ブチャ「・・・な・・・・・・何・・・」



静「『ワイルド・ハニー』・・・・・・『オモチャの銃を透明にしたッ』!見えねーから油断したわねーッ!」ニシシ

じょりん「さくせんせいこぉー!いえあー!」パシィン!

静「やったわね徐倫ちゃーん!徐倫ちゃんのハッタリもきいてたわよー!」

じょりん「ったりめーだ!」

ブチャ「・・・丸腰と思っていたが・・・透明にしていたとは・・・・・・フ・・・負けた・・・完全敗北だ・・・」フ



 【チーム・パッショーネ 敗北】 バン!

 【チーム・じょりん 勝利!】 バン!





えふえふ「はーやくめをだせひまわりちゃーん♪」ジョウロ~

ポル「はーやく芽を出せひまわりちゃーん♪」

ジョセフ(そんなすぐに芽は出ないと言うべきなのじゃろうか。・・・ッマ、言わないべきじゃろな~)

鋼田一「水はあまりやりすぎないようにね。気をつけるんだよ」

イギー「(`・ω・´)」ジョロロー

ジョセフ「キサマはいいかげんにしろーッ!」



 

引用元: 仗助「承太郎さんの娘さんすかァ~ッ!?」―第二部・杜王町流― 


 

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383: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/23(月) 22:28:53.25 ID:5kfVrqpQ0
ジャイロ「お、もう終わりか?」

仗助「ジャイロさん達も来てたんすかー。どーでした?」

ジャイロ「6秒時時間戻すスタンド使いがいねえかヒヤヒヤしたぜ」

仗助「?」

じょりん「これでジョルノのまけはきまりだな!」

えるめぇす「なんだ、やっぱりジョルノたちのまけか」

えふえふ「なになに?もうおわったの?ジョルノけっきょくまけたのかー」

ジョルノ「・・・」プルプル

フーゴ「あー、すごく悔しがってるー・・・」

ミスタ「俺だってくやしいぜ・・・っちくしょー!この俺が銃撃戦で負けるなんてー!」

ブチャ「徐倫達の方もかなりの腕だったっていうことだ。まさかスタンド使いだったとは」

アバ「それも全員らしいじゃねーか。お前らホントに一般人か?」

康一「それを言うならあなた達も皆スタンド使いだったなんて・・・」

億泰「ったく、隠してるなんてずっけーぜ」

ミスタ「それを言うならテメーらだって隠しててずりーじゃねえか」

億泰「あァ?なんだぁコラァ!?」

ミスタ「やんのかオイィ!」

仗助「おい億泰、またモメごとおこすんじゃあねーよ」

ブチャ「ミスタも短気すぎるぞ」

花京院「スタンド使いはひかれあう・・・」

ポル「え、なんでそれ今言うの?」

ジョセフ「確かに今ここにいる全員がスタンド使いと考えるとおそろしいわい」



じょりん「それじゃあそろそろかえろー!ジョースケはらへったー!」ペコグゥー

仗助「ハイハイ・・・それじゃあかえろーぜ皆」

385: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/23(月) 22:37:30.19 ID:5kfVrqpQ0
億泰「じゃあなー!また遊ぶ時いえよー!」

康一「バイバーイ皆ー!」



ブチャ「俺達もここで帰ろう。それぞれ活動に戻るんだ」

アバ「あー、またビデオ屋にいるから、徐倫、おめーらまた来てくれな」

ナランチャ「俺たちもカメユーでレジ打ってるからな!」

フーゴ「僕も」

トリッシュ「私はこれからライブだわー。あー、余計な体力使っちゃったァ~・・・」

ミスタ「俺はどこにいるか秘密だぜー。見つかったらホメてやるからがんばってさがせなー。じゃあなー」



仗助「かなりの大所帯だったな~。今もけっこうだけど」

ジョニィ「ハハ・・・観客だけどね僕達」

ジャイロ「まあSBRにずっといるのもヒマだし~」

ジョセフ「イギー、ジョルノくんになついておるのう」

イギー「(´ω`)」スリスリ

ジョルノ「・・・悪い気はしませんね」

イギー「(´ω`♯)」ジョロロ・・・

ジョルノ「!?」

ポル「あーあ、やりやがった」

ジョルノ「こッ、こいつッ!?僕のあしに!?」

花京院「それは気をゆるした証拠ですよ」フフフ

ジョルノ「ギャングをなめるな!この犬野郎!」バッ

えふえふ「ジョルノはなんでブチャラティたちとかえらなかったの?」

ジョルノ「こっちが帰り道なんですよ!ああもうこの犬!足にしがみついてッ・・・」

えるめぇす「ふんがみのおかげでスタンドがうまくなった。ありがと」

噴上「いえいえ、どーいたしましてー」

ホル「裕也おめー、エルメェスと親交を深めやがって・・・ッチィ!ずりーなあ」

噴上「ハハハ・・・そんなんじゃあないけどな」

じょりん「あ!あれは!むこうからあるいてくるあれは!」



承太郎「徐倫、もう5時だ。よいこは帰る時間だから迎えにきたぞ」

じょりん「パパだー!」

仗助「承太郎さんってこんな人だったっけ?・・・」

386: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/23(月) 22:51:21.57 ID:5kfVrqpQ0
ホル「じょ、承太郎!」

承太郎「ホルホース、ホントに杜王町にいたとはな」

ホル「ど、どうして・・・」

花京院「僕がさっきスデに連絡しておきました」

ポル「俺達も聞いてた」

ジョセフ「じゃからおどろいてなかったんじゃよ。けっして会話してなかったから忘れてたわけじゃないけど?」

アヴ「フム、ホントに改心してるみたいだな」

ホル「あ・・・アヴドゥル」

アヴ「お前に撃たれた『ココ』、まだ傷が生々しく残ってる。忘れたとは言わさん・・・が、忘れてもいいぞ。もうな」

ホル「・・・すまねえ」

承太郎「まあそういう過去の話はこの後、杜王グランドホテルに戻ってからでいいだろう。今は徐倫だ。徐倫と話させろ」

ポル「おっふぉう承太郎ったら欲望にまみれてるゥー」

じょりん「パパ!きょうジョルノたちとたたかってかったよ!しずかといっしょに!」

承太郎「しずか?」

花京院「ああ、なんでもこの子、静・ジョースターさんの異世界&未来版らしいです」

静(スゲーあっさり!)

ジョニィ「僕が大統領に連れてきてもらったんです」

ポル「ほー!いい女じゃあねーか!」

アヴ「静くんがこんなに立派に育つなんて・・・」

ジョセフ「わしも鼻が高いわい」

噴上「なんでアンタ達そんなあっさり受け入れられるんだ・・・」

ジョセフ「わしらそれなりに波乱万丈な旅してきたからのう」

静「・・・おじいちゃん・・・」

仗助(そういやあ・・・静の世界でジジイは・・・・・・静のヤツ、もっとジジイと会話したいだろうに、こらえてるのか?・・・)

承太郎「で、ジョルノとやら・・・お前はDIOの子らしいな。もう危険はないとわかっているが」

ジョルノ「え、僕をご存じで」

承太郎「ああ。まあ、もうどうでもいいけど」

ジョルノ「ちょっと切ない・・・」



ジャイロ「にしても、ここに『ジョジョ』がたくさんいるなァー。ジョセフ・ジョースター、空条承太郎、東方仗助、ジョルノ・ジョバァーナ、空条徐倫、ジョニィ・ジョースター」

ポル「そういやあジョニィはジョースターさんと血縁関係か?」

ジョニィ「いや、そうではないよ。家系図さかのぼると親戚だったりするかもだけど」

387: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/23(月) 22:56:58.01 ID:5kfVrqpQ0
じょりん「それにしずか・ジョースターもいるよ!」

静「!」

ジョセフ「フフ・・・そうじゃな。静も『ジョースターの血統』じゃからのう」

静「・・・おじいちゃん・・・」

ジョセフ「わしの娘じゃ。きっと勇敢で強く、頭の回転も早くてイーイ子じゃろうて。ハッハッハ」

静「・・・」

ジョセフ「それにすんごい美人じゃし~、異世界のとはいえ、わしゃお前を自慢に思うわい。静の立派な姿を見れただけでも今日はいい日じゃったわ」

静「・・・」ジワッ

ジョセフ「!」

静「・・・おッ・・・おじいッ・・・ちゃんッ・・・」グス・・・

ジョセフ「し、静!?ど、どうしたんじゃ!?おなかいたいのか!?」

ポル「あーあージョースターさんがなーかしたー」

ジョセフ「!?」

アヴ「ジョースターさんがなーかしたー♪」

ホル「ジョースターがなーかしたー♪」

ポル「女泣かせの~ジョセフ~ジョースター~♪」

ジョセフ「やッ、やめんか!おいコラッ!し、静!わし何か悪いこと言っちゃった!?」

静「・・・グス・・・・・・ッ・・・」

ホル「ジョーセフジョースターは女のてーきー♪」

ポル「女泣かせの~ジョセフ~ジョースター~♪」

ジョセフ「家では妻が~泣いているゥ~♪」

ジョセフ「やめんかオノレらぁーーー!」

435: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 19:59:02.20 ID:OR10tOjz0
 ―東方家―

じょりん「ただいまー!」バタバタ

えふえふ「ひさしぶりのわがやー!」バタバタ

えるめぇす「きょうもおとまりだー!」バタバタ

仗助「ダイジョブか静?」

静「うん・・・ありがと兄さん・・・」

仗助「こらえきれなかったんだな~。しょーがねェーよさすがに。俺だってじいちゃんが・・・あ、お袋の親父な。そのじいちゃんがヤバイ時は流石にヤバかったからよォー」

静「・・・兄さんのおじいちゃんはどうしたの?」

仗助「『アンジェロ』とかいうスタンド使いに教われたけどよォー、なんとか俺のスタンドで治したんだ。ギリギリだったがな・・・それ以降は杜王町の外の田舎に移り住んでノンキにしてるぜ」

静「・・・」

仗助「・・・もしオメーがじじいに甘えたいんだったらエンリョせずに言えよ。別に今更徐倫を守る必要なんざねーんだからよ」

静「そんなんじゃないっての!別におじいちゃんに甘えたいんじゃないから!ただちょこーっとだけ『ウルッ』ってきただけだから!徐倫ちゃん達と一緒にいる方が楽しいもんッ!」

仗助「それはそれは・・・」ヤレヤレ

じょりん「ジョースケ!ゴハンゴハン!」

仗助「あ、そうだったな~。っつゥーか今日家出る時もメシ食いに出かけたんじゃなかったか?帰ってそうそうまたメシかよー」

えふえふ「そりゃあもうじかんがたってるからね」

えるめぇす「もうおなかとからだがくっついちゃうくらいはらへった」

仗助「柱の男かオメーは・・・そーだな、せっかくだしトニオさんトコいこーぜッ」

じょりん「!まえにいってたイタリアりょうり!?」

仗助「おう。もう夕方だがやってるだろーからな」

えふえふ「ッシャ!」

えるめぇす「イタリアりょうりってうまいのかなー?」

じょりん「イギリスはまずいっていうけど、イタリアはうまいんじゃあない?」

仗助「そんじゃ行くぞー。静も準備しろ」

静「え、あたしもいいの?」

仗助「そりゃそーだろ。うっまいぞぉ~?」

静「ヤタッ!」グッ

438: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 20:14:19.97 ID:OR10tOjz0
 ―夜道

じょりん「イッタリッアりょうりをたべにいこ~♪」

えふえふ「イッタリッアりょうりをたべにいこ~♪」

えるめぇす「ピザ・モッツァレラ♪ピザ・モッツァレラ♪」

仗助「すげーはしゃいでるな~。子供の口にはあわないかもしれねーぞー?」

静「確かになんか上品なイメージあるもんねェ~」



<ドリュデドリュデデドリュデデデーン!

静「?・・・なんか音楽が聞こえてきた」

仗助「ああ、あれだぜホラ。駅前で路上ライブやってんだ。ウルトラスーパーギタリストがな」



音石「シビれるぜェェェ~~~ッ!」ドリュデデデ!

じょりん「エレキギターだ!かっくいー!」

えふえふ「うぃんうぃんうぃん!」

仗助「おう、音石ィ~ッ、今日も元気ッスね~」

音石「!ジョ、仗助!・・・な、何も悪いことしてねーぞ俺ァ!」

仗助「そう構えんじゃねーっての。オメーはもうしっかり服役して反省したんだからよォー。俺も康一も億泰も承太郎さんだってお前の再スタート応援してるんだぜ~?」

音石「マ、マジで?そりゃモチベーションあがるってもんだぜェ~!充電だぁうっ!」ドリュリュ!

えるめぇす「すげーワイルドなサウンドだ」

仗助「ほんじゃな~、デビューしたらサイン入りCDくれよなー」バイバイ

音石「音石明ッ!世界一のギタリスト目指してがんばるぜェーーーッ!」ウィーンドリュデデ!

442: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 20:54:58.53 ID:OR10tOjz0
 ―トラサルディー―

じょりん「おらぁ!」ガチャ!

仗助「おめー静かにドアひらけってーの!」

静「ん?」

えふえふ「ここがあのイタリアりょうりのおみせ・・・じつざいしたのか・・・」キラキラ

えるめぇす「テーブル2つしかないけど?」

仗助「そういう方針なんだよここは」



トニオ「イラッシャイマセ。おや、これはこれはかわいらしいお客さん達デスね」

じょりん「おいしいごはんをたべれるときいてきました!」ビシ

仗助「飛び入りっすけどイイっすかね~?あ、人数5人で。3人は子供で」

じょりん「えふえふとえるめぇすとしずかがこどもな」

静「徐倫ちゃんいくつだったっけ~?」

じょりん「にんげんでいうと5さい!」

静「こわくなることいわないでよ」

仗助「ていうことで、子供用の料理とかありますかね~?」

トニオ「ええ、ダイジョウブダイジョウブ。仗助さん達にも感想をもらいたい料理を出してもカマイマセンカ?」

仗助「感想?俺なんかのでいいんなら・・・」

えるめぇす「どくみってやつか」

トニオ「チョットチガイマス。覚えたての料理の品評といったところデス」

静「おいしいんなら別にいいけどォ~。とにかく早く食べましょ。朝のドネルケバブだけしか食べてないからねー今日」

じょりん「チョコパイをください!」

トニオ「そんなものウチにはないよ」

443: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 21:03:23.65 ID:OR10tOjz0
じょりん「はやくはやく」ツクエドンドン

えふえふ「はやくはやく」ツクエドンドン

えるめぇす「ひゃっはあもうがまんできないッ」ツクエドンドン

仗助「静かにしろっておめーら」

静「ん?」

トニオ「ハハハ、あわてないでクダサイ。ハイ、ドウゾ」コト

じょりん「うわ~ッ!・・・・・・なにこれ?」

えふえふ「あかいごはんのうえにたまごやきがのってる?」

えるめぇす「シェフをよべ!」

トニオ「チガウチガウ。これ、オムライスデス」

じょりん「オムライスゥ~?」

トニオ「上に乗ってるオムレツをこうやって・・・開くんデス」スーッ・・・

じょりん「!たまごがひらいた!」

えふえふ「なかははんじゅくでトロトロだーッ!」

えるめぇす「なるほど、これでオムライスみたいになったな」

トニオ「さあ、めしあがってください」

じょりん「・・・でも」

トニオ「・・・?」

えふえふ「あ、コックさん、はたってない?」

トニオ「ハタ?」

えふえふ「じょりんはオムライスにはたがないとなっとくできないタチなので」

トニオ「ああ、そういうことデスか。えーっと・・・ハイ、これでいいカナ?」サスッ

えるめぇす「はんじゅくたまごのうえにはたが!」

じょりん「ありがとうトニオッ!」

トニオ「いえいえ、さ、めしあがってクダサイ」ニコニコ

444: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 21:23:32.26 ID:OR10tOjz0
じょりん「うんみゃ~~~~~いッ!」パアー

えふえふ「こっ、これはぁ!このあじはぁ~~~ッ!はんじゅくのトロトロのたまごがぜつみょうなあじをかもしだしながら、チキンライスにからみあってちょうぜつビミッ!」

えふえふ「ふたつがすさまじいフィットかんをかもしだしてみごとなかがくはんのうっ!おなじひとつのりょうりでありながらふたつのモノがみごとなかんぜんがったい!」

えふえふ「いうなら『ドラゴンボール』にでてくる『アラレちゃん』!『キン肉マン』のしんシリーズにとうじょうする『あくまちょうじんぐん』!『エクスペンダブルズ』における『チャック・ノリス』!」

えるめぇす「シェフだ!シェフをよべ!」

仗助「どうしたお前らどうした」

トニオ「ニコニコ」

じょりん「すっごくおいしいぞ!さすがトニオだ!」

えふえふ「アンタはてんさいだーッ!」

えるめぇす「シェフにつたえろ!おいしいですと!」

トニオ「それは何よりデス。アリガトウゴザイマス」ニコニコ

静「っくー・・・見てるこっちまで腹ペコリーノになっちゃうっての~・・・トニオさん、アタシ達もオムライス?」

トニオ「いえ、お二人にはそれ相応の料理をご提供しますヨ」

仗助「どんなもんすか?」

トニオ「ココで調理を見てもらってもいいデスか?といっても『調理』といえるほどのものではナイのデスが」

仗助「?いいっすけど・・・」

トニオ「簡単な料理デス。仗助さんもゼヒ家でやってみてクダサイ」

446: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 21:34:42.95 ID:OR10tOjz0
トニオ「まず鯛を用意シマス。ウロコをとって刺身にしておきマス」スッスッ

仗助「鯛~?イタリア料理にッスか~?」

トニオ「実はコレは日本人向けのモノです。日本の寿司屋で教えてもらいマシタ。お客さんの中にも日本料理を提供してみるのもアリかなと。あ、今は夜デスがこの鯛の鮮度は大丈夫デス」

仗助「イタリア料理だけじゃなく他の料理にも手を出すんスか~。世界中旅してまわったって言ってたし、各地の料理も見てきたんスね~」

トニオ「刺身にした鯛とは別に、白ゴマをミキサーにかけておきます」ガー

トニオ「ミキサーにした白ゴマにしょうゆをたっぷりとかけます」ジャブジャブ

静「ちょっとかけすぎじゃないィ~?そんなにしょうゆかけると味濃いってのー」

トニオ「これくらいでイイんデスヨ。そこに鯛の刺身をからめて・・・」

トニオ「これを白いゴハンの上にのせてお茶をかければデキアガリ」ジョボボ

トニオ「寿司屋直伝、『鯛茶漬け』デス!」バーン

仗助「鯛の茶漬け~ッ?マジすかーッ」

静「ずいぶん簡単な作り方ねー」

トニオ「お寿司屋は時間にとても厳しいデス。こういう風にすぐできて、お腹イッパイになる料理が重宝するらしいデス」

仗助「たしかにこりゃ簡単だな。鯛さえありゃ俺でもできそうだぜ」

トニオ「めしあがってクダサイ」

仗助「どれ・・・」ズズズ

静「鯛の茶漬けなんてはじめてだわ・・・」ズズズ



仗助「うンまぁぁぁ~~~~~いッ!」パアー

静「ナニコレッ!すっごくシンプルだけどすっごくオイシイ!しょうゆも濃すぎない感じッ!お茶が効いてるのッ!?バランスが絶妙っていうかカンペキ!」

仗助「何気にこのお茶もかなりのシロモノだぜ~!すっげーうまい!あんなに簡単なのにこんなにウマイなんて割にあわねーッ!」

トニオ「ニコニコ」

447: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 21:45:26.79 ID:OR10tOjz0
トニオ「ドウデショウ?これはまだ自信がなかったのデスガ」

仗助「いやいや!すっげーうまいッスよ!こりゃ店で出してもゼンゼンいけますぜー!」

静「ホントに!イタリア料理じゃあないけどねー」

トニオ「それはなによりです。デハもう一つチャレンジした品を食べてもらってもイイでしょうカ?」

仗助「もちろんッス!」

静「実はこの鯛茶だけでけっこうお腹にキテるから、もう一品くらいしか食べれそーにないわ」

トニオ「そちらのお嬢さん達もどうデショウ?」

じょりん「たべるたべる!」

えふえふ「もひとつくらいならいける!」

えるめぇす「なにをつくる?」

トニオ「『ピッツァ』デス。先日ピザ窯を設置しましたので」

じょりん「ピザ!」

仗助「マジすかー!この前デリバリーピザ注文して『トニオさんとこでもくえればなー』と思ってたトコっすよー!」

トニオ「アリガトウゴザイマス。実はピザ窯を使うのはこれがハジメテなので・・・あと最終調整に業者の方がソロソロ来るはずなのデ、ちょっとまっててクダサイ」

じょりん「はーい!」

仗助「それまでメシくってまってますよー!」

 PEE!

トニオ「ア、業者がキマシタ。ちょっと待っててクダサイね」



ヴォルペ「ちーっす、ピザ窯の調節に来ましたぁー」

トニオ「ハイハイ、どうもゴクローサマ」

ヴォルペ「・・・客か?」

トニオ「エエ、皆さんピザを楽しみにしてますヨ」

ヴォルペ「ならちゃっちゃとすませるよ。あと少しだけだからな・・・」

トニオ「・・・アナタも食べていきますカ?」

ヴォルペ「・・・・・・いや、俺はいい」

トニオ「ソウデスカ・・・」

ヴォルペ「・・・・・・・・・後日また、改めて食べさせてもらうよ」

トニオ「!・・・フフ、待ってマスヨ」

456: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 22:00:53.90 ID:OR10tOjz0
仗助「フー・・・美味かったなー」

静「実はぶっちゃけるけど・・・アタシ魚介類ってニガテなのよね~」

仗助「え、マジで?今おもっきし鯛茶食ってたじゃあねーか」

静「そっ。だから『あー、こりゃキツイー』と思いながら食べたけど、なんか不思議とパクパク食べれたわ。でもこれだけ特別であって、別でサカナ食べろって言われたら断るけどねーッ」

仗助「そういやあ億泰も辛いもんニガテとか言いながら辛いスパゲッティ食ってたな。トニオさんならではの技ってトコか」

じょりん「ピザ・モッツァレラ♪」

えふえふ「ピザ・モッツァレラ♪」

えるめぇす「ゴルゴン・ゾーラ♪」



トニオ「おまたせシマシタ」

じょりん「おお!きたかー!」

仗助「これが・・・って思ったよりシンプルなピザっすねー」

トニオ「『世界一のピッツァ』に選ばれたものと同じレシピデス」

457: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 22:15:15.18 ID:OR10tOjz0
えふえふ「まえにたべたピザはソーセージとかにくとかいっぱいだったけど、これはなにもないね」

静「ネー、魚介系かもってヒヤったわ」

仗助「これチーズとトマトとバジルしかのってねーな・・・こう言っちゃあなんですけど・・・大丈夫なんすかこれで?」

トニオ「ハイ、どうぞめしあがってクダサイ」

仗助「うーむ、色々のっててハデハデなピザを食ってたモンからしてみりゃ、さすがにコレは・・・」パク

仗助「うンまはははははぁぁぁーーーーーーーーいッッッ!」パアー

じょりん「うみゃーーーーーーーい!」パアー

静「うそ・・・このピザ、おいしすぎ!?」

えふえふ「クーガーがうまをたべて、ウマー!なんて。ウマー!って」

えるめぇす「シェフをだせ!シェフだ!」

トニオ「ニコニコ」



仗助「なんだこりゃー!?シンプルすぎるが逆に洗練された絶対的なうまさがあるッ!なんでもかんでものっけりゃイイってもんじゃあねーってのを身にしみて感じるぜーッ!」

えふえふ「のうこうでありながらていしぼうの『モッツァレラチーズ』と、ピザにさいてきなさんみとあまみとフレッシュかんをほどよいバランスでたもっている『トマトソース』!」

えふえふ「のうやくをいっさいしようせずにそだてられた『ハーブ』のふうみがスパアーっとぬけてさわやかさをえんしゅつ!まさにさんみいったい!トライアングルドリーマー!」

静「これが世界一のピザ・・・たしかに、これほどシンプルなら世界一になるのもうなずけるかもねーッ。こういうのこそ『本来の』ピザっぽいもんねー」

じょりん「げんてんにしてちょうてんとはこのこと!」

えるめぇす「シェフはおらんか!」

トニオ「アリガトウゴザイマスッ。皆さんのその笑顔が見れて私も満足デス」

仗助「こいつぁーグレートですよー!」

458: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 22:26:10.55 ID:OR10tOjz0
じょりん「まんぷくじゃー」ケプ

えふえふ「あついのダメだけどあつすぎないおんどでたべたからダイジョーブ」

えるめぇす「すげーうまかったぜトニオさん」

トニオ「それはナニヨリ」ニコニコ

仗助「いやあ、2品だけだが満腹になったぜー」

トニオ「お二人には食後のコーヒーをお出しシマショウ」

静「え?コーヒー?」

じょりん「えー、ジョースケとシズカだけー?」

仗助「コーヒーはおめーらには苦いだろうからやめとけ」

じょりん「ムー」

トニオ「こちらデス。めしあがってクダサイ」コト

仗助「ホー、これすごいコーヒーなんすか?」

トニオ「ええ、『コピ・ルアック』という最高級のコーヒーデスヨ」ニコニコ

静「へー、そんなに高級なんだ」

仗助「どれ」ズズズ

じょりん「あー、あたしものみたいなー」

えるめぇす「コーヒーはにがいぞ?」

じょりん「でもこうきゅうならのみたいよ」

トニオ「お嬢さん達はやめておくべきデスヨ」ニコニコ

じょりん「?」

仗助「おお、高級な味がするぜー」

静「うーん、マンダム」

461: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/25(水) 22:40:02.62 ID:OR10tOjz0
えるめぇす「おいしい?」

仗助「ああ、たぶんこういうのウマイっていんだろうな」

トニオ「さて、この辺で・・・仗助さん、このメモを読んでみてクダサイ」

仗助「へ?メモ?・・・『コピ・ルアックについて』・・・・・・?」

仗助「『コピ・ルアックは世界最高級のコーヒーとされている。だが、ある観点から見るとその事実は違うかもしれない。
 コピ・ルアックの豆が育つスマトラの村には『ジャコウネコ』が住んでいる。その猫達はコーヒーの実を食べ、体内で消化し、フンをする。
 村人達はそのフンの中のタネを加工するのだ。ジャコウネコの胃液とコーヒー豆のコンビネーションがコピ・ルアックの何とも言えない風味と香りを醸し出すのだ』・・・・・・」

