6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 18:52:38.30 ID:Cf2cGpzf0

男「何で俺の靴の中にミミズなんて入ってんだろ」パッパッパ

男「どう考えてもいじめだよなコレ……」

男「えー、俺何かやらかしたっけ……DQNグループと揉めたとかそんなの一回も無いし」

男「誰かに恨みを買うようなことしてないはずなのになー……」

男「これからずっと嫌がらせあるのかな……嘘だろ」

男「てかミミズって、わざわざ土掘り起こしたのか? 頑張り過ぎだろ」

男「はー……」

男「……なんで俺なんだろ」

幼馴染「そんなところでなにしてんの……?」

男「あ」

引用元: 幼馴染「そんなところでなにしてんの…?」男「」 

 

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9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:00:19.96 ID:Cf2cGpzf0

男「いや、別に。ちょっと、ミミズを……ほってた」

幼馴染「はあ? 意味不明なんだけど」

男「お、お前こそなんで校舎裏なんかにいるんだよ」

幼馴染「別に。アンタが校舎裏に行くとこ見えたから来ただけ。告白でもするのかと思って」

男「し、しねーし」

幼馴染「ふーん。ま、いいや。じゃあね」

男「お、おう」

男「……」

男「……なんか、気まずいなー……」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:08:39.83 ID:Cf2cGpzf0

男「昔はよく話したけど、最近話さなくなったよな」

男「高校入学してからだよな……なんでだろ」

男「……」

男「つーかこれからどうしよう。これ一回きりで終わるとかだったらいいんだけど……そんなことあるのかな……」

男「やべえ、動機が激しい。不安だ。やべえって、明日もあったらもう終わりだろ俺」

男「うわー……無理だろ。どうしよう、休んだらやばいよな……いや、休むか……」

男「頼りになる友人とかいねーし……やべえよ本当に」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:15:36.30 ID:Cf2cGpzf0

 翌日

 ワイワイ ガヤガヤ

男(なんもされてねー。大丈夫か。大丈夫だよな)

男(間違えたとかかな。俺じゃ無くて、違う奴にやるつもりだったとか。そんなのかな)

男(いやいやいや、無い無い無い。俺だよな絶対。うわ、待ってくれよ。本当に何でオレなんだよ)

 ヒソヒソ

男「……」

男(うわ、何か悪口言われてる気がする。違う、ありえないって。大丈夫だよな。大丈夫。落ち着けって俺)

男(別に俺じゃ無くても良いだろ。俺より狙うべき人間とかいるだろ。いるよな。そっち狙え――)

男(――って、なに考えてんだよ。いじめとかあっていい訳ねえだろ)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:27:59.47 ID:Cf2cGpzf0
 放課後

男「うわ……嘘だろ」

男(やべえやべえやべえ、画鋲だよ。え、なんで俺なの?)

男(画鋲って、踏んだらやばいだろ。血が出るだろ。ふざけんな。はあ? 何でオレ?)

男(ちょっと待ってくれよ……俺かよ……本当に俺かよ……俺狙いかよ)

 テクテクテク

幼馴染「あれ、まだいたんだ」

男「!? お、おお!」

幼馴染「……どうしたの?」

男「い、いや。その、別に? 帰るわ。じゃあな」スタスタスタ

幼馴染「? いや、靴持って何処行くの?」

男「ちょっと、忘れ物」スタスタスタ

幼馴染「答えになって無いんだけど……って、いっちゃった」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:36:10.97 ID:Cf2cGpzf0

男「なに靴持ってきてんだろ。バカか俺」

男「画鋲どうしよう。教室の後ろに張り付けとくか――」

 マジ――

男(うわ、誰か来た。クラスの誰かか? 会いたくねー)

男(……通り過ぎた……別のクラスか。よかった……)

男(って、だから俺友達出来ねえんだよ。なに一々ビビってんだよ)

男(うわー、もうダメだろ俺……こんな性格だからダメなんだよ……落ち着けって俺)

男(とっとと出よ)テクテクテク


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:42:45.87 ID:Cf2cGpzf0

「――みみず―――――――」

男「ん?」ピタ

男(今、ミミズって言ったよな。水か? いや、違う。ミミズだ)

男(隣のクラスから……ドア開けっぱじゃん)

男(ミミズって……うわ、やべえ。俺か? 絶対俺だよな。昨日のアレだよな。え、違うクラスの奴らがやったの?)

