1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:59:48.43 ID:+zFztyYhO
『―ちゃん』

『わたし達は友だちだよ』

『…うん……!』

『ずっと』

『ずっとね』

パタン

ほむら「この本の最後のシーン好きだな…」

ほむら「ずっと…お友だち…」

ほむら「…この主役の子が羨ましいな」

ほむら「わたしも…お友だちが欲しいな」

ほむら「……でも、わたしは…」

引用元: ほむら「わたしの親友はおバカさん」 


 

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:05:19.52 ID:+zFztyYhO
○月×日

今日も何時もと何も変わらない1日でした。

見滝原に引っ越しても何も変わりません・・・

わたしはひとりぼっち・・・なのかな?

転校しても・・・ずっと・・・

明日は良いことがあるといいな。
でも・・・そんなことないよね?

ほむら

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:10:10.86 ID:+zFztyYhO
ほむら「昨日の日記…」

ほむら「東京から引っ越してきたのに…何も変わらない毎日…」

ほむら「…ずっと病院で過ごす毎日……」

ほむら「お母さんもお父さんも忙しくて、あんまりお見舞いに来られないし…」

ほむら「わたしにお友だちなんて…」

ほむら「…寂しいな」

ほむら「わたしは…もうずっと、ひとりぼっち……」

ほむら「こっちにはお友だちもいないんだよ?」

ほむら「先生や看護師さんしかお話聞いてくれる人いないし…」

ほむら「……うぅっ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:15:18.89 ID:+zFztyYhO
ガララッ

「きょーすけっ♪」

ほむら「えっ?」

「やっほー!元気してた?」

「…ってあれ?」

ほむら「あ、あの…」

「あわわっ!間違えたっ?」

ほむら「ど…どちら様…でしょうか?」

ほむら「ここは、その…わたしの病室ですけど…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:20:11.35 ID:+zFztyYhO
「あー…えっと……」

「ごめんなさいっ!間違えましたっ!」ペコッ

ほむら「あ、はい…」

「あはは…ごめんね?うるさいよね?」

ほむら「えと…」

「あたしってほんとバカ!」

ほむら「……あの…」

「ってことで、邪魔しちゃってごめんね!」

「んじゃお大事にー!」タタッ

ほむら「あっ…」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:25:11.50 ID:+zFztyYhO
ほむら「……」ポカーン

ほむら「…げ、元気な女の子だったな……」

ほむら「はぁ…」

ほむら「わたしも…あんな風になれたらな…」

ほむら「…そしたら…お友だちも…できるのかな?」

ほむら「…でも、わたしなんて……」

ほむら「無理だよね…?」

ほむら「……はぁ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:30:12.55 ID:+zFztyYhO
―――

ほむら「………」

ほむら「退屈…かな」

ほむら「…お散歩しようかな」

ほむら「はぁ…」テクテク

屋上

ほむら「見滝原…やっぱり東京とはちょっと違うのかな」

ほむら「でも、お空は同じなんだよね」

ほむら「何も変わらない…何時ものお空」

ほむら「そして、わたしも…」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:35:16.38 ID:+zFztyYhO
「あれー?迷っちゃったぁ…」

ほむら「あっ…」

「あーっ!さっきのぉ!」

ほむら「ぁ…その…」

「えへへっ!こんにちは!」

ほむら「……こ、こんにちは…」

「ねっ!もしよかったら…なんだけどさ」

ほむら「は、はい…?」

「道教えてくんない?道に迷っちゃってさー…あはは」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:40:12.95 ID:+zFztyYhO
ほむら「…え?」

「いやさぁ、幼馴染みが入院したからお見舞いに来たんだけど」

「この病室って結構おっきいじゃん?」

ほむら「ま、まぁ…」

「んでね?さっきから探してるんだけど見つからないんだよねぇ…」

「そしたら屋上まで来ちゃってさ、ほんと広すぎるー!っての」

ほむら「あ、あはは…」

ほむら(いくらなんでも方向音痴すぎるような…)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:45:14.74 ID:+zFztyYhO
「むむっ!さては今、心の中であたしをバカにしたなぁー?」

ほむら「えっ?い、いやっ!そ、そんなことは…」

「なーんてね!うそだよ、うそっ!」

ほむら「…は、はぁ」

「でさ、よかったら道教えてくれないかな?」

ほむら「えっと…いい、ですよ」

「ほんと?ありがとう!助かるー」

ほむら「…えと、その…こっち…です」

「うん!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:50:16.98 ID:+zFztyYhO
―――

さやか「やっぱ広いわぁ」テクテク

ほむら「そ、そうですね…」テクテク

ほむら(何だか緊張するなぁ…)

「いやー、ほんとごめんね?迷惑かけてさ」

ほむら「あ、いえ…そんな…」

「助かるよ、ほんとにありがとう」

ほむら「……」

ほむら(ちょっと…嬉しいな)

ほむら(こんなわたしでも、少しは誰かの役に立てるんだね)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:55:11.91 ID:+zFztyYhO
「ね、あんたは何時からここに入院してるの?」

