1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 18:06:02.12 ID:0VqSc8vS0
提督「いつも無邪気に懐いてくれる夕立」

提督「太陽のような笑顔で飛びついてくる夕立」

提督「まるで尻尾をブンブン振っている犬のようだ」

提督「俺のためなら、どんな困難も乗り越え」

提督「そして精一杯頑張る可愛い夕立」

提督「夕立・・・うん、とても可愛い」



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引用元: 提督「夕立にわざと冷たい態度をとりたい」 

 

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 18:12:51.51 ID:0VqSc8vS0
提督「彼女は非常に魅力的な艦娘だ」

提督「駆逐艦とは思えぬ破壊力を持ち」

提督「戦場を地獄へと変える狂犬」

提督「しかし、普段の彼女は」

提督「とても人懐っこい性格で」

提督「お嬢様風の風貌と大きく実った胸部を武器に」

提督「俺の自由の女神像を刺激する」

提督「恐らく彼女に性知識などあまりないのだろう」

提督「そこがまた良いのだ」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 18:15:48.49 ID:0VqSc8vS0
提督「そんな夕立に対して、わざと冷たい態度を取ったらどうなるのだろうか?」

提督「それはしてみてからしかわからない」

提督「実に興味深い」

提督「そうは思わないかね?」





壁『』





提督「・・・そうだろう、そうだろう!」

提督「あっはっはっは! それでは実際にやってみるとしようか!」





島風「また提督が壁に向かって独り言言ってるよ・・・」

天津風「あなた・・・」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 18:18:57.56 ID:0VqSc8vS0
夕立「提督さん! 提督さん!」

提督「・・・・・・」

夕立「ぽーい!」

夕立「えへへぇ~・・・提督さんのニオイがするっぽい!」

提督「・・・・・・」

夕立「・・・提督さん?」

提督「・・・・・・」





提督「夕立」

提督「今忙しいんだ」

提督「早急に俺から離れ、自室にでも戻っていなさい」





夕立「提督さん・・・?」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 18:22:59.58 ID:0VqSc8vS0
提督「聞こえなかったのか?」

提督「早く退け」

夕立「ど、どうしたっぽい?」

夕立「夕立、何か悪いことしたっぽい・・・?」

提督「・・・・・・」





提督「・・・大体な」

提督「俺とお前は上官と部下の関係だ」

提督「それをしっかりとわかっているのか?」

提督「こんなにベタベタしおって・・・」





夕立「ぽ・・・ぽい・・・」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 19:34:53.88 ID:0VqSc8vS0
提督「上官に向かってそんな態度を取って良いと思っているのか?」

提督「タメ語なんか使いおって、年上を敬うという気持ちがお前にはないのか?」

夕立「て、提督さん・・・!」

提督「お前は軍隊にいるんだぞ、そしてお前は軍人だ」

提督「意識が足りないのではないか?」

夕立「きゅ、急にどうしたっぽい?」

夕立「ゆ、夕立そんなつもりじゃ・・・!」オロオロ

提督「」バンッ!!

夕立「ひっ!?」ビク





提督「貴様は俺の話を聞いているのか!!」

提督「上官に抱き着くなど、前代未聞だ!」

提督「風紀を乱す要因にもなるんだぞ!」

提督「さっさと出て行け! 頭を冷やしてこい!!」





夕立「・・・・・・」

夕立「・・・ゴメン・・・なさい・・・」ポロポロ

夕立「」シュン

夕立「」トボトボ





扉『』パタン





提督「・・・・・・」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 19:42:35.21 ID:0VqSc8vS0
提督「・・・なんという気持ちだ」

提督「あの可愛くて仕方がない夕立が」

提督「悲しみに暮れた表情をして」

提督「寂しそうに執務室を後にした」

提督「・・・・・・」

提督「」プルプル

提督「ぐおぉぉ・・・!」

提督「なぁ! お前も見ただろう!?」

提督「あの絶望した夕立の綺麗なお顔を!?」





壁『』





提督「ぐはははははは!! そうだろうそうだろう!?」

提督「なんてゾクゾクするんだ!」

提督「こんなこと、秘書艦がいないときにしかできないけどな!」

提督「予め金剛に下剤を飲ませておいて正解だったな!」

提督「いつも夕立が来る時間帯を把握し」

提督「調整して上手く金剛をトイレに誘導できたぜ!」

提督「あーっはっはっはっはぁ!!」カタカタ


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 19:45:21.70 ID:0VqSc8vS0
提督「あぁ・・・! そんなに夕立は俺に懐いてくれていたんだな!」