男(はあ? 交流ねえじゃん。はなさねーし、はあ? ふざけんな。なんで、なんでだよ)

男(聞き間違え……ないって、ミミズだよ絶対。やべえ、待ってくれよ……嘘だろ)

男(ちょ、ちょっと聞いてくか)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:48:01.79 ID:Cf2cGpzf0

DQN「画鋲入れたけど気付くかな。つーか気付かなかったらやばくね? 血がでるじゃん」

DQN2「気付くだろ。昨日ミミズ入れたんだぜ? 警戒するだろ普通」

DQN「成程な。そりゃそうだ」

DQN2「な? 楽しいだろこういうの。なんつーの? スリルを味わう的な?」

DQN「そうか? 全然楽しくねえんだけど」

DQN2「俺は楽しい。あ、俺Sだわ絶対。なに、お前Mなの?」

DQN「Sとかやば。お前マジで危ない人間だわ」

DQN2「次なにやってみる? アイツなんも反応してないっぽい。もっと何かやってみようぜ」

DQN「机の中にミミズ入れるか。俺ミミズほり得意だから」

DQN2「ぎゃはは、いいなそれ。やっぱお前MじゃなくてSだわ」


男「……」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 19:52:58.51 ID:Cf2cGpzf0

男(うわー)

男(うわー……おい……ちょっと、待ってくれよ……)

男(楽しいとか、ダメだろ。人としてダメだろ。はあ? 楽しいからやってるの? バカか)

男(マジでダメだろ。やっちゃダメだろ、ふざけんなよ)

男(何で俺なの? 違うクラスだから? 意味わかんね)

男(やべえ、心臓やべえ。吐きそう……嘘だろ。ちょっと、待ってよ……)

男(気付かれないように帰ろ……気付かれたらどうなんだろ。やべえよ本当に……)


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:09:27.99 ID:Cf2cGpzf0

 翌日

 ガヤガヤ

男「……」

男(はいってんのかな。ミミズあったらどうしよ……)チラ

DQN「つーわけでさー――」

男(うわ、見に来てる。入ってる、絶対ある。なにが楽しいんだよ)

DQN2「……」ニヤニヤ

男(どうしよう。反応とかどうする? あるのわかってない方が良かったよ畜生)

男(つーかこれからずっとある訳? 無理だよ、無理だって)

男(吐きそうだ。もう、なんでオレなんだよ)

男(……アイツ等が居なくなるまで何処かに行ってよう。いなくなったら、周りにバレ無いように回収しよ)


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:16:19.55 ID:Cf2cGpzf0

男(よし、いなくなったな。ミミズは……鞄のポケットに入れておくか)

男(本当に入ってんのかな……)ゴソゴソ

男(あ、なんかいる。ミミズかな……)

DQN3「……」ジロー

男(……え、俺を見てる……)

男(あ、まさか話したのか? 嫌がらせしてること話したのか? うわ、おい。なんなんだよ)

男(うわ、やべえ。反応示さなきゃやばいかも。え、どうしよう。無理無理無理、無理だって。出来ねえよ)

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:25:27.96 ID:Cf2cGpzf0

男(待ってくれよ……なに? これからこのクラスのDQN達からも嫌がらせとかされるの? ねーよな。いや、でも話してるっぽいし……)

男(ああああああああ、何でオレなんだよ。俺なにもやってねーだろ。ふざけんなよ)

男(気付いて無い振りをすれば……いけるかな。待って、もうやだ)

DQN3「……」ジロー

男(やべえ、もうやだ。もうやだ……なんでだよ……)

男(なんかあるだろ。理由とか、ねーの? 楽しいから? おい、無理じゃん。どうすんだよ)

男(あ、そうだ。幼馴染アイツ等DQN達と同じクラスじゃん。どうだろ、話したりするのかな)

男(それとなく話を……いやいや、無理か。無理だ。いじめとか、どうしようもねえだろ)

男(とにかく、気付いて無い振りしか出来ねえ……よな。それしかねえよ……)


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:35:32.38 ID:Cf2cGpzf0
 
 放課後

男(休み時間になるたびに見に来やがって……なにが楽しいんだよ。ふざけんなよ)

男(……うわ、靴濡れてるし。水かよ。どうしようもねえじゃん)

男(……あー、校門の所にDQN達いるし。マジかよ……)

男(なんかしてくるのかな……話しかけてくるかな……やだよ、頼むから勘弁してくれよ……)

