シンゲキロンパ 前編 

408: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 13:54:10.04 ID:RSycHaF10
コニー「…ってことは、まさかアニが!?」

アニ「…」

アルミン「ちょ、ちょっと待って。
     そんな事で犯人を決めたら、それこそ短絡的だよ」

アルミン「まずはさ…既にわかっている事から話し合ってみない?」

クリスタ「既にわかっている事…?」

引用元: シンゲキロンパ 

 

409: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 13:58:01.34 ID:RSycHaF10








―  議 論 開 始  ―



▶【モノクマファイル 1】
【クリスタの証言】
【兵団規則】








410: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 14:08:28.63 ID:RSycHaF10
アルミン「悔しいけど、モノクマの言う事にも一理あるよ」

アルミン「今僕たちが見つけ出すべきなのは裏切り者じゃない…」

アルミン「エレンを殺した犯人なんだ」

ミーナ「だからさ、単純に【裏切り者=殺人犯】なんじゃないの?」

アルミン「そんな風に考えてたらキリがないよ」

アルミン「もっと地に足を付けて…わかっている事から考えてみよう」

コニー「けどよ…ただでさえ今回の一件はわからない事だらけなんだぜ?」

コニー「むしろ、【わかってる事なんて一つもない】って」




アルミン(確かに…今回の事件にはわからない事が多過ぎる)

アルミン(でも、まったくわからないって訳でもないはずだ)

411: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 14:12:21.38 ID:RSycHaF10
アルミン「悔しいけど、モノクマの言う事にも一理あるよ」

アルミン「今僕たちが見つけ出すべきなのは裏切り者じゃない…」

アルミン「エレンを殺した犯人なんだ」

ミーナ「だからさ、単純に【裏切り者=殺人犯】なんじゃないの?」

アルミン「そんな風に考えてたらキリがないよ」

アルミン「もっと地に足を付けて…わかっている事から考えてみよう」

コニー「けどよ…ただでさえ今回の一件はわからない事だらけなんだぜ?」

コニー「むしろ、【わかってる事なんて一つもない】








それは違うよ!








412: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 14:22:12.84 ID:RSycHaF10
アルミン「いや、わかってる事ならあったはずだよ」

コニー「え?」

アルミン「モノクマファイルだよ。コニーだって貰ってるよね?」

コニー「黒い冊子のことか?胡散臭くて読むのやめたけど」

ジャン「…難しい語句が多くて、の間違いじゃないのか?」

413: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 14:33:56.66 ID:RSycHaF10
クリスタ「けど…コニーが言いたい事もわかるよ。
     だって、モノクマから渡された物なんだし…」

モノクマ「コラーッ!どこまで疑り深いんだよチミは!」

モノクマ「そもそもさぁ、あのファイルは
     ボクの親切心の塊なんだよ?」

ユミル「…そういうところが胡散臭いんだよ」

モノクマ「あのねぇ…あのファイルはね、
     いわば兵団裁判をスムーズに進める為の潤滑剤なんだ」

モノクマ「議論が滞ったとき…ちょうど今のような状態のときに、
     助け舟としてオマエラを支えてくれる存在なんだ」

モノクマ「冷静に考えてみなよ。
     ボクがそんなキーアイテムに不正を施すと思う?」

414: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 14:54:54.02 ID:RSycHaF10
サシャ「すみません…冷静に考えてみても、
    不正を施す光景しか浮かばないんですが…」

モノクマ「ショボーン…そこまで言われちゃったらぐうの音も出ないよ…」

モノクマ「じゃあ好きにすれば…好きに疑って、間違った結論に達して、
     みんなで仲良く処刑されちゃえば…?」

サシャ「い、いじけないでくださいよ!」

ライナー「…だが、これはモノクマの言う通りだろう。
     信じない事には何も始まらないんじゃないか?」

ミカサ「裏切り者が何を言う…!」

ライナー「そう思うならそれでも構わん。
     ただな…これだけは言っておくぜ」

ライナー「エレンの仇をとりたいのなら、もう少し頭を冷やせ」

415: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:06:01.77 ID:RSycHaF10
ミカサ「何をっ…!!」

アニ「ミカサ、落ち着いて。このままじゃ話が進まないよ」

ミカサ「…ッ」

アニ「…議論を戻そう。ここからは、
   モノクマファイルが正しいという前提で考えていくよ」

アニ「あのファイルによると、この事件を語る上では欠かせない、
   ある重要な情報が記されていたね」

コニー「ある重要な情報…?」

アニ「アルミンならわかってるでしょ?」

416: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:09:34.95 ID:RSycHaF10
アルミン(アニの言う重要な情報とは…)




▶【エレンの死因】
【エレンの性別】
【エレンの好物】








これだ!








417: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:19:13.65 ID:RSycHaF10
アルミン「それって、エレンの死因だよね?」

アニ「そう。モノクマファイルによると、
   エレンの死因は頭部への打撃による頭蓋内圧の上昇…」

アニ「これは実際に捜査した所見とも一致するんだよ。
   エレンの身体には、頭部以外の外傷は見られなかった」

ユミル「私も確認したが、それは間違いない。つまり…」

ライナー「少なくともその点においては、
     モノクマファイルにある内容が嘘ではないということだな」

418: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:31:37.11 ID:RSycHaF10
アルミン(エレンの死因は頭部への打撃によるもの…)

アルミン(これだけで何かが決まる訳じゃないけど…
     それでも、これは間違いなく重要な情報だ)




アニ「エレンの死因…これが一つ目」

コニー「ん? まだあんのか?」

アニ「重要な情報はもう一つあった…」

アニ「…そうだよね、アルミン?」

419: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:36:18.96 ID:RSycHaF10
アルミン(もう一つの重要な情報とは…)




【犯人の名前】
【犯人の性別】
▶【エレンの死亡時刻】








これだ!








420: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:50:25.73 ID:RSycHaF10
アルミン「エレンの死亡時刻…だよね」

アニ「その通り。モノクマファイルには死因の他に、
   死亡時刻が午前1時半頃だと明記されている」

コニー「それって夜中じゃねーか!」

ミーナ「今更!?」

ジャン「でも、それがどうしたんだ?
    そんな事もうわかり切ってるっつーか…」

アニ「わかり切ってるなら…わかるでしょ?」

ジャン「は?」




アルミン(アニは何を言おうとしているのか…)

アルミン(わかる気がする…何か…)

アルミン(何か閃きそうだ…)

421: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 15:58:43.84 ID:RSycHaF10








―  閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始  ―








422: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 16:05:12.87 ID:RSycHaF10


  イ  バ  ア  リ


  ア  バ  イ  リ


  ア  リ  イ  バ








  ア  リ  バ  イ








そうか わかったぞ!








423: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/05(日) 16:13:32.30 ID:RSycHaF10
アルミン「そうだ!アリバイだ!」

サシャ「ア…アリバイ?」

アルミン「エレンの死亡時刻は既にわかっている…」

アルミン「ということは、その時間帯のみんなのアリバイを確認すれば、
     犯人も絞り込めるんじゃないかな!?」

クリスタ「そっか…死亡時刻っていうのはつまり、
     エレンが殺された時刻ってことだもんね」

ユミル「その時間帯にアリバイのない人間が必然的に怪しくなる…
    そういうことか?」

426: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/06(月) 17:19:27.86 ID:ZBi82++Q0
アニ「まあ、怪しいとまでは言い切れないけど…
   参考にはなると思うよ」

ベルトルト「でも、それって夜中の1時半だよね。
      そんな時間のアリバイがある人なんているの?」

コニー「だよなあ…俺なんか部屋で爆睡してたし」

ユミル「私はあるぞ」

コニー「え?」

ユミル「私とクリスタはあの夜一緒に過ごしてたからな」

427: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/06(月) 17:25:48.20 ID:ZBi82++Q0
ジャン「はあ!?」

ライナー「い、一緒って…クリスタと寝たのか!?」

ユミル「ああ。『ユミル怖いよ一緒に寝て』って、
    涙目になって頼まれたもんで」

クリスタ「頼んでないっ!ユ、ユミルの部屋で話し込んでたら
     うっかり寝ちゃっただけでしょ!」

ライナー「なんて羨ま…」

アニ「…」

ライナー「…じゃなかった。それって規則違反じゃないのか?」

428: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/06(月) 17:37:20.32 ID:ZBi82++Q0




3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
  他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。




ベルトルト「個室以外で寝る事は禁止されてたけど…
      他人の個室で寝る事までは禁止されてなかったから…」

ベルトルト「だから、問題ないって事なんじゃないかな」

モノクマ「うん、問題ないね」

モノクマ「男女の寝泊りなら色々と言いたいところだけど、
     ユミルさんはああ見えて女の子だし…」

モノクマ「…ハッ!もしかして二人はそっち系なの!?
     闇夜に咲く一輪の百合だったり!?」

ユミル「いちいちうるさい野郎だな…」

429: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/06(月) 18:01:51.75 ID:ZBi82++Q0
コニー「つーかお前らって、そんなに仲良かったっけ?」

ユミル「何言ってんだ。私とクリスタはずっとラブラブだったろ」

クリスタ「ラ、ラブラブって…」

ミーナ「でも、これではっきりしたね。
    少なくともその二人にはアリバイがあった…」

ジャン「逆に言うと、他は全員アリバイなしってことか…
    全然絞れてねえな」

430: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/06(月) 18:07:31.15 ID:ZBi82++Q0
ユミル「いや…そうでもないぞ」

ジャン「あん?」

ユミル「確かに、私とクリスタ以外に
    アリバイのあるヤツはいない…」

ユミル「だが一人だけ…
    “不自然に”アリバイのないヤツがいたんだ」








ユミル「そうだよなぁ? 芋女」

サシャ「…!!」








432: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 12:00:28.33 ID:ResqLu8U0








―  議 論 開 始  ―




【クリスタの証言】
【ライナーとベルトルトの証言】
▶【サシャの証言】
【ミーナの証言】








433: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 12:15:11.70 ID:ResqLu8U0
ベルトルト「不自然にアリバイがない…?」

ユミル「昨日の夜、私の部屋にいたのはクリスタだけじゃない」

ユミル「【そいつもいた】んだよ…途中までな」

ミーナ「え…?」

ライナー「サシャは部屋に泊まらなかったのか?」

ユミル「話の途中でそいつは【急に部屋を出て行った】んだ」

ユミル「行き先を聞いても口を濁すだけだった」

ユミル「どう考えても怪しいよなぁ?」

サシャ「ち、違いますよ! 私は…」

サシャ「私は【倉庫に行ってた】んです!」

コニー「倉庫…?真夜中にか?」

ユミル「そいつはまた苦しい言い逃れだな…ならはっきりと言ってやろうか」

ユミル「お前はエレンを殺しに行っていた。【倉庫なんかには行ってない】」

ユミル「そうなんだろ? 芋女さんよぉ!」

サシャ「だ、だから違いますって!」




アルミン(サシャは本当に言い逃れをしているんだろうか?)

アルミン(もしそうだとしたら…あんな事を言うだろうか?)

434: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 12:20:15.15 ID:ResqLu8U0
ベルトルト「不自然にアリバイがない…?」

ユミル「昨日の夜、私の部屋にいたのはクリスタだけじゃない」

ユミル「【そいつもいた】んだよ…途中までな」

ミーナ「え…?」

ライナー「サシャは部屋に泊まらなかったのか?」

ユミル「話の途中でそいつは【急に部屋を出て行った】んだ」

ユミル「行き先を聞いても口を濁すだけだった」

ユミル「どう考えても怪しいよなぁ?」

サシャ「ち、違いますよ! 私は…」

サシャ「私は【倉庫に行ってた】んです!」

コニー「倉庫…?あんな時間にか?」

ユミル「そいつはまた苦しい言い逃れだな…ならはっきりと言ってやろうか」

ユミル「お前はエレンを殺しに行っていた。【倉庫なんかには行ってない】








それは違うよ!








435: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 12:25:23.26 ID:ResqLu8U0
アルミン「待って、サシャは確かに倉庫に行っていると思うよ」

ユミル「お前まで何言ってんだ…
    どう見てもそいつの言動は怪しいだろ」

アルミン「じゃあ、【証人がいる】としたら?」

クリスタ「証人…?」

サシャ「そ、そうですよ!私には証人がいます!」

ユミル「へぇ…じゃあ言ってもらおうか」

ユミル「その証人ってのは誰なんだよ?」

436: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 12:30:21.30 ID:ResqLu8U0








―  人 物 を 指 名 し ろ  ―








437: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 12:45:25.79 ID:ResqLu8U0




【ミカサ・アッカーマン】
【ライナー・ブラウン】
【ベルトルト・フーバー】
【アニ・レオンハート】
【エレン・イェーガー】
▶【ジャン・キルシュタイン】
【コニー・スプリンガー】
【サシャ・ブラウス】
【クリスタ・レンズ】
【アルミン・アルレルト】
【ミーナ・カロライナ】
【ユミル】








これが僕の答えだ!








438: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 14:00:39.93 ID:ResqLu8U0
アルミン「証人はジャンだよ」

ジャン「…!!」

ライナー「ん…?なんでここでジャンが出てくるんだ?」

アルミン「実は捜査のとき、昨日の夜中のアリバイを
     サシャに問い詰めたんだけど…」

アルミン「こんな事を言ってたんだ」

439: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 14:10:36.03 ID:ResqLu8U0
サシャ『本当に違うんですって!
    何だったらジャンに聞いてみてくださいよ!』




アルミン「本当に言い逃れをするつもりなら、
     こんなウソをつくはずないよ」

アルミン「だってそんなの…
     ジャンに確認すれば一発でわかっちゃうからね」

ベルトルト「確かに…」

ユミル「そいつがそれほどの間抜けだったら話は別だがな」

サシャ「だ、だから違いますよ!私は無実潔白ですから!」

サシャ「ねっ?そうですよね、ジャン!」

440: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/07(火) 14:15:11.53 ID:ResqLu8U0
ジャン「…」

サシャ「…? ジャン?」

ジャン「何言ってんだ」

サシャ「…はい?」

ジャン「オレは昨日の夜…お前なんかと会ってねえぞ」




アルミン(…え?)




442: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 18:00:14.07 ID:EZl/ES/A0








―  議 論 開 始  ―




【モノクマファイル 1】
【血で濡れた髪】
【地面から突き出た大きな石】
▶【倉庫の物品管理表】








443: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 18:15:12.42 ID:EZl/ES/A0
ジャン「オレが証人?笑わせんな」

ジャン「オレは昨日の夜、【サシャとは会ってない】」

ジャン「それなのにどうしてオレが…」

ジャン「サシャが倉庫にいたことの証人になるんだ?」

サシャ「な…何言ってるんですか!」

サシャ「ジャンと私は昨日の夜中に…」

サシャ「【倉庫で会ってる】じゃないですか!」

コニー「え?ジャンまで倉庫に行ってたのか?」

ジャン「そいつが言ってることはウソだ!信じるんじゃねえ!」

サシャ「ど、どうしてそんなウソつくんですかぁ!」




アルミン(わからない…)

アルミン(どうしてあの人はあんなウソを…?)

444: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 18:45:17.21 ID:EZl/ES/A0
ジャン「オレが証人?笑わせんな」

ジャン「オレは昨日の夜、【サシャとは会ってない】








それは違うよ!








