1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:53:29.44 ID:+QnDWJ+bo
高木は悩んでいた。
アイドルとしてダイヤモンド以上の素質を持った個性的な娘達をスカウトしたはいいが
彼女達を輝かせるために必要な『プロデューサー』という存在が一向に見つからないためだ。
いや、プロデューサー志望として来た者は今までに何人かいたが、その誰もが、高木曰く、「ティンと来ない」そうだ。
だが、そうして手をこまねいている内に、とうとうアイドルとしてスカウトした娘が一人、プロデューサーをやると言い出した。
当然高木は反対したが、それも虚しく彼女は今プロデューサーとして懸命に頑張っている。
だが、たった1人で10人を超える原石達を扱えるはずがなく、鳴かず飛ばずの現状である。
そんな状況を打開しようと街を歩いて『ティンと来た』人物を探しているのであった。
そんな高木の目の前に、クリーム色のスーツを着た胡散臭い男が通る。

時系列無視した矛盾あり途中から会話文メイン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1342900409

引用元: 高木社長「あー、君、君」 孔明「?」 

 

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:54:03.67 ID:+QnDWJ+bo
高木「ティンと来た!」

─???─
とある島のとある建物。
その中にあるとても大きな広間で靴を鳴らす音が響く。

樊瑞「(孔明め…いきなり我々十傑集を呼び出すとは…)」

この男、混世魔王樊瑞は、世界征服を策謀する秘密結社BF団の幹部、十傑集のリーダーである。
樊瑞は広間を抜けた先で立ち止まる。
するとその場所から直径1メートルにも満たない形で円柱型のエレベーターのような物が姿を表し、樊瑞を運んだ。

アルベルト「遅かったではないか」

樊瑞の運ばれた先、壁面はすべてモニタースクリーンとなっている大きな球形の部屋で、機械的な眼帯を着けた男が言った。

樊瑞「何せ急な召集なものでな…すでに各々方は揃っていたか」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:54:41.46 ID:+QnDWJ+bo
スーツの下に緑色のシャツを着た男が答える。

幽鬼「ああ、だが…」

樊瑞は軽く周囲を見渡す。

樊瑞「招集を掛けた本人が最後とはな」

この中でも最年長であろう白髪の老夫が言う。

カワラザキ「しかし奴め…一体何の用で我々を招集したのか…」

目の周りだけを隠す赤い仮面と赤いマフラーを着けた男が答える。

レッド「何時もの事だ…なぁ、直系の」

日本の江戸時代よりも前の人間が着ていた様な服を着た男が目を瞑ったまま頷く。

怒鬼「…」

アラブの富豪と言った風体の赤いゴーグルの様なメガネを掛けた男が口を開く

セルバンテス「最近の奴の行動は目に余るな」

外国の大学生が卒業時に放り投げそうな学帽とマスクが一体化した物を被った男が返答する。

残月「確かに…」

中国の昔の官吏が着ていそうな服を着た真っ赤な目の男が言う。

十常侍「彼の男子密事あり。教唆煽動狂言綺語一口両舌、努々油断禁物なり」

赤髪の黄色いスーツを着た男が伝える。

ヒィッツカラルド「おっと、問題の御人が来たようだ」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:55:09.60 ID:+QnDWJ+bo
クリーム色のスーツと、昔の中国の軍師が持っていそうな扇子を持った男が球形の部屋の天辺から
円柱に乗って降りてくる。

孔明「ふむ、十傑集の方々が揃っておられるようで何よりです」

アルベルト「ふん、自ら呼んでおきながら何を…」

孔明「これはこれは衝撃のアルベルト殿、手厳しい御言葉で」

樊瑞「その様な事はどうでも良い、今回この様な招集をかけた事について説明してもらおう」

レッド「我々十傑集全員を集めるとは、余程の事態なのだろうな?」

孔明「それは勿論…これは十傑集の皆様の御力を借りなければ如何ともし難い事で…」

残月「ほぉ、穏やかでは無いな」

ヒィッツカラルド「まぁ、俺達全員が集まったら嫌でも穏やかでない事になるがな」

孔明「よろしい、では、説明しましょう。今回の作戦、IM作戦を────」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:55:39.22 ID:+QnDWJ+bo
─765プロ─