幼馴染「……なにしてんの?」

男「おおお!?」

幼馴染「そんなにビックリしないでよ。傷つくじゃん」

男「お、おう」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:40:39.39 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「……あー、アイツ等が邪魔で帰れないとか?」

男「は? なにが?」

幼馴染「私もアイツ等嫌い。うるさいし」

男「い、いや、あの、なにが?」

幼馴染「違うとこから出てくしかないなコレは。男、向こうから出よ」

男「その……」

幼馴染「良いから、行こうよ」

男「……」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:46:28.94 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「……」テクテク

男「……」テクテク

男(うわー、靴濡れてるからなんか嫌だ。気持ち悪い)

男(つーか気まずい。やべえ、話す事思いつかねえ)

男(……)

幼馴染「……」

男「……」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:52:42.87 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「……」テクテク

男(……嫌がらせとか、幼馴染知ってんのかな……)

男(知ってたら、どうなるだろう。うわ、惨めだ。俺やべえよ)

男(やべえ、もうやべえとしか思えねえ。どうしよう。どうしようもねえけど、どうしよう)

男「……」

幼馴染「……じゃ、私ちょっと買い物あるから」

男「!? お、おう!」

幼馴染「……じゃあね」テクテクテク

男「じゃ、じゃあ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 20:56:41.38 ID:Cf2cGpzf0

男「……」

男(あー、向こうも気まずいとか思ってるのかな……)

男(思ってるよな……あ、いや、思って無いか。俺だけか。俺だけしか思って無いのか)

男(そうだよな、思ってたら誘わねえよな……)

男「……」

男「……明日、学校行きたくねーな……」トボトボ



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:03:14.69 ID:Cf2cGpzf0

 翌日
 
 ワイワイ ガヤガヤ

男「……」

男(机に落書きか……マジかー……落書きが来たか……)

男(あるかもとは思ったけど、まさかなー……えー、これ周りにも色々とばれるだろう)

男(チンコかきやがった。上手いなー、上手過ぎる。絵が上手いぞチクショウ)

男(早起きしてかいたのかなー……わざわざ早く来たのか……あー、もう笑いたい)

DQN「……」ニヤニヤ

男(もうやだ)


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:09:59.11 ID:Cf2cGpzf0

男(消すしかねえ、消すしかねえんだよ。そうだ、まず消そう)

男(どうしよう、いなくなってから、あれ? もしかしてクラス全員が知ってるとか? 嫌がらせに加担してんの?)

男(え、おい。やべえ、無理だろ。耐えられねえよ。ちょっと、待ってよ)

男(消そう。とにかく消そう。消しゴム)ゴソゴソ

男「……」ゴシゴシ

DQN「プッ」

DQN2「……」プルプル

男(あああああああ、もう、なんだよ。なんなんだよ)


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:15:57.18 ID:Cf2cGpzf0

 体育の授業

男「……」

先生「じゃあ前後でペア作って柔軟しろー」

男(……あ、やべえ。後ろ確か休みで……あれ? じゃあ、え、DQN3とじゃねえか俺)

DQN3「よろしくー」

男(うわ、ふざけんな)

DQN3「背中押してやるから先座れ」

男(絶対強く押してくる。もうなにしてくるかわかるよ)


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:22:00.00 ID:Cf2cGpzf0

DQN3「よっと」グググ

男「ッ」

男(痛い、痛い痛い痛い! 痛いよ! ふざけんな!)

DQN3「よいしょー」グググ!

男(止めろ、止めろって! 先生何とかしろよ……!)

男「いっ……」

DQN3「……」グググ!

男「……ッ!」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:26:52.40 ID:Cf2cGpzf0

 昼休み

男「……」モグモグ

男(弁当とかにも何かやってきたりするのかな……何時かやってくんのかな……)

男(……もしやってきたら、どうしよう。つーか色々限界だって俺)

男(夜眠れねえ……心臓の音がすげえよく聞こえる。これストレス感じてるとあるんだよな確か……)

男(マジで、コレずっとこれからあるの? 嘘だろ、無理だよ。本当に無理だよ。耐えられねえって)

男(やべえ、吐きそう。おえ、やべえ)

男(どうすればいいんだろ。先生に相談……無理だよ。解決する訳ねえだろ)


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:30:39.71 ID:Cf2cGpzf0

男(むこういじめって理解してんのか? 楽しんでるだけ?)