445: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 18:50:17.64 ID:EZl/ES/A0
アルミン「ジャン、今の発言は…おかしいよ」

ジャン「な…何がおかしいんだよ!」

アルミン「僕たちは別に【サシャに会ったかどうか】を
     聞いているんじゃない…」

アルミン「【サシャが倉庫に行ったことを証言できるかどうか】を
     聞いているんだ」

ジャン「…!!」

アルミン「実際に会わなくても…サシャが倉庫に行くのを
     見聞きしたってだけでも、十分証人になり得るはずだよ」

アルミン「それなのに、まるで君は…」

446: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 19:00:10.77 ID:EZl/ES/A0
ジャン「そ、そんなのこじつけじゃねーか!
    それだけでオレを疑うってのかよ!」

アルミン「もちろん…それだけじゃないよ。
     決定的な証拠だってあるんだ」

ジャン「なっ…!!」

ユミル「何なんだ?その決定的な証拠ってのは」

アルミン「これだよ。ちょっと見てくれるかな」

447: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 19:25:15.62 ID:EZl/ES/A0
物品 ショベル、つるはし

名前 ライナー・ブラウン

持出 DAY 01 11:54
返却 DAY 02 06:45  


物品 工具セット

名前 ジャン・キルシュタイン

持出 DAY 03 19:25
返却 DAY 04 00:20


物品 詰め合わせスペシャル

名前 サシャ・ブラウス

持出 DAY 04 00:20
返却 DAY 04 13:48

448: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 20:00:14.01 ID:EZl/ES/A0
ミーナ「…? 何これ?」

アルミン「【倉庫の物品管理表】だよ」




13 倉庫から物品を持ち出す際は、
  管理表に必要事項を記入しましょう。返却時も同様です。




クリスタ「そういえば…兵団裁判のルール説明を受けたとき、
     みんなでメモを取ったけど…」

ベルトルト「確かに、こんな規則もあったね。
      新しく追加されたんだっけ?」

ライナー「この管理表なら俺も書かされたな…
     このショベルとつるはしは穴を掘ったときに借りたやつだ」

449: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 20:15:10.29 ID:EZl/ES/A0
モノクマ「そうそう。こうすれば物品紛失の防止になるでしょ?」

モノクマ「本当はね、こんな当たり前の事まで
     ルールで縛りたくなかったんだけど…」




ミカサ『“この施設について調べるのは自由です。 特に行動に制限は課せられません。”
    …兵団規則にはそうあったはず』

ライナー『ミカサの言う通りだ。俺はその一項を確認したからこそ、
     ああいう行動に踏み切ったんだ。何も問題はないはずだぞ?』

モノクマ『ムキーッ!そうやっていちいち規則で縛らないと行動できないの!?
     まったくこれだからゆとり世代は!』




モノクマ「どうやらオマエラは、縛らないと何もできない
     ドМ世代のようだから…」

モノクマ「ボクも心をドSにしたってわけ!」

450: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 20:20:50.98 ID:EZl/ES/A0
ユミル「だが待てよ?この表によると…」




物品 工具セット

名前 ジャン・キルシュタイン

持出 DAY 03 19:25
返却 DAY 04 00:20


物品 詰め合わせスペシャル

名前 サシャ・ブラウス

持出 DAY 04 00:20
返却 DAY 04 13:48




ユミル「ジャンが物品を返却した時間と
    芋女が物品を持ち出した時間が…」

ミーナ「本当だ!同じだよ!」

451: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 20:35:12.46 ID:EZl/ES/A0
アルミン「そう…これが決定的な証拠だよ」

アルミン「物品の返却と持出が同じ時間である以上、
     二人は倉庫で顔を合わせているはずなんだ!」

ジャン「…っ!!」

ユミル「ちなみに聞いておくが…
    この表に虚偽の記載をした場合はどうなるんだ?」

モノクマ「そんなの決まってんじゃん!
     規則違反でおしおきだよ!」

モノクマ「ウソを書いた場合も、何も書かなかった場合も…」

モノクマ「初日のお芋さんと同じ運命を辿る事になりまーす!」

サシャ「…!」ビクッ

452: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 20:48:09.34 ID:EZl/ES/A0
ベルトルト「つまり、この表に書かれているのは本当の事で…」

ライナー「ジャンとサシャは間違いなくこの時間…
     午前12時20分に倉庫にいたってことか!」

ジャン「ぐっ…!」

コニー「でもよ…なんでお前らはそんな時間に倉庫にいたんだ?」

ミーナ「それにその物品名…」

ミーナ「ジャンの借りた【工具セット】は使い道がわからないし、
    サシャの借りた【詰め合わせスペシャル】に至っては何の事だか…」

453: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/08(水) 21:00:10.26 ID:EZl/ES/A0
アニ「そう…問題はそこだよね」

サシャ「あっ…こ、これはですね…」

アニ「ねえジャン…」




アニ「あんたはその【工具セット】で、
   エレンの金具を弄ろうとしたんじゃないの?」




457: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/09(木) 15:15:16.20 ID:63gUQW/G0
クリスタ「えっ…?」

ジャン「…!!」

アニ「エレンが装着していた腰のベルトを
   よく調べてみたんだけど…」

アニ「そこの金具には、こじ開けたような跡があったんだ」

ベルトルト「こ、こじ開けたような跡だって…?」

アニ「おそらくあれは工具を使った跡…」

アニ「この施設で工具が入手できる場所は倉庫、
   そして倉庫からそれを持ち出したのはジャンのみ…」

アニ「これらの情報を併せて考えれば、
   誰がそんな跡を付けたのかは明白だよね」

458: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/09(木) 15:35:17.82 ID:63gUQW/G0
クリスタ「ちょ、ちょっと待って。
     どうしてジャンはエレンの金具をこじ開け…」

ジャン「…っ」

クリスタ「…まさか」

ミーナ「ジャンがエレンの金具に細工をしたせいで、
    エレンは姿勢を保てずに頭を打って死んだ…」

ミーナ「つまり今回のクロは…」

459: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/10(金) 00:00:10.47 ID:tcS3BLK10
ジャン「ち、ちげえ!それは誤解だ!」

ユミル「何が誤解なんだ?そもそもなんでお前は、
    サシャと会ってないなんてウソをついたんだよ」

サシャ「そ、そうですよ!
    おかげで変な疑いかけられたじゃないですか!」

ジャン「…確かにオレはサシャと会った。
    その事についてウソをついたのも認める」

ジャン「でもなぁ!だからって、
    サシャへの疑いまで晴れる訳じゃねえぞ!」

460: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/10(金) 00:05:10.99 ID:tcS3BLK10
サシャ「えっ!?」

ジャン「こいつを見てみろよ!」




物品 詰め合わせスペシャル

名前 サシャ・ブラウス

持出 DAY 04 00:20
返却 DAY 04 13:48




ジャン「この物品名を見ろ!【詰め合わせスペシャル】だぞ!?」

ジャン「一体何が入ってたんだ!そこには工具とか、
    殺人道具まで詰め込まれてたんじゃねえか!?」

サシャ「そんな訳ないじゃないですか!だからあれは…」

アニ「…ジャン、そんな言いがかりは
   ますます怪しく見られるだけだよ」

ジャン「うるせえ!そこに工具が入っていた可能性がある以上、
    こじ開けたのがオレだとは断定できねーだろ!」

461: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/10(金) 00:10:04.30 ID:tcS3BLK10
アルミン「いや、それはないと思うよ」

ジャン「あぁ!?」

アルミン「サシャが持ち出した物に
     工具が入っていたとは考えられないんじゃないかな」

アルミン「あの【詰め合わせスペシャル】っていうのは、
     そういう代物じゃなかったはずだよ」

ジャン「テメーまで何言ってやがる!
    それなら何が入ってたってんだよ!!」




アルミン(サシャが持ち出した物…【詰め合わせスペシャル】)

アルミン(その正体は多分…)

462: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/10(金) 00:15:04.90 ID:tcS3BLK10








―  閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始  ―








463: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/10(金) 00:20:12.35 ID:tcS3BLK10


  べ  も  の  た


  た  の  べ  も


  た  べ  の  も








  た  べ  も  の








そうか わかったぞ!








466: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 08:05:32.11 ID:2mdzWxpY0
アルミン「あれはきっと…食べ物だったんだよ」

ジャン「は…!?」




サシャ『だって…朝ごはんも食べてないんですよ…?』

ミーナ『昨日の夜がっつり食ってたじゃん…』

サシャ『それとこれとは別ですよ…
    昨日の夜中も食堂に行ったのに閉まってたし…』

エレン『お、おい!あれだけ食って
    さらにつまみ食いしようとしてたのかよ!』

サシャ『ああ…おなかが減って力が…』




アルミン「サシャってほら、すごく食い意地が張ってたでしょ?
     夜中に食堂に行こうとするほど…」

サシャ「うぐっ…」

アルミン「でも夜時間は食堂に入れない。それでサシャは、
     倉庫で食糧を探すことを思いついたんじゃないかな」

467: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 08:38:18.99 ID:2mdzWxpY0
ユミル「食い物探しに行ってたのかよ…
    だったら、なんであの時そう言わなかったんだ?」

サシャ「だって…食い意地張ってるとか思われたくないですし…」

ミーナ「いや、手遅れだと思うよ」

ジャン「ちょ、ちょっと待て!
    それが食い物だったなんて単なる憶測…」

468: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 09:25:04.83 ID:2mdzWxpY0
ムシャリ




モノクマ「もふもふ…
     何これ…うまいもんだなぁ」




モグモグ




コニー「ぎゃああ! クマが肉食ってるぅぅぅぅぅ!!」

ライナー「…いや、それって普通じゃねえか?」

サシャ「ちょ、ちょっと!
    それ私の【詰め合わせスペシャル】じゃないですか!」

モノクマ「生まれて初めて食べたよ。
     なんて言うかその…野生の頃を思い出す味だ」

469: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 09:47:21.52 ID:2mdzWxpY0
サシャ「ひ…酷い!あんまりですよ!
    そのお肉は最後に食べようと思ってたのに!」

モノクマ「うるせえなぁ。オマエラの議論があんまり退屈だから、
     おつまみでも食べないとやってらんねーんだよ」

モノクマ「おっと! つい野性的な一面が出ちゃったよ。
     さっきのお肉の影響かしら?」

アニ「ちなみに聞いておくけど、
   その【詰め合わせスペシャル】に工具は入ってる?」

モノクマ「工具?そんなのある訳ないじゃん」

モノクマ「ドングリしか食べないブタの薫製肉とか、
     メタボリックなガチョウの肝臓で作ったソースとか…」

モノクマ「これはそういう珍味の詰め合わせなの!!」

470: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 09:59:09.29 ID:2mdzWxpY0
ベルトルト「ということは、やっぱり工具を持ち出したのって…」

クリスタ「ジャン…だけ…?」

ジャン「…!!」

ミカサ「ジャン…あなたがエレンを…?」

ジャン「だ、だから、それは誤解だ!」

ユミル「だったら説明しろよ。
    お前は何の為に【工具セット】なんか持ち出したんだ?」

ジャン「そ…それは…!」

コニー「っていうか思い出したぞ!確か初日の夜に…」

471: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 12:44:11.93 ID:2mdzWxpY0
ガタッ

ガラガラ…




ジャン『…おい』

エレン『あ?』

ジャン『悪かったな』

エレン『…?』

ジャン『別にあんたと喧嘩したかった訳じゃないんだ。
    ただ、俺は正直者なんでね』

ジャン『思ったことはすぐ口に出しちまう。
    それでよく顰蹙も買うが…悪気があってやってるんじゃない』

472: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 12:52:24.43 ID:2mdzWxpY0
エレン『いや、別に謝らなくてもいいっつーか…
    突っかかったのはオレの方なんだからよ』

ジャン『そうか…』

エレン『…』




スッ




ジャン『…これで手打ちにしようぜ』

エレン『ああ…』




パシッ

473: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 13:00:48.71 ID:2mdzWxpY0
ジャン『…』




ミカサ『…』




ジャン『…!』

ミカサ『?』

ジャン『い、いや…すまない。
    見慣れない顔立ちだったから…』

ジャン『その…とても綺麗な黒髪だ』

ミカサ『…どうも』

474: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 13:11:02.56 ID:2mdzWxpY0
ジャン『あ、あのっ…』




ミカサ『エレン』

エレン『な…なんだよ』

ミカサ『すぐ感情的になるのはやめた方がいい。
    でないと、いずれ足をすくわれる』

エレン『ぐっ…そういうお前はもう少し感情的になれよ。
    いっつも無愛想な顔しやがって』

ミカサ『エレンがそう言うなら努力しよう』

エレン『ったく…ほら、早く寄宿舎に行くぞ』

ミカサ『うん』




ジャン『…!』

475: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 13:20:17.48 ID:2mdzWxpY0
コニー『…』




ズリ




コニー『いッ!!』

ジャン『…』

コニー『オ…オイ!!お前 何 人の服で手ぇ拭いてんだ!?』

ジャン『…』

コニー『何拭ったんだお前…』

コニー『…!?』




ジャン『人との…信頼だ…』




476: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 13:29:54.78 ID:2mdzWxpY0
コニー「あの時は何の事かわからなかったけど…」

コニー「まさかお前は…ミカサに振られた腹いせに…」

ジャン「そんなセコい理由で殺す訳ねーだろうが!!」

ミーナ「な、なら…アレが理由?」




モノクマ『【巨人に関する重大なヒミツ】をプレゼントしまーす!!』




ミーナ「【巨人に関する重大なヒミツ】…
    もしかして、それを手に入れる為に…」

ジャン「…ッ!!」

477: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 13:37:48.66 ID:2mdzWxpY0
ジャン「ふざけんじゃねえ!!」

サシャ「ひいッ!?」

ジャン「どいつもこいつもわかってねえ!
    何もわかっちゃいねえ!」

ジャン「なら百歩譲って、オレがエレンの金具を弄る為に
    工具を持ち出したとしようか!?」

ジャン「でもなぁ、それならいつ細工するんだ!?
    金具はあいつが肌身離さず持ち歩いてたんだぞ!」

ジャン「まさか本人の目の前で堂々とやった…
    なんて馬鹿な事言うヤツはいねえよなぁ!?」

478: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 13:47:38.87 ID:2mdzWxpY0
サシャ「そ、そんなの…
    エレンが寝てる時に部屋に忍び込んだんじゃ…」

モノクマ「無理無理。寄宿舎の個室には
     ピッキング防止加工が施してあるから…」

モノクマ「そこのドアをこじ開けるなんて、
     某三代目の怪盗さんでも不可能だよ!」

ミーナ「それなら一体どうやって…」

ジャン「だから言ってんだろ!
    オレがエレンの金具を弄るなんてできっこねーんだ!」

479: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 14:47:35.22 ID:2mdzWxpY0
アルミン「…本当にそうかな?」

ジャン「あぁ!?」

アルミン「エレンに気付かれずに金具に細工をする機会…
     本当に全くなかったのかな?」

ジャン「話聞いてたのか!金具はあいつが常に…」

アルミン「持ち歩いていたね。今の僕らだってそうだ」

アルミン「でも一度だけ…」

アルミン「エレンが個室以外で金具を外して、
     一時的にその場から離れる機会が…あったはずだよ」

ジャン「デタラメ言うんじゃねえ!そんなもんある訳ねえだろ!」




アルミン(ここで引く訳にはいかない)

アルミン(全ての真実を明らかにする為にも…!)

480: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/11(土) 14:51:00.69 ID:2mdzWxpY0








―  マ シ ン ガ ン ト ー ク バ ト ル 開 始  ―








485: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/12(日) 12:58:10.63 ID:fh/f/XdF0
ジャン「オレが【工具セット】を持ち出したのが夜の7時25分!
    そしてそれを返却したのが12時20分!」

ジャン「その間たったの5時間だ!たったの5時間だぞ!?」

ジャン「そんな時間で何ができる!
    どうすればエレンに気付かれずに細工できる!」

ジャン「オレたちは常に金具を持ち歩いている!
    それから目を離すのは寝る時ぐらいだ!」

ジャン「でもモノクマは言ってたよなぁ!?
    個室のドアをこじ開けて侵入するのは不可能だってよ!」

ジャン「就寝は個室以外では禁じられてる!
    つまり寝てる隙を狙うには部屋に忍び込むしかねえんだ!」

ジャン「それができねえ以上、エレンの金具に細工できるチャンスなんて
    一時たりともねえだろうが!」

ジャン「エレンが個室以外で金具を外して
    一時的にその場から離れる機会があったァ!?」

ジャン「よくもまぁそんなデタラメが言えたもんだなァァ!!」

486: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/12(日) 13:06:07.69 ID:fh/f/XdF0








ジャン【そんな機会ある訳ねえ!エレンの金具に細工できる時間なんてある訳ねえ!!】








【大浴場】








これで証明するよ!








487: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/12(日) 13:22:19.78 ID:fh/f/XdF0
アルミン「機会ならあったはずだ!大浴場だよ!」

ジャン「!!」




ライナー『寄宿舎の方はどうだった、ミーナ?』

ミーナ『けっこう立派な建物だったよ。大浴場なんかもあったし…』




アルミン「僕たちは夕食後に、
     女子、男子の順で大浴場を利用していたよね?」

クリスタ「う、うん…まだ3日しか使ってないけど、
     もう習慣みたいになってたね」

コニー「汗まみれで寝るのはイヤだからなぁ。
    風呂なんてあそこくらいしかねーし…」

488: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/12(日) 14:06:13.83 ID:fh/f/XdF0
ベルトルト「そうか…!入浴時はさすがに金具を外すよね」

ユミル「脱いだ衣服と一緒に放置してたな。
    まさかそこを狙って…」

ライナー「待てよ?確か昨日の晩、お前は…」




ガララッ




ライナー『ん?もう上がるのか?』

ジャン『あ、ああ…なんか逆上せちまってよ…』

コニー『は?少ししか浸かってなかったじゃねーか』

ジャン『う…うるせえ!とにかくオレは逆上せたんだ!
    一足先に出てるからな!』

489: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/12(日) 16:20:30.34 ID:P67bcrWS0
ライナー「一人だけやけに早く、風呂から上がってたよな?」

ミーナ「じゃ、じゃあ…その時に…」

ジャン「ぐっ…!」

アニ「さっきも言ったけど、
   金具には工具でこじ開けられたような痕跡があった」

アニ「この施設で工具が入手できる場所は倉庫、
   そして倉庫からそれを持ち出したのはジャンのみ…」

アニ「そして一人だけ早く大浴場を後にしたというなら、
   エレンの金具に近づける機会もあったはず」

ジャン「…ッ!!」

アニ「ジャン…もう言い逃れはできないよ」

490: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/12(日) 16:28:44.16 ID:P67bcrWS0
ミカサ「…ジャン」

ジャン「…っ!?」

ミカサ「許さない…あなただけは…」

ジャン「ち、違う!それは違う!
    だから誤解だって言ってんだろ!」

ユミル「往生際が悪いぞ。さっさと投了しろ」

ジャン「だからオレは…!」








ジャン「オレは…あいつの金具を直そうとしただけなんだ!!」








493: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 08:23:06.42 ID:eSlp5qzs0
クリスタ「えっ?」

コニー「は…?」

ジャン「…っ」

ライナー「じゃあ何だ…お前はエレンの金具に細工した訳じゃなくて、
     もともと壊れていた物を直そうとしたと?」

ジャン「…そうだよ。結局無理だったけどな」

ユミル「ちょっと待て。それなら何故そう言わなかったんだ?」

494: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 08:38:09.61 ID:eSlp5qzs0
ジャン「言える訳ねえだろ…」




ジャン『オレは逆に教えてほしい』

ジャン『あんな無様な姿晒しておいて
    正気を保って保っていられる秘訣とかをよぉ…』

エレン『お…お前ら
    人が頭下げて頼んでるのに…』




ジャン「オレはあいつが嫌いだった」

ジャン「理想論ばかり並べて現実を見ようとしない…
    そんなバカ丸出しのあいつが鼻について仕方なかった」

ジャン「それに…」チラ

ミカサ「…」

ジャン「なのに…なのによ…」

ジャン「オレがそんなあいつの金具を直そうとしてたなんて…
    言える訳ねえだろうが…!!」

495: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 08:47:41.23 ID:eSlp5qzs0
ライナー「おいおい…あんなに怪しい言動しておいて今更…」

ミーナ「そ、そうだよ!まさか今の話信じたりしないよね?」

アニ「ジャンの言ってる事は本当だと思うよ」

ミーナ「えっ…?」

アニ「アルミン、あんたならわかるんじゃない?」

496: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 08:58:02.22 ID:eSlp5qzs0
アルミン(ジャンは本当の事を言っている)

アルミン(その根拠は…)




▶【2日目のエレン】
【2日目のジャン】
【2日目のコニー】








これだ!








