1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 17:38:15.27 ID:3nYm/Dd+0
純一「ギクッそ、それは……」

美也「へぇ。にぃには、どうして落ちてたのか知ってるんだ」

純一「い、いや。知らない。み、美也の、と、友達のじゃないの?」

美也「この間掃除したばっかりだよ」

美也「……みゃーのベッドで、誰と、なにしたの?」

引用元: 美也「みゃーのベッドに……みゃーのじゃない髪の毛が落ちてたよ」 


 

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 17:45:24.56 ID:3nYm/Dd+0
純一「いや、違うんだ。その……」

美也「……」ジトー

純一「……ぼ、僕がこの間みゃーのベッドで寝転んだんだ!!」

美也「へ?」

純一「だからその髪は、たぶん僕のだよ、ごめん」

美也「ど……どうしてそんな嘘つくの!?これどう見ても、女の子のじゃん!!」ビシッ

純一「い、いや……それは……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 17:48:43.08 ID:3nYm/Dd+0
美也「なに!?はっきりいってよ!みゃーのベッドで!何をしたの!!?」

純一「えっと……」

美也「言えないようなこと!?言えないような……やらしいことしたんでしょ!!」

純一「その……」

美也「サイテー!サイテーにぃに!変態!不潔!どうして」

美也「どうして……みゃーのベッドで……そんなこと……」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:13:00.31 ID:3nYm/Dd+0
純一「だ、だから……そう!女装だよ!美也の部屋で女装して、ベッドに寝転んだら、かつらの髪が……」

美也「か、かつら?」

美也「……」ジー

美也「これがぁ?」

純一「う、うん」

美也「女装?」

純一「うん……」

美也「……じゃあかつら見せて」

純一「え゙」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:15:36.66 ID:3nYm/Dd+0
純一「え、えーっと……す、捨てちゃった、かな」

美也「……やっぱり嘘じゃん」

純一「い、いや!ほんとだって」

美也「……もういい。にぃにのこと、見損なったよ!!」

純一「美也……」


美也「ってことが昨日あってさー」

七咲「そ、そうなんだ……」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:19:37.77 ID:3nYm/Dd+0
美也「信じらんない。たとえ、やらしいことしてないとしても、私の部屋に勝手に別の女の子と上がり込むなんてさ」

七咲「……」

中多「で、でも……なにか……事情があったのかも」

美也「どんな事情?それに、それなら言えるはずじゃん」

中多「そ、それは……」

七咲「……」

美也「?どうしたの?逢ちゃん」

七咲「へ!?な、なにが?」

美也「ぼーっとしてるから」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:23:02.76 ID:3nYm/Dd+0
七咲「え、えっと」

美也「逢ちゃん……私の話聞いてた?」

七咲「も、もちろん。聞いてたよ」

美也「じゃあ、逢ちゃんも信じられないと思うよね?」

七咲「う、うん……そうだね」

美也「まったく。ほんとに誰となにしたんだろ」

中多「先輩は……付き合ってる人、いるのかな」

美也「うーん……いるっぽいんだよね。まだ教えてくれないけど」

七咲「……」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:29:27.63 ID:3nYm/Dd+0
七咲(それってやっぱり……この間の)


純一「ねえ、逢。ここ、どこだと思う?」

七咲「え?えっと、先輩の家、じゃないんですか?え、そ、外には出てないんですよね?」目隠しプレイ中

純一「ははっ、もちろんだよ。靴はいたりはしなかったでしょ?」

七咲「え、えっと」

七咲(扉の外には出たみたいだから、先輩の部屋じゃない)

七咲(階段も降りてない)

純一「……時間切れだよ。逢」トンッ

七咲「え」バサッ

七咲「べ、ベッド……?」

純一「ここはね。美也の部屋……さ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:33:36.40 ID:3nYm/Dd+0
七咲「み、美也ちゃんの?」

純一「うん。そのベッドで、美也は毎日寝起きしているんだ」

七咲「そ、そうなんですか……え、でも、なんでここに」

純一「……興奮しない?」

七咲「え」

純一「友達の部屋で、するのって」

七咲「ええ!?」


七咲(先輩の馬鹿……あんなことするから……)

七咲(掃除、しっかりできてなかったんだ……)

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:36:29.42 ID:3nYm/Dd+0
「――ちゃん」

七咲(先輩、またしようなんて言ってたけど……これじゃあ)

美也「逢ちゃん?」

七咲「へ?あ……ご、ごめんね。そうだね、しんじ」

美也「?チャイム鳴ったから教室戻ろうって話だったんだけど」

七咲「え゙」

七咲「そ、そうだったね」

七咲「い、いこっか」

美也「……」ジー

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:42:19.42 ID:3nYm/Dd+0
美也(にぃにが彼女できたのは、多分クリスマスぐらい……)

美也(逢ちゃんが、やたらにぃにと仲良くなってたのもその辺……)

美也(しかも、最近逢ちゃんは付き合い悪い……別の誰かと、いつも予定があるみたいに)ハッ

美也「もしかして!」ガタッ

先生「……どうした、橘」

美也「え」

先生「今は授業中なんだが」

美也「あ、その……すみません///」

中多(美也ちゃん……)

美也(紗江ちゃん。えへ、やっちゃった)

七咲(美也ちゃん?)

