。徹夜か?」

ハンジ「まぁね。始末書的なもんとか資料のまとめとか色々重なっちゃってね」ゴシゴシ

リヴァイ「少し横になった方がいいんじゃねぇか?」

ハンジ「いや……まだ終わってないし」カタンッ

932: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:39:54 ID:H813Hv0A

リヴァイ「いいから休め。倒れたら元も子もねぇだろ」

ハンジ「いーやー」

リヴァイ「……」ヒョイ

ハンジ「ちょっ、眼鏡返して」

リヴァイ「……」ポフッ

ハンジ「わっ! 目ぇ隠さないでよ」

リヴァイ「ゆっくり100数えてみろ」

ハンジ「は?」

リヴァイ「数えろ」

ハンジ「……いーち、にーい、さーん」

リヴァイ「心の中でだ」

933: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/24(月) 00:41:13 ID:H813Hv0A

ハンジ「……、……、…………………」

リヴァイ「……」

ハンジ「」スー

リヴァイ「……寝たか」スッ

リヴァイ「10秒くらいか?」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ヒョイッ

*ソファ*

リヴァイ「……」ソッ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「たった10秒で熟睡か……倒れる寸前だな」サラッ…ナデ



935: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:29:16 ID:JfuMKkrE

【動じなかった】


――ハンジ研究室――


ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ナデ…

――コンコン

リヴァイ「……開いてる」スクッ

ガチャッ

モブリット「どうでしたか……あ」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「寝た。今のうちだ」

936: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:31:20 ID:JfuMKkrE

モブリット「みんな、早く」

ワサワサワサワサワサ

リヴァイ「……」

モブリット「リヴァイ兵長、ありがとうございます」

リヴァイ「いや」

モブリット「……“自分の所為だから”って手伝わせてくれなかったんです。
しかも研究室に閉じ籠って誰が行っても開けてくれないし……」ハァー

リヴァイ「……」

モブリット「リヴァイ兵長しかいないと思って……すみませんでした」

リヴァイ「……構わねぇよ」

モブリット「……嫌がらせの様に沢山の書類やら始末書やら送り付けてこられて……」グッ

937: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:32:24 ID:JfuMKkrE

モブリット「ハンジ分隊長は“これで済むなら易いもんだ”って」チラッ

ハンジ「」スースー

モブリット「手伝わせてくれてもいいのに……」

リヴァイ「無駄な責任感じてんだろうな」

モブリット「……一緒にいたんですから私にも責任背負わせてほしいですよ」ハァー

リヴァイ「……1人暴走したからだろ」

モブリット「……私も止めませんでした。
もちろんフォローはしましたけど。それにすごいスカッとしましたし」

リヴァイ「奴等どんな顔してた?」

モブリット「見物でしたよ! 顔真っ赤にして震えてました」クスクス

リヴァイ「……さすがハンジの副官だな」ポンッ

モブリット「へ?」



938: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:37:16 ID:JfuMKkrE

【みんないる】


――ハンジ研究室――


ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」

ハンジ「……ん……」パチッ

ハンジ「!?」ガバッ

リヴァイ「起きたか。よく寝てたな」

ハンジ「リヴァイ!? あれ? 夜? あ! 仕事!!」

リヴァイ「落ち着け。仕事は終わってる」

ハンジ「え!?」バサバサ

リヴァイ「……」

939: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:38:31 ID:JfuMKkrE

ハンジ「全部……終わってる……」

リヴァイ「……いい部下持ってんな」

ハンジ「みんなが!?」

リヴァイ「ああ。心配してた」

ハンジ「……」…グッ

リヴァイ「1人でやるような事でもねぇだろ。部下をちゃんと使ってやれ」

ハンジ「でも……」

リヴァイ「でももクソもねぇよ。モブリットがお前1人の責任じゃねぇっつってたぞ」

ハンジ「モブリットが……」

リヴァイ「部下に心配かけんな」

ハンジ「……うん」



940: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:43:13 ID:JfuMKkrE

【決壊】


リヴァイ「ちゃんと部屋に戻れよ」

ハンジ「うん、今片付ける」パサッパサッ

リヴァイ「……」

ハンジ「あ」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「リヴァイは何か私に用事があって来たんじゃないの?」

