1: ここに適当にサブタイでも書こうかな 2013/09/17(火) 00:43:52.53 ID:EgGqvKhR0
『―――あなたを「超高校級の幸運」兼、
ついでに「超高校級のシスコン」として―――』

苗木「・・・・・」

苗木「・・・ついでが、酷いなぁ」



苗木「むしろそっちが僕の素養だよ!」


※超鈍速級の亀更新、更新は基本夜中

一応ネタバレとキャラ崩壊、スレ主の妄想成分

タイトル名の割に、苗木妹は出番少なめ

以上だ、おーけー?


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379346232

引用元: 苗木「超高校級のシスコン・・・?」 


 

 
3: サブタイっつっても何書けばいいんだこれ 2013/09/17(火) 00:57:09.63 ID:EgGqvKhR0
―――希望ヶ峰学園入学前夜―――

苗木誠の部屋

苗木「・・・という訳で妹よ、僕は行かなきゃならない。」ギュー

苗木妹「はいはい」ナデナデ

苗木「それは長く、辛い学園生活になるかも知れない。なんたって、平凡な僕が超高校級の人達と同じ学校で過ごすからね」ギュッ

苗木妹「ふんふんそれで?」カミヲサワサワ

苗木「だからね妹、僕は―――――」




苗木「今のうちに妹ニウムをたっぷりと摂取しなきゃいけないんだ(キリッ」ゴロゴロ

苗木妹「はいはい、分かりましたよー」ギュッ


妹の口調とか態度とかこんなんでいい?
九割方俺の妄想だけど

7: 妹さんって、苗木より背が高いんだよな 2013/09/17(火) 01:07:55.73 ID:EgGqvKhR0
 

―――希望ヶ峰学園入学当日―――
苗木「ここが・・・私立希望ヶ峰学園・・・」

苗木「(うう・・・緊張するなぁ・・・でも、大丈夫だ。)」

苗木「(昨日は一晩中妹ニウムを摂取できた、これで最悪三日は持つ)」

苗木「・・・とは言っても、もうウズウズしてきたんだよなぁ、今日は入学式だけだろうから、早く帰って一日中補給しなきゃ♪」

――――――――――――――――――――――

8: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/17(火) 01:24:46.09 ID:EgGqvKhR0
――――――――――――――――――
希望ヶ峰学園教室

苗木「―――ハッ!ここは!?」

苗木「ん・・・入学案内?」

――――――――――――――――――
希望ヶ峰学園体育館

石丸「遅いぞ君!」
――――――――――――――――――

舞園「苗木君・・・ですよね?六中の、」

苗木「え、あぁうんそうだけど・・・?」

舞園「やっぱり!覚えてますか?私も六中だったんですよ!」

苗木「勿論覚えてるよ、舞園さん。
(舞園さんかぁ、懐かしいなぁ。
あぁそれより愛しのマイシスター、早く逢いたいよあの短いけど触り心地と香りのいい髪を撫でたいよその美しい肢体に埋もれて全てを委ねて僕の人生を黄金のエルドラドへと昇華させたいよあぁ早くさっさと始まって終わんないかな入学式今この瞬間でも僕は妹の元へ現れて妹ニウムの摂取へと向かいたいんだああああ駄目だ脳内じゃこの想い綴れないよし後で紙にでも書こうかな)君を知らない人なんて・・・」

舞園「」

苗木「ん?どうしたの舞園さん。」

9: もう面倒だしここは空白でもいいかな 2013/09/17(火) 01:37:34.77 ID:EgGqvKhR0
舞園「え?あぁすみません、今少し幻聴が・・・(気のせい・・・ですよね?)」

苗木「えっ、大丈夫舞園さん?もしかしてどこか体調悪いとか・・・」カオグイッ

舞園「ひゃ、ひゃあ!大丈夫ですよ!お気になさらずっ!」

苗木「そう?ならよかったよ。舞園さんみたいに綺麗な人が元気じゃなかったら、僕も悲しいしね。」

舞園「あ、ありがとうございます・・・///
(なあんだ、やっぱりさっきのは間違い・・)」

苗木「(舞園さん大丈夫かなぁ、そういや僕が熱出したとき妹が一日中看病してくれたっけ、あの時はすごい幸せだったなあ、中々熱が下がらない僕を見て泣きそうな顔で「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」なんて呼んでたっけ、頭に響いたけどむしろ快感とかそれに近かったなぁ妹は声とかも綺麗だし余計・・・おっと、後にするか)」

舞園「」
 
11: いや空白より、何か書くべきだよなうん 2013/09/17(火) 01:47:42.88 ID:EgGqvKhR0
舞園「(気のせいよ、さやか、そう思いましょう)そういえば、苗木君はなんの才能で?」

苗木「あー、僕?恥ずかしいんだけど・・・」

舞園「(恥ずかしい・・・?つまりそれは人には余り言いたくない才能!?仮に、そう、仮の話苗木君が人一倍シス・・妹思いだとすれば、今の恥ずかしい発言もさっきの幻聴も説明できる、だけれどもそれが本当なら私の出る幕が無くなってしま――――)」

苗木「平均的な学生から選ばれた超高校級の幸運・・・・らしいんだ。」

舞園「あら、そうなんですかぁ。(セーフ!)」


14: すまん、なはミスだ、スルーの方向で 2013/09/17(火) 02:10:47.95 ID:EgGqvKhR0
苗木「(流石にシスコンは言えないよなぁ)」

舞園「(幻聴だ幻聴、私はノンエスパー)」
――――――――――――――――――――――
なんやこんなでモノクマ登場
モノクマ「君達には、一生この学園内で過ごしてもらいます!」ドン!

ハァー!? フザケンジャネーベ!
ナニカンガエテンノヨー! フザケルノハタイガイニスルベキデスゾ!
ジュンコチャンイイカタドーニカナンナイノ-? フン、クダラン
ネゴトイッテンジャネーゾゴラァ! ソンナジョーダンヤメテヨ!
ギャーギャーワーワー
霧切「皆落ち着きなさ 苗木「ふざけんなよ!!」いヒッ!?」

一同「!?」

モノクマ「(あの苗木君がキレた!?)」


 

16: 妹をブラコンヤンデレにするか迷った挙句、これです 2013/09/17(火) 02:29:16.78 ID:EgGqvKhR0
苗木「ここで一生暮らせ!?馬鹿は休み休み言ってよ!」

モノクマ「いやだからネット環境とかそういうの以外はこっちで 苗木「そんなのはどうでもいいんだよ!」えっ?」

霧切「・・・あの苗木君、焦る気持ちも分か 苗木「霧切さんは黙ってて!!」ごめんなさい」

苗木「物資の補給!?そんなのこれからおきる(妹ニウムが摂取できないという)絶望に比べたら気にもとめないよ!生活面をサポート!?(妹がいないのに)なんになるんだ!少しのちっぽけな希望(妹ニウムの残り香)の中で、君はどれだけ大きな絶望(妹関連)を振りまくつもりなんだい!?」

モノクマ「(駄目だ苗木君の言いたいことが今日に限り全く分かんないよ)」

葉隠「(取り敢えずわかったことがあるべ。苗木っちは怒らすと怖い上に面倒だべ。)」

17: うーん、インスピレーション神が来ない 2013/09/17(火) 02:42:49.66 ID:EgGqvKhR0
モノクマ「もう!最近の若いのはそうやってなんでもかんでも抽象的に難癖つけやがって!文句があるなら具体的に言ってよ!」プンスカ

モノクマ「大体ね、話は終わってないんだよ!人の、いやクマの話は最後まで聞けって学校で習わなかったのかこのゆとりどもめ!」

十神「ふん、続きがあったのか。早く言え」

モノクマ「もう・・・今年の入学生は学園長に対する礼儀ってものがなってないね。」

十神「それで、話のつ 苗木「早く言えよモノクマ」・・・・・」

モノクマ「うぷぷ・・・」
―――――――――――――――――――

20: さてここで分岐といってみたい 2013/09/17(火) 02:57:26.30 ID:EgGqvKhR0
モノクマ、コロシアイについて一通り説明

朝日奈「そ、そんな・・・」

山田「な、仲間同士で殺し合いだなんて、」

十神「ふん、中々おもしろ 苗木「ねえモノクマ」・・・・・(こいつわざとか?)」

モノクマ「うぷ?なんだい苗木君」

苗木「(話の通りだと、モノクマはいわゆる絶望を求めている)」

苗木「(・・・ここでモノクマをうまく煽れば)」

苗木「(何かが得られるかも知れない、けど・・)」

苗木「(それが僕にとってプラスに傾くのか?)」

苗木「(・・・ここは落ち着いて考えてみよう)」

41: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/17(火) 23:24:36.47 ID:EgGqvKhR0
 
――――――――――――――――――――――――
苗木「(・・・・・!)」

苗木「・・・やっぱりさ、脱出なんてできないんだよね?」

モノクマ「だからさぁ、脱出したけりゃコロシアイをするんだよ、それが出る為の条件さ」

大和田「っ!テメェ・・・」

苗木「・・ふふっ、ふふふ・・・・」

舞園「・・・・!苗木君、どうかしました?」

苗木「ふは、ふははは・・・・・」

葉隠「な、苗木っち・・・?」








苗木「アッハハハハハハハハハハハハハ!!」

42: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/17(火) 23:35:36.93 ID:EgGqvKhR0
石丸「な、苗木君!笑うことはいいことだが、君のソレは嘆きに近い!今すぐやめたまえ!」

苗木「アハハハハハハハハハハハハハ!!」

山田「にゃな、苗木誠殿、おちおちっおっち落ち着くべきですぞ・・・」

苗木「アハハハハハ、ハハ、ハハハハ!」

不二咲「な、苗木君・・・・」

苗木「アハ、アハハハ・・ハ・・・ハァ・・」

モノクマ「うぷぷぷぷ、どしたの苗木君、思い出し笑いにしては豪快だねぇ。」

苗木「・・・モノクマ、喜べよ。」

苗木「今、僕は絶望したんだよ。」

49: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/19(木) 00:38:42.88 ID:v0mftvmQ0
モノクマ「はへぇ?苗木君、今なんつったの?」

苗木「二度も言わせないでよ。僕は君の思惑に対し、見事に負けたのさ」

セレス「随分と早い敗北宣言ですのね苗木君とやら。勝負はまだ始まっていないのですよ?」

苗木「・・僕は強くないからね、抽選で選ばれただけの、普通すぎる只の高校生さ」

十神「フッ、所詮愚民というわけか。参加すらも放棄とはな」

苗木「・・・・・・」

50: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/19(木) 01:18:39.82 ID:v0mftvmQ0
大神「苗木、お主は気が動転しているのだろう、呼吸から整えよ。さすれば自然と心も冷静となれる」

苗木「ありがとう、大神さん・・・・ごめん、少し、静かなトコに居たいんだ。用があったら呼んで」スタスタ

大和田「お、おい!」ガシッ

苗木「・・・・大和田君、止めないで欲しいんだけどな・・・」

大和田「苗木、何勝手に独りでいっ!?」ビクッ

苗木「・・・なにかな?」

大和田「・・・ッ!や、やんのかテメェ!!」

石丸「待て!落ち着くのだ大和田君!」バッ

大和田「ばっ、離せ!コイツはっ!コイツ・・・は・・・・・」

苗木「・・・もういいよね」パッ

舞園「苗木君・・・・」

苗木「・・・・・・」ガラガラ…バタン

モノクマ「・・・すこーしばかり、予想外な展開ですねぇ。まあオマエラ?精々この学園生活を頑張ってくださいね!」ピョーン

51: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/19(木) 02:35:34.01 ID:v0mftvmQ0
セレス「苗木君もモノクマも、居なくなりましたわね」

石丸「大和田君、キミは何故あそこまで苗木君に対し喧嘩腰になったのだ?」

大和田「仕方、ねぇじゃねえかよ・・・先にあっちが、メンチ切ったようなモンだったしよ」

江ノ島「え、苗木のヤツそんな目してたの?見た感じバリバリ草食系ってヤツなんですけど」

大和田「いや、なんつーかよ・・・体格もオレが勝ってんのに、アイツ、気迫とか、度胸とか、確実に強ェヤツのソレだった・・そんで、つい・・・」

腐川「何よアイツ、散々叫んで、笑い出して、最後は居なくなっちゃって・・・・」

朝日奈「なんか、イメージとちがうね・・・」

桑田「そりゃ唐突に非現実を突きつけられたらなぁ、分かんなくもねーよ。」

霧切「そうね。人は案外脆く崩れやすいものよ、彼のようにならないなんて断言できないわ」

舞園「もう、皆さん言い過ぎですよっ苗木君はそんな人じゃないです。優しい分、混乱してるだけです」

葉隠「ズバリ舞園っちの言うとーりだべ!俺の三割当たる占いでもそうでてるべ!」

不二咲「それ余計に駄目なんじゃないかな・・・」

52: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/19(木) 03:16:51.40 ID:v0mftvmQ0
―――――――――――――――体育館の扉の外
苗木「・・・全部、聞こえてるんだけどね」

苗木「・・ここと教室以外には、何があるんだろう・・・・」

―――――――――――――――――苗木の自室
苗木「(僕の名前が書かれたネームプレートが掛かっていたから入ったけど・・・)」

苗木「僕はここにいていいんだよな?この学園の宿泊施設みたいだし・・・・」

モノクマ「ええそうです、大正解です」ピョーン

モノクマ「ここの寄宿舎はそれぞれの部屋で休んだり眠ったりする場所なのだ!」

苗木「・・・モノクマ、どこから出てきたのさ」

モノクマ「うぷぷ、ボクは学園長だよ?生徒の疑問や問題があればどこからでも現れるのです。うぷぷぷぷ、ねぇボクってホント仕事熱心だよね」

苗木「・・・そうなんだ。それじゃ僕は寝るから」

モノクマ「・・・チェー、つまんねーの!殺らぬ後悔より殺った後悔って言うだろー!少しは起きて色々したらどうなのさ!」

苗木「うるさい、こんなことしたのはお前だろ」

モノクマ「・・・一人ひとりに配った電子生徒手帳、ここに置いとくから、絶対目ェ通してよ!」

モノクマ「フリじゃないぞ!言ったからな!」ピョーン

苗木「・・・・・・」

54: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/20(金) 22:59:48.16 ID:qwvOeoai0
――――――――――――――――――――――――
苗木「(モノクマに言われた後、僕は素直に電子生徒手帳に目を通して、そのまま寝ていた)」

苗木「(カメラがある手前、色々と迂闊なことはできないんだろうな・・・・)」

ピーンポーン

苗木「・・・・チャイム?この部屋の?」

ガチャ

舞園「あ、苗木君・・・よかったー、もし出なかったらどうしようかと思いましたよ」

苗木「舞園・・・さん?どうかしたの?」

舞園「その、苗木君。気分はまだ良くなりませんか?」

苗木「・・・なにかあったの?」

舞園「いえ、あのですね、この学園について皆で手分けして調査したんですよ。それで今食堂に集まって情報交換を・・・・」

 

57: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/20(金) 23:09:15.20 ID:qwvOeoai0
苗木「それは・・・僕は必要なのかな?」

舞園「いえ、だけど話を聞くだけでもどうですかたって聞きに来たんです」

苗木「・・・・心配してくれたんだね」

舞園「当たり前じゃないですか!前は同じ中学で、今も同じ高校ですよ?同級生を心配しない女の子なんていませんよ」

苗木「・・・ありがとう、でも、ごめん」

舞園「・・・やっぱり出てくれませんか」

苗木「ごめん・・・今日は、ごめんね」バタン

舞園「・・・・・ハァ」

舞園「(苗木君、心根から参ってますね・・・当たり前ですか)」

舞園「(でも、気のせいか苗木君の心に・・・変な、靄のような・・何かが・・?)」

舞園「(・・・・考えすぎですよね、きっと不安からの感情です。私が元気づければいいんです!)」

舞園「ファイト!私!」オー!

