1: 1 2015/11/23(月) 12:53:31.96 ID:zOZIxuWw0
!!注意!!

*本作は、【以下の過去作の設定を引き継いでいます】本作を読む前に二作目の『北方島』だけでも読まれるのを強く推奨いたします。
 読まずに本作から読み始めます場合、2レス目に過去作の最低限のあらすじを書いておきますので
 そちらだけでも読んでいただくと、最低限の引き継ぎ要素は把握できると思います。


 重ねていいますが、本作は以下の過去作の続編です、その点にご注意ください。


一作目、【艦これ】劇糖バレンタイン!~提督脂闘編~【SS】




二作目、提督「ながされて」ほっぽ「北方島」





三作目、本作(二作目の直後からの時系列)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448250811

引用元: 提督「左遷(なが)されて」港湾棲姫「港町」 

 

特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 7 (ファミ通文庫)
築地 俊彦
KADOKAWA/エンターブレイン (2015-12-26)
売り上げランキング: 40
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/23(月) 12:55:06.91 ID:zOZIxuWwo
●前回のあらすじ(過去作を読まずに今作に入られる方用)

 筋肉モリモリマッチョマンの横須賀鎮守府元帥である提督は、沖合で遭難し、北方海域のとある島へ流れ着く。

 そこは北方海域の深海棲艦達の総司令官である北方棲姫の棲む島であった。

 敵地に流れ着いた提督、あわや万事休すかと思われたが、争いを好まない深海棲艦である北方棲姫は、傷つき倒れていた提督を助けてくれたのだった。

 それから二ヶ月、提督は傷が癒えるまでその島で生活し、北方棲姫、港湾棲姫、ヲ級、レ級の四名と非常に親しくなった提督は、

 最終的に義理の親子になるまで仲良くなって、みんなで日本に帰ってきたのだった。

 なお、戻る際に色々やらかし過ぎたツケを払う事になり、その精算の途中から、今作は始まる



3: 1 2015/11/23(月) 12:55:41.30 ID:zOZIxuWwo
●九月初頭

~提督帰還(前作ラスト)直後~


扶桑「どういうことか、説明していただけるのですよね、提督」ゴゴゴゴゴ


山城「ケッコン済みの私達に隠れて四人も子供ができているのはなんでかしらぁ?」ゴゴゴゴゴ


提督「まて、話せばわかる!?(土下座)」



扶桑山城「問答無用!!!!」


提督「アッー!?」




4: 1 2015/11/23(月) 12:57:05.89 ID:zOZIxuWwo

閑話休題

扶桑「つまり、怪我をしていた所を助けられて」


山城「一緒に暮らしているうちに仲良くなり、つい自分の娘にしちゃった、と」


提督「ふぁい」ボロボロ


扶桑「どう思う山城?」


山城「嘘はついていないようですし、情状酌量の予知あり、執行猶予付き推定無罪といった所でしょうか姉様」


扶桑「そうね、心配させた事への個人的制裁は今終わったし、提督の不倫疑惑はここまでね、山城」


扶桑「で、問題は……」チラッ


山城「彼女達との関係よねぇ……」チラッ



5: 1 2015/11/23(月) 12:57:47.13 ID:zOZIxuWwo


提督「うーん」ボロボロ


北方棲姫(以下ほっぽ)「オ父サンシッカリシテ!!」アタフタ


レ級「大丈夫オ父サン!?」アタフタ


港湾棲姫(以下港湾)「アノ、頑丈ナオ父サンガ!?」アタフタ


ヲ級「ヲッ!?大丈夫!?」アタフタ






扶桑「凄い懐かれようね、山城……」


山城「はい、なんかものすごく、私達がアウェーな空気が……」


6: 1 2015/11/23(月) 12:58:28.63 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ「オイ!イクラ嫁デモ、ヤリスギダ!!」


レ級「ヒドイヨ!!オ父サンヤット怪我ナオッタノニ!!」


提督「あ、まって、私は大丈夫だかr」


ヲ級「ヲ父サンハ、安静ニ、港湾」


港湾「ウン」ガシイッ!!


提督「うわっぷ!?(抱きしめられて声出せない!?)」



扶桑「いや、だから、ちゃんと手加減しましたって!許容範囲は弁えてますから……」


山城「私達が何年提督と一緒にいると……」









7: 1 2015/11/23(月) 12:59:04.01 ID:zOZIxuWwo




ほっぽ「ウルサイ!ババア!!」


レ級「アッチイケ!!年増!!」





扶桑「」ブチッ


山城「」ブチッ





提督\(^o^)/




8: 1 2015/11/23(月) 12:59:56.62 ID:zOZIxuWwo


~一時間に及ぶ大喧嘩(口喧嘩のみ)の後~




扶桑山城「ぜぇ……ぜぇ……」


ほっぽレ級「ハァ……ハァ……」



ほっぽ「ホッポハ、オマエラガオ父サンノ嫁トカ、絶対ニミトメナイカラ!!!」

レ級「オマエラナンカ大嫌イダ!!」


扶桑「それはこっちのセリフよ!!」


山城「貴方達が提督の娘だなんて、絶対認めないわよ!!」








「「「「絶対」」」」







「「貴方達と仲良くなんかなれない!!」」


「「オマエラと仲良クナンカナレナイ!!」」



9: 1 2015/11/23(月) 13:00:42.01 ID:zOZIxuWwo
~半月後~






扶桑「ご飯出来たわよー」ニコニコ


山城「今日は金曜日だからカレーよー」ニコニコ


レ級「ヤッター!!カレーダー!!」キラキラ


ほっぽ「カレー!カレー!」キラキラ


ヲ級「カレー、ヲイシイ」キラキラ


港湾「カレー、人類ノ食文化ノキワミ」キラキラ






提督「この即落ちである」








10: 1 2015/11/23(月) 13:01:23.89 ID:zOZIxuWwo


扶桑「ほら、みんな手を洗って来なさい」ニコニコ


山城「今日はヲ級のリクエストで甘口よー」ニコニコ


ヲ級「ヲッ!」パァー


ほっぽ「イイニオイ!」


レ級「ヨシ、ハヤク手ヲ洗オウ!」


港湾「ワカッタ」






11: 1 2015/11/23(月) 13:02:01.06 ID:zOZIxuWwo


ガヤガヤ



提督「……」


扶桑「どうしたのかしら提督?」


山城「お腹へってないの?」


提督「いやぁ……半月前の大喧嘩を思い出していてな……」
 

扶桑「あ、あれは、その……」


山城「蒸し返すのはやめて……思い出すと恥ずかしくて恥ずかしくて……」



12: 1 2015/11/23(月) 13:02:36.87 ID:zOZIxuWwo


提督「最初は致命的に関係が崩壊したと思って顔面蒼白になったんだが、3日もすれば普通に会話するようになって一週間で打ち解けて、今はもう普通に仲良いよな」


扶桑「まぁ……あれは自分でも大人気なかったと、思いますし……」


山城「互いにもう、言いたいこと全部言い切ったお陰で、なんか一度吹っ切れるともう気にならなくなったというか……」


提督「雨降って地固まる、か」


扶桑「それに……ねぇ?山城」


山城「はい……姉様」


提督「?」


扶桑「ほっぽ達、とても可愛くて、よいこばかりだったもので……」


山城「一度許すともう、可愛くて可愛くて……」


提督「ああ、確かに(納得)」



*艦娘は呼び出した提督毎に微妙に性格が違う設定デス、二人ハ提督に似て子供好きデス



13: 1 2015/11/23(月) 13:03:24.40 ID:zOZIxuWwo




扶桑「……ほっぽ達は向こうにいるわね」キョロキョロ


扶桑「……提督、裁判の調子はどうですか」ヒソヒソ


山城「……あの一連の乱痴気騒ぎの責任はどうなるの」ヒソヒソ


*提督の罪状、保護下の深海棲艦が国会議事堂襲撃&首相を人質にして立て籠もり。
 千体近い深海棲艦が一斉に降伏した事で北方の鎮守府を大混乱にした。


提督「……心配するな、同期の大将である丁字とT督がかばってくれているし、

私自身も元帥という立場を安売りしてでも、ほっぽ達の身の安全は確保するつもりだ」ヒソヒソ


提督「あと、深海棲艦の大量投降に伴う諸問題は、彼等の見目を整えてからを輸送艦の代用として雇用することで対応するようだから、あまり問題ではない」






14: 1 2015/11/23(月) 13:03:52.30 ID:zOZIxuWwo



提督「それでももし、どうにもなら無くなれば、お前達を連れて夜逃げでもしようと思っている」


提督「……ついてきて、くれるか?」


扶桑「何を今更」クスッ


山城「むしろほっていったら地の果てまで追っていくから」クスッ


提督「……すまんな」


<オトーサーン!!ハヤクタベヨー!!


提督「おっと、レ級達も腹が減ったらしい」


提督「ご飯にしようか」ニコッ


扶桑「そうですね」ニコッ


山城「お腹すいたわね」ニコッ




15: 1 2015/11/23(月) 13:04:25.59 ID:zOZIxuWwo


~翌日、軍法会議にて~



裁判長「判決を言い渡す」


裁判長「被告である提督は、配下にした深海棲艦達の保護管理義務を怠り、日本全体を大きな混乱に陥れた罪がある」


裁判長「が、幸運にも一人も人的被害が出なかった事と、提督の今迄の国家への奉仕の度合い、これからへの期待も込めて……」


裁判長「元帥から少佐への降格、横須賀から地方への左遷、以上を今回の事件の罰とする、何か異論はあるか?」


提督「ありません、寛大な処置に感謝します」ペコリ


裁判長「よろしい」



16: 1 2015/11/23(月) 13:05:28.43 ID:zOZIxuWwo


裁判長「なお、提督の連れてきた深海棲艦四名については提督達の希望に沿い、今後戸籍上は提督の娘として扱う」


裁判長「それぞれ提督と同じ北方(きたかた)姓を与え、長女北方(きたかた)ヲ級、次女北方港湾、三女北方レ級、四女北方ほっぽとして、国民として扱う事*」


*以後、作中ではわかりやすさ重視で現在のレ級やヲ級等の表記で通しますが

 所謂「俺さん」や「男さん」の様なモノに相当し、実際には戸籍上の普通の名前で呼ばれているとお思いください。






裁判長「では、これにて軍法会議を終える、閉廷!解散!」




17: 1 2015/11/23(月) 13:06:00.56 ID:zOZIxuWwo


~帰り道にて~



提督「すまんなT督、丁字、庇ってもらって」 


T督「ほんとにな、丁字なんかストレスでタダでさえ薄い頭が更に薄くなったんだぞ」


丁字「うるせぇ!俺はハゲてねぇ!」


提督「まぁ、お陰で少佐からやり直しって事で決着がついて良かったよ」


提督「最悪の場合国家反逆罪くらったりしてヲ級達をとられる可能性があったからな……」


提督「もしもの時はヲ級達を連れて夜逃げする覚悟まで固めてたから、それに比べれば降格と左遷くらい軽いものだ」




18: 1 2015/11/23(月) 13:06:44.27 ID:zOZIxuWwo



丁字「ああ、実際、ヲ級やほっぽ達を提督から取り上げて実験材料にしようって話もあったんだぜ?胸糞悪いから徹底的に潰してやったが」


T督「ま、そんな事して提督が暴れ出したら止められる人材は横須賀にもいませんって脅してやったら軒並み黙ったよ、ザマァwww」プギャー


提督「……本当にありがとな、二人共」


T督「水くせえ事は言うなよ同輩、今度俺達が困ってたら助けてくれればそれで良いっての」


丁字「左遷にしたって、オリを見てちゃんと呼び戻してやっから、それまで休暇だと思って楽しんで来いよ、ほっぽ ちゃん達と嫁さんつれてさ」


提督「……そうだな、ずっと戦い続けているんだ、暫く地方の鎮守府で羽を伸ばしても罰は当たるまい」


提督「可愛い嫁さんと子供連れてな」ニヤリ


T督「爆ぜろクソッタレ」ペッ


丁字「モゲロ馬鹿野郎」ペッ




19: 1 2015/11/23(月) 13:07:20.08 ID:zOZIxuWwo



提督「……」


T督「……」


丁字「……」


提督「同期の友ってのは良いもんだな」


T督「だな、懐かしいな、このノリ」


丁字「ほんと、骨を折った甲斐があったってもんだよ」


提督「じゃあ、私の鎮守府はこっちだから、またな」


T督「おうよ、またな提督」


丁字「またな、提督」



20: 1 2015/11/23(月) 13:07:52.27 ID:zOZIxuWwo


T督「やれやれ、やっぱりあいつ、いざとなったら日本を捨てる覚悟まで固めてやがったか」


丁字「予想通りだったな、殺ると決めたら容赦ないアイツのことだ、生半可な事はしないだろうよ」


丁字「恐らくは横須賀のありとあらゆる倉庫を放火、爆破してゲリラ戦で大混乱にしてから闇夜に紛れて海に消えるつもりだったんだろうな」


T督「それって夜逃げなのか?破壊工作の間違いじゃね?」


丁字「アイツにとっちゃ、その範疇なんだろ」


T督「まったく、なんだかんだで昔からアイツは変わんねぇな」


丁字「一番真面目なくせに、一番やる事が突拍子もねぇもんな、アイツ」


T督「ほんとにな……さて、そんじゃあ、アイツがさっさと戻ってこれる様に根回ししますか」


丁字「世話のかかる奴だよほんと」





21: 1 2015/11/23(月) 13:08:19.72 ID:zOZIxuWwo


提督「ふぅー……やれやれ、やっと後始末が一段落ついたな」


提督「……」


提督「戸籍上、未婚で、嫁(仮)二人に、隠し子四人、か……」


提督「戦国時代の武士かなにかかな?(現実逃避)」








22: 1 2015/11/23(月) 13:08:50.67 ID:zOZIxuWwo


~甘味処間宮~


扶桑「ほら、間宮のアイスよ」


山城「美味しいからビックリするわよ」


ほっぽ「ナニコレ?」スプーンツンツン


レ級「シロイナ」ジーッ


ヲ級「ヲ……?」クビカシゲ


港湾「フム、オ豆腐ミタイ」





23: 1 2015/11/23(月) 13:09:16.31 ID:zOZIxuWwo


扶桑「ふふ、溶けちゃうから、早く食べてみなさい」


山城「姉様、じゃあたべましょうか」


扶桑「そうね……いただきます」

山城「いただきます」


ヲ級「ヲッ……ミンナ、私達モ……」


港湾「ウン、挨拶ハ大事、古事記ニモソウ書イテアル」コクン


ほっぽ「ワカッタ」コクリ


レ級「オット、ワスレテタ」






「「「「イタダキマス」」」」





24: 1 2015/11/23(月) 13:10:09.92 ID:zOZIxuWwo



ヲ級「……」パクン


港湾「……」パクン


ほっぽ「……」パクン


レ級「……」パクン





ヲ級「ヲッ……!」パァー


港湾「……!」パァー


ほっぽ「コレハ……!」パァー


レ級「ンン……!」パァー



扶桑「ふふ、ご感想は?」


山城「まぁ、聞くまでもない気もするけどね」クスクス




25: 1 2015/11/23(月) 13:11:10.82 ID:zOZIxuWwo


ヲ級「ヲイシイ……コレヲイシイ」


ほっぽ「ツメタイ!ウマイ!」ピョンピョン


レ級「アマイ!不思議ナ食感!」


港湾「コレハ美味、モット食ベタクナル」モグモグ


扶桑「良かったわ」ニコニコ


山城「見ていて和みますね、姉様」ニコニコ




26: 1 2015/11/23(月) 13:11:36.71 ID:zOZIxuWwo



レ級「ウメェ」モグモグ


扶桑「あら?口元が汚れてるわよ、レ級」フキフキ 


レ級「アッ……アリガトウ」テレッ


レ級「……」


レ級「……ネェ」


扶桑「うん?」





27: 1 2015/11/23(月) 13:12:32.11 ID:zOZIxuWwo


レ級「扶桑サント山城サンハ、オ父サンノ、オ嫁サンナンダヨネ?」


扶桑「まぁ……そうね、今はカッコカリだけど……そうなれたら良いとは思ってるわね……」


山城「私は、マァ、アノ、姉様がいるし?提督は、ほっとけないし?まぁ、あの、それよ、ひ、否定はしないわ」アタフタ


レ級「ジャアサ、二人ノ事」



















レ級「オ母サンッテ、ヨンデイイ?」マッカ









28: 1 2015/11/23(月) 13:13:15.70 ID:zOZIxuWwo


扶桑「!!!」ズギューン


山城「!!!」バキューン



レ級「駄目……カナ……?」マッカ


扶桑「良いに決まってるわ!ねぇ山城!」ガシッ


山城「ええ!むしろ私達の娘でなかったらなんなのかって話ですね姉様!」ガシッ


レ級「ウワッ!?チョット、クルシ……」ジタバタ


扶桑「あ、ごめんなさいねレ級、ちょっとテンションが上がりすぎたわね」スッ


山城「おっと、ごめんなさいレ級」ナデナデ


レ級(ナンカ、反応ガオ父サンニ似テル)





29: 1 2015/11/23(月) 13:13:51.98 ID:zOZIxuWwo


扶桑「ふふ……でも、お母さん……良いわね……」


山城「レ級、実際によんでみてくれるかしら?ほら、山城お母さんって」


扶桑「あ、ずるいわよ山城、ほら、扶桑お母さんってよんでみて」


ヲ級(何処カデ見タ光景ネ)


港湾(反応ガ、オ父サンソックリ)


ほっぽ(オ母サン……カ……)


レ級「エット……ジャア……」





30: 1 2015/11/23(月) 13:14:28.30 ID:zOZIxuWwo





レ級「扶桑オ母サン……山城オ母サン……?」マッカ









31: 1 2015/11/23(月) 13:15:24.11 ID:zOZIxuWwo



扶桑「はぅ……」ズギューン


山城「ふわぁ……」バキューン


扶桑「……いいわね、山城」


山城「……はい、姉様、これ凄くいいです」コクコク


レ級「?」


扶桑「レ級、貴方はもう私達の娘よ」ダキシメ


山城「そうそう、遠慮なんかしなくていいから!私達の娘だから!」ダキシメ


レ級「ア……」ギュッ


レ級「…………」


レ級(ナンカ……二人ニ抱キシメラレルト、落着ク……)






32: 1 2015/11/23(月) 13:16:21.14 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ「……オ母サン、カ」ギュッ


ヲ級「ホッポ?」


港湾「ドウシタノ?」


扶桑(あらっ……?ふふ、山城、レ級を頼んだわ)


山城(あっ、わかりました姉様)


扶桑「もちろん、貴方達三人も、私達の娘だと思っているから」ギュッ


扶桑「ほら、お母さんって、よんで?」




33: 1 2015/11/23(月) 13:16:56.26 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「アッ……」