ほむら「…最近、です」

「そっかぁー、怪我?」

ほむら「あ、あの…わたし、体が弱くて……」

「…そっか、お大事にね」

ほむら「…ありがとう…ございます」

「あっ、そうだ!歳はいくつ?中学生?」

ほむら「え?あ、その…今年で、14…です」

「えっ?ほんと?じゃあ中2?」

ほむら「一応…」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:00:19.38 ID:+zFztyYhO
「おぉっ!なら同い年じゃん!」

ほむら「え?そうなんですか?」

「うんうん!あたしも14だよ!」

ほむら「そう…ですか」

ほむら(同い年でも全然違うんだな…)

「ねえねえ!もしかして見滝原中だったりする?」

ほむら「…いえ、今はまだ違います」

「そっか…残念だな…」

「って、ん?今は?」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:05:17.42 ID:+zFztyYhO
ほむら「その…今度…退院できたら、転校…するんです」

「見滝原中に?」

ほむら「…はい」

「ほんと?やったー!」

ほむら「?」

「あたしも見滝原中なんだ!しかも同い年じゃん?」

ほむら「ま、まぁ…」

「だからさ!ひょっとしたら、うちのクラスに転校してくるかもしれないじゃん!」

ほむら「…!」

「転校してきたらさ、その時はよろしくね!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:10:19.46 ID:+zFztyYhO
ほむら「…は、はい…!」

「えへへ」ニッ

ほむら「…」クスッ

ほむら(ちょっと…楽しそう…)

「あっ、今から行く幼馴染みも見滝原中だよ?」

「ノートとか見せてあげるんだ、あたしは幼馴染み思いの女の子です!」

「なんてねー」

ほむら「あっ…」

ほむら(ノートに名前が書いてある)

ほむら(えっと…)

ほむら(鹿目まどか)

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:15:16.34 ID:+zFztyYhO
ほむら(この子は鹿目さんなんだね)

「ん?」

ほむら「あっ、その…名前が…気になって…」

「あっ、自己紹介してなかったね」

ほむら「しかめさん…ですか?」

「へっ?」

ほむら「あ、いや…だって…」

「あははっ!しかめじゃなくて、かなめよかなめ!」

ほむら「えっ?あ…ごめんなさい…」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:20:14.27 ID:+zFztyYhO
「よく間違えられてるし、気にしなくていいと思うよ?」

ほむら「うぅ…」

「でも、なんでその名前を?」

ほむら「ノートに名前が…」

「んん?…あぁーっ!」

ほむら「?」

「なんでまどかのノートがあんの?」ガサゴソ

「って…これ、まどかのカバンじゃん…」

「なんで?間違えたのかなぁ?」

「あっ!借りたときにそのままカバンを…やっば…」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:25:23.67 ID:+zFztyYhO
ほむら「その…鹿目さん?」

「あたしはまどかじゃないよ?まどかはあたしの友だち」

ほむら「えっ?」

さやか「あたしの名前はさやか!」

さやか「美樹さやか!」

ほむら「美樹…さん…」

さやか「うん!あんたは?」

ほむら「えっ?」

さやか「あんたの名前」

ほむら「あっ…えと、その…わ、わたしは…」

ほむら「暁美…ほむら…です」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:30:51.42 ID:+zFztyYhO
さやか「へぇー!ほむらって言うんだ?珍しい名前だね」

ほむら「…」

ほむら(変な名前だもん…)

さやか「いいね、カッコいい名前じゃん!」

ほむら「えっ?」

さやか「よろしくね!ほーむらっ!」

ほむら「…!」

さやか「ほら、手」スッ

ほむら「?」

さやか「あくしゅ!」

ほむら「あっ…」

さやか「よろしくね!」

ほむら「よ、よろしくお願い…します…!」スッ

さやか「うんっ!」ニコッ

ほむら「…えへ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:35:23.45 ID:+zFztyYhO
―――

○月△日

今日は良いことがありました!

明るくて、元気な女の子とお話できたの。

その子の名前は美樹さやか。

カバンどころか、病院を間違えるくらいのおっちょこちょいさんです。

ちょっとだけ、おバカさんかも・・・なんてね。

そして、初めて名前を誉められました!

嬉しい。

もしかしたら、お友だちになれるかも!

転校するのが楽しみになりました。

また美樹さんに会いたいなぁ。

ほむら

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:40:16.67 ID:+zFztyYhO
ほむら「えへへ」

ほむら「昨日までと違う日記が書けたよ」

ほむら「またお話したいな…会えると良いなぁ」

ほむら「でも…美樹さんの幼馴染みが入院してる病院は別だもんね」

ほむら「だからもう…ここには来ないよね」

ほむら「もう会えないのかな…」

ほむら「転校できれば、もしかしたら…」

ほむら「美樹さん…」

ほむら「おやすみなさい」


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:45:14.57 ID:+zFztyYhO
―――

ほむら「もう夕方だよ」

ほむら「今日も…やっぱり何も無いまま1日が終わっちゃうのかな…?」

ほむら「…昨日みたいなことなんて、何度もあるわけないよね?」

ほむら「美樹さん…会いたいな」

ほむら「……でも、わたしに会いに来るわけなんて…」

ほむら「はぁ…」

ほむら「日記…書こうかな」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:50:07.27 ID:+zFztyYhO
ガララッ

