1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/01(金) 23:20:09.56 ID:jCVHywCI0
八月の秋葉原、某所


???「止めて下さい…」

???「ああ…!?勝手にぶつかってきておいてその言い草はなんだよ!!!」

???「ヒッ…ご、ごめんなさい…!」

柄の悪い男たちが寄ってたかって少女を囲んでいちゃもん付けている。

岡部「すみません」

4℃「あんだ!ああ!?」

岡部「こちらの財布はあなた様の物でしょうか」

4℃「あ…?おお、確かに俺のだ、ちゃんと入れたつもりだったんだがな。ありがとよ」

岡部「そうですか、では確かに」

そう言って財布を持っていた手を振り上げ財布を後ろに向かって放り投げた。

4℃「あ…!てめえ!!」

財布の方に走りながら振り向くがそこに執事服の男と少女は忽然と姿を消していた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1338560409(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

引用元: 岡部「未来ガジェット12号機typeB『だーりんのばかぁ改』だと…?」 

 

2: so near 2012/06/01(金) 23:22:46.24 ID:jCVHywCI0
あ、やべ、注意書き忘れてた。
このSSの世界線はδ世界線です。
分岐的にいえば紅莉栖ルートをぎりぎりで回避したルートってことで自己完結お願いします。

3: so near 2012/06/01(金) 23:24:18.45 ID:jCVHywCI0
岡部「この辺ならもう大丈夫でしょう。大丈夫ですか?綯さん」

胸に抱きかかえていた綯を地面に降ろし一息つく。

綯「はい…えと貴方は…?」

岡部「私は、執事をしています。鳳凰院クロトと申します」

綯「鳳凰院って…オカリンおじさん!?」

驚くのも訳ない、なぜなら彼の特徴は象徴としていた白衣も癖っ毛も厨二も何かもがすべて消え失せていたのだから。

目の前にいるのは執事服を着た別人にしか思えないのだが、どこからか彼を感じるのだ。まるでこれこそ彼本人かのような。

岡部「しかし、危なかったですね。あの手の連中は面倒なので気をつけないと」

綯「あ…あの!!」

岡部「はい?」

綯「なんで…執事服を着ているんですか?」

岡部「これですか?これは…フェイリスさんのお手伝いをさせていただいていますので、仕事中はこの服のほうが都合がいいんです」

4: so near 2012/06/01(金) 23:25:16.25 ID:jCVHywCI0
綯「そうなんですか…」

頭の中でいつもの姿を思い浮かべるがやはり彼らしくない。なら少し試してみようと綯は思い付き実行する。

綯「オカリンおじさん」

岡部「はい?」

綯「オカリンおじさん」

岡部「えっと…?」

綯「オカリンおじさん」

岡部にオカリンおじさんと呼ぶと怒るはずだ、そう考え何度も呼んでみる。

岡部「綯さん」

やっと反応したようだ、だが相手を怒らせているわけなので綯は身構える。

岡部「前から言おうと思っていましたが…私はまだまだ若いですよ」

苦い笑みを浮かべながら綯の頭をぽんぽんと軽く叩く。

岡部「さて私にはまだ用事があるのでここでお別れです、お父様によろしくお伝えください。では」

綯「ありがとうございました!オカリンおじさん!!」

岡部「…お兄さん、ですよ」

そう言って軽く笑い帽子を深く被り直し岡部は綯とブラウン管工房の前で別れ二階にある未来ガジェット研究所へ上がって行った。

5: so near 2012/06/01(金) 23:26:11.79 ID:jCVHywCI0
岡部「ただいま戻りました、橋田さん、それに紅莉栖さん」

フェイリス「遅いニャ!凶真」

岡部「凶真ではありません、クロトです。すみません…フェイリス様、先ほど別れた後少々面倒事に巻き込まれまして」

フェイリス「んーそれじゃ仕方ないにゃ、お疲れにゃん」

紅莉栖「よし、じゃあさっそく今すぐ寝てくれない?」

岡部「…そうですねもう十分でしょう、今日分の働きは終えましたし」

そうして岡部はソファで横になり右腕に付けた腕輪型の装置を起動させた。

そしてたっぷり数分後、「岡部」が目を覚ました。

今までおろしていいた髪をかき上げ何時もの癖っ毛に戻して伊達眼鏡を外し帽子を放り投げ白衣を纏い、天高く拳を突きあげた。

岡部「フーハハハハハハ!!!我は今解き放たれたぞ!!鳳凰院クロトという名の呪縛から凶悪なる真実を得て凶真へと再びこの身を顕現したのだ!!!」

紅莉栖「ええい!!うっさい!!この厨二病患者!!!」

橋田「自分に似合わないことばかりしたことを思い出して恥ずかしくなったのを誤魔化してるんですね、予測できます」

7: so near 2012/06/01(金) 23:29:01.29 ID:jCVHywCI0
岡部「そうだ…あれは俺じゃない…俺じゃないんだ…」

紅莉栖「岡部」

岡部「なんだ助手よ」

紅莉栖「あれはあくまで「自分のイメージした自分」だからあれは口調や行動が少し変わったとしても貴方よ」

岡部「…違うんだ、俺はこの世界を混沌に…」

ダル「オカリン、ツンデレ乙!!」

岡部「ぐぬぬ…だがこれで実験は終了だろう!!」

紅莉栖「え?実験が一回成功しただけで終了?お前それ学会でも同じ事言えんの?」

岡部「しかし何故また俺がテスターなのだ!!俺は一回終わらせたのだから他の奴にやらせればいいだろう!!」

ダル「だってオカリン、鳳凰院()とかやってるんだから適役かとおもわれ…」

岡部「とはいえ…俺自身に何のメリットが―――」

紅莉栖が持っていたペンをダーツのように投擲する。

その瞬間に岡部は飛んできたペンを白衣の裾で弾き飛ばして一気に距離を詰め紅莉栖の手を掴み―――

紅莉栖「ハイ残念」

紅莉栖が手に装備していた未来ガジェット12号機typeB-2によって電流を流された。

岡部「痛たたたたたたたたた!?」

紅莉栖「これがメリットよ。12号機を使っていくうちに体がその経験を蓄積していく、条件反射も、感覚も最適に設定される。つまり、岡部の体には今改革が行われているのよ」

岡部「…なるほどな、最近物事がよく理解できるのもそのおかげか…」

紅莉栖「で、その実験をするためには説明を省くけど手間がかかるの、いわばこの12号機typeBは今や岡部専用なのよ」

岡部「しかしだな…」

11: so near 2012/06/01(金) 23:36:01.66 ID:jCVHywCI0

紅莉栖「これが今回の未来ガジェット12号機typeB『だーりんのばかぁ改』よ」

岡部「見た目はオリジナルのだーりんのばかぁと変わらんな」

紅莉栖「そりゃそうよ、これはただのタイマーだもの。本体はこっち」

そういって改造したヘッドギアと装置を指差した。

岡部「さて、今回はどんな機能を取り付けたのだ?」

紅莉栖「今回のテーマは一号機がお互いに認め合う機械なら、二号機は相手が限界を迎えて自分から折れることを仕向ける機械」

岡部「ある意味対極だな」

紅莉栖「それでどうすればいいかを橋田と話した結果、装着者の意識を操作して設定時間後に効果を解除する装置に決定したの」

岡部「意識操作とはな…さすが実験大好きっ子とは言え実際に出来るものなのか?」

紅莉栖「まあ…意識操作っていうかどっちかって言うと記憶操作よ、設定に邪魔な記憶を一時的に封印するの」

岡部「なるほど…記憶からヒトを形成するのか」

12: so near 2012/06/01(金) 23:37:04.59 ID:jCVHywCI0
紅莉栖「そうゆう事ね、この装置の仕組みは簡単よ。まずなりたい者を決める」

岡部「たとえば?」

紅莉栖「そうねえ…じゃあ例えでまゆりにしましょうか、岡部がまゆりになりきろうと考えたとする。まゆりの事を熟知している事と裁縫が出来ることやまゆりの行動パターンを把握していないと実際になりきることは出来ない」

岡部「デメリットが多い割りにメリットが少ないな」

紅莉栖「そう、だからこの12号機は自分自身に使うことが前提になるの」

岡部「なるほど、つまりコスプレして成り切るみたいなものか。だが、他に使い道もないのでは?」

紅莉栖「まあ結局は勉強したことをそのまま100%発揮できる装置だから学校のテストとかに使うのが精々かもしれないわね」

岡部「そう説明されるとすごいな…で、何故これを制作したのだ?」

紅莉栖「この前フェイリスさんと話してて『だーりんのばかぁって言うくらいなら彼氏が何かしちゃったってことにゃん?なら彼氏が何かをして彼女が泣いてしまうような装置かと思ったにゃん。ん?ニャにかって?たとえば彼氏が拗ねてたり、あからさまな行動したり、デリカシーがなかったりとかかニャ?』

岡部「…なるほど、そういう考えもありか」

13: so near 2012/06/01(金) 23:39:23.72 ID:jCVHywCI0
紅莉栖「その結果がこれよ、というわけで興味が出たから作ってみたの」

岡部「時間制限は?」

紅莉栖「対象者にはこのだーりんのばかぁを改造したタイマーを装着してもらうわ、時間がたつと装置の操作と逆の作用で記憶操作を解除する」

岡部「それが壊れてしまった場合は?」

紅莉栖「寝れば治るわ、人は寝るときに記憶を整理するからその時に効果も整理されて有耶無耶にされるみたい、でも徹夜とかされると…今はわからないわ」

岡部「…緊急停止装置とかはないのか?」

紅莉栖「あるわよ」

そう言って紅莉栖は白衣のポケットから手の甲の部分に穴が開いたドライビング・グローブ型の装置を取り出し装着した。

紅莉栖「はい、握手」

岡部「?」

紅莉栖の手を取った瞬間、もれなく岡部の体に電流が走った。

岡部「ぎゃああああああああ!!!痛い!!ウェイウェイウェイ!!助手よ!!ストップ!!スターップ!!!」

紅莉栖の手を払うと岡部は手をヒラヒラと振りながら岡部は紅莉栖をにらみつける。

紅莉栖「…楽しい」

岡部「アホかお前は!!口で説明しろ口で!!」

16: so near 2012/06/01(金) 23:46:05.76 ID:jCVHywCI0
紅莉栖「五月蠅いわね…まあ、これが未来ガジェット12号機typeB-2『憎しみを流し込め!!』よ」