美也(あ、逢ちゃん……)サッ

七咲(え……目線、反らされた……?)

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:50:40.47 ID:3nYm/Dd+0
七咲「み、美也ちゃん」

美也「……なに?」

七咲「えっと、さっきは、その、どうしたのかなって。授業中に急に立ってたから」

美也「あ、あれは……別に……なんでもないよ。逢ちゃんには関係ないし」

七咲「え」

関係ないし

関係ないし

関係ないし

美也「……逢ちゃん。今日もお昼部活の友達と?」

七咲「え、う、うん」

七咲(とにかく、先輩と話さないと)

美也「へえ。そーなんだ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:56:04.96 ID:3nYm/Dd+0
純一「……はぁ」

梅「おいおい大将。今日何度目だい?」

純一「え?何が?」

梅「ため息だよ。今日は多いぞ。朝からずーっと暗い顔してさ」

純一「ああ……ちょっとな」

梅「彼女と喧嘩でもしたのかい?」

純一「そんなんじゃないよ……はぁ」

梅「おいおいやっとお昼だってーのに、そんな暗くてどうするんだよ。なんなら、俺がおごって」

純一「梅原……」

七咲(先輩……)コッソリ

純一「あ」

梅「もしくは、この秘蔵のお宝本を」

純一「ご、ごめん梅原!また今度おごってくれ」ダッ

梅「?急に走り出して、いったい何事だい」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 18:58:59.60 ID:3nYm/Dd+0
七咲「ここなら、大丈夫でしょうか」

純一「このポンプ小屋なら、たぶんね」

七咲「……」

純一「……」

純一「えっと……聞いた?」

七咲「はい……」

純一「美也のやつ……もう言いふらして」

七咲「先輩」ジトー

純一「……はい。ごめんなさい。調子に乗った僕が悪かったよ」

七咲「そうですよ。あんな、いないからって、美也ちゃんの部屋で……///」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:04:08.23 ID:3nYm/Dd+0
純一「……」

七咲「もう。先輩のせいで、今日は美也ちゃんの前で顔から火が出るかと思いました」

純一「……」

七咲「しばらくは――」

純一「七咲だって、興奮してたくせに」

七咲「う……そ、そんなこと」

純一「いいや。してたね。美也の服着た時とか」

七咲「あ、あれは……先輩が変なこと言うから」

純一「美也は明日、その制服を来て学校に行くんだよ」

七咲「い、言い直さないでください!」

純一「……ねえ、どうだった?」

七咲「な、何がですか」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:08:28.14 ID:3nYm/Dd+0
純一「顔から火が出そうって、そのくらい興奮しちゃったってこと?」

七咲「や、やめてください……」

純一「美也の前で、美也の制服を見て、美也の部屋でした時のことを思い出して?」

七咲「そ、そんな……」

純一「七咲……これからしばらくは、放課後は会わないほうがいいよね」

七咲「そ、そうですね」

純一「じゃあ……」

七咲「や、やめてください……わ、私は今後の事を話し合おうと思って……」

純一「でも、だからってわざわざポンプ小屋まで来る必要、あったかな?」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:10:42.11 ID:3nYm/Dd+0
七咲「だ、だから……」

パキッ

七咲「!」

純一「逢……」

七咲「ど、どいてください」ドンッ

純一「え」

純一「うわわわわ」ドテッ

七咲「っ!」ガチャッ

七咲「いない……?誰も?」

純一「いたたた。どうしたんだい?」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:14:14.47 ID:3nYm/Dd+0
七咲「先輩」

純一「なに?」

七咲「やっぱり、しばらくは学校でも合うの控えたほうがいいと思います」

純一「ええ!」

七咲「……はぁ。美也ちゃんのことがなければ、いっそ付き合ってるって言ってもいいんですけど」

七咲「先輩のせいで、そんなこと言ったら、美也ちゃん許してくれないでしょうし」

純一「うう、全部僕のせいなんだ」

七咲「当然です」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:18:14.41 ID:3nYm/Dd+0
ごめん。ちょくちょく先輩が七咲って呼んじゃってるね。

七咲「じゃあ、もうここから別れましょう」

純一「逢……せめて、その……」

七咲「……」

純一「ほ、ほら。しばらくがいつになるかわからないし」

七咲「……はい」キス体勢

純一「逢……」

七咲「……」

サワサワ

七咲「……先輩?」ペシン

純一「ご、ごめん」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:21:55.38 ID:3nYm/Dd+0
塚原「あら?今日は彼氏は待っててくれないの?」

七咲「つ、塚原先輩!彼氏って」

塚原「見てたらばればれじゃない。いい加減、教えてくれないのかなーって思ってたんだけど」

七咲「……///」

七咲「ほ、他の人の前では言わないでくださいね」

塚原「どうして?恥ずかしいの?かわいいね、逢は」

七咲「うう///」

美也「あーいちゃん 」

七咲「」

塚原「あら、こんにちは」

七咲「み、美也ちゃん!?」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:26:03.49 ID:3nYm/Dd+0
美也「逢ちゃんと一緒に帰ろうと思って、待ってたんだー」

