1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:26:03 ID:mjNNN7ys

【航空機内・客席】

承太郎「……」

ジョセフ「……」

アヴドゥル「」Zzz…

花京院「」Zzz…


ブブーン ブブブーン  ブブブブブ


花京院「……ん?」

アヴドゥル「む?  ……!」

承太郎「カ……カブト……いや」

花京院「カブト虫か!?」

承太郎「クワガタ虫だ!」

花京院「なんだ……クワガタ虫か……!!」 Zzz…

承太郎「オラァッ!」

花京院「ぐぶっ」

引用元: 花京院「この機内に敵スタンドがE・スプラッシュウウウ!!」

 

2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:27:17 ID:mjNNN7ys

ジョセフ「アヴドゥル、スタンドか? 早くも新手のスタンド使いか!?」

アヴドゥル「在り得る。虫の形をしたスタンド……!」

花京院「虫の形をしたスタンド! そういうのもいるのか」


ブブーン


ジョセフ「ええーい……座席の陰に隠れたぞ」

アヴドゥル「ど……どこだ……?」

承太郎「……」

花京院「はっ! 承太郎!! ハイエロファントグリーン!!」 バンッ

承太郎「!?」

花京院「君のアタマの横にエメラルド・スプラッシュウウウウウウゥゥ!!」


ドッババババババーッ


承太郎「うおおおおお!?」ビシビシビシビシッ

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:29:04 ID:mjNNN7ys

灰塔『!?』 ブブーン

花京院「ちっ、外したか」

承太郎「オルァッ!」

花京院「ぐはっ」

ブブーン

ジョセフ「で……でかい! やはりスタンドだ!」

ジョセフ「その虫は、スタンドだ! もう一度言う、その虫はスタンドだーッ!」

承太郎「気持ち悪ぃな……だが、ここは俺に任せろ」

アヴドゥル「き、気をつけろ」

アヴドゥル「人の舌を好んで引きちぎる虫の、スタンド使いがいるという話を聞いた事がある……!」

承太郎「スタープラチナ!」バンッ

花京院「ハイエロファントグリーン!」バンッ

アヴドゥル「マジシャンズレッド!」バァン!

ジョセフ「ハ、ハーミットパープル!」バッ

承太郎「俺に任せろっつってんだろうが!!」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:30:10 ID:mjNNN7ys

承太郎「スタープラチナ!」

星の白金『』ヒュッ

灰塔『』ブンッ

承太郎「!」

アヴドゥル「か、かわした!? し、信じられん!」

アヴドゥル「弾丸をつかむほど素早く正確な動きをする、スタープラチナより速い!!」

花京院「も、もしかしてその虫はスタンドなのか!?」

ジョセフ「どこだ……どこにいる! こいつを操る使い手は、どこに潜んでいる!?」

アヴドゥル「こ、攻撃してくるぞ!」

灰塔『』ビシャアア

星の白金『!』ガッ

承太郎「……ぐぐ……」

花京院「大丈夫か承太郎ォォォーッ!!」

ジョセフ「歯で悪霊クワガタの口針を止めたのはいいが……」

アヴドゥル「承太郎のスタンドの舌を食いちぎろうとしたこいつは……やはり奴だ!」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:32:21 ID:mjNNN7ys

アヴドゥル「タロットでの『塔』のカード」

アヴドゥル「破壊と災害、そして旅の中止の暗示をもつスタンド――」

アヴドゥル「『タワー・オブ・グレー』!!」


灰塔『キキーッ』 ブオォォォオオォ


花京院「タロットでの『糖』のカード……」レロッ

アヴドゥル「『タワー・オブ・グレー』は、事故に見せかけて大量殺戮をするスタンド……」

アヴドゥル「昨年300人が犠牲になったイギリスでの飛行機墜落も、こいつの仕業と言われている」

アヴドゥル「噂には聞いていたが、こいつがディオの仲間になっていたのか……!」スッ…

ジョセフ「飲んどる場合かーッ」バシ ガシャン

承太郎「オォルァッ!」

星の白金『オラオラオラオラオラオラオラオラァ!』


灰塔『』ブーンwwwww


アヴドゥル「か、かわされた! しかも心なしか両腕を広げて煽るかのようにッ!!」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:34:09 ID:mjNNN7ys

アヴドゥル「片手ではない、両手でのスピードラッシュまでもかわされた……!」

アヴドゥル「な、なんという速さだ!」

灰塔『ヘッヘ』

灰塔『例えここから、1cmの距離より10丁の銃から弾丸を撃ったとして』

灰塔『俺のスタンドには触れることさえ出来ん! もっとも、弾丸でスタンドは殺せぬがな……』

ジョセフ(必ず近くにいるはずだ……どいつだ? スタンドを操っている本体はどこにいる!?)

ジョセフ(この乗客の中の誰だ? 本体さえ……そいつさえ分かればッ……!)

灰塔『 』シュンッ

承太郎(またしても消えた!)