提督「そんな夕立が突然俺に怒鳴られて」

提督「あんな悲しそうな顔をするなんて・・・!」

提督「罪悪感と快楽が混沌しておかしくなってしまいそうだ!」

提督「気持ち良いぃぃぃぃっ!!」ビクンビクン

提督「はぁ・・・はぁ・・・」

提督「・・・・・・」

提督「・・・よし、このままもう少し続けてみよう」

提督「さて、どうなるか・・・」


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 19:48:10.62 ID:0VqSc8vS0

『白露型駆逐部屋』


夕立「・・・・・・」

夕立「(今日の提督さん・・・すごく怖かったっぽい・・・)」

夕立「(夕立、提督さんを怒らせるくらい)」

夕立「(今まで迷惑ばかりかけていたっぽいね・・・)」

夕立「(提督さん・・・夕立のこと、本当は嫌いだったのね・・・)」

夕立「(・・・・・・)」

夕立「(提督さん・・・)」グス


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 19:51:56.40 ID:0VqSc8vS0
夕立「(夕立、提督さんに嫌われたくないっぽい・・・)」

夕立「(修復ができるかどうかはわからないけど)」

夕立「(もっと・・・もっと夕立が頑張れば)」

夕立「(提督さんもきっと認めてくれるっぽい)」

夕立「(そしてまた、楽しく過ごせるときが来るっぽい・・・)」

夕立「(待っていてね、提督さん)」

夕立「(夕立、もっともっと提督さんに気に入られるように)」





夕立「(精一杯頑張るね・・・?)」ポロポロ


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 19:56:37.28 ID:0VqSc8vS0

『翌日』


提督「うーむ・・・なんて気持ちの良い朝なのだろうか」

提督「さて、今日はどう夕立に接していこうか・・・」





夕立「提督」





提督「!?」ビク

夕立「おはようございます」

夕立「今日も1日、身を粉にする思いで戦いまする故」

夕立「なにとぞ、提督の優秀な指揮で私達を真の勝利へと導いて下さい」

夕立「どうせ生きては還らぬつもりです」

夕立「存分に、ボロ雑巾の如く私めを使って下さい」





提督「ゆ、夕立・・・?」


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:05:53.93 ID:0VqSc8vS0
提督「(な、なんだ? 夕立の目がおかしいぞ?)」

提督「(ぽいも言わなくなって、敬語なんか使って・・・)」

提督「(な、なんか怖いぞ・・・?)」

提督「(・・・くっ! 惑わされるな!)」

提督「(言え! 何か言うのだ自分!)」





提督「・・・コラ貴様ぁぁぁぁっ!!」

提督「唐突に上官の背後から声をかける者がおるか!!」

提督「次そのような行動を取ったら、反省房にブチ込むぞ!」





夕立「あ・・・あぁ・・・!」ガクガク

夕立「こ、これは失礼いたしました!」

夕立「私の軽率な行動によって、提督の心理を乱すようなことをして!」

夕立「誠に申し訳ございません!」

夕立「以降、このような愚行をせぬよう、気をつけます!」





提督「えぇい! お前と話している時間ももったいない!」

提督「俺は朝食を食べに行ってくる!」

提督「お前もしっかりと飯は食べて、出撃の準備をしろ!」





夕立「はい!」ビシ


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:10:23.65 ID:0VqSc8vS0

『食堂』


提督「」モグモグ

提督「(少し・・・やり過ぎたか?)」

提督「(いや、そんなことはないさ)」

提督「な?」





フォーク『』





提督「・・・やっぱりお前はそう言うと思ったよ!」

提督「あぁ・・・楽しいな・・・楽しいな・・・!」





島風「天津風ちゃん、そう言えば提督ってさ」

島風「なんか独特の甘いニオイがするよね」

天津風「あの草のニオイなのかしら?」

島風「なんか乾燥させて紙で巻いて」

島風「火をつけて、美味しそうに煙を吸っているよね」

天津風「あんなニオイのするオクギ、見たことないわ」

天津風「変ねぇ・・・」


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:13:43.73 ID:0VqSc8vS0
夕立「・・・・・・」

