1: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 08:10:01.47 ID:YknqfjzQO
・東郷あいさんが雪美ちゃんを仕事場まで送っていく間に二人で色々お喋りするお話


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458515401

引用元: 【モバマスSS】ドライブウィズゆきみん 


 

2: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 08:10:33.59 ID:YknqfjzQO
モバP「あいさん、申し訳ないんだけどこの日、アイドルを送ってってもらえないかな」

モバP「アイドルにこんなことを頼むのは本当によくないんだけど……」

あい「そんな申し訳無さそうにしないでおくれよ」

あい「そんなことお安い御用さ。 モバPくんの頼みならなおさらね」

モバP「ありがとうございます」

あい「ところで誰をどこに送り届ければいいんだ?」

モバP「15時に雪美ちゃんを◯☓テレビまでお願いします」

あい「雪美くんか。 わかったよ」

モバP「お願いします」

3: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 08:10:59.54 ID:YknqfjzQO
――――――――――

あい「というわけで雪美くん、今日はプロデューサーの代わりに私が送っていくよ」

雪美「ありがとう……」


あい「さぁ助手席に座って」

雪美「……うん」

あい「ちゃんとシートベル……雪美くん、私の膝の上に乗られると運転が出来ないのだが?」

あい「それとも、雪美が運転してくれるのかい?」

雪美「うん……」

あい「フフッ、それは雪美くんが大きくなったらお願いするよ。さぁ助手席に座って」

雪美「ふふっ…………」

あい(雪美くんは意外とおちゃめなんだな……)

4: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 08:11:25.07 ID:YknqfjzQO
――――――――――

雪美「……………」

あい(不思議だな、彼女と居るとずっと沈黙でもなんだか心地がいい)

あい(薫とそう歳は違わないはずなのになんだかすごく大人びている気がするな)

あい(まぁ、薫が歳に比べて子どもらしいのもあるかもしれないが……」

雪美「あい……嬉しそう……」

あい「えっ?」

雪美「何か……いいこと……あった……?」

あい「いいや、とくにはないよ」

雪美「そう…………。 …………薫?」

あい「えっ、薫?」

雪美「薫のこと…考えてた…?」

あい「えっ、あぁ……なんだか雪美くんとは正反対だなぁと思ってね」

あい(まさか心が読め……そんなわけ無いか……)

6: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 13:40:27.86 ID:YknqfjzQO
雪美「反対……?」

あい「薫は賑やかで子どもらしいだろ? 雪美くんは寡黙で大人びている」

雪美「…………」

あい「あんまり歳が違わないのに面白いなと思ってね」

雪美「………そう」

あい「そういえば薫とはとときら学園で一緒だったね」

あい「薫はどうだい? 良い子だから悪さはしていないと思うけど……」

雪美「うん……薫……とても……優しい……」

雪美「この前も……お弁当…おかず……くれた……」

あい「ふふっ、薫は料理が趣味だからね」

雪美「あい……薫の話…嬉しそう……」

あい「そうかい? 同じ現場になることが多いからね。」

雪美「そう……」

あい「雪美くんも薫とはマーチングバンドでも同じだから顔を合わせる機会は多いんじゃないか?」

雪美「うん……あい……物知り……」

7: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 14:37:29.90 ID:YknqfjzQO
あい「事務所の仲間だからね」

雪美「……そう…」

雪美「私…あい…知ってる…。 レッドバラード…千秋…一緒……」

あい「よく知ってるね」

雪美「事務所の…仲間…だから…ね……」

あい「ふふっ、そうだね」

あい(今日は道が空いているから随分早くつきそうだな……)

あい「雪美くん、少しコンビニで休憩しようか」

雪美「うん……」

8: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 14:45:21.61 ID:YknqfjzQO
―――――

あい「何か飲むかい。 買ってあげよう」

雪美「……ありがとう」

あい「遠慮しなくていいよ」

雪美「……うん」

あい「それとも何か食べ物が良かったかい?」

雪美「…………」

あい(困ったな、こういう時薫はいつもすぐお菓子を持ってきたりするのだけれど……)

雪美「…………?」

あい「え、遠慮しなくていいんだよ?」

雪美「……………これ……いい……?」

あい(いちごパスタ味のジュース? こういうのが流行っているのか!?)

雪美「……ダメ?」

あい「あぁいいよ」

雪美「……ありがとう」

10: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 16:13:06.37 ID:YknqfjzQO
―――――

あい「それじゃぁいこうか」

雪美「うん……いただきます……」ゴクゴク

あい(それ美味しいのか?)