ブブブブーンブブブーン


花京院「! あそこに移動したぞ!」

花京院「二三人乗客の舌を一気に引きちぎる気だな、そうはさせん! ハイエロファントグリーン!」

灰塔『な、何! 読まれてる!?』

法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウウゥゥゥゥ!!』ドッバ~ッ

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:37:12 ID:mjNNN7ys

灰塔『ヘッヘ、貴様のスピードでは俺を捉えることはできん!」

花京院「ふっ。後ろを良く見てみろ」

灰塔『何?  はっ!? 壁に穴が!?』

花京院「そして私の目的は!!」


【Masako!】

 マサコ! その意味は! 現在の皇太子妃の名前!(敬称略)


承太郎「や、やりやがった! 壁に穴を……!」

灰塔『キ、キサマ……!』

アヴドゥル「ええい、もうお前には任せておけん!」

アヴドゥル「マジシャンズレッド!!」バァッ

魔術師の赤『ケェー』

ジョセフ「待て! 待つんじゃアヴドゥル!」

花京院「エメラルドォォォ」

承太郎「テメェももうすっこんでろ!!」デュクシ

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:39:00 ID:mjNNN7ys

爺「」Zzz…

爺「……んんっふ……なんか騒々しいのう。何事かな」

ブブブーン

花京院「危ない!」

爺「トイレでも行くかな……」

爺「ん? なんじゃこのデコボコは……」

爺「!? ぬっはー!? 穴!? 機体に穴が……!?」

花京院「当て身!!」

 ド ス ッ

爺「うぐっ!! ぐああ!!」ガクガク ビシシ…

花京院「ん? まちがったかな……」

ジョセフ「い、今すごい音がしたぞ」

承太郎(おそろしく速い手刀。俺でなきゃ見逃しちまうね)

花京院「他の乗客が気付いてパニックを起こす前に、奴を倒さねばなりません」

アヴドゥル「いや……何かもうすでに我々が半分パニックなんだが……」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:43:26 ID:mjNNN7ys

花京院「だがアヴドゥルさん」

花京院「あなたのマジ赤い『動』のスタンドでは、飛行機までも爆発させかねないし」

花京院「ジョジョ。君のパワーも機体壁に穴でも開けたりしたら大惨事だ」

承太郎「テメェ後ろをよく見てみろ」

花京院「ん」   ヒュゴオオオォォォー……

花京院「……ふっ」

花京院「そこでここは私の『超動』のスタンド――」

花京院「ハイエロファントグリーンこそ、奴を始末するのに相応しい!」

アヴドゥル「お前の言う大惨事じゃないのか今!!」


灰塔『へ……ヘッヘッヘ。か、花京院典明か……』

灰塔『ディ、ディオ様から聞いてよーく知っているよ……』

 ブブブ……ブン……


ジョセフ「お、おい。こいつ心なしかさっきより弱ってないか?」

承太郎「なんだ、さっきの爺が本体か」

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:44:06 ID:mjNNN7ys

灰塔『やめておけ。さっきも言ったろう』

灰塔『貴様のスピードでは、俺を捉えることは出来ん!』


花京院「そうかな?」ズァッ


花京院「エメラルド……」ギュルルルル

法皇の緑『スプラッシュウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ!!』

ドババババババババババババババババババババババババババババ

灰塔『ヘッ』

灰塔『ヘッヘエエーイッ!』ブブブーン

灰塔『ファハハハハハハ! おまえなあ!』

灰塔『数撃ちゃ当たるという発想だろうが、ちっとも当たらんぞ!』

アヴドゥル「まずい! やはりあのスピードにかわされた!」

承太郎「いや待て。なにか今、Eスプラッシュの速度が高まっているような気がしたが」

星の白金『マッハ1 マッハ10 マッハ35 マッハ120』

承太郎(間違いない、確かに速くなっている。しかしこのままどこまでも高まっていけば……)

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:45:22 ID:mjNNN7ys

花京院「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!」

法皇の緑『』ドバババババババババババババババババババババババ

灰塔『!?』

灰塔『バ、バカな! Eスプラッシュが無数の光にかわった!!』

灰塔『これは光速弾!!』

灰塔『こ、こんなもの一発でも当た』

ボシュッ

爺「ぎゃあああああああっ」ジュッ


 バリーン  ガシャーン  ドゴゴォ!!


アヴドゥル「うおおおっ!?」

ジョセフ「き、機体がもたん!!」

花京院「エメラルド・スプラッシュウウウウウウウゥゥゥゥッ!!」

承太郎「オルァッ!」

花京院「ううううぶべっ」

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/08(木) 16:46:33 ID:mjNNN7ys

承太郎「あれを見やがれ」

爺「」

花京院「むっ。なんだあの消し炭のようなものは」

承太郎「さっきのジジイが本体だった。テメェが終わらせたんだよ」

花京院「ふんっ。そういうことだったのか」

花京院「おぞましいスタンドには、おぞましい本体がついているものよ」

アヴドゥル「この惨事を見ろ! どう始末をつける気だ!」

客「キャー!」
客「ヒイイィー!!」
客「ンジャコリャー!?」

花京院「うっ、室内が大パニックに! 一体なぜ」

承太郎「オラァッ!」

花京院「ぐぶっ」

承太郎「おいどうすんだジジイ」

ジョセフ「機体も傾いている! コックピットへ急ぐぞ!」

アヴドゥル「ええい客が入り乱れてうまく進めん!」 ワーワー

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/09(金) 02:27:25 ID:s6VLuw0A

ワーワー

CA「お、お客様、どちらへ?」

CA「この先はコックピットで、立ち入り禁止です!」

ジョセフ「知っている!」ドン

CA「お、お客様!」

承太郎「……」スタスタ

CA(!)
CA(まぁ、素敵な方!)