夕立「(どうして夕立は提督さんに迷惑しかかけられないっぽい・・・)」

夕立「(どうして・・・どうして夕立はこんな性格っぽい・・・)」

夕立「(夕立は提督さんと仲良くなりたくて・・・)」

夕立「(認めてもらいたくて・・・)」

夕立「(あぁ・・・こんな自分がすごく嫌いっぽい・・・)」

夕立「(あんなに楽しかった日常が・・・どうしてこんな・・・)」

夕立「(お願い、提督さん・・・夕立を・・・)」





夕立「(嫌いにならないで・・・)」


27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:30:00.30 ID:0VqSc8vS0

『出撃後、執務室にて報告』


提督「・・・ふむ」

提督「わかった、ご苦労だった」

提督「下がって良し」

提督「入渠後、自室にて休め」

提督「後は自由にして良い」

夕立「・・・はい」

夕立「」トボトボ





扉『』パタン





提督「・・・・・・」


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:36:07.13 ID:0VqSc8vS0
提督「最近夕立の元気がないな」

提督「どうしたものか」

提督「あ、俺の所為か」

提督「これはまた失敬」

提督「ぬっほほほ!」

提督「」スッ

提督「」パラパラ

提督「」ギュッギュッ

提督「」カチ

提督「」スッ

提督「」ペロ

提督「」クルクル

提督「」カチ

提督「」スッ

提督「」ピン シュボ パチ

提督「すぅー・・・」

提督「むはぁ~・・・」

提督「・・・・・・」

提督「夕立可愛いよ夕立」トローン


29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:38:59.82 ID:0VqSc8vS0
夕立「・・・・・・」





夕立『ぽいぽーい!』ダキ

提督『あっはは! 夕立は可愛いなぁ!』ニコニコ

夕立『提督さん! もっと褒めて褒めてぇーっ!』

提督『良いぞ! よーしよし!』ナデナデ

夕立『わふわふ!』





夕立「・・・・・・」

夕立「うっ・・・うぅ・・・!」ポロポロ


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 20:54:25.75 ID:0VqSc8vS0
夕立「提督さん・・・いつもなら」

夕立「良く頑張ったって言ってくれて」

夕立「そっと夕立の頭を撫でてくれるのに・・・」

夕立「そして、嬉しくなって夕立が提督さんに抱き着いても」

夕立「優しく受け止めて、そしてまた」

夕立「頭を撫でてくれるのに・・・」

夕立「どうして・・・どうして・・・?」

夕立「どうしてこうなったっぽい・・・?」

夕立「夕立が・・・夕立が全部悪いのね・・・」

夕立「もっと・・・もっと頑張らなきゃ・・・」










榛名「オラオラオラオラオラァァッ!!」ヴヴヴヴヴヴヴ

金剛「ひぎいぃぃぃぃぃっ!?」ガクガク





37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 21:08:29.03 ID:0VqSc8vS0

『出撃』


夕立「ぽい!」ズガァァーーン

夕立「ぽーい!」ズガァァーーン

響「は、はらしょー・・・」グビグビ

春雨「すごい・・・」ポカーン

鈴谷「す、鈴谷達の存在感・・・」

翔鶴「それっ!」シュバ

夕立「(もっと! もっと頑張らなきゃ!)」

夕立「(もっともっと深海棲艦を殺さなきゃ!)」

夕立「(もっと夕立が頑張れば)」

夕立「(提督さんは・・・提督さんは・・・!)」





時雨「えいっ!」ズガァァーーン





ヲ級「痛ぇなおい!?」轟沈





時雨「よし!」

夕立「あ」

時雨「やったね夕立、S勝利だ」

夕立「・・・・・・」

時雨「・・・? 夕立・・・?」





夕立「(・・・・・・)」





44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 21:32:41.83 ID:0VqSc8vS0
夕立「(最後の・・・獲物・・・)」