リヴァイ「……」

ハンジ「私すぐ寝ちゃって……あ」

941: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:44:01 ID:JfuMKkrE

リヴァイ「……」

ハンジ「そっか……みんなが……呼んで……」

リヴァイ「……お前が閉じ籠るからだ」

ハンジ「……」パサッ

リヴァイ「書類落とすんじゃねぇよ」スッ

ハンジ「……」

リヴァイ「早く片付け…………」

ハンジ「……うっ……ひっく」グシッ

リヴァイ「……」



942: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:49:28 ID:JfuMKkrE

【フォロー】


ハンジ「ふぇ……うっ……」グスグス

リヴァイ「……」ハァー

――グイッ


ハンジ「!?」
リヴァイ「何泣いてんだ……」ギュッ


ハンジ「……だって……迷惑かけちゃったし」グスッ
リヴァイ「……」


ハンジ「みんな……優しすぎるし……!」ギュゥー
リヴァイ「……」ポンポン


ハンジ「申し訳な……くて」ヒック
リヴァイ「……部下の誰かが失敗したらお前がフォローすんだろ?」ナデナデ

943: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:50:27 ID:JfuMKkrE


ハンジ「? ……うん」グスッ
リヴァイ「なら出来る範囲の事は部下にフォローしてもらえ」


ハンジ「……うん」
リヴァイ「内でも外でもフォローし合うのは当たり前だろ」


ハンジ「……えと、つまりお互い様だから気にすんなって言いたいのかな?」
リヴァイ「……」


ハンジ「……」
リヴァイ「……」


ハンジ「ぶふっ……ふふ、くくく」クスクス
リヴァイ「今度は何笑ってやがんだ」チッ


ハンジ「あはは! もうみんな大好きだわ!!」ギュゥー
リヴァイ「……」



944: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:55:04 ID:JfuMKkrE

【分け過ぎ】


ハンジ「これは君の仕事ね。お願い」

調査兵1「はい!」

ハンジ「えーっと……これはモブリットじゃないとね。お願い」

モブリット「はい」

ハンジ「それから……」

―――
――

945: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/25(火) 00:56:23 ID:JfuMKkrE


――コンコン


ハンジ「どうぞー」

ガチャッ

リヴァイ「ハンジ、資料を返しに……」

ハンジ「ああ、リヴァイ、いいところに! どうしよう!?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「みんなに仕事回したらする事が無くなった!!」クワッ!

リヴァイ「……部下に仕事押し付けてんじゃねぇよ、クソメガネ」



948: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/26(水) 00:37:30 ID:AdUNGIk6

【秋】


ハンジ「秋って丁度いい気温だよね。過ごしやすい」

リヴァイ「落ち葉だらけになりさえしなければな」

ハンジ「情緒あんじゃん」

リヴァイ「掃除の時間が増える」

ハンジ「おっさんは自然を楽しめないのかねぇ」ヤレヤレ

リヴァイ「おっさんじゃねぇ」



949: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/26(水) 00:42:06 ID:AdUNGIk6

【ゲーム】


ハンジ「ちょっと暇ができちゃったね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「なんかないかなぁ」

リヴァイ「おとなしくしてろ」

ハンジ「あ、罰ゲーム付トランプ面白かったからまたやろうよ」

リヴァイ「ポーカーならやってやる」

ハンジ「ゲームは神経衰弱です!」

リヴァイ「得意分野で仕掛けてくんな」


〆@

950: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/26(水) 00:47:23 ID:AdUNGIk6

【人が通る場所を】


リヴァイ「……」パラ…

ハンジ「ぬぅぅ」ギリギリ

リヴァイ「さて、罰は何にするか」

ハンジ「くっそぉー! 負けたぁー!! 何でだぁー!?」

リヴァイ「苦手だが毎回負けるわけじゃねぇだろ」

ハンジ「ぬぅ、何を要求すんのー?」ブー

リヴァイ「落ち葉掃き手伝え」

ハンジ「子供の手伝いか」



951: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/26(水) 00:53:19 ID:AdUNGIk6

【落ち葉焚き】


ハンジ「ふんふふーん♪」

パチパチパチ……

ミケ「いい匂いがしてきたな」スンッスンッ

エルヴィン「ミケはいつも部下からいろんなものを貰っているな」

リヴァイ「今回はサツマイモか」

ハンジ「ふふーん♪」ザシッザシッ

リヴァイ「焼けたか?」

ハンジ「んー、もうちょいかな?」プスッ

952: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/26(水) 00:54:17 ID:AdUNGIk6

ミケ「丁度お前らが落ち葉掃きをしていて良かった」

ハンジ「集め終わったところだったから見計らったのかと思ったよ」アハハ

エルヴィン「そんな訳ないだろう」ハッハッハッ

リヴァイ「嘘くせぇ」

エルヴィン「酷いな、リヴァイ」

リヴァイ「お前はいつも何か考えてそうだからな」

ミケ「まぁ、確かにな」

エルヴィン「そんな風に見られていたのか」

ハンジ「はいはい、出来たよー」



953: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/26(水) 00:59:05 ID:AdUNGIk6