七咲「そ、そーなんだ」

塚原「へえ。今日は妹さんの」

七咲「し、失礼します!いこ、美也ちゃん!」

美也「あ、待ってよー」

塚原「あらあら」クスクス


七咲「はぁはぁ」

美也「はぁはぁ。どうしたの?逢ちゃん」

七咲「え」

美也「急に走り出すから」

美也「私、もう少し先輩と話してから帰りたかったなー」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:29:11.13 ID:3nYm/Dd+0
七咲「えっと、ご、ごめんね。き、今日は……早く帰ってご飯作らないといけないから」

美也「え、そうなの」

七咲「う、うん。だから、美也ちゃんともあんまりおしゃべりしたり寄り道は」

美也「そっかー。残念だなー」

七咲「じゃあ」

美也「……逢ちゃん。最近付き合い悪いよね」

七咲「え……」

美也「あ、ううん。なんでもない。じゃあね」

七咲「う、うん」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:35:00.54 ID:3nYm/Dd+0
美也「ただいまー」

トントントン

純一「お、遅かったな」

美也「……」プイッスタスタスタ

純一「ま、待て美也!これを見ろ!」

美也「なに?」チラッ

美也「」

純一「こ、これが!昨日言ってたかつらだ!」

純一「さ、さらに!ちょっと待ってろよ」

数分後

美也「」

純一「こ、この格好で……その、女の子の部屋で過ごしたくて……その……」

美也「……変態」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:38:48.59 ID:3nYm/Dd+0
純一「へ、変態……」

純一「ま、待ってくれ!僕は変態じゃなくて紳士――」

美也「……」スタスタスタ

ガチャッ

バタン

美也「っっっ!!!」

美也「な、なにあれ!!?」バンバンバン

美也「に、にぃにが!にぃにが!あんな服!!!」

美也「あは、あははは、お腹痛い!ぜんっぜん似合ってないしぷふふふふふふ」

美也「か、かつらまで!い、いきできない」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:44:26.39 ID:3nYm/Dd+0
美也「はあ、おかしかった……」

美也「……」

美也「……あんなことまでして、隠したいこと、したんだ」

美也「素直に言って、謝ってくれればいいのに……」

美也「逢ちゃんも逢ちゃんだよ。正直に言ってくれれば……みゃーだって」

美也「はあ、なんかもう、怒ってたのどうでもよくなっちゃった」

美也「でも、またこんなことあったらやだし……」

美也「……ちょっと、二人をこらしめてみようかな」

美也「よーし」

美也「やるぞー」オー!

コンコン

美也「ビクッは、はーい」

純一「美也?さっきのはな」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:51:48.23 ID:3nYm/Dd+0
美也「うっさい、変態にぃに」

美也(あ、そうだ)

美也「ほんとに許してほしい?」

純一「!う、うん!」

美也「じゃあ、みゃーがにぃにの部屋をノックしたら、ちょっと待ってまたみゃー部屋に来て」

純一「?わかったよ」

美也「あ!またさっきの格好でね!にしし」

純一「ええ!?」

美也「……許してほしくないの?」

純一「わ、わかったよ……」

美也「じゃあ、後でねにしし」

純一「?」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:54:40.25 ID:3nYm/Dd+0
だって……ほんとは女装橘さんで長いかつらのはずだったんだもの……

コンコン

純一「き、きた!じ、じゃあ……ちょっと待って」


コンコン

純一「み、美也?」

美也「にしし、入っていいよー」

純一「(機嫌、直ったのか?)じ、じゃあ。入るぞ」ガチャッ

パシャッパシャッ

純一「うわ!」

美也「もう!に、じゃなかった、ねぇね!顔隠しちゃダメ!」

純一「ええ!か、カメラ!?」

美也「にしし、ほらほら、かわいいポーズとって!ね、ねぇね!」

純一「か、かわいいポーズ!?」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 19:57:35.81 ID:3nYm/Dd+0
パシャッパシャッ

美也「ふぅ、このくらいでいいかな」

純一「……そ、その写真は、どうするんだい?」

美也「え?んー、どうしよかっなー」

美也「明日、みんなに見せようかなー」

純一「ええ!そ、それだけは……」

美也「じゃあ、ほんとのこと言ってよ」

純一「う……だ、だから僕は」

美也「女装大好き?」

純一「う、うん……」

美也「ふーん……」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:03:56.35 ID:3nYm/Dd+0
美也「じゃあ、女装だったとしても、みゃーのベッドににぃには寝転がったんだよね」

純一「う、うん」

美也「……許して欲しかったら、しばらくはみゃーの言うこと聞いて」

純一「……はい」

美也「じゃあ、今日はこのくらいでいいや」

純一「え、えっと……」

美也「……勝手に出てけば」

純一「ご、ごめんな。美也……」

美也(謝るくらいなら、ほんとのこと言ってよ)

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:07:20.49 ID:3nYm/Dd+0
数日後

美也「じゃじゃーん」

中多「どうしたの?美也ちゃん」

七咲「写真……?」

美也「にしし、見てみて」

中多「あ、せんぱ……い……」

七咲「え」

美也「すごいでしょー」

中多「」

七咲「先輩の……女装写真……?」

美也「そう!お兄ちゃんってば、この間許しくれーこの格好でーって来たから、写真撮ってやった」

七咲「へ、へー」

中多「」ブルブル

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:10:54.45 ID:3nYm/Dd+0
七咲(先輩……ここまで体はって……)

