1: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:41:04.65 ID:WoaKCrAc0
ほ の ま き

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引用元: 真姫「姉妹、ね……」 

 

2: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:42:10.04 ID:WoaKCrAc0

真姫「ただいまー」


シーン


真姫「……」


ガチャ


真姫「? これは……」


『真姫ちゃんへ

今日も遅くなると思うので、先にご飯を食べていて下さい               母より』


真姫「……」


真姫「今日も1人、ね……」


真姫「えっと……」ガサゴソ


真姫「白菜とハムで作れる料理は……」


真姫「……はあ」

3: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:43:17.09 ID:WoaKCrAc0

――


真姫「ふぅ……」


真姫「(11月にもなると、さすがに寒さも本格的になってくるわね)」


真姫「(それに6時を過ぎてるし、気温もどんどん下がってく)」


真姫「(寒い……)」


真姫「あ……やっとつい……え?」


『定休日』


真姫「う、嘘……」


真姫「……はあ」


真姫「(さっきから私、ため息ついてばかり……)」


真姫「(……幸せが逃げちゃうわね)」


真姫「? あれは、コンビニ……」

4: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:44:06.85 ID:WoaKCrAc0

真姫「(結局、コンビニでカップ麺を買ったわ)」


真姫「(……寂しい食事ね)」


真姫「……」


真姫「……寂しい、か」ボソッ


真姫「帰ろ……」


――ポタ…ポタポタ


真姫「え……」


ッァァァァァァァァ


真姫「雨……」


真姫「……」ポロポロ


真姫「あ、あれ? 私、泣いて……」ゴシゴシ

5: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:45:20.29 ID:WoaKCrAc0

真姫「お、おかしいわね。どうして涙が……」ポロポロ


真姫「なかなか、止まんないな……」ポロポロ


「まっ、真姫ちゃん!?」


真姫「……え?」ポロポロ


穂乃果「どうして泣いてるの!?」


真姫「ほ、穂乃果……?」ポロポロ


穂乃果「こんなに濡れちゃって……!」


穂乃果「私に付いてきて!」ギュッ


真姫「あっ……」


真姫「(穂乃果の手、あったかい……)」ギューッ


穂乃果「……」


穂乃果「(……真姫ちゃんはどうして、1人で泣いて……)」

6: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:46:14.09 ID:WoaKCrAc0

ガラッ


雪穂「お帰り、お姉ちゃ……って真姫さん!? どうして濡れて―――」


穂乃果「話はあと、今は真姫ちゃんをお風呂に入れなきゃ。だいぶ冷えてるし、風邪引いちゃう」


雪穂「う、うん! お、お風呂沸かしてくるね!」ドタバタ


真姫「……」ポタポタ


穂乃果「お風呂沸くまで、少し待っててね」


真姫「……聞かないの?」


穂乃果「えっ? なにが?」


真姫「どうして私が、あの場所で泣いてたのか……」


穂乃果「最初は気になったよ。どうして泣いてるのか、どうしてあの場所で泣いてるのか」


穂乃果「でもさ、無理に詮索するのはよくないよね」

7: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:47:01.49 ID:WoaKCrAc0

穂乃果「だから私は、真姫ちゃんから話すまで、待とうと思ったの」


真姫「穂乃果は……優しいのね」


穂乃果「えへへ、そんなことないよ」


真姫「いいえ、穂乃果は優しいわ……」


真姫「あの時も、私を……」ボソッ


穂乃果「真姫ちゃん?」


真姫「う゛え!? な、なんでもないわ!」


穂乃果「そ、そう?」


真姫「……」


真姫「寂しかったの……」


穂乃果「えっ?」

8: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:48:02.17 ID:WoaKCrAc0

真姫「単に、寂しかったの……」


穂乃果「……」


真姫「『ただいま』って言っても返事は返ってこない。『いただきます』って言っても返事はない」


真姫「話し相手はいない、『お休みなさい』って言ってくれる人もいない」


穂乃果「……」


真姫「寝る時、小さな物音がしただけで怯えてる」


穂乃果「……」


真姫「だからね、私にとって学校やμ'sは大切な場所なの」


真姫「別に、家が嫌いってわけじゃないの」


穂乃果「……」


真姫「……意外よね。学校で強がってる私が、みんなの目がない場所では、こんなにも寂しがり屋だなんて」

9: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:48:47.49 ID:WoaKCrAc0

真姫「……穂乃果が羨ましいわ」


穂乃果「……どうして?」


真姫「雪穂ちゃんっていう、かわいい妹がいて」


真姫「私にも姉妹がいたら、寂しくなかったり、しないのかな……」


穂乃果「真姫ちゃん……」


穂乃果「……」


穂乃果「ねえ、真姫ちゃん」


穂乃果「私が、真姫ちゃんのお姉ちゃんになってあげる」


真姫「……!」


穂乃果「真姫ちゃんは寂しがり屋さんなんだよね。だったら私に甘えていいよ」


穂乃果「そうすれば、寂しく無いでしょ?」

10: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:49:42.08 ID:WoaKCrAc0

穂乃果「今日から私が、真姫ちゃんのお姉ちゃんです!」


真姫「……」


真姫「いいの、本当に……?」


穂乃果「うんっ!」


真姫「私、すごく寂しがり屋よ……」


真姫「穂乃果に迷惑をかけちゃうかもしれない……」


真姫「それでもいいの?」


穂乃果「ぜんぜんいいよ! 逆に私が迷惑かけちゃうしね!」


真姫「……ふふっ、それもそうね」


穂乃果「あ! やっと笑ったね」

11: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:50:23.41 ID:WoaKCrAc0
















穂乃果「―――真姫」
















12: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:51:50.45 ID:WoaKCrAc0

真姫「!」カアアアアア


穂乃果「あれ、真姫ちゃん。顔、真っ赤だよ」


真姫「ほ、穂乃果のせいよ!」


穂乃果「ええっ! 私が悪いの!?」


真姫「そうよ! 穂乃果のせい!」


穂乃果「ええー……」


真姫「ありがと、お姉ちゃん」ボソッ


穂乃果「……えっ? い、今お姉ちゃんって言ったよね!?」


真姫「え、ええ。言ったわよ」


穂乃果「もう1度言ってみて!」


真姫「お、お姉ちゃん」///


穂乃果「真姫は可愛いなぁ」ナデナデ


真姫「……」///

13: ◆u9IChv7h0A 2014/11/09(日) 21:52:29.08 ID:WoaKCrAc0
おわり