ヲ級「ヲッ……」


港湾「……」


ほっぽ「オ母サン?」


ヲ級「ヲ母サン……」


港湾「オ母サン……」


扶桑「はいはい、お母さんよ」


ほっぽ「オ母サン!」ギュッ


ヲ級「ヲ母サン」ギュッ


港湾「オ母サン」ギュッ


扶桑「ふふ」ニコニコ



34: 1 2015/11/23(月) 13:17:26.19 ID:zOZIxuWwo
~甘味処の外~


提督「……」ジーッ


あきつ丸「何してるでありますか、提督殿」


提督「あ、いや、その、ほっぽ達がうまいこと馴染んでくれてよかったなと思ってな」ポリポリ


あきつ丸「ふむ?(中を確認)ああ、なるほど」チラリ


あきつ丸「しかし、いくら気になるとは言え、そんな不審者みたいなのぞき見はやめていただきたいでありますよ、危うく憲兵隊を呼ぶ所でありました」


提督「すまんすまん」

35: 1 2015/11/23(月) 13:18:07.42 ID:zOZIxuWwo


あきつ丸「……提督殿も難儀なお人でありますなぁ、なんでもかんでも背負い込もうとするのは悪い癖でありますよ」


提督「うっ……」


あきつ丸「それにしても、複雑な家庭事情であります。戸籍上は未婚で自称隠し子の義理の子供四人と、軍法上の仮の妻である、ケッコンカッコカリが二人……」


あきつ丸「ゴシップ誌にでも持ち込んだら端金にはなりそうでありますな!」カラカラ


提督「やめてください死んでしまいます」


あきつ丸「冗談でありますよ、冗談」カラカラ





36: 1 2015/11/23(月) 13:18:55.27 ID:zOZIxuWwo

あきつ丸「あ、そういえば、地方左遷の話でありますが、自分を連れて行って欲しいであります」


提督「耳が早いな、理由を聞いても?」


あきつ丸「自分は陸軍の艦娘であります、故に海上での働きは限定的にならざるをえませんが、逆を言えば陸上での働きには応用が聞くであります」


あきつ丸「提督殿は左遷される身、出撃よりも陸上業務が増える可能性が高く、自分は役に立つはずであります」


提督「ふむ、一理ある」


あきつ丸「ご一考、お願いするであります、それでは」ケイレイビシィッ


提督「ああ、わかった、考慮しよう」ケイレイビシィッ




提督「うーむ、誰を連れて行こうか……?」


提督「まぁ、とりあえず皆と合流するか」


37: 1 2015/11/23(月) 13:19:36.61 ID:zOZIxuWwo

~鎮守府の会議室~


提督「左遷先は地方の小さな港町だ、そんな小さな町の小さな鎮守府に横須賀鎮守府元帥クラスの艦隊を全て持ち込む事は出来ん」


提督「故に、左遷先での常駐戦力は最低限にして、普段は横須賀に居てもらい、必要に応じて艦隊を派遣してもらおうと思う」


提督「何か質問は?」


鈴谷「ハイ!」


提督「鈴谷さんどうぞ」


鈴谷「ぶっちゃけ、誰を連れて行くの?」



提督「それについてはまず扶桑と山城は確定している、二人が居ないと始まらんからな」


扶桑(よし)グッ


山城(また置いてけぼりじゃなくて良かった)グッ






38: 1 2015/11/23(月) 13:21:06.51 ID:zOZIxuWwo
提督「それとあきつ丸を連れていく、あきつ丸は陸軍の艦娘であるから陸上業務では頼りになるはずだ、陸軍基地との協力もあるだろうしな」


あきつ丸「はっ、了解したであります!!」ビシィ


提督「あと、武装解除されてるから戦力にはならないが、ほっぽ達は連れて行く」


提督「ほっぽ達が私の娘だと正式に認められたのは、責任とってそばで監視しておけよという大本営からの命令も含まれているからな」


鈴谷「あー、ほっぽちゃん達も行くんだねー、まぁ、当たり前か」


提督「長門さんも連れて行こうか迷ったのだが、留守にする鎮守府を任せられる艦娘が必要だから残って貰おうと思う、留守を頼みます、長門さん」


長門「ついて行けないのは残念だが、提督にそこまで言われては残らざるを得ないな……」フフッ


長門「留守は、この長門に任せておけ」


提督「宜しく頼みます」ペコリ


提督「その他の艦艇は連れては行かず、ケースバイケースで戦力を新たに派遣したり、入れ替えたりしようと思う」


鈴谷「なるほどねー、了解したよ」



39: 1 2015/11/23(月) 13:21:51.21 ID:zOZIxuWwo




提督「皆には迷惑をかける、すまないが、もう少しだけ……もう少しだけ待っていてくれ、必ず此処に帰ってくるから」ペコリ


長門「提督……まぁ、待っているさ」


提督「長門……ありがt」






あきつ丸「まぁ、かえって来なかったらこっちから押しかければ良いだけでありますよ」ケラケラ







提督「ちょ、おい!?空気をぶっ壊すなよ!?」


あきつ丸「おっとすいませんでありますね」テヘペロッ


提督「凄くわざとらしい!?可愛いけどわざとらしい!?」





40: 1 2015/11/23(月) 13:22:44.00 ID:zOZIxuWwo



長門「……」ポカーン


鈴谷「……プッ」


鈴谷「アッハッハッハ!!」


アハハハ!! スズヤ!!ワライスギデスワ!! 



41: 1 2015/11/23(月) 13:23:15.44 ID:zOZIxuWwo



長門「……帰ってきてから、変わったな、提督は」フッ


陸奥「まぁ、前より確実に壁が無くなったわね」クスクス


赤城「前は強い信頼と絆は感じましたが、今程素の姿を見せてはくれませんでしたからね」
 

長門「やはり、提督を変えたのは……」


陸奥「まぁ、十中八九、あの娘達でしょうね」


赤城「ふふ、よくも我々の提督を少佐まで落っことしてくれましたね、と怒るべきか、それとも……」


長門「よくぞ提督をここまで変えてくれた、と称えるべきか、というところか?」


赤城「はい、でも、個人的には……」


赤城「以前の『元帥閣下』より、今の『お父さん』の提督の方が好きですね」ニコニコ


長門「……そうだな」ニコッ



42: 1 2015/11/23(月) 13:23:54.69 ID:zOZIxuWwo



長門(皆、複雑な気分なんだな)


長門(遭難した提督を助けたのも彼女達なら、提督を少佐まで降格させたのも元を辿れば彼女達)


長門(そして……私達では決して触れる事の出来ない提督の最も弱い部分を守ってくれているのも、彼女達だ……)


長門(まったく、これは嫉妬か?それとも感謝か?私自身、どう思っているのかわからんとはままならないな)






長門(まぁ、ほっぽ達が可愛いからもう細かい事はどうでもいいか)


*子供好き




43: 1 2015/11/23(月) 13:24:21.88 ID:zOZIxuWwo



提督「それからの半月は、溜まっていた執務と、鎮守府を長く開ける為に必要な手続きで費やした」


提督「私がいない間は、臨時の提督として長門に一部の権限を委譲し、最低限鎮守府が執務だけでも回る様にしておいた」


提督「長門達にはもしも何かあればすぐ私に連絡を入れるか、丁字やT提督を頼るように言い含めてある」


提督「そして、そんなこんなで9月は終わった」




44: 1 2015/11/23(月) 13:25:09.87 ID:zOZIxuWwo
●10月初頭


~出立前駅にて~


提督「列車がくるまでまだ時間があるな……」


丁字「おっす、提督」トコトコ


T督「見送りにきてやったぜ」トコトコ


提督「おお、きてくれたのか二人共」


ほっぽ「ア、島ニオ父サンヲ迎エニ来タ二人組」


ヲ級「ヲ、アノ時ノ……コノ間ブリデス」ペコリ


丁字「おう、あの時ぶりか、元気そうでなによりだな」


丁字「あ、ヲ級ちゃんだけはこの前執務室であったか」


*ヲ級だけ提督にお弁当を届けに来てあってます



45: 1 2015/11/23(月) 13:25:58.68 ID:zOZIxuWwo



丁字「しかしおい提督」


T督「相変わらずかわいこちゃんばっかりだな」バンバン


提督「いって、たたくなよ」


港湾「ドウシタノ?……アッ」トコトコ


レ級「ン~?」トコトコ


港湾「ア、アノ時ノスケベコンビ(胸元を隠す)」サッ


提督「あ?」ジロリ


丁字「アイエッ!?」


T督「チョ、誤解だ!いや、誤解じゃないけどお前の思っているようなことはしてない!!」





46: 1 2015/11/23(月) 13:26:47.54 ID:zOZIxuWwo


提督「何されたんだ港湾」


港湾「胸元バッカリジロジロ見テセクハラ発言サレタ」


提督「ほう」(#^ω^)ピキピキ


丁字「ちゃうんや工藤!お前の娘とはしらんかったんや!!アノ時は戦闘中で、あれは挑発!!ただの敵への挑発やったんや!!ワイらは悪うない!!!」


T督「そうやで工藤!ワイらお前の娘に粉かけるほど命知らずちゃうっちゅうの!」


提督「おまえらウチの港湾がかわいくないってのかああん!?あと誰が工藤だ!!」


丁字「やだこのひとめんどくさい」




47: 1 2015/11/23(月) 13:27:41.27 ID:zOZIxuWwo



ギャースギャース


レ級「……」


レ級「ネエ、オ父サン」クイクイ


提督「ん?」


レ級「『娘サンヲクダサイ』ッテ、一般的ニ、ドウイウ意味?」


提督「んん?そうだな……普通なら、プロポーズの挨拶……か?」


レ級「……」





48: 1 2015/11/23(月) 13:28:54.18 ID:zOZIxuWwo


レ級「T督サン」


T督「ん?」


レ級「ゴメンナサイ、T督サンノプロポーズハ、オコトワリシマス」ペコリ


提督「ファッ!?」


丁字「えええええ!?」


T督「アイエエエエエエエエエエエ!?」




49: 1 2015/11/23(月) 13:29:31.60 ID:zOZIxuWwo



提督「どういうことだ貴様、返答の次第によっては5分後の空気を吸えると思うなよ」ゴゴゴゴゴゴ


T督「チョ、マッテ、マジで見に覚えが……」


レ級「エ?デモタシカ、初対面ノアノ時『娘サンヲクダサイ』ッテ」


T督「初対面……?娘さんを下さい……?あっ」


***

~初対面のアノ時~


レ級『ハッハッ、ヌルイヌルイヌルイ!!!オ父サンの方が万倍ツヨイゼ!!ソノ程度ジャココハヌケナイナ!!』


丁字『親いんのお前!?』


T督『マジか、まだ見ぬお義父さん!!娘さんをください!!』


***


T督「アイエエエ!?確かに言ってる!?言ってるけどアレをここで思い出すかあああああ!?!?!?」ガビーン





50: 1 2015/11/23(月) 13:30:14.19 ID:zOZIxuWwo


提督「本当にいったのか貴様……前々からロリコンの気がある奴だとはおもっていたが」


提督「まさか大きめに見積もってもせいぜい小学校高学年から中学生程度にしか見えないうちのレ級相手に求婚するとは……」


提督(本気モード)「覚悟はできているか?」バキッバキッ


T督「」


T督「アイエエエエエエエエエ!?」ダッ


提督「待てやああああ!!!」ダッ








51: 1 2015/11/23(月) 13:30:56.31 ID:zOZIxuWwo



~10分後~


T督だったもの「」チーンッ




丁字「じゃあ、精々楽しんでこいよ提督」スルー


提督「ああ、色々世話になったな」スルー


提督「それじゃあな」ノシ


丁字「おう」ノシ


T督「死ぬかと思った……じゃあな提督」ノシ





52: 1 2015/11/23(月) 13:31:58.81 ID:zOZIxuWwo

~電車の中~

ガタンゴトン ガタンゴトン

ほっぽ・レ級「オオー!」キラキラ


ヲ級「ヲ……景色ガメクルメク変ワッテ、楽シイ」ニコニコ


港湾「コンナ景色ヲ楽シミナガラ、駅弁、最高ニ贅沢」モッキュモッキュ


提督「鈍行でのんびり行くのも乙なもんだな、ほっぽ達も楽しそうでなによりだ」ニコニコ


扶桑「ふふふ、電車に乗るのは初めてですものね」ニコニコ


山城「こんなに幸せな都落ちも珍しいわねぇ、さしずめ『左遷旅行』ってところかしら?」ニコニコ


あきつ丸「いやはやまったく、あ、売り子殿、あきつ丸にも弁当下さい、代金は提督殿が払いますので」


売り子「はーい」トコトコ


提督「おい」


*座席図解

窓提扶 ヲほ窓
窓あ山 港レ窓




53: 1 2015/11/23(月) 13:32:38.71 ID:zOZIxuWwo


あきつ丸「お願いするでありますよパ・パ(はあと)」


提督「おいやめろ、買ってやるからその口調をやめてくれ、私の世間体を粉々にする気か」


あきつ丸「既に手遅れでありますなぁ……」ケラケラ


扶桑「まあ……そうですね……」


山城「残念ながら世間体はもうガタガタよねぇ……」


提督「ジーザス……」


あきつ丸「大丈夫大丈夫、提督殿の世間体が隠し子四人に妻二人、パパ呼びの愛人一人なんて状態になってもあきつ丸は提督殿の味方でありますから!」


提督「勝手に愛人枠を足すな!しかもマッチポンプじゃねえか!」




54: 1 2015/11/23(月) 13:33:34.41 ID:zOZIxuWwo


あきつ丸「でもまあ、まるで最低野郎みたいな状態でありますが、実際のところうちの提督殿はまだマシだと思うでありますよ?」


あきつ丸「艦隊の面々に手を出しまくって責任も取らず、鎮守府内で血みどろの抗争になって[niceship]してしまい」


あきつ丸「書類から抹消された鎮守府もあったでありますからね」


提督「ああ……『ケッコンカッコカリ』が導入される切っ掛けになったあの事件ね……」


扶桑「色恋沙汰やりたいなら、ケッコンカッコカリ出来るくらいまで戦果を稼げ、という大本営からの強烈な釘刺しでしたよね」


山城「なんというか、わかりやすい人参よねえ……」


提督「だが、それで奮起した男も大勢居たがな、「艦隊の全員とケッコンカッコカリする!」なんていって凄まじい戦果を稼いでる奴もいるし」


扶桑「戦後はどうするんでしょうね」


山城「仮にそのまま正式な婚姻にスライドすれば、男一人に嫁150人近く……」


提督「いつの時代の皇帝だよ」




55: 1 2015/11/23(月) 13:34:13.31 ID:zOZIxuWwo



提督「……そういえば以前」


提督「150人の金剛とケッコンカッコカリした提督の鎮守府に言ったことがあったな」


扶桑・山城「!?」ギョッ


提督「四方八方からデースデースと同じ顔の同じ声が響きまくって頭がおかしくなって死ぬかと思ったよ」


扶桑「……そういえば、普通は、一人の提督からは同じ種類の艦娘は顕現出来ないのに、何故か同一種の艦娘しか顕現できない人もいるんでしたっけ?」


山城「だからって全員とケッコンしなくても……ああ、逆に全員同じ艦娘の仲で一人だけケッコンしたら、それはそれで不味いのね」


提督「本人達はシアワセそうだったよ、あの人の目には光がなかったけど」



56: 1 2015/11/23(月) 13:35:05.12 ID:zOZIxuWwo


~閑話休題~


ほっぽ「ア!町ガ見エテキタ!!」


レ級「オ父サン!アノ町?」ユビサシ



提督「ああ、あれが目的地の『港町』だ」



提督「あまり大きな町ではないが、丁字がいうには、飯がうまくて、人間関係も大らかな、過ごしやすくて良い町らしいぞ」


提督「今回は住居として、鎮守府のそばにあるあいつの別荘を貸してもらえるらしい」


港湾「エ?別荘?」


提督「ああ、アイツの実家、結構金持ちのボンボンだからな、本人はあまりそういう話しないからそうは見えないけど」


ヲ級「ヲ……?冗談ジャナイノ?アノ人ガ?」






57: 1 2015/11/23(月) 13:35:31.57 ID:zOZIxuWwo


***

~数日前、執務室~


ガチャン

ヲ級『ヲ父サン、ヲ弁当ヲm』


丁字『おいT督!!てめえ俺のポテト勝手に食うんじゃねえよ!!ぶっ殺すぞ!!』


T督『うるせー!お前こそ俺のジュース勝手に飲みやがって!!』


提督『なんで貴様ら私の物勝手に物色して食べてるんだ!!お前らの物じゃないだろうが!!それ港湾達の分だぞゴラァ!!!』


***


ヲ級「……ヲ金持チ?」クビカシゲ


提督「ああ、まあ、普段は実家に頼らない奴だから……」




58: 1 2015/11/23(月) 13:36:38.78 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「……ソウイエバ」


ほっぽ「オ父サンノ実家ハ?」


提督「私は戦災孤児で天涯孤独の身だからなあ……」


提督「実家があった場所は焦土になってるし、施設にはいった当時も幼くてな」


提督「もう親の顔も思い出せん程昔の話だから実家がどんなもんだったのかは知らんな」サラリ


あきつ丸「相変わらずさらりと重いでありますね」


提督「実際当時の事なんかなんにも覚えちゃいないからな、寄る辺はないが身軽ではあるよ、扶桑達やほっぽ達がいるから寂しくもないし」ナデナデ


ほっぽ「ン……」


レ級「ニシシ……」


59: 1 2015/11/23(月) 13:37:18.67 ID:zOZIxuWwo




アナウンス『港町~港町~』


提督「おっと、もうついてしまったか」


提督「よし、じゃあいこうか」


扶桑「忘れ物に気をつけてね」


山城「ゴミを残したりしないように気をつけなさい」


ほっぽ達『ハーイ』





60: 1 2015/11/23(月) 13:37:50.77 ID:zOZIxuWwo


~港町、駅舎~


レ級「ア、猫ダ!」


猫「ニャーン」ゴロゴロ


ほっぽ「オー」


ヲ級「可愛イ……」ナデナデ


港湾「笹カマタベル?」つ[笹かまぼこ]







61: 1 2015/11/23(月) 13:38:20.02 ID:zOZIxuWwo


ワイワイガヤガヤ



提督「ほっぽ達はあの猫に夢中だな」ニコニコ


扶桑「可愛いですね」ニコニコ


提督「うん……?あ、しまった、予定時刻が近い、私は先に鎮守府に走ってむかうから、後から歩いてきてくれるか?」


扶桑「わかりました、鎮守府へ向かえばいいのですね?」


提督「ああ、これは地図だ」つ[MAP]


提督「では先にいくから」ダッシュ


あきつ丸「ではあきつ丸は陸軍基地にむかうでありますね」トコトコ







62: 1 2015/11/23(月) 13:38:58.07 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ「ン?オ父サン、ナンカハシッテル!」


レ級「本当ダ!追イカケナイト!」


ダッシュ!!


