1: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:23:43.40 ID:O2KotBY80
【ペルソナ5 SS】です
※注意事項
・ペルソナ5の隠しボス撃破後、カロリーヌが可愛い、ジュスティーヌが可愛いというネタバレを含みます
・『カロリーヌ「遊んでる暇があるのか、囚人!」



続きになります
・上記がダメな人はブラウザバックを


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――――秋葉原、ベルベットルーム前

ジュスティーヌ「いえ、むしろ用があるのは私達のほうですね、よく来てくれました」

カロリーヌ「まったく、待ちくたびれたぞ囚人! この前のパレスが大変だったのは分かるがな」

ジュスティーヌ「……まだ、元気がないようですね」

【……なんのこと?】
【そんなことはない】
【分かるのか】

P5主「……なんのこと?」

カロリーヌ「隠さなくともよい囚人。我らは貴様の看守なのだぞ? 監視をしていれば貴様の体調がどうかなど簡単に分かる」トントン

カロリーヌ「例え貴様の仲間は欺けたとしても、我らの目を誤魔化せるなどとは思わんことだ!」

ジュスティーヌ「貴方は主がお褒めになるような逆転劇を成し遂げました。けれどその時にいなくなった男のことを考えていますね?」

カロリーヌ「ふん、貴様を酷い目に合わせた相手のことを気にかけるなんて、どこまでお人好しなんだか」

カロリーヌ「その男が裏切ったせいでどれだけ酷い目にあったか、貴様忘れたのか?」

ジュスティーヌ「貴方が薬を打たれ暴行されている間、カロリーヌはずっと心配していたのですよ? 無事に戻ってくるようにと」

カロリーヌ「それはお前もだろうがジュスティーヌ! 私だけが恥ずかしいことをしていたみたいに言うな!!」///


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479029023

引用元: 【ペルソナ5】カロリーヌ「おい囚人!」ジュスティーヌ「なにか御用ですか」 


 

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3: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:25:56.28 ID:O2KotBY80

カロリーヌ「……コホンッ! まぁとにかくだ、貴様を酷い目に合わせた奴のことで気など落とすな囚人!」

ジュスティーヌ「貴方は過去の不思議な因縁も乗り越えた、と主にも認められたのです。もっと胸を張りなさい」

カロリーヌ「そうだ。貴様はもっとふてぶてしくしていろ。パレスで見せる凛々しさはどこにいった?」

【……ここはパレスじゃない】
【そう言われても困る】
【……】

P5主「……ここはパレスじゃない」

カロリーヌ「はぁ……重症だな、これは。このままでは約束を守れるかどうかも怪しいぞ」

ジュスティーヌ「囚人。前回貴方は我らと約束しましたね。更生が終わりに近づいたらまた一緒に出掛けると」

ジュスティーヌ「その言葉は……嘘だったのですか……?」ションボリ

【それは違う】
【嘘は言わない】
【落ち込むな】

P5主「それは違う」

カロリーヌ「だったらいつまでもしょぼくれているな囚人! そんな態度の貴様を見ていたらこちらまで調子が狂うではないか!」

カロリーヌ「その、なんだ……月並みな言葉かもしれんが、貴様はよくやったぞ囚人。自分を責めるな」

4: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:27:44.81 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「貴方が助けられなかったのであれば、きっと他の誰がやったとしても、あの男は助けられなかったのです」

ジュスティーヌ「だから、全てを自分の力不足だと嘆かないで下さい。貴方はよくやりました、本当に……」

【……ありがとう】
【慰めてくれてるのか】
【もうちょっと褒めて】

P5主「……ありがとう」

ジュスティーヌ「礼には及びませんよ。囚人の体調が悪くならないように配慮するのも、看守の役目ですから」

カロリーヌ「我らは我らの仕事をしているだけだ、気にするな! それよりも、少しは元気になったか?」

P5主「……(コクン)」

カロリーヌ「ならば今からは看守と囚人ではなく、秘密の関係の時間だな! さて、今回はどうしてやろうか……」パシパシ

ジュスティーヌ「その前にカロリーヌ、我らは囚人に伝えることがありましたよね?」

カロリーヌ「えっ!? ほ、ほんとうに『アレ』をやるのか……?」

ジュスティーヌ「二人で話し合った上でカロリーヌも同意しましたよ。いい加減覚悟を決めなさい」

カロリーヌ「う、わ、分かったってば……」///

【どうした?】
【『アレ』って?】
【なにをするつもりだ】

P5主「どうした?」

5: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:30:30.54 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「覚えていますか? 前回の時この秘密の時間の間、貴方を人前でどう呼ぶか考えておくと話したことを」

