2: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:44:53.98 ID:X8wE4mQ8o
高坂穂乃果編


穂乃果「えへへ♪おはよー!」

穂乃果「もうっ、そんなに驚かなくても」フフフ

穂乃果「おばさんがまだ上で寝てるから上がってちょうだいだって」エヘヘ

穂乃果「朝ごはん作ってきたから一緒に食べよ?」

引用元: もしもμ'sのメンバーと付き合ったら 

 

3: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:46:50.38 ID:X8wE4mQ8o
穂乃果「は~い!穂乃果特製饅頭だよ♪」

穂乃果「え?朝からお饅頭はおかしい?」

穂乃果「そうかなー?とっても美味しいよ?」

穂乃果「さぁ、食べて食べてー」

――


穂乃果「それじゃぁ!穂乃果はこれからμ'sの練習があるから」

穂乃果「あ、二度寝は駄目だからねー!」

穂乃果「休日だからって怠けてちゃ駄目だからね」

4: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:48:40.27 ID:X8wE4mQ8o
夕方

穂乃果「おじゃましま~す!」

穂乃果「うん!今日もいっぱい踊ったり歌ったりしてきたよ!」

穂乃果「練習の成果を見たい?」

穂乃果「だめだめ~」

穂乃果「ふっふっふ、見たければ今度のライブに来るといい」

穂乃果「そうだよ!音乃木坂でね♪」

穂乃果「来てくれるでしょう?」

穂乃果「行けたらって……」

穂乃果「もう!そこは絶対に見に行くよ、でしょー!」

穂乃果「ちょっと、機嫌悪くなっちゃったなぁ」プンプン

穂乃果「え?散歩?気分転換に?」

穂乃果「お散歩で穂乃果の機嫌が良くなると思う~?」

穂乃果「まぁ!別にいいけどね♪」

5: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:50:28.49 ID:X8wE4mQ8o
公園

穂乃果「綺麗な夕焼けだねぇ!」

穂乃果「明日は絶対、天気いいよ~」

穂乃果「うん!絶好の練習日和!」

穂乃果「え?練習は辛くないかって?」

穂乃果「ううん、全然そんなことないよ」

穂乃果「9人みんなで踊ったり、歌ったりふざけあったり」

穂乃果「とっても楽しいんだよ?」

穂乃果「確かに、海未ちゃんの考える練習のメニューはちょっときついけど」

穂乃果「けどね?」

6: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:51:18.51 ID:X8wE4mQ8o
no title

8: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:53:50.62 ID:X8wE4mQ8o
穂乃果「あれ?どうしたの?」

穂乃果「顔、赤いよ?」

穂乃果「なんでもないって、絶対何かあるー」

穂乃果「ねぇ、教えてよ~」

穂乃果「なんなの~?」

帰り道

穂乃果「いい匂いがするね!」クンクン

穂乃果「穂乃果もお腹空いてきちゃった」

穂乃果「今日の晩御飯は何かなぁ♪」

穂乃果「それくらいわかってるよぉ。食べ過ぎないように注意してるもん」

穂乃果「これでも、海未ちゃんに言われてダイエットしたんだから」

穂乃果「それじゃ!ここでお別れだね!」

穂乃果「明日も学校がんばれ~」

穂乃果「そうだね!穂乃果も授業寝ないようにがんばる!」エヘヘ

穂乃果「大丈夫だよ!小学生の時とは違うんだからっ」

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんがいるから安心だって?」

穂乃果「も~どういう意味~?」

9: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:54:54.96 ID:X8wE4mQ8o
数日後

穂乃果「おっはよ~!!!」

穂乃果「びっくりした?ふふ、そろそろ起こされるの慣れなきゃぁ」

穂乃果「今日、何の日かわかる?」ニヤニヤ

10: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:55:43.45 ID:X8wE4mQ8o

no title

11: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 19:57:51.31 ID:X8wE4mQ8o
穂乃果「……え?わからない?」

穂乃果「今日は!μ'sのライブの日だよぉ!」

穂乃果「この間からずっと言ってたでしょう!?」

穂乃果「冗談冗談、知ってたって?」

穂乃果「もう!穂乃果をからかうの禁止だよー!」

穂乃果「うん!放課後に」

穂乃果「ステージで待ってるからね!」

ライブ後

穂むら

穂乃果「たっだいま~!!」

穂乃果「あ、来てたんだ!」

穂乃果「どうせ、家にいてもライブの感想を聞きにくるだろうからって?」

穂乃果「すごい……エスパーだ」

12: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:01:16.10 ID:X8wE4mQ8o
穂乃果ママ「あら、おかえり。ライブ、すっごく盛り上がったらしいじゃない」フフ

穂乃果「うん!楽しかったよ」

穂乃果「って……あー!ライブの報告は穂乃果がするつもりだったのにー!」

穂乃果ママ「まぁまぁ、いいじゃない。穂乃果の踊り可愛くてかっこよかったって」

穂乃果「可愛くて……かっこよかった///」

穂乃果「えへへ///」

穂乃果「ねぇ!どの辺が?最後のところ決まってた!?」

穂乃果ママ「質問攻めにしないの。困ってるでしょう」

穂乃果「だって、聞きたいことたっくさんあるんだもん!」

13: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:14:53.83 ID:X8wE4mQ8o
帰り道

穂乃果「ねぇ」

穂乃果「ステージでね。君のこと見つけたんだよ?」

穂乃果「凄く嬉しかったなぁって」

穂乃果「本当に凄く」

穂乃果「今日は本当にありがとう」ニコッ

穂乃果「え?穂乃果のファンになったって?」

穂乃果「えへへ////照れるな~」

穂乃果「サインあげようか?」

穂乃果「なんてね!」

穂乃果「調子に乗らないって、調子に乗ってないよ~!」

穂乃果「そうかな?アイドルらしくなってきた?」

穂乃果「嬉しい!穂乃果もっともっとがんばる!」

穂乃果「だから、ずっと」

穂乃果「穂乃果のファンでいてほしいな」



穂乃果「……」


穂乃果「ねぇ」

14: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:15:20.67 ID:X8wE4mQ8o

no title

15: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:17:50.54 ID:X8wE4mQ8o
数日後



穂乃果「助けて!宿題が終わらない~!」

穂乃果「今の今まで忘れてたんだよ~」

穂乃果「お願いします!穂乃果の宿題手伝ってください!」

穂乃果「えっと、時間も時間だし……海未ちゃんやことりちゃんに悪いかなって」エヘヘ

穂乃果「違う違う!君に頼むのも申し訳ないって思ってるよ~!」

穂乃果「お願い!お饅頭奢りますから!」

――


穂乃果「お、終わったぁ……」

穂乃果「ちゃんと、授業を受けろ?」

穂乃果「ちゃんと受けてるもん!ちょっと……寝ちゃったりしちゃうけど」

穂乃果「大丈夫!今度から!ちゃんとするよ!」

穂乃果「そうだね~。もう、学校も違うからね~」

穂乃果「一緒に帰ったり、一緒に登校することもなくなったね」

穂乃果「ねぇ、そっちの高校にもスクールアイドルをしてる子っているの?」

穂乃果「そうなんだ!じゃぁ、その子たちもきっとラブライブ目指して頑張ってるんだね!」

穂乃果「え?目標はμ'sって言ってた?」

穂乃果「ええ!私達が目標!?」

穂乃果「うぅ……もっともっと練習頑張らなくちゃ!」

穂乃果「その子たちのちゃんとした目標になれるように!」

17: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:19:09.62 ID:X8wE4mQ8o
数日後

穂乃果「おはよう」

穂乃果「って、あれ?」

穂乃果「もう起きてる?」

穂乃果「どうしたの!?徹夜でもしてたの?」

穂乃果「普通に起きただけって?」

穂乃果「そうかそうか、感心、感心♪」

次の日

穂乃果「朝だよー!」

穂乃果「あれ!また起きてる!」

穂乃果「本当にどうしちゃったの!?」

穂乃果「ほんとにびっくりだよ~。君はすごく朝が苦手だったのに~」

穂乃果「え?」

穂乃果「もう一人で起きれるから安心してって?」

穂乃果「そ、そう」

穂乃果「う、うん!そうだね!穂乃果が起こさなくても、もう大丈夫だね♪」

穂乃果「えいらいぞ~」エヘヘ

18: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:20:52.57 ID:X8wE4mQ8o
no title

19: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:23:17.00 ID:X8wE4mQ8o
数日後

穂乃果「おじゃましま~す!」

穂乃果「夕飯のおかずが余ったからお母さんが持って行きなさいって」エヘヘ

穂乃果「うん、おばさんに渡したよ~!」

穂乃果「それで、ついでに遊びに来たんだよ♪」

穂乃果「そ、そう。宿題いっぱいあるんだ」

穂乃果「じゃ、邪魔しちゃってごめんね!」アセアセ

穂乃果「それじゃぁ、穂乃果は帰るね!」

穂乃果「宿題!がんばれ~!ふぁいとぉ!」

数日後

帰り道

穂乃果「あっ」

穂乃果「偶然!」

穂乃果「学校の帰り?穂乃果もだよ!」

穂乃果「それじゃぁ、一緒に」

穂乃果「え?用事があるから?」

穂乃果「……う、うん。わかった」

穂乃果「えへへ、それじゃぁね!」


20: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:23:48.34 ID:X8wE4mQ8o
no title

21: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:26:47.23 ID:X8wE4mQ8o
数日後

夕方

穂乃果「久し振りだね!」

穂乃果「ねぇ、久しぶりにさ!お散歩しようよ!」

穂乃果「だって、最近、私達全然、お話してないでしょう?」

穂乃果「いい?やったー!」

公園

穂乃果「それでねー!真姫ちゃんがねー!」

穂乃果「……」

穂乃果「どうしたの?疲れてるの、かな?」

穂乃果「少し、しゃべりすぎちゃった?」

穂乃果「そんなことないって?」

穂乃果「……でも」

穂乃果「君……」

穂乃果「すごく悲しそうな顔してる」

穂乃果「最近ね。思うんだ」

穂乃果「もしかしたら、私の勘違いかもしれないんだけど」

穂乃果「君が穂乃果の事……嫌いになっちゃったのかなって」

穂乃果「ごめんね……突然、変なこと言い出して」

穂乃果「だけど……私」

穂乃果「……凄く」

22: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:28:05.22 ID:X8wE4mQ8o
no title

