※緑アーチャーとはfate/EXTRAの登場人物です。詳しくはこちら 

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 19:47:37.25 ID:bTW/WroSO
~アインツベルン城~


アハト翁「ない…」

アイリ「お爺様どうされましたか?」

アハト翁「聖遺物が届かない…」

アイリ「」

――――――――――――――――――
~召喚前日~


アハト翁「…というわけで」
切嗣「………」

アハト翁「触媒は自分で用意しろ」フラフラ

切嗣「……はい」

アハト翁「寝る」バタン

切嗣「………」

アイリ「………」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1357814856

引用元: 緑アーチャー「あんたが俺のマスターかい?」 

 

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 19:53:25.78 ID:bTW/WroSO

アイリ「……気を落とさないで切嗣」

切嗣「いや」

切嗣「翁が用意しようとしていたセイバーは、僕には合わないよ」

切嗣「高潔な騎士…それも、彼のアーサー王ともなれば僕のやり方に反発するだろう」

切嗣「最悪…殺されかねない」



3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 19:54:31.32 ID:bTW/WroSO
アイリ「じゃあ…どうするの?」

切嗣「召喚まで時間が無い、何とか用意しよう」

切嗣「運が良ければ、アサシン…
もしくはそれに近いサーヴァントを喚べそうな物をね」スチャッ

切嗣「もしもし舞弥…暗殺セット1つ」

舞弥「まいどー」





―――

――――――

――――――――――――――――――



切嗣「――抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

バシュゥゥン

ゴォォォォ…


緑アーチャー「…問おう」
緑茶「あんたが俺のマスターかい?」

切嗣(アーチャーか…)

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 20:07:13.15 ID:bTW/WroSO
――――――――――――――――――


キリツグズルシタ--!!
ユルシテクレ!イリヤ!!



緑茶「…旦那もあんな顔で笑うんすね…」

アイリ「ふふ…意外?」

緑茶「さすがに死んだ魚ような目の旦那からは
ちょっと想像出来ないっすよ」ハハハ

緑茶「それにしても大の大人が正義だの平和だの…」
アイリ「変かしら?」ゴゴゴゴゴ

緑茶「いや、分かったんすよ
旦那は俺と似てるって」フッ

緑茶「俺も平和の為に自分を殺して生きてきた」

緑茶「貴族も戦士も高潔な騎士も…
平和を乱す奴は等しく皆殺しにしたんだ」

緑茶「卑怯者と罵られようが
全てを殺して隠して偽って…
誇りも糞もあったもんじゃない」

アイリ「………」

緑茶「……英霊として俺が呼ばれたこと自体が驚きだぜ」ハハハハ



7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 20:11:13.45 ID:bTW/WroSO

アイリ「…そんなことないわ
あなたの英雄譚はとっても有名よ」
アイリ「顔の無い森の守護者、伝説の義賊『ロビン・フッド』としてね」

アイリ「貴方は立派な英雄だわ
そんなに自分を卑下にしないで」ニコッ

緑茶「…そう言ってくれると嬉しいね」フッ…

ガチャ

切嗣「アーチャー、いるか?」

緑茶「どうした旦那」

切嗣「僕はもう冬木へ出発する
数日後にアイリを連れて来てくれ」

アーチャー「ああ、分かった」

アイリ「行ってらっしゃい切嗣」

切嗣「ああ…行ってくるよ」
バタン

緑茶「……さっきの続きだが」

アイリ「?」


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 20:21:38.79 ID:bTW/WroSO
緑茶「俺もそんなんだったから分かるよ」

緑茶「あんたらの願いは…人としてまっとうな願いだ」

アイリ「ふふ…あなた良い人ね」

緑茶「よせよ」フッ

緑茶「それより数日中には発つんだろ?準備はいいのかよ」

アイリ「もちろんよ!」ドーン

ニモツノヤマ

緑茶「」



――――――――――――――――――


アサシン「…本当によろしいのですか?」

綺礼「あのような小娘
恐れるなアサシン」

綺礼「遠坂時臣を殺せ」

ヒュッ


~遠坂邸~


スタッ

アサシン「」ダンス中


アサシン「……」シュッ

パキンパキン

アサシン「ふっ…」

アサシン「他愛ない!」キリッ


セイバー「賊め!覚悟!!」ザシュッ

アサシン「ギャアァァ!!」ドサッ

アサシン「見えない武器…だと…!?」ガクッ

セイバー「………」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 20:38:09.07 ID:bTW/WroSO

バタン

セイバー「………」

時臣「御苦労でございます騎士王アルトリア様」

セイバー「…本当にこれで良いのですか?時臣」

時臣「はい」ニコッ

時臣「騎士王の威厳を者共に知らしめ余計なちょっかいを出す賊もいなくなるでしょう」

時臣「そうして最後に残った、王の相手に相応しい猛者のみに集中出来ます」

セイバー「…分かった
貴方に任せよう」バタン

セイバー(アサシンと手を組むなど…
騎士としての恥だ!)

セイバー(しかし…私は聖杯を手にし
願いを成さねばならない)

セイバー(その…為には…)グッ


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 20:51:26.29 ID:bTW/WroSO
時臣「ふぅ…」

時臣(まさか蛇の脱け殻の代わりに聖剣の鞘が届くとはな…)

時臣「まあいい…こうしてセイバーのカードを引いたんだ」

時臣「霊体化出来ないのが痛いが…さして問題ではない」

時臣「この戦い我々の勝利だ!!」ユウガニワインヲイッキノミ


――――――――――――――――――
~マッケンジー宅~


ウェイバー「なんだよこのセイバー…
不可視の剣なんて…」

ライダー「ふむ…不可視の武器というよりは
宝具で武器を隠しているようだな」

ウェイバー「つまり…
剣を見れば真名が判る程の名剣使いか」

ライダー「名剣使いか…うむ!
是非とも我が軍勢に欲しい人材だな」ガハハハハ

ウェイバー「馬鹿だ…」ハァ…

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 21:09:10.27 ID:bTW/WroSO
――――――――――――――――――
~アインツベルン城~


切嗣「昨夜アサシンがやられた」

緑茶「手間が省けたじゃないか」ハハハ

切嗣「アサシンのマスターは言峰綺礼だ
油断はならない」

切嗣「舞弥…例の物は用意出来たか?」

舞弥「うす」ガチャ

切嗣「銃器諸々にコンテンダー、C4にクレイモア地雷…」ガチャガチャ

緑茶「破壊工作スキルが捗るなぁ」

切嗣「アインツベルンの森の結界に加え
イチイの木の毒の結界…」
切嗣「防御は完成して来たな
後はパトロールを頼むよ」
緑茶「了解だ旦那」シュン

アイリ「…ふふ」ニコニコ


13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 21:33:34.75 ID:bTW/WroSO
切嗣「どうしたんだい?アイリ」

アイリ「貴方達の仲が良さそうだから」ニコニコ

切嗣「騎士道だの何だのと宣う奴らは死ぬ程嫌いだが…
彼は理解がある」

アイリ「そうね」ニコニコ

切嗣「能力値も平均的だし宝具も使いやすい」

切嗣「優秀な道具だ」

アイリ「切嗣…」

舞弥「アーチャーから通信です切嗣」

切嗣「どうしたアーチャー」

緑茶「港で戦闘が起きてる」ザザッ

切嗣「分かった…すぐ向かう」ピッ

切嗣「行ってくるよアイリ
舞弥は警護を頼む」

舞弥「はい」



16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 21:51:38.92 ID:bTW/WroSO
――――――――――――――――――
~港倉庫~

ランサー「ふんっ!」キィン
セイバー「はっ!」ガキィン

切嗣「アーチャー状況は」
緑茶「セイバーとランサーがドンパチ始めやがった」
切嗣「マスターは確認できるか?」

緑茶「向こうに金髪禿が1人」

切嗣「…それは恐らくアーチボルトだな
遠坂は隠れているな…」

アーチャー「それと…
あそこにアサシンがいる」

切嗣「…何!?
やはりあれは茶番劇か…」

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 22:31:02.52 ID:bTW/WroSO
―――――――――――――――――――
ランサー「ゲイ・ボウ♂!!」

セイバー「くっ…左手が…」

切嗣「チャンスだアーチャー」

緑茶「誇りじゃ人は殺せねえよ…」

緑茶「”祈りの弓”」シュバッ


セ、ラ「「!?」」キィン

ランサー「セイバー!?」
セイバー「くっ…かすっただけだというのに…」ガクッ

緑茶「終わりだ」シュバッ

ライダー「AAAALALALALaie!!!」ドドドドド

キィィン!!

緑茶「!?」

ライダー「騎士の戦いに横槍を入れるなど不届き者め!!!」

ウェイバー「」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 22:58:09.15 ID:bTW/WroSO
ライダー「余を征服王イスカンダルと知っての狼藉か!!!」

ウェイバー「馬鹿!名乗ってどうする!」ポカポカ

緑茶「…征服王…か…」チッ
切嗣「あんな馬鹿に世界は(ry」




雁夜「時臣のサーヴァントが弱ってるな…」ククク…

雁夜「殺せ!バーサーカー!!」

バーサーカー「…」シュン

「「「「「「!?」」」」」」

バーサーカー「…er…」ガタガタ

バーサーカー「…ar…er…ッ!!」ドンッ

セイバー「ぐあっ!!」グラッ

時臣「まずい…令呪をもって奉る!騎士王撤退を!!」

シュン


雁夜「時臣の奴逃げやがった!!」プギャーm9



雁夜「オェェェ」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 23:09:12.73 ID:bTW/WroSO
雁夜「帰るぞバーサーカー」

バーサーカー「………」コクコク

シュン

ランサー「待てッ!狂犬め!!」

ケイネス「今宵はこれまでだランサー」

ランサー「…はっ」シュン

ライダー「…そういえばスカウト出来なかった」ションボリ

ウェイバー「馬鹿だ」

切嗣「アーチャー僕らも撤退だ」

緑茶「…ああ」

切嗣「アーチャー?」

―――――――――――――――――――
~下水道~

キャスター「見つけた…」


21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 23:34:36.38 ID:bTW/WroSO
~遠坂邸~

時臣「…毒の治療は大体済みました」

セイバー「………」

時臣「騎士王よ…何故外へ行かれたのです!
暫くは戦いを見守る作戦ではないですか!!」

セイバー「待っているだけでは戦いは始まらない…」
時臣「しかし…」

ジャンヌー!ジャンヌー!