静「ブーーーッ!」

仗助「ね、ね、ネコのフンだぁ~~~~~ッ!?」

じょりん「ギャーハハハハハハ!」

えふえふ「フンのなかのタネでコーヒーだってー!ギャハハハハハ!」

えるめぇす「なんちゅーもんのんでんだー!ギャハハハハハ!」

トニオ「ハハハハハハ!」

仗助「と、トニオさんんん~~~ッ!なんつーもんのませんだぁーーーッ!」

トニオ「ダイジョウブダイジョウブ、ちゃんとしたものだから」

静「うえ~~~ッ!あたしけっこう飲んじゃった~~~ッ!」ベー

仗助「なにが最高級コーヒーだーーーッ!」

じょりん「ダッハハハハハハハハハハハ!あたしはのまねーぞー!ハハハハハハハハ!」

475: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/26(木) 22:26:44.99 ID:CRDcA8iP0
 ―帰り道

じょりん「はー、くったくったー」

えふえふ「ちょっとかぜがすずしいね」

えるめぇす「おおわらいしたあとはクールダウンだな」

仗助「ったくトニオさんめ・・・なんつーもん飲ませてくれんだ・・・まあ他のは美味かったけどー・・・」

静「それだったらちゃんとしたデザートの方がよかったわ・・・なんでゲテモノくわされなきゃあならないのよ・・・もう」

じょりん「まあまあ、こうきゅうコーヒーだからいいじゃん」

静「だったら徐倫ちゃん今度行った時飲む?」

じょりん「のむはずねーだろ」

静「こっ・・・」

仗助「しっかし日が落ちるのも早くなったなー」ノホホーン

えふえふ「すっかりあき。つきがキレイだ」

えるめぇす「きゅうけつきがくるぞー」

静「勘弁して」

仗助「どーする徐倫?オバケが出てきたらよ~?」

じょりん「ふっ・・・ジョースケはこどもだなぁ。オバケなんていないってーの」

仗助「え~?そうかぁ~?」

じょりん「オバケなんてうっそさっ」

えふえふ「うっそさっ」

えるめぇす「うっそさっ」



鈴美「あら、こんな時間に女性連れとはいい御身分ね」

仗助「お?杉本鈴美じゃあねーか」

じょりん「」

えふえふ「」

えるめぇす「」

478: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/26(木) 22:49:55.95 ID:CRDcA8iP0
静「ちょっと兄さんってばこんなキレイな女の子に声かけられるなんて~ッ。スミにおけないわねークノックノッ」グイグイ

仗助「そんなんじゃあねーって。それより杉本鈴美、アンタ天にめされたんじゃあなかったのか?」

鈴美「たまには杜王町に戻ってもいいでしょ?」

仗助「そんなにフリーダムなの?」

静「まーたなんかジョーダンを・・・ん?徐倫ちゃんたち何震えてるの?寒いの?」

じょりん「あ・・・」

えふえふ「・・・このひと・・・」

えるめぇす「・・・おばけ・・・」

静「はぁ~?」

鈴美「ああ、そっちの子達はハジメマシテかしら?そう、あたしオバケなの」

静「・・・・・・は・・・はぁ~~~!?」

じょりん「」

えふえふ「」

えるめぇす「」

鈴美「そちらの女の子達には感づいてるみたいねー。ホラ、『おばけのトトロ』も子供にしか見えないっていうでしょ?ああいうもんなのかしらね~」

仗助「不思議なもんだな~」

静「え・・・ちょ・・・・・・あの・・・」

481: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/26(木) 23:16:43.43 ID:CRDcA8iP0
静「!そ、そういえば兄さんから聞いたことがあるかも!杜王町を守るためにどーのこーのって・・・」

鈴美「ずいぶんザックリね」

仗助「で、徐倫~?オバケなんてうそっていってたっけ~?」

じょりん「あ・・・あう・・・」

鈴美「えっと、徐倫ちゃん?私オバケだけど怖くないわよ?」ス・・・

じょりん「!」ビクウ

えふえふ「ギャー!」

鈴美「!?」

えるめぇす「うあああ~~~!おねえちゃあ~~~ん!」ビエー

じょりん「な、なくなえるめぇす!アタシたちはうろたえないっ!」

えふえふ「じょ、じょりん!こわい!」ササッ

じょりん「あ!えふえふ!あたしのうしろにかくれんじゃあねー!」

えるめぇす「おねえちゃ~~~ん!」ビャー

鈴美「え・・・あの・・・ちょっと・・・」オロオロ

仗助「あちゃー。完全にビビりモードっすね~」

静「・・・そりゃそーじゃない?」

鈴美「だ、大丈夫だから!何もしないから!」

じょりん「ギャー!こないでッ!こないでえーーー!」ジタバタ

483: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/26(木) 23:30:38.02 ID:CRDcA8iP0
 ―東方家―

仗助「ふー・・・ただいま~っと」ガチャ

仗助「ほれ、徐倫、家についたぞ。もう背中から降りてくれねーかな?」

じょりん「・・・」ブルブル

仗助「まだダメっすか~」

静「ねえ兄さん、FFちゃん寝ちゃってるわ。あたしの背中でグッスリよ。この子思ったより軽いから私でもおんぶできたけど、兄さん二人もかついで大丈夫?」

仗助「まあ大丈夫だ。これくらいどーってことねーっすよ。エルメェス、降りれるか?」

えるめぇす「・・・うん」グスン

仗助「ほら徐倫、エルメェスは降りたぞ?お前はいつまで背中に張り付いてんだ?」

じょりん「・・・こんばんはみんなでねよう」

仗助「え?」

静「え?」

じょりん「べつにこわいからじゃないけど、みんなでいっしょにねよう。リビングでゴロネ。ネ?そ~しよっ。ネッ?ネッ?」

仗助「背中貼りついて何を言ってるんだオノレは・・・」

じょりん「ネッ?ネッ?」

えるめぇす「あたしもそのほうがいい・・・」グス

仗助「あ、あのなあ~・・・」

静「イイんじゃあない?さすがに徐倫ちゃん達くらいの子なら別に大丈夫でしょ。・・・私だけ別で寝るからさ」

じょりん「シズカもいっしょがいい」ギュ

静「それはさすがに・・・」

510: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 15:53:55.62 ID:DYwqyvpB0
 ―あさ

静「う~んッ・・・あー、グッスリ眠ったなー。サバゲー行ったりイタリア料理ではしゃいだりで疲れたもんね~ッ。・・・あ!兄さんと徐倫ちゃん達が一緒に寝てるんだった!徐倫ちゃん!」ガラッ

仗助「」

じょりん「Zzz・・・」ムニャムニャ

えふえふ「Zzz・・・」ムニャムニャ

えるめぇす「Zzz・・・」オネエチャン・・・

静「・・・兄さん?ダイジョーブ?なんでそんなにやつれてるの?それにすごいクマ・・・」

仗助「・・・夜中にトイレに行くからついてこいと起こされるんだ。それもそれぞれがな・・・ちょーど眠りについたころに起こされて・・・ゼンッゼンねむれねー・・・」

静「あ~・・・よっぽど鈴美さんの件が効いてるのねー。オツカレサンッ」

仗助「・・・トニオさんとこの料理で睡眠不足解消してもらおっかな・・・あ、昨日行ったからもう財布がサビシーんだった・・・ハハハ」

512: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 16:28:25.31 ID:DYwqyvpB0
じょりん「むにゃ・・・あ、ジョースケ、シズカ、おはよー」

えふえふ「・・・あさなのにねむい・・・もしかするとまだあさじゃないのかも・・・・・・・・・まあ、あさなんですけどね」

えるめぇす「・・・あれ?おねえちゃん?おねえちゃんドコ?・・・あ、ジョースケん家だった」

仗助「起きる時間は同時かよお前らマジで三つ子かなんかみてーだな」

じょりん「ジョースケごはん!」

仗助「朝ってーのはたいてい食欲がねーもんだが、お前はそんなことねーのな」

静「その前に顔と歯を洗いにいこっか皆」

じょりん「はーい」

えふえふ「もうひとねむりしてから・・・」ムニャ

えるめぇす「ナマいってんじゃあねーぞえふえふ。ほら、いくぞ」グイ

えふえふ「アー」ズルズル

仗助「・・・朝メシめんどくせー・・・」



じょりん「あらってきた!ジョースケごはんなに!?」

仗助「今日はもういいんじゃあねーか?昨日の晩にしっかり食ったから十分だって」

じょりん「ああ!?あさはしっかりくわなきゃダメってくちがすっぱくなるほどいってるだろーが!グッドライフはグッドフードからはじまるんだぞ!?」

仗助「なんでテメーはそんなに元気なの?空条家ってタフすぎじゃねえか?」

513: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 16:38:39.65 ID:DYwqyvpB0
仗助「じゃあその辺のお菓子食っててくれよ。俺は何もくわねーからよ・・・それより寝ててもいい?」

じょりん「じゃあチョコパイたべる!」ダダダ

えふえふ「あたしはみずでいいや」

えるめぇす「じゃがりこある?」

静「朝からお菓子ってーのもチョットね・・・兄さんってもしかして子育て不向き?」

じょりん「おお・・・あさからチョコパイをたべれるひがくるなんて・・・きょうはなにかおおきなことがあるきがする!」

えるめぇす「じゃがりこおいしい」ジャガリコジャガリコ

じょりん「!ひらめいた!えるめぇすの『シール』でチョコパイをふやせば1つぶで2どオイシイ!」

えるめぇす「てんさいだなじょりん」

じょりん「さっそくシールちょうだい!」

えるめぇす「ん」ペタ

じょりん「うおおおおっ!チョコパイがふたつにぃー!こ、これはかくめいがおこるかも!」キラキラ

静「確かにこれって食糧問題解決になったり?・・・」

じょりん「じゃあさっそくたべ――」

仗助「ダアァァァーーーーーッ!!!まてまてまてェーーー!ダメだ徐倫!食うんじゃあねェーーー!」

じょりん「!?」ビクウ

静「な、なによ兄さん!急に大声だして・・・」

仗助「『シール』ははがしたら二つが一つに戻って破壊が生じるだろッ!一個くったらもう一個の食う時にシールはがして、腹をチョコパイが貫いちまうぞッ!」

じょりん「ッ!」ゾゾゾォ~ッ

静「そ、そっか・・・そりゃヤバイわ。腹貫くはなくても、一つに戻ろうとして破壊が生じるのは確実ッ」

えるめぇす「き、きづかなかった・・・」

じょりん「よくをだしたらコレだよッ!」

514: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 16:47:51.54 ID:DYwqyvpB0
じょりん「もういいよッ!いっこでガマンする」シールベリ

 バチイン!

じょりん「」

仗助「あ~あ・・・」

静「シールはがしたら一個に戻って破裂しちゃった・・・」

えるめぇす「いっこどころかゼロに・・・」

じょりん「・・・」グスッ

仗助「しょーがねェ~なァ~・・・ホレ、『クレイジー・ダイヤモンド』」ズギュン

じょりん「!チョコパイがもどった!」

静「さすが『世界一優しいスタンド』」

えるめぇす「こなごなになっただけだからもどったんだな」

じょりん「ジョースケありがとう!」ダキッ

仗助「おいおい・・・そんなオオゲサな」

じょりん「いままでべんりなこまづかいとおもってたけどみなおした!」

仗助「聞かなきゃよかった」

静「見直してどういう評価になったの?」

じょりん「チョコパイなおししょくにん!」

仗助「聞きたくなかった」

えふえふ「Zzz・・・もう・・・ぞうしょくできないよ・・・・・・」ムニャムニャ

515: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 22:18:03.22 ID:DYwqyvpB0
 ―――・・・・・・・・・

???「こっちだな・・・こっちから『感じる』ぜッ」

???「いや、向こうじゃあないか?向こうに強く、それも2つ感じるぞ・・・」

???「違う、こっちだ。こっちのは一つは強いがもう一つはまだ未熟なものだ・・・『ヤツ』かもしれん」

???「未熟なのが『ヤツ』だってーのか?マジかよーッ」

???「その可能性は高いな・・・なんせまだ子供なんだろう?だったらこっちのが『ヤツ』だ。きっと」

???「行くぞ。我ら『家族』のために・・・」

 ザッ



 ―東方家―

じょりん「きょうはなにしてあそぶ?」モグモグ

仗助「そーッスね~・・・なんかさー、ここんとこ毎日遊んでねえか?俺学校ゼンゼン行ってねえ気がするんだが気のせいか?」

じょりん「きのせい」

静「FFちゃんとエルメェスちゃんは何かしたいことあるゥ~?」

えふえふ「すいぞくかんにいきたい」

えるめぇす「シールやさんにいきたい」

仗助「あ、そういやあエルメェスと俺のお袋はどーなってんだ?グロリアさんからも連絡ないし・・・調べに行くか」

じょりん「おー、ひさびさにかーちゃんにあうきがするな」

えるめぇす「おねえちゃんにあえる?」

仗助「あんまり迷惑かけっぱなしにもできねえしな。それじゃ――」

 <ピンポーン♪

仗助「んん?・・・朝ッパラから誰だぁ~?・・・あ、承太郎さん一味の誰かかな」

じょりん「あたしがでる!」ドダダダ

じょりん「おらぁ!」ガチャ



 バババッ!!!

ウンガロ「夢の二次元壁突破マン!ファンタジー・ウンガロ!」バン!

リキエル「人類の大いなる一歩男!アポロニスト・リキエル!」バン!

ヴェルサル「大地の記憶をつむぎし神の子!ブルーアース・ヴェルサス!」バン!



ウンガロ&リキエル&ヴェルサス『みんなそろって!ブラッド・オブ・ゴッヅ!!!』バァーーーン!!!

じょりん「ジョースケけいさつにでんわー!」

518: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 22:35:31.85 ID:DYwqyvpB0
仗助「うおあッ!?なんだあテメーら!何者だッ!」

静「何なに~?・・・うわあ、兄さんのダチ?」

仗助「ちがわいッ!こんな脳みそに芽でも植えられてそーな連中しらねー!」

ウンガロ「オイオイひっでえ言い分じゃあねーか。俺達ァお前の『親類』だぜ?」

仗助「はァ~ッ!?」

じょりん「ジョースケこんなれんちゅうとちがつながってたなんて・・・げんめつよッ!」

仗助「お前はお前でなんなんだコラッ!」

えふえふ「しんるいって?なんなのこのひとたち」

リキエル「俺はアポロ11号だ。・・・・・・間違えた。俺たちは『ジョースターの血統』を継ぐ者だ」

静「!」

仗助「な、なにぃ~ッ!?」

えるめぇす「じゃあじょりんもしんぞくなんじゃないの?」

じょりん「やめてよやだよぜってーいやだやめたいちーぬいてジョースターのちーぬいて!」

リキエル「そこまで嫌がらなくてもいいじゃあないか・・・悲しくてマブタがストーンしてきてしまったぞ」ストーン

仗助「待て待てコラー!てめェら何者か詳しく説明しろコラァー!」

ヴェルサス「・・・俺達3人は『兄弟』だ・・・『DIO』のことを?・・・俺達は『DIO』の子だ・・・・・・」

えふえふ「じゃあジョースターちゃうやん」

ヴェルサス「DIOの首から下は『ジョナサン・ジョースター』のもの。つまり、身体はジョースターのもの・・・だから俺達には『ジョースターの血』が流れ、『星のアザ』もある」

じょりん「?くびからしたがジョナサンで、なんでジョースターのちになるの?」

ヴェルサス「子孫を残す部分・・・つまり下半身が――」

仗助「ドラァッ!」バグオン!

ヴェルサス「ブゲエ!?・・・がッ・・・な、なんだ!話の途中にいきなり・・・」

仗助「それ以上具体的に説明するならてめーの顔の上半身を吹き飛ばすぞコラ」

519: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 22:46:52.27 ID:DYwqyvpB0
ウンガロ「俺達はなァー、『家族』を探してんだよ。ある日どっかの神父から手紙がきてなァ、『DIOのこどもたちあつまってください』って書いてたから集めてんだよ」

えるめぇす「ディオのこっていっぱいいるのか?」

ウンガロ「俺達3人とあと1人・・・いや2人いるかいないかくらいだって手紙にかいてたがなァ~。で、DIOの子・・・つまり俺達の兄弟が日本にいるって『感じた』んだ」

えるめぇす「かんじた?」

ヴェルサス「おっと、感じたといっても君が思っている『感じる』とは意味がちが――」

仗助「ドラッ!」バゴム!

ヴェルサス「グゲエ!」

リキエル「俺達は同じ『星のアザ』を持つ者同士が共鳴するような感覚があるんだ。そしてここをつきとめ、お前達に出会った。お前とお前は『ジョースターの血統』だろ?」

じょりん「あたしはくうじょうじょりーん!」バーン

仗助「まあ俺もジョースター家ってことになるわな・・・」

じょりん「それとシズカもな!」

静「・・・徐倫ちゃん・・・・・・」

リキエル「だが俺達の兄弟とはまた違ったみたいだ・・・・・・手紙には『DIOの子の一人はコロネ中二』と書いていたからな・・・お前らは違うみたいだ。俺はアポロ11号」

仗助「つまりそのDIOの子を探してきたけど、俺達は見当違いだったってことか・・・じゃあとっとと他を探しやがれ」

リキエル「そうすることにしよう。DIOの子達を集めて神父と反省会をしなければならない・・・早くDIOの子を探さねば・・・心あたりはないか?アポロ11号の俺に教えてくれ」

仗助「知るかってーの!さっさと帰れ!ウチの子の教育に悪い!」

ヴェルサス「フン・・・なんという言い草だ・・・教育するなら俺がイチから手取り足とり――」

仗助「ドラララァーーーッ!」

ヴェルサス「アンダァーーーッ!」ドバアー!

521: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/29(日) 23:40:39.31 ID:DYwqyvpB0
すんませんネタがもう思いつきません。とりあえず運がロリ消えるヴェルサスは出したけど、この後どうしましょう。DIO出しちゃうか。登場させるならどういう風か簡単に書くので査定してください

DIO=承太郎達に倒されたけど、無事。ジョセフの血が馴染んだ上に承太郎に身体を壊された結果、内なるジョナサンの精神が目を覚ました。一人で二人
 日焼けオイルぬってある程度日光は大丈夫。ジョナサンの精神が目覚めたことで人間を支配することに興味が消え、ジョナサンとケンカ(青春)する毎日

吉良=手フェチだけど、爆破で手だけにせずに『キラークイーン』で女性の手をちこっとやけどさせて『大丈夫ですかああやけどしてますね手当しますレロレロ~』みたいなのを常習する変態犯罪者
 杜王町の邪悪な変態として仗助達にやっつけられて、入院中。重ちーも入院中。辻あやも入院中

カーズ=究極生物になったけど宇宙に追放された。空気だすとこ、凍る!から地球に戻るのはやめて外宇宙へと進出。宇宙大冒険中

 てな感じで、登場させるならそんな感じになるんですけど、いいですかね?ホント>>1はどうすればいいのかわかりませんッ

537: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 20:36:11.74 ID:+fV6NUWQ0
 バタン!

リキエル「締め出されちまったな。これからどうする?」

ウンガロ「とりあえずよーッ、他の『アザの感じがする方』へ探してみようぜ。あっちに二つ大きなのを感じるし、も一個だけ別の方に感じるしー」

リキエル「うっし、じゃあ移動しよう。だが、ここにはバイクが一台しかない。来る時と一緒。一台のアメリカンバイクのみ。俺達兄弟は3人。・・・ジャンケンだな」

ウンガロ「うっし」

ヴェルサス「ウグ・・・あの男のスタンド・・・すっげーパワーだ・・・イデデ・・・何の話だった?・・・ああ、バイクのジャンケンか」

リキエル「それじゃあ・・・イクゾッ!」

ウンガロ「勝負ッ!」

ヴェルサス「うおおおおおおおおお!」

 バッッッ!!!



リキエル「じゃあァ~~~~~んッ!!!」ドッバアー!!!

ウンガロ「けェ~~~~~んッ!!!」グアオー!!!

ヴェルサス「ホイッッッ!!!」ザンッ!!!



リキエル「ッシャ!」グッ

ウンガロ「だっはは!またオメーの負けだなァーオイ!」

ヴェルサス「くそ~・・・なぜ神の子である俺が負けるんだ・・・」

リキエル「何言ってんだ俺達兄弟だろ?なら同じじゃあねえか。神の子パワーは平等」

ヴェルサス「・・・それもそうか」

リキエル「そんじゃ兄弟、後ろ乗れ」ガッ

ウンガロ「マジかよ~?また俺がケツ~?テメーの運転事故りそうであぶなっかしいんだがなァ」

リキエル「アポロ11号の俺の運転が危ないって?地球一、人間を遠くまで運んだアポロ11号の俺の運転が?」

ウンガロ「あーもうウルセーなー。もういいからさっさと行こうぜ」

ヴェルサス「この場所を運転していた車の記憶を掘り出してそれに乗っていくか・・・ッチ」

 ブロロロ~~~ン!

538: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 20:55:44.06 ID:+fV6NUWQ0
 ガロォーーーン!

ウンガロ「オオオオオーオー・・・サンダッ!」ブオーン

リキエル「オオオオオーオー・・・サンダッ!」ブオーン

ウンガロ「サンダッ!」ブオーン

リキエル「サンダッ!」ブオーン

ウンガロ「ッハアー!やっぱ『AC/DC』の『THUNDER STRUCK』はテンションあがるゼェーッ!」ブオーン

リキエル「腹に来るサウンドだなッ!」ブオーン

ウンガロ「にしてもよォー、車ならデケェオーディオで重厚なサウンドを満喫できるってーのになんでバイクでニケツしながらウォークマンで聞かなきゃあならねえんだ」

リキエル「肌で風を切るバイクの方がイイじゃあねーか。この感覚こそアポロ11号!」

ウンガロ「宇宙ロケットにゃフロントガラスもなかったってのか?ハハッ、いいねェーそれ!人類の進化ってカンジ!」

リキエル「アホか。このバイクの名前がアポロ11号なんだっつーの。地球一の栄光を持つ乗り物、アポロ11号の名にあやかった名前だ。イケてるだろ?」

ウンガロ「はァ~?サイクロン号のがカッコイイだろー。サイクロン号。イイねッ!サイクロン号!俺が1号でお前が2号な!」

リキエル「なんで運転してる俺が2号なんだよ。俺がV3でお前がライダーマンだ」

ウンガロ「マジでッ?ヤッタッ!ライダーマンとか玄人好みのしぶーいキャラじゃん!テンションあがるぜェー!」

 <ウー! ウー!

ウンガロ「ウン?・・・ポリさんのおでましだぜ」

リキエル「マジかよ・・・日本の警察ってしっかりしてるのな・・・」

 ブーン・・・ ブレーキキキッ・・・



東方良平「やれやれ・・・パトランプもってて正解だったわい。バイクの二人乗りは危険だぞ。しかもノーヘルとはな・・・事故って半年病院で身動きできなくなるかもって思わんのか?」

ウンガロ「なんだよジジイじゃねえか。日本は高齢化社会って聞いてたがこんなジジイまで警察にかりだすほど人出がたりねェのか?」

良平「減らず口はいらん。わしゃ定年退職した身だ。警察は警察でしっかりした連中がおるっちゅーの」

リキエル「退職した?おいおいジーサン、保安官バッチもってないの?なのに俺達止めた?アンタマジか?どういう理屈で俺達に説教たれてんだ?」

良平「お前らみたいなブータレからこの町を守るためだ。町のはずれの方に住んでるが、こうやって見回りは毎日行っとる。家族には秘密にしとるがな」

539: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 21:16:07.66 ID:+fV6NUWQ0
ウンガロ「毎日パトロール?アンパンマンかよジーサン。老後のシュミってやつ?後任はいねえのかよ?」

良平「わしの孫が町を守る役目を継いだがな。まだまだ青いアイツには任せきれんからな。・・・こうやって本人には秘密にわしも町を守っとるんじゃ」

リキエル「まいったぞヴェルサスの奴に追い越された・・・あいつさっさと行きやがったぞ・・・で、どうする?オモチャの手錠でタイホするかい?ムショにぶちこむか?」

良平「アホか。バイクのニケツぐらいでそこまでするか。厳重注意。それで十分じゃ」

リキエル「マジ?話の通じるマッポジジイで助かったぜ」

良平「人は誰しも何らかのルールを破ってるといっても過言ではない。20歳以下は飲酒禁止なんてのを守っとる人はごく少数だ。それと同じようなもんだ」

良平「だがいいか?だからといって飲酒運転したり、居眠り運転したりはするんじゃあない。絶対にだ。他人を巻き込むようなルール違反は絶対にダメだ。肝に命じておけ」

良平「飲酒運転で誰かを引いたりだとか、居眠り運転で歩道につっこむだとか、そんなことは絶対にダメだぞ。わかったか。法律違反とルール違反は違うからな」

ウンガロ「難しいこと言うな・・・未成年の飲酒は法律違反じゃないのか?」

良平「・・・ようするに・・・わかるだろホラ・・・人としてのルールは破るなってことだ」

ウンガロ「それならそうと早く言えって」

良平「ノーヘル運転もニケツ運転も青春らしくていいじゃあないか。わしはとがめんぞ。だが、いいか。気をつけろよ。事故ったら自分の責任だぞ。今度からはヘルメットかぶれな」

リキエル「了解了解・・・厳重注意ね・・・」

良平「よし・・・・・・ところでお前さんら、タバコもってな~い?」

リキエル「・・・ッハハ!ホラよ」スッ

良平「ありがと。・・・・・・おい火もくれよ。火ナシのたばこすって何になるってんだ?」

ウンガロ「青年からタバコたかるジジイのポリなんて聞いたことねえぜ。ったく」シュボ

良平「ウム・・・そんじゃ、ま。法律は破らずルールを破れよ青年達。ワッハハハ」



※未成年の飲酒は法律違反です。タバコも。法律違反は犯罪です。このSSは犯罪を助長するものではありません

540: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 21:43:24.69 ID:+fV6NUWQ0
じょりん「で、きょうはなにするんだったっけ?」

仗助「グロリアさんと話しようと思ったが、番号を知らないから居場所がわからねー。着信履歴からかけたが出られないみてーだ。まあ何かあったら向こうから連絡あるだろ」

えるめぇす「じゃどうする?」

仗助「たまにはゆっくりするってーのもいいんじゃあねーか?ホラ、ここんとこ色々あったからさ・・・」

静「いいわねー。アタシの目的は『ディエゴ』とかいう変態から徐倫ちゃんを守ることだし、そいつが現れるまではゆっくりさせてもらうわ」

えふえふ「ディエゴってだれだろーな」

静「さあね~ッ」

じょりん「じゃあきょうはビデオかりにいこーぜ!またなんかおもしろいのみたい!」

仗助「おー・・・いいかもな。たまにはゆ~っくり家で映画鑑賞ってーのもな」

じょりん「いくぞ!」バーン





 ―ビデオショップ―

じょりん「ひさびさのビデオやー!」

えるめぇす「あたしはじめて」

えふえふ「なにみる?ドラえもん?クレしん?」

じょりん「とりあえずなんかみてまわろー」

静「兄さん、アタシも何か見てていい?」

仗助「ああ、2本までなら俺が出してやるが、それ以上は自腹な。俺も見てーのあるし」

541: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 21:57:34.71 ID:+fV6NUWQ0
仗助「何にすっかな~・・・『オーシャンズ13』は確定で・・・あと2つほどなんか・・・うーむ」