夕立「(時雨・・・奪った・・・)」

夕立「(夕立の獲物・・・奪った・・・)」

夕立「(提督さん・・・褒めてくれない・・・)」

夕立「(時雨・・・酷い・・・)」

夕立「・・・・・・」

時雨「夕立? 大丈夫かい?」





夕立「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ガッ





時雨「ぐえぇっ!?」

夕立「折角! 夕立が! あと1隻だったのに!」

夕立「よくも邪魔をしたな! 絶対に許さない!」

夕立「提督さんに褒められて良いのは夕立だけ!」ミシミシ

夕立「深海棲艦を殺すのも夕立だけで良いんだ!!」ゴキゴキ

時雨「あ゛・・・え゛ぇ゛・・・っ゛!!」ジタバタ

夕立「酷い酷い酷い!! なんてことしてくれたっぽいぃぃぃぃぃっ!!」

響「ぶりゃーち! 止めるんだ!」

春雨「ちょ、ちょっと!? 止めて!」

翔鶴「一体どうしたと言うんですか!?」

鈴谷「て、提督! 緊急事態発生だよ!」ザザ


45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 21:35:48.77 ID:0VqSc8vS0





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夕立「・・・・・・」

夕立「提督さんに」

夕立「またいっぱい」

夕立「怒られたっぽい」

夕立「時雨にも」

夕立「酷いことしちゃったっぽい」

夕立「もう、何をどうすれば良いか」

夕立「わからないっぽい」

夕立「・・・・・・」


46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 21:45:27.71 ID:0VqSc8vS0
夕立「・・・でも」

夕立「提督さんのお部屋にあった」

夕立「不思議なタバコ」

夕立「提督さんも美味しそうに吸っている」

夕立「甘いニオイのするタバコ」

夕立「こっそり持ってきちゃったっぽい」

夕立「提督さんと同じものを吸えば」

夕立「夕立も、提督さんに近づけるかな?」

夕立「・・・・・・」





紙巻きタバコ『』





夕立「・・・・・・」















夕立「えへ・・・えへへへへへへへへぇぇぇぇ・・・・・・」プカー





47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 21:55:29.86 ID:0VqSc8vS0
提督「なに!? 夕立が無許可で単艦出撃しただと!?」

金剛「YES・・・他の艦娘からの目撃証言がありマシタ」

提督「い、一体何を考えているんだ・・・」

提督「(夕立・・・?)」

金剛「うっ! す、すたまっくが・・・!」ダラダラ

提督「紅茶(意味深入り)の飲み過ぎだね、仕方ないね」


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 21:57:49.76 ID:0VqSc8vS0
夕立「・・・・・・」










ギコギコギコ     ブチッ     ゴリゴリ     ガリガリガリ・・・・・・










夕立「・・・・・・」

夕立「えへへ・・・これで・・・」

夕立「これで提督さんも褒めてくれるっぽい・・・」

夕立「夕立の力、見せてあげる」

夕立「提督さん、待っていてね・・・」


49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:01:19.48 ID:0VqSc8vS0

『執務室』


提督「夕立・・・夕立・・・」

提督「(いかん・・・やり過ぎてしまったな・・・)」





夕立「ていとくさん」





提督「!?」

提督「夕立! これは一体どういうこt」





提督「ひっ!?」ビク

提督「どうしてそんなに血塗れに・・・!?」ゾワゾワ





夕立「ゆうだち」ポタポタ

夕立「がんばったっぽい」

夕立「しぬかとおもったけど」

夕立「とってもたいへんだったけど」

夕立「がんばったっぽい」


50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:08:25.34 ID:0VqSc8vS0
夕立「ゆうだちね、ひとりでも」

夕立「どーんなてきさんでも」

夕立「ぶっころせるっぽい」

夕立「ていとくさんのためなら」

夕立「どこまでもがんばるっぽい」

夕立「あとね、これ」

夕立「ぷれぜんとっぽい」スッ





駆逐棲姫の頭部『』ポタポタ





提督「うわあぁぁぁぁぁぁっ!?」


52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:11:28.90 ID:0VqSc8vS0
夕立「ゆうだちはていとくさんのちゅうけんっぽい」

夕立「おいぬさんは、とったえものをあるじさまのまえにもってきたら」

夕立「ほめてくれるんでしょう?」

夕立「ゆうだち、がんばってせつだんしたっぽい」

夕立「ほら、ていとくさん」




夕立「ほめて?」





提督「なんてことをしているんだ!」

提督「いくら敵とは言え、こんな残忍なことをして良いはずがない!」

提督「一体どうしてしまったんだ夕立!」

提督「お前は狂っている!」





提督「まるで狂犬だ!!」





夕立「・・・・・・」


53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:17:40.74 ID:0VqSc8vS0
夕立「・・・どうして?」