ヲ級「エエ!?マッテ!!」


港湾「チョ!?二人共何処イクノ!?」


ダッシュ!!




扶桑「あら?ほっぽ!?レ級!?」


山城「ヲ級達までいない!?どこいったの!?」



63: 1 2015/11/23(月) 13:39:47.56 ID:zOZIxuWwo
~港町の鎮守府~



提督「ふう、なんとか間に合った」


???「おい、そこの君」


提督「あ、はい」


選任司令官「貴官が提督かね?」



提督「は!私は今日からここに赴任しました提督です!」


先任司令官(以下先任)「噂通り図体のでかいやつだな」


先任「一応いっておくが、もと元帥だろうがなんだろうが、ここでは私が貴官の上官であるから、そのことをわすれないように」


提督「は!」




64: 1 2015/11/23(月) 13:40:41.89 ID:zOZIxuWwo


???「オトウサーン!」


先任「ん?なんだ貴官妻子連れか」


提督「は!その通りです!(あれ?なんか早くないか?)」


先任「まったく、左遷なのにいい気なものだな」フゥ


ほっぽ「オトウサーン!」ブンブン


レ級「オトウサーン!」ブンブン


ヲ級「ホッポ!レ級!ヲ父サン仕事中!」ゼェゼェ


港湾「失礼シマシタ」ペコリ


*人外部分は艤装なのでパージ+普通の服なので深海棲艦にはみえません


先任「可愛い娘さん達じゃないか、大切にしろよ(根は子供好きのオジさん)」ポンッ


提督「は!ありがとう御座います!」




65: 1 2015/11/23(月) 13:41:25.34 ID:zOZIxuWwo



先任「君達」スタスタ


ヲ級「スイマセン、スイマセン」ペコペコ


先任「ああ、いや、気にしないでくれたまえ、私は君達のおとうさんと話があるから、あそこの間宮でまってなさい」


先任「ほら、間宮の食券だ、皆で食べてなさい」ニコッ


ほっぽ「間宮!!」パァー


レ級「間宮ノオカシ!!」パァー


港湾「間宮……」ジュルッ


ヲ級「ヲッ……有難ウ御座イマス、失礼シマシタ」ペコリ


先任「うむ」ニコニコ




66: 1 2015/11/23(月) 13:45:29.65 ID:zOZIxuWwo

先任「提督」


提督「はい」


先任「子供は宝だな」ニコニコ


提督「そうですね」ニコニコ


提督(あれ?そういえば扶桑たちは?)






~その頃の扶桑たちは~


山城「レ級ー!ほっぽー!どこー!?」


扶桑「すいません!四人組の女の子みませんでしたか!?ちっちゃい子と元気な子とおっとりした子と大きな子なんですが!?」


駅員「ええ!?しりませんよ!?」


*このあと町の駐在さんがレ級達を見ていたので無事に合流できました








67: 1 2015/11/23(月) 13:51:21.99 ID:zOZIxuWwo
~司令室~


先任「紹介しておこう、私の秘書官の二人だ」


先任の艦娘A(以下艦娘A)「Aです、よろしくお願いいたします」


先任の艦娘B(以下艦娘B)「Bです、これからよろしくね」


提督「本日付で着任した北方(きたかた)提督、階級は少佐です、よろしくお願いいたします」ビシィ!!


先任「ああ、そうだ提督に少々込み入った話があるから、二人とも間宮にでもいって休憩してきなさい」


先任「北方くんの娘さんもいるはずだから、挨拶もしておくといい、ほら、間宮券だ」つ間宮券


艦娘A「わかりました」


艦娘B「いってきます」ペコリ



バタン




68: 1 2015/11/23(月) 13:51:51.40 ID:zOZIxuWwo







先任「さて、ここなら人目はないから端的に言わせて貰おう」


先任「私は彼女達が深海棲艦であることをしっている」


提督「……はい」


先任「しかし、事前に丁字くんや、T督くん達に事情などもよく聞いているから、提督の立場は理解はしている」


提督「丁字……T督……」


先任「それにな」


先任「今のところあの娘達が危険な存在だとは思えん、私の孫娘達ソックリでかわいい娘さん達にしか見えない」



69: 1 2015/11/23(月) 13:52:25.04 ID:zOZIxuWwo

先任「だが、一般人がどう感じるかはまた別の問題だ」


先任「大分復興したとは言え、一度我が国は深海棲艦に滅亡寸前まで追い詰められたのは、横須賀出身なら身を持って知っているだろう?」


提督「大変な戦いでしたからね……」


先任「一番最初に人類総反撃の狼煙を上げたのが、国家鎮護の大要塞、横須賀鎮守府の君たちだったからな」


先任「話を戻すが、戦火の傷跡はまだまだ残って燻ぶっている」


先任「くれぐれも、君の娘達が、深海棲艦である事を感づかれてはいかん」


先任「それが、互いのためになる」


提督「……はっ」ビシィッ


先任「まぁ、それさえ気をつけていれば、基本的にこの港町の人間はいいやつばかりだから、安心したまえ」


先任「デスクワークと、周辺海域の哨戒程度しか仕事は無い、定時に帰って家族サービスでもしてやりなさい」ニコッ



提督「はっ!」




70: 1 2015/11/23(月) 13:53:42.73 ID:zOZIxuWwo


~数時間後、丁字の別荘~ *扶桑たちとも合流できました

提督「ここが、丁字の別荘だな」


デン
[モダンな家屋]



扶桑「結構大きいですね」



山城「私達全員で住んでも余裕のある作りね」


提督「丁字は所要で何度かこの鎮守府に脚を運んだ事があって、その時の滞在ように建てた家らしい」


ほっぽ「ヘー」マジマジ


レ級「オ父サンノツクッタ家ヨリ大キイネ!」


ヲ級「……デモ私ハ、皆デツクッタアノログハウスノ方ガスキカナ」


港湾「同意」コクリ


提督「まあ、あのログハウスは一から皆で作った家だったからな」




71: 1 2015/11/23(月) 13:54:17.25 ID:zOZIxuWwo

~家の中~


提督「さて、一段落したし、皆にこれからの注意を述べておきたい」


提督「まず一番大事な事だ、ほっぽ達が深海棲艦であるということを絶対に町の皆に知られてはいけないよ」


ヲ級「ヲ……ヤッパリ……」


港湾「……マァ、ソレハソウヨネ」


ほっぽ「……」


レ級「エ?」キョトン




72: 1 2015/11/23(月) 13:54:53.09 ID:zOZIxuWwo


提督「いいかレ級、以前に比べて平和になったとはいえ、それでも深海棲艦との戦争中だ」


提督「深海棲艦に対して恨みをもつ者もいるだろう」


レ級「ア……」


提督「まあ……実際のところそこまで怯えなくてもいいさ」ナデナデ


提督「少なくとも、戸籍上は一点の曇りもなくお前たちはこの国の臣民であり、臣民としての法的権利を有している」


提督「何人もほっぽ達を不当に害する事はできないし、させない」


提督「だから、ほっぽ達は深海棲艦ではなく、『北方(きたかた)家の娘』として、人として生活しなさい」ニコッ


提督「それに武装と艤装を解除して、人の格好をしておけば、少なくともほっぽ達は深海棲艦には見えないからな、そう簡単にばれたりしないさ」


レ級「ウン」コクリ



73: 1 2015/11/23(月) 13:55:30.49 ID:zOZIxuWwo


提督「さてと、暗い話はここまでにして、みんなで御飯でも食べようじゃないか!」パンパン


扶桑「折角ですし、町でなにか食べましょうか」ニコッ


山城「これから住む町がどんな所なのかみるのもいいしね」ニコッ


提督「よし、お前ら何食べたい?」



ヲ級「カレー」ピシッ


港湾「カレー」ピシッ


レ級「カレー!」ピシッ


ほっぽ「カレー!」ピシッ


提督「満場一致!?」



ガヤガヤ オマエラカレースキダナ ガヤガヤ



扶桑「うん、大丈夫そうね、山城」


山城「そうですね、姉様」



74: 1 2015/11/23(月) 13:56:15.74 ID:zOZIxuWwo

~それから半月後~


提督「さて、あれだけ色々心配しておいてなんだが……」




八百屋の親父「お!北方(きたかた)さんとこのヲ級ちゃん!今日もかわいいね!オッチャン大根おまけしちゃうよ!」


ヲ級「ヲ、アリガトネ、ヲッチャン」


駄菓子屋のおばあちゃん「あらあら、レ級ちゃん、今日も元気そうね、飴ちゃん食べる?」


レ級「ニシシ、タベルー!アリガトオバアチャン!」


肉屋「ほい!港湾ちゃんのお気に入りのコロッケオマケだよ!!」


港湾「アリガト、熱々ノコロッケ、大変美味」モッシャモッシャ


酒屋「お使いかい?これオマケのジュースだよ!」


ほっぽ「アリガト!」



提督「いやあ……あっというまに町に馴染んじゃったな……」




75: 1 2015/11/23(月) 13:57:38.87 ID:zOZIxuWwo
駐在「おや?提督さん如何がしましたか?」


提督「ああ、駐在さん、いえね、うちの娘達が町に馴染めてよかったなと思いましてね」


駐在「ああ、北方さんの娘さんたちは素直で可愛い娘ばかりだから見ていて楽しいと評判ですよ」


駐在「提督さんも含めて大変目立ちますからね、あっという間に町の顔になっちゃいましたよ」


提督「あはは」←筋肉モリモリマッチョマン




駐在「人間誰しも見目の良い人間から笑顔で話されて悪い気はしませんからねぇ」



駐在「良い娘さんたちですよ、本当に」



提督「駐在さんのご家族は……」



駐在「まぁ、綺麗な妻と可愛い子供がね、いましたよ」


提督「……そうですか」


駐在「娘さん達を大切に」ニコッ


提督「ええ」



76: 1 2015/11/23(月) 13:58:28.44 ID:zOZIxuWwo
10分ほど小休止に入ります、いったん失礼

77: 1 2015/11/23(月) 14:07:42.42 ID:zOZIxuWwo
再開致します

78: 1 2015/11/23(月) 14:08:15.68 ID:zOZIxuWwo



~数日後、床屋~


提督「こんにちわー」カランカラン


床屋「おや?提督さんこんにちは」


提督「散髪をお願いします」


床屋「はい、こちらへどうぞ」


提督「レ級、終わるまでそこで漫画でも読んでてくれ」


レ級「ハーイ」トコトコ





79: 1 2015/11/23(月) 14:08:48.95 ID:zOZIxuWwo


~待ち合いスペース~


レ級「何カ、面白ソウナ本ハ……」


レ級「オッ?」





[仮面ライダー SPIRITS]






レ級「仮面……ライダー……?チ級ノ事カ?」


*違います





レ級「コレデイイカ」スッ


レ級「……」パラッ……パラッ……




80: 1 2015/11/23(月) 14:09:31.38 ID:zOZIxuWwo


~十分経過~


レ級「……ッ!」パラッパラッ


~二十分経過~


レ級「~~~~~ッ!!!」キラキラキラ









~三十分経過~





レ級「フワァ……仮面ライダー……カッコイイ……」キラキラキラキラキラキラ







*内容が気になる人はぜひ読もう!名作だぞ!(ステマ)







81: 1 2015/11/23(月) 14:10:10.88 ID:zOZIxuWwo


提督「ふいー、さっぱりした、おまたせレ級……おっ?懐かしいもん読んでじゃないか」


レ級「アッ!オワッタノ?」



提督「おう、終わったけど、それ、おもしろいか?」


レ級「ナンカ、スゴクカッコイイ!!」キラキラ


提督「そうかそうか!カッコイイか!!」ニコニコ


提督「実は私も仮面ライダーが大好きでな、昔はよく変身ポーズを練習したものだよ……こうやってな」


提督「変!」シュッ!


提督「身!」シュッ!


提督「仮面ライダー!!」ジャーンッ!




レ級「オーッ!」パチパチ



82: 1 2015/11/23(月) 14:10:59.47 ID:zOZIxuWwo


床屋「おやおや、懐かしい話をしてますね」トコトコ


床屋「提督さん筋肉モリモリマッチョマンですから変身ポーズが似合いますね」


提督「アハハ、私なんて藤岡さんにくらべたらねぇ?でも、床屋さん、貴方もライダーがお好きなようですね」


床屋「この年になると、逆に仮面ライダーがかっこよく見えて来るんですよねぇ」


提督「あー、わかりますわかります、昔とは視点が変わるんですよねぇ」


床屋「提督さんはどのライダーがすきですか?私は初代が……」


提督「ニワカとかいわれかねませんが、やはりRXが……」


床屋「あー、アレはいいですよねぇ……」



レ級「……モウチョットイイヨネ?」ペラッペラッ



83: 1 2015/11/23(月) 14:11:27.69 ID:zOZIxuWwo


~三十分後~


床屋のおばちゃん「あんた!!いつまでくっちゃべってんだい!!いい加減にしないとぶっ殺すぞこの穀潰しの宿六がぁ!!!」


床屋「ヒエッ!?ごめんよカーチャン!?」


床屋のおばちゃん「提督さんも!いい加減にしてください!うちの旦那と話したいなら夜に居酒屋でも行ってくださいよ!!(さもねぇとその舌ぶっこ抜くぞクソッタレが!!*副音声)」プンスコ


提督「アイエエ!?ゴメンナサイ!?」


提督「レ級!いこう!」


レ級「ア、ウン!」トコトコ


レ級(仮面ライダー……カ)




84: 1 2015/11/23(月) 14:12:10.51 ID:zOZIxuWwo


~数日後、鎮守府寮の待ち合い室前~


レ級「オ父サンマダカナ~」トコトコ


ギャー!!ギャー!!


レ級「ン?ナンダロ」トコトコ


先任の艦娘C(以下艦娘C)「ザッケンナコラー!!仮面ライダーは昭和が至高だっていてるでしょうが!!じゃけんRXのDVDをみましょうね~」


先任の艦娘D(以下艦娘D)「懐古厨乙!仮面ライダーは平成が究極にきまってんでしょうが!!ほら!!私のクウガのDVDを見るんだよ!!おうあくしろよ!!」



レ級「昭和?平成?」キョトン


85: 1 2015/11/23(月) 14:12:38.72 ID:zOZIxuWwo


レ級「ネエ、オ二人サン」トコトコ


艦娘C「ん?ああ、提督=サンとこのレ級ちゃんか」


艦娘D「どうしたの?」


レ級「仮面ライダーノ、昭和ト、平成ッテ、何?仮面ライダーッテ、SPIRITSッテイウ漫画ダケジャナイノ?」



艦娘C「……」


艦娘D「……」






艦娘CD「ああん!?」




レ級「……!?」ビクッ



86: 1 2015/11/23(月) 14:13:17.77 ID:zOZIxuWwo


艦娘C「これは……教育が必要だね……」ゴゴゴゴ


艦娘D「久々に切れちまったよ……ビデオをみれる部屋に行こうぜ……」ゴゴゴゴ


レ級「エッ?エッ?」オロオロ



艦娘C「おら!お気に入りのライダーの名前を言うんだよ!!」


艦娘D「なんのライダーが好きだオラァ!!」



レ級「エッ?ジャアRXカナ?(オ父サンガスキラシイシ)」




87: 1 2015/11/23(月) 14:13:57.21 ID:zOZIxuWwo


艦娘C「しゃおらぁ!!RXの時間だぁぁぁ!!!!DVD挿入!!!!キングストーンフラッシュ!!!(再生ボタンポチッ)」ガッツポ


艦娘D「神は死んだ!!おのれディケイドオオオ!!!でも後で交代だからな!!!!」orz


レ級「エッ!?エッ!?」オロオロ


テレビ<ウェイカッ!! テン!テン!テンテンテテン!!



艦娘C「今日は私達非番だから!!」


艦娘D「ライダー祭の開催だぁぁ!!」



レ級「エエ~~!?」オロオロ






88: 1 2015/11/23(月) 14:14:50.64 ID:zOZIxuWwo


~数時間後~ 


提督「レ級ー?どこだー?」トコトコ


ガヤガヤ


提督「ん?」



TV<タ・ト・バ!タトバ!!


艦娘CDレ級「タ・ト・バ!タトバ!!」


提督「おっ?」コソッ






89: 1 2015/11/23(月) 14:15:25.94 ID:zOZIxuWwo



艦娘C「どうよレ級ちゃん?」ゼェゼェ


艦娘D「昭和と平成ライダーの意味、わかった?」ハァハァ


レ級「ウン!!ヨカッタ!!」キラキラキラ


艦娘C「よし!これでレ級ちゃんも私達の友達だよ!!」


艦娘D「うん!同じライダーを見た中だもんね!!」


レ級「エッ……」


レ級「友……達……?」





90: 1 2015/11/23(月) 14:15:58.35 ID:zOZIxuWwo


艦娘C「えっ?嫌だった?」


艦娘D「それだったらなんかごめん……」


レ級「ウウン……ソウジャナクテ……」



レ級「オレ、一身上ノ事情カラ、家族ヤ仲間ハイタケドサ……」



レ級「『友達』ッテ、イママデイナカッタカラ、ヨク、ワカラナインダ」










レ級「友達ッテ、ドウスレバ、イイノカナ?ドウスレバ、ナレルノカナ?」







91: 1 2015/11/23(月) 14:16:41.53 ID:zOZIxuWwo

艦娘C「……」


艦娘D「……」


艦娘C「レ級ちゃん、私達の事好き?」


艦娘D「私達といて、楽しい?」


レ級「ウン、トテモ、楽シクテ、二人ノ事ハ好キダヨ」コクリ


艦娘C「私達もレ級ちゃんといて楽しいし、レ級ちゃんの事好きだよ」ニコッ



艦娘D「だから、私達はもう友達だよ!!」ニコッ



92: 1 2015/11/23(月) 14:17:13.59 ID:zOZIxuWwo


艦娘C「友達っていうのはね、それで良いんだよ」


艦娘D「この人と一緒にいるのは楽しい、この人の事が好ましい、互いにそう思えたなら、それはもう友達で良いんだよ」


レ級「……ソレデ、イイノカナ?」


艦娘C「いいんだよ!!」


艦娘D「そうそう、こういうのは、難しく考えちゃ駄目だよ、女は度胸、なんでも試してみるもんだよ」





レ級「ウン……オレ、二人ト友達ニナリタイ……」


レ級「友達ニ、ナッテ、クレル……?」






艦娘CD「「喜んで!!」」






93: 1 2015/11/23(月) 14:17:49.87 ID:zOZIxuWwo
~部屋の外~


提督「……」


提督(そうか、レ級にも、『友達』ができたのか)


提督(友達かぁ……そういえば私と丁字達が友達になったのは……)


***
~士官学校時代~


提督(青年期)『おい丁字!T督!お前ら何やったんだ!!憲兵=サンに問い詰められたんだぞ!!』


丁字(青年期)『いや、ちょっと倉庫のお菓子を銀バエ(ちょろまかし)して……』


T督(青年期)『ふははは、お前も無関係ではないぞ!!お前が昨日食べたチョコレートは上官接待用の特注品だぞ!!よかったな!!』


提督『げえ!?お前が奢ってくれるなんて珍しいと思ったら、私を巻き込む為かこのやr……うん?』チョンチョン


憲兵『……やはり銀バエは貴様達だったか、悪餓鬼どもめ』


憲兵『軍規正すべし、慈悲はない』


三人『アイエエ!?』


***


94: 1 2015/11/23(月) 14:18:23.31 ID:zOZIxuWwo


提督(そうそう、ちょろまかしたチョコレートを食べたせいで、そろって懲罰房にぶちこまれて、それがきっかけになって三人一組にされるようになって)


提督(それから丁字とT督が問題を起こして、それに私が巻き込まれるようになり)


提督(気付いたら士官学校問題児三人組とか言われるように……)


提督(……なんだ、レ級の美しい友情に比べて、私達の腐れ縁の差は)ズゥーン





95: 1 2015/11/23(月) 14:19:00.43 ID:zOZIxuWwo


提督「まあ、私のは別として、友達ができてよかったなレ級……うん?」チョンチョン


憲兵「ドーモ、提督=サン」


提督「アイエエ!?憲兵=サン!?憲兵=サンナンデ!?」


憲兵「女子寮の部屋の中を伺う不審者がいるという通報があってきました」


提督「え、ちょ、まって、部屋の中に私の娘が居るんです!疚しい事は一切ないんです!」


憲兵「ええ、そうでしょうね、知っています」


憲兵「ただ、通報をうけた事と、実際に不審者状態だったのは事実なので、事情聴取はさせていただきます」


憲兵「ついてきてくれますね?」


提督「アッハイ」






96: 1 2015/11/23(月) 14:19:50.50 ID:zOZIxuWwo


●10月末日


~町内会にて~


提督「奉納祭ですか?」


町長「ええ、毎年この時期に海の幸と山の幸と田畑の実りを町の神社に奉納するお祭りを行っているのですよ」


酒屋「提督さん力持ちですし、手伝っていただけるとたすかりますよねぇ」


八百屋の親父「まあ、予定があえばの話だがよ」


提督「その日は私は非番ですので、是非手伝わせて下さいよ、水臭いじゃないですか」


町長「おお、提督さんがいると心強い、よろしくお願いします」







97: 1 2015/11/23(月) 14:20:33.90 ID:zOZIxuWwo


~数日後、奉納際準備中~


提督「よっし、この丸太どっちに運べばいいですか」ヒョイ


酒屋「うわ!?凄い!?」


八百屋の親父「おお、その筋肉は飾りじゃねえんだな、おったまげたぜ」


提督「まあ、鍛えてますからね」



町長(大きな丸太二本一人で運べるのは鍛えてるの範疇でいいのかね?)