緑色の髪の毛をした事務員が、事務所のアイドル達が全員集まったのを確認し、立ち上がる。
小鳥「みんなー、今日は高木社長から重大発表がありまーす!」

一見普通そうな雰囲気のリボンを二つ付けた娘が答える。

春香「重大発表?」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:56:19.26 ID:+QnDWJ+bo
金髪である事と胸を除けばまだまだっぽさを残している娘は言う。

美希「どーせ小鳥の言う重大発表なんて大したこと無いの、あふぅ」

それとは対照的な胸をした、少々大人びた雰囲気の娘が諌める。

千早「そういう事は言うものじゃないわよ」

男性的だが整った面立ちのボーイッシュな娘が聞く。

真「それにしても、重大発表って何だろうね」

質問に内気そうな娘が答える。

雪歩「なんだろう…お仕事の話かな?」

髪型以外全く同じ顔立ちの双子らしき娘達が言う。

亜美「お仕事の話って言っても、亜美達全然お仕事無いじゃーん」

真美「と、言う事は、まさか、真美達みんな解雇とかぁ!?うあうあー!どうしよー!」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:56:50.87 ID:+QnDWJ+bo
それを聞いたツインテールの幼そうな娘が慌てる。

やよい「そ、そんなー…かいこ何てされちゃったらアタシ達どうすればー…」

この中で一番年上のような大人っぽい色気と胸を持った女性が狼狽える。

あずさ「あ、あら~、解雇だなんて…どうしましょう?」

長いポニーテールで浅黒い肌をした娘が声を上げる。

響「そ、そんなはずないさー!それに、自分完璧だから、絶対に解雇なんてされないぞ!」

長い銀色のウェーブがかかった髪をたなびかせた女性が言う。

貴音「響の言うとおりです。それに、今ここで色々と話し合うより、高木殿からの発表を待ちましょう」

メガネを掛けて、髪の毛を束ねたスーツの女性が場を宥める

律子「そうよ、解雇なんて絶対に無いから安心しなさい」

うさぎのぬいぐるみを片手に持ち、オデコを強調した髪型の娘が答える。

伊織「そうね、その重大発表とやらを既に社長から聞いてそうな律子が言うんだから、そうなんでしょうね」

場が静まった頃に、高木が社長室から出てきた。
一同はゴクリと高木の重大発表を今か今かと待っていた。

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:57:23.48 ID:+QnDWJ+bo
高木「実は、君達全員に、何と専属のプロデューサーがつく事になった!」

短い沈黙の後、その沈黙は歓声へと変わった。
「どんな人達なんだろう」「男の人…かなぁ…?」「まこと、良きことです」と、様々な言葉が飛び交う。

高木「おほん!それでは紹介しよう、どうぞ!」

樊瑞「…」
アルベルト「…」
カワラザキ「…」
幽鬼「…」
レッド「…」
残月「…」
十常侍「…」
セルバンテス「…」
怒鬼「…」
ヒィッツカラルド「…」

ムスッとした表情の男達が狭い事務所へゾロゾロと入ってくる。

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:57:53.99 ID:+QnDWJ+bo
孔明「私達、本日よりこの765プロのプロデューサーを努めさせて頂きます。私、諸葛孔明と申します。以後、お見知りおきを」

その時、765プロは静止した。

そんな静寂を高木が破るように口を開いた。

高木「実は既に誰が誰の専属になるのかは決まっている。それを今から発表しよう。アイドルの諸君達は、そう固くならずにな」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:58:36.68 ID:+QnDWJ+bo
千早「よ、よろしくおねがいします…」

樊瑞「フゥ…仕方あるまい、如月千早、よろしく頼むぞ」


美希「よろしくなの…あふぅ」

アルベルト「うむ、ワシに任せるがいい、星井美希」


やよい「えーっと…よろしくお願いしまーっす!」

幽鬼「むぅ…(高槻やよい、か…)」


雪歩「ヒィッ…そ、その…よ、よろしく…おねがい、し…ます…」

怒鬼「…」コクリ


真「よろしくお願いします」

残月「ああ、これからよろしく、菊地真」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:59:09.55 ID:+QnDWJ+bo
亜美「亜美達は二人一組なんだねー」