さやか「ほーむらっ♪」

ほむら「えっ?」

さやか「やっほー!元気してた?」

ほむら「美樹…さん…?」

さやか「えへへ、お見舞いに来ちゃいました!」

ほむら「あ、ありがとうございます!」

さやか「あはは、いいってことよぉ」

ほむら「でも、なんで…?この病院に美樹さんの幼馴染みは入院してないよ?」

さやか「恭介の病院は別だったからねぇ」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:55:09.52 ID:+zFztyYhO
ほむら「じゃあなんで…」

さやか「え?だからお見舞いに来たんだってば」

ほむら「?」

さやか「どうしたの?そんな顔して」

ほむら「だって…」

ほむら(どうして?もしかして、わたしのお見舞いのためだけに…?)

さやか「あっ、そうだ!差し入れ買ってきたんだぁ」

ほむら「えっ?」

さやか「ケーキ、食べれるよね?」

ほむら「え、あっ…はい…!」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:00:08.40 ID:+zFztyYhO
さやか「そっか、よかったら食べてよ!」

さやか「趣味とか解んないから何買ってくれば良いかわからなくてさぁ」

ほむら「で、でもっ…悪いです…」

さやか「えー?なんで?」

ほむら「だって…わたしなんかに、そんな…」

さやか「ん?もしかして遠慮してる?」

ほむら「そ、それは…まぁ…」

さやか「遠慮なんていらないよ?気にしないで良いって」

ほむら「でも…」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:05:15.48 ID:+zFztyYhO
さやか「ほら、昨日は迷惑かけたしさ」

ほむら「迷惑だなんて、別に…」

さやか「それに…」

ほむら「それに?」

さやか「あたし達、もう友だちじゃん」

ほむら「!!」

ほむら(え―)

さやか「ほむらはあたしの友だちになったのだぁー!」ガバッ

ほむら「きゃっ?」

さやか「うりうりー!」

ほむら「きゃぁっ!ちょっ…美樹さんっ!くすぐったいよぉ!」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:10:11.49 ID:+zFztyYhO
さやか「あはは、ごめんごめん」

ほむら「眼鏡が…」

さやか「あっ!ごめん落としちゃったね」

さやか「はい」

ほむら「ありがとうございます…!」

ほむら「…」クスッ

さやか『あたし達、もう友だちじゃん』

さやか『ほむらはあたしの友だちになったのだぁー!』

ほむら(わたしの…お友だち…!)

ほむら(美樹さん…!)

ほむら「…えへへ」

ほむら(嬉しい…!)

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:15:14.12 ID:+zFztyYhO
さやか「んっ?よくみたらほむらって」

ほむら「はい?」

さやか「すっげー美人じゃん!」

ほむら「え?えっ?…えぇっ!?」

さやか「ふむ…これではクラス1の美少女である、あたしの立場が危ういぞぉ」

ほむら「そっ、そ…そんなことないです!」

さやか「あはは、謙遜しちゃってぇ」

ほむら「だ、だって!わたしは…!」

さやか「でも嬉しそうだよ?」

ほむら「えっ?」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:20:17.78 ID:+zFztyYhO
さやか「嬉しい時は素直に嬉しいって言えばいーの!」

ほむら「そう…なんですか?」

さやか「そーゆーもんよ?」

ほむら「…」

さやか「何事も素直が一番!ってねー」

ほむら(素直が一番…)

さやか「そんなことより、ケーキ食べよ?」

ほむら「…はい!」

さやか「えへへ、あたしが食べさせてあげよっか?」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:25:11.15 ID:+zFztyYhO
ほむら「えぇっ?」

さやか「ほーら、あーん」

ほむら「で、でもっ」

さやか「あーん!」

ほむら「…」

ほむら(素直に…!)

ほむら「あ、あーん…」

さやか「よくできました!」

ほむら「ほむっ」パクッ

さやか「えへへ、おいしい?」

ほむら「…うん!」ニコッ

さやか「そっか、よかったよかった!」ニコッ

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:30:12.27 ID:+zFztyYhO
―――

○月□日

今日も美樹さんとお話することができました。

美樹さんがお友だちになってくれるって言ってくれたのが、すごく嬉しかったです。

そして、わたしが美人だって・・・嬉しい。

それに、わたしのお見舞いのためだけに会いに来てくれたんだよ。
すっごく嬉しいな。

明日も美樹さんと会えると良いなぁ。

明日はもっと良いことがありますように。

ほむら

―――

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:35:34.57 ID:+zFztyYhO
ほむら「やっと夕方になってくれた」

ほむら「今日も来てくれるかな?」

ほむら「美樹さん…!」ワクワク

コンコン

ほむら「!」

ほむら(やった…!)

ほむら「ど、どうぞ!」

「お、おじゃまします…」

ほむら「!?」

ほむら(誰…?)