98: 1 2015/11/23(月) 14:21:12.22 ID:zOZIxuWwo
ヲ級「ヲ……」キョロキョロ


ヲ級「ヲ……!ヲ父サン!」トコトコ


提督「ん?おお、ヲ級か、どうした?」


ヲ級「ヲ弁当モッテ来タヨ」ニコッ


提督「おお!有難うヲ級、一緒に食べようか」ニコッ






提督「ちょっと休憩させていただきますね」


八百屋の親父「ああ、提督さんには人の十倍は働いてもらったからよ、休んだって誰も文句なんて言いやしねえよ」


酒屋「娘さんと御飯食べてきて下さい」


提督「どうも」ペコ


ヲ級「ヲ」ペコリ


99: 1 2015/11/23(月) 14:21:55.96 ID:zOZIxuWwo


~木陰~


提督「さあて、何がはいってるかな?」


パカン


提督「お、この綺麗な三角形のオニギリと、爆弾みたいな大きなオニギリは……ヲ級と、ほっぽだな?」


ヲ級「ヲ、アタリ」コクリ


提督「おかずは卵焼きと野菜炒めか、これもヲ級が?」


ヲ級「ウ、ウン、私ガツクッタノ……」


提督「ほほー、どれどれ?」パクン


100: 1 2015/11/23(月) 14:22:30.03 ID:zOZIxuWwo


提督「……」モグモグゴクン


提督「……うん、ちょっと塩気が強いけど、力仕事のあとにはこれくらいが丁度良いな」モグモグ


提督「旨いよ、本当に上手になったな、ヲ級」ニコッ


ヲ級「ヲ……」


提督「あの島で最初に料理を教え始めたころは、卵焼きが黒焦げになってでてきたのになぁ」ニヤニヤ


ヲ級「~~!ソノ話ハヤメテ!」ペシンペシン


提督「いてて、ごめんごめん」カラカラ



101: 1 2015/11/23(月) 14:23:52.04 ID:zOZIxuWwo


~30分後~


提督「御馳走でした」フゥー


ヲ級「ヲ粗末様デシタ」


提督「うっし、ありがとうなヲ級、これで午後の作業も頑張れるよ」


ヲ級「ヨカッタ」パァ


提督「レ級達が鎮守府の艦娘寮にいるはずだから、そちらで時間でも潰していてくれるか?」


ヲ級「ヲッ、ワカッタ、後デネヲ父サン」コクリ






102: 1 2015/11/23(月) 14:24:28.30 ID:zOZIxuWwo

~数時間後~


八百屋の親父「よっし、あとはこの大たいまつをたてるだけだな」



[大たいまつ]<全長10メートルはあるぞ



町長「おーい、重機もってこい」


提督「あ、こいつをたてるんですか?」


酒屋「ええ、だから重機を……」


提督「よいしょっと」ヒョイ


酒屋「」





103: 1 2015/11/23(月) 14:25:05.95 ID:zOZIxuWwo


提督「おーい、これどこに立てればいいんですかー?」


八百屋の親父「お、おう、そこに」つ


[予定地]


提督「ほいさっと」ズッコン!!


バーン!!
  大
  た
  い
  ま
  つ
[予定地]



提督「よっし、準備完了!!」パンッ パンッ




104: 1 2015/11/23(月) 14:25:48.46 ID:zOZIxuWwo


提督「さて、娘達を迎えに行かなきゃならないんで、私は失礼しますね」ペコリ


八百屋の親父「お、おう」



トコトコ



床屋「北方=サンって凄い、私はそう思った(小並感)」


酒屋「この大たいまつ、重さ1トン近いんですが……」


八百屋の親父「すっげぇ人だな本当に」






105: 1 2015/11/23(月) 14:26:21.60 ID:zOZIxuWwo



八百屋の親父「……まさかとは思うがよ」


八百屋の親父「あの人の娘さん、皆同じくらいつよいってことはないよなぁ?」


*正解


床屋「やだなぁ親父さん、そんなのあるわけないですよ!……ないよね?」フラグピコーン


酒屋「流石にないでしょう、とっておきのお酒をかけてもいいです!もし本当にそうだったら提督さんにでもあげちゃいます」フラグピコーン







106: 1 2015/11/23(月) 14:28:09.71 ID:zOZIxuWwo

~艦娘寮(CとDの部屋)~


港湾「響鬼……鬼ニナルノネ……」


艦娘D「そうそう、人から鬼になって戦うんですよ!」


ヲ級「ヲ、初代、ナカナカカッコイイ、俳優サンモ渋イ」


艦娘C「そうでしょうそうでしょう!ヲ級さんわかってらっしゃる!」


[TV]<オンドゥルルラギッタンディスカー!!


レ級「エ!?イマナンテ!?」


ほっぽ「……(熟読中)」ペラッ ペラッ





提督「中々にカオスだな」






107: 1 2015/11/23(月) 14:29:09.19 ID:zOZIxuWwo



提督「おーい、そろそろお祭りにいくぞー」


ヲ級「ヲ!」


港湾「ワカッタ」


レ級「ア、オ父サン!」


ほっぽ「ウン、ワカッタ」ホンパタン


艦娘C「私たち所用があるから後からいくね!」


艦娘D「あとでね、レ級ちゃん!」ヒラヒラ


レ級「ニシシ、ウン!!」





108: 1 2015/11/23(月) 14:30:22.26 ID:zOZIxuWwo
~奉納祭~


ワイワイガヤガヤ


提督「やっぱりお祭りの雰囲気はいいよなあ」


ほっぽ「オオー」キラキラ


レ級「スッゲー楽シソウ」キラキラ


ヲ級「ヲ祭リッテ、ニギヤカネ」キラキラ


港湾「ヤキソバ、タコヤキ、フランクフルト、チョコバナナ……ドッチヲ向イテモオイシソウ」キラキラ


扶桑「ふふふ、港湾ったらいつもそれね」


山城「でも、確かにこういうお祭りの食べ物は美味しくみえるわね」




109: 1 2015/11/23(月) 14:31:17.59 ID:zOZIxuWwo

提督「じゃあ先に腹ごしらえでもするか?みんな、それぞれ千円まで好きに食べ物かってきなさい」つ4千円


ほっぽ「ヤッタ!」ピョンピョン


レ級「ニシシ、何食ベヨウカナ!」ピョンピョン


ヲ級「ヲ~~」キラキラ


港湾「1000円……チョット、足リナイカナ……」ウーン


提督「唐揚げとかポテトとか、皆で摘める料理は私が買っておくからそれは自分が食べたい分を買いなさい」


提督「港湾もそっちは多めに買っておくから足りないならそれをたべるように」



港湾「ア、ヨカッタ」ホッ



110: 1 2015/11/23(月) 14:32:07.99 ID:zOZIxuWwo

~そんなこんなで~


提督「お祭りの焼きそばってなんでこんなに食べたくなるのかね?」ズルズル


港湾「コノ、ソースノ雑多ナ安ッポイ味ガ中々ニ乙ナカンジ」ズルズル


ほっぽ「ヤキトリ、オイシイ」モッキュモッキュ


レ級「魚ノクシヤキ、港町ダケアッテ、オイシイネ」モッキュモッキュ


山城「焼きとうもろこしが香ばしくて美味しいわ」モッキュモッキュ


ヲ級「ヲ、綿飴フワフワ……甘クテ、幸セ……」モッキュモッキュ


扶桑「ヲ級は結構甘党ね、フルーツジュース飲むかしら?」


ヲ級「ヲ!」パァー



111: 1 2015/11/23(月) 14:33:04.15 ID:zOZIxuWwo


~出店巡り~


提督「あ、お面屋じゃないか」


お面屋「今日はライダーのお面ばかりですよ!」


提督「なにか欲しいお面はあるか?」


レ級「RX!」


港湾「ジャア、響鬼ヲ」


ヲ級「ヲ……ジャア折角ダシ初代ヲ……」







112: 1 2015/11/23(月) 14:33:44.32 ID:zOZIxuWwo

提督「ほっぽは?」


ほっぽ「ンー……」










ほっぽ「エグゾスカル」




提督「ほっぽちょっとまてそれなんか違う、確かにバイクに乗って仮面ライダーみたいな格好しているけどそれは違う」


扶桑「提督が『覚悟のススメ』と『エグゾスカル零』を居間にほったらかしにするから……」ハァ


山城「シグルイをおいてなかっただけましかしら」ハァ






113: 1 2015/11/23(月) 14:34:16.15 ID:zOZIxuWwo



艦娘C「あ!いたいたレ級ちゃん!RXのお面がイカスよ!!」トコトコ


艦娘D「よ!レ級ちゃんお祭り楽しんでるー?」トコトコ


レ級「ア!Cチャン!Dチャン!」


レ級「……」チラッ


提督「いいよ、レ級、お友達のところに行って来なさい」ニコニコ


扶桑「遠慮しなくていいのよ?」ニコニコ


山城「お友達は大切にしなさい」ニコニコ


レ級「ニシシ、ウン!」


提督「たいまつに火がついたらここにもどってくるんだぞー!」


レ級「ハーイ!」


タッタッタ、ニシシCチャンDチャンコンバンハー 





114: 1 2015/11/23(月) 14:34:49.44 ID:zOZIxuWwo


提督「レ級にも友達ができてよかったよ」ニコニコ


扶桑「そうですね」ニコニコ


山城「丁字さんやT督のようなチャランポランな友達じゃなくてよかったですね?提督」クスクス


提督「……ノーコメントで」



115: 1 2015/11/23(月) 14:35:22.39 ID:zOZIxuWwo


~射的~
 

ほっぽ「エイッ!」パンッ


ヲ級「ヲッ」パンッ


パシンパシン
[景品]<うぬらの弾など効かぬわ!


港湾「オチナイ……」グヌヌ


提督「よし、そういう時は一斉射撃だ」


提督「構えろ」


*提督の指揮能力発動、統制射撃開始


116: 1 2015/11/23(月) 14:35:53.99 ID:zOZIxuWwo



提督「撃て」


パパパパパパン!!


ガガガガガンッ!
[景品]<ぬわー!?



ポトン




ほっぽ「ヤッタ!」


ヲ級「ヲー」キラキラ


港湾「トレタ」フゥー




117: 1 2015/11/23(月) 14:36:27.30 ID:zOZIxuWwo



扶桑(一瞬、戦闘時の砲撃補助のような感覚が……)


山城(ちょっとずるくないかしら……?)


提督(だいじょうぶ、こいつら景品の下にガムテープ貼ってるから、文句は言えないよ)


扶桑(あら、よくみるとほんとね)


山城(アコギな……) 




118: 1 2015/11/23(月) 14:39:14.70 ID:zOZIxuWwo
~アームレスリング~


腕相撲チャンプ「俺パンチングマシーンで100とか余裕だから」


客寄せ「腕に自身のある方!見事この腕相撲チャンピオンに打ち勝ったらこちらの豪華賞品からすきなものをプレゼント!さぁさぁ一回挑戦五百円だよ!」


提督「あ、じゃあ一回やらせてもらえますか?」


客寄せ「へい!まい……ど……?」


腕相撲チャンプ「何いきなり話しかけてるわ……け……?」


提督「腕相撲とか久しぶりだな」(戸愚呂ばりの筋肉モリモリマッチョマン)


客寄せ「」


腕相撲チャンプ「」



119: 1 2015/11/23(月) 14:40:04.53 ID:zOZIxuWwo




腕相撲チャンプ(オイィィィ!?何だあの人型キングべひんモス!?これちょっとマジsyれならんしょ!?)ヒソヒソ


客寄せ(しらねぇよそんなの!?無敵の黄金の鉄の塊でできたジョブで何とかして下さいよおおお!?)ヒソヒソ


腕相撲チャンプ(勘弁してくだしあ……)


提督「あの?駄目ですか?」つ五百円


扶桑「提督、大人げないですよ」


山城「ちょっとこれは革装備相手のゴリ押しゲーの匂いがするからやめてあげたら?」





120: 1 2015/11/23(月) 14:40:39.99 ID:zOZIxuWwo



腕相撲チャンプ「」カチン


腕相撲チャンプ「オイィィィ!?今の聞こえたか!?」


客寄せ「聞こえた」


モブA「確かにいった!」


モブB「俺のログにもしっかり残ってる」


腕相撲チャンプ「俺を言うに事欠いて『革装備』扱い!おもえハイスラでボコるは!!」


提督「あ、はい、じゃあ五百円ね」チャリン


客寄せ「へい、確かに」


モブA「やっちまえブ■ントさん!」


モブB「ブ■ントさんを革装備job扱いしたあいつに目にもの見せてやれ!」


腕相撲チャンプ「オイィィィ!?家具屋消しはヤメロと言っているサル!!」





121: 1 2015/11/23(月) 14:41:15.41 ID:zOZIxuWwo




提督「じゃあ」ガシッ


腕相撲チャンプ「おう」ガシッ



腕相撲チャンプ「もう1度訂正しておく」


腕相撲チャンプ「俺は、皮装備のjobじゃにい」


客寄せ「レディ……」


腕相撲チャンプ「俺は……黄金の鉄の塊だああああああああ!!!」



客寄せ「ファイっ!!」






































提督「えい」


腕相撲チャンプ「あひん」コテン






122: 1 2015/11/23(月) 14:42:10.52 ID:zOZIxuWwo



全員「「「「………………」」」」



提督「じゃあこのVVII(ブイヴィー)をらっていきますね」


客寄せ「アッハイ」


腕相撲チャンプ「これで勝ったと思うなよ……」


提督「もう勝負ついてるから」トコトコ



ヤッター!ブイヴィーダー! ヲー! 



モブA「やっぱ黄金の鉄の塊装備じゃだめかぁ」


モブB「これからは筋肉の鉄の塊の時代だな、よくわかったよ」>提督感謝


モブC「黄金の鉄の塊殿も大変でごさるなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


腕相撲チャンプ「やめてくだしあ」(´;ω;`)ブワッ






123: 1 2015/11/23(月) 14:42:43.16 ID:zOZIxuWwo


~たいまつ点火~

係員「タイマツ点火しまーす!ライトを消灯しますのでお気をつけくださーい!」


フッ
[消灯]<俺もここまでか……



提督「お、たいまつ点火か」


ほっぽ「?」


ヲ級「昼間ノアレネ」


港湾「タノシミ」








124: 1 2015/11/23(月) 14:43:23.45 ID:zOZIxuWwo



<チャッカ!!
 大
 た
 い
 ま
 つ
地地地




ボボボッ
 火
 た
 い
 ま
 つ
地地地


メラメラ
 火
火炎火
 た
 い
 ま
 つ
地地地





ゴーッ!!
炎炎炎
炎炎炎
炎炎炎
 い
 ま
 つ
地地地






125: 1 2015/11/23(月) 14:44:16.42 ID:zOZIxuWwo


提督「おおー、よく燃えてるな」


扶桑「燃える炎というのは荒々しくも美しいですね」


山城「危険な魅力を感じてしまうわね」


ほっぽ「……」


ヲ級「ヲ……」

 
港湾「……」


提督(みんな言葉を忘れて魅入っているな)


レ級「タダイマ、オ父サン、タイマツ綺麗ダネ」トコトコ


提督「お帰りレ級、そうだな、綺麗だ」


レ級「何故タイマツヲ燃ヤスノ?」



提督「ふむ……」





126: 1 2015/11/23(月) 14:45:58.61 ID:zOZIxuWwo


~提督の知恵袋コーナー(読み飛ばし可)~


提督「かつて仏教が日本に伝来する過程で、天竺(インド)から中東、シルクロードを経由してやってきたんだけど」


提督「その道中には当然、他の宗教も沢山存在したんだ、今と違って当時は紙すら貴重品だ、物事を正確に伝えるのは難しかった」


提督「だから口述や、バラバラの経文がバラバラに伝わったりした結果、教えが伝わる過程で他の宗教の教えと混じり合ったんだ」


提督「そしてその中に『ゾロアスター教』という宗教があったんだけど、別名『拝火教』とよばれるこの宗教には『火は不浄を祓う』という教えがあったんだ」


提督「この部分を吸収してしまった仏教が日本にやってきた結果、日本全体に『火が不浄を祓う』という教えが広まったんだ」


提督「長い間仏教と神道は『神仏習合』でごっちゃにされてきたからね、このたいまつのルーツがそれである可能性は高いんじゃないかな?」



レ級「ヘー」




*知恵袋終わり

127: 1 2015/11/23(月) 14:47:36.77 ID:zOZIxuWwo


~数十分後~


提督「たいまつも殆ど燃えきったようだし、そろそろ家に帰ろうか」


扶桑「そうね」


山城「もう大分夜中になっちゃったしね」


港湾「……」


メラメラ
炎炎
炎炎


港湾「…………」



提督「港湾?」






128: 1 2015/11/23(月) 14:48:32.73 ID:zOZIxuWwo


***

~???~

メラメラ
炎炎炎炎
炎炎炎炎
炎炎炎炎


???『ハァ……ハァ』


???『モウ嫌ダ……!!戦イタクナイ!!』


???『ニゲルノカオマエ!!』


???『コンナ戦(いくさ)ニ、ナンノ意味ガアル!!モウ沢山ダ!!!』


???『敵前逃亡ハユルサナイ』ギラリ


???『止メラレルモノナラ、止メテミロ!!!』ギラリ


129: 1 2015/11/23(月) 14:49:11.36 ID:zOZIxuWwo

???『敵三式弾ガトンデクルゾーーーーーー!!!ニゲローーーーーー!!!』


???『!?』


バババババババン!!!