夕立「どうしてそんなことをいうの・・・?」

夕立「ゆうだちはこんなにがんばっているのに・・・」

夕立「どうしてほめてくれないっぽい・・・?」

夕立「・・・・・・」

夕立「」スッ

提督「!? それは!」

夕立「」ピン  シュボ  パチ

夕立「すぅーーーーーーっ!!」

夕立「・・・・・・」

夕立「」ゾクゾク

夕立「ぷはぁーーーーーーーっ!!」モクモクモクモクモク

夕立「・・・・・・」





夕立「あはははははははははははははははははは!!!!」ギラギラ





提督「ひっ!?」


54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:20:54.40 ID:0VqSc8vS0
夕立「気持ち良いっぽいぃぃぃぃぃぃっ!!」

夕立「ぐがあぁぁっ!!」ガバ

提督「うわっ!」

夕立「がるるるるる・・・!」ダラダラ

提督「止めろ! 離れるんだ夕立!」ジタバタ

提督「(目、目の焦点が合っていない! 涎がダダ漏れだ!)」

夕立「提督さん・・・提督さん・・・!」ギラギラ

提督「誰か助けt」





夕立「がぶっ」ブチッ





提督「んんんんんんーーーーーーーーーっ!!!?」


55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:26:08.18 ID:0VqSc8vS0
夕立「じゅる・・・ぐぼ・・・んぐ・・・」ゴク・・・ゴク・・・

提督「あ・・・が・・・!」ガクガク

夕立「ぷはっ・・・えへへ・・・」タラ

夕立「提督さんの血・・・美味しいっぽい・・・」ギラギラ

提督「ゆ・・・夕立・・・」

夕立「これで提督さんにまた一歩近づけたような気がするっぽい・・・」

夕立「」スッ

夕立「痛っ!」ズバッ

夕立「ほら、提督さんも」ドクドク

夕立「夕立の血を飲むっぽい?」

夕立「おらぁっ!!」グイッ

提督「んむぅっ!?」

提督「んご・・・んぐ・・・!」ゴク・・・

提督「ぷぁっ・・・げほげほっ!」

夕立「えへへへへへ・・・!」ゾクゾク


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:28:55.60 ID:0VqSc8vS0
夕立「これで提督さんと夕立の体の中には」

夕立「互いの血が流れて、一生離れられなくなったっぽい」

夕立「ずっと一緒だね、提督さん!」

提督「そ、そんなバカなことがあるk」

夕立「・・・・・・」





紙巻きタバコ『』





夕立「・・・・・・」

夕立「」ガシッ

提督「ぐえぇぇ・・・っ!?」

夕立「えへ・・・えへへへ・・・・・・」ミシミシ


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:36:48.45 ID:0VqSc8vS0





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提督「夕立・・・愛しているよ・・・」

提督「ずっと一緒だ・・・あんな酷いことしてゴメンな・・・」

夕立「夕立オリジナルミックスシガレットは最高っぽい・・・」

夕立「クラック(意味深)も混ぜてあるから最高っぽい・・・」

夕立「これがあればいつまでも一緒だね! 提督さん!」

提督「あぁ! やっぱり夕立は泣き顔じゃなくて」

提督「元気いっぱい、可愛い笑顔が似合うな!!」

夕立「あはははははは!!」ニヤニヤ

提督「今までの行動、本当にゴメンな!」

夕立「許すっぽい!!」





提督夕立「あっはははははははは!!」プカー





58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/31(金) 22:49:52.76 ID:0VqSc8vS0
ストップカンナビス! 



大麻は法律上で固く使用と所持、栽培と販売を禁止されています!



大麻の副作用に関しては、皆さんご存知の通りあまり良いものではありません!



何より、大麻を使用した際、ご自宅に狂った可愛い夕立ちゃんが押し入って、
いきなり首筋から血を吸われ、一生離れられなくなる呪いをかけられ、
挙句の果てに逆●●●をされて子供まで作られ、強制的にケッコンさせられます!
非常に危険な目に遭いますので、絶対に大麻を紙で巻いて火をつけて吸ってはいけません!



人生辛くなって逃げ出したくなるときもあります、しかし!



麻薬に手を出してはいけません! せめてハルシオン0.25mg錠5粒とウォッカ350mlを服用して
記憶を飛ばすくらいに留めておいて下さい!



夕立ちゃん可愛い! でも、そんな夕立ちゃんにご注意を!



たかが夕立ちゃん、されど夕立ちゃん!



夕立ちゃんは、いつも貴方のことを見ています!



大麻の誘惑に負けず、これからも強く生きていって下さい!







――― 終 ―――