承太郎「どけアマ」ドン

CA「きゃあ」ドンッ

花京院「!? 新手のスタンド使いか!?」

アヴドゥル「な、何だと!?」

CA「スタ……ンド……?」

花京院「ハイエロファントグリーン!」バァン
アヴドゥル「マ、マジシャンズレッド!」バァン

承太郎「いい加減にしやがれ!!」オララァッ

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/09(金) 02:29:17 ID:s6VLuw0A

【コックピット内】

 ⊂手====== バーン

ジョセフ「うおお!? なんてこった! してやられた!」

ジョセフ「もぬけの空じゃ! 先に脱出されておる!」

承太郎「緊急用パラシュートが取り出されている」

承太郎「このパイロット共、飛行機の不調を知るやテメェらで逃げ出したようだ」

アヴドゥル「うおっ! 脱出口から風が!」

花京院「なんて自分勝手な!」

承太郎「テメェが言う資格はねえ」

ジョセフ「……くっ、降下しているな」

ジョセフ「自動操縦装置も破壊されている。この機は墜落するぞ!!」

花京院「ならばハイエロファントグリーン!!」バァン!

アヴドゥル「な、何をする気だ?」

花京院「いや! 何か手はないのか!?」

ジョセフ「無意味にスタンドを出すクセをやめろ!!」

22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/09(金) 02:30:45 ID:s6VLuw0A
 
爺「ばばばあ~!!」ぶるるるるあああぁぁぁ
 

承太郎「何!」


爺「ワシは、事故と旅の中止を暗示する『塔』のカードを持つスタンド~。
  お前らはディオ様のところへは行けん!
  例え、この機の墜落から助かったとて、エジプトまでは1万キロ!
  その間、ディオ様に忠誠を誓った者共が、四六時中キサマらを付け狙うのだ!
  世界中には、お前らの知らん想像を超えたスタンドが存在する!
  ディオ様は、スタンドを極めるお方。ディオ様は、それらに君臨できる力を持ったお方なのだ!
  辿り着けるわけがなぁい! 貴様らは、エジプトへは決して行けんのだああぁ!!」


承太郎「よし終わったな」

花京院「待ちわびたぞ! ハイエロファントグリーンンン!!」

星の白金『オォォラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ』
魔術師の赤『クロスファイヤー・ハリケーン!!』
隠者の紫『波紋失踪(オーバー・ドライブ)!!』

法皇の緑『エメラルド・スプラッシュウウウウウウゥゥゥゥゥ↑↑!!』

爺「 」ドグシャアッ

     『灰の塔』――再起不能!  とどめは花京院典明!!

23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/09(金) 02:33:48 ID:s6VLuw0A
 
CA「ハッ! し、死んでいる……!」

CA「う……うろたえるんじゃあないッ! 客室乗務員はうろたえないッ!」

承太郎「さすがはプロ中のプロ。悲鳴をあげないのはうっとおしくなくて良いぜ」
 
承太郎「そこで頼む。このジジイがこの機を、これから海上に不時着させる」

ジョセフ「ワシィ?」

承太郎「他の乗客に救命具つけて、座席ベルト締めさせな」
 
CA「ははっ!」シュバッ
 
承太郎「ジジイ」

ジョセフ「ふーむ。プロペラ機なら経験あるんじゃがのう」
 
     カーズ『 』ヘックシ
 
ジョセフ「じゃが承太郎、これでわしゃあ三度目だぞ」
 
ジョセフ「人生で三回も飛行機で墜落するなんて、そんな奴あるかなあ?」

承太郎「二度と……二度とテメェとは一緒に乗らねえ」
 
アヴドゥル「私も」
 
花京院「ふっ……やれやれだな!」ズアッ

24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/09(金) 02:34:39 ID:s6VLuw0A
 
♪そして集いし スターダスト!
 100年目の目醒めに 呼ばれて!

 花京院たちは向かう!
 時の砂を越える Splash!
 
 筋のよう連なる 絡み合う触脚(アーム)!
 閃緑(ひかり)を放つ 法皇(ファント)!

 Splash! Splash! Splash!
 撃ち込むのは!

 Emerald! Emerald! Emerald!
 翠玉のBullet!
 
 Ahoin! Ahoin! Ahoin!
 飛び道具放つ!
 脳リア筋! Emerald Splash!!
 
 
 
 終わり