男(なに、なんだよ。どうすりゃあいいんだよ……)

DQN「よっと」ドスン

男「!?」

男(つ、机に座って来やがった。ちょ、はあ? オイ、なんだよ。どうすりゃいいんだよ)

DQN2「……」ニヤニヤ

男「……」

男(反応見て楽しんでるよ……オイ、なんなんだよ……)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:35:12.12 ID:Cf2cGpzf0

DQN「お前もそっち座れよ」

DQN2「おう」ドスン

男「……」

男(弁当、食ってる途中で来るとか……)

男(席立ったら負け……いやいや、負けって、なに? どうすれば……)

男(話しかけられねーよ、なんだよ、何でオレなんだよ)

DQN「……」ニヤニヤ

DQN2「……くっ」ニヤニヤ

男(……もうやだ)


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:39:55.15 ID:Cf2cGpzf0

 公園

男「……」

男(なさけねー、なさけねーよ俺)

男(いじめとか、そんなの何とかなるとか思ってた。本気出せば一発とか、なに考えてたんだろ)

男(なさけねーよ、なさけなさすぎる。何ともなんねーよ)

男(暴れたらどうなるんだろ。俺、クラスにいられなくなるよな。無理、出来る訳ねえ)

男(妄想の中なら、本当に、本当に、なんとでもなるのに)

男(現実だと、なにも出来ねーよ)

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:45:39.79 ID:Cf2cGpzf0

男(いじめとか、ダメだろ)

男(ダメなんだって。なにもならねーよ。得る物ってなんだよ)

男(なんもしてーよなー……俺、絶対、なにもしてない)

男(なにもやってねーよ。話したことねーじゃん)

男「……」

男(……俺、やべえよ。もう、やべえって)

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:49:17.88 ID:Cf2cGpzf0

男(……まだ一週間もいじめられてねーのに、もう限界だ)

男(こんなの毎日耐えなきゃいけないとか、無理だよ。無理だって)

男(見返してえけど、なにも出来ねえよ)

男「……」

男(毎日か……やべえ、休みたい)

男「……」

 テクテクテク

幼馴染「……」ジロー

男「……」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:53:24.15 ID:Cf2cGpzf0

男「……」

幼馴染「……」テクテク

男「……ん?」

幼馴染「こんなところでなにしてんの……?」

男「!? お、幼馴染!?」

幼馴染「何でそんなに驚くの?」

男「い、いや、な、なんでもない」

幼馴染「どう考えてもなにかあるでしょ」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 21:57:45.97 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「隣、座るわよ」ストン

男「……お、おう」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

男「……」

男(……なんだよ。何か喋ってくれよ)

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:02:51.95 ID:Cf2cGpzf0

男「……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……あんたさー」

男「……な、なに」

幼馴染「最近よそよそしくない?」

男「べ、別に、そんなこと無いだろ」

幼馴染「ふーん」

男「……」

幼馴染「……」

男「……」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:05:55.53 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「……」

男(よそよそしいって、なんだよ。別に、そんなつもりねえよ)

男(ねえよ、馬鹿。ねえんだって)

男「……」

男(うわ、やべえ。泣きたい。何でだろ。やべえ、泣く)

男「……」

幼馴染「……」ジロー

男「……」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:10:08.04 ID:Cf2cGpzf0

男(なんだろう。幼馴染変わったのかな。いや、なに変わったんだ?)

男(いや、ちげえ。俺だよ、俺が変わったんだよ)

男(本当に、なにやってんだろ。やべ、なに考えてたのかわかんなくなった)

男「……」ジワ

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「ねえ、もしかして泣いてる?」

男「!?」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:13:29.95 ID:Cf2cGpzf0

男「ち、違う。泣いてない、泣いてない!」グス

幼馴染「いや、泣いてるでしょ」

男「……違うんだって……」

幼馴染「ねえ、泣いてるでしょ」

男「……」

幼馴染「……」

男「……泣いて、ねーよ」

幼馴染「……」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:18:52.04 ID:Cf2cGpzf0

男「……」

幼馴染「あのさー、何かあったんでしょ?」

男「……」

幼馴染「……いや、黙って無いで反応してよ」

男「……無い」

幼馴染「あるでしょ」

男「無い」

幼馴染「あるんでしょ?」

男「無いよ」

幼馴染「その顔でそれは無い。認めなよ」

男「……」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:22:04.18 ID:Cf2cGpzf0

男(なんだよ、しつこいよ。やめてくれよ……)

男(気持ちわりぃ……吐きそうだ……どうして俺なんだよ……)

