21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 21:44:54 ID:yDrxbnzM
男「いやっほーう!」

幼「あ、おはよ男……ってどうかしたの?」

男「ついにっ! おれにもっ! 春が~来たっ!」

幼「……春? 今は夏だよ?」

男「いやいやいや、何をいっとるんすか幼馴染さんよぉ」

  「見ろ! この光輝く一通の手紙を!」ジャーン

  「ラブレターじゃぁぁぁあああぁぁ!」






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25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 21:53:16 ID:yDrxbnzM
男「な! なんと! 差出人は幼の姉さんっていう!」

幼「おね……ぇ、ちゃん……?」

男「あの物静かで美人の姉さんから告られるとか、俺何者?!」

幼「……そ、ん…………」

男「でも、まだ緊張して読めてないんだよねぇ……!」

  「ってことで、一緒に読んでくれや!」

幼「……う、ぁ……っ」ジワァ 


26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 22:00:29 ID:yDrxbnzM
男「じゃぁ、読むよ!」

幼(おねぇちゃんが? 男を?)

  (何で……)

  (一度も話してくれたことない、男が気になってるとか)

  (男、喜んでる……うれしいの?)

  (おねぇちゃんが綺麗だから? おねぇちゃんだから?)

  (私だって……私だって!)

男「……付き合ってください、幼姉より」

幼「………………」

男「だって! マジで? マジで?」 

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 22:09:47 ID:yDrxbnzM
男「どうしよぅ! 受けるか? どうしよっか!」

幼「い、いんじゃない……? う、受けたら?」ポロッ

男「やっぱ? そうしちゃう? てかそうしなきゃ?」

幼「おねぇちゃん、が? 好きなんだったら? ひっく、付き合えばいいじゃん?」ポロポロ

男「ん? どうした、幼?」 

29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 22:13:53 ID:yDrxbnzM
幼「なんでも、ないっ……うぅっ」ポロポロ

男「でも、幼泣いて……」

幼「べっ、別に? 男のことなんて……好きなんだからぁ」ポロポロ

男「……え」 

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 22:18:38 ID:yDrxbnzM
幼「え、っ? ちが、今のちがくて」

  「男が、好きなの!」

男「よ、う?」

幼「ちがうっ、じゃなくてぇ!」

  「好きなんだってばぁ」

 「――っ! ちがうちがうちがう」

 (なんで! どうして嫌いって言えないの!) 

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/08(金) 23:06:59 ID:yDrxbnzM
男「幼も……俺のことが?」

幼「好きだもん、男なんか興味あるもん!」

  「だから違うってば!」

男「……かわいい」

幼「男! なんて! 大っっっ好きっ! なんだから!」

  「うぇぇええぇぇん」タッタッタ

男「行っちゃった」

  「マジで?」 
  
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 19:31:58 ID:J2aAGxBQ
男「マジすか」

  (落ち着いていてとっても美人な姉さん)

  (元気で明るい、かわいい系の幼馴染)

  (どっちとか、えらべねーーーーーーーーーーっ!)


  (……どっちも)


  (は、ダメだよなぁ)

  「マジッすか」 

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 19:36:09 ID:J2aAGxBQ
男「んぁぁぁぁああぁぁーー!」

  「選べとか! 難過ぎだし!」ドンドン

  「姉さんは憧れの存在だったし」バンバン

  「幼馴染は昔からの大親友だし」ガンガン

がちゃ

妹「うっさい!!!」

男「おおぉ、ごめんごめん」 

43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 20:32:02 ID:J2aAGxBQ
幼「……とこ……おねぇ…………」ブツブツ

姉「ちょ、ちょっと? 幼、さっきからブツブツと怖いんだけど」

幼「……おねぇちゃん」

姉「な、なぁに?」

幼「どうして、男なの?」

姉「えっ!? なんで幼が知ってっ?」

幼「よりにもよってなんで男?」

姉「だっ、だって、昔からちょこちょこ後ろを付いて回ってかわいかったじゃない! あの子」

幼「……私だって私だって私だって私だって」

姉「こわっ! こわすぎだって!」 


44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 20:56:52 ID:J2aAGxBQ
姉「まぁ、幼が男君好きだってことはうすうす気がついてたけど」

幼「…………」

姉「いつまでも仲が進展しないから、じゃぁ私が~って思って」

幼「……おねぇちゃんのせいだ」

  「なぜか、ホントの想いが口に出ちゃうし」

  「男に聞かれちゃって」

  「あんな形で好きだってばれるなんて」

  「ムードも何もないシチュエーションで」

  「…………う、うぇぇええぇぇん、うあぁぁぁああぁぁん」ポロポロ

姉「ちょ、落ち着いて!」 

45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 21:09:54 ID:J2aAGxBQ
男「  丼、  丼」