静「あたしコレッ、『最強のふたり』!」ガシッ

仗助「あ、ソレ面白そーだなーと思ってたヤツだ。映画館で見ようかと思ってたがお前も見たかったのか?」

静「あたし一応この時間から見ると未来人ってことになるからこの映画見たことあるんだけどね。また見たくなっちゃった」

仗助「そういやそうだったな。未来の映画ってもっとスゴイのか?3Dを越える技術ある?」

静「お楽しみにしときなッ。あとコレかりよっと」

仗助「・・・『おしゃれ泥棒』?・・・ずいぶん古い映画だなオイ。白黒じゃあねーか。未来とは真逆の映画見るのか?」

静「コレ、ストーリーがすっごく面白いんだよ。あらすじの時点で面白いっつゥーか。いい映画よーコレ」

仗助「何、お前もしかして俺に『イイ映画』を見せようとしてくれてんのか?」

静「そゆこと。こっちの年じゃ『アベンジャーズ2』もまだだし、『劇場版古畑任三郎』も公開されてないんだから見るもんないしぃーッ」

仗助「オイちょっとまて。2つ目のなんだ?古畑?劇場版?マジで?おったまげナンバー1。ホントに?映画化してんの?売れた?コケたりしてないかすげー気になる」

静「ほらほら、こんどはあっちのコーナー見るよ」グイ

仗助「なあ他に何か映画化してんの?半沢直樹!半沢直樹ゼッテー映画化してんだろ?ナ?ナ?」



じょりん「『トムとジェリー』はかならずみなきゃあならない」ズッ

えふえふ「こないだとはべつのやつな。ほかになににする?」

えるめぇす「『Gガンダム』・・・これおもしろそう。カッコイイ」

じょりん「ホー、いいね。・・・・・・ん?こっちなんだろ・・・」

 ―18歳未満禁止―

じょりん「・・・じゅうはち・・・・・・?よめない」

えるめぇす「えふえふ、あんたカンジよめるだろ?」

えふえふ「えーっと・・・じゅうはちさいみまんきんし・・・ってかいてる」

じょりん「どういういみ?」

えふえふ「サア?」

542: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 22:08:34.58 ID:+fV6NUWQ0
えるめぇす「なんでここだけべつのコーナーみたいになってるんだろ?ひみつのへや?」

えふえふ「かくしつうろか・・・おもしろそうッ」

じょりん「はいってみよう。きけんかもしれない・・・みんなきをつけるんだぞ」

 ス・・・・・・



えふえふ「・・・なんだ、そととおなじじゃないか。ビデオがいっぱい・・・」

えるめぇす「つーかだれもいない?」

じょりん「!・・・まって・・・だれかいる!」



リンゴォ「・・・・・・・・・」

じょりん「・・・」

えふえふ「・・・」

えるめぇす「・・・」



リンゴォ「・・・ようこそ・・・『男の世界』へ・・・」


546: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 22:29:09.25 ID:+fV6NUWQ0
仗助「うーん、アクション映画なー・・・何がいいかな。『コップアウト』か・・・聞いたことねーけどブルース・ウィリスで面白そうだな」

静「あのさ~、『パシフィック・リム』はまだソフト化してないのォ~?チョー残念だわー・・・。テンション下がるっての~」

仗助「アレ?・・・そういやあ徐倫達は?」

静「あ、そういえば・・・」

仗助「子供アニメコーナーにいねえぞ!どこだ!徐倫ー!」



じょりん「あ、ジョースケがよんでる。ハーイ!ここだよー!」

仗助「!声が・・・ってココはァッ!」バッ

仗助「何やってんだてめェらぁぁぁーーー!ここは18歳未満は禁止って書いてるだろォーーー!」

じょりん「?どゆいみ?」

えふえふ「しんぱいするな。べつにほかとかわりないよ」

えるめぇす「なにをそんなにあわててる?」

仗助「とにかくこっち来いッ!早く出ろコラ!目をふさいで歩けッ!ホラ!」

じょりん「なんだよムチャいうんじゃあないよ」

仗助「ダメっつったらダメだコラーーー!」



リンゴォ「・・・お前達は突き進め・・・『光り輝く道』を・・・・・・」

549: ◆t8EBwAYVrY 2013/09/30(月) 22:48:42.65 ID:+fV6NUWQ0
じょりん「ブー、ジョースケったらなにいきなりどなってんだよー」

仗助「あのなあ~!18歳未満禁止ってーのは18歳になってない人は入っちゃダメってことなのッ!おぼえとけッ!」

じょりん「なにもそこまでおこることじゃあないでしょーに・・・」

えふえふ「きっとあそこにはなにかヒミツがあるんだ。だからジョースケはあんなにあわてて・・・」

仗助「違うッ!ダメっつったらダメだ!」

えるめぇす「そんなのりふじんだ。なっとくできないねッ」

仗助「・・・18歳になってない子があっちに入ったらタイホされて刑務所に入れられるぞ!」

じょりん「!」ゾオ~ッ

えふえふ「そ、そんな!」ゾオ~ッ

えるめぇす「あんまりだあ!」ゾオ~ッ

仗助「・・・安心しろ。ちょっとだけだったから大丈夫だ。だがいいかッ!こんどまた入ったら刑務所だぞ!」

じょりん「けいむしょなんてぜってーやだ!」

えふえふ「けいむしょってキャッチボールしてあそんでたらじゃまされるんでしょ!」

えるめぇす「みえないゾンビにおそわれたり!」

じょりん「ヘンタイみてーなヤツとどうしつにされたり、カエルがふってきたり、3つまでしかものをおぼえられなくなるんでしょ!?」

仗助「そうだぞ~ッ。それにお菓子もないぞ」

じょりん「!?・・・ちょ、チョコパイが・・・ないの?・・・」

仗助「それにゲームもできない」

えふえふ「!?・・・す、スーファミないの?・・・」

仗助「壁にシールはったりしたら怒られるぞ」

えるめぇす「!?・・・き、厳しすぎる・・・ッ」

仗助「だろ?だからもう悪いことしちゃダメだぞ!」

じょりん「ぎょい!」ビシィ!

えふえふ「こころえた!」ビシィ!

えるめぇす「しょうちしました!」ビシィ!

564: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 20:39:48.92 ID:OT9QK15f0
静「あ、徐倫ちゃんたちどこいってたの?・・・兄さんなんか疲れてな~い?」

仗助「いや・・・色々とな・・・」

静「ゆっくりしようと思ってたってーのにさらに疲れてどーすんの」

仗助「もうとっとと帰ろうぜ。ホラお前ら、なににするか決めたか?」

じょりん「うん、コレ」スッ

えふえふ「コレ」スッ

えるめぇす「コレ」スッ

仗助「ハイハイ、そんじゃ静の分も合わせてレジ持ってくからな~」



アバ「ッシャイマー・・・またおめーらか」

仗助「ヤッ、アバッキオさん。またサバゲーみたいな遊びするなら言ってくださいッスね」

じょりん「またかつからな!」

アバ「はいはい・・・ホレ、これ割引券入れといてやっからな」スス・・・

静「あらま、イイのォ~?」

アバ「今後もごひいきに、な」

仗助「ありがとさんッス」

じょりん「じゃあなーカリメロー!」





仗助「はァ~、あとは帰ってゆっくり映画鑑賞だな。今日は身体を休めるぜ~」

えふえふ「あたしたちのアニメのほうがさきだぞ!」

えるめぇす「そうだそうだ!ジョースケたちはおそくまでおきててもいいんだからあたしたちゆうせん!」

仗助「ハイハイ」

静「フフッ・・・兄さんったらホントに保護者ね。子供に振り回されてるけどォ~」

仗助「逆よりマシだろ」

えるめぇす「クシュンッ」

じょりん「お、えるめぇすウワサされてるな」

えるめぇす「そうなのか?」

えふえふ「ウワサされるとクシャミがでるといわれている」

仗助「それどーいうシステムでそういうことになってるんだろうなマジで謎だ」

565: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 21:00:24.35 ID:OT9QK15f0
えるめぇす「クチュンッ!」

じょりん「まただ!」

えふえふ「くしゃみは100かいするとしんぞうがとまっちゃう」

静「それは大記録ね・・・しゃっくりよしゃっくり」

仗助「エルメェスだいじょぶか?カゼ?」

えるめぇす「いや・・・ちょっとさむくいだけ」ブルル

仗助「オイオイマジか?ちょっとおでこみせろ」ス・・・

仗助「・・・少し熱っぽいな・・・早く家帰ろう。マジで風邪かもしれねー」

じょりん「えるめぇすがカゼ?」

えふえふ「そりゃいちだいじ」

えるめぇす「ックシュ!」



 ―東方家―

仗助「・・・37.8分・・・まあそんなに高くはないが熱があるな。こりゃカゼだ」

えるめぇす「カゼなんかひかない。クシャミッ!」

仗助「いやだから今カゼなんだよお前が。今現在」

静「病院つれてく?」

仗助「このくらいだったら一日安静にしてりゃ治るんじゃねえか?明日になっても熱が下がらなかったら病院に連れていく」

えるめぇす「エー!ヤダ!びょういんなんていかないぞ!」

じょりん「なんでびょういんイヤなんだ?」

えるめぇす「チュウシャされる!はりをうでにさすんだ!ザクウっと!チがドバアーっとでて、すっげーいたい!」

じょりん「!」ゾオ~ッ

えふえふ「おそるべきいがくのしんぽ」

仗助「大丈夫だ。それくらいのカゼじゃ注射なんかしないって。それに明日になっても熱があったら、の話だ」

えるめぇす「びょういんにいくくらいならびじゅつかんでいみふめいなえをながめてるほうがズッとマシだ!ヒックシュ!」

566: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 21:09:19.91 ID:OT9QK15f0
仗助「そういやあ予防接種とかなんにもやってなかったな・・・徐倫、FF、病院に行くぞ」

じょりん「ハ!?」

えふえふ「なにをいってるのジョースケ?」

仗助「エルメェスはカゼにかかっちまったが、お前らはまだだ。かかる前にかからねーように予防接種しておくべきだろ」

じょりん「ハ!?」

えふえふ「なにをいってるのジョースケ?」

仗助「大丈夫だって。注射なんてチコットだけ痛いだけだからサ」

じょりん「ハ!?」

えふえふ「なにをいってるのジョースケ?」

仗助「いっとくが行かないってーのはダメだぞ。お前が風邪になったなんて承太郎さんに知れたらどうなることか・・・」

えふえふ「あ、あたしはプランクトンだからカゼなんかならない。ゆえによぼーせっしゅはひつようナシ!」

じょりん「アッ!てめーじぶんだけコノヤロッ!」

仗助「じゃあ徐倫、行くぞ準備しろ。静、エルメェスの面倒見てやってくれ。FFも一緒にな。冷えピタ貼って布団かぶって、かりてきたDVDみとけ。おとなしくな」

えるめぇす「はーい・・・」

えふえふ「えるめぇすはあたしにまかせろ!」



静「・・・・・・兄さん、あたしが徐倫ちゃん連れてくよ」

仗助「・・・ん?・・・なんでだ?」

静「アタシ風邪の子の面倒見るなんて重役できそうにないしーッ、徐倫ちゃんを病院につれてって、予防接種してくださいって言うくらいならできるしさ」

じょりん「シズカ!?あたしをしょけいだいにつれていくというのか!?」

仗助「・・・それもそうかもな・・・うーん、いいのか静?たぶん徐倫はスッゲーゴネると思うぞ?面倒だぞ?」

静「ダイジョーブ。ほら、行くよ徐倫ちゃん」グイイ

じょりん「うおあああ!えるめぇす!えふえふ!たすけてェェェーーー!」ズルズル

えふえふ「さらばだじょりん・・・」ビシ

えるめぇす「あたしたちがむいしきにとっていたのは、けいれいのポーズだった・・・クシャンッ」

567: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 21:33:21.79 ID:OT9QK15f0
じょりん「なんでシズカあたしをうらぎった?」テクテク

静「ナニソレ。兄さんは徐倫ちゃんのためを思って言ってるのよ?風邪をひかないように」テクテク

じょりん「チュウシャするくらいならコンピューターウイルスにかかるほうがマシだ」

静「ハイハイ、そりゃそーよねー」



じょりん「・・・なんでジョースケのかわりにあたしをつれてくの?」

静「・・・だって兄さん、なんか疲れてたし・・・ここんとこ色々あってさ、今日もなんやかんやで疲れてたみたいだから・・・ホラ、あたしって気がきくイイ女でしょ?だから代わってあげたの」

じょりん「!しってる!『ドラえもんにもきゅうじつを』だ!」

静「まあそんなとこッ。今日くらい兄さんにもゆっくりさせてあげてもいいんじゃあないかってね。まあエルメェスちゃんの介護っていう仕事はあるけど、大したことないみたいだし」

じょりん「シズカはやさしいな」

静「そうでもないわ」

じょりん「きっといいこどもになる」

静「え?あ、こっちの世界のアタシね」



 ―病院―

じょりん「・・・う~・・・う~・・・」ソワソワ

静「そんなにソワソワしないで。ダイジョーブだから。アタシがついててあげるからサ」

じょりん「でもにんげんのうでにハリをつきさすなんてしょうきのさたじゃあない」

静「医学がもっと進歩するまで我慢することね」

セッコ「つ・・・つ・・・つぎのかた・・・・・・う・・・あ・・・ど・・・・・・ど・・・どうぞオ・・・」

静「ホラ、いくわよ徐倫ちゃん」ザン

じょりん「う~・・・ッ」

570: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 21:45:06.59 ID:OT9QK15f0
チョコラータ「良ぉぉぉ~~~~~しよしよしよしよしよしよし。クウジョウジョリーンちゃんだねェェェ~~~?イタリアの名医が注射してあげますからねェェェ~~~」

じょりん「ッ」ゾゾォ~ッ

チョコ「ほォォォ~~~~~らほらほらほらほらほら。こっちにすわってねェ~~~。じっくりゆっくり注射してあげますからねェェェ~~~~~ッ」

じょりん「や・・・やっぱヤダ!」ダッ!

静「あ!徐倫ちゃん!」

チョコ「あァァァ~~~~~れあれあれあれあれあれ?なんでにげちゃうのかなァ~~~~~?助手のセッコ・・・なぜだと思う?」

セッコ「・・・た、たぶん・・・こわがってる・・・ウオ・・・」



静「徐倫ちゃん!」ガシイ!

じょりん「ヤダ!はなせシズカ!やつはてきスタンドつかいだ!あたしをしまつするきだ!」ジタバタ

静「あのねェ~ッ、ただ風邪ひかないように薬をうつだけだからさぁ~・・・ほんの一瞬、ほんの一瞬だけだよチクっとするのは。ダイジョーブダイジョーブ」

じょりん「なぜすすんでいたいおもいをせねばならないのだ!」

静「そばにたっててあげる。痛かったらあたしの腕を思っきしにぎってていいから。腕がちぎれちゃうくらい握ってもいい。徐倫ちゃんの痛みはアタシも共感するからさ」

じょりん「・・・うでちぎってもイイの?」

静「それで徐倫ちゃんが注射してくれるならね。それくらいドォーってことないわ」

じょりん「・・・・・・・・・わかった・・・シズカがそこまでいうなら・・・」

静「うんッ。えらいえらい」

571: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 21:54:41.57 ID:OT9QK15f0
チョコ「よぉぉぉ~~~~~しよしよしよしよしよし。エライねェ~ッ。覚悟決めたんだねェ~~~?」

じょりん「う・・・うん!シズカがいるからダイジョーブ!」ゴクリ

セッコ「う・・・ウオ・・・先生・・・これ・・・注射器です・・・ウオ」

チョコ「ウム、ところでジョリーンちゃん、何本打ちたい?1本?2本か?3本!?3本も打ってほしいのか!?このイヤしんぼめッ!フフフッ」

じょりん「え!?」

静「1本で十分ですからッ。それとササっとすませてあげて。痛みもゼンゼン感じないくらいに。ヘタに打ったらブチのめすからねッ」

チョコ「えェェェ~~~~~?・・・しょォーがないなァ・・・じゃあガーゼでチョチョイっとやって、行きますよォ~~~」

じょりん「・・・ご、ゴクリ」ギュ

静「イテテ、徐倫ちゃんしょっぱなからパワー強い」

チョコ「さぁ~~~ッ。ブスリといくぜェ~~~ッ」

 シュンッ

チョコ「・・・あれ?」

 シュンッ

チョコ「おっかしいなァァァ~~~?腕がにげちゃうぞぉ~~~?」

静「徐倫ちゃん、腕を糸にして回避するんじゃあない」

じょりん「う~・・・・・・」

静「ホラ、ね?」

じょりん「・・・ッ・・・いっしゅんですませてね!」

チョコ「はい」プス

チョコ「おしまい」

じょりん「・・・・・・・・・?・・・あれ?・・・もうおしまい?」

チョコ「よくがまんしたねェ~~~ッ。エライエライ!はい、アメちゃんあげるよ?ペコちゃんのアメだよォ~ッ」

じょりん「シズカ?もうおしまい?」

静「そうッ。よくがんばったわね徐倫ちゃん」ナデナデ

じょりん「・・・おもったよりたいしたことネーな!」

セッコ「ウオ・・・せ、先生・・・アメより角砂糖の方がいいと思う・・・」

チョコ「お、そうか。ホラ、角佐藤だぞぉ~~~?食べるかい?」

じょりん「いらねーよ」

576: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/01(火) 22:25:53.41 ID:OT9QK15f0
 ―――・・・・・・・・・帰り道

じょりん「ゼンッゼンたいしたことなかった!えるめぇすのホラふきヤローめ!あたしをビビらそうってこんたんだったんだろうがだまされなかったね!」

静「フフッ・・・そう」

じょりん「アタシはさいしょっからいたくないってしってた!スグにおわっちまうってな。アメももらったし、びょういんなんててきじゃあねー!」

じょりん「もっとこわいのははいしゃだ!はをギャリギャリけずるのはヤバイ。でもびょういんのチュウシャなんていたくもかゆくもないね!ポルポルのデコピンのがずっといたいもん」

静「なんか徐倫ちゃん急に元気になったね~ッ。最初はいやだいやだって走りまわってたのにサ~」ニヤニヤ

じょりん「あ、あれはエンギだ。あたしはハリウッドじょゆうもまっさおなえんぎりょくをもってるからな。それをシズカにもみせてやろーとおもってだな」

静「そーだったのォ~?そりゃビックリ、完全ダマされたわ。オスカーも苦笑いね。デビューしたら一気にスターダムね」

じょりん「ジョースケもかんぜんにダマされてたな!あたしってばホントさいのうのてんさい!そのうちドラえもんのえいがのしゅえんにばってきされるね!」

静「ハハハ、そりゃ一大事ね。ゼッテー見るっきゃないわねそれ」

じょりん「こうかいしょにちにはシズカをしょうたいするよ!いや、きしゃかいけんにシズカをよんであげる!いやいやいっしょにシズカもぎんまくデビューさせてあげる!」

静「おー、そりゃスゴイわね。徐倫ちゃんそんなに権力あるゥ?」

じょりん「ったりめーだ。いっしょにせかいのトップスターになるんだぞ!うおお!カックイー!」

静「アハハッ、そりゃカッコイーわ。ベリグーッね」

じょりん「アハハ!だろー!?」





 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



Dio「・・・LOLYEEE・・・・・・クウジョウジョリーン・・・見つけたぞ・・・・・・だが護衛がいるな・・・・・・クンクン・・・一人・・・か・・・・・・簡単だ・・・とても簡単だ・・・・・・あの女を『始末する』ッ」



 ⇒To be continued・・・・・・

594: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 21:29:33.29 ID:Rp5jlAXq0
じょりん「かえったらえるめぇすをさんざんにいってやるぞ!チュウシャなんかゼンゼンこわくねーってな!」

静「ホントにすごい手のひら返しね~。言葉のチョイス合ってるのか謎だけどォー」

じょりん「こんどえるめぇすをチュウシャにつれてってやろう!プロのあたしがしどうして――」

静(・・・フフ、徐倫ちゃんと二人っきりって初めてだけど・・・なんかこーゆーのもイイかもねッ。なんかほのぼのしてるっていうか平和っていうか・・・・・・・・・ン?)



Dio「・・・」ザッザッザッ



静(・・・なんだ?・・・・・・ヘンな奴が近づいてくる・・・・・・ジっとこっち見て・・・)

じょりん「えふえふもいいわけしてたがプランクトンせんようのチュウシャを――」

静(・・・・・・目つきが・・・『ヤバイ』ッ・・・コイツ・・・・・・?・・・ヘルメットに何か・・・文字?・・・)

Dio「・・・」ザッザッザッ

じょりん「――ん?どうしたシズカ?」

静(・・・D・・・I・・・ッ!?『DIO』!?ッ・・・まッ!まさかッ!『コイツ』ッ!コイツがッ!)

じょりん「?・・・あ、あいつは!」



静(コイツがッ!徐倫ちゃんを誘拐しようとしているヤツッ!)

じょりん「ゆうかいはん!」

静「コイツが『Dio』ッ!!!」



Dio「LLLOOOOOLLLLLYYYYYYEEEEEEEEEEEEEEE!」

 ドヒャァ―――z___ッ!!!

595: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 21:52:33.10 ID:Rp5jlAXq0
静「ッ!?『ワイルドハニー』ッ!」ギャンッ

ワイルドハニー『どらどらどらどらどらァ!』ブアッシィイアァ!

 ドッバアーッ!



Dio「・・・・・・ほう・・・やるな」

静「なッ!?何ッ!?今のッ!とっさに『ワイルドハニー』の拳ではらい落としたけど・・・・・・こッ・・・これ・・・トカゲ?・・・いや・・・『怪獣』!?なんなのコレェーーーッ!」

静「無数の『小型怪獣』が急に襲ってきたッ!・・・こ・・・これが『Dioの能力』かッ!?真正面から堂々と歩いて、注意をひきつけておいてこの怪獣に襲わせたッ!?」

Dio「・・・やるじゃあないか。俺の配下の『恐竜』どもの攻撃を感知し、拳で撃ち落とすとはな・・・ナカナカなスピードだ・・・・・・」

静「テメーッ!いきなり不意打ちとはいい度胸じゃあねーかッ!このロリコン変態ヤローがァーッ!変態の上にヒキョーとはよォ~ッ!」

Dio「言葉使いの悪い女だ・・・フン、確かに今のは俺の作戦だ。お前は見事に乗り切ったが、『半分は成功したぞ』」

静「ッ!?ハッ!」



じょりん「ウク・・・・・・ご・・・ごめん・・・シズカ・・・」グググ

静「徐倫ちゃん!」

Dio「我が配下の『恐竜』・・・目的は貴様を・・・シズカ・・・というのか?貴様を始末すること。そしてもう一つは『クウジョウジョリーンの捕捉』ッ!」

Dio「無数の恐竜どもがクウジョウジョリーンを捕らえたッ!少しでも動けば爪と牙がそのスベスベで甘い匂いのやわ肌に食い込むぞッ!動きは完全に封じたッ!」バン

Dio「シズカとやら・・・貴様を始末した後俺はゆっくりとクウジョウジョリーンを手中におさめるとしよう・・・」

じょりん「つ・・・つかまっちゃ・・・った・・・ごめん」グググ

静「じょッ・・・徐倫・・・ちゃん・・・・・・・・・」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



静「・・・てんめェ~~~ッ!『Dio』ッ!『ディエゴ』ッ!あんたはアタシを『怒らせた』ッ!!!覚悟しろコラァーーーッ!」

596: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 22:07:50.56 ID:Rp5jlAXq0
Dio「フフ・・・覚悟しろ・・・か・・・・・・なぜ俺がこの場から距離をとらないと思う?貴様程度のスタンド使い・・・ましてや1対1のこの状況・・・負けるわけがない。このDioをあなどるなよッ」

静「黙りやがれこのド変態ヤロぉーーーッ!」

Dio(フフフ・・・怒りが頭イッパイにあふれているな・・・冷静さを欠いたスタンド使いなど何にもならん。貴様は我が計算の通りに・・・見事に冷静さにさよならバイバイしている・・・フフ)



静(・・・っとぉ~ッ、いうカンジでブチギレてつっこませるってーのがDioの魂胆だろーよォー!ノセられっかバーカ。こう見えてアタシ、けっこうクレバーなのよねェ~ッ)

静(とはいっても怒りパワーがいっぱいなのは間違いないけど、ここでやみくもにつっこむのは危険・・・こいつのスタンドは『恐竜を操る』能力・・・だが『それだけじゃあなさそうだ』)

静(コイツ・・・さっきからアタシと20mくらいの距離にいながら一向に距離をとらない。もし恐竜を操るだけが能力なら距離をとって安全な場所からまた恐竜をけしかけるハズ・・・)

静(この距離で『待ち』の体制に入ってるってことはコイツも接近戦に自信があるってことよね~ッ・・・クソッ・・・恐竜をこきつかえる上に近距離で強いスタンドって・・・反則じゃんん~~~!)



Dio「どうした?来いよシズカ・・・・・・怒りのあまり何をしようか忘れちまったのか?・・・それとも『ビビってる』とかァ~?ンッ?ンッ?」

静(チクショーッ!コイツゥー!チョーシこきやがってェ~!どっちみちアタシの『ワイルドハニー』はインファイトしかできない。こうなりゃ行くしかないわね~ッ)

 ダッ!

Dio「来たか・・・」



静(距離15・・・10m・・・まだ攻撃はない・・・コイツの射程距離は10m以内・・・もっと近づいて・・・)

Dio(近づいた瞬間・・・その皮膚をひっぺがしてやるッ!)

静(5m!ここが限界ッ!これ以上は危険!今は攻撃するっきゃない!)

静「『ワイルドハニー』ッ!」ドバババババババ!

 シュンッ



Dio「かかったなァーーーッ!このアホがァーーーッ!貴様がスタンドを出して攻撃してきた瞬間!それを飛び越え回避ッ!そしてェーーー!その頭をッ!かっ切って―――」



Dio「ッハ!?」ビタァ!



Dio「いッ・・・『いない』ッ!?シズカが『消えた』ッ!?」

597: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 22:25:29.62 ID:Rp5jlAXq0
 スタッ

Dio「いッ、いないッ!『完全に消えた』!?・・・い、いや・・・『におい』は・・・」

 クンクン

Dio「ハッ!」

ワイルドハニー『どらららぁッ!』

 ボゴゴゴォン!

