1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 15:31:39.49 ID:OyfZFfvv0
京子「あーん、もうちなちゅは可愛いなぁ」モフモフ

ちなつ「勝手にモフモフしないでくださいよ!!」

ちなつ「モフモフしていいのは京子先輩じゃありませんから」グイッ

京子「えーじゃあ誰なの?」

ちなつ「も、もちろん結衣先輩です……あとついでにあかりちゃん」

あかり「ついでなの!?」

京子「でもねちなつちゃん、残念ながら結衣はモフモフしないよ」

京子「なぜなら、結衣は私にゾッコンだから!!」

ちなつ「がーん……」

結衣「ねえよ」

引用元: 京子「結衣は私にゾッコンである!!」 結衣「ねえよ」 


 

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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 15:37:04.88 ID:OyfZFfvv0
京子「だから代わりに私がモフモフしてあげる!」モフ

ちなつ「……結衣先輩が京子先輩に」

あかり「ち、ちなつちゃん元気出して!」

結衣「もー、あまりちなつちゃんにちょっかい出すなよお前」ペシッ

結衣「ちなつちゃん、京子の言うこと真に受けてたらダメだよ」

ちなつ「結衣先輩、ですよねえへへ……」

京子「うははは、照れ隠しっていうのは分かってるぞー結衣」

結衣「あーもううるさいな、ガムテープでも貼っておくか」

京子「ひっ!?」ビクッ

結衣「……冗談に決まってるだろ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 15:43:33.47 ID:OyfZFfvv0
京子「みんなーお茶入ったよ」

ちなつ「あ、京子先輩わざわざすみません」

あかり「ちなつちゃんのお茶も美味しいけど、京子ちゃんのも中々だよね」

結衣「そうだな、結構美味しいかも」

京子「むふふ、去年結衣に毎日淹れてもんねぇ」

ちなつ「そ、そういえば私たちが入る前って……」

あかり「この部室2人きりだったんだね」

結衣「……」ピクッ

京子「もうね、結衣ってば2人っきりなのをいいことに……」

結衣「……」バキッ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 15:53:21.65 ID:OyfZFfvv0
京子「いててて、冗談だよ冗談」

結衣「いまみたいにゴロゴロして、お茶飲むだけだったよ」

ちなつ「で、ですよね」

あかり「……」ズズッ

あかり「結衣ちゃん、どうして運動部に入らなかったの?」

結衣「へっ!?」

ちなつ「そうだよね、結衣先輩なら足も速いし他に選択肢が……」

結衣「べ、べつに深い意味はないよ」

結衣「だいたいみんな私のこと買いかぶりすぎなんだよ」

結衣「私はべつに運動が得意ってワケじゃ……」アタフタ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 15:58:41.27 ID:OyfZFfvv0
京子「いやいや、結衣ってクラスで一番足早いじゃん」

結衣「そ、そんなことないって!!」

あかり「うーん、結衣ちゃんがごらく部に入った理由って」

結衣「た、ただの暇潰しだよ……」ズズッ

あかり「京子ちゃんとお話ししたかったから?」

京子「……なるほど、そういう考えもできるな」

結衣「っ!!……げほっ、けほ」

結衣「いきなりなに言ってるんだよあかり!!」

京子「……」ニヤニヤ

結衣「ニヤニヤするな気味が悪い!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:03:30.55 ID:OyfZFfvv0
あかり「あ、いやその、違ってたらごめんね」

結衣「だから言っただろ、ただの暇潰し……だ」モフッ

京子「あーあ、座布団に顔うずめちゃった」

ちなつ「耳まで顔が真っ赤ですよ……」

結衣「ち、ちがう、私はそんな理由なんかで!!」ブンブン

結衣「ただその、放課後は暇だったから」

結衣「……だからココにいるだけで」

あかり「でも2人っきりここでダラダラするなんてほんと仲良しさんなんだね」

京子「ま、まぁな……」

結衣「……」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:11:17.89 ID:OyfZFfvv0
京子「くふふ、だから言ったでしょ結衣は私にゾッコンであるって」

結衣「……ね、ねえよ!!」

京子「もう照れなくてもいいのにさー」

あかり「ふふふ、顔真っ赤な結衣ちゃんなんて珍しいね」

結衣「あーもう、あかりにいじられるなんて……」グスッ

京子「……」ズズッ

京子「……あのさ、あかりとちなつちゃんってキスしてたじゃん」

あかり「ひょえっ!?」

結衣「あー、あったね、びっくりしたよ」

ちなつ「あ、あれはそのっ……」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:16:26.61 ID:OyfZFfvv0
京子「ち、ちなつちゃんが押し倒してるように見えたけど……」