カロリーヌ「どうも現実では我らは目立ってしまうようだからな。その上で貴様を囚人と呼んでいたら余計に目立つだろう?」

ジュスティーヌ「現在の貴方はどうやら注目を多く集めると危険なようですからね。だから我らも手を打つことにしたのです」

カロリーヌ「初めは貴様の名前をずっと呼んでやろうとも考えていたんだが、状況を考えたらそれもマズイようだからな」

ジュスティーヌ「ですのでここは一つ、人間の男が呼ばれて嬉しい呼び方をしてみようと考えまして」

カロリーヌ「我らの主に失礼のないように、それでいて貴様が喜びそうな呼び方を調べてやったというわけだ。感謝しろよ!」ビシッ

カロリーヌ「……私はトリックスターが良いと思ったのだが、ジュスティーヌが張り切りすぎてな……」ボソボソ

ジュスティーヌ「カロリーヌ、なにか」

カロリーヌ「うおっ!? な、なんでもない!」

ジュスティーヌ「ともかく、聞きたいですか……? 聞きたいですよね……!」

カロリーヌ「……別に嫌だというのならこのまま囚人呼びでもいいんだぞ?」

【聞きたい】
【好きにしろ】
【今のままでいい】

P5主「聞きたい」

カロリーヌ「……そうなるよな。うむ……仕方がない……覚悟を決めたぞジュスティーヌ!」

6: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:31:55.41 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「では、この秘密の時間に貴方をどう呼ぶかですが……私は貴方のことを『兄様』と」

カロリーヌ「そして私が……その、お、『お兄様』……と呼ぶことになった……」///

ジュスティーヌ「いかがでしょう? 無論、これは貴方以外の人間が我らを認知している時だけの呼び方になりますが」

【ヤバイ】
【もうちょっと幼い感じで】
【かわいい!!】

P5主「ヤバイ」

カロリーヌ「な、なんだその妙な反応は……嬉しそうなのは分かるが……」

ジュスティーヌ「ともかく、気に入ってくれたようでなによりです。では兄様、これからどこに行きましょうか」

カロリーヌ「前回と同じく、他の人間共には我らの姿は貴様と同じ」

ジュスティーヌ「カロリーヌ」

カロリーヌ「むぐっ……お、お兄様と同じ年頃の娘に見えるようにしているから、年齢制限とやらがあっても問題ないと思うぞ」

ジュスティーヌ「まぁ、兄様の更生が終わっていない以上、あまりベルベットルームから離れた場所に行くことは出来ませんが……」

【二人の行きたい場所は?】
【ここでずっと話していたい】
【ベルベットルームに行こう】

P5主「二人の行きたい場所は?」

ジュスティーヌ「我らの、ですか……? 私は、兄様と一緒ならどこでも……カロリーヌ、貴方は?」

カロリーヌ「私か? 気になっている場所があることにはあるが……」

7: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:32:54.24 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「気になっている場所?」