【熱々】


ハンジ「あつっ」

リヴァイ「気をつけて食え」

エルヴィン「気をつけていても熱いな」ホフホフ

ミケ「うまいな」モグモグ

ハンジ「あ、エルヴィン、服に落ちてるよ」

エルヴィン「む、しまった」

リヴァイ「ガキかよ」

ミケ「ループタイに付いてるぞ」

エルヴィン「新しいのに換えておかないとな」パンパン

リヴァイ「ハンジ、お前もだ」

ハンジ「おぉ!? しまった」



957: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:11:20 ID:qrD3X4UY

【焚き付ける】


ハンジ「あー付いた芋伸ばしちゃった」

リヴァイ「叩けば落ちるのにお前は……見せてみろ」クイッ

ハンジ「とれる?」

リヴァイ「……いや、これは洗わねぇと無理だな」

ハンジ「そっかぁ。着替えなきゃ」

エルヴィン「お前ら仲良しだな」

リヴァイ「はぁ?」

ハンジ「うん、仲良しこよしだよ。親友だからね」ガシッ

リヴァイ「親友になった覚えはねぇ」ベリッ

ハンジ「えー」

958: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:12:07 ID:qrD3X4UY

エルヴィン「そうかもっと深い仲良しなのか」

リヴァイハンジ「「はぁ!?」」

リヴァイ「何ふざけた事ぬかしてんだ。誰がこんな男だか女だかわかんねぇ奴と」

ハンジ「こっちも願い下げだよ。こんなちっさいおっさん」

リヴァイ「あぁ?」ギロッ

ハンジ「なんだよ」

エルヴィン「こらこら、2人共、喧嘩をするな」

ミケ「お前が原因だろうに」

エルヴィン「冗談を言っただけなんだがなぁ」ハッハッハッ

ミケ「……悪魔だな」



959: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:17:26 ID:qrD3X4UY

【みんなで悩む】


リヴァイ「決まったか?」

ハンジ「うーん悩むね」

ミケ「いいやつを選ばねばな」

ナナバ「これ綺麗だよ」

ハンジ「えーでも赤って感じじゃないかも」

ナナバ「似合うと思うけどな」

ミケ「あまり派手なのもな」

ナナバ「そっかなぁ」

リヴァイ「これでいいだろ」

960: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:18:59 ID:qrD3X4UY

ハンジ「ん?」

ナナバ「ああ、それっぽいね」

ミケ「リヴァイにしてはやるな」

リヴァイ「どういう意味だ、ミケ」

ハンジ「んじゃ包んでもらってくるねぇー」スタスタ

リヴァイ「……面倒くせぇな」

ミケ「そう言うな」

ナナバ「ここまで来といて今更だね、リヴァイ」

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「包んでもらったよ! 帰ろ」



961: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:23:13 ID:qrD3X4UY

【10月14日】


ハンジ「エルヴィン!」

エルヴィン「ん? どうしたんだ? みんなして」

ナナバ「ちょっとね」

ミケ「……」スンッ

リヴァイ「……」

ハンジ「はい!」スッ

エルヴィン「……これは?」

ハンジ「開けてみて!」

962: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:24:15 ID:qrD3X4UY

エルヴィン「……」シュルシュル

*ループタイ*

エルヴィン「これは……」

ハンジ「この間イモで汚してたしね」

ナナバ「今日は何月何日?」

エルヴィン「10月の……ああ」

ミケ「また忘れてたのか」

リヴァイ「働き過ぎだな」

ハンジ「ハッピーバースデイ、エルヴィン!」

エルヴィン「……ありがとう。みんな」



963: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:30:14 ID:qrD3X4UY

【ループタイ】


ハンジ「ねぇ、付けてみてよ」

エルヴィン「ああ」シュルシュル

ナナバ「うん、いいんじゃない?」

ミケ「似合ってるぞ、エルヴィン」

ハンジ「やっぱりブルーが似合うね。リヴァイが選んだんだよ」

リヴァイ「全員でだろうが」

エルヴィン「そうか……嬉しいよ。大事にする。本当にありがとうな、みんな」

ハンジ「どういたしましてー!」

ナナバ「エルヴィンの為だからね」

ミケ「喜んでもらえたようだな」

リヴァイ「……」フンッ

エルヴィン「私は本当に良い仲間を持ったよ」フフッ



964: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:35:11 ID:qrD3X4UY

【引きずる】


ハンジ「ふぅー」ペショッ

リヴァイ「だらけんな」

ハンジ「お昼の後って眠くなるよねぇ」

リヴァイ「仕事しろ」

ハンジ「巨人研究とかに関する事ならクソ滾るんだけど、雑務処理はねぇ」

リヴァイ「いいから動け」

ハンジ「リヴァイ、運んでー」

965: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:35:59 ID:qrD3X4UY

リヴァイ「運ばねぇよ」

ハンジ「けちぃー」ブー

リヴァイ「誰がケチだ。ほら、立て」グイッ

ハンジ「あーもうお昼終わりかぁ」ガタッ