ちなつ「あっ、うぅ」モジモジ

あかり「ううん違うんだよ、ちょっとちなつちゃんが転んじゃって」

結衣「あぁ、それであかりに覆いかぶさったワケか」

ちなつ「へっ!?」

あかり「だよねぇ、ちなつちゃん」ニコッ

京子「そうかぁ?口先触れてるように見えたけど」

ちなつ「……」

あかり「うん、ちょっとは触れたけど故意ってワケではないよぉ」

京子「いいなぁ、ちなちゅとちゅーできるなんて」

結衣「む……」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:23:27.61 ID:OyfZFfvv0
ちなつ「あ、あの本当は私があかりちゃんを――」

あかり「そうだ、あかりおせんべい持ってきたんだ!」

あかり「えへへ、みんなで食べようよぉ」ゴソゴソ

京子「いやーさすがお菓子大臣のあかりだな」

結衣「なんだよお菓子大臣って、ありがとなあかり」

あかり「お菓子大臣……!」

ちなつ「……あかりちゃん」

あかり「ん?どうしたのちなつちゃん」

ちなつ「ううん、いつもありがとうって、ただそれだけ」ニコッ

あかり「……ぇへへ、どういたしましてだよぉ」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:32:01.75 ID:OyfZFfvv0
京子「おへんべえうみゃいのう」

ちなつ「お茶も美味しいですねぇ」

あかり「おこたもあったかだよぉ……」

結衣「ほんと、なんの部活なんだろうなココは」

京子「……わははは、ダラダラするだけー」ズズッ

あかり「ねぇねぇ京子ちゃん」

京子「んー?」

あかり「どうしてごらく部なんて作ったの?」

京子「……」ピクッ

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:39:05.16 ID:OyfZFfvv0
あかり「あかりはここでごろごろみんなで過ごすのが大好きだけど」

あかり「ぇへへ、ちょっと気になっちゃって」

結衣「そうだな、私も聞きたいな」

ちなつ「私も興味ありますね、どうしてこんな部活を作ったのか」

京子「な、なんだよみんなして!」

あかり「最初は京子ちゃん吹奏楽部だったんだよね?」

京子「う、うん……」

京子「楽譜が読めなかったから一か月で辞めたけど」

あかり「ほんとうにそれが理由なの?」

京子「は、はぁ!?」


結衣「なんかあかりが名探偵に見えるね」

ちなつ「はい、なんかキリっとしてていいですね……」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:48:38.46 ID:OyfZFfvv0
京子「そ、それ以上もそれ以下もないだろうが!」

あかり「確かに楽譜が読めないのにいてもしょうがないもんね」

あかり「うーん、たとえばの話なんだけど」

京子「……」ズズッ

あかり「ほんとは結衣ちゃんが隣にいなくて退屈だったんじゃないの?」

京子「ぶふぅ!!げほっ、けほ……」

結衣「あぁ、なるほどな」

ちなつ「だからこんな離れにごらく部なんてものを……」

京子「そ、そんなワケあるかあ!!!」

結衣「顔が耳の先まで真っ赤だぞ」

京子「なっ、あぁ、うっ……」モジモジ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 16:56:05.50 ID:OyfZFfvv0
京子「ゆ、結衣はわたしにゾッコンである!!」

結衣「あーもう、なんだよ急にうるさいなぁ」

京子「そんなわけないもん!」

京子「べつに結衣と一緒にいたかったからとかじゃなくて!!」

京子「な、なんか秘密基地みたいでカッコ良かったし」

京子「ただそれだけ、うん」ズズッ

あかり「ねぇねぇ京子ちゃん」

京子「なんだよもう、ほらおせんべいあげるから静かにしてな」ズイッ

あかり「もががっがが……はむはむ」

あかり「ぇへへこのおせんべえ、美味しいよぉ♪」

京子「もー勘弁してくれ……」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:01:10.35 ID:OyfZFfvv0
あかり「あのね、秘密基地みたいっていうのはすごく分かるんだぁ」

