1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 00:40:08.86 ID:6jM1h5ZV0
櫻子『キミのせいだよーぉおー♪』

向日葵「濡れ衣ですわ」

櫻子『さっき別れーぇたーはずだあったのにー♪』

向日葵「櫻子の宿題に付き合わされたせいでね」

櫻子『みみたぶがーぁふぉうゆー♪ 燃えているーぅふぉうゆー♪』

向日葵「ごめんなさい、ちょっとなに言ってるのかわかりませんわ」

櫻子『やったー、やった、やったよー♪』

向日葵「……」

櫻子『おーぉおおー♪』

向日葵「……」

櫻子『向日葵んち行っていい?』

向日葵「死ね」ガチャッ

ツー ツー ツー

引用元: 櫻子「眠れない夜」 

 

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14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 00:50:30.22 ID:6jM1h5ZV0
prrrr prrrr prrガチャ

向日葵「もし――」

櫻子『死ねとはなんじゃー!!!』ガー

向日葵「」キーン

櫻子『いーじゃんか別に部屋に行くくらい!!』ガー

向日葵「ちょ、静かになさい! 今何時だと思ってますの?」

櫻子『12時……50分? だいじょぶだいじょぶ、うちの家族って寝たらめったなことじゃ起きやしないから』

向日葵「ええ……あなたも含めて、ね。それに巻き込まれて何度遅刻しかけたことか……」

櫻子『ねーいいでしょー? 暇なんだよー』

向日葵「知ったこっちゃないですわよ。ていうか、私これから寝るところですし」

櫻子『そんなつれないこと言うなよ暇わり!』

向日葵「暇わり言うな」

櫻子『もー、行くったら行くから! じゃあね、切るよ!』ガチャッ

向日葵「あ、ちょっ!?」ツー ツー ツー

向日葵「……はぁあ……」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 01:00:07.10 ID:6jM1h5ZV0
prrrr prrrr prrrr...ガチャ

向日葵「……もしもし」

櫻子『あけれー』

向日葵「……」スクッ

スタスタスタスタ

ガチャッ ガラッ

櫻子『ロミオ参上」キリッ

向日葵「……ジュリエットの手引きで玄関から入るとか、ずいぶんと甲斐性なしなロミオですのね」

櫻子「うっさいなー。別に言ってみただけだし」ズカズカ

向日葵「ちょ……本当に遠慮とかないんですのねこの子」

櫻子「どこで遊ぶ? 向日葵の部屋?」

向日葵「とりあえずリビングに行きますわよ。そのテンションで楓も寝てる部屋には通せませんわ」

櫻子「おー」ズカズカ

向日葵「……はあ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 01:10:13.41 ID:6jM1h5ZV0
向日葵「ホットミルクでも飲みます?」

櫻子「飲む!」

向日葵「はいはい、じゃあ牛乳あたためますから」シュボッ

櫻子「ハチミツ入れるのを忘れんなよー」

向日葵「えらそうに……ていうか、本当なんで来たのよあなた」

櫻子「? だから眠れないんだってば」

向日葵「だったら自分の部屋でじっとしてなさいな……どうしてわざわざうちに来ましたの?」

櫻子「いや、私のカンなんだけどさ。今日は絶対なかなか眠くならないと思うんだよね。そういう時って向日葵にもない?」

向日葵「……まあ、言わんとすることぐらいは分かりますけど……」

櫻子「だから暇潰しに来てやったぞ、感謝しろ暇わり!」

向日葵「暇わり言うな」

櫻子「だって暇でしょ?」

向日葵「だから私は寝るって言ってるでしょうに……あなた本当に人の話を聞きませんのね……」ハァァァ

櫻子「ホットミルクまだー?」

向日葵「」イラッ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 01:20:34.07 ID:6jM1h5ZV0
ズズーッ

櫻子「ホットミルクうまい!」プハー

向日葵「ほっとしますわね……」ホッ

櫻子「お茶菓子ないの? クッキーとか」

向日葵「ないですし、あってもあげませんわ」

櫻子「なんでじゃ! イジメか!」

向日葵「夜中にお菓子たかりに来る方がよっぽどイジメですわよ!」

櫻子「ふしゅる~」ピューィ

向日葵「だから吹けてませんって」

向日葵「それに、こんな時間に甘いものなんて食べたらデブりますわよ」

櫻子「あっはっは、そんな向日葵じゃあるまいし大げさな」

向日葵「」

――しばらくお待ちください―― 

櫻子「ずびばぜん゛でじだ」ボロッ

向日葵「まったく……」プンスコ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 01:30:33.96 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「あーあったまったー」キュップイ