Dio「うぐおッ!?」ボッゴオン!



静「・・・やれやれ・・・どーいう反射神経してんのよマッタク!『見えない所からの攻撃』に対して防御体制とれるなんて・・・フツーなら今の完全にクリーンヒットよ」

Dio「・・・・・・なるほど・・・貴様のスタンド能力・・・『姿を消せる』のか・・・・・・フフ・・・単純だ・・・スゴク単純だ・・・・・・『だからこそ気付かなかった』・・・逆にな・・・」

静「・・・」

Dio「だがしくじったな・・・俺は恐竜化して、『無敵の動体視力』を持つ。つまり、貴様がいくら姿をくらまそうが、『動いたら場所を感知できる』・・・拳を繰り出した瞬間、気付いた」

静「・・・恐竜の動体視力ってそんなにスゴイんだー。勉強になったわ。歴史の授業で恐竜の問題が出てきたらこの知識を答案用紙に書いとくわ」

Dio「・・・残念だな・・・・・・貴様のチンケな能力はもう見破った・・・不意打ちは無駄無駄。貴様の負けは決まった」

静「不意打ち?そういう風に言っちゃうんだぁ~アンタ。自分のこと棚上げしてそんなこと言えるのォ~?マジ図太い神経ねーッ。それくらいじゃなきゃあ恐竜なんてやってらんないわよね~」

静「『トリッキー』って言ってくれない?もしくは『賢い』・・・『騙しの手品』でもいいわ。でも不意打ちっていうと語弊があるっていうかなんていうか・・・」

静「たしかにアタシの能力は透明になることだけどさ~・・・そういう能力だとできることも限定的じゃない~?兄さんほど何をするか読めない攻撃なんて難しいっていうかー」

Dio「減らず口はもういいか?何か時間稼ぎをしているのか?・・・・・・」

静「う~ん・・・そうねえ・・・・・・それじゃあヒントその一!」ビシィ

Dio「・・・ハァ?」



静「『アンタの左手にちゅーもくぅ~』」

Dio「!?・・・・・・ッ!?こッ!これはッ!」

 バン!



Dio「『俺の左腕が無い』ッ!いやッ、『左側がないッ』!こッ!これはッ!」



Dio「『左半身失調』ッ!?」

598: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 22:44:17.86 ID:Rp5jlAXq0
Dio「ネアポリスの護衛官が使うという『鉄球の技術』!『左半身失調』!いッ!いつの間にくらっていた!?」

静「ヒントその二、『注意すべし注意すべし』」スゥー・・・

 シュポアァァーーー・・・

Dio「!シズカの左側が・・・消えていくッ!地面もだッ!これは完全に『左側を確認できなくなってる』ッ!まっ!マズイ!『ヤバイ』ッ!」

Dio「この技は『二人一組』で真価のもの!左側を確認できなくさせてッ、その左側からもう一人が攻撃するのが『セオリー』ッ!つまり!ヤバイ!『左側から攻撃される』ッ!」

Dio「もう一人敵がいるというのかッ!?クソッ!右へ回らなければッ!右へ右へッ」クルゥーッ!

Dio「右へ一周回って!『左側にいる敵に対応しなければッ』!」

 バッ!



Dio「・・・・・・ナニ?・・・・・・何も・・・・・・ない?」

静「かかったなアホがッ!どらららららぁーーーッ!」ズドドドドド!

Dio「ッ!?うぐえあァッ!」ボゴォーン!



 ドザァー!

Dio「ッ・・・な・・・・・・何・・・ッ・・・」



静「そッ。今気付いた?『騙しの手品』よ。ネアポリスの護衛鉄球なんて使えないモンあたしィ~。『最初の攻撃でアンタに触れた時、スデに左側を透明にしておいた』」

静「そんで自分の左側と地面を透明にしちゃっただけ。なのにアンタは勝手に勘違いしちゃってくれたってわけーッ。自分を透明にできるとは言ったけど、触れたものも透明にできるのよね~」

静「アンタが『左半身失調』を知らなかったら意味ナシだったけど・・・まっ、かくいうアタシも歴史の本でチラっと見たのを思い出してぶっつけ本番でやってみたらうまくいっただけだけど」

Dio「き・・・キサマ・・・」

静「おっと『卑怯な手を・・・』とかいうセリフはナシよー。アンタが勝手に勘違いしただけなんだからさァ~。『左側から攻撃される』、『もう一人敵がいる』ってね~ッ」

静「アタシは真正面からじっくりゆっくり狙いをさだめてブン殴ってやっただけよ。最初の攻撃よりは深く決まったわね~ッ」

600: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 23:00:09.78 ID:Rp5jlAXq0
 ダァーッ!

静「!?・・・やれやれ・・・逃げるっての?・・・グレートね。やられそうになったらシッポまいて逃げるっていうの?そうはいかねェーっての!」ダッ!

Dio「くッ!このDioに策をめぐらすなど・・・ナマイキなッ!だが!『今度はコチラの番だ』ッ!」



じょりん「・・・う・・・うごけましぇん・・・・・・」グー・・・



 ―――・・・・・・・・・

静「・・・やっと止まったわね・・・何?建築現場?・・・こんなトコで勝負しようっての~?」

Dio「・・・シズカ・・・正直言ってキサマをなめていた。ただの甘っちょろいガキだとな・・・透明になれるというチャチな能力・・・だが・・・面白い・・・面白いぞシズカッ!」

静「ホメて油断を誘おうっての?どこまでコズルイのかしらアンタって・・・そういえばその変態顔見てたら思い出したわ。この前サバゲーでブチのめしたのってアンタだったわね」

静「徐倫ちゃんを誘拐しようとコソコソしてて、なんかシラネーけどぶっとんできて、アタシと徐倫ちゃんにぶっ飛ばされたザコ・・・まさかアレがアンタだったとはね~ッ」

Dio「・・・」

静「徐倫ちゃんをアンタから守るのがアタシの『役目』。アンタを1対1でブチのめし、『完全敗北』を叩きこんで徐倫ちゃんを解放する。さあ、歯を食いしばりな」グ・・・



Dio「・・・けっこう喋ったな・・・・・・饒舌なのか?」

静「・・・ハア?」

Dio「自分でしゃべる分だけでもけっこう十分だったんだが・・・シズカ、お前もけっこう喋ったな。ン?流れにノってると思ってるからか?」

静「・・・」

Dio「察するに・・・君は普段はさほどくっちゃべったりしないタイプなんじゃあないのか?学校では一人でボーっとしてるとか、他人を寄せ付けない雰囲気醸し出してクールぶってるとか」

静「・・・」

Dio「だが今はけっこう喋るな・・・ネアポリスの護衛鉄球のことも、そのトリックもけっこうしっかり話した。なぜだろうな?アドレナリンが出てたりするからか?」



静「おいッ!何をワケわかんねェ――」

 ドッヒャアァァァーーーーーッ!

静「!?」

601: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 23:18:01.06 ID:Rp5jlAXq0
 ガブゥ! ガブッ! ザクザクゥ!

静「ッ!うおあああーーーッ!?きょッ!『恐竜』ッ!?小型の恐竜がッ!『全身にッ!』」ドバアー!



Dio「建築現場に移動したのは・・・この鉄骨が重要だからだ。周囲に恐竜どもを忍ばせ、四方八方から恐竜で襲わせる。さっきは貴様のスタンドで撃ち落としたが、今度は無駄だ」

Dio「周囲の建てられた鉄骨から無数の恐竜で貴様を攻撃。全方位からの攻撃には対応できんだろう?恐竜を忍ばせる時間を稼ぐつもりで話をしていたが・・・十分すぎるほどの時間だった」

静「うぐッ・・・うおおッ・・・」

Dio「おォ~っとぉ~・・・身体中が恐竜の牙や爪で傷だらけだ・・・血がドバドバでてるぞ?」

静「ううッ・・・」

Dio「だが『もっと痛めるける』ッ!」ブオン!

 ブアシイィ!!!

静「うぐあッッッ!」ボグオォォ!

 ドザアーッ

Dio「恐竜化した俺のシッポでブン殴られた気分はどうだ?お前のスタンドの拳何発分だろうなァー?アバラの骨でも折れてるんじゃあないか?」

静「・・・ぐ・・・・・・ッ・・・」

Dio「もはや貴様は立つことすらできない・・・全身傷だらけで骨も折れてる。『だが』、『ダメ押しにもう一撃』」

 ドシュッ!



Dio「貴様をッ!頭を脳天からアゴまで切り裂いてやるッ!」

 ドォン!

静「ッ!!!・・・ッカ・・・・・・」



Dio「左目ごと真っ二つに切り裂いた・・・だが・・・貴様・・・『やるな』・・・ギリギリで頭を動かし、『致命傷にならないようにダメージの場をずらした』・・・」

静「ック・・・・・・ウグ・・・」

Dio「だが無駄無駄。どちらにせよ貴様は『再起不能』だ・・・」

静「・・・ジョ・・・・・・徐倫・・・・・・ちゃん・・・・・・ッ・・・」

602: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/03(木) 23:30:52.35 ID:Rp5jlAXq0
じょりん「シズカ!」バッ!

静「!・・・・・・ッ・・・じょ・・・徐倫・・・・・・ちゃ・・・」

Dio「ム・・・・・・あの恐竜どもをふりほどいたか。それでこそクウジョウジョリーン・・・だがいいかッ!クウジョウジョリーン!動くんじゃあないぞッ!」

じょりん「!」

Dio「その場から動けばこのシズカを完全に始末する。今はまだ無事だがな・・・」

静「・・・徐倫ちゃん・・・・・・来ない・・・で・・・来ちゃダメよ・・・・・・これは・・・『アタシの役目』なんだ・・・から・・・」

じょりん「で・・・でも」



静「・・・『アタシを信じて』・・・・・・アタシの役目は・・・徐倫ちゃんを・・・守ること・・・・・・『アタシを・・・信じて』・・・徐倫ちゃん・・・・・・『アタシが勝つって』・・・・・・」

静「・・・・・・アタシも・・・『ジョースター』・・・・・・だから・・・・・・勝つって・・・・・・」

じょりん「・・・うん!」



 ズドオォ!!!

じょりん「!」



静「ッ・・・・・・ッカ・・・」



Dio「無駄無駄無駄・・・すでにチェックメイトなんだよ。『貴様の喉元に手刀をぶちこんだ』」





じょりん「シズカァァァーーーッ!!!」

 ⇒ To be continued.....

614: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/04(金) 23:20:58.57 ID:KvzQvr7J0
仗助「・・・ン?・・・・・・」

えふえふ「どしたジョースケ?」

仗助「・・・いや・・・今・・・なんとなく・・・・・・」

えふえふ「?」

仗助「・・・いや、なんでもねー。・・・それにしても静と徐倫のヤツおせーな」

えふえふ「びょういん、こんでるんじゃない?」

えるめぇす「ハブショッ!」

えふえふ「えるめぇすまだクシャミとまらないの?」

仗助(・・・・・・静・・・徐倫・・・)




 ―――・・・・・・・・・

静「・・・・・・ッ・・・ク・・・・・・」

Dio「安心しろクウジョウジョリーン・・・こいつを『始末』すればお前は悲しむだろう?そんなことはしない・・・ギリギリまだ無事だ。ただ『敗北』を叩きつけただけだ」

じょりん「・・・うーッ・・・」グググ

Dio「・・・・・・おい・・・拳を握りしめるんじゃあないクウジョウジョリーン。コイツのカタキをとろうっていうのか?無駄だ無駄・・・やめておけ」

じょりん「うーッ!」グググッ!

 ・・・ピタッ

Dio「・・・フム、利口だな。なんとかこらえたか・・・」

じょりん「ちがうッ」

Dio「・・・?」

じょりん「アタシは信じてる。『シズカがかつ』って。だからアタシはなにもしない。『シズカをしんじてる』」

Dio「・・・フン、強情だな。そのシズカはもう再起不能だ。見ての通りな・・・だがもう長くはない。早く治療しなくっちゃあヤバイぞ・・・」

Dio「シズカ、早いとこ助けを呼べよ。ケータイ、ちょうどお前のが落ちてるじゃあないか。戦いの衝撃でポケットから落ちたか。動けるなら早いとこ誰かに電話しろ。『助けを呼べ』」

Dio「その間に俺はクウジョウジョリーンを連れ帰るッ」



静「・・・・・・クッ・・・・・・で・・・でんわ・・・・・・」ス・・・



静「・・・・・・に・・・兄さん・・・・・・」

615: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/04(金) 23:31:57.23 ID:KvzQvr7J0
 グッ!

静(ダ・・・ダメだッ!・・・・・・兄さんは・・・今日ッ!兄さんは『身体を休めている』ッ!・・・・・・そ・・・それを・・・邪魔したくないッ・・・)

静(・・・い・・・今まで・・・さんざん迷惑をかけて・・・きた・・・・・・振り回して・・・ずっと・・・・・・だから・・・『兄さんを呼ばない』ッ!)



Dio「さあ来い・・・クウジョウジョリーン。お前は我がものだッ。シズカは叩きのめしたッ。もうお前は『俺のもの』だッ!」

じょりん「・・・ううッ・・・」



静(・・・・・・そ・・・それに・・・・・・『アタシ一人で勝つ』・・・・・・それが大事・・・・・・・・・徐倫ちゃんを守る・・・『アタシの役目』ッ!・・・・・・)グググ・・・



Dio「打ち倒したあのシズカはッ!俺がみた『社会』の『大人の女』だッ!」

Dio「LOLYYYYYEEEEEEEEEEE!そしてお前がッ!それを『越える者』ッ!この俺がッ!手に入れる『子供の女』だッ!」

じょりん「ッ!」



静(・・・・・・『徐倫ちゃんを守る』ッ!!!)

616: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/04(金) 23:37:01.89 ID:KvzQvr7J0
Dio「キサマをもらうッ!クウジョウジョリーンッ!」ドオアーッ!

じょりん「!」



Dio「ッ!?」ビタァッ!



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

Dio「・・・・・・な・・・なんだと・・・・・・」クルゥー



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

Dio「こッ・・・コイツ・・・・・・なぜ『立ち上がれる』!?・・・」



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



静「ハァーッ・・・・・・ハァーッ・・・・・・ハァーッ・・・」





じょりん「シズカッ!」

617: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/04(金) 23:46:33.63 ID:KvzQvr7J0
静「・・・アタシの『ワイルドハニー』・・・・・・アンタに2回は・・・攻撃したわよね・・・最初の透明からの攻撃・・・・・・そして・・・『ネアポリス護衛鉄球』と勘違いした時の・・・攻撃・・・」

静「・・・特に後者は・・・完全にきまったわ・・・・・・クリーンヒット・・・・・・ジャストミートってトコね・・・・・・・・・『ワイルドハニー』・・・パワーはけっこうあったりするのよ・・・思った以上にね・・・」

静「さすがに・・・兄さんの『クレイジーダイヤモンド』みたいな・・・パワーじゃあないわ・・・・・・『クレイジーダイヤモンド』のパワーがAなら・・・『ワイルドハニー』はBってとこかしら・・・・・・」

静「・・・でもけっこうなパワー・・・・・・それをマトモにくらった・・・アンタ・・・・・・『自分が思っている以上にダメージがあった』のよ・・・・・・だから・・・アンタの攻撃は『威力が落ちていた』・・・」

静「恐竜の攻撃はともかく・・・・・・アンタのシッポ攻撃・・・手刀での切り裂きを2発・・・・・・それらは『威力が少し落ちていた』ッ・・・・・・だから・・・アタシはまだ・・・ダイジョウブ・・・よ」

Dio「・・・なッ・・・・・・何ッ・・・」



静「それに・・・・・・アンタが『助けを呼べ』だとか・・・『徐倫ちゃんを手に入れる』だとか言うから・・・サァ~ッ・・・・・・なんだか・・・『急に闘志がわいてきたわ』ッ!」

じょりん「シズカッ・・・」

Dio「こッ、こいつ・・・なんて根性だッ!その状態で・・・・・・『まだ』戦おうというのかッ!?」

静「・・・・・・まだ終わっちゃあいないわよッ!コラァーッ!」



Dio「ならばトドメのトドメッ!『恐竜』どもッ!『喰らいつけーーーッ!』」



 ドッヒャォーーーーーッ!

618: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/04(金) 23:53:24.26 ID:KvzQvr7J0
 ビシュッ

Dio「!?」

 バシィッ

    ドガンッ!ガランッ!ガラガララァンッ!

Dio「なんだッ?・・・『何か飛ばした』ッ?・・・・・・それが・・・置いてあった『詰まれた鉄の棒の山』に当たって・・・崩れた?・・・」



 バヒュオーーーーーッ!

Dio「!?恐竜どもがッ・・・『鉄の棒の山』の方へ一斉に向かっていく!?」



静「恐竜ってさぁ~・・・『音』とかに過剰に反応するんでしょ?・・・っていうか、動いてない者は視認できないんでしょ?・・・・・・だったら・・・『大きな音がする方が大きな脅威』と思うんじゃあない?」

静「・・・スタンドで・・・石を拾って『詰まれていた鉄の棒』にあてた。スッゴイ音ね・・・そっちが『敵』とか『脅威』と思って・・・アンタの部下の恐竜達は・・・・・・アタシから離れていった」

Dio「なッ・・・何ィ~ッ!?」

静「もうアンタのパシリの恐竜どもはアタシには『通用しない』ッ!このアタシに同じ手が二度も通じると思うんじゃあないわよッ!」バン!

619: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/05(土) 00:07:37.98 ID:Ha1DZiIb0
Dio「LOLLLYYYEEEEEEE!調子にのるんじゃあないぞ小娘がァーッ!ならばッ!このDiohが直々に手を下すッ!『あと一撃』!『あと一撃キサマに叩きこめば完全に決着がつく』ッ!」ダァーッ!

静「・・・」

Dio「覚悟はいいかァーーーッ!行くぞッ!シズカッ!」ドヒャオーーーッ!

Dio「貴様の内蔵をッ!えぐりと――」



 ドガンッ



Dio「―――ッ!?・・・・・・ブッ・・・ッガ・・・・・・」



静「グレート・・・見事に・・・見ごとに『ぶち当たったわね』・・・・・・アタシ・・・ずーっと『鉄骨の裏側』に立ってたのよ・・・『透明にした鉄骨の後ろに立ってた』・・・」

静「・・・ここ・・・建築現場だからさァーッ・・・・・・鉄の棒を積んだのとか・・・この『建築途中の鉄骨』とかもあるし・・・・・・けっこうアタシの能力的にはおあつらえむきかもねーッ」

静「まッ・・・その鉄骨でアンタの恐竜攻撃をくらったってのもあったけど・・・・・・今度はコッチの番ねーッ・・・」

静「『アンタは分厚い鉄骨に頭から猛スピードで激突した』・・・無敵の動体視力ってヤツも・・・動いてない上に透明だったモノには気付かなかったってトコねェ~ッ」

Dio「ガッ・・・・・・ナッ・・・・・・・・・」



静「も一つオマケするわ。サービスよサービス」

 ドガンッ!



Dio「ッ!?」

 ドガラアァァァーーーッ!!! ドガンガンガンッ!!!

  ガラガラガラッ!!! ゴドガァーン!!!

ガラララァァァーーーンッ!!!

Dio「うおおおあああああああああああああああああああああ!!!」

620: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/05(土) 00:18:55.53 ID:Ha1DZiIb0

 ガラガラガラ・・・・・・・・・



Dio「・・・ッ・・・・・・ウウ・・・・・・な・・・なんという・・・ことだ・・・・・・これは・・・・・・『鉄の足場』・・・・・・建築現場に・・・よくある・・・・・・高い場所での作業のための・・・・・・足場ッ・・・」ズル・・・ズル・・・

Dio「そ・・・それが・・・俺の真上に・・・・・・あったとは・・・・・・それを・・・『蹴り崩した』・・・というのか・・・・・・支柱となる一点を・・・あらかじめ・・・・・・見ておいて・・・ク・・・」ズル・・・ズル・・・

Dio「この・・・Dioが・・・・・・足場の下敷きに・・・なるとはッ・・・・・・グ・・・早く・・・・・・ここから・・・抜け出さねば・・・・・・ウグ・・・」ズル・・・

Dio「ほ・・・骨が・・・両腕の骨が折れているッ・・・アバラもだッ!・・・・・・この・・・Dioがッ・・・ヌヌヌッ!・・・・・・」

Dio「おッ・・・おのれッ!・・・・・・この・・・こんなッ・・・・・・・・・ッハ!」



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

静「・・・・・・・・・」

Dio「・・・ッ・・・・・・」



静「えーっと・・・こーいう時・・・なんて言うんだっけェ~ッ?・・・なんか・・・すんげーピッタリジャストフィットなセリフ・・・あったんだよね・・・・・・なんだったかしら・・・こういう状況のセリフ・・・」

静「・・・ホラ、アンタがそうやってボロボロの身体でなんとかしようとしてて・・・・・・アタシがそれを見下ろしてる・・・今のこの状況・・・・・・ああッ、そうそう。コレよ・・・コレ」



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



静「『射程距離内に・・・入ったわ』」

621: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/05(土) 00:56:25.74 ID:Ha1DZiIb0
Dio「・・・・・・・・・」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



Dio「やるなシズカ・・・ホント、見事だ・・・敵ながらアッパレ・・・こういう状況のセリフ・・・俺の側ならこのセリフなんだろうな・・・・・・」

静「・・・」



 シュン シュン

Dio「まさか『鉄の足場』を蹴り崩すとはな・・・一点を蹴るだけで崩せるものなのか?・・・・・・それともあらかじめ・・・あるていど崩しておいたのか?・・・・・・策士だな・・・本当に・・・」

静「・・・」



 シュン シュン シュン

Dio「建築現場を場所に選んだのが・・・裏目にでるとは・・・・・・お前・・・名前はなんというんだ?・・・シズカ・・・フルネームは?・・・・・・聞いておきたい・・・」



 シュンッ!



Dio「だがッ!『答えはいらない』ィーッ!貴様の名なんぞ興味ナシッ!『今』ッ!恐竜どもを貴様の背後にまわらせたァーッ!気をそらさせておいたのだッ!『俺の勝ちだッ!!!』」



 ガンッ! ガンッ! ガンッ!

Dio「!?」

静「・・・」



Dio「な・・・『なんだ』!?・・・シズカは動いてもいないのに・・・『恐竜どもが何かに激突したッ!?』ッ・・・まッ!まさか『また』ッ・・・・・・」

622: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/05(土) 01:09:29.11 ID:Ha1DZiIb0
静「『グレート』・・・・・・この状況でまだ勝ちをつかもうとする執念・・・飢えた獣みたいな執念ね・・・・・・」

静「でも『やれやれだわ』・・・・・・どーせまた恐竜で攻撃ってーのはミエミエ・・・すでに鉄板を透明にして、アタシの背後に突き立てておいた・・・」

静「あたし流のバリアよ。透明にするのがあたしの能力・・・それだけだけど・・・『またまたやらせてもらいましたァン』ッ」



Dio「ッ・・・うッ・・・・・・グググ・・・」

静「アンタのパシリ恐竜どもには透明の鉄板は感知できていない・・・ガラスの向こう側のボールを取りに行こうとして、ガラスにぶち当たってそっくり返ってる犬とおんなじよ・・・・・・」

Dio「グヌヌッ・・・ぐぐぐッ!」



静「そこでアンタの次の行動は、『このガキがッ!と暴言を吐きながら手刀で攻撃してくる』よ」



Dio「こんのォォォッ!ガキがァァァッ!」ドシュバァーッ!

Dio「ッハ!」



ワイルドハニー『どららぁ!』ドゴメシアッ!

Dio「ッ!ウグオアッ!?」



静「ホントーにやれやれっての・・・・・・両腕の折れている今のアンタの攻撃がマトモなわけない・・・動きも単純ッ」

Dio「グ・・・こ・・・・・・このッ・・・」

623: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/05(土) 01:42:34.68 ID:Ha1DZiIb0
 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

静「名前・・・・・・さっき名前を尋ねたわね・・・・・・『名前は重要よ・・・この世で唯一無二を表す記号』・・・・・・・・・」



Dio「・・・ッ・・・・・・う・・・ううおおおッ・・・うううおおおおおおおおああああああああ!!!」



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

Dio「WRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」ドシュアーーーッ!!!

静「『ワイル・ドハニー』ッ!」ギャン!



静「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ
  ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ
  ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ
  ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ
  ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラァァァァァッッッ!!!」

 ドッゴオオオォォォーーーーーンンンッッッ!!!

Dio「ウゲエアァーーーーーッ!!!」ボッゴオオォーーーンッ!!!





静「『ジョースター』・・・・・・あたしの名前は『静・ジョースター』・・・・・・・・・『ジョジョ』って呼んでちょうだい」



   【Dio 再起不能(リタイア)】

   【静・ジョースター 重傷ながらも完全勝利】

     バァ―――z___ンッ!!!



638: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/06(日) 17:00:50.65 ID:zNYtKYs/0
じょりん「シズカー!」ダダダ

静「・・・・・・徐倫・・・ちゃん・・・」フラッ・・・

 ドサアッ

じょりん「!シズカッ!」

静「・・・なんつゥーか・・・・・・力がぬけたわ・・・やりきったっていうか・・・・・・」ドクドク

じょりん「シズカ!ちが!ちがいっぱいでてる!」

静「そうね・・・かなり・・・重傷カモ・・・・・・今まで・・・勢いでごまかしてた・・・けど・・・・・・かなり・・・ヤバイ・・・かも」

じょりん「まってて!ジョースケをよぶ!ジョースケのスタンドなら・・・ケータイ!シズカのケータイつかう!」バッ

じょりん「・・・こ・・・コレどうつかうんだァ?・・・???」

静「・・・・・・あ~・・・目が・・・ボヤけて・・・きたかも」

じょりん「ううう~っ!・・・もうかんがえんのメンドクセェーーーッ!」シュバァッ!

じょりん「いとをのばせばッ!そらにいとで『シグナル』をだすッ!いとをなんじゅうにもあつめてッ!ジョースケッ!みてェーーー!」



 ―――・・・・・・・・・

仗助「マジにおせーな徐倫と静・・・なんかあったのか?・・・」

えふえふ「なんかあったらケータイででんわしてくるんじゃあない?」

仗助「そりゃそーだが・・・」

えるめぇす「あ、あれみて!なんかそらにマークがッショイ!」

えふえふ「クシャミとまんねーな」

仗助「!・・・マジだ・・・ありゃなんだ?・・・『J』の文字・・・!?あれは徐倫の『糸』かッ!?まさかッ!マジで何か・・・電話だッ!静に電話だッ!」

639: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/06(日) 17:06:27.08 ID:zNYtKYs/0

<ソラッ!コボレオチタッ!フタツノホシガアァ~ッ♪

じょりん「!ケータイがなってる!えっと・・・この・・・これを・・・そうさして・・・」PI

じょりん「もしもしもしもし!?あァ!?どうしたァ!?」

仗助【!?徐倫!?これ静のケータイだよな!?おい!なんかあったのか!?】

じょりん「ジョースケ!いとみてくれたんだ!あのな!てきスタンドつかいとせんとうになった!シズカがやばい!はやくきてくれ!かなりヤバイんだ!」

仗助【何だとッ!?しッ、静がッ!?スグに行くッ!その糸のマークのとこにいんだな!?スグ行くからよォー!】PI!