カロリーヌ「二人にも見えていると思うが、あそこに妙にフリフリした格好の女達が人間を呼び寄せている場所があるだろう?」ビシッ

ジュスティーヌ「確かにありますね……おや、女に誘われて男が一人建物の中に入っていきましたね」

カロリーヌ「そう、そこだ! しゅう……お兄様を待っている間ずっと観察していたんだが、あそこに入る人間はいつも興奮状態でな」

カロリーヌ「しかも出てきたら満足そうな表情をしていたりうっとりしていたりと……あの中はなんなのだしゅう……お兄様?」

【メイド喫茶】
【変わった飲食店】
【いいところ】

P5主「メイド喫茶」

カロリーヌ「……なんだそれは?」

ジュスティーヌ「たしかメイドというのは……特定の主に奉公をする女性のことを言うのでしたか」ペラッ

カロリーヌ「ほぉ、つまり我らと同じような者共が働いているというわけか!」

ジュスティーヌ「それにしてはあの服装は奇妙ですし……主に仕えているというのであれば、なぜ人を呼び込むのでしょう?」

8: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:40:47.06 ID:O2KotBY80

カロリーヌ「そう言われてみれば……ううむ、意味がわからんぞ! これは行って確かめてみたほうがいいのではないか?」

ジュスティーヌ「そうですね、私も気になってきました。それに、もし彼女たちが我らと同じ存在であるというのならば……」

カロリーヌ「うむ、主に仕えるにあたってなにか参考になる点もあるかもしれんな! と、いうわけでだしゅ……お兄様!」

【呼び方戻す?】
【無理するな】
【なんだい妹よ】

P5主「呼び方戻す?」

カロリーヌ「い、いや……これは貴様のためでもあるのだ。だからなんとか続けるぞ! それよりもだ!」ビシッ

カロリーヌ「我らはメイド喫茶とやらに行ってみたい! 一緒に付いて来てくれるな?」

P5主(……)

P5主(いま目立つのはマズイが、自分は死んだことになっている。注意さえすれば大丈夫だろう……)

P5主(二人に付き合おうか)

【付き合う】
【やめておく】

P5主(二人と一緒にいることにしよう……)

カロリーヌ「よし決まりだ! では三人でメイド喫茶に乗り込むぞ!」

9: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:42:06.33 ID:O2KotBY80

――――秋葉原、メイド喫茶

ワイワイ ガヤガヤ

カロリーヌ「……おぉ」ポカーン

ジュスティーヌ「これは……」

P5主(店内にはそれなりに人がいるようだ……)

ワイワイ ガヤガヤ

「……おい、入り口見ろ」「すごい美少女キタ!」「眼帯……中二かな?」「双子?」
「やっべえカワイイ」「でも男と一緒だぜ」「リア充かよ」「男だけ爆発しろ」

ワイワイ ガヤガヤ

カロリーヌ「な、なんというか想像していたのと大分違ったぞ、これは……随分とカワイイというか、甘ったるいというか……」

ジュスティーヌ「ピンクですね全体的に……目に痛い気がします」

カロリーヌ「それにさっきから妙に視線も感じるがどうしてだ? 姿に関しては対策しているはずなんだが……」

ジュスティーヌ「あまりここにいて目立つのも困りますし、とりあえず席を選んでしまいましょう」

P5主(ひとまず席に座った……)

ヒソヒソ ヒソヒソ

P5主(カロリーヌとジュスティーヌの姿が注目を集めているようだ……)

P5主(あまり長居はしないほうがいいかもしれない)

10: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:43:16.99 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「それで、ここからどうしたら……」

メイドさん「おかえりなさいませ! ご主人様! うっかりメイドのクララでーす!」キランッ

カロリーヌ「うわっ!? な、なんだ!?」

クララ「あらら~? これは可愛らしいお嬢様達まで! 皆様は初めてのご帰宅ですか?」

ジュスティーヌ「え、ええと……そう、だと思います……?」

クララ「きゃー! クララとっても嬉しい! ゆっくり過ごしていってくださいねぇ!」

カロリーヌ「お、おぉ……なんだこのテンション……大丈夫なのか、ここ……?」

【こういうお店】
【多分】
【慣れろ】

P5主「こういうお店」

ジュスティーヌ「……想定外すぎますよ兄様」

クララ「あら~? ご兄妹なんですかぁ? やぁん、でしたらクララ尚更はりきっちゃーう!」

クララ「では、ご注文はいかがないさいますかぁ?」

カロリーヌ「ちゅ、注文?」

クララ「はい、どうぞ!」スッ

11: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:44:16.12 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「どうも……ともかく、なにか頼む必要があるようですね……仕方ありません、メニューを見て考えましょう」パラッ

メニュー
ほっこりコーヒー 1,000円
あっちっティー  2,000円
注入★パンケーキ 3,000円
かきかきオムレツ 5,000円

ジュスティーヌ「……なんとも言えない内容ですね」

カロリーヌ「お兄様……その、私はあまり値段のことに詳しくはないが、これってどうなんだ?」ヒソヒソ

【高い】
【安い】
【必要経費】

P5主「必要経費」

ジュスティーヌ「この場にいるために支払う対価と考えればいいのでしょうか……?」ヒソヒソ

クララ「あれあれ~? どうされましたー?」

ジュスティーヌ「なんでもありませんよ」ニコッ

カロリーヌ「こうなったらなにか頼む他ないようだな……ふむ、では私はこのかきかきオムレツとやらにするぞ!」

ジュスティーヌ「私は……あっちっティーというのをお願いします。兄様はどうされますか?」

12: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:47:05.99 ID:O2KotBY80

P5主(……どうしよう?)