向日葵「飲み干しましたわね?」

櫻子「うん」

向日葵「よし、帰りなさい」クイッ

櫻子「いや帰らねーし!?」ガーン

向日葵「ゴーホームクイックリー」クイック

櫻子「カタカナ使えば頭いいと思ってんなよこのOPPAI!」キシャー

向日葵「勘弁してよ……もう1時半ですのよ……」ゲンナリ

櫻子「えー? まだまだ余裕だってー。私ぜんぜん眠くないもん」シュババババ

向日葵「私は結構眠いんですの! だいたい明日も学校がありますのよ!?」

櫻子「学校で寝ればよくね?」

向日葵「よくねえ!! 櫻子と違って私は優等生で通ってますの!」

櫻子「なにをぅ!? 私だって、ほらー、あのー、あれ、そう! 貧乏学生で通ってるっつの!」

向日葵「……品行方正?」

櫻子「そうそれ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 01:40:34.01 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「とーにーかーくー。私は眠くないの。でもひとりじゃやっぱりつまんないの。だから向日葵を遊び相手に選んでやったの。おーけー?」

向日葵「殴ってもいいですか?」グッ

櫻子「なぜだ!?」

向日葵「本気でそう言ってるなら、ますます殴らざるをえませんわね」ググッ

櫻子「ちょ、振りかぶんな! タンマタンマ向日葵ー!」ワタタ

向日葵「……」スッ

櫻子「」ホッ

向日葵「で……こんな時間に遊ぶって、いったいなにをするつもりですの?」

櫻子「特に考えてない!」エヘン

向日葵「イバんなですわ!」クワッ

櫻子「まあ時間はたっぷりあるんだし、のんびり考えよよーよ」

向日葵「いや、ですから私はもう眠いって……」

櫻子「テレビでも見よっか」ピッ

向日葵「聞きなさい」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 01:45:25.94 ID:6jM1h5ZV0
ザー

櫻子「砂嵐だ」ピッ

イマナラナント、コノミニゴリラヲ!

櫻子「通販だ」ピッ

ピローンピローンジャラジャラガヤガヤ

櫻子「パチンコ番組だ」ピッ

デモオタカインデショウ?

櫻子「別の通販だ」

ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「うがーっ! なんにもやってなーい!?」

向日葵「田舎の深夜番組なんてこんなものですわ」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:00:33.86 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「むー。洋画でもやってればいい感じに時間潰せると思ったのになー」

向日葵「それは残念でしたわね……というか、洋画を途中から見たとして、話がわかりますの?」

櫻子「ぜんっぜん!」

向日葵「でしょうね……胸を張るのをやめなさい」

櫻子「なんか別の遊びを考えるしかないか……」ウムム

向日葵「騒がしすぎるのはダメですわよ」

櫻子「わーってるって。トランプとかどう?」

向日葵「ふたりでやって何か楽しいんですの?」

櫻子「ダメか。じゃあーえっとーうーーーんとー……」ウムムムムム

グゥ~キュルルルルル

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「……お腹すいた!」

向日葵「自由人もたいがいになさいよあなた」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:10:26.89 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「あっ!」

向日葵「どうしたんですの?」

櫻子「カップめん! 今、すっごくカップめん食べたい!! 食べたーい!」

向日葵「はあ!?」

櫻子「ねえ、買い置きとかない?」

向日葵「ありますけど……正気ですの櫻子?」

櫻子「なにが?」

向日葵「今が何時だと思ってますの?」

櫻子「午前2時すぎ」

向日葵「一応分かってますのね……だったら、どうしてここでカップめんなんて選択肢が出てきますの? 本当にブタになりますわよ……!?」

櫻子「あっははは、だーからなんねーって。向日葵じゃあるま」

向日葵「」スッ

櫻子「」ビクッ

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:26:09.53 ID:6jM1h5ZV0
書き込み押そうとした瞬間、再起動を要求する窓が……飛び出してきて……