真美「何だか1年前を思い出すねー」

ヒィッツカラルド「何、二人一役でやれと言うのではない、二人で一つのユニットとして売り出すので安心してくれたまえ、双海姉妹」


伊織「な、なんでよりによってこのアタシに一番変態そうな奴が当たるのよ!」

レッド「ファーッハッハッハ!中々率直に物を言うではないか、水瀬伊織!」


あずさ「あらあら~、よろしくお願いします~」

カワラザキ「いえいえ、こちらこそ、よろしくお願いします、三浦あずささん」


響「何か色々言いたい事はあるけど、とりあえずよろしくさー!」

セルバンテス「ああ、君達の希望に添えるよう努力するよ、我那覇響君」


貴音「これからよろしくお願いします、ぷろでゅうさあ殿」

十常侍「四条貴音、一念通天緊褌一番、これより苦心惨憺気を引き締めるがよろし」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 04:59:54.71 ID:+QnDWJ+bo
春香「えーっと…よろしくお願いします」

孔明「ええ、よろしくお願いします天海春香さん」

高木「それじゃあみんな挨拶が済んだようだな」

律子「それでは社長、私は打ち合わせ通り彼ら全員のサポートに回ればよろしいんですね?」

高木「あぁ、だがすまないな、君を追いやるような形になってしまって」

律子「いいえ、気になさらないでください。それに裏方の裏方も楽しそうですしね」

小鳥「それじゃあみんな、新しいプロデューサーさん達と、頑張ってね」

樊瑞「では、我々も仕事を始めるとするか」

アルベルト「うむ、全ては」

「「「我等のビッグ・ファイアの為に!!」」」

765一同「「「ッ!?」」」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:00:39.32 ID:+QnDWJ+bo
─ボーカルレッスン場─
孔明「さぁ、ここからはサビに入りますので力を一層込めてください!」

春香「~♪」

貴音「~~♪」

千早「~~~♪」

孔明「流石は天海さん、持ち歌だけあって素晴らしい歌声です。
    千早さんも四条さんも素晴らしいのですが、まだ少し声に硬さがありますな」

春香「はい!」

千早「はい」

貴音「精進致します」

樊瑞「(むぅ…孔明め、一体何を考えているのやら…十常侍は今回の作戦、どう思っているのだろうか…)」チラリ

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:01:37.51 ID:+QnDWJ+bo
十常侍「声量音感問題なし、問題たるは玩物喪志」

貴音「確かに、些かこの歌を恥ずかしがっておりました…それが硬さを申し訳ありません」

樊瑞「(……十常侍ぃ…)」ギリッ

千早「プロデューサー…?」

樊瑞「む!」

孔明「考え事は結構ですが、仕事を疎かになさるのは感心しませんな、混世魔王樊瑞殿」

樊瑞「あ、あぁ、すまない如月千早、もう一度歌って頂けまいか(孔明め…おんのれぇ~!)」

千早「はぁ…構いませんが…(こんせいまおう?)」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:02:08.93 ID:+QnDWJ+bo
─ダンスレッスン場─
真「~♪」

亜美「~~♪」

真美「~~♪」

やよい「~~ッ」

響「~~~♪」

残月「ふむ…菊地真、君のダンスは現時点でかなりのものだな」

真「え、本当ですか!?へへ、プロデューサーにそ言ってもらえると自信が付きますよ!」

ヒィッツカラルド「二人共悪くはないが雑さが目立つな」

亜美「えー!これでも結構頑張った方だよー!」

真美「そういうなら兄ちゃんが踊ってみてよー!」

ヒィッツカラルド「…踊ってやろうか?ただし」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:02:38.29 ID:+QnDWJ+bo