【カロリーヌと同じものを頼む】
【ジュスティーヌと同じものを頼む】
【ほっこりコーヒーを頼む】

P5主(コーヒーにしておこう)

所持金9,999,999円 
    -8,000円

チャリーン

所持金9,991,999円

クララ「はぁい、ほっこりコーヒーとあっちっティーとかきかきオムレツですね! 承知いたしましたぁ」

クララ「それではすぐにお持ちしますので、待っててくださいね! ご主人様! お嬢様!」パタンッ スタスタ

カロリーヌ「……なぜだ、ちょっとの会話なのにすでに凄まじい疲労感があるぞ?」グッタリ

ジュスティーヌ「我らが見てきたのとは全く異質の人間すぎて、反応に困りますね……」

カロリーヌ「主に仕える存在というからどんなものかと思っていたが、これでは参考に出来んな……」

ジュスティーヌ「あのような態度を主にしたら、いったいどんなお叱りを受けることか……」

カロリーヌ「ああまったくだ。しかし周りの人間共はむしろあの態度を喜んでいるようにも見えるな……理解出来ん」

ジュスティーヌ「対価を払っているとはいえ、他人に奉仕されている事実が嬉しいという可能性もありますよ?」

カロリーヌ「ふん、気に入らんな……人に奉仕されたいのなら相応の実力を自分で身につければよいではないか」

13: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:48:23.40 ID:O2KotBY80

カロリーヌ「その点お兄様は更生のために自らを鍛えていることを考えたら、誰かに奉仕される権利はありそうだな!」

ジュスティーヌ「ええ。今の兄様なら、不当な評価さえなくなれば、客人としてどんなところに招かれても良い待遇を……あれ?」

キィン

カロリーヌ「ぅぐっ!? ……客人……待遇……ジュスティーヌ、なにか感じないか!?」

ジュスティーヌ「くっ……まさか、この感覚は……こんなところで我らの目的に関して、思い出すことが……!」

クララ「おまたせしましたぁ! ご注文のお料理でぇす!!」ゴトッ!