「うぅっ…」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:40:23.71 ID:+zFztyYhO
ほむら「えっと…その…」

「あっ?んっと…えと!わ、わたしはその…」アタフタ

ほむら「…?」

「あ、暁美さん…だよね?」

ほむら「あ、はい…」

「そ、そっかぁー…よかった、間違ってなかった…」

ほむら「あの…?」

「は、はいっ!」

ほむら「あ、あなたは…?」

「えっ?あ…わ、わたしは!わたしはね?」

ほむら「…」キョトン

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:45:14.15 ID:+zFztyYhO
まどか「わ、わたしっ!鹿目まどか…!」

ほむら「!」

ほむら(美樹さんのお友だちの…!)

まどか「あ、あのね?今日はその…さやかちゃんはお見舞いに来れないって…」

ほむら「あっ…そう…ですか…」

まどか「だ、だから!そのっ…代わりにわたしが…」

まどか「お見舞いにと言うか…えぇっと…」

ほむら「えっ?」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:50:09.68 ID:+zFztyYhO
まどか(さやかちゃんの代わりにお見舞いだなんて無理だよぉ)

まどか(大人しくて良い子だから大丈夫だって言ってたけど…)

まどか(は、初めて会うんだよ?緊張するよぉ…)

まどか「うぅっ…」

ほむら「…」

ほむら(美樹さんのお友だちが、わたしのお見舞いに?)

ほむら(嬉しい…すごく嬉しいけど、でも…)

ほむら(緊張するよ…)

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:55:25.51 ID:+zFztyYhO
まどか「……」オロオロ

ほむら「……」オロオロ

まどか(気まずい…)

ほむら(気まずい…)

まどか「あ、あのっ!」

ほむら「は、はいっ!」

まどか「えぇっと…その…んっとね?」

ほむら「う、うん…」

まどか「暁美さんの…あの、えと…か、カチューシャ!」

ほむら「カチューシャ?」

まどか「す、すっごく似合ってるね!」

ほむら「あ、ありがとう…ございます…」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:00:15.11 ID:+zFztyYhO
まどか「……」

ほむら「……」

まどか「あ、あはは…」

ほむら「あ、その…鹿目…さん?」

まどか「な、なに?」

ほむら「鹿目さんのそのリボン…すごく可愛い、です」

まどか「えっ?ほんと?」

ほむら「う、うん」

まどか「ちょっと派手すぎない…かな?」

ほむら「に、似合ってます」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:05:16.26 ID:+zFztyYhO
まどか「そ、そっか!…あ、ありがとう…!」

ほむら「い、いえ…」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「こ、このリボンね?」

ほむら「え?」

まどか「今日、新しく代えたばっかりなんだ…!」

ほむら「そ、そうですか」

まどか「え、えへへ…似合ってるって言ってくれてありがとう」

ほむら「い、いえ、そんな…」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:10:26.24 ID:+zFztyYhO
ほむら「わたしも…」

まどか「え?」

ほむら「…わたし、このカチューシャ…気に入ってて…」

ほむら「似合ってるって言ってもらえて、嬉しい…です」

まどか「そう…!」

ほむら「えと、その…嬉しい…!」

まどか「…えへへ」

ほむら「?」

まどか「あっ、いや…何だか嬉しくって」

まどか「ありがとう」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:15:10.71 ID:+zFztyYhO
ほむら「鹿目さん…」

まどか「……」

ほむら「……わたしこそ―」

まどか「わ、わたし!邪魔…だよね?」

ほむら「えっ?」

まどか「ごめんね…わたしなんかじゃ、さやかちゃんの代わりなんてなれっこないよね」

ほむら「そんなことは…」

まどか「…か、帰るね!急に来ちゃってごめんなさい…」

まどか「迷惑かけちゃったよね?」

まどか「さ、さようなら!」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:20:20.20 ID:+zFztyYhO
ほむら「あっ…!」

まどか「うぅっ」タタッ

ほむら「ま、待って!…待ってください!」

まどか「…暁美さん?」

ほむら「その、鹿目さんは邪魔なんかじゃないです」

まどか「!」

ほむら「それに迷惑なんて…ただ、わたし…緊張しちゃって…」

ほむら「ほんとは、すごく嬉しいんです…!」

ほむら「鹿目さんがお見舞いに来てくれたこと…すごく嬉しい!」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:25:13.95 ID:+zFztyYhO
まどか「暁美さん…!」

ほむら「そ、そのっ!よかったら…よかったらで良いんですけど…」

ほむら「もっと、わたしとお話…してくれませんか?」

まどか「…!」

ほむら「鹿目さん…」

まどか「…うんっ!」

ほむら「!」

まどか「こんなわたしで良かったら、たくさんお話したいな…!」

まどか「暁美さん」ニコッ

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:30:08.30 ID:+zFztyYhO
―――

まどか「それでね?その時のさやかちゃんったら…」

ほむら「美樹さんが?」

まどか「パジャマのまま学校に来たんだよ?」

ほむら「えっ?なんで?」

まどか「気づかなかったんだって」

ほむら「えー?誰も教えてくれなかったのかな?」

まどか「寝坊で遅刻だったからね」

ほむら「あぁ…なるほど…ふふっ、美樹さんらしいね」

まどか「てぃひひ!そうだね」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:35:27.31 ID:+zFztyYhO
まどか「あっ!このことは、さやかちゃんには内緒だよっ?」