セルバンテス「ムキになるなヒィッツカラルド…響君、君も菊池君と同じくらいのダンスの力量はあるようだな
わずかに君のほうが勝っている、と私は思うがね」

響「そんなの当然さー!なんてったって真と自分はライバルだからな!今は自分のほうが追い越してるけど何時追いつかれるかわからないからよろしく頼むね!」

幽鬼「高槻やよい、そんなに無理して周りに合わせることばかりを考える必要はない」

やよい「はわっ!ど、どうして分かったんですか!?」

幽鬼「…動きから何となく、な(心が読めるから、とは言えんな…)」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:03:10.32 ID:+QnDWJ+bo
─ヴィジュアルレッスン場─

伊織「…♪…♪」

雪歩「…!…♪」

あずさ「………♪♪♪」

レッド「ほぅ…」

伊織「な、なにジロジロ見てるのよ!この変態大人!」

レッド「だがこうして見てやるのが今回の仕事だろう?」ニヤニヤ

伊織「キィー!」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:04:12.61 ID:+QnDWJ+bo
怒鬼「…」

雪歩「…」ビクビク

怒鬼「…」コクリ

雪歩「…」ホッ

カワラザキ「お疲れ様でした、いやはや、この老いぼれ、うっかり三浦さんに見入ってしまうところでした」

あずさ「あらあら、カワラザキさんったらお上手ですね…」

カワラザキ「いえいえ、お世辞などではありませぬよ」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:04:38.99 ID:+QnDWJ+bo
─765プロ─

アルベルト「小娘」

美希「Zzz」

アルベルト「まだ起きぬのか…よく寝る奴だ…」

美希「Zzz」

アルベルト「(サニー…)」

小鳥「………?」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:05:05.03 ID:+QnDWJ+bo
─[夜]765プロ─
孔明「それでは今日はひとまずこれにてお疲れ様でした」

高木「うむ、明日もまたよろしく頼むよ」

孔明「はい、では、我々は失礼ですがお先に…」

小鳥「お疲れ様でしたー」

こうして十傑集と孔明によるIM作戦は順調に始まった。

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:05:46.56 ID:+QnDWJ+bo
春香「いやーそれにしても何だか凄い人達だったねぇ!」

千早「そうね、樊瑞さんも最初はちょっと頼りないかと思ったけど、指摘も指示もとても上手だったわね」

春香「もぅ千早ちゃん、そういう事じゃなくて!」

真「確かに、最初はびっくりしちゃったよね」

伊織「まさかあんなヤバそうな奴らが来るとは思わなかったわね…っていうかあれ絶対カタギじゃないわよ…」

やよい「伊織ちゃん、あんまりそういう事言っちゃだめだよぉ」

貴音「やよいの言うとおりですよ、伊織、そういう物言いは感心しません」

伊織「う…わ、分かってるわよ」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:06:42.42 ID:+QnDWJ+bo
亜美「何だかんだで面白い人達だったしねー」

真美「うんうん、それにしてもあのカニの兄ちゃんが踊ろうとしたら何故か他の人達が必死になって止めようとしてたねぇ」

響「あの時はびっくりしたぞ…セルバンテスさん、メガネの中の目を見た時背筋がゾクッとして…」

春香「そう言えば四条さん、よくあのじゅーじょーじ…?さんとお話出来てましたね…」

貴音「はて?」

千早「確かに…私や春香は横で二人の会話を聞いててもさっぱりだったわ」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:07:26.62 ID:+QnDWJ+bo
真「そう言えば雪歩も担当の人と喋ってはいないけど大丈夫そうだったらしいね」

雪歩「う、うん…あの人は無理に近づいて来ないんだけど気づいたらちょっとずつ近くに来てる感じで…」

あずさ「雪歩ちゃんが心を許していくのを感じ取ってちょっとずつ歩み寄っていったかしらね~」

亜美「いやいや~それだけでは無いかもしれませんぞ~」

真美「ゆきぴょんも何だかんだでその人の事が…」

律子「ほらほら、馬鹿なこと言ってないでみんなもう遅いし帰りなさーい」

美希「Zz…?…………おはようございまーすなの…」

真「あ、やっと起きた」

律子「おはようございます、って…まさかずっと寝てたの?!」

美希「そ、そんな事ないの!」

律子「はぁ…アルベルトさんに誤っておかないと…明日はちゃんとしなさいよ、でないと…」

美希「わ、分かったの!律子、さん…」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:08:21.18 ID:+QnDWJ+bo
─???─

