2: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:51:45.64 ID:6FISz7Ir0
7月20日
今日から夏休み。
何をするか今から楽しみ。

引用元: [みなみけ] ヒトミ「ナツキのあの目は…」 



 

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3: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:52:38.48 ID:6FISz7Ir0
七月二十三日

春香先輩達と海に行った。
日焼けで肌が真っ黒になった。

4: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:53:17.54 ID:6FISz7Ir0
7月25日

ナツキに会って日焼けを笑われた。
焼けやすいんだからしょうがないだろ!

5: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:53:53.19 ID:6FISz7Ir0
8月二日

いつの間にか夏休みも2週間過ぎてる。
宿題やらないと。

6: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:54:31.80 ID:6FISz7Ir0
8月5日

今日は登校日。
ナツキは相変わらずだった。

7: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:54:57.47 ID:6FISz7Ir0
8月8日

藤岡と本屋で会って、コンビニで会って、レンタルビデオ屋で会った。
本当になんなんだあいつは。

8: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:56:58.85 ID:6FISz7Ir0
8月十二日

図書館でアツコ先輩とマキ先輩に会った。
後から春香先輩も来て、帰りにファミレスに寄った。
アツコ先輩、ナイス決断です!

9: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:57:26.04 ID:6FISz7Ir0
8月14日

暑い。
かき氷が美味しいな。

10: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:57:51.84 ID:6FISz7Ir0
8月16日

今日はお墓参り。
おばあちゃんとおじいちゃんに久しぶりに会った。
昔から優しくて、大好き。

11: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:58:25.70 ID:6FISz7Ir0
8月20日

小学生の時ナツキを好きだったあの子に会った。
隣にいたのは彼氏かな?
まぁ挨拶はしなかったけど。

12: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:59:09.32 ID:6FISz7Ir0
8月二十四日

ヤバイ。
夏休みの宿題が全然終わってない。
これは大ピンチかも?

13: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 18:59:35.37 ID:6FISz7Ir0
8月26日

宿題

14: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:00:09.05 ID:6FISz7Ir0
8月28日

宿題

15: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:00:34.91 ID:6FISz7Ir0
8月30日

宿題終わったー!
明日は夏休み最後だし、ゆっくり過ごそう。

16: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:01:05.50 ID:6FISz7Ir0
8月31日

明日から学校。
昔は休みが終わるのがすごい悲しかったな。

17: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:01:38.74 ID:6FISz7Ir0
9月1日

新学期。
ナツキは寝不足気味。
遅くまでゲームしてたらしい。

18: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:02:05.51 ID:6FISz7Ir0
9月3日

ナツキに映画のチケットもらった。
イマコイっていう恋愛のガチなやつらしい。
これは、まさか。

19: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:02:31.22 ID:6FISz7Ir0
9月4日

映画のチケットが2枚。
勘違いだったらしい。
ナツキのバカヤロー!

20: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:02:58.36 ID:6FISz7Ir0
9月七日

ナツキに味の好みを聞かれた。
どういう意味なんだろう。
とりあえず私は激甘が好き。

21: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:03:38.24 ID:6FISz7Ir0
9月15日

マキ先輩は保坂先輩のこと、きもちわるいって言うけど、私は感謝してる。
ナツキをバレーボールに誘ってくれたから。

22: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:04:43.02 ID:6FISz7Ir0
9月21日

レッツお野菜!

23: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:05:23.74 ID:6FISz7Ir0
放課後 高校 教室

マキ「あれ?この日記ってヒトミの?」

ヒトミ「あっ、そうっす。今日間違えて昔の日記持ってきちゃったんすよ。」

マキ「へぇ、ヒトミって日記とか書くんだ。意外。ねぇ…読んでみても良い?」

24: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:06:18.25 ID:6FISz7Ir0
アツコ「マキ、人の日記を読むのはあんまり…」

