2: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:07:44.32 ID:1fd4ZjDF0
暁「ねぇ電、ちょっと良い?」

電「は、はいっ! あ、お姉ちゃんか……」

暁「なにそんなに驚いてるの?」

電「ご、ごめんなさい……」

暁「べ、別に謝らなくても良いわよ! それより、あの提督どこに行ったか知らない?」

電「あ、提督さんなら、任務娘さんとお話してるよ」

暁「ありがとう今日も可愛いわね」

電「へ?」

暁「何でも無いわじゃあね!」

電「あ、お姉ちゃん? なんだったんだろ、さっきの……」

引用元: 暁「電が可愛すぎて艦隊がヤバいわ」 


 

3: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:09:57.21 ID:1fd4ZjDF0
提督「なので、毎日二人用意しろというのは少し酷な話じゃないかと」

任務「ええ、でしたら任務を受理して頂かなければいいんじゃあないでしょうか?」ニコニコ

提督「いや、でもそうすると物資がですね」

任務「でしたらこちらの任務はいかがですか? 敵空母撃破の任務ですよ」ニコニコ

提督「いや、ウチは駆逐艦を主に稼働させてますんで、空母級になると夜戦まで持ち込まないと……」

提督「で、夜戦となると物資もかさんで、このままだと第三艦隊解放する前に鎮守府マジヤバイ事になりますんでどうか提供物資を――」

暁「あ、こんな所に居たわね、提督――」

暁「何で土下座なんかしてるの?」

任務「さぁ、私も良く分からないのです~」ニコニコ

4: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:11:13.13 ID:1fd4ZjDF0
任務「それでは提督さん、お疲れ様です♪」ニコニコ

暁「……何時まで頭垂れてるの?」

提督「鬼や……悪魔や……ちひろや――あれ、今頭に浮かんだ名前誰だ? まぁいいや……」

提督「で、何の用だ暁?」

暁「ええ、それなんだけど……少し相談があるの」

提督(珍しいな、何時もなら『レディが困ってるんだから、貴方から気付きなさいよ!』
 って罵倒という御褒美をくれるのに)

提督「おう。俺が分かる事は答えてやるぞ!」

暁「ありがと――実は、電の事なの」

提督「電かぁ……少しだけ気弱な所が欠点だが……」

暁「はぁ!? 何言ってるの!?」

提督「ファッ!?」

5: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:12:23.20 ID:1fd4ZjDF0
暁「電は、あの気弱だけどいざって時に強く、そして落した敵の命すら気にする優しさを持つ天使でしょ!?
 提督なのにそんな事も分からないの!?」

提督「い、いえ、分かります、非常にわかります、ハイ」

暁「私は艦隊のレディだけど、あの子は……そうね、言うなら天使ね」

提督「レディ、不死鳥、救助艦、天使か。ウチの第一艦隊は凄いの揃ってるな」

暁「あら、ごめんなさい。少しだけ熱くなりすぎた。レディとしてはしたなかったわ」

暁「相談って言うのは、電が危機感が無さ過ぎるって事なのよ」

提督「危機感? むしろいつもビビりまくってて隙が無さそうに見えるけど」

暁「やっぱり貴方の目は節穴ね。百聞は一見にしかずよ。ついてきて」

6: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:13:58.00 ID:1fd4ZjDF0
暁「……ねぇ、何が見える?」

響「だからな、電! ハァ、ハァ、不死鳥だって天使の前では牙を出す!
 君の姿を前にしたら、私の砲塔が火を吹こうと必死なんだよ……!」ハァハァ

電「だ、ダメだったら、あっ、おね、響、お姉ちゃん……! んっ、そんなとこ、触っちゃ……!」

提督「……響が思いっきり電押し倒して、あんな事やそんな事やってる」

暁「とりあえずこの愚妹は入渠入りさせとくとして」ガンッ!

響「ピヨッ!」バタッ!