幼馴染「あのさー、私って、アレ?」

男「……?」

幼馴染「邪魔? いない方が良い?」

男「……な、にが?」

幼馴染「いや、今いない方が良い? 一人になりたい?」

男「……」

男「……そうじゃ、無いけど」

幼馴染「じゃあいるね」

男「……」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:27:08.05 ID:Cf2cGpzf0


幼馴染「……」

男(なんだよ、どうすんだよ。もう、訳わかんねえよ……)

幼馴染「……下駄箱とかさー、何かやられてる?」

男「!?」

幼馴染「あーごめん。ストレートに言う。いじめられてる?」

男「……」

男(うわ、オイ、知ってんのかよ。知ってるか、そうだよな、知っててもおかしくないよな)

男(同じクラスだもんな。話してんのかな。それ聞けばわかるよな。わかっちゃうよな)


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:30:35.80 ID:Cf2cGpzf0

男(やべえ、泣く。なんだろう、もう駄目だ。限界だ。俺我慢強くねーや)

男「……」ジワ

幼馴染「……」

男「ぐっ……そ……」

幼馴染「……」

男「……ぐすっ……な、なに泣いてんだろ……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:33:52.98 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「……はー……」

男「……ひっく……くっそ……」

幼馴染「……さて、男」

男「……ぐっそ……チクショウ……な、なんだよ……」

幼馴染「アンタの部屋、綺麗?」

男「……はあ?」

幼馴染「汚いのね。じゃあ私の部屋でいいや。行くわよ」

男「……はあ?」

幼馴染「ほら、立つ。立たんか」グイ

男「お、おい」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:38:12.43 ID:Cf2cGpzf0

 幼馴染の部屋

幼馴染「ほれ、ジュース」トン

男「……」

猫「にゃーお」スリスリ

幼馴染「わあ、猫が男に寄り添ってる。よかったわね、忘れられてなくて」

男「……懐かしい」ナデナデ

幼馴染「でしょうね」

猫「にゃーお」ゴロゴロ

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:43:16.28 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「さて、さあ話しなさい」

男「……は?」

幼馴染「いや、もうさ、全部話しちゃいなよ。いじめとか、いじめとか、嫌がらせとか」

男「……」

幼馴染「もうさ、わかってるから。クラスでも色々と噂になってるからさ」

男「……」

幼馴染「ごめん、聞くまでも無いか。私もわかってるからね色々と」

男「……」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:46:40.81 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

男「……お、俺……」

幼馴染「ん?」

男「……俺……訳がわからねーよ……」

幼馴染「……」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:50:30.45 ID:Cf2cGpzf0

男「……突然だよ。本当にさ、なんでだろう。なんで俺なんだろう」

男「俺、別にさ、なにも、してねーよ? 話したことないし、つーか、なにもしてないから」

男「なにもしてないんだって……絶対になにもしてないんだって。俺、なにもやってないんだよ」

男「なのにさ、いきなりだよ。なんなの? ミミズとかさ、入れられたりしてさ、本当に何で?」

男「訳わかんないんだよ。本当にさ、訳が分からないんだよ……」

男「どうしようも……ないじゃん」

男「どうしようもさ……もうさ……どうすりゃいいんだよ……」

幼馴染「……」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:54:04.52 ID:Cf2cGpzf0

男「なんもやってねえんだよ! 俺は、本当になにもやってねえんだよ!」

幼馴染「……」

男「わけわかんねーよ! こっちだって、色々考えたよ! 俺に理由があるのなら、そりゃ何とかするさ!」

男「けどちげーんだもん、ただ楽しんでるだけなんだぜ!? なんだよそれ、いくらなんでも理不尽過ぎるだろ……!」

男「こんな事、ありえねーだろ……」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

男「……もう、無理だ俺」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 22:56:56.17 ID:Cf2cGpzf0

男「悪い、ごめん。もう、無理。弱いな。俺弱いな。どうしようもねえカスだ」

幼馴染「……」

男「まださ、一週間も経ってねえんだぜ? 経ってねえのに、もう学校行きたくねえんだもん」

男「普通はどれくらい耐えてから休めばいいんだろうな。1ヵ月位か? 2か月? 無理無理無理、絶対無理」

男「絶対……無理」

男「無理……なんだよ……ッ」グス

男「……わかってる、耐えるとかじゃねえよ。耐える必要とか普通ねえもんな。嫌なら嫌だと言え、だよな」

男「抵抗しろよ、だよな。そうだよ、そうしなきゃ終わんねえもん」

男「けど、無理だ……無理だって……」

幼馴染「……」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:02:37.16 ID:Cf2cGpzf0