23: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 20:33:08.79 ID:X8wE4mQ8o
穂乃果「ねぇ?どうして?」シクシク

穂乃果「知らない間に君に酷いことしたのかな……」

穂乃果「きっとこれは……勘違いなんかじゃいよ」

穂乃果「君は……私の事」

穂乃果「えっ」

穂乃果「穂乃果は……もう、立派なアイドルだからって」

穂乃果「だから、アイドルが男の子の家にあそび行ったりするのは良くないからって」

穂乃果「……そんなの」

穂乃果「やっぱり、悲しいよ」

穂乃果「今は……μ'sを一番大切にするんだって?」

穂乃果「でも!君だって大切だよ!」

穂乃果「……」

穂乃果「そう、こうして2人でいることがなくなっても」

穂乃果「君は私の……穂乃果のファンでいてくれるんだね」ニコッ

穂乃果「うん、大丈夫だよ」

穂乃果「もう泣かないから」

穂乃果「あのね、いつになるかわからないけど」

穂乃果「穂乃果がアイドルを引退したらね」

穂乃果「また、一緒に穂乃果と遊んでほしいな」

穂乃果「えへへ、アイドル引退後の楽しみができたね」


25: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 21:04:23.10 ID:X8wE4mQ8o
no title

29: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:01:49.34 ID:X8wE4mQ8o
南ことり編

ことり「ごめんなさぁぁい!!」

ことり「はぁはぁ……待った?すごく待ったよね?」

ことり「初めて二人でお出かけするっていうのに……」

ことり「遅れて、ごめんなさい!」

ことり「はぁ……」

ことり「え?気にしてない?」

ことり「……でもね!やっぱり」

ことり「せっかくの……」

ことり「!?」

ことり「え?ちょっと!」

30: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:02:29.72 ID:X8wE4mQ8o
no title

31: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:03:27.13 ID:X8wE4mQ8o
ことり「え?早く、二人で遊びたくて?」

ことり「そ、そうだよね」

ことり「ことりが遅れた分を取り戻すくらい、いっぱい楽しもっ」

ことり「~♪」

ことり「でも、ちょっと手を繋いで歩くのは恥ずかしい、かな?」

――


ことり「あっ!見てみて!アイスクリーム屋さん♪」

ことり「ねぇ、ことりとアイスクリーム食べよ?」

ことり「う~ん、ことりはどの味にしようかなぁ」

ことり「チョコの上にブルーベリーの味を乗せてぇ」

ことり「もう一つ、乗せてみようかな?」

ことり「えへへ、そうだよね。欲張りすぎるとお昼ごはん食べれなくなちゃうね♪」

32: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:04:18.75 ID:X8wE4mQ8o
ことり「あま~くてっ美味しい!」

ことり「二人でこうして食べるともっと美味しく感じるね!」

ことり「あなたはどんな味のを選んだのかな?」

ことり「ストロベリー?」

ことり「苺が宝石みたいで可愛い♪」

33: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:04:55.59 ID:X8wE4mQ8o
no title

34: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:08:11.84 ID:X8wE4mQ8o
ことり「う~ん!甘酸っぱい♪」

ことり「はい!ことりのも一口あげるね!」

ことり「どうしたの?苦手な味かな?」

ことり「ちょっと幸せ過ぎて?」

ことり「うふふ、ことりも幸せだよっ」

ことり「はい、どうぞ♪」

ことり「え?あそこのお店?」

ことり「うん!いこっか♪」

――


ことり「見てみて!この帽子」

ことり「似合ってる、かな?」

ことり「あ、でもっ。ことりは帽子を何処かへ置いて着ちゃいそうだから」

ことり「う~ん……はずさなくても、いいものの方がいいかな」

ことり「あっ!この髪飾り!かわいぃぃ」

ことり「決めた!この髪飾りにしよう」

ことり「え~と、後はぁ」

ことり「ねぇ、何か二人でお揃いのもの買わない?」

ことり「え?このストラップなんてどうって?」

ことり「かわいぃぃ!」

ことり「色違いがちょうど2つ」

ことり「これは買っちゃうしかない!」

35: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:08:47.23 ID:X8wE4mQ8o
no title

36: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:11:52.18 ID:X8wE4mQ8o
ことり「さっそく、つけようよ」

ことり「じゃ~ん!」

ことり「ぜったい、外しちゃいけませんからね?約束だよ~?」

ことり「これは、今日2人がこうして一日を一緒に過ごしたっていう証なんだよっ」

ことり「なくさないでね♪」

ことり「え?ことりだってなくさないよ~」

――

37: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:13:49.75 ID:X8wE4mQ8o
ことり「そうだねぇ。ことりもお腹空いてきちゃった」

ことり「え?そこのカフェテラスで?」

ことり「うん!天気も良いしことりも賛成♪」

――


ことり「いただきま~す!」

ことり「素敵なテラスだねっ」

ことり「ごはんも美味しいし!後で、チーズケーキもたのんじゃおっ♪」

ことり「あ、そうだ!」


ことり「ことりね?」


ことり「一度、あなたとやってみたかった事があるのっ」

38: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:14:42.35 ID:X8wE4mQ8o
no title

39: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:16:00.61 ID:X8wE4mQ8o
ことり「うふふっ」

ことり「え?アイスクリームでしたよって?」

ことり「も~、あなたはわかってないなぁ」

ことり「スプーンやフォーク、お箸で!っていうのが重要なんですよ?」

ことり「そうですっ。そういうものなのです」

ことり「それで!つぎはあなたがことりに、あ~んをする番だよ♪」

――


ことり「ふぅ、今日は楽しかったね♪」

ことり「あっという間でちょっと寂しいな」

ことり「ちょっと、ゆっくり歩かない?」

ことり「えへへ、早く歩いちゃったらホントに今日がすぐ終わっちゃうから」

40: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:18:26.73 ID:X8wE4mQ8o
ことり「さっきのアイスクリーム屋さん、夕方だけどまだお客さんがたくさんいるね」

ことり「え?そこのベンチでちょっと待っててほしい?」

ことり「といれ?」

ことり「うん、ことり、ここで待ってるね」

ことり「今度きた時は三個乗せに挑戦しよう。うんうん」

ことり「髪飾りもつけていこう」

――


ことり「お揃いのストラップ♪」

ことり「かわぃぃっ」

ことり「ことりがずっとずっと大切にするからね」

ことり「えへへ」

ことり「……」

41: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:19:12.43 ID:X8wE4mQ8o
no title

42: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:20:49.60 ID:X8wE4mQ8o
ことり「遅いなぁ……何かあったのかな」

ことり「ほんとは楽しくなかったのかな」

ことり「……うぅ」

ことり「考えすぎ……だよね」

ことり「だけど……ちょっと遅いかな」

ことり「……しんぱい」

43: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:21:50.36 ID:X8wE4mQ8o
ことり「っ!!」

ことり「遅い!遅いよぉ」

ことり「うぅ……」

ことり「ことり、すっごく心配してたんだよ?」

ことり「それに……」

44: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:22:24.51 ID:X8wE4mQ8o

no title

45: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:24:03.14 ID:X8wE4mQ8o
ことり「ことりはね……ひとりじゃ何にもできないから」

ことり「困ったときはいっつも穂乃果ちゃんたちにね?助けてもらって」

ことり「今日だって遅刻しちゃうし……」

ことり「……だから」


ことり「こんなことりの事」


ことり「嫌いになっちゃったのかなって」

46: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:25:10.41 ID:X8wE4mQ8o
ことり「そ、そんな私の全部が好きって」

ことり「うぅ」

ことり「そ、そうだよね。一人じゃ何もできないのは当たり前だよね」

ことり「μ'sはみんなで作るものだもん」

ことり「それに、私一人だけでデートなんてできないもんね♪」

ことり「そういえば、どうして遅かったのかな?」


ことり「え!?プレゼント!?」


ことり「う、うん。開けてみるね」



ことり「これって……」



ことり「あの時、ことりが買わなかった帽子!」






ことり「うぅ……あなたは」

47: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:25:36.08 ID:X8wE4mQ8o
no title

48: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:28:41.56 ID:X8wE4mQ8o
ことり「ことりに自信をつけてほしいから?」

ことり「……そうだよね。簡単に諦めちゃうのは良くないよね」

ことり「この帽子だって」

ことり「……すごく可愛くて」


ことり「本当は欲しかったはずなのに」


ことり「ありがとう」

ことり「うん!なんだか、自信がもりもりついてきたよ!」

――


ことり「今日はここでお別れだね」

ことり「寂しいけど、その分ね?次に会えた時、すっごく嬉しいって感じると思うの」

ことり「だから、ことりはそれまで我慢します!」

ことり「あ!ちょっとまって」

ことり「今言っておかないと次までお預けになっちゃうからっ」

49: ◆qKu5lM5bao 2014/12/17(水) 23:29:34.10 ID:X8wE4mQ8o
no title

53: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 18:16:07.60 ID:pNge0d/go
園田海未編


海未「つ、付き合ってほしい!?」

海未「そ、そんな……いきなりそんなこと……言われましても」

海未「私はあなたのこと……それほど、知らないですし」

海未「あなただって」

海未「え……知ってる?」

海未「そ、それはμ'sとしての私であって……」

海未「あなたがμ'sのファンだってことは知っています」

海未「ライブの時にお目にかかった事が何度かありましたし」

海未「ですが……」

54: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 18:25:23.32 ID:pNge0d/go
海未「ごめんなさい!」

海未「まだ、私には早いと思います」

海未「それに……こういうのはもっとお互いを知ってからでないと」

海未「え?だったら友達から?」

海未「……」

海未「あ、あの…家族以外の男の方と接するのは少し……」

海未「あまりそういう機会もありませんでしたし……」

海未「き、きっと……私とお友達になっても」

海未「う、うまくいかないと思いますよ?ですからっ」

55: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 18:26:23.30 ID:pNge0d/go

no title

57: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 18:35:40.97 ID:pNge0d/go
海未「あ、あなたが何を考えているのかさっぱりわかりません!」

海未「ですが……」

海未「……」

海未「友達になりたいという方を突き放すのは良くありませんよね……」

海未「練習ですか……」

海未「……そうですね」

海未「私でよろしければ」

海未「よろしくお願いします!」

58: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 18:36:19.59 ID:pNge0d/go
no title