美也「まあ、ほんとは女装じゃないんだろうけど、ここまでするなんてねー」

七咲「……」

中多「」ブルブル

美也「いったい、誰のこと庇ってるんだろうねー」

七咲「……」

七咲(先輩……私のために……)

美也「まあ、ほんとのこと言うまでは、しばらくにぃにには、女装させちゃおっかなーって」

中多「み、美也ちゃん!」

美也「へ」ビクッ

七咲「」ビクッ

中多「焼き増ししてもいい!?」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:13:33.35 ID:3nYm/Dd+0
美也「や、焼き増し?い、いいけど……」

中多「あ、あと……先輩に女装させる時は……私も……呼んで?」

美也「う、うん」

七咲「……」

美也「あ、逢ちゃんも来る?」

七咲「え……?わ、私は……」

美也「実際に見ると、ほんとに面白いよ?にぃにの女装」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:21:07.29 ID:3nYm/Dd+0
純一「……」ソワソワ

梅「今日はまたどうした、大将」

純一「え、な、なにが?は、まさか」

梅「あん?いや、やたらそわそわしてるからさ」

純一「あ、ああ、ちょっと」

梅「またかよ。だから、何度も言うけどよ、なんでも相談していいんだぜ?」

純一「ああ、ありがとう……」

純一「……」

純一(あの写真を取られてから数日……美也は、もう現像したんだろうか……)

純一(少なくとも、梅原や、僕の友達はまだ見てないようだし、無差別にばらまかれてもいないようだけど……)

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:25:32.73 ID:3nYm/Dd+0
純一(あー、気になるなー……ん?)

七咲「……」コッソリ

純一(逢?どうして……)ガタッ

梅「大将?」

純一「ごめん、ちょっとトイレ!」

梅「……青春かねえ」


校舎裏

純一「ど、どうしたんだい、逢」

七咲「先輩……私見ました」

純一「え゙。も、もしかして……」

七咲「はい……女装写真を……」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:29:39.45 ID:3nYm/Dd+0
純一「そっか……見ちゃったか……」

純一「幻滅させちゃったかな……」

七咲「そんな!だって先輩は、私が美也ちゃんと喧嘩しないように……」

純一「……ははっ、いいんだよ。元はといえば、僕が悪かったんだし」

純一「幻滅か……今さらだよね。調子にのって、逢にはあんなことさせて」

七咲「……先輩。やっぱり、正直に言ったほうが」

純一「でも……言える?美也のベッドであんなことしちゃったなんて……」

七咲「それは……」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:33:55.43 ID:3nYm/Dd+0
純一「だから、いいよ。美也は、僕が女装すれば許してくれそうだしね」

七咲「先輩……」

七咲(先輩の女装……)ブルッ

純一「だから、美也が全部許してくれるまで、僕が女装し続けるよ。そして……いっそ女装を極めてみせる」

七咲「」ブルブル

純一「ん?逢?」

七咲「い……いえ……なんでも……ぷっ」

純一「……」

純一「はーい、純子でぇーす」ウラゴエ

七咲「」ブフッ

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:40:29.96 ID:3nYm/Dd+0
七咲「せ、先輩!!」

純一「ははっ、ごめんごめん」

純一「ま、逢はそう深刻にならないで」

純一「そうやって笑っていてよ」

七咲「でも……」

純一「大丈夫」

七咲「え」

純一「心配しなくても、いくら女装したって、心まで女の人になったりしないよ」

七咲「え、いえ、私が心配してるのは」

純一「ははっほら、授業始まるよ」

七咲「あ……先輩」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:00:09.42 ID:3nYm/Dd+0
後日

美也「というわけで、今日はお兄ちゃんに女装してもらいまーす!」

中多「お、おー」

七咲「……」

純一「……」

純一「み、美也?なんで二人もいるんだ……?」

美也「なに?やなの?なんでも言うこと聞いてくれるんでしょ?」

純一「……はい」

美也「じゃあまずはー」

中多「み、美也ちゃん……私も
服持ってきたの……」

美也「え、ほんとー。見せてー」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:03:46.69 ID:3nYm/Dd+0
純一「はぁ……」

七咲「先輩……」

美也「ほらお兄ちゃん、決まったからこれ着て」

純一「はーい……」


美也「今日はこのくらいかなー」

中多「いっぱい……写真撮れた」

七咲「お疲れさまです、先輩」

純一「うん……」

美也「じゃあ次は」

純一「またやるのか……」

美也「当然でしょ。そうだ、女装して町歩いてみるっていうのはどう?」

中多「え……」

七咲「え」

純一「……」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:06:39.41 ID:3nYm/Dd+0
中多「それは……さすがに……」

七咲「美也ちゃん……」

純一「……」

美也「まあ、にぃにが嫌なら、ほんとのこと言ってくれたら、やめてもいいけどー」

純一「……やるよ」

七咲「先輩……」

中多「先輩が、女装して町を……」

純一「それで、いつやるんだ」

美也「そ、そうだね。じゃあ今度の……」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:10:17.97 ID:3nYm/Dd+0
純一「わかった」