桑田「(なんか知らんがはりきる舞園ちゃん可愛い)」

58: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/20(金) 23:16:19.58 ID:qwvOeoai0
――――――――――――――――――――――――
苗木「(舞園さんには、なんだか悪いことしちゃったな。)」

苗木「(明日にでも、謝らなきゃな・・・)」

苗木「・・まだ・・・・少し・・・・」

苗木「・・・・・・・」スースー

――――――――――――――――――――――――

苗木「・・・ふぁ、あー・・・・」

苗木「・・・・・・」

苗木「あぁそっか、希望ヶ峰学園に入学したんだっけ」

苗木「流石に、今日は部屋から出ないとな・・・」

――――――――――――――寄宿舎食堂前フロア
アーアー,コーナイホーソーコーナイホーソー,オマエラオハヨウゴザイマス,アサデス
苗木「へぇ、校内放送で起こしてくれるのか」

石丸「ムッ、おはよう苗木君!」

苗木「あ、おはよう・・・石丸君」

石丸「苗木君は早いのだな!しかし、僕としたことが集合で遅れてしまうだなんて・・・!」

苗木「気にすることじゃないと思うよ、僕はたまたま早起きしただけだし。それより集合場所は食堂なんだね」

苗木「・・・・・・」

60: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/20(金) 23:27:04.39 ID:qwvOeoai0
石丸「あぁ昨日そう・・・あ!そうだ苗木君!」

苗木「うん?」

石丸「昨日皆で集まるべき定例報告会を欠席するとは何事かね!君以外は皆来たんだぞ!」ビシッ

苗木「定例・・?あぁ、情報交換か。舞園さんから聞いたよ。その、それはごめんね・・・」

石丸「・・そういや、君は体調が悪かったと舞園君が報告していたか。休むのは当然か」

石丸「こんな状況だから多少は仕方ないのかも知れないが、これからはできるだけ参加したまえ」

苗木「うん分かったよ。それじゃ、簡単でいいから昨日のこと聞かせてくれないかな」

石丸「うむ、いいぞ!では、まずは夜時間の出歩きについてだが・・・」
――――――――――――――――――――食堂
苗木「(あの後、開いた食堂の中に僕と石丸君が入り、昨日の報告会の話を聞いた)」

苗木「(それから少しずつ、皆が集まってきた)」

苗木「(僕を見て驚く人や心配したと声をかける人、特に反応が無い人と色々いたけど)」

苗木「(話しかけると、皆普通に接してくれた)」

61: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/20(金) 23:50:06.59 ID:qwvOeoai0
葉隠「やっぱり苗木っちは混乱してただけだべ」

苗木「ごめんね・・・その、もう大丈夫だから」

大和田「そっか、この世の終わりみてーな顔してたからな。なんたかんだ心配したぜ」

桑田「苗木にビビったくせに」ボソッ

大和田「んだと聞こえたぞ桑田コラァ!おい苗木、今から俺とメンチで勝負しろ。昨日の再戦だ」

苗木「ア、ハハ・・僕そういうのは・・・」

山田「とか言いつつ、心の中では完全勝利を得意げにする苗木誠殿であった・・・・・」ボソッ

大和田「おメーらそんなに転がされてェのか!聞こえてんだよ!苗木、これじゃ俺にもオマエにも示しがつかねぇ、だから再戦・・・・」

葉隠「俺っちの占いで大和田っちが勝つと出たべ!俺の占いは三割当たる!つまり大和田っちの勝率は三割ってことだべ!だはははは!」

大和田「どんだけケンカ売ってきてんだアホトリオ!苗木待ってろ、あの3人潰してから勝負だ」

苗木「というか葉隠君、自分の占いの結果を笑っちゃダメでしょ・・・」

62: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 00:40:52.52 ID:cxHFF8lS0
テメーラバッキバキノボッコボコニシテヤンヨ!オラァ!
イタイイタイ,シャレニナッテネェ!アッチョッカタハ、ピッチャートシテカタダケハ!
チョ,マジスイマセンデシタゴメンナサイ,ヤメテイタイブタナイデ
イタイベ!オレッチハタダオオワダッチガサンワリデカツトシカギャー!

舞園「男の子って仲いいですねー、もうあんなに打ち解け合ってるじゃないですかー」

苗木「それは違うと思うよ・・全く、大和田くんもなんで僕に対してあんなことを・・・・」

セレス「いえ苗木君、メンチではありませんが、あの時は確かに凄い目力でしたわ。中々の勝負眼をお持ちのようで」<●><●>ジッ

苗木「虚ろになってただけだってば・・・」

セレス「・・・・」<●><●>ジ-

苗木「うんだから、ホントその目やめてコワイ」

石丸「諸君!積もる話もあるのだろうが、まずは会議をだな・・・」

朝日奈「確か昨日と同じで探索するんだよね?じゃあそれでいいじゃん!はい会議終了!」

石丸「朝日奈君!流石にそれは楽観的すぎるぞ!それにもしかしたら昨日から今日までで新たな発見を誰かがしているという可能性も・・・」

不二咲「ねえ苗木君、メンチってどうやるの?」

苗木「不二咲さん、それは聞くことも聞く人も間違ってるよ・・・ハァ・・・・・」

江ノ島「相手をこう、見るんじゃなくて恨みを持つような目でジッと・・・」<●><●>ジッ

不二咲「え、ええっと・・・?」

大神「恐らく、相手を怯ませるのだな。ならば、こうするのか」<○><○>ギラッ

苗木「やめてコワイ、あと江ノ島さんなんでできるの」
ワイワイガヤガヤ…

 

64: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 00:56:42.71 ID:cxHFF8lS0
十神「フッ、朝から騒ぎおって・・・・」

腐川「苗木のヤツなんなのよ・・・急に元気になって・・きっとなんかの策略よ、私を陥れようとしてるんだわ・・・・」ブツブツ…

十神「お前の終末的な思考も苛々するな、口を開くな」

腐川「!・・・!、!」ウナズキ

十神「フン、苗木だったか・・・他の連中は少し関わりすぎだな、心配とやらか?」フッ

霧切「あら、あなたも心配していたじゃない」

十神「・・・なんのことだ」

霧切「昨日、あなたが苗木君の部屋の前で一瞬立ち止まったのは、そういうことじゃなくて?」

十神「ハッ、笑わせてくれる。ヤツが自殺でもしかねんと頭の中をよぎったからだ」

十神「なんの工作もなく自殺されたら、つまらんからな」

霧切「本心かしら?」

十神「フン・・・・・」

苗木「・・・・・」

苗木「(少し、いやだいぶ甘かったな・・・)」

75: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 22:29:40.90 ID:JSpWEhOr0
苗木「(僕には、当分の目的がある)」

苗木「(だけど、結果としては違う方に傾いてしまった・・・いやいい傾向ではあるけども、)」

苗木「(こんなんじゃダメだ、もっと、もっと徹底的にしなくちゃ・・・!)」

舞園「・・・・・」

――――――――――――――――寄宿舎、廊下
苗木「(黒幕の性格と規模からして脱出口なんてあるわけないよな・・・)」

舞園「壁を叩くと音が違くて、隠し扉ってのが物語とかのセオリーなんですけどね」コンコン

苗木「(現に皆の報告は、進展ナシ)」

舞園「音の反響で・・・床とか・・・」コッコン

苗木「(それは想定内、だけど想定外なのは・・・)」

舞園「あっ、今音が変だった気が!」

苗木「(いやそれも大丈夫か。少なくとも僕の『計画』に支障はない)」

舞園「確かこの辺の床で、耳をそっと・・・」コンコン

78: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 22:59:48.60 ID:JSpWEhOr0
苗木「(考えろ、考えるんだ苗木誠。可能性でいい、黒幕を騙し、誘導する方法を・・・!)」

舞園「あれ・・・聞き違いだったんでしょうか?」

苗木「(できる!僕は、超高校級の幸運でもあるんだ!僅かな可能性を引き当てるのが取り柄なんだろ!)」チラッ

舞園「あっやだ私ったら・・こんなお尻を突き出したポーズなんか・・・」イソイソ

舞園「苗木君、もしかしてその、見ました?」

苗木「黙秘権を行使(白・・・かな?多分)」キリッ

舞園「薄いピンクですよ」

苗木「・・・えっ、あ、あれ?」

舞園「エスパーですから」

苗木「その、趣味とかじゃ、ないからね?」

舞園「さっきの拒否は肯定とみなしましょうか」

苗木「ごめんちょっとトイレ行ってきていいかな急に気分が悪くなって」ダッ

舞園「あっ・・・逃げられましたか・・・・」

舞園「(白、ということは純粋とか思われてるのかな)」

舞園「それなら、まぁ・・・・」

81: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 23:03:36.02 ID:JSpWEhOr0
苗木「あったあった・・・」ダッダッ…

バタン

桑田「ん、今の苗木か・・・っ!」

桑田「(確かアイツ舞園ちゃんと一緒に探索してるんだったよな・・・!チキショー!)」

83: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 23:11:02.90 ID:JSpWEhOr0
途中で送信してしまいましたが続きです。
あと舞園さんは何かをしながらエスパーは
できないってことにしてくださいすいません……
――――――――――――――――――――――――
桑田「(確かアイツ舞園ちゃんと一緒に探索してるんだったよな・・・チキショー!羨ましい!)」

桑田「よし、少しくらいからかってやるか」ニヒヒ

――――――――――――――――――――男子トイレ
苗木「(ふう、舞園さんと話すとペースが乱れるというか、見透かされてるというか、不安だな)」

苗木「(さて・・・)」

苗木「うっ、げほっゲホッ!うぇ・・・」

ビシャッ,カチャ ビシャビシャ…

苗木「・・かはっ!かは!うぇっほ、ゲホ!」

桑田「」

苗木「ハァ、はぁ・・・」

苗木「折角の朝食、無駄にしちゃったな・・・」

85: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 23:21:48.49 ID:JSpWEhOr0
桑田「(あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!ちょいと嫉妬した童顔スケコマシ同級生を弄ろうとしたらなんかリバースしてた。何を言っているのか分かるだろーけど俺には分からねえ。便秘だとか咳込みだとかそんなチャチなモンじゃねえ。もっと恐ろしい、苗木のデリケートゾーンを味わったぜ・・・)」

苗木「・・・・・!」

苗木「混乱、していただけってね・・・」

苗木「本当だったら、どんなに楽なんだろう」

苗木「くるものは、やっぱり『くる』ね」

桑田「――――っておい苗木どうしたんだよ!」

苗木「あ、その声は・・・桑田君かな?肩は大丈夫だったの?」

桑田「お、おう。関節外されて戻されただけで済んだし、痛みももう引いてるけどよ・・・」

86: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 23:32:37.53 ID:JSpWEhOr0
桑田「・・・朝の、やり取りは・・・・」

苗木「ごめん、嘘ついたかもしれない・・・」

桑田「・・・・そっか、なんか、悪かった」

苗木「謝らないでよ、嬉しかったのは確かだし、皆とのご飯だって美味しくて食が進んだし・・・・」

桑田「・・・・そうか」

苗木「じゃ、僕はこれで・・・舞園さん待たせてるし・・桑田君、このことは皆には・・・・」

桑田「苗木!」ガシッ

88: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/21(土) 23:48:58.89 ID:JSpWEhOr0
桑田「そんな風に溜め込んだ結果、吐いたのを見せられて、はいそうですかっては言えねーよ!」

桑田「・・・同じ吐くなら、言葉として吐けよ」

桑田「俺はお前のことよく知らんが、相談くらいは聞いてやれると思うしよ・・・」

桑田「溜めるより、ぜってー楽だと思うぜ?」

桑田「今回は黙ってやるけど、次は言うからな!」

苗木「・・・ありがとう、桑田君」

苗木「その言葉は、覚えとくよ。じゃあね」

バタン

桑田「・・・はぁ、」

桑田「それとなく、皆に注意しねーとな・・」

桑田「朝騒いでたのはマズかったよな・・・」

桑田「苗木、俺らに気遣ってたんだな・・・・」

――――――――――――――――――――廊下

苗木「・・・・・」

苗木「(偶然の、幸運だった・・・ラッキー)」

95: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 01:55:08.04 ID:tAEsUhqO0
―――――――――――――――――寄宿舎、廊下
舞園「(昨日今日と、苗木君の考えていることがよくわかりませんね・・・・)」

舞園「(大体伝わってはくるんですが、曖昧に聞こえてしまったり、統一性が無いように聞こえたり)」

舞園「(少なくとも、苗木君は『何か』を企んでいて、『何か』を隠そうとしている)」

舞園「(苗木君・・・あなたは一体何をしようというんですか・・・・)」

苗木「舞園さん!」タッタッ

舞園「あ、苗木くーん!」

苗木「ごめん、急に催しちゃって・・・」

舞園「・・・!(えっ、吐っ?えっ?)」

96: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 22:06:11.63 ID:tAEsUhqO0
舞園「な、苗木君、大丈夫なんですか?」

苗木「あぁ、気分が悪くなったって言ったの気にしてくれたんだ。大丈夫だよ、心配しないで・・・」

苗木「(桑田君には見られたけど、舞園さんは知る必要はない・・変に不安にさせることは無い・・・・)」

舞園「・・・!そ、そうですか・・・・」

舞園「(・・・色の流れはともかく、苗木君は本当に気分が悪かったんでしょう、それに・・・・)」

舞園「(深く、考える必要も無いかもですね)」

苗木「・・・ところで舞園さん、隠し扉はあったの?」

舞園「あっいいえ!怪しいかなと思った場所はあったんですけど、どうやら全部配線があるだけのようで・・・」

苗木「(・・・しばらくは舞園さんと居るのを極力下げたいな)」

舞園「(今のは、心配、企み?ああもうなんでこんなに感情が読みづらいんですか!意外と繊細ですね!)」

99: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 22:17:18.99 ID:tAEsUhqO0
――――――――――――――――――――苗木自室
苗木「(昼を過ぎてからは舞園さんとは別行動をとることにした・・・悟られたらやりにくくなるからな)」

苗木「(昼食も食欲が無いと言って断った)」

苗木「(皆が食べるのを勧める中、桑田君がそれとなくフォローしてくれて、今に至るっと)」

苗木「(順調だけど、一個人としては・・・)」

苗木「はぁ・・・僕っていったい・・・・」

モノクマ「うぷぷぷぷ、苗木君はいい具合に絶望してますねー、でもこれじゃツマンナーイ」ピョコ

苗木「・・モノクマか、何か用?」

モノクマ「なんだよなんだよその態度!学園長が直々に生徒のケアしにきたってんだぞ!」プンスカ

100: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 22:25:48.07 ID:tAEsUhqO0
苗木「常にカメラで様子見てる癖に今更・・・あれ、ケア?今モノクマ、そう言ったよね?」

モノクマ「あぁそうだよ!言ったよ!生徒の体調に悪影響がないか見に来たんだよ!」

苗木「・・・ぷっ、ハハ・・・・」

苗木「モノクマが?黒幕が?心配?僕を?」

モノクマ「・・・あのさぁ苗木君、僕はちょっとツマンナイんですよ」

苗木「へぇ、僕たちが絶望しないから、とか?」

モノクマ「逆だよ逆!よくみりゃオマエ昨日の絶望から立ち直ってねーじゃん!なんでそんなに絶望してんだよ!」

苗木「・・・・・!」

苗木「何言ってるんだモノクマ、現に僕はこうして
モノクマ「気分悪くして落ち込んで絶望してんじゃねーか!安っぽすぎるんだよ絶望の度合いが!」

103: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 22:44:45.69 ID:tAEsUhqO0
モノクマ「このわ、僕が望んでんのは希望から堕ちたような深い絶望なんだよ!」

苗木「・・・(待っていたよ、この流れを!)」

モノクマ「苗木君に至っては絶望振り撒いてんじゃん!僕かよオマエ!準モノクマだよ!」

モノクマ「何心配されてんだよ!しかも哀れみの眼で!可愛そうだな、なんて思われてんだぞ!」

モノクマ「てっきりさ!持ち前の!前向きな性格とかで!皆を希望へ導くとか!そんなキャラだと!」

モノクマ「ハァ、ハァ、思って・・ハァ・・・・」

モノクマ「タチの悪い絶望だよ全く・・・その程度の絶望は映画見れば味わえるっつーの」

苗木「で、結局何の用なのさ、絶望的説教?」

モノクマ「絶望的なのはオマエだよ!」

107: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 23:19:14.51 ID:tAEsUhqO0
モノクマ「コレだよ素直に受けとれよ、ホラ!」ポイッ

苗木「・・・錠剤が二十粒程?毒でコロシアイしろと?それとも僕にジャンキーになれと?」

モノクマ「発想が僕並だよ!・・・抗鬱剤と嘔吐抑制剤だよ、食後に水と呑んでよ、分かった!?」

モノクマ「保健室はまだ開放しないから、直々に届けにきてやったのさ。僕ってエラい!」

苗木「(抗鬱剤は多分間違えてると思うよ)」

苗木「・・・分かった、副作用がひどいんだな?それで自殺なり他殺なりしろと」

モノクマ「いい加減にしろよオマエ!何がそこまでオマエをネガティブにさせたんだ!」

モノクマ「あれか!?そんなに閉じ込められたってのがショックだったのかよ!あーもー逆に絶望的でもこれじゃ絶望不満だよ!副作用は服用後に眠くなるだけだっつの!」

苗木「摂取しすぎると中毒で死・・・」

モノクマ「もうオマエ学園長引き継げるよ!仮に引継ぎがあったら指名するレベルだよ!」

モノクマ「もう動機なしでいい気がするよ・・・折角用意したのに・・・・」ショボン

苗木「え、動機?」

モノクマ「あっ」

苗木「えっ?」

114: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/23(月) 23:59:14.64 ID:tAEsUhqO0
モノクマ「あっぶねー、洩らすとこだったまあセーフ」