59: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:06:30.09 ID:pNge0d/go
海未「とは言ったものの……」

海未「初めは普通におしゃべりでも?」

海未「それくらいなら私にだって」

海未「さっそく、ご飯でも食べながら?」

海未「い、いけません!未成年の男女が2人で食事しに行くなんて!」

海未「第一、私はまだあなたを信用したわけではありませんし」

海未「ファンとしてのあなたは大切です!ですが、プライベートでのあなたは……」

海未「そ、そんなに悲しい顔しないでください!ね?」

61: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:10:06.62 ID:pNge0d/go
公園

海未「ここなら安全です!」

海未「では、おしゃべりをしましょう!」

海未「……」

海未「……」

海未「で、できますとも!さすがにお話の相手くらい!」

海未「ご、ご職業の方は?」

海未「へ?制服着てるんだから学生に決まってますって」

海未「えっと、あぁ!はいはい……そうですよね。わかります」

海未「そ、それでは!好きな食べ物とか」

海未「私はお饅頭が好きなんですよ?」

海未「穂むらというお菓子屋さんがありましてそこのお饅頭がとっても美味しくて」

海未「あ、あなたは好きですか?お饅頭?」

海未「そうですか。では、今度是非」

海未「是非……?」

62: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:10:48.39 ID:pNge0d/go
no title

63: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:11:43.03 ID:pNge0d/go
海未「その……是非、今度、一人で行ってみてください……」

海未「……」

海未「ぜ、全然……ですね」

海未「い、いえお気になさらずに……」

海未「こんなにも難しい事だとは思ってもみませんでした……」

海未「この先、μ'sとして、アイドルとして……私はこれで良いのでしょうか……」

海未「そ、それはステージでは、なんと言いますか……」

海未「ええ、初めは……それはもう!恥ずかしくて緊張してずっとドキドキしていました」

海未「今もそれは変わらないですよ?」

海未「ですが」

64: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:12:48.26 ID:pNge0d/go
no title

65: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:14:16.75 ID:pNge0d/go
海未「そうですね。そろそろお開きにしましょうか」

海未「楽しかった?」

海未「そんなこと考えてる余裕なんてありませんでした」

海未「2人でこうして歩いていることだって考えられませんから」

海未「いつもは?ですか?」

海未「仲の良い2人のお友達と下校しています」

海未「えぇ、昔からの親友なのです♪」

海未「一人はさっき言った穂むらというお菓子屋さんの娘なのですよ?」

海未「そうです。高坂穂乃果です。よくご存知で」

海未「μ'sのファンなんだから当たり前?」

海未「ふふ、そうでしたね」

海未「え?それを聞いて、もっと穂むらへ行ってみたくなったですって?」

海未「穂乃果の作るお饅頭を食べてみたい?」

海未「……」

66: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:15:06.52 ID:pNge0d/go
no title

67: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:17:19.57 ID:pNge0d/go
海未「さっき行ってみたくださいって言ったじゃないか?」

海未「そうでしたか?」

海未「なら、訂正します」

海未「あなたの穂むらへの出入りは禁止します」

海未「当たり前です。ファンとして超えてはいけない行為です」

海未「やましいことは考えてない?」

海未「と、とにかく!禁止です!わかりましたか!?」

海未「よろしい。では、帰りましょうか」

海未「友達思いだね、ですか?」

海未「穂乃果は私の大切な人!ですから!!」

海未「え?普通におしゃべりできてるよって?」

海未「っ!?」

海未「こ、これはあなたのおかげ?なんでしょうか?」

海未「何だかよくわかりませんが」

海未「ありがとうございます」

海未「え?穂乃果のおかげ?」

海未「なぜです?」

海未「知らなくていいってそれは困ります!」

68: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:19:03.13 ID:pNge0d/go
数日後

海未「ですから!あなたとお食事なんて!」

海未「確かに、お話はすることができましたが!」

海未「これとそれでは話が違います!」

海未「なら、穂むらでお饅頭をたべよう?」

海未「……それはもっと駄目です」

海未「そうですか?冗談なら良いのですが」

公園

海未「結局、ここで買い食いですか」

海未「いえ、私は入りません。不必要な食事は避けるべきです」

海未「当たり前です。アイドルは人前に出る仕事なのですから」

海未「今度の週末?」

海未「いえ、練習は毎日ありますが」

海未「へ?どこか2人で遊び行こう?」


69: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:21:09.64 ID:pNge0d/go
no title

70: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:23:13.76 ID:pNge0d/go
海未「」

海未「あ、あの、何か言ってくれませんか?」

海未「まさか……」

71: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:26:41.96 ID:pNge0d/go
no title

72: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:29:22.51 ID:pNge0d/go
海未「だって……それって」

海未「で、デートって事……ですよね?」

海未「あ、あなたが真剣なのはわかりましたが!」

海未「私たちはお友達ではありませんか」

海未「友達として遊びに行こう?」

海未「あ、あぁ……えーと」

海未「そ、そうです!あなたは男の子です!未成年の男女が2人で」

海未「あ、はい!はっきり申しますと!えっと……つまり」

73: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:30:03.97 ID:pNge0d/go
no title

74: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:32:15.16 ID:pNge0d/go
海未「え?これも練習?」

海未「もうその手には乗りませんよ!」

海未「……」

海未「わ、わかりました。顔を上げてください」

海未「週末、ですね?いいですよ。お出かけしましょう」

海未「き、緊張なんてしてません!」

海未「ただ、少し不安と言いますか……」

海未「あなたがいるから心配ない?」

海未「いえ、そういう事ではないのです……」

海未「練習も午後からはないので……大丈夫です」

海未「だったら何も不安になる必要はない?」

海未「はぁ……」

75: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:33:08.39 ID:pNge0d/go
no title

76: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:35:11.81 ID:pNge0d/go
週末

海未「」

海未「は、はひ!?」

海未「歩き方がおかしい?」

海未「そ、そそんなことありませんよ?」

海未「手と足が一緒に出てる?」

海未「あっ!これはその」

海未「こほん……何気ない動作にも」

海未「ダンスの練習になるような動作を混ぜているのですよ」

海未「さ、流石にバレちゃいましたか」

海未「そうですよ!緊張しているんです!ふん!」

――


海未「別に怒ってません」

海未「早歩きになってる?気のせいですよ」

海未「ふん!」

海未「別に、謝ることでもないですし」

海未「やっぱり怒ってるですって?」

海未「……」

海未「あなたが笑うから!」

海未「私は努力しているつもりだったのに!」

海未「緊張で不自然にならないように……今日一日頑張ったのに……」

77: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:36:51.44 ID:pNge0d/go
海未「酷いです……」

海未「男の子と二人で遊ぶことなんて今までありませんでしたし……」 

海未「だから、わからないことだらけで……」

海未「それでも!せっかくこうして二人でお出かけするのですから」

海未「楽しい週末になるよう頑張ったのに」

海未「それなのにあなたは……」

海未「私をからかっているのですか?」

海未「は、はい?」

海未「あまりにも可愛くて?」

海未「また、そんなこといって!私を!」

海未「本気?ですか」

海未「……」

海未「わ、わかりました。今回は許しましょう」

海未「……ですから、そんなに悲しい顔しないでください」

海未「やっぱり」

海未「……あなたの考えていることは」

78: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:37:19.34 ID:pNge0d/go
no title

79: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:38:24.32 ID:pNge0d/go
数日後

公園

海未「そうです。合宿がありますので」

海未「そんなこと言われましても」

海未「また、すぐに会えるじゃありませんか」ニコッ

海未「なんです?そんな、きょとんとして」

海未「なにか、変なこと言いましたか?」

海未「また、会ってくれるの?って」

海未「ふふっ、おかしなことを言う人ですね」

海未「こうして何度も会ってるじゃありませんか」

海未「……」

80: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:38:55.66 ID:pNge0d/go
no title

81: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:40:38.16 ID:pNge0d/go
海未「急に大声出すから驚いた?」

海未「す、すみません……」

海未「しかし、私も少し驚いています」

海未「男の子と二人で何度も会っていると言うことに……」

海未「そうですね、気がついたらもう」

海未「あなたとここでお話する事が当たり前になっているんですもの」

海未「ええ、、もう練習の必要もないかもしれません」

海未「それにあなたとじゃ、練習になりませんし」

海未「だって……」海未

海未「もう本当に」

海未「隣にあなたがいるということが」

82: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 19:41:06.81 ID:pNge0d/go
no title

83: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 20:19:29.73 ID:pNge0d/go
数日後

休日

海未「ええ、今日はとても楽しかったです」

海未「そうですね、次はそういうところもへ行くのも面白いかもしれません」

海未「お話?ですか?」

海未「はい、いいですよ」

海未「いつもの公園で?」

海未「ええ、わかりました」

海未「付き合ってほしい?」

海未「……私と?」

海未「……」

海未「なんだか、ずるいです」

海未「あなたはずっと前から」

海未「私のことを想ってくれていて」

海未「私はあなたのそんな気持ちを知らなくて」

海未「あなたの想いに私の想いはかなわないですよ……」

海未「だけど、これからは」

海未「あなたが私を思う以上に」

海未「私はあなたを強く思いたいって思っています」

84: ◆qKu5lM5bao 2014/12/20(土) 20:24:04.73 ID:pNge0d/go
no title

88: ◆qKu5lM5bao 2014/12/21(日) 23:08:44.75 ID:kRTW49Oso
矢澤にこ編

にこ「遅かったじゃないっ」

にこ「なんでここにいるのかって?」

にこ「あんたがあまりに遅いからわざわざ迎えに来てあげたのよ」

にこ「そうよ。今日は練習が少し早く終わってね」

にこ「それくらいのこと、にこのマネージャーなんだから把握してなさいよ」

にこ「ほら!行くわよ!」

89: ◆qKu5lM5bao 2014/12/21(日) 23:10:51.55 ID:kRTW49Oso
HANAMARU Store

にこ「今日は特売日だから、私一人じゃ欲しいものが買えないのよ」

にこ「特に、この玉子なんてお一人様、2品までなんて書いてあるし」

にこ「ほら、さっさと持ちなさい」

にこ「にこに重たいもの持たせないのっ」

にこ「え?なんだか夫婦みたいだねって?」

にこ「な、何言ってるのよ!」

にこ「全然、違うわよ!」

にこ「顔が赤いよって……」

90: ◆qKu5lM5bao 2014/12/21(日) 23:28:38.37 ID:kRTW49Oso
no title

92: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:23:07.90 ID:xvrUWYcbo
帰り道