岡部「どこの二号機だ…名付け親はダルか」

紅莉栖「正解。で、もしも装置の効果が切れなかったばあいはこれで気絶させると同時にこの電流で解除を促すの」

岡部「なるほど…それで俺を呼んだのは実験台にするためか?」

紅莉栖「まあそうね」

岡部「…まあ良いだろう、お前には期待しているからな!!」

18: so near 2012/06/01(金) 23:48:06.04 ID:jCVHywCI0
そして地獄の日々が始まった。

岡部「らりるれろらりるれろらりるれろ」

岡部は結果らりるれろしか言えなくなったが内容は充実したものだった。

精神力、持久力、耐久力、筋力、格闘など肉体部門、鈴羽とMrブラウン、まゆり

ハッキングや脳科学、およびそれ以外の学問を叩き込む頭脳部門、紅莉栖、ダル、フェイリス

の二大部門を基盤に

執事全般部門、黒木

携帯の早打ち部門、萌郁

交渉術部門、留美穂

癒し部門、綯、るか

料理部門、綯、るか、萌郁(ケバブのみ)特別顧問、鈴羽のサバイバル料理

サバイバル部門、Mrブラウン、鈴羽

裁縫部門、まゆり、紅莉栖、るか、綯


以下略とさせていただくがこれを濃度を最大まで上げて叩き込んだのである。

23: so near 2012/06/02(土) 00:10:20.61 ID:PVzKFB+a0

結局、見ただけや実際に出来なかったこともあるが12号機typeB-2を起動してしまえばその再現を自分が観測した行動をほぼ完全に引き出すことができる。

そして、すべての経験を凝縮して生まれたのがパーフェクト執事、鳳凰院クロトだった。

その状態で実際に都合のよかったフェイリスについて回り(メイクイーンニャン2でも実際に働いたりもした)その効果を試したのだ。

結果は異常なし。

ただし、実験には手間がかかることが判明した。



ブラウン「おお、岡部帰ってきたか」

紅莉栖とダルに実験中の様子を詳しく話していると綯と鈴羽を連れてMrブラウンがやってきた。

まゆり「綯ちゃーん、鈴羽さーん、トゥットゥルー」

綯「こんばんわー、トゥットゥルー」

鈴羽「こんばんわー」

ダル「あれ、Mrブラウン氏だ、どしたんだろ」

岡部「どうしたというのだMrブラウン」

ブラウン「何、お前が帰ってきたって言うから報告を聞きに来たんだよ、みっちりしごいた結果は出たか?」

岡部「ええ、おかげ様で」

29: so near 2012/06/02(土) 00:42:58.01 ID:PVzKFB+a0
ブラウン「そりゃよかった、教えた甲斐があったってもんだ」

岡部「ええ、貴方の娘を抱えて走って相手を振り切れる程度に…は…」

それを聞いた瞬間、Mrブラウンの雰囲気が一瞬にして変わった。

ブラウン「…そうか、そうなんだよな…」

そう一気に重い空気に変わったのである。

紅莉栖「どうかしたんですか?」

まゆりと遊んでいる綯の方を見つつ紅莉栖が尋ねる。

ブラウン「…実はよう…明日綯を置いてしばらく――っと言ってもそう長くないが出かけなきゃいけないんだよ…」

椅子に座り俯きながらポツリとこぼす。



30: so near 2012/06/02(土) 00:44:58.62 ID:PVzKFB+a0
ブラウン「まあ、ただ単に同窓会みたいな感じなんだがな。しかしよ、今日綯が帰ってみたら変な輩に絡まれたって言うじゃねえか。まあ岡部のおかげで助かったみたいだがな」

鈴羽「巡り巡って人は誰かに助けられて生きているからね、よかったね店長」

ブラウン「そうだな…ありがとよ岡部」

岡部「…なんなら家賃を下げて下さってもよろしいでございますよ?」

ブラウン「1000円だけな」

岡部「良いことはするべきだな、うん」

ダル「オカリンちっちぇー…でブラウン氏は綯ちゃんを置いてくのは心配ということ?」


31: so near 2012/06/02(土) 00:55:15.30 ID:PVzKFB+a0
ブラウン「それもそうなんだが、ウチの店の事もあるからな。とは言え任せられる人がいないんでな…」

岡部「客など来ないではないかぁ」

ブラウン「家賃値上げするからな」

岡部「本当にすみませんでした!!」

ブラウン「綯は一人で家事も全部できるから安心だが今日の話を聞いて不安になっちまってな…さっきも言った通り店にバイトだけ残して置くわけにもいかないしな…」

紅莉栖「…それだわ」

ダル「なんぞ?」


32: so near 2012/06/02(土) 01:05:07.94 ID:PVzKFB+a0
紅莉栖「ちょうどいいじゃない、コレ」

紅莉栖が指さす先にはだーりんのばかぁ改がたたずんでいた。

岡部「…お前まさか」

紅莉栖「店番もして、阿万音さんの面倒も見て、綯ちゃんの保護者代わりになればいいんでしょう?」

ブラウン「…良い考えかもな」

岡部「Mrブラウン!?」

ブラウン「まあ、給料もちゃんと出すから頼まれてくれねえか」

岡部「やらせていただきます」

ダル「だからオカリンちっちぇえって…」

33: so near 2012/06/02(土) 01:14:42.37 ID:PVzKFB+a0
ブラウン「ただし…綯に手を出したら…」

岡部「分かってますって…手なんて出しませんよ」

ブラウン「何!?それは綯にm(ry」

鈴羽「何々?倫太郎が店長になるの?ボーナスちょうだい!!」

ブラウン「やらん」

岡部「お前に渡すと無駄遣いしそうだ」

鈴羽「うぐぅ…」


34: so near 2012/06/02(土) 01:30:22.51 ID:PVzKFB+a0

岡部「とりあえず日中は小動b「ああ!?」綯さんをブラウン管工房で店番しつつ預かればいいんですね」

ブラウン「そうだな、それじゃあ基本的な事だけ明日教えに行くわ」

岡部「分かりました」

ブラウン「綯、帰るぞー」

綯「うん!!今行く―!!」

二人はそのまま帰って行った。

40: so near 2012/06/02(土) 12:36:35.77 ID:ngTYcRor0

次の日

ブラウン「というわけで教えるのはこれで終わりだな、修理も困ったら橋田とやらに頼れば大丈夫だろうしな」

岡部「いま思ったのだが…萌郁にやらせれば良いのではないか?」

ブラウン「本気で言ってんのか?仮にも娘に言うことじゃないがあれに店番ができるとは思えん」

岡部「…それもそうだな」

ブラウン「最長で5日ぐらいここを離れる、その間綯を頼むぞ」

岡部「分かりました、お金のために頑張るとするか…」

ブラウン「あ、そうだ。綯や萌郁がどっか行きたそうにしてたら店閉めて連れて行ってやってくれ」

岡部「…貴方はどうやって生活費を稼いでいるのですか…」





41: so near 2012/06/02(土) 12:50:54.85 ID:ngTYcRor0
紅莉栖「岡部、装置の準備で来たわよー」

岡部「分かった、今行く」

ブラウン「おう終わったら一回顔出せよ、確認作業すっから」

岡部「了解した」

岡部が未来ガジェット研究所に入ると中にはラボメンが勢ぞろいしていた。

岡部「鈴羽!!お前はバイトに行け!!」

鈴羽「えー、面白そうじゃん、ちょっとだけでも見せてよ居させてよー」

岡部「…まあ仲間はずれはよくない…のか?まあいい、これより作戦名「ジキルとハイド」を開始する」

ダル「オカリンが北欧神話を使わないなんて珍しくね?」

岡部「まあ名付けたのが紅莉栖だしな」

ダル「なるほど」

紅莉栖「岡部、じゃあここに座ってくれる?」

岡部「分かった」

42: so near 2012/06/02(土) 13:10:12.23 ID:ngTYcRor0
岡部「zzzzzzzzzz」

鈴羽「寝ちゃった…」

紅莉栖「今更だけどどんな人格にするのか決めてなかったわ…」

萌郁『父さんの代わりなら父さんみたいにしてみれば?』メール

鈴羽「倫太郎が店長…」

岡部『あ~?お前頭でも打ったか?』

岡部『お前…冬の寒い夜にマンホールの下で寝たことはあるか?』

岡部『フェルディナント・ブラウンって知ってるか?』

鈴羽「なんか似合ってそうだけどこれは無い」

43: so near 2012/06/02(土) 13:30:20.38 ID:ngTYcRor0
ダル「こんなんは?」

そう言ってホワイトボードにペンを走らせる。

厨二悪鬼村正

紅莉栖「やめい!!」

鈴羽「それ何?」

ダル「つまりオカリンが――」

岡部『正義!!断つべし!!!』

岡部『秋葉原未来ガジェット研究会会長の岡部倫太郎です』

岡部『(悪鬼スマイル)』

ダル「いつものオカリンとは違った厨二病でした、すいません」

鈴羽「怖いよ!倫太郎の顔が怖い!!」

紅莉栖「本題に戻ってこいソコ!!!」

44: so near 2012/06/02(土) 13:37:54.79 ID:ngTYcRor0
フェイリス「それならこの前やったパーフェクト執事の凶真はどうにゃん?」