ゴオオオオオ!!!
炎炎炎炎炎炎炎炎
炎炎炎炎炎炎炎炎
炎炎炎炎炎炎炎炎
炎炎炎炎炎炎炎炎
炎炎炎炎炎炎炎炎
炎炎炎炎炎炎炎炎



***

130: 1 2015/11/23(月) 14:50:02.11 ID:zOZIxuWwo

提督「港湾!」ガシッ


港湾「ッ!」ビクッ


提督「どうした……?大丈夫か……?」



港湾「……ウン」


港湾「大丈夫、オ父サン」ニコリ


提督「そうか……なら、家にかえろうか」




131: 1 2015/11/23(月) 14:50:35.61 ID:zOZIxuWwo


港湾「ウン……ア、オ父サン」


提督「どうした?」


港湾「手ヲ……繋イデホシイ」


提督「……おう」ギュッ


提督「さ、一緒に帰ろうか」


港湾「ウン、アリガトウ、オ父サン」ニコリ


港湾(久シブリニ、アノ光景ヲ思イ出シタ……)


港湾(ナンダロウ……胸騒ギヲ感ジル……)


港湾(杞憂ダト……イインダケド……)




132: 1 2015/11/23(月) 14:51:21.47 ID:zOZIxuWwo
***

~不穏の影~


???「北方海域ガ、敵ニネガエッタ」


???「コノママデハ、我々ハ、ジリ貧ダ」


???「先輩、ドウスルンデッカ?」


???「先輩、戦略的ニハ大勢ハ、決シタデゴザルヨ、コノママダトジリープアー(徐々に不利)デゴザル」


???「エエ、デモ、黙ッテ見テイル訳ニハイカナイワ」



133: 1 2015/11/23(月) 14:51:58.95 ID:zOZIxuWwo



???「敵本土ノ強襲作戦ト、ソノ為ニ、私ノ強化施術ノ実行ヲ提案スルワ」


???「勝ッタト慢心スル奴等ノ喉笛ニクライツキ、悲劇ヲマキチラス」


???「ソウスレバ、奴等ハイママデ以上ニ本土ノ防衛ニ戦力ヲサカネバナラナクナル」


???「時間稼ギト、敵後背地ノ圧迫ニヨル余剰戦力ノ削減、負ケ続キノ我々ノ士気ノ向上、以上ノ三点カラ作戦ヲ立案スルワ」


???「先輩、目的地ハ、何処デゴザルカ?」


???「ソウネ……」






134: 1 2015/11/23(月) 14:52:43.57 ID:zOZIxuWwo



???「此処ナンテドウデッカ?丁度地方デ、索敵ガユルソウデッセ」つ[地図]


???「イイワネ、ジャア此処ニシマショウカ」トントン


???「デハ、作戦ノ開始ハ来年ノ1月、ソレマデニ準備ヲトトノエル事」



???「「了解!!!」」


137: 1 2015/11/23(月) 15:26:43.12 ID:zOZIxuWwo
●11月初頭


~商店街にて~


港湾「コロッケクダサイ」


肉屋「あいよ、相変わらずコロッケ好きだね、港湾ちゃん」


港湾「旨イ、安イ、アッタカイ、コロッケハ最高」bグッ


港湾「……ウンウン、ウマイ」モッキュ モッキュ


港湾「ン?」

138: 1 2015/11/23(月) 15:27:14.19 ID:zOZIxuWwo


[クレーン]ミシミシ


港湾「アノクレーン、ナンカヤバクナイ?」


酒屋「……」トコトコ


港湾「ア、酒屋サン」


酒屋「おや?港湾ちゃんか、こんにちは」



139: 1 2015/11/23(月) 15:27:41.11 ID:zOZIxuWwo



[クレーン]ミシミシ


ビュオッ!


酒屋「うわっ!?」


港湾「強風!?」




140: 1 2015/11/23(月) 15:28:19.25 ID:zOZIxuWwo




[クレーン]ビキビキバキン!


[クレー/ /ン]グラァ!


作業員「強風でクレーンが壊れた!?下の人逃げろおおおおお!!!」


酒屋「え?」


港湾「ッ!」ダッ!


ガシッ
つ[工事現場の鉄骨]



酒屋「うわああああ!?」



港湾「フゥン!!!!」グォン!!










バッガーーンッ!!!




141: 1 2015/11/23(月) 15:29:11.46 ID:zOZIxuWwo



酒屋「えっ?」


[ぶっ壊れたクレーンの残骸]ボロボロ
 
 
港湾「大丈夫?怪我ハナイ?」つ[折れ曲がった鉄骨]



酒屋「こ、腰が抜けた……死ぬかと思った……」ガクガク



八百屋の親父「大丈夫か!?うわ!?港湾それ鉄骨じゃないか!?そんなもん小枝みてえにぶん回してあれぶっ壊したのか!?」


港湾(アッヤバ、深海棲艦(化物)ダッテバレル!?)ダラダラ


港湾「エエット、ソノ」シドロモドロ





142: 1 2015/11/23(月) 15:29:49.22 ID:zOZIxuWwo




八百屋の親父「流石北方さんの娘さんだな!!やることが人間離れしてんな!!」バンバン


肉屋「まぁ、あの筋肉モリモリマッチョマンの娘さんだもんな」


モブ「これくらい出来ても可笑しくないよなぁ」


ソウダヨネ コウワンスゴイネ マッチョノムスメハマッチョダナ





143: 1 2015/11/23(月) 15:30:27.72 ID:zOZIxuWwo



港湾(私ヨリ化物ジミテルオ父サンアリガトオオオオオオオオ!!!!!セエエエエフ!!!!)


***


提督『ヘックション!筋肉』
 

ほっぽ『ナンダソノクシャミ』


***


酒屋「た、助かったよ港湾、本当にありがとうね」ガクガク


酒屋「今度なんらかの形でお礼をするよ、それじゃあね」フラフラ



港湾「ア、ウン」




144: 1 2015/11/23(月) 15:31:05.39 ID:zOZIxuWwo


ガヤガヤ ガヤガヤ


港湾「ソ、ソレジャ私モ、サヨナラ!」ダッ!


港湾(アブナカッター!!)シンゾウバクバク


港湾(デモ、今回ハセーフダッタケド……人ノ世界デ私達深海棲艦ガイキルノハ、薄氷ノ上デ生活スル様ナモノネ……)




港湾(何時マデ、隠シテイラレルカナ……)





145: 1 2015/11/23(月) 15:31:37.81 ID:zOZIxuWwo

●11月中旬


~覚悟完了系 ょぅι゛ょほ っぽ~


提督「……」ズズー


ほっぽ「……」ズズー


提督「はぁ……」つ旦


ほっぽ「フゥ……」つ旦



提督「縁側でお茶を飲むと落ち着くな、ほっぽ」


ほっぽ「ウン」ノンビリ


146: 1 2015/11/23(月) 15:32:20.57 ID:zOZIxuWwo


提督「ほっぽはあちこち走り回って遊ぶのも好きだが、こうやってのんびりするのも好きだよな」


ほっぽ「ウン」コクリ


ほっぽ「コウヤッテ、ユックリト季節ノナガレヲ、感ジラレルノハ幸セダト思ウカラ」


ほっぽ「春ニ芽吹キ、夏ニ命ヲ燃ヤシ、秋ニ色付キ風ニ舞、冬ニ全テガ消エテイク」


ほっぽ「ソウシテ、季節ノ巡ル中デ、皆必死ニイキテイル」


ほっぽ「コウヤッテ、ユックリ出来ルノハ、幸セダ」


提督「……そうだな」





147: 1 2015/11/23(月) 15:33:15.18 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「……ソレニ」コテン


提督「おっ?(膝まくら?)」ポフッ


ほっぽ「今ハ、オ父サンガ隣ニ居ルカラ……本当ニ、幸セダ」


提督「はは、そうだな、私もほっぽ達とこうして季節の移ろいを感じられるのは、幸せだと思うよ」ナデナデ


ほっぽ「ン……」



提督「……あの時と、逆だな、ほっぽ」



ほっぽ「……ソウダナ、マサカアノ時ハ、コンナ関係ニナルナンテ思ワナカッタ」




148: 1 2015/11/23(月) 15:35:50.16 ID:zOZIxuWwo
***

提督『ううん……ここはどこだ……?』


ほっぽ『……』ヒザマクラシテル


提督『……』サレテル


ほっぽ『…………』


提督『…………』


ほっぽ『………………ノム?』つ旦(白湯)


提督『………………有難うございます(思考停止)』


***


149: 1 2015/11/23(月) 15:38:31.38 ID:zOZIxuWwo
提督「あの時は正直『あ、これは死んだわ』って思ったよ」カラカラ


ほっぽ「オ父サンノ立場ナラ妥当ナ反応」


提督「こんな怪しい筋肉ダルマをよく助けようなんて思ったな」


ほっぽ「……マァ、人間デモ、助ケラレル命ハ、助ケタイト思ッタカラ」


ほっぽ「ソレニ、起キタオ父サンヲ一目ミテ、悪人ジャナイノハスグワカッタ」


ほっぽ「モシ悪人ダッタラ、ホッポガ責任ヲモッテ海ニタタキコムツモリダッタ。指揮官トシテ、皆ノ為ニ」


ほっぽ「杞憂ダッタケド」



150: 1 2015/11/23(月) 15:39:58.31 ID:zOZIxuWwo



提督「……ほっぽは物事の本質をよく見抜く良い目をもっていると思うよ」


ほっぽ「何年モ、方面軍最高司令官ヤッテタラ、人ヲ見ル目位出来ルカラナ」フフン



提督(ほっぽの精神面は、子供の部分と大人の部分が複雑に絡み合って成立している)


提督(そして、まるでコインの裏表の様に、その物事によって、子供の面と大人の面をクルクルと裏返しながら対応できる)


提督(一体どんな経験を繰り返せば、こんな精神構造になるのか……幼いほっぽは、今までどんな生活をしてきたのか……)


151: 1 2015/11/23(月) 15:40:34.19 ID:zOZIxuWwo



提督「ほっぽは今……幸せか?私の娘になって……良かったと思うか?」


ほっぽ「……」


ほっぽ「…………エ?」


提督「時々思うんだ、お前たちを娘にした事に後悔はないが、これは私のエゴではないのか」


提督「本当ならあの時に、お前たちの為を思うなら突き放した方が良かったのではないか、と……」








ほっぽ「……………………」







152: 1 2015/11/23(月) 15:41:02.89 ID:zOZIxuWwo




ほっぽ「……」スゥー


ほっぽ「フンッ!」ドスッ


提督「ウグッ!?(腹に寝ながら裏拳!?)」


提督「な、何を……」


ほっぽ「馬鹿ナ事ヲキクカラダ」プンプン







153: 1 2015/11/23(月) 15:41:37.66 ID:zOZIxuWwo




ほっぽ「ホッポハ……ホッポハオ父サンノ娘ニナル為ニ、方面軍司令官トシテノ地位モ、責務モ、全部ナゲダシタ」



ほっぽ「オカゲデ、北方方面軍以外ノ全深海棲艦カラ恨マレテイル、モシ捕マッタラ、ロクナ死ニ方ハ、出来ナイ」


ほっぽ「仮ニ人類ガ負ケタラ命ハナイ」


ほっぽ「ソレニ、人ノ世界デ深海棲艦ガ上手ク生キテイケルカモ解ラナイカラ」


ほっぽ「人類ガ勝ッテモ、ホッポガドウナルカハ、ワカラナイ」


提督「ほっぽ……」






154: 1 2015/11/23(月) 15:42:28.57 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「デモ、ソンナノ覚悟ノ上」


ほっぽ「アノ島デ、オ父サンヲ追ウト決メタ瞬間ニ、迷イハステタ」


ほっぽ「コノ先、ドンナ事ガアッテモ、ドレダケ不幸ナ目ニアッテモ」
















ほっぽ「後悔ハシナイ、オ父サンノ娘デアルカギリ、ソレ以上ノ幸セハナイカラ」












155: 1 2015/11/23(月) 15:43:12.81 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ「二度ト、ソンナ馬鹿ナ質問スルナ」フンッ



提督「……」


提督「……そうだな、すまなかったぽっぽ」ナデナデ


ほっぽ「フンッ、ワカレバイイ」プイッ



提督(私はまだ、見誤っていたらしい)


提督(ほっぽは、本当に強い娘だったんだ)


提督(私が思うより、何段階も上の……)




156: 1 2015/11/23(月) 15:51:14.63 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「……オ父サン」


提督「うん……?」


ほっぽ「頭、撫デテ……」


提督「……おう」ナデナデ


ほっぽ「ン……」

157: 1 2015/11/23(月) 15:52:30.99 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「……オ父サン、ホッポハ、オ父サンノ娘ダヨネ?」


提督「ああ、そうだな、その通りだよ、ほっぽ」


ほっぽ「ナラ……イイ……」ウトウト


ほっぽ「Zzz……」


提督「……お休み、ほっぽ」ナデナデ


提督(そうだよな、私の軸がぶらついては、私を頼ってやってきたこの子たちも不安になるよな……)


提督「気合がはいったよ、ありがとう、ほっぽ」


ほっぽ「ン……」スゥー……スゥー……



158: 1 2015/11/23(月) 15:53:10.21 ID:zOZIxuWwo


●11月末日


~商店街~

提督「うーさむいさむい」


今自宅をめがけて全力疾走している私は鎮守府に通うごく一般的な筋肉モリモリマッチョマン


強いて違うところをあげるとすれば未婚なのに子供が四人もいるってことかナ ─


名前は北方(きたかた)提督!


そんなわけで帰り道にある商店街にやって来たのだ


ふと見ると家具屋に一つの家具が置かれていた


ウホッ!いい家具・・・(ハッ)


そう思っていると突然店員は私の見ている目の前でその家具に割引のシールを貼りだしたのだ・・・!(ぺたー)




店員「 買 わ な い か 」






159: 1 2015/11/23(月) 15:54:54.90 ID:zOZIxuWwo

~悪魔の発明~


提督「……というわけで、冬と言えばこれだよな!」


デデドン!
[炬燵にミカン]<我慢できるかオラァン!



ほっぽ「ナニコレ」


レ級「ナンデ机ニ布団ガ?」


ヲ級「ヲ~~?」クビカシゲ


港湾「ナンカ、温カナアトモスフィアヲ感ジル一品」





160: 1 2015/11/23(月) 15:55:40.04 ID:zOZIxuWwo

提督「帰りについかってしまってな……まあ、とりあえずはいってみろ、話はそれからだ……よいしょっと」ガサゴソ


ほっぽ「?」ガサゴソ


レ級「ン~?」ガサゴソ


ヲ級「ヲ?」ガサゴソ


港湾「ヨッコイショ」ガサゴソ








161: 1 2015/11/23(月) 15:56:10.71 ID:zOZIxuWwo


四人「「「「……」」」」





四人「「「「…………」」」」






提督「あ~、たまらん、どうだみんな」



ほっぽ「アッタカイ……」


レ級「アア~~~」


ヲ級「ヲ……」


港湾「コレハ、至福…」





162: 1 2015/11/23(月) 15:56:55.05 ID:zOZIxuWwo


提督「良いだろう、炬燵」


ほっぽ「トテモイイ」


レ級「アッタカクテイイネ」


ヲ級「ヲ~~(恍惚)」


港湾「炬燵デ、蜜柑、究極ノクミアワセ」モッキュモッキュ


提督「港湾手が早いよ、良いけどさ」







163: 1 2015/11/23(月) 15:58:39.96 ID:zOZIxuWwo
~提督の知恵袋(読み飛ばし可)~

提督「この炬燵というものは、一説によれば室町時代に中国から原型になるものが伝来したそうだ」


提督「当初は囲炉裏の上に櫓を組み、そこに布団をかけたものだったらしい」


提督「その後、明治以降に外国人が囲炉裏を深い位置にして腰掛けられるようにしたことで掘りごたつが生まれたんだ」


提督「大正期には囲炉裏部分が電気式に変わり、二次大戦後にはその電気式の放熱部が机の裏側にくっついて現在の形になったらしい」


提督「日本以外ではイランにコルシという似たような暖房器具があるが、ソレ以外だと基本的に床に直接座る文化圏があまりないから、殆ど日本独特の暖房器具だそうだ」


ほっぽ「ヘー」


*知恵袋終わり

164: 1 2015/11/23(月) 16:03:13.46 ID:zOZIxuWwo

扶桑「ただいま帰りました……外が寒くて寒くて……あ……!」


山城「もう冬ねぇ……ああ!」


扶桑・山城「「炬燵!」」


ヲ級「オカエリ、オ母サン、コレオ父サンガ買ッテキタノ」


レ級「ニシシ、アッタカクテ、イイ気持チ」


ほっぽ「オ母サンモハイロウ」


山城「提督気が利くわね、暖かいのよねこれ」


扶桑「これはありがたいですね……でも全員で入れるかしら?」




166: 1 2015/11/23(月) 16:04:25.80 ID:zOZIxuWwo


提督「あー、少々手狭だが、私の膝にだれかのるか?」


レ級「ア!オレガ乗ル!」


ほっぽ「ジャア、ホッポハヲ姉チャンノ隣ニツメル」


山城「姉様、二人で詰めて入りましょう」


山城「そうね、山城」


港湾「私ハ体格的ニ一人デ使ワセテモラウネ」


*図解
 提督(膝にレ級)
扶机机ヲ
山机机ほ
 港湾




167: 1 2015/11/23(月) 16:05:50.04 ID:zOZIxuWwo



提督「少々狭いけど、これはこれで良いな」


扶桑「ええ、皆で肩を寄せ合って一つの炬燵に入っていると、『団欒』という感じがします」


山城「そうですね、姉様」


ほっぽ「ナンカ、楽シイナ、コレ」


レ級「ニシシ、オ父サンノ膝ニ乗リナガラダト、背中モアッタカイネ」ニコニコ


ヲ級「ヲ……体モ、心モ、アタタマルネ」


港湾「蜜柑モオイシイシ、炬燵ハアッタカイ、イウコトナシノ、至福ノ時」モッキュモッキュ





168: 1 2015/11/23(月) 16:06:29.55 ID:zOZIxuWwo


~一時間後~


扶桑「今日はせっかくなので鍋にしてみました」


山城「ヲ級、机の上のコンロに鍋を置いてね」


ヲ級「ハーイ、ヨイショット」コトン


[鍋]グツグツ


ほっぽ「豚肉ニ、キャベツニ、ホウレン草?」


港湾「随分、シンプル」


レ級「何ノ鍋?」



169: 1 2015/11/23(月) 16:07:07.89 ID:zOZIxuWwo


提督「これは、常夜鍋(じょうやなべ)だな」


*常夜鍋(魯山人曰く宵夜鍋とも)、毎日食べても飽きが来ないという意味から名付けられたという。
 基本レシピは豚肉やほうれん草、キャベツなどを酒をいれた出汁で煮込むだけという簡単なものだが、故にこそ飽きが来ない美味しさがある。
 料理の分類としては水炊きやちり鍋の一種。