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:30:46.13 ID:6jM1h5ZV0
ガチャ

櫻子「うおー色々あるー♪ あっこれ新商品かな?」

向日葵「はあ……」

櫻子「ねー、向日葵はどれがいい?」

向日葵「ええ? どれでもいいですわよ……」

櫻子「よくねーし! 向日葵が嫌いなの選んだらダメじゃん」

向日葵「……どうしてですの?」

櫻子「え、向日葵も食べるでしょ? カップめん」

向日葵「食べませんわよ!?」

櫻子「食べないのかよ!? なんで!?」

向日葵「なんでもなにも、どうして私も食べる前提だったのかが不思議でたまりませんわ!」

櫻子「え~、じゃあどうすんのカップめん」

向日葵「ひとりで食べなさいよ……」

櫻子「全部はムリ」

向日葵「」イラッッッ

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:40:14.29 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「ねー、食べよーよー。半分食べてよー」

向日葵「お・こ・と・わ・り・ですわっ! 食べ切れないなら諦めなさい!」

櫻子「やだ! おなか空いてるって言ってんじゃんかー!」ムキー

向日葵「だったらムリしてでも食べれば?」

櫻子「それもやだー……今そんなに食べたらぜったいおなか痛くするって」

向日葵「そうなって寝込んだらグッスリ眠れるかもしれませんわね(笑)」

櫻子「笑ってんじゃねー!」

向日葵「だいたい、どうしてカップめんにこだわるんですの? もっと量の少ないものくらい、探せばあると思いますけど」

櫻子「いや、もう完全に頭もおなかもカップめんモードだから。カップめん食べないと死ぬから」

向日葵「餓えて死ね!!!」

櫻子「ひでー!?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:50:25.16 ID:6jM1h5ZV0
向日葵「あああ……こんな口論をしてる内にもう2……3!? もうすぐ3時ですの!?」

櫻子「3時だよ」コポポポポ

向日葵「さりげにお湯注いでんじゃねーですわよ!?」

櫻子「え、塩ラーメン好きじゃなかった?」

向日葵「大好きですけど!!」

櫻子「だったら問題ないじゃん」コポポポ

向日葵「問題山積みですわよ……ああああ、太る、今食べたら、ぜっっっっっったい太る……!」ワナワナ

櫻子「……」

櫻子「向日葵よ」

向日葵「なんですの……?」

櫻子「さっきからやたらカロリー的なものを気にしてるようだけど……」

向日葵「?」

櫻子「半分こすれば、カロリーも半分だ!!!」

向日葵「」

向日葵「!!!」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 02:55:24.28 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「塩ラーメンうめー!」ズゾゾ

向日葵「スープが沁みますわぁ……」ホゥ

櫻子「あ、コショウいる?」

向日葵「お願いしますわ。ちょっとだけでいいから」スッ

櫻子「ほーい」パッパッ

向日葵「ありがとう。やっぱり塩ラーメンには黒胡椒ですわね」ズゾー

櫻子「私たまにラー油いれるよ」ズズー

向日葵「へー」ズルズル

櫻子「うまーい」モッキュモッキュ

向日葵「おいしいですわー」ゴクゴク

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:00:40.84 ID:6jM1h5ZV0
向日葵「食っちまいましたわ……」ズーン

櫻子「うまかったー♪」キュップィ

向日葵「どうしましょう……明日の朝と、お昼を抜けばなんとか……?」ブツブツ

櫻子「ねー、そろそろ向日葵の部屋いかない?」

向日葵「あなたまだ帰りませんの?」

櫻子「帰んねーし」

向日葵「そこは帰っときなさいよ……もう半ば諦めてますけど……」

櫻子「ほらブツブツ言ってないで、とっとと行こうよれっつごー」グイグイ

向日葵「はぁ……」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:10:20.49 ID:6jM1h5ZV0
ガチャリ

向日葵「いい? 楓も寝てるから静かにするんですのよ」

櫻子「へいへいへーい」

向日葵「考えられる限り最高に最悪な投げやりさですわ……」

櫻子「さっ、何する? カラオケ? プロレス? ダンレボ?」

向日葵「静かにする気がマイナス方面に振りきれてません!?」

櫻子「向日葵、しーっ」シーッ

向日葵「ぐっ……!」モゴ

櫻子「自分で言っといて大声あげるとか、ダメダメだなー向日葵」ヤレヤレ

向日葵「く、屈辱ですわ……!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:18:45.51 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「で、なにすんのってば」