497: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 09:08:02.21 ID:eSlp5qzs0
アルミン「確かに、ジャンは本当の事を言ってると思う」

アルミン「だってエレンの金具は…2日目の時点で壊れていたんだから」

ライナー「なに…?」








エレン『…は…?』




ジャン『…』プクク

コニー『…』ニヤニヤ




エレン『…な…な…』

エレン『…なんだよ…これ…』

498: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 09:18:59.30 ID:eSlp5qzs0
ミカサ「じゃああれは…エレンが出来ていなかった訳じゃなくて…」

アルミン「うん。エレンの金具だけに不備があったんじゃないかな」

ミカサ「…!!」

アニ「ジャンが工具を持ち出したのは3日目の夜…」

アニ「なのに2日目の時点でその状態だったってことは、
   ジャンが細工をしたせいであんな風になった訳じゃないんだよ」

499: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 09:35:07.44 ID:eSlp5qzs0
ユミル「待てよ。それでも2日目の時点で
    金具に不備があったと言い切れるのか?」

サシャ「そ、そうですよ!エレンの金具だけなんて不自然ですし、
    単にエレンが下手なだけだった可能性も…」

アニ「ないよ。見てごらん」




カチャカチャ




クリスタ「それって…」

アニ「エレンの金具だよ」




カチャカチャ

カチッ

500: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 09:48:26.66 ID:eSlp5qzs0
アニ「エレンの金具には確かにこじ開けられた痕跡があった」

アニ「でもその中には…細工をした跡は見つからないんだよ」

ユミル「…?」

コニー「いや、そんなん見せられたってわかんねーよ。
    中の仕組みが複雑すぎて…」

モノクマ「あーもうっ、めんどくさいなぁ!」

モノクマ「レオンハートさんの言う通りだよ!
     イェーガーくんの金具には初めから欠陥があったの!」

モノクマ「って、ぎゃああああ!認めちゃったー!
     監督教官の責任問題だよ!記者会見で何て言おう…」

501: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/13(月) 10:02:43.96 ID:eSlp5qzs0
ジャン「な、なら、お前は…」

ジャン「お前はオレが犯人じゃないとわかってて、
    オレをあんなに追いつめたってのか!?」

アニ「あんたが犯人だなんて一言も言ってないよ」

ジャン「なっ…!」

アニ「私は一つ一つの事実を明らかにしたかっただけ。
   不確定要素を一つでも省きたかっただけ」

ジャン「て、てめぇ…」

アニ「…ふぅ。それじゃあ始めようか」




アニ「ここからが本題だよ」




506: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 18:55:35.90 ID:EG/vGqI00








―  議 論 開 始  ―




【クリスタの証言】
▶【ライナーとベルトルトの証言】
【サシャの証言】
【ミーナの証言】








507: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:14:48.25 ID:EG/vGqI00
アニ「ジャンが細工をしていないのなら…」

アニ「どうしてエレンは死んだんだろうね」

コニー「ちょ、ちょっと待てよ!」

コニー「俺はまだ納得した訳じゃねーぞ!」

モノクマ「もー!何度言えばわかるのさ!」

モノクマ「イェーガーくんの金具には【最初から欠陥があった】んだって!」

ミーナ「あんたの言う事なんて信じられないよ!」

サシャ「じゃあ、やっぱりジャンは細工をしてて…」

サシャ「それで姿勢を崩したエレンは、【たまたま地面から突き出ていた石】に…?」

ジャン「だから違うっつってんだろ!!」




アルミン(あれ…? あの人の発言っておかしいよな…
     僕の知っている情報とは明らかに矛盾するぞ…)

508: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:18:03.34 ID:EG/vGqI00
アニ「ジャンが細工をしていないのなら…」

アニ「どうしてエレンは死んだんだろうね」

コニー「ちょ、ちょっと待てよ!」

コニー「俺はまだ納得した訳じゃねーぞ!」

モノクマ「もー!何度言えばわかるのさ!」

モノクマ「イェーガーくんの金具には【最初から欠陥があった】んだって!」

ミーナ「あんたの言う事なんて信じられないよ!」

サシャ「じゃあ、やっぱりジャンは細工をしてて…」

サシャ「それで姿勢を崩したエレンは、【たまたま地面から突き出ていた石】








それは違うよ!








509: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:25:47.22 ID:EG/vGqI00
アルミン「あの石ってさ…最初からあった物なのかな」

サシャ「え?」

アルミン「あの場所は昨日まで、僕たちも使ってたんだよ?」

アルミン「思い出してみてよ。姿勢制御の訓練で、
     あんな場所に石なんてあった?」

510: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:39:12.45 ID:EG/vGqI00
ユミル「…言われてみれば、確かに妙だな」

ユミル「あんなに危ない物があったら誰か気付くはずだ。
    でも私の記憶では…」

クリスタ「…うん、そんなのなかったよ」

アルミン「それにこの事は、あの二人が言っていた事とも矛盾するんだ」

アルミン「…そうだよね? ライナー、ベルトルト」

511: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:49:01.56 ID:EG/vGqI00
モノクマ『オマエラさあ、この外のあちこちに穴掘ったでしょ!』

ライナー『それがどうしたんだ』

モノクマ『何開き直ってんの!ちゃんと元に戻しなさいよ!』

ベルトルト『いや、でも流石にそこまでの時間はなくて…』

モノクマ『そんなのオマエラの都合でしょーが!とにかく穴を塞ぎなさい!
     ヤリ逃げなんて許さないんだからね!』




ライナー「アルミンの言う通りだ。知っての通り、
     俺たち二人は訓練所の穴埋め作業をさせられたんだが…」

ベルトルト「ついでに危険物のチェックもしたんだよ。
      訓練に支障をきたすものが他にないか…」

ベルトルト「それこそ、地面から石なんか突き出ていないか…徹底的にね」

512: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:57:08.28 ID:EG/vGqI00
ユミル「つまり、それならあんな石を見逃すはずがない…
    そういうことか?」

ベルトルト「うん。姿勢制御装置の真下にあるようなものなら、尚更ね」

コニー「え?それっておかしくねえか?」

アニ「そう、おかしいんだよ」

アニ「あるはずのない場所に石が突き出ていた…
   これは一体どういう事だろうね?」

513: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 19:59:21.14 ID:EG/vGqI00








―  議 論 開 始  ―




【モノクマファイル 1】
▶【血で濡れた髪】
【地面から突き出た大きな石】
【倉庫の物品管理表】








514: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 20:17:55.10 ID:EG/vGqI00
コニー「な、なんだかよくわかんなくなってきたぞ…」

コニー「なんで【あるはずのない場所に石があった】んだ…?」

ジャン「…まさか、あの石は最初からあった訳じゃなくて」

ジャン「【誰かが仕組んだもの】だってのか!?」

ミーナ「だ、誰かが仕組んだって…それじゃあ…」

ミーナ「あの石を【装置の真下に埋めて】…」

ミーナ「【エレンが頭を打って死ぬようにした】の!?」

サシャ「ひ…酷い!鬼です悪魔ですっ!」




アルミン(いや…そんなに生易しいものじゃない)

アルミン(これはもっと悪意に満ちてる…!)

515: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 20:21:56.25 ID:EG/vGqI00
コニー「な、なんだかよくわかんなくなってきたぞ…」

コニー「なんで【あるはずのない場所に石があった】んだ…?」

ジャン「…まさか、あの石は最初からあった訳じゃなくて」

ジャン「【誰かが仕組んだもの】だってのか!?」

ミーナ「だ、誰かが仕組んだって…それじゃあ…」

ミーナ「あの石を【装置の真下に埋めて】…」

ミーナ「【エレンが頭を打って死ぬようにした】








それは違うよ!








516: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 20:30:44.83 ID:EG/vGqI00
アルミン「違う…エレンはあれに頭を打って死んだんじゃない」

ミーナ「ち、違うって…
    だってエレンの死因は頭部への打撃によるものでしょ?」

ライナー「まさかモノクマファイルの内容を疑うのか?
     でもあれに書かれているのは事実だって…」

アルミン「…髪」

ライナー「え?」

アルミン「エレンの髪が…血で濡れていたんだよ」

517: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 20:40:11.67 ID:EG/vGqI00
ジャン「それがどうしたってんだよ。
    死因とも一致するし、石にだって血が付いてたんだろ?」

クリスタ「姿勢を崩したエレンがその石に頭を打った。
     そう考えるのが自然だと思うけど…」

アルミン「それならどうして髪が血で濡れるの?」

クリスタ「えっ?」

アルミン「エレンが姿勢を崩した姿はみんなも見てるよね?」

518: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 20:48:27.22 ID:EG/vGqI00
エレン『…は…?』




ジャン『…』プクク

コニー『…』ニヤニヤ




エレン『…な…な…』

エレン『…なんだよ…これ…』








アルミン「あの時のエレンはどうなってた?」

ライナー「どうなってたって…そりゃ盛大な転びようだったな」

ベルトルト「ビックリしたよね。いきなりクルンと回ったと思ったら、
      顔から地面に向かって勢いよく…」

519: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 20:55:02.61 ID:EG/vGqI00
ベルトルト「…あれ?でもそうすると…」

アルミン「そう…額や顔にケガをするはずだよね。
     少なくともエレンはそうだったよ」

アルミン「それなのにどうして…髪が血で濡れていたの?」

ライナー「…!!」

アルミン「それなのにどうして…」

アルミン「エレンの後頭部に…あんな傷があったんだよ…!」

520: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/14(火) 21:08:35.46 ID:EG/vGqI00
サシャ「後頭部…!?」

アニ「血で濡れていたのは後頭部の髪だったんだ」

アニ「そして確かに、額には傷があったけど…
   後頭部にはそれよりも大きな、もっと深い傷があった」

ジャン「な…なんだって…!?」

アニ「つまりこういう事だよ」




アニ「エレンはあの石に頭をぶって死んだんじゃない。
   あの石で頭をぶたれて死んだんだ」

アニ「金具に細工とかせせこましい話じゃない…
   もっとシンプルな、明確な殺意をもった人間の犯行なんだよ」




524: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 15:13:27.94 ID:uVGfMC+d0
ミカサ「…!!」

サシャ「な…な…」

ジャン「エレンは殴られて死んだってのか!?
    頭をぶつけた訳じゃなくて…」

アニ「そうだよ」

ライナー「だ、だが…それならどうして、
     あの石が地面から突き出てたんだ?」

アニ「簡単なことさ。エレンを殴り殺した後、
   犯人は凶器の石を地面に埋めたんだよ」

アニ「エレンが頭をぶつけたと見せかける為にね」

525: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 15:20:18.19 ID:uVGfMC+d0
アルミン「…さっきアニも言ったけど、
     エレンの額には傷があったんだ」

アルミン「だからこういう事だと思う。
     エレンが姿勢を崩して地面に額を打った後…」

アルミン「その上から…犯人がエレンをめがけて
     石を振り下ろした」

ミカサ「…ッ!」

ジャン「ウ、ウソだろ…そんな事やった人間が…」

ジャン「この中に…いるってのかよ!?」

526: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 15:25:39.54 ID:uVGfMC+d0
アルミン(僕たちは互いの顔を見回していた)

アルミン(困惑した表情を浮かべる者、
     怒りのまなざしを向ける者…)

アルミン(でも、この中に一人いるはずだ)

アルミン(ウソの仮面を被った人間が…)

527: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 15:40:14.92 ID:uVGfMC+d0
モノクマ「うぷぷ…やっと議論も本筋に入ってきたみたいだね」

モノクマ「でもさあ、誰がクロなのか早く決めてくれないかな?
     ボクが飽きたら時間切れになっちゃうんだよ?」

ベルトルト「そう言われても…」

ミーナ「凶器や殺し方はわかったけど、肝心の犯人が不明のままだよね…」

クリスタ「そんな…それじゃあ…」

サシャ「は、破滅です!もう私たちはおしまいですよ!」

528: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 15:50:27.76 ID:uVGfMC+d0
アニ「落ち着きなよ」

サシャ「落ち着いていられますかぁ!
    ここで犯人当てなかったら私たち殺されるんですよ!」

モノクマ「で、出たー!さりげなく犯人じゃないとアピる小技!
     ベリィグーッド!」

サシャ「ち、違いますよ!私は食い意地が張ってるだけで!」

アニ「だから落ち着きなって。
   犯人につながる手がかりならもうあるから」

529: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 16:00:09.35 ID:uVGfMC+d0




アルミン(…え?)




アニ「アルミン、私たちはエレンの金具を使って実験をしたよね?」








アニ『…』

ライナー『…』

アニ『…ねえライナー』

ライナー『…な、何だよ』

アニ『あんたって姿勢制御上手かったよね』

ライナー『…お前ほどじゃないけどな』

アニ『ちょっと私に見せてくれない?』

530: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/15(水) 16:15:17.84 ID:uVGfMC+d0
ライナー「ああ…あれのことか」

アニ「あそこに隠されてるよ。犯人につながる手がかりが」

ベルトルト「えっ?」

アニ「アルミン…よく考えてみて」

534: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 18:57:20.13 ID:YXuDHU1w0








―  閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始  ―








535: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 19:09:23.99 ID:YXuDHU1w0


  う  き  ゃ  り  ょ  く  し  ょ


  き  ょ  り  し  ょ  う  く  ゃ


  き  ょ  う  り  し  ょ  ゃ  く  








  き  ょ  う  り  ょ  く  し  ゃ








そうか わかったぞ!








536: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 19:21:20.85 ID:YXuDHU1w0
アルミン「そうか!【協力者】がいたんだ!」

コニー「え?この事件に共犯者はいないって…」

アルミン「共犯者じゃなくて【協力者】だよ!」




エレン『…今度こそできる気がする。
    上げてくれアルミン!』

アルミン『いくよ』




キリキリキリキリキリキリ




アルミン「あの姿勢制御訓練は一人じゃできない…」

アルミン「誰かにクランクを回してもらわないと、
     宙に浮き上がることはできないんだ!」

537: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 19:33:50.89 ID:YXuDHU1w0
サシャ「じゃ、じゃあ…
    エレンは夜中に一人で訓練をしていた訳ではなくて…」

ライナー「それを手伝った人間がいるってことか…?」

アルミン「うん、そういう事だよ」

コニー「ん?だったら何でその【協力者】ってのは、
    エレンの訓練を手伝ったって言わなかったんだ?」

アニ「言う訳ないでしょ。だってその人間こそが犯人なんだから」

538: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 19:41:47.33 ID:YXuDHU1w0








―  議 論 開 始  ―




【モノクマファイル 1】
【兵団規則】
【血で濡れた髪】
【地面から突き出た大きな石】
【倉庫の物品管理表】
▶【訓練成績】








539: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:03:05.17 ID:YXuDHU1w0
コニー「は…!? なんだって!?」

ジャン「【協力者が犯人】だと…?」

サシャ「い、一体誰なんですか!早く挙手してください!」

ユミル「アホか、挙げる訳ねーだろ…」

コニー「じゃあどうすんだよ…」

コニー「誰が手伝ってたかなんて【目星つかねえ】ぞ…?」

サシャ「や、やっぱり破滅です!おしまいですよぉぉ!!」




アルミン(そうか!だからアニは…!)

540: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:05:28.21 ID:YXuDHU1w0
コニー「は…!? なんだって!?」

ジャン「【協力者が犯人】だと…?」

サシャ「い、一体誰なんですか!早く挙手してください!」

ユミル「アホか、挙げる訳ねーだろ…」

コニー「じゃあどうすんだよ…」

コニー「誰が手伝ってたかなんて【目星つかねえ】








それは違うよ!








541: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:14:46.73 ID:YXuDHU1w0
アルミン「いや…目星ならつくと思うよ」

コニー「えっ…?」

サシャ「ほ、本当ですか、アルミン!?」

アルミン「うん…」

アニ「…」

アルミン「みんな、ちょっとこれを見てくれるかな」

542: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:25:35.21 ID:YXuDHU1w0
名前          PT

ミカサ・アッカーマン  10
ミーナ・カロライナ   10
アニ・レオンハート   09
ライナー・ブラウン   09
ベルトルト・フーバー  09
ユミル         09
ジャン・キルシュタイン 08
コニー・スプリンガー  08
サシャ・ブラウス    07
クリスタ・レンズ    07
アルミン・アルレルト  06
エレン・イェーガー   00

543: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:34:11.38 ID:YXuDHU1w0
サシャ「…? 何ですかこれ」

アルミン「みんなの訓練成績だよ。昨日までのね」

ジャン「は…?そんなもんが何の役に立つんだよ」

アニ「よく考えてみて」

アニ「エレンは夜中に姿勢制御の練習をしようとした。
   そしてその為には、誰かに手伝ってもらう必要があった」

アニ「…ここまではいいよね?」

544: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:40:12.96 ID:YXuDHU1w0
ライナー「ああ…それがどうしたんだ?」

アニ「仮にあんたがエレンだったとしたら、
   練習の手伝いはどんな人に頼む?」

ライナー「どんな人って…そりゃ頼みやすそうな奴とか、
     姿勢制御が抜群に上手かった奴とか…」

アニ「…」

ライナー「…え?」

ベルトルト「ま、まさか…」

545: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:42:28.64 ID:YXuDHU1w0








―  人 物 を 指 名 し ろ  ―








546: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:44:53.30 ID:YXuDHU1w0




【ミカサ・アッカーマン】
【ライナー・ブラウン】
【ベルトルト・フーバー】
【アニ・レオンハート】
【エレン・イェーガー】
【ジャン・キルシュタイン】
【コニー・スプリンガー】
【サシャ・ブラウス】
【クリスタ・レンズ】
【アルミン・アルレルト】
▶【ミーナ・カロライナ】
【ユミル】








これが僕の答えだ!