にこ「今日は助かったわ」

にこ「その……ありがとう」

にこ「い、一応礼は言っておくわね」

にこ「マネージャーだから当然の事をしたまでって?」

にこ「へーん。わかってるじゃない」

にこ「次の特売日もよろしく」

にこ「ちょっと!今、すごく嫌そうな顔したでしょー!」

にこ「したわよ!絶対、した!!」


93: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:24:29.23 ID:xvrUWYcbo
休日

にこ「おまたせ!」

にこ「な、なによじろじろ見て」

にこ「何か言いたいことがあるなら言いなさいよ」

にこ「え?何だかおかしい?」

94: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:25:15.35 ID:xvrUWYcbo
no title

95: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:27:38.64 ID:xvrUWYcbo
にこ「当たり前でしょう?にこはスクールアイドルなんだからっ」

にこ「そうよ。例えマネージャーだったとしてもっ」

にこ「2人で休日を過ごすなんて」

にこ「あらぬ誤解を招いてしまうでしょ!」

にこ「アイドルらしいねって?」

にこ「ら、らしいじゃなくて私はアイドルなのっ!」

96: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:31:11.34 ID:xvrUWYcbo
――


にこ「この服なんてどう?」

にこ「にっこにっこにー!にこにーの元気いっぱいのスマイルと凄く合う気がするにこっ☆」

にこ「ちょ、ちょっと!適当に流さないでよ!」

にこ「可愛すぎて反応に困ってしまう?」

にこ「ふふーん。まぁ、褒め言葉として受け取っておこうかしらっ」

にこ「~♪」

にこ「さて、次はあんたをコーディネートしてあげなくっちゃね♪」

にこ「別にいいって、ダメよ」

にこ「せっかくなんだから何か選んであげるっ」

にこ「ほら、早く!こっちこっち♪」

97: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:34:39.08 ID:xvrUWYcbo
――


にこ「はぁ、疲れたぁ。ちょっと休憩」

にこ「 ?」

にこ「なにかしら?」

にこ「えぇ、順調よ。まだまだ、アイドルとしては未熟だけどっ」

にこ「だけど、μ'sは着実に成長してる」

にこ「……もう、解散なんて絶対にしないから」

にこ「あなたも、にこのマネージャーを辞めたくなんかないでしょう?」

にこ「え?例え、昔のような事があってもずっとにこのマネージャーでいるって?」

にこ「……そう、ありがとう」

にこ「だけど、安心して。μ'sがなくなってしまうなんてことは決してないから」

にこ「つまり、あなたもずっと私のマネージャー」

にこ「わかったかしら?」

98: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:36:26.28 ID:xvrUWYcbo
数日後

にこ「ちょっと、先に帰ってていいって連絡したじゃない」

にこ「今日は練習が長引いてしまったからって」

にこ「全く……」

にこ「ほら、帰るわよ」

――


にこ「今日みたいなこと、もうしなくていいから」

にこ「確かにあんたは私のマネージャー」

にこ「だけど、自分のこともちゃんと大切にしなさい」

にこ「え?それ以上に2人の時間が大切?」

にこ「ちょ、ちょっと」

にこ「ううん、なんでもないわ」

にこ「平気でそういうこと言わないでよ」ボソッ

にこ「練習は順調かって?」

にこ「またそれぇ?」

にこ「この間も話したじゃないっ」

にこ「……もしかして」

99: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:37:07.22 ID:xvrUWYcbo
no title

100: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:39:33.96 ID:xvrUWYcbo

にこ「な~んか最近、おかしいんじゃない?」

にこ「あやしいわよ!」

にこ「そんなじゃないって?だったら何よ」

にこ「だから、心配いらないって言ってるでしょう?」

にこ「それでも、心配だって……」

にこ「……ちょっと、落ち着いて」

にこ「……わかったわ。疑ってごめんね」

101: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:41:54.29 ID:xvrUWYcbo

no title

102: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:51:20.94 ID:xvrUWYcbo
にこ「……」

にこ「一年生の時のこと……でしょ?」

にこ「あなたがそこまで心配する理由って」

にこ「……そう、もうあんな悲しい顔をした私を見たくないから、か」

にこ「私だってもうあんな想い二度とごめんよ!」

にこ「……あの時からずっと私のマネージャーでいてくれたわね」

にこ「私がずっと……一人でもアイドルを続けてこられたのは」

にこ「あなたのおかげなのよ?」

にこ「そして、μ'sと出会えた」

にこ「私はμ'sを信頼してる」

にこ「だから、あなたも……」

103: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:51:50.74 ID:xvrUWYcbo
no title

104: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:52:49.72 ID:xvrUWYcbo
数日後

休日

にこ「おまたせ~!!」

105: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:53:54.90 ID:xvrUWYcbo

no title

106: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:57:23.47 ID:xvrUWYcbo
にこ「なによ。驚いたような顔して」

にこ「変装はもういいのって?」

にこ「たまにはね。たまには」

にこ「今日は思いっきり遊びたい気分なのよっ」

にこ「アイドルだって羽目をはずす時はあるでしょう?」

にこ「今日がその日なのよ♪」

にこ「ほ~らっ、にこをエスコートしなさいっ」

ギュッ

にこ「ちょっと、なに?手を握るのがそんなにも驚くことかしら?」

にこ「今日のあなた、驚いてばかりいるわね♪」

にこ「マネージャーがアイドルと手をつないで歩くのはどうなんだろうって?」

にこ「はぁ……さっきも言ったでしょう?今日はにこが羽目をはずす日」

にこ「あなたと2人で楽しく過ごす日なの」

にこ「つまり、今日はアイドルお休み」

にこ「だけど……」

にこ「ちょっとくらいの変装は必要かしら?」

スッ

107: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 18:58:03.57 ID:xvrUWYcbo
no title

109: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:16:27.74 ID:xvrUWYcbo
絢瀬絵里編

絵里「久しぶりじゃない」

絵里「学校の帰り?」

絵里「そうね、私もよ」

絵里「覚えてくれていて驚いた?」

絵里「何度か同じクラスになったことあったし」

絵里「あなたこそ、私の事覚えていてくれたのね」

絵里「そうね、あなたとあまり話したことなかったわね」

絵里「え?今からお茶でもどうって?」

絵里「それ、ナンパかしら?」

絵里「ふふ、いいわよ。だけど、明日、朝早いから少しだけね」

110: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:18:48.05 ID:xvrUWYcbo
喫茶店

絵里「あなたとこうして2人でお店に入る何て思ってもみなかったわ」

絵里「思い出話をしようって言われても……」

絵里「さっきも言ったけど同じクラスだったってだけじゃない」フフッ

絵里「え?この間も私を見た?」

絵里「あぁ、そういうことね」

絵里「えぇ、そうよ。μ'sって言うスクールアイドルのグループに入っているのよ」

絵里「驚いた?」フフッ

絵里「そうねぇ、練習の帰りにあなたとばったり会ったってわけ」

111: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:24:37.53 ID:xvrUWYcbo
絵里「どうしたの?」

絵里「正直驚いてる?断られると思って?」

絵里「あら、知り合いのお誘いを断るような失礼な真似、しないわよ?」

絵里「それにね、やっぱり懐かしいなって」

絵里「あの頃のクラスメイトの名前、今でもぜ~んぶ言えるわよ?」

絵里「すごいでしょ♪」

112: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:25:31.69 ID:xvrUWYcbo
帰り道

絵里「えぇ、今日は楽しかったわ」

絵里「ありがとう」ニコッ

絵里「だけど、いきなり女の子を誘うだなんて」

絵里「あまり、感心しないわね」フフッ

絵里「また、一緒にご飯でも?」

絵里「……それって」

絵里「いえ、嫌ってわけじゃないんだけれど」

絵里「……μ'sの練習もあるし」

絵里「時間が空いたら……その時に、ね?」

113: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:32:49.31 ID:xvrUWYcbo
数日後

絵里「あら、また会ったわね」

絵里「偶然ね」

絵里「本当に偶然かしら?」フフッ

絵里「本を読んでいただけ?」

絵里「そういえば、同じクラスの時もあなた、ずっと本を読んでいたわね」

絵里「好きなの?読書」

絵里「そう♪ちなみに、何を読んでいたのかしら?」

絵里「それって、恋愛小説ってこと?」

絵里「顔、赤いわよ?そう、だけど少し悲しいお話なのね……」

絵里「そんなことよりも?この間の話?」

絵里「時間が空いた日を教えてほしいから連絡先を教えてって?」

絵里「……」

絵里「あなたって思っていたよりもずっと」

絵里「積極的な人なのね」

絵里「いいわ。連絡先、教えてあげる」フフッ

絵里「お食事、楽しみにしてるわね」

114: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:33:50.74 ID:xvrUWYcbo
数日後

絵里「ふぅ、お腹いっぱいだわぁ」

絵里「まさか、ラーメンを食べに行こうっていうだなんて」

絵里「なんていうか、こういうのってフランス料理とか」

絵里「え?高校生には早過ぎる?お金がない?」

絵里「そういうの女の子の前で平気で言っちゃうんだ」フフッ

絵里「ううん、楽しかったわ。ええ、十分リフレッシュできたわよ」

115: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:37:33.06 ID:xvrUWYcbo
――


絵里「もう、ここで本を読むには少し寒いんじゃないかしら?」

絵里「ふふっ、久しぶりね」

絵里「ええ、今日も練習だったのよ」

絵里「かしこいエリチカは例えどんな過酷な練習メニューであっても挫けたりしないのよ」

絵里「……」

絵里「ねぇ、もうちょっと反応してよ」

絵里「かしこいは関係ないね、ですって?」

絵里「な、なんか恥ずかしくなってきちゃったな」

帰り道

絵里「冗談を言う人には見えなかったからちょっと困った、ですって?」

絵里「そう、そんなに固い子だって思ってたんだ」

絵里「いいえ、別に。なんとも思ってないですよー」

絵里「ふふっ、謝りすぎよ」

絵里「本当に怒ってないから♪」

絵里「教えてあげましょうか?……私が本気で怒るとね?」

絵里「ちょっと、そこまで怖がらなくても」フフッ

116: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:42:22.65 ID:xvrUWYcbo
数日後