じょりん「シズカ!もうすぐジョースケがくるからな!ガンバレ!」

静「あ~・・・紙人間が・・・・・・ペラペラ・・・」ドバドバ

じょりん「シズカッ!きをしっかりもてッ!オイッ!」



 ―――・・・・・・・・・

仗助「FFッ!俺は静と徐倫のトコに行く!おめーはエルメェスを看ててやってくれ!」

えふえふ「えっ、なんかあったの?」

仗助「話は帰ってからだッ!エルメェスを任せたぞ!」ダダダ

えるめぇす「・・・なんかあったのかな?・・・ダッショイ!」

えふえふ「なんかしらんがえるめぇすはもっとおんなのこらしらをだすべき。なにそのクシャミは」

640: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/06(日) 17:17:52.30 ID:zNYtKYs/0



仗助「静ァッ!」ダダダ

じょりん「!ジョースケ!ここだ!はやく!シズカ!もうだいじょうぶだ!ジョースケがきた!」

静「・・・・・・ッ・・・」

仗助「静ッ!これは・・・何が・・・い、いや!それより『クレイジーダイヤモンド』!」ズギュン

静「ッ」

仗助「これで大丈夫だ・・・徐倫、何があった」

じょりん「ゆうかいはんがこうげきしてきて・・・シズカがたたかってくれた」

仗助「誘拐犯って前に言ってた奴か・・・お前はケガしてねーか?」

じょりん「うん。シズカがまもってくれたから。シズカがかってくれたから」

仗助「・・・そっか・・・やるじゃあねーかしず・・・・・・」

じょりん「・・・?」

仗助「・・・静?・・・・・・・・・オイ・・・静!」



静「―――――」

じょりん「・・・シズカ?・・・・・・」

仗助「オイッ!静ッ!もうケガは治した!完全に治った!おい!さっさと目をあけろコラァーッ!」



静「―――――」

641: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/06(日) 17:23:18.14 ID:zNYtKYs/0
仗助「おい!おいッ!・・・・・・ウソだろ?・・・間に合ったはずだ・・・間に合っただろオイ!静ァッ!」

静「―――――」

仗助「おい・・・おい・・・・・・ダメだ・・・ダメだッ!目をさませコラッ!・・・・・・静・・・」

じょりん「・・・・・・ジョースケ?・・・シズカなんでめをあけないの?」

仗助「ッ!・・・・・・徐倫・・・・・・お前はあっちへ行ってろ・・・・・・っ・・・」

じょりん「・・・シズカ?・・・・・・」

静「―――――」

仗助「・・・・・・うっ・・・・・・っく・・・・・・こんな・・・こんなことッ・・・・・・」ウルッ





静「な~~~んちゃってえ~~~ッ!」ドジャアァ~~~ンッ



仗助「ッ!!!」

じょりん「シズカッ!!!」

642: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/06(日) 17:29:49.86 ID:zNYtKYs/0
静「あ~キツかったァ~。バレないようにするのってけっこう大変なのねェーッ。クマに会ったらやり過ごす自信ないわーあたしッ」

じょりん「シズカ!シズカ!」ガバア

静「うおっと、徐倫ちゃんアリガトね。おかげで助かったわ」

じょりん「シズカこそやるじゃあねーか!つよいんだなシズカ!」

静「当たり前よ。あたしも『ジョースター』なんだからネッ」ニコッ

仗助「し・・・静・・・おめェ~・・・」プルプル

静「アハハ、兄さんってばちょっとウルっちゃった?こりゃあたし、本格的に騙しの才能あるかもねェーッ。なんてったっておじいちゃんの・・・ジョセフ・ジョースターの娘だもんねあたしッ」

仗助「やかましいッ!無事だったんならよォ~~~ッ!さっさと目ェ覚ませコラァーーーッ!」ブワァッ

静「うおッ!?」

じょりん「ジョースケないてる!?すごいなみだ!」

仗助「マジで心配したぞオイィーーーッ!フザけんじゃあねーぞコラァーーーッ!」ドバァー

静「ちょっ・・・に、兄さん?・・・そ、そういう風なリアクションされるとこっちが対応に困っちゃうっていうか・・・その・・・」

仗助「このヤロォ~~~ッ!」ブアー

静「・・・あ、アハハ・・・・・・どーしよ・・・」

じょりん「やれやれだわ」

650: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/07(月) 23:31:48.29 ID:+ELxOl4X0
 ―SBR(Steel Ball Run run land)

ヴァレンタイン「終わったか・・・」

ジャイロ「ああ、俺の『スキャン』でズっと見てたぜ・・・『Dioが負けた』」

ジョニィ「1対1で・・・カンペキに叩きのめされた・・・ああ、これで『目的は達成できたな』・・・」

ジャイロ「ったく気が気じゃじゃなかったぜェ~ッ。いくらスタンド使いでもあんな可憐なオンナノコにDioの相手をさせるなんてなァ~ッ」

ジョニィ「いつ援護に行こうかとヒヤヒヤしたけど・・・手助けしなくて正解だったね」

ジャイロ「あそこで俺達が駆けつけていれば・・・それは『完全勝利』じゃあねー・・・あのシズカ・ジョースターのためにも、俺達は何もしないことが一番だったんだ」

ジョニィ「ああ・・・そうだな・・・・・・」

ヴァレンタイン「では・・・『もうあの子の役目は終わった』・・・・・・『あるべき世界へと帰す時だな』・・・」

ジャイロ「・・・ああ」

ジョニィ「正直、僕達はシズカと一度は会ってるから・・・シズカと徐倫達を引き離すのは気がひけるが・・・仕方がないこと・・・」





 ―――・・・・・・・・・東方家

えふえふ「あ!おかえりー!じょりん!シズカ!ジョースケ!」

えるめぇす「なんかしらんが、すっかりカゼなおっちゃった。・・・ん?・・・ジョースケないてる?」

仗助「なッ、なんでもネーッ」

じょりん「えるめぇすカゼなおったかー」

えふえふ「いや、それよりなんかあったの?ふたりのかえりがおそくてジョースケがあわててでてって・・・」

静「アハハ・・・まあ色々あってね」

じょりん「じつはな、アタシがチュウシャにいってムキズでかえるとちゅうにゆうかいはんがきてシズカが・・・・・・―――」

651: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/07(月) 23:37:59.30 ID:+ELxOl4X0
えふえふ「ほえ~・・・そんなことが・・・」

えるめぇす「シズカすげーな!しょうひんにこのオキニイリシールをやろうっ!」スッ

静「おっ、サンキューね。キラキラでい~いカンジのシールねェ~ッ」

えるめぇす「キラシールはレアだ!しかもホラ!ボコってなってる!ボコって!」

じょりん「アタシもなにかしょうひんをあげたいなー・・・たすけてもらったんだし・・・あっ、でもひとりでもかててたが」

静「いいよいいよそんなのッ。気にしないでいーよー」

えふえふ「じゃあアタシはこのプランクトンのびんづめを・・・」

静「うん・・・うん。マジでエンリョするわ。ごめんありがとう」



<ヤーミーヲーアッザムイッテッ!セツナヲッカワシテッ!♪

じょりん「あ、シズカケータイなってる」

静「ホントだ。えーっと・・・なんだ大統領からか」

仗助「え」

えふえふ「だいとうりょうってアメリカがっしゅうこくだいとうりょう?」

じょりん「そういやあなんかシズカがこっちにきたのってだいとうりょうののうりょくで・・・とかいってたなまえに」

静「ちょっと待ってね」Pi

静「もしもし大統領?・・・うん・・・・・・うん・・・」



仗助「・・・」

652: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/07(月) 23:44:42.03 ID:+ELxOl4X0
 Pi

じょりん「なんだった?」

静「・・・うん。・・・・・・う~ん・・・まあ・・・ネ」

じょりん「?」

仗助「・・・静よォ~・・・今日の晩メシはおめーが食いてえモンでいいぜ。何かリクエストあるか?」

静「えっ・・・」

えふえふ「なんとッ!ディナーのメニューをけっていするけんりをシズカにあたえられるとはッ!」

えるめぇす「すごいッ!」

仗助「あー・・・なんだ、その・・・今日は徐倫を助けてもらったし、俺からの賞品ってコトだ」

静(兄さん・・・もしかして気付いて・・・・・・)

えるめぇす「シズカッ!ごうかなものにしようッ!」グイグイ

じょりん「チョコパイッ!チョコパイやまもりをッ!」グイグイ

えふえふ「みずッ!みずをいっぱいッ!」グイグイ

静「・・・うーん・・・・・・そうねェ・・・・・・何にしよっかなァ~・・・」

えるめぇす「フルコース!」

じょりん「チョコパイ!」

えふえふ「みず!」



静「それじゃあ・・・徐倫ちゃん!FFちゃん!エルメェスちゃん!アタシ達で晩ゴハン作ろうッ!」

653: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/07(月) 23:52:45.88 ID:+ELxOl4X0
仗助「はァ~?」

えるめぇす「ごはんをつくるだとッ!?」

じょりん「ごはんはハタチをこえなきゃつくれないんじゃあ・・・」

えふえふ「ムチャもやすみやすみいえッ」

仗助「おいおい静ァ~・・・お前が食いたいものを注文しろって言ってんだぞ?なんでもいいんだよ。トニオさんの店だっていい。なのにオメーが徐倫達と作るなんて・・・」

静「いいじゃない。一度皆でゴハン作ってみたかったのよね~ッ。あ、兄さんはダメよ。食べる側でネ」

仗助「それじゃあ俺の気がすまねえっつゥーか・・・いいのかよォーそれでェー」

静「それがベストッ」

仗助「・・・・・・わかった。お前がそう言うならな。・・・だが徐倫達にメシなんか作れっかァ~?」

じょりん「ムッ」

えふえふ「テメーはあたしをおこらせた」

えるめぇす「みてろジョースケ!あっといわせるゴハンつくってやるッ!」

仗助「うまいと言わせるゴハンを作ってくれや」

静「そんじゃ、キッ・・・台所いこっか徐倫ちゃん、FFちゃん、エルメェスちゃん」

じょりん「キッ?」

仗助「今キッチンって言おうとしたのに台所にしただろ。なんで?」

静「ごめん噛んだだけ。意味はない」

654: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/08(火) 00:02:39.01 ID:blI9RgoC0
 バン!

静「さあッ!何つくろっか皆!」

じょりん「なにがつくれるのかじぶんでもしらない」

えふえふ「りょうりなんてやったことないんだけど」

えるめぇす「ッハ!アンタたちはこどもだねーッ!アタシはりょうりしたことあるぞ~」

じょりん「ムム・・・じゃあなにをつくったっていうんだよえるめぇす。カップラーメンにおゆをいれたとかいうんじゃあないだろうな」

えるめぇす「おみそしるをよそったことがあるッ!」

じょりん「なッ!」

えふえふ「おみそれしましたァーッ!おみそしるだけにッ!」

静「・・・まあ、皆シロートってとこかァ・・・それじゃあとりあえずカンタンそうな『オムライス』にしようか」

じょりん「オムライスって・・・カンタンなのォ~?」

えふえふ「トニオのみせでたべたな・・・アレがあるからハードルたかいんじゃあないの?」

静「トニオさん以上のはさすがにできないだろうけど、自分達で作ったものはチョッピリ味が違うものよ」

えるめぇす「ほォ~・・・じゃあつくりかたおしえてくれ!はやくつくろーぜ!」

681: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 21:49:11.10 ID:cSBRtNMN0
静「でもオムライスだけってーのもちょいとショーモナイかもね~ッ・・・追加しましょ」

じょりん「かんたんかつうまいものな」

えふえふ「れいぞうこにジャガイモとウインナーがある。ポテトサラダとかできるんじゃない?」

静「おッ、いいわね~。それならできそうだわ。FFちゃんグッ」

えるめぇす「すいぶんけいがないな。くちパッサパサになるぞ」

えふえふ「えっ!それはこまる!」

静「じゃあコンソメスープでも作る?簡単なの」

えふえふ「ッシャ!」

じょりん「じゃあしょくざいをならべよう。たまごにケチャップ、ほかはなに?」

静「えーっと、ちょいと待ってね~。今ケータイでポテトサラダのレシピ調べるからね~」PI

じょりん「ケータイってそんなこともできるの?」

えふえふ「ぶんめいだね」

静「んと・・・じゃがいもにキュウリ、ウインナーとタマネギにマヨネーズ・・・それから・・・けっこう多いわね・・・塩コショウ、砂糖、酢、コンソメ、だって」

えるめぇす「りょうりするのにそれくらいでおおいというようじゃまだまだだな」フンス

静「グムー・・・」

じょりん「ほかのは?」

静「えと・・・卵、ケチャップ、鶏肉にごはん、牛乳に砂糖と塩、タマネギ、それからバターだって」

えふえふ「バター?」

じょりん「マジで?」

静「隠し味ってヤツじゃあないの?」

えるめぇす「こいつあカロリーいくぜェ」

684: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 22:01:38.74 ID:cSBRtNMN0
静「そんじゃまずはオムライスつくってみよー!」

じょりん&えふえふ&えるめぇす『オー!』



 バン!

静「玉ねぎのみじん切りが最初の試練よ。皆にはアブナイから子供用の包丁がいいんだけど・・・そんなの無いなあ・・・」

じょりん「まあケガしてもジョースケがなおしてくれるからダイジョーブだッ」

静「そういう問題じゃあ・・・まあ大丈夫か。くれぐれも気をつけてね」

えふえふ「タマネギのかわってなんかパリパリしてておもしろいぞッ」バリバリ

えるめぇす「みじんぎりはアタシにまかせろッ!うおおおおおお!」ドダダダダ!

じょりん「なんというスピード!」

えふえふ「めにもとまらぬほうちょうさばき!」

えるめぇす「これはアタシのぶん!これはじょりんのぶん!これはえふえふのぶん!そしてこれもこれもこれも!シズカのぶんだァーーーーーッ!」ドダダダダ!

静「あたしの分のタマネギ多いわね」

じょりん「つぎはアタシにまかせろ・・・ってうおあ!?えるめぇすめっちゃないてるぞ!」

えるめぇす「スゲーめがヒリヒリする・・・」ダバダー

えふえふ「そりゃあんなアグレッシブにきればしるがめにとびまくるっしょ」

えるめぇす「したむいてしるをめからだすわ・・・いって~」ヒリヒリ

静「マンガとかでタマネギは目に染みるネタってけっこうあるけど、マジで染みるもんなのよね~」

じょりん「あたしがいれ~ば~♪うつむかない~で~♪タマネギきれ~る~♪このほうちょうさばっき~♪」トントントン

静「徐倫ちゃんのは安定した切り方ね」

えるめぇす「ビビってんじゃあねーの?」

じょりん「ム・・・おらおらおら!」ドダダダダ!

静「挑発にのらないで!あぶない!」

じょりん「なんつぶにきる?おらおらおら!せんつぶだッ!」

685: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 22:21:07.91 ID:cSBRtNMN0
じょりん「なみだがとまらない・・・」ダバダー

えるめぇす「じょりん・・・アタシ・・・なんか・・・きゅうになみだがでてきて・・・おもいっきりさ~~~・・・あんたのとこでなきたいんだけれど・・・」

じょりん「ジョースケー!どこだー!はやくてあてをー!」

静「そんくらいでイチイチ兄さん呼んでたらこの先が大変よ」

えふえふ「つぎは?」

静「えーっと・・・お、ここで早くも隠し味のとぉ~じょォ~。フライバンを熱してバターを入れて、タマネギを炒めるって」

じょりん「あたしたちはちょっときゅうけいする・・・」ヒリヒリ

えるめぇす「さいきふのうかもしれない・・・」ヒリヒリ

えふえふ「じゃああたしが!」

静「フライパンは熱いから危ないわよ。特にFFちゃんは。だからあたしに任せて」ドジュウ~

えふえふ「ムウ・・・」

静「えーっと、色が変わってきたらゴハンを入れて塩コショウ・・・FFちゃんキャモーン!」

えふえふ「うっしゃあああ!ゴハンドザー!」ドザー

えふえふ「シオコショウズバー!」ズバー

静「あとはケチャップを入れてちょうだい」

えふえふ「ケチャップはいりまーす」ブルドバー

静「おっ、なんかそれっぽくなってきたカモ♪」

686: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 23:09:25.29 ID:cSBRtNMN0
静「そんじゃこれをお皿に盛って・・・」ススス・・・

静「ありゃ、4人分くらいしかないわ。ま、あとで兄さんの分追加しよっか」

えふえふ「これでチキンライスのかんせいだー」

じょりん「これってクリスマスにたべるんだよね?」

静「また古い歌の話をするわね・・・」

えるめぇす「つぎはタマゴだな!」

じょりん「まかせろ!たまごをわるのはとくいだ!」

静「じゃ、このボウルに」

じょりん「おらあ!」ドガン

えふえふ「コナゴナじゃん」

静「どこが得意なのよ!」

じょりん「ヌウ・・・」

えるめぇす「あたしにまかせな!『キッス』!」ギュン

えるめぇす「たまごをふたつにして、ボウルのうえでシールをはがす」ベリ

 バチィン!

じょりん「おお!たまごがはかいされてみごとにわれた!」

えふえふ「スタンドのゆうこうかつよう!」

静「いや、卵の殻がめちゃめちゃ入ってるんだけど・・・」

えるめぇす「こまけえことはきにするな」

じょりん「ならば『ストーンフリー』」バン

じょりん「いとをこまかくしてあみめじょうにして、からだけをすくいあげる!」ズラァー

静「おおッ」

えふえふ「ねんのために『フー・ファイターズ』で、びせいぶつをつかってからがないかけんさする」ギュン

静「え・・・微生物って・・・食べ物なんだけどコレ・・・大丈夫なの?」

えふえふ「キレイなびせいぶつだし、かいしゅうするからだいじょうぶ」

687: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 23:35:03.04 ID:cSBRtNMN0
静「あ、やっべえ今気付いたけどチキンライスにチキンいれてなかった」

じょりん「ただのケチャップライスじゃあねーか!」

静「今から焼いて入れなおすわ」ドジュウー

えふえふ「やっつけだなあ」



静「で、卵のボウルに牛乳と塩、砂糖を入れるっと・・・」ドボドボ

静「これを熱したフライパンにバターを入れて・・・またバターか」

じょりん「あたしがやく!」

静「お、じゃあやってみる?色々混ぜた卵をフライパンに流しこんで・・・」ジュンジュワー

じょりん「オオウ!」

静「弱火で焼きながら、固まってきたら完成だって」

じょりん「ど、どのくらい?これかげんがむずかしいぞ!」ドジュウー

えふえふ「こがしちゃだめだぞじょりん」

じょりん「も、もういいかシズカ!?」

静「まだもう少し」

じょりん「うー・・・これきがきじゃないぜー」

えるめぇす「こがしたらアンタのぶんだからな」

じょりん「こいつあしっぱいできねーぜ」

静「もうそろそろいいんじゃあない?」

じょりん「ようし!ポルっとひっくりかえして・・・」グ・・・

静「あーあー!それはいいから!方面だけでいいから!」

じょりん「アレ?そうなの?せっかくやるきだったのに・・・」

静「これを人数分だね。次はエルメェスちゃんやってみる?」

えるめぇす「オウ!」

688: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 23:41:32.94 ID:cSBRtNMN0
えるめぇす「バター&タマゴをいれて・・・」ドジュー

えるめぇす「みてろッ」シャカシャカ

じょりん「えるめぇす、なにをフライパンをシャカシャカしてる?」

えるめぇす「こうしてるとりょうりにんっぽいだろ?」

じょりん「おまえてんさいか」

静「FFちゃんはどうする?熱いの危ないからあたしやろうか?」

えふえふ「じゅんびはばんたんだ。これをそうびする」シャキーン

静「・・・ゴム手袋に対価エプロン、そしてフルフェイスヘルメット・・・完全防備ね」

えふえふ《これでぜったいあつくない》

静「声がこもってるわ」

えるめぇす「できた!アタシのぶんはできたからつぎはえふえふな」

えふえふ《まかせろ!》ドジュー

じょりん「うおあッ!あっちィー!」

えるめぇす「えふえふ!いきおいがありすぎてとんでるぞ!」

えふえふ《あたしはゼンゼンダイジョーブ》ビシ

じょりん「てめッ!このやろッ!」

静「5歳の子がフルフェイスで卵焼くってチョット見られない光景だ」

えふえふ《ん・・・こんなもんか?》

静「オッケー、次はアタシと兄さんの分ね」

えふえふ《りょうりおもしろい!ジョースケのぶんもあたしがやく!》

静「はいはい。じゃあこれね」

えふえふ《やきつくしてくれるッ!》ドッジュー

じょりん「あっついっつってんだろッ!」

689: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 23:48:09.86 ID:cSBRtNMN0



静「おし、これでタマゴは全員分できたな」

えるめぇす「でもジョースケのぶんのチキンライスがねーぞ」

静「これから作りましょ。兄さん特製のをね。どうせだしオリジナリティーあふれるのにしましょ」

じょりん「おー」

静「調味料テキトーにもってきた。これをごはんにテキトーにブチこんでやりましょ」

じょりん「だいいちじん!クウジョウジョリーン!いきます!トンカツソースドバー!」ドバー

えふえふ「だいにじん!えふえふ!やさいドレッシングドバー!」ドバー

えるめぇす「だいさんじん!えるめぇす!でる!マヨネーズドバー!」ドバー

静「ケチャップの逆にマヨネーズか。いいチョイスねー。じゃアタシはしょうゆでもたたっこむかー」ドバー

じょりん「・・・すごいものになってるきがする」

えふえふ「あ、とりにくもわすれずに」

えるめぇす「ついでにハムとベーコンもいれてやろう」

静「イイネー。オトコの料理ってカンジーッ」

じょりん「これにさっきやいたタマゴをのせて・・・みんなのオムライスかんせいー!」ジャーン

えふえふ「あんがいかんたんだったな」

静「ネ。そんじゃ次はポテトサラダいきましょか」

690: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/10(木) 23:57:31.72 ID:cSBRtNMN0
静「えーと材料は、ジャガイモ、キュウリ、ウインナー、タマネギ、砂糖と塩、シオコショウ、マヨネーズ、牛乳、コンソメだって」

じょりん「ジャガイモのかわむきはこのピューラーとかいうのでやんのか」シャッシャッ

じょりん「いがいとおもしろいかもこれ」シャッシャッ

えるめぇす「きゅうりをきるのはまかせろ!これはシズカのぶんだァー!これもこれもこれも!」ドタタタタ

静「エルメェスちゃんもキュウリ食べなさいよ。全部アタシの分にするんじゃあない」

えふえふ「タマネギスライスしまーす」スラスラ

じょりん「かわむいたジャガイモをどーすんの?」

静「えっと、テキトーに割って水で洗ってお湯でやわらかくするって」ジャー

静「15分くらいそのままらしいから次のにいこっか」

えるめぇす「このきゅうりとタマネギはどーすんの?」

静「塩をちょっとかけておくって。水気でたら切ってね」

えふえふ「それはまかせろ」フンス

静「えーと、ウインナーを切ってオリーブオイルで炒める」

えるめぇす「これはあたしのぶんだー!これもこれもこれも!」ドタタタタ

じょりん「ウインナーはいりまーす!そしてじょりんズキッチン!」トロォー

じょりん「オリーブオイルはたかいとこからかけるんだぜ!」

静「テレビの影響力てスゲー」

691: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 00:06:10.66 ID:+ZVvWFAC0
静「えーと、それからゆでたジャガイモをウインナーのとこにいれて、塩コショウ、酢、砂糖、コンソメを入れて」

えふえふ「くらえェーーーイッ!」イロイロドバー

静「それをフォークでグシャグシャするって。テキトーに」

じょりん「まかせろ!おらおらおら!」グシャグシャー

えるめぇす「まとめてまぜるぜェー!」グシャグシャー

静「これホントに料理なのかな?・・・えっと、そんでからキュウリとタマネギを入れて、マヨネーズを入れる。マヨネーズはいりまーす」ブルドバー

えふえふ「おおッ、なんかポテトサラダっぽいかも」

静「それからパサつきすぎなら牛乳を適度に入れるってサ」

えるめぇす「ちょっとモサモサしてるかな?」

じょりん「じゃあぎゅうにゅうはいりまーす」ジャバー

えるめぇす「いれすぎいれすぎッ!」

じょりん「え?」

静「あー・・・けっこうドロっちゃったわねー」

えふえふ「じょりん0てんッ!」

じょりん「なッ!で、でもトロミがあったほうが・・・な!」

えるめぇす「ごまかせるかコラッ」

静「まあ最初の料理だし、こーゆーもんも醍醐味でしょ」ニコニコ

えふえふ「シズカやさしーな」

静「それじゃスープでもチャチャッとつくりましょ」

692: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 00:14:07.69 ID:+ZVvWFAC0
静「ミキサーにジャガイモぶっこんで、ぶっつぶして、牛乳ブチこんで、コンソメたたきこんで、そんだけだって」

じょりん「やだおとこらしいッ」

えふえふ「ミキサーってあるの?」

静「これよ」ドン

えるめぇす「!かっこいいッ・・・」

えふえふ「これがミキサーたいてい・・・キンにくマンにかったことのあるかずすくないキャラ・・・」

じょりん「だがミートくんにまけるという・・・へいもんクラッシュでおなかくだかれてからのバックドロップで」

静「なんでアンタ達キン肉マンなんか知ってるの?」

えふえふ「ジョースケがもってた」

じょりん「さっさとつくろーぜ!」

えるめぇす「ジャガイモドーン!」ドーン

えふえふ「ぎゅうにゅうジャバー!」ジャバー

じょりん「コンソメバーン!」バーン

静「スイッチポーン!」ポーン

 ギュガガガガガガガガガガガ

じょりん「うるせー!」

えふえふ「すさまじいパワーだ!」

えるめぇす「かがくのちからってスゲー!」

 ギュガガガガガガガガ

じょりん「お・・・なんかできてきてる?」

静「これは簡単ねホント」

じょりん「できた!これをさらにぶんべつして・・・」



静&じょりん&えふえふ&えるめぇす『かんせいーーー!』

じょりん「けっちゃくゥーーーッ!」

693: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 00:22:03.73 ID:+ZVvWFAC0
仗助「・・・・・・」ソワソワ

仗助「・・・なんか台所騒がしいな・・・・・・」ソワソワ

仗助「ケガでもしてんじゃあねーだろうな・・・」ソワソワ

仗助「・・・・・・」

仗助「・・・ゲームでもして紛らわすか・・・」ゴトゴト

仗助「・・・」パチ

<ブレイブフェンサー!ムサシデン!