547: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/16(木) 20:52:29.68 ID:YXuDHU1w0
アルミン「君だよ…ミーナ」

ミーナ「…!!」

アルミン「君こそがエレンの訓練の協力者…」

アルミン「そして、エレンを殴り殺した犯人なんだ」

ミーナ「な…な…」




ミーナ「何言ってるの…アルミン…?」




550: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 15:10:19.96 ID:VdNfZBSI0








―  議 論 開 始  ―




【クリスタの証言】
【ライナーとベルトルトの証言】
【サシャの証言】
▶【ミーナの証言】








551: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 15:15:14.86 ID:VdNfZBSI0
アルミン「君は訓練の成績がトップだった」

アルミン「だから、エレンが練習の手伝いを頼むとしたら…」

アルミン「君だと考えるのが自然なんだ!」

ジャン「おい…【ミーナが犯人】ってマジなのか…!?」

ミーナ「ち、違う!私はやってない!」

ミーナ「そもそも、訓練成績だけで疑われるのなら…」

ミーナ「【同点だったミカサだって怪しい】じゃない!」

ミカサ「私がエレンを殺す訳ない!!」




アルミン(確かに、トップだったのはミーナだけじゃない)

アルミン(だけどエレンは…)

552: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 15:20:11.42 ID:VdNfZBSI0
アルミン「君は訓練の成績がトップだった」

アルミン「だから、エレンが練習の手伝いを頼むとしたら…」

アルミン「君だと考えるのが自然なんだ!」

ジャン「おい…【ミーナが犯人】ってマジなのか…!?」

ミーナ「ち、違う!私はやってない!」

ミーナ「そもそも、訓練成績だけで疑われるのなら…」

ミーナ「【同点だったミカサだって怪しい】








それは違うよ!








553: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 15:30:10.31 ID:VdNfZBSI0
アルミン「いや…いくら同点だったからって、
     エレンがミカサに頼んだとは考えられないよ」

ミーナ「な…なんでよ!エレンとミカサは幼馴染だったんでしょ!?」

ミーナ「私なんか知り合ってまだ3日だったんだよ!?
    練習の手伝いを頼むとしたら、私より仲の良かったミカサだよ!」

アルミン「違うよ。だってその根拠は…
     他でもない君が言ってたじゃないか」

ミーナ「…!?」

554: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 15:35:47.71 ID:VdNfZBSI0
ミーナ『エレン…?』

エレン『! ミーナか』

ミーナ『どうしたの?そんなに怖い顔して…』

エレン『…オレは』

ミーナ『え?』

エレン『オレはもう、あいつの御守にはなりたくないんだ…!』

555: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 16:20:24.09 ID:VdNfZBSI0
アルミン「“あいつの御守にはなりたくない”」

アルミン「エレンがそう言っていたのなら…
     その“あいつ”ってミカサの事だったんじゃないかな」

ミカサ「…!」








ミカサ『私がいる限り、【裏切り者】を一番にはさせない。
    エレンもアルミンも…私が無事にここから出す』




エレン『それじゃあ駄目なんだッ…!』




556: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 16:32:52.19 ID:VdNfZBSI0
アルミン「つまり…エレンはミカサの世話になる事を嫌っていたんだ」

アルミン「そう考えれば、ミカサに頼むなんてあり得ないんだよ!」

ミーナ「…!!」

アルミン「それに君も言ったよね?」




ミーナ『私なんか知り合ってまだ3日だったんだよ!?
    練習の手伝いを頼むとしたら、私より仲の良かったミカサだよ!』




アルミン「それなら逆に聞くけど、
     どうして“知り合ってまだ3日”だった君が…」




エレン『オレはもう、あいつの御守にはなりたくないんだ…!』




アルミン「エレンからあんな事を打ち明けられたんだよ!」

557: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 16:39:30.97 ID:VdNfZBSI0
ミーナ「…っ」

アルミン「ねえミーナ、本当のことを教えてよ」

アルミン「本当は…あの証言には続きがあったんじゃないの?」








エレン『オレはもう、あいつの御守にはなりたくないんだ…!』

エレン『あいつに守られるんじゃなくて…オレがあいつを守ってやりたいんだ』

エレン『だから…』

エレン『頼むミーナ!オレの練習に付き合ってくれ!!』








561: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/18(土) 17:53:11.62 ID:eb331gwP0
クリスタ「ミ、ミーナ…本当なの…?」

ミーナ「は…はは…何よそれ…」

ミーナ「憶測よ…そんなのただの憶測じゃない…」

サシャ「憶測にしては、なかなか説得力があったような…」

ミーナ「…!」キッ

サシャ「ひいっ!? す、すみません!!」

562: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/18(土) 17:59:45.51 ID:eb331gwP0
ミカサ「憶測だろうと、そうでなかろうと…
    一つ確認しておく事がある」

ミカサ「ミーナ…あなたは本当に、
    エレンから練習の手伝いを頼まれたの?」

ミーナ「そ、そんな怖い目で見ないで…」

ミカサ「質問に答えて。頼まれたの?」

ミーナ「…!」




ミーナ「た、頼まれたよ…」




563: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/18(土) 18:16:39.12 ID:eb331gwP0
ミカサ「…!!」

ジャン「じゃあ、やっぱりテメーが…!」

ミーナ「ちょ、ちょっと待って!」

ミーナ「確かに頼まれたし、実際の練習にも付き合ったよ!
    だけどそれだけなんだって!それ以上はやってない!」

ライナー「…本当か?」

ミーナ「本当だよ!どうして信じてくれないの!?」

564: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/18(土) 18:20:18.81 ID:eb331gwP0








―  議 論 開 始  ―




【クリスタの証言】
【ライナーとベルトルトの証言】
▶【アニの実験】
【サシャの証言】
【ミーナの証言】








565: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/18(土) 18:49:32.40 ID:eb331gwP0
ミーナ「確かに私は【練習の手伝いを頼まれた】」

ミーナ「そして実際に【練習にも付き合った】」

ミーナ「だけどそれだけ!私はやってない!」

アニ「練習に付き合ったのはいつ?」

ミーナ「…【夜中の1時過ぎ】だよ」

コニー「ん?エレンの死亡時刻って【午前1時半頃】だったよな?」

ユミル「へぇ…一致するじゃねえか」

ミーナ「違う!練習に付き合ったって言っても、私はクランクを回しただけ!」

ミーナ「【あとは自分でやるって言われた】から、私は寄宿舎に戻ったんだよ!」

ライナー「…なーんか不自然じゃねえか?」




アルミン(…)

566: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/18(土) 18:51:35.85 ID:eb331gwP0
ミーナ「確かに私は【練習の手伝いを頼まれた】」

ミーナ「そして実際に【練習にも付き合った】」

ミーナ「だけどそれだけ!私はやってない!」

アニ「練習に付き合ったのはいつ?」

ミーナ「…【夜中の1時過ぎ】だよ」

コニー「ん?エレンの死亡時刻って【午前1時半頃】だったよな?」

ユミル「へぇ…一致するじゃねえか」

ミーナ「違う!練習に付き合ったって言っても、私はクランクを回しただけ!」

ミーナ「【あとは自分でやるって言われた】








それは違うよ!








570: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 17:27:46.65 ID:YABStQtE0
アルミン「…つまり、ミーナはこう言いたいんだね?」

アルミン「君はエレンに練習の手伝いを頼まれた。
     そして、その手伝いというのはクランクを回す事だった」

アルミン「だからクランクを回した後、
     用が済んだ君は寄宿舎に戻った」

ミーナ「そ、そうだよ!だからそう言ってるでしょ!」

アルミン「そっか、それなら…」

アルミン「やっぱり君の言ってる事はおかしいよ」

571: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 17:35:13.80 ID:YABStQtE0
ミーナ「な…何がおかしいのよ!」

アルミン「だって、それなら…
     どうやってエレンを降ろすつもりだったの?」

ミーナ「…!!」

アルミン「クランクを回すのは最初だけじゃないんだよ?
     練習の終わりにも回さないと、その人は宙吊りになったままだ」

アルミン「それなのに君は…
     その状態でエレンを放置したっていうの?」

572: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 18:02:02.60 ID:YABStQtE0
ミーナ「それは…」

サシャ「つ、つまり…こういう事ですか?」

サシャ「最初だけクランクを回して、
    エレンを宙吊りのまま放置して…」

サシャ「それで頭を打って死ねば上出来だったけど、
    エレンはまだ生きていたから…」

サシャ「それで…トドメを…」

573: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 18:12:58.85 ID:YABStQtE0
ミーナ「ち…違う!違う違う違う!」

ミーナ「そうじゃない!私はエレンにこう言われたの!」




キリキリキリキリキリキリ




エレン『よっと…ありがとな、ミーナ』

エレン『少しキツいが…今回は上手くいけそうだ。
    オレはこの状態でどれくらい保つのか試してみる』

エレン『だから一旦戻ってていいぞ。
    しばらくしたら、また降ろしに来てくれ』

575: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 18:51:57.47 ID:YABStQtE0
ミーナ「私はそう言われたから寄宿舎に戻った!」

ミーナ「だけど…その後、クランクを回しに
    エレンのところに行ったら…」




ギギ…ギギ…




エレン『…』




ミーナ「エレンは死んでたんだよ!!」

576: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 18:59:49.57 ID:YABStQtE0
ミーナ「私のせいだと思った!」

ミーナ「私がエレンを見ていればこんな事にはならなかった!
    私がちゃんと見ていなかったせいで、エレンは事故で死んでしまった!」

ミーナ「ずっとそう思ってたよ!今の今まで!
    だから言い出せなかった!もしかしたら私がクロなんじゃないかって!」

ミーナ「だけど、エレンの後頭部には傷があったんでしょ!?
    だったらこういう事だよ!」

ミーナ「私が寄宿舎に戻っている間に、エレンは誰かに殴り殺された!
    きっとそうだよ!そうとしか考えられな…」

577: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/19(日) 19:06:30.01 ID:YABStQtE0




ライナー「…!」

ベルトルト「…!」




ミーナ「…?」

ミーナ「な、何よ…なんでそんな目で見てんの…?」

アニ「…ミーナ」




アニ「墓穴を掘ったね」




581: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:01:03.10 ID:NUShhgg/0
ミーナ「は…!? な…何よ墓穴って!」

アニ「ライナー、話してあげて」

ライナー「あ、ああ…」




アニ『…なるほどね』

ライナー『お、おい!一体どうなってるんだ!?』

アニ『やっぱりあんたでも無理だったか』

ライナー『む、無理も何も…
     こんなの【1秒だってもたない】ぞ!?』

582: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:10:11.21 ID:NUShhgg/0
ライナー「俺はアニに言われて、エレンの金具で
     姿勢制御をやってみたんだが…」

ライナー「結果は惨敗。宙に体が浮いた途端、
     地面に思いっきり頭を打っちまった」

ミーナ「そ、それがどうしたってのよ!
    エレンの金具には不備があったんでしょ!?当たり前じゃない!」

アルミン「そう、エレンの金具には不備があったんだ。
     だからこそあり得ないんだよ。君がさっき言った内容が」

583: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:12:43.80 ID:NUShhgg/0
キリキリキリキリキリキリ




エレン『よっと…ありがとな、ミーナ』

エレン『少しキツいが…今回は上手くいけそうだ。
    オレはこの状態でどれくらい保つのか試してみる』

エレン『だから一旦戻ってていいぞ。
    しばらくしたら、また降ろしに来てくれ』




アルミン「君が主張するエレンの発言内容はこうだ」

アルミン「これはどう見ても、クランクを回して宙に浮いた後の
     発言だよね? でもそれはおかしいよ!」

584: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:14:29.88 ID:NUShhgg/0
ライナー『む、無理も何も…
     こんなの【1秒だってもたない】ぞ!?』




アルミン「成績上位のライナーだって、
     1秒も姿勢を保つことができなかったんだ!」

アルミン「だからあり得ないんだよ!
     エレンがそう言ったという事自体がね!」

ミーナ「…!!」

585: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:16:04.47 ID:NUShhgg/0
アニ「エレンの金具に細工がなかったのは知っての通り…
   そしてジャンは金具を直せなかったと言っていた」

アニ「つまり、あんたが練習に付き合ったっていう
   【夜中の1時過ぎ】にも、金具はあの状態だったってことさ」

クリスタ「…それならエレンも、
     ライナーみたいにすぐ頭を打ったはずだよね」

ライナー「ああ…宙に浮いた瞬間に頭を打ったんだから、
     目の前にいたミーナが気付かない訳がない」

ミーナ「…ッ!」

586: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:19:07.40 ID:NUShhgg/0
アルミン「それなのに君は、
     そんなエレンを放って寄宿舎に戻ったっていうの?」

アルミン「そもそもクランクを回すだけなら、
     わざわざ成績トップの君に頼んだりするかな?」

アルミン「『オレはこの状態でどれくらい保つのか試してみる』?」

アルミン「まさか、エレンが地面に頭を打った状態で
     そんな事を言った…なんて言わないよね?」

ミーナ「…ッ!」

アルミン「君がなぜそんなウソを言う必要があったのか…
     考えられる答えは一つしかない」

アルミン「君がエレンを殺したクロだからだよ!!」

587: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:21:45.27 ID:NUShhgg/0
ジャン「お、おいアニ…」

ジャン「オレをあそこまで追いつめて金具の件を話し合ったのは、
    全てこの為だったのか…!?」

アニ「さあね。でも、これでもう言い逃れはできないよ」

アニ「そうだよね? ミーナ」

588: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:23:19.13 ID:NUShhgg/0




ミーナ「…」




ユミル「…反論なしか?」

ライナー「だったら、これで決まりだな」

コニー「信じらんねえ…なんでだよ…」




ミーナ「…」




コニー「なんでエレンを殺しちまったんだよ!!」

589: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:26:05.14 ID:NUShhgg/0




ミーナ「…ふっ」




サシャ「…!?」ゾクッ

ミーナ「ふっ…ふふふ…」

ミーナ「ふふふふふふ…」








ミーナ「アッハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」








590: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:27:51.86 ID:NUShhgg/0
ジャン「な…何だよ…なんで笑ってんだよ…」

ミーナ「だっておかしいじゃない…
    寄ってたかって私を犯人扱いしてさぁ…」

ミーナ「さっきまでジャンをいじめてたと思ったら、今度は私?」

ミーナ「誰かが怪しいと言えば、
    それに便乗して無実の人間を叩き始める…」

ミーナ「…はっきり言ってあげようか?」




ミーナ「クズだよあんたらは!!」




591: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 16:30:12.04 ID:NUShhgg/0
ライナー「無実だと…?まだ認めないつもりか」

ミーナ「認める訳ねーだろ!真っ白なんだよ私は!」

モノクマ「…ねえ大丈夫?キャラがブレブレだよ?」

ミーナ「うるさい!あんたは黙ってろ!」

アニ「ミーナ、いい加減に諦めなよ。
   私たちはちゃんとした根拠があって叩いてるんだ」

アニ「エレンの練習に付き合ったっていう事実がある以上、
   あんた以外がクロだとは考えられないんだよ」

ミーナ「だーかーらー!その事実自体が間違ってるんだって!」

コニー「…は?」




ミーナ「私はエレンの練習に付き合ってないっつーの!!」




593: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:03:08.46 ID:NUShhgg/0
クリスタ「…!?」

ミーナ「そうよ!私はエレンの練習には付き合ってない!
    それどころか、エレンからも頼まれてない!」

ジャン「な、何言ってんだ…?お前さっき…」




ミーナ『た、頼まれたよ…』




ミーナ「あれはミカサに脅されてそう言っただけ!
    そう!あれは誘導尋問!あんなの証拠にならない!」

ユミル「おいお前…言ってる事が無茶苦茶だぞ」

ミーナ「無茶苦茶なのはどっちだよ!!
    無茶苦茶な論理押し付けて人を貶めてんのはどっちだよ!!」

594: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:05:36.49 ID:NUShhgg/0
ミーナ「私が成績トップだったから手伝いを頼まれたァ!?
    何なのそれ!妬み!?僻み!?」

ミーナ「そんなの当てつけもいいトコでしょ!
    点数から見れば、他のヤツらだって大差ない!」

アルミン「…まず、ジャンとコニーはあり得ないよ。
     あの二人はエレンからの依頼を断ってる」




コニー『コツだって?』

コニー『悪ぃけど俺…天才だから
    “感じろ”としか言えん』

ジャン『オレは逆に教えてほしい』

ジャン『あんな無様な姿晒しておいて
    正気を保って保っていられる秘訣とかをよぉ…』

エレン『お…お前ら
    人が頭下げて頼んでるのに…』

595: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:09:07.15 ID:NUShhgg/0
アルミン「同じ理由から、ライナーとベルトルトも候補から外れる」