七咲「先輩……」

中多「あの……じゃあ、その時のお洋服、選んでもいい、ですか?」

美也「そうだねー」

七咲「……」


中多「ばいばい、美也ちゃん。さようなら、先輩」

七咲「失礼します」

美也「ばいばーい」

純一「じゃあね」

美也「……さあて、また今度もよろしくね、にぃに」

純一「はいはい」

ガチャッ

七咲「あの……」

美也「あれ?逢ちゃん?」

純一「逢……?」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:12:35.66 ID:3nYm/Dd+0
七咲「……」

美也「どうしたの?」

七咲「ごめんなさい……」

純一「ハッあ、逢!」

七咲「美也ちゃん」

美也「……なあに?」

七咲「先輩と……付き合ってるのは、私なんだよ」

美也「……」

純一「逢……」

七咲「ずっと黙ってて、ごめんね。一番最初に、言うべきだったよね」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:18:05.12 ID:3nYm/Dd+0
純一「ち、違うんだ美也。僕が、しばらく黙っていようって」

七咲「いいんです、先輩。理由なんて、美也ちゃんには関係ないですし」

美也「やっぱり、逢ちゃんだったんだ」

七咲「うん」

美也「逢ちゃん」

七咲「……」

美也「良かったね。ふつつかな兄ですが、よろしくお願いします」

七咲「美也……ちゃん……ごめん、ごめんね!」

美也「もういいよ……正直に言ってくれれば」

美也「それで、私の部屋で、何をしたの」

美也「正直に言ってくれるんだよね?」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:21:27.68 ID:3nYm/Dd+0
七咲「……実は」

純一「その……」


美也「」

美也「そ、そんなことしたの!!?」

純一「う、うん……」

七咲「///」

美也「……呆れた」

美也「逢ちゃんが、ちょっと照れてるのは気になるけど」

美也「つまり、私の部屋まで逢ちゃんを連れてって」

美也「そ、その……そそそ、そういうことを、しようとしたのは、にぃに、なんだね」

純一「ま、まあ……」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:25:15.63 ID:3nYm/Dd+0
美也「……にぃにには、罰を受けてもらいます」

純一「はい……」

美也「逢ちゃんも」

七咲「はい……」

美也「じゃあ、その罰はね」

純一「……」ゴクリッ

七咲「……」ゴクリッ


純一「女装した上に目隠しなんて……」

七咲「私ができるだけ、人通りのなさそうな道を選びますから……」

純一「うん、頼んだよ。逢」ギュッ

七咲「……///」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:30:00.23 ID:3nYm/Dd+0
美也「じゃあ、お二人さんいってらっしゃーい」

中多「き、気を付けて……」

七咲「先輩、じゃあ、歩きますよ」

純一「う、うん」


美也『いい、逢ちゃん。お兄ちゃんに、この中から適当に台詞を言ってね』

七咲(うう……)

純一「ははっ、目が見えない状態で外を歩くと、さすがに怖いね……」

七咲「先輩……」

純一「え、なに?」

七咲「み、みんな、純子ちゃんのことを見てますよ……」

純一「じゅ……?って、え?人いるの?」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:32:30.63 ID:3nYm/Dd+0
七咲「ふ、ふふふ、ええ。いますよ。指差してる人もいます」

純一「そ、そうなんだ……」

七咲「あ」

純一「な、なに?」

七咲「いえ、今知り合いがいたような気が」

純一「ええ!?し、知り合い?僕も知ってる?」

七咲「は、はい」

純一「べ、別の道行かない?」

七咲「え?どうしてですか?いっそ見せましょうよ」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:35:27.92 ID:3nYm/Dd+0
純一「い、いや、ダメだよ!」

七咲「純子ちゃん」

純一「え」

七咲「あまり大きな声を出すと、注目されますよ。それに、女言葉を話さないと」

純一「お、女言葉……?」

七咲「はい」

純一「こ……こう、かしら?」

七咲「ぷふっ、え、ええ。いいです」


美也「ぷぷぷ、に、にぃに……」

中多「……先輩がんばって」REC

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:41:16.14 ID:3nYm/Dd+0
純一「な、なんか、すごい恥ずかしいんだけど……」

七咲「まあ、罰ですからね」

純一(うう、目は見えないし。しかも女装だし……なんか視線は感じるし、なんだろう、この状況……)

七咲「あ、風が」

純一「え」ブワサー

七咲「せ、先輩!スカート押さえて!」

純一「え、え?まさか……」

七咲「ええ……モロでした」

純一「ええ!?」

純一「み、見た?」

七咲「え、ええ……下着は男物なんですね」

純一「そ、そりゃあね」

プッ

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:44:46.05 ID:3nYm/Dd+0
純一「ひっ、い、今、笑い声が」

七咲「え、えーっと、はい……笑われてます」

純一「そんな……」

七咲「先輩……」

七咲(恥じらう姿がかわいい……)


中多「」ハァハァハァ

美也「うえー。やなパンチラー」


純一「ま、まだ続けなくちゃいけないの?」

七咲「はい。決められた時間まで、まだかなりありますし」

純一「え、もう一時間は歩かなかった?」

七咲「まだ二十分です」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:47:11.82 ID:3nYm/Dd+0
純一「そんな……」