紅莉栖「他の奴も試してみたいから今回はパス」

フェイリス「…残念にゃあ」

鈴羽「厨二病一切なしの倫太郎で良いんじゃないの?」

まゆり「まゆしぃ的にはありだと思うのです」

ダル「厨二病がなくなったらオカリンがただの常識人になるお」

萌郁『素直な岡部君ってこと?』メール

紅莉栖「それなら良いかもそれじゃあやってみるわ」

45: so near 2012/06/02(土) 13:57:02.04 ID:ngTYcRor0
岡部「zzzzzzzzzzzz」

紅莉栖「スイッチ、オン」

数分後

岡部「おはよう」

紅莉栖「おはよう、岡部」

岡部「さて、それじゃあ下に降りてるから何かあれば呼んでくれ」

ダル「…何が変わったん?」

紅莉栖「仕事熱心になったはずよ、ほら」

ダル「ん?」

岡部「ほら働きに行くぞ」

鈴羽「ちょっと!!降ろせ~!!!」

岡部は鈴羽を肩に抱えてそのまま運んで行った。

ダル「…なんぞ」

紅莉栖「…この装置って催眠術に近いじゃない?」

ダル「そうだね…まさか」

紅莉栖「私たちの会話の内容がかなり混ざってるかも」


50: so near 2012/06/02(土) 14:22:46.06 ID:ngTYcRor0
岡部「ブラウン、終わったぞ」

ブラウン「おお?前みたいな変化じゃないn」

鈴羽「うう…店長見ないで…」

ブラウン「バイトをかついで何してんだお前」

岡部「いやこれから仕事をするのでバイトも連れてきました」

ブラウン「…いや担がなくてもいいだろ」

岡部「っそれもそうですね」ヨット

鈴羽「うう…倫太郎に辱められた」

岡部「以外に軽くて腰が細かった」

鈴羽「ほんとに辱められた!!!」

51: so near 2012/06/02(土) 15:05:36.32 ID:ngTYcRor0
ブラウン「よーし、こっち来い、テストすんぞ」

岡部「了解です」

二人は店の中に引っ込み話を進めている間に暇になるだろうと鈴羽はベンチに座って居ることにした。

綯「鈴羽おねえちゃん!!」

鈴羽「おお、綯。元気?」

綯「うん、お父さんは?」

鈴羽「今は倫太郎と話してる、終わったら行ってあげな」

綯「分かった」




52: so near 2012/06/02(土) 16:06:56.82 ID:ngTYcRor0
ブラウン「岡部、それじゃあ明日から頼むな」

岡部「はい、分かりました」

ブラウン「…なんか違和感を覚えるな」

岡部「しっかりやりますよ」

ブラウン「頼むぜ、それじゃあ今日はもういいぞ」

岡部「いや、しばらくここに居ようかと」

ブラウン「そうか?まあいいが」

綯「話し終わった?」

ブラウン「おお、終わったよ。明日からがんばるんだぞ」

綯「うん!!」

53: so near 2012/06/02(土) 16:31:05.40 ID:ngTYcRor0
次の日

鈴羽を下に残し岡部はラボメンと会議を行っていた

岡部「ふと思ったんだがこれは失敗作じゃないか?」

紅莉栖「…やっぱりそう思う?」

まゆり「え?どういうこと?」

岡部「この装置はたぶん受け入れられない」

岡部は装置をなでながら言う。

岡部「何というかこの装置は自分の偽物を見ている気分になる、便利で万能だけど、どこかが違う」

ダル「まあ、オカリンがきづいたしこのプロジェクトは終了かな」

紅莉栖「そうね」


54: so near(ドクペ買いに行ってた) 2012/06/02(土) 17:03:27.54 ID:ngTYcRor0
岡部「どういうことだ?」

紅莉栖「そんなことわかってた、だから装置にも細工が仕掛けてある」

岡部「細工…だと?」

ダル「オカリン、いくらここにいるメンバーが天才だとしてもさ」

紅莉栖「記憶の封印なんてしたらどうなると思う?」

岡部「…いわゆる忘却か?」

紅莉栖「そういうこと、そしてそれが整理なんてされるはずないでしょ?」

岡部「だが俺は…」

紅莉栖「細工をしたって言ったでしょう?」

ダル「細工って言うか元々の機能のほとんどを抑制した形かな」

55: so near(ドクペ買いに行ってた) 2012/06/02(土) 17:20:55.14 ID:ngTYcRor0
紅莉栖「つまりは催眠術だったのよ、催眠術ならテストに踏みきれる」

ダル「そんで、今回の実験て言うのが催眠術としてこの装置を使って使用者の感想を聞くこと」

岡部「俺はこの装置に忌避感を覚えてから実験終了ってことか」

紅莉栖「ちなみに一つだけ聞いていい?」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「この装置、どうする?」

59: so near(風邪気味) 2012/06/02(土) 20:24:25.29 ID:ngTYcRor0
岡部「…俺個人としては放棄したい」

紅莉栖「分かったわ、ちなみにこのガジェットの解説しないともうチャンスは来ないと思うから説明しておくわ」

ダル「この装置を正しく使った場合は記憶に関する操作に関しては最高の能力を誇る代わりに」

紅莉栖「殺人兵器を生む装置でもある、罪悪感と忌避感を消滅させて意識を操れば――」

岡部「…ならばなおさら放棄する、俺たちの手に余るものだ」

紅莉栖「…分かったわ、なら店長さんには誤魔化しておくわ」

岡部「ありがとう」

60: so near(風邪気味) 2012/06/02(土) 20:59:53.21 ID:ngTYcRor0
鈴羽「お帰り」

岡部「ああ、今戻った。さて、仕事に戻るとするかぁ…」

鈴羽「…あれ?マシンは?」

岡部「捨てたよ」

鈴羽「そっか」

俺は、暇だから鈴羽の方を向いた。

鈴羽「そっかそっか…」

鈴羽もこっちを向いて

鈴羽「そっちの方がかっこいいよ!!」

満面の笑みを正面から捉えた。

俺は空を見た、星は見えなかった。


66: so near(風邪がほぼ治った) 2012/06/03(日) 15:27:51.18 ID:JWiY2XsH0
ブラウン「おお、岡部帰ってきたか」

紅莉栖とダルに実験中の様子を詳しく話していると綯と鈴羽を連れてMrブラウンがやってきた。

まゆり「綯ちゃーん、鈴羽さーん、トゥットゥルー」

綯「こんばんわー、トゥットゥルー」

鈴羽「こんばんわー」

ダル「あれ、Mrブラウン氏だ、どしたんだろ」

岡部「どうしたというのだMrブラウン」

ブラウン「何、お前が帰ってきたって言うから報告を聞きに来たんだよ、みっちりしごいた結果は出たか?」

岡部「ええ、貴方の娘を抱えて走って相手を振り切れる程度に…は…」

それを聞いた瞬間、Mrブラウンの雰囲気が一瞬にして変わった。

ブラウン「…そうか、そうなんだよな…」

そう一気に重い空気に変わったのである。

紅莉栖「どうかしたんですか?」

まゆりと遊んでいる綯の方を見つつ紅莉栖が尋ねる。

ブラウン「…実はよう…明日綯を置いてしばらく――っと言ってもそう長くないが出かけなきゃいけないんだよ…」

67: so near(風邪がほぼ治った) 2012/06/03(日) 15:29:30.48 ID:JWiY2XsH0
椅子に座り俯きながらポツリとこぼす。

ブラウン「で、今日綯が帰ってみたら、変な輩に絡まれたって言うじゃねえか。まあ岡部のおかげで助かったみたいだがな」

鈴羽「巡り巡って人は誰かに助けられて生きているからね、よかったね店長」

ブラウン「そうだな…ありがとよ岡部」

岡部「…なんなら家賃を下げて下さってもよろしいでございますよ?」

ブラウン「1000円だけな」

岡部「良いことはするべきだな、うん」

ダル「オカリンちっちぇー…でブラウン氏は綯ちゃんを置いてくのは心配ということ?」

ブラウン「…そうだ、とは言え任せられる人がいないんでな…」

紅莉栖「…それだわ」

ダル「なんぞ?」


68: so near(風邪がほぼ治った) 2012/06/03(日) 15:37:35.39 ID:JWiY2XsH0
紅莉栖「岡部、あんた綯ちゃんと一緒にお留守番してあげたら?」

岡部「ほああ!?」

綯「にゃああ!?」

紅莉栖の爆弾発言に二人は硬直した。

ブラウンも口の端が引き攣っているようにも見える。というかむしろ攣ってる。

ブラウン「紅莉栖ちゃん…せっかくの話だが…愛しの娘を男と二人っきりで置いていくのはかなり抵抗があるんだが…」

紅莉栖「大丈夫、そのための…未来ガジェット研究会です」

岡部「所長は俺だぞ!!」

紅莉栖「所長が今まで何してきた!!」

岡部「なんだとぅ…お前…サイリウムセイバーさんとモアッドスネークさんの会心の出来を舐めるなよ!!あれ意外と活躍するんだからな!!!ック…いつか世界とか救う時に役に立つ重大アイテムに…!!!」

紅莉栖「…まあいいわ、大丈夫です店長さん。コイツには12号機-Bを使用します」

岡部「もしや…」

紅莉栖「ええ…岡部、貴方は天王寺倫太郎として綯ちゃんの頼れるお兄ちゃんに大変身する!!!」

綯「倫太郎お兄ちゃん…」

岡部「…まじで?」

紅莉栖「マジ、少なくとも今のところまじ」

ダル「小学生の可愛い娘が義妹とか壁パンモノだろこれは」

69: so near(微熱) 2012/06/03(日) 16:08:47.07 ID:JWiY2XsH0
紅莉栖「というわけでいかがです?」

ブラウン「しかしなぁ…どうする?お前岡部が怖いんじゃなかったか?」

岡部「怖い…?この俺が怖いだと!?フーハハハハ!!!ほめ言葉ではないか!!」

ダル「いつにもまして厨二病を前に押し出して自分は逃げる変わり身ですね分かります」

岡部「逃げてなどいない!!」

紅莉栖「じゃあ岡部は綯ちゃんとお留守番してあげたら?」

岡部「…俺は暇ならいくらでもあるが俺の両親にだって許可するか―――」

まゆり「オッケイだって~」

岡部「…速いな、そもそも小動物だって―――」

綯「…///」

ダル「オカリン…いつフラグ立てたーー!!!!」

岡部「何のことだぁーー!!!」

70: so near(完治) 2012/06/03(日) 19:40:17.93 ID:JWiY2XsH0
ダル(牧瀬氏牧瀬氏)

紅莉栖(どうしたの?橋田)

ダル(いやさ、なんでそこ押すん?別に実験ならなんでもできるっしょ)

紅莉栖(岡部が戸惑う姿って可愛くない?)

ダル(おおう…)

紅莉栖(そして岡部の優しげな笑みを…デレる顔を拝みたい!!)

ダル(この天才オワタ)

78: so near 2012/06/04(月) 23:19:41.11 ID:8SyIIU3j0
ブラウン「岡部、ちょっとこっちに来い」

岡部「なんですか?」

ブラウン「話があるに決まってるだろ」


紅莉栖「綯ちゃん、ちょっとこっちにいらっしゃい」

綯「?」

紅莉栖「いいお話があるの」



ブラウン「いいか、岡部」

岡部「ハイ、ミスターブラウン」

ブラウン「もしも、綯に手を出してみろ、ぶっ[ピーーー]からな」

岡部「了解した」



紅莉栖「いい、綯ちゃん」

綯「ハイ、紅莉栖お姉さん」

紅莉栖「まず最初に、岡部には積極的に手を出しなさい。応援してるわ」

綯「ハイ!!がんばります!!」

79: so near(言葉に規制があるんだな初めて知った) 2012/06/04(月) 23:21:29.57 ID:8SyIIU3j0
ブラウン「いいか、綯の美味い飯を食わせてもらっても揺らいだりするんじゃねえぞ」