ヒトミ「あぁ…いいっすよ。でも、何が書いてあっても引かないでほしいっす。」

マキ「えっ?そんなに恥ずかしいこと書いてあるの?まさか、ロマンチストのたしなみとされるポエムとか書いてあったりして。」

25: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:07:03.02 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「まぁ…マキ先輩とアツコ先輩なら読んでくれて構わないので。」

マキ「意味有りそうな含みをもたせるね。じゃぁお言葉に甘えて読ませてもらおうかな。どれどれ…」

26: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:08:09.64 ID:6FISz7Ir0
1月1日

初詣に行ってきた。
今年はみんなに避けらませんように。

27: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:08:40.24 ID:6FISz7Ir0
1月6日

明日から学校だ。
行きたくないな。

28: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:09:20.89 ID:6FISz7Ir0
1月14日

今日も一日中下を向いてた。
目さえ見なければ、嫌な言葉を聞かないですむから。

29: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:10:42.41 ID:6FISz7Ir0
一月十六日

みんな私を怖がってる。
なんで私だけこんな力があるの?

30: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:11:49.83 ID:6FISz7Ir0
1月十八日

今日は久しぶりに昔仲良かった子とすれ違った。
挨拶はしたけど…

31: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:12:52.57 ID:6FISz7Ir0
1月20日

休日ってなんでこんなに早く終わっちゃうんだろう。

32: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:14:10.89 ID:6FISz7Ir0
1月二十二日

体育の時間にペアになるのは嫌だ。
誰も私なんかと組みたがらない。

33: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:16:26.58 ID:6FISz7Ir0
1月23日
今日は病院に行く日。
病院は嫌い。
先生は『子供にはよくあること』っていつも言うけど、心の中はいつもバカにしてる。

34: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:16:54.77 ID:6FISz7Ir0
1月25日

明日から休みだ。
嬉しい。

35: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:18:04.82 ID:6FISz7Ir0
2月1日

今日から2月。
もうすぐ5年生か。

36: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:19:41.74 ID:6FISz7Ir0
2月十一日
今日はノートを隠された。
目を見ればどこに置いてあるか分かるから困らなかったけど…私が悪いのかな…

37: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:20:14.17 ID:6FISz7Ir0
2月14日

今日はバレンタイン。
みんな好きな子にチョコ渡したりしてるけど、私は好きな子なんていないから作らないし、私からもらっても誰も喜ばないと思う。

38: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:20:49.33 ID:6FISz7Ir0
2月16日

今日はおばあちゃんの家に行った。
おじいちゃんもおばあちゃんも優しいから大好き。

39: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:21:18.82 ID:6FISz7Ir0
2月19日

最近物を隠されることが増えた。
これっていじめなのかな。
だって、みんなの目が…

40: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:21:49.12 ID:6FISz7Ir0
2月20日

お父さんとお母さんが私のことでケンカしてた。
ごめんなさい。

41: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:22:32.91 ID:6FISz7Ir0
2月22日

みんなの目が怖い…もう嫌だ…

42: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:23:09.51 ID:6FISz7Ir0
2月25日

お母さんが先生に相談して、先生がみんな仲良くって言ってくれた。
でも…先生…心の中ではいじめられる方も悪いって思ってる。

43: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:23:45.65 ID:6FISz7Ir0
3月1日

学校を休んだ。

44: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:25:11.38 ID:6FISz7Ir0
3月四日
引っ越すことになった。
お父さん達は理由を言わなかったけど、私の為だと思う。
ごめんねこんな娘で。

45: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:25:40.58 ID:6FISz7Ir0
3月5日

無理して行かなくていいって言ってくれたけど、あと少しだから頑張って学校に行く。

46: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:26:12.85 ID:6FISz7Ir0
3月七日

いつからだっけ、私にこんな力が宿ったのは…確か物心ついた時には見えた気がする。
初めはこれが普通だって思ってたけど…
みんなに言わなきゃ良かったんだ。
自分の中だけで納得してれば、こんなことにならなかったのに…

47: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:26:40.11 ID:6FISz7Ir0
3月14日

今日はホワイトデー。
私は誰にも渡してないから関係ないけど。

48: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:27:10.92 ID:6FISz7Ir0
3月18日

今日で学校終わり。
次の土曜日に引っ越し。

49: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:27:39.28 ID:6FISz7Ir0
三月二一日

引っ越し先で友達できるかな?
力のこと黙ってれば大丈夫だよね?

