1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:46:53 ID:mhViL2Mo
アスカ「てことで朝よ!」

シンジ「おはよ。アスカ」

アスカ「ぐーでんもるげん! シンジ、お風呂は?」

シンジ「用意出来てるよ」

引用元: アスカ「私は一人で生きていけるの!」 


 

2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:47:35 ID:mhViL2Mo
アスカ「お風呂あがったわ! シンジ、朝ご飯!」

シンジ「はい、どうぞ」

コト

アスカ「はむはむ」

シンジ「どう?」

アスカ「まあまあね!」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:48:10 ID:mhViL2Mo
シンジ「そろそろ出ないと遅刻しちゃうよ」

アスカ「シンジ、ハンカチが無いわ。ハンカチどこ!?」

シンジ「はいこれ。昨日アイロンかけといたよ」

アスカ「よし、準備万端! ミサト、行ってくるから!」

ミサト「行ってらー」

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:48:47 ID:mhViL2Mo
アスカ「ヒカリおはよ!」

ヒカリ「おはよう、アスカ。プリント書いてきた?」

アスカ「プリント……??」

シンジ「昨日ケンスケが持ってきてくれたじゃないか。僕らがネルフ行ってる間に渡されたっていうアンケート」

アスカ「2バカのすることなんて知らないわっ」

シンジ「言うと思った。予備で渡されたやつ持ってきてるから、今書いちゃいなよ。はいこれ」ピラッ

アスカ「なにこれ。給食導入希望の有無!?」

アスカ「ふーん。シンジがお弁当作ってくるからいらないもーん」カキカキ

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:49:29 ID:mhViL2Mo
アスカ「というわけでお昼だから、お弁当よこしなさい!」

シンジ「どうぞ」

コト

アスカ「はむはむ」

シンジ「美味しい?」

アスカ「おいし……まあまあね!」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:50:06 ID:mhViL2Mo
ケンスケ「お疲れさん」

トウジ「ほなさいなら」

シンジ「うん、またね」

アスカ「シンジ! 帰るわよ!」

シンジ「今日ネルフ行かなくていいから、スーパー寄ってくるよ。アスカ、先に帰ってて」

アスカ「……」

シンジ「アスカ?」

アスカ「昨日、ホラー映画見た……」

シンジ「家にはペンペンもいるって」

アスカ「は? そんなの関係ないわよ。私はただ、映画見たって言ってみただけ」

シンジ「えっと。一緒に買物行く?」

アスカ「じゃあつき合ってあげるわ!」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:52:08 ID:mhViL2Mo
シンジ「野菜、ちょっと高いな……」カラカラ

アスカ「大変シンジ! あそこ、ちょー可愛い子がいるわ!」

シンジ「え。どこ?」

アスカ「ほらあそこ。なにあれ、天使!?」

シンジ「鏡じゃないか」

アスカ「ちょーかわいー……ハァ」

シンジ「置いてくよー」カラカラ

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/05(土) 13:58:58 ID:mhViL2Mo
アスカ「シンジシンジ!」

シンジ「今度は何?」

アスカ「カレーコーナーよ! 種類いっぱいよ!」

シンジ「ああ、レトルトの。最近のは味もいいし、ご当地カレーとかで種類多くて面白いよね。どれか買ってく?」

アスカ「じゃじゃーん! 『オホーツク流氷カレー』!!」

シンジ「なんだこれ。青い……!?」

アスカ「セカンドインパクト以前の景色をイメージしたんですって。エヴァを駆るエースパイロットたる私に、ピッタリだわ!」

シンジ「青い……ちょっと綾波みたいだ」

アスカ「赤いの探そーっと」ゴソゴソ

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/06(日) 00:23:29 ID:xbrlHjOs
シンジ「ただいまー」

アスカ「ただいま!」

ペンペン「クエ」

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/06(日) 00:39:24 ID:xbrlHjOs
アスカ「シンジが作った夕ご飯食べたし、シンジが沸かしたお風呂も入ったし! あとは遊ぶだけね!」

シンジ「僕、これから宿題しなきゃ」

アスカ「遅いっ。私はとっくに終わってるわよ! 今日は国語無かったから!」

シンジ「アスカが宿題してた時も、僕は家事してたんだよ……」

アスカ「そっか。じゃあ、宿題しないで遊ぶわけね?」

シンジ「違うしなにが『じゃあ』か分からないけど、しないと叱られるの僕だよね?」

アスカ「つまり私は叱られないわ!」

シンジ「僕が怒るよ。とにかく、勉強してくるから」テクテク

アスカ「あ、待ちなさいよシンジー」トコトコ

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/06(日) 00:46:05 ID:xbrlHjOs
シンジ「……」カキカキ