京子「だろー?」

あかり「うんっ!なんか周りの世界とは隔てられて……」

あかり「本当に秘密の場所みたいで」ニコッ

京子「うんうん、本当に素晴らしい場所だよ」ズズッ

あかり「結衣ちゃんしか誘わなかったのは、他に邪魔されたくなかったからかな」

京子「っ!!」

京子「はっ……げほっ、げほっ!!」

結衣「……」

ちなつ「……バカップル」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:07:33.89 ID:OyfZFfvv0
京子「わ、わたしはゆいにぞっこんである?」フラフラ

結衣「京子、とりあえず落ち着け」

あかり「ありゃりゃ、ちょっと質問責めしすぎたかなぁ」

ちなつ「はぁ、なんだかんだいってお似合いかもね」ズズッ

京子「わたっ、わたしと結衣はぞっこんである!」

京子「……」ボフッ

京子「ふにゃ……」パタッ

結衣「あーもう、思考回路がショートしちゃったよ」

結衣「あかりもちょっと調子乗りすぎだよ」コツン

あかり「てへへ、ごめんね2人とも」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:26:45.78 ID:OyfZFfvv0
結衣「やれやれ、顔も真っ赤にしちゃって」ナデナデ

京子「ふにゃ……」

ちなつ「あ、あの先輩方って」

ちなつ「……やっぱりそういうことなんですか?」

結衣「まぁ、ここまでこんな小芝居してたら言い訳できないかな」

結衣「……そういうことなんだろうね」

あかり「そういうこと?」

ちなつ「……さっきの名探偵はどこいったのよ、もう」ギュッ

あかり「ひょえっ!?ち、ちなつちゃん?」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:38:09.33 ID:OyfZFfvv0
ちなつ「私は結衣先輩のことずーっと好きでした」

ちなつ「うすうすは気づいていたんです、結衣先輩の本心も」

結衣「……うん」

結衣「本当にゴメンねちなつちゃん」

ちなつ「ふふふ、謝らないで下さいよ」

ちなつ「……でも、私はごらく部辞めませんからね」

ちなつ「京子先輩や、結衣先輩それにあかりちゃんがいる」

ちなつ「このちょっとした秘密基地が私は大好きですもん」ニコッ

結衣「……そっか、私もココが大好きだよ」

あかり「ぇへへ、あかりも大好きだよぉ」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:40:28.64 ID:OyfZFfvv0
京子「んー、へへへ……」zzz

ちなつ「さてと、あかりちゃん今日は帰ろっか」

あかり「ふふふ、そうだねえ」

結衣「あ、2人とも雨降ってるから気を付けてね」

あかり「はーい」

ちなつ「あ、ケンカしたらいつでも言って下さいね」

ちなつ「チーナが2人の間に割って入っちゃいますから」ニコッ

結衣「あはは、よーく伝えておくよ」

ちなつ「……お幸せに」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:50:46.87 ID:OyfZFfvv0
ちなつ「ふふふ、もう雪もぜーんぶ融けちゃったね」

ちなつ「あかりちゃん、そこ水たまりだから気を付けてね」

あかり「あ、あのちなつちゃん……」

ちなつ「んー?」

あかり「結衣ちゃんとちなつちゃんを応援するって決めてたのに」

あかり「あかりこんな取り返しの付かないことしちゃって」

あかり「ほ、ほんとうにゴメンね」グスッ

あかり「あかりが余計なこと言わなきゃ……」

ちなつ「……ううん、あかりちゃんが気にすることはないよ」

ちなつ「遅かれ早かれああなってたとは思うな、あの2人は」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 17:59:17.92 ID:OyfZFfvv0
あかり「でっでも、あかり……ひっく……」グスッ

ちなつ「もう、どうしてあかりちゃんが泣いちゃうのよ」

あかり「だ、だってぇ……」ポロポロ

ちなつ「ふつうは、失恋した私をなぐさめるでしょ!」

あかり「あっ、そっか、そうだね」

あかり「……ぇへへ、ちなつちゃんはやっぱり優しいなぁ」

ちなつ「あかりちゃんにはたぶん負けると思うな」

あかり「いつもありがとう、ちなつちゃん!」ニコッ

ちなつ「……なにそれ、お礼言いたいのはこっちなんだけど」

あかり「へっ?」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 18:11:37.55 ID:OyfZFfvv0
ちなつ「私がほんとうは無理やりあかりちゃんを押し倒してキスしたのに」