時セ「「!?」」ビクッ

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/10(木) 23:37:02.36 ID:bTW/WroSO

キャスター「ジャンヌ出て来て下さい!!」ピンポーンピンポーン

時臣「サーヴァント!?」
キャスター「ジャンヌ!ジルドレェですぞ」ピンポピンポピンポーン

セイバー「くっ…こんな時に…」

キャスター「おかしいですね~さっき入るのを見たのですが…」ドンドンドンドン

キャスター「もしかして入浴中ですかジャンヌ!?ジャンヌー!!!」ドンドンドン

時臣「」ガクビク

キャスター「もしかしたらもう寝てしまったのでしょうか?
なら起こすのは悪いですね~」ピタッ

キャスター「明日また来ますよ!ジャンヌー!!




時臣「璃正神父!助けて!!」

璃正「?」



23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 00:12:40.36 ID:4AtoKVRSO
―――――――――――――――――――

切嗣「あの様子だと…セイバーはアヴァロンを持っていないようだ」カチャカチャ

緑茶「そうだな……っと出来たぜ」バーン

切嗣「よし、舞弥…定位置に着け」

切嗣「もう一仕事だ」


―――――――――――――――――――
~ホテル~

ケイネス「宝具を使って左手1つしか潰せないのか!!」バン!

ランサー「セイバーの首は必「凄いじゃないランサー!ゲイ・ボウでのヒット&アウェイ作戦ね!!」ベタベタ

ソラウ「それに比べてどっかのハゲは見てるだけ」チラッ

ケイネス「」

ランサー「主「時間だアーチャー」


ドーーン


28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 19:18:08.81 ID:4AtoKVRSO

―――――――――――――――――――
~アインツベルンの森~


ケイネス「噂通りの卑劣さだな!魔術師殺しの衛宮切嗣!!」ザッザッ


ケイネス「許さんぞ…絶対に!!」ザッザッ

ランサー「主よ…奴らはこの先のようです」

ケイネス「聖杯戦争を貶めた愚か者共めが!!」


緑茶「……」ガサガサ

緑茶「ランサーとマスターのお出ましですぜ旦那」

切嗣「分かった…そのままターゲットを…」ザザッ

緑茶「…了解」ガサガサ


ケイネス「しかし…息苦しい森だな…」

ケイネス「こう薄暗いと満足に前も見えん」イライラ

ランサー(何だ…この森の違和感は…)

ランサー(まるで…中心に吸い寄せられるようだ…)


29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 19:21:53.37 ID:4AtoKVRSO
―――――――――――――――――――
~アインツベルン城~


………
…………


切嗣「アーチャーからの連絡だ
ターゲットが森に侵入した」

切嗣「舞弥、準備はいいか?」

舞弥「万全です」ガチャッ

アイリ「…切嗣?私は何をすればいいの?」

切嗣「君は城で待っていてくれアイリ」

切嗣「奴らはこの森で仕留める…」ガチャッ

舞弥(戻りましたね切嗣…昔の目に…)

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 20:20:58.91 ID:4AtoKVRSO
―――――――――――――――――――

~アインツベルンの森~

シュバッ

ランサー「はあっ!」カイィン

ランサー「四方から飛んで来る毒矢…そして行く手を遮るトラップ…」

ランサー「確実に誘い込まれてるな…」

ケイネス「加えて毒の結界…どこまでも卑劣な奴らめ…」プルプル



緑茶「あの魔術師かなり頭にキてんな…」ガサッ

緑茶「簡単に引っ掛かってくれたぜ旦那」ハハハッ

切嗣「よし…作戦開始だ」

舞弥「了解」ガチャッ

切嗣「ケイネス!!」ダダダダダッ

舞弥「……」ダダダダダッ

ケ、ラ「「!?」」

緑茶「“顔の無い王”」スゥ…

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 20:57:45.69 ID:4AtoKVRSO
ケイネス「Automatoportum Defensio~自律防御~!!」

ランサー「くっ…」カンカンカンカンッ



切嗣(奴の礼装『月霊髄液』の事は調査済みだ)ダダダダダッ

切嗣(あの水銀は攻撃も防御もこなす万能な礼装だが弱点もある…)ダダダダダッ

切嗣(こうして八方から一斉射撃を行う事で薄く拡がった液体には)ダダダダダッ

切嗣(大威力を防御する力は…ない)ダダダダダッ

緑茶「我が墓地はこの矢の先に…」

緑茶「“祈りの弓”」シュバッ

ケイネス「?!」ドスドスッ
ランサー「ケイネス殿!?」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 21:35:56.07 ID:4AtoKVRSO

ケイネス「ギ…イアアァァ!!」ガクガク

ケイネス「ひぃ…毒が…死…ぬ…」ガクガク

緑茶(“祈りの弓”の宝具には、毒の結界を張る力と不浄を爆発させる力がある)

シュバッ

ランサー「グァッ!!」ドスッ

緑茶「長い時間森を彷徨って毒も大量に吸っただろ?」ニヤ…

ランサー「おのれ…卑怯者め!!
姿を現し誇りをかけて正々堂々戦え!!!」ガクガク

緑茶「あのねぇ…俺に誇りとか求められても困るんだよ」

緑茶「ていうか、それで勝てるならいいんだけどな」ハハハ

緑茶「…ほーんと誇りで敵が倒れてくれたら、そりゃ最強だ!」

切嗣「………」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 22:22:50.66 ID:4AtoKVRSO
緑茶「だが悪いね、オレゃあその域の達人じゃねえワケで」

緑茶「きちんと毒を盛って[ピーーー]リアリストなんすよ」
切嗣「アーチャー止めを」

アーチャー「…あいよ」シュバッ

ラ、ケ「「」」

切嗣「上出来だ…アーチャー」スパーッ

緑茶「………」

緑茶(あんたみたいに生きれなかった俺は…)

緑茶「やっぱり、こうして戦うしかないんだよ」ボソッ

―――――――――――――――――――
~遠坂邸~


キャスター「恐怖なさい!絶望なさい!」

海魔「wwwwww」ウネウネ

海魔「wwwwww」ウネウネ

セイバー「ハア…ハア…」
セイバー「やはり片手では…」

海魔「wwwww」シュッ

セイバー「――しまっ!?」

ライダー「ALALALALALAEI!!!」ドドドドド

海魔「www…」ピクッピクッ

セイバー「ライダー?!」
ライダー「助けに来たぞセイバー」ガハハハハ



35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/11(金) 22:29:14.20 ID:4AtoKVRSO

海魔「www」

ウェイバー「何だこいつら!KIMEEEEEE!」オエー

キャスター「この匹夫めが!!」

海魔「wwwww」シュン
海魔「wwwww」シュン

ウェイバー「うわっ!増えたぞ!」

セイバー「くっ…キリがない」

ライダー「余に任せよ!セイバー」バッ

セイバー「!」

ライダー「“遥かなる蹂躙制覇”!!!」

ライダー「ALALALALALAEI!!!」ドドドドド

海魔「wwwww」ブチャッ
海魔「wwwww」グチャッ

キャスター「アーーーッ!!」シュン

ライダー「ふぅ…」

セイバー「ライダー…何故…」

ライダー「貴様とランサーの奴めは死なすに惜しいからのう」ガハハハハ

セイバー「ライダー…」フッ

ライダー「昨夜の競い合い実に見事だった!ランサー共々、余の軍勢に加わらぬか?」

セイバー「それは出来ぬ相談だ征服王
きっとランサーも………!?」キュイーン

ライダー「ふむ…残念だ。実に惜しい…と
どうしたのだ?セイバー」

セイバー「槍の呪いが…まさか!?
破れたのですか…ランサー…」

ライダー「なんだと…」

セイバー「………」クッ…

ライダー「…とても宴が出来る雰囲気ではないな…
明日、また来るぞセイバー」ドドドドド




時臣「庭がミンチまみれに……」


二日目終了

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 19:15:09.93 ID:ae7ECftSO
―――――――――――――――――――
~遠坂邸~


綺礼『先日のホテル爆破は衛宮切嗣の仕業で間違いないでしょう』

綺礼『アサシンの調査によるとケイネス・エルメロイ・アーチボルトの拠点だったようです』

綺礼『そして昨晩、キャスターの強襲と同時刻にケイネス・エルメロイ・アーチボルトを捕捉しました』

時臣「ふむ…」

綺礼『彼はランサーを連れ、アインツベルンの森へと踏み込みました』

時臣「そうか…アーチボルトはアインツベルンに…」

綺礼『ええ…どうやらそのようです』

セイバー「アインツ…ベルン…」グッ

綺礼『師よ…どういたしますか?』

時臣「まだ様子を見よう綺礼」

時臣「彼等の二の舞は御免だからな」

セイバー「時臣!今すぐ成敗しに行くべきです!!」ドンッ

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 19:42:40.66 ID:ae7ECftSO

時臣「しかし騎士王…貴殿と切り結ぶ程の使い手であるランサー
そして魔道の名家、アーチボルトが敗れた相手です」

時臣「それに衛宮切嗣といえば噂に聞く卑劣漢…
どんな手を使ってくるか分かりかねます」

時臣「そのような輩に王の手を患わせるわけには参りません」

セイバー「しかし…!」

時臣「心配なさらずとも、他の者の手によって消えるでしょう」フフン

セイバー「だが…」

綺礼『…では失礼します、師よ』

時臣「ああ、待ってくれ綺礼」

綺礼『はい?』

時臣「…アサシン総動員で庭の掃除を頼む」

綺礼『…了解しました』ブツン



~庭~

アサシンF「うわぁ…」

海魔「w…w…」ビクッビクッ

アサシンK「早く終わらせんぞ~」グチャグチャ



43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 20:10:39.80 ID:ae7ECftSO
―――――――――――――――――――
~新都~

切嗣「弾薬の補給も済ませた」

切嗣「あとは…」

キャードロボー

ドロボーデハナイ!リャクダツダー!

オナジダバカー!

