1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 02:53:23 ID:wOPGJMbA
アルミン(どうして僕だけが生き残ったんだ……)

アルミン(ミカサにどんな顔をして会えばいいんだ……)

アルミン(こんなことなら……あのとき一緒に死んどくんだった……)



アルミン(……いや!)

アルミン(エレンのおかげで生き長らえたこの命)

アルミン(こうしてウダウダ落ち込んで諦めるってことはつまり、)

アルミン(エレンの死を無駄にするのと同じことじゃないのか!?)

アルミン(そうだ、僕は一度死んだ身だ! もう死を恐れる必要なんてないんじゃないか!)

アルミン「こうなったらやってやる! エレンの分まで生き残ってやるぞ!」

アルミン「畜生巨人どもめ、駆逐してやる!!」 


BRAVE-ACT 1/8 進撃の巨人 アルミン・アルレルト
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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 02:55:02 ID:wOPGJMbA
ジャン「やっと撤退命令が出たってのに、ガス切れで壁を登れねえ……」

ジャン「そんで死ぬんだろうな全員……」

コニー「だったら! イチかバチか、そこに群がる巨人をやるしかねえだろッ!」

アルミン「その通りだよ! やるしかないっ!」

ジャン・コニー「!?」

アルミン「マルコ!」

マルコ「!?」

アルミン「本部に群がる巨人を排除すれば、ガスの補給ができて、皆は壁を登れる……」

アルミン「違わないか!?」

マルコ「あ、ああ……そうだけど……あれだけの数……」

アルミン「イチかバチか、やるしかねえだろッ!」

アルミン「今を変えるのは、戦う覚悟だろ!? 違わないかっ!?」

マルコ「ヘァッ!?」 


3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 02:55:46 ID:wOPGJMbA

シャキーン

アルミン「僕は、座学ができる! お前たちより、すごくできる!」

一同「!?」

アルミン「すごくできる――ので!」

アルミン「僕はあそこの巨人どもを蹴散らすことができる!!」

一同「??」

アルミン「お前たちは腕が立たないばかりか、臆病で腰抜けだ!!」

コニー「お、おいアルミン! いきなり何を言い出すんだ!」

ジャン「あの数の巨人を、一人で相手にする気か!? そんなことできるわけが……」

アルミン「戦わなければ生き残れない!!」

コニー「お、おい!」

パシューン シュルルル…… 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 02:57:49 ID:wOPGJMbA
ジャン「……残念なのはお前の言語力だ……なんで座学で巨人が蹴散らせるんだよ……」

ジャン「お前のせいだぞマルコォ!」

マルコ「ええっ」



ジャン「おおい! 俺たちは仲間に、一人で戦わせろと学んだか!?」

ジャン「お前ら本当に腰抜けになっちまうぞォ!」 ダッ

パシューン

コニー「反撃の嚆矢だ!」 ダッ

パシューン

ライナー「そいつは心外だな……」

アニ「どうする? ライナー」

ライナー「ここに残ってガスがくるのを待とう」

ベルルルト「ファッ!?」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 03:05:56 ID:wOPGJMbA
サシャ「やい腰抜け!」

サシャ「弱虫! アホー!」 パシューン

モブ「あいつら……畜生!」

モブ「やってやるよ!」

モブ「やってやる! やってやるぞ畜生!」

モブ「畜生あいつら……やってやるよ! あいつら……」

モブ「やってやるよあいつら! ……畜生!!」

モブ「畜生オオオオオオォォォォォォォォ!!」


\オオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!/


パシューン パシューン パシューン パシューン プスス パシューン パシューン



ミカサ(エレンはどこかな)ウロウロ 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 03:14:26 ID:wOPGJMbA
パシューーーーン  シューーーン

ジャン「急げっ! アルミンに続けぇっ!」

ジャン「とにかく短期決戦だ! ガスがなくなる前に本部に突っ込めぇ!!」

コニー「しかしすげえなアルミンは……どうやったらあんなにブチギレられるんだ」

 

アルミン(……くそ、ガスを吹かし過ぎだ! これじゃすぐに無くなる!)

アルミン(でも機動力がなくても、腕さえあれば僕らは何でもできるんだ!)

プシュン…

アルミン「うおっ!?」

ドガッ  ゴロゴロゴロ…

ジャン「くっそやっぱりかよ!」

コニー「ジャン! お前は皆を先導しろ! 俺がアルミンにつく!」

ジャン「お、俺も……」

コニー「あっ、本部のとこにミカサが!」

ジャン「マジかよ突っ込んでくる!!」パシューン 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 03:40:38 ID:wOPGJMbA
――

アルミン(……ああ……)

アルミン(ガスを失ってしまった……)


巨人「(ニコニコ)」ズシーン… ズシーン…


アルミン(……この世界は、残酷だ……)

アルミン(そして、とても美しい……)

アルミン(いい人生だった……)


巨人「(ニコニコ)」ズシーン… ズシーン…

ヌウゥゥ

アルミン「とでも言うと思ったか!?」

シャキーン ピュッ

巨人「!」 ズズーン

アルミン「上等だよ! ガス無しでもやってやるってんだよ!!」 


8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 03:41:23 ID:wOPGJMbA
ズズーン!

アルミン「!?」

格闘巨人「」 ズシーン

アルミン「は、挟まれた!?」

アルミン「これは想定外! ど、どうすれば……」



  エレン(戦え!)

アルミン「!」

  エレン(戦え! 戦え!! 戦うんだよ!!)