リヴァイ「だらだらしてたら残業になんぞ」

ハンジ「そうだけどね」ノシッ

リヴァイ「乗っかるな」

ハンジ「このままおんぶで運んでよ」ダラーン

966: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 00:37:25 ID:qrD3X4UY

リヴァイ「引きずる」ズルズル

ハンジ「ブーツが削れるよ」ズルズル

リヴァイ「なら歩け」ズルズル

ハンジ「いーやー」ガシッ

リヴァイ「面倒なやつだな」ズルズル

ハンジ「運べばいいんだよ」ズルズル

リヴァイ「意味わかんねぇな。着いたぞ」

ハンジ「ありゃ? 結局引きずられちゃった」



973: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 23:54:03 ID:qrD3X4UY

【溜めてないからね】


ハンジ「おはよう、リヴァイ」

リヴァイ「ああ……」

ハンジ「いつもテンション低いけど今日は更に低いね」

リヴァイ「書類が溜まってる」

ハンジ「後回しにするからだよ」

リヴァイ「忙しいんだ」

974: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/27(木) 23:54:51 ID:qrD3X4UY

ハンジ「まぁ、最近書類多いからね」

リヴァイ「壁外調査の前は特にな」

ハンジ「毎月の様に行ってんだから多少簡素化してくれてもいいのにね」

リヴァイ「……いろいろあんだろ」

ハンジ「私はあとちょっとだからゆっくりやるかなー」

リヴァイ「自慢か」

ハンジ「自慢だよ」ニヒッ

リヴァイ「チッ……」



975: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/28(金) 00:00:28 ID:0Ao7qSqc

【書類の山】


――コンコン

リヴァイ「開いてる」カリカリ

ガチャッ

ハンジ「リヴァイ、もうすぐお昼だよ」

リヴァイ「今やっとかねぇと終わんねぇんだよ」カリカリ

ハンジ「ありゃりゃ、本当に山盛りだね」

976: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/28(金) 00:01:53 ID:0Ao7qSqc

リヴァイ「面倒くせぇ」

ハンジ「あはは、手伝うよ」カタンッ

リヴァイ「……頼む」

ハンジ「素直だね」

リヴァイ「山盛り過ぎんだ」

ハンジ「ある程度片付けたらお昼にしようや」カリカリ

リヴァイ「……ああ」カリカリ



977: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/28(金) 00:06:37 ID:0Ao7qSqc

【今度やろう】


ハンジ「今日は良い天気だよね。秋晴れってやつだね」カリカリ

リヴァイ「なのに部屋に閉じ籠りだ」カリカリ

ハンジ「こんな日は壁に登ると気持ち良さそう」

リヴァイ「足下に巨人がいたりするがな」

ハンジ「それが最っ高なんじゃないか!!

リヴァイ「お前が変態だということを忘れてた」

ハンジ「ああ、巨人たちを見物しながらお昼にしたいよ」

リヴァイ「飯が不味くなる」



978: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/28(金) 00:11:19 ID:0Ao7qSqc

【いつか】


ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「……」カリカリ

ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「リヴァイはさ、壁が必要なくなったらどうするの?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……私は旅に出たいなぁ」

リヴァイ「旅か」

979: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/28(金) 00:13:02 ID:0Ao7qSqc

ハンジ「色々珍しいものが見れそうじゃない!?」キラキラ

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「リヴァイも一緒に行こうよ」

リヴァイ「お前とか?」

ハンジ「そう! リヴァイとなら楽しそう」フフ

リヴァイ「まぁ、退屈しなさそうだな」

ハンジ「なにかと争い事は任せた」

リヴァイ「やはり1人で行く」

ハンジ「いいよー。勝手に付いていくから。地の果てまで追いかけてやる」

リヴァイ「なんか恨みでもあんのか」



980: ◆uSEt4QqJNo 2014/02/28(金) 00:18:09 ID:0Ao7qSqc

【どこまでも】


リヴァイ「やっと終わったな」

ハンジ「うん。そうだ! 気分転換にお昼持って外で食べない? ピクニック気分になれるかもよ?」

リヴァイ「……目の前に本部が見えるのにか?」

ハンジ「せめて本部を背にしようよ。あ、何だったら逸そ屋上は? 眺めいいし」

リヴァイ「なんとかと煙りは……」

ハンジ「馬鹿にすんな!」

リヴァイ「馬鹿だろ。……自由になっても俺に引っ付き回ろうとする奴は」ガチャッ

ハンジ「自由なんだからいいじゃない」フフッ

リヴァイ「……はっ……馬鹿が」

ハンジ「あはは! 馬鹿で結構だよー」


――パタンッ


おしまい?