岡部「分かってますって…」

ブラウン「そういう奴に限って惚れやがったりするんだよ!!」

岡部「どうしろと…」



紅莉栖「男の心を掴むのは料理よ!!」

綯「ハイ!!師匠!!」
               
ダル「牧瀬氏は料理出来ない癖n」つ[洋書] メメタァ

フェイリス「ダルニャン…無茶しやがって…にゃん」

紅莉栖「料理といえば定番の肉じゃがよ!!カレーでもいいらしいけど肉じゃがの方がレベルが上っぽい気がするもの!!」

綯「おお!さすがです!!」

ダル「だから牧瀬氏はそのレベルの低いカレーも作れない癖n」つ[分厚洋書] メメタァ

鈴羽「橋田至…君もまた戦士[とも]だった…」

86: so near(テスト) 2012/06/05(火) 01:30:37.69 ID:4aOl5Ovn0
そしてブラウンが夜に出発した次の日の早朝。

岡部「zzzzzzzzz」

綯「…///」

前日に紅莉栖から預かっていた鍵を使いラボに入ったいいがソファで寝ている岡部を見つけてしまったが故に硬直してしまっていた。

店をを経営するためにそれなりに早く起きる父、そして家事を全て担当する綯はそれに合わせて早く起きる。

時間も有効に使うために特に気にしていなかったが今日も変わらずに早起きしていまい来てしまった。

ただしそこには鈴羽の送り迎えと、まゆりによるラボでに岡部が止まっているとの情報などの協力体制が轢かれていることは語らずとも良いだろう。


88: so near 2012/06/05(火) 02:56:39.92 ID:4aOl5Ovn0
綯「お兄…ちゃん…」

気持ちよさげに寝ている岡部に恥じらいながらも呼び掛けるが規則正しく音を立てる時計を見て今が早朝だということを思い出す。

さすがに迷惑になるだろうと思いなおしソファから離れるが

綯「!!?」

後ろにあったテーブルに足をぶつけ軽く音を立ててしまう。

あわてて後ろに倒れこまないように踏ん張るが今度は前に倒れてしまった。



岡部「…ん?」

少々眩しい、どうやら眠気の具合からしてそれなりに早い時間らしい。とりあえずもう一度寝ようとして胸部に軽く圧迫感を感じた。

眠気眼で手を伸ばしてみるが柔らかい、そしてあったかい。

岡部「…んぅ」

とりあえず抱きしめると心地よい暖かさで眠気が襲ってきた、そして岡部は二度寝を決め込んだ。


数時間後に紅莉栖にナイスショットを取られるまでは。




94: so near 2012/06/05(火) 20:35:37.60 ID:4aOl5Ovn0
岡部「さて、今日はどうするか」

紅莉栖「そうね…とりあえずコレ」

そう言って紅莉栖は12号機改を指さす。

岡部「…今か?」

紅莉栖「今よ」

岡部「…気分が乗らんなぁ」

そう言いつつもシブシブとヘッドセットそ装着した。

95: so near 2012/06/05(火) 20:36:07.56 ID:4aOl5Ovn0
フェイリス(クーニャンクーニャン、こっちみるにゃ)

紅莉栖(え、どっち?見ればいいの?見ちゃだめなの?)

フェイリス(こっちの方を向くにゃ!!)

紅莉栖(え?どっち?)

フェイリス「うにゃああああああああああ!!!」ブンッ!!!

ダル「ああ!フェイリスたんが!!フェイリスたんの霊圧が消えた…!?」

萌郁『ネコミミが…飛んでったΣ(∵)』メール

留美穂「だからこっちに来て!!」

紅莉栖「ああそういうことね…ハイハイ」

96: so near 2012/06/05(火) 21:07:37.86 ID:4aOl5Ovn0
留美穂「あれって本当に記憶操作なの?」

紅莉栖「どういうこと?」

留美穂「だって本当に記憶操作なら(ry」

紅莉栖「まあそうね、ただ今回の実験は興味の段階の内容ね」

留美穂「興味?」

紅莉栖「一度機械を本物だと観測したうえで体験、その状態で催眠の内容をこうするの『貴方は記憶操作をされている』」

留美穂「じゃああれは…」

紅莉栖「私が『綯ちゃんのお兄さん』って言った内容に関して岡部は自分はそういう風に操作されたっていう自己暗示を引き起こしただけかな」

留美穂「…じゃあ狙いは?」

紅莉栖「妹なのにドキッとしちゃう岡部が見たい」

留美穂「ほんと駄目だこの子」

98: so near 2012/06/05(火) 23:35:28.56 ID:4aOl5Ovn0
ダル「いやあ…でも綯たんは可愛いなぁ…」

綯「ひぃ…!」

岡部「…」ズイ

綯を守るように間に岡部は割り込んだ。

99: so near(息抜き) 2012/06/05(火) 23:44:04.76 ID:4aOl5Ovn0
岡部「ダル、綯が怖がってるではないか」

綯「…」コクコク

ダル「そんなつもりはないんだけどな…」

鈴羽「何でだろうねー、というか倫太郎の事も怖がってたはずだよね」

綯「今はそんなに怖くないよ?お、お兄ちゃんだし///」

岡部「まったく綯は可愛いなぁ///」

ダル「これが所謂ただし、イケメンに限るか…!!」ドンドン

100: so near(100キター) 2012/06/05(火) 23:46:32.82 ID:4aOl5Ovn0
留美穂「岡部さんが店長さんみたいになってるけど?」

紅莉栖「自己暗示だから私は分からないけど、たぶん岡部の中の兄のイメージがあれなんでしょう」

留美穂「なんだか、岡部とまゆりの方が兄妹みたいなんだけどなー」

紅莉栖「逆にいえば自分の中では妹としては扱えないってことかも、義妹だし」

留美穂「…今の心境は?」

紅莉栖「慣れない手つきで義妹をほめるデレた岡部かわええ」

留美穂「この子をこんなになるまで放っておいたのは誰!!」


107: so near 2012/06/07(木) 00:05:54.97 ID:vdF9fm1V0
岡部「ところで夏といえば宿題は終わらせたのか?」

綯「うん、宿題を出された後にすぐに終わらせたよ」

岡部「そうか…綯はえらいなあ…俺が小学生のころは自由研究だけを適当に済ませてたりして…懐かしいな」

綯「」ビクッ

岡部「綯?まさか自由研究を終わらせてないとか…」

綯「も、もちろんやるよ?でも題材が思いつかなくて…」

岡部「…綯、ここはどこだ?」

綯「え?えーと…未来ガジェット研究所?」

岡部「自由研究に最適ではないかぁ…!!」

108: so near 2012/06/07(木) 02:56:12.12 ID:vdF9fm1V0
岡部「例えば…これなんてどうだ?サイリウム・セーバーだ!!」

綯「それって…あの振ると光るやつだよね?お兄ちゃん」

岡部「うむ、ただしそれだけでは無い…このサイリウム部分はなんとチャンバラをしている時に蓋を開ければ血糊としても使えるのだ!!」

綯「お兄ちゃん、それって洗濯で落とせる?」

岡部「…何?」

綯「だって子供が血糊まみれで帰ってきたら怖いし、服や壁とかに付いたら汚れるし、公園でこれを振り回してる子が血糊振りまいたらすごい迷惑になるよ…?」

岡部「」

ダル「…たしかに作ることに集中しすぎてそこには目が向いてなかったお」

紅莉栖「ぷークスクス、小学生に論破されてやんのw」

留美穂「…なんか紅莉栖さんの方が子供みたい…」

109: so near 2012/06/07(木) 03:40:31.70 ID:vdF9fm1V0
岡部「…これならどうだ?モアッドスネーク、効果は~」

綯「えーと…まず狭い空間で使うなら、例えば家なら家電製品の感電とか故障とかが怖いです。そもそもそれ以外も聞く限り多大な被害が出るお思います。広い場所なら問題はないかもしれませんが本来の使用法は出来ないと思います」

ダル「まあそれは元々分かってた通りだね」

萌郁『問題ばかりだね(´;ω;`)』メール

鈴羽「でも目くらましには持って来いだよ!!使用するのが水なら基本的にどこでも使えるし!!」

岡部「他にもあるぞ!!このビット粒子砲」

綯「正直なんで作ったんですか?」

ダル・岡部「/^o^\」


留美穂「綯ちゃん辛口」

紅莉栖「ああいう子って復讐とか実行しちゃうタイプよね、一途って言えばその通りなんだけど」

116: so near(ソーニャ) 2012/06/07(木) 23:41:23.98 ID:vdF9fm1V0
岡部「」orz

ダル「オカリンがこれまで以上に落ち込んでる…」

綯「お、お兄ちゃん!!ご、ごめんなさい…」

岡部「…ふーははは!!まだだ!!俺が駄目だったとしても俺には仲間がいる!!」

ダル「要約すると他力本願なオカリンちっちぇーっす」

岡部「何とでも言え…これならどーだ!!!」

以下略

綯「結局まともなのはだーりんのばかぁぐらいですか」

岡部「」(´・ω:;.:...

ダル「オカリーン!!!!」

綯「ご、ごめんなさい…つい悪い癖で…ほ、ほら!!「泣き濡れし女神の帰還」とかいい発想だと思うよお兄ちゃん!!」

岡部「…ほんとか?」

綯「本当だよ!!」

岡部「フーハハハ!!当たり前だこの俺が考え出したのだからな!!」

綯(あ、なんかお兄ちゃんが可愛い)

紅莉栖「岡部のつけた厨二ネームを一発で覚えるとは綯ちゃんもやるわね」

留美穂「感心するのソコ?」

118: so near 2012/06/08(金) 00:06:29.35 ID:JB8Z2Kx+0
岡部「…さてお前たち!!これより第xxx回円卓会議を開始する!!」

岡部はソファに座りラボメンを集めた。

綯「えんたくかいぎ?」

まゆり「要はミーティングだよ、綯ちゃん」

綯「へー…」

岡部「綯、こっちにおいで」

綯「え?あ、うん」

岡部は手招きで綯を呼びそのまま持ち上げ膝の上に乗せた。

綯「え?…お、お兄ちゃん!?///」

岡部「集まったな?では今回の議題だが」

ダル「質問がある」

岡部「どうした、俺の「信頼せし右腕」ことダルよ」

ダル「どうして綯たんをわざわざ膝に乗せる必要があるん?」




119: so near 2012/06/08(金) 00:40:26.99 ID:JB8Z2Kx+0
岡部「…だめか?」

ダル「そんな返し方されても逆に困るお…」

綯「お、お兄ちゃん?//えっと…どうしたのかな…?//」

岡部「うむ…載せたかったから?しかし程良い重さで暖かくていい感じだな」

綯「あ、頭撫でないで恥ずかしい…//」

ダル「俺はこの光景を見せられるために集まったのか…」

紅莉栖「いやー眼福だわー//」ホクホク

留美穂「なんだかこっちは紅莉栖さんの方が可愛く見えてみた」

萌郁『これも…家族愛?(・・?』メール

鈴羽「…倫太郎が素直なのは珍しいね、しかも普通だ」

まゆり「こっちが本当のオカリンだよー」

岡部「おっと忘れるところだった、議題は「綯の自由研究」だ」

122: so near 2012/06/08(金) 23:02:26.73 ID:BPX9teVD0
まゆり「自由研究だといっぱいあるよ?」

鈴羽「食べられる草と食べられない草を――」

岡部「却下だ」

ダル「メイド喫茶の一日」

留美穂「…」ネコミミ装着

フェイリス「フェイリスの言うべきセリフが取られたにゃ!!!」

るか「日本の神話とか」

岡部「それも面白いがな…こういうものは教員の評価にしかならん、よって――綯もみんなも楽しめる!!というのが内容だ、この点を踏まえて何かあるか?」

123: so near 2012/06/09(土) 00:48:50.10 ID:JGM2LkkK0
るか「だったら定番ですが…自由工作はいかがですか?」

まゆり「たしかにそれはいいねぇ」

ダル「とは言え何作るん?」

紅莉栖「手堅く夢を映像化できる装置とか」

綯「む、無理です」

岡部「というか俺たちが考えるんじゃなくて綯が考えたものをサポートする程度だからな。というわけで綯、何か作りたいものはあるか?」

綯「作りたいものかぁ…」

フェイリス「欲しいモノでもいいと思うにゃん」

綯「欲しいモノはないかな…もう居るから///」

岡部「ほほう、綯は可愛いなぁ…」ナデナデ

綯「お、お兄ちゃん…!私はお兄ちゃんがいいなんて言ってないよ!!///」

岡部「ん?俺は綯が可愛いから撫でてるだけだぞ?」

綯「…そうなの?」

岡部「そうだぞー綯は可愛いなぁ…」

綯「…///」



ダル「あ、マグマ代行の方ですか?注文をお願いしたいのですが…」

128: so near 2012/06/10(日) 14:16:36.89 ID:6Fk1x2jn0
綯「うーん、そうだ!お父さんに何か作ってあげたい!!」

岡部「いい心がけだ、やはり親は大切にしないとな、というわけで作るとしたら…ブラウン管か?」

紅莉栖「材料はどうする?」

萌郁「つくるなら…身近にあるもので…」

フェイリス「このラボには何があるにゃん?」

ダル「ピンセット以外ならなんでもあるお」

岡部「こっちには針金も置いてあるぞ」

萌郁「…ダンボール」

フェイリス「セロファンもあるにゃ」

紅莉栖「モールにボンドに…おお、フィルムケースもある…最近はなかなかお目にかからないのに…」

まゆり「まるで元から自由工作をしようとしてたみたいに材料がそろうね~」

岡部「元から自由工作をしようとしてたのだ」

129: so near 2012/06/11(月) 20:53:43.19 ID:K7aW3STg0
岡部「これだけあれば出来るだろう、よし作るぞ!さあ作るぞ綯!!」

