1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:24:47 ID:tqLvyx3.
男「何言ってんだよ俺男性だし」

女「男性だと胸膨らまないの?」

男「」

引用元: 女「男は胸膨らんできた?」男「は?」 

 

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2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:28:54 ID:tqLvyx3.
男「あまりにも常識すぎて誰も言わないんだと思う」

女「マジかー…」

男「ってことはさ…女は膨らんできたの?」

女「まぁ…ね?」

男「ほう」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:30:51 ID:tqLvyx3.
女「そっか…何か男性って変だよね」

男「ん?」

女「何か変なのついてるし」

男「…ちんこ?」

女「それそれ。そっかちんこって名前だったっけ」

男「お前は言っちゃ駄目」

女「え」

男「女の子は言っちゃ駄目なの」

女「何でー?」

男「何でも」

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:32:55 ID:tqLvyx3.
女「理不尽だなぁ」

男「常識だよ」

女「じゃあ常識が理不尽だよ」

男「…かもね」

女「そうだよ」

男「そういうこと言えない人種なんだよ」

女「…と、言いますと?」

男「何でもない…」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:36:08 ID:tqLvyx3.
女「ちんこってさぁ」

男「ちんこ禁止」

女「じゃあ何て言えばいいのさ?」

男「うーん…」

女「…」

男「今日だけ解禁」

女「禁止した日に解禁とは」

男「やむをえない。今日は特別な日としよう」

女「…と、言いますと?」

男「…何でもない」

女「まいっか、続けさせていただく」

男「どうぞ」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:41:48 ID:tqLvyx3.
女「ちんこってさぁおしっこが出るんだよね」

男「まあそうだな」

女「そんな小さい穴で大丈夫なの?」

男「事足りる」

女「利点としては」

男「尿検査の時どこから出るかわからなくて取り損ねたりしない」

女「それは便利」

男「先に言うけど人にあげたりはできないよ」

女「さすがにわかる」

男「常識だしな」

女「でも理不尽だよね」

男「かもね」

女「そうだよ」

男「お前一人のために理不尽扱いされるのか」

女「そもそもそういうモノだよ。誰かがそうだと思ったら、そう、なんだよ」

男「相変わらずよくわからないね」

女「君がわからないと言うならわからないのかも知れないね。」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:46:01 ID:tqLvyx3.
男「諦めてるの?」

女「ううん」

男「そう…良かった。」

女「ん?」

男「何事も諦めちゃ駄目だよ」

女「うん、常識だね。これは決して理不尽じゃないと思う」

男「そっか」

女「うん」

男「じゃあ質問」

女「どうぞ」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:48:30 ID:tqLvyx3.
男「いつくらいから膨らんできた?」

女「3年前。小5…かな」

男「ふむ」

女「男は成長遅いのかと思ってた」

男「俺もお前の胸が膨らんできたってこと知らなかった」

女「目立つ服着ないからね。っていうか制服だと目立たないからね」

男「ん…」

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:51:43 ID:tqLvyx3.
女「どうしたの」

男「なんっか切ないなぁ」

女「もやもや?」

男「うん」

女「胸が膨らまないから?」

男「ううん」

女「じゃあ何で?わからない」

男「視野を広げようよ」

女「うーん…」

男「女も大人になってきてるんだな」

女「そうだね。女性は16歳くらいで体は完全に大人になるみたい」

男「嬉しい?」

女「わかんない。男としては嬉しい?」

男「わかんない…。」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:53:47 ID:tqLvyx3.
男「ずっと一緒だったんだけどさ、俺の知らない部分が成長してるんだな」

女「そうだね。ずいぶんとお尻も大きくなったと思う」

男「それも気づかなかった」

女「意識してみればよくわかると思うよ。まあ制服のスカートは目立ちにくいから
  微妙かも」

男「うん」

女「体育の時見てみれば?」

男「何かを失いそう」

女「そっか」

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:55:33 ID:tqLvyx3.
男「やっぱ知らないとこが変わってるってのは切ないな」

女「私にはその感情無いな。知らないとこで君も変わってるの」

男「お互い様?」

女「そうだね。何で違うとこ同士が変わるんだろう」

男「わかんない…」

女「私もわからない」

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 01:59:26 ID:tqLvyx3.
男「わからないのは一緒なんだな」

女「そうだね」

男「うん。あ、女の家の犬が顔出してるよ」

女「今日はお出迎えかぁ。じゃあまた明日ね。」

男「うん」

女「何で違うとこが変わっていくのか、今夜考えといて」

男「女も考えて」

女「努力する。おやすみなさい。」

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:01:37 ID:tqLvyx3.
………

男(みんな常識として、違うとこが成長するのは知ってる)
 「ただいまー」ガチャ
 「風呂入ろ…」


男(常識って何だろ… 今日は食欲わかないや、お風呂上がったら寝よう)