提督「個々人お好みの味付けで食べるんだ、おすすめは大根おろしにポン酢かな?他のタレでもいいけど」


扶桑「取皿はこれよ」つ皿


山城「ポン酢、胡麻ダレ、大根おろし、ニンニク、生姜、七味、塩コショウetc……大体の調味料はあるから、好きに試してみなさい」






170: 1 2015/11/23(月) 16:07:40.56 ID:zOZIxuWwo


~そんなこんなで~


提督「さて、命をくれた食べ物に感謝して……」パンッ


提督「いただきます」


四人『イタダキマス!』


扶桑・山城「いただきます」






171: 1 2015/11/23(月) 16:08:15.00 ID:zOZIxuWwo



提督「うんうん、やっぱりおろしポン酢と豚肉の相性は抜群だな」モッキュモッキュ


扶桑「鍋は準備が簡単で、美味しくて、栄養もたっぷり取れる良い料理ですね……あ、山城、生姜をとってくれる?」


山城「はい姉様……すりおろした生姜で体の芯からあったまりますね」


ほっぽ「ハフ……ハフ……アツイ……ケドウマイ」


レ級「キャベツガホクホクデオイシイネ」


ヲ級「簡単ダケド、ヲイシイ、バーベキュートハ逆方向ノ料理ネ」モッキュモッキュ


港湾「アノバーベキューモオイシカッタケド、コノ鍋モ大変美味」モッキュモッキュ



172: 1 2015/11/23(月) 16:09:30.61 ID:zOZIxuWwo


提督「炬燵で鍋、たまらないな」


港湾「同意」モッキュモッキュ


ほっぽ「ポカポカスル」


ヲ級「ヲ……?具ガモウナイネ」


レ級「アトチョットダケ欲シイカモ……」


扶桑「そういう時は、これね」つ[うどん]ドサドサ


山城「追加であまった具材も投入するわね」つ[肉・野菜]ドサドサ

グツグツ
[うどん]<君の締めはうどん?それとも雑炊?







173: 1 2015/11/23(月) 16:10:07.89 ID:zOZIxuWwo



提督「締めはこれだよな」ズルズル


港湾「一粒デ二度オイシイトハコノ事」ズルズル


ほっぽ「肉ト野菜ノ出汁ガ出テテオイシイ」ズルズル


レ級「普段ノウドンヨリオイシイ気ガスルネ」ズルズル


ヲ級「ヲ、ソウネレ級」ズルズル


扶桑「ふふふ、喜んでもらえてよかったわね、山城」ニコニコ


山城「ええ、そうですね、姉様」ニコニコ





174: 1 2015/11/23(月) 16:10:47.71 ID:zOZIxuWwo



~食後~


提督「フゥー、美味しかったな……」ネッコロガリ


レ級「ウン……」イッショニネッコロガリ


ほっぽ「……オナカイッパイ」ネッコロガリ


ヲ級「ヲ~……」ネッコロガリ


港湾「大満足……」ネッコロガリ


扶桑「ああ……だらしないけど……」ネッコロガリ


山城「食後に炬燵の組み合わせは悪魔的だわ……」ネッコロガリ


皆『……』


皆『…………』


皆『Zzz……』




ヲ級の帽子(部屋の隅)「……ダボハゼ野郎まで何炬燵で寝てんでい、風邪引いても知らねぇぞ手前等」ハァ…





177: 1 2015/11/23(月) 16:23:36.83 ID:zOZIxuWwo
●12月下旬


~クリスマス~



提督「今日はクリスマスだからな、皆でケーキやジュースを買いに行こうか」


ほっぽ「クリスマス?」


レ級「ナニソレ?」


扶桑「イエス・キリストの誕生日よ、偉大な聖人の誕生日だからみんなでそれを祝うの」


山城「ちなみに欧州では大晦日に相当するそうよ、お祭り好きの日本ではどんちゃん騒ぎの一大イベントになっているけど」


ヲ級「ヲ?ヲ父サン達、キリスト教徒?」キョトン


港湾「神道ハ?仏教ハ?」クビカシゲ


提督「ええと、その、まあ細かいことは良いんだよ!偉大な人なのは間違いないんだから、他宗教の人間が祝ったってバチは当たらないって!」


*人口一億人の筈なのに、日本の仏教徒と神道教徒とキリスト教徒をあわせると何故か3億人になるとたまに4chan(海外の掲示板)でジョークのネタにされます。




178: 1 2015/11/23(月) 16:24:12.91 ID:zOZIxuWwo



提督「と、いうわけで、みんなで買い物にいこうか」


山城(提督、その……)


扶桑(私達は、『例のアレ』の用意がありますので……)


提督(そういえばそうだったな、そっちはよろしくたのむ)


扶桑・山城((了解))


提督「あー、扶桑達はそういえば予定があったんだったな、忘れていた。よし、私達だけでいくぞ!」


ほっぽ・レ級「「オーッ!!」」


ヲ級「ヲー」


港湾「オー」



179: 1 2015/11/23(月) 16:24:48.36 ID:zOZIxuWwo


~商店街、酒屋~


提督「どーも、酒屋さん、元気?」


酒屋「おや!提督さんに港湾ちゃん!この前は本当にありがとうございました!今日は如何がしましたか?」


提督「えっと、クリスマスのお祝いに、お酒と、皆がのむジュースを買いにきました」


酒屋「ふむ……では、この前のお礼も込めて提督さんにはこちらをあげましょう。お代はいりません」


提督「こ、これは!?いいのですか!?」


酒屋「ええ、この前港湾さんに命を救っていただいたお礼ですよ」ニコ






180: 1 2015/11/23(月) 16:28:36.07 ID:zOZIxuWwo


提督「……うちの港湾が?」


酒屋「ええ、降ってきたクレーンをこう、鉄骨でバッキーンって」


提督「へええ……」チラッ


港湾「……(目そらし)」ダラダラ


提督(帰ったら事情を話すように)コソッ


港湾(ウ、ウン)


提督(あ、怒ったりしないからそれだけは安心しなさい)


港湾(ハイ)ホッ

181: 1 2015/11/23(月) 16:29:03.61 ID:zOZIxuWwo

酒屋「他の皆さんも、その辺のジュースを一本ずつ持っていってくださいな、私からのクリスマスプレゼントですよ」


ヲ級「ヲ?イイノ?」


酒屋「ええ、今日だけの特別サービスです」ニコリ



港湾「ジャア、遠慮ナク、私ハコノリンゴノヲ」


レ級「ヤッター!ジャア、オレ、コノオレンジノヤツ!!」


ほっぽ「ホッポハ、コノ葡萄ノヲ」


ヲ級「ヲ……ジャア、コノカルピスミタイナノヲ……」


~数分後~




提督「いいものを有難うございます」ペコペコ


酒屋「いえいえ、また来てくださいね」ペコペコ




182: 1 2015/11/23(月) 16:30:11.42 ID:zOZIxuWwo


~ケーキ屋さん~


提督「このイチゴのケーキをワンホール下さい」


店員「はーい」



[ケーキのショーウインドウ]<色とりどり!



レ級「オオ、一杯アルネ、オレ、ショートケーキガ好キ」


ほっぽ「ホッポハチョコケーキ」


ヲ級「私ハモンブランカナ」


港湾「一度デイイカラワンホール食ベテミタイ」





183: 1 2015/11/23(月) 16:31:36.80 ID:zOZIxuWwo


~ケンタッキー~


提督「時々無性に食べたくなるんだよな、ケンタッキー」


港湾「ワカル」


店員「はいどうぞ、ファミリーサイズです」つ袋


ヲ級「ヲ、アリガト」つ袋


レ級「ニシシ、オイシソウ!」


ほっぽ「アッタカイ内ニカエロウ!」





184: 1 2015/11/23(月) 16:32:05.27 ID:zOZIxuWwo


~そんなこんなで~


提督「大体必要なものは買ったし、帰ろうか」


ほっぽ「ウン!」


ヲ級「ヲ、モウ暗クナリハジメテルネ」


レ級「オナカヘッタネ!」


港湾「確カニ」グゥー







185: 1 2015/11/23(月) 16:32:37.30 ID:zOZIxuWwo




[電飾]<パァー



提督「お、こうやって電飾がきらびやかになると『クリスマス』って感じがするな」


ヲ級「ヲ……」


港湾「綺麗……」


レ級「オオ……」


ほっぽ「光ノシャワーミタイ……」







186: 1 2015/11/23(月) 16:33:05.12 ID:zOZIxuWwo


レ級「ン……」モジモジ


提督「……」ティン


提督「すまん、少々トイレにいきたくなった、あそこのコンビニに寄ろう」


[ファミマ]<テレテレテテン、テレテテテン♪


レ級「ア、ウン!」






187: 1 2015/11/23(月) 16:33:47.71 ID:zOZIxuWwo


~店内~



店員「いらっしゃいませー」


提督(ファミチキください)


ヲ級(私ポテト)


港湾(アメリカンドッグ)


レ級(カラアゲ)


ほっぽ(鳥ツクネ串、トッピングニ辛子クレ)


店員(こいつら直接脳内に!?しかも最後の娘渋い!?)





188: 1 2015/11/23(月) 16:39:12.16 ID:zOZIxuWwo

~数分後~


ほっぽ「チョット、外ノ空気スッテクル」


提督「おお、支払いすませたらいくよ」


港湾「ヲ級、コレコーヒーマシン?」


ヲ級「ヲ?カップヲ置イテ、自分デヲスノカナ?」


レ級「コーヒー、カフェオレ、ココア、紅茶、抹茶オレマデツクレルノ?スゲー」マジマジ






189: 1 2015/11/23(月) 16:39:47.83 ID:zOZIxuWwo

~外~


ほっぽ「フゥ……ン?」
   

フワッ フワッ


ほっぽ「アッ……」


フワッ フワッ


ほっぽ「……雪」


ほっぽ「…………」


ほっぽ「………………………雪……カ」




190: 1 2015/11/23(月) 16:41:20.73 ID:zOZIxuWwo

***


~数年前、北方島~


ほっぽ『ヲ姉チャン……報告……』


ヲ級『海ハ、流氷ニ、大地ハ雪ニオオワレテ……輸送モ、ママナラナイ……』


ヲ級『皆、寒サニ震エテイル』


ヲ級『一部、力尽キテシマッタ者モイル……』


ほっぽ『……大地ガ凍ッテ、墓モ作レナイカ』


ほっぽ『海ニ……イヤ、流氷ニオオワレテ、海ニ還スコトモ無理カ』


ほっぽ『……放置、シテオケ』



ヲ級『……』コクリ


191: 1 2015/11/23(月) 16:42:25.33 ID:zOZIxuWwo
~翌年の冬~

ほっぽ『……』ザクッザクッ



ほっぽ『……』ザクッザクッ


ほっぽ『……イタッ』ズキン


ほっぽ『爪ガ……』ズキンズキン


ほっぽ『…………ッ!』ザクッ ザクッ




[小さな雪洞]



ほっぽ『……コンナ、粗末ナ、雪洞シカ出来ナイノカ』


ほっぽ『……ホッポハ、部下ノ墓モ、マトモニ用意出来ナイノカ』


ほっぽ『……』


ほっぽ『サムイ……』




192: 1 2015/11/23(月) 16:43:37.32 ID:zOZIxuWwo


~翌年の冬~



ほっぽ『……』


ヲ級『ホッポ、洞窟ニ入ロウ……風邪ヒイチャウ』


ほっぽ『……ヲ姉チャン』


ほっぽ『皆、イツカ、コノ雪ノ下ニキエルンダヨネ』


ほっぽ『ナラ、ホッポハ、イツ、コノ雪ノ下ニ消エルノカナ』


ヲ級『ホッポ……』



193: 1 2015/11/23(月) 16:45:16.45 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ『ホッポハ、コノ海域ノ、総司令官ダカラ』


ほっぽ『ホッポガ死ヌ時ハ、仲間ガ皆死ンダ時』


ほっぽ『ホッポハ、ソノ責任ヲトルタメニ、死ヌ事ニナル』


ほっぽ『善モ、悪モ、強キモ、弱キモ、皆等シク、イツカハ雪ノ下ニ消エル』


ほっぽ『ナラ、ホッポ達ノ命ニハ、何カ意味ガアルノ?』


ほっぽ『苦シンデ、悲シンデ、寒サニ震エテマデ、生キル必要ガ、本当ニアルノ?』


ヲ級『……』



194: 1 2015/11/23(月) 16:46:39.21 ID:zOZIxuWwo


ヲ級『……』ギュッ


ほっぽ『……ヲ姉チャン?』


ヲ級『タトエ、命ニ意味ガナクテモ』


ヲ級『ソレデモ、生キテ欲シイ』


ヲ級『私ハ、ホッポニ生キテ欲シイ……』ギュッ


ほっぽ『ヲ姉チャン……』


195: 1 2015/11/23(月) 16:48:02.75 ID:zOZIxuWwo
~翌年~


港湾『私ハ、港湾棲姫、南カラ、避難シテキタノ、私モ此処デ暮ラシタイ』


レ級『ニシシ、オレハ、レ級、一人デ海ヲ彷徨ッテタラ、港湾姉チャンニ出会ッテ、一緒ニ此処マデ来タンダヨ!』


ほっぽ『此処ニ棲ミタイノ?イイケド、ヒドイ島ダゾ?』


港湾『ソレデモイイ、ヨロシク、ホッポ』


レ級『ヨロシク!ホッポ!』


196: 1 2015/11/23(月) 16:49:14.12 ID:zOZIxuWwo
~翌年の冬~


ほっぽ『ヲ姉チャン、港湾姉チャン、マタ、雪ノ季節ダネ……』


ヲ級『ソウネ……』


港湾『サムイネ……』


レ級『ミンナー!!温泉ノ湧ク洞窟ガアッタ!!!アツクテ入レナイケド、洞窟ガアタタカイカラ、アソコナラ凍死ノ心配ガナイヨ!!』ブンブン


ほっぽ『ッ!!タダチニ部下ノ皆ヲソノ洞窟ニ!!!』


ヲ級『ヲッ!』コクリ


197: 1 2015/11/23(月) 16:50:40.23 ID:zOZIxuWwo

~今年~


ほっぽ『……』


ほっぽ『ウン?』


提督『……』


ほっぽ『ナンダコノ筋肉モリモリマッチョマンノ水死体ハ』ツンツン


提督『うっ……』


ほっぽ『ッ!?イキテル!!』


ほっぽ『オイ!シッカリシロ!筋肉モリモリマッチョマンノクセニ簡単ニシヌナ!!』ズルズル


ヲ級『ホッポドウシタノ?ヲッ!?ナニソノ筋肉モリモリマッチョマン!?』



***



198: 1 2015/11/23(月) 16:52:12.03 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ「……今年モマタ、雪ガフル」


ほっぽ「寒クテ、苦シカッタ、アノ季節ガ」


ほっぽ「……デモ」


提督「ほっぽ?どうしたんだ?そんな所で、風邪ひくぞ?」


ほっぽ「オ父サン!」ギュッ


提督「おっと、よしよし、一緒に家に帰ろうか」


ほっぽ「ウン!」




199: 1 2015/11/23(月) 16:52:52.88 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ(モウ、ホッポノ冬ハ、寒イ季節ジャナイ)


ほっぽ(アッタカイ……)


ほっぽ(生キテイテ、ヨカッタ……命ニ、意味ハ、アッタ……)


ほっぽ(オ父サンニ、巡リ会エタカラ)ニコ




200: 1 2015/11/23(月) 16:53:53.76 ID:zOZIxuWwo


~家の居間~


提督「みんな飲み物はもったな!行くぞ!」


提督「メリー・クリスマス!!!乾杯!!!」


「「「「「「メリー・クリスマス!!カンパーイ!!」」」」」」


パンッ! パンッ! パンッ!


ゴクッ ゴクッ ゴクッ ゴクッ


ほっぽ「プハァ~///」


レ級「チョットカワッタ味ダケド、オイシイ///」


港湾「ナンカ、オナカガスゴクヘッテキタ///」


ヲ級「ヲ~~////」


提督「ほら、チキンやケーキを沢山たべろよ!」



「「「「ハーイ」」」」




201: 1 2015/11/23(月) 16:54:48.30 ID:zOZIxuWwo



ワイワイ ガヤガヤ


ほっぽ「ゴッキュ……ゴッキュ……///」つ瓶



扶桑「あら?ほっぽ達は何をのんでいるのですか?」


山城「瓶ジュース?珍しい物を」



提督「ああ、酒屋さんがこの前港湾に助けられたお礼にって、一本ずつ好きなジュースをくれたんだよ」


扶桑「なるほど」


山城「へえ」


提督「そういえば、なんのジュースだろうか?一々確認はしなかったけd……」



バアン!