  「……はぁはぁ」カチカチ

  「……はぁ、はぁ」カチカチ

  「…………」

  「……うっ!」

  「……」

  「現実逃避」

  「……幼と姉さん」

  「……はぁはぁ」

  「…………」

  「……うっ」 

46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:05:40 ID:J2aAGxBQ
ウエェェエエェェェン ウァァァアアァアアァアアアン

男「ん? 幼の声、て言うか泣いてる」

  「俺のせい? 俺のせいなのか」

  「どうしよう、どうしよう」

  「幼…………かわいいよなぁ」

  「昔から一緒に居すぎたから気になんかしてなかったけど」

  「考えてみれば、ちっこくてにこにこしてて」

  「はぁ」 

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/09(土) 22:09:09 ID:J2aAGxBQ
男「幼姉さん…………綺麗だよな」

  「幼の家に遊びに行ったとき、一緒に遊んでくれて」

  「優しいお姉さんって感じで年上特有の落ち着きがあるし」

  「はぁ」 

66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/15(金) 20:04:06 ID:QMMhUmy6
つぎのひーー

男「うーん、寝不足」

  「昨日は考え過ぎでよく寝らんなかったからな」

  「たしか今日は現国あったな」

  「そんとき寝るか」

幼「…………ぁ」

男「あ」 

67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/15(金) 20:09:13 ID:QMMhUmy6
幼「―――――っ」ダッ

男「あ、ちょ待てって」ガシ

幼「……離して」

男「ご、ごめん」

幼「ちょっと一人にして……男のことで頭いっぱいだから」

男「……へ?」

幼「ん……あぁ、ごめん今の違った……」ハァ

  「男の……ことなんて、好き……だから」

  「ぁあ、……今のも違う」

男「覇気がねぇ」 

68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/15(金) 20:32:26 ID:QMMhUmy6
テクテク

幼「何で付いてくるの、うれしくなるじゃん」

男「いやだって学校同じだし」

幼「ちょっと離れてあるいてくれない、ドキドキしちゃうから」

男「めんどくさいし」

幼「もういいや、男のことなんて大好きだから」

男「もうやだかわいい」 

78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 22:00:35 ID:E/MXyxRs
幼「いつまで付いてくるの? 耐えられないよ」

男「席、隣なんだが」

幼「席替えしてくれないかな、授業に集中できない」

男「なんどかしているが、いつも隣になる」

幼「近くに居ないで、気持ちが抑えられない」

男「もう無理、付き合ってください」

幼「……どこに?」

男「」 

81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 22:11:05 ID:E/MXyxRs
幼「さっきから静かだね、大丈夫?」

男「」ユウキヲダシタノニー

幼「魂みたいなものが出てるよ、と言うかしゃべってるよ」

男「」カレイニスルー

幼「男大丈夫? 心配で胸が張り裂けそうだよ」

男「」サヨナラーサヨナラー

幼「男がいなくなったら、私……私っ!」ジワァ

男「」ア、ヨウガナイテル イカナクチャ

  「……はっ!」 

82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 22:15:48 ID:E/MXyxRs
幼「あ! 男っ!」ギュゥ

男「何で抱きついてるの?」

幼「だってだってだって、男が大好きなんだもん」

男「さっきの変なテンションはどうしたの?」

幼「男がいなくなっちゃうこと考えたら悲しくてっ、痛くてっ!」

  「なんか最近、男に本音でしか話せなくて!」

  「うれしいんだけど怖くて!」 

84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 22:58:50 ID:E/MXyxRs
幼「もう何度か言っちゃってるけど」

  「男が好きなの! 大好き、なのぉ」ポロッ

  「昔から……っ、大好きなのっ……!」ポロポロ

男「幼……」 

85 :いま気がついたがここ教室:2012/06/19(火) 23:03:56 ID:E/MXyxRs
男「俺も……幼が好きだ」

  「この間お前から好きと言われて、やっと気がついた」

幼「男……」

  「私を置いてかないよね、どこにも行かないよね」

男「あぁ、ずっと一緒だ」ギュ

幼「あっ……ん」ギュ 

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 23:04:53 ID:E/MXyxRs
姉「あれ、わたし忘れられてね?」

  「てか、ふられてね?」 

87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 23:07:09 ID:E/MXyxRs
その後

男「幼、いつもくっついてるよな」

幼「えへへ」ギュ

男「まぁ、幸せだからいいんだけど」

幼「ん!」ギュウ 


88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/06/19(火) 23:10:48 ID:E/MXyxRs
幼「えへへっ」

男「なんかご機嫌だな」

幼「うん! だって私……」

  「男のことが大嫌いだもん」

男「……………………………………え?」

幼「あれ? 今の違う! 絶対違う!」

  「男のこと嫌い! きらい!」

  「またなのぉ?! もうやだぁ!」

  「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーん」ダダダダダ

男「あ! ちょっと幼!」タッタッタ 

89 :日本茶:2012/06/19(火) 23:12:58 ID:E/MXyxRs
終わりです