50: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:28:05.23 ID:6FISz7Ir0
3月23日

今日は引っ越し。
ずっと住んでた家を離れるのは寂しいけど、新しい学校では頑張って友達を作りたい。

51: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:28:55.38 ID:6FISz7Ir0
マキ「…」

アツコ「…」

マキ「えっと…ヒトミ…これは…?」

52: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:30:40.12 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「あぁ、私小学校の時いじめられてたんすよ。」

マキ「そう…なの?この目とか、病院とかっていうのは…?」

ヒトミ「そうっすね…信じてもらえるか分かんないすけど、私、人の目を見るとその人が何を考えてるか分かったんすよ。」

53: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:31:48.33 ID:6FISz7Ir0
マキ「えっ?じゃぁ今私が何考えてるかも分かるの?」

ヒトミ「いや、今はもう分かる人はほとんどいないんすけど……当時は目を見れば分かったんすよ。だから周りからすごい気持ち悪がられて…友達なんてほとんどいなかったんす。」

54: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:32:21.29 ID:6FISz7Ir0
マキ「そ、そうなんだ…なんか、いろいろ衝撃的過ぎて言葉がないわ。」

ヒトミ「いや、いいんすよ。もう昔のことなんで…まぁ当時は人の目が怖くて…いっつも下向いてましたね。」

マキ「なんで力がなくなったの?」

55: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:32:59.89 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「うーん、まぁ親は引っ越したからだと思ってますけど…」

マキ「ってことは、実際は違うの?」

56: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:43:32.83 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「そうっすね…」

マキ「何があったの?」

アツコ「マキ、あんまり聞いちゃヒトミに悪いよ…」

57: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:44:11.51 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「あいつに…」

マキ「あいつ?」

ヒトミ「あいつに会ったんすよ。」

マキ ヒトミ「…?」

58: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:45:29.91 ID:6FISz7Ir0
---回想---

ヒトミ 小学4年生 春休み

ヒトミ(引っ越してきたけど、やっぱりこの街の人も目を見るとなに考えてるか分かっちゃう…)

ヒトミ(…あれ?ここどこだろう?散歩のつもりで適当に歩いてたけど、迷子になっちゃった…)

ヒトミ(誰かに聞こうかな…でも…聞くと目を見なきゃいけないし…)

59: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:46:39.37 ID:6FISz7Ir0
?「おい!」

ヒトミ「えっ?」

?「お前、迷子か?」

ヒトミ「えっと…(目を見ないように…)うん。」

60: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:49:51.37 ID:6FISz7Ir0
?「どこだ?おれが連れっててやる。」

ヒトミ「〇〇〇の近く…」

?「なんだ、そこならそんなに遠くねえな。ほら、行くぞ。」

ギュッ

ヒトミ「えっ…」

テクテク テクテク

?「ほら、着いたぞ。」

61: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:50:29.48 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「ありがとう…」

?「じゃぁ、おれはこれで…」

ヒトミ「待って…名前…なんていうの?」

?「ん?おれか、おれは南ナツキ。お前は?」

62: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:52:44.85 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「…ヒトミ。」

ナツキ「そうか、じゃぁヒトミ、今日から友達だな。」

ヒトミ「友達…?」

ナツキ「あぁ、だからいい加減顔あげろよ。おれ、お前の顔見てないぞ。」

63: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:53:23.94 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「う、うん…あっ…」

ナツキ「ん?どうした?おれの顔に何かついてるか?」

ヒトミ(ナツキ君の目…まっすぐで…優しい…今までこんな人見たことない…)

ナツキ「あれ?今日ちゃんと顔洗ったよな?」

64: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:54:31.21 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「大丈夫、付いてないよ。」

