1 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:23:33 ID:jM3BA/fw
ゲンドウ「冬月」

冬月「何だ碇。」

ゲンドウ「使徒が来なくなってから、平和続きで退屈だ」

冬月「そうだな。丁度何かないかと、考えていたところだ。」

青葉「失礼します!」

ウイーン

ゲンドウ「どうした」

青葉「我々ネルフオペレーターは、賃金の引き下げに断固反対します!!」 


 

2 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:24:27 ID:jM3BA/fw
日向「お願いします!」

マヤ「こんな金額では、生活が苦しすぎます!」

冬月「だがな、君たち。ネルフは今、財政的にも苦しいのだ。分かってくれ。」

青葉「こんなのあんまりですよ!どこのアルバイトですか!」

日向「我々は、命をかけて業務にあたっているんですよ!」

ゲンドウ「金は無い。帰れ。」 


3 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:25:20 ID:jM3BA/fw
冬月「使徒が来ないと、ゼーレから予算が下りんのだよ。頼む、今月はそれで我慢してくれ。」

日向「しかしですね、我々の生活のことも」

ゲンドウ「そんなに金が欲しければ、自らの手で何とかしろ。」

冬月「碇、公務員の副業は認められておらんぞ。」

ゲンドウ「かまわん。私が許可する」

マヤ「しかし!!」

ゲンドウ「それ以上続けると、降格も考えることになる。下がりたまえ!」 

4 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:26:16 ID:jM3BA/fw
プシューー

マヤ「…っ」

日向「諦めるしかないのか…」

青葉「ちくしょう!!」

マヤ「あんまりです!」

日向「こうなったら、僕らで何か始めるか…」

青葉「何かって何だよ。」

日向「それは…」

日向「これから考えるとしよう。」 

5 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:30:02 ID:jM3BA/fw
アスカ「あ~あ、つまんな~い。使徒もアレ以降ぱったり来なくなったし…。バカシンジ、何とかしなさいよ!」

シンジ「そんな!無茶だよアスカ!」

ピリリリリリリ

レイ「…もしもし。はい、そうですか。わかりました」

ピ

シンジ「誰?」

レイ「碇司令から、給与の件に関しての通達」

シンジ「えっ、僕たちに給料ってでてたの!?」

アスカ「アンタバカぁ!?命がけで戦ってんだから、給料ぐらい出て当然じゃないの!」

レイ「ネルフ職員の給与、今月から全員減額だそうよ」

アスカ「え~~っ!?嘘、そんなの無いわよ!!」

レイ「足りない場合は、副業を許可するそうよ」

シンジ「何考えてるんだよ父さん…」 

6 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:32:10 ID:jM3BA/fw
アスカ「ちょっとバカシンジ!あんたの親父でしょ!責任取りなさいよ!」

シンジ「無茶だよ!」

レイ「あと、碇司令は反対するなら更迭も辞さない考えのようよ 」

アスカ「ありえなーい!」 

7 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:35:01 ID:jM3BA/fw
ミサト「うそぉ!」

リツコ「ホントよ。今月から減給。不況だからしょうがないわね。」

ミサト「アンタは何も不平とか感じないわけ!?」

リツコ「そりゃ感じるわよ。でも、反対すると更迭か降格よ」

ミサト「マジ!?」

リツコ「マジよ。あと、足りない場合の副業が許可されたわ。」

ミサト「そういう問題じゃないわよ…。」

リツコ「我慢しなさい、ネルフだって金銭的に楽じゃないのよ。」 

8 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:36:44 ID:jM3BA/fw
冬月「いいのか、碇。職員たちの不満は募る一方だぞ。」

ゲンドウ「そうは言っても、金がないのだ。倹約してもらうしかあるまい。」

冬月「碇、お前の給料はどうなんだ。」

ゲンドウ「無論、減額は無しだ。私は司令だからな」ニヤ

冬月「はぁ…」 

9 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:51:03 ID:jM3BA/fw
日向「とりあえずさ、少しでも倹約するために、僕たちみんなで同じ場所に住むんだ。」

青葉「マジか!?…まあ、でも、いいんじゃない?電気代とか家賃とか、3人で分散されるしさ。」

マヤ「…仕方ないですよね。」

日向「で、ネルフの職員寮の部屋を、もう借りてあるんだ。」

青葉「はえーな。お前、たまに行動力あるよな。」

マヤ「でも、自分のプライバシーは守りたいですよね…。」

日向「もちろん、一人一部屋はあるよ。飯とかを、共通のリビングでやるんだ。つまり、3人だけの、ミニシェアハウスってわけだよ。」 

10 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:52:54 ID:jM3BA/fw
青葉「ここが新しい家か。」

日向「いいところだろ?部屋は、適当に選んで。」

マヤ「きれいな部屋ですね~。じゃあ、私この部屋にします。」

青葉「じゃ、俺この部屋で。」

青葉(しかし、今夜からオ●ニーができなくなるな…)