アルミン「エレン……!」

  エレン(駆逐してやる! とにかく巨人をぶっ殺したいです)

アルミン「! ごめん、エレン。僕はもう、たじろがない」

アルミン「二度と退かない! 死んでしまったらもう、巨人を屠ることさえできない!」

アルミン「だから、何としてでも勝つ! 何としてでも生きる!」

アルミン「うおおおおおおおおおおおおおッ!!」 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 04:06:41 ID:wOPGJMbA
ドゴオッ!!(1カメ)

ドゴオッ!!(2カメ)

ドゴオッ!!(3カメ)

 

アルミン「うわあっ」 ドシャッ ゴロゴロゴロ

アルミン「畜生いったい何が……」
 

格闘巨人「ウオオオオオオオオオオオッ!!」 グシャッ グシャッ


アルミン「!」

アルミン(巨人が……巨人を殺してる……)


パシューン  シュルルルルー 


コニー「アルミン、無事か!?」

アルミン「……どうして……僕の立体起動にはガスがないんだ」

コニー「!?」 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 04:07:25 ID:wOPGJMbA
ズシーン ズシーン

コニー「!」

コニー「まずい、15メートル級が2体だ!」

アルミン「大丈夫だ! 二人がかりならいける!」

コニー「無茶だ!」


格闘巨人「ウオオオオオオオオオオオ!」

モブ巨人「ウオオオオオオオオオオオ!」


ドゴオッ ブチブチブチブチ  ボンッ

コニー「!? 伏せろ!!」

ヒュウウーン  ドゴオオオオンンンンン  べちゃっ


アルミン「しめた! 仲間割れしてる!」

コニー「お、落ち着けアルミン!」 

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 04:19:38 ID:wOPGJMbA
コニー「とにかく移動するぞ! あいつがこっちに来る前に!」

アルミン「いや、僕達に無反応だ……これはチャンスだよ!」

コニー「ハァ!?」

アルミン「しかし格闘術の概念があるようにも感じた……あれはいったい!?」

コニー「奇行種って言うしかねえだろ! 分かんねえことの方が多いんだからよ」

コニー「とにかく、本部へ急ぐぞ!」

アルミン「待ってくれ! 僕のガスが空っぽなんだ!」

コニー「ハ!? おいマジかよ、どうすんだよ!」

アルミン「やることは決まってる」 カシャン

コニー「!?」

アルミン「コニーのはあまり入ってないけど……急いでこれと交換するんだ!」 カシャンカシャン

コニー「オイちょ人のモノを勝手にアルミン!」

アルミン「こうする以外にない!!」 

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 04:51:05 ID:wOPGJMbA
アルミン「よし……起動装置はまだいけるぞ!」

アルミン「刃も全部足した! これで勝てる!」

コニー「やりたい放題しやがって! 俺のガスと刃はどうなるんだよ!」

アルミン「これだけはここに置いていくさ」

アルミン「やっぱり、生きたまま喰われることだけは避けたいだろうから……」

コニー「勝手に人の末路決め付けてるんじゃねえ!」

アルミン「よし行こう、コニー!」

コニー「ああくそ……本部までこの装備でもつのか……?」

アルミン「何を言っているんだコニー」

アルミン「あの格闘巨人、野放しにしていては人類の脅威になる!」

コニー「ハァ?」

アルミン「やろう、コニー! あいつを倒すんだ!!」

コニー「まだ言ってるのかいい加減にしろ! あんなの勝てるわけが」

アルミン「戦わなければ死ぬだけだ」 パシューン

コニー「……ああ……もう……どうでもいいや……」 パシューン 

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 05:06:13 ID:wOPGJMbA
――

パシューン シュルルルーン

ミカサ(エレンはどこ)

ミカサ(!)

ミカサ(あれはアルミン。と確かコニー)


パシューン


コニー「あ、ミカサだ!」

アルミン「ミカサ! 無事だったんだね!」

ミカサ「アルミン、エレンがどこにいるか知らない?」

アルミン「……エレンは……エレンの意志は……」

アルミン「……僕の中で生き続けている! これからもずっと!」

ミカサ「は? 何を言っているの?」ズズズ…

アルミン「訂正:僕とミカサの中で生き続けている! これからもずっと!」

コニー(命がけだ) 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 05:10:37 ID:wOPGJMbA
ミカサ「――そう。エレンが……。……」

アルミン「ミカサ。今は感傷的になっている場合じゃない」

アルミン「さあ立つんだ。本部へ急ごう!」

コニー「ミカサ、あれを見てくれ!」

ミカサ「え? あの巨人……」

コニー「ああ、並の巨人より強かったんだけど、俺とアルミンの二人でやっつけたんだ!」

アルミン「僕だって、やればできるんだよ!」

ミカサ「ちょっと待って……あの巨人……」

アルミン「さあ、先を急ごう!」

コニー「ほっほーい!!」

ミカサ「……」

ミカサ「何がなんだか分からない……」 


19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/24(金) 05:17:47 ID:wOPGJMbA

こうしてアルミン達は本部へとたどりつくことができ

ガスを調達し 無事に壁を登ることに成功した

その際アルミンは50を超える討伐数を記録し

その後の活躍における序章となったのは兵団の間で語り草となっている



がんばれアルミン

エレンの意志ごと闘志を燃やせ

人類の勝利は目の前だ  そうだろ? ジャン

輝ける明日へ向かってFIGHTだアルミン



終わり