絵里「クリスマスかぁ」

絵里「え?急にどうしたのって?」

絵里「ほら、周りのイルミネーションを見てると、ね?」

絵里「考えちゃうでしょ?クリスマスのこと」

絵里「君はなにか予定あるの?」

絵里「私?そうねぇ、もうすぐ大事な予選があるのよ」

絵里「だから、それに向けてクリスマスもμ'sのみんなと練習するのよ」

絵里「だけど、夕方からは空いてるかなぁ」

絵里「予選に向けてしっかり休息をとって調整しないと、ですって?」

絵里「もう……君は」

117: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:43:22.10 ID:xvrUWYcbo
絵里「クリスマスは君と過ごしたいの!」

絵里「もう……優しいのか鈍感なのか」

絵里「ふふっ、楽しみにしてるわね♪」

数日後

絵里「おくれて!ごめんなさい!」

絵里「……待った?」

絵里「今来たところだよって?」

絵里「手、貸して」

絵里「すごく冷たいじゃない」

絵里「ホントにごめんね」

絵里「あ、そうだ!」

絵里「そんな優しい君に♪エリチカサンタからプレゼントよ♪」

絵里「さっそく、開けてみようですって?」

絵里「ちょっと待って!」

絵里「は、恥ずかしいから、帰ってから開けてほしい、な」

118: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:44:51.41 ID:xvrUWYcbo
絵里「綺麗ねぇ」

絵里「どこのお店もイルミネーションで着飾って」

絵里「とっても素敵よね」

絵里「……幸せ」

絵里「こんなにも幸せでいいのかなって思ってしまうくらい」

絵里「今、とっても幸せだなって感じてるの」

絵里「ふぅ、寒いわねぇ」

絵里「……そうね、そろそろ帰りましょうか」

119: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:49:10.40 ID:xvrUWYcbo
帰り道

絵里「……」

絵里「小学生の頃の私ってまだ、あまり日本に馴染めてなくてね」

絵里「それに、向こうでも色々あって」

絵里「少し、暗い女の子だったのかなって思うの」

絵里「全然、そんなこと無かったよって?」

絵里「ふふっ、それはきっと貴方のおかげだったのかもしれないわね」

絵里「ううん、なんでもないのよ」

絵里「突然、変なこと言ってごめんね?」

120: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:50:49.18 ID:xvrUWYcbo
帰り道

絵里「それじゃぁ、今日はありがとう。とっても楽しかったわ」

絵里「ええ、予選。頑張るわね」

絵里「大丈夫よ。みんなとなら……μ'sならきっと大丈夫」

絵里「それじゃぁね!」

121: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 19:52:29.62 ID:xvrUWYcbo
――


絵里「はぁ、はぁ、待って!」

絵里「はぁ……はぁ……やっぱり……伝えなくちゃって……」

絵里「どれだけの時間を君と過ごしたかわからないけれど」

絵里「まだ、伝えてなかった言葉あるの!」

絵里「本当はずっとずっと前から」

絵里「あの頃からずっと……」

絵里「私……」

絵里「私!あなたのことが!」

絢瀬絵里編おわり

122: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:01:12.21 ID:xvrUWYcbo
東條希編

神社

希「そこの君っ!」

希「そう、一人でぽつんと座り込んでる君」

希「どうしたん?何か悩み事?」

希「ふふ、そんなに驚かんでも」

希「そうかぁ、やっぱり何か悩みがあるんやね」

希「夕方に神社で同い年くらいの男の子がひとりで座り込んでる」

希「その子はきっと誰にも打ち明けることのできない悩みを持ってる」

希「そんな子、放って置かれへんやん?」

希「どうしてわかるのって?」

123: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:03:07.52 ID:xvrUWYcbo
希「誰にも相談できひんから、自分で解決できひんから神様にお願いしようと思って」

希「ここへ来たんとちゃう?」

希「ふふっ、神社ってそういうところでもあるから」

希「不安でしょうがない時とか悩みがある時、神様の近くに行くとちょっと安心するやん?」

希「ウチでよければ相談に乗るよ?」

希「そっか、好きな人かぁ」

希「その人は遠い存在で自分ではどうすることもできない、かぁ」

希「むぅ……」

希「ウチから相談に乗っておいてあれやけど」

希「ウチは恋愛とかそういうことあまり詳しくないから、えへへ」

希「でも、まだやれることはあるんとちゃうんかな」

希「それを探すんや」

希「諦めるのはその子にフラれた時やと思う」

希「フラれるのが怖い?」

希「きっと凄く悲しくて辛いことなんやろうね……」

希「でも、自分の想いを相手に伝えることができないまま終わるのは」

124: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:03:50.84 ID:xvrUWYcbo
no title

125: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:04:39.85 ID:xvrUWYcbo
希「そう?よかった。うちの相談が役に立てて」

希「また、ここへ来てもいい?」

希「ふふっウチに聞かんでも、あなたがまたここへ来たいって思うのなら」

希「いつでも来たらええんよ?」

希「ウチで良かったら」


126: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:05:05.15 ID:xvrUWYcbo

no title

127: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:12:24.21 ID:xvrUWYcbo
数日後

神社


希「久しぶりやね!恋は順調かな?」

希「まだまだ?」

希「そうかぁ、勇気が足りないんやね」

希「ウチが勇気を注入してあげようか?」

希「そうや。ウチにかかればね♪」

希「いくで?」

希「えいっ♪」

希「どう?」

希「背中をポンって押されただけ?」

希「う~ん、勇気、湧いてけぇへん?」

希「そう♪それならよかった」

希「大事なんは前向きでいること!」

128: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:12:51.48 ID:xvrUWYcbo
希「でも」

希「たまには振り返ってもええんよ?」




希「ほらっ」





希「ウチがこうして」


129: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:13:32.50 ID:xvrUWYcbo

no title

130: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:14:31.23 ID:xvrUWYcbo
数日後

神社

希「あら、今日は何か楽しそうやね!」

希「何かいいことあったん?」

希「内緒かぁ。ウチにも教えてほしいなぁ」

希「楽しみができて毎日、頑張れる?」

希「へ~。すご~く気になるやん!」

希「まぁ、あなたが明るくなってくれてウチはそれで十分や!」

132: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:16:00.64 ID:xvrUWYcbo
希「え?ウチの好きな人?」

希「いっぱいおるよ?」

希「エリちやろ?ニコっちやろ?それに」

希「あれ?何かちょっとホッとした顔してへん?」

希「ふふっ、ウチにはそう見えたけどなぁ♪」

希「ウチな。小さい頃から転勤ばかりで」

希「だから、友達とか全然できひんかったんよ」

希「当然、好きな男の子もね」

希「だ~か~らっ、恋愛にはくわしくないんよ♪」

希「それに、音ノ木坂って女子高やしっ」

希「今?今は可愛いくて一緒にいて楽しいともだちがたっくさんおるよ!」

希「そうやね~。今が、一番幸せかもしれへんね」


133: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:16:42.56 ID:xvrUWYcbo
数日後

神社

希「最近、よくここに来るようになったね」

希「でも、前とは違って毎日楽しそうや♪」

希「きっと、恋愛、うまくいってるんやろうね」

希「そろそろ、あなたの惚気話も聞いてみたいかなっ」

希「そっか~。ちょっと残念やなぁ」

希「男の子から恋愛の話聞くのって新鮮やなって思って♪」

希「ウチだって女の子やもん。やっぱり、恋には興味あるんよ?」

希「モテそう?ふふっ、嬉しいこと言ってくれるやん?」

希「そうやねぇ。彼氏ができるなんて想像できないなぁ」

希「今はこのままでも十分満足かなっ」

希「大切な人がいっぱい、い~っぱいいるから♪」

134: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:17:16.60 ID:xvrUWYcbo
数日後

神社

希「あれ?」

希「どうしたん?」

希「今日はちょっと、雰囲気が違うやん」

希「また、うちが相談にのるよ?」




希「えっ?」

135: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:18:15.61 ID:xvrUWYcbo
no title

136: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:18:49.54 ID:xvrUWYcbo
希「で、でも!!あなたには好きな人がいて」

希「それで、その人とうまくいってて……」

希「……」

希「……ううん」

希「ウチな本当は気付いてたんよ」

希「ずっと前から……」

希「あなたの言ってた遠い存在で自分ではどうすることもできない人ってな」

137: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:19:17.32 ID:xvrUWYcbo
no title

138: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:20:20.23 ID:xvrUWYcbo
希「あなたとこうして何回も会ってるうちに思い出しんよ」

希「ウチがμ'sのチラシを配ってた時に受け取ってくれた人やんな?」

希「そう。その時からウチのこと……」

希「返事……聞きたいよね」

希「でも……」

希「本当はあなたに返事返したくないんよ……」

希「一人ぼっちやったウチにはμ'sっていう掛け替えの無い大切なものができて」

希「……そんな奇跡に巡りあえて」

希「罰が当たるんじゃないかなってくらいに幸せなんよ」

希「それやのに」

希「あなたを好きになってしまうなんてこと……」

希「そんな……そんな幸せなこと」

139: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:21:27.80 ID:xvrUWYcbo
希「ウチは……ちょっと欲張りすぎや」

希「二兎追うものは一兎をも得ずって言うやろ?」

希「μ'sのみんなと出会えた奇跡」

希「あなたと出会えた奇跡」

希「両方を得ようとしたら……そのどちらも失ってしまうかもしれないなんて……」

希「そんなこと考えてしまうんよ……」

希「小さい頃のウチが見たら欲張り過ぎやってきっと言うと思うんや」

希「寂しかったあの頃のウチはμ'sのみんながいてくれるだけで幸せなんよ?」

希「でも……」

希「それでもウチは……」


140: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:22:02.33 ID:xvrUWYcbo
no title

141: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:22:40.40 ID:xvrUWYcbo
希「μ'sとあなた……」

希「2つの巡り会えた奇跡を大切にしていきたいんや」

希「ウチもあなたが好きや」

希「大好きや!」

希「だから」

142: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:23:43.10 ID:xvrUWYcbo
no title

143: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 20:59:11.40 ID:xvrUWYcbo
小泉花陽編