14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:05:26 ID:tqLvyx3.
………

女(私には常識が欠如してるのかな。今まで常識を理不尽だって嫌ってきたからかな)
 「…グスッ…何で涙が出るんだろ。何だろうね。」

―――知らないとこが成長してるんだな―――

女(男の知らない私になっちゃうのかな)
 (常識なら、どうなるんだろう。私は私のままなのかな)
 (…危ない、お風呂で寝るとこだった)


女「お休み、ポチ太」

15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:08:10 ID:tqLvyx3.
―――

男「おはよ」

女「おはよ」

男「……わかった?あれ」

女「さっぱり…」

男「思春期だから悩むのかもね」

女「ああ、保健でやったあれね」

男「何で男は胸膨らまないの知らないのにそれは…」

女「興味ないことは覚えてないんだよ」

男「そっか…」

女「そうだよ」

16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:11:10 ID:tqLvyx3.
男「…」

女「…」

男「あ、今日制服検査か…」

女「ほぼ顔パスだから関係ないんだけどね」

男「でもお前。スカート丈膝上になってる」

女「ホントだ。いつの間に」

男「無意識改造?」

女「背が伸びたんだと思う」

男「俺も伸びたから気づかなかった。縮んだとさえ思ってた」

女「君のほうがたくさん伸びたからね」

男「うん」

女「とか言ってる間に顔パス通行したね」

男「行いがいいからね」

女「じゃあまた帰りね」

男「はいよ」

17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:16:32 ID:tqLvyx3.
―――

男「何でか考えてたら授業集中できなかった」

女「私も」

男「そっか…」

女「うん…」

男「世の中にはわかんないこともあるのかもね」

女「と、言いますと?」

男「何でもない…」

女「ん…」

男「何となく気まずい。」

女「口に出して言うことじゃないと思う」

男「言ってから思った」

女「うん…ふふ…」

男「判断するより先に口に出るクセがなおらない」

女「そのままでいいと思う」

男「そう…」

女「うん」

18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:19:23 ID:tqLvyx3.
男「今日は犬いないね」

女「多分おやつに釣られてるんだと思う。昨日はいつもよりおやつ遅かったから
  お出迎えしてたみたい」

男「じゃあまた明日」

女「明日は土曜日だよ…」

男「でもさ」

女「明日も会いたい。家行っていい?」

男「ん…」

女「じゃあ午後から行くね。おんなじこと思った?」

男「うん。先に言われて驚いた」

女「私は気づいたよ。だから先に言った」

男「そっか。女にはわかって俺にはわかんないのか」

女「勘だけどね」

男「そっか…じゃあまた明日な」

19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:22:00 ID:tqLvyx3.
――――

――――

女「お邪魔します」

男「どうぞ。親いるから2階上がって」

女「はーい」

男「結局何もわかんない」

女「感情まで違うなんて手詰まりだよ」

男「でもたまに同じこと思うじゃん」

女「そうだね」

男「男女の違いなのかなぁ」

女「その男女の違いってのが理解できないなぁ」

男「うん」

女「何で人を好きになるんだろうね」

男「えらく哲学的だね」

女「そうでもないよ」

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:25:58 ID:tqLvyx3.
男「まあ俺も思ってた。何で人を好きになるんだろうね」

女「違うとこが変わって、違うこと思うのにね」

男「そうだね」

女「理解できる気がしないのに何でだろうね」

男「うん…」

女「何で私は男のことが好きなんだろう」

男「何でだろうね…俺も好きだよ…何でだろ…」

女「これは同じ感情かなぁ」

男「うーん…常識かなぁ」

女「常識だけど、常識じゃないと思う。私は君じゃないし、君は私じゃない。
  でもどうしてか、お互い好きだよ。」

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/20(火) 02:32:55 ID:tqLvyx3.
男「うん…」

女「君を理解できる気がしないのに、君を知りたい。君に触れたい」

男「俺も」

女「うん」

男「何でだろうね。考えも行動も違うのに、それは一緒なんだね」

女「うん…」

男「違うから、好きになるのかもね」

女「…と、言いますと?」

男「何でもない…」

女「うん…」

男「…好き…だよ」

女「うん…私も…」

男「そっか…」

女「君がいないと…何か駄目みたいだ」

男「俺も…」

女「何で君と出会う小1までは、私はそこに在ったのに」

男「うん…」

女「こんなにも君がいないと不安だ」

男「うん…俺も」

女「うん…」

男「…俺と一緒にいてほしい…ずっと離れないでいたいな」

女「…と、言いますと?」

男「…何でも、なくない」

おしまいノシ