ナツキ「なんだよ、驚かせやがって。」

ヒトミ「ナツキ君。」

ナツキ「ん?」

65: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:55:48.00 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「また会えるかな?」

ナツキ「まぁこの近所に住んでるなら同じ学校だろうし会えるんじゃねえか?お前何年生だ?」

ヒトミ「今度5年生だよ。」

ナツキ「なんだ、おれと一緒じゃねぇか。お前みたいなやついたかな?」

66: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:56:47.21 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「最近引っ越してきたんだよ。」

ナツキ「そうか、じゃぁ4月から同じ学校か。」

ヒトミ「ナツキ君と同じクラスだといいな。」

ナツキ「あぁ、そうだな。」

67: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:57:30.61 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「うん。」

ナツキ「…じゃぁ暗くなる前に早く帰れ。」

ヒトミ「うん。ナツキ君ありがとう。またね。」

ナツキ「おう、またな。」

---回想終了---

68: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:58:43.03 ID:6FISz7Ir0
アツコ「素敵な出会いだね。」

マキ「ナツキ君…今とキャラ違うね…」

ヒトミ「ナツキと会ってから、他の人の目を見ても何も分からなくなったんすよ。」

69: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:59:26.91 ID:6FISz7Ir0
マキ「えぇ?なんでなんで?」

ヒトミ「いや…それが自分にも分からないんすよね。ただ、ナツキだけは目を見ればなに考えてるか分かるんすよ。」

マキ「そうなの?それは不思議な話だね。」

70: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 19:59:52.31 ID:6FISz7Ir0
アツコ「でも、ロマンチックだよね。なんか。」

ヒトミ「いや、そんなことはないっすよ。」

マキ「じゃぁそれで、目を見ても大丈夫になったからいじめもなくなったってこと?」

71: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 20:00:18.35 ID:6FISz7Ir0
ヒトミ「そうっすね。まぁ転校してしばらくしてから、少し事件がありましたけど。」

マキ「事件…?」

ヒトミ「えっと…」

76: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:48:43.65 ID:jGM00W9/0
---回想---
ヒトミ 小学5年生 秋

女1「ねぇ、ヒトミちゃん…ヒトミちゃんって目を見ると心の中が読めるんでしょ?」

ヒトミ「えっ…?」

女1「ヒトミちゃんが前まで通ってた学校に知り合いがいて、その子から聞いたんだけど…」

78: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:53:15.87 ID:jGM00W9/0
ヒトミ「えっと…」

女2「えぇ、怖い、なにそれ…」

女1「友達がいなくて、いっつも下向いてばっかりだったって…」

ヒトミ「あの、その…」

79: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:54:21.54 ID:jGM00W9/0
女1「仲良かった子を、睨んで殺そうとしたんでしょ?」

ヒトミ「えっ…いや…そんなことは…」

女3「何それー?ヤバイんですけど。」

女4「…呪い?」

コソコソ ヒソヒソ

80: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:55:42.09 ID:jGM00W9/0
ナツキ「おい!」

女3「あれ?ナツキ君?」

女2「そういえば、ヒトミちゃんってナツキ君といっつも一緒にいるよね?」

女1「ヒトミちゃん…ナツキ君のこと好きなんでしょ?」

ヒトミ「…」

81: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:56:32.60 ID:jGM00W9/0
女3「黙ってるってことは、やっぱりそうなんでしょ?」

女1「ナツキ君、悪いこといわないからヒトミちゃんはやめた方がいいよ。呪い殺されちゃうよ…」

ナツキ「…せぇ」

女1「えっ?」

82: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:57:25.05 ID:jGM00W9/0
ナツキ「うるせぇって言ってるんだよ!」

女「!?」

ナツキ「バカか?目を見て呪われる?殺す?そんなことできる訳ないだろ?」

女1「そ、そんなこと言っても、ナツキ君だって本当は怖いんでしょ?」

83: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 22:58:46.59 ID:jGM00W9/0
ナツキ「怖いわけないだろ。」