ちなつ「……転んで覆いかぶさったってウソついたじゃん」

あかり「あっ、えっと……」

ちなつ「……今日は私のおごりだから」

ちなつ「駅前でケーキのバイキングやってるんだってさ」

あかり「ケーキ!……ぇへへ、ほんとにおごりでいいの?」

ちなつ「くふふ、その代わり明日はあかりちゃんのおごりね」

あかり「そ、それじゃあまり意味ないような……」

ちなつ「ホラ、手貸して、あかりちゃん危なっかしいから」ギュッ

あかり「えへへ、ちなつちゃんの手あったかいよぉ」

ちなつ「はいはい」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 18:26:09.74 ID:OyfZFfvv0
結衣「……綺麗な髪だな、ほんと」

京子「……」

結衣「昔みたいに甘えてもいいんだからな、京子」

結衣「ゆいー、ゆいーってさ」ナデナデ

京子「えへへ、それじゃーお言葉に甘えて」ガバッ

結衣「どわっ、お、お前起きてたのかよ!」

京子「綺麗な髪だな、ほんと」キリッ

結衣「……あーもう」

結衣「可愛いのは昔から変わってないけど、性格は悪くなったな」

京子「……結衣は昔からと同じでカッコイイし、優しいよね」ギュッ

結衣「……そりゃどうも」ナデナデ

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 18:35:53.14 ID:OyfZFfvv0
結衣「なぁ京子、私はもう本当のことを言うよ」

京子「本当のこと?」

結衣「うん、そうじゃないとちなつちゃんに申し訳ないし」

京子「えっ、ち、ちなつちゃんとケンカでもしたの?」

結衣「ううん、ケンカとかではないよ、安心して」

京子「……そっか」ギュッ

結衣「私は京子のことが好きなんだ」

結衣「小っちゃいころから、お姫様みたいに可愛い京子が」ナデナデ

京子「……えへへ、なんかあまりビックリしないや」

京子「結衣が私を好きなのは、当たり前っていうかさ」ニコッ

結衣「なんだそりゃ、ナルシストだな」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 18:43:44.13 ID:OyfZFfvv0
結衣「まぁ恥ずかしくないのは当然でしょ」

結衣「……あかりにあれだけ赤っ恥かかせられたからな」

京子「あはは、ほんと恥ずかしかったなぁ」

結衣「しかも全部大当たりっていうのが怖いよ」

京子「えっ?」

結衣「……私が運動部に入らなかったのは、京子と一緒にいる時間が欲しかったから」ギュッ

京子「……ほんと?」

結衣「お前がいなかったら今ごろ陸上でもやってたよ」

京子「……そっか」ギュッー

結衣「ぎゅーってする力が強すぎる」

京子「へへへ、だって嬉しいんだもん」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 18:53:19.57 ID:OyfZFfvv0
結衣「私は正直に言った、次は京子の番」ジッ

京子「あー、そうだなぁ……」

京子「全部大当たりだよ、私が吹奏楽を辞めたのはさ」

京子「もちろん楽譜が読めなかったってのはあるよ」

京子「先輩とかも優しかったし、友達も出来た」

結衣「……」ギューッ

京子「へへへ、ぎゅーってする力が強すぎ」

結衣「だって心配なんだよ、しょうがないだろ」

京子「……安心しなって、結衣がいなくて物足りなかったんだ」ナデナデ

京子「いつもさ、隣にいてくれた結衣がいなくて」

結衣「ん……そっか」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 18:59:17.66 ID:OyfZFfvv0
京子「ごらく部を作ったのも、結衣が私から逃げないようにするため」

結衣「逃げないようにって……」

京子「あとは結衣との時間が欲しかったから」

京子「……くふふ、もう私だけのものだからな結衣」ギュッ

結衣「なんか、ヤンデレっぽいぞお前」ナデナデ

京子「ゆいゆいゆいゆいゆいゆいゆいゆいゆいゆいゆいゆい……」

結衣「……冗談でもやめてくれ」

京子「てへへ、まぁそれだけ結衣が好きってことだよ」

結衣「うん、その言葉が聞けて安心した」ニコッ

京子「ゆーい、ゆいー!」ギュムッ

結衣「甘えん坊だなぁ」ナデナデ




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 19:13:05.99 ID:OyfZFfvv0
結衣「ほらほら、もう帰る時間だからどいて」