「あれ、もしかして……」

純一「え、き、聞き覚えのある声が……」

誰がいい?
直下

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:47:52.58 ID:+LxTRmeh0

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:53:59.33 ID:3nYm/Dd+0
棚町「ええええええ!?も、もしかて、じ、純一!!?」

純一「か、薫!?薫なのか!?」

棚町「ぶふっ、ひひ、な、なにその格好」

純一「い、いや、これはだな」

七咲「先輩、女言葉」ボソッ

純一「ええ!?」

七咲「実は、美也ちゃんからの指示なんです。お願いします」

純一「……か、薫には関係ないでしょ!」

棚町「へ?い、今の」

純一「な、なによ!」

棚町「ひ、ひー、ひひひ、だ、だめ……いきできない……」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:59:58.28 ID:3nYm/Dd+0
田中「どうしたのー?」

純一「げ、この声は」

棚町「あ、恵子ー、ちょ、ちょっとこっち来て」

田中「なになにー?」

田中「え、この人誰?」

棚町「よーく顔見てごらんなさい、ぷぷぷ」

純一「……」ドキドキ

田中「目隠ししてるけど……え、た、橘くん?」

棚町「ぶふっ、そ、そうなのよ、ひひひ。ほ、ほら純一、なんかしゃべりなさい」

純一「……」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:02:55.28 ID:3nYm/Dd+0
田中「え?え?なんで橘君が?え?」

田中「え、えっと……し、趣味は人それぞれ」

純一「ち、ちがうん」


美也「……」ジー


純一「違うのよ田中さん!」

田中「よ?」

棚町「」

純一「こ、これにはふかーいわけがあるのよ!」

田中「へ……へー」目線反らし

棚町「はー……はー……」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:05:57.55 ID:3nYm/Dd+0
七咲「あの……」

田中「あれ?あなた」

七咲「すいません。私たち、そろそろ」

純一(やっと解放――)

棚町「あ!ちょっと待って!」

七咲「……な、なんですか?」

棚町「カメラ持ってくるから、ちょーっち待ってくんない?」

純一「だ、駄目に決まってるでしょ!!」


上の美也のカットインは、実際に橘さんに見えたわけじゃなくて、
どこかで監視しているはずって思い出した描写で

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:09:58.04 ID:3nYm/Dd+0
棚町「ええー、いいじゃんちょっとぐらいー」

純一「駄目ったら駄目よ!」

棚町「ぷっ、け、けちー」

純一「じゃあ、私たちは行くから」

田中「う、うん。さようなら」

田中(違う意味でもさようなら、橘君)

純一「あ、このことは、絶対に誰にも言わないでよ!」

棚町「えー」

純一「薫!」

棚町「はいはい」

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:12:42.96 ID:3nYm/Dd+0
純一「はあ、ひどい目にあった……」

七咲「大変でしたね……」

純一「これで僕のあだ名は、明日からオカマ野郎だ……ふふふ」

七咲「先輩……」

純一「あ、時間は?」

七咲「まだまだです……」

純一「はぁ……こうなったらもうやけよ!さあ逢!ちゃっちゃといきましょう!」

七咲「は、はい」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:16:17.55 ID:3nYm/Dd+0
美也「あ、ちょっと待って」

純一「え?美也?」

七咲「どうしたの?」

美也「にしし、お着替えたーいむ!今度はこれに着替えて。あ、目隠し取っていいから、そこの公園のトイレでね」

純一「ぷはぁ」

純一「あー、目が見えないだけなのにすごく疲れた……」

中多「先輩、お疲れさまです……どうぞ」

純一「あ、ありがとう。中多さん」ゴクゴク

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:19:06.15 ID:3nYm/Dd+0
美也「ほらにぃに!早く早く!」

純一「せ、急かすなよ」


純一「おい……これって」

美也「うん。うちの制服」

純一「まさか……」

美也「次は学校ね!」

純一「だ、駄目に決まってるだろ!!」

美也「……変態。お父さんとお母さんに」

純一「わ、わかったよ!」

美也「はい、目隠し」

純一「目隠しまだやるのか……」

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:22:26.48 ID:3nYm/Dd+0
純一「ね、ねえ逢?」

七咲「は、はい……」

純一「ひ、人の声が増えてきてない?」

七咲「は、はい。下校時刻のピークは過ぎてますが、それでも生徒がけっこういますので……」

純一「が、学校まではあとどのくらいかしら?」

七咲「もうすぐですね……」

純一「そ、そう……」

純一(うう、どうかばれませんように!!)

純一(かつらと目隠しで、そう簡単にはわからない……はず!)