ほむら「うん、大丈夫。言わないよ」

まどか「えへへ、ありがとう」

ほむら「ううん、そんな」

まどか「あ…そういえば…」

ほむら「?」

まどか「今さらかもしれないけど、どうやって暁美さんはさやかちゃんと知り合ったの?」

ほむら「えっ?聞いてないの?」

まどか「うん、教えてくれないんだよ?」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:40:16.24 ID:+zFztyYhO
ほむら「そっか…言いづらいよね」

まどか「何があったのかな?」

ほむら「んー…美樹さんには内緒だよ?」

まどか「うん!約束するよっ」

ほむら「それじゃあ…その、何て言えば良いのかな」

ほむら「…病院を間違えた…でいいかな?」

まどか「えっ?」

ほむら「恭介くんって幼馴染みのお見舞いに来るつもりが」

ほむら「間違えて、わたしの病室に来ちゃったの」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:45:17.43 ID:+zFztyYhO
まどか「えー?そんなの絶対おかしいよ!」

まどか「だって上条くんの病院は向こうだし、名前も全然違うよ?」

ほむら「そうだよね…」

まどか「それに、上条くんの病室は801番だけど、ここは…」

ほむら「128…だもんね」

まどか「名前も病室も番号も違うのに…どんな間違いをしたらここに来るんだろ…?」

ほむら「んん…わかんない…」

まどか「わたしも…」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:50:36.42 ID:+zFztyYhO
まどか「うーん…」

ほむら「んーと…」

まどか「ある意味、この間違いは奇跡…かもね」

ほむら「う、うん…まるで魔法か何かを使ったみたい…」

ほむら「普通なら…まず間違えないよね?」

まどか「奇跡も魔法もあるのかな?」

ほむら「…美樹さんってすごいね」

まどか「うぇひひ、ほんとにね」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 22:57:04.62 ID:+zFztyYhO
ほむら「ふふっ」

まどか「あ!他にもさやかちゃんのお話あるよ!」

ほむら「えっ?なに?」

まどか「えっとね?…あっ、ふぁっ…」

ほむら「?」

まどか「まどしゅんっ!」

ほむら「!?」

まどか「…えへへ、ごめんね?くしゃみしちゃった」

ほむら「あ、くしゃみ…なんだ」

ほむら(わたしの聞き間違い…だよね?)

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:00:40.45 ID:+zFztyYhO
まどか「うぅっ…」ブルブル

ほむら「寒いの?」

まどか「う、うん…ちょっとね」

ほむら「ご、ごめんなさい…わたしだけお布団使っちゃって…」

まどか「ううん、気にしなくて良いよ?」

ほむら「でも…こんな時間までお話につきあってくれたいし…」

まどか「もう帰らなきゃいけないね」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:05:09.17 ID:+zFztyYhO
ほむら「か、鹿目さん!」

まどか「なあに?」

ほむら「今日は、その…すごく楽しかったです!」

まどか「暁美さん…!」

ほむら「鹿目さん、本当にありがとう」

まどか「うん、わたしもすごく楽しかったよ?」

まどか「また来てもいいかな?」

ほむら「う、うんっ!」

まどか「えへへ、それじゃあ次はさやかちゃんと一緒にくるね?」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:10:41.61 ID:+zFztyYhO
ほむら「ま、待ってます!」

まどか「えへへ、わたしも楽しみにしてるね」

ほむら「鹿目さん…!」

まどか「それじゃ、またね!」

ほむら「さ、さようなら…!」

まどか「ばいばーい!」

ほむら「ばいばい…!」

ほむら「…えへへ」

ほむら「鹿目まどか…さん、か」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:15:56.05 ID:+zFztyYhO
○月▽日

今日もすごく楽しい1日でした。

新しいお友だちができたんだよ!

彼女の名前は鹿目まどか。

初めは気まずくて、どうしたらいいかわからなかったけど・・・

でも、お話したらとても良い女の子でした。

今度は美樹さんと2人でお見舞いに来てくれるって言ってくれたの。

すっごく嬉しいな。

明日が楽しみ!

ほむら

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:20:52.31 ID:+zFztyYhO
―――

コンコン

ほむら「あっ…!」

ほむら「どうぞ!」

さやか「…おじゃまします」

ほむら「美樹さん…!今日は来てくれたんだ」

さやか「昨日は居残りくらってさ」

ほむら「そうだったんだ」

さやか「…まどか、どうだった?」

ほむら「美樹さんと一緒ですっごく楽しかったよ」

さやか「…そっか。まどか、喜ぶだろうなぁ」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:25:08.22 ID:+zFztyYhO
ほむら「…あの、鹿目さんは?」

さやか「………」

ほむら「美樹さん…?」

さやか「まどかは…」

ほむら「えっ?」

さやか「まどかは…もうっ…」

ほむら「えっ?えっ?み、美樹さん?」

さやか「まどかは…昨日…ここの帰り道で…」

ほむら「…!」

ほむら(まさか…)

さやか「まどかはっ…!」

ほむら「ぁ…」サーッ

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:30:10.26 ID:+zFztyYhO
さやか「っ…」