カロリーヌ「のわっ!?」

ジュスティーヌ「きゃ!?」

クララ「あれれ!? クララもしかして驚かせちゃいましたかぁ……ご、ごめんなさぁい!!」

カロリーヌ「少しは考えろ! ……だめだ、せっかくなにかが頭に浮かんできていたのに……!」

ジュスティーヌ「もう少しで思い出せそうだったのですが……」

【大丈夫か?】
【チャンスはまた来る】
【気にするな】

P5主「チャンスはまた来る」

ジュスティーヌ「そうですね……貴方と繋がりを持ち続ければ、きっと……」

カロリーヌ「やれやれ、これではどちらが監視されているのか分かったものではないな」

14: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:49:23.75 ID:O2KotBY80

クララ「あ、あの……」

カロリーヌ「なんだ」

クララ「わわっ、お、お嬢様もしかして怒ってらっしゃいますかぁ!? うぅ……」

カロリーヌ「……なんだかもう怒る気にもなれん。ほら、持ってきたのを並べろ! ゆっくりでいいからな」

クララ「わぁーっ! お嬢様、優しいですっ! ではかきかきオムレツを置きますねぇ」コトッ

ジュスティーヌ「ほんと、カロリーヌは優しいですね」

【それが良いところ】
【優しいな】
【かわいい】

P5主「優しいな」

カロリーヌ「馬鹿にしてないか?」ムスッ

ジュスティーヌ「そんなことはありませんよ、本心ですから。そうでしょう兄様」

P5主「……(コクン)」

カロリーヌ「……うぅ」///

クララ「キャー! お嬢様可愛いー! ついでに、これからクララがケチャップでかきかきしちゃいますけど、一緒にどうでしょう!」

カロリーヌ「はぁ!? ふざけるな! なんで私がそんなことまで……!」

ジュスティーヌ「それを注文したのはカロリーヌですよ? せっかくですからやれることはやってしまいましょう」

15: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:50:37.84 ID:O2KotBY80

カロリーヌ「ジュスティーヌ!? 他人事だと思って……! しゅ……お兄様もなんとか言え!」

【やってみてくれ】
【期待してる】
【なんとか】

P5主「やってみてくれ」

カロリーヌ「なあっ!?」

クララ「ではでは、ご主人様達からの許可もいただけましたので~、お嬢様、一緒にやりましょう!」ガシッ

カロリーヌ「ちょっと待てほんとにやるのか!?」

クララ「せーのっ、かきかきかき~!」

カロリーヌ「むぐぐぐ! ああもうやれば良いんだろ! かきかきー!」

クララ「よいしょよいしょ……はぁい出来上がりましたあ! きゃー、お嬢様お上手!!」

カロリーヌ「…………うるさいバカ話しかけるな」

ジュスティーヌ「ふふっ……でも本当に上手じゃないですか」

カロリーヌ「『LOVE』なんて誰にでも書けるわ!! むしろ失敗するかこんなの!!」

16: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:51:47.37 ID:O2KotBY80

【書いてる姿が可愛かった】
【良いものを見た】
【もう一回もう一回!】

P5主「もう一回もう一回!」

カロリーヌ「絶対しない!!」///

クララ「お嬢様ありがとうございましたぁ。あ、あとご注文のほっこりコーヒーとあっちっティーでーす!」

クララ「ご注文は以上でしょうか~? それではごゆっくりしていってくださいねぇ」

ジュスティーヌ「……あっちっティーとやら、全然匂いがしませんね……ほんとに紅茶なんでしょうか?」

カロリーヌ「知らん……というか私のもあれだけやって、結局これ普通のオムレツじゃないか……?」

P5主(コーヒーもインスタントのようだ……)

ジュスティーヌ「色々と興味深い体験ですねこれは……」

カロリーヌ「もう二度と体験したくないがな!」

P5主(……とにかく片付けてしまおう)

17: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:54:46.81 ID:O2KotBY80

――――十数分後、秋葉原、ベルベットルーム前

P5主(食事を終えてメイド喫茶を後にした……)

カロリーヌ「……はぁぁ……なんだか本当に疲れた……」

ジュスティーヌ「またのご帰宅をお待ちしていますぅ! だ、そうですよ?」フフッ

カロリーヌ「もう絶対行かないからな? とんだ災難だったぞ……」

ジュスティーヌ「私は良いものを見れましたがね……そういえば囚人」

カロリーヌ「おっとジュスティーヌ! お前、こいつのことを兄様と呼ぶのを忘れているぞ!」ニヤッ

ジュスティーヌ「……あれは周りの人間が我らの姿を認知している時だけの呼び方だと、最初に決めたはずですが?」

カロリーヌ「あっ」

ジュスティーヌ「すでに我らの姿は囚人にしか見えないように戻しているはずですが……それとも、案外あの呼び方が気に入って」

カロリーヌ「な、な、なにを言っておるのだ!? そ、そんなことあるわけないだろう!!」///

ジュスティーヌ「そうですか、ではそういうことにしておきましょう」ニコニコ

ジュスティーヌ「それで話を戻しますが。囚人、もし我らが先程のメイドのような振る舞いをしたら貴方はどう思いますか?」

【それは嫌だ】
【嬉しい】
【やってみせて】

P5主「それは嫌だ」

18: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:57:21.27 ID:O2KotBY80

ジュスティーヌ「意外ですね、実は喜ぶかと思っていたのですが」

カロリーヌ「いや、あんな態度で喜ぶような奴なら、そもそも我らとこのような関係になろうとも考えないのではないか?」

ジュスティーヌ「……なるほど、カロリーヌにしては的を射ている考えです」

カロリーヌ「私にしては余計だ! 第一、囚人がさっきのメイドの態度のほうが良いと言ったらどうするつもりだったんだ?」

ジュスティーヌ「…………実践してみるつもりでした」///

カロリーヌ「ええっ!? ど、どうしたんだジュスティーヌ、今日のお前、はしゃぎすぎだぞ?」

ジュスティーヌ「囚人の更生が終わりに近づいていると分かったのですよ。看守としてこれほど嬉しいことがありますか?」

カロリーヌ「確かにそうだが……しかしなぁ」

ジュスティーヌ「それに、この者はこれまでずっと厳しい試練を耐えてきたのです。少しくらいは褒美があっても良いでしょう」

ジュスティーヌ「元々そのための時間でもあるのです。我らのこの態度が囚人にとってどれほどの価値があるかは分かりませんが」

【最高だ】
【言うまでもない】
【正直もっと一緒にいて】

P5主「最高だ」

ジュスティーヌ「なら、結構です。貴方が喜んでいるなら、今後も関係を続けていきたいですね」ニコニコ

19: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 18:59:55.43 ID:O2KotBY80