男「飽きるまで耐えるの? いつ飽きるの? わかんねーじゃん。明日飽きてくれる? ねーよ」

男「休み挟めば無くなる? 無い無い無い、絶対仕掛けてくる」

男「もうさ、俺、休みてーよ。明日から学校行きたくねーよ」

男「そりゃな? 俺、今までも一人だよ。友達とか、いねーし」

男「一人ぼっちさ。別に、何とかなるもんだよ意外と。慣れとかじゃねーけど、何とかなってるもん」

男「けど、ほら、いざこういう現状になってみたらさ、俺、どうしようもねーじゃん。友達に相談とか、出来ねーじゃん」

男「友達が居れば何とかなったのか、なんて俺、夜考えてるもん。けど、答えが出ねーよ」

男「俺、中学まで友達いたんだけどさ、今いねーよ。なんでだろ、わけわかんね」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:06:53.13 ID:Cf2cGpzf0

男「今の俺を中学の友達とかに見られたら、もう終わりだよ」

男「耐えられねーもん。な? 弱いだろ俺って」

幼馴染「……」

男「悪い、本当にさ、もう、色々とごめん。何もかも嫌になってる。どうでもいいと思ってる」

男「どうでもいいならDQNをぶん殴れとか言わないでよ? 無理だから、絶対出来っこないから」

男「俺さ……俺……」

男「……すげえ……弱いな……」グス

男「……涙しか……出て……こねぇ……っ」

幼馴染「……」


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:12:03.38 ID:Cf2cGpzf0


男「自分の弱さとかさ、わかったからさ」

男「なんとか、なんないもんかね……っ」グス

男「自分の事、よくわかったからさ……もう、いいだろ……」

幼馴染「……」

男「本当にさ……何で、俺なんだろうなぁ……」

幼馴染「……」

猫「にゃーお?」スリスリ

男「……かわいいな……猫ちゃんよぉ……」

幼馴染「でしょ? この猫さ、男と私で拾って来たんだけど、覚えてる?」

男「……あ、あたり前……だろ……」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:16:02.30 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「そっか。よかった」

男「……」グス

幼馴染「……」

幼馴染「男」

男「……あ?」

幼馴染「明日、学校休みなよ」

男「……は?」

幼馴染「うん、休め。休みなさい。これ命令ね」

男「な、なに言ってんだよ」

幼馴染「明日金曜日だから、うん。男にとっては三連休だ。よし、明日私が学校から帰ってきたらカラオケ行こう」

男「は、はあ?」

幼馴染「カラオケから帰ってきたら、よし。買い物だ。ショッピングね」

男「な」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:21:01.28 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「はいはい、文句は言わない。さーて、他になにしようかな」

男「お、お前……」

幼馴染「あ、もうご飯の時間だ。お母さんに男の大好物、ハンバーグ作って貰うように頼んであったんだ」

男「おい」

幼馴染「さーて、お腹も空いたことだし、夕飯にしようか。さ、立った立った」グイ

男「お、おい!」

幼馴染「はいはい、お腹空いてないのね? それでも食う。男でしょ?」グイグイ

男「ちょ、ちょっと待てって……!」

幼馴染「あのさ」

男「……な、なんだよ」


119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:24:44.65 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「嫌な事、何もかもぜーんぶ吐いちゃったんだから、もう終わり」

男「……は?」

幼馴染「よく耐えた。うん、頑張ったね」

男「……は?」

幼馴染「うん、いいんだよ。もうさ、耐えなくていいの」

男「……」

幼馴染「良いんだって。もう、甘えちゃえ! 色んな人に甘えちゃえ!」

男「……」

幼馴染「大丈夫、皆男に同情してくれるから。男は、耐える必要とか無いから。自分だけで解決しようとしなくていいから」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:29:01.48 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「て言うか、男にとって、私って友達じゃないの? それ酷くない?」

男「……」

幼馴染「いやー、悲しいね。私、すっごく悲しい。泣きたいよ」

男「……」

幼馴染「うん、ごめん。私も色々と謝る事がある」

男「……?」

幼馴染「私さ、男に嫌われてるのかと思ってた。何時からだと思う? それはね、高校に入ってっから」

幼馴染「なんか露骨に避けてる気がするんだもん。話しかけても、一言で終わっちゃったりするし。ねえ、普通そう思うでしょ?」

男「……」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:33:26.57 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「本当はさ、お昼とか、男と一緒に食べたかった。けど、男に避けられてるからなんか言いだせなくてさ、いやー、本当、私ってダメね」