切嗣「…あれはライダー」
ドドドドド……

切嗣「…あのマスターも苦労してるみたいだな…」


―――――――――――――――――――
~遠坂邸~

ライダー「ALALALALALALALAEI!!!」ドドドドド

時臣「敵襲!?」ピクッ

セイバー「何者だ!!」バタン

ライダー「ようセイバー!今日は戦いに来たのではない!!」ガハハハ

セイバー「ライダー?!何の用ですか」

ライダー「今日は語らいに来たのだ!宴の準備も万全だぞ」ドスン


44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 20:28:53.30 ID:ae7ECftSO
時臣「宴だと…何を馬鹿なことを」

ウェイバー「ほらライダー、向こうも困ってるぞ」

ライダー「何を言うか!」
ウェ、時「「」」ビクッ

ライダー「ただ聖杯を巡り、争うだけなどつまらん!」

ライダー「時代を越えて英霊、覇者が集うこの闘争において」

ライダー「余が征服王として、聖杯に相応しい者を競おうと言うのだ!」

セイバー「………」

ライダー「問答でな…」ニヤッ

セイバー「…いいだろう」
時臣「!?」

ライダー「フハハハ!それでこそだ!」

ウェイバー「まじでか…」
ライダー「…まずは場所変えようではないか」チラッ

アサシンU「えっさほいさ」サッサッ

アサシンG「血の臭い…取れないや…」クンクン

セイバー「掃除中ですからね…」


46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 21:02:47.33 ID:ae7ECftSO
ライダー「ふむ…どこか誂えの場所はないか?」

セイバー「郊外に…巨大な森がある…」

セイバー「その奥にあるアインツベルン城が良いのではないか?」

時臣「騎士王!お待ち下さい!」

ライダー「おお!早速向かおうか!さあ乗れっ」カモン
セイバー「時臣、聞いた通り彼に戦闘の意志はない」
時臣「しかし…」アセアセ

ライダー「心配ないセイバーのマスター」

時臣「くっ…」キッ

ウェイバー「ひいっ!ゴメンなさい!!」アセアセ

セイバー(ランサー…仇は必ず…)

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 21:33:56.79 ID:ae7ECftSO
―――――――――――――――――――
~アインツベルン城~

緑茶「…で、そのときに…がよ」

アイリ「ふふふ…やっぱり貴方の話は楽しいわ」ニコニコ

舞弥「……」カチャカチャ

緑茶「ハハハ…そうかい?」

ドドドドド…

緑茶「!」ピクン

アイリ「アーチャー…」

緑茶「…ムカつくねぇ」チッ
緑茶「せっかくのトラップ無視して真っ直ぐ突っ込んでくるなんてな」ハハ…



―――――――――――――――――――

ライダー「ALALALALALALALAEI!!!」ドドドドド

ドガガガッ

ズドーンズドーン

ウェイバー「うわああぁ!!色々飛んでくるし爆発してるし最悪だ!!」

ライダー「頭は下げておれ坊主!!」ドドドド

セイバー「!あれがアインツベルン城…」



48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 21:58:51.94 ID:ae7ECftSO

ライダー「おーい!誰かおらぬか!!」キキーッ
ギイィ……

緑茶「…何の用だい?」スッ…

アイリ「よりにもよって切嗣が居ないときに……」コソコソ

舞弥「隠れて、マダム」スチャッ

ウェイバー「銃!?あわわわわ…」ガタガタ

ライダー「戦う意思はない!物騒なものは収めよ!!」

ライダー「今日は宴に来たのだ!どこか誂えの庭園はないか?」

緑茶「…はぁ?」




………
……………

ライダー「…聖杯を手にするに相応しい者の選定に血を流す必要はない」

ライダー「酒杯に問えばつまびらかになるというもの」

アイリ「…本当に戦う意思はないみたいね」

ライダー「無論だ!」

緑茶「…どうすんだよ」コソコソ


49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 22:18:52.19 ID:ae7ECftSO

舞弥「マダムここは…」コソコソ

アイリ「仕方ないわね…切嗣が来るまで…」コソコソ

緑茶「…了解」

緑茶「おい、筋肉だるま!」

ライダー「ん?」

緑茶「ついてこいよ」クイッ
ライダー「おお!話が分かるではないか!」ニコニコ

セイバー「………」

―――――――――――――――――――
~アインツベルン城 庭園~

緑茶「じゃ…早く帰れよ」スタスタ

ライダー「どこに行く!」ムンズ

緑茶「なんなんすか?一体」ハナセッ

ライダー「もちろん貴様も参加するのだアーチャー」ハナサンッ

緑茶「はぁ!?」


50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 22:26:43.81 ID:ae7ECftSO
ライダー「今宵の宴は聖杯に喚ばれし全ての英霊が対象だ」ガシッ

緑茶「欠席者だらけじゃねーか!!」ジタバタ

ライダー「他の奴らは話が通じんだろうが」

緑茶「だからって…「座れっ!!」ストン

緑茶「」ビリビリ

ライダー「飲めっ!!」ズイッ

緑茶「…どうすんすか?」チラッ

アイリ「お話しに来ただけならいいんじゃない?」

緑茶「あんた…能天気過ぎだろ…酒とかかっくらってんすか?」アゼン

舞弥「切嗣…大変です」モシモシ

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 22:33:00.34 ID:ae7ECftSO
切嗣『取り敢えず時間を稼げ…可能ならアイリを連れて逃げろ』

舞弥「だそうです」

緑茶「逃げられ…ないよな」ジタバタ

ライダー「飲め」ガシッ

緑茶「………」

緑茶「たくっ…」パシッ

ゴクゴクゴク

緑茶「こうなったらヤケだ!」プハーッ

ライダー「うむ!それで良い」ニカッ

ライダー「さあセイバー!おまえも飲め!」ズイッ

パシッ

ゴクゴク

ライダー「良い飲みっぷりではないか!」ガハハハ

セイバー「………」クチモトヲヌグウ

セイバー「アーチャー…聞きたいことがある」

緑茶「何だ?」ゴクゴク

セイバー「ランサーを殺したのは…貴方か?」キッ

緑茶「…」ピタッ

緑茶「…そうだ」


52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:05:42.23 ID:ae7ECftSO
セイバー「あの…毒矢で…」プルプル

緑茶「ああそうだ」

緑茶「毒で動けないところを…」

緑茶「ズドン!だ」

セイバー「この…」

緑茶「『卑怯者め!正々堂々戦え!』か?」

緑茶「あの槍使いにも言われたぜ…」ゴクゴク

緑茶「たく…あんたらは同じ事しか言えねえのな」プハッ

セイバー「貴様…愚弄する気か!!」

緑茶「そんなんじゃあ…戦いに勝てねえって言ってんだよ」キッ

セイバー「そこに直れ!ブリテン王アルトリア・ペンドラゴンが成敗してくれる!!」

「「「「「!!」」」」」
アイリ「この娘が…?」

ライダー「ほう…」ニヤッ

ウェイバー「アーサー王…勝てるわけが…」ガタガタ

舞弥「切嗣、セイバーの正体が…」モシモシ


緑茶「…こりゃ驚いた!伝説の騎士王さまかよ」ハハハ

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:22:45.10 ID:ae7ECftSO
緑茶「だが…」

緑茶「卑怯者なんて…あんたも人のこと言えねえな」

セイバー「…何?」ピクッ

緑茶「あんたアサシンと組んでるじゃないか?」

セイバー「……」

ライダー「そういえば掃除しとったな」

ウェイバー「いや、今更かよ」ビシッ

緑茶「それも…自ら茶番劇までしてよ」

セイバー「それ…は…」

緑茶「騎士道とやらもたかがしれるな!ハハハハハ!!」

セイバー「貴様っ!!」カチャッ

舞弥「…下がってマダム」スッ

アイリ「アーチャー!」

ライダー「やめよセイバー」バッ

セイバー「邪魔をするな!征服王!」

ライダー「ここは宴の席であるぞ」キッ

セイバー「……ッ」カタン



54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/12(土) 23:57:57.57 ID:ae7ECftSO
ライダー「アーチャーよ、そこまで勝ちに拘るというのなら…」

ライダー「聖杯にかける願いも…余程の大望なのであろう」ニヤッ

緑茶「…俺は後だ…あんたのを聞かせろよ」

ライダー「余か?余の願いは…受肉、だ」テレッ

ウェイバー「はあぁ?オマエ!願いは世界征服だったんじゃ…ぎゃわぶっ」ゴロゴロ

ライダー「馬鹿者!身体一つの我を張って、天と地に向かい合う」

ライダー「それが征服、それが余の覇道なのだ」ドンッ
セイバー「……」

緑茶「……」イラッ

ライダー「セイバーよ、まだ貴様の懐の内を聞かせてもらってないが?」
セイバー「私は…」

セイバー「故郷の救済、ブリテンの滅びの運命を変える」



―――――――――――――――――――
~遠坂邸~

時臣「…まさか自ら名乗るとはな」ハァ…

綺礼『まずいですね…』

時臣「それに…アサシンとの関係もばれるとはな…」
綺礼(うっかり掃除させたのが決定的だけどな)

時臣「ライダーの宝具が戦車だけとは限らんしアーチャーの宝具もまだ不明だ」

時臣「ここは…一つ仕掛けようか」

綺礼『…それはありですね』

時臣「アサシンを総動員しろ」

綺礼『集結まで少々時間が掛かります…』

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 00:22:57.10 ID:ytmHcmESO
―――――――――――――――――――
~アインツベルン城~

ライダー「――騎士王、貴様は今“運命を変える”と言ったか?」ハァ…

セイバー「そうだ聖杯ならば…」

ライダー「…それは貴様の時代の話だろう?」

セイバー「そうだ!だから私は許せない!あの結末を変えるのだ!」

セイバー「私の責であるが故に…」

ライダー「自らが歴史に刻んだ行いを否定すると?」
セイバー「そうとも。なぜ訝しがる?身命を捧げた故国が滅んだのだ!悼むのがどうして悪い!」

セイバー「王ならば身を挺して国の繁栄を願うはず!」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 00:50:11.65 ID:ytmHcmESO
ライダー「いいや違う!民草が王に身命を捧げるのだ!!」

セイバー「――それは暴君の治世ではないか!貴様は王の風上にもおけぬ外道だ!!」

ライダー「然り。我は暴君であるが故に英雄だ」

緑茶「………」プルプル




………
……………



セイバー「そんな治世に…いったいどんな正義がある」

ライダー「ないさ。王道に正義は不要。だから悔恨もない」

セイバー「…ッ」

緑茶「………」スチャッ

ライダー「…ここは宴の席だぞアーチャー」

ライダー「武器はしまえ」
アーチャー「…っるせえんだよ…」プルプル

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 00:52:45.58 ID:ytmHcmESO
緑茶「黙って聞いてれば勝手な理屈並べやがるじゃねえか」

緑茶「俺の時代にもいたぜ…
あんたみたいな奴がよ…」カチャッ

ライダー「…」

緑茶「民は!王の所有物じゃねえんだよ!」


緑茶「お前みたいな奴がいるから!糞みたいな、卑しい戦いしか俺は出来なかったんだ!!」

セイバー「アーチャー…」

緑茶「誇りも何もかなぐり捨てて!そうして生きるしかなかった…」


ライダー「…アーチャーよ貴様の願いは…」

?『アーチャー…一人…士として…振る…っても…た…』

緑茶「………ッ!!」チリチリ

緑茶「俺の願いは…」


58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 00:57:52.37 ID:ytmHcmESO
緑茶「『誇りある戦い』…だった」

セイバー「………」

ライダー「…だった?」

緑茶「だが…そんなものに意味はない。今の俺は旦那の願いを叶える為に戦ってる」

緑茶「それプラス、あんたを倒すために戦うことにするよ」

ライダー「貴様とは剣を交えるだけか…」

ウェイバー「うわあ!!」

アサシンB「………」

セイバー「これは…時臣の仕業か…」

緑茶「この数は…流石にまずいっすね…」


ライダー「――セイバー、アーチャーよ」

ライダー「真の王の姿を見せてやろう!」

ライダー「“王の軍勢”!!!」ドンッ

ウェイバー「な――!」

アイリ「これは――固有結界!?」


59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 01:05:40.15 ID:ytmHcmESO
ライダー「この世界、この景観をカタチにできるのは、これが我ら全員の心象であるからさ!!!」


ガチャンガチャン…


セイバー「な…」


ガチャンガチャン…


緑茶「さすがにこれは反則だろ…」ハハハ…


ライダー「蹂躙せよ!」



ウオオオォォォォォォォォォォ!!!