仗助「・・・心配だなァ~~~ッ」

<イクゼ!



静「そんじゃオムライスにケチャップでなんか書くか」

じょりん「あ!しってる!いらっしゃいませごしゅじんさま!のおみせのやつ!」

静「それあたし行ったことないからマジなのか知らないけど、普通の家でもオムライスで文字とかくらい書くでしょ。兄さんどーゆー教育してんのよ」

じょりん「じゃあアタシはホシのマークを・・・」ヌリヌリ

えるめぇす「アタシにかして!」

じょりん「ん」スッ

えるめぇす「みてろ、アタシのげいじゅつはだを・・・」ヌリヌリ

えふえふ「?・・・なにこれ」

えるめぇす「『キッス』のシールのくちびるのマークだ!」バーン

じょりん「!スゲー!」

静「立体感もあってリアルね・・・すごいじゃないエルメェスちゃん」

えるめぇす「フフフ・・・もっとほめてくれ」

静「すごいすごい。エルメェスちゃんはアートな才能があるかもねー」ナデナデ

えるめぇす「う・・・ちょっとはずかしい・・・」テレ

じょりん「なんやねん」

694: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 00:37:07.60 ID:+ZVvWFAC0
えふえふ「ジョースケのはなんてかく?」

静「うーん・・・そうねェー・・・」

じょりん「もうタマゴのきいろいぶぶんがみえないくらいマッカにしてやろうぜ」

静「そうね。下のゴハンもケチャップ入ってないからねー」ドバブルバー

えるめぇす「シズカのは?」

静「あたしは『J』の文字よ。徐倫ちゃんがアタシを助けるために兄さんを呼んでくれた文字でもあるわ」

じょりん「よせやいてれるぜ」

えふえふ「じゃああたしがさいごだね・・・ってもうほとんどケチャップないけど!」

静「ありゃ、兄さんの分で大分使っちゃったか?」

えるめぇす「かってくるか?ジョースケパシらせて」

えふえふ「あたしがやろう。ケチャップがまだなんでね」バン



えふえふ「このえふえふサマのてをわずらわせようってのかい!」

 ギュウー

じょりん「なかなかでてこないな」

えふえふ「なんてケチャップだい!」ギュウー

えるめぇす「ぐにゃぐにゃにまげてるのにあんまりでないときってムカつくよね。もうちょっとでなかからおちてきそうなのになー」

えふえふ「しつこいねェ!」ギュウー

静「あのFFさん、新しいの買ってきたほうが・・・」

えふえふ「おちないんだよッ!」

 ギュウーーー・・・ ポチャ

えふえふ「!」

じょりん「お、でたな」

えふえふ「あとしまつはジョースケにまかすっ!」

695: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 00:45:01.18 ID:+ZVvWFAC0
じょりん「バンメシのォ~にゅうゥ~じょおォ~~~ッ!」バーン

仗助「!おおっ!できたか!?」

えふえふ「これをみてみろよォ!」

 ズラアッ

仗助「!スゲー!オムライスにポテトサラダとスープか!これをおめーらだけで作ったってーのがスゲーぜ!」

えるめぇす「これくらいあさめしまえだ!」

えふえふ「ばんめしだけどな!なーんつって!」

静「さあさあ食べましょ食べましょ」ガタ

仗助「・・・ん?・・・これが俺のか?・・・・・・」

じょりん「プクク・・・まっかなオムライスだなー」

えふえふ「ジョースケのだけとくべつせいなんだよ」

仗助「お?マジで?」

えるめぇす「しずかのはつあんでとりあえずテキトーにぶっこんだ」

仗助「・・・ん?」

静「あたしと徐倫ちゃんとFFちゃんとエルメェスちゃんの特製よ。マズイなんて言った日には再起不能だからねーッ」

696: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 00:51:52.32 ID:+ZVvWFAC0
じょりん「はやくくおーぜ!」

静「それじゃ、皆さんお手を拝借ゥーッ」サッ

じょりん「はい」サッ

えふえふ「はい」サッ

えるめぇす「はい」サッ

仗助「え?・・・あ、はい」スッ

静「いよおォ~~~ッ」

 じょりん&えふえふ&えるめぇす『いたァ~だきィ~やすっ!』ザン

仗助「・・・なんスかこれ」



 パク

じょりん「お、うまいじゃん!」

えふえふ「てづくりかんまんさい」

えるめぇす「ポテトサラダがちょーっとドロってるのがな~」

じょりん「なッ、う、うまいじゃん!」

えふえふ「ミキサーたいていでつくったスープもあっさりオイシイ」

静「うんうん。ちゃんとおいしい。皆のおかげよー」

じょりん「うへへ」

えふえふ「とーぜんっ」

えるめぇす「ま、まあな」

697: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/11(金) 01:00:00.98 ID:+ZVvWFAC0
仗助「ああ・・・グレートですよ・・・コイツァ」モグモグ

じょりん「どうだジョースケ?あたしたちのとくせいメチャクチャデラックスオムライスは?」ニヤニヤ

えふえふ「しょうじきくちにいれるのもなかなかのもんだ」

えるめぇす「むりしてたべてる?ギャグなんだからマジにくわなくてもいーぞ・・・」

静「いやいや、全部食べ切ってもらわなきゃあ。せっかくあたしたちがオールスターで作ったんだし」

じょりん「そのとーり!おいしくたいあげろ!」

えふえふ「おのこしはだめだぞ!」

えるめぇす「きをつかってうまいなんてェウソはなしだぞ!」

静「そんなことないわよ。オイシイって。ね?兄さん?」ニヤニヤ

仗助「・・・ああ・・・・・・スッゲーうまい・・・・・・マジで・・・スゲーうまいぜ」ポロ

じょりん「!?」

静「・・・あ・・・あれ?兄さん?・・・」

えふえふ「ないてるの?」

えるめぇす「も、もしかしてマズすぎたのか!?」

仗助「いや・・・スッゲーうまい・・・・・・世界一うまいメシだぜ・・・・・・少なくとも・・・俺にとってはよォ~・・・」ポロポロ

じょりん「な、なにもなくこたあねーだろ・・・こっちがきをつかっちゃうぞ」

静「・・・(兄さん・・・やっぱりあたしが帰ることを気付いて・・・・・・)」

えふえふ「ジョースケきゃらかわってないか?」

えるめぇす「まるでさいごのばんさんみたいに・・・」

仗助「・・・・・・ありがとな・・・おめーら・・・・・・」グスッ

712: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/13(日) 23:38:28.42 ID:FiN3k/ex0



じょりん「フー・・・くったくった」ゲフ

えるめぇす「あじはともかく、じぶんたちでつくったりょうりってのはかくべつだな」

えふえふ「さ、あらいものはジョースケにまかせた」

仗助「んな!?そこは皆でやるべきじゃあねーのか!?」

静「アタシ達が作ったんだから、今度は兄さんが働く番でしょ」ニヤニヤ

じょりん「そゆこと」

静「次に兄さんは『これも計算のうちか、静!』、という」

仗助「これも計算のうちか静!・・・ッハ!」

静「当たりまえよー!この静・ジョースターは何から何まで・・・計算づくよー!」バーン

仗助「・・・しょォ~がねェ~・・・ま、そんくらいのことはやってやらあ」

静(ホントは違うけど、兄さんが洗い物してくれんならこう言ってやるわ。ッフ)



 ジャバジャバ

仗助「・・・今更だが、5人分の洗い物ってーのは俺からすりゃけっこうな量だな・・・最近は外食とかデリバリーとかだった気がするしぃ~」

じょりん「ジョースケ!なんかおんがくかけよーぜ!」

えるめぇす「おんがくぅ~?なんでだ?」

じょりん「リズムにのったほうがたのしーじゃん!ジョースケもあらいものがススムぜきっと!」

仗助「俺そんな単純なシステムと思われてるのか」

えふえふ「このおんがくそうちでうたをながすのか・・・フム」

静「そこらへんにあるCDでもテキトーにかけていい~?」

仗助「ああ」

713: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/13(日) 23:49:44.16 ID:FiN3k/ex0
えるめぇす「なににする?あ、『QUEEN』あるじゃん」

えふえふ「あたし『アナザーワン・バイツァ・ダスト』すきなんだよね~ッ。ヘヴィなかんじがさー」

えるめぇす「アナザンバイツァダスッ!ってきょくでしょ?」

えふえふ「そうそう」

仗助(吉良のこと思い出すな~・・・)ジャバジャバ

静「うーん、何にしよっか~。・・・兄さーん、『プリンス』の『ゴールドエクスペリエンス』のレコードとかないの~?」

仗助「レコードなんざねーよ」

じょりん「あ!『AC/DC』!あたしだいすき!『THUNDER STRUCK』とかかけよーぜ!『BACK IN BLACK』でもいいぞォー!」

静「じゃコレにしよっか。・・・アレ?兄さん!このCDケース空だよォ~ッ!?」

仗助「マジすか~?ケースん中が他のってこともあるかもなァ~」ジャバジャバ

えるめぇす「こりゃどこになにがあるかさがすのもてまがかかるな」

えふえふ「フツーはCDをききおわったらキチッとケースにもどすだろ・・・だれだってそーする。あたしだってそーする」

じょりん「まあ、ぶっちゃけCDいれかえるときってケースきにせずいれかえたりすっけどな~。あとでちゃんとなおせばいっかーとおもって・・・」

静「その結果がコレよ。兄さんを反面教師にしなさいね」

じょりん「ウーム」



えふえふ「あ!これどう?」

静「『ERTH WIND AND FIRE』・・・いいわね。ちょうど盛り上がるっつゥーかテンション系の曲あるし!」

じょりん「いくぜ!」ウィーン

714: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/14(月) 00:18:30.92 ID:X286+9Hg0
 ~♪

仗助「・・・お、これは・・・『SEPTEMBER』。・・・イイね!思わず身体が動いちまうぜ」

えるめぇす「あ、これきいたことあるな」

えふえふ「きいたことあるけどきょくめいはしらないってーのはけっこうあるかもね」

じょりん「さあおどろーぜ!きょうはブレイコーだァ!」

えるめぇす「おどりなんてあたしできないけど・・・」

静「ダイジョーブよエルメェスちゃん!こーゆーのはノリでいいんだから!さあ!リズムの波にのるわよォ~ッ!」

えふえふ「オオッ!シズカがノリノリだァ!」



仗助「やっべェ、思わず頭を振っちまうぜ!こりゃあ動くなってーほうが無茶だぜーッ」

じょりん「BA DAYA-SAY DO YOU REMEMBER♪」

えふえふ「BA DAYA-DANCING IN SEPTEMBER♪」

えるめぇす「BA DAYA-NEBER WAS CLOUDY DAY♪」

静「パーレルパーレル、パレルパーレル♪パーレルパーレル、パレルパーレル♪パーレルパーレル、ファッファー♪」

じょりん「なんだシズカそのうたいかたわァー!」ゲラゲラ

えふえふ「パーレルだって~!」ゲラゲラ

えるめぇす「ようがくだからってテキトーにごまかしてらぁー!」ゲラゲラ

静「そ、そういうんじゃないわよーッ!あたしこれでもアメリカで育ったんだからねーッ!?」

徐助「もう洗いもんなんて後回しだーッ!俺もハジケるぜー!」

えふえふ「うお!ジョースケがこわれたァー!」

えるめぇす「アース・ウィンド・アンド・ファイアーのパワーはすさまじい!」

静「エスコートしてあげたら?徐倫ちゃん。兄さんもノリノリよ!」

じょりん「おう!こいやジョースケ!あたしがおどりのイロハをおしえてやんぜー!」

仗助「そいつあこっちのセリフだぜ!いくぜ徐倫ー!」

 ドンガラガシャーン

えふえふ「せいだいにたなにげきとつしたァー!」

えるめぇす「おい!CDケースがめちゃくちゃだぞぉー!」

静「どーゆー踊りよ!」ゲラゲラ

じょりん「まだまだあ!」

 バリンバリンガシャーン

えふえふ「ああ!だいどころのあらいものがー!」

えるめぇす「マトモにうごけねーのかテメーら!」

仗助「じょ、徐倫!テメーが暴れるからだぞオイィー!」

じょりん「クラッシュダンスだ!はやるぞこれはァー!」

仗助「や、やめろ!うおあ!?まて徐倫ー!」

 ドグアシャー!

静「アハハハハハ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

716: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/14(月) 01:25:12.21 ID:X286+9Hg0







じょりん「グー・・・グー・・・Zzz」

えふえふ「Zzz・・・ムニャ」

えるめぇす「・・・Zzz・・・スピー」

静(・・・・・・ぐっすりね~・・・あんだけ暴れりゃそりゃそーか・・・・・・それにしても・・・)

仗助「・・・静、まだ起きてるか?」

静「・・・うん。兄さんが急に『今日はみんなでザコネしよーぜ!』って言いだした日にゃナニされるかビクったけどねーッ」

仗助「アホかッ。たまにはいいじゃあねーか。こーやってリビングでテキトーに寝るってーのもよォー」



静「・・・・・・兄さん、ありがとね」

仗助「・・・あん?」

静「気付いてるんでしょ?あたしが『そろそろ帰る』ってこと」

仗助「・・・まあ、感づいたというかなんというか・・・な」

静「・・・大統領が言うには『私はあるべき世界に戻るべき』らしいの。・・・それに、こっちの世界のあたしとあたしが近づくと消滅しちゃうらしーから危険だしィーッ」

仗助「そっか・・・そりゃあヤベーな」

静「あたしがいなくなったらセイセイするでしょ?テのかかる子は3人で十分だもんねー」アハハ

仗助「・・・・・・静・・・こんどそんなフザけたことぬかしやがったら歯ァへし折っからな」

静「え?」

仗助「・・・お前は俺の妹だからよォー・・・そんなことこれっぽっちも思うワケがねーだろーが」

静「・・・・・・兄さん・・・」

719: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/14(月) 01:44:06.26 ID:X286+9Hg0
仗助「これっきりってわけでもネーんだろ?またそのうち、ひょっこりこっちに来るんだろ?」

静「どーかしらねェー・・・そこんとこは大統領に聞かないとなー」

仗助「・・・徐倫達には・・・いわねーのか?帰るってことをよォー」

静「・・・・・・ギリギリになって言うか・・・それとも言わずにそっと消えるってーのもカッコイーかなーって・・・」

仗助「なんだそりゃ」

静「徐倫ちゃん達のことだからたぶん、あたしが帰るって言ったらビャービャー泣いちゃうかと思って」

仗助「・・・かもなァ~・・・・・・ジジイには?」

静「・・・やめとく。今度会ったらたぶんあたしがビャービャー泣いちゃうカモ」

仗助「素直だな~・・・まッ、ジジイの方がショックでポックリってセンもありうるぜ」

静「やめてそれあたしからすると笑えない」

仗助「・・・また会いに来りゃいいだけだ」

静「まあ・・・これっきりにするつもりはないけどねーッ。異次元世界関連のスタンドとかって、大統領以外にもありそうだしさ~ッ」

仗助「ウチはいつでも歓迎だぜ。徐倫もFFもエルメェスも・・・もちろんじじいもな」

静「・・・もっかい言うけど、ありがとね兄さん。お世話さま」

仗助「俺も楽しかったぜ。・・・ありがとよ静。また来いな」

静「・・・うん」



静「・・・・・・・・・ところで、あたしの世界で兄さんってば、あたしの『ヒミツの時間(意訳)』を見ちゃったんだけどさァ~ッ・・・オトシマエつけてくんない?」

仗助「寝ろ」

静「あたしもトシゴロのオトメだからさァ~ッ、そーゆーことしちゃうってーのは健康って証明なのよ。だから兄さんのも参考までに――」

仗助「寝言が言いてえんなら寝かしつけてやるぞコラ」ドン

静「オヤスミッ」

720: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/14(月) 01:47:03.71 ID:X286+9Hg0
今回はここまでです。ごめんなさい最後ちょっとぶっこんじまった
お別れの場面ってーのは全然イメージできないんですけど、なんとか書けたらその後にちょこっと書いてこのスレは終わりくらいになるかも
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの曲はゼヒ聞いてもらいたい。思わず身体が動いちまう曲。たぶん聞いたことある

724: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 21:31:44.96 ID:99XC232+0
 ―――・・・・・・・・・あさ



じょりん「Zzz・・・」グー

えふえふ「Zzz・・・」グー

えるめぇす「Zzz・・・」グー

仗助「グオー・・・グゴー・・・」グー

静「・・・Zzz・・・」グー





 バァンッ!!!

側近A「大統領であーーーるッ!!!」バン!



仗助「ッ!?ンゴッ・・・んな!?なんだァ!?」

静「ッ・・・な・・・なにぃ~ッ?」ムニャ

側近B「ええいひかえおろうひかえおろうッ!この方をどなたとこころえるかァーッ!アメリカ合衆国第23代大統領!ファニー・ヴァレンタイン閣下におあせられるぞぉッーーー!!!」バン!



大統領「ああ。私が大統領だ」ドン

725: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 21:52:39.44 ID:99XC232+0
じょりん「ウゥム・・・ムニャ・・・・・・?なんだ?」

えふえふ「うるせぇ~なァ~ッ・・・ひとがねてるってーのに・・・」

えるめぇす「Zzz・・・」

仗助「おッ、おい!なんだぁテメーらッ!人ン家の玄関ぶっこわしやがって!なんなんだあーコラァーッ!」

側近A「黙れぇいッ!冬のナマズのようにおとなしくしていろォーーーッ!ここにッ!おあせられるッ!かたはぁッ!大!統!領!なるぞぉーーーッ!」ドン!

側近B「ええい頭が高い頭が高い!控え寝ろォーーーッ!冬のナマズのようにィーーーッ!」ドン!

仗助「うるせーってんだコラァー!マジ叩きのめすぞオイィーーーッ!」

静「・・・大統領・・・・・・」

大統領「ああ。私が大統領だ」ドン

仗助「だ、大統領だァ~!?」

じょりん「バニー・ファレンタイン?」

側近A「ファニー・ヴァレンタイン閣下ッ!だッ!」ドン!

えふえふ「バニーちゃんオッスオッス」

側近B「貴様ァーーー!大統領に向かってェーーーッ!」

大統領「『D4C』」バン

じょりん「!マジでバニーちゃんだー!」

えふえふ「ウサ耳スタンドだー!」ヤイノヤイノ

えるめぇす「!・・・う、ウサギ?・・・」ムクリ

側近A「だ、大統領ッ!そう簡単にスタンドを披露するのはいかがなものかとッ!」

側近B「冬のナマズのようにしまっておいてくださいッ!」

大統領「ウサギは子供ウケがいいみたいだな」

じょりん「D4Cかっけー!」ヤイノヤイノ

えふえふ「かわいいというよりかっこいい!」ヤイノヤイノ

えるめぇす「やっべウサギスタンドいいなー!」ヤイノヤイノ

仗助「ちょっと一回落ち着こうぜ!ハイ!ストーップ!ハイ!そこまで!」

726: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 22:05:16.13 ID:99XC232+0



えふえふ「ソチャですが」ソチャッ

大統領「ウム」

側近A「貴様ッ!大統領閣下に茶なんぞ出すとはいい度胸だァー!超高級ハーブティーであろうなァー!」

えふえふ「ゴゴのコーチャだけど」

側近B「早朝に午後の紅茶だとぉー!?貴様ァー!商業コンセプトガン無視かァーーー!」

大統領「ウム、美味だ」ズズズ・・・

側近A「のんどる場合かァーーー!」バッシィー!

仗助「OK。一旦落ち着いたのになんでまた暴走するんスか。落ちつけ」

側近B「冬のナマズのようにかァーッ!?」

仗助「そーそー」

側近A&側近B『承知ッ!』

仗助「・・・で、なんでまた大統領なんかがウチにいんだよ?それもドアぶっこわしてよォー」

じょりん「ダイトーリョー!ウサギだしてウサギ!」

大統領「『D4C』」バン

えるめぇす「でましたッ!」

えふえふ「いや・・・ぶっちゃけウサギではないな・・・ただあたまからツノがはえてるかんじっつゥーか・・・」

じょりん「てんしのようにも、あくまのようにもみえるスタンドだ」

えるめぇす「キュートというよりもシャープ・・・」

大統領「我がスタンドだけが『隣の世界』へと行き来できる。そしてそのフォルムは美しくもあり、スマートでもあり、アーティスチックでもある」

じょりん&えふえふ&えるめぇす『そこが気に入った』ドン

仗助「おい、オメーらもそっちのオッサン二人を見習ってナマズの冬みてーにおとなしくしてろ」

じょりん&えふえふ&えるめぇす『・・・』オクチチャック

仗助「・・・・・・で、何でウチに来たんスか?大統領」



大統領「・・・静・ジョースターを迎えに来た・・・といったところかな」

仗助「!」

静「・・・」

727: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 22:28:23.52 ID:99XC232+0
大統領「静・ジョースター・・・君の役目は果たされた。『あるべき場所へ戻るべき』だ。君の家はここじゃあない。帰るべき家が・・・」

静「・・・」

じょりん「?・・・な・・・なんのはなし――」

仗助「徐倫」

じょりん「ッ・・・」

大統領「君は本来はこの場所にいる者ではない。元に戻るんだ。CDを聞き終えたら、ケースにキチっとしまう。誰だってそーする」

えふえふ「ジョースケはしないけど」

仗助「おめーらマジで静にしててくれ」

静「え?」

大統領「いつまでもこちらの世界にいつづけるのは危険でもある。もう・・・君の役目は十分だ。Dioは再起不能・・・精神的にな。だから・・・私が迎えにきた」

仗助「・・・」

静「・・・そうね」

仗助「なあ・・・大統領・・・その・・・イキナリすぎっつゥーか・・・そんなのってよォー・・・」

じょりん&えふえふ&えるめぇす&側近A&側近B『・・・』

静「いいのよ兄さん。まあ確かに、イキナリすぎってーのは否めないけどねー」

仗助「・・・静・・・」

729: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 22:42:01.87 ID:99XC232+0
じょりん「シズカ・・・かえるの?・・・」

静「うん。そうよ」

えふえふ「・・・マジで?」

静「マジ」

えるめぇす「・・・なんでだまってた?」

静「・・・う~ん・・・皆に悲しい思いさせたくないってとこかしらね」

じょりん「うわあーーー!」ダキッ

静「グエッ」

えふえふ「そんなのヤダー!」ダキッ

静「ウゴッ」

えるめぇす「かえすもんかー!」ダキッ

静「ガフッ」

仗助「おめーら・・・」

じょりん「シズカはかぞくだ!『ここがシズカのいえなんだ』ッ!どっかにいくなんてダメだ!」

静「・・・じょ、徐倫ちゃん・・・」

仗助「おい・・・ムチャ言うんじゃねー・・・静はこの世界の人間じゃねーってのは最初に言ってただろう。こうなるってーのは承知してただろ」

じょりん「やだー!」

静「・・・徐倫ちゃん、FFちゃん、エルメェスちゃん・・・ごめんね」

じょりん「うあーん!シズカのアホー!」ビエー

静「・・・」

えふえふ「おんならしくないおんなー!」ビエー

静「・・・」

えるめぇす「トラブルメイカー!」ビエー

静「・・・」

じょりん「どろぼー!みせたがりー!ドヘンタイー!」ビエー

静「ぶっとばすぞ」

730: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 23:34:04.66 ID:99XC232+0
大統領「何をもう二度と会えないみたいな感じバシバシだしてるんだ?また次の連休にこっちに来るとかそーいうのでいいじゃあないか」

じょりん「えっ」

えふえふ「えっ」

えるめぇす「えっ」

仗助「えっ」

静「えっ」



大統領「私ならヒマだしいつでも言ってくれればこっちに連れてくるぞ」

側近A「だ、大統領!そんな!公務だってあるのに・・・」

側近B「地球の平和を守るお勤めをお忘れですか!大統領に休日はありません!」

大統領「ハァー・・・大統領ってサイアク。宇宙人と条約だとか隕石に爆弾ぶつける作戦の会合だとか・・・面倒なことだらけ。部下はヘンだし」

静「あ、あの・・・マジでこっちの世界にまた来ることもできるの?」

大統領「うん。私のスケジュール空いてる日ならいいよ」

じょりん「マジすかッ!」

えふえふ「さすがアメリカがっしゅうこくだいとうりょー!」

えるめぇす「つぎのシーズンもアンタにとうひょうするぜー!」

大統領「ありがとう、ありがとう」

側近A「な、なるほど!こうやって支持率を高める作戦ですねー!」

側近B「これで職は安泰ですねー!」

静「あ・・・アハハ・・・なんか冗談半分で言ってたのがマジだったみたいね・・・やったね兄さん。あたしとお別れしなくてすむってさー」

仗助「」ブゥワァ~ッ

静「うおッ!?に、兄さんまた号泣してんのォ~!?」

じょりん「さいきんジョースケはなきむしだな」

731: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 23:44:29.22 ID:99XC232+0
大統領「・・・さあ、行くか静・ジョースター」スッ

静「あ、うん」

じょりん「シズカ・・・しばらくバイバイだな」グスン

静「じゃあね徐倫ちゃん。お世話サマでした。また誘拐されそうになったらいつでも呼びなさいよ」ナデナデ

じょりん「まいにちでもゆうかいされてやる」

静「それはチョット」

えふえふ「シズカ・ジョースター・・・あなたはわたしたちのかぞくのいちいんです。いつでもかえってきなさい。ここはあなたのいえです。かえるばしょなのです」

静「・・・FFちゃん、なんでそんなキャラなの?」

えふえふ「ちょっとマジになっちゃった。またねシズカ」

静「そうね。良い子にしてなさいよ」ナデナデ

えるめぇす「・・・す、すこしだけ・・・さみしくなっちゃうな・・・・・・」モジモジ

静「なに?エルメェスちゃんはさみしいのかな~?泣いちゃう?私とのバイバイに泣いちゃう?」

えるめぇす「なっ、なくもんか!あたしはこんなことくらいで・・・グスッ・・・な・・・ないたり・・・グスン・・・しないッ」グスン

静「・・・ありがとね。またいつでも会えるんだから、さみしがることなんかないんだよ?」ナデナデ

えるめぇす「・・・うん」グスッ

仗助「ありがとな静。こいつらの世話もそーだが、俺も楽しかったぜ。またいつでも来い。ウチのカギをあずけとくぜ」チャリ

静「サンキュー兄さん。・・・いつでも来ていいのね?」

仗助「あたりまえだろ。オメーは俺の妹なんだからよォー」

静「・・・兄さん」

仗助「だがな!透明になっていきなり出現とか、コッソリ隠れて生活覗くとかすんじゃあねーぞ!」

静「・・・ッフフ、考えとくわ」

732: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/15(火) 23:51:55.71 ID:99XC232+0
大統領「では・・・この国旗にはさまれるんだ」バサァ