苗木「・・・・・」

苗木「ねえまさかモノクマ?僕を、僕たちを絶望に叩き落とすものがまだあるというのかい?ねえねえねえねえねえねえねえねえねえ?」

モノクマ「うわっ顔寄せて勢いで問い詰めんな!びっくりしちまったろーが苗木!落ち着け!オマエ疲れてるんだよ!もう休めよ!」

苗木「・・・そうだよね、言うわけ無いかモノクマが。用意周到で絶望を求めるモノクマが、ここまで大掛かりな舞台を用意してるモノクマが、そんなの、言うわけないよね」

苗木「モノクマ、僕はいま不思議なんだ。ひどく、心の中だけは落ち着いていて、口先と本能は衝動に駆られている。こんなの体験したことないや、これがやっぱり絶望ってものなのかな」

モノクマ「お、おいオマ、苗木?」

苗木「あはは、初日と同じだ。僕は、もう、立ち直れないのかもしれない」パキパキパキ

モノクマ「あ、あの?苗木?苗木さん?薬服用するのは食後に一粒ずつっすよ?なに全部出してんスカ?」

苗木「決断は済ませたよモノクマ、最期に話すのが君ってのは癪だけど、こんな人生でもある程度は幸せ――――」

モノクマ「全部呑もうとすんなァーーー!」ゲシッ

118: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/24(火) 00:10:28.60 ID:JKvmhof+0
モノクマ「――――――――――――ザザッ」

苗木「いたた・・・あ、錠剤が全部床に・・・」

苗木「全くなにすんだよモノクマ、どうせ絶望的事実が僕らを待ってるんだろ?なら僕がここにいる理由なんか無いよ。ステアウェイトゥヘブンと洒落こもうとしたのに」ヤレヤレ

モノクマ「ザザッな――――でザザッ―――」

苗木「・・・モノクマ?」

モノクマ「――んで――ザザッぐ――――ザザッ」

苗木「・・・・(へぇ?)」

モノクマ「―――――うっぷぅ、気を取り戻しました」

モノクマ「もういいよ、苗木なんて知らねーよ!勝手に自殺でもしてればいいんだ!死ねよ!」

モノクマ「もう・・・いいよ・・・・」ピュー

苗木「・・・どっかいっちゃったな」

苗木「・・・・・」ニヤッ

苗木「(おっといけない、表情は固定固定・・・)」

141: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 00:31:24.91 ID:aZkS59gj0
――――――――――――――――――――食堂
モノクマ「どうすりゃいいんだよー!」ピョーン

葉隠「うわっ!?も、モノクマだべ!」

十神「フン、開口一番に何を言い出すかと思えば、俺を絶望へ堕とす為の差し金といったところか?」

モノクマ「自意識過剰なんだよこのカマセ!」

十神「・・おいキサ 腐川「びゃ、白夜様に対してカマセって、頭でも腐ってんじゃないの?」・・・」

モノクマ「腐ってんのはオマエの趣味と名前だろ!」

桑田「でよ、ハエー話何をどうしたいんだよ」

モノクマ「桑田ェ・・・オマエ昨日のこと忘れた?苗木君から始め人の話聞かねーなーもー!」プンプン

桑田「(・・・苗木が、か)」

147: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:00:33.56 ID:aZkS59gj0
モノクマ「コロシアイしない!話も聞かない!状況も環境も整ってんのによ!オラァ!」バサッ

十神「・・・D 葉隠「DVDだべ、映画鑑賞会でも開いてくれんのか?」・・・チッ」

モノクマ「ちっちっちっ、平和な脳内ですねぇ葉隠君は」

モノクマ「二日目でも外の様子気になるでしょ?」

一同「!!」

モノクマ「うぷぷ、ボクからのささやかなプレゼントだよ。もうちょっと後に出そうと思ったけど、これも中々イイ感じだよね!」ピョーン

葉隠「みょ、妙なこと言い残して行っちまったべ」

――――ザザッ、アーアー、コーナイホーソー、コーナイホーソー
オマエラ、シキュウショクドウニアツマッテクダサイ、
ガクエンチョウカラジキジキノプレゼントガアリマス
シキュウショクドウニアツマッテクダサイ――――ザザッ

148: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:04:45.07 ID:aZkS59gj0
桑田「・・・DVDは俺らの人数分くらいあんだな」

腐川「あ、怪しすぎるわよそんなの!こういうのはロクなものじゃないって決まってるわよ!」

十神「だが見 葉隠「俺の占いでもそうでてるべ!」
しかし見な 霧切「露骨な罠ね、考えるまでもないわ」
どこから現 桑田「霧切ちゃん早かったな」
・・・・・・もういい(ボソッ)」

霧切「たまたま近くを通っていただけよ、それでプレゼントとやらは、ソレよね?」

――――――――――――――――――――苗木自室
苗木「・・・・・」

苗木「(さっきの失言に焦って仕掛けてきたな)」

苗木「(虎穴に入らずんばなんとやら、か)」

苗木「(幾ら僕でも、辛いものは辛いんだけどな)」

149: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:09:19.31 ID:aZkS59gj0
苗木「(抗鬱剤は念の為飲んでおくか、多分アポやロキじゃないから大丈夫だろう)」スゥ

苗木「(僕にとって、ここが峠となる)」

苗木「(教えてやるよモノクマ、いや黒幕!)」

苗木「(勝つのは、希望でも絶望でもない)」

苗木「(真の怯みを見せたものが負ける)」

苗木「(そして僕は、僕の勝利を掴むまで!)」

苗木「(血反吐を吐いてでも、掴むんだ!)」

150: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:15:19.09 ID:aZkS59gj0
――――――――――――――――――――食堂
ザワザワ…
苗木「・・・DVDなんだ」

霧切「ええそうよ・・・・・」

十神「・・・・(ハッ!い、今なら)フンどう
桑田「苗木、その、ダイジョブか?」・・・」

苗木「桑田君、うん、安心してよ」

桑田「・・・(どうだかなぁ)」

山田「DVDは全部で十五枚、人数分ですな」

朝日奈「名前まで書いてるから間違いないよ!」

霧切「そうね、ここで、皆に注意して欲しいことがあるの。聞くだけ聞いてくれるかしら」

大和田「お、なんだぁ?演説でもすんのか?」

霧切「いいから、黙って」グイッ

大和田「お、おう・・・悪かったよ」

シィ…ン

霧切「・・・ふぅ、さて」

霧切「モノクマは、外の様子が気になるかと聞いて、これを置いた」

霧切「単純な話、この中身は十中八九外の様子ね」

葉隠「まあ、そりゃそうだべ」

151: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:21:52.19 ID:aZkS59gj0
舞園「!なら早く私に―――」

霧切「聞いてほしいことはこれからよ」

霧切「苗木君、ここまで言えばわかるわね?」

苗木「え、あぁうん、代わりに話すよ」

苗木「・・・普通に話せば可愛いのに(ボソッ)」

霧切「え?」

舞園「は?」

苗木「なんでもないよ、まあ、中身は多分、皆にショックを与えるようなものだろうね」

霧切「(少しくすぐったかったわ、不快だけど)」

苗木「何故か?僕の想像も含まれてしまうけれどモノクマの性格的に、これは『動機』なんだ」

桑田「そういや――――」
――――――――――――――――――――――――
モノクマ「コロシアイしない!話も聞かない!状況も環境も整ってんのによ!オラァ!」
―――――――――――――――――――――――

桑田「なんて言ってたっけ、モノクマの奴」

苗木「やっぱり、想像通りだ」

152: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:27:12.49 ID:aZkS59gj0
大神「なぜ我らがコロシアイをしないか、モノクマが出した答えが『動機』の有無だというのか」

苗木「うん、理由があればいいって訳でもないんだけれど、理由もなく殺人だなんてまずない筈なんだ。少なくとも皆にはそんな趣向は無いよね?」

腐川「」ビクッ

苗木「けれど、ここから意地でも出たい、なんて思うのをコレで見せられたら――――」

腐川「それで殺すって!?そんなの暴論よ!」

石丸「うむ、僕にも良く分からないぞ!」

大和田「けっ、んなもんで殺っちまおうってのか、んなヤツ性根がどうかしてんぜ」

苗木「仮に、家族が死ぬ、なんて言われたら?」

153: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/26(木) 23:47:47.82 ID:aZkS59gj0
山田「か、か、家族ですとぉ!?」

不二咲「ふ、ふぇっ!?家族が・・・?」

苗木「いやあくまで例えだけど、他には努力して苦労して、手に入れたものが崩れる、とか」

舞園「っ・・・そんな、まさか」

十神「馬鹿馬 江ノ島「で、でも、さ、そうと決まったワケじゃないし・・・」・・・」

十神「(偶然か、俺が喋ろうとすると遮られる)」

十神「(俺は喋らん方がいいのか・・・?)」

苗木「注意して欲しいのは、それらのことは十分に有り得るってことだよ」

苗木「自分の、命くらい大切なものが失われるかも知れない、この可能性があるんだ」

154: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/27(金) 00:06:15.93 ID:WJp5Z7YB0
苗木「だから、見るにしても見ないにしても、覚悟を持って欲しいんだ」

苗木「そういうことだよね、霧切さん」

霧切「ええ、92点くらいよ。残りはさっきので減点(適当に振ったのだけれど・・・)」

舞園「適当に振るなんてひどい人ですね」

霧切「・・・?まぁ、試したのよ(口に出してた?)」

苗木「・・・(面倒くさいなぁ)」

舞園「女の子ですし、赦せばいいじゃないですか」

苗木「・・そしてホント怖いなぁソレ」

桑田「(息っつーかなんか、ピッタリだな。羨ましいけどそれでも苗木は、心ん中で・・・)」

苗木「まぁ、僕は見るよ。真実から目を背けると、前に進めないから、って言ってる人がいたしね」

セレス「・・・そうですか」ズズッ

朝日奈「セレスちゃん・・・今迄何してたの?」

セレス「話し合いが退屈でしたので、私自身で紅茶を淹れておりましたの」ズズッ

山田「優雅ですなぁ・・・」

桑田「(あ!苗木のヤツ、本当は大丈夫なんじゃ・・・でも、そう思った初日で・・・・)」

舞園「(大切なモノ・・・ですか)」

葉隠「よしっ!じゃあ皆で見るべ!赤信号だって皆で渡れば怖くねぇって言うしな!」

石丸「喩えは違うと思うが、そうだな!僕たちは仲間だ!辛いことは慰め合おうではないか!」

セレス「(全員轢かれて死亡、なんてことになるかもしれないのにお気楽ですわね)」ズズッ

157: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/27(金) 04:27:32.94 ID:WJp5Z7YB0
――――――――――――――――――――視聴覚室
苗木「(結局、皆一斉に見ることにした)」
――――マコト、オトーサンハー――――
苗木「(・・・・よし、僕ならできる)」

苗木「(騙せ、皆を騙せ、黒幕を騙せ、僕を騙せ)」
――――ガンバルノヨ――――
苗木「(舞園さんの顔が暗い、さてと深呼吸・・)」
――――オニーチャン、ガンバッテネー!――――
苗木「(あ、妹だ)」
――――ザザッ!!
苗木「あ、あぁ・・・!!」ガタッ

苗木「・・・・!・・・!」タッタッ

桑田「(苗木?どこにいこうとして――――)」

舞園「いやあああぁああああああ!」
――――――――――――――――――――廊下
舞園「いやあああああ!」 

171: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 16:50:09.62 ID:2YM1HXDc0
――――――――――――――――廊下

苗木「おっと・・・」ドン

舞園「あ、あ・・なえ、ぎ、くん・・・・?」ツー

苗木「どうしたの舞園さん、泣いちゃって・・・」

舞園「(そうだ、苗木君なら私を助けてくれる、あの中学の時、少し憧れた苗木君なら、私を――――)」

苗木「折角の美人が―――って辛かったんだね」

舞園「(―――?苗木君の言葉が、心に聞こえない?なんで、私は、苗木君の声を――――)」

苗木「はは・・・僕も結構、ね。きたんだ」

舞園「(――!苗木君の、目から、生気が、!)」

苗木「・・・僕はちょっと部屋に戻るけど、
舞園さんも自分の部屋に戻るのかい?」

舞園「・・!・・・・!」フルフル

苗木「そう・・・じゃあ、ね」スタスタ

舞園「苗木、君・・・」

桑田「お、おーい舞園ちゃん!」ダッダッ

舞園「(苗木君も駄目だった、じゃあ・・・)」

桑田「おい、舞園ちゃん!大丈夫かよ!」

桑田「あっ、苗木のヤツ・・・何だよくそっ!結局ダメなのかよアイツ!」

舞園「(私を、守ってくれる人は、いない?)」

桑田「舞園ちゃん、とりあえず皆のとこにいこう・・・・皆、心配してるしさ」

舞園「・・・・・・」コク

桑田「(・・・くっそ!俺に何か、何かできることは、こうなる前に何かできることはあったんじゃないのかよ、自分!くそっ!)」

173: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 17:00:34.12 ID:2YM1HXDc0
――――――――――――――――――――苗木自室
苗木「――――――――」ボー

モノクマ「うぷぷぷ、苗木君、参っちまったのかー?参っちまったんですかー?」ウラウラ

苗木「――――――――」ボー

モノクマ「散々ボクをからかったバツだよ!
うっぷっぷ!さあ、どんな絶望具合だい?」

苗木「――――――――」ボー

モノクマ「・・・うぷ?ちょっとー!何無視してやがんだコラー!」プンスカ

苗木「――――――――」ボー

モノクマ「おい、起きてんだよな?・・・体温、心拍数、血圧、呼吸――正常だ。えと、記憶は確かだよな?1492年コロンブス新大陸、苗木誠の誕生日は、2月5日!絶対正しい!」

苗木「――――――――」ボー

モノクマ「じゃあなんだ、何故こいつはこうなっている?何故『ぬ』と『ね』との区別がつかなさそうな顔をしている?いや、例えだけど」

モノクマ「(・・・おいなんだこれやべーぞ)」

174: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 17:17:00.05 ID:2YM1HXDc0
モノクマ「(てっきり、初日や昨日を見てモノクマを壊されるくらいは覚悟してたけどよぉ)」

モノクマ「(こんな、すぐにでも再起不能しそうな雰囲気になるとは思わなかったぜ)」

モノクマ「(・・・希望が絶望に負けた、これが私様の『絶望的希望』ってやつのはずだけど)」

苗木「――――――――」ボー

モノクマ「・・・おい!なにしてんだよオマエ!」

モノクマ「んなちっぽけな絶望で終わってんじゃねーよ!」

モノクマ「絶望スパイラルの方程式にも組み込めねーよ!」

モノクマ「オマエの希望を絶望に染めさせろよ!」

――――――――――――――――――――食堂

大和田「おしっ、皆いるな・・・苗木以外」

175: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 17:41:29.67 ID:2YM1HXDc0
不二咲「・・・だいぶ深刻だよね、苗木君」

山田「まあ、悲鳴とかならまだしも、沈黙、というか悶絶だそうで、でしたな舞園さやか殿」

舞園「ええ・・・その、形容しがたいのですけど、全て諦めたカンジの、そんな目を・・・・」

霧切「言わんとしていることは分かるけど、彼、そんなに酷かったのかしら?」

朝日奈「確かに、だって朝は普通だったし・・・」

大和田「だからよぉ、俺にメンチ切れる苗木が、なんでそーまで落ち込んじまったのかと、どうやって元に戻すかを話し合おうとしてんじゃねぇか」

一同「・・・・・・」

葉隠「(メンチのくだりは違うと思うべ)」

桑田「い、いやそのよぉ、苗木のヤツが無理してたーっなんて・・・・のは、あるんじゃ?」

大和田「そりゃ、ねぇんじゃねぇか?」

江ノ島「そうそう、アイツ朝話してた時も優しく声かけてきたんだぜ?無理してる奴がそんな・・・・あ」

大神「・・我の作った朝食も、喜んで食していた・・昼を抜いたのは、もしかすると・・・」

石丸「僕も昨日話せなかった分、こみっちりとここでの規則を現状から未来まで話し合ったぞ!」

霧切「(それ完全にアウトじゃないかしら)」

176: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 17:49:43.04 ID:2YM1HXDc0
山田「・・・仮の話ですが、
ちょいと混乱が残ってる
→僕たちの過度な関わり合い
→取り敢えず本心隠して付き合う
→ついでに僕らにも気遣い
あ、これはやばいパターンですな、ストレス溜めてドカンですぞ、苗木誠殿個別ルート鬱endまっしぐらですぞ」

葉隠「つまり何だべ?わかり易くもう一度頼むべ」

朝日奈「えっと、とにかくヤバい!かな?」

葉隠「おっしそれなら分かるべ!」

十神「(低能についてけない低脳・・・いや、こういう考え方するから俺は喋れないのか?)」

霧切「私はいっそ、冬のナマズのように大人しくしていてくれれば、引き篭もろうと絶望しようと構わないわ。私に迷惑をかけないのが最良だし」

舞園「そんな、薄情すぎませんか!?」ダンッ

石丸「お、落ち着くのだ舞園クン!・・・ゴホン、霧切クン、悪いものは伝染し易い、それは態度も、気分も同じ事が言えると思うのだ。故に、放っておく事はできない。そういうことで皆協力して助け合う、で納得してくれないだろうか」