ライナー『う~ん…姿勢制御のコツか…』

エレン『頼む!』

ライナー『すまんが…ぶら下がるのに
     コツがいるとは思えん』

ライナー『期待するような助言はできそうにないな…』

エレン『…ッ!』

596: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:18:33.66 ID:NUShhgg/0
ミーナ「じゃあユミルは!?」

ユミル「…さっきも言ったが、
    あの夜は部屋でクリスタと過ごしてたんだ」

クリスタ「それとサシャもね。間違いないよ、エレンは来てない」

サシャ「わ、私は途中で抜けましたけど、
    それは【詰め合わせスペシャル】を取りに行ったからでして…」

サシャ「それはその…ジャンに聞けばわかるはずです」

ジャン「…ああ」

597: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:28:26.62 ID:NUShhgg/0
ミーナ「だったら…残りはアニとアルミン!
    あんたらのどっちかがエレンの手伝いを頼まれたんだ!」

ライナー「おいミーナ…」

ミーナ「うっさい!だってそうでしょ!?
    アニは次点でトップだったんだし、アルミンはエレンの幼馴染!」

ミーナ「どっちが頼まれたとしても不思議じゃない!!
    だから、私だけが疑われる理由なんてない!!」

598: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:44:09.16 ID:NUShhgg/0
アニ「…やれやれ、そう来たか」

コニー「お、おいアニ…」

アニ「まさかここまで抵抗されるとは思わなかったよ。
   それに正直言うと…もうネタ切れなんだよね」

サシャ「ネ、ネタ切れって…」

アニ「確かに無茶苦茶だけど…ミーナの言う事にも一理あるよ。
   私の推理の根幹は、【協力者=クロ】ってところにあるからね」

アニ「ミーナが【協力者】だと疑う根拠は【訓練成績】だけ。
   私やアルミンが【協力者】じゃないという事も証明できない…」

アニ「そして『私が協力者だ』っていう発言を撤回された以上、
   もうミーナを追いつめる材料は残ってないんだよ」

599: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:48:59.01 ID:NUShhgg/0
ベルトルト「ちょっと待って。
      誰が【協力者】かどうかはモノクマに聞けば…」

モノクマ「言う訳ないじゃん」

ベルトルト「…だよね」

ミーナ「だから言ってるでしょ!
    私を疑うのなんて見当違いなんだよ!!」

ジャン「ど、どうすんだよ…このままじゃ泥沼だぞ…」

600: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:54:04.02 ID:NUShhgg/0
アルミン「…それは違う」

クリスタ「え…?」

アルミン「追いつめる材料ならまだ残されてる」

アルミン「それも…決定的な材料がね」

アニ「…!」

ミーナ「いい加減に…してよ…」




ミーナ「いい加減にしろよこのもやしが!!」




601: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/21(火) 17:55:19.92 ID:NUShhgg/0








―  マ シ ン ガ ン ト ー ク バ ト ル 開 始  ―








606: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 14:35:49.49 ID:K+cL1PMN0
ミーナ「そんなに私を犯人にしたいの!?
    だったら言ってやるよ!あんたらの推理がいかに穴だらけであるか!」

ミーナ「まず【協力者】候補!あんたらは都合のいい理由並べて
    勝手に除外していったけど、本当にそう言えるの!?」

ミーナ「ジャン、コニー、ライナー、ベルトルトの四人は
    “エレンの頼みを断った”って理由で外してるよね!?」

ミーナ「でもさァ!その後で『やっぱり練習に付き合うよ』って言えば
    いくらでも成立するんじゃないの!?」

ミーナ「サシャだって完璧なアリバイがある訳じゃない!」

ミーナ「【詰め合わせスペシャル】を持ち出したのが午前12時20分!
    犯行時刻までは1時間以上も余裕がある!」

ミーナ「つまり、ジャンの証言があるからって、
    容疑者候補から外れることはないんだよ!!」

ミーナ「アルミンとアニに至っては論外!論外中の論外!!」

ミーナ「自分が【協力者】じゃないことを証明できないクセに、
    狂ったように難癖をつける!」

ミーナ「あんたらが私を疑う理由は“訓練成績がトップだったから”ァ!?
    笑わせんじゃねーよ!!」

607: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 14:39:03.30 ID:K+cL1PMN0








ミーナ【怪しい人間は他にもいる!!私だけが疑われる理由はどこにもない!!】








【訓練兵手帳】








これで証明するよ!








608: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 14:49:36.46 ID:K+cL1PMN0
アルミン「そこまで言うなら…君の訓練兵手帳を見せてよ!」

ミーナ「!!」

アルミン「僕の考えた通りなら、それでハッキリするはずだ!」

アルミン「君が本当にクロなのかどうかがね!!」

609: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 14:52:55.45 ID:K+cL1PMN0
ライナー「ちょ、ちょっと待て…
     なんでここで訓練兵手帳が出てくるんだ?」

アルミン「それが決定的な証拠だからだよ!」

サシャ「手帳が…ですか…?」

クリスタ「でも、どうして?
     その手帳ならみんな持ってるはずだけど…」

610: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:20:52.06 ID:K+cL1PMN0
アルミン(確かに手帳は全員が所持している)

アルミン(でも、ミーナが犯人だとしたら…
     彼女の手帳には明らかに他の人と違う点があるはずだ)

アルミン(その根拠は…)




【血で濡れた髪】
【地面から突き出た大きな石】
▶【途切れた血痕】








これだ!








611: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:25:21.85 ID:K+cL1PMN0
アルミン「覚えてるかな?エレンの金具を使って実験をしたとき、
     地面に途切れた血痕を見つけていたよね?」




ライナー『…は?』

ベルトルト『血痕が途切れてるんだ。その形が…四角なんだよ』

ライナー『四角…?途切れてる…?』

アニ『…ねえアルミン、これってどういう事だと思う?』

アルミン『…』

612: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:30:20.39 ID:K+cL1PMN0
アルミン「エレンが殴られた際に飛び散った血痕が
     四角に途切れていた…」

アルミン「あの時はそれが何を意味するのかわからなかったけど…
     あれはもしかして、そこに手帳があったって事じゃないかな!?」

ミーナ「…っ!!」

アルミン「そう考えれば形状も大きさも一致する!」

アルミン「おそらく犯人は、そこに手帳を落とした状態で
     エレンを殴ってしまった…」

アルミン「だから犯人の手帳には、
     途切れた分の血痕が残ってるはずなんだ!」

613: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:35:17.67 ID:K+cL1PMN0
ユミル「なるほど…もしそれで本当に血が付いてたら、
    決定的な証拠になるな」

コニー「でもよ…そんなに大事な証拠なら、
    とっくに処分しちまってるんじゃねーか?」

アルミン「いや、それはないよ」




モノクマ『ちなみに、その訓練兵手帳は完全耐火性で、
     火にかけても燃えない優れ物!』

モノクマ『耐破性も抜群で、
     10トンくらいの引張応力なら平気だよ!』




アルミン「あの手帳は燃やしたり破いたりすることができない…
     それはジャンだって確認してるはずだよ」




ジャン『見ろよ…本当に火にかけても燃えないらしいぜ。
    それにいくら力を入れても破けない…どうなってんだこりゃ』

614: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:40:54.19 ID:K+cL1PMN0
サシャ「そ、それなら…この施設のどこかに隠したって可能性も…」

アニ「…いや、それもないと思うよ」




モノクマ『うぷぷぷぷ…ていうかさぁ、
     そんな風にボクに突っかかってる暇ないんじゃないの?』

モノクマ『もう時間はほとんど残されてないんだよ?』

アルミン『時間…?』

モノクマ『おやおや、キミはどこまでクマの話を…』

モノクマ『…ああそっか!気絶しててあの場にはいなかったんだっけ!』

615: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:49:41.84 ID:K+cL1PMN0
アニ「エレンの死体を発見したとき、アルミンとミカサ以外の全員は
   訓練兵手帳を取り出していたよね?」

ベルトルト「うん…モノクマに新しい規則をメモさせられたんだっけ」

アニ「私はその時に見たけど…
   ちゃんと全員手帳を持っていたよ」

ミーナ「…!!」

ユミル「おい、それは確かなんだろうな?」

アニ「間違いないよ。だってあの場面でメモを取らなかったら、
   逆に浮いてしまうからね」

616: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/23(木) 16:54:17.55 ID:K+cL1PMN0
ライナー「…だったら、少なくともあの時点で
     手帳は隠されてないってことか」

アニ「そう。そして私の予想では…」

ミーナ「…っ!!」

アニ「今もまだ…持ってるんじゃないの?」

620: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/24(金) 16:00:15.31 ID:cceev9rS0
クリスタ「えっ…!?」

サシャ「ミ、ミーナ!そうなんですか!?持ってるんですか!?」

ミーナ「ハハハ…何よ…
    全員が手帳を持ってるのを…見た…?」

ミーナ「だったら…そういうあんたはどうなのよ!?
    あんたの方こそ血が付いた手帳を隠したんじゃないの!?」

アルミン「アニの手帳に血なんてなかった!
     それは僕が確認してるよ!」




モノクマ『…ああそっか!気絶しててあの場にはいなかったんだっけ!』

アルミン『一体何の…』

モノクマ『じゃあレオンハートさん、
     アルレルトくんに例のモノ見せてやって!』

621: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/24(金) 16:05:26.37 ID:cceev9rS0
ミーナ「な、なら…それなら、アルミンとミカサは!?」

ミーナ「二人はあの場にはいなかった!
    手帳を取り出すところも目撃されてない!」

ミーナ「そもそも、血痕が途切れた場所に手帳があったなんて、
    それこそ憶測じゃない!!」

アルミン「そうだよ。僕は血痕の形状と大きさから推理しただけだ。
     何の根拠もないただの憶測…」

アルミン「でも、それが憶測かどうかは…
     今ここで手帳を見せ合えばわかる事だ!!」

622: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/24(金) 16:10:13.67 ID:cceev9rS0
サシャ「て、手帳を見せればいいんですね? それで全部終わるんですね!?」

ユミル「ああ…誰が【協力者】なのか議論し続けるよりも、
    有意義で確実な方法だ」

ベルトルト「手帳に付いた血が現場の血痕と一致すれば、クロ確定。
      血が付いていなければ、アルミンの間違い…」

ライナー「どちらにしろ情報になる。ここで確認しない意味はないな」

ミーナ「み、見せないよ…手帳なんて…見せないから…」

アニ「なぜ拒否するの? あんたがシロなら、
   身の潔白を証明する絶好の機会でしょ?」

ミーナ「認めない…そんな推理、認められない!!」

623: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/24(金) 16:20:14.29 ID:cceev9rS0
アルミン「…あくまでも抵抗するんだね」

ミーナ「当たり前だろーが!!あんたの推理は間違いだらけ!
    手帳が証拠だなんて馬鹿げてる!」

アルミン「それなら…もう一度、事件を振り返って、
     君の犯行のすべてを明らかにするよ」

アルミン「それで…終わりにしよう……」

ミーナ「だ・か・ら!
    何が終わりだってんだよッ!!」

アルミン「…ミーナ、君がなんて言おうと、
     すべての謎はもう解けてるんだ…」




アルミン「今回の事件の答えは、これだ!」




624: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/24(金) 16:25:13.66 ID:cceev9rS0








―  ク ラ イ マ ッ ク ス 推 理 開 始  ―








625: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/24(金) 16:30:16.94 ID:cceev9rS0








―  推 理 を 完 成 さ せ ろ  ―








633: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 11:32:38.58 ID:twhcCw2H0
Act.1


【姿勢制御ができずに焦っていたエレン】



(エレンは何を思いついた?)



【懇願するエレン、快く受け入れる犯人】




Act.2


【夜中に訓練所で待ち合わせた二人】



(その後何が起きた?)



(それを見た犯人は何をした?)




Act.3


(犯人が行った偽装工作とは?)



(犯人の犯した重大なミスとは?)








【手帳に飛び散った血痕】
【凶器を埋める犯人】
【バランスを崩すエレン】
【エレンに訓練成績表をせがまれるモノクマ】
【エレンに石を振り上げる犯人】








634: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 11:38:19.44 ID:twhcCw2H0
Act.1


【姿勢制御ができずに焦っていたエレン】



【エレンに訓練成績表をせがまれるモノクマ】



【懇願するエレン、快く受け入れる犯人】




Act.2


【夜中に訓練所で待ち合わせた二人】



【バランスを崩すエレン】



【エレンに石を振り上げる犯人】




Act.3


【凶器を埋める犯人】



【手帳に飛び散った血痕】








犯人は、君なんだ!








635: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 11:50:03.06 ID:twhcCw2H0
アルミン「じゃあ、最初から事件を振り返ってみるよ…」




Act.1


【姿勢制御ができずに焦っていたエレン】




アルミン「“ファイナルデッドルーム”への挑戦権を得る為に、
     僕たちは全員で訓練に励むことにした」

アルミン「その命がけのゲームに勝つことができれば、
     この施設からの脱出も夢ではないからだ」

アルミン「そうして始まった訓練だけど、エレンだけは
     大きく出遅れるハメになってしまった」

アルミン「エレンの金具には不備があって、
     最初の適性検査を上手く通過できなかったからだ」

636: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 12:05:19.23 ID:twhcCw2H0
アルミン「金具の欠陥に気付かなかったエレンは、
     センスがないからできないと思い込んでしまった」

アルミン「努力家のエレンは夜中に練習することを考えたけど、
     一人ではできないという事情があった」

アルミン「姿勢制御の練習を行うためには、
     誰かにクランクを回してもらう必要があったからだ」






【エレンに訓練成績表をせがまれるモノクマ】




アルミン「そこでエレンはある事を思いついた」

アルミン「『どうせ手伝ってもらうんだから、
     一番上手かった奴に教えてもらおう』」

アルミン「そう考えたエレンはモノクマから訓練成績表を受け取り、
     リストの中で一番優秀だった人物に目を付けたんだ」

637: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 12:13:59.04 ID:twhcCw2H0






【懇願するエレン、快く受け入れる犯人】




アルミン「エレンから頼まれたその人物は、
     快くその依頼を受け入れた」

アルミン「きっとすごく嬉しかっただろうね。エレンはそれまで、
     ジャンやライナー達にことごとく助言を断られてたから」

アルミン「だけど、その時のエレンは知る由もなかった」

アルミン「その人物こそが今回の事件の犯人だったんだ」

638: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 12:22:09.24 ID:twhcCw2H0
Act.2


【夜中に訓練所で待ち合わせた二人】




アルミン「当初の予定通り、二人は真夜中の訓練所で落ち合った」

アルミン「日中はあまり練習する時間がないし、
     何よりエレンは他人に見られることを嫌ったからだ」

アルミン「そうして練習を始めた二人だけど…
     ほどなくして大ハプニングが起きてしまった」

639: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 12:30:46.80 ID:twhcCw2H0






【バランスを崩すエレン】




アルミン「クランクを回して宙に浮いた途端、
     エレンは大きく体勢を崩してしまったんだ」

アルミン「エレンの額に傷があったことから、
     おそらく顔面から地面に突っ込んでしまったんだろうね」

アルミン「そうして無防備となったエレンの頭上に…」






【エレンに石を振り上げる犯人】




アルミン「犯人は用意していた石を叩き込んだんだ」

640: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 12:39:34.87 ID:twhcCw2H0
Act.3


【凶器を埋める犯人】




アルミン「そうやってエレンを殺害した犯人は、
     偽装工作に取りかかった」

アルミン「エレンを殴った石の面を上にして、
     半分だけを地面に埋める…」

アルミン「こうすることによって、あたかもエレンが
     石に頭をぶつけて死んだように見せたんだ」

641: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 13:11:34.59 ID:twhcCw2H0






【手帳に飛び散った血痕】




アルミン「だけど犯人は、そこで重大なミスに気付いてしまった」

アルミン「実は犯人は手帳を地面に落としていて、
     エレンを殴った時に飛び散った血が付着してしまったんだ」

アルミン「慌てた犯人は急いで手帳を拾い上げた」

アルミン「現場に血の付いた自分の手帳が残されていたら、
     言い逃れなんてできないからね」

642: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 13:21:13.49 ID:twhcCw2H0
アルミン「だけど僕に言わせれば、犯人の犯したミスはそれだけじゃない」

アルミン「犯人にとってのもう一つのミスは、
     地面に付いた血痕をそのままにしてしまった事だ」

アルミン「おかげで地面には不自然に途切れた跡が残り、
     結果的にそれが大きなヒントを与えてしまったんだよ」

アルミン「もちろん、そこにあったのが手帳だとは言い切れない。
     さっきも言った通り、僕は形と大きさから推理しただけだからね」

アルミン「だけどそれは…
     この場で全員が手帳を見せ合えばハッキリする」

アルミン「僕の推理が正しいのか、君の言ってる事が正しいのか…
     それは今この場で決着が付けられるんだよ」

643: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 13:25:37.12 ID:twhcCw2H0








ミーナ「…っ」

アルミン「そうだよね? ミーナ・カロライナ」








648: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:20:30.06 ID:twhcCw2H0
アルミン「…何度も言うけど、君が手帳を見せてくれればハッキリする事なんだ」

アルミン「正直に言うとね…外れてほしいって思ってるよ。
     この推理は間違ってて、君の手帳に血なんて付いてないって…」




クリスタ『うん…だからエレンは、
     夜中にこっそり練習しようとして…』

クリスタ『それで…頭を打って死んじゃったんじゃないかな』

アルミン『…』

クリスタ『そうとしか考えられないよ。
     だって…私たちの中に殺人犯がいるなんて…』

クリスタ『どうしても信じられないよ…』




アルミン「僕だってそう思いたい」

アルミン「エレンが事故で死んだって言うなら、それでもいいよ。
     だってその方が…まだ救いがあるから」

ミーナ「…ッ」

アルミン「だから…君の手帳を見せてよ。
     血なんて付いてない、きれいな手帳を僕に見せてよ」

649: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:22:15.24 ID:twhcCw2H0
ミーナ「だ…だから…」

ミーナ「私の…手帳に…血なんか…」




バッ




ミーナ「!!!」

ミカサ「…」

ミーナ「か、返してッ!! 私の手帳!!」

ミカサ「アルミン…これは…」

650: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:24:07.42 ID:twhcCw2H0








アルミン「血だ……」








651: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:26:45.70 ID:twhcCw2H0
モノクマ「うぷぷぷ…」

モノクマ「議論の結論が出たみたいですね。
     では、そろそろ投票タイムといきましょうか!」

モノクマ「オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」

モノクマ「あ、念の為に言っておくけど…」

モノクマ「必ず、誰かに投票するようにしてくださいねっ!!
     こんなつまらない事で、罰を受けたくないでしょ?」

652: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:28:12.96 ID:twhcCw2H0
アニ「………………」

モノクマ「…はいッ! では張り切って参りますよ!!」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰か!?
     その答えは…正解なのか不正解なのかーーッ!?」

モノクマ「さあ、どうなんでしょーーッ!?」

653: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:30:05.45 ID:twhcCw2H0








WHO IS FOUND GUILTY?