紅莉栖「落ち着きなさい!!まずは設計図よ!!綯ちゃん!!」

綯「…お兄ちゃんとお姉ちゃんの方が楽しそう」

フェイリス「ここまでテンションが合う二人は初めてニャ」

まゆり「二人とも可愛いね~」


133: so near 2012/06/11(月) 23:39:09.61 ID:K7aW3STg0
岡部「なるほど、ブラウン管型のライトか」

綯「うん、骨格は針金で画面はセロファンで作ってみる」

岡部「ガンバレよ、あ、ここに道具があるが手伝って欲しいときは言ってくれよ?セロファンとか切るときに危ないから俺とか呼んでくれな?」

綯「大丈夫だって、必死なお兄ちゃん可愛い//」

岡部「ッグ…ま、まあ綯の事だ、しっかり頑張るんだぞ!!俺はちょっとリビングの方にいる」

綯「うん!頑張る」

岡部「綯はk」

鈴羽「岡部倫太郎!!」

岡部「おわ!!なんだ一体、綯を可愛がってやろうとしたのに」

鈴羽「倫太郎が構ってちゃ中々進むものも進まないよ、こっちに来て!!」

岡部「ウェイウェイ!ええい…!引っ張るなと…」

綯「…むう」

134: so near 2012/06/12(火) 00:01:19.17 ID:LA7Rju4m0
紅莉栖「進んでる?」

綯「ま、まだ始めたばかりです…」

紅莉栖「それもそっか」

綯「………」

紅莉栖「ねえ、さっきっから岡部の方に意識が向いてる、怪我しないように手元を見て耳を岡部に傾けてるのがわかるよ」

綯「……!!」

紅莉栖「…綯ちゃん、いいものあげる」

綯「…これは?」

紅莉栖「岡部の装置の効果を消すスイッチ、これを押せば岡部は貴方の兄じゃなくなる」

綯「……なぜ、それを私に?」

137: so near 2012/06/12(火) 22:55:21.68 ID:LA7Rju4m0
紅莉栖「すぐにわかるよ」

綯「ありがとうございます…?」

紅莉栖「ああ、綯ちゃんも可愛いなぁ…」ナデナデ

綯「…お姉ちゃんの方が可愛いですよ」

紅莉栖「…ふふーん?岡部の方がいいんだぁ」

綯「!!」

紅莉栖「顔真っ赤!やっぱり綯ちゃん可愛い!!」

フェイリス「何子供みたいなことしてるにゃ」ハリセン<ズルポ

紅莉栖「ガッ」

綯「いまどこからハリセンが…」






139: so near 2012/06/12(火) 23:41:22.50 ID:LA7Rju4m0
フェイリス「それじゃ作業頑張ってにゃあ」

綯「あ、ありがとうございます」

フェイリス「そうそう、もうそろそろ凶真の事呼んであげたらにゃん?凶真ったらさっきからそわそわしながら待ってるにゃん」

綯「お兄ちゃんが?」

フェイリス「呼ぼうかにゃ?」

綯「あ、はいよろしくお願いします」

フェイリス「了解にゃんにゃ~ん」


141: so near 2012/06/13(水) 00:26:07.77 ID:/xFpbJjg0
岡部「よしやるか、綯」

綯「うん、それじゃあ紙を切るね」

綯はカッターを取り出し紙を切ろうとするが―――

岡部「待て待て待て危ない!!!」

綯「ひゃ!?」

岡部は綯の腕を掴み無理やり止めた、綯がカッターで紙を切る際にその延長線上に手が置いてあったのだ。

岡部「まったく…手本を見せてやる」

そう言って岡部はカッターの刃を折り、綯の後ろに回り込んで正しい使い方を教えることにした。




147: so near 2012/06/13(水) 23:23:41.40 ID:/xFpbJjg0
岡部「いいか?刃物は基本的に危険だから注意しないと痛い目を見ることになる。俺が小学生の頃は版画を彫る際に彫刻刀を滑らして左手を切り裂いてしまった奴がいてだな―――」

綯(近い近い近い!!!)

岡部「…聞いてるか?」

綯「き、聞いてるよ!」

岡部「そうか、では気をつけろよ?」

綯「うん…」

岡部「それじゃあこっちは任せろ、完璧に仕上げてやる!!」

綯「アハハ…お願い」


160: so near(綯スレの予感) 2012/06/14(木) 00:14:13.44 ID:MXK2xie70
岡部「今こそこの封印されし右腕の能力を開放させる…!!!」

紅莉栖「あんたはそれやんなきゃ集中力を出せんのか」

岡部「いやな、最近これやってないからな…」

紅莉栖「いっそのことそれを卒業したら?」

岡部「無理だ、それは無理だな、それだけは無理だ」

紅莉栖「…貴方の大切なモノなの?」

岡部「ああ、大切なモノだ」

紅莉栖「そう、他に大切なものはないの?」

岡部「他?ラボメンの仲間なども大切だぞ?」

紅莉栖「綯ちゃんとか」

岡部「な、何故綯の名前が出る?」ブシュッ

紅莉栖岡部「あ」

岡部「痛い!!」

綯「お兄ちゃん!?どうしたの!?」

164: so near(帰還) 2012/06/14(木) 01:05:46.93 ID:MXK2xie70
岡部「ももも問題ない、大丈夫だ」ダラダラ

紅莉栖「いや血が噴き出したんだけど」

綯「どどどどうしよう!救急車!!」

鈴羽「どいてー衛生兵が通るよー、ハイ綯」

綯「これ…救急箱?」

鈴羽「治療は任せた!撤退する!!」

ダル「あれ?何で衛生兵が撤退するん?」

鈴羽bグッ

フェイリスbグッ

紅莉栖dbグッグッ

ダル「お前らか」

165: so near 2012/06/14(木) 01:32:20.15 ID:MXK2xie70
綯「と、とにかく消毒しないと…!あ、あれ?消毒液が入ってない!!」

萌郁『わたしです^o^』メール

ダル「今度はお前か」

萌郁「だって定番だって聞いたから」

岡部「くそう…注意しておいてこの様か…」

綯「…お兄ちゃん」

岡部「なんだ――!!?」

綯「ん…」

次の瞬間、俺の指は綯の口の中に消えていた。

167: so near 2012/06/14(木) 02:01:24.11 ID:MXK2xie70
俺は自分の目を疑った。

綯「ん…」

舐めている、綯が俺の指を舐めている。

幼さゆえの艶かしい唇とその舌が俺の指を包んでいる。

その口から湿らせた音を立てて俺の指を舌が絡めて綯の吐息が熱く感じる。

綯「んふ…ん…チュ…ん…ッハ」

俺は眼を背けられなかった。

結局俺は綯が舐めるのを止めるまで意識が飛んでいた。

綯に全ての情報を持って行かれたせいで。

綯に魅かれたせいで。

168: so near 2012/06/14(木) 02:32:26.62 ID:MXK2xie70
綯「ん…ンハァ…ど、どうかな?」

岡部「お、おま、な、なな?」

綯「え、あのその…舐めて消毒するってよく聞くからつい…ごめんなさい…」

岡部「い、いや良いんだが…絆創膏をくれ…」

綯「あ、うん。今やる」

そう言って救急箱からガーゼとテープを取りだした。

綯「さすがにこの傷だと絆創膏じゃ駄目だよ、はい指出して」

岡部「う、うむ」

先ほどの事もあり綯に触れること自体に軽く抵抗があり顔を背けてしまう。

綯「これで…終わったよ」

岡部「そうか、ありがとう」ナデナデ

綯「あ、えへへ…」

優しく優しく綯の頭をなでてやる。

自分の中で矛盾が生まれてることに俺はきづいていた。

178: so near(インスピの結果) 2012/06/14(木) 14:01:33.07 ID:MXK2xie70
一方その頃

全員「カンパーイ!!!」

ラウンダーA(以下Aと表記)「いやーお疲れ様ですwwwwww」

ラウンダーB(以下Bと(ry)「いえこちらこそwwwwww」

ブラウン「よう、やってるか?」

AB「FBさん!!」

ブラウン「さん付けは止めてくれよwwそこまで偉くはねえさ」

A「噂は色々聞いてますよ!!」

B「今回の集会もFBさんのお手柄って言うじゃないですか!!」

ブラウン「俺が凄いわけじゃねえさ」

萌郁「お父さん」

ブラウン「お、来たか萌郁」

179: so near(インスピの結果) 2012/06/14(木) 16:45:15.84 ID:MXK2xie70
A「おお、別嬪さんじゃないっすか!」

B「まさかこんな綺麗なお姉さんが娘さんとは…」

萌郁「…//」

ブラウン「迂闊に手を出そうもんなら沈めるからな」

A「怖いっすよwwww」

B「真剣ならいいですか?」

ブラウン「まあ結局は萌郁次第だがよ…悲しい思いだけはさせたくねえんだよ」

萌郁「宴会は…どう?」

ブラウン「ん?悪くねえさ。お前がいなかった一日目であんだけ騒いだのにまだお祭り騒ぎだ」

萌郁「…そう…」

B「そうだ!!メルアド交換しませんか!?」

萌郁「う、うん…いいけど」

A「俺も俺も!!」

ブラウン「…気をつけろよ?」

B「え?何がですか?」ピローン

180: so near(インスピの結果) 2012/06/14(木) 16:59:56.27 ID:MXK2xie70
ブラウン「そういや綯はどうだった?元気にしてたか?」

萌郁「綯は…」

フェイリス『いい感じに誤魔化してにゃあ、指舐めてたとか聞いたら店長さんがガチ切れすると思うにゃ』

紅莉栖『とりあえず変なことはしてないからさ、お願い!!』

萌郁「特に問題はなかった」

ブラウン「そうか、この調子で進んでくれればいいんだがな…」

<これよりIBN5100によりサーバーを解析します!!!