仗助「なんでンなもん持ってきてんだよ」



静「じゃあね皆!またそのうち来るからね!」

じょりん「すぐこいよー!」ポロポロ

えふえふ「われわれはここで・・・いつまでもまっている」ホロリ

えるめぇす「さみしくねーがまたあそびにこいよ!」ポロポロ

仗助「またな」

静「じゃっね」ピッ

 ス・・・・・・



じょりん「・・・いっちゃった・・・・・・」

えふえふ「またあえるさ。なくんじゃないえるめぇす」

えるめぇす「な!ないてねーし!」グスッ

仗助「・・・」ポロ






静「なーんつってどジャあァァァ~~~~~ん!」パアー

じょりん「うおああああああ!?」

えふえふ「しッ、シズカ!?」

えるめぇす「またきたのか!?はやい!」

仗助「て、テメー!透明になって帰ったフリしてやがったのかー!」

大統領「び・・・ビックリしたァ~」

静「ハハハ!『騙しの手品』よ!そんじゃ今度こそまたねー!」

 ッフ・・・・・・



仗助「・・・じゃあな。静」ホロリ

静「あ、サイフ忘れてたわ」パアー

仗助「テメー!フザけんなコラァー!」

755: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/22(火) 22:36:09.93 ID:NAqD7wQ20



仗助「・・・ったく、やっとマジで帰ったか」フー

じょりん「しんぱいするなジョースケ。シズカならもとのせかいでもいろいろめんどうごとにまきこまれてるって!」

えふえふ「そうそう。ペラペラとどろぼうしたり」

えるめぇす「サカナにくわれたり」

じょりん「キューケツキとたたかったりな!」

仗助「お前らなんでそんな具体的に言えるの?」

側近A「大統領!演説の時間が迫っております!すぐに祖国へと戻りましょう!」

大統領「あーだいじょぶだいじょうぶ、隣の世界の私をつれてきて代わりやらせてるから」

側近B「なんと!さすがは大統領天才!」

側近A「あれ?でもスピーチの原稿ここにありますが?・・・」

大統領「あ」

側近B「・・・」

側近A「・・・」

大統領「・・・帰るか?」

側近A「すぐに迎えを準備するんだ!音速ジェットを準備しろ!」トバタバドタバタ

側近B「早くしなければ!あと30分で本番だぞ!早く!大統領!飛行船を準備しております!早く行きましょう!」

大統領「ヘリ・キャリアーか?あれ乗るのヤだぞ私」

側近B「あれはまだ実用段階ではありません!それにあれは墜落しますから!とにかく早く行きましょう!」

大統領「ああ、迷惑をかけたな君達。こんどぜひアメリカに来た時はウチに来てくれ。白い家だがおもてなしはできるだろう」

仗助「ホワイトハウスっすかァ~ッ!?」

大統領「うむ。だが色々厳しいとこでもあるがな。壁紙を緑に変えたかったら怒られた」

じょりん「おちゃーめさんっ」

大統領「それでは、サラバイ」

 バタン



えふえふ「だいとうりょうもたいへんだなあ」

757: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/22(火) 22:57:52.86 ID:NAqD7wQ20
じょりん「いや~、てんやわんやだったなー」

えるめぇす「なんかあらしのようなれんちゅうだった」

仗助「ま、今度の連休くらいにゃ静にまた会いに行くか」

えふえふ「おー!」

じょりん「いくいく!」

えるめぇす「なあジョースケ・・・おねーちゃんはどうしてるんだ?」

仗助「あ・・・・・・やべすっかり忘れてたわ」

えるめぇす「れ、れんらくとかねーのか?」

仗助「うーん、留守電にも何も入ってねーな」

えるめぇす「そんな・・・」

えふえふ「どしたえるめぇす?」

えるめぇす「すてられたのかな・・・あたしがいないほうがラクだって・・・」

じょりん「な、なにをいってんだ!んなことあるわきゃねーだろ!」

えふえふ「そうそう。きっとははうえとずーっとのんでるんだよ」

えるめぇす「・・・」

仗助「でも確かに連絡がないのは気になるな・・・なんかあったんじゃあねーのかって心配になっちまうぜ・・・」

じょりん「ならさがしにいくしかないな!」

仗助「探すっつったってよォ~・・・アテがあんのかアテが」

じょりん「そんなもんあるいてりゃみつかるわい!」バン!

仗助「あ~・・・行っちまった・・・」



じょりん「いたよえるめぇすのねーちゃん」

えるめぇす「え」

仗助「え」

えふえふ「はやい!」

758: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/22(火) 23:14:26.11 ID:NAqD7wQ20
グロリア「あらあらジョースケさん、どうも」

仗助「ど、どうもじゃねーっすよ!ここんとこ連絡なしでエルメェスもさみしがってたッスよォ~!」

グロリア「あらまあ・・・ごめんねエルメェス」ナデナデ

えるめぇす「さ、さみしくなんかねーし!」フン

じょりん「グロリアなにしてんだ?」

グロリア「それが・・・うちの母と朋子さんが話し合って、私達ここに引っ越すことになったんです」

えるめぇす「へ!?」

グロリア「もうこのさいだから杜王町に引っ越しましょうって・・・それでこの家に荷物を運んでたところです」

仗助「こ、ここに引っ越すんすか?ウチのすぐ隣じゃあないっすかァ~!」

じょりん「やったなえるめぇす!オトナリサンだ!」

えるめぇす「きゅ、きゅうすぎる・・・」

朋子「あ、仗助今起きたの?ホラ、今コステロさん家の引っ越し手伝ってんだからアンタも手伝いなさい!」

仗助「お袋~・・・ここんとこずーっと留守にしてたと思ったら今度は引っ越しの手伝いしろだと・・・」

朋子「今日からお隣さんなんだからね。ほら、そっちの段ボール持ってきてよ。億泰はずっとがんばってるわよ?」

仗助「億泰ゥ?」

億泰「おう仗助、起きんのおせーぞ」ホイコラセ

じょりん「ダボやす!なにしてんだ!」

億泰「何って見てのとーりバイトだよバイト。引っ越しのな」

えふえふ「オクヤスがひっこしやさん?」

億泰「おう」

仗助「他の業者はどーしたんだよ!」

億泰「俺のあまりの腕前に一人で任されてんだ」

仗助「なッ・・・」

朋子「こいつスゴイわよ。まるで超能力みたいに荷物運ぶんだから」

億泰「ホレッ」ガオン

じょりん「しゅんかんいどうでにもつをはこぶとは!」

えふえふ「あるいみてんしょくかも」

763: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 19:17:08.52 ID:4+46gm6Q0
億泰「おい仗助もダボっと見てねーで手伝えや。どーせヒマしてんだろォ~?」

仗助「っはァ~・・・しょーがねー・・・徐倫、FF、エルメェス、その辺でテキトーにあそんでてくれ。俺ァ引っ越しの手伝いしてっからな」

じょりん「はーい」

仗助「いっとくが暴れてケガしても俺が治すから~とか考えてんじゃあねーぞ?気をつけてな」

えふえふ「はいはい。まったく、ジョースケはカホゴだなあ」

仗助「転んだり擦り傷程度ならいいけどよォ~。むしろ子供ってーのはケガしてナンボってもんだぜ。だが知らない人についていったりすんじゃあねーぞ!」

えるめぇす「はいはい!しつけーな!」

じょりん「やれやれだわ」





 ―――――

ジャイロ「ところでよォ~・・・ジョニィ・・・何なんだあそいつらはよォ~ッ。おめー、アメリカから知り合いが来るっていうから何かと思えばまだ子供じゃあねーか」

ジョニィ「うん。アメリカの友人とこの子なんだ。何か『キレやすい』性格らしくて、それを治すために杜王町でゆっくりさせたいんだってさ」

ジャイロ「なんなんだあそりゃあ~ッ。つまりなにか、アブナイ性格してっからおだやかな町で性格治そうってーのか?発想がどーかしてるぞ」

ジョニィ「いいじゃあないか。歳も近いんだしきっと徐倫ちゃん達と仲良くなれるよ。ね?アナスイ」



あなすい(7歳)「・・・さあてね」

※アナスイの年齢ちょっとわかんないんでとりあえずこのSSでは7歳ということで

765: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 20:02:19.29 ID:4+46gm6Q0
ジャイロ「にしてもよォ~・・・こいつかなりフテくされてねーかァー?こんなんじゃあ意味ねーんじゃあねーの?」

ジョニィ「まあ、なんとかなるだろうさ」

あなすい「・・・このモリオーチョーってーとこになにがあるってんだ?にほんってことはやっぱロボットとか?ぶんかいしてやるがな」

ジョニィ「やめなさいアナスイ。君のそーゆートコも治すのが目的なんだからさーッ」

あなすい「ちぇー」

ジャイロ「おいおいおいおいおい~ッ。こんなのを徐倫達に合わせるのは気がひけるぜーッ。悪影響あるんじゃあねーの?」

あなすい「それがだれかしらんが、ひどいいいぐさだ」

ジョニィ「大丈夫大丈夫、徐倫ちゃん達のパワーの方が上だろうさ」

ジャイロ「そォかァ~?」

あなすい「・・・」

ジャイロ「それにぃーッ、そっちの妹の方も無口だしよーッ。コイツら兄妹そろって無愛想だなオイ」



女あなすい(5歳)「・・・」

※初期の女版アナスイ。男アナスイの妹ってことで

766: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 20:15:01.01 ID:4+46gm6Q0
ジョニィ「ジャイロ、子供にそういうこと言っちゃあダメだよ。傷ついちゃうだろ」

ジャイロ「あー、早いとこジョースケに任せようぜ。俺にァどーも子守っつゥーのは無理だわ。仗助ん家あっちだろ?もうスグじゃあねーか。とっとと行こうぜ」

あなすい「はァ~~~ッ・・・どんなやつかもしらないのに、あってどうするっていうんだまったく・・・」シブシブ

おんなすい「・・・おにー、かえりたい」

あなすい「そりゃおれもそーだ。だからテキトーにあそぶフリでもしてとっととかえれるようにしようぜ」

おんなすい「・・・」





 ―――――

じょりん「スピードあげるぜェえふえふー!おらおらおら!」ズババババ!

えるめぇす「うまくさばけるかァー!?」ズババババ

えふえふ「うおおおおおお!」ダダダダダ!



ジョニィ「あれ?あれって徐倫ちゃん達じゃないか?」

ジャイロ「徐倫の糸で縄跳びしてやがる・・・ダブルダッチってやつか」

ジョニィ「ほら、アナスイ、妹スイ、あれが徐倫達だよ」グイ

あなすい「はァ~・・・ん~?」

おんなすい「・・・?」



じょりん「おらおらおらおらおら!」ズバババババ!

あなすい「!!!!!」ズッキューン

おんなすい「!!!!!」ズッキューン

768: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 21:06:34.00 ID:4+46gm6Q0
 バシッ

えふえふ「あー、ひっかかったー」

えるめぇす「でもなかなかやるなえふえふ。けっこうもったじゃあないか」

えふえふ「フフン」

じょりん「ん?・・・あれは!ジョニィー!ジャイロー!」ブンブン

ジョニィ「やっぱりだ。さあ二人とも、行って・・・ってあれ?」



あなすい「けっこんしてくれ」ガッシィ

じょりん「へ?」

えふえふ「!」

えるめぇす「なにいー!?」

ジョニィ「・・・」

ジャイロ「おいジョニィ、これ大丈夫なのか?」

ジョニィ「・・・ま、まあ子供の言ってることだし・・・」

じょりん「なにをいってるんだこいつは?」

えふえふ「さあ・・・イキナリすぎてちょっと・・・」

えるめぇす「え、えっと・・・そっちのはいもうとか?あんたのあにだろ?にてるもん。こいつなんとかしてくれや」

じょりん「いもうと?あたしたちとおないどしくらいなの?」

 ガッシィ

おんなすい「けっこんしましょう」

じょりん「へ?」

えふえふ「おっとォーッ?」

えるめぇす「・・・あー・・・」

ジャイロ「・・・ジョニィ・・・」

ジョニィ「・・・」

769: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 21:54:16.14 ID:4+46gm6Q0
あなすい「きみの名は?・・・」グイイッ

じょりん「あたしのはなくうじょうじょりーん!」バァーン!

あなすい「ハウッ!」クラッ・・・

おんなすい「ハウッ!」クラッ・・・

あなすい「な・・・なんて『カワイイ』んだ・・・おお・・・うつくしい・・・」

おんなすい「じょりん・・・あたしとけっこんしましょう。ひとめであなたにゾッコンラブ」

あなすい「いいやおれだ。じょりん、おれとけっこんしよう。きみのうつくしさは何ものにもかえがたい・・・」

じょりん「?」

えふえふ「じょりんモテモテじゃあねーか!」アハハ

えるめぇす「なまえきくまえにプロポーズしてたけどなコイツら。こりゃヤバイわ」

えふえふ「ところでこのふたりはなにものなの?ジョニィ」

ジョニィ「えーっと・・・徐倫ちゃん、FFちゃん、エルメェスちゃん、この子は『ナルシソ・アナスイ』と、妹のオンナスイだ。僕の友人の子でね・・・杜王町でちょっとゆっくりさせるんだ」

えるめぇす「かんこうか」

えふえふ「かんこうさきでひとめでプロポーズってなんかロマンチックかも」ウットリ

えるめぇす「そうかァ?」

えふえふ「まあアタシはカンベンだけどね」キッパリ

あなすい「式じょうはどこにする?ハワイ?マイアミにするかい?オーストラリアってのもオツかもしれないな・・・」

おんなすい「ほうてきにじょりんとあたしがむすばれることができるとちにしましょう。ごうどうでのしきもハデでいいわ」

じょりん「?」

ジャイロ「こいつら一気に饒舌になりやがったな・・・」

ジョニィ「一応目的は達せられたかな?・・・」ニガワライ

770: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 22:17:35.53 ID:4+46gm6Q0
 ―杜王グランドホテル・ロビー

ジョセフ「ああ・・・そうか・・・ウム、それじゃあの」ピ

承太郎「・・・仗助か?」

ジョセフ「ああ、今引っ越しの手伝いしとるらしいが、休憩しとるらしい。ほんで、静が元の世界へ帰った・・・と」

承太郎「そうか・・・高校生の方だな」

ジョセフ「ああ、こっちの静は・・・」

静<ウー

ポル「ぽるぽるぽるぽるポルナレフッ!」バァー

静<ウーケールー

ジョセフ「そこにおるからのう」

アヴ「先ほど、大統領とも電話してましたね」

ジョセフ「ああ、隣の世界の二人が出会うと消滅すると言っておったが、出会うことなくてホっとしとるわ」

花京院「以前にパッショーネとサバゲーした時にこっちの静ちゃんをつれていってれば危険でしたね」

ジョセフ「あの時はベビーシッターに預けておって正解だったわい。なんでもネアポリスの護衛官のベビーシッターらしいがの」

アヴ「しかし・・・高校生の静ちゃんが帰って、徐倫達はさみしいだろうな・・・」

花京院「・・・」

承太郎「・・・プレゼントを買いに行こう」

アヴ「ん?」

ジョセフ「OH NO!承太郎が壊れちまった!」ノー

承太郎「きっと徐倫はさみしい思いをしている・・・FFやエルメェスがいても、姉のような存在だった静がいなくなれば・・・俺がそばにいてやれればいいんだが・・・」

花京院「まだ『壁の目』の調査や、その影響を調べなきゃならないから難しいね」

承太郎「そこで、プレゼントを買うんだ。徐倫にな。・・・FFとエルメェスにも買おう。皆で」

773: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 22:31:12.26 ID:4+46gm6Q0
ホル「話は聞かせてもらったぜ、スターダスト・クルセイダース」バン

承太郎「ホルホース・・・」

ホル「俺もその話のったぜ。レディーへのプレゼントにかけては俺ァギネスレベルだぜ」

アヴ「なるほど、徐倫達に何をプレゼントするべきか任せろということだな」

ホル「そゆこった」

花京院「僕達全員がそれぞれに買うのか?それとも皆で3人に一つずつ?」

ジョセフ「皆で3人に一つずつがいいじゃろう。この人数じゃとかなりの数になっちまうからな」

承太郎「徐倫のは俺が選ぶからお前らはFFとエルメェスのを選べ」

ホル「そいつァねェぜ承太郎ォ~ッ。皆が皆のを選ぶのがフェアじゃあねーか」

承太郎「・・・」ムウ・・・

アヴ「決まりですね。では買い物に行こう。イギーはどうしよう」

イギー「(´・ω・`)?」プ・・・

ジョセフ「つれてっても仕方がないじゃろ。置いとけ。コーヒーガムでもおいときゃあ大人しくまっとるじゃろ」

イギー「(`・ω・´)!」ブー

ジョセフ「あっ、てめ!そりゃあ抗議のつもりかコラ!」

花京院「イギーが行きたいと言ってるみたいなので連れていきましょう。問題は・・・あるかもしれないけど」

承太郎「そうと決まればすぐに行こう。一秒でも早く。時止めるぞ。早くしろ」



ポル「お、おい!誰かッ!静のやつが・・・と、とんでもねえ『爆弾』をッ!」

静<チャイ

ポル「うおおおあああああ!なんで俺はこういう役回りなんだァー!」

774: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/23(水) 23:06:49.25 ID:4+46gm6Q0
仗助「フー・・・終わった終わった」カタトントン

億泰「おつかれだなァー。まっ、俺ァバイト代でるがおめーにはナシだがな」ウシシ

仗助「ッチ、てめーバイトっつってたな・・・俺ァボランティアってことか」

億泰「そうへこむんじゃあねーって。今度トニオさんとこでおごるからよー」

仗助「徐倫とFFとエルメェスの分もだぞ?」

億泰「空間を削って移動!」ガオン

仗助「あ!億泰!にげんじゃあねーコラ!・・・・・・ったく・・・徐倫達はどこいった?」



あなすい「ゆびわは何がいいかな?エメラルド?ルビーにしようか?ダイヤモンド・・・はたかいかもな」

おんなすい「おんなどうしのカップルってにほんでにんきらしいからみんなしゅくふくしてくれるだろう」スリスリ

じょりん「???」

えふえふ「おい、おんなすいのやつじょりんにすりすりしてるぞ」

えるめぇす「あなすい!テメーはぜってーすんじゃあねーぞ!」

あなすい「っふ・・・おれはおとなだからな・・・はだにふれるのはけっこんしてからだ」

えるめぇす「なんなんだこいつら・・・」

ジョニィ「なんだか妙なことになったなあ・・・」

ジャイロ「これ、ここに来る前より悪化してるんじゃあねーか?別の方向で」



仗助「あ、いたいた。・・・ってジャイロさんにジョニィさん?」

ジョニィ「あ、仗助」

ジャイロ「おう」

仗助「こっち来てたんすかー・・・ってこっちのは?」

あなすい「ああじょりんじょりん、ああじょりんじょりん」

おんなすい「うぃんうぃんうぃんうぃんうぃん♪」スリスリ

じょりん「あ、ジョースケ。なんかしらんがこのふたりガッツガツしてる」

えふえふ「じょりんとけっこんするんだってー」

 ッ―――――

えるめぇす「ひとめでいきなりプロポーズしやがったんだよ。クレイジーだな」

ジョニィ(気のせいか今一瞬時が止まった気がした・・・僕自身時止めは感知できないけどなんとなくそんな気が)

仗助「あー・・・そういうことッスか~」

じょりん「どうしよう」

仗助「さあなァ・・・承太郎さんが来る前にお前ら離れないとどーなるかしらねーぞ」

あなすい「?」

おんなすい「?」スリスリ

789: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 17:04:15.37 ID:B80giACw0
 ―デパート

ジョセフ「さあて、何を買うかのう」

花京院「子供へのプレゼントといえば何でしょうね」

アヴ「アンク」

ポル「カッチュウ」

ホル「おめーらシロートだなあ。女ってーのは土地とかゾウとかをやればもうメロメロなもんだぜ」

ジョセフ「もっと普通のもんはないんか貴様等」

イギー「(-ω-)」ヤレヤレ・・・プ・・・

承太郎「これなんかどうだ?これがいいんじゃあないか?これでキマリだな」ス・・・

ポル「なんじゃこりゃ?」

アヴ「超像可動・・・空条承太郎・・・」

ジョセフ「Oh・・・承太郎オヌシ・・・」

承太郎「これなら徐倫はぴょんぴょんわーいわーいだ」

花京院「承太郎・・・もし君の父親を模したフィギュアを父親がプレゼントしてきたらどうする?」

承太郎「オラる」

花京院「だろう?受け取る側からすればもう引いてしまうのが目に見えているじゃあないか。客観的に見ることが大事なんだ」

承太郎「だ、だが徐倫ならぴょんぴょんするぞ。俺のフィギュアだぞ。徐倫なら絶対・・・」

ホル「やめとけ承太郎・・・ヘタすりゃ反抗期の入口ゲートがオープンしちまいかねないぜ」

承太郎「!」

アヴ「ああ。5歳から反抗期になってしまうかもしれない。『帰りやがれ親父!』だの『あたしをジョジョって呼ぶな!』だの言われるぞ」

承太郎「それはダメだ!絶対にダメだ!徐倫とは25歳まで一緒にお風呂に入ると決めているんだ!反抗期なんぞ俺は反対だ!」

ポル「落ちつけ」

ジョセフ「OH NO」

790: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 17:23:05.91 ID:B80giACw0



じょりん「ジョースケ、そろそろメンドくさくなってきた」

あなすい「ああじょりん、ああじょりん。なんとかわいいはだなんだ。きみはミケランジェロのちょうこくよりもズっとうつくしい。やべっ、はなぢが・・・」

おんなすい「ああ、なんとスベスベでモチモチのはだなの。ズっとさわっていてもあきない。かみのけもサラサラで・・・やばいっ、はなぢが・・・」スリスリ

仗助「・・・俺もそろそろムカついて来たぜ」

えるめぇす「おいジョニィ、ジャイロ、こいつらつれてとっととかえったら?」

ジョニィ「う、うーん・・・」

ジャイロ「そうすべきだろ。おいアナスイ、妹スイ、帰るぞ。いつまでも徐倫にくっついてんじゃあねー」

あなすい「しゅくふくしろ。でなければかえれ」

おんなすい「わたしたちはここにのこる。テメーらはかえってうまにブラッシングでもしてるんだね」

ジャイロ「こ、このッ・・・」

ジョニィ「まあまあジャイロ・・・仗助、二人をあずかってもらえないかな?」

仗助「イヤっす」キッパリ

ジョニィ「そこをなんとかさあ・・・ホラ、この二人の性格を優しくするために杜王町につれてきたんだし・・・」

仗助「こっちにいる方が歪んでる気がするんスけど」

ジョニィ「い、いや・・・前よりは明るくなってるよ。・・・明るくは」

ジャイロ「どーしてもヤなら億泰にでも預けてくれ」

仗助「あ、それならいいッスよ」

ジャイロ「うし、決まりだな。ジョニィとっとと帰るぞ。このムカっぱらを発散しないと気が狂いそうだぜ」

ジョニィ「そうだね。Dioあたりでもぶっ飛ばす?」

ジャイロ「アイツ再起不能だったろたしか」

ジョニィ「あー・・・そうだった・・・っちぇ」



えふえふ「そういえばDioとかいうのもじょりんにあってああなったんだっけ」

えるめぇす「じょりんのスタンドのうりょくってひとをおかしくさせるのうりょくなんじゃあないのか?」

仗助「俺もそう思えてきた・・・とりあえずウチに帰ろうぜ。億泰に連絡してアナスイ達を引き取るように言っとくからよぉー」

えふえふ「かえろーぜじょりん」

じょりん「うん。おいあなすい、おんなすい、はなれろコラ。キライになっちゃうぞ」

あなすい「はいっ」パッ

おんなすい「はいっ」パッ

791: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 17:36:43.75 ID:B80giACw0



花京院「これなんかいいんじゃあないかな。ハズレではないだろ絶対に」

ポル「チェリーにメロンだァ?プレゼントってー感じじゃあねーだろう」

ホル「高級だったら何でもいいってもんじゃあねーんだぜ花京院。ところで、がっつくようで悪いんだがそのチェリーの試食、くれないか?」

花京院「ああ」ス・・・

ホル「サンキュー」

ホル「ホルホルホルホルホルホルホルホルホル」ペ ペ 

アヴ「・・・ホルホース、無理してないか?」

ホル「ちょっと」

ジョセフ「おいお前達!食料品なんぞみてないでこっちゃこい!これいいと思うんじゃがどうじゃろ?」

花京院「デジタルカメラですかぁ。しかし徐倫達には高すぎるんじゃあないですかね?」

ポル「あいつらのこった。遊んでるうちにぶっこわしちまったーなんてことになりかねねーぜ」

ジョセフ「フム・・・デジカメは不採用か・・・」

アヴ「それならこっちのポラロイドカメラなんてどうですか?」

ホル「ホ~・・・こいつあ珍しい。その場で写真がすぐ出るタイプのやつか。いいんじゃあねーか?味もあるし、子供ならその場で写真になるほうがきゃっきゃできるぞ」

ジョセフ「じゃあこれで決まりじゃな。3人で1個でいいじゃろうな。いつも一緒じゃし」

アヴ「そうですね。では3人にそれぞれのモノを探しましょうか」

ジョセフ「『隠者の紫』!」ブアッシィ!

ホル「なんでチョップでカメラこわしてんだおいっ!」

ジョセフ「あ、スマン。つい昔のクセで・・・別のやつもいっこ持ってきてくれ」



承太郎「おい、オメーら。これでキマリだ」ス・・・

花京院「承太郎、ヒトデ図鑑なんて見て子供がはしゃぐと思うかい?恐竜図鑑とかならまだしも、ヒトデオンリーの図鑑はマニアックすぎるんじゃあないかな」

承太郎「俺だったらはしゃぐぞ」

花京院「君って子育て苦手だな」

793: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 18:15:35.00 ID:B80giACw0



あなすい「あああああああああ!はなせええええええじょりん!じょりんんんんんん!」ジタバタ

おんなすい「じょりいいいん!じょっ!じょっ!じょりいいいいいいいんんん!わたしをおいていかないでえええええええ!」ジタバタ

億泰「オイ!おとなしくしろってんだこのダボがッ!っく・・・おい仗助ェ!なんなんだコイツらぁ!」

仗助「お前も今日から子育ての大変さを学ぶってこった」

あなすい「おれとじょりんをひきはなすことなど!だれにもできないんだあああああああああ!」

おんなすい「YURYIEEEEEEEEEEEE!」

えるめぇす「オクヤス、さっさとそいつらつれてかえれ。うるさくてやんなっちゃう」

億泰「てめーら勝手すぎんぞコラッ!俺の都合も――」

じょりん「じゃーな!」バタン!