ほむら「そ、そんな…うそ…」

ほむら「うそ!うそでしょ?」

さやか「帰り道で…風邪を拗らして…」

さやか「もうここには…!」

ほむら「そんな!なんで?なんで鹿目さんが風邪に!」

ほむら「…って、あれ?」

さやか「くくっ…へへへっ」

ほむら「み、美樹さんっ!」

さやか「あははっ!ごめーん!」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:35:26.42 ID:+zFztyYhO
ほむら「も、もうっ!」

さやか「いやぁー、中々いいリアクションだったよ?」

ほむら「うそじゃなくても、言って良いことと悪いことがあるよ!」

さやか「そーりーそーりー」

ほむら「もぉ…びっくりした…」

さやか「ごめんってばぁ」

ほむら「…でも、よかった」

さやか「まどか、今日は学校休んでたから昨日2人で何をしてたのかわかんなかったんだよね」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:45:16.76 ID:+zFztyYhO
ほむら「昨日はたくさんお話したよ」

さやか「そっか、それは良かったー」

さやか「…あたしの悪口とか言ってないでしょうね?」

ほむら「ほむっ?」

さやか「むむっ!あーやーしーいー!」

ほむら「わ、悪口は言ってないよ!」

さやか「じゃあ何を言ったのさー!」

ほむら「えっ?それは…えっと」

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:50:27.34 ID:+zFztyYhO
さやか「話さないとぉ…こうだぁー!」

ほむら「きゃっ?」

さやか「こらー!2人で何の話をしてたのだぁー!」

ほむら「ちょっと…ぃやっ!あははっ!」

ほむら「は、話します!話すからやめて!」

さやか「よーし、それじゃ話してくれたまえ!」

ほむら「はぁ…はぁ…」

ほむら「ふぅ…その、美樹さんは凄いなって」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 23:56:03.89 ID:+zFztyYhO
さやか「凄い?あたしが?」

ほむら「う、うん」

さやか「ん?何かしたっけ?」

ほむら「その…何をどう間違えたらここの病室にたどり着いたのかなって」

さやか「あ、あぁ…凄いってあたしの頭が…ね」

ほむら「あはは…」

さやか「んー…言われてみれば、何で間違えたんだろ?」

ほむら「えっ?わからない…の?」

さやか「うーん?」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:02:33.38 ID:womPnabdO
さやか「……?」

ほむら「えっと…」

さやか「あれ?何でだろ?ほんとにわかんない…」

さやか「ただ、迷わずに向かってったらここに着いたって感じ?」

ほむら「…」キョトン

さやか「それから、何かに導かれたような…?」

さやか「何でだろ?不思議と自信あったんだよね」

さやか「もしかして、神様があたしをほむらに会わせるために!とか?」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:06:30.99 ID:+zFztyYhO
ほむら「神様が…?」

さやか「うん!なんかさ、あたし達を繋げる不思議なパワーがあったのかもよ?」

ほむら「不思議なパワー…」

さやか「そうそう、あたしとほむらが仲良くなりますようにー!みたいなさ!」

ほむら「そうなのかな?」

さやか「まぁわかんないけどさ、その方が何か素敵じゃん!」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:11:45.74 ID:womPnabdO
ほむら「素敵…うん、そうかも」

さやか「でしょ?」

ほむら「あっ、不思議なパワーと言えば…」

さやか「ん?」

ほむら「…その、実はわたし、毎日日記書いてて……」

さやか「へぇー!そうなんだ!見せてよー」

ほむら「それは…ちょっと恥ずかしい、かな?」

さやか「…あ、それもそうだね」

ほむら「ご、ごめんね?」

さやか「んーん、良いよ別に。でさ、日記がどうしたの?」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:15:45.20 ID:womPnabdO
ほむら「日記にこうなりたいな。って書いたら、ほんとに叶ったの」

さやか「叶った?願いが?」

ほむら「うん…!」

―――

○月◎日

今日から日記を書こうと思います。

何か1人でもできることはないかって思って。

今はまだ、ひとりぼっちだけど・・・

でも、いつかお友だちができるよう頑張ります!

ほむら

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:20:21.30 ID:womPnabdO
ほむら「こんな感じに毎日書いてるんだよ」

さやか「へぇ!なかなか可愛いですなぁ」

ほむら「えっ?そ、そうかな?」

さやか「うんうん!可愛いよ!」

ほむら「えへへ…」

さやか「ねっ?次のページも見せてよ?」

ほむら「う、うん。いいよ」

さやか「ありがと!おっ…これはあたしと会う前の日の日記だね」

ほむら「うん」

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:25:33.92 ID:womPnabdO
さやか「明日は良いことがあるといいな」

さやか「あっ!もしかしてこれって…!」

ほむら「うん、美樹さんと会うこと…だと思うの」

さやか「たしかに!えへへ、何か嬉しいな」

ほむら「…えへ」

さやか「次の日は…おお!嬉しいこと書いてくれてるじゃん!」

さやか「って…ちょっとだけ、おバカさんかも…だとぉ?」

ほむら「あっ?これは!」

さやか「でも最後にまた、あたしに会いたいって書いててくれてるから…」

さやか「ゆるすっ!」

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:31:09.55 ID:womPnabdO
ほむら「美樹さん…ありがとう」