アスカ「プククッ」

シンジ「……」カキカキ

アスカ「プークスクス」

シンジ「……」カキカキ

アスカ「あははははははっぷくくくく、ふひひー!」

シンジ「うう、覗くたびに笑わないでよ! どこが間違ってるの!?」

アスカ「え。別に間違えてないわよ。合ってるけど、笑えばシンジの気が散ると思って」

シンジ「散らしてどーするんだよっ、やめてよ」

14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/06(日) 00:48:40 ID:xbrlHjOs
アスカ「もう笑わないから、横で見てていい?」

シンジ「いいけど……ホントに邪魔しないでね」

アスカ「任せて! 大人しくしてるわ!」

シンジ「うん。じゃ、どうぞ」

アスカ「……」チョコン

シンジ「……」カキカキ

アスカ「……」ジーッ

シンジ「……」カキカキ

アスカ「……」ジーッ

アスカ「……」ジーッ

シンジ(これはこれでやりづらい……)

15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:13:48 ID:/hfEdrMc
シンジ「よし、宿題おしまい」

アスカ「おしまったからゲームするわよ!」

シンジ「いいけど。どれやるの?」

アスカ「これ! コンピュータ相手に腕は磨いたけど、やっぱり対戦ゲーは対戦しなくっちゃ!」

シンジ「こないだ買ってたやつか。僕、ほとんどやったことないや。相手になるかな……」

アスカ「なんか問題?」

シンジ「問題っていうか、対戦相手が弱すぎてもつまんなくない?アスカ」

アスカ「私はシンジぼこぼこにするだけでも楽しいけど」

シンジ「そ、そっか。まあ、うん……ならいいんだ」

アスカ「するわよ!」

16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:21:06 ID:/hfEdrMc
ピコピコ

シンジ「やっぱり、まるっきり勝てない……」

アスカ「シンジよわーい。ヨワシンジー」

シンジ「だからそう言ったじゃないか!」

アスカ「私、強い! ゆーあーなんばーわーん!」

シンジ「……楽しそうだね」

17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:24:42 ID:/hfEdrMc
アスカ「…ニャム…」ウツラウツラ

シンジ「そろそろ寝たら?」

アスカ「むぅ……眠い……このままじゃシンジに負けちゃう……」

シンジ「だから、もう寝なよ。また明日対戦すればいいじゃないか」

アスカ「ぅん……ふぁ、おやすみぃ。シンジは?」

シンジ「まだ平気だから、せっかくだからちょっと練習しとくよ。いくらなんでも、圧勝だけじゃアスカも飽きちゃうだろ?」

アスカ「そーかな……そーかも……ニャム……」フラフラ

シンジ「おやすみ」

18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:30:09 ID:/hfEdrMc
ピコピコ

シンジ「……」

ピコピコ

シンジ「……」

ガチャ…

アスカ「シンジ……」

シンジ「あれ? まだ寝てなかったの?」

19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:42:33 ID:/hfEdrMc
アスカ「なんか、急に思い出しちゃった」

シンジ「なにを?」

アスカ「昨日、ホラー映画見た……」

シンジ「……一人で寝るの、怖いとか?」

アスカ「ちっ違うわよ変な誤解しないで! 私はただ、昨日見たってことと、さっきその内容思い出したっていう事実を告げただけなんだから!」

シンジ「えっと。じゃあ、僕が寂しいから、たまには居間に布団ならべて一緒に寝ようよアスカ。ほら、ユニゾンの時みたいに」

アスカ「私にキスしようとした時みたいに?」

シンジ「それはもう忘れてよっホントに!」

アスカ「シンジすけべー」

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:49:32 ID:/hfEdrMc
アスカ「んしょっと。シンジ、お布団準備万端よ!」

シンジ「じゃあ電気消すね。おやすみ」

アスカ「やすみー」

シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ「……アスカってさ」

アスカ「なによ」

シンジ「一人で生きていけるって言ってたけど、大丈夫なの?いろいろと」

アスカ「どーゆー意味?」

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/07(月) 02:59:42 ID:/hfEdrMc
シンジ「いや、その。やたら手がかかるっていうか……」

アスカ「いいのよ、あんたの手がかかる分には。私とセットなんだから」

シンジ「そ、そうなの?」

アスカ「そうよ。私がそう決めたの」

シンジ「……そっか」

アスカ「シンジと一緒なら、一人で生きていけるわ」

シンジ「それってさ、一人って言わないような」

アスカ「うっさい。ファ……もう凄く眠いから、本気で寝ましょ」

シンジ「ファ……うん」

アスカ「おやすみなさいシンジ。また明日」

シンジ「明日もよろしくね、アスカ」



終わり