えふえふ「フー・・・なんとかなったな」

えるめぇす「オクヤスはこれからたいへんだろーな」

仗助「ったく、ジョニィさん達も面倒な奴らを連れてきたもんだぜ・・・ん?お袋は?」キョロキョロ

えふえふ「えるめぇすのねーさんとははうえと紅茶パーティだって」

仗助「無茶苦茶だなぁオイ」

じょりん「そんなことよりあそぼーぜ!いえんなかならあんぜんだ!」

仗助「暴れるんじゃあねーぞ。家が安全じゃあねーぜ」

じょりん「オモチャであそぼーぜ!こっちこいえふえふ!えるめぇす!こっち!こっちこっちオアアー!」

えふえふ「いくぞオアアー!」

えるめぇす「ま、まって・・・あいたっ」コケッ

仗助「・・・はぁ~・・・こっちはこっちで大変そうだぜ・・・」

794: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 18:25:15.08 ID:B80giACw0



アヴ「フム、自転車ですか」

ポル「いいんじゃあねーの?子供にゃピッタリだぜ」

ジョセフ「アメリカじゃ子供が自転車をプレゼントされるとすげーはしゃぐもんなんじゃ。こりゃ完璧なチョイスじゃろ」

花京院「色はどうします?」

ホル「徐倫は青、FFは緑、エルメェスは赤でいいんじゃあねえか」

アヴ「エルメェスは紫とか緑のイメージがあるが・・・まあ赤でも問題はないだろうな」

花京院「あ、そもそも3人って自転車乗れるのかな」

ジョセフ「おい承太郎、徐倫は自転車乗れるんか?」

承太郎「・・・・・・」

ホル「・・・シラネーのか・・・」

承太郎「いっ、いやっ・・・・・・」

ジョセフ「まったく、なんちゅう父親じゃ」

承太郎「」

イギー「(´;ω;`)つ」ポン・・・

ポル「徐倫は乗馬もできるんだからチャリぐらいなんてことねえと思うぜ」

アヴ「ポルナレフの方が詳しいな」ゲラゲラ

花京院「ベストファーザー賞はポルナレフに決まりだ」アハハ

承太郎「」

イギー「(´;ω;`)つ」プ・・・

承太郎「オラァ!」ガシャン!

ジョセフ「おい承太郎!イギーを投げるんじゃあない!ショゥウウィンドウをぶちわっちまったじゃろ!」

795: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 18:49:41.51 ID:B80giACw0



じょりん「ホラ、これパパがかってくれたキョーリューのおもちゃ!」ガオー

えふえふ「えっ!ジョータローがじょりんに!?」

えるめぇす「ふしぎなこともあるもんだ・・・」

仗助「承太郎さんが聞いたら泣きギレすっぞ」

じょりん「ダイナソーっていうんだって。ちじょうさいきょうのどうぶつ」

えふえふ「ぷ、プランクトンはたべないのか?」

じょりん「・・・?」

仗助「あー・・・くわねーだろうな。肉食か草食だろ大概」

えふえふ「ホッ」

えるめぇす「なんでいまはいないんだキョーリュー」

じょりん「・・・えっと?」

仗助「・・・そいつあ今でも謎なんだ。隕石が落下したとかいう説とか氷河期の説とかあってな。何が本当か未だにハッキリしてねーらしい」

えるめぇす「つまりいんせきをふらすスタンドつかいかこおりをつかうスタンドつかいがやったのか?」

仗助「うーん・・・こいつらに物事を説明するのは難しいな」

えふえふ「あのまつりのときにいたかきごおりやさんのスタンドつかいか!」

じょりん「なんと!あいつがキョーリューをっ・・・おのれ!」

仗助「なんでそんな恐竜の肩もつんだ?」

じょりん「キョーリューがいたほうがおもしろいじゃん!」

えふえふ「そーだそーだ!」

えるめぇす「ロマンだロマン!」

仗助「おめーら食われちまうぞ?いきなり現れてガブリだぜ」

じょりん&えふえふ&えるめぇす『!』

仗助「ようし、今度『ジュラシックパーク』のDVDかりてこようぜ。それ見ても恐竜が現代にもいた方がいいなんて言えるかな~?」

じょりん「かんべんしてください!」

えふえふ「たべられるのはいやだ!」

えるめぇす「キョーリューはんたい!」

仗助「そうそう。あ、それにあのDioってヤローも恐竜だったな」

じょりん「じゃあキョーリューキライ」

えふえふ「きゃっか」

えるめぇす「あたしにたおされるためにいる」

796: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 19:17:40.66 ID:B80giACw0



ポル「店員に言えばラッピングしてもらえるだろうし買いにいこうぜ。チャリ3台分」

アヴ「プレゼントだからラッピングは当然として・・・中身バレバレじゃあないか」

ポル「あのなあ~・・・中身何かなのドキドキもだが、ラッピングに包まれてるってーのが子供心にはぐっとくるんだよ。包みをバリバリする時とかもうたまんねえんだぞ」

アヴ「さすがポルナレフ。子供心をしっかり覚えてるな」

ポル「てれるぜ」

花京院「早いとこレジへ行こう。承太郎がキレないうちに」

承太郎「俺はキレてない。俺キレさせたら大したもんだ」



ポル「おーい売り子ー。あの自転車を3台・・・って!お前は!」

アレッシー「はいはーい・・・ってェ!お、おめーらはァァァ!」

承太郎「てめえ・・・エジプトで戦ったDIOの手下の・・・」

ジョセフ「わししらん」

アヴ「私も」

花京院「僕もです」

ホル「俺は実際見たことなかったがな~。こいつも『エジプト九栄神』のスタンド使いなのか?」

ポル「ああ、コイツァ相手を子供にする能力のスタンド使いだ!それだけじゃあねえ!年齢を巻き戻して赤ちゃんよりも幼くしやがるんだ!」

アヴ「なんと危険なスタンド使いだ・・・」

ポル「しかも子供をいじめるのが趣味ときた!」

承太郎「・・・」グ・・・

アレッシー「まっ、待ってくれ!拳をにぎるんじゃないっ!俺はもう改心したんだ!」

花京院「怪しいもんだね」

アヴ「子供のおもちゃ売り場にいるということは・・・まさか子供を・・・」

アレッシー「違う!俺ァ『逆』になったんだ!子供の笑顔を見ると・・・心が洗われるんだ・・・それに気づいた俺は・・・子供達におもちゃを売る仕事についた・・・それだけだ!」

ホル「都合のいい話で」

ポル「てめえ・・・ウソだったら『銀の戦車』を叩きこむからな」

アレッシー「それだ!お前達の『銀の戦車』と『星の白金』をくらって俺は改心したんだ!だからもうやめてくれ!」

ホル「だったらお値段を5分の1に・・・」

アヴ「こら」

797: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 19:37:50.52 ID:B80giACw0
ブチャ「おい、何を騒いでるんだ」

ポル「あ、ブチャ」

アレッシー「ブチャラティ!いや、お客が俺の知り合いでね・・・」

ブチャ「うん?ポルナレフ?・・・それに徐倫達の知り合いの・・・」

ジョセフ「ああ、サバゲーの時におったおかっぱ」

承太郎「ここで働いてるのか?」

ブチャ「ああ・・・アレッシーが何か?」

アヴ「こいつの子供に対する対応はどんな感じだい?」

ブチャ「アレッシーは客からの評判はいいぞ。子供にやさしいとな」

ポル「ムウ・・・マジか」

アレッシー「ほらな!」

花京院「安全ならいいじゃあないか皆。いつまでも過去にこだわることはない。ところで、自転車のラッピングって可能かな?」

アレッシー「もちろんだぜ~っ。色は何にするんだ?」

ホル「青、緑、赤で」

ブチャ「なら俺の『スティッキィ・フィンガーズ』でさっさとやろうか。素早いぜ」

アレッシー「ダメだブチャラティ!ラッピングは一つ一つ丁寧に包まなきゃあならねえ!ジッパーでやるなんて子供の笑顔パワーが30パーセントは低くなる!」

ブチャ「あ・・・そ、そうか」

アレッシー「ちょっと時間がかかるが待っててくれな」ガサガサ

承太郎「・・・マジに改心してるみてーだな」



ジョセフ「ところでアレッシーさんのう・・・」

アレッシー「うん?なんだ?」

ジョセフ「おぬしのスタンドで、わしを12年ほど昔の身体に戻してくれんかのう」

ホル「・・・」

承太郎「ジジイ・・・てめえ」

ポル「まさかまた仗助のお袋とチョメチョメする気じゃあねーだろうなあ!」

アヴ「ダメですよジョースターさん!スージーQさんがまたブチキレて・・・」

花京院「ジョースター家の伝統とはなんだったのか」

ジョセフ「ちがわいっ!せっかく『あの頃』の皆がこうして揃ったんじゃから、ちょいと昔に戻りたくなっただけじゃい!」

ホル「あくどいヤローだぜまったく」

承太郎「てめーその後で『波紋の修行をしてたくらいの頃まで戻してくれ』なんていうんじゃあねーぞ」

ジョセフ「・・・・・・そ、それは追々考えるとして」

ポル「お試しとしてとりあえず12年前の身体に戻すということか」

ジョセフ「いいじゃろ?おぬしのスタンドの有効活用じゃ」

アレッシー「本人が言うなら・・・」ズキュン

798: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/27(日) 21:06:36.32 ID:B80giACw0
ジョセフ「おお!あのころじゃ!あのころの身体じゃあ!DIOを倒す旅をしていたあのころの!」バーン

承太郎「何かなつかしいな」

アヴ「承太郎がおじいちゃんって言ってたころだな」

承太郎「ぶっとばすぞ」

ポル「こりゃ徐倫達ビックリするぜー」

ジョセフ「徐倫達とおもっきし遊べるわい!ダッハハハ!」

アレッシー「間接的に子供の笑顔につながったヤッタネ」

花京院「これいつまで持続するんだ?」

アレッシー「しらないッシー」

ホル「また歳とったら戻してもらえば解決だな。今度はもっと昔まで戻そうぜ」

ジョセフ「わしで遊ぶ気か。・・・まあ今度は『もう一つの全盛期』のころにもどりたいの」

アレッシー「あ、プレゼントのラッピングできたッシー」

ポル「急に口癖をとってつけたみてーに使うんじゃあねー」

承太郎「これで徐倫はぴょんぴょんうわーいだな。俺が渡しておくからお前ら帰って休んでろ」

ホル「ブチまけるぞ承太郎。テメー一人でイイトコドリするんじゃあねー」

花京院「後で割り勘だぞ。カメラの分も」

承太郎「っく・・・」



アレッシー「またのおこしをお待ちしてまぁす」

ブチャ「ジッパーがたくさんついてるジーパンも買っていかないか?」

ポル「エンリョしとく」

ジョセフ「さあ!徐倫達にプレゼントに行くぞ!」

 イクゾ!

 バーン

809: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/29(火) 22:37:02.56 ID:6RaoY9bi0
 ―東方家

じょりん「いくぞー!チェーンジ!ゲッタァァァーーー!ゥワンッ!がしゃーん!がきんがきーん!」バーン

えふえふ「おおー!かっぴょいいー!」パァー

えるめぇす「そのおもちゃほしいなあ!」パァー

じょりん「むかしジョセフじーちゃんにかってもらったんだー!」

仗助「しっかしフシギ変形だよなゲッターロボってよぉーッ。物理法則ガン無視だよなー。発想がグレート」



 ピンポール♪

じょりん「おっ!このチャイムは!」ダダダ

 ガチャ

ポル「わが名はジャン・ピエール・ポルナレフッ!」バァーン!

ホル「俺の名はホル・ホースッ!」バァーン!

ポル&ホル『二人はホルポル!』ドッギャァーン!

じょりん「かっくいー!」

えふえふ「ふたりのコンビネーショングンバツだァー!」

えるめぇす「まるでおうねんのタッグみたい!」

アヴ「おいおい、私達もいるんだが」

花京院「全くこの二人は・・・」

承太郎「徐倫、パパだぞ」

仗助「な、なんすかぁ~皆して~ッ。略奪にでも来たんスかァ~?」

ジョセフ「あー、道をあけんかおのれら」ズイイッ

仗助「!?」

ジョセフ「徐倫、FF、エルメェス、オヌシらにクイズじゃ。わしゃだ~れだっ?」ニカッ

えふえふ「・・・?」

えるめぇす「・・・?」

じょりん「・・・・・・ッ!?・・・も、もしかして!?」



ジョセフ「ジョースター・・・『ジョセフ・ジョースター』・・・・・・『JOJO』って呼んでくれ」

 バァーン!

810: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/29(火) 22:55:59.15 ID:6RaoY9bi0
じょりん「ジョセフじーちゃんんん~~~ッ!?」

えふえふ「なんということでしょう!」

えるめぇす「でもじじいにかわりはねえー!」

仗助「じ、じじい!ど、ど、どーなってんだァーこりゃァー!俺が会った時よりも『昔』の姿みてーじゃねーか!」

ジョセフ「ぬっふふふ・・・じつはカクカクシカジカクッツクハモン!ってことじゃ」

仗助「な・・・マジっすかァ~ッ?グレートっすよ・・・」

じょりん「じーちゃんスゲー!」

ジョセフ「フフン」ドヤサァ

承太郎「ッ・・・」ガタッ

花京院「おさえて承太郎!拳を握るんじゃあないっ!」

えふえふ「でもおじじさまのアンチエイジングをみせるためにこんなおおぜいでくるこたないでしょー」

ホル「ッフ・・・それだけじゃあないんだぜFF、俺達はお前らを『ハニャアアアーーーーーーッ!』っと言わせるために来たんだ」

えふえふ「?」

えるめぇす「?」

ホル「ホレ、準備いいか皆?」

ポル「ああ」ガサガサ

じょりん「・・・なんかおおきいつつみをもってきた」

仗助「・・・このシルエットって」

ポル「俺達からの『プレゼント』っでェ~~~っすっ!」ドジャアーン!

じょりん&えふえふ&えるめぇす『!!!』



アブ「はいエルメェス、コレは君のだ」

ジョセフ「安全運転で、な。楽しく乗るんじゃぞ」

えるめぇす「こっ、これはぁーっ!じ、『じてんしゃ』なのぉーーーッ!?YESッ!YESッ!YESッ!」

ポル「どこへでも、どこまででも行けるぜェーッ?」

花京院「これで色んな所へ遊びに行くんだよ」

えふえふ「ハニャーーーッ!」

ホル「徐倫、おめーにとっちゃあモノタリネーかもしれねーが受け取ってくれや」

承太郎「パパからのプレゼントだ」

じょりん「こ・・・これ・・・ホントにもらっていいの!?」

承太郎「ああ、いつもさみしい思いをさせてすまないな」ナデナデ

じょりん「ありがとうパパ!」ギュー

承太郎「・・・」ニコッ

ホル「おい、皆からのだからな。『皆からの』」

811: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/29(火) 23:09:50.40 ID:6RaoY9bi0
えるめぇす「うおおおおお!ファイヤーなあかいろ!かっこいい!」キラキラ

えふえふ「あ、あたしにあわせたグリーンカラー・・・うつくしい・・・」キラキラ

じょりん「クールなあおいろ!イイねッ!スゴクいいッ!きにいったあー!」キラキラ

花京院「フフ・・・想像以上の好感触ですね」

ポル「ああ、こりゃ買ったかいがあったってもんだな」

ジョセフ「おっと忘れちゃいかんわい。コレもわしらからのプレゼントじゃ。3人で仲良く使ってくれ」ス・・・

じょりん「これは?」ガサガサ

えるめぇす「・・・?しかくい・・・なに?」

えふえふ「これは『カメラ』だ!ポラロイドカメラ!」

仗助「詳しいなFF。さすが知性」

ジョセフ「お前さんらが遊びに行く先々や、毎日の何気ない日々を写真にとってみるといい。きっといい写真がたくさんとれるぞ」

じょりん「カメラ・・・すごい」

ジョセフ「とった写真はまた見せてくれな。お前達の『目線』をわしらにも共有しとくれ」ナデナデ

じょりん「じーちゃん!ありがとう!」ギュー

ジョセフ「おっと・・・ハハハ」ナデナデ

承太郎「っ」ガタッ

花京院「承太郎!下がって!スタンドを出さないでくれっ!」



仗助「なんか・・・皆さんありがとうございます。3人のために・・・」ペコリ

アヴ「何を言ってるんだ仗助くん。我々がプレゼントしたくてあげただけさ。頭を下げる必要などない」

ポル「そうだぜ仗助。それじゃあまるで承太郎じゃなくてお前がパパみてーじゃねーか」ゲラゲラ

仗助「そ、そんなつもりじゃあねーッスけど・・・」

承太郎「仗助・・・テメー・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ

仗助「そんなつもりじゃねェッス!無敵の『星の白金』ですごまないでくださいッ!」

812: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/29(火) 23:18:49.86 ID:6RaoY9bi0
じょりん「じーちゃん!あたしからもプレゼントする!」

ジョセフ「ン?そんな気をつかうんじゃないぞ。わし達が勝手にお前さんらにプレゼントしただけじゃからな」

じょりん「でも、じーちゃんがむかしのからだをとりもどしたってスゴイことだろ?おいわいしなくっちゃあな!だからそのためのプレゼントだ!」

ジョセフ「・・・徐倫・・・」

えふえふ「ならアタシたちも・・・コレ、プランクトンのびんづめをあげる」ス・・・

えるめぇす「じゃああたしはこの3Dキラキラシールをあげる」ス・・・

ジョセフ「・・・お前達・・・・・・ありがとう、FF・・・エルメェス・・・」

じょりん「あたしのはコレ!さっきまですごくだいじにしてたキョーリューのおもちゃ!」ス・・・

承太郎「!?」

仗助「あー・・・」

じょりん「これ、かっくいーしきにいってたんだけど、じーちゃんにあげる。もうキョーリューすきじゃないし」

ジョセフ「・・・いいのか?」

じょりん「うん!これここのボタンおすとほえるんだよ。ほら」ポチッ ギャオー!

ジョセフ「・・・フフフ・・・ホントじゃ・・・すごいな」

じょりん「だろ!かっくいーだろ!」

ジョセフ「ああ・・・・・・ありがとう・・・徐倫・・・」グ・・・

えふえふ「じょりんあんた、いらなくなったオモチャあげただけじゃあないか」

えるめぇす「そーゆーのはプレゼントっていえねーんじゃねーのか?」

じょりん「でもさっきまではだいじなオモチャだったもん!」

ジョセフ「いいや、十分じゃよ・・・・・・ありがとうな3人とも・・・ありがとう。これは大事にするぞ・・・肌身離さず持ち歩くわい」



承太郎「あ・・・あれは・・・俺が買ってやった恐竜のオモチャ・・・じょ、徐倫!これはどういう――」

ポル「待ちな承太郎。ここで口をはさむのはヤボってもんだぜ」

ホル「ああ。ジョースターの奴を見てみろ。やっこさんすごくカンゲキしてるぜ?ないてるんじゃあないの?」

承太郎「ッ・・・」

814: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/29(火) 23:37:06.14 ID:6RaoY9bi0
アヴ「徐倫、一つ聞かせてくれないか?さっきまで大事だった恐竜のオモチャなんだが、どうして急にキライになっちゃったんだ?」

花京院「確かに気になりますね。なにかキッカケがあるのかい?」

じょりん「ジョースケがいうには、キョーリューはにんげんたべるからコワイ」

承太郎「!」

仗助「・・・ん?・・・これってもしかして・・・ヤバイかも?」

えふえふ「『ジュラシックパーク』っていうえいがでヤバイことになってるっていってた」

えるめぇす「ヤバイよな。くわれたらヤバイもんな」

じょりん「それにあのゆうかいはんのDioってヤローもキョーリューらしいから。ジョースケにいわれるまできづかなかったぜ」フーッ

ホル「ホー、たしかにあのDioってーのとカブっちまうもんな~」

花京院「つまりは仗助に言われて気付いたってことか。たしかに恐竜は恐ろしいものだもんね」

ポル「承太郎が買ってやったオモチャも仗助の一言でドーンか!ダハハ!」

仗助「あ・・・アハハ・・・・・・ハハハ・・・」タラァ~



承太郎「・・・・・・仗助・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

仗助「じょ、承太郎さん?その・・・俺はそーいうつもりじゃあなくってですね・・・あの・・・」

承太郎「・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「ちょ、承太郎!仗助に悪気はなかったんじゃ!キレるんじゃないって!おいっ!」

承太郎「・・・いいや、何もしないってのは俺の気がおさまらねえ・・・・・・1発だけ・・・殴らせてくれ」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

仗助「ひぃ~~~ッ!勘弁してくださいーっ!」

ポル「どうする仗助?ひと思いに右で殴ってもらうか?」

仗助「NO!NO!NO!」

アヴ「左ぃ~?」

仗助「NO!NO!NO!」

花京院「りょ、両方かいっ!?」

仗助「NO!NO!NO!」

ホル「もしかして『なんで殴られなきゃあならねーんだフザけんなッ!』ってか?」

仗助「YES!YES!YES!」



承太郎「ダメだね」



ジョセフ「OH MY GOD」



 オラァ! バグォン!

 ウゲェアー!ハナガァーーー!

 ジョースケノハイボク! パパカックイー!

816: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 00:09:10.71 ID:s5RoDgyF0



 ―SBR(Steel Ball Run run land)

Dio「・・・」

ジョニィ「Dio・・・まだケガは完治していないだろうけど、君にここへ来てもらった理由はわかってるね?」

Dio「・・・・・・ジョニィ・ジョースター・・・俺はまだまだ安静の身なんだが?・・・」

ジョニィ「結論から言おう。大統領に『静・ジョースター』を連れてきてもらったのは『僕の案だ』」

Dio「・・・」

ジョニィ「君が・・・ズっと徐倫ちゃんのことをつけねらっているから・・・君のその性格をなんとかしようとしたんだ。女性に完全敗北を叩きこまれれば、趣味趣向も多少は変化するかとね」

Dio「・・・フン」

ジョニィ「・・・そして・・・静・ジョースターに敗北した君は・・・・・・『どうなんだ?』・・・『心を入れ替えたかい?』」

Dio「・・・・・・」



Dio「ああ・・・もう・・・クウジョウジョリーンを手に入れる気はない・・・・・・あの静・ジョースターの拳が目に浮かぶんだ・・・・・もう・・・クウジョウジョリーンには・・・『興味がない』」

ジョニィ「・・・そうか・・・・・・もう徐倫ちゃんを付け狙わないと約束するか?」

Dio「『約束』する 【約束】」

ジョニィ「徐倫ちゃんの安全を保障できるか?」

Dio「保障する 【保障 OK】」

ジョニィ「・・・そうか」

Dio「・・・・・・」



ジョニィ「わかった・・・『君を信じる』」

817: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 01:23:36.95 ID:s5RoDgyF0
ジョニィ「『だが』」

 ヒラヒラ・・・・・・



Dio「・・・」

ジョニィ「君を100%信じる。でももう1%だけ信じたい・・・・・・君の約束の裏の裏のさらなる裏に『ウソ』と『狂気』が潜んでいないか・・・『僕を信じさせてみろ』」

Dio「・・・」

ジョニィ「それは『写真』だ・・・徐倫ちゃんの写真だ。前にここへ来た時にとったもの・・・君はそれを『ただ見つめるだけでいい』・・・5分・・・いや、1分でいい。見つめ続けるんだ」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ジョニィ「きっと何も起こらないのだろう・・・それでいい・・・・・・君は1分その写真を見つめる。それだけだ。僕を『信じさせてみろ』」



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

Dio「・・・・・・・・・」

 ジッ・・・

Dio「・・・」

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 ス・・・

 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 グ・・・



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



Dio「・・・」

818: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 01:37:58.31 ID:s5RoDgyF0



   Dio「我が趣味と趣向に一点の汚れ無し・・・・・・!
                          全てが性癖だ」




819: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 01:40:13.22 ID:s5RoDgyF0
 スパァン!

Dio「ムッ!・・・ガフッ・・・」

 ドバ!

Dio「ッ・・・」ドサッ



ジョニィ「・・・」

 プルルルルル

ジョニィ「もしもしジャイロ?・・・うん、やっぱりDioはダメだ。ゼンゼンこりてねー。うん。今はまだ推定無罪だがとりあえず撃った。うん。病院にでも送っとく」

820: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 01:48:00.44 ID:s5RoDgyF0
 ―病院

チョコ「ええ、仗助くんの鼻、完全におれちゃってますね。まあ大丈夫でしょ。お薬だしときますねー」

ジョセフ「そうか・・・ったく、承太郎のやつめ・・・仗助の鼻へしおりおって・・・なんでわしが面倒をみることになるんじゃ・・・」

チョコ「仗助くんは後で帰しますんで、先に受付で支払いすませてくれますかねー」

ジョセフ「うむ。どうもな」



医者「どいてどいて!ケガ人の搬送です!どいてくださいぃー!」ガラガラ

 ガンッ!

ジョセフ「あだっ!・・・っつ・・・」プルプル

医者「ああ~、大丈夫ですかおじいさん。ストレッチャーに足ぶつけました?あなたが悪いんですよ~道開けないからぁ~」

ジョセフ「い、いや大丈夫・・・間違いは誰にでもあることだ」

医者「すみませんね~、なにせこの人頭を銃弾みたいなので撃ち抜かれてるんですから~」

Dio「LOLIEEE・・・」

ジョセフ「ム・・・ちょっと待った。この人、Dioとかいう人じゃあないのかい?」

医者「ああ、そうですよ」

ジョセフ「なら!話は別じゃあ!」ドガン!

Dio「LOLYEEEッ」

821: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 01:52:23.50 ID:s5RoDgyF0
ジョセフ「うう・・・大切な孫の娘の徐倫を誘拐しようとするDioとやらめ・・・なぜ徐倫を誘拐するようなことをしやがるんじゃ・・・」

ジョセフ「ゆるせんっ!大切な徐倫をディエゴ・ブランドーめっ!」



Dio「」

822: ◆t8EBwAYVrY 2013/10/30(水) 01:59:59.50 ID:s5RoDgyF0





ジョセフ「でも・・・・・・恐竜は好きだがね」



 ギャオー!





 第二部 完



次回 仗助「じょりんとグレートな日々」 第三部・ジョースタータチト ウルセイヤーツ