雪美「あい……一口……要る…?」

あい「えっ…遠慮しておくよ……」

雪美「………そう……………」シュン

あい「やっぱりもらおうかな?」

雪美「どうぞ……」

あい「うん」

あい(う~ん、なかなか形容しがたい味だ)

11: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 16:56:56.67 ID:YknqfjzQO



あい「ありがとう、美味しかったよ」

雪美「ふふっ……これ……美味しい……ね……」

あい「そうだね、それじゃぁいこうか」

雪美「しゅっぱつ……しんこー……」

あい(なんだかご機嫌だね)

雪美「あい……テレビ……見て……いい?」

あい「あぁ、いいよ」

雪美「ありがとう……これ……かな……?」ポチポチ

あい「大丈夫かい? 赤信号になったらやってあげよう」

雪美「……大丈夫……できる……」ピッ

愛梨『とときと~』

きらり『きらりのぉ☆』

愛梨きらり『『とときら学園~』』

雪美「あ……」

あい(そうか今日はとときら学園の放送日だったか)

12: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 21:56:34.60 ID:YknqfjzQO
――――――――――

あい(雪美くん、ものすごく無口かと思ったけど番組では少し話せるんだな)

あい「雪美くんは、とときら学園は好きかい?」

雪美「うん……好き……モバP……もってきてくれた……仕事……だから……」

あい「モバPがもってきれくれた仕事だから…か、いいね」

雪美「あい……レッドバラード……好き……?」

あい「もちろん、好きだよ」

あい「彼女達にはいつも刺激を受けるからね」

雪美「そう……メイドさんは……?」

あい「メイドコレクションのことかい? あれはちょっとびっくりしたよ」

あい「モバP君も大概物好きだと思っていたが、私をメイドにしようとはね」

雪美「あい……いつも…かっこいい……意外……ギャップ……?」

雪美「でも……メイド……かっこよかった……千秋みたい……」

13: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 21:57:02.74 ID:YknqfjzQO
あい「そうか雪美くんと千秋もメイドの仕事をやっていたね」

雪美「……うん…、お揃い……ね…」

あい「雪美くんはメイドの仕事はどうだった?」

雪美「パフェ…重かった……」

あい「フフッ、それは大変だったね」

雪美「あい……大変なこと……あった……?」

あい「そうだね、小梅君が心配でハラハラしたよ」

雪美「そう……」

あい「でもなかなか面白かったよ。 普段はああいう仕事はしないからね」

雪美「うん…、あい……いつも……かっこいい……」

あい「アイドルたるもの、常に決まっていなければね」

雪美「ずっと……?」

あい「そうだよ」

雪美「アイドル……大変……ね」

あい「あぁ、アイドルは大変なんだよ」

14: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 22:06:31.27 ID:YknqfjzQO
雪美「アイドル……大変……」

雪美「アイドル…歌…声……大事…、でも…私…歌…声…小さい…苦手……難しい……」

雪美「でも…アイドル…楽しい……」

雪美「頑張って……喋る…歌う…。みんな…喜ぶ…、楽しい……」

雪美「だから…アイドル…苦手……でも……楽しい……」

あい「苦手だけど楽しい、か……」

あい「私もそうかもな」

雪美「えっ……?」

あい「よくファンやプロデューサーからは何でも出来る完璧超人のように言われるけれど全くそんなことはないんだ」

雪美「そうなの……?」

あい「もちろんさ」

雪美「あい…苦手……ある……?」

あい「たくさんあるよ。 例えばお酒に弱いとか」

15: ◆yz988L0kIg 2016/03/21(月) 22:09:36.23 ID:YknqfjzQO
雪美「志乃と……同じ……」

あい「フッ、志乃さんはまた別だけどね」

雪美「ほかは……?」

あい「そうだな……素直になるのが苦手なのかもしれないな」

雪美「……?」

あい「フッ、忘れてくれ」

あお「ついたぞ」

雪美「……うん」バタンッ

千秋「待ってたわ、時間ぴったりね。 送迎ご苦労様」

あい「なに、良いドライブになったよ」

千秋「後は私が連れて行くわ」

あい「あぁ、よろしく頼んだ」

雪美「あい……ちょっと…待って……」

あい「ん?」

雪美「あい……素直……大丈夫……モバP……真逆の心……気づいてる……」

あい「In factかい? 雪美くんもなかなか言うね」

雪美「ふふっ……」

あい「ありがとう、雪美」

雪美「うん…。あい……また…ドライブ…しよ……」

あい「もちろん、また乗せてあげよう」

雪美「ばいばい……」

千秋「佐城さん、何話してたの?」

雪美「ふふっ…内緒……」

終わり