提督「へ?」




202: 1 2015/11/23(月) 16:55:34.49 ID:zOZIxuWwo



ヲ級「アッハッハッハッハ!!」バンバンバン


ヲ級の帽子(居間の隅においてあった)「いてえ!?いてえってヲ級!?バーロー!叩くんじゃねえよ!!」



扶桑「ヲ、ヲ級が!?」ギョッ


山城「爆笑している!?」ギョッ


提督「特に理由もないのに!?」ギョッ


203: 1 2015/11/23(月) 16:56:23.80 ID:zOZIxuWwo



レ級「ヒック……ウ~イ……ナンカフワフワシテイイ気持チ////」


ほっぽ「ゴッキュゴッキュゴッキュ////」つ瓶


港湾「妙ニ食欲ガ増ス////」モッキュモッキュモッキュモッキュ


扶桑「て、提督?」


山城「これ、どう考えても……」




204: 1 2015/11/23(月) 16:58:24.60 ID:zOZIxuWwo




提督「も、もしかして、さっきのジュース!?」


 
提督「……」つ瓶



ゴゴゴゴゴ
[リキュール]<かかったな阿保が!アルコール入りの飲み物はうまかろう



提督「酒だこれぇ!?」ガビーン



*この物語はフィクションデス、お酒は二十歳になってから、気を付けましょう



205: 1 2015/11/23(月) 16:59:12.57 ID:zOZIxuWwo



レ級「ウーン……オ父サン……」クラクラ


提督「レ級!?大丈夫か!?まってろ今、水を……」アタフタ


ガシッ!!


提督「ゑ?」


港湾「……」


提督「こ、港湾?」


港湾「……オ父サンダイスキ」ニヘラ


港湾「ダキシメタイ」ガバァッ


提督「ぬおっ!?」





206: 1 2015/11/23(月) 16:59:56.75 ID:zOZIxuWwo


港湾「エヘヘ……」ニコニコ


提督「こ、港湾?」


港湾「ギューッ!」


提督の背骨<ミシミシミシィ!!


提督「ベアハッグゥウゥウゥゥ!?!?!?!?」ミシミシミシィ!!


*ベアハッグ(Bear Hug)、ジークブリーカーともいう、サバ折にも似ているが微妙に違う。
 熊が獲物を捕まえる様に抱きしめて背骨ごと相手の体を締め上げる技、港湾の膂力なら普通は死ぬ。



207: 1 2015/11/23(月) 17:00:44.71 ID:zOZIxuWwo



提督「うぐぐ……私じゃなかったら死んでいるぞ!というか動けん!!……えっ?」ガシッ


提督「ウェイ!?」グリン


レ級「……オ父サン」


提督「レ、レ級?どうした?私の首をもって自分の方に向けて……」


レ級「ンー……」ズイッ


提督「まてまてまて何故近づいてく……んむぅ!?」ズキューン!!


レ級「ンー」チュー





208: 1 2015/11/23(月) 17:01:36.13 ID:zOZIxuWwo



提督「ブハァッ!?何をするレ級んむぅ!?」ズキューン!!


レ級「ン~~♪」チューー


提督(レ級は酔っ払うとキス魔になるのか!?)


提督(ノーカン!親子だからノーカンだから!!ギリギリセーフだから!!)


提督(そ、そうだ、他の皆は!?ヲ、ヲ級!たすけてく……)ガシッ







209: 1 2015/11/23(月) 17:02:18.85 ID:zOZIxuWwo



ヲ級「……ヒック」


ヲ級「オ父サンハ、『私ノ』……ヒック……」


ヲ級「『私ノオ父サン』ダモン……」


ヲ級「トッチャヤダ~~」ポロポロ


ヲ級「ウウー!!」ガバッ


提督「いででで!?引っ張るなヲ級!?腕の関節はそっちに曲がらん!?」


提督「ヲキュータスお前もか!!お前まで酒乱なのか!?」






210: 1 2015/11/23(月) 17:03:17.23 ID:zOZIxuWwo


港湾「ヲ級ヒトリジメハズルイ!!」グイグイ


レ級「ンー……」グイグイ


提督「アイエエエ!?もげる!?もげる!?首と腕と背骨がぁぁぁぉ!?!?!?」ミシミシミシィ


提督「ふ、扶桑、山城、たすけ」



扶桑「ちょっと、離れておきましょう」ソソクサ


山城「ごめんね提督、背骨をおりたくないの」ソソクサ


提督「おま!?」






211: 1 2015/11/23(月) 17:04:06.71 ID:zOZIxuWwo






提督「こうなったらほっぽ!!お前だけが頼りだ!!助けてほっp……」

































ほっぽ「ZZZZ……」スピー













提督「ほっぽーーー!?!?!?!?」ガビーン



212: 1 2015/11/23(月) 17:06:52.06 ID:zOZIxuWwo



~数時間後~


ほっぽ「Zzz……」スピー


港湾「ムウウオ父サン……」ギューッ


抱きまくら<ジークブリーカー!!死ねぇ!!


ヲ級「ヲ父サン……」スヤスヤ


レ級「ン~~……」スヤスヤ



213: 1 2015/11/23(月) 17:07:32.96 ID:zOZIxuWwo




提督「……」ゲッソリ



扶桑「大分やつれましたね、提督」


山城「今後ヲ級達にお酒を飲ませちゃ駄目ね、絶対に」



*この物語はフィクションデス、お酒は二十歳になってから飲みましょう。

214: 1 2015/11/23(月) 17:08:02.71 ID:zOZIxuWwo


提督「まぁ、大分予定が狂ったが、これでほっぽ達は全員寝てくれた訳だ」


提督(サンタコス)「用意はいいか?」


扶桑「ええ(ちょっとこのコスは……)」


山城「プレゼントは持ってきたわよ(ダサイわね……)」


提督「よし、各自枕元においておこう」






215: 1 2015/11/23(月) 17:08:45.05 ID:zOZIxuWwo



提督「ヲ級、いつも皆をまとめてくれてありがとう、これからもよろしく頼む」


提督「お前は四人の中で一番人として成熟している。だからついつい私達も頼ってしまうところがある」


ヲ級「お前は誰よりも人の気持ちや立場を分かってあげられる娘だ。相手の気持ちを理解してあげられるというのは、とても大事なことだ」つ[プレゼント]


ヲ級「ヲ……」スー スー


提督「次は港湾、誰よりも平和と安寧の尊さを知り、誰よりも優しい所がお前の魅力だ。これからもそれを忘れないでほしい」つ[プレゼント]


港湾「ン……」スー スー


提督「レ級、お前は本当に良い娘だ。誰よりも純粋で、誰よりも真っ直ぐな所が、お前の魅力だ。どうか真っ直ぐ育ってほしい」つ[プレゼント]


レ級「ン~……」ムニャムニャ



提督「ほっぽ、お前には誰よりも真理を見抜く能力がある。物事の本質を真っ直ぐ正面から見つめる鋭い視点は、将来きっと役にたつはずだ」つ[プレゼント]


ほっぽ「ウウーン……プレゼント……菱餅……モッテイクナ……カエレ……」ウーン ウーン


提督(なんの夢を見ているんだ?)



216: 1 2015/11/23(月) 17:09:34.86 ID:zOZIxuWwo




提督「よし、お休み皆」


扶桑「お休みなさい」


山城「おやすみ」



パタン









217: 1 2015/11/23(月) 17:10:27.16 ID:zOZIxuWwo



~居間~


提督「さて、みんな寝たし」


提督「飛びっきりのヤツを楽しもうかね?」つ[ドンペリ]


山城「うわ……これが噂のドンペリ、初めてみたわ」(゚A゚;)ゴクリ


扶桑「そんなもの何処から……」




*ドンペリ、 "ドン ペリニヨン"の略称、最高級シャンパンの一種で、数万円から高いものだと一ビン十万を超えるものもある。




提督「酒屋さんから、この前のお礼にって頂いたんだよ」


提督「扶桑達と飲もうと思ってこっそり冷やしておいたんだ」ニコッ




218: 1 2015/11/23(月) 17:11:15.39 ID:zOZIxuWwo




~数分後~


『乾杯』チンッ


提督「ふぅー……旨いな」


扶桑「ええ、日本酒も良いですけど、たまにはこういうのもいいですね」


山城「提督も私達も普段は日本酒派だしねぇ……」


提督「いや、洋酒もいいんだが……普段は家で軽く飲むか、鳳翔の店だろう?家ではまぁ、精々ビールか、熱燗位だし」


提督「居酒屋鳳翔に行って洋酒ってのもなぁ……いや、一応置いてくれている筈だが、日本酒がメインで品揃えも良いから、結局そっちに行ってしまうんだよなぁ」


扶桑「提督はお酒は好きですけど、そこまで拘りがあるわけでもないですからね」


山城「まぁ、酒道楽で何万円もする酒をポンポン飲むような人だとそれはそれで困りますしね」


提督「高い酒なんて、こういう特別なお祝いの時に飲めればいいよ」




219: 1 2015/11/23(月) 17:12:18.40 ID:zOZIxuWwo


提督「……しかし、こんなに穏やかなクリスマスを送れるなんてなぁ」


扶桑「一年前のクリスマスなんて鎮守府総出の大宴会でしたからね」


山城「あれはあれで楽しいけど、穏やかさとは無縁極まりない狂宴でしたからね」


提督「それ以前のクリスマスは、祝い事なんてやっていられる状態じゃなかったからな」


提督「一年あれば、色々と変わるもんだな」


扶桑「一年前の提督は横須賀鎮守府所属の『普通の』大将閣下でした」


山城「現在の提督は地方の零細鎮守府に左遷された『普通じゃない筋肉モリモリマッチョマンの』元帥から降格した少佐で、未婚なのに隠し子が四人いるわね」



提督「……おかしいな、事実しか言ってないのにまるで意味がわからんぞ(遠い目)」


*一作目と二作目参照



220: 1 2015/11/23(月) 17:13:22.43 ID:zOZIxuWwo




提督「……扶桑、山城」


提督「その、いつも、ありがとうな」


提督「お前たち二人には本当に色々と心配やら迷惑やらをかけ通しだ」


提督「いつも私についてきてくれる二人には、感謝のしようもないよ」







扶桑「なんですか急に改まって」


山城「そんな殊勝な態度、熱でもあるんですか」


提督「ヒドイ!?」ガビーン








221: 1 2015/11/23(月) 17:14:01.71 ID:zOZIxuWwo

扶桑「ふふ、冗談ですよ」


山城「でも、それはそれとしてそういうのは珍しいわよね、提督」


提督「フン!私にだってそういう気分の時があるというものだ!」


提督「『二人なら言わずとも理解してくれる』いつもはそう思って言葉にはしない」


提督「だが、時々でも言葉にしなきゃならんと思って、酒の力を借りて言ったんだよ」


提督「こんな小っ恥ずかしいセリフ、今更素面で言える程私は若くないんだよ」プイッ



222: 1 2015/11/23(月) 17:14:37.89 ID:zOZIxuWwo


扶桑「ふふふ、そんな風に思えるうちは、まだまだ若いんじゃないですかね?」


山城「私達なんて軍艦時代の生も合わせると結構な年だし、その視点からみたら提督なんてまだまだ若造よ若造」


提督「若造若造うるせえばばあ」ボソッ


山城「あっ?(ドスの聞いた声)」


提督「すいませんでした!!」土下座







223: 1 2015/11/23(月) 17:15:19.61 ID:zOZIxuWwo





山城「プッ」


扶桑「ふふふ」


提督「ははは」



「「「あはははは」」」



提督「これからもよろしくな」つ杯


扶桑「はい、こちらこそ」つ杯


山城「仕方がないから姉様が愛想を尽かすまで、ついていってあげるわよ」つ杯




「「「乾杯」」」チンッ




224: 1 2015/11/23(月) 17:15:59.31 ID:zOZIxuWwo

~翌朝~


レ級「フワ~……ヨクネタ……」


レ級「……ン?」



デン!!
[プレゼント]<よいこへのご褒美さ




レ級「……ア!!」パァー










225: 1 2015/11/23(月) 17:16:33.62 ID:zOZIxuWwo


~キッチン~


提督「そろそろかな?」トントントン


扶桑「ええ、いつもならそろそろ……」グツグツ



ドッドッドッドッドッド


山城「噂をすれば、ね」ニコリ




バーン!!



レ級「オ父サン!!!」つ[プレゼント]


ほっぽ「プレゼントキテル!!!」つ[プレゼント]






226: 1 2015/11/23(月) 17:17:05.85 ID:zOZIxuWwo



提督「おお!よかったなレ級!ほっぽ!」ニコニコ



扶桑「ふふふ、よかったわね、二人とも」ニコニコ


山城「中をみたかしら?」ニコニコ



ほっぽ「マダ!」ニコニコ


レ級「ヲ姉チャンと港湾姉チャンガ、キテカラミル!」ニコニコ


ヲ級「オハヨウ、オ父サン、扶桑オ母サン、山城オ母サン」トコトコ


港湾「皆、オハヨウ……プレゼント、ハジメテモラッタ」トコトコ




227: 1 2015/11/23(月) 17:17:34.89 ID:zOZIxuWwo



提督「みんな揃ったようだし、あけてみたらどうだ?」


ほっぽ「ウン!」ワクワク


レ級「何カナ!」ワクワク


ヲ級「ヲ……」ドキドキ


港湾「ン~?」ドキドキ



ガサガサガサ




228: 1 2015/11/23(月) 17:18:01.51 ID:zOZIxuWwo



提督(そういえば、何入れたんだ?二人共?)コソコソ


扶桑(私は……)


ほっぽ「ヒトツメハ、セーター!!」


レ級「ニシシ、アッタカソウダネ!!」


ヲ級「四人トモ、オソロイネ」


港湾「既製品ジャナイネ、手縫イカナ?私ノサイズヲツクルノハ大変ダッタト思ウ」


扶桑(お揃いのセーターですよ)


提督(ほほー、いいね)





229: 1 2015/11/23(月) 17:18:53.86 ID:zOZIxuWwo


山城(次は私ね)


ほっぽ「コレハ……ネックレス?」


レ級「色違イノ宝石ガ入ッテルネ」


ヲ級「私ガ、蒼色、港湾ガ翠(みどり)色、レ級ガ紅色、ホッポガ乳白色ネ」


港湾「ソレゾレ、サファイア、エメラルド、ルビー……コレハ、水晶カナ?」


山城「ほっぽのは、多分ミルキークォーツね、和名では乳白石英や乳白水晶と言うわ」


ほっぽ「ヘー……ナンダカ、オチツク色合ダ」マジマジ





230: 1 2015/11/23(月) 17:19:38.82 ID:zOZIxuWwo



提督(ヲ級には高潔さや崇高さを司る蒼いサファイア)


提督(港湾には安定や満足、喜びを司る翠のエメラルド)


提督(レ級には情熱や勇気、人徳や仁愛を司る紅いルビー)


提督(ほっぽには健康や明晰さ、感受性を司る水晶、そしてミルキークォーツはその中でも非常に母性的な意味合いのある水晶で、子供のおまもりにもよく使われるという)


提督(蒼、翠、紅、白とそれぞれのイメージカラーと、石言葉をうまく重ねているな、流石山城だ)


扶桑(次は提督のプレゼントですね)


山城(何を用意したの?)


提督(いや、普通にみんなの好きそうな物を……)


231: 1 2015/11/23(月) 17:20:16.33 ID:zOZIxuWwo



レ級「コレハ……最新ノライダーベルトダ!!!カッコイイ!!!」


[ライダーベルト]<変身!


提督(レ級は最近ライダーにどはまりしてるから、これにした、喜んで貰えてよかったよ)


山城(まあ、これは大正義よね)


扶桑(日曜の朝はテレビに齧り付いてますからね、レ級は)



232: 1 2015/11/23(月) 17:20:45.91 ID:zOZIxuWwo



ほっぽ「コレハ、絵本ヤ、詩集カナ?ヤッタ!!」


提督(ほっぽは本がスキなんだよな、寝る前に読んで欲しいってよくもってくるし)


扶桑(詩集……?)


山城(わかるの……?)


提督(小説とかはキツイけど、詩集だとけっこうわかるくらい感性は鋭いんだよほっぽは)





233: 1 2015/11/23(月) 17:21:37.17 ID:zOZIxuWwo

ヲ級「私ノハ……エプロンネ、編ミ込ンデアル猫サンカワイイ」


提督(夜なべしてつくりました)


扶桑(ヲ級は、よく一緒に御飯をつくってくれますからね)


山城(楽しそうにお料理を手伝ってくれるから教える方も楽しくなってくるのよねぇ)



扶桑(でも……)チラッ


山城(なんというか……)チラッ



[猫]ゴゴゴゴゴ



扶桑(何故かしら……あの猫……見ていると無性に胸騒ぎが……)


山城(なんか嫌な予感が……)













234: 1 2015/11/23(月) 17:22:27.09 ID:zOZIxuWwo













港湾「私ハ……黄色イ熊ノヌイグルミ?カワイイ」





























[フ◯ー=サン]<漢プニキ、ホームランかっ飛ばすぜ!









扶桑(アウトオオオオオオオ!!!!!)


山城(伏せ字が隠せてなああああい!!!!!)




235: 1 2015/11/23(月) 17:26:18.15 ID:zOZIxuWwo



猫吊るし「キラークイーン!!時を巻き戻せ!!」


[猫]<カッ!!



~少々お待ち下さいませ~


猫吊るし「画像がみだれました、少々巻き戻して再開させていただきます」



236: 1 2015/11/23(月) 17:27:08.89 ID:zOZIxuWwo



港湾「私ハ……熊ノヌイグルミ?カワイイ」


[テディベア]<茶色い熊のヌイグルミだよ?