日向「じゃあ、僕は残った部屋のここだね。」 

11 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:54:40 ID:jM3BA/fw
こうして、3人の共同生活が始まった。

…が。


物事何もかもうまくいくということは無く… 

12 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:55:13 ID:jM3BA/fw
マヤ「キャーーーーーーーー!!」

日向「どうした!?」

マヤ「なんでリビングにパンツが落ちてるんですか!?」

青葉「悪い悪い、俺のパンツだ、それ。」

マヤ「不潔です!」

日向「普段の生活がいかにだらしなかったかが、よくわかるな…。」 

13 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 12:57:37 ID:jM3BA/fw
青葉「飯、できたよ~。」

マヤ「キャーーーーーーーーーーーー!!!!!!何ですかこれ!?」

青葉「これ?パンツに生えてたキノコの雑草和えと、木の皮のてんぷら、それからこれはカナブンの刺身。」

日向「うわぁ…」

マヤ「信じられない!見たくありません!」

青葉「そんなこと言うなよ。結構うまいんだぜ。」サクサクモグモグ

青葉「うめー!!!」

日向「」

マヤ「」 


14 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:10:10 ID:jM3BA/fw
~~翌日~~


リツコ「おはよう、マヤ。元気ないわね、どうしたの?」

マヤ「先輩。実は昨日…」

リツコ「あら、栄養価の高い、いい食事ね。やるじゃない、青葉君。」

マヤ(うわぁ…) 

15 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:13:36 ID:jM3BA/fw
日向(カナブンの刺身とかどういう神経してんだよあいつ。)

日向(節約のためとはいえ、あいつの料理はキツいな…)

青葉「どうしたんだよ、気難しい顔して。」

日向「あ、いやちょっとね。」

青葉「ほれ、弁当。節約しなきゃだから、作ってきた。」

日向「あ…、ありがと…」ハハハ… 

16 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:14:36 ID:jM3BA/fw
青葉「ほい」

アスカ「な、何なの、これ。」

青葉「弁当。余ったからね。おっ、君にも。ホレ。」

レイ「…お弁当?」

青葉「昼飯にでも食ってくれ。じゃあな。」

アスカ「…何で青葉さんが弁当なんかくれるのよ…」

レイ「…珍しいわね」 


18 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:19:37 ID:jM3BA/fw
アスカ「うわっ、何よこれ!なんか虫の足みたいなのが!キャァァァァ!!!」

レイ「…これは何?」

レイ「先にふさふさしたものが付いている」

アスカ「それ!ネコジャラシよ!何て神経してんのあの人!!」 

19 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:21:09 ID:jM3BA/fw
青葉「よっ、シンジ君。」

シンジ「ああ、青なんとかさん。」

青葉「弁当あげるよ。」

シンジ「あ、ありがとうございます。」

シンジ「あの人が話しかけてくるなんて珍しいな…。」

カパッ

シンジ「うわ」 

20 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:25:41 ID:jM3BA/fw
アスカ「バカシンジももらったの?その弁当。」

シンジ「アスカも…綾波も!?」

アスカ「私たちを殺す気かしら!?」

レイ「たぶん、殺意はないと思う」

アスカ「じゃあ何だって言うのよ!こんなゲテモノ弁当、食べられるわけ無いじゃない!」

レイ「そうかしら」ガツガツムシャムシャ

シンジ「綾波…」 

21 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:26:44 ID:jM3BA/fw
青葉「失礼します。」

ウイーン

ゲンドウ「君か。給料は上げんと言っただろう」

青葉「いえ、今日はお弁当を届けに。」

冬月「ほう、弁当かね。碇、今日はそれを食べるとするか。」

ゲンドウ「そうだな」 

22 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:28:10 ID:jM3BA/fw
カパッ

ゲンドウ「うわ」

冬月「においが強烈だな」

ゲンドウ「ああ」

冬月「それだけじゃない。食材も極めてゲテモノだ。これは恐らくカナブンだろう。」

ゲンドウ「…冬月」

冬月「味もひどい。これはサードインパクトより前に人類が滅ぶレベルの味だ。」

ゲンドウ「…冬月」

冬月「何だ」

ゲンドウ「コードGEROを発動する。」

冬月「まさか!」

ゲンドウ「もう吐きそうだ」 

23 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:48:01 ID:jM3BA/fw
冬月「まずい!誰か!洗面器だ、洗面器を用意しろ!」

黒服「こちらです!」

ゲンドウ「たすか…った…」ゲロゲロゲロゲロオエーーーーーー

冬月「大丈夫か碇!」

ゲンドウ「あ゙あ゙」オエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

冬月「青葉め、いったい何をしたいんだ…」

冬月「まさか!給料の件に対する腹いせか!?」 

24 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:51:25 ID:jM3BA/fw
青葉「いいえ、そのような事実はありません。」