向日葵「ああもう、こんな時間に遊ぶことなんて思いつきませんわよ。もう3時過ぎてますのよ?」

櫻子「こんなに起きてたの久しぶりかも」

向日葵「私だって……いつもは規則正しい生活を心がけてますのに……」

櫻子「貧乏学生?」

向日葵「品行方正」

櫻子「そうそれ」

向日葵「とりあえず、適当に喋って時間を潰せばいいんでしょう? じゃあ……ほら、こっち」チョイチョイ

櫻子「へ?」

向日葵「な、なにマヌケな顔してますの」

櫻子「だ、だって、そこって向日葵の隣……」

向日葵「し、仕方ないでしょう? 楓を起こしたら悪いですし、話すにしても小声じゃないと……だから、近くにいた方が、その……」

櫻子「……」

櫻子「じゃあ……お、おじゃまします」ポスン

向日葵「え、ええ……」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:25:59.86 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「……せめー」

向日葵「せめー、ですわね」

櫻子「……あ、暑くない?」

向日葵「あいにく、今夜は肌寒いくらいですから……」

櫻子「そうだった……」

向日葵「櫻子は……むしろ寒くありませんの?」

櫻子「う、うん。なんか、えらいポカポカする」

向日葵「ああ、そう……」

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「あ、ま、マンガでも読もっかなー……」

向日葵「電気は点けられませんから、目を悪くしますわよ」

櫻子「ぐぬぬ……」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:33:02.02 ID:6jM1h5ZV0
向日葵「……」

櫻子「……」

向日葵「ね、ねえ」

櫻子「……なに?」

向日葵「なにか喋りませんの? 時間を潰すんでしょう?」

櫻子「あー……お、お前がしゃべれっ」

向日葵「なんでよ……」

櫻子「……」

向日葵「……い、」

向日葵「今何時?」

櫻子「おしゃべりヘタクソ野郎!」ヒソッ

向日葵「うるさいわね!?」ヒソッ

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:50:36.68 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「……」

向日葵「……」

向日葵「櫻子」

櫻子「な、なにっ?」

向日葵「いい加減、理由を教えてくださらない?」

櫻子「え?」

向日葵「理由ですわよ、理由。今日、こうやって夜中までうちに居着く理由」

櫻子「理由って……べ、べつに、なんも」

向日葵「なんもねーとは言わせねーですわよ。あなたとは不本意ながら長い付き合いですからね」

櫻子「う゛……」

向日葵「眠くねー! とか言ってメールや電話で絡んでくることはありましたけど、直接乗り込んでくるのパターンははじめてですし」

櫻子「うぅ……」

向日葵「ここまで付き合わされたんですから、いい加減に白状なさい」

櫻子「ぅう゛う~……」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 03:55:20.78 ID:6jM1h5ZV0
向日葵「ほら、櫻子」

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「……ゆめ」

向日葵「夢……ですの?」

櫻子「……」コクッ

向日葵「……まさか、中学生にもなって怖い夢を見て眠れなくなったなんて言わな」

櫻子「……」コクン

向日葵「Oops」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:03:48.26 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「でも」

向日葵「え?」

櫻子「でも、怖いのじゃ、ない」

向日葵「怖くなかったんですの? じゃあなんで……」

櫻子「怖くなかったけど、変で。変なのが……怖かった」

向日葵「……?」

櫻子「……夢の中で、目が覚めて……」

櫻子「歯みがいて……朝ごはん食べて……」

櫻子「学校行って、勉強して、給食食べて」

櫻子「授業が終わったら生徒会に行って」

櫻子「家に帰って晩ごはん食べて、お風呂はいって、眠った」

櫻子「そんな夢」

向日葵「……? あの、それのどこが変――」



櫻子「どこにも、向日葵がいなかった」キュッ

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:08:28.60 ID:6jM1h5ZV0
向日葵「!」