……………

………



ライダー「幕切れは興醒めだったな」

緑茶「…」

ライダー「アーチャーよ…今一度問おう。」

ライダー「あのランサーを破ったというならば腕は確かに本物」

ライダー「我が軍勢に加わる気はないか?」

緑茶「…断る」

緑茶「俺は永遠に圧政者の敵だからな」フッ

ライダー「…そうか残念だ」


ライダー「では…セイバー帰るぞ」

セイバー「………はい」

ドドドドド









60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 01:13:02.56 ID:ytmHcmESO
緑茶「まったく…嵐みたいな奴らっすね~」ハハハ

アイリ「アーチャー…貴方の願いを私達が…」

緑茶「ん?そんなの気にしなくていいんだよ」

アイリ「でも…」

緑茶「『誇りある戦い』なんて…一時の気の迷いみたいなモンなんだから」ハハハ
緑茶(そうだ、参加したのは退屈しのぎ――)

緑茶(『誇りある戦い』なんて気の迷いだ…考えたこともない…)

緑茶(――だけど、さっき頭に響いた…ひどく懐かしい声は…?)


―――――――――――――――――――
~遠坂邸~

ライダー「着いたぞ」

セイバー「……」スタッ

セイバー「ライダー、私はは――」

ライダー「セイバー、貴様はもう…黙っとけ」



61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 01:15:35.51 ID:ytmHcmESO
ライダー「余は貴様を王とは認めぬ」

セイバー「な…」

ライダー「小娘よ…いい加減、その痛ましい夢から醒めよ」

ドドドドド…



セイバー「それでも……」

セイバー「それでも私は…」グッ


セイバー「アーチャー…貴方には騎士として…」


セイバー「ライダー…貴方には王として…」


セイバー「打ち勝って…見せる…」

三日目終了

66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 23:23:58.06 ID:ytmHcmESO

―――――――――――――――――――
~遠坂邸~

綺礼『ライダーの宝具は規格外のEXランクです』

時臣「ならば、そう何度も使えないだろうな」

時臣「そういえば綺礼、君はこの後どうするのかね?」

綺礼『…父の補佐の為に冬木に残ろうと思います』

時臣「そうか…ご苦労だったな綺礼」

時臣「そうだ、渡したいものがある。暇があれば家に尋ねたまえ」

綺礼『分かりました…では失礼します』

~教会~

綺礼「問わねばならぬ…衛宮切嗣…」

綺礼「貴様が何を考え、何を失ったか…」

綺礼「その果てに何を手にしたのかを…」

綺礼「もしや…私の苦悩への答えを持っているのやもしれん…」


67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 23:25:46.40 ID:ytmHcmESO
―――――――――――――――――――
~未遠川~

龍之介「旦那~スゲーの期待してるぜ」ヤッホイ

キャスター「最高のCOOOOOOOLをお見せしましょう!!」

キャスター「■■■■■■」ブツブツ

ドドドドドド…

大海魔「ピギャーwwwww」
龍之介「何これスゲーwwww」


………
……………

ドドドドド

ライダー「えらい事になっとるのう」キキィー

ウェイバー「なんじゃこりゃー!!」

セイバー「これは…案の定キャスターでしたか」スタッ

ライダー「セイバー来よったか!」

キャスター『ジャンヌ!来ていただいたのは光栄ですが今宵の主賓は貴方ではありません…』

キャスター『ですが見ていってくだされば幸いです』ズフズブ

ウェイバー「あいつ…取り込まれたぞ!」

ライダー「こいつは厄介だのう…セイバーここは一時協力せぬか?」

セイバー「勿論だ!行くぞキャスター!!」ダッ

ライダー「ALALALALALALALAEI!!!」ドドドドドド


68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 23:28:44.01 ID:ytmHcmESO

………
……………

キャーキャー

緑茶「こいつはまた…凄いことになってんな~」ハハッ
ヤッチマエーダンナー

緑茶「ん…?」

龍之介「すげぇ!全部ぶっ壊しちまえ旦那!!」

緑茶「手に礼呪…こいつがマスターか」スッ

龍之介「もっと…もっとだ!だ」ズドッ

龍之介「…んな…」ズルッ

龍之介「う…わ…す…げ…きれ…い…」キラキラ

龍之介「」ドサッ

ギャー
ヒトガシンダー

緑茶「旦那、指令通りキャスターのマスターを…」カチャッ



69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 23:44:14.50 ID:ytmHcmESO

―――――――――――――――――――

緑茶『…キャスターのマスターを発見、始末した』ザザッ

切嗣「ご苦労、あとは様子見だアーチャー」


緑茶「いいのか?」

切嗣「キャスターの行動には許せないが…僕達には為す術が無い」

緑茶『…確かにな』

切嗣「征服王に騎士王がいる、彼らに任せようか」フッ

緑茶『…了解』ガチャッ

切嗣「ふぅ…」

切嗣(キャスター狙いのマスターを狩りに来たが…)
切嗣(ライダーのマスターはあの戦車に乗っていて隙がない)

切嗣(セイバーのマスターは姿を隠している)シュボッ

切嗣「さて…どうする…」スパー


キサマノセイデ…サクラチャンガ!!

切嗣「あれは…間桐雁夜と遠坂時臣」カチャッ





70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/13(日) 23:55:08.42 ID:ytmHcmESO

―――――――――――――――――――

雁夜「答えろ…なぜ貴様は桜を臓硯の手に委ねた?」
時臣「愛娘の未来に幸あれと願ったまでのこと」

雁夜「何……だ、と?」

時臣「秘術伝えられるのはいずれか1人だけ」

時臣「稀代の素養を持つ娘を凡俗に墜とすことは…私には出来ない」

雁夜「凡俗…だと…?」

雁夜「貴様は――狂ってるッ!!」

時臣「…語り聞かせるだけ無駄だったな」

雁夜「ほざけェ!!」

雁夜「殺してやる…貴様もッ!臓硯もッ!」ブーン

時臣「これは君が家督を拒んだからこその結果だ」

時臣「…その血から逃げた軟弱さ、そのことに何の負い目も懐かぬ卑劣さ」

時臣「私自らが誅を下そう」

雁夜「蟲どもよ!奴を喰らい尽くせェェェ!!」

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 00:17:41.19 ID:38W6p4CSO
―――――――――――――――――――

ライダー「ALALALALALALALAEI!!!」ドドドド

大海魔「ピギャーwwwwww」

セイバー「くっ…霧が無い」

ライダー「セイバー!一旦立て直すぞ!」


………
……………

ウェイバー「で…どうするライダー」

ライダー「あれだけのデカブツだ」

ライダー「ヘタイロイでも殺し尽くすことは出来んのう…」

セイバー「………」

緑茶「お二人さん、苦戦しているみたいだな」シュン

セイバー「アーチャー!?」

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 00:21:53.53 ID:38W6p4CSO
緑茶「応援しにきて「おお!貴様も手伝えアーチャー」

緑茶「だから応え「なに!水臭いことを言うな!!」
緑茶「…俺にはあれをどうこう出来ねーよ」

緑茶「手土産代わりに…さっき、奴のマスターを仕留めたぜ」

ライダー「おお!ならば奴の魔翌力切れを待てば…」

セイバー「いいえ…それではあまりに遅過ぎます」

ウェイバー「はやく倒さないと、あいつ人を喰っちまうぞ!」

セイバー「私に一つ手があります」

セイバー「風王結界―解除」

ビュォオオオ

ウェイバー「あれが、アーサー王伝説の…」

緑茶「へえ……」

73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 00:39:31.95 ID:38W6p4CSO
セイバー「…ッ!」サッ

ガガガガガガガ

バーサーカー「■■■■■」ビューン

仰木「」

ライダー「バーサーカーか!」

緑茶「ったく…空気読めっての!!」

セイバー「くっ…二人とも、バーサーカーの足止めを!」

緑茶「…様子見だけって言われてんだけど…しょうがねえ!!」

緑茶「そいつに乗せろライダー」

ライダー「構わんが―様子見だけじゃなかったのか」

緑茶「そうも言ってらんねえだろうが!!」

緑茶「騎士様がキメるっていってんだからよ!」

バーサーカー「■■■■■」ガガガガガガ

緑茶「おいコラ!!」ドドドッ

バーサーカー「!!」カカカンッ

緑茶「旦那には怒られそうだが…おれが相手してやるぜ黒甲胄」スチャッ

バーサーカー「■■■■■…」


74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:19:38.36 ID:38W6p4CSO
――――――――――――――――――

雁夜「うぉおおおお!!!」

蟲「www」ブーン

時臣「あれだけ息まいておきながら…」ジュウジュウ

蟲「www」ブーン

時臣「この体たらくか…」ジュウジュウ

雁夜「これは桜の分…」ブーン

雁夜「これはみんなの分…」ブーン

雁夜「これは…俺自身の怒りだ!!」ブーンブーン

時臣「Intensive Einascherung―――」

雁夜「ぎゃぁあああ!!」ボウッ

雁夜「殺…コロシテヤル…トキオミ…ゾウ、ケ、ン…」メラメラ

時臣「愚かな…」

ヒューー

ドサッ




切嗣「………」


75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:23:03.70 ID:38W6p4CSO
―――――――――――――――――――