樊瑞「さて、それでは孔明、教えてもらおうか」

孔明「ん?何のことですかな?」

アルベルト「とぼけても無駄な事だぞ」

幽鬼「今回のIM作戦、普通とは思えんな」

レッド「あぁ、GR計画がいよいよというこの時期に、このような児戯に等しい事をさせようとは」

カワラザキ「我々の納得の行くように説明してもらおうか」

怒鬼「…」

孔明「何をおっしゃいます、今回のIM作戦、これこそ、GR計画の成否の要となるのです」

ヒィッツカラルド「答えになってないぞ」

孔明「そう慌てなさるな、これもすべて、ビッグ・ファイア様のためなのです…」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:09:17.12 ID:+QnDWJ+bo
~数ヶ月後~

春香「とうとうライブですよ!ライブ!」

小鳥「ついに来ましたねぇ、765オールスターライブ!」

孔明「えぇ、すべて間違いなく、計画通りに進んでいます」

十常侍「苦難困窮堅忍不抜、今之鏡花水月なれど旭日昇天皆々沈魚落雁迦陵頻伽765プロが才色兼備聞けい!天香国色祝いの鐘の響きあり!」

真美「うあうあー!ベルのおっちゃんが何時も以上に何言ってるのかわかんないよー!」

亜美「何か褒めてくれてるってのは分かるんだけどテンション上がりすぎだよー!」

響「今日のおじさんの言葉聞いてると何時も以上にうがー!ってなるぞ!」

貴音「亜美、真美、響、すべてが分からずとも、十常侍殿の心はしっかりと私達に伝わったはずです
    ならば、あとは私達はその心に答えればよいのです。そして、それだけの力を十常侍殿は授けてくれました」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:10:13.63 ID:+QnDWJ+bo
美希「ミキ、頑張ってくるから、見ててねハニー♪」

アルベルト「……フッ」

春香「仲いいねえあの二人」

千早「そうね、それにしてもあの人、まさか車を吹き飛ばすとは思わなかったわ…」

樊瑞「ところで如月千早、喉はもう完璧なのか?」

千早「…えぇ、あの時はご迷惑をおかけしました」

樊瑞「何、気にする事ではない。プロデューサーとして、当然のことをしたまでだ…」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:10:41.57 ID:+QnDWJ+bo
真「うわぁ~、それにしても外、すごい行列ですよ」

貴音「なんと…それにしてもあの列を整備している編笠の方達は一体?すたっふの方達でも無さそうですが…」

雪歩「あ、あの人達は私のプロデューサーが応援を呼ぶって言って連れてきた人達みたいですぅ」

伊織「え?あんたあいつと喋れるの?」

雪歩「しゃ、喋ったわけじゃないよ?でも何ていうか、こう、目を見れば考えてる事が分かるっていうか…」

伊織「へぇ~」

ヒィッツカラルド「…それにしても血風連の連中、こんな事にも来てくれるのだな」

怒鬼「…」コクリ

レッド「だが…」

セルバンテス「どうやら少しファン達に押され気味のようだな…」

レッド「正しく驚きだな」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:11:09.93 ID:+QnDWJ+bo
やよい「ゆうきさん、大丈夫ですかぁ?」

幽鬼「ええい、鬱陶しい!」

やよい「ッ!」ビクッ

幽鬼「む…すまない、やよいに言ったわけじゃないんだが」

やよい「は、はい、すいません、でもそんなに苦しそうな顔してたらもっと苦しくなっちゃいますよぉ」

幽鬼「…」

やよい「だから!」スッ

幽鬼「フ、そうだな」スッ

やよい「はい、た~っち!いぇい!うっうー!」

残月「真、調子はどうか?」

真「はい!バッチシですよ!」

残月「そうか、では」

亜美「カニいちゃ~ん」

ヒィッツカラルド「その呼び方、いい加減にやめないと本当に真っ二つにするぞ?」

真美「素晴らしき兄ちゃ~ん」

ヒィッツカラルド「なんだ?」

真美「このお菓子硬くて開かないんだよー、手伝ってぇ」

ヒィッツカラルド「そんなことか、よかろう、ただし、真っ二つだぞ」

パチン
亜美「わぁー!流石素晴らしきカニいちゃん!」

ヒィッツカラルド「……まぁいい、そんなことより本番前にお菓子なんて食って、ステージで戻すなよ?」

真美「だいじょーぶだいじょーぶ、ほら昔っから言うっしょ?腹が減ったらみちくさはできぬ、って」

ヒィッツカラルド「いくさ、な。まぁ、間違ってはいないが」

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:11:35.89 ID:+QnDWJ+bo
伊織「ふぅ、それにしても喉が渇いたわね」