さやか「えへへー、照れるね」

さやか「んで、次は…あたしと会うより、もっと良いことが…ねぇ」

さやか「…まどか、か」

ほむら「鹿目さん…!」

さやか「むぅー、何かまどかに負けた気分」

ほむら「そ、そんなことないよ?2人とも…」

ほむら「2人とも、大好きだから」

さやか「ほむら…えへへ、ありがと!」

ほむら「えへへ」

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:36:00.12 ID:womPnabdO
さやか「そして昨日は…明日が楽しみ、だね」

ほむら「これも美樹さんが来てくれたから叶ったのかな」

さやか「あはは、そうかもね」

さやか「って言うか結局全部見ちゃったね」

ほむら「あっ…ま、まぁ良いかな」

ほむら「それよりも…やっぱり、わたしの願いが叶ってるような気がするの」

さやか「…魔法の日記…とか?」

ほむら「う、うん…たまたまだとは思うけど…」

ほむら「でも、もし本当にそうだとしたら…」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:40:08.33 ID:womPnabdO
さやか「ん?この日記ってどこで買ったの?」

ほむら「えっ?あ…これは、東京で…」

ほむら「あれ?見滝原に来てから…あ、あれっ?」

さやか「ほむら?」

ほむら「…えぇっとぉ……」

さやか「…もしかして、覚えてない?」

ほむら「…う、うん」

さやか「なるほどねぇ…あたしと同じか」

さやか「あたしもどうしてここに来たのか覚えてないしさ」

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:45:25.28 ID:womPnabdO
ほむら「…!」

さやか「ひょっとしたらさ、本当に神様のいたずらなのかもね」

ほむら「神様の…いたずら…」

さやか「うーん…いたずらと言うよりも、神様がくれたプレゼント?」

さやか「あたしとほむらの仲が良くなりますようにー!っさ」

ほむら「美樹さん…」

さやか「それに、まどかもさ!」

ほむら「鹿目さん…」

さやか「だってそうじゃん?これがなかったらさ、こうして会うことは…」

さやか「少なくとも、ほむらが転校するまではなかったと思うんだ」

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:50:11.23 ID:womPnabdO
さやか「だからどこかの優しい神様があたし達を導いてくれたんだよ!」

ほむら「…うん、そうかも」

ほむら「優しい神様が…わたしにお友だちをプレゼントしてくれたのかな」

さやか「でしょ?でしょ?神様に感謝しなきゃね」

ほむら「うん!神様、ありがとうございます…!」

さやか「ありがとー!」

『てぃひひ』

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 00:55:10.50 ID:womPnabdO
ほむら「!?」

さやか「えっ?」

ほむら「…?」

さやか「い、今…まどかの笑い声が聞こえたような…」

ほむら「わ、わたしも…鹿目さんの笑い声が…」

さやか「…まさか、ね」

ほむら「鹿目さん…」

さやか「それよりも、何でも願いが叶う日記かぁ」

さやか「いいなぁ、あたしも欲しいなー」

ほむら「…書いてみる?」

さやか「えっ?いいの?」

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:00:09.34 ID:womPnabdO
ほむら「うん、いいよ」

さやか「やったー!」

ほむら「…あれ?」

さやか「ん?」

ほむら「……ない」

さやか「えっ?日記が?」

ほむら「う、うん…」

さやか「えぇっ?今までここにあったじゃん!」

ほむら「で、でも…ないよ?」

さやか「そんな?ちょっ…えっ?なんで?」

ほむら「…もしかして」

さやか「えっ?なに?」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:05:42.36 ID:womPnabdO
ほむら「わたしの願いが叶ったから…なくなっちゃったのかな?」

さやか「ほむらの願いが叶ったから日記が消えるの?」

ほむら「…うん、だってわたしの一番の願いはもう叶ったから」

ほむら「お友だちが…美樹さんが、鹿目さんができたから…!」

ほむら「だから、わたしにはもう日記は、魔法の日記は必要ないの」

さやか「魔法の日記は役目を果たした…ってことね」

ほむら「うん…!」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:10:24.78 ID:womPnabdO
さやか「そっか、それなら仕方ないね」

ほむら「美樹さん、ごめんね?」

さやか「えっ?何が?」

ほむら「…わたしだけ、願いを叶えちゃって」

さやか「あぁ…いいよ、ほむらの日記なんだしさ」

さやか「それに、あたしの願いは日記がなくても叶うからさ!」

ほむら「えっ?そう…なの?」

さやか「うん!あたしの願いはさ、神様じゃなくてほむらが叶えてくれるもん」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:15:34.58 ID:womPnabdO
ほむら「わ、わたしが…美樹さんの願いを?」

さやか「うん!ほむらが叶えてよ!」

ほむら「でも…わたしは魔法なんて使えないよ?」

さやか「大丈夫、これには奇跡も魔法もいらないからさ」

さやか「ただちょっとだけ、勇気があれば大丈夫だよ」

ほむら「勇気が…?」

さやか「そ、ほむらの勇気」

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:20:18.88 ID:womPnabdO
ほむら「わたしの…勇気…」

さやか「うん。だからさ、あたしの願い…叶えてくれないかな?」

ほむら「…」

さやか(わたしは、もう願いが叶ったんだもん)

さやか(だから今度は…!)

