1: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 02:52:51.16 ID:7oJ/EhjIO
酒勾「え……ぴゃあああああ?! 敵! 敵さんだ!」


サラトガ「あらあら…」


酒勾「ししししかも空母!! ……ぴゃああぁぁぁ! 砲塔が、砲塔が無いんだった! どどどうしよう!」


サラトガ「落ち着いて。ほら、私も艦載機はもうないわ。それに…戦争は終わったでしょ」


酒勾「あ……そ、そうだった……」


サラトガ「ふふ。落ち着いた?」


酒勾「うん………」



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引用元: 酒勾「長門さん何処に行っちゃったのぉ…」サラトガ「…あら?」 

 

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2: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 02:55:55.05 ID:7oJ/EhjIO
サラトガ「一人でどうしたの?」


酒勾「……その、はぐれちゃって…」


サラトガ「あら…奇遇ね。私もよ」


酒勾「そう………なんだ」


サラトガ「ええ」


酒勾「………」


サラトガ「んー……まだ時間はあるわね。余り焦らなくても大丈夫よ」


酒勾「?」


サラトガ「ここ、広いからはぐれちゃうわよね。とりあえず歩きましょうか」


酒勾「………う、うん」

3: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 02:57:37.38 ID:7oJ/EhjIO
サラトガ「………」ザブザブ


酒勾「………」ザブザブ


酒勾(どうしよう……この人、敵さんの空母だよね)


酒勾(凄く大きいし……何かしてきたら酒勾一人じゃ絶対勝てないよ…うう…)


酒勾(長門さん……何処に行ったのぉ…)


酒勾「?!」ガクンッ


酒勾(あ、あれ…タービンが…)ガタガタ


酒勾「うぁ…」バシャンッ


酒勾(し、沈んじゃう……た、助けて…長門さん………お姉ちゃん…)ブクブク






















サラトガ「ちょっと!? 大丈夫?!」ガシッ


酒勾「あ……」





4: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 02:58:45.77 ID:7oJ/EhjIO
ーーーー
ーー


サラトガ「タービンが壊れてるじゃない…」


酒勾「う、うん……ちょっと調子が悪くて」


サラトガ「仕方ないわね……乗りなさい」シャガミ


酒勾「?」


サラトガ「調子が良くなるまでおぶってあげるわ」


酒勾「ぴゃ?!」


サラトガ「ほら、早く」


酒勾「ぴゃ、ぴゃあ……」

5: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 03:00:21.79 ID:7oJ/EhjIO
ーーーー
ーー

サラトガ「ふぅ……中々、見つからないわね」


酒勾「………」


酒勾「あの…」


サラトガ「ん?」


酒勾「さっきは…助けてくれてありがとう」


サラトガ「ふふ、いいのよ別に」


酒勾「………あの、あたし重くない?」


サラトガ「大丈夫よ……やっぱりこうやって誰かを背負ってる方が落ち着くわ」


サラトガ「ところであなた、名前は?」


酒勾「さ、酒勾です」


サラトガ「サカワね。私はサラトガよ。シスター・サラって呼ばれていたわ」


酒勾「しすたー・皿?」


6: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 03:02:02.19 ID:7oJ/EhjIO
サラトガ「そう。妹であり神聖な聖職者よ(アメリカンジョーク)」


酒勾「…?」


サラトガ「………何でもないわ。ところでサカワ。あなたも妹でしょう」


酒勾「ぴゃ?! な、何で分かったの?」


サラトガ「ふふ、やっぱり。それは私がシスター・サラだからよ」


酒勾「ぴゃあ……シスター・皿って凄い…」


酒勾(ぴゃー…きっと沢山乗せられる凄い皿ってことなんだろうなぁ)


サラトガ「うふふ……」

7: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 03:03:24.14 ID:7oJ/EhjIO
サラトガ「ちなみに私も妹なのよ」


酒勾「ぴゃ?! お、お姉ちゃんかと思った…」


サラトガ「そう? ありがと」


酒勾「お姉ちゃん………お姉ちゃんかぁ…」


酒勾「………」


サラトガ「どうしたの?」


酒勾「あたし…お姉ちゃんと会ったこと無くて……先に死んじゃったんだぁ。……どんな人だったのかなぁって」


サラトガ「…………」


サラトガ「………きっと優しくて素敵なお姉ちゃんよ」


酒勾「うん…」


サラトガ「……きっとそうだわ」

8: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 03:05:51.91 ID:7oJ/EhjIO
酒勾「あ………あれは長門さんだ!」


サラトガ「あら…そうみたいね。じゃ、下ろすわよ」


酒勾「うん…」


酒勾「……あ、あの」


サラトガ「ん?」


酒勾「ま、また今度お話ししようね」


サラトガ「え?」


酒勾「あたし…最初はしすたーさらの事、怖かったけど……今はもっとお話がしたい!」


サラトガ「………」


酒勾「この最後の任務が終わったら遊びに行くからね! 約束だよぉ!」


サラトガ「……そうね。待ってるわ。サカワ」


酒勾「うん! バイバイ!」


サラトガ「………」


9: ◆6RCeoL0wf2 2015/11/30(月) 03:07:34.23 ID:7oJ/EhjIO
サラトガ「…………」


インディペンデンス「む! ………おい、シスター・サラ。何処に行っていたんだ」


サラトガ「………妹がいたら、あんな感じなのかしらね」


インディペンデンス「は?」


サラトガ「ほら、向こうにナガトがいるわよ」


インディペンデンス「む……確かにあれはナガトだ…」


サラトガ「案外、ナガトも優しい人みたいね」


インディペンデンス「話したのか?」


サラトガ「いえ……でもきっと優しい人よ。少なくとも優しい嘘を使うぐらいに」


インディペンデンス「??」


サラトガ「戦争なんてみんな嘘ばっか。……嫌になるわぁ」


サラトガ「……ごめんね。サカワ」





ーー完ーー