1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 23:43:44.96 ID:f2qQAOmO0
サターニャ「ぷっ。お箸を忘れるなんておっちょこちょいね!」

ヴィーネ「まったくもう…。ほら、割り箸あるからこれ使いなさい」

ガヴ「いや、違うんだよ」

ガヴ「さっきの時間早弁してたときはちゃんとあったんだ」

サターニャ「そういえばそうね」

ラフィ「ガヴちゃんが早弁をしたのは、何時間目ですか?」

ガヴ「3時間目だ」

ヴィーネ「…なるほど。つまり、3時間目と4時間目の間の休み時間。この間に、何者かがガヴの箸を盗んだ、ということね?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487256224

引用元: ガヴリール「あれ?箸がない…」 


 

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 23:51:12.30 ID:f2qQAOmO0
ラフィ「ほう。ヴィーネさん、なぜその3時間目と4時間目の間の休み時間と断定できるんですか?」

ヴィーネ「普通に考えればわかることよ。まず3時間目の間、ガヴはお箸を使ってお弁当を食べていた。このときにガヴに気づかれずお箸を盗むのは不可能」

ヴィーネ「次に4時間目の間。この間はグラサンの授業中よ。グラサンに気付かれず、ガヴの机まで忍び寄り、お箸を盗むのは不可能」

ヴィーネ「そして4時間目が終わってから今現在までの間。この間はずっと私たち4人がガヴの机に集まっていたわ。他の3人の目を掻い潜って、ガヴのお箸を盗むのは不可能」

ヴィーネ「だから、犯行時刻は3時間目と4時間目の間…ガヴがトイレに立っていた時間となるわ」

ガヴ「すごいなヴィーネ。まるで探偵みたいだ」

ヴィーネ「私に任せなさい。すぐに犯人を見つけてあげるから」

ラフィ「なぜ私たち4人の誰かが盗んだということがわかるんですか?」

ヴィーネ「探偵としての勘よ」

ラフィ「なるほど」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 23:58:24.96 ID:f2qQAOmO0
ガヴ「んじゃ、3時間目から4時間目の間の休み時間、お前らどこで何してたか言ってみろ」

サターニャ「私はずっとラフィと一緒にいたわ」

ラフィ「はい。私とサターニャさんは廊下でお話をしていました」

ヴィーネ「私は寝てたわ」

ガヴ「なるほど…ヴィーネ、犯人は誰だと思う?」

ヴィーネ「この中に一人、嘘をついている人間がいるわね」

ラフィ「嘘、ですか?」

ヴィーネ「『天国への道』というロジックパズルを知っているかしら?」

ガヴ「ああ、知ってるぞ」

ヴィーネ「あの論理を使って考えるのよ。そうすれば自ずと嘘つきが炙り出されるわ」

ラフィ「むむ…難しそうですね」

サターニャ「やっぱりバカしかいないのねここ」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 00:04:38.36 ID:LCkP3q/U0
ガヴ「……わからんっ!ヴィーネ、答えを教えてくれ!」

ラフィ「私もお手上げです」

ヴィーネ「せめてもう少し考えなさいよ」

サターニャ「まったくだよ」

ヴィーネ「仕方ないわね。なら答えを言うわ。…答えは、ガヴよ」

ガヴ「はぁっ!?」

ラフィ「なんですって!?」

サターニャ「マジかお前」

ガヴ「待て待て、嘘をついてるのが私だとすると、ラフィとサターニャは廊下で話していたからアリバイがある、ヴィーネは寝てたから犯行は不可能…」

ガヴ「じゃあ私の箸はどこへ…?」

ヴィーネ「『箸がなくなった』この言葉自体が、ガヴの嘘だったのよ」

ラフィ「……あっ!」

ガヴ「そんな……あれは私の嘘だったのか…」

サターニャ「マジかお前ら」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 00:10:24.76 ID:LCkP3q/U0
ラフィ「意外な犯人でしたね」

ガヴ「まさか私が箸を盗まれたなんて嘘をついていたとはな」

サターニャ「アンタらがそれでいいならそれでいいわ」

ヴィーネ「人間本当に大切なことは見えないものよ」

サターニャ「アンタはちょっと黙ってなさい」

ラフィ「でも、お箸がなくなったというのがガヴちゃんの嘘なら、ガヴちゃんのお箸はどこにあるんでしょう」

ガヴ「確かにそうだ。私がいくら嘘をついても、箸の存在自体を嘘にはできない」

ヴィーネ「そんなこと。お箸ならここにあるじゃない」

ジュポッ

ラフィ「あっ、これはガヴちゃんのお箸!」

ガヴ「そうか、ついさっきまでヴィーネがしゃぶっていたのは、私の箸だったんだ!」

ヴィーネ「人間本当に大切なことは見えないものよ」

サターニャ「もうやだこいつら」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/17(金) 00:18:18.35 ID:LCkP3q/U0
ヴィーネ「ガヴ、お箸戻ってきて良かったわね」

ガヴ「ああ。ヴィーネのおかげだよ」

ラフィ「ヴィーネさんはすごいです。将来は探偵になってみてはいかがでしょう?」

ヴィーネ「や、やめてよ!照れるじゃない!」

サターニャ「確かにヴィーネは探偵向いてると思うわ」

サターニャ「犯罪者の心理とかすごく理解してそう」

ガヴ「ところでこの箸こんなねばねばしてたっけ」

ラフィ「さぁ。そもそもお箸ってねばねばするものでしたっけ」

ヴィーネ「細かいことは気にせずにそのまま使っちゃえばいいんじゃない?」

サターニャ「悪いことは言わないから洗ってきなさい」

ガヴ「面倒だしこのまま食っちゃえ」パクッ

ヴィーネ「イヒヒッwww」

サターニャ「もうやだぁ……」