ブラウン「お、始まるのか。…おや?」

フェイリス「今日は集まってくれてありがとうニャん!!」

ブラウン「なんで嬢ちゃんが…?」

フェイリス「それでは始めるにゃん!!」

182: so near(インスピの結果) 2012/06/14(木) 18:54:00.90 ID:MXK2xie70
秋葉「これでこの計画の全ての発端であるサーバーを解析できる」

中鉢「おお、やっとか」

秋葉「これでやっと道楽から解放されるな」

中鉢「まったくだな、何故か偶然発見されたサーバー。プログラム言語は解読できず全てはなぞに包まれていたが―――SERNが解読に乗り出した。確かにこれは道楽だ、本気になる理由がどこにあるのかさっぱりだがな」

秋葉「そして調べるうちに私はIBN5100の存在を知りその情報を提供した、しかしすでに私が持っていたモノは手放してしまっていたがね…」

中鉢「そしてその謎が今開かれるわけだ」

秋葉「まあな、とは言え道楽にわざわざここまでの組織を作り上げるSERNはなんだろうな」

中鉢「決まっている、謎の組織だ。そういえばサーバーはどうやって発見されたのだ?」

秋葉「とあるハッカーがSERNをハッキングしようとしたときに偶然見つけたそうだ、名前はバレル・タイター」

中鉢「妬けるな、私も面白そうなことには参加したいが…年かな」

秋葉「いいじゃないか、おっと意外と早く解析が終わりそうだな」

184: so near 2012/06/15(金) 00:19:30.26 ID:QytohZvh0
岡部「さて、これで下準備は終わりか」

綯「後は組み立てるだけだね」

岡部「明日にしよう、早すぎても問題だからな」

綯「分かった」

岡部「さて帰ろうか、お前たちはどうする?」

萌郁「私は…これから用事がある、お父さんの所に顔を出す」

綯「お姉ちゃん、お父さんによろしく」

萌郁「うん、まかせて」

紅莉栖「私はとくに用事はないけど…皆は?」

185: so near 2012/06/15(金) 00:24:36.36 ID:QytohZvh0
フェイリス「フェイリスもこれから用事にゃ」

まゆり「まゆしぃも特に用事はないのです」

るか「僕はそろそろ帰ります、食事の用意もありますので」

ダル「僕は何時もどおりかな、もう少ししたら帰るお」

鈴羽「私はバイトも無いし公園に帰るよ…」

紅莉栖「…私のホテルに来る?」

鈴羽「いいの!?」

紅莉栖「ええ、いいわよ」

鈴羽「やったやった!!ソファで寝ていい!?」

紅莉栖「いいけど…ベッドも二人で寝られるわよ?」

鈴羽「ベッドで寝ていいの…?」

紅莉栖「OKもう何も言うな、黙って私に着いて来い」

フェイリス「くーにゃんの眼が危ないにゃ…」

186: so near 2012/06/15(金) 00:54:48.37 ID:QytohZvh0
戸締りを任せて私と岡部さんで帰路を歩く。

私は岡部さんの事を知った。

私と一緒に歩いて私の手を握ってくれている「お兄ちゃん」

そういうことなんですね、紅莉栖お姉ちゃん。

私の「お兄ちゃん」を止めるためのスイッチ。

私は、岡部さんが好きなんだね、この体に不相応な恋だけど

そうか、これが恋なんだね。

「お兄ちゃん」もう少し手伝って。

もう少しだけ岡部さんと一緒に居させて…、この手を長く繋がせて…。

岡部さん、大好き。

201: so near 2012/06/15(金) 21:04:34.12 ID:QytohZvh0
次の日の朝

綯「うーん…今日もいい天気!!」

岡部「zzzz」

綯「お兄ちゃんまだ寝てる…結構寝つきがいい方なのかな…」

岡部「…んん」

綯「あ、お兄ちゃん起k」ガシッ

この後岡部の腕の中を抜けだし布団から出るのは数十分後の事である。

202: so near 2012/06/15(金) 22:25:00.58 ID:QytohZvh0
綯「お兄ちゃん…毎回寝ぼけているとは言え布団に引きずり込むのはどうかと思う」

岡部「すまない…小さいころにまゆりと一緒に寝てたからな…眼が軽く覚めた時に何か近くに誰かがいると布団に引きずり込んでしまうんだ」

綯「前後がつながって無い気がする…」

岡部「そう言われてもな…」

綯「もう…それじゃあ朝ご飯食べよ?」

岡部「おお、そうしよう」

綯「あ、お兄ちゃん。今日は学校に行くから、プールの教室が開かれてるから」

岡部「ならば送って行こう、Mrブラウンにも頼まれたことだしな」

綯「…むー」

岡部「どうしたのだ?」

綯「なんでもない…」

203: so near 2012/06/15(金) 22:37:07.46 ID:QytohZvh0
岡部「水着は持ったか?」

綯「持った」

岡部「カードは?」

綯「持った」

岡部「よし行こう」ギュ

綯「…あ//」

岡部「ど、どうした?忘れ物か?」

綯「いやそうじゃなくて…」

岡部「顔も赤い…朝体温を測った時は平熱だったが…」

綯「大丈夫だよ!行こう!!お兄ちゃん!!」

209: so near(一応ひと段落ついたから少し書く) 2012/06/16(土) 01:41:29.83 ID:23T8NEPa0
俺の頃にもあったが小学校では夏休みの間の数日にプールを指導者付き添いの下に開放して水泳教室を開くらしい、綯もそれに友人と参加するそうだ。

岡部「ここか」

綯「うん、ここまででいいよ」

岡部「分かった、それじゃあ終わりの時間になったらまた来る」

綯「頑張ってね!」

俺はブラウン管工房へ向かった。

210: so near(一応ひと段落ついたから少し書く) 2012/06/16(土) 02:14:36.22 ID:23T8NEPa0
鈴羽「ベッドっであんなにフカフカなんだね!!びっくりしたよ!!」

岡部「なんだ?お前は布団派なのか?」

鈴羽「いや寝袋だけど…」

岡部「お前は一体どんな生活を…いや聞かないでおこう」

客A「すいませーん」

岡部「ハイ!いらっしゃいませ!!」




211: so near 2012/06/16(土) 02:44:27.27 ID:23T8NEPa0
紅莉栖「では第XXX回、岡部のこれから会議を開催いたします」

まゆり「わー」パチパチ

ダル「オカリン…強く生きろ…」


ダル「にしてもみんな用事で出かけちゃったから人数が少ないお」

紅莉栖「関係無いわ、岡部のこれからを決めることは断固として続ける、それが同志たちとの約束よ」

ダル「そこら辺には触れないけど…結局ばかぁ改はどうしたん?さっきオカリンはここに軽く顔出しただけで装置使ってないお」

紅莉栖「ああ、時計に維持装置を組み込んだとか何とか言って誤魔化したわ、実際催眠術だから維持してるし」

ダル「なんかオカリンが可哀そうに…」

紅莉栖「言っておくけど私は強制はしないわよ、あくまで主な目的は観察だし」

まゆり「オカリンが幸せならまゆしぃはいいのです」

紅莉栖「まあ今回は綯ちゃんを放っておけなかったって事もあるんだけどね」

221: so near 2012/06/16(土) 19:06:15.94 ID:23T8NEPa0
一方そのころ

担当「次の人ー」

綯「ハイ!!」

担当「スタート!!」

今日の練習は主に実力別にグループをわけてそれぞれ特訓する、私は泳げないわけでもないけどそんなに長く泳げないので中間のグループに。

担当「綯ちゃんが上がったら次の人ねー」

クラスメイトA「お疲れ」

綯「もう泳いだの?」

クラスメイトA「泳いだよー、やっぱり水の中で動くのは大変だよ…」

綯「そうだね…」

クラスメイトA「抵抗が少なそうだから綯はいいじゃん」ガシッ

綯「えい☆」

クラスメイトA「殺人的な関節だ!!!」ドボーン

クラスメイトは水面に叩きつけられた。




237: so near 2012/06/16(土) 20:43:20.21 ID:23T8NEPa0
クラスメイトA「痛た…鼻に水入った」

綯「自業自得だよ…」

クラスメイトA「まあでも涼しかったら良いけどね!!」

綯「ポジティブだ」

クラスメイトA「でも日焼けが怖いねぇ…焼けてもいいんだけどヒリヒリするのが…綯は日焼け止め塗った?」

綯「うん、お兄ちゃんにも手伝っt…あ」

クラスメイトA「お兄ちゃん…?」

240: so near(ドクペが後二箱残ってる…) 2012/06/16(土) 21:09:50.38 ID:23T8NEPa0
クラスメイトA(面倒なので蔵庫Aと省略)「あれ?綯って兄居たっけ…?」

綯「え、あの…なんていうか…」

蔵庫A「そう言えば今朝白衣を着た人がいたような…もしかしてその人?」

綯「あ、うう…ひ、秘密!!」

蔵庫A「ほほう…あくまで秘密といいますかぁ…」

担当<それでは順番が一巡したので求刑してる人も集まってー

蔵庫A「ちょうどいい…水泳でタイムアタック!負けたら話すルールで!!」

綯「…う…まあ…わかった」

蔵庫A「そうと決まればレッツスイミング!」

綯「ま、待って!!」

245: so near 2012/06/16(土) 21:55:53.31 ID:23T8NEPa0
蔵庫A「負けた…」

綯「勝った!!」ワーイ

蔵庫A「抵抗の差が…」

綯「アハハハハ♪お前は15秒後に[ピーーー]、待っていろ」

蔵庫A「何その中途半端な秒数!!ちょっと止め…!!」

ギャワー

蔵庫A「グッ…では話してもらいましょうか…」ウズウズ

綯「は、話が違う!」

蔵庫A「負けたら話すとは言ったけど…誰がとは言ってない!!」

247: so near 2012/06/16(土) 22:15:41.60 ID:23T8NEPa0
綯「うう…」

蔵庫A「何々?そんな恥ずかしいことなの?ラッキースケベでもあった?」ニヤニヤ

綯「ううう…その…」

蔵庫A「その?」

綯「…というか真正直に答える義理もないじゃん!」

蔵庫A「ばれたか!!」

綯「むしろ話すとしたらそっちだよね?」

蔵庫A「特に話すことはないんじゃないかな私」

綯「それなら私一方的に損じゃん!!」

蔵庫A「きづいたか」

綯「うう…そう言えばどうやったらここまで大きくなるの?」

蔵庫A「ほほう気になるかね、ペタン子ちゃん」

綯「…死にたいようだな」

蔵庫A「ごめんなさい!!!」

293: so near 2012/06/17(日) 01:14:13.99 ID:v040x7y10
再び所変わってラボ。

まゆり「おつかりん♪」

岡部「まゆり、ついに無理やりになってきたぞ」

ダル「まあでもお疲れ。ホイ、ドクペ」

岡部「おう、すまないな」

紅莉栖「昼飯はどうするの?」

岡部「綯が作った弁当がある」

紅莉栖「大好きな人への弁当ね」ニヤニヤ

岡部「そういうもんじゃないだろう…まあいい、さっさと食べて下に戻る」

まゆり「あれ?スズさんは?」

岡部「下で自転車の整備がてら店番するから行っていいよ、と言っていたので甘えさせてもらった」


294: so near 2012/06/17(日) 02:17:15.47 ID:v040x7y10
ダル「そういやオカリン、オカリンが朝にラボに顔出したっしょ」