暁「分かったかしら。天使の可愛さの前では、不死鳥だって性犯罪という三文字は見えないのよ」

提督「うん、お前らはヤベェって事だけは非常に良くわかるよ」

7: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:17:44.03 ID:1fd4ZjDF0
電「うぅ、怖かったです~っ!!」

提督「あーよしよし。ちょっと響が暴走したな。入渠終われば元通りだから。……多分」

暁「とりあえずこの子の可愛さ――そうね、仮に電力と定義すると」

提督「でんりょくって書いていなずまりょくって読むのね」

暁「レディである私が耐えれる電力は約200だとするわ。
 でもこの子は一秒ごとに20もの電力を放ち続けてるのよ」

暁「レディの私を持ってしても、十秒後にはこの子の虜になってるのよ!? 響なんかじゃ三秒も持たないわよ!」

電「な、なんかお姉ちゃん達が怖いです、提督さん……」

8: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:22:15.02 ID:1fd4ZjDF0

提督「大丈夫だ、とりあえず艦隊変えて隔離しとくよ。
 とりあえず空母艦隊の所突っ込ませるのもいいかもな」

電「うぅ、で、でも……そうするとお姉ちゃん達が怪我しちゃいますから、やめてくださいです……」オロオロ

暁「ぐはっ!!」

提督「今のは電力幾つ?」

暁「に、250……!」

提督「もうお前ダメじゃねぇか。電のパワー恐るべしだな、さすが天使」

暁「く……このままじゃあ電をキズものにしてしちゃう……悪いけど、私も自主的に入渠してくる……」

提督「そのままのぼせて沈没しちまえ」

9: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:22:46.96 ID:1fd4ZjDF0
電「て、提督さん。お姉ちゃんたちどうしたんでしょうか……?」

提督「あー、電が可愛くて、かまってやりたいんだとよ」

電「わ、私が可愛い、ですか!?」

提督「うん、電は可愛い可愛い」ナデナデ

電「ふぁ……えへへ……」

雷「アーッ!! 提督ダメーッ!」

雷「電はアタシのッ!!」ダキッ!

雷「へ、お姉ちゃん!?」

提督「今度はお前か」

10: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 19:35:09.48 ID:1fd4ZjDF0

雷「アタシはお姉ちゃん達みたいに、電に酷い事はしないよ! だってお姉ちゃんだもんっ!」

提督「……ならいいけどよ。妹想いの良いお姉ちゃんだな」ナデナデ

雷「えへへ、そうでしょーっ」

雷「電! お姉ちゃんと一緒に遊ぼっ!」

電「あ、でも秘書艦の仕事が……」チラッ

提督「いいよ、もう今日の業務は任務娘さんに任務報告するだけだから。俺がやっとく」

提督「お姉ちゃんといっぱい遊んで来い」ナデナデ

電「あ……ありがとう、ございます。えへへ」

雷「よーしっ! いくわよーっ!」

電「あ、お、お姉ちゃん、待って!!」

11: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 20:27:35.25 ID:1fd4ZjDF0
提督室

提督「……やっぱどう切りつめても那珂しか残らないなぁ……」

任務娘「どうします? 任務受理します? 
 そうなると解体作業班に指示出す事になりますよ? どうでしょう?」ニコニコ

提督「あ、あの……少し待って貰って……」

任務娘「あ、近代化改修に出すという手段もありますよ!
 その代わり軍縮任務には適用されませんのでお気をつけくださいね」ニコニコ

暁「提督!! 電はどこ!?」

響「さっきから鎮守府内を探してもどこにも居ないんだ!!」

提督「んー、さっき雷と遊びに出かけたぞー」ドゲザッ

響「なぜ提督は土下座をしてるんだい……?」

12: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 20:28:45.05 ID:1fd4ZjDF0
暁「こんな奴ほっといて良いわよ! 雷だけに電を任せたら、怪我しちゃうわよ!」

響「そうだね、というわけで提督! 土下座はほどほどにした方がいいよ」

任務娘「あと、大規模な整備という手もありますよぉ?
 提督が好きな子たちをキズものにして入渠させ、物資を得る方法が……」ニコニコ

提督「うああああああその言い方辞めてくれええええええ!!!!」




雷「えへへ、電! こっちこっち!」

電「ま、待ってくださいです、お姉ちゃ――ひゃんっ!!」ベタンッ!