男「……は?」

幼馴染「男が一人ぼっちだってのも知ってた。なんてったって、ずっと見てたから。そりゃわかるさ」

男「……」

幼馴染「あのね、私、男の事好きなんだよね」

男「――」

幼馴染「はいはい、なにも言わないで。いいから聞け。黙ってて」

男「……」

幼馴染「そう、今日は暴露大会だ。いいね、よし、男! 今日は泊ってって!」

男「――」

幼馴染「はい、なにも言うなよ? 黙っててね?」

男「……」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:38:37.55 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「あーいいね。こういうの、爽快だわ。何でも話せるっていいよね」

男「……」

幼馴染「いいんだよ。いいんだって。男、よく頑張った。私だったら初日で自殺してる」

男「……ねーだろ」

幼馴染「あるあるある、女のいじめって、アレよ? もう最低よ? 私はやんないけどさ、きっと壮絶よ?」

男「……見たことあるのかよ」

幼馴染「さあ、想像だから知らない」

男「……」

幼馴染「あ、やっぱ明日学校行く?」

男「……はあ?」


133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:42:32.56 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「もうさ、話聞いててイライラしてきた。男にも、アイツ等にも」

男「お前、さっきは甘えろとか言って――」

幼馴染「それはそれ、コレはこれ。ダメだよやっぱ。よっしゃ、殴るか」

男「はあ!?」

幼馴染「一発顔面にぶち込んでやれ! 大丈夫、アイツ等別に筋肉ついてるとか無いし。がりっがりよ? 調子こいてるだけだから」

男「む、無理ってさっき散々――」

幼馴染「分かった。なら私が殴る。女の私がアイツ等の顔面ぶん殴る」

男「ば、ばかじゃねえの!?」

幼馴染「どう? 男が女に顔面ぶん殴るのって。最高じゃ無い?」

男「お、お前どうしたんだよ」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:45:36.52 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「私さあ、今テンパってるの」

男「は?」

幼馴染「え、なに? 聞いて無かった? 私の一世一代の告白。そりゃ勘弁だわ」

男「いや、きいたけど……」

幼馴染「ほら、それより男。すっきりした?」

男「……は?」

幼馴染「こんなに話したの、久しぶりでしょ? どうよ、私の包容力」

男「……」

幼馴染「無言になるかそこで」


141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:48:17.95 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「女神様である私に掛れば、男の悩みなんてちっぽけなものよ」

男「……訳わかんねーよ」

幼馴染「んー! やっぱいいわね。男と話すのは。何でも話せる」

男「……」

幼馴染「え、勘弁してよその沈黙。それは流石に私傷つく」

男「ご、ごめん」

幼馴染「本当にさあ、わかってる? すっごい久しぶりに話してるのよ? これ、凄い事なのよ?」

男「そ、そう……か?」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:52:47.18 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「じゃあさ、明日からお昼は何処で食べる?」

男「え」

幼馴染「そうね、私のクラスで食べましょう。友達にちやほやされたいから」

男「は」

幼馴染「私も遂に大人の女として一歩踏み出す……ふふふ、散々馬鹿にしてくれた友達を見返さなければ」

男「おい」

幼馴染「大丈夫だって。私の友達、アンタの味方だから。アイツ等がなにか言いがかり付けてきたら私達で追い払うわよ」

男「……」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/10(土) 23:55:37.57 ID:Cf2cGpzf0

幼馴染「女って怖いわよ? 敵にまわしちゃいけないから。絶対よ?」

男「お、おお」

幼馴染「それに今、アイツ等の弱みを握る計画立ててるのよ。アイツ等学校外でも散々迷惑かけてるっぽいからさ。アイツ等、学校から追い出してやろうとしてるの」

男「え」

幼馴染「はっはっは、生き証人である男がいればこっちの勝ちでしょ。停学は余裕ね。退学は……うーん、もっと色々と集めなきゃいけないか」

男「おい」

幼馴染「だって、アイツ等邪魔じゃん」

男(こ、こわい)


151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:09:01.77 ID:4VuUaUuq0

幼馴染「アイツ等、別に有能とかじゃないし。頭良い訳でも、運動だって正直アイツ等人並みよ?」

男「……」

幼馴染「ぶっちゃけ、アイツ等以外の人間、全員アイツ等の事嫌いだからね?」

男「え」

幼馴染「普通でしょそれが。嫌われる者は、とことん嫌われるのよ」

男「……」

幼馴染「でも仕返しが怖いとか思うでしょ? 大丈夫、最悪アイツ等の目玉潰すから」

男「おい」

幼馴染「大丈夫、絶対に事故に見せかけるから。余裕、いざとなればやれる筈だから私」

男(お前がやるのかよ!)