舞園「そんな苗木君を腫れ物のように・・・」

霧切「・・悪かったわ、彼を悪く言って。でも、私にとっては事実だから―――――」

腐川「ああああ!もう面倒くさいわね!私は一秒単位でここから離れたいから、早く話に決着つけてよ!」

177: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 18:03:34.44 ID:2YM1HXDc0
葉隠「ヒッ!腐川っちが怖いべ!じゃあ、早いとこ苗木っちがこうなった原因と、打開策を考えるべ!いやもうこの際原因はいいべ!苗木っちを元気づけさせる人を俺以外で決めるべ!」

朝日奈「葉隠、アンタの人格を問いたいよ・・・」

桑田「まぁ、葉隠のいう事も一理あるかもな、ここでうだうだ考えるより、現状を打開の方がいいに決まってんもんな・・・俺以外って部分は人格を問いたいけどよ」

舞園「そうですね・・・では、我こそは、なんて人はいらっしゃいますか?葉隠君以外で」

葉隠「なんか俺の仲間内評価がダダ下がりだべ」

江ノ島「当然だろ・・・・」

桑田「さて、こういうのは俺に任せろってのはいるか?」

一同「・・・・・・」

大和田「俺はその、よぉ・・・仲間励ますのはやったことあっけど、こんな重ェ目をした奴なんてのは・・・」

霧切「私もパスね。人の励まし方なんて知らないもの」

葉隠「俺っちには荷が重すぎるべ・・・言葉なんて選ぶに選べねーっつうかよ・・・」

桑田「(何言ってんだコイツ)」

186: 超鈍速級の更新スレ主 2013/09/30(月) 20:54:26.00 ID:nT5hdQGH0
石丸「僕が率先したいが、人の心に干渉してしまうのは経験が無い!」

大神「我は苗木を内からは知らぬ。変な言葉選びで、傷つけてしまうやもしれん」

十神「(俺ならできる、とは限らんな・・・)」

舞園「私はその・・・・」

桑田「舞園ちゃんはいいぜ、むしろ休んでてくれ。ところでさ、こーいうのはむしろ仲がそんなよくねぇヤツの方がいい、なんて・・・」

朝日奈「えー!?仲のいい友達の方が絶対いいと思うよ!こーいう時こそ、慰められるのは・・・」

大和田「・・・いや、桑田のを試す価値ってのはあるぜ。親しい仲より、傍観者に言ってもらった方が案外落ち着けっかもだし、この中にも、ダチに弱ェとこ見せたくないなんて奴もいるだろうしな」

山田「(にしても桑田殿はファインプレー続出ですな)」 

198: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 21:38:51.96 ID:Wr9rn3OQ0
霧切「要は、苗木君と遠距離な人が適切ってことね?」

不二咲「えっと、そうなるのかな・・・?」

朝日奈「言い過ぎなんじゃないかな・・・・」

江ノ島「てことは、苗木は大抵の奴と話してるから―――」

ジッ

腐川「な、なんで皆して私を見るのよ!」

葉隠「十神っち好きスキー、なら苗木っちは別にどうでもいいんだろ?発想のバク転だべ」

十神「(俺のことを白夜様なんて呼んでるからだ愚民め・・・あとこの馬鹿は何を言っているんだ)」

大和田「やっぱ却下、ありゃネクラ過ぎる」

朝日奈「でもさ、その、腐川ちゃんには失礼かもだけど、相対的?に苗木と仲が遠そうなのは腐川ちゃんだよね」

腐川「べ、別にそうなりたいって訳じゃないけど、なんで私と苗木が一番遠いって決めつけたのよ!」

山田「それは腐川冬子殿、あの方とのご関係的に」チラッ

十神「(こっちを見るな、俺は口を開かんぞ)」

199: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 21:54:24.50 ID:Wr9rn3OQ0
霧切「ともかく、現ネクラに真ネクラをぶつけさせて、自分の姿や行動がいかに愚かで不様か理解させるのね、中々ないアイデアだと思うわ」

葉隠「それでいいべ」ウンウン

舞園「(あの2人心からどうでも良さそうですね)」

大神「(そろそろ注意するべきであろうか・・・いや、霧切は悪意があって言っているとは限らん)」

桑田「普通に励ますだなんてストレート球、
失敗したらサヨナラ打!なーんて・・・・・」

一同「・・・・」

桑田「・・・つまん、なかった・・・?」

桑田「ハハ・・・ゲフン!ゲフン!要はだなーっ!正攻法で失敗するよっか、変化球でファールくらいの痛手で済むってことで・・・・」

山田「ヘタクソな例えな上、色々と間違ってますな。本当にやきうの兄ちゃんですのかな桑田怜恩殿?」

桑田「(・・・・アポ?)」

200: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 22:06:16.08 ID:Wr9rn3OQ0
石丸「むむ・・・桑田君が食堂の隅でうずくまってしまった!僕の、風紀委員としての使命が!」

大和田「あのアポはほっとけ、ともかくよぉ、腐川、頼まれてくんねーか?」

腐川「な、何よあんたら、面倒くさいのは私に押し付けようって魂胆でしょ!バレバレなのよ!」キー!

霧切「(否定はしないわ)」

葉隠「(俺は最初から面倒だと言ってたべ)」

山田「(まぁ、正直図星ですぞ)」

江ノ島「(できれば無用心な関わり合いはなぁ)」

桑田「(スベった、俺は、よりにもよってこんな時かつ舞園ちゃんの前でスベった・・・)」ズー ン

舞園「(・・・むぅ、私がやっぱり行った方が)」

セレス「(この話し合い不毛ですわね)」コポポ…

葉隠「あぁもうラチがあかんべー!十神っち!十神っちが命令すれば決着だべ!頼むべ!」

201: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 22:17:50.36 ID:Wr9rn3OQ0
十神「(あの馬鹿、余計なことを・・・!)」

十神「(どうする、言うべきか?だがどうせ言ったところでまた邪魔が・・・・)」

一同「・・・・・」

十神「(・・・フン、皆黙っているな)」

十神「(今なら、話始めたところで邪魔する非常識な奴はおらんだろう・・それなら・・・!)」

葉隠「・・・・十神っち?」キョトン

十神「(フン、何を恐れる必要があったのだ十神白夜よ、俺は十神財閥の御曹司だ・・・・!)」

十神「(やってできんことはない!)」

十神「おいふ 腐川「分かったわよ行くわよ!」

十神「」

十神「」

十神「(・・・影の御曹司、悪くない響きやも知れんな・・・フフフ・・・・・)」

舞園「(っ、苗木君と似た感覚?気のせい、ですよね)」

203: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 22:23:18.14 ID:Wr9rn3OQ0
腐川「テキトーに声かけりゃいいんでしょ!?」ダッ

石丸「あっこら腐川君!廊下を走ると危ないぞ!」

大和田「・・・やっぱ不安だぜ、アレ」

セレス「まぁ、朗報も悲報も待たなければ出ませんし、気長にいきましょう」ズズッ

朝日奈「・・・セレスちゃん、会話に混ざらず、今の今までなにしてたの?」

セレス「ミルクティーを淹れてましたの」カチャ

山田「優雅ですなぁ・・・」

204: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 22:37:56.97 ID:Wr9rn3OQ0
――――――――――――――――――――苗木自室

モノクマ「苗木君、ゲームだぜゲーム!」

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「ほらっ国民的RPGだぜ、但し難易度は絶望仕様!街の民家の扉ですら強敵なんだぜ!あぁ、なんて絶望的なんだろう!」

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「・・・じゃあさ!アニメ見ようぜ!苗木君は確か結構アニメが好きだったよね、ほら、学園長の出血サービスだよ!」ガタンッ!

テレビ<ウオオー!ゼツボーテキニカッケー!

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「面白いんだよ、主人公の口癖がガキなのに『絶望的に』でさ・・・・・」

テレビ<イナバウアー!ギャー!

苗木「・・・・・」チラッ

モノクマ「!ほ、ほら!ヒロインのツッコミもまた絶望的で・・・・」

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「なんだよなにが望みだよ!」

モノクマ「何か欲しいとかなら許容範囲の限り出してやっからよ!ソレやめろよ!」

208: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 22:45:56.35 ID:Wr9rn3OQ0
モノクマ「テレビ邪魔ァ!」ヒッコメル

ピーンポーン

モノクマ「ん、誰か訪ねてきたみたいだよ」

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「おい起きろよ、客だぞ、居留守は後々皆から嫌われんぞ、戻りづらくなるぞ」

ピーンポーン

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「出ろよ!せめて立てよ!」

苗木「・・・・・」ウツムキ

モノクマ「ああああ!もう、オラァア!」ドガッ

苗木「うわっとっとっと・・」トットッ

モノクマ「(自分から動かねーんじゃ蹴ってでも動かしてやるよ!ドアの前まで来たら開けざるを――)」

ガチャ

腐川「なんだ開いてるじゃ・・・きゃっ!?」

モノクマ「あ」

209: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 22:53:49.51 ID:Wr9rn3OQ0
苗木「あ、危な――――」

ドスーン!

苗木「ってて・・・」

モノクマ「ああっ!これは・・・、」

腐川「う?ん・・・」

苗木「腐川さんごめんね・・・わざとじゃないけど、押し倒す形になっちゃって・・・・」

モノクマ「正常位の基本、『小股挟み』!」

213: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/01(火) 23:14:06.90 ID:Wr9rn3OQ0
モノクマ「(まさか、まさか・・・・
これから希望を抱かせようとしている相手が、
こんな異常 癖の持ち主だったとは・・・。
ど、同級生相手に信じられん!ボクなら断然巨 の女、女性モデルで言うと、江ノ島盾子がいいのに。しかしこの男以外にボクを絶望させてくれそうな相手がいないのも確かだ。我が野望成就のためボクはあえて、あえて社会道徳をかなぐり捨てて、見て見ぬふりをしなければ。そうなのだ。

これは『超校則的措置』!)」

苗木「あれ、腐川さん・・・気絶してる?」

216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 23:52:57.25 ID:Wr9rn3OQ0
モノクマ「(あーっ!最低だ最低だ。ボクはなんと最低な学園長だ。故郷のド忘れした両親よ、つきあってもない別れた心理学者よ、演技が下手な上ボロの出る残念な姉よ・・・。このモノクマ学園長を笑わば笑え・・・・!)・・・」スッ

モノクマ「見なかったことにしよう!」

HAHAHAHAHA!

モノクマ「苗木君、部屋にでも運んであげなよ。故意ではないにせよ個室以外で寝るのは校則違反だしね」ピョーン

苗木「・・・いっちゃったか」

苗木「・・・さて、(軽っ・・・)」スクッ

トットッ…ポスン

苗木「(・・・一応ドアは閉めとくか)」

キィ…バタン

苗木「はぁ、腐川さん、大事になってなければいいけど」

???「ギャハハ!まーくんお人好しだなオイ!でもぉ?そゆとこはポイント?みたいな!ゲラゲラゲラ!」

苗木「!?」バッ

224: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/04(金) 23:45:29.10 ID:OPY2YA9q0
???「おおっと動くなよ?」

苗木「(い、いつの間に後ろに!)」

???「ビビってんじゃねぇよ、間違えて刺しちまうかもだろぉ?まあ私的にはどっちでもいーんですけどねっ!ギャハハハハ!!」シャキーン

苗木「(刃物、鋏!?いやそれより)」

苗木「腐川さん、だよね?」

???「オイオイまーくんってばまたあのネクラでダセェ方と間違えてんのか。イー加減に覚えないとキレちゃうぞっ☆」テヘッ

ジェノ「私の真名はぁ、ジェノサイダー翔!巷で有名な殺人鬼と言えばア・タ・シ!デャーッヒャヒャヒャ!」

苗木「(流石にこれは予想できなかったぞ・・・)」

225: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/04(金) 23:49:10.19 ID:OPY2YA9q0
苗木「さつっ、殺人鬼?ふか、ジェノサイダー翔が?」

ジェノ「yes!まー覚えるまで再び脳裏にまで刻んでやんよまーくん!」ウッヘッヘッヘ

苗木「(―――ん?今何か・・・・?)」

ジェノ「ゲラゲラゲラ!!」

苗木「えっと、もしかして君は、二重人格とか?」

ジェノ「yes,YES!んー、大正解!良い子のまーくんには、切り刻みの刑をプレゼントしまーす♪」シャキーン

苗木「要らないよ!というか鋏しまってよ!あとさっきから『まーくん』て何さ!」

ジェノ「・・・まーくん」

苗木「・・・・なに?」

ジェノ「誠って、呼んだ方がいいの?」

苗木「えっ」ドキ

226: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/04(金) 23:52:04.10 ID:OPY2YA9q0
苗木「(なんだ、この気持ち・・・こう、胸が締め付けられるような感覚は・・・・)」ドキドキ

苗木「(ふか、ジェノサイダー翔に対するこの気持ちはまるで――――――)」ドキドキ

227: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/04(金) 23:58:49.58 ID:OPY2YA9q0
ジェノ「まあねーな!まーくんはまーくんだしぃ?ゲラゲラ!!」

苗木「(あれだ、蛇に睨まれてる蛙のあれだ、生命の危険信号の一種だこれ)」ドキドキ

ジェノ「あー、それとももしかして、今の名前呼びにときめいちゃった?どぉ?ま・こ・と(はぁと)って、なーんつってなー!」ゲラゲラ

苗木「(はぁ、誠呼びとか妹にもされたことないのに)」
苗木「(・・・それにしても騒がしいなぁ、殺人鬼というよりは只のテンション高めの人だな・・・)」

ジェノ「ゲラゲラ!ところでよぉまーくん?」

苗木「なんだよ・・・僕はときめきとかは妹以外に感じないんだけど・・・・」

ジェノ「今すっげぇカミングアウトされたけど置いといて、その、妹?今日はどしたの?」

苗木「・・・・!?」

苗木「・・・(可能性、として後で考えてみるか)」

228: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 00:03:38.89 ID:F5WOlb5Y0
苗木「ふ、ジェノサイダー、僕の妹を知ってるの?」

ジェノ「知ってるもなにも、まーくんこの前散々・・・」

モノクマ「わー!!」ピョーン

苗木「うわっ」

ジェノ「あ?なんだコイツ」

モノクマ「わー!お前引っ込めよ、もう!」ポカッ

ジェノ「あっうっ・・・」バタッ

苗木「あ、ジェノサイダー翔が気絶した」

苗木「(・・・気絶がスイッチ、だったりして。いや今はそれよりも・・・・)」

苗木「・・・・ねぇ、モノクマ?」

モノクマ「ぎっくー、な、何ですか苗木君?」アワアワ

229: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 00:14:20.21 ID:F5WOlb5Y0
苗木「以前から僕と腐川さんことジェノサイダー翔が知り合っているのは――――」

モノクマ「わー!やめて!ここまで積み上げてきた計画を台無しとか絶望的だけどやめてー!」アタフタ

モノクマ「そ、そうだ苗木君!交換しようよ!」

苗木「・・・・交換?」

モノクマ「そ!君は今聞いたことを皆には黙っておくと約束するなら、交換してもいいよ!」

苗木「・・・へぇ、例えば?」

モノクマ「コロシアイに便利な道具とか!即効性の睡眠薬とか高精度軽量のクロスボウとか!」

苗木「うーん、僕はそういうのは・・・・」

モノクマ「サービスで色々やるよ!ホラ、君最近アレだし丁度いいよ。これを使って元気になるものならあげるよ!」

苗木「ここから出るボタンとか・・・・」

モノクマ「ダメに決まってんだろ!限度があるよ!」

230: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 00:37:00.92 ID:F5WOlb5Y0
苗木「じゃあさ!こっちは情報を隠すんだろ?ならそっちは情報を提供してくれないかな?」

モノクマ「えっ」

――――――――――――――――――――???
???「ここで、そうもちかけてくるのか」

??島「(質問にもよるが、恐らく黒幕について)」

江??「(ヘタすっと全部はなくとも、計画の殆どはバレちまうかもしんねーな・・苗木なら尚更)」

?ノ?「(けど何かやると言った手前引き下がるわけにもいかねぇーしよぉお)」

???「あぁ・・・何を聞くのでしょう苗木君は・・・・はふぅ、絶望的・・・・」ブツブツ

――――――――――――――――――苗木自室

モノクマ「な、なにがお望みだい?あんまりハードで確信めいたものはやめて欲しいんだけど」アセアセ

苗木「ははは、1つ、簡単な1つでいいんだよ」

モノクマ「(っつーかコイツ元気じゃねーか!)」

モノクマ「(――――まさか、今までのは演技?)」

苗木「はは・・・そんな怖い顔しないでよ」

232: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 00:45:15.74 ID:F5WOlb5Y0
モノクマ「(通りで!あの苗木が変かと思ったらそういうことか!確かに、ジェノサイダーの接触がなくとも私様は何か提供していた。余りにも絶望的だったので、つい・・・)」