カロリーヌ「……それなんだがなジュスティーヌ。最近一つ気になることがある」

ジュスティーヌ「なんでしょう?」

カロリーヌ「囚人の更生が終わったら、我らはこいつと会えるのか……?」

ジュスティーヌ「……言われてみれば」

カロリーヌ「この秘密の関係も、元となる看守と囚人の立場あってこそ出来ることだ。ならば、囚人が囚人でなくなった時は……」

ジュスティーヌ「我らは、貴方と会う理由を失う……?」

カロリーヌ「…………」ションボリ

ジュスティーヌ「…………」ションボリ

【理由が必要か?】
【生きていればまた会える】
【更生やめようかな……】

P5主「生きていればまた会える」

ジュスティーヌ「……! そうですね、生きていればきっと会えます。貴方ですから」

カロリーヌ「思えば貴様はこれまで不可能を可能にしてきた、ならば我らと会うなど造作ないことかもしれんな!」

ジュスティーヌ「ええ、きっとそうでしょう……不思議ですね囚人、貴方の言葉にはいつだって力があります」

カロリーヌ「我らの不安すら取り除くとは、最初に慰めたのも実は必要なかったのではないだろうな?」

20: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 19:01:54.94 ID:O2KotBY80

【あれは必要】
【たまには甘えたい】
【もっと慰めてくれ】

P5主「あれは必要」

カロリーヌ「はははっ! そうかそうか! まぁ囚人、貴様とて人間ということか!」

ジュスティーヌ「ですがあれくらいが取引としても丁度良いかもしれませんね。我らも囚人に甘えているのですから」

カロリーヌ「そうかぁ? 囚人にはまだまだ勿体無いくらいの気もするぞ? なんといっても我らと共に過ごせるのだ!」

カロリーヌ「囚人の身分でこれ以上の栄誉もあるまい!」バシッ

ジュスティーヌ「おや、実際は毎日囚人に会いたくて仕方がないカロリーヌの発言とは思えませんね?」

カロリーヌ「ぬわぁ!? だから、そういうのバラすのやめろって!!」///

ジュスティーヌ「いいではないですか……私もそうなのですから」///

カロリーヌ「……まったく、突然素直になるなジュスティーヌは。まぁいい、だが忘れるなよ囚人!」ビシッ

カロリーヌ「我らが少し不安になったとはいえ、貴様の更生はまだ終わっていないのだ! 牢獄から出るまでが更生だぞ!」

ジュスティーヌ「つまり、貴方が嫌と言ってももうしばらくは我らと付き合ってもらいますからね」

【望むところ】
【嫌なわけない】
【しばらくと言わずずっとでも】

P5主「望むところ」

21: ◆R4LxbbyKhE 2016/11/13(日) 19:04:55.01 ID:O2KotBY80

カロリーヌ「はっ、いい返事だな。そうでなくては困るが」

ジュスティーヌ「更生の終わった後のことは、またその時に話しましょう。我々三人でなら、いい考えも浮かぶはずです」

ジュスティーヌ「もちろん、貴方の更生が本当に終わればですが」

カロリーヌ「なに、そのあたりは問題ないだろう。この囚人ならば絶対に更生を成し遂げるさ。きっとどんなことがあろうと!」

ジュスティーヌ「私もそう信じています。ですので、今は更生の終わりを楽しみに待ちながら、囚人と看守の立場に戻りましょうか」

カロリーヌ「む、そういえばそろそろ時間か……貴様といる時間は本当に短く感じるな囚人よ!」

【同感だ】
【もう少しどうだ?】
【帰りたくない……】

P5主「同感だ」

ジュスティーヌ「いずれ、こんなことを考えなくても済む日が来てほしいものです」

カロリーヌ「そういう楽しみが更生の励みになるはずだ……では囚人、ここからはまた貴様を看守として監視してやろう!」

ジュスティーヌ「更生のため、貴方は貴方の為すべきことしなさい。何があったとしても必ず……!」

カロリーヌ「せいぜい励めよ! 貴様なら絶対に出来るはずだからな!」

P5主「……(コクン)」

P5主(カロリーヌとジュスティーヌと別れた……二人のためにも、最後まで更生をやり遂げなければ)

P5主(……頑張ろう)

〈終〉