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:23:12.94 ID:3nYm/Dd+0
「あれ?」

純一(あ、終わった)

誰がいい?
直下

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:23:41.23 ID:84wFbJrD0
絢辻さん

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:29:43.17 ID:3nYm/Dd+0
絢辻「あなた……」

純一「な、七咲、早く進んで」ボソボソ

七咲「は、はい」ボソボソ

絢辻「ちょっと待ちなさい」

純一「な、なんでしょう」ウラゴエ

絢辻「あなた、なんで目隠しをしているの?危ないわよ」

純一「い、いえ、これはその……」ウラゴエ

絢辻「あと、あなたみたいな生徒、うちにいたかしら?見覚えがないんだけれど」

純一「転入したばかりなんですぅ」ウラゴエ

七咲「あ、あの、私たち急ぎますので」

絢辻「……そう」

純一「ご、ごきげんよう」ウラゴエ

絢辻「ごきげんよう、橘君」

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:35:04.14 ID:3nYm/Dd+0
純一「」

純一「き、気づいてたの!?」

絢辻「ええ。一目で気づいたわよ」

純一「じゃあなんで」

絢辻「面白そうだったから、つい」

純一「ひどいよ、絢辻さん……」

絢辻「そんなことより、なんて格好をしているの、橘君」

純一「こ、これはその、やむにやまれぬ事情がありまして……」

絢辻「へぇ。私てっきり、あなたの趣味なのかと思ったわ」

純一「違うよ!!」

絢辻「まあ、どっちでもいいけど」

純一「よくないよ……」

絢辻「その格好で学校に行く気?死ぬわよ(社会的に)」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:38:32.60 ID:3nYm/Dd+0
純一「……でも、私には行かなきゃいけない理由があるのよ!!」

絢辻「そ、そうなんだ」

絢辻「気を付けてね。あと、あなたも」

七咲「私ですか?」

絢辻「よくわからないけど、がんばってね」

七咲「は、はい。ありがとうございます」

絢辻「それじゃあ」

純一「う、うん。さようなら、絢辻さん」

純一「はー、さすが絢辻さんだなあ。まったく笑わなかったよ。薫とは大違いだな」


絢辻「……」キョロキョロ

絢辻「(割愛)」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:43:49.00 ID:3nYm/Dd+0
七咲「先輩、やっと学校につきましたよ」

純一「そ、そっか。じゃあかえ」

美也「ダメダメ。一周してきて。そしたら、帰っていいから」

純一「美也!?またお前はどこから……」

美也「私たち、ずーっと見てるからね」

中多「ビデオにも、撮ってます」

純一「え!?き、聞いてないぞ!!」

美也「はいはい、早く行ってらっしゃーい」

美也「ほら、逢ちゃん」

七咲「う、うん」

純一「くそー!」

美也「女の子は糞なんていわなーい」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:45:39.57 ID:3nYm/Dd+0
純一「はあ……」

七咲「せ、先輩。もう少しですから」

純一「うん……でもどうせまた誰か」

「あ」

純一「やっぱり……」

誰?
直下

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:46:34.68 ID:M5l42Gil0
りほこ

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:50:36.32 ID:3nYm/Dd+0
梨穂子「あれー?あなた」

純一「……」

梨穂子「うーん?あのー、私の勘違いかもしれないんだけど、あなた」

純一「そうだよ!僕だよ!!」

梨穂子「わわわ、や、やっぱり純一だー」

純一「……」

梨穂子「でも純一、どうして女の子の格好をしてるの?」

純一「なんだっていいだろ……」

梨穂子「えー、気になるよー」

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:55:22.15 ID:3nYm/Dd+0
七咲「先輩」ボソッ

七咲「美也ちゃんが……」ボソボソ

純一「はぁ……」

純一「とにかく、私は急いでいるから、じゃあね、梨穂子」

梨穂子「私?ぷぷ、なにそれ。言葉まで女の子ごっこ?」

純一「だから、気にしないでって」

梨穂子「でも純一、結構似合ってるね。その格好」

純一「え」


中多「……」コクコクコク


梨穂子「かわいいよ、純一」

純一「へ、変なこと言うなよ///」

七咲「……」ムッ

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:59:00.49 ID:3nYm/Dd+0
七咲「そうですね。先輩、結構似合ってて可愛いですよ」

純一「あ、逢?」

梨穂子「うんうん。また今度他の服を来ているところも見たいなあ」

純一「たぶん、もう着ない……」

梨穂子「えー、もったいないよー」

七咲「先輩、今度私と二人きりの時に」

純一「わ、わかったわよ。考えておくから……」

七咲「え」

梨穂子「やったー」

純一「ほら、七咲。行こう?」

七咲「あ、はい」

梨穂子「じゃあねー」

純一「はいはい」

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:04:16.03 ID:3nYm/Dd+0
七咲「先輩」

純一「なにかしら?」

七咲「もしかして……癖になってますか?」

純一「え゙、そ、そんなことないわよ」

七咲「あやしい……」

純一「ほ、ほら。早く行こう?一周ってまだなの?」

七咲「あ、いえ。もう少しで終わりですね」

純一「よーし、じゃあ」

「あら、あなた」

224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:07:23.82 ID:3nYm/Dd+0
森島「逢ちゃんじゃない」

七咲「も、森島先輩……」

森島「ねえ、響見なかった?ずっと探して」

純一「……」

森島「あなた……」

純一「……」

森島「どうして目隠ししているの?」

純一「……」

七咲「い、いえ、これは……」

森島「んー?ていうかあなた。見たことあるような……」

229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:11:32.16 ID:3nYm/Dd+0
塚原「はるか!」