京子「えー、もっと結衣とベタベタする!」

結衣「続きはまた明日でいいだろ」

京子「……泊まる」

結衣「……言うと思ったよ」

京子「いいじゃん、もう恋人なんだからさ」

結衣「しゃーねえなあ、もう京子のパジャマ家にあるしな」

京子「くふふ、最近毎日結衣の家に行ってるよねー」

結衣「……まぁね」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 19:23:33.97 ID:OyfZFfvv0
京子「結衣ー、どうして傘持ってこなかったんだよ」

結衣「……これ、私の傘なんだけど」

京子「てへへ」

結衣「ったくもう、京子と相合傘なんてさ……」

京子「……」ジーッ

結衣「嬉しいです、はい」

京子「うん、素直でよろしい」

結衣「ほら、危ないから京子はこっちの歩道側歩いて」

京子「……えへへ」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 19:36:38.95 ID:OyfZFfvv0
結衣「ただいまーっと、京子しっかり洗ってね」

京子「おー、何回だってしてやる!」

結衣「いや一回か二回で十分だから」

京子「……あ、あれ結衣そっちの肩だけずぶ濡れだけど」

結衣「ん?あぁ、こっちはな」

京子「ど、どうしてもっと詰めなかったんだよ」

結衣「詰めたら京子が濡れちゃうからな」

京子「……」グイッ

結衣「んっ、どうしたんだ京子っ――」

京子「ん……」チュッー

結衣「っ!?」ピクッ

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 19:47:48.14 ID:OyfZFfvv0
京子「……」チュッ

結衣「んっ……」

結衣「……」ギュッ

京子「ぷはっ、ゆ、ゆい、舌だして」

結衣「……」ベッー

京子「ゆいっ、すき、だいすき」チュッ

結衣「んっ……っ……」

京子「だれにっ、も、渡さない、っ」チューッ

結衣「っ……ふぁ……」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 19:55:12.53 ID:OyfZFfvv0
結衣「……」

京子「……」

結衣「もう、調子乗りすぎだろ」

京子「だ、だって結衣が可愛すぎて、イケメンすぎて……」

結衣「……いきなりキスされてビックリした」

京子「えへへ、結衣の口気持ち良かったぁ」ポッ

結衣「ていうか京子、あんなに力強かったんだな」

結衣「振り払おうとしたけど抑え込まれちゃった」

京子「くふふ、無理やりされるの悪くないって感じかな?」

結衣「……次は絶対私からやってやる」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 19:56:20.20 ID:OyfZFfvv0
>>89 いろいろ 訂正

~結衣自宅~
結衣「ただいまーっと、京子しっかり手を洗ってね」

京子「おー、何回だってしてやる!」

結衣「いや一回か二回で十分だから」

京子「……あ、あれ結衣そっちの肩だけずぶ濡れだけど」

結衣「ん?あぁ、こっちはな」

京子「ど、どうしてもっと詰めなかったんだよ」

結衣「詰めたら京子が濡れちゃうからな」

京子「……」グイッ

結衣「んっ、どうしたんだ京子っ――」

京子「ん……」チュッー

結衣「っ!?」ピクッ

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 20:06:40.19 ID:OyfZFfvv0
結衣「買い出し行ってないから、今日はカレーとサラダだよ」

京子「いやー相変わらず美味そうだな」

京子「……はい」

結衣「あ、あーん」

結衣「……」モクモク

結衣「ほら、あーん」

京子「えへへ、あーん」

京子「……」モキュモキュ

結衣「ふふふ」

京子「幸せぇ……」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 20:06:51.27 ID:OyfZFfvv0
京子「あー、結衣のカレー美味しかったぁ!」

結衣「カレーとオムライスばっかりだよな、ホント」

京子「いやいや、ちゃんとサラダもあったじゃん」

結衣「そりゃ、京子の体調管理するのも私の役目だし」

京子「もう完全にお嫁さんじゃん」

結衣「……今のセリフ、自分で言ってて恥ずかしくなった」

京子「ねえねえ、お帰りなさいアナタって言ってみて」

結衣「はっ、はぁ!?」

結衣「もう変なこと言うなよ、いまお茶淹れてくるから」

京子「あーん、いけずー」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 20:11:16.33 ID:OyfZFfvv0
結衣「……」