櫻子「……っ」ギュッ

向日葵「櫻子……」

櫻子「普通の1日なのに、向日葵がいないだけでちっとも普通じゃなくて」

櫻子「でもなにもおかしくないみたいに過ごしてる夢の中の私が、すごく変で」

櫻子「それが……怖かった、から……」

櫻子「……」

向日葵「……」

向日葵「――」フッ

向日葵「ばか、ですわね」

櫻子「っ」

向日葵「ほら、よくご覧なさい」

向日葵「私はここにいますから。どこにも行ったりしませんから」

向日葵「やせ我慢なんてしないで、ゆっくりおやすみなさい?」

櫻子「――っ」パァッ

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:16:46.57 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「すー……すー……」

向日葵「やれやれ……やっと寝つきましたわね」

向日葵「まったく、櫻子ったらいつまで経ってもお子様なんですから……」

向日葵「私がどこにもいない夢、なんて」

向日葵「本当、夢ぐらいでしかありえませんのに」

向日葵「ねえ、安心でも落胆でも勝手になさい」

向日葵「私とあなたは、たぶんずっと、ずーっと一緒ですから」

向日葵「……ね、さーちゃん」

櫻子「ん……ひま、ちゃ……」ムニャムニャ

向日葵「――」フッ

向日葵「……」

向日葵「さて、と」スクッ

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:22:58.85 ID:6jM1h5ZV0
~SOTO~

向日葵「ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」

櫻子「ひまちゃーん……」ムニャムニャ

向日葵「くっ……人の背中で何を暢気に……!」

向日葵「いくら櫻子が軽くても、私の力じゃ、キツっ……!」

向日葵「でも、どうにか家まで送り返さないと……」

向日葵「……ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:32:38.79 ID:6jM1h5ZV0
~ちっ  ルーム~

向日葵「よい、しょおっ……!」トスン

櫻子「すぴー」zzZ

向日葵「はあ……はあ……やっと着キマシタワー……」

櫻子「すやすや」zzZ

向日葵「まったく……どんだけ安眠してますの……」

櫻子「ぐーすか」zzZ

向日葵「ふぁ……あ、ダメですわ……櫻子のアホ面を見てたら、私まで……」クラッ

向日葵「こ、ここで寝てしまったら……! でも、もう……」フラフラ

向日葵「――」フラッ

向日葵「」ポスッ

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:46:47.16 ID:6jM1h5ZV0
~実質3時間後~

ガチャッ

撫子「櫻子ー、あんたいつまで寝……て……」ピタッ

櫻子「むにゃむ……ひまちゃあん……」zzZ

向日葵「さーちゃん……ふふっ……」zzZ

撫子「(なんでひま子が櫻子と一緒に寝てるんだろう……)」

撫子「……」

撫子「(見なかったことに……いや)」

撫子「(この場合は……こっちだな)」

撫子「ひま子、ひま子」ユサユサ

向日葵「ん……んぅ……?」モゾッ

撫子「おはよ」

向日葵「ぁ……なでしこさん……? おふぁようござひまふ……」

向日葵「」

向日葵「∵」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 04:54:33.44 ID:6jM1h5ZV0
撫子「目さめた?」

向日葵「な、ななにゃ、にゃでしこしゃんっ!?」

撫子「人違いだなあ」

向日葵「あ、ぅあ、そ、その、あの、この、どっ……こ、これはその! あのですね!?」

撫子「大丈夫」

向日葵「へぇ?」

撫子「わかってるから」

向日葵「な、撫子さぁん……!」ウルウル

撫子「ひま子……」

向日葵「撫子さんっ……!」キラキラ

撫子「ひま子」ポム

向日葵「撫子さん!」パァッ



撫子「まだ叔母さんって呼ばれたくないから、子供はもうちょっと我慢してね」

向日葵「ちがー!!?」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 05:05:13.87 ID:6jM1h5ZV0
櫻子「むがー……うっさいぞーぅ……」モゾッ

向日葵「!!」

櫻子「あれぇ……なんでひま、わりがここにいんのー……?」ボヘー

向日葵「あ、さー……く、らこ。それはですね、あのっ……」アタフタ

撫子「実はー」

向日葵「いっ、言わないでくださいぃ!」ヒー

撫子「もごもご」フガフガ

櫻子「??? なに、なんでねーちゃんと仲良さそうにしてんの?」キョトン

向日葵「ぅ、う、うぅううぅぅぅ~~~!!!」



向日葵「櫻子のバカぁ!!!」ドゴォ

櫻子「だぶち!!!」グハッ



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 05:11:13.70 ID:6jM1h5ZV0
終わりだし