森島「あ、響ちゃん!」

塚原「もう、こんなところいたの?教室で待っててって」

塚原「あれ?七咲?」

七咲「は、はい……」

塚原「どうしたの?部活休みなのにこんな遅くまで」

七咲「い、いえ……わ、忘れ物をしたので、一度帰ったんですけど、戻ってきたんです」

塚原「へぇ」

塚原「あれ?そっちの子は」

純一「……」

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:15:55.07 ID:3nYm/Dd+0
森島「あ、そうそう。この子、さっきから目隠しして声も聞かせてくれないの。きっととってもシャイなのね」

森島「逢ちゃんのお友だち?」

塚原「……」ジー

純一「……」

純一(な、なんだろう。見えないはずなのに、突き刺さるような視線を感じるぞ)

塚原「あなた」

純一「」ビクッ

塚原「もし何かの罰ゲームだったりしたらだけど、目隠しは危険よ」

純一「……」コクコク

塚原「七咲も、止めてあげないと」

七咲「す、すいません……」

塚原「事故が起きてからじゃ遅いのよ」

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:18:59.12 ID:3nYm/Dd+0
七咲「は、はい」

塚原「高校生にもなって、こういう悪ふざけは」

七咲「……」

純一「ち、違うんです!!」

塚原「え」

森島「わーお」

純一「これには深いわけが……七咲は悪くないんです!!」

塚原「た……橘君!?」

森島「えー、あなただったの!?あは、すごーい!ベリーキュート!似合ってるわよ!」

純一「あ、やば」

238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:22:40.21 ID:3nYm/Dd+0
森島「なあに?どうしたの?なんで女子の制服着てるのかしら?」

純一「え、えーっと……」

塚原「」絶句

純一「こ、これにはふかーいわけが……」

塚原「ば、罰ゲーム?」

七咲「……」

純一「似たようなものです……」

森島「あ、そうだ!これからうちに来ない!?きっと橘君に似合う服がたくさんあるから!」

塚原「ちょっと……黙ってて、はるか……」クラクラ

243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:26:22.33 ID:3nYm/Dd+0
塚原「趣味……ではないのよね?」

純一「も、もちろんです!」

塚原「……行きすぎた恋人同士の、その、そういうのでも、ないのね?」

七咲「は、はい!ありえません!」

森島「え?そうなの?二人ってそうだったの?」

塚原「……」

純一「……」

七咲「……」

森島「そういえば、さっきからずーっと手を繋いでて、二人ともかわいいカップルね!」

塚原「もう何も聞かないから……気を付けてね」

純一「はい……」

七咲「はい……」

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:30:16.44 ID:3nYm/Dd+0
森島「ええ、もう終わりなのー?残念」

塚原「橘君……」

純一「あ、はい?」

塚原「あなたには、七咲のこと任せてもいいって思っているんだから、あまり変なことはしないように」

純一「は、はい」

森島「そうよ!男の子はナイトなんだから、しっかり女の子を守らないと!あ、でも今は二人ともプリンセスね!」

純一「はあ」

七咲「じ、じゃあ、失礼します」

純一「失礼します」

塚原「さようなら」

森島「じゃあねー」

248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:33:40.99 ID:3nYm/Dd+0
純一「最後に、一番の大物に捕まってしまった……」

七咲「そうですね……」

純一「はあ、これで僕の知り合いでも、見られたくない人たちにはほとんど出会ったよ……」

七咲「御愁傷様です……」

純一「なんかもう、どうでもうよくなってきた……」

七咲「……」

純一「でも、それだけのこと、しちゃったってことかな」

七咲「先輩……」

252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:38:08.15 ID:3nYm/Dd+0
純一「これからは、もっとちゃんと付き合っていこう」

七咲「先輩……」

美也「反省したようじゃな……」

純一「美也!」

美也「もう、目隠しをとってよいぞよ」

七咲「ぞよ?」

美也「わしは、それを二人に知って欲しかったのじゃ……」

美也「今日のことを乗り越えて、二人は、かけがいのない宝物が手に入れたはずじゃ」

美也「それを大事にするのじゃよ」

美也「あと、妹の美也ちゃんも大切にするように」

美也「さらばじゃ!」

253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:40:42.78 ID:3nYm/Dd+0
純一「……」ポカーン

七咲「……」ポカーン

純一「えっと……終わり?」

七咲「みたいですね」

純一「帰ろっか」

七咲「はい……でも」

純一「でも?」

七咲「あの、先輩の着替えって」

純一「あ!美也!」

シーン

七咲「行っちゃったみたいですね……」

純一「女装したまま帰るのか……」

262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:46:08.36 ID:3nYm/Dd+0
エピローグ

純一「逢……どうかな」

七咲「はい、似合ってます」

純一「そ、そうかな……」

七咲「先輩。背は高いですけど、お化粧したら結構女の子に見えますね」

純一「そ、そう?」

七咲「はい。じゃあ」スッ

純一「あ……」

七咲「ふふふ。まったく、目隠しプレイがそんなに好きなんですか?これじゃあ、女の子に見えませんよ?」

純一「だって……」

七咲「ほんとにもう、先輩は変態ですね」

七咲「美也ちゃんがこれを知ったら、また怒られますよ」

純一「ま、また……」

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:48:30.23 ID:3nYm/Dd+0
七咲「でも、もうこれじゃあ罰ゲームになりませんね」クスクス

純一「あ、逢……早く……お願い」


おわり