MONOKUMA




V O T E


【ミーナ・カロライナ】
【ミーナ・カロライナ】
【ミーナ・カロライナ】


GUILTY








654: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:32:08.57 ID:twhcCw2H0
モノクマ「あらら! 大正解っ!!」

モノクマ「今回、エレン・イェーガーくんを殺したクロは…」

モノクマ「…ミーナ・カロライナさんでしたー!!」

655: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:34:18.18 ID:twhcCw2H0
ミーナ「………………」




ミーナ「……はい?」




ミーナ「ちょ、ちょっと…待ってよ……」

アルミン「ミーナ……」

アルミン「本当に、ミーナが…」




アルミン「エレンを…殺したんだね…?」




656: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:36:11.56 ID:twhcCw2H0
クリスタ「そ…そんな……」

ミーナ「ち、違う…」

ミーナ「そうじゃ…ない…」

ユミル「…おい。まさか、まだ認めないつもりか」

ミーナ「違う…違うんだって…」

ミーナ「私は…私は…!」

657: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:39:08.82 ID:twhcCw2H0
CHAPTER 01 

DAY 03




エレン『悪いなミーナ…こんな遅くに付き合わせちまって』

ミーナ『それは言わない約束でしょ。ほら、もっとシャキッとする!』

エレン『いでっ…わ、わかったよ…』

ミーナ『まったくもう、初日の威勢はどこに行っちゃったわけ?』

エレン『んなこと言われたって仕方ないだろ…』

エレン『あんな…カッコ悪いとこ見せちまったらよ…』

658: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:42:09.92 ID:twhcCw2H0
ミーナ『…あのね、エレン』

エレン『?』

ミーナ『誰にだって得意不得意はあるんだよ。それはあって当たり前なの。
    エレンの場合は、人並み以上に姿勢制御ができないってだけ』

エレン『そんなにズバリと言うなよ…』

ミーナ『でもね…だからこそ良いと思うんだ。人間ってそういうものだし、
    足りないものを互いに補うからこそ前に進める』

ミーナ『仲間ってさ…そういうものじゃない?』

659: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:44:43.65 ID:twhcCw2H0




エレン『………………』




ミーナ『…な、何よ』

エレン『いや…お前ってそういう青臭い事言うヤツだったっけ?』

ミーナ『ちょっ…青臭いって何よ!それに私たち知り合ってまだ3日でしょ!?』

エレン『あ、ああ…そういやそうだったな…』

ミーナ『まったく…ほら、さっさと行くよ』

660: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:48:09.52 ID:twhcCw2H0
― 訓練所 ―




ミーナ『じゃあ回すよ』




エレン『………………』




ミーナ『…こ、今度は何?』

エレン『いや、なんつーか…』

エレン『昼間に思いっきり頭ぶつけちまったから、そのトラウマが…』

ミーナ『もう!やる前からそんな弱気でどうするの!』

ミーナ『私もついてるから大丈夫だよ!ねっ?』

エレン『お、おう…なんかすまねえな』

661: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:50:15.40 ID:twhcCw2H0
ミーナ『…じゃあ、今度こそいくよ』

エレン『ああ…頼む』




キリキリキリキリキリキリ




ガン




エレン『!?』ブンッ




ゴッ








662: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:53:37.22 ID:twhcCw2H0
ミーナ『………………』

ミーナ『…え?』




エレン『………………』




ミーナ『え…ちょっ…』

ミーナ『エレン!?』

663: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 20:56:40.97 ID:twhcCw2H0




エレン『………………』




ミーナ『エレン、大丈夫!? しっかりして!』




エレン『………………』




ミーナ『…! よかった、生きてる…!』




エレン『………………』





ミーナ『で…でもどうしよう…』

ミーナ『早く誰か呼んで…い、いや、その前に手当てを…』

664: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 21:00:15.14 ID:twhcCw2H0




モノクマ『うぷぷ…』




ミーナ『!?』




エレン『………………』




モノクマ『うぷぷ…うぽぽぽぽ…』

モノクマ『…ぶっひゃっひゃっひゃ!!』

669: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 16:30:13.93 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『モノクマ…!?』

モノクマ『はーい、モノクマでーす』

ミーナ『な…なんであんたがここにいるの!?』

モノクマ『それはこっちの台詞だよ』

モノクマ『知り合ってまだ3日なのに逢引とは、
     なかなか隅に置けませんなぁ』

670: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 16:35:11.16 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『ち、ちがっ…これはそういうのじゃなくて!』

モノクマ『顔真っ赤にして言われたって全然説得力ないよ?』

ミーナ『…!』

モノクマ『いや~、それにしてもどういうプレイなんでしょうな』

モノクマ『出来の悪い訓練兵と鬼教官!ドジって宙吊りになった訓練兵に、
     教官がおしおきと称してあんな事やこんな事を…』

671: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 16:40:27.09 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『…ハッ』




キリキリキリキリキリキリ




モノクマ『でも、まさか君が教官役とはね!
     カロライナさんってアレなの? 意外とSっ気あったり…』

モノクマ『…って、何やってんの?』

ミーナ『見てわかんないの!?エレンを降ろしてるんだよ!』

モノクマ『えーっ、つまんないの!
     ボクの事は気にしなくていいから続きを…』

ミーナ『ふざけてないで手伝って!!』

672: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 16:45:20.99 ID:Y3r4qcix0




キリキリキリキリキリキリ




ミーナ『待っててエレン…!』

ミーナ『もう少しだから…!』




キリキリキリキリキリキリ




モノクマ『…』




モノクマ『キミはじつにばかだな』

673: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 16:50:36.15 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『…!?』

モノクマ『あっ、ごめん。聞こえちゃった?
     じゃあハッキリ言ってあげるよ。キミは絶望的にバカだ』

ミーナ『なっ…バ、バカって何よ!』

モノクマ『だってさあ、それってもったいなくない?』

ミーナ『えっ…』

モノクマ『もったいないでしょ。今ってかなりチャンスだと思うんだけど』

ミーナ『チャンス…?何を言ってるの?』

モノクマ『まったまたぁ~!とぼけちゃってぇ~!決まってんじゃ~ん!』

674: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 16:55:06.75 ID:Y3r4qcix0








モノクマ『ここでイェーガーくんを殺すんだよ』








675: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:00:07.49 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『なっ…!?』

モノクマ『およ?どうしたの?ボク何か変なこと言った?』

ミーナ『馬鹿なこと言わないで!私が人殺しなんてする訳ないでしょ!』

モノクマ『人殺しなんてしない?
     兵士になるのに、そんな甘っちょろい事言ってるの?』

ミーナ『それとこれとは別よ!私は自分のために仲間を殺したりしない!』

676: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:05:10.71 ID:Y3r4qcix0
モノクマ『…ふーん、自分のため、ねぇ』

ミーナ『…?』

モノクマ『そうじゃないと言ったら?』

ミーナ『は…?』

モノクマ『あのねぇ、カロライナさん。ボクが言った事忘れちゃったの?』

モノクマ『もし誰にも気づかれずに殺人を成功させたクロが現れた場合、
     卒業記念品として…』

モノクマ『【巨人に関する重大なヒミツ】をプレゼントしまーす!!…って』

677: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:10:27.23 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『…!!』

モノクマ『?』

ミーナ『そ、そんなの…信じられるわけないじゃない!
    人類がずっと探し求めてたものを、どうしてあなたが知っているのよ!』

モノクマ『うぷぷ…なんでだろうね』

ミーナ『それに…仮に【重大なヒミツ】が本当に存在したとしても、
    あなたが約束どおり教えてくれるとは限らないでしょう!?』

モノクマ『ボクは本気なんだけどなぁ…ま、そう思うならそれでも構わないよ』

678: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:20:10.83 ID:Y3r4qcix0
モノクマ『でもさぁ…本当かどうかなんて、この際どうでもいいと思うんだよね』

ミーナ『は!?』

モノクマ『少しでも可能性があるのなら、それに向かって突き進むべきじゃない?
     それが人類の仇…巨人に関することなら尚更だよ』

ミーナ『…!』

モノクマ『調査兵団だっけ?その人たちってさ、巨人に対抗する術を見つけるために、
     わざわざ危険な壁外へと繰り出してるんだよね?』

モノクマ『実に立派だよねぇ。見つかる保障なんてどこにもないのに、
     自分の命を投げ打って人類に貢献しようとしてるんだもの』

679: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:25:29.50 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『…』




ミーナ『…ははは』




モノクマ『?』

ミーナ『あんたの魂胆はわかってるのよ…
    そうやって私に揺さぶりをかけて、エレンを殺すように仕向けてるんでしょ?』

モノクマ『…』

ミーナ『さっきも言ったけどね…私は仲間を殺す気なんてないから。
    あんたの思い通りになんて、絶対させないから』

680: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:30:08.71 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『大体、殺し合いなんかしなくても方法があるじゃない』

ミーナ『“ファイナルデッドルーム”…
    そこでのゲームに勝てば、何でも願いを聞いてくれるんでしょ』

モノクマ『…』

ミーナ『エレンに聞いたけど、現時点で私は成績トップなんだよね?』

ミーナ『このままいけば挑戦権だって獲得できる。
    そうしたら私はそのゲームに勝って…願いを言ってあげるよ』

ミーナ『【巨人に関する重大なヒミツを手に入れて、
    あんたを処刑した上で、全員でここから脱出する】…ってね』

681: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:35:24.93 ID:Y3r4qcix0
モノクマ『…』

ミーナ『じゃあ、そういう事だから。
    手伝う気がないなら、早くどこかに行って』

モノクマ『…』








モノクマ『ぶっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!』








682: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/28(火) 17:40:19.44 ID:Y3r4qcix0
ミーナ『…!?』

モノクマ『いやあ、実にブラボー!心に響く名演説!
     もし王政が投票制なら、ボクは間違いなくキミに入れるだろうね!』

モノクマ『でもざんねーん!王政は腐った世襲制なのです!』

ミーナ『い、いきなり何言ってんの…?』

モノクマ『そして残念なお知らせがもう一つ!』




モノクマ『キミは重大な勘違いをしていまーす!!』




687: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:00:22.65 ID:H10MvWPs0
ミーナ『勘違い…?』

モノクマ『“ファイナルデッドルーム”だよ。
     キミはそのルールを取り違えているね』

ミーナ『な、何が違うのよ…
    あんたは確かに願いを叶えてくれるって…』

モノクマ『そう、命がけのゲームに勝ち残った場合は、
     【願いを一つだけ叶えられる】の』

モノクマ『“一つだけ”叶えられるの』

688: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:05:14.27 ID:H10MvWPs0
ミーナ『…!!』

モノクマ『うぷぷ…おわかりいただけたかな』




【巨人に関する重大なヒミツを手に入れて、
 あんたを処刑した上で、全員でここから脱出する】




モノクマ『キミがさっき提示したこの願い…』

モノクマ『これには三つの願いが含まれているので、
     受け付けることができないのです!』

モノクマ『えっ? ちゃんと一つにまとまってるから
     大丈夫だろうって?』

モノクマ『ボクにそんな屁理屈は通じませーん!』

689: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:10:56.64 ID:H10MvWPs0
モノクマ『ですので、こう分けるのが正解です』




【巨人に関する重大なヒミツを手に入れる】
【あんたを処刑する】
【全員でここから脱出する】




モノクマ『この中の一つであれば、問題なく受け付けることができます』

モノクマ『ではもし、それぞれの願いが受け入れられた場合は、
     どんな事が起こるのでしょうか?』

690: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:15:06.63 ID:H10MvWPs0




【巨人に関する重大なヒミツを手に入れる】




モノクマ『この願いが受け入れられたとしましょう』

モノクマ『その場合、キミは巨人の根幹に関わる
     重大な情報を得ることができますが…』

モノクマ『それを活かすチャンスは永遠に訪れないでしょう。
     なぜならキミは、この施設内で一生を終えるからです』

691: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:20:11.93 ID:H10MvWPs0




【あんたを処刑する】




モノクマ『この願いが受け入れられたとしましょう』

モノクマ『その場合、キミは愛されマスコットNo.1のボクを
     殺すことができますが…』

モノクマ『この施設から出ることはできません』

モノクマ『それどころか、管理者が不在になるので、
     いずれ食糧の供給もストップし…』

モノクマ『キミはこの中で悲惨な最期を迎えるでしょう』

692: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:25:18.46 ID:H10MvWPs0




【全員でここから脱出する】




モノクマ『この願いが受け入れられたとしましょう』

モノクマ『その場合、キミは仲間と共に
     この施設から脱出することができますが…』

モノクマ『その先に待っているのは絶望です』

モノクマ『そしてキミは、絶望の底で
     こんな事を思いながら死んでいくでしょう』

モノクマ『“あの施設を出るのは間違いだった”ってね』

693: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:30:12.78 ID:H10MvWPs0
ミーナ『な…何よそれ…』

ミーナ『脱出した先に待っているのが絶望…?
    あの施設を出るのは間違いだった…?』

モノクマ『“なんで?”って顔してるね』

ミーナ『当たり前じゃない!
    こんな所、出られるのならさっさと…』

694: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:35:33.40 ID:H10MvWPs0
モノクマ『突然ですが、ここでクイズです!』

ミーナ『…!?』

モノクマ『調査兵団だっけ?その人たちってさ、巨人に対抗する術を見つけるために、
     わざわざ危険な壁外へと繰り出してるんだよね?』

モノクマ『実に立派だよねぇ。見つかる保障なんてどこにもないのに、
     自分の命を投げ打って人類に貢献しようとしてるんだもの』

695: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:40:06.52 ID:H10MvWPs0
ミーナ『な、何なのよ…次から次へと…
    ってか、それさっき聞いたし…』

モノクマ『さて、そんな人類の希望である調査兵団ですが…』

モノクマ『彼らは今、どんな事になっているでしょうか?』

ミーナ『は…?』

モノクマ『次の三つからお選びください!』

696: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:45:16.68 ID:H10MvWPs0








【全滅した】
【全滅した】
【全滅した】








697: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:50:17.08 ID:H10MvWPs0
ミーナ『………………』




ミーナ『……はい?』




モノクマ『次の三つからお選びください!』

ミーナ『ねぇ…これってどういう…』

モノクマ『次の三つからお選びください!』

ミーナ『じょ、冗談にも限度ってもんが…』

モノクマ『次の三つからお選びください!』

698: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 16:55:12.03 ID:H10MvWPs0








▶【全滅した】
【全滅した】
【全滅した】








699: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 17:00:20.37 ID:H10MvWPs0
モノクマ『あらら! 大正解っ!!』

モノクマ『そうです!彼らは全滅してしまったのです!』

モノクマ『人類最強と呼ばれた男も、変人と呼ばれた分隊長も…』

モノクマ『みんなもういないのでーす!!』

ミーナ『な…何言って…』

モノクマ『そしてなんと!調査兵団だけでなく…』

700: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 17:05:16.53 ID:H10MvWPs0








モノクマ『人類の大半が死滅してしまいましたー!!』








703: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:20:45.54 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『…!!』

モノクマ『“そんな馬鹿な”って顔してるね』

ミーナ『さ、さっきから…何言って…』

モノクマ『順を追って説明するとね、こういう事なんだ』

モノクマ『845年、突如として現れた超大型巨人と鎧の巨人により、
     人類はウォール・マリアを失いました』

モノクマ『その後しばらくは何事もなく平和でしたが…』

モノクマ『ある日再び、超大型巨人と鎧の巨人が出現し、
     今度はウォール・ローゼとウォール・シーナも破られました』

モノクマ『その結果、人類のほとんどが巨人に喰い殺されましたとさ』

704: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:25:06.00 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『ウソでしょ…?』

モノクマ『ボクはウソつきじゃない!その自信がボクにはある!』

ミーナ『そんなのウソに決まってる…
    だって…私がここに連れて来られる前は…』

モノクマ『ローゼもシーナも無事だったって?』

ミーナ『そ、そうよ…私たちが気を失ってる間に
    そんな大惨事が起こったっていうの?』

ミーナ『あり得ない…そんな短期間で二つの壁が破られて、
    人類が滅亡するなんて…』

705: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:30:12.72 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『“短期間”?』