モノクマ「(在るまじき、同情をした)」

モノクマ「(そしてコイツは、持ち前の『幸運』でジェノから大きな情報を勝ち取った!そして今、その真髄に向かおうとしている!)」

モノクマ「(―――――さぁ、苗木誠、私様は1つの負けを認めよう。どんなことを、聞き出すんだい?)」

苗木「えっとね、僕の――――――――」










苗木「僕の家族の無事を、確認したいんだ」

モノクマ「・・・・・(あれ・・・・)」

モノクマ「(ハァアアアアーー?!!?)」ガビーン

237: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 00:58:05.84 ID:F5WOlb5Y0
苗木「あっいや!いっそ妹だけでいいんだ・・・うん、それだけでも・・・・」

モノクマ「・・・・・」

苗木「ダメ・・・かな?」

モノクマ「・・・ハァ、苗木君、先生は安堵と共に少し、がっかりしてしまいました」

苗木「え?」

モノクマ「ブジだよブジ。君の妹は生存報告されてるよ」

苗木「!」パアッ

モノクマ「うおっ眩しっ!なんて笑顔だ。そんなので希望とか・・・ハァ・・・・」

モノクマ「なんて絶望的な顔と性格・・・」

モノクマ「・・・・!」

苗木「そっかぁ、無事かぁ・・・良かった」エヘヘ

モノクマ「・・・・・」

――――――――――――――――――――――――
ホントに投下終了

240: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 13:33:01.01 ID:F5WOlb5Y0
モノクマ「・・・苗木君、苗木君」

苗木「ん?なんだいモノクマ」

モノクマ「その、今なら他にも物とかなら・・・」

モノクマ「脱出とか外部との連絡以外なら・・・」

苗木「ホント!」パアッ

モノクマ「・・・・!」ゾクッ

苗木「じゃあさ!僕のアルバムとか!」

モノクマ「(・・・なんだ、私様は考えすぎか)」

モノクマ「(よくよく考えりゃ、超高校級の幸運こと平凡の苗木がそんな作戦と演技出来るわけないし)」

モノクマ「(・・・この希望に満ちた顔、絶望的だよね、うぷぷ!)」

モノクマ「うぷぷ、苗木君のアルバムならコピーしてますから!ちゃんとあるよ!」

苗木「え、なんか恥ずかし・・・モノクマにそういう感情持ったって意味ないか」

モノクマ「なんだよー!失礼なヤツだなー!」プンスカ

モノクマ「(・・・絶望、かぁ・・・・)」

モノクマ「(今、目の前にあるのはそれだよな?)」

苗木「ゴメンゴメン、アハハ・・・」

――――――――――――――――――――――――

241: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 13:38:13.37 ID:F5WOlb5Y0
――――――――――――――――――――――――

苗木「僕の目的は、妹の無事確認」

苗木「そもそも僕は、妹が助かればそれでいいし、良ければ傍にいたいって考えだから」

苗木「皆が出せというなか、僕は自分の単純な感情と、その気持ちでいっぱいだった」

苗木「そりゃ出るに越したことはないけど・・・最初説明された時には予感はしてたしね」

苗木「だから演技ながら錯乱したり、ドン底にいこうとしたり・・・勿論失敗は多かったけど」

苗木「黒幕から妹の無事、それを聞ければ僕は構わないし、結果オーライかな」

苗木「まぁ、黒幕の言う事をスンナリ信じるのも早計だろうけど、なんとなく、妹は無事だと思うんだ」

苗木「『同情』、黒幕には、これを使ってみた」

苗木「人間らしさ、というのは強力な武器であり脆弱な鎧だからね」

苗木「黒幕も引っかかってくれたし、あの様子から察するにどうでもいい事実を話したってとこかな?」

苗木「まあ途中、核心めいた拾い物もあったけど、ともかく僕は勝ったんだ」

苗木「さて、後でDVDから音声を抽出して保存と加工しないと!」

苗木「見てろよ黒幕!僕は僕の正義を通し、皆でこの学園から脱出してやる!」

苗木「僕の闘いはこれからだ!」


――――――――――――第一部完

243: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 14:02:48.39 ID:F5WOlb5Y0
―――――――――――――――――八年前、某所
悪ガキ1「やーいやーい!お前の名前ヘンなのー!」

なえぎ妹「ヘンじゃないよ!立派な名前だよ!」

いじめっ子「なーにが立派だよ!あー?名字はフツーにヘーボンなのにねぇ!?」バンッ

なえぎ妹「ヒッ!」

悪ガキ2「今のは『ケーコク』だぞ!みとめろよ!『私の名前はヘンです』ってなァーー!」バン!

なえぎ妹「うぅ・・ちがうもん・・・」ジワッ

悪ガキ1「あーっ!泣・い・て・るーー!!」

いじめっ子「ばっかでー!いちいち泣くとか!こんなので泣くとかアタマだいじょーぶかー?」



なえぎ「そうだなぁ、君の方が逆に心配かもね」

245: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 14:20:49.23 ID:F5WOlb5Y0
悪ガキ1「わ!なんだオマ――――いたっいたあああああ!!」ギリギリギリ

なえぎ「ねえ知ってた?うでってひねると痛いの」

悪ガキ1「やめっいたい!うわ、うわああああん!」

悪ガキ2「な、やる気かよてめっガッ!?」ドガッ

なえぎ「ねえ知ってた?手の平でもあごに当てるととっても痛いの」

なえぎ妹「おに・・ちゃん・・・?」

いじめっ子「あ、あ、あ・・・」ドタッ

なえぎ「・・・それっ!」シュッ!

いじめっ子「ひっ――――」ビクッ

いじめっ子「(――――あれ?)」

246: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 14:27:00.90 ID:F5WOlb5Y0
なえぎ「いーち、にーい、さーん、しーい」シュッ!シュッ!シュッ!

いじめっ子「ひ、ひいいい!?」ビクビクッ

いじめっ子「(――――まただ)」

なえぎ「ごー、ろーく、しーち・・・」シュッ!シュッ!シュッ!

いじめっ子「あ、いや・・・なん・・・・」ガタガタ

いじめっ子「(なんで、なんで――――――)」ガタガタ



いじめっ子「(ギリギリで、止めては何回もするんだよぉ!!)あ・・や・・め・・・・」ガタガタガタ

なえぎ「・・・・ねえ知ってた?胸にキレイに当てると、少し、眠っちゃうってこと」

なえぎ「・・・そして、ねえ知ってた?」

いじめっ子「ヒッ・・グスッ、な、を・・・?」

250: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 14:43:41.73 ID:F5WOlb5Y0
なえぎ「体のキズはいつかいえるだろうけど、人によっては心のキズは全然いえないって」

なえぎ「君はボクの妹に心のキズを負わせたんだよ?だから、ね――――――」スッ

いじめっ子「あ・・・(手を、上げて――――)」

なえぎ「『両方』ッ!味わっとけ!!」ブン!

いじめっ子「いやぁぁああわぁあああ!!!」ガクッ

ドスッ!

なえぎ「・・・・なんてね、倒れた君をなぐるつもりなんてないよ。今回はこれで済ませてって」

いじめっ子「・・・・!・・!」ビクッビクッ…

なえぎ「・・・もう聞こえないんだね、風邪には気をつけてね」

なえぎ「――――――だいじょぶか!?」

なえぎ妹「・・・ぃちゃんの・・・・」

なえぎ「ごめん、ボクがちょっとあげるために花をこっそり摘んでたあいだにまさか――――」

なえぎ妹「おにぃちゃんのバカーーー!!」

なえぎ「っ!?、!??」ビクッ

252: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 14:53:01.36 ID:F5WOlb5Y0
なえぎ妹「わたしを助けに来た時はうれしかったけどやりすぎだよ!一応クラスメートなんだよ!?」

なえぎ「いや、でも、ああいうのはこれくらいしないと、またお前にするかも――――」オロオロ

なえぎ妹「なにごともげんどがあるよ!うっ、グスッ、ヒック、う、うわあああああん・・・」

なえぎ「・・・うん、ゴメンね。ボクも悪かった。だから、泣きやんでよ――――、」ギュッ

なえぎ「――――――――。」

――――――――――――――――現在、苗木自室

苗木「(・・・・懐かしいなぁ、あの時の帰りに母さんが撮ったんだっけ)」パラ…

苗木「(・・・なんて言ったんだっけ、あの時の僕は)」

苗木「(ま、また後ででも思い出そう・・・)」パタン

253: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 15:01:02.24 ID:F5WOlb5Y0
モノクマ「ふーん、苗木君は意外とヤンチャな少年時代を送ってたんですねー、うぷぷぷ!」

苗木「写真しか見てないのに勝手言うなよ・・・まあ、確かにその通りだけど」

モノクマ「うっぷっぷ!思い出に浸るのも結構ですけど、現実は甘くないよ?このコロシアイ生活を受け入れなきゃね!」

苗木「断る、僕たちは皆で脱出するんだ。もう絶望なんかしないぞ」

モノクマ「それでこそ苗木君だよ。さて、ボクはオマエラへの次の絶望の準備でもするよ!」ピョーン

苗木「・・・それでこそ、か。なんだか、黒幕に言われるのは変な気分だな・・・・」

腐川「う、うーん・・・・」ノソノソ

苗木「(あ、腐川さん忘れてた)」

254: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 15:11:17.67 ID:F5WOlb5Y0
苗木「・・・このまま寝かすのもアレだし、起こすか」

苗木「ねぇ腐川さん・・それとも、ジェノサイダー?どっちでもいいから起きてよ・・・」

腐川「うーん・・・」ユッサユッサ

苗木「意外と・・髪質とか・・色々・・・・」

腐川「ハッ・・・ここはどこよ?」

苗木「あ、起きたね」

腐川「なな、苗木ィ!へ、私なんで、ハァー!?あ、あんた私をころ、ハァー!?」

苗木「あ、腐川さんか。いや僕は丸腰だよ、だから安心してよ、別に襲ったりは・・・」

腐川「そ、そう!ま、丸腰だけに、襲うんじゃなくて、私を腰を振ってお[ピー]のね!?」

苗木「え?」

腐川「え?」

苗木「・・・はぁ、」

腐川「えっわ、そ、その、忘れなさいよ!!」

腐川「・・・・/////」ウツムキ

255: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 15:17:37.15 ID:F5WOlb5Y0
苗木「(思ってた以上に俗っぽい人だな)」

腐川「ほ、本当に何もしてないわよね!?」

苗木「ハイハイ・・・それで?」

腐川「・・・ホントどうでもよさそうね」ボソッ

苗木「腐川さんはそもそもなんで僕の部屋に来たの?」

腐川「別に・・・アンタを励まそうってくだらない話し合いの結果、私が慰め役を押し付けられただけよ・・・」

苗木「よくソレ本人の前で愚痴みたく言ったね」

腐川「わ、私はアンタがどうなろうが知ったこっちゃないのよ・・・・」

苗木「(まあ当然だろうな、腐川さんなら)」

腐川「(死なれる程どうでもよくはないけど・・・・)」

256: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 15:23:33.32 ID:F5WOlb5Y0
腐川「だいたいアンタ、結構ヒドかったそうじゃないの・・・・」

苗木「(まあ、そういう演技したしね)」

腐川「昨日も、説明聞くなり騒いでたし・・・」

苗木「(それも半分くらいは演技だったしなぁ)」

腐川「ふ、アンタなんか、『死んだブタの目』をしていると皆言っていたわよ・・・」

苗木「それだけは違うと思うよ」

苗木「まぁ、腐川さんは渋々ながらも僕を元気づけに来てくれたのは分かったよ、ありがとう」ニコッ

腐川「・・・そうよ、感謝しなさい!」

苗木「(気絶して鋏を突きつけた人が何をって、ん?)」

257: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/05(土) 15:37:12.37 ID:F5WOlb5Y0
苗木「そういや腐川さん、気絶してからの記憶はやっぱりないんだよね?」

腐川「ハッ!や、やっぱり私になにか・・・」

苗木「ないよ!いや、記憶違いしてないかなとか、誤解してないかなとか!気になっただけだよ!」

苗木「(記憶の共有はされない・・・?)」

腐川「(・・・なんで、こんなに意識してるのよ私、でも苗木と話すと、白夜様とは違う、胸の高鳴りのような・・・・)」

腐川「(それとも・・・まさかアイツが?)」

265: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/06(日) 23:16:42.64 ID:F1savrGn0
――――――――――――――――――――食堂

大神「1時間が過ぎたな、どろふぉう赤」パシッ

大和田「腐川のやつ戻ってこねぇな、ドロ2」パシッ

朝日奈「きっと苗木を元気づけるのに必死に頑張ってくれてるんだよ!・・・・ドロ2、うの!」パシッ

葉隠「あのネクラ選手権代表みたいな腐川っちが?もしかすっと二人してうずくまってるなんて、ドロ2!」パシッ

江ノ島「そりゃ言い過ぎじゃねーの?いくらなんでも・・・えっと、ドロ4、青にしとこ、うの!」パシッ

石丸「君たち!クラスメイトが努力しているのだぞ!もっと称えようではないか!ドロ2!」パシッ

山田「いや石丸清多夏殿、腐川冬子殿は渋々行きましたからに・・・ドロ2、うのですぞ」パシッ

大神「・・・・・どろつぅ」パシッ

266: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/06(日) 23:25:43.91 ID:F1savrGn0
大和田「それもそうだな、とにかく気長に待とうぜ話はそれから・・・ドロ2」パシッ

朝日奈「ドロ2、あがり!やったー!」パシッ

葉隠「ほげぇ!?朝日奈っち、最後にドロ系を残してたんだべか!?とんだ策士だべ!!」

江ノ島「ねーの?じゃホラ早く合計で24枚」オラオラ

葉隠「ひぃ~!あ、安心するべ自分・・・占いでは俺っちが勝つと・・・・」ブツブツ・・・

舞園「(駄目だこの人達、早く何とかしないと・・・)」

舞園「ハァ・・・・」

桑田「舞園ちゃん・・・大丈夫か?」

舞園「・・・桑田君ですか」

269: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/06(日) 23:37:31.52 ID:F1savrGn0
舞園「桑田君は皆とUNOはしないんですか?」

桑田「いや今ホントはそんなことしてる場合じゃねーし・・・それに舞園ちゃん、溜め息したっしょ?」

舞園「え、あぁ・・・はい」

桑田「その、やっぱり・・・」

舞園「もしかして、心配してくれました?」

桑田「お、おう・・・まあ、そんなとこ」

舞園「意外と心配性なんですね桑田君って、でも私は元気ですよ!」ニコッ

桑田「そ、そっか・・・・ならいいけどよ!ハハッ!」ポリポリ

桑田「(笑ってるけど、強がり・・・だよな?そりゃそーだろ。舞園ちゃん、さっきは参ってたし)」

舞園「・・・・・」

桑田「(はーぁ、俺じゃあ舞園ちゃんを慰められねぇ。役不足か?やっぱ、皆と仲良い苗木じゃねーと・・・)」

舞園「・・・・ありがとうございます、桑田君」

桑田「へ?あ、ど、どういたしまして?」

舞園「(・・・桑田君、苗木君の次くらいお人好しなんでしょうかね。見た目通りの人かとてっきり・・・・)」

舞園「(・・・・私は、今、これから、どれを、何を信じて歩けばいいのでしょうか?)」

――――――――――――――――――――――――
 

272: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/06(日) 23:46:30.41 ID:F1savrGn0
不二咲「皆まだぁ?僕少し暇なんだけど・・・」ファ…

葉隠「うへっへぇ!その暇は直ぐに埋まるべ不二咲っち!俺っちはダブりが多いから一気に出すことも可能!20枚の差なんてあっと言う間に・・・」パシッ

江ノ島「はい、あがりー」パシッ

石丸「これで・・・UNOだ!」パシッ

山田「リターン、あがりですぞ」パシッ

石丸「む、スキップ!あがりだ!」パシッ

葉隠「へ?」

大和田「ほらよ」パシッ

大神「すきっぷ、うのだ」パシッ

葉隠「」

大和田「よし、これ・・・だ」パシッ

大神「りたーん、我はあがりだ」パシッ

葉隠「あ・・・俺と大和田っちの一騎打ちだべ!」

大和田「へぇ、ソイツはちと運が悪かったな」

葉隠「はへ?」








大和田「スキップ」パシッ

273: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 00:00:44.80 ID:UAj0vaCJ0
葉隠「ちょま 大和田「スキップ」パシッ るべ!
卑怯な真似して 大和田「スキップ、うの」パシッ 楽しいんだべか!?」

大和田「ホレ、これであがりだ」パシッ

葉隠「」

葉隠「お、鬼だべ!よりにもよって何でそんな手札なんだべ!」ガタッ

大和田「悪ぃな、最近知ったからよ、こういうやり方しかできねーんだ」

桑田「つーかお前らなんでそんな悠長にUNOできんだよ!」

朝日奈「え?だって腐川ちゃんなら成功するかもだし、ほら、果報は寝て食ってって言うじゃない!」

石丸「朝日奈君は間違えてるが、僕も先人の知恵通りに事を実践しているだけだ!」

石丸「それに、空き時間でお互いの交流を深めるのも大切だと苗木君から・・・・」

桑田「その当の苗木が塞ぎ込んでっから集まったんだろーが!」

274: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 00:03:21.35 ID:UAj0vaCJ0
霧切「・・・苗木君、ね・・・・・」