女1「うそだ、絶対怖がってるよ。」

ナツキ「怖くないって言ってるだろ。」

女1「ナ、ナツキ君も、ヒトミちゃんのこと好きなの!?」

84: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:00:03.49 ID:jGM00W9/0
女3「そうだよ、だから庇ってあげてるんでしょ!?」

ナツキ「違う、ヒトミは友達だから…」

女1「ヒトミちゃんのことだけヒトミって呼び捨てだし…」

ナツキ「だからそういうんじゃねえよ!」

女1「もういいよ!勝手に仲良くしてなよ!」

スタスタ

85: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:00:53.59 ID:jGM00W9/0
帰り道

ヒトミ「ナツキ君…ありがとう…」

ナツキ「…気にするな。」

ヒトミ「あの…目のことだけど…」

86: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:01:36.60 ID:jGM00W9/0
ナツキ「あぁ、目を見ただけで殺すとかあり得ないだろ。」

ヒトミ「うん…でも…」

ナツキ「…でも?」

87: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:03:06.46 ID:jGM00W9/0
ヒトミ「目を見て、心の中が見えるのは本当…あっでも、今見えるのはナツキ君だけで…って…言っちゃった…」

ナツキ「…」

ヒトミ「ごめん、今まで黙ってて…気持ち悪いよね…心の中が見られるなんて…」

ナツキ「…ごめん…」

88: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:05:03.70 ID:jGM00W9/0
ヒトミ「ナツキ君が謝ることじゃないよ…あはは…せっかく友達になれたのに、またいなくなっちゃった…」

ナツキ「違うんだ、ヒトミ。」

ヒトミ「…え?」

89: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:06:28.06 ID:jGM00W9/0
ナツキ「実は…おまえが目を見れば心が分かるの知ってた。」

ヒトミ「えっなんで…って…あっ…」

ナツキ「本当におれの目を見て分かるんだな。ごめん、お前の日記…読んじまった。」

90: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:07:15.83 ID:jGM00W9/0
ヒトミ「あぁ…うん…大丈夫…いじめてくる子達に見られてもいいように、本当の気持ちは書いてないから…」

ナツキ「そう、なのか?」

ヒトミ「うん…」

91: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:09:14.77 ID:jGM00W9/0
ナツキ「…誰か助けて…」

ヒトミ「えっ?」

92: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:10:00.13 ID:jGM00W9/0
ナツキ「お前の本当の気持ち…違うか?」

ヒトミ「なんで?なんで分かったの?」

ナツキ「当たり前だろ…だって…」

ヒトミ「だって…?」

93: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:13:31.88 ID:rWDWl4i90
ナツキ「おれ達は友達なんだからさ。」

ヒトミ「うっ…ナツキ君…」

ナツキ「っておい、泣くなよ。」

ヒトミ「な、泣いてないもん…」

ナツキ「嘘つけ…だいたいお前は分かりやす過ぎるんだよ…」


---回想終了---

94: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:23:56.09 ID:cPRFExQv0
アツコ「ナツキ君…かっこいい…」

ヒトミ「その女の子はナツキのことが好きだったらしくて。」

マキ「あぁ…なるほど…ヒトミその子達から嫌がらせとか受けなかった?」

95: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:25:11.62 ID:cPRFExQv0
ヒトミ「そうっすね…まぁ多少ありましたけど…転校する前よりは全然ましだったんで…」

アツコ「うぅ…ヒトミ…」

ギュッ

ヒトミ「な、なんすかアツコ先輩…照れるっすよ//」

96: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:26:05.42 ID:cPRFExQv0
マキ「でも、人の日記を勝手に読むのは感心しないな。」

アツコ「マキ、全然人のこと言えないよ…」

マキ「私は許可を得てるから問題ないの。」

97: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:27:29.09 ID:cPRFExQv0
ヒトミ「後から聞いた話だと、私の部屋に遊びに来た時に机の上に開いてあった日記を見ちゃったらしいっす。見るつもりはなかったけど、いじめとかそういう単語が目に入って…」