ライダー「ALALALALALALALAEI!!!」ドドドドドド

バーサーカー「■■■!」ヒラリ

ダダダダダッ

緑茶「しつけえんだよ!!」ヒュッヒュッ

バーサーカー「■■…」ヒラリッ

緑茶「チッ…」

ライダー「奴が触るものは何であれ奴の宝具になるわけか」ドドドド

緑茶「だからあんなありえねぇ動きしてんのか」ヒュッヒュッ

バーサーカー「■■■!」
ライダー「?様子が変だぞ!」

バーサーカー「■■■!?」グラッ

緑茶「そこだっ!!」シュバッ

バーサーカー「■■■!!」ドスッ

ヒューー

ボチャン

ライダー「どうやら魔翌力供給が止まったようだな」

緑茶「仕留めたのか?旦那…」ハァハァ…

76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:24:38.95 ID:38W6p4CSO
セイバー「済まない!ライダー、アーチャー」

ライダー「おうよ!早く片付けてしまえセイバー!!」

セイバー「」コクッ


セイバー「はぁああああ……!!」

ウェイバー「光が……」

切嗣「あれは……!?」

時臣「…騎士王!」



セイバー「約束された――」


セイバー「勝利の剣ッ!!」カッ


キャスター『…おぉ、ォ…この光は…』

キャスター『――私は、一体…』



77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:28:15.98 ID:38W6p4CSO
―――――――――――――――――――

緑茶「――あれが騎士王の輝き…」

ライダー「眩しいが故に痛々しいわ」

ライダー「あんなモノを背負わされたのが、ただの夢見る小娘だったとはな」

緑茶「………」

ライダー「理想などという呪いに憑かれた果ての姿がアレだ」

ライダー「痛ましくて見ていられぬ…」

緑茶「……」

緑茶「俺は平和の為、村の希望を背負って、戦い続け――」
緑茶「あいつは平和の為、国民の希望を背負って、戦い続けた」

ライダー「なんだ、おまえら似た境遇だな」ガハハ

緑茶「そうかもな…主義、主張は違えど俺たちは背負わされた側だ」

緑茶「――だが、俺はあいつを認められない」

ライダー「それは反逆者だからか?それとも…」

緑茶「…違う、あいつには…」




78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:32:13.42 ID:38W6p4CSO
緑茶「――俺は」

緑茶「嫉妬…してるだけかもな」

緑茶「あの騎士王にも、槍使いにも…」

緑茶「自分には出来なかったから…あいつら妬んで、必死で自分を正当化して…」

ライダー「『誇りある戦い』…か…」

緑茶「長話が過ぎたな」ハハッ

緑茶「安心しな…あんたは反逆者として、どんな手を使っても[ピーーー]」

緑茶「マスターからは目を離すなよ」シュン…

ライダー「だとよ、小僧」

ウェイバー「」シッシン

ライダー「しっかりせんか」ペシッペシッ


79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:35:44.32 ID:38W6p4CSO
―――――――――――――――――――

切嗣「セイバーの宝具は厄介だな…」

切嗣「アーチャーでは太刀打ち出来ない可能性がある…」

切嗣「あのバーサーカー、執拗にセイバーを襲っている節がある」

切嗣「遠坂のサーヴァントだから…それだけとは考えにくい」

雁夜「う…トキ…オ…ミ…」グッタリ

切嗣「間桐雁夜…」

切嗣「まだ…利用価値があるか…」

切嗣「舞弥、アーチャー集合だ」

―――――――――――――――――――

~間桐邸~

臓硯「雁夜め、随分と帰りが遅いのう」

臓硯「昨晩、とっておきの蟲を与えてやったが…」

臓硯「そろそろ…のたれ死んだかの」カッカッカッカッ



緑茶「――“祈りの弓”」シュパパッ



臓硯「ヌ――!」ドスッドスドスッ



80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 01:40:38.51 ID:38W6p4CSO

臓硯「ぐぁああ!!これは――」ジュウゥゥ

緑茶「まるで穢れの塊だな…」シュパパッ

臓硯「ぎゃぁあああ!!!」ジュウゥゥ

切嗣「それが本体か…マキリ・ゾォルケン」カチャッ

切嗣「――起源弾」ドォン

臓硯(本体)「」ブチャッ

桜「」スヤスヤ

緑茶「…この娘にも蟲を?」

舞弥「そのようです」カチャカチャ

緑茶「…許せねえな」

桜「…誰?」

緑茶「このハンサムが助けに来たぜ!来なっ」ヨッコラショ
桜「…夢?」プラプラ

舞弥「完了です」

切嗣「よし…脱出だ」スタスタ

ガチャ

バタン

桜「戻らないとお爺様が…」プラプラ

切嗣「あの蟲なら始末したよ」カチッ


ドカーン

間桐邸(更地)「」キレイ



雁夜「臓…硯……桜…」ウナサレ



四日目終了

84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/14(月) 20:11:05.06 ID:38W6p4CSO
―――――――――――――――――――

~アインツベルン城~

アイリ「………」

切嗣「アイリ…」

切嗣(サーヴァント3体の魂が入った)

切嗣(もう意識を留める余裕も無いか…)

緑茶「…眠り姫って訳ですかい?」シュン

緑茶「キスしたら目覚めるんじゃないっすか?」ハハハッ
切嗣「そうだったら…どれだけ良いことか」ハハ…

切嗣「アーチャー、僕は…必ず…」グッ

緑茶「言ったろ?俺が聖杯を――」

切嗣「ふ…そうだったな」





~客間~



桜「……」スヤスヤ

舞弥(かわいい…)




雁夜「うーん……」ウナサレ




五日目終了


87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 18:39:20.26 ID:nmH9dqySO


―――――――――――――――――――


~アインツベルン城~


雁夜「……ハッ!」ガバッ

緑茶「おーい、起きたぜ旦那」

雁夜「ここは…」キョロキョロ


ガチャッ


切嗣「アインツベルンの拠点だ…間桐雁夜」

雁夜「あんたは昨晩の…」

雁夜「――臓硯はどうなった!?」

雁夜「それに桜は…」

切嗣「安心しろ」

切嗣「――約束通り間桐臓硯は始末した」


ガチャッ


舞弥「さあ、こちらへ…」

桜「おじさん」パタパタ


雁夜「桜…」ホッ


雁夜「何かされなかった?」

桜「ううん」フルフル

桜「ヒーロー」ビシッ

緑茶「いやぁ~参っちゃうなぁ~」テレッ

舞弥(かわいい…)

88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 18:59:08.95 ID:nmH9dqySO

雁夜「そうか…本当に良かった…」ダキッ


桜「うん…」


切嗣「――さて、間桐雁夜」シュボッ


切嗣「僕は約束を守った」スパッー


切嗣「働いてもらうぞ」


雁夜「…俺は何をすればいい」


切嗣「君にはセイバー…」


切嗣「――遠坂時臣のサーヴァントを倒すのに協力してもらう」

雁夜「!?」


雁夜「ふっ…」


雁夜「――ははははは!!」


雁夜「…喜んでやらせてもらうよ」ニヤッ


桜「………」





89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 19:12:08.61 ID:nmH9dqySO
―――――――――――――――――――
~遠坂邸~


時臣「そうか…冬木を発つのか…」


綺礼「先日――キャスター絡みの騒動の報告に、明日にも本部へ…」


綺礼「――師の勝利を近くで見届けられず残念です…」


時臣「そうか…」

時臣「今日は、君に贈りたいものがある」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「アゾット剣――魔術の課程を修了した者に送られる剣だ」

時臣「君は立派な私の弟子だ…」

時臣「また暇さえあれば寄って行き給え」


綺礼「…有難うございます師よ」


時臣「では、玄関まで見送ろう」




―――――――――――――――――――


綺礼『では――さようなら』



ドスッ


時臣『な――ぐぁああ!!』


時臣『どうし…て…』ドサッ


綺礼『――ふっ…』ズルッ





90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 19:19:35.93 ID:nmH9dqySO

―――――――――――――――――――

綺礼「――ハッ!?」

綺礼「今のは…」

時臣「大丈夫か?綺礼」

綺礼「いえ――少し疲れが溜まったのでしょう…」

時臣「そうか、気を付けて帰れよ」

綺礼「…失礼します」



~冬木大橋~


綺礼(なんだ…さっきの感覚は…)スタスタ


綺礼(…私は…時臣師を…)スタスタ


綺礼「…あの心が躍るような感覚」


綺礼「………」スタスタ


綺礼「…私は――」



91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 20:04:07.75 ID:nmH9dqySO
―――――――――――――――――――

~冬木市上空~

ドドドドドド…

ライダー「こうして2日間飛び回っておるが…」


ライダー「本当に何も無いのう…」


ウェイバー「間桐の邸宅は瓦礫の山になってるし――」

ウェイバー「今、生き残っているのはアーチャー、セイバー、ライダーだけか…」

ウェイバー「ふふふ……」ニヤニヤ


ライダー「小僧、何をニヤけておるのだ?」

ウェイバー「だって…あのアインツベルンと遠坂に張り合ってるんだぞ!!」

ウェイバー「間桐なんかいつの間にかやられたようだし」

ライダー「………」

ウェイバー「次の御三家はベルベット…ひゃぶん!」バシッ

ライダー「いつまでも浮かれるな小僧」デコピン

ライダー「いつ狙われるか分からんのだからのう」


92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 20:17:47.09 ID:nmH9dqySO

ウェイバー「…まさか…お前がいつも空飛んでるのは」

ライダー「アーチャーは抜け目無い男だ」


ライダー「隙あらばすぐに突かれるだろうな」


ライダー「とはいえ、いつまでも逃げるような真似は好かん」

ライダー「明日はアーチャーを倒しに打って出るぞ」

ウェイバー「…はっきり言えよ」

ライダー「ん?」

ウェイバー「お前にとって、僕は荷物なんだろ!!だったら…ふげぇ!?」バシーン

ライダー「何を言っとるんだ貴様は」デコピン

ライダー「確かに貴様は魔術師としては未熟で臆病者で矮躯ではあるが」

ウェイバー「」

ライダー「れっきとした余のマスターなのだ」


ライダー「サーヴァントがマスターを護るのは当然であろう」ニカッ

ウェイバー「あんまりフォローになってないぞ…」


ドドドドドド…

93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 21:04:33.23 ID:nmH9dqySO
―――――――――――――――――――
~アインツベルン城~