花陽「動かないでくださいねっ」

花陽「この構図が一番です!ではっ」

花陽「あ、言っておきますがあまり期待しないでくださいね?」

花陽「え!!期待しちゃうって!?はぁ、緊張して色鉛筆、握れなくなっちゃう」

花陽「でも!がんばりますよ!」

花陽「ふぅ」

花陽「よしっ」

144: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:00:16.72 ID:xvrUWYcbo
花陽「ふんふん」

花陽「こう、かな?」

花陽「え?お話しよう?ですか?」

花陽「ご、ごめんなさい。絵を描くのに夢中で」

花陽「せっかくの2人の時間ですから有意義に過ごしましょ」

花陽「でも、こっちを向いちゃうのは無しですよ!」

花陽「横顔を描きたいからです!えへへ」

花陽「それに」

花陽「こっちを向かれると……」

145: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:01:18.18 ID:xvrUWYcbo

no title

146: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:01:54.61 ID:xvrUWYcbo
花陽「ここは、この色かな?」

花陽「え?えっと、そうですね。昔から絵を描くのは好きなんです」

花陽「得意ってわけではないんですよ?」

花陽「昔から想いを言葉にするのがちょっと苦手で……」

花陽「だけど、絵を描いていると自分に素直でいられる気がするんです」

花陽「真っ白い紙にめいいっぱい自分の想いを飾るんです」

花陽「うふふ、淡くて綺麗な色鉛筆で」

花陽「完成が待ちきれなくなってきましたか?」

花陽「もう少しまってくださいね♪」

花陽「え?ずるい?」


147: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:03:05.92 ID:xvrUWYcbo
no title

148: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:03:53.75 ID:xvrUWYcbo
花陽「わ、私だけあなたを見つめてずるい!?」

花陽「あなたも私を見つめたいって」

花陽「わわわっ」

花陽「……ちょっと、ドキドキしちゃいました」

花陽「ふぅ」

花陽「え、えっと」

花陽「それじゃぁ……」

149: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:04:39.89 ID:xvrUWYcbo
no title

150: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:05:33.67 ID:xvrUWYcbo
花陽「オレンジ色を使っちゃおう」

花陽「よし」

花陽「ふふっ」

花陽「い、いえ。ちょっと」

花陽「なんだか、とっても幸せだなって」

花陽「こうして、2人でいることが」

花陽「とっても幸せって感じるんですよ?」

花陽「綺麗な夕焼けとか」

花陽「もうすぐ、完成しそうなあなたの絵とか」

花陽「微かに流れる涼しい風とか」

花陽「そんな、小さな幸せがいっぱい」

花陽「私を包んでくれて」

花陽「心地良い夢を見てるみたいです」

151: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:06:41.33 ID:xvrUWYcbo
花陽「完成!」

花陽「どうですか!?見てください!」

花陽「とっても綺麗に描けてる?」

花陽「嬉しいです。いっぱい頑張りましたから!」

花陽「たくさんの種類の色鉛筆を使ったんですよ?」


152: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:07:15.92 ID:xvrUWYcbo
no title

153: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:08:17.24 ID:xvrUWYcbo
花陽「って!ご、ごめんなさい!ちょっと近すぎましたね」

花陽「そ、そんなことない、ですか?」

花陽「じゃ、じゃぁ」

花陽「えーっと」

花陽「う、うん」

花陽「あなたが良いっていうのなら」

――


花陽「あ、あの」

花陽「その絵なんですけど」

花陽「私がもらってもいいですか?」

花陽「えっと!!やっぱり」

花陽「ずっととっておきたいなって……」

花陽「この絵には今日感じた、私の小さな幸せがいっぱい詰まってるから」

花陽「その……」

花陽「え!?本当に!?ありがとうございます!」

154: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:09:07.77 ID:xvrUWYcbo
花陽「ずっと、ず~っと大切にします!」

花陽「え?今度はあなたも絵に挑戦してみたい?」

花陽「わ、私の絵に!?」

花陽「そ、それはちょっと恥ずかしいです」

花陽「えへへ」

花陽「そうですね。あの夕陽が沈んじゃう前には帰りましょうね」

花陽「うぅ」

花陽「今日だけ止まってくれないかな……」

花陽「え?いえ!なんでもないですよ?」


155: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:12:25.69 ID:xvrUWYcbo
――


花陽「そろそろ、行きましょうか」

花陽「お腹も空いてきちゃったし、えへへ」

花陽「……」

花陽「ちょっと、寂しいな」

花陽「いつか、慣れるのかな……」

花陽「帰り道の寂しさって」

花陽「なんだか、夢から覚めちゃいそうな気分です」

花陽「素敵な夢だったなぁ……」

花陽「こ、今度また私と一緒に遊んでくれますか?」

花陽「えへへ、私も楽しみにしています!」

花陽「……」

156: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:13:18.94 ID:xvrUWYcbo

no title

157: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:14:31.50 ID:xvrUWYcbo
花陽「ち、違うんです……」

花陽「こ、こんな私と遊んでくれるから……」

花陽「嬉しいんです……嬉しくて幸せで泣けてきちゃうんですぅ」

花陽「……今日だけはなかせてください~」

――


花陽「も、もう大丈夫です」

花陽「ふぅ」

花陽「……なんだか」

花陽「この気持ち、前にも感じたことがあります」

花陽「私がμ'sと出会ったあの日……」

花陽「凛ちゃんに後押ししてもらって……」

花陽「……」

花陽「だけど」

花陽「この気持ちは……私の力で言わなくちゃ」


花陽「わ、私はね!?」

158: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:15:52.24 ID:xvrUWYcbo
花陽「えっと」

花陽「えーっと……」

花陽「あの……あわわ」



花陽「すーはー」




花陽「私はあなたのことが」

159: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:18:42.34 ID:xvrUWYcbo
no title

160: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:19:54.52 ID:xvrUWYcbo
花陽「はぁ……夢なら覚めないでくださいぃ」

花陽「うぅ……」

花陽「夢でもきっと正夢だよ?ですか?」

花陽「ふふっ、正夢でしたか」

花陽「なら、覚めても問題ない♪」

――


花陽「また、会えるよね」

花陽「正夢だもん」

花陽「この先もずっと今日みたいな一日を」

花陽「幸せな一日を2人で」

161: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:20:22.96 ID:xvrUWYcbo
no title

163: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:25:59.57 ID:xvrUWYcbo
星空凛編

凛「ええええ!?凛のことが好き!?」

凛「え?えっと!!え!?」

凛「そ、それは凛に言ってるの!?」

凛「ずっとまえから!?って、え!?」

凛「な、な、なんで!?」

凛「そ、そんな」

凛「えっと……」

凛「凛は……えーっ……あの」

凛「その……」

凛「わ、私は……」

凛「ご……」

164: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:27:22.70 ID:xvrUWYcbo
no title

165: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:28:44.33 ID:xvrUWYcbo
数週間後

凛「……」

凛「あ、あのっ!!」

凛「この間はっ」

凛「と、突然逃げたりなんかしちゃって」

凛「……ごめんなさい」

凛「凛のね……お友達が言ってたの」

凛「もしかしたら……凛はあなたを傷つけたのかもしれないって」

凛「……凛もわかってたんだ」

凛「きっと凛は酷いことしたんだって……」

凛「……」

166: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:29:25.21 ID:xvrUWYcbo
凛「へ!?」

凛「あ、あなたが謝ることなんて!」

凛「突然?だったから?」

凛「た、たしかにびっくりしたけど……」

凛「えっと……」

凛「!?」

凛「凛とお友達にっ?なりたい!?」


167: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:29:52.09 ID:xvrUWYcbo

no title

168: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:30:44.53 ID:xvrUWYcbo
凛「り、凛は!」

凛「男の子が……苦手で」

凛「とっても……」

凛「い、今だって」

凛「本当は……とっても逃げ出したくて」

凛「ご、ごめんなさい。酷いよね……失礼だよね?凛は……」

数日後

凛「……」

凛「えっと……学校の、帰り?」

凛「り、凛と帰りたい!?」

凛「ええ!そ、それは!」

凛「う、うん」

凛「……いいよっ」

凛「……」

凛「……」

凛「えっ、べ、別に迷惑じゃ」

凛「……」

凛「こ、この間の話?」

凛「友達……」

凛「えっと」

凛「うぅ……」

凛「いいよ!り、凛のお友達にな、ななっても!」

169: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:32:05.06 ID:xvrUWYcbo
凛「え?無理してないって?」

凛「そ、そそそんなことないにゃー!」

凛「きっとこれは……」

凛「自分を変えるチャンス……昔の凛と」

凛「え?な、なんでもないよ!」

凛「こ、これからは」

凛「凛をよ、よろしくお願いします!」

数日後

凛「ど、どうも!」

凛「こんなところで会うなんて偶然ですね!」

凛「え?この間もここで?」

凛「あ、あぁ!そ、そうでしたわね!」

凛「へっ?凛は普通ですよ?」

凛「なっ何かおかしなことでも?」

凛「やっぱり迷惑かなって?全然!全然!」

凛「心配ご無用ですわ!」



170: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:33:34.58 ID:xvrUWYcbo
凛「ふぅ……」

凛「す、少し、暑いですわね!おほほほ」


凛「冷たっ!!」


凛「つめたいにゃぁあ!!!!!!!!!」

凛「も、もうっ!凛に何するにゃぁ!」

凛「え?凍らしたペットボトルを?」

凛「それはわかってるにゃー!」

凛「ひゃぁ!」

凛「やめてー!」

凛「あはははって!も~っ」

凛「……」

凛「ふふっ」

凛「あははは!」

凛「なんだか、おかしいにゃ~」

171: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:35:39.42 ID:xvrUWYcbo
凛「えっ」

凛「やっと笑ってくれた?」

凛「そ、そうかな」

凛「ふぅ……」

凛「何だか今ので、すーっと凛の中の重い物が取れた気がするにゃー!」

数日後

凛「ひっさしぶり~!」

凛「学校の帰り?偶然だね!」

凛「?」

凛「こんな人だったっけって?」

凛「凛はいっつもこういう凛だよ?」

凛「凛はね!とっても嬉しいんだよ!」

凛「なぜなら、こうして楽しくお話ができる男の子のお友達が」

凛「初めて出来たからっ!」

172: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:36:05.71 ID:xvrUWYcbo

no title

174: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:37:58.65 ID:xvrUWYcbo
数日後