ほむら「うん、いいよ」

さやか「ありがと!ほむら!」

ほむら「えへへ」

さやか「あたしの願いはさ、ほむらが―」

―――

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:25:17.91 ID:womPnabdO
○月☆日

今日から新しい日記を書こうと思います。

もう魔法の日記じゃないけど、それよりも大切な日記。

わたしだけの日記じゃなくて、みんなの日記。

みんなで―わたしとわたしの親友と一緒に書く日記なの。

これから毎日、楽しいことをたくさん

いっぱい、いっぱい書けるように頑張ります!

ううん、絶対に書けるよね。

だってわたし達は・・・えへへ

ほむら

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:33:29.84 ID:womPnabdO
母「ほむらちゃん、そろそろ眠らないと寝坊しちゃうわよ?」

ほむら「はーい」

母「明日から見滝原中学校に通うんだからね?」

ほむら「うん、わかってるよ」

母「大丈夫?勉強もちゃんとするのよ?」

ほむら「大丈夫だよ、それに親友もいるから」

母「親友…ふふ、そうよね」

ほむら「わたしの親友はおバカさん」

ほむら「だけど、優しくて明るい元気な女の子」

ほむら「そして、リボンの似合う可愛い女の子」

ほむら「2人とも、わたしの最高の親友だよ!」ニコッ

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:35:52.92 ID:womPnabdO
―――

ピンポーン

ほむら「来た…!いってきます!」

母「いってらっしゃい、楽しんできてね」

ほむら「うんっ!」

母「ふふっ」

ガチャッ

さやか「おはようっす!」

まどか「おはよう、ほむらちゃん」

ほむら「おはよう、さやかちゃん!まどかちゃん!」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:40:50.72 ID:womPnabdO
ほむら「迎えに来てくれてありがとう」

まどか「えへへ。わたし達、この日をずっと楽しみに待ってたんだよ?」

さやか「今日からは3人、明日からは4人で登校できるね!」

ほむら「4人…あっ、志筑さん…だよね?」

さやか「うん!今日は3人で行ってくれってさ」

さやか「仁美なりに気を使ってくれたのかな?」

ほむら「そっか…まだ、志筑さんとは会ったことがないから…」

217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:45:09.19 ID:womPnabdO
まどか「仁美ちゃんは忙しくて、なかなか時間がなかったからね」

さやか「まっ、学校で会うんだしさ!それに…」

まどか「ほむらちゃん、わたし達のクラスに決まったんだよね?」

ほむら「うんっ!」

さやか「えへへっ!やったね!」

まどか「わーい!」

ほむら「えへへ、嬉しいな」

さやか「だね!これは日記の力じゃなくて運命だったんだよ!」

さやか「ブルーディスティニー!さやかちゃんの運命!ってね」

まどか「さやかちゃん、わけがわからないよ」

ほむら「さやかちゃん、わけがわからないよ」

220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:50:08.32 ID:womPnabdO
さやか「あーっ!また2人してハモってぇ」

さやか「ほんと、気が合うよねー。あんた達って」

まどか「えへへ」

ほむら「えへへ」

さやか「でーも、さやかちゃんも負けるわけにはいかんぞぉ!」

さやか「まどかもほむらもあたしの嫁になるのだぁー!」

まどか「にっげろー!」

ほむら「ふふっ」

さやか「まてー!」

キャッキャッ

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:55:12.44 ID:womPnabdO
―――

まどか「そろそろ学校につくよ」

ほむら「う、うん…」

さやか「ほむら、緊張しちゃってる?」

ほむら「…す、少し……」

さやか「あはは、大丈夫だよ!ほむらならやれるって」

まどか「それにクラスのみんなも良い子ばかりだよ?」

ほむら「そ、そうだよね…」

さやか「それに、あたし達がついてるからさ!」

まどか「だから大丈夫だよ、ほむらちゃん!」

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 01:58:20.71 ID:womPnabdO
ほむら「…うん!」

さやか「よーし!行こ行こっ!」

まどか「ほむらちゃん、ほらっ」

ほむら「……」

さやか「ん?」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「さやかちゃん、まどかちゃん…わたしの願い…叶えてくれないかな?」

まどか「願い?」

さやか「ほむらの願いならオッケーよ!何でも言ってくれたまえ?」

まどか「うん、なんでもするよ!」

ほむら「ありがとう…あのね?」

226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/07(月) 02:01:44.68 ID:womPnabdO
ほむら「これからも…何時までも」

ほむら「わたしと…わたしの親友でいてくださいっ!」

さやか「!」

まどか「!」

ほむら「これがわたしの祈り…わたしの願い…!」

さやか「まどか」

まどか「うんっ」

ほむら「さやかちゃん…!まどかちゃん…!」

まどか「ほむらちゃん」

さやか「あたし達は親友だよ」

ほむら「…うん……!」

まどか「ずっと」

さやか「ずっとね」

ほむら「うんっ!」

おわり