岡部「ああ、出したな」

ダル「頬が片方だけ赤くなってたんだけどどうしたん?」

岡部「いや、心当たりはないが…」

紅莉栖「* ゚・*:.。.:*・゜+ d(*゚д゚)b うそです +.:*・゜゚・*:. *」

岡部「…どうしてだ、助手よ」

紅莉栖「私だけは誤魔化されないわよ、顔(の筋肉とかその他諸々)を見ればわかるわ、隠し事してるでしょ」

岡部「い、いやだからその…」

紅莉栖「何より…」

ダル「なにより…?」

紅莉栖「最初から否定にかかり次に抗戦の意を示す…何かがあった証拠よ!!」

まゆり「別に良いんじゃないかな、話しちゃっても」

岡部「うーむ…」

紅莉栖「最悪だーりんのばかぁを起動するから黙っててもいいわよ」

岡部「分かった!!言うから!!」

297: so near 2012/06/17(日) 15:21:21.29 ID:GdetcSEb0
紅莉栖「で、何があったのよ」

岡部「いやそのだな…朝になって綯がプールへ行く準備をしてたんだ…」

ダル「正直その時点で怨みがマッハなんだが…」

岡部「それで…日に焼けると痛いから日焼け止めを塗ってくれと上を脱ぎだして…」

ダル「オカリーーーーーーン!!!!」

まゆり「オカリンは○○○だねぇ…」

岡部「ち、違う!!綯が水着を着るついでと言ったからであって…その違うんだ!!」

紅莉栖(ドギマギする岡部見たかったなぁ…監視カメラ仕掛けようかな)


299: so near 2012/06/17(日) 15:56:42.51 ID:GdetcSEb0
ダル「…で?」

岡部「それでだな…上半身裸の綯の背中に日焼け止めクリームを―誰かに塗った事なんぞ無いので―背中に適量垂らして伸ばしてたわけだが―――」

ダル「その前に幼気な少女の背中にかかる謎の白いドロッとした液体に興奮したんですね分かります」

岡部「………」

ダル「オカリン?何時もみたいに黙れこのHENTAI!!って言ってくれよ…まさかオカリンまじで興奮したんじゃ…」

岡部「それで伸ばしてたんだがな」

ダル「嘘だといってよバーニィ!!!」

300: so near 2012/06/17(日) 16:56:31.34 ID:GdetcSEb0
岡部「まあ興奮と言うと語弊があるがな…まあ伸ばしてたんだがな…肌ってあんなにスベスベしてて暑いんだな…」

ダル「…それでドキドキしてたと…ん?でも頬が片方赤いってか腫れてたのは叩かれたからっしょ?何があったん?」

紅莉栖(綯ちゃん震えてただろうな…恥ずかしさで…やばっ、鼻血でそう…)

岡部「それで…その…塗り方がくすぐったかったらしく「お兄ちゃん//くすぐったいって///」と笑いながらこっち向いて…」

ダル「おいおい…まさか…」

岡部「パンツと言えばいいのか…とりあえず下着姿で上は何も着ていない綯のその…裸姿が目の前に…」

ダル「キタアアアアアアアアアアア!!!」

まゆり「えへへ~…フフフ」

301: so near 2012/06/17(日) 17:56:32.37 ID:GdetcSEb0
紅莉栖「ウラヤマシス」

岡部「助手は何を言い出す…それで大層恥ずかしがって隅に行ってしまったさめざめと泣いていたのでな…」

ダル「今度は何やらかしたん?」

岡部「気を使って余り傷つけないように笑顔を浮かべて親指を立てて「俺は気にしてないから安心しろ!!」…と」

紅莉栖「シャアァァァァァイニングゥゥゥゥフィンガァァァァァァ!!!!」

岡部「ぎゃあああああああああああ!!!」

ダル「ちょwwwwおまwwwwそれ漏れのwwwwwwww」

岡部「な、なんでだ!?」

まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「ま、まゆり?」

まゆり「………えへへ~」




302: so near 2012/06/17(日) 18:00:20.73 ID:GdetcSEb0
まゆり「オカリン…?あそこにゲルバナがあるでしょ?…三分後の貴様の姿だ」

岡部「や、止めろ!!止めてくれ!!」

まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「痛い!!」

まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「ローキックを止めてくれ!!!」

まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「右足が…痛い!!痛い!!止めてくれまゆりぃ!!!!」

まゆり「トゥットゥルー♪」
まゆり「トゥットゥルー♪」
まゆり「トゥットゥルー♪」
まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「ぎゃああああああああああああ!!!!」

ダル「まゆ氏が変形…いや変身した…あれは…まっちょしぃだ…」

315: so near 2012/06/18(月) 02:31:37.70 ID:AenaPGBt0
岡部「う…うう…足が…」

ダル「うわぁ…凄い痛そうに押さえてるのに痣が残らないとか…」

紅莉栖「私たちの怒りが分かる?」

岡部「俺が何をしたんだよ…」

紅莉栖「叩かれたならわかるでしょ!?叩かれるようなことを岡部はやったのよ!!」

岡部「とは言え何が悪かったのか…」

紅莉栖「だからお前はDTなんだ!!」

岡部「五月蠅い!!本当に分からないんだよ…!!」

紅莉栖「…うわぁ…ここまで来ると可哀そうだわ…」

317: so near 2012/06/18(月) 02:51:49.27 ID:AenaPGBt0
紅莉栖「いい?幼気な乙女の裸を見ておいて「俺は気にしてないから安心しろ!!」ドヤッ、だと!?こっちが言ってみたいわ!!!」

ダル「牧瀬氏もちつけ!!話がそれてる!!」

岡部「いやだから俺なりに気を使って…!」

紅莉栖「シャラップ!!それが大間違いなのよ!!確かにその発言は間違ってないわ…」

岡部「それじゃあ何が…」

紅莉栖「それって人によってはつまり「君に魅力を感じられないんだ♪」って言ってるようなもんだぞ、純粋にイラッとくるに決まってるじゃない!!1cmちっちゃくて悪いか!!!」

ダル「だから落ち着いて!!」

岡部「だがしかし…綯にドキッとしたというのもおかしいだろう!!俺は――!!」

紅莉栖「…貴方、綯ちゃんの事をどう思ってるの。「それは」関係ないじゃない」

319: so near 2012/06/18(月) 03:00:09.05 ID:AenaPGBt0
岡部「何って…大切な「妹」だと…」

紅莉栖「本当に?さっきドキドキしたって言ったじゃない」

岡部「いや、そもそもだーりんのばかぁ改で俺は―――何故、俺は綯に…?」

紅莉栖「………」

岡部「そうだ…俺は「兄」だ、そうしようと努めてきた…これはおかしいんだ…紅莉栖!!俺に何をしたんだ!!」

紅莉栖「…別に、何もしてないわ」

岡部「これはおかしいだろう!!何故なら俺は―――」

紅莉栖「岡部、話してあげるから。黙って」

岡部「……」

紅莉栖「最初から説明するわ」

321: so near 2012/06/18(月) 03:13:15.26 ID:AenaPGBt0
紅莉栖「岡部は気付いてる?この装置の秘密」

岡部「…何がだ?」

ダル「オカリン、いくらここにいるメンバーが天才だとしてもさ、記憶の封印なんてしたらどうなると思う?」

岡部「…いわゆる忘却か?」

紅莉栖「そういうこと、そしてそれが整理なんてされるはずないでしょ?だから装置にも細工が仕掛けてある」

岡部「細工…だと?」

紅莉栖「つまりは催眠術だったのよ、催眠術ならテストに踏みきれる」

岡部「催眠術…所謂イメージトレーニングと同じ効果か」

紅莉栖「そう、岡部は綯ちゃんの「兄」になろうとしたの。実際そのように行動してたしね」

岡部「…そう…か」

紅莉栖「もう…言わなくても分かるわよね?」

岡部「…ああ」

322: so near 2012/06/18(月) 03:31:14.04 ID:AenaPGBt0
紅莉栖「ちなみにさっきの電撃の時点でとっくに解除されてるんだからね?岡部」