凛「はぁー!今日も疲れたにゃー!」

凛「部活?そうだよ!今日もμ'sのみんなといっぱい練習してきたんだにゃー」

凛「μ'sは凛の通う高校のスクールアイドルのグループなんだよ♪」

凛「えへへ、そうだよ。一応、凛もスクールアイドルなんだからっ」

――


凛「あっつ~い」

凛「もうすっかり夏!だね~」

凛「プールとか海に今すぐ飛び込みたいにゃっ」

凛「え?今度?凛と」

凛「プールに?」

凛「賛成ー!かよちんとみんなで」

凛「え?そうじゃなくて?」


175: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:38:26.14 ID:xvrUWYcbo

no title

176: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:39:19.99 ID:xvrUWYcbo
凛「たくさんで行った方が楽しいと思うにゃ~」

凛「え?2人で行きたい?」

凛「えーっと」

凛「凛と2人で?」

凛「ん~」

凛「はっ!凛知ってるよ!!」

凛「こういうのって」

凛「デートのお誘いって言うんだにゃっ」

凛「あれ?」

177: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:40:34.06 ID:xvrUWYcbo

no title

178: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:41:13.59 ID:xvrUWYcbo
凛「凛と!?」

凛「デート!?」

凛「な、なんで凛とデートしたいのっ?」

凛「その質問は困る?どうしてにゃ~」

凛「う~ん……凛もプール行きたいけど」

凛「男の子と2人で遊びになんて行ったことないから」

凛「わかった!かよちんと三人で!」

凛「なんでにゃ~!かよちんはと~っても可愛くて良い子だにゃー!」

179: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:42:40.24 ID:xvrUWYcbo
数日後

プール

凛「……きた」

凛「ついに来たにゃー!!!!!!!」

凛「プール!!」

凛「よーしっ!いっぱい泳ぐぞー!!!」

凛「凛と競争にゃー!」

凛「えー?何が?あはは」

凛「男の子と遊ぶの初めだからって言ってたから?」

凛「てっきり、緊張しているものかと?」

凛「へ?」

凛「そ、そうだったにゃ!」

凛「ぶくぶくぶく……」

――

180: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:44:07.83 ID:xvrUWYcbo
凛「ぶっはー!」

凛「あ、危なかったにゃー……」

凛「あなたがそういうこと言うからっ!」

凛「昨日だって全然、寝れなかったんだからっ!!」

凛「き、緊張してきたにゃ……」

凛「謝っても遅いにゃぁ……」

凛「いたっ」

凛「な、なにするにゃー!」

凛「これは!」

凛「ビーチボール!!」

凛「いいよ!凛と投げ合いっこしよ!!」

181: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:44:34.76 ID:xvrUWYcbo

no title

182: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:46:51.08 ID:xvrUWYcbo
――


帰り道

凛「はぁ、楽しかったにゃ~♪」

凛「そして、アイスが美味しい!」

凛「また、来ようね!」

凛「あっ!見てみて!入道雲!」

凛「オレンジ色で大きいにゃ~」

凛「あそこのてっぺんで寝転がりながら夕焼けを眺めたいにゃぁ」

凛「えへへ」

凛「!!」

凛「そりゃびっくりするのにゃ!」

凛「だって……」

凛「いきなり、手を握るんだもん」

凛「い、いやじゃないよ!」

凛「う、嬉しい」

凛「すっごく嬉しい」

凛「あのね」


183: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:47:36.48 ID:xvrUWYcbo
凛「凛、知ってるよ」

凛「あなたがとっても優しい人だって」

凛「ねぇ、覚えてる?」

凛「覚えてないかにゃ?」

凛「えへへ、そう。冷たいペットボトル」

凛「あの時、凛に当てたペットボトル」

凛「とっても、冷たかったけど」

凛「今ね、凛はと~っても暖かいなって感じてるの」



184: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:48:25.48 ID:xvrUWYcbo
凛「だから」

凛「もっとあなたの優しさを感じたいな」

凛「なんだか、恥ずかしいにゃ」

凛「えへへ、あなたも顔赤い」

凛「お互い様だね♪」



凛「あっ!そうそう!」

凛「もうすぐ!夏休みにゃ!」

185: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 21:49:00.09 ID:xvrUWYcbo
no title

187: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:03:45.28 ID:xvrUWYcbo
西木野真姫編

真姫「夜、遅いけど大丈夫?ですって?」

真姫「家の人が心配するかも?」

真姫「なにそれ、誘ったのは君じゃない」

真姫「別に大丈夫よ」

真姫「君とならってパパが言ってたの」

真姫「何だかんだ言って付き合い長いから」

真姫「それなりに信頼されてるのよ」

188: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:04:28.61 ID:xvrUWYcbo
真姫「え?男の子の友達?」

真姫「いないわよ。そんなの」

真姫「別に興味なんてないし」

真姫「なによっ。そうよ、まだ付き合ったことなんてないわよ」

真姫「それがどうしたの?」

真姫「そういう君はどうなの?」

真姫「ふーん。相変わらずね」

真姫「お互いにね、ですって?」

真姫「ふん、言うようになったじゃない」

真姫「それに、ここから見る夜空も変わんない」

真姫「退屈?ううん、そうじゃなくて」

真姫「変わってないから、落ち着くなって」

189: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:05:59.82 ID:xvrUWYcbo
真姫「え?星座?覚えてるわよ」

真姫「もう何回見てきたと思ってるの?」

真姫「あれがヘラクレス、それで琴座」

真姫「君こそもうわすれてるんじゃない?」

真姫「じゃぁ、あれは?」

真姫「そう、円になってる」

真姫「ふふ、正解よ。かんむり座」

――


真姫「昔を思い出す?ですって」

真姫「そうね」

真姫「君と私の二人がいるこの場所だけが」

真姫「子供の頃にタイムスリップしたみたい」

真姫「な、なに?何か変なこと言った?」

真姫「例えがちょっとロマンチック?」

真姫「なにそれ、そういうつもりで言ったわけじゃないんだけど」

真姫「は、恥ずかしがってなんかないわよ!」

190: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:06:27.63 ID:xvrUWYcbo
真姫「もう、しらないっ」

真姫「ふんっ」

真姫「……」

真姫「」

真姫「ねぇ」

191: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:08:17.99 ID:xvrUWYcbo
no title

193: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:09:35.90 ID:xvrUWYcbo
真姫「ひゃっ!!」

真姫「ちょっと!起きてるなら返事くらい返してよっ」

真姫「び、びっくりしたじゃないっ」

真姫「朝までここにいるのも悪くない?ですって?」

真姫「嫌よ、体中、虫に刺されそうだし……」

真姫「でも、君の気持ち……」

真姫「わ、わからなくは」

真姫「ないかな」

真姫「……」

194: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:10:23.80 ID:xvrUWYcbo
no title

195: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:11:13.73 ID:xvrUWYcbo
真姫「私は本当に」

真姫「相変わらず、でいられてるかしら?」

真姫「そ、そのままの意味よ」

真姫「考えてみれば昔はもっと泣き虫だったですって?」

真姫「そ、そんなことないわよ!」

真姫「君だって!」

真姫「えー……」

真姫「も、もう!何でもないっ!」

196: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:13:00.20 ID:xvrUWYcbo
no title

197: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:14:06.59 ID:xvrUWYcbo
真姫「え?」

真姫「今も昔も変わらないところはずっと変わってないよ、ですって?」

真姫「な、なにそれ!意味分かんないっ」

真姫「て、照れてるわけじゃない!」

真姫「そ、そんな顔で見るから」

真姫「うぅ……」

真姫「どうもしてないからっ」



真姫「ね、ねぇ」

真姫「君は最近、こうして夜空を見上げたりすることあったかしら?」

真姫「私は毎日、空を見上げてる」

真姫「あの頃に戻りたいわけじゃないんだけれど」

198: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:15:59.93 ID:xvrUWYcbo

no title

199: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:16:32.94 ID:xvrUWYcbo
真姫「昔ね、パパが望遠鏡を持ってきてくれたの覚えてるかしら?」

真姫「とても小さかった星が望遠鏡から覗くと凄く大きく見えて」

真姫「君と二人ですごいすごい!ってはしゃいでたわよね」

真姫「そのときに、パパが私達に教えてくれたの」

真姫「私たちが今見ている星の光は、過去の星の光なんだよって」

真姫「私達は夜空の思い出を覗いてるんだよってね」

真姫「それって、とっても素敵なことだと思わない?」

真姫「だから、私は夜空を見上げるのが好きになったの」

真姫「それにね、星の光は」

200: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:17:05.46 ID:xvrUWYcbo
no title

201: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:18:02.32 ID:xvrUWYcbo
真姫「さ、さぁ!帰りましょ」

真姫「いくら、夏休みだからって夜更かしはダメよ」

真姫「それに、明日は大事な練習があるんだし」

真姫「ほら、さっさと立ちなさい」

帰り道

真姫「そうね~。また、二人で見ましょっ」

真姫「今度はちゃんと、パパから望遠鏡も借りてね♪」


真姫「そ、そうね」

真姫「ここで、お別れね」

真姫「ええ、君こそ」

202: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:19:05.01 ID:xvrUWYcbo
真姫「またねっ!」





真姫「……」




真姫「ふぅ」


真姫「ずっと、夜空みたいに変わらない二人でいれたらいいのにね」

203: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:19:45.76 ID:xvrUWYcbo

no title

204: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:21:17.94 ID:xvrUWYcbo
―――

――




真姫「ほら、重いからこれ」

真姫「もって」

真姫「ふふ、懐かしいでしょ」

真姫「そう、望遠鏡。パパから借りてきたのよ」

真姫「今度、持ってくるって言ってたでしょう?」

205: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:22:09.10 ID:xvrUWYcbo
真姫「夏休みももう終わりね」

真姫「夏らしいこと?そうねぇ」

真姫「今年の夏はなんだか大変だったわ」

真姫「えぇ。とても忙しかった」

真姫「そして、とても楽しかったかな」

真姫「なによ」

真姫「私にだって一緒に遊び友達くらいいるわよ」

真姫「男の子の?」

真姫「前にも言ったけどそういうのはいないからっ」

真姫「……興味ないし」

206: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:22:58.28 ID:xvrUWYcbo
――


真姫「ふふ、本当に懐かしい」

真姫「ほら、覗いて見なさいよ」

真姫「どう?」

真姫「よく見える?」

真姫「暗くてよく見えない?」

真姫「ちょっと、せっかくセットして上げたのに動かしたでしょ!」

207: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:25:20.83 ID:xvrUWYcbo
――