ミーナ『…?』

モノクマ『うぷぷ…キミはまだ勘違いをしているようだね。
     勘のいい人ならとっくに気付いてると思ってたけど』

ミーナ『な、何の話…?』

モノクマ『いいかい?オマエラはね…』

706: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:40:36.01 ID:Z6Il+PSC0








モノクマ『数年間の記憶がまるっと抜け落ちているんだよ!』








707: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:45:32.36 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『…!?…!?』

モノクマ『ぐへへへ、混乱してる混乱してる』

ミーナ『は…?え…?』

モノクマ『でもさ、そう考えると色々と繋がってこない?』

モノクマ『そもそもオマエラが目を覚ました時、
     自分の体に違和感を覚えなかった?』

モノクマ『髪の長さが変わっていたり、
     身に覚えのない傷があったり…』

モノクマ『目線の高さが変わっていたり、
     あんなトコやこんなトコが成長していたり…』

708: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:50:15.29 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『オマエラが“気を失った”のだってそうだよ。
     入団式の最中に体験したという例のめまい…』

モノクマ『要はね、あそこは“記憶の結合点”だったんだ』

モノクマ『オマエラはあそこからの記憶がすっぽり抜け落ち、
     そして今に至るという訳なのです』

モノクマ『その間なんと数年。つまりその期間内で、
     さっき言った大惨事が起きてしまった…という事なのでした』

モノクマ『そう、あれぞまさに…』




モノクマ『“人類史上最大最悪の絶望的事件”!!』




709: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:55:11.26 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『ウソだああっ!!』

モノクマ『ボクはウソつきじゃない!その自信がボクにはある!』

ミーナ『そんな訳ない!変な事ばっかり言わないでよ!』

ミーナ『だって私は…訓練兵団に入団したばかりで、
    すぐにこの施設に連れて来られたはず!』

モノクマ『それは、キミがそう思い込んでるだけだよ』

ミーナ『あり得ない!そんなの信じられる訳ない!』

モノクマ『“信じたくない”だけでしょ?』

710: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:00:45.92 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『いい加減にしてっ!!』

モノクマ『うぷぷ…ていうかさぁ、
     なんだか急にムキになってない?』

ミーナ『…!!』

モノクマ『という事は、やっぱりあるんじゃないの?』

モノクマ『“自分の記憶が抜け落ちているかもしれない”…
     そう思える心当たりがさ!』

ミーナ『…っ!』

711: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:05:26.05 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『では、ここで話を戻しましょう』

モノクマ『ボクは先ほど、キミが提示した三つの願いを
     それぞれ検証した訳ですが…』




【巨人に関する重大なヒミツを手に入れる】
【あんたを処刑する】
【全員でここから脱出する】




モノクマ『結果は全てダメダメでしたね。
     どの願いを選んだとしても、明るい未来なんてありませんでしたね』

712: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:10:12.60 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『しかし、そんなキミに朗報です』

モノクマ『これからボクが提示する“ある事”をすれば…』

モノクマ『【巨人に関する重大なヒミツ】を手に入れた上で、
     ここから出ていくことができます』

モノクマ『その“ある事”とはズバリ…これでーす!』

713: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:15:26.98 ID:Z6Il+PSC0




ゴロッ…




ミーナ『何…これ…?』

モノクマ『石』

ミーナ『そ、そうじゃなくて!それが一体何だって…』

モノクマ『まったまたぁ~!とぼけちゃってぇ~!決まってんじゃ~ん!』








エレン『………………』








714: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:20:21.82 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『い、イヤよ!そんなの絶対にイヤ!』

モノクマ『いやいや、イヤとかそういう問題じゃなくてさ…』

モノクマ『もはやキミに選択肢なんてないと思うけど』

ミーナ『なっ…!?』

モノクマ『だってキミは、この施設で一生を過ごしたくないんでしょ?
     一刻も早くここから出ていきたいんでしょ?』

モノクマ『だけど外は地獄だよ?
     【巨人に関する重大なヒミツ】を知っているならともかく…』

モノクマ『何も知らない状態で出ていったら、
     訳もわからずに死んでしまうのがオチだよ?』

715: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:25:26.68 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『それにボクは“人類の大半が死滅した”って言ったけどさ、
     全滅しちゃった訳じゃないんだ』

モノクマ『驚異的な侵攻から逃れて奇跡的に生き延びた人たちがね、
     少数ながらいるんだよ』

ミーナ『え…!?』

モノクマ『だけど、いつまでもつのかなぁ?
     それも時間の問題じゃないかなぁ?』

モノクマ『まぁボクとしては…希望にすがり付くような
     見苦しい連中なんて、さっさと死んでもらった方がいいけどね』

716: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:30:38.19 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『だけどもし、キミが生きて【巨人に関する重大なヒミツ】を
     持ち帰ったとしたら…どうなると思う?』

ミーナ『…!』

モノクマ『残った人類と力を合わせて、
     【巨人に関する重大なヒミツ】を最大限に活かせば…』

モノクマ『シーナ、ローゼ、マリアの奪還はもちろん…』




モノクマ『巨人そのものを葬り去ることだってできちゃうかもよ?』




717: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:35:13.36 ID:Z6Il+PSC0
ミーナ『…!! そんな夢みたいな話が…』

モノクマ『あるんだよ!そんな夢みたいな話が!』

ミーナ『で、でも…やっぱり…』

モノクマ『信じられない?それならこれはどう説明するのさ?』

モノクマ『どうしてこの施設には巨人が攻め込んで来ないの?
     どうしてボクは巨人の侵攻を食い止められているの?』

モノクマ『何度も言うけどね…その答えは簡単だよ』

モノクマ『ボクがヤツらのヒミツを握っているからー!!』

718: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:40:18.75 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『という訳で…はいっ、石!』




ズシッ




ミーナ『…!!』

モノクマ『ちょっと重いだろうけど大丈夫!
     イェーガーくんの頭は地面にあるから、適当に振り下ろせば死ぬよ!』

ミーナ『ちょ、ちょっと待って…!』

モノクマ『ほらほら、早くしないと目を覚ましちゃうって!』

ミーナ『できないよ!私には…』

ミーナ『私には…こんな事…!』

719: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 12:46:00.61 ID:Z6Il+PSC0
モノクマ『…カロライナさん』

モノクマ『ボクはたいして長く生きてきたわけじゃないけど…
     一つだけ確信してることがあるんだ』

モノクマ『【何かを変えることができるのは、
     大切なものを捨てられる人だけだ】ってね』

ミーナ『…!!』

モノクマ『わかるかい?これは自分のためじゃないんだ。
     人類のためにやるんだよ』

ミーナ『人類の…ため…?』

モノクマ『そうさ。キミがその手を血で染めることによって、
     人類は大きな手がかりを得られるんだ』
     
モノクマ『訓練兵11人の命と全人類の命運…どっちが重いかは
     火を見るより明らかだよね?』

720: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 13:20:39.94 ID:Z6Il+PSC0
ドクン




モノクマ『もしキミがやらないのなら、他の誰かがやるかもしれないね』
     
モノクマ『人類のために、手を汚すのをためらったキミの代わりに、
     自ら殺人の罪を背負うんだ』




ドクン




モノクマ『そんなことさせちゃっていいの?キミが仲間を大切に思うなら、
     むしろ率先してやるべきなんじゃないの?』

721: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 13:25:33.13 ID:Z6Il+PSC0
ドクン




ガシッ




モノクマ『そう、それでいいんだよ』

モノクマ『言ったでしょ。オマエラはそういう生き物だって』




エレン『………ううっ』

エレン『ミー…ナ…?』




モノクマ『殺りたい放題、殺らして殺るから…』

モノクマ『殺って殺って殺って殺りまくっちゃえっつーの!!』

722: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 13:35:48.14 ID:Z6Il+PSC0








ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!




ブンッ








726: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:00:25.26 ID:zAGkyNHA0
CHAPTER 01 

DAY 04




アルミン(それは一瞬の出来事だった)




ミーナ「!!」




アルミン(雄叫びを上げたミカサがミーナに飛び掛かり…)

アルミン(その攻撃を間一髪、ミーナが受け止めたのだ)

727: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:20:15.52 ID:zAGkyNHA0
ガシッ


グギギギギ…




ミカサ「なぜ…そんな話を信じたの…?」

ミーナ「くっ…うぐっ…!」

ミカサ「なぜそんなデタラメを真に受けたの…?
    なぜそれがウソだと疑わなかったの…?」

ミカサ「なぜそんなどうでもいい事で…」




ミカサ「エレンが…殺されなければならなかったの…!!」




728: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:25:16.66 ID:zAGkyNHA0
ミーナ「どうでもよくなんか…ないッ!!」




バッ




ミカサ「…!」

ミーナ「じゃあ聞くけど!あんたには心当たりがないの!?」

ミーナ「“自分の記憶が抜け落ちているかもしれない”…
    そう思える心当たりが、あんたにはないっていうの!?」

729: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:30:47.65 ID:zAGkyNHA0
ミーナ「私にはあった!」

ミーナ「自分の身長が伸びてる、見覚えのないホクロがある、
    気を失う前よりも身体がガッシリしてる…」

ミーナ「絶対におかしいと思った!でも考えないようにしてた!
    考えるのが怖かったから!」

ミーナ「私はずっと…見て見ないフリをしてたんだよ!!」

730: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:35:12.15 ID:zAGkyNHA0
ミーナ「だけど、モノクマの話を聞いたとき…」

ミーナ「私にはもう、それが真実としか思えなくなった!」

ミーナ「考えるのを避け続けてきた真実…
    それをモノクマはズバリと言ってのけたんだよ!」

ミカサ「…」

ミーナ「それに…」

ミーナ「あんな事…言われたら…!!」

731: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:40:21.83 ID:zAGkyNHA0
スカッ




ドサッ




ミーナ『できないよ…私にはできない…!』ポロッ…

ミーナ『私は…人殺しなんかじゃない…!』ポロポロ

モノクマ『…やれやれ。まさかここまでのヘタレだったとは』

ミーナ『なんで私にこんな事させるの…?』ポロポロ

ミーナ『なんでこんな残酷な事させるのよ!!』ポロポロ

732: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:45:11.04 ID:zAGkyNHA0
モノクマ『“なんで”?』

モノクマ『言ったでしょ、カロライナさん。
     君にはもう選択肢なんてないんだよ』




エレン『ミー…ナ…?』

エレン『なんで…泣いてんだ…?』




モノクマ『仕方ないなぁ…それならもう少しだけ、
     そのちっぽけな背中を押してあげるよ』

733: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 12:50:07.93 ID:zAGkyNHA0








モノクマ『キミの家族の話だ』








734: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 13:00:18.90 ID:zAGkyNHA0
ミーナ『…!?』

モノクマ『厳格な父親のジーン・カロライナさん、
     優しい母親のニーナ・カロライナさん』

モノクマ『お祖母ちゃんのアンナ・カロライナさん、
     いたずら好きな弟のクリス・カロライナくん』

モノクマ『キミは彼らを少し煩わしく思いながらも、
     本当は好きで好きでたまりませんでしたね?』

735: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 13:05:23.91 ID:zAGkyNHA0
モノクマ『突然ですが、ここでクイズです!』

モノクマ『そんな理想ともいえる家族に恵まれたキミですが…』

モノクマ『彼らは今、どんな事になっているでしょうか?』

ミーナ『…!! や、やめて…』

モノクマ『次の三つからお選びください!』

ミーナ『やめてええええええええええ!!』

737: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 05:56:48.51 ID:iol5TwZA0








【生きている】
【生きている】
【生きている】








738: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 05:59:13.52 ID:iol5TwZA0
ミーナ『!!』

モノクマ『うぷぷ…安心した?
     そう、キミの家族はまだ生きているんだよ』

ミーナ『えっ…!?』

モノクマ『さっきも言ったよね。希望にすがりついて生き延びてる
     見苦しい連中がいるって…』

モノクマ『その中にはね…キミの家族もいるんだよ』

739: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 06:00:54.98 ID:iol5TwZA0
ミーナ『ほ…本当に!?みんな無事なの!?』

モノクマ『うん。でもね、これもさっき言ったけど…』

モノクマ『いつまで生きていられるだろうね?』

ミーナ『!?』

モノクマ『キミはトロスト区の出身だったよね?
     いわゆるウォール・ローゼの囮区域…』

モノクマ『そして壁の中には、住んでる地区に対する
     根強い差別があるみたいじゃん?』

740: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 06:10:14.96 ID:iol5TwZA0
ミーナ『何が…言いたいの…?』

モノクマ『生き残った連中ってのはね、
     ウォール・シーナの人間がほとんどなんだ』

モノクマ『まあ当たり前だよね。一番奥の富裕区だし、
     巨人の侵攻に備える時間もあったはずだから』

モノクマ『ではそんな中で、身分を隠したキミの家族が
     トロスト区出身だとバレてしまった場合…』

モノクマ『彼らは一体どうなってしまうでしょーーか?』

741: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 06:30:16.82 ID:iol5TwZA0
ミーナ『!!』

モノクマ『まあ、言わなくてもわかるよね』

ミーナ『そ、そんな… そんな些細な事で…』

モノクマ『些細だけど深い問題だよ。ストレスMAXな状況下では、
     そういう事が争いの火種になったりするんだ』

モノクマ『それがわかっているからこそ、現にキミの家族は
     身分を偽っている訳でして』

ミーナ『…っ!』

モノクマ『うぷぷ…しかし皮肉ですなぁ。
     人類が巨人に立ち向かわなければいけない時に…』

モノクマ『人類同士の“コロシアイ”が勃発するかもしれませんなぁ!』

742: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 06:45:20.08 ID:iol5TwZA0




エレン『ミーナ…』

エレン『一体…何の話を…』




モノクマ『このまま巨人が人類を喰らい尽くすか』

モノクマ『それとも人類が共喰いを始めるか』

モノクマ『どちらにしろ時間の問題だよ』

743: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 06:50:23.71 ID:iol5TwZA0
ミーナ『………………』




エレン『おい…ミーナ…』




モノクマ『もう一度、冷静に考えてみなよ』

モノクマ『50日も訓練してる暇あるの?
     その先に彼らを救う未来はあるの?』

モノクマ『キミに迷ってる時間なんてあるの?』

744: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 07:00:17.34 ID:iol5TwZA0
モノクマ『何度でも言うけどね…』




【エレン・イェーガーを殺す】
【エレン・イェーガーを殺す】
【エレン・イェーガーを殺す】








モノクマ『“オマエ”に選択肢なんてないんだよ!!』








747: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 13:00:15.32 ID:KuyOX3hl0
ガシッ


グギギギギ…




ミカサ「ふざけるな…!!」

ミーナ「…ッ!」

ミカサ「家族がいるのはあなただけじゃない…!」

ミカサ「自分の家族を救うために、
    他人の家族を犠牲にする理はない…!!」

ミーナ「ぐッ…!」

ミカサ「よくも…よくも…!」




ミカサ「よくも私の家族をーーーーーーーッ!!」




748: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 13:10:56.31 ID:KuyOX3hl0




モノクマ「スターーーーーーーーップ!!」




ミカサ「…!!」

モノクマ「コラー、ケンカはいいけど、
     周りが引いちゃうようなハードなケンカはダメー!」

ミーナ「…っ」

モノクマ「ほら、みんなの顔を見てみなさいよ!」

モノクマ「ドン引きを通り越して、
     アホみたいにポカーンとしちゃってるじゃん!」

749: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 13:30:27.91 ID:KuyOX3hl0
アルミン(モノクマのその言葉が合図になったかのように…)

アルミン(僕らの喉に堰き止められていた戸惑いが、一気に口から溢れ出した)




ジャン「お、おい… 何だよ今の話!?」

ユミル「調査兵団が…全滅しただと…?」

サシャ「う、ウソですよね!?
    壁が全部破られたなんて、冗談ですよね!?」

クリスタ「どういう事…? 人類が…死滅…?」

コニー「俺の村は…家族はどうなったんだ!?
    父ちゃんは!?母ちゃんは!?サニーとマーティンは!?」

750: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 13:40:24.71 ID:KuyOX3hl0




モノクマ「シャラーーーーーーーップ!!」




コニー「…!!」

モノクマ「うるせぇなあ。どいつもこいつもギャアギャアと…
     これ以上ボクの野性的な部分を目覚めさせないでくれる?」

アニ「…」

モノクマ「それとね、己の名誉の為に言っておくけど…」

751: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 13:45:25.14 ID:KuyOX3hl0








モノクマ「ボクはカロライナさんにそんな事言ってないからね?」








752: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 14:00:21.85 ID:KuyOX3hl0
ミーナ「………………」




ミーナ「……はい?」




モノクマ「ボクはそんな事一言も言ってないよ。
     ついでに言うと、昨日の夜カロライナさんとも会ってないから」

ミーナ「な…な…」

ミーナ「何言ってんの…あんた…!?」

モノクマ「要するに、今のは全部…」








モノクマ「カロライナさんがでっち上げた作り話なのーー!!」








753: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 14:15:23.16 ID:KuyOX3hl0
アルミン(…もしも“絶望”という感情を体現するとしたら)

アルミン(今の彼女の表情が、一番それに近いかもしれない)




モノクマ「それにしてもさ…よくそんな言い訳しようと思ったね。
     そんなのボクがいれば、すぐにウソだってバレるのに」

ミーナ「な…な…何…言ってんのよ…」

ミーナ「あんたが私に言ったんじゃない!
    あんたの話を聞いたから私は!!」

754: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 14:20:16.85 ID:KuyOX3hl0
モノクマ「じゃあ、証拠は?」