マキ「あぁ、ナツキ君ってそういう正義感ありそうだもんね。」

98: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:28:17.23 ID:cPRFExQv0
ヒトミ「そうなんすよ。」

マキ「でもさぁ、ナツキ君って昔は荒れてたんじゃなかったっけ?」

ヒトミ「あぁ…それは中学の時っすね…」

99: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:29:14.92 ID:cPRFExQv0
マキ「どんな感じだったの?」

ヒトミ「ナツキが荒れだしたのは2年の二学期くらいからでしたね…バレー部に入ってたんですけど…ナツキはあんな性格だから、先輩達と色々あって…部を追い出されたんっすよ。」

マキ「まぁ、真面目というか…融通が聞かないからね、ナツキ君は。」

100: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:30:11.33 ID:cPRFExQv0
ヒトミ「で、3年になった頃には、クラスでもナツキに話しかけるのは私くらいになってましたね。」

マキ「元の顔が怖いから、グレたら確かに誰も寄り付かないよね。それでそれで?」

ヒトミ「うーん…あっ、ちょうどその頃の日記もあるっすよ。」

マキ「なんで今日そんなに日記持ってきてるの?」

ヒトミ「間違えたんすよ。」

マキ「ふーん、どれどれ…」

101: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:35:28.44 ID:onpOgEvx0
4月8日

今日から3年生。
中学入学して、初めてナツキと同じクラス。

102: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:36:08.99 ID:onpOgEvx0
4月12日

クラスでグループができ始めた。
ナツキは誰とも話してない。
ナツキのあの目は…

103: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:36:48.26 ID:onpOgEvx0
4月15日

球技大会まで練習に励もう。

104: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:37:49.88 ID:onpOgEvx0
4月25日

球技大会頑張った。
最後は惜しかったけど、満足。

105: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:39:04.51 ID:onpOgEvx0
四月二十七日

3年生になって急に授業の速度が上がった。
これから大変そう。

106: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:40:11.90 ID:onpOgEvx0
5月2日

明日からゴールデンウィーク!
遊ぶぞー!

107: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:41:09.25 ID:onpOgEvx0
5月6日

休み終わっちゃった。
また明日から学校だ。

108: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:42:15.62 ID:onpOgEvx0
5月十七日

ナツキが怪我してる。
また誰かとケンカしたのかな?
ナツキのあの目は…

109: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:43:19.20 ID:onpOgEvx0
5月22日

今日は家庭訪問だった。
私が普通の生活してるから、お母さんも嬉しそう。
ナツキに会えて本当に良かった。

110: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:44:07.08 ID:onpOgEvx0
5月28日

中間テスト近い。
そろそろ頑張らないと。

111: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:44:50.64 ID:onpOgEvx0
6月14日

テスト終わった。
明日と明後日はゆっくりしよう。

112: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:46:17.76 ID:onpOgEvx0
6月18日

テスト返ってきた。
できてると思ってたところが意外と間違ってて焦った。

というか、ナツキの点数が良かったことに驚いた。

あいつ、あんな感じのくせに勉強は真面目にやってるのか。

少し安心した。

113: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:47:32.30 ID:onpOgEvx0
7月一日

なんだか分からないけど、私は後輩から番長って呼ばれてるらしい。
えっなんで?

114: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:48:30.40 ID:onpOgEvx0
7月3日

どうやらナツキに話しかけてるからそんなあだ名がついたらしい。
それならナツキが番長でいいだろ!
それに、ナツキは本当はすごく優しいんだから。

115: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:50:23.82 ID:onpOgEvx0
7月十二日

学校に行く途中で男の子にぶつかった。
制服を見る限りうちの学校みたいだった。

116: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/29(金) 23:51:10.75 ID:onpOgEvx0
7月14日

期末テスト終わったばっかりなのに、3年生だけ来週実力テストか…

117: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:04:05.04 ID:ZhZFTvZD0
7月19日

実力テスト終わった。
明日から夏休み。
ただ、受験生に夏休みはないって担任に脅された。
受験のバカヤロー!