黒服「ウソをつくな!じゃあなんであんな弁当を司令に食わせた!?」

青葉「あんな!?めっそうもない!」

黒服「なんだと!?ならお前、この俺の前で、その弁当を食ってみろ!」

青葉「はい」ガツガツガツガツモリモリムシャムシャ

黒服「うわぁ…」

冬月「もうよい、君に悪意が無かったことは認めよう。」

青葉「ありがとうございます!!」 

25 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/04/29(月) 13:55:02 ID:jM3BA/fw
冬月「しかし…それを食べて碇が入院したのも事実だ。責任はとってもらうぞ。」

青葉「ひゃあ」

冬月「きみは二尉から三尉に降格とする。」

青葉「そ、それだけは!!せめて、給料減額とか!」

冬月「そうしたら、また君は『倹約』と言ってあの弁当を作るだろう。」

青葉「そんなことは!」

冬月「無いとは言い切れないだろう。」

青葉「うう…」 


27 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:37:54 ID:G6FnI246
青葉「はあ」トボトボ

日向「それだよ!!!」

青葉「うわびっくりした!それって何だよ。」

日向「上司には敬語を使いたまえ、青葉三尉」

青葉「な…、くそ…!」

日向「まあ、いい。それとは、君の弁当のことだ。」

青葉「あっそ」

日向「聞けよ」

青葉「誰が!」 

28 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:41:38 ID:G6FnI246
日向「命令だよ」

青葉「く、くそぉ~~~!!!」

日向「君のお弁当だけを、ネルフの食堂で売ってもらうんだよ!」

青葉「ふーん」

日向「いかにもうまそうなパッケージで!」

日向「そうすると、司令たちは、その弁当だけを食うことになる!」

日向「そこで、食堂のおばちゃんが、こう言うんだ!!」

日向「『あたしの給料をあげてくれなきゃ、これしかだせないよ』」

日向「碇司令は困る!こうして、給料がうpするわけだ!」 

29 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:44:35 ID:G6FnI246
~~後日、食堂にて~~

ゲンドウ「私の好きだった2段アダム弁当が発売中止…」

冬月「ほう、全品廃止して、新商品の弁当がでたのか。」

ゲンドウ「『ブルーリーフ弁当』か。」

冬月「どうする碇。」

ゲンドウ「やむを得ん。おばちゃん、これをくれ」

おばちゃん「はいよ。」

冬月「碇と同じのを頼む。」

おばちゃん「はいはい。」 

30 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:46:55 ID:G6FnI246
ゲンドウ「うまそうだ。何よりレイのフィギュア付きというのが気に入った」ニヤァ

冬月(ロリコン野郎め)

カパッ

ゲンドウ「…冬月」

冬月「何だね」

ゲンドウ「これは、例の弁当ではないか」

冬月「…恐らくな」

ゲンドウ「…お前はこれを食うのか」

冬月「やむをえまい。」

ゲンドウ「では私も食う。」 

31 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:49:40 ID:G6FnI246
ゲンドウ「オオオオオエエエエエエエエエエエーーーーーーー」

冬月「大丈夫か、碇!」

冬月「おい、おばちゃん!何故こんなものを売った!?」

おばちゃん「あたしの給料をあげてくれなきゃ、これしかだせないよ」

冬月「はて…、おばちゃんは減給の対象外だった気がするな」

おばちゃん「そんなわけあるかい!?冗談じゃないよ、まったく。」

冬月「…そうか」 

32 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:52:36 ID:G6FnI246
冬月「碇。やはり今回の賃下げは、法外過ぎたかもしれんな。」

ゲンドウ「勃起していない状態」

冬月「…は?」

ゲンドウ「チン下げ、ってな」ニヤリ

冬月「やはり今回の賃下げは、法外過ぎたかもしれんな。」

ゲンドウ「ああ。無視が一番きつい。」

冬月「すまないな」

ゲンドウ「…しかし、おばちゃんがそう言っているのなら、やむを得ん」

冬月「というと」

ゲンドウ「給与の減額は、撤回する」 

33 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 18:55:36 ID:G6FnI246
日向「万歳!!」

マヤ「やった!」

青葉「…俺の弁当そんなに不味いのか。」

マヤ「不味いなんてもんじゃありませんよ、あれは。不潔です、フ・ケ・ツ。」

青葉「そうかな」

日向「それにしても、おばちゃんの影響力スゲーな…。」

青葉「そーだね。」 


34 :名無し ◆tUk3gNgKgc:2013/05/01(水) 19:00:53 ID:G6FnI246
青葉「使徒とか倒せそう。」

日向「ああ、そうだね!なんか、エヴァなしでも勝てそうだな!」

マヤ「それは無理ですよ。使徒にはA.T.フィールドがありますから。」

青葉「この前おばちゃんがA.T.フィールド展開してるの見たぜ。」

マヤ「嘘つき…」

日向「あっはっは、まあ、給料上がったし、一件落着…かな。」

青葉「あっ、一件落着じゃない!!俺の階級!!三尉のままだ!」

日向「じゃあ、アンパン買ってきて。」

マヤ「私、メロンパン。」

青葉「ちょ、おま!なんで俺が!」

日向「命令だよ。」

青葉「くっそおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

                              【完】