ミーナ「は…!?」

モノクマ「ボクが事件現場にいたっていう証拠はあるの?
     ボクがそんな話をしたっていう証拠はあるの?」
     
モノクマ「あるなら今すぐ見せてくれる?」

モノクマ「血の付いたキミの手帳みたいにさ!!」

755: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 14:45:39.89 ID:KuyOX3hl0
ミーナ「証拠なんて…ある訳ないじゃない…」

モノクマ「ま、当然だよね。そんな事実ないんだから」

ミーナ「酷いよ…卑怯だよ…あんた…!」

モノクマ「キミにだけは言われたくないよ」

モノクマ「自分だけ助かればいい。他のヤツなんかどうでもいい。
     そんな自己中心的な動機で殺人に及んだばかりか…」

モノクマ「自分を正当化させる為にボクに濡れ衣を着せて、
     挙句の果てには家族まで引き合いに出すなんて…」

モノクマ「…はっきり言ってあげようか?」




モノクマ「クズだよ“オマエ”は!!」




756: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 16:05:13.12 ID:KuyOX3hl0
コニー「…なぁ、さっきから…全然訳わかんねえぞ…」

コニー「ウソだって言うのか…? 今の話が全部…?」

ミーナ「ち、違う!それだけは違う!私は本当に…!」

モノクマ「はいはい。狼少年がいくら吠えたところで
     説得力なんかないから」

ミーナ「全部あんたが…!!あんたが…ッ!!」

757: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 16:20:08.48 ID:KuyOX3hl0
モノクマ「…まぁ、いいや。言いたい事は色々あるけど…」

モノクマ「いい加減に始めよっか。みんな待ってるんだしさ」




アルミン(ミーナの顔が凍りつく)




ミーナ「は、始めるって…何を…」

モノクマ「はぁ?そんなの決まってんじゃん」








モノクマ「お・し・お・き !!」








758: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 16:31:00.88 ID:KuyOX3hl0
ミーナ「お、おしおきって…!」

ミーナ「しょ、処刑……?」




9 兵団裁判で正しいクロを指摘した場合は、
  クロだけが処刑されます。




ミーナ「ちょ、ちょっと待ってよ!」

ミーナ「私は…あいつに唆されて…」

759: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 16:40:15.16 ID:KuyOX3hl0
モノクマ「仮にそうだとしても、
     キミがイェーガーくんを殺したのは事実でしょ?」

モノクマ「ボクが唆したからって、
     踏みとどまらずに実行しちゃったのはキミでしょ?」

モノクマ「だったら罰を受けなきゃ!秩序を乱した者にはペナルティ!
     それが社会のルールなんだから!」

ミーナ「…!!」

モノクマ「アッカーマンさんも安心してね!」

モノクマ「こういうクズは、できるだけ苦しめて殺してあげるから!!」

760: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 16:50:18.87 ID:KuyOX3hl0
ミーナ「や、やめて…」

モノクマ「今回は成績優秀だったミーナ・カロライナさんの為に、
     スペシャルなおしおきを用意させて頂きましたぞっ!!」

ミーナ「みんな…信じてよ!」

ミーナ「私は人類の為に!!みんなの代わりに!!」

モノクマ「では張り切っていきましょう! おしおきターイム!」








ミーナ「イヤだぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁあああ!!」








764: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/01(土) 17:00:09.14 ID:KuyOX3hl0








GAME OVER




カロライナさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。








769: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 16:20:52.83 ID:tAoUscf90
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
―――――――――
――――








???「うわぁ…」

???「クッ…クソ!!」

770: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 16:25:43.32 ID:tAoUscf90
???「ト…トーマス!!」




ゴクン




バキバキ




???「ま…!!」

???「待ちやがれ!!」

771: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 16:30:16.42 ID:tAoUscf90
???「よせ!単騎行動は――」

???「エレン!!」

???「下にも1体――」

エレン「うッ!!?」




ドゴオオオオオ








エレン「………………」








772: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 16:35:10.24 ID:tAoUscf90
???「そんな…エレンが…」

???「足が…」

???「お…おい!やばいぞ!止まってる場合か!」




グググ




???「来るぞ!かかれッッ!!」

773: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 16:40:20.35 ID:tAoUscf90
???「…!? 何ボケッとしてんだ!アルミン!」




アルミン「………………」




???「ミーナ、お前もだ!早く立体機動に…」




バキッ




???「うわあああああああああああああ!!」

774: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 17:25:21.39 ID:tAoUscf90
ミーナ「…!!」

ミーナ「な…何これ…?」




バキッ


バキバキ




ミーナ「何…なのよ…」

ミーナ「一体何がどうなって…」

775: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 17:30:10.27 ID:tAoUscf90
ドゴオオオオオ




ミーナ「!?」




ガラガラガラ…




ミーナ「ううっ…痛ッッ…」

ミーナ「…ッ?」

776: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 17:35:08.04 ID:tAoUscf90








ミーナ「!!!!」








777: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 17:40:19.38 ID:tAoUscf90
//: : : : : : : l :、: : : | \:|ヽメヽ: : : : : :ミ‐-        ヽ
 ∥/ : : : i: |: |、:|\: ト  /=、Y: : : : : : :ミi i         }
  {: |: : : : |: |: | \ リ、ノ 佖) |:|、:.:.:.:.:.:.:.:} {         |
  |/l: : : : ∨lヘ_、ー、`  ゞ''゙゙i:| il:.:.:.:.:.i:.| ゙,        i i
  i| ∨:.:.:.:.ヾ{ ( 佖), '、  ヽ‐-ミヽ|ヽ:l、:|ノ 丶       ノ 、
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778: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 17:45:07.57 ID:tAoUscf90








ま  る  か  じ  り




席次不明

ミーナ・カロライナ 処刑執行








779: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 17:50:19.64 ID:tAoUscf90
アルミン(その場の全員が立ち尽くしていた)

アルミン(誰も言葉を発せなかった)

アルミン(この世のものとは思えない、その光景を目の当たりにして…)

780: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 18:00:24.17 ID:tAoUscf90
アルミン(そこにはもう一人の僕がいた)

アルミン(死んだはずのエレンがいた)

アルミン(そして…)




イヤダァァァァァァアアアアァァァァアアア!!




アルミン(今まさに巨人の餌食になろうとしているミーナがいた)

787: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:00:15.28 ID:57stObfe0
ガキィィン…ガキィィン…




アルミン(両手でがっしりとミーナを捕らえた巨人は、
     その眼前で何度も歯を噛み合わせる)

アルミン(機械的に、一定のリズムを保って…)

788: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:10:54.94 ID:57stObfe0
ガキン…ガキン…ガキン…

ガキ ガキ ガキ…




アルミン(やがてそのリズムは徐々にテンポを上げ…)




ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ !!!!




アルミン(最終的には、信じられないスピードになるまで
     巨人のアゴが加速した)

789: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:15:20.96 ID:57stObfe0
ギャアァァァァァァアアアアァァァァアアア!!




アルミン(開閉するアゴに向かって、
     ゆっくりとミーナが進んでいく)

アルミン(巨人の歯が噛み合わさる度に、
     その歯先から火花が散る)

アルミン(そして火花が散る度に…
     ミーナの泣き顔が照らし出される)

790: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:20:15.11 ID:57stObfe0
ギャアァァァァァァアアアアァァァァアアア!!




アルミン(僕は以前、似たような光景を見ていた)

アルミン(そう…あれは幼い頃に、
     両親が見せてくれた手回し式の機械…)

アルミン(名前は確か…)

791: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:25:10.01 ID:57stObfe0








アルミン(ミンチ肉製造機)








792: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:30:11.64 ID:57stObfe0
モノクマ「いやっほうっ!!」

モノクマ「アドレナリンがぁーーー染み渡るーーーッ!!」




アルミン(気が付くと巨人が消えていた)

アルミン(もう一人の僕も、足をもがれたエレンもいなくなっていた)

アルミン(そして、さっきまでミーナがいた場所には…)




アルミン「…!!」




アルミン(真っ赤にテカった“何か”があった)

793: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:35:12.09 ID:57stObfe0
モノクマ「ぐへへ…やっぱりこの瞬間は格別ですなあ」

モノクマ「さっきまでピチピチだった女の子が
     グチャグチャのお肉になっちゃうなんて…」

モノクマ「頭がフット―しそうだよおっっ」

794: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:45:17.54 ID:57stObfe0
クリスタ「いやああああああああああああ!!」

サシャ「オエエエエエエエエエエエエエッ!!」ビチャビチャ

モノクマ「あらあら、もったいないよブラウスさん!
     せっかく胃袋に詰め込んだ【詰め合わせスペシャル】が!」

サシャ「オエエエエエエエエエエエエエッ!!」ビチャビチャ

モノクマ「もう、ただでさえ貴重なお肉だっていうのに…」

モノクマ「まぁいいや、じゃあまた作ってあげるよ!
     ちょうど“新鮮な食材”もできたばかりだし…」

795: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 16:50:06.92 ID:57stObfe0








アルミン「いい加減にしろッッ!!!!」








796: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 17:00:53.32 ID:57stObfe0
アルミン「全部…お前のせいじゃないかッ!!」

モノクマ「にゃぽ…?」

アルミン「お前が僕たちを閉じ込めたから…」

アルミン「お前が殺人を強要したから…」

アルミン「お前がミーナを追いつめたから…」




アルミン「だからこんな事になったんじゃないかああッ!!」




800: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:00:19.71 ID:f/iO3vnB0
アルミン(僕は無我夢中で、
     モノクマに飛び掛かった)

アルミン(だけど…)




アニ「やめておきな…」




アルミン(そんな僕の腕を…アニが強く掴んだ)

アルミン(強く…跡が残りそうなほど強く……)

801: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:05:23.65 ID:f/iO3vnB0
アニ「今はやめておきな…」

アニ「今はまだ…その時じゃない」

アルミン「………………」

アルミン「…クソッ!!」

802: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:15:17.34 ID:f/iO3vnB0
モノクマ「あー、ドキドキ。
     ぶん殴られるのかと思っちゃった。だけど…」

モノクマ「命拾いしたなぁ! オイッ!!」

モノクマ「それにしても、アルレルトくんはどうしちゃったのかな?
     いきなりあんな大声出して、キミらしくもない…」

モノクマ「あっ、もしかしてイェーガーくん?
     イェーガーくんの霊が乗り移っちゃったとか?」

アルミン「…ッ!!」

803: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:20:11.65 ID:f/iO3vnB0
アニ「…ねえ、モノクマ」

モノクマ「はいはい、何でしょう?」

アニ「一つ聞いておきたい事があるんだけど」

モノクマ「はにゃ?どうしたの改まって」

804: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:05:14.10 ID:f/iO3vnB0








アニ「どうしてあんな風にしたの?」








805: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:10:17.03 ID:f/iO3vnB0
モノクマ「…へ?」

アニ「…どうしてあんな風にしたの?
   爆発させるんじゃなかったの?」




モノクマ『あーもう余計にムカつく!よし決めたぞ!
     オマエラをおしおきする時は爆発させてやる!ってか爆発しろ!』




モノクマ「…あー、アレね」

モノクマ「気が変わったの」

806: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:15:27.97 ID:f/iO3vnB0
アニ「…最初からこうするつもりだったんじゃない?」

モノクマ「…? ずいぶん変なところで突っかかってくるんだね」

アニ「………………」
     
モノクマ「でもまあ、わかったよ。そこまで言うなら…」




モノクマ「いずれ爆発させてあげるよ」




807: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:20:27.67 ID:f/iO3vnB0
ベルトルト「どういう意味…?」

モノクマ「うぷぷ…まぁ、そのうちわかると思うよ」

ユミル「…私からも聞きたい事がある」

モノクマ「おやおや、今日はみなさん熱心ですね。
     できればその情熱を普段の訓練にも…」

ユミル「さっきお前はこう言ったよな?」

808: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:25:14.30 ID:f/iO3vnB0








モノクマ『ボクはカロライナさんにそんな事言ってないからね?』








モノクマ「はい、確かに言いましたね」

ユミル「それは間違いないのか?
    本当にお前は…ミーナを唆していないんだな?」

モノクマ「だから言ってるじゃん。そんな事実はないって」

モノクマ「ボクはあんな事一言も言ってないし、
     昨日の夜カロライナさんとも会ってないよ」

809: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:30:20.49 ID:f/iO3vnB0
ユミル「だったら…あれはウソなんだな?」

モノクマ「ん? あれって?」

ユミル「ミーナの話に出てきた…
    調査兵団が全滅したとか、壁が全部破られたとか…」

ユミル「あれも全部…ウソってことでいいんだな?」

モノクマ「………………」

810: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:35:17.14 ID:f/iO3vnB0








モノクマ「いや、あれは本当だよ」








811: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:40:12.33 ID:f/iO3vnB0
ユミル「………………」




ユミル「…あ?」




モノクマ「話が少々ややこしくなってしまっているようだね。
     要するにこういう事さ」

812: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 17:45:09.88 ID:f/iO3vnB0
モノクマ「ボクがカロライナさんの殺人を促したという事実はありません。
     あれは全て、彼女がでっち上げた苦しい言い訳です」

モノクマ「しかしながら…」




モノクマ「調査兵団が全滅したこと」

モノクマ「人類の大半が死滅したこと」

モノクマ「全ての壁が破られたこと」

モノクマ「そして、オマエラが数年間の記憶を失っていること」








モノクマ「それらは全部、本当のことでーす!!」








816: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:00:10.01 ID:qoZQP/nB0
ユミル「…!!」

ライナー「な…なんだと…!?」

モノクマ「ふぅ…思い切って言ったらスッキリした。
     やっぱり、記憶喪失ネタなんて時代遅れですよね…」

モノクマ「実は世界が滅亡してましたーなんて、
     ありきたりな設定でイヤになりますよね」

モノクマ「そんなネタを物語終盤まで引っ張るなんて、
     恥知らずな卑怯者のする事ですよねー」

817: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:10:16.00 ID:qoZQP/nB0
コニー「ちょ、ちょっと待てよ!
    お前の言ってる事…全然わかんねーぞ!!」

モノクマ「やだなあ、ニワトリ並の脳みそなの?」

モノクマ「つまりですね、“カロライナさんがボクに唆された”
     っていうのはウソだけど…」

モノクマ「“カロライナさんが話した内容自体”はホンモノなの!!」

818: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:15:12.50 ID:qoZQP/nB0
アルミン「ウソだッ!!」

モノクマ「ボクはウソつきじゃない!その自信がボクにはある!」

アルミン「だったら…だったらどうして、
     ミーナはその事を知っていたんだよ!」

モノクマ「さあね。テキトーに練った設定が
     たまたま当たってたんじゃない?」

アルミン「そんな都合のいい話がある訳ないだろ!!」

アルミン「やっぱりミーナが言っていた事は本当だったんだ!
     ミーナはお前に唆されたから…エレンを…!!」

819: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:20:33.63 ID:qoZQP/nB0
モノクマ「…あのねえ、アルレルトくん。
     何度も同じ事言わせないでくれる?」

モノクマ「仮にそうだとしても、
     イェーガーくんを殺したのはカロライナさんでしょ?」

モノクマ「ボクに唆されたからって、
     踏みとどまらずに実行しちゃったのはあの女でしょ?」

モノクマ「だからさぁ、わかる?」




モノクマ「ボクを憎むのはお門違いなんだよ!!」




820: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:30:12.76 ID:qoZQP/nB0
アルミン(…今まで、こんな気持ちになったことはなかった)

アルミン(こんなに誰かを憎いと思ったのは、
     生まれて初めてだった)

アルミン(もしかしたら…本当に乗り移ったのかもしれない)

アルミン(エレンの無念が… 怒りが…)

821: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:35:12.59 ID:qoZQP/nB0
サシャ「も、もう…嫌ですよ……」

サシャ「こんな事…これからも続けなきゃいけないんですか…?」

サシャ「もう嫌ですよ…!!」

モノクマ「それが嫌なら…」

822: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:40:11.37 ID:qoZQP/nB0








モノクマ「きっぱりと、“外の世界”との関係を断ち切って、
     ここでの一生を受け入れるんだね」

モノクマ「オマエラに、それが出来たらの話だけどね…
     うぷぷぷぷ…」








823: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:45:09.39 ID:qoZQP/nB0








モノクマ「うっひゃっひゃっひゃ!
     ぶっひょっひょっひょっひょ!!」








824: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:50:10.60 ID:qoZQP/nB0
アルミン(その日 僕たちは思い出した)




モノクマ「エクストリーーーーーーーム!」

モノクマ「これってまさに…絶望だよね!」




アルミン(ヤツに支配されていた恐怖を…)




モノクマ「アーッハッハッハッハッハ!!」




アルミン(鳥籠の中に囚われていた屈辱を…)

825: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 17:00:15.37 ID:qoZQP/nB0








第一章

イキキノレ


END








826: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 17:05:16.23 ID:qoZQP/nB0
生き残りメンバー 10人




 【ミカサ・アッカーマン】
 【ライナー・ブラウン】
 【ベルトルト・フーバー】
 【アニ・レオンハート】
×【エレン・イェーガー】
 【ジャン・キルシュタイン】
 【コニー・スプリンガー】
 【サシャ・ブラウス】
 【クリスタ・レンズ】
 【アルミン・アルレルト】
×【ミーナ・カロライナ】
 【ユミル】

827: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 17:15:16.07 ID:qoZQP/nB0








To Be Continued