レッド「そうか」

伊織「…」

レッド「…」

伊織「買ってこいって意味よ!本当に使えn」

レッド「姫のお望みはこの100%オレンジジュースですかな?」

伊織「もう買ってるんならとっとと渡しなさいよ!」

レッド「…」チューーーーーズゴゴゴゴ

伊織「ムキィー!!!」

響「うー………」

セルバンテス「どうかしたかね、響君?」

響「とうとうここまで来たんだなーって…」

セルバンテス「なるほど、これで君も晴れて沖縄に帰る事が出来るわけだからね」

響「…知ってたのか?」

セルバンテス「自分の担当アイドルくらい調べるさ、それに私は君がとても好きだ」

響「ありがとう、自分もおじさんのこと好きだぞ」

セルバンテス「(私にも娘がいたらこんな感じになっていたのだろうか…)」

響「(スーが生きてたら…)」

セルバンテス「フフ、あまりここで感傷的になって泣かないようにな」

響「べ、別に感傷的になんてなってないぞ!それに、ちょっとぐらい凹んでも自分完璧だからなんくるないさー!」

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:12:49.89 ID:+QnDWJ+bo
響「あれ?ところであずさは?」

セルバンテス「そう言えば、随分と前にカワラザキの爺様を護衛にご指名して少し散歩してくると言って出ていったな…」

律子「げ…まさか」

ポパピブペ
あずさ『はい~』

律子「あ、あずささん、今どこですか!?」

あずさ『え、えーっとここはー…どこかしら~?』

律子「あ、ちょ、カワラザキさんに代わってください!」

あずさ『は、はい~』

カワラザキ『申し訳ない!今そちらに急いで向かうので少々待たれよ!』

律子「い、急ぐって言っても外はもうファンでいっぱいで…」

カワラザキ『では、飛ぶとするか!』
あずさ『あ、あら?あらあら~?』

ツーツー
律子「…切れた…」

樊瑞「まぁ激動の爺様ならちゃんと時間通りに来るだろう、そう心配することはあるまい」

残月「確かに…よし、では我々も第一種最終調整だ!」

孔明「さぁ、ここからが本当の始まりなのです!」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 05:13:15.62 ID:+QnDWJ+bo
その後、ライブは大成功。
彼女達はみんなSランクアイドルになった。
そしてそんな彼女達のファンの中には九大天王すらおり、そんな九大天王達とアイドルを巡っての総大なバトルが繰り広げられた。
シズマドライブのサンプルは幻夜がとっとと回収して発動させた。
ビデオメッセージを見た幻夜は最初はわかりづらい遺言を遺していった父に怒り狂っていたが
徐々に落ち着きを取り戻し、今までの耐え難きを耐え、偲び難きを偲んできた10年を取り戻すかのようにはっちゃけ
高槻やよいのふぁんとなって今は親衛隊入りしている。
草間大作は星井美希へのプレゼントとして何時も自分が身に着けている腕時計を贈った。
が、盗聴器や小型カメラが等仕掛けられているのかわからないため事務所で音無小鳥の手によって廃棄された。

孔明「ぐへへへへ…」

終わり
戦いも続かない

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/07/22(日) 11:45:15.37 ID:+QnDWJ+bo
見返してたらまこりんと残月にかわいそうな事してた

残月「真、調子はどうか?」

真「はい!バッチシですよ!」

残月「そうか、では、あれをやるとするか!」

真「そうですね!じゃあ行きますよプロデューサー…」

残月「いつでも良いぞ!」

真「それじゃあ、ダーン!へへ、やーりぃ!」