桑田「お、霧切ちゃん!冷静で皆とUNOしてない霧切ちゃんなら、コイツらにビシッと決めてくれる!」

桑田「さあ霧切ちゃん、キリッと言ってくれ!」

霧切「・・・・・・」スクッ

桑田「・・・・・・(立って・・・?)」












霧切「あの髪型はワックスかしら、謎よね」キリッ

桑田「立って言うことがそれかよぉおお!!」

275: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 00:16:48.75 ID:UAj0vaCJ0
葉隠「まーまー、落ち着くべ桑田っち」

桑田「・・・なんだよ」

葉隠「心配するのも分かるべ?結構時間は経っても腐川っちは戻ってこねーし」

葉隠「ネガにネガぶつけても可能性は低いかんな、分かるべ?」

葉隠「でも待たなきゃ結果は来ない。俺っちの占いも予測はできっけど、今この瞬間には事象が起きるとは限んねーべ」キリッ

桑田「(なんか始めたぞコイツ)」

舞園「(ただ苗木君に対して面倒な心情が私でなくとも見え見え・・・)」

葉隠「年取ると何となく理解するんだべ、焦ったら最良の結果はでないって。だから待つことも、とーっても立派な選択なんだべ」

石丸「うむ!いい言葉だな!」

桑田「(この現状を抜かせばな!)」

276: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 00:20:56.78 ID:UAj0vaCJ0
葉隠「だから苗木っちのことは待つべ、それに案外・・・」

苗木「皆ごめん!心配かけて!」パンッ

葉隠「なーんて手を合わせて頭下げに・・・来たべ!うべぁ!!」ビクッ

山田「ミラクルだ」

霧切「ミラクルか?・・・なんてね」

腐川「マグガイバーは考察してなさいよ・・・」トコトコ

腐川「フン、ど、どうよ、私だってねぇ、や、やればできる女なのよ・・・蛆虫にも意思と行動力はあるのよ・・・」ボソボソ

苗木「(あ、やっぱりその癖は直らないんだ)」

腐川「どうですか白夜様!この功績は!」パァッ

十神「・・・・・」ムスッ

腐川「・・・あの、白夜様?」

277: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 00:26:45.66 ID:UAj0vaCJ0
十神「(腐川冬子か・・・俺に纏わるだけの女かと思ったらそうでもないみたいだな。超高校級の文学少女だったか、話術の才も秀でるのやも知れんな。なら、今の内に手駒予備に・・・いや、しかし・・・・・)」

腐川「何かお言葉を・・・罵倒だけでも・・・・」

十神「(フン、偶に相手するのも一興か)お前にし
桑田「スゲー!腐川ちゃんマキシマムすゲーっス!」・・・・」

十神「(分かっていたことだ・・・後悔はせん)」

十神「(俺は・・・十神家の次期当主・・・ぐみ、いや平民共が相手しないのも距離を置きたいだけ・・・)」

十神「(・・・まさか、眼鏡をかけていたことにありがたみを感じる日が来るとはな)」

280: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 00:49:34.81 ID:UAj0vaCJ0
朝日奈「苗木!もう大丈夫なの?」ダッ

大神「ふむ・・・いい目をするようになった、安心したぞ、苗木」

江ノ島「不安にさせるよーなことすんなよな苗木」

大和田「おう、元気になって良かったなー
(っち・・・いい声掛けが思いつかねぇ)」

不二咲「苗木君、本当に良かったぁ・・・」ジワリ

山田「ふむ、還りシ者・・・といった所ですな」

桑田「ったくよー!心配ばっかかけやがって!」

舞園「(全員本心から・・・だと・・・?)」

ヤイノヤイノ,ザワザワ

苗木「うん、ホントごめん・・・心配かけて」

苗木「皆、僕の決意を聞いて欲しいんだ」

一同「・・・・・」

281: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 01:05:40.00 ID:UAj0vaCJ0
苗木「・・・・・・」スゥ、ハァ…

苗木「うん、僕はもう絶望なんかしない!」

苗木「モノクマの、黒幕の思惑に嵌らない!」

苗木「だって、希望は前に進むんだ!!」

舞園「・・・!わぁ、これですよコレ!私の知ってる苗木君は!こんなトコで挫けず、優しくて健気なのが苗木君ですよ!」

山田「ふむ、つまり苗木誠殿、『覚醒』ッ!
ということで宜しいのですな?」フムフム

朝日奈「覚醒!なんかいい響きだね!」

石丸「よし!苗木君の覚醒と腐川君の成果を祝って――――」

大和田「ぃよっし!皆で円陣組むか、円陣!」

282: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 01:12:17.26 ID:UAj0vaCJ0
桑田「おー、ホラホラ!舞園ちゃんこっち!おい苗木も早く来いよ!」

舞園「苗木君こっちですよこっち!」

苗木「あ、うん。ほら、腐川さんも」グイッ

腐川「ふぇっ?あっ!?びゃ、白夜様!?」

十神「(よし、隣がコイツと石丸なら確実に和に入れる・・・)」グッ

腐川「な、苗木と・・・びゃ、びゃきゅ、びゃく、白夜様が隣・・・・///」ブツブツ…

葉隠「よっしゃあ!皆組んだか!?」

江ノ島「オーケー!多分バッチグー!」

283: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 01:18:44.14 ID:UAj0vaCJ0
山田「ではでは皆様、合図に合わせてオー!でいきましょうぞ!」

大神「フ・・・」

葉隠「希望ヶ峰学園生徒一同ォーーー!!」

一同「オー!!!」ダンッ!!

一同「・・・・・」













(一部除いた)一同「(なんか恥ずかしい・・・・)」

285: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 01:25:54.99 ID:UAj0vaCJ0
霧切「(ノってしまったけど何かしらコレ)」

大和田「(なんで俺円陣組もうなんて言ったんだ)」

苗木「(どうしよう・・・みんな肩を放さず、多分下を向いてるぞ・・・・やっぱり恥ずかしいんだコレ)」

大神「(しかし、皆に揃えなければとつい・・・)」

不二咲「(うぅ・・・こんな時にモノクマなんてでたら顔から火だよぉ・・・・・)」

セレス「皆さんお揃いで、お熱いですこと」

一同「・・・・・」バッ

桑田「(一斉に放して散り散りに・・・)」

朝日奈「セレスちゃん・・・何してたの?」

セレス「下品で臭い餃子ですわ、いかが?」

山田「セレスティア・ルーデンベルク殿は今日も優雅なのでした・・・!」

286: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 01:44:35.23 ID:UAj0vaCJ0
――――――――――――――――――――苗木自室
苗木「妙な雰囲気の中、皆は何かに耐えきれずか自室に戻った。・・・かくいう僕もだけれど」

苗木「うーん・・・」

苗木「モノクマー、出てきてくれないかなー」

ピョーン

モノクマ「ボクを気安く呼ぶな!暇そうに見えるだろうけど先生ってのは忙しいんだぞ!」プンスカ

苗木「ゴメン、確認したいことがあってね」

モノクマ「ふーん、まあ聞くだけなら。一体ナニを確認したいですかねぇ・・・(ゲス顔)」

苗木「・・・妹は本当に無事なんだよな?」

モノクマ「しつけーよ!また妹かよ!無事っつったろ!なんだよオマエ心配性か!」

苗木「いや、本当に心配なんだよ。大切な妹なんだから・・・」

モノクマ「ハァ・・・・・」

モノクマ「・・・・!」ピコーン

289: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 02:09:32.62 ID:UAj0vaCJ0
モノクマ「うぷぷ・・・苗木君は妹が大切なんですね」

苗木「まあ、うん・・・?」

モノクマ「じゃあさ?仮に、次の動機をさ―――」
















モノクマ「――――君の妹を人質にコロシアイなんて、絶望的で素敵じゃない?」

苗木「っ!!」スチャッ

292: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 02:38:26.97 ID:UAj0vaCJ0
モノクマ「えっ」ガッ

モノクマ「(苗木君の手刀は見えた。けどモノクマの腕の繋ぎ目を2本の刃物、いや鋏で挟みやがった!これは――――)」

苗木「モノクマが腐川さん、いやジェノサイダーを気絶させた時、危ないから預かってたんだ。結局、返しそびれたけれどね」

苗木「校則では学園長への暴力は禁止だっけ?だからこの僕の握力と鋏で繋ぎ目を断ちはしない」

モノクマ「う、うぷぷ?いいのかな苗木君、こうしてる間にも君の妹は危険に晒されているのかもだよ?」

苗木「・・・モノクマってさぁ、ツメが甘いよね?」

モノクマ「どういうことだい?この爪の切れ味はバツグンだけど、うぷぷ」

苗木「まさか記憶を奪った証拠を残すなんてね」

モノクマ「・・・・うぷ?うぷぷ?うぷぷぷぷ?」

モノクマ「マジかよ・・・・」

295: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/07(月) 02:48:45.20 ID:UAj0vaCJ0
苗木「だからツメが甘いんだよ」

モノクマ「へ?あっ!しまった!」

モノクマ「・・・・ハッタリだなんて、中々やるね苗木君は、これから超高校級の賭博師でも目指したら?」

苗木「戯言はいい。認めたね、もう」

モノクマ「でもさ、ハッタリ張れるまでよく仮説が立てられたね、やっぱりジェノのせいかな?」

苗木「・・・霧切さんが2番目のヒントさ。もしかしたら、自分について話さないのではなく話せない、なんてね」

モノクマ「うぷぷ?すごいねぇ、凄い凄い。マーベラスですよ苗木誠君!」

モノクマ「でもさ、それがさホントだとしても、証拠があっても、ボクには関係ないよね?」

苗木「・・・・・・」

モノクマ「ボクはそんなのバレても痛くも痒くもないし、困る事なんてないし、ツメが甘いのは苗木君じゃないの?」

苗木「・・・・・・」

苗木「・・・・・・江ノ島盾子」

モノクマ「――――――――!?」ビクッ

311: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/08(火) 22:44:19.73 ID:7i78mrwB0
苗木「『僕たちといる江ノ島盾子』さんは初日、君に対してなんて言ってたと思う?」

モノクマ「へ?あ―――――」

――――――――――――――――――――

ジュンコチャンイイカタドーニカナンナイノ-?

――――――――――――――――――――

モノクマ「あんの残姉・・・」

苗木「ねえモノクマ、いや『盾子ちゃん』?」

モノクマ「は、はい?何ですか?」

苗木「これ、『江ノ島盾子』さんに聞いたら、どうなると思う?」ニコニコ

モノクマ「・・・・・・あーもう、なんだよアイツは」

苗木「分かった?僕も言わないと約束しよう、君も、そんな外堀から埋めるなんて情けないことしないよね?」

モノクマ「わかりましたよ分かりました!しないよ、だからこの鋏とりやがれ!地味に堅いしよ!」

苗木「うん?何を言ってるの?」

モノクマ「・・・は?」

苗木「話はこれからだよ?」

モノクマ「はい?え、あのー・・・・」

苗木「聞けよ」ギロッ

モノクマ「は、はいィ!!」ビクッ

312: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/08(火) 23:03:52.24 ID:7i78mrwB0
苗木「あのね、さっきも言ったけど僕はモノクマの腕を断ちはしないと言ったよね・・・・」
..............
苗木「できないんじゃあない、しないんだよ・・・次から僕の妹を危険な目に遭わすような素振りをしてみろ、その瞬間お前が爆発しようと大量に出てもレーザーを放とうと、コワしてやる。操る人間の言葉だったなら、『粛正』してやる・・・・!!」

モノクマ「!」ゾクッ

苗木「できるわけがないと思ってるのかい?あの人員と能力を使えば不可能でもない。少なくともコロシアイ学園生活をさせたい君には大打撃くらいは当てられる。それに、『粛正』してやるのさ。正すんだよ、分かる?その間違えた考え方を、人格を、行動を、君の世界を・・・分かる?分からない?分かる?」グイッ

モノクマ「!!(顔近ッ目怖ェ!)」ゾクゾク…

苗木「僕たちは黒幕を暴く、君は僕たちにコロシアイさせる、確かに敵同士だ。けれど、一方が潰すだけの『ゲーム』なんて面白くない・・・だからこんな回りくどいやり方で僕たちに絶望させようとしているんだよね?そうだろ?」

モノクマ「はい・・・」ゾクッ

314: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/08(火) 23:11:28.52 ID:7i78mrwB0
苗木「フェアに・・・いこうじゃないか・・・公正なる『ゲーム』は自分自身を成長させてくれる・・・・ね、分かるかな?」

モノクマ「いや、あの、その・・・」アタフタ


苗木「君は分かるべきだよ」


苗木「分かりなさい」


苗木「分かって」


苗木「分かれ」


苗木「わ・か・れ」


モノクマ「~~ッ!ーーー!!」ゾクゾクゾクッ!

315: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/08(火) 23:22:33.82 ID:7i78mrwB0
――――――――――――――――――――???
???「うっわぁ・・・キタわぁ・・・モニター越しでもいいわコレ・・・・」ゾクッ

???「すげぇなんだこれ・・・ホントに苗木かよ」

???「これが、絶望とか・・・・?」

???「いや違うか?まあ、そんなのはどーでもいいね、今は、この感じに酔っていたいかな」

???「・・・モノクマに録音機能つけといてよかった」

――――――――――――――――――――――――

モノクマ「で、でもさぁ・・・?ボクは君達の絶望を見たいんだよ・・・やっちゃうかもよ?」

苗木「話を聞いてなかったの?分かるかどうかの一択しか与えてないよ?」

苗木「それとも、もう1回、聞きたいの?」ジッ

苗木「ねえ、無駄なことの区別はついてるよね?」

苗木「え・の・し・ま、さん?」ニコニコ

苗木「ねえ、分かるよね?」ジッ

モノクマ「(なんだコイツ最早二重人格レベルだよ、ジェノサイダー苗木だよもうホントこれ)」

317: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/08(火) 23:34:48.47 ID:7i78mrwB0
モノクマ「わ・・・分かってるよ、元よりやるつもりはそんなに無かったし、手出ししないよ」

苗木「よし、いい子だ」スッ

苗木「・・・うん、無事ならいいんだ」パアッ

モノクマ「・・・・・」

苗木「ゴメンねモノクマ、本当に確認したかっただけなんだけど・・・」

モノクマ「まあいいですよ?今回はボクの方にも非はあるし、実害もでてませんしね。でもね、次やったらソッチこそオシオキかもよ?」ブー

苗木「ハハ・・・肝に銘じておくよ、じゃあね」

モノクマ「・・・ハイ」ピョーン

苗木「・・・・さて、皆と話でもするかな!」

321: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/08(火) 23:58:19.34 ID:7i78mrwB0
――――――――――――――――――ヨル、食堂

山田「ですから、ロリ属性にマンネリでもそこに何か別の属性を付け足すことにより、新たな発見と興奮が湧き出るものでして・・・」ペラペラ

苗木「うーん僕には良く分からないけど、カレーに飽きたらマーボーカレー!という感じかな?」

山田「うおっふ、苗木誠殿は中々いいモノをご存知かつ話をお分かりですな。これを機に僕とここにぶー子大帝国を築きましょうぞ!」

腐川「・・・・・!」トオクカラテマネキ

苗木「話が飛躍しすぎ・・・ん?」

腐川「!・・・・!」コッチ、コイ

苗木「ゴメン山田君、少し席を替えていいかな」

山田「む?まあ、苗木誠殿は皆と仲をよろしくしてますからな、また別の機会に話しましょうぞ」

苗木「うん、ありがとうまたね」ガタッ

タッタッ…

苗木「で、腐川さん、何の用かな?」

322: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/09(水) 00:09:25.82 ID:PlP6/G9v0
腐川「あの、夜、空いてるかしら・・・?」ボソッ

苗木「え?まぁ、うん。特にこれといった予定は無いけど・・・?」

腐川「ちょ、ちょっと、アンタに話があるのよ・・・」ボソボソ

苗木「・・・・ここじゃ、ダメって事だね?」

腐川「・・・・・」コクリ

苗木「分かったよ。ちょっと時間を空けて、九時頃に僕の部屋でいい、のかな?」

腐川「・・・・・」ガタッ、タッタッ…

苗木「・・・・(了解ってことかな?)」

大和田「よう苗木!こっちで一緒にメシ食おうぜ!」

不二咲「苗木君こっちだよぉ」

苗木「あ、うん。いいよー!」

苗木「(・・・そういやもう七時で夕食時なのに、何人かいないな。やっぱり孤食とか好みかな)」

323: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/09(水) 00:15:53.60 ID:PlP6/G9v0
―――――――――――――――――――舞園自室
舞園「・・・やっぱり、無理」

舞園「苗木君だって一度はこうなったの」

舞園「大丈夫よさやか、ごく自然のことなの」

舞園「私を守る人なんて、やっぱりいない」

舞園「苗木君は、今はもう信じきれない」

舞園「誰も、信じられないの、もう、今は」

舞園「・・・ねえ、苗木君?」

舞園「ゴメンなさい、あなたを踏み台として」

舞園「私はここから出たいと思っています」

舞園「・・・・いえ、訂正ですね」

舞園「出ます」

324: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/09(水) 00:38:05.43 ID:PlP6/G9v0
―――――――――――――――――――桑田自室
桑田「・・・苗木が話題だったからつい流しちまったけどよ」