真姫「……すっかり涼しくなって」

真姫「別に寒いわけじゃないわよ?」

真姫「……」

真姫「だけど、季節の変わり目って」

真姫「少し寂しい感じがする」

真姫「特に、どんどん涼しくなっていく夏の終わりはね」

真姫「悩み事?別にないわよ!そんなの」

208: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:27:14.15 ID:xvrUWYcbo
帰り道

真姫「……」

真姫「ひゃっ!」

真姫「ちょ、ちょっと!驚かさないでよ」

真姫「え?コーヒー?」

真姫「あ、ありがと」

真姫「……あったかい」

真姫「悩みがあるならいつでも相談に乗るですって?」

真姫「だーかーらっ」

真姫「悩み事なんてしてないから」

真姫「そんなに暗く見えるかしら?」

真姫「真姫は強がりだからって……」

真姫「強がってない!」フンッ

209: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:29:08.03 ID:xvrUWYcbo
凛「あぁ!真姫ちゃんだぁ!」

真姫「り、凛!?」

凛「どうしたの?夜のお散歩かな?」

真姫「ちょ、ちょっとね……」

凛「?」

凛「お隣の人は?」

凛「ま、まさか!!」

凛「凛、知ってるよ!こういうのって」

真姫「ちょっと凛!そういうのじゃないから!」

真姫「……この人は」

真姫「……」

真姫「ただの知り合いよ……」

真姫「さっき、偶然会ったの」

210: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:30:55.53 ID:xvrUWYcbo
真姫「……」

真姫「で、凛は何してるのかしら?」

凛「えへへ、アイスが食べたくて買ってきたんだにゃー」

真姫「そう、早く帰らないと溶けちゃうんじゃない?」

凛「はっ!ご、ごめんね!急いて帰らないと!」

凛「また、明日ねー!」

真姫「はぁ……」

真姫「なによ」

真姫「しょうがないでしょう。変に誤解なんてされたくなかったし」

真姫「わかってるって……」

真姫「……わかってくれてるのなら」

真姫「いいんだけど……」

211: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:33:37.24 ID:xvrUWYcbo
次の日

練習

穂乃果「休憩、休憩♪」

凛「それにしても真姫ちゃんが男の子と一緒にいたなんて」

凛「凛はとってもびっくりだにゃぁ」

真姫「ちょ、ちょっと!!」

にこ「は~ん?どういうことかしらぁ?」

真姫「ただの……知り合いだから」

にこ「そぅ~かしらぁ?」

真姫「知り合いだっていってるでしょう?」

穂乃果「真姫ちゃん!」

真姫「な、なによ」

穂乃果「も~、そうならそうといってよぉ」

真姫「だから、私はさっきから」

穂乃果「応援するのにぃ」

真姫「なんでそうなるのよ!」

212: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:37:15.64 ID:xvrUWYcbo
にこ「ダメよ!アイドルは恋愛禁止なんだから!」

穂乃果「え、そうなの?」

にこ「当たり前でしょ!」

穂乃果「そうなの!?海未ちゃん!」

海未「わ、私からは……なんとも」

絵里「スクールアイドルとはいえ、ファンの方はたくさんいるから」

絵里「表立った恋愛はちょっと」

希「ウチは応援するよ?」

絵里「希!」

希「だって、誰かを好きになることは仕方のないことやん?」

真姫「勝手に話を膨らまさないでもらえるかしら?」

真姫「私は恋愛なんてしていないし」

真姫「……これからだって」

真姫「そんなこと……」

真姫「しないから……」

213: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:39:38.43 ID:xvrUWYcbo
凛「……なんか、悪い事いっちゃったかな?」

花陽「り、凛ちゃんは!何も悪く、ないよ?」

真姫「……」

ことり「あ、えっと……」

ことり「この話はこれでおしまいにしよ?」

海未「そうですね」

帰り道

真姫「……」

真姫(何が恋愛よ……馬鹿馬鹿しい)

真姫「私はただ……」

真姫「……」

真姫「ひゃっ!」

真姫「もう、驚かさないでって昨日もいったでしょう!」

真姫「こんなところで会うなんてね」

真姫「君も部活帰り?」

真姫「……そう」

真姫「……悪いけどちょっと寄るところがあるから」

214: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:42:25.99 ID:xvrUWYcbo
真姫(寄るところなんて別にないのに)

真姫「はぁ……」トボトボ

本屋

真姫「」ペラッ

真姫(昨日から立て続けに酷いことしたわね……)

真姫(謝らなくちゃいけないのはわかってるんだけど……)

真姫「」ペラッ

真姫(……もう、会わないほうが)

帰り道

真姫(もう、こんなにも暗くなってる)

真姫(ほんの少し前まではまだ明るい時間だったのに)

真姫「あ、一番星」

真姫「……」

真姫「……子供の頃のようにはいかないこともあるわよね」

真姫(もう、子供じゃないんだから)

215: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:45:14.11 ID:xvrUWYcbo


真姫「」ボーッ

真姫(夜空は変わらないけど)

真姫(私達はどんどん変わってしまう)

真姫(星を見上げると昔の思い出を覗いてるような感じがする)

真姫(だから、星を見るのが好き)

真姫(決して過去には戻れないけれど)

真姫(恋とか、そんなの何にも知らなくて、ただ二人で遊ぶのが楽しかったあの頃の)

真姫(延長線上に今があるんだって)

真姫(……そんな気がするから)


216: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:45:42.75 ID:xvrUWYcbo
真姫「はぁ……」

コンコン

真姫「どうしたの?ママ」

真姫「え!?」

――


真姫「次に会う約束なんてしたかしら?」

真姫「何よ、急に」

真姫「え?また、星を見にいこう?」

真姫「……」

217: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:50:03.11 ID:xvrUWYcbo
――


真姫「……」

真姫「何も話さないのね」

真姫「はぁ……」

真姫「私のことが心配で慰めにきたんでしょう?」

真姫「ここなら、気持ちも安らぐだろう?」

真姫「幼馴染だからわかる?」

真姫「……」

真姫「私は別に悩んでるわけじゃないって前にも」

真姫「……」

真姫(幼馴染……)

真姫(あの頃からずっと、変わらなかったもの……)

真姫「ねぇ」

真姫「天体観測、」

真姫「今夜で最後にしましょ」

真姫「……少しは否定すると思ってたんどけど?」

真姫「そう、意外とすんなり頷くのね」

218: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:51:13.60 ID:xvrUWYcbo
真姫「ここで君と会うのも最後」

真姫「いい?」

真姫「……」

真姫「はぁ……」

真姫「君はいつもそう」

真姫「昔からずっと……」

真姫「私が凛に知り合いだって言った時も」

真姫「……今だって」

真姫「いきなり、会わないって言われても……」

真姫「……どうして、文句の1つも言えないの!?」

真姫「私が酷いって思わないの!?」

真姫「……え」

真姫「……そう」

真姫「真姫がそうしたいなら……ですって」

真姫「……やっぱり君は相変わらず」

真姫「優しすぎるわよ」

219: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:55:32.10 ID:xvrUWYcbo
真姫(本当は言うべきなのかもしれない)

真姫(だけど、唯一今まで変わらずに守ってきたそれを……)

真姫(壊してしまうのが怖くて……)

真姫(ただ、怖くて……)

真姫「真姫の居場所はもうここじゃないだろう……って」

真姫「……」

真姫「……君は?どうするの?」

真姫「そう……」

真姫「……」

真姫「ごめんなさい……」

220: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:56:32.97 ID:xvrUWYcbo
真姫(その夜の星空はいつもと違って見えたような気がした)

真姫(不器用で友達を作るのが下手な女の子が)

真姫(優しい男の子と初めて友達になる)

真姫(そんな映像が星空の大きなスクリーンに映し出されているような……)

真姫(私達はただ、星空に映る2人をずっと見つめていた)


真姫「……」


真姫「ふふ、そうね……」


真姫「そろそろ、帰りましょ」

221: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:57:28.62 ID:xvrUWYcbo
数日後

凛「この間はごめんなさぁい!!」

真姫「ちょっと、どうしたのよ凛」

凛「ごめんなさああい!!」

花陽「凛ちゃんこの間の練習の時のこと、ずっと気にしてた見たいで」

真姫「あぁ」

真姫「顔上げてよ、おこってないから」

凛「……ほんと?」

真姫「ふふ、ほんとよ」

凛「うぅ、真姫ちゃぁん!」ギュッ

真姫「ちょっ!凛!」

222: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:58:16.69 ID:xvrUWYcbo
真姫(星空に映っていた男の子は女の子にずっと優しかった)

真姫「見てないで助けて!」

花陽「はわわわ」

凛「もう!離さないにゃー」

真姫(どうして、彼はずっと少女に微笑み続けたのかしら)

花陽「誰か助けてー!」

真姫(きっと、男の子は)

真姫(女の子と出会ったその日から)

真姫(恋をしていたのかもしれない)

真姫(まさかねっ)

223: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:59:02.68 ID:xvrUWYcbo
神社

穂乃果「真姫ちゃーん♪恋の方は順調かなっ」

海未「穂乃果!」

真姫「そうねぇ、暫くはお預けかしら」

にこ「お、お預けかしらってこの間と言ってること違うじゃなーい」

真姫「ふふ、冗談よ」

真姫「今は、μ'sのことでいっぱいだから」フフッ

にこ「今はって!」

穂乃果「にこちゃん!落ち着いてー」

真姫(私の居場所はここだけど)

真姫(君はまだ、あの場所にいるのかしら)

224: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 22:59:40.67 ID:xvrUWYcbo
真姫(もし、また君とあの場所で会うことができるのなら)

真姫(私は君に何て言えばいい?)

真姫(ごめんなさい?)

にこ「離しなさいよ!」

穂乃果「だめー!」

真姫(それとも……)




真姫「……好きだって」ボソッ




穂乃果「へっ?///」

にこ「なっ……」

真姫「え?今のは何でもないの!!」

にこ「なにがよ!」

真姫「ほんとになんでもないから」

225: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 23:00:06.54 ID:xvrUWYcbo
no title

226: ◆qKu5lM5bao 2014/12/22(月) 23:01:17.17 ID:xvrUWYcbo
以上、μ's9人の9つのお話でした
長らくお付き合いいただきありがとうございます