118: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:05:37.19 ID:ZhZFTvZD0
8月一日

さて、8月になったし目標を立てて勉強していかないと。

119: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:06:39.42 ID:ZhZFTvZD0
8月15日

世間はお盆なのに、夏期講習。
受験生に休みはないと実感した。

120: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:07:31.73 ID:ZhZFTvZD0
8月26日

久しぶりに春香先輩と会った。
先輩の高校狙ってるって言ったら喜んでくれた。
よし、頑張るぞ!

121: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:09:20.78 ID:ZhZFTvZD0
9月1日

今日で夏休み終わり。
全然楽しめなかった気がするけど、勉強は頑張った。

122: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:39:03.78 ID:jC9Aq3jD0
9月2日

夏休みすごい頑張ったつもりでいたけど、みんなもっと頑張ってた。
大丈夫…だよね?
ナツキは相変わらずだった。

123: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:40:17.02 ID:g8yQeY7E0
9月十四日

夏休みの課題テスト、まさかビリってことはないよね?
数学がかなり怪しい。

124: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:41:22.09 ID:g8yQeY7E0
9月24日

ナツキはどこの高校狙ってるのかな?
まさか行かないってことはないよね?
あんなんだけど、勉強はしっかりやってるみたいだし。

125: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:44:18.16 ID:nq+2Yxl80
9月25日

ナツキに聞いたら無視された。
ナツキのバカヤロー!

126: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:45:07.38 ID:nq+2Yxl80
10月1日

もう10月。
来年の今頃は何やってるんだろう?
本当に高校生になれてるのかな?

127: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:45:58.87 ID:nq+2Yxl80
10月十一日

ナツキが先生に呼び出しされた。
どうしたんだろう?

128: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:46:35.04 ID:nq+2Yxl80
10月15日

ナツキが学校休んでる。
この3連休で何かあったのかな?
それともこの前の呼び出しが関係あるのかな?

130: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:49:40.92 ID:RS46efQT0
10月17日

ナツキ、停学になったらしい。

131: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:52:05.78 ID:ZRiTqE750
マキ「えっ!?ナツキ君停学になったの?」

ヒトミ「そうなんすよ。」

マキ「何したの?」

132: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:52:49.02 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「それが、他校の不良グループと揉めて、病院送りにしちゃったんす。」

マキ「あちゃ…」

アツコ「何か理由があったの…?」

133: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:53:59.79 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「まぁそうっすね。実は、うちの学校の生徒が不良グループに絡まれてたのを助けようとしたらしいんすけど。」

マキ「やり過ぎちゃったわけか…うーん、なんともナツキ君らしいね。」

134: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:55:41.25 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「そうなんす。病院送りにしたのはさすがにやり過ぎってことで、2週間の停学になったんす。」

マキ「でも、それでナツキ君の評価が上がったりしなかったの?」

135: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:56:41.13 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「それが、その絡まれてた生徒っていうのも、色々問題抱えてたんで、その事実は外には出なかったんす。代わりにナツキが病院送りにしたってことだけ広まっちゃって…」

マキ「あー、なるほど…というか、じゃぁヒトミはどうやってそれを知ったの?」

136: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:57:59.25 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「まぁ、私はナツキから…というか、正確にはナツキの目から…」

マキ「そっか、そんなことまで分かるなんて便利だね。」

ヒトミ「まぁ、人の気持ちなんて本当は見えない方がいいと思うっすよ。」

137: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:59:00.29 ID:ZRiTqE750
マキ「あっ…えっと、ごめんね。」

ヒトミ「いや、全然気にしなくていいっす…ってアツコ先輩なんすか。」

ギュウ

アツコ「…ヒトミ」

138: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 00:59:54.96 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「く、苦しいっす」

アツコ「あっ、ごめんヒトミ。」