桑田「舞園ちゃん、怖がってた・・・」

桑田「その後は、苗木が戻ってきてからは元気になってくれたから良かったけどよ・・・・」

桑田「・・・・・」

桑田「(本当にそうか?)」

桑田「(また俺は、苗木の時みたいな・・・・)」

桑田「だーっ!ダメだ、考えんのは俺マキシマム苦手・・・」

コンコン、スッ

桑田「ん?ノックと・・・ドアの隙間から紙?」タッタッ

ペラッ

『桑田君へ 筆談ですみません。舞園さやかです』

桑田「舞園ちゃんからか・・・」

『――――今日のことで、実は私の心は不安に埋もれてしまっていて、でも誰にも言えなくて、このような形をとってしまいました。個人で相談をしたいのですけど、夜の十時半頃に私の部屋に来てくれませんか?夜時間ですけれど、誰にも悟られすらされたくないので・・・桑田君になら、大丈夫ですので。会えないでしょうか?――――』

桑田「(・・・アイドルは影の努力とか、スゲーって聞いたことがある)」

桑田「(だから、溜め込んじまうのがクセになってんのかな。弱い面は見せちゃいけない、とか)」

桑田「(きっと、そんな舞園ちゃんが、俺を頼ってくれたから、それに応えないのは悪いし)」

桑田「(セレスちゃんも、強制はしないって言ってたし、今日くらいは、いいよな?)」

『――――ネームプレートをよく確認して、間違えないでくださいね 舞園より』

331: 超鈍速級の更新スレ主 2013/10/10(木) 21:35:43.35 ID:Y1fGZ6jz0
――――――――――――――――――――苗木自室

苗木「うーん・・・(妹の写真も声も手に入った)」

苗木「(不二咲さんあたりAI作れないかな、僕の記憶に限りなく近い妹AI欲しいし)」

苗木「(・・・まあ、それはおいおい)」

苗木「皆で脱出する方法、いいアイデアないかな」

苗木「(なんだかんだ黒幕も人情に近いものを持っているそうだし、さっきの話を揺さぶりかければ案外上手くいくんじゃないのかな)」

ピンポーン

苗木「ん・・・はいはい!」スクッ…

ガチャ

舞園「あ、苗木君・・・」

苗木「・・・舞園さん?」

333: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/10(木) 21:42:36.24 ID:Y1fGZ6jz0
苗木「(顔面蒼白、とはこのことだろうか。肩も僅かに震えていて、さっきの元気が嘘みたいだ)」

苗木「舞園さん、どうしたの」

舞園「その、すみません・・・怖く、て・・・」

苗木「(―――今は八時過ぎ、腐川さんはまだだし)」

苗木「とりあえず、部屋に入る?」

舞園「・・・・・」コク

苗木「・・・(そういや舞園さんも、錯乱してて僕にぶつかったんだっけ)」

苗木「(あれ、舞園さん本格的にまずいんじゃ・・・)」

舞園「・・・・・」ツカツカ…

苗木「(まぁ、話を聞かなきゃ見当もできないな)」

バタン

342: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 20:58:13.69 ID:Mq+ICvBo0
苗木「なにかあったのかな、舞園さん」

舞園「・・・その、私の部屋に、妙なことが起きているんですよ」

苗木「妙なこと?」

舞園「はい・・・・ノックされて、ドアを開けると誰も居なくて・・・・・」

苗木「(ビンポンダッシュならぬコンコンダッシュか)」

舞園「それがもう・・・6回ほど続いて・・・・」

苗木「イタズラにしてはしつこいね、それでなんでボクのところに?」

舞園「はい、それで、えっと――――――」

343: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 21:04:59.07 ID:Mq+ICvBo0
―――――――――――――――――――苗木の様子

苗木「それで、怖いから部屋の交換か・・・舞園さんの部屋も内装は変わらないんだな」

苗木「(校則でも、『個室での就寝しか許可しない』を使った発想だな、よく思いついたな舞園さん)」

苗木「怯えてる割には随分と冷静というか、咄嗟の判断がよく出せたな・・・・」

苗木「まぁ、写真でも眺めて時間潰すか♪」バサッ

苗木「♪~♪~」

344: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 21:11:46.13 ID:Mq+ICvBo0
――――――――――――――――――――――――

ピンポーン

苗木「・・・ん?あれ、もう九時なのか」

苗木「(写真見ると時間の感覚が変になるな・・・)」

苗木「はいはーい・・・」スタスタ

ガチャ

腐川「ご、ごきげんようね、な、苗木・・・」

苗木「あ、腐川さん・・・部屋に入るよね?」

腐川「・・・・・」コクコク

苗木「どうぞ、といっても何もないけどね」

キィ…バタン

腐川「・・・椅子に座らせてもらうわよ」スッ

苗木「どうぞ、お好きに」

苗木「それで、話だっけ」

腐川「えぇ、あんたと話したい事があるのよ・・・」

345: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 21:18:35.23 ID:Mq+ICvBo0
苗木「何かな?ボクは相談役とかにはそんなに向いてないんだけれど・・・・」

腐川「・・・あんた、見たんでしょ?」

苗木「え?」キョトン

腐川「・・・・ジェノサイダー翔よ」ボソッ

苗木「あぁ・・・テンション高い人か」

腐川「・・・・は?」

苗木「え?」

腐川「あ、あ、あんた正気!?あたしに記憶は無いけれど、あいつは殺人鬼なのよ!」ガタッ

苗木「え、あぁうん。そう自己紹介されたよ」

腐川「・・・・・」ボーゼン

苗木「うん、どうしたの?」

腐川「い、いや、あたしと関わる時点でお察しだけれど、とことんヘンなヤツよねあんた・・・・」

苗木「?」

346: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 21:30:06.32 ID:Mq+ICvBo0
腐川「普通、殺人鬼相手にしたら・・・ほら、もっと怖がったり敬遠したり・・・ねぇ?」

苗木「・・・まあ怖いのは否定しないよ」

苗木「でもそれはジェノサイダーに対してであって、腐川さんへの思いじゃないよ」

苗木「ボクの知る腐川さんは、超高校級の文学少女であるとともに、一人のか弱い女の子だよ」

腐川「へっ?」

苗木「多分記憶の共有はしてないんでしょ?だったら腐川さんを敬遠する理由なんて無いよ、まず一人の女の子として、ボクは接したい」

腐川「は、はぁ・・・?」

苗木「ジェノサイダーの方も傷付けてはこなかったし・・・どっちも同じ人物の違う人格だから、ボクは片方を贔屓したり毛嫌いはしないけどね」

腐川「は・・・・へ・・・・・?」

347: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 21:41:56.60 ID:Mq+ICvBo0
苗木「安心してよ、腐川さん」





















苗木「他の人は君の事何かしら思うかもだけど、ボクだけは絶対大丈夫だから、2つ含めて腐川さんなんだろうから、両方受け止めてみせるよ」

腐川「・・・・・・(つまり、えっと――――)」

腐川「(今夜は・・・月が綺麗ってこと・・・?)」

腐川「――――!!~~ッ!/////」ミミマッカ

350: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 21:50:45.16 ID:Mq+ICvBo0
腐川「(いやいや落ち着きなさい腐川冬子)」

腐川「(あたしには、心に決めた白夜様がいるの。うん、いるじゃない!)」

腐川「(それに、コイツが天然の女たらしのスケコマシ野郎なんて可能性だって・・・・)」

苗木「(・・・背はボクより高く、顔立ちはそこそこ、髪が茶髪で大人しく・・・はないけれど)」

苗木「(・・・・フーム)」

腐川「(でもあたしに話し掛けてくる良いヤツだし・・・保留・・・くらいなら・・・・・・)」

苗木「―――で、腐川さん」

腐川「ふぇっ?」

苗木「話ってのはそれなのかな?」

腐川「あ、いや・・・本題は白夜様のことなのだけれど・・・・」

苗木「十神クン?何か問題でも・・・・」

腐川「いくら話し掛けても無視されて・・・罵倒すらも無くて・・・あたし究極に嫌われてるのかなと・・・・・」

苗木「あ、それは無視してるとかじゃなくてね――――」

351: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 22:03:57.68 ID:Mq+ICvBo0
―――――――――――――――――寄宿舎、廊下

ピンポンパンポン、オマエラ、ヨルジカンデス――――

桑田「(・・・つい、早めに出ちまったな)」ツカツカ

桑田「(誰にも見られねーのが条件なら、少しくらい早くたっていいよな・・・)」ツカツカ…

桑田「ん・・・ありゃ?」

桑田「ここ・・・舞園ちゃんの部屋のはずじゃ?」

桑田「(手前から4番目、見つからねーよーに素早く移動するからシミュレートしたはず)」

桑田「なんで・・・・苗木のネームプレートが?」

353: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 22:18:54.45 ID:Mq+ICvBo0
ガチャ

腐川「じゃ、じゃあね苗木く・・・ヒッ!桑田!?」

桑田「おわっ、腐川!?なんで――――ええと、この部屋から?」

苗木「あれ、桑田クンなんでここに―――ん?」

苗木「どうして腐川さんもこの部屋に・・・・・!!」

苗木「ねえ桑田クン?どうして『この部屋』の前にいたの?」

桑田「えっ、いや、そのだな・・・」

苗木「・・・洗いざらい、吐こうか」

桑田「・・・おう」

腐川「(あたし・・・戻るべき?)」

356: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 22:30:34.35 ID:Mq+ICvBo0
――――――――――――――――桑田説明終了

桑田「―――だから、皆には秘密にしといてくんねーか苗木!腐川!」

苗木「・・・・(ワナか。舞園さんは狙ってたのか)」

腐川「どう考えてもあの女狐のワナじゃないのソレ・・・」

桑田「なにィ~?オメーら俺の舞園ちゃんを疑ってんのかよ!」

腐川「う・・・うるさいわね!むしろ身を案じての注意よ!か、感謝されどもってヤツよ!」

桑田「なんだと文系ネクラ女!」

腐川「なによアホ系顎髭男!」

苗木「二人とも!」ヒュッ

桑田「ヘブッ」パッシィアッ

腐川「・・・ごめんなさい、苗木k・・苗木」

桑田「いってぇ・・・音小せぇのにいってぇ・・・・」

苗木「ちょっと、ボクの話を聞いて欲しいんだ、だから桑田クン、あのね――――――」

357: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 22:41:35.16 ID:Mq+ICvBo0
―――――――――――――舞園の様子、苗木自室

舞園「・・・・・・」スゥ…

舞園「苗木君の匂いって、割と安心できそうな、心が落ち着く香りですよね・・・・」

舞園「なーんて、変な乙女ですね」クスッ…

舞園「・・・・・・ハァ」

舞園「(桑田君は軽い感じ、だけれども意外と仲間想いの人だった)」

舞園「(だから、手紙の文面を見たらそれに従って確実に来ると私は踏んだ・・・・)」

舞園「(誰にも見つからず包丁は持ち出せたし、ネームプレートも交換できた)」

舞園「(後は、部屋に入らせてから後ろから一突き)」

舞園「(包丁は、既に袖の中に隠してる)」

舞園「(・・・ゴメンなさい、苗木君、桑田君)」

舞園「(でも私は・・・!私は・・・・・!!)」

ピンポーン…

舞園「(来た・・・!)」

358: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 22:47:53.51 ID:Mq+ICvBo0
ガチャ

桑田「やぁ、舞園ちゃん・・・起きてた?」

舞園「はい・・・その、どうぞ」

桑田「おう、じゃ失礼しまーす・・・・」

ギィ…

桑田「へー、女の子の部屋もそんな変わんないんだな」スッ、スッ

舞園「(・・・あれ?)」

桑田「いやぁ、てっきり舞園ちゃんのことだから、既になにかしらで華やかにしてるイメージあってさ」スッ、スッ

桑田「座るよ・・・よっこいせ」ボフッ

舞園「・・・・・・」

舞園「(なんで私に背を向けないんですか?)」

359: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/11(金) 22:53:12.81 ID:Mq+ICvBo0
舞園「(・・・ベッドに座られましたか、なら)」

舞園「あの、桑田君、ベッドの後ろに・・・・私の 着があるんですけど、気にしないでくださいね?」

桑田「ウヒョッ!どこどこ!?」バッ

舞園「(前言撤回!殺意湧きましたコイツ!)」スチャッ

舞園「(一思いにやってやりますよ!)」

苗木「はいそこまでー」ガシッ

舞園「!?」

370: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 01:38:04.17 ID:bDQjOMvW0
舞園「な、苗木君?何を――――」

苗木「っ!(手が緩んだ、今ッ!)」バシッ

舞園「――キャア!?」カシャーン

苗木「(手首を叩き、包丁を落とさせた。後は包丁を足で蹴りながら――――)」グイッ

苗木「(掴んだ手で、舞園さんを引っ張る!)」

舞園「えっ、あ―――」

苗木「(蹴ってない方の足で足払いをし、)」

苗木「(このまま、浮いた舞園さんを、投げ飛ば――)」

舞園「あ、キャッ!」

苗木「(あ、失敗した)」

ドンガラガッシャーン!!

371: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 01:43:26.84 ID:bDQjOMvW0
桑田「な、苗木が舞園ちゃんと倒れて・・・・あ?」

腐川「ねぇ大丈夫・・・?ドアの前まで包丁が飛んできたのだけれど・・・・あ、あぁーー!」ガタッ

舞園「うぅ・・・」

苗木「いつつ・・・(軸足ずらしたから、そりゃ倒れるよな・・・失敗したな)」

腐川「こ・・・これは!」

腐川「(23×3・・・つまり、そういうことよ)」

372: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 01:57:36.28 ID:bDQjOMvW0
腐川「(まさか、まさか・・・この騒動を解決しようとする男がこのような異常 癖の持ち主だったとは・・・枕園ヴィッチ相手に信じられない!あたしなら断然苗木受け薔薇。CP的に言うならとがなえがいいのに。しかし、この男以外に現状を打破できる男がいないのも確かだ。騒動解決のためあたしは敢えて、敢えて社会道徳をかなぐり捨てて、見て見ぬフリをしなければ・・・)」

桑田「お、おい・・・普通に大丈夫かよ・・・?調子ノッたのはやり過ぎだったからよ・・・おい・・・・」

腐川「(そうなのだ。これは『超ショタ的措置』)」デーン

腐川「(あたしは騒動解決のため、一人のヴィッチの人生を敢えて敢えて見て見ぬフリをするのだ。あー!最低だ最低だ。あたしはなんと最低な文学少女だ。故郷の両親よ、もう一つの人格よ、その人格が追った四国の元カレよ、この腐川冬子を笑わば笑え・・・・!)」スッ

腐川「見なかったことにしましょう!」

HAHAHAHAHA!