結衣「……」コポポ

結衣「お、お帰りなさい、あな、アナタッ」

結衣「やっ、やっぱり変だよなこんなの」コポポポッ

結衣「ご飯にする?お風呂にする?そ、それとも……」

結衣「……ふふふ」

結衣「……」ドボォ

結衣「あっつう、あっつい!!」

結衣「……バカか私は」ヒリヒリ

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 20:18:08.89 ID:OyfZFfvv0
京子「あ、結衣いま悲鳴聞こえたけど大丈夫?」

結衣「あぁ、ちょっとヤケドしちゃったけど大丈夫だよ」

京子「えっ……ちょ、ちょっと見せて!!」

結衣「いやちょっと考えごとしちゃってて」

京子「何してるんだよ、ボーッっとしてたら危ないだろ!?」

結衣「あ、うん」

結衣「って言っても京子のせいなんだけどね」

京子「へっ?」イソイソ

結衣「い、いやこっちの話……」

京子「とにかく、この氷水でしっかり冷やしてね」

結衣「あぁ、ありがとな」ヒヤー

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 20:24:14.74 ID:OyfZFfvv0
結衣「き、京子ちょっとこっち向いて」

京子「んー?どうしたの結衣」

結衣「お、お帰りなさい京子」

結衣「ご、ごはんにするっ?お風呂にする?そ、それともわたし?」

京子「……」

結衣「……」

京子「ぷっ、あはははははは……なにそれぇ!」

結衣「なっ……なっ!」

結衣「お前がっ、お前がやれって言ったのに」ジワッ

結衣「わっ、私が恥ずかしいの我慢して言ったのに」グスッ

結衣「……もう京子なんて知らない」プイッ

京子「あっ、ゆ、結衣……」


121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 21:09:21.35 ID:DpDC7sqS0
京子「ゆい、ゆい、ごめん、ゴメンね……」ユサユサ

結衣「ふん、京子なんてもう知ったもんか」

京子「あ……」ジワッ

結衣「まさか1日でケンカするなんて思わなかった」

結衣「……このまま疎遠になっちゃうのかな」

京子「そっ、そえん?」グスッ

結衣「うん、2人ともすれ違って、そのまま気まずい関係に……」

京子「うっ、や、いやだ……よ」ポロポロ

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 21:21:54.56 ID:DpDC7sqS0
結衣「ご、ごめん京子、冗談だよ」

京子「わたっ、わたし結衣とずっといたいよっ……」ポロポロ

結衣「悪かったよ、ずっと一緒だから、な?」

京子「そっ疎遠なんかにならないっ?」グスッ

結衣「うんうん、お前が私を嫌いになるまでずっとそばにいるから」

京子「……」ゴシゴシ

京子「えへへ、ならずーっと結衣は私のそばかな」

京子「私が結衣を嫌いになるなんて有り得ないもん」ニコッ

結衣「……」

結衣「き、京子ゴメン変なこと言って……」ギュッ

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 21:35:34.07 ID:DpDC7sqS0
結衣「私はホント最低な奴だ……」ギュッ

結衣「簡単に京子の気持ちを踏みにじったりなんかして」

京子「へへへ、まあこれでおあいこでしょ」

京子「……あのさ、結衣からのキスが欲しいな」

京子「それで仲直り、ね?」

結衣「……ほんと、優しいな京子は」ギュッ

結衣「大好きだよ、ずーっと私のそばにいて下さい」

結衣「……」チュッ

京子「んっ……」ギュッ

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 21:44:18.96 ID:DpDC7sqS0
結衣「……」スッ

京子「……えへへ」

京子「結衣のキス顔初めて見ちゃった」

京子「……相変わらずカッコ良かったよん」ギュッ

結衣「なっ!?」

結衣「き、京子目を開けるのは反則だろ!」

京子「くふふ、まあまあ」

結衣「もう……」

京子「……はぁ、今日はいろいろあって疲れたな」

結衣「……だな」ポフッ

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/23(金) 21:52:43.89 ID:DpDC7sqS0
京子「……結衣、ぎゅーってして」

結衣「……はいはい」ギュッ

京子「はあ、結衣あったけえ……」

結衣「……」

京子「結衣?」

結衣「すぅ……」zzz

京子「ありゃりゃ、先に寝ちゃったか」

京子「……私も結衣と一緒に寝ちゃおうっと」ギュッ

京子「えへへ、おやすみ」チュッ

結衣「……ん」

おしまい!