155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:13:29.92 ID:4VuUaUuq0

幼馴染「て言うかさ、それが当然じゃ無い? いや、目玉を潰すのが当然って訳じゃなくてね?」

男「……」

幼馴染「私の恋人相手に堂々と嫌がらせするとか、ありえないでしょ。いやー、私を舐めてるね」

男「おい」

幼馴染「大丈夫。私に任せて。すぐ友達も出来るから。アイツ等がいなくなれば余裕でしょ」

男「おい」

幼馴染「邪魔ものを消した英雄として男の名が未来永劫語られるのよ? すぐ友達出来るから」

男「おい!」

幼馴染「……なに?」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:16:13.49 ID:4VuUaUuq0

男「いつ、こ、恋人になってんだ俺は」

幼馴染「え?」

男「え?」

幼馴染「うそ……なの?」

男「は、はい?」

幼馴染「ご、ごめん。流れ的にもうそんな感じかと……」

男「え、お前。ええ?」

幼馴染「ダメなの?」

男「……いや、ダメ……ダメ、じゃ……ない? かな?」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:22:15.26 ID:4VuUaUuq0

幼馴染「じゃあ改めて。はい」

男「……はい?」

幼馴染「いや、はいじゃないが」

男「え?」

幼馴染「だから、改めて告白的ななにかを下さい」

男「ええ!?」

幼馴染「はやく」

男「いや、ちょっと……え?」

幼馴染「はやく」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:23:48.63 ID:4VuUaUuq0

男「えっと……」

幼馴染「……」

男「……あれ? でも、告白したの俺じゃ無くね?」

幼馴染「良いから早く」

男「うわ……いや……えっと」

幼馴染「うじうじしない!」

男「……つ、付き合ってくだ……さ……い?」

幼馴染「疑問形にしない!」

男「つ、付き合って下さい」

幼馴染「もっと強く!」

男「ええ!?」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:24:53.47 ID:4VuUaUuq0

男「つ、付き合って下さい!」

幼馴染「口調を変えて強く!」

男「口調を変えて!?」

幼馴染「こう……強引な感じで!」

男「強引って……なんだよそれ」

幼馴染「ドSが言いそうな感じで!」

男「わけわかんねーよ!」

幼馴染「いいから言え!」

男「お、俺と付き合え!? 付き合え!」

幼馴染「やっぱ、普通で」

男「ええ!?」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:25:55.06 ID:4VuUaUuq0

幼馴染「ほら、早く。女の子を待たせるものじゃないのよ?」

男「いや、言ったじゃん」

幼馴染「ダメ! もう一回!」

男「……いや、ちょっと……恥ずかしい」

幼馴染「いいから、もう一回」

男「……あの……」

幼馴染「……」



男「……俺と付き合って下さい」

幼馴染「……うん」


170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:26:46.14 ID:4VuUaUuq0

男「……」

幼馴染「……」ドキドキ

男(うわ、え、なに? マジで付き合うのかなコレ。やべえ、流されたよ俺)

男(いや、いいけど……え、いいのか俺。いや、待って。え? マジで付き合うの? いや、ちょっと……え?)

幼馴染「……じゃ、じゃあ。これからの予定を立てるわよ」

男(うわ、待ってくれ。ダメだろ、こんな流された的なのはダメだろ。失礼過ぎだろ俺)

幼馴染「取り合えず、男はこれからも嫌がらせされ続けてね」

男「え」

幼馴染「それを見事に私や、私の友人が写真で収めるから。これからどんどん酷くなっていくだろうけど、まあ我慢で」

男「え」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 00:27:27.24 ID:4VuUaUuq0

幼馴染「決定的なのを撮りたいから。例えば……殴られたり?」

男「え」

幼馴染「ほら、嫌がらせでなにか入れられたりするだろうけど、それじゃあ弱いかなーって思って」

男「いや、え」

幼馴染「大丈夫。私が陰ながら見守ってるから」

男「え」

幼馴染「さて、ご飯食べよっか。ハンバーグだから喜べよ男!」

男「……」


幼馴染「あ、これからよろしくね? 男!」

男「……えー」


 END