腐川「ホラ桑田、予定通りにこと進めるわよ」

桑田「お、おう・・・えーっと縄はっと・・・・」

374: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 02:08:41.58 ID:bDQjOMvW0
――――――――――――――――――――――――

苗木「さて・・・舞園さん、ごめんね縛っちゃって」

舞園「・・・・・」

桑田「舞園ちゃん・・・俺を・・・・・」

腐川「はん、やっぱり、ドイツもコイツも、心根では自分勝手に出たがってるて証明できたわね!」

苗木「(それはそうだと思うけど)」

苗木「でも腐川さん、舞園さんだって一人の女の子だよ、殺そうとしてまで出たい、その決意の理由を聞いてからでも結論は遅くないよ」

腐川「は、はい苗木君・・・・」

桑田「(ん?)」

苗木「さて、舞園さん・・・話せるかい?」

舞園「・・・・はい」

苗木「聞かせてくれないかな、ゆっくりでいい、拙くていい。キミの、心に出た答えを」

舞園「・・・・・私達、アイドルは――――」

――――――――――――――――――――――――

苗木「(そして、舞園さんは淡々と、過去の経歴からアイドルを語った)」

苗木「(舞園さんは、トップアイドルになるための大変辛く、険しく、苦しい道を進んだと分かった)」

苗木「その、人生ともいえるトップアイドルの地位とメンバーが消えたかのような現場を、『動機』で見せられたってことだね」

舞園「・・・・・」コクン

375: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 02:16:15.25 ID:bDQjOMvW0
腐川「ど、同調のよしは無いわね・・・・」

舞園「――――ッ!」

桑田「お、おい腐川!舞園ちゃんだって、努力して手に入れたモンが消えるとなっちゃ―――」

腐川「だけど、殺人よ?あんた人を殺すってどんなことか分かる?ソイツの人生の全てを否定するのよ」

舞園「・・・・・」

腐川「自分の中では仕方無いという理由を決めつけて、仮に実行したら、後戻りは絶対にできない。そんな大罪なのよ、殺すってのは」

桑田「あ・・・・え?」
 
――――――――――――――――――――――――

腐川「気づいた時には遅かった、ついカッとなった、気の迷いだった、そんな言葉は免罪符にすらならないのに、人は何故だか話してしまう、違う?そこのアイドル・・・?」

舞園「・・・・・」

腐川「未遂で済んで良かったわね、暫くはそうやって縛られて、隔離されて、気づきなさい」

舞園「ゴメンなさい・・・ゴメンなさい・・・」

苗木「・・・・・」

苗木「ねえ舞園さん、ボクのことどう思ってたかな」

舞園「・・・・?」

377: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 02:34:59.80 ID:bDQjOMvW0
苗木「二人ともごめん、ボクと舞園さんで2人で話したいんだ」

桑田「・・・そうか、じゃ待ってるよ」スタスタ

腐川「分かったわ苗木君・・・」トコトコ

バタン

苗木「さて、舞園さん、ボクの昔話をしていいかな」

舞園「・・・・・?」

苗木「まあ、返事が無くてもするんだけど。昔のボクは喧嘩っぱやくてね、といっても小学生の頃だけどね、ともかく割と多く喧嘩してたんだ」

苗木「それも、理由があったんだ。同級生や他の上級生に何故かイジメられてた妹を助ける為に」

舞園「・・・・・」

苗木「(――――あ、アルバムのあの写真、段々思い出してきたぞ・・・・・)」

苗木「振るった拳は誇りだった。自分のこの小さな拳で妹を守れているんだと、錯覚していたんだ」

苗木「でも、妹は泣き続けてたんだ」

苗木「いつのまにか、イジメで泣いてたんじゃなくなって」

苗木「拳を振るうボクを見て・・・泣いてたんだと思う」

舞園「・・・・・」

苗木「(ま、実際そうだよな)」

378: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 03:20:35.94 ID:bDQjOMvW0
苗木「舞園さんキミはこの殺人、未遂で済んだんだ。運が良かったとボクは思うよ」

苗木「人間は間違えるんだ、でもそれを直すのが人間としての素晴らしさなんだ、そう思うよ」

苗木「はい説教終わり!大丈夫かい舞園さん」

舞園「は、え・・・?」

苗木「話せるかって聞いてるの、どう?」

舞園「あ、はい・・・もう・・・・・」

苗木「そっか、良かった良かった」

舞園「・・・あの」

苗木「どうしたの?」

舞園「私のこと・・・どうするんですか?」

苗木「・・・別に?何もする予定は無いけど?」

舞園「え・・・・?」

苗木「でも今日は寝ようか、もう夜時間だし、舞園さんアイドル続けたいんでしょ?なら夜ふかしは肌の天敵だよ、早く寝なくちゃ」

舞園「――――!そう、ですね・・・・そうですね」

苗木「『超高校級のアイドル』舞園さやかさんを、この学園から出て、その姿が見たいものだね」

舞園「・・・苗木君」

舞園「ゴメンなさい、そしてありがとうございます」

苗木「・・・こんな言葉で変わってくれたなら、最善だよ」

苗木「おやすみ」

バタン

386: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 11:42:49.04 ID:M0mYKRCd0
舞園「・・・みんな、強いんですね」

舞園「苗木君も、腐川さんも、桑田君は少しアレな場面見ちゃいましたけど・・・・」

舞園「みんな、とっても強い・・・・・」

舞園「それに比べて、私は・・・」

ガチャ

苗木「ごめん舞園さん、忘れてた・・・」

舞園「え、苗木君?ど、どうしたんですか?」

舞園「(倉庫にでも押し込められるとか・・・?)」

苗木「・・・・」ツカツカ

舞園「・・・?(私の後ろに回って・・・・)」

苗木「・・・・・」スルスル

苗木「はい、縄を解いたよ」パッ

舞園「・・・・えぇ?」

舞園「え、えぇー!?」

387: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 11:50:32.13 ID:M0mYKRCd0
苗木「はは、驚き過ぎだよ」

舞園「・・・・あの?苗木君、いくらなんでも優しすぎると言いますか・・・不用心ですよ」

苗木「え、まさか舞園さんまた何かするの?」

舞園「いえしないですけど、その」

苗木「ならいいじゃないか。舞園さんがボクを信じてくれなかったのは、ボクが舞園さんをしっかりと信じなかったからだと考えたんだ」

苗木「こんなこと、未然に防げたはずだからね。ボクなりのけじめとして受け取ってよ」

苗木「(部屋も戻した方がいいかな?確か殺人に必要だって言ったから、交換したんだろうし)」

舞園「・・・・・」

舞園「その必要は無いですよ、苗木君」

苗木「・・・・またそれかぁ、まあボクとしてもそういうのがまた聞けて嬉しいよ、舞園さん」

舞園「・・・苗木君の伝えたい事も分かりました」

舞園「エスパーですから」

388: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/12(土) 11:54:24.32 ID:M0mYKRCd0
苗木「おやすみ、舞園さん。明日もね」

舞園「・・・苗木君、1ついいですか?」

苗木「なんだい?」

舞園「あの、私を取り押さえた時、いい動きしてましたけど、何かやってたんですか?」

苗木「・・・・・」

苗木「(そうか、思い出した)」

苗木「(ボクはあの時、妹に――――)」

398: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 12:57:58.69 ID:SS0B03RY0
――――――――――――――――――――――――

なえぎ妹「・・・グスッ、おにいちゃん・・・・」

なえぎ「妹、よく聞いてほしい」

なえぎ「大切なひとを守るのには、どうしても力がいるんだ、でもそれが正しいなんて言わない」

なえぎ「ボクは強くないから、これで精一杯なんだ」

なえぎ「でも、それでお前が悲しむのなら、ボクは強くなるよ」

なえぎ「それが、ボクにできることだから」

なえぎ「ヒーローみたいにかっこよくはなれないだろうけど」

なえぎ「お前を悲しませないように、守るから」

――――――――――――――――――――――――

399: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 13:03:59.56 ID:SS0B03RY0
苗木「舞園さん、よく聞いてほしい」

苗木「大切な人を守るのには、どうしても力がいるんだ」

苗木「でも正しく力を使うのは、強くなくちゃいけない」

苗木「ボクは弱かった、だから妹が泣いた」

苗木「だから、ボクはもうボクが誰かを悲しませないように、強くなったんだ」

苗木「それが、ボクにできることだったから」

苗木「ヒーローみたいにかっこよくまではなれなかったけど」

苗木「誰かを守れるくらいには、強いから」

苗木「もう、大切な人を傷付けたくないから」

苗木「この力を使うんだ、舞園さん」

400: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 13:12:41.88 ID:SS0B03RY0
苗木「――――――――――――なんてね」

舞園「・・・・・そうですか、ありがとうございます」

苗木「(・・・もう、誰も泣かせない)」

苗木「(ボクは、苗木誠)」

苗木「(前向きなのが、取り柄なんだから)」

―――――――――――――――――第二部、完

406: 超鈍速級の更新スレ主 ◆kER9ITEQguKe 2013/10/13(日) 22:53:52.09 ID:Hjc/Oob90
――――――――――――――――???、??

?1「なえ――君、君は―――ねがく――――」

・・・誰だ?初めて見る・・・・人なのかな?

?2「嫌で―――た―いも――――る価値は――」

ボクの・・・声?何を、断って・・・?

?1「もちろ―――しょうする、肩書きは――――とでもなんとでもいい――――」

苗木?「――とうですか!あり――――――!」

苗木?「希望が―――ん、がくえ―――ょう!」

学園長・・・・?モノクマ、じゃなくて・・・?

?1「っと―――もう目が覚め――時間かね?」

え?

?1「さあ、起きる――だ。苗木君」

?1「起きるんだ、苗木君」

何を、いきなり――――――

――――――――――――――――――――――――

408: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 23:02:56.20 ID:Hjc/Oob90
――――――――――――――――――――苗木自室

モノクマ「起きろー!朝っつってんだろ!」グマー

苗木「うわぁっ!?―――ん?」

モノクマ「まったく、学園長自ら生徒を起こすだなんて、前代未聞の特例だよ、ねぇ苗木君」

苗木「(・・・今のは・・・なんだ・・・・・?)」

モノクマ「でもぉ・・・今のやり取りはまるで世話焼き幼馴染み?いやぁ絶望的ですねぇ!」

苗木「おはよう、モノクマ。絶望的な朝だね」

モノクマ「・・・・・」ショボーン

409: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 23:06:59.30 ID:Hjc/Oob90
モノクマ「じゃねーよ!オイコラ苗木君!君は寝ぼすけかっ!時計を見やがれぃ!」プンスカ

苗木「んー・・・?」チラッ

チョウシントタンシンノアイダノカクガサンジュウド!!

苗木「10時・・・え、10時!?」

モノクマ「狸寝入りかと思ったらマジだからよー!オマエ起こしに何人来たと思ってんだ!」

苗木「せ、急かすなよ・・・うん、行くよ」

411: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 23:14:56.04 ID:Hjc/Oob90
――――――――――――――――――――食堂

苗木「お、おはよう皆・・・」

ガタタッ!ガタッ、ガタタッ!

葉隠「いよーっす苗木っち 舞園「なっえぎくーーー 腐川「苗木いいいいい!!」ーーん!!」
アビャハッファ!?」ドンッ

苗木「」

苗木「って、うわあっ!?うわぁ!」

舞園「ふふふ・・・まーってたんですよ!苗木君!」テレテレ、ギュー

腐川「ふ、ふざけんじゃないわよ!人がどれほどし、心配したか・・・っ!」キー!

苗木「」

桑田「」

415: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/13(日) 23:27:55.81 ID:Hjc/Oob90
舞園「苗木君大丈夫ですか?あの後何かあったのではないかと心配しましたよ、部屋に何度も何度も呼びに行っても出てくれませんでしたし、でもただ寝てるだけの可能性もあったので無理やり起こすのも気が引けましたし必死に悩みました。モノクマもでてきてくれませんしもしかしたら私昨日の一件で嫌われたんじゃないかと本当に不安で、でもその心配は要らなさそうですね、今まで寝てたんですよね?分かりますよ私エスパーですから、でも待たされる女の子の気持ちというのは辛いんですよなんならこの心臓の音聞いて見ます?ホラ手を胸に当てると聞こえやすいですよ?バクバクいってますよ?不安だったから不安だったから本当に本当に・・・」

腐川「アンタは見ていて一々危なっかしいのよ!昨日あの後部屋に帰されてからアンタの身になにかあったらなんて考えて、あの、そこのアイドル風情にやられたんじゃないのかなんてさぁ!心配かけさすんじゃないわよ!お陰で昨日は寝不足よ!クマができたわよ!責任でも取る?ア、アンタは白夜様の次に認めた男なんだから、あぁもう仕方ないわねぇ!今朝何回か起こしに行っても出てくれなかったし、嫌われたとか考えちゃってって、ああああ!?もしかしてそうなの!?そうなのよね!?私が醜くてブスだから!?敬遠?ジェノ以前に嫌いなのね!嫌だ、そんなの嫌よ嫌よ・・・」

苗木「」

桑田「」

十神「」

十神「(絶句が一つのセリフになるとは・・・参考になる)」

426: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/14(月) 21:07:01.00 ID:oeKisrv+0
苗木「(な、なんて地獄のステレオなんだ・・・何があったんだこの二人に、洗脳か?)」アタフタ

腐川「ねえお願い嫌いにならないでこの学園の希望の苗木君が居なくなったら、あたしには白夜様も怪しいのよ?ほら、ね、苗木君今日寝坊してきたでしょ?迷惑じゃないのなら朝起こしてあげるし朝食も頑張るし、それとも寝坊の原因はストレスなの?じゃ、じゃあ苗木君さえ良ければ、そそそ、その添い寝くらいならこの肢体を許すわよ?文学的にも昔から添い寝には精神的安らぎがあると言われている気がするし、あ、勿論お互い気を許したようなパートナーとかじゃなきゃ・・・そ、それともやっぱりあたしのつけあがりかしら?やっぱりあたしみたいなネクラブスはお断りなの?ねえ、ねえねえ、ごめんなさい臭くてごめんなさいネクラでごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・・・」

舞園「ふふ、苗木君は焦らすのが得意なんですね?私はもう心の準備は中学の頃からできていたんですよ?あ、話がそれちゃいましたね、今日は只の寝坊なんですよね?今夜から一緒に寝ます?私は構いませんよ、超高校級のアイドルですもの!苗木君1人の心も安らがせないでアイドルやってられませんよ!さあ実践しましょう?今すぐにでもステアウェイトゥベッドしましょう!なんてったって私は苗木君のアイドルでありパートナー!助手ですから!あ、助手なので立場は苗木君の下ですから、色々とお願いしてくれてもいいんですよ?私昨日で苗木君を見直したんです、健気で優しくて、かっのいいのが苗木君なんだって!さあ!二人の未来はブライトネスですよ!」

苗木「(何だよこれ・・・何だよこれぇ!)」

桑田「」

十神「(あぁなっても俺への思いはあるのか・・・)」

430: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/14(月) 21:19:20.94 ID:oeKisrv+0
大神「ムゥ・・・!あの二人の真中、正と負の波導が均衡している・・・!?な、なんという力だ!」

朝日奈「すごいなぁ、あの二人」モグモグ

山田「石丸清多夏殿、アレは風紀委員としてどのような見解をお持ちなのですかな?」

石丸「ぼ、僕はっ!あくまで不純異性交遊を認めないだけでっ!学生らしいプラトニックな清き交際ならっ!」

大和田「どこがプラトニックだ。不純塊だろアイツら」

セレス「ハァ、D +ランクの彼もここまででしょうか」

霧切「・・・ま、若いのだしあれ位は・・・・」

江ノ島「と、止めた方が良くね?アレ・・・・」

葉隠「似たよーな気持ちでも、ポジティブ舞園っちとネガティブ腐川っちではああも違うんだべな、おーくわばらくわばらだべ」

苗木「(どうしよう、本当にどうしよう・・・)」

舞園「~~~~~~~!」

腐川「~~~~~~~!」

――――――――――――――――――――――――

432: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/14(月) 21:30:53.73 ID:oeKisrv+0
苗木「ご馳走様、ごめんね大神さん。遅く起きたのにご飯用意してもらって・・・」

大神「構わぬ・・・ところで苗木よ」

苗木「なんだい?」

大神「昨夜、何かあったのではないのか?」

苗木「・・・・いや、舞園さんと腐川さんと話しただけだよ」

舞園「!」

大神「・・・フ、そうか。それならば良いのだ。だが、無理は控えるべきだぞ、強さは弱さの逆ではない」

苗木「・・・うん、本当にありがとう」

大神「フ・・・お主は優しいのだな」

朝日奈「?」キョトン

苗木「大神さんも、ね」

大神「・・・・・そう、だな」

舞園「・・・(本当に、苗木君は優し過ぎですよ)」

腐川「(結構話したから慣れない分喉が痛いわ・・・)」

433: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/14(月) 21:38:56.76 ID:oeKisrv+0
苗木「(舞園さんとはまた違う、見透かされた気分を味わったなぁ・・・ん?)」

腐川「!(この香りは!)」

十神「・・・・・」コッコッ

苗木「あ、十神クン・・・何か用かい?」

十神「・・・・・」スッ

苗木「紙・・・?」

十神「・・・・・」サラサラッ、スッ

腐川「あ、あひゃしにも・・・?」

十神「・・・・・」コッコッ…

苗木「・・・行っちゃった、何か書いてあるのかな?」

腐川「なえひくんはひゃくやひゃまからなんへ?(苗木君は白夜様から何て?)」

苗木「声枯れてるよ腐川さん・・・えっと」ペラッ

435: 超鈍速級の更新スレ主 ◆yUqvgZTORA 2013/10/14(月) 21:53:38.34 ID:oeKisrv+0
――――――――――――――――――――――――
・枕が合わないのなら倉庫に幾らかある、
自分に合うものを探せ
・厨房に保温効果の高い水筒を見つけた、
それで寝る前にホットミルクを飲むんだ
ストレッチなど軽い運動もするといい
・不満はある程度ハッキリと言え、
言える立場にいるし我慢が全て優しさではない
・特にあの二人には言え
――――――――――――――――――――――――
苗木「・・・睡眠法の注意かな?」

葉隠「冷徹で無口な十神っちにしては意外な内容だべ」

霧切「・・・しかもマメね、下調べしてあるわ」

苗木「うわっ!葉隠クンに霧切さん・・・って、
他にも皆、なんで後ろから覗き込んでんのさ!」

大和田「気になんだろ?あのイケすかねーヤツからだなんてよ」

朝日奈「あはは・・・でも良いトコあんじゃん十神も!少し見直しちゃったよ!」

腐川「これは・・・///ちょっと花摘んでくるわ」ダッ

舞園「まさか、苗木君の苗床を狙って・・・///
あ、私も少しお花を摘みに」ダッ

山田「花を咲かせるの間違いでは?」ニヤッ

苗木「ちょっとその辺やめてくれないかな」

不二咲「ふぇ?どーいうこと・・・?」

大神「・・・我も分からぬ」



次回 苗木「超高校級のシスコン・・・?」 後編