雷「い、電!? 大丈夫、怪我してない!?」

電「うぅ……膝すりむいちゃったのです……」

13: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 20:30:15.88 ID:1fd4ZjDF0

雷「ご、ごめんね電……アタシが走らせたばっかりに……」シュン

電「う、ううん! 雷お姉ちゃんは悪くないのです!」

雷(で、でもどうしたらいいの!? たしか、響お姉ちゃんとかが『キズものにしてしまったら責任を取らないと』って言ってたし……)

雷「よ、よーっし! お姉ちゃん決めたよ!!」

雷「電をキズものにしちゃったから、アタシが電をお嫁さんにするわ!!」

電「え……ええええっ!?」

ガサッ!

暁「それは許されないわよ!!」

響「電をお嫁さんにするのは、この響だ!」

電「え、あ、あの……な、何が何なのかわかんないのです……」オロオロ

15: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 20:38:56.47 ID:1fd4ZjDF0

雷「お姉ちゃん達は電にえっちな事するから近付いちゃだめーっ!!」

暁「わ、私はしてないわ! 私はレディとしてキチンと、電と接してるもん!」

響「ふ、えっちな事では無い。ちょっと自分の中の熱いパトスが暴走しただけだ」

雷「ダメなものはダメ!! 絶対電は渡さないんだから!!」

暁「ひ、人が下出に出てれば……もう許さない、許さないんだからっ!!」

響「待ってて、雷。すぐにお姉ちゃんが雷の魔の手から――」



電「う……うぁああああんっ」ボロボロ

電「お、お姉ちゃん達、や、やめて、なの、ですぅ……ひっ、うぅ」ボロボロ

三人(((ま……マジ泣き!?)))

17: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 21:25:07.09 ID:1fd4ZjDF0
暁「えっと、あの! な、泣かないで電!!」オロオロ

響「わ、私たちが悪かった。仲良くするから、もう大丈夫だ! この関係は不死鳥のごとく永遠だ!」オロオロ

雷「な、泣かないでってばぁ……電が泣いてるとアタシも泣けてきちゃうじゃない……うぅ」ジワツ

電「ぅう……ホント、ですか?」グズッ

電「もう、喧嘩、しない、ですか?」グズッ


暁「しないわ! レディは一回した約束は守るもん!」

響「その通りだ! 誓うよ電! お姉ちゃん達は、電の嫌がる事だけはしない!」

雷「やぐぞぐずるーっ! もうげんがじないっでっ、やぐぞぐずるーっ!」グズグズ

18: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 21:26:51.02 ID:1fd4ZjDF0
電「……なら、もう、大丈夫、なのです」ゴシゴシ

電「お膝すりむいちゃったので、皆でお風呂、行きたいのです!」ニコッ

 かいしん の いちげき !
 
 あかつき に 2891 いなずまりょく の ダメージ !
 
 ひびき に 3190 いなずまりょく の ダメージ !

 いかづち に 3065 いなずまりょく の ダメージ !
 
 あかつき は たおれてしまった !
 
 ひびき は たおれてしまった !
 
 いかづち は たおれてしまった !
 
電「へ、へ? ど、どうしたのですか? お、お姉ちゃん達……へ?」

19: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 21:27:48.65 ID:1fd4ZjDF0


電「というわけで三人とも入渠させて来たのです……」

提督「何と言うか、お疲れさん」

提督「ん、お前も足すりむいてるな。一緒に入渠してこい」

電「はい、ちょっと直してくるのです」

電「あ――提督さん」

提督「どうした?」

電「その……あ、明日も、頑張りましょう、ね?」

提督「……ああ、そうだな。ゆっくり直して、今日は寝なさい」

電「はい、です♪」


20: ◆sIwGJs3.BM 2013/07/31(水) 21:30:15.95 ID:1fd4ZjDF0
提督(……今日もウチの艦隊は平和でいいな)

提督(妹想いのお姉ちゃん三人と、そんなお姉ちゃん達が大好きな電)

提督(他にも小さくて可愛い駆逐艦娘だけで構成された俺の艦隊が、何より俺の宝物だ)

提督(俺が、この宝物を守っていくんだ……絶対に)



提督「よし、じゃあさっそく那珂二体を生贄にするか!!」

那珂「え、酷くない!?」ナカチャンダヨー

提督「酷くない! さーて解体の時間だぞー!! 那珂ちゃんおいでーっ!!」

那珂「うわーんっ!! オチ担当なんて酷いよーっ!!」脱兎!!

おわり