提督(あれ?私が選んだのはあれだったかな?思い出せない……)ウーン


扶桑(なんでしょうか、違和感が……)


山城(熊……ヌイグルミ……色違い……うっ……頭が……)


237: 1 2015/11/23(月) 17:28:01.87 ID:zOZIxuWwo



閑話休題



港湾「ソウイエバ、昨日乾杯シテカラノ記憶ガナイ」


ヲ級「ヲ……?タシカニ、帽子ハ何カシッテル?」


ヲ級の帽子「シ、シラネーヨ(眼そらし)」


レ級「ン~?」クビカシゲ


ほっぽ「……(眼そらし)」


提督「ナ、ナンニモナカッタデスヨ!ネ、扶桑!」


扶桑「エエソウデスヨ!」


山城「オ母サン嘘ツカナイ!」


ほっぽ「ウソツキ……」ボソッ


提督「シッ!」





238: 1 2015/11/23(月) 17:28:32.69 ID:zOZIxuWwo



港湾「ア、デモ、妙ナ夢ヲミタ」ポン


ヲ級「私モ」


レ級「オレモ」


ほっぽ「実ハ、ホッポモ」


提督「え」



四人『筋肉モリモリマッチョマンノ、サンタガプレゼンヲモッテクル夢ヲミタ』


提督「へ、へー」


239: 1 2015/11/23(月) 17:29:01.65 ID:zOZIxuWwo



港湾「オ父サントドッチガ強ソウダッタ?」


ヲ級「ヲ……甲乙付ケ難イ……」


レ級「カッコイイノハオ父サンカナ!」


ほっぽ「タシカニ、サンタ服、ハチキレソウダッタシ、ダサイ」


提督(大破)「」グサッ

240: 1 2015/11/23(月) 17:29:38.33 ID:zOZIxuWwo





レ級「ウン、タシカニダサイ」


港湾「タシカニダサカッタ気ガスル」


ヲ級「ヲ……」コクリ










提督(轟沈)「ぐわああああああああ!!!???」





扶桑・山城「テ、テイトクダイーンッ!!!」




244: 1 2015/11/23(月) 17:47:39.54 ID:zOZIxuWwo




~数日後、大晦日~


提督(in炬燵)「今年も終わりか」


ほっぽ(in提督膝)「ソウダナ」


レ級(in炬燵)「ニシシ、今年ハ色々アッタネ」


ヲ級(in炬燵)「ヲ、今年ハ激動ノ一年ダッタ」コクリ


港湾(in炬燵)「オ父サンガ出来テ、オ父サン追ッテ日本ニキテ、オ父サンノ戸籍ニ入ッテ、オ父サント一緒ニ左遷先ニヤッテキテ……」


山城「全部提督がらみじゃないの……」トコトコ


扶桑「ふふふ、そういう私達だって、ここ一年のトラブルは全部提督絡みじゃないの」トコトコ




245: 1 2015/11/23(月) 17:48:21.40 ID:zOZIxuWwo




提督「おっ、このニオイは……年越し蕎麦だな!」


扶桑「はいどうぞ」つ丼ぶり


ほっぽ「オオ、オ蕎麦ダ」



ヲ級「ヲ蕎麦?」


レ級「ニシントカ海老天トカ、魚介類ハイッテル、ニシシ、ウレシイネ」


港湾「イイニオイ」





246: 1 2015/11/23(月) 17:48:57.13 ID:zOZIxuWwo




山城「うう、寒い、レ級、となり入るわよ」ガサゴソ


レ級「ウン!」


ヲ級「扶桑母サンハコッチニ」


扶桑「有難う、ヲ級」


*図解
 提督(膝ほっぽ)
レ机机ヲ
山机机扶
 港湾




ヲ級「ナンデヲ蕎麦ヲタベルノカシラ?」クビカシゲ


提督「それはなヲ級」



247: 1 2015/11/23(月) 17:49:52.42 ID:zOZIxuWwo



~提督の知恵袋コーナー(読み飛ばし可)~


提督「まずこの年越し蕎麦の風習は、定説としては江戸中期に広まったと言われている」


提督「何故蕎麦なのかは諸説あるが、よく言われるのは蕎麦が細く長いことから健康や長寿を願ってというもの」


提督「あるいは、切れやすい事から『悪い縁を今年のうちに切る』という悪縁切り」


提督「昔金や銀を薄く伸ばすのに蕎麦が使われていた事から、金運の増強を願ってなどとも言われている」


提督「因みに年を越した後に蕎麦を食べるのはさっきと逆に縁起が悪いんだそうだ、新しい縁を切っちゃうからな」


ヲ級「ヲー、ナルホド」


*知恵袋終わり


248: 1 2015/11/23(月) 17:50:40.48 ID:zOZIxuWwo


~蕎麦啜り中~



提督「はぁ……蕎麦の落ち着いた味わいが体にしみる……」ズルズル


港湾「洋食ニハナイ、素朴ナ滋味深イ味ワイ、美味」ズルズル


ほっぽ「ウマイナ」ズルズル


ヲ級「ヲ……扶桑ヲ母サン、山椒クダサイ」


扶桑「はいどうぞ、ヲ級」つ山椒



山城「はい、レ級あーん」つ海老天


レ級「アーン……ウマイ……」


山城「ふふふ、レ級は本当に魚介類がすきねえ」ナデナデ


レ級「ニシシ、ダッテウマイモン」ニコニコ

249: 1 2015/11/23(月) 17:51:38.38 ID:zOZIxuWwo




[テレビ]<紅白歌合戦!


提督「お、紅白が始まったな」


扶桑「これが始まると年越しって感じがしますね」


山城「最近は紅白でも色々な歌手がでるようになりましたねえ」


提督「金爆弾が出てくるようになってびっくりしたものな」


扶桑「ああ、替え玉大車輪やったり、いきなり断髪したりと毎年笑わせてくれますよね」


山城「紅白も時代に合わせてかわるのねえ」



250: 1 2015/11/23(月) 17:52:19.38 ID:zOZIxuWwo


~深夜0時~


提督「カウントダウン、5,4,3,2,1」


提督「新年あけましておめでとうございます!」


皆『オメデトウゴザイマス!』


扶桑・山城「おめでとうございます」


提督「今年もよろしくな、皆」


ほっぽ「ウン、ヨロシク、オ父サン」


レ級「ニシシ、ヨロシクネ!」


ヲ級「ヲ、ヨロシク皆」


港湾「ヨロシク」


扶桑「よろしくお願いします」


山城「よろしく」



ワイワイ ガヤガヤ


251: 1 2015/11/23(月) 17:52:52.62 ID:zOZIxuWwo


ほっぽ「ン……」ゴシゴシ


レ級「フワァ……」


提督「おっと、この前みたいに炬燵で寝ちゃだめだぞみんな、そろそろ寝なさい」


ヲ級「ヲ、確カニ、ソロソロ寝ヨウ」コクリ


港湾「明日ハ朝カラ初詣?ラシイシネ」



提督「お休み、みんな」


『オヤスミー』


提督「私達も寝ようか」


扶桑「ええ、お休みなさい提督」


山城「お休み、提督」




252: 1 2015/11/23(月) 17:54:02.83 ID:zOZIxuWwo


~翌朝~

   
提督「みんなおはよう」


ほっぽ「オハヨ」


レ級「ニシシ、オハヨー!」


ヲ級「ヲ父サンオハヨウ」


港湾「フワアアア……オハヨ」ノッシノッシ



253: 1 2015/11/23(月) 17:54:33.59 ID:zOZIxuWwo



山城「よし、お雑煮完成」


扶桑「みんなお雑煮にお餅は何個入れたいかしら?」


提督「私は4つで」


ほっぽ「ホッポハ2個!」


レ級「オレモ2個!」


ヲ級「ヲ、ジャアヲモチ三個」


港湾「『トリアエズ』5個」


あきつ丸「あきつ丸は3つ欲しいであります」


提督「いつの間にきたんだあきつ丸」




254: 1 2015/11/23(月) 17:55:13.35 ID:zOZIxuWwo



あきつ丸「エへ☆」キャルン


提督「可愛く笑っても誤魔化されんぞ」


あきつ丸「いえいえ、愛しい愛しい提督殿の顔が見たくて仕方なかったんでありますよ……」ヨヨヨ


あきつ丸「あ、扶桑殿、お腹へったであります」


提督「おい……まったく、しょうがないやつだな……」




255: 1 2015/11/23(月) 17:55:46.00 ID:zOZIxuWwo


~食事中~





提督「今日はみんなで初詣に行こう」モッチモッチ


あきつ丸「良いでありますなあ、初詣」モッチモッチ


港湾「デモ、初詣ッテ、具体的ニドンナモノナノカナ?」モッチモッチ


扶桑「新年最初のお参りの事よ」


山城「奉納祭の時みたいに出店が並ぶ神社も多いわね」


港湾「ホウ」キラキラ


256: 1 2015/11/23(月) 17:58:02.26 ID:zOZIxuWwo

~提督の知恵袋コーナー(読み飛ばし可)~


提督「初詣という習慣は元々『恵方詣り』という風習に端を発している。恵方とは恵方巻きの風習からわかる通りその年々の目出度い方向を指す」


提督「江戸時代以前は自宅からみて恵方に存在する寺社仏閣を年明けに詣でるのが基本だったんだ」


提督「だが、明治以降に鉄道網が発達し、遠方の有名寺社仏閣へのアクセスが容易になると事情が変わる」


提督「鉄道会社と寺社仏閣が組んで集客を始めるようになり、恵方に関係のない遠方の有名な寺社仏閣に人が集まるようになったんだ」


提督「結果として、恵方詣りという言葉そのものが死後となっていき、代わりに初詣という言葉が浸透していったそうだ」


提督「『初詣』の歴史は意外と浅いんだよ」


提督「ちなみに江戸時代以前は神仏習合の影響で寺社仏閣はほぼ同一視されていたから

『恵方詣り』に起源をもつ初詣はそのどちらに行ってもいいんだよ」


港湾「ヘー」


*知恵袋終わり

257: 1 2015/11/23(月) 17:58:39.74 ID:zOZIxuWwo

~そんなこんなで~


提督「よ~し、皆、準備はいいか?」


ほっぽ(お揃いのセーター着用)「ウン!」


レ級(お揃いのセーター着用)「ニシシ、コノセーターアッタカイネ!」


ヲ級(お揃いのセーター着用)「ヲ、ソウネ」コクリ


港湾(お揃いのセーター着用)「ポカポカスル」



扶桑「防寒はしっかりしなさいね」ニコニコ


山城「後で風邪引いてもしらないわよ~?」ニコニコ



「「「「ハーイ」」」」



258: 1 2015/11/23(月) 17:59:24.25 ID:zOZIxuWwo



~近所の神社~

デデン!!
[出店][出店][出店]
 人  人人  人人
[出店][出店][出店]
人人   人  人人人
[出店][出店][出店]
人人人人  人人 人



ワイワイガヤガヤ コノテニウカブフクサシュノイロー♪ ワイワイガヤガヤ




提督「やはり賑やかな人々というのはいいもんだな」シミジミ


扶桑「ええ、新年を楽しく平和に祝えるというのは、本当によいものです」シミジミ


山城「私達が決起した当初なんて新年でも葬式みたいだったものね」シミジミ


あきつ丸「いやはや、本当にそうでありますなあ……あの頃は年がら年中憲兵隊もピリピリしていて嫌な時代でありましたよ」シミジミ



259: 1 2015/11/23(月) 18:00:46.18 ID:zOZIxuWwo




ほっぽ「オ父サン!オ母サン!コッチコッチ!!」ブンブン


レ級「ニシシ、ハヤクキテー!」ブンブン


ヲ級「ヲー、奉納祭ヲ思イ出スネ」ニコニコ


港湾「ヤキタテノ磯辺モチ、美味」モッチモッチ


提督「おっと、思い出話に浸っている時間はないようだ」


扶桑「そうですね、提督」


山城「港湾はさっそく何か食べてるし、早いわよ」


あきつ丸「まあ、磯辺モチは美味しいでありますし、食べたくなる気持ちはわかるでありますよ」


260: 1 2015/11/23(月) 18:01:50.24 ID:zOZIxuWwo

~神社、本殿~

ガランガラン!! パンッ!パンッ!


全員『……』


提督(ほっぽ達や扶桑達、鎮守府のみんなが今年も健康に暮らせますように……)


扶桑(今年は提督が行方不明になったり怪我をしたり隠し子が増えたりしませんように)


山城(もうちょっと提督関連の事件で胃にかかる負担がへりますように)


あきつ丸(提督殿が幸せでありますように)


ほっぽ(オ父サン達ト、ズットナカヨククラセマスヨウニ)


レ級(オ父サン達皆ガ元気デイラレマス様ニ)


ヲ級(オ父サン達ガ怪我ヤ病気ヲシマセン様ニ)


港湾(今年モ、皆デ御飯ヲオイシクタベラレマス様ニ)


???(あいされてるねえ君)




261: 1 2015/11/23(月) 18:02:35.82 ID:zOZIxuWwo





提督「!?!?!?」ギョッ


扶桑「どうしたんですか?」


山城「どうしたの急にキョロキョロして?」


提督「い、いや、多分気のせいだ」


???(ちくわ大明神)


提督「誰だ今の!?」




262: 1 2015/11/23(月) 18:03:36.11 ID:zOZIxuWwo



~境内~


提督「おっと、扶桑、山城、ちょっと私はあきつ丸に聞きたいことがあるから先にいって甘酒でも飲んでいてくれ」ボソ


扶桑「わかりました」ボソ


山城「なにかあるのね?」ボソ





扶桑「ちょっと提督はトイレだから、あそこで甘酒でものんでましょう」


山城「みんなついてきてね」


「「「「ハーイ」」」」



提督(あきつ丸、こい)


あきつ丸(承知)コクリ





263: 1 2015/11/23(月) 18:04:12.66 ID:zOZIxuWwo




扶桑「はい、甘酒よ」


山城「アツイからヤケドしないようにきをつけなさい」


ほっぽ「フゥー……フゥー……」


レ級「アチチ……」ズズー


ヲ級「ヲ……」ホウ


港湾「ウマイ……」ズズー









ワイワイガヤガヤ



264: 1 2015/11/23(月) 18:05:04.48 ID:zOZIxuWwo


~皆から離れた場所~



提督「さて、あきつ丸、早朝からわざわざうちにやってきて、本当はどういう理由だったんだ?」


あきつ丸「おやおや提督殿、あきつ丸が提督殿に会いたくてきたとは思ってくれないのでありますか?」


提督「一体何年来の付き合いだと思っているんだ、お前が突拍子もない行動に出るときは大体後ろに大きな理由が隠れているものだ」


提督「まあ、会いに着たかったという理由も、満更嘘じゃないだろうが」


あきつ丸「……本当に、この人は」ボソッ


提督「ん?」


あきつ丸「なんでもないであります」ハァ


265: 1 2015/11/23(月) 18:06:03.57 ID:zOZIxuWwo


あきつ丸「……近々」


あきつ丸「横須賀鎮守府所属、現港町出向少佐、北方(きたかた)提督へ出動命令が出るであります」


提督「……」


あきつ丸「きたる1月中旬より末日にかけて、一大侵攻作戦が発令されるであります」


あきつ丸「その一大作戦の結果如何では、取り上げられた元帥階級への段階的復帰と、横須賀への即座の復帰が認められるでありましょう」


提督「……そうか」


提督「この町とも……お別れか……」


あきつ丸「……」


266: 1 2015/11/23(月) 18:07:25.62 ID:zOZIxuWwo



あきつ丸「それで、いいでありますか?提督殿」


提督「ん……?」


あきつ丸「付き合いが長いのはお互い様であります。提督殿は本当にこの町を気に入っているのは、あきつ丸にも解るであります」


あきつ丸「横須賀へ戻るということは、この町を出て行くということであり、また戦いの日々へ戻るということであります」


あきつ丸「幸か不幸か、出撃命令はまだ内々定の状態であり、場合によっては変更されてもおかしくないであります」


あきつ丸「もし、提督殿がまだこの町に残りたい、大規模作戦に出たくないと言うのであれば……」


あきつ丸「このあきつ丸、持てる限りの影響力を駆使して、提督殿の出撃命令を取り下げさせるであります」


提督「……あきつ丸」





267: 1 2015/11/23(月) 18:08:13.05 ID:zOZIxuWwo



提督「ありがとうな」ポンッ


あきつ丸「ひゃん!?て、提督殿!?いい年こいてこれは少しばかり恥ずかしいであります……///」ナデナデ


提督「おっと、すまん、ついほっぽ達に接する時の癖が……」スッ


提督「あきつ丸、お前のその気持ちは本当に嬉しいし、出来ることなら私もこの港町で穏やかに暮らしたいと思う」


提督「だが、私は私人である前に、『艦娘の提督』という公人であり、国家に奉仕する軍人だ」


提督「人類側が大きく優勢とはいえ、まだ深海棲艦は侮り難い戦力を有している。奴等と戦い、この国の人々を護ることが、私の果たすべき責務だ」


提督「その務めを放棄することはできないよ、あきつ丸」


あきつ丸「提督……」






268: 1 2015/11/23(月) 18:09:06.72 ID:zOZIxuWwo





提督「それにな、横須賀では丁字やT督といった私の同期連中が必死に帰還の為のお膳立てを整えてくれているんだ、それを蹴ったら彼等に申し訳がない」


提督「そしてなによりも」







提督「横須賀には私を信じて待ってくれている仲間達が居るんだ、今まで同じ釜の飯を食って、血反吐を吐きながら共に戦ってきた仲間たちが……な」



提督「あまり長く留守番を長門さんに任せていては、彼等に愛想をつかされてしまうよ、それは御免被りたいね」ニッ


あきつ丸「……まったく、相も変わらず難儀な人でありますなあ、提督殿は」ハァ





269: 1 2015/11/23(月) 18:10:00.12 ID:zOZIxuWwo




あきつ丸「自ら望んで苦行に挑むのはマゾのブディストだけで充分であります」


あきつ丸「提督殿なんて涅槃でxxのサディストのブッダに掘られればいいであります」プイッ


提督「おまっ!?いくらなんでも口汚すぎぃ!?可愛い動作と効果音でも誤魔化しきれないぞ!?」


あきつ丸「あっかんべーであります、せっかくあきつ丸が気を使って色々暗躍したでありますのに、意地で全部お釈迦にする提督殿なんかしらないのであります!」タッタッタ


ア、フソウドノー、アキツマルニモアマザケクダサーイ


提督「まったく、あいつは……」フウ


提督「……」







270: 1 2015/11/23(月) 18:10:55.00 ID:zOZIxuWwo




提督(長年の戦場感が訴えてくる、今度の戦い、大きな嵐になるだろう、と)


提督(でも、私は逃げるわけにはいかないんだよ)


提督「はぁ……凄まじきものは宮仕えってか……投げ捨てられるほど背負ってるもんが軽かったら、私も投げ捨ててとっととにげだしたいっての、まったく」トコトコ


提督「まあ、今はとりあえず」


提督「おーい!私にも甘酒くれ!」


提督(今、この瞬間を楽しもうか)






271: 1 2015/11/23(月) 18:11:42.60 ID:zOZIxuWwo



●数日後


~鎮守府の執務室~


提督「……」つ書類


先任「北方(きたかた)君、ちょっと話があるんできてもらえるか?」


提督「あ、はい」ソッ


先任「あの机の上の書類は?」


提督「ちょっと手続きに戸籍が必要になりまして、さっきもらってきたのですよ」


先任「なるほどな……とりあえず会議室にいこうか」



バタン


272: 1 2015/11/23(月) 18:12:28.32 ID:zOZIxuWwo



~数分後~


ガチャン


ヲ級「ヲ父サン、ヲ弁当ヲ……アレ?」キョトン


ヲ級「イナイ……」キョロキョロ


ヲ級「ウン……?」


[戸籍表]


ヲ級「コレッテ……」





273: 1 2015/11/23(月) 18:13:43.91 ID:zOZIxuWwo





~数分後~


ヲ級「……」ジーッ


[戸籍表]
・北方提督
・北方ヲ級
・北方港湾
・北方レ級
・北方ほっぽ


ヲ級「……」ジーッ


コンコン<失礼するであります


あきつ丸「提督殿、お話が……って、あれ?いないでありますか?」


ヲ級「ヲ?アキツ丸サン、オ父サンナラ、イナイミタイ」


274: 1 2015/11/23(月) 18:14:19.80 ID:zOZIxuWwo



あきつ丸「おやあ?何をみているでありますか?ヲ級殿」トテトテ


ヲ級「コレヲ……」ピラッ


あきつ丸「ふむ……?ああ、戸籍でありますか」


あきつ丸「どうでありますか?提督殿の戸籍に入った気分は?」


ヲ級「……不思議ナ、気分」


次回 提督「左遷(なが)されて」港湾棲姫「港町」 後編