岡部「…………あ」

ダル「綯にドキッとしたというのもおかしいだろう!!キリッ」

岡部「…ぎゃああ!!!」

まゆり「オカリンは○○○だねぇ~♪」

岡部「違うんだ!!その…違うんだ!!」

紅莉栖「弁当のお味は?」

岡部「ん…そうだな…落ち着いてる味だ、すんなり食べれるうえに味が染み出て…って何を言わせる!!」

紅莉栖「えへへ//岡部くぁいい!!!」

岡部「お前は一体何なんだ!!」

ダル「店番そろそろ交代してきたら?」

岡部「ナイスだダル!!ではさらばだフーハハハ!!!」

紅莉栖「いってらっしゃ~い」

327: so near 2012/06/18(月) 22:48:12.97 ID:AenaPGBt0
岡部「結局下に来てもやることは無いんだけどな…」

紅莉栖「そんな貴方に私参上」

岡部「…助手か」

紅莉栖「お話しようよ☆」

岡部「…普通に話すから変な気遣いはいらん」

紅莉栖「あらそう、それでどうするの?」

岡部「…どう、とは?」

紅莉栖「お兄ちゃんごっこ、続ける?」

岡部「………微妙だな」

329: so near 2012/06/18(月) 22:58:12.21 ID:AenaPGBt0
岡部「まずあの装置は使わない」

紅莉栖「同じように振る舞えるの?」

岡部「まあ何とかなるだろう…俺は特に問題はない」

紅莉栖「あれだけ焦ってて?」

岡部「あれは…そのように弄られたと思ったからだ」

紅莉栖「さすがにその時は貴方の言質を取るわよ、貴方は貴方のやりたいようにやってただけなの」

岡部「…分からなくなってきた」

紅莉栖「…は?」

岡部「頭の中を凄く早く思考が巡って気持ち悪い…答えが出ない」

330: so near 2012/06/18(月) 23:05:16.17 ID:AenaPGBt0
紅莉栖「何が言いたいの?」

岡部「俺にもわからない…何がしたいのか分からない…」

紅莉栖「何について分からないの?」

岡部「………」

紅莉栖「岡部?」

岡部「何を考えていたのかも分からない…」

紅莉栖「重症ね…休みなさい」

岡部「そうする…」

紅莉栖「…綯ちゃんのこと?」

岡部「………」

紅莉栖「まあそうよね、それしかないものね。頑張りなさい」

岡部「……はぁ…一体何なんだこれは…」

331: so near 2012/06/18(月) 23:25:26.33 ID:AenaPGBt0
所変わって小学校

蔵庫A「なるほど、裸を見られた挙句あのような暴言まで吐かれたと」

綯「言いすぎな気もするけど…間違ってないのかな…」

蔵庫A「でもってお兄ちゃんを振り向かせるには武装が足りないからどうしようかと」

綯「…あれ?話が発展してる!!」

蔵庫A「でもそのロリータボディは最大の武器だと思うよ?」

綯「これでも努力をしてるんだけどな…」

蔵庫A「で、問題なのは綯がお兄さんの事が好きかどうかだね」

綯「…好き…だよ?」

蔵庫A「何故に疑問系かは知らないけど…好きならアタックするしかないと思うよ」

綯「だよね…」

332: so near 2012/06/18(月) 23:38:30.16 ID:AenaPGBt0
蔵庫A「まあいいか…ん?あれって例のお兄さんじゃない?」

綯「本当だ、迎えに来てくれたんだ」

蔵庫A「いいねぇ…私なんて一人で歩きですよ」

綯「まあ…ご愁傷さま?」

蔵庫A「よし、じゃあいいとこ見せてきな!!ちょうど最後の泳ぎがあるし」

綯「分かった…行こう!」

蔵庫A「勝負だ!!」

綯「また…?いいけど…」

333: so near 2012/06/19(火) 01:11:41.52 ID:6jvMLxg10
担当「最後だから気合入れてね!!よーいドン!!!」

綯「えい!!」

水の中に裂くように潜る、後は足を動かしながら腕で水をかき、息継ぎををしながら進むだけ。

毎度のことだが思うように前へ進めない、それでも一生懸命に泳ぐ。

頑張ったら私の事、ほめてくれるかな?また頭を撫でてくれるかな?

そう思えばいくらでも頑張れる気がする。

そしてまた一生懸命前に進んだ。


335: so near 2012/06/19(火) 01:51:25.73 ID:6jvMLxg10
岡部「こんにちは」

担当「ハイ、何でしょうか?」

岡部「綯の保護者の岡部と申します、これが証明証…綯の迎えに来ました」

担当「そうですか、もうそろそろ終わりますよ。あ、綯ちゃんの番ですね」

岡部「…本当だ」

そして綯が水に飛び込む。

純粋に綺麗だと思った、一生懸命に頑張っていた。

基礎が発達途中のため余り早く進まないがそれでもイキイキとしていた。

そしてこの中でたぶん俺だけが最初に気付いていただろう。

綯の事だけを見ていた俺だけが。

綯が右足で水を叩いた後、次に水を叩いたのは右足だった。

342: so near 2012/06/19(火) 18:54:09.72 ID:6jvMLxg10
しまった、足に力を入れるとズキンって痛い、攣ったんだ。

クロールで泳いでいるからうつぶせの状態で起き上がれない。

…このまま溺れるの?

溺れたら死んじゃうよ?

死んじゃったら…お父さんやお姉ちゃんにもう会えないの?

お兄ちゃんにも会えないの?

…やだ…いやだ!!

綯「――!!」

攣って無い片足さえ床に着けば何とかなる!!

そう思い綯は必死にもがき出した。

343: so near 2012/06/20(水) 01:39:36.07 ID:eeJ+wDZ80
岡部「綯!!」

あの体勢からではそのまま息が出来ずに沈んでしまう。

実際に右足が完全に沈んでしまい一瞬顔が見えたがそのまま深くさらに沈んでしまった。

俺はプールサイドを走り綯に近づいて一気に抱きかかえた。

綯の小さな体が腕の中でむせ込んで震えている。

生きていてくれることに俺は感謝した。



344: so near 2012/06/20(水) 01:46:16.73 ID:eeJ+wDZ80
綯「お兄ちゃん…」

岡部「大丈夫か…!?綯!!」

綯「うん…水を飲んじゃったけど…平気…アハハ…溺れちゃった…」

岡部「馬鹿…心配をかけないでくれ…」

綯「…心配してくれるんだ」

岡部「それは…お前…」

綯「……?」

岡部「…そうだ、心配するに決まってるだろう」

綯「ありがとう」

岡部「少し休むといい…一旦上がろう」

349: so near 2012/06/20(水) 22:42:03.54 ID:eeJ+wDZ80
岡部「では、私たちはこれで」

綯「さようなら」

担当「はい、さようなら。それにしても大事に至らなくてよかったです…」

岡部「本当ですね…それじゃあ行くか」

綯「あれ?ラボは?」

岡部「今日は行かないと俺は連絡したが…何か用があるか?」

綯「ううん…ない」

岡部「なら行こう」

350: so near 2012/06/20(水) 23:57:53.75 ID:eeJ+wDZ80
綯「ただいま」

岡部「た…ただいま」

綯「ふう…疲れちゃった…」

岡部「本当に大丈夫なのか?」

綯「ん…足はもう大丈夫、それとシャワー浴びてくる」

岡部「分かった、よく洗うのだぞ」

綯「分かってる―」

351: so near(超展開だいすき) 2012/06/21(木) 14:35:14.73 ID:oRbNeRGF0
十分後

綯「上がったよー」

岡部「そうか、なら俺も入ろうかな…」

綯「…ねえ、岡部さん」

岡部「…お兄ちゃんとは呼ばないのか?」

綯「…呼んでほしい?」

岡部「いや、自由にして構わんが…」

綯「…これ、分かる?」

岡部「スイッチ?…分からん」

綯「お兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなくなるスイッチ、お姉ちゃんからもらったの」

岡部「…なんだと」


352: so near(超展開だいすき) 2012/06/21(木) 15:03:33.26 ID:oRbNeRGF0
綯「これ、押すね?」

岡部「ちょ、ちょっと待った!!どういうことだ!!」

綯「…お兄ちゃんらしくないから、それならいっその事確かめてみようと思って」

岡部「いや待て早まるな!!今それを押したらどうなるかわかr…!!!」

綯「…駄目、押しちゃう」

ポチッ

スイッチ『…ヌルポ』

岡部「…ガッ!!!…ああ!?」

軽くめまいがやってきた後に体が軽くなった、そのまま体が動き出し。

綯「…え?」

361: so near(復活) 2012/06/22(金) 00:55:28.55 ID:reYerow00
私は気付けば岡部さんに押し倒されていた。

岡部「ハァ…ハァ…ッ」

綯「………」

眼が私を見ていない、自分だけで精一杯なんだ。

手が私と岡部さんの間でふらふらと彷徨っている、葛藤する心を現すように。

…教えてよ、岡部さん。

貴方のその戸惑う心の中身を教えてよ。

綯「…私を、犯すの?」

岡部「…!!?」


362: so near 2012/06/22(金) 01:39:26.89 ID:reYerow00
岡部「な…何を言ってるか分かっているのか!!」

綯「…分かってる、教科書通りに答えた方がいい?それとも…」

私は岡部さんの手を取り自分の胸に当てる。

綯「…どう?」

岡部「止めろ…止めてくれ…」

綯「…怖いんだ…でも」

岡部「……」

綯「手をどけないあたり…本当は良いんじゃないの?」

岡部「………いい加減にしろ…」

綯「…え?」

岡部「…そんなに犯してほしいなら…犯してやる…」

綯「…いいよ、私の事…好き?」

364: so near 2012/06/22(金) 02:34:18.79 ID:reYerow00
岡部「―――」

綯「…やっぱり、ねえなんで相手に気持ちを伝えられないの?」

岡部「…」

綯「私は好きだよ、岡部さんは?」

岡部「…別の世界で、俺はお前に殺された」

綯「…え?」

岡部「…12号機改によって頭の中で自己暗示をかけた俺は…綯に対する感情をほぼ封印して兄として振る舞った、が意識とは基本的に記憶からも構成される、俺はお前に好意を持った」

なんの話か分からないけど最後まで聞いてみよう…。

369: so near 2012/06/22(金) 19:21:20.43 ID:reYerow00
岡部「そして、俺は紅莉栖の電撃によって自己暗示を解除された。その際にRSが俺の脳にブラックホールに巻き込まれたかのように圧縮されていた記憶を開放して解凍し、俺の頭の中で再生しだした」

綯「……」

岡部「俺はお前に殺された、相当な恨みをもって。原因は不明だが…おそらく俺が原因だろう…」

綯「……」

岡部「俺はお前を不幸にした、俺は…お前を不幸にした…」

綯「…それは」

岡部「俺はお前が好きだ」

綯「…え?」

告白…だよね。

岡部「だが…お前をいつか悲しませてしまいそうで…怖いんだ…」

370: so near 2012/06/22(金) 20:19:02.84 ID:reYerow00
岡部「そしてもうひとつ…」

綯「…何?」

岡部「綯が俺の事を好きだというが…俺の何が好きになるのかが分からない…」

綯「…それは!!」

岡部「お前は…綯は本当の俺を見た事がないはずだ…お前が見ていたのは幻、俺じゃあない」

綯「…そう言う事言うんだ…意気地なし…」

岡部「…なんだと…?」

371: so near 2012/06/22(金) 21:27:33.55 ID:reYerow00
綯「好きなら…好きなら振り向かせようとすればいい」

岡部「…それは」

綯「本当の自分を見せた事がない…なら見せればいいじゃない。言いたい事がおかしいよ」

岡部「……」

綯「私が貴方を殺した云々はともかく…お前を絶対に幸せにして見せるって、恰好つけだとしてもそれぐらい言ってよ」

岡部「…俺は誇れるような奴じゃないんだ…」

綯「分からないよ…ねぇ…見せて、貴方を見せて。私も見せるから」

そう言って綯は体に巻いていたバスタオルを外した。

綯「ねぇ…抱いてよ」

岡部さんの顔に顔を近づけながらつぶやく。

綯「今は…抱いてよ」

390: so near 2012/06/22(金) 23:10:20.01 ID:reYerow00
次の日

綯「岡部さん、朝だよ」

岡部「う…うん」グイッ

綯「…毎度の事のように引っ張られたけど…今実は起きてるでしょ…」

岡部「…いいだろう、もう少しはお前に触れていたいんだ…お前の事が好きだから」

綯「私も岡部さんが好きだよ」

岡部「…今度、デートに行くか」

綯「…今日でもいいよ、まあデート前にすることはしちゃったけどね…」

岡部「…綯、好きだ」

綯「…岡部さん、好き」

岡部、綯「…嘘つき」

岡部「俺の事なんか分からない癖に」

綯「ヘタレでたった一人の女の子にすら右往左往してるのに」

岡部「……」

綯「……」

岡部、綯「…愛してる」

終わり