………
……………



緑茶「…つーわけで、あの妖怪を殺したら…」


緑茶「あんたらの蟲が暴れだしたわけだ」


雁夜「臓硯やはり…」


雁夜「自分に何かあった時の為に細工してたのか…」

緑茶「しょうがねえから、蟲は全部取り除かせてもらった」


雁夜「!?どうやって…」

切嗣「アーチャーの宝具を使った」


緑茶「あんたらの腹に矢をぶっ刺して蟲を殺した」


雁夜「そんな事したら、俺たちが死…」


緑茶「穢れ――蟲爺の魔力だけ狙ったんだよ」


緑茶「傷は大したことないが、あんたらは丸二日寝こんだけどな」


緑茶「ったく…人の宝具を殺虫剤代わりにしやがって」

切嗣「臓硯に効いたから試したまでだよ」


94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 21:10:10.00 ID:nmH9dqySO


雁夜「――だが、どうするんだ?俺は蟲の力で魔翌力を生成していた」


雁夜「蟲がいない今じゃ、ただの素人だ」


切嗣「それについては対策を打ってある――舞弥」


舞弥「はい」ズルッ

ソラウ「う…あ…」グッタリ
切嗣「ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ――アーチボルトの婚約者だ」

緑茶「ちょー良い女っすね…ハゲには勿体ない」キラキラ
切嗣「ケイネスの死体を調べて判明した」

切嗣「彼らは令呪担当と魔翌力担当を分けて行動していたようだ」

切嗣「そこで――君には令呪担当」

切嗣「彼女にバーサーカーの魔翌力供給を担当させる」


ソラウ「くっ…」ドサッ

95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 21:29:28.20 ID:nmH9dqySO

緑茶「やり方は?」


切嗣「拷問で聞き出した」

雁夜「――あんた…」


切嗣「…何て言われようが構わない、これは戦争だ…」

切嗣「参加したからには、人を殺す覚悟はある筈だ」グッ…


緑茶(…あんたがよく言うぜ…)


切嗣「そうだろう?間桐雁夜」


雁夜「……続けてくれ」


切嗣「…彼女から聞き出した情報はあまり多くはない」


緑茶「じゃあどうすんだ?」

切嗣「だがヒントは得た」
切嗣「雁夜…君は令呪を使い、一旦バーサーカーとパスを切り、彼女に無理矢理パスをつなげる」

切嗣「その間、安定するよう僕がサポートする」


切嗣「多少苦痛は伴うがな…」


雁夜「問題ない…蟲に比べればどんな痛みも…」


切嗣「――では、早速始めようか」


ソラウ「あ…う…」



96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/15(火) 21:38:11.82 ID:nmH9dqySO
―――――――――――――――――――

~教会~


璃正「おお、戻ったか綺礼」


璃正「用事は済ませたか?」


綺礼「いえ…まだ一つだけ」


璃正「早く済ませておけよ、明日の朝には…」


綺礼「父よ…話があります――少しお時間を」


璃正「ん?構わんぞ」


璃正「今、丁度一段落着いたところだ」クルッ

綺礼「―――ッ」スッ


ドスッ


璃正「な――」ガクッ



………
……………


綺礼「ふふふ――ははははは!!」

綺礼「なんなんだ、この感覚!!」

綺礼「私はやはり壊れている!!」

璃正「グッ…き…」

綺礼「貴様は!犬にでも孕ませたというのか!!」グチャッグチャッ

璃正「――い…」ガクッ



綺礼「――これは…預託礼呪…」

綺礼「■■■■…」レイジュゲット

綺礼「これ以上、自問自答を続けても仕方がない…」

綺礼「早く教えてくれ衛宮切嗣…」

綺礼「同じ破綻者である貴様なら」

綺礼「――この答えを……」



六日目終了


101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:21:48.89 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


~遠坂邸~


時臣「――痛ましい事件をだったな…」


綺礼『…父の遺体にはナイフで刺された傷がありました』


綺礼『恐らく…犯人は衛宮切嗣だと思われます』


時臣「確かに、あの男ならば説明はつくな」


時臣「これからはどうするのかね?綺礼」


綺礼『本部へは代わりの者に行かせることに致しました』


綺礼『このような事態では、私が監督役を代行するしかありません』


時臣「そうか…」


綺礼『師よ…どうか父の無念を…』


時臣「勿論だ――璃正神父の為にも必ず私が勝ち抜こう」



102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:26:04.48 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~教会~


………
……………

綺礼「――では、失礼します」

綺礼「……っ」プルプル

綺礼「……ふふふ」

綺礼「ふははははっ!」

綺礼「笑いを堪えるのが…こんなにも難しいとはな」クスクス

綺礼「さて…ここまでは計画通りだ」

綺礼「父の遺体は魔翌力で補修し衛宮切嗣に容疑を着せた」

綺礼「この先あの男が…」

綺礼「いや――奴ならば最後まで生き残るだろう」

綺礼「――そうでなくては困る」

綺礼「全ての邪魔が消えた時、私自ら出向くとしよう」

綺礼「――その時、全ての答えが…」



103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:33:08.41 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~遠坂邸~

セイバー「許せません時臣、今すぐにでも」

時臣「しかし騎士王…これも罠の可能性があります」

時臣「神父を殺害し、我々の激情を誘うことが狙いではないかと…」


セイバー「時臣…この三日間大人しくしていましたが我慢の限界です」

セイバー「戦いとは常に先手、先手を取るものです」
セイバー「貴方のように、時を待っているばかりでは…」ガミガミ

時臣「しかし…」


シュバッ


セイバー「しかしではありません時…」


ゴウッ


セイバー「!?――伏せて!」


パリーン!


時臣「襲撃――!!」


セイバー「…これは…矢文?」


104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:36:31.12 ID:ZRf+V8ESO

セイバー「なになに…」ピラッ


『騎士王、誉れある戦を所望する。聖杯の担い手たるに相応しい者を決める為、何より俺の願いの為に』


セイバー「『アインツベルンの城で待つ』と…」


セイバー「これは…アーチャーですね」


セイバー「それにしても……ふふ」


セイバー「マスターはともかく、彼は改心したようですね」


セイバー「という訳で時臣。私は騎士として、この決闘に背を向けるわけにはいきません」


時臣「なりませ…」


セイバー「アーチャーの首は必ず私が…」シュン


時臣「」


時臣「くっ…何て事だ…」


時臣「相手はアーチャー…騎士王の宝具ならば一撃だろうが…」



105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:43:58.98 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ライダー「まさかあの小娘から招待を受けるとはのう!」

ウェイバー「おい…これ何かおかしくないか?!」

ウェイバー「きっと罠だぞ!!」

ライダー「何を言っとる、戦士が決闘を申し込んできというのだ!」

ライダー「余がどうして背を向けられよう」

ウェイバー「だから、怪しいんだって…」

ライダー「む、早速見つけたぞ!」

ウェイバー「おい!話しを…うわぁああ!!」

急降下中…

ライダー「おーい!セイバー!!」



106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:50:01.61 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


セイバー(アーチャー…貴方は騎士の敵)


セイバー(だが…権力に翻弄されたが故に誇りを捨てた哀れな民でもある)


セイバー「アーチャー――私が騎士として、貴方を導こう」


セイバー!

ドドドドドッ

ウワァアア!!


セイバー「む、あれはライダー」


ライダー「決闘の場を指定せんとは、探すのは骨だったぞ!」


ライダー「まあいい、決着を着けようぞセイバー」


セイバー「なぜ貴方が…?

セイバー「はっ!?」


セイバー(私もアーチャーもこの機会に刈り取ろうというのか!)


セイバー「だが…させない!!」


セイバー「アーチャーを倒すのは私です!ライダー!!」


107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 21:54:22.82 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━


緑茶「お、始まりましたよ」


緑茶「取り敢えず作戦は大成功っすね旦那」


緑茶「つーか両方、テンションおかしいでしょ…」


切嗣「…嬉々として人を殺していた連中だ」


切嗣「三日間、獲物にありつけずに餓えていたんだろう」


緑茶「…まるで犬っすね」ハハッ


緑茶「それに『アーチャーを倒すのは私です!』なんて」


緑茶「本当に俺が、誇り高い勝負なんて挑むわきゃあねえだろーが」


切嗣「…戦いに変な拘りを持つ者はすぐに死ぬ」


切嗣「判ってるな?アーチャー…」

緑茶「言われなくとも」



108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 22:01:26.16 ID:ZRf+V8ESO


切嗣「よし…後は別行動だな」


切嗣「成功を期待している、雁夜」


雁夜「任せておけ…」


緑茶「………」


緑茶(旦那…あんたみたいな臆病者が覚悟を決めたんだ…)


緑茶(俺が日和ってる場合じゃねーだろ?)


緑茶「悪いな『旦那』…」

緑茶「やっぱ俺に、騎士の真似事は出来ねーよ…」



セイバー「行きますよライダー!!」


ライダー「おうよ!セイバー!!」




セイバー「“約束された――”」
ライダー「“遥かなる――”」

109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 22:04:12.67 ID:ZRf+V8ESO


セイバー「“勝利の剣”!!」



ライダー「“蹂躙制覇”!!」



カッ―――



………
……………



セイバー「………」



ライダー「………」プラーン

セイバー「私の勝ちですね…ライダー」


セイバー「では、先を急ぎます」シュン


ライダー「負けちまったのう…」プラーン


ウェイバー「………」


ライダー「ゴルディアスホイールを犠牲にしなければ危なかったのう」プラーン


ウェイバー「取り敢えず…降りよう…」プラーン



110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 22:38:40.07 ID:ZRf+V8ESO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~アインツベルンの森~


セイバー「さて…城はあっちの方向…」


バーサーカー「■■■■■ッ!!」ガチャッ


セイバー「な――ッ!!」

バーサーカー「■■■■■ッ!!」ダダダダダッ

セイバー「くッ――バーサーカー!?」


バーサーカー「Ar……」


バーサーカー「URRRRRッ!!」


セイバー「――だが、貴方の相手をしてる場合ではない!!」


セイバー「はぁっ!!」ズバッ


111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/16(水) 22:39:58.82 ID:ZRf+V8ESO

バーサーカー「―――!?」ガキィン


バーサーカー「………」グラッ


セイバー「浅いか…兜しか…」

ゴトリッ


セイバー「!?そんな…」

バーサーカー「…hur……ッ!!」


セイバー「貴方は…!?」



雁夜「バーサーカー…礼呪を持って命ずる…」

雁夜「目の前の敵を…全力を持って葬り去れ…!!」



バーサーカー「…Ar……ッ!!」ジャキッ


セイバー「“無毀なる湖光”……」

バーサーカー「――Arthurッ!!」

セイバー「貴方は…そんなにも…」

セイバー「私が…憎いのですか……!?」



114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 20:32:38.47 ID:HvztyidSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~遠坂邸~

時臣「視覚共有の魔術で戦況は確認したが…」

時臣「まさかバーサーカーが現れるとは…」

時臣「仕方ない――」

時臣「令呪を持って奉る…全力で―――ッ!?」

ドドドドドガーン




切嗣「魔術で強化済のRPG-7を5連発射…」

切嗣「流石に無事では済まないだろう…」

時臣「Intensive Einascherung――!!」

切嗣「!?」

切嗣「Time alter――double accel!」サッ

時臣「ほう…避けるとは中々だ」スタスタ

時臣「待っていたよ衛宮切嗣…貴様には私自ら誅を下してくれる」

時臣「璃正神父を殺害し、聖杯戦争を貶めた罪――その命で償え!!」

切嗣「………」ガチャッ

115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 20:50:54.49 ID:HvztyidSO
切嗣(奴の礼装は、あの大粒のルビーの杖…)ダダダダダッ

時臣「魔術で強化した銃火器か」メラメラ

切嗣「……」ダダダダダッ
時臣「並の魔術師ならば、防ぎきれない攻撃だろうが…」

切嗣(…流石に遠坂の当主、鉄壁だな)ダダダダダッ

時臣「貴様にこの火炎陣は突破出来ん!!」

切嗣「ならば…」ガチャッ

切嗣「コンテンダー!!」ドンッ


時臣「はぁっ!!」

バァーン

切嗣「なっ!!」

切嗣(使い捨ての宝石の魔翌力を炸裂させて弾を破壊した!?)

時臣「ふっ…聞き及んでいるよ衛宮切嗣」

時臣「その魔弾の存在はね――!!」ボウッ

切嗣「火の槍――!!」

116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 21:32:59.56 ID:HvztyidSO

ヒュン
ヒュン


切嗣「Time alter―――double accel!」サッ


切嗣「くっ…距離を…」ダッ


時臣「逃げるだけか?衛宮切嗣」スタスタ



切嗣「…舞弥!!」


舞弥『了解』ザザッ


ブゥーン


時臣「な――今度は――」

切嗣「タンクローリーだ!!」



メメタァ


切嗣「止めを――」


ブオッ


切嗣「!?」サッ


切嗣「次は炎の剣か――」


時臣「咄嗟に宝石で身体を強化して助かったな…」ガラッ


時臣「――今度は私から行くぞ…!」グンッ


切嗣「接近戦だと…!?」


117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 21:51:18.57 ID:HvztyidSO

時臣「常に余裕を以て優雅たれ――」ブォン


時臣「遠坂の当主たるもの魔術においても戦闘においても」


時臣「優雅に、圧倒的でなくてはならん」ブォン

切嗣「――ッ!!」サッサッ

切嗣「―コンテンダー!!」ガチャッ


ドンッ


時臣「無駄だッ!!」


パァーン


時臣「――これで」グンッ


時臣「獲ったぞ――衛宮切嗣!!」


切嗣「――ふっ」


切嗣「殺れ――アーチャー!!」

緑茶「了解!!」シュン

時臣「な――ッ」

緑茶「“祈りの弓”」シュバッ

時臣「ぐ――」ドスッドスッ

時臣「サーヴァント…お前は…囮…か――」ガクッ

緑茶「随分強い魔術師っすね」

切嗣「君を待機させていて良かったよ」


118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 22:04:29.36 ID:HvztyidSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~アインツベルンの森~


バーサーカー「■■■■!!」ブンッ


セイバー「…ぅ…ぁ…」ズザッ


セイバー「!?――時臣…」


バーサーカー「……■■■」ブン


セイバー「くっ…」ガキィン

セイバー「私が悪いのですか…!!」


バーサーカー「Ar■■■ッ!!」ガンッ


セイバー「ぐぁ!!」ドサッ

セイバー「私が…」グググ…


セイバー「私が何も救えないから…」ガクッ


バーサーカー「■■■hur…」ガチャン


セイバー「ごめんなさい…」ポロ…


バーサーカー「Ar■■■r…」ガチャン


セイバー「ごめんなさい…」ポロポロ


バーサーカー「Ar…thur!!!」ブォン


セイバー「ごめんなさ――」


グチャッ




バーサーカー「……」カタカタカタ

バーサーカー「■■■■■■■■■ッ!!!」

120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 22:23:33.22 ID:HvztyidSO
雁夜「………」

雁夜「切嗣さん…こっちの作戦は成功だ」

切嗣『こっちも成功だ』ザザッ

切嗣『遠坂時臣を仕留めた』


雁夜「――本当か!?」


切嗣『ああ…じゃあ、作戦通り合流しよう』

切嗣『手配どおり森の近くに車を用意した。それで深山町の屋敷に向かってくれ』

雁夜「了解だ…それと、切嗣さん」

雁夜「本当に…ありがとう…」ポロポロ

切嗣『…礼を言われるようなことはしていないよ…』

七日目終了

126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 20:01:34.88 ID:fM+VXKbSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~冬木市体育館~



切嗣「さて…状況確認だ」
切嗣「残るサーヴァントは3体…アーチャー、バーサーカー、ライダー」

雁夜「ソラウは存命中、まだ魔翌力供給役として使えるようだ。そして俺の令呪は残り一つ」


切嗣「昨夜の作戦でバーサーカーは使い捨てる予定だったが、駒があるに越したことはない」



緑茶「ライダーはセイバーとの戦闘で戦車を破壊されてたぜ、旦那」

切嗣「ライダーの戦力は大幅に削げているか…」

切嗣「しかし、固有結界には注意が必要だな」



舞弥「我々以外に存命中の人間はウェイバー・ベルベットと…」

切嗣「――言峰綺礼…警戒すべきだろうか…」


切嗣「…やつは脱落したが、危険な男だ…警戒はしておくべきだろう」


128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 20:42:16.77 ID:fM+VXKbSO
切嗣「では、作戦を開始しよう」


切嗣「まず信号弾は発射し、ライダー達を誘き寄せる」

切嗣「アーチャー、バーサーカーが迎撃…雁夜は戦況に応じて令呪を使用」

雁夜「了解」

切嗣「僕と舞弥はアイリの警護に回る」

アイリ「………」

舞弥「全ての入口にカメラとトラップを仕掛けました」

切嗣「では…これで最後だ」ドヒュン


パーン
パーンパーン



切嗣「アイリ…もうすぐだ…」ダキッ

切嗣「あと一歩で…聖杯が…」ポロポロ

雁夜「切嗣さん……」

舞弥「……」

129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 20:59:33.58 ID:fM+VXKbSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーサーカー「………」


緑茶「あの騎士王さん…あんたの身内だったのか?」

バーサーカー「…■……」
雁夜「こいつはサー・ランスロット、アーサー王縁の騎士だ」

緑茶「へえ…あいつ、どんな奴だったんだ?」

バーサーカー「………」

緑茶「って…聞いても無駄か…」



パカラッパカラッパカラッ

アララララーイ


緑茶「来たな…雁夜、隠れてな」

雁夜「あぁ…」サッ

ライダー「ようアーチャー!」

ウェイバー「え…なんでバーサーカーが?!」

ウェイバー「間桐は脱落したんじゃ…」

緑茶「残念だが生きてるぜ。ついでに手も組んでる」ハハッ

130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 21:18:42.80 ID:fM+VXKbSO
ライダー「…セイバーはどうした?」

緑茶「倒したぜ、正面から正々堂々と」

緑茶(バーサーカーが)

ライダー「そうか…残るは我々だけか…」

ライダー「そんな状況で2対1か…まずいのう…」

緑茶「戦車も無いようだし…降参するか?」ニヤッ

ライダー「冗談!確かに余の武装は消耗しておる」

ライダー「だが侮るなよアーチャー。」

ライダー「今宵のイスカンダルは、完璧でないが故に完璧以上なのだ」フンッ

緑茶「確かに…体調は万全そうだな」ハハッ

ライダー「では…始めようかアーチャー、バーサーカー。」

緑茶「ああ…」

バーサーカー「……」

ライダー「“王の軍勢”!!!」



………
……………


131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 21:33:27.42 ID:fM+VXKbSO


雁夜「何だ…これは…」アゼン

緑茶「固有結界…早速かよ」

バーサーカー「……」



ライダー「いざ益荒男たちよ、我らが覇道をしめそうぞ!!」


「おおおおおおおおおッ!!!!」


ドドドドドッ

雁夜「くっ…行け、バーサーカー!!」

バーサーカー「■■■■ッ!!」ダッ


「おおおおおおッ!!」

ダダダダダッ

ドカーン

ギャー


カキィーン
カキィーン

カコメー


ドカーン




緑茶「おー暴れてる暴れてる」ハハッ

雁夜「でも…この数相手じゃ霧が無いぞ…」

緑茶「…1つ作戦があるぜ」

132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 21:56:24.50 ID:fM+VXKbSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

舞弥「ライダーが固有結界を展開したようです」

切嗣「バーサーカーが頼りだな…」


ドカーン


切嗣「何だ!?」

舞弥「カメラに人影…侵入者です」

切嗣「これは…言峰綺礼!!やはり来たか…」

切嗣「迎え撃つぞ舞弥」ガチャッ

舞弥「了解……」ガチャッ


………
……………




綺礼「ここに来るまでに12のトラップ…」スタスタ

綺礼「左腕を負傷してしまった…」

綺礼「だが、この先に居るのは間違いないな衛宮切嗣…」スタスタ


ダダダダダッ

綺礼「ッ!!」バッ


舞弥「四発命中、しかし…」

切嗣「防弾加工の僧衣か」

133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 22:23:44.27 ID:fM+VXKbSO
切嗣(言峰綺礼…事前調査によると過去に代行者の経歴を持つ男)リロード

切嗣「やはり最後の壁はお前か…」ダダダッ

綺礼「衛宮――切嗣ッ!!」ダッ

切嗣「黒鍵に魔翌力を流し、盾にして突進か…」

切嗣「…その判断は誤りだったな」ガチャッ

切嗣「――コンテンダー」ドンッ



パリィン


切嗣「なにっ!?」

舞弥「起源弾が――」ダダダダッ

綺礼「無駄だッ!!」グンッ

舞弥「!?」ドンッ

綺礼「く――ッ」ブシュッ

綺礼「破ッッ!!!」ドガッ

舞弥「か――は―」ドンッ

切嗣「舞弥ッ!?」ダダダダッ

綺礼「くっ…左目が…」サッ

134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 22:43:10.54 ID:fM+VXKbSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~固有結界内~

雁夜「一か八か…試す価値はありそうだな」

緑茶「じゃあ頼むぞ雁夜」
緑茶「“顔の無い王”」スゥ…

「おおおおおおおおおッ!!!」

ドドドドドッ


バーサーカー「■■■ッ!!」ブンッ


「ぎゃあああッ!!!」


ライダー「ふむ、奴もそろそろ消耗してきたようだな」



雁夜「令呪をもって命じる…」

雁夜「バーサーカー…ライダーに特攻しろ!!!」


バーサーカー「……ッ!!」ガタガタガタ

バーサーカー「■■■■■■■ッッ!!!!!」E:アロンダイト


135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 22:53:24.86 ID:fM+VXKbSO


バーサーカー「■■■■■■■ッ!!!!」ドドドドド



「ぎゃあああ!!」



ウェイバー「おいライダー…あいつ様子がおかしいぞ!」



バーサーカー「■■■ッ!!!!」ドドド



ライダー「突撃か…決めに来よったな…」



バーサーカー「■■■■■■■ッ!!!!」ダンッ


ライダー「来いバーサーカー!!!」




バーサーカー「■■■■■ッ!!」


ライダー「うぉおおおおお!!!」


136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 23:06:06.10 ID:fM+VXKbSO
バーサーカー「■■■■…!?」ガクッ


ライダー「な!?」ブンッ



ザシュッ


バーサーカー「■■…」


ライダー「魔翌力切れか…バーサーカー…」


バーサーカー「…アーサー王…」


バーサーカー「……私は何ということを…」


バーサーカー「こんな筈では………」


ライダー「バーサーカー…貴様は…」





緑茶「“祈りの弓”」シュバッ

ライダー「なッ――」ドスッドスッ

ライダー「バーサーカーごと…」ガクッ


ウェイバー「ライダー!?」


緑茶「隙見せんなって言ったろ…」




137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 23:16:33.17 ID:fM+VXKbSO
緑茶「首と心臓に一発ずつ…」

ライダー「ふははは…アーチャー…」


ライダー「こりゃ…完敗だわな…」



シュゥゥゥ…



雁夜「結界が消える…」


緑茶「終わりだ征服王」


ウェイバー「ライダー…ライダー!!」


ライダー「泣くな、坊主」

ライダー「貴様は征服王イスカンダルの臣なのだからな」シュン


緑茶「さあ…あんたもだ…」スチャッ


ウェイバー「僕は…[ピーーー]ない」

ウェイバー「あの人の臣として…」ギリッ


緑茶「なら…尚更だ…」




バリィィィィィン!!




ウェイバー、緑茶「!?」

雁夜「何だ!?」



138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/20(日) 23:31:56.18 ID:fM+VXKbSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

綺礼「答えろ…衛宮切嗣」スチャッ


切嗣「………」ガチャッ





「貴様は何の為に生きている…」



「何の為に戦っている…」


「何を失い、何を得た…」


「聖杯に何を願う…」




切嗣「………」


切嗣「僕の願いは…平和だ」


切嗣「そのために…全て捨てた…!!」



綺礼「!?」


綺礼「何だ…それは…」


綺礼「…貴様も…答を持たぬか…」


綺礼「――ならば…[ピーーー]!衛宮切嗣!!」バッ


綺礼「――告げる」シュバッ


切嗣「――コンテンダー!!」ドンッ



バリィィィィィン




切嗣、綺礼「!?」



ブシャァァァァァ



………
……………

142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 19:02:31.03 ID:vKDMXfFSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


切嗣「黒い雨…」


切嗣「黒い…太陽…?」


切嗣「何だ…ここは」


アイリ「待っていたわ、切嗣」


切嗣「アイリ!?どうして…」


アイリ「ここは聖杯の中よ」


切嗣「これが聖杯!?馬鹿な…」


アイリ「貴方は聖杯を手にしたのよ」


切嗣「僕は…こんなもの認めない…」


切嗣「こんなものがどうやって願いを成就させる…」

アイリ「それは…貴方が一番分かっているじゃない」


イリヤ「キリツグー!!」パタパタ


切嗣「イリヤ…」ダキッ


アイリ「貴方の願いは美しいわ…何よりも叶える価値がある」




アイリ「だから…聖杯に貴方の願いを…」

143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 19:04:57.76 ID:vKDMXfFSO


切嗣「………」ギリッ


イリヤ「キリツグどうしたのー?」


切嗣「ごめんな…イリヤ…」ジャキッ


イリヤ「?」


ドンッ


アイリ「イリヤ!?いやぁあああ!!」


アイリ「切嗣なんてこ――グッ…」


切嗣「世界60億の人間と…家族2人…」ギリギリ


切嗣「秤にかけるまでもない…ッ!!」ギリギリ


アイリ「呪ってやる…」


切嗣「………」ポロポロ


アイリ「呪ってやる…呪ってやる呪ってやる呪ってや――」


ボキン



切嗣「くそっ……」

144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 20:44:58.96 ID:vKDMXfFSO
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

切嗣「………」ジャキッ


綺礼「………」


切嗣「終わりだ…言峰綺礼…」


綺礼「これをどうする気だ…」


切嗣「壊す――」


切嗣「こんなもの…あってはならない…」

綺礼「ならば私に譲れ!!」


綺礼「これは…今まさに生まれ出でようとしている…ッ!!」


綺礼「このようなものが存在するというのなら…」


綺礼「…私の全ての迷いの答えが――」

切嗣「愚かだな…」


バァン


綺礼「が――」ドサッ

145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 20:53:44.53 ID:vKDMXfFSO

切嗣「お前の問に答は出ない…」


切嗣「永遠に…」


綺礼「まだだ…」ググッ


切嗣「!?」


綺礼「衛宮――切嗣ッ!!」ダッ


切嗣「くっ……」バンッバンッ


綺礼「うぉおおおおお!!」ダダダッ


切嗣「…令呪をもって命じる」

切嗣「来い――アーチャー!!」


緑茶「了解!!」シュン


綺礼「!?」




146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 21:04:16.72 ID:vKDMXfFSO

緑茶「“祈りの弓”!!」シュバッ


ドスッドスッ


綺礼「ぐ――がァアアアッ!!」ドサッ


切嗣「心臓を撃ち抜いたのはず…」


緑茶「この黒い泥が身体に入り込んだみたいっすね…」


緑茶「これ何なんすか?」

切嗣「聖杯の中身だ」


緑茶「マジかよ…」


切嗣「こんなものはあってはならない」


切嗣「アーチャー…破壊するぞ…」


緑茶「…しょうがないっすね」


緑茶「こんな穢れの塊…」


切嗣「“祈りの弓”でやれそうか…?」


緑茶「令呪でブーストすればなんとか」



147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 21:20:29.82 ID:vKDMXfFSO


切嗣「済まないアーチャー…僕は…」


切嗣「僕は……!!」ググッ


緑茶「…何謝ってんだよあんた」


緑茶「そりゃ俺にも願いらしきモノはあったけど、基本楽しけりゃオーケーなんですよ」


緑茶「…どっかのめんどくさい爺さんと違って、旦那との共闘は楽しかったぜ」


切嗣「アーチャー…」


緑茶「早くしな旦那」


切嗣「…令呪をもって命じる」

切嗣「全力で聖杯を――破壊しろ!!」



第四次聖杯戦争終了

148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 21:36:09.53 ID:vKDMXfFSO

半年後

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~墓地~


神父「I know that my Redeemer――――」


桜「………」

凛「………」


神父「And after my skin――――」

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男「刻印はまだ痛むかね?」

凛「少し…」

男「そうか…これからは君が遠坂の当主だ」

男「時臣氏の娘の名に恥じぬ活躍を期待している」

凛「…はい」

男「では奥様、私はこれで…」

葵「何から何まで…ありがとうごさいます…」ペコリ





149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 22:01:31.66 ID:vKDMXfFSO


雁夜「葵さん…」


葵「雁夜君…来てくれたの…」


桜「おじさん」パタパタ

雁夜「お別れは済ませたかい?」

桜「うん…」

雁夜「凛ちゃん…よく頑張ったね」

凛「うん…」

葵「雁夜君…これからどうするの?」

雁夜「屋敷の修理にもまだまだかかりそうだし…」

雁夜「知り合いの家にまだまだ厄介になろうと思ってるんだ」

雁夜「だから桜ちゃんはもうちょっと預かって貰いたいんだ」

葵「でも…」


雁夜「これは間桐の当主の要請だよ」


雁夜「どうかな、遠坂の当主様?」


凛「…勿論!!」パアアァ


雁夜「…良かった」ナデナデ
桜「おじさん…ありがとう…」ヒシッ


150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 22:17:12.24 ID:vKDMXfFSO

………
……………


雁夜「じゃあ、もう僕は行くよ」


雁夜「バイバイ凛ちゃん、桜ちゃん」

凛、桜「ばいばい」

葵「いつでも来てね…」


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~衛宮邸~

切嗣「………」ガラッ


雁夜「ああ、久しぶり切嗣さん」

切嗣「ああ雁夜君、半年も留守を任せて悪かったね」

雁夜「どうでした?娘さんは」


切嗣「駄目だったよ…」


切嗣「聖杯を壊したのが相当気に入らなかったらしい…」

切嗣「君は…桜ちゃんはどうしたんだ?」


151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 22:30:57.83 ID:vKDMXfFSO

雁夜「桜ちゃんは遠坂の家に預けてますよ」

雁夜「葵さんは最初戸惑ってましたけどね」

切嗣「“間桐桜”だからか…」

雁夜「…あの爆発で兄貴も死んじまったんで、形だけでも俺が当主になりました」

雁夜「そうでもしないと…葵さんは納得しませんからね…」


切嗣「……これからはどうする気だ?」


雁夜「治してもらったとはいえ…」

雁夜「――蟲に蝕まれた俺の身体は永くはないですから」

雁夜「桜ちゃんの養子縁組を元に戻したり、兄貴の馬鹿息子も育てないといけないし…」

雁夜「生きてるうちにやることは一杯ありますよ」ハハハ


152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/22(火) 22:53:10.84 ID:vKDMXfFSO

雁夜「時臣の件についても、いずれ伝えるつもりです」

雁夜「時臣殺害に協力して、結果彼女達を哀しませてしまった」


雁夜「ケジメ、つけないと…」


切嗣「そうか…」


雁夜「まあ、もうしばらくは厄介になりますよ」


切嗣「ああ…構わないよ」

慎二「ただいまー!!」

慎二「ほら入れよ!」



士郎「お、お邪魔します…」

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雁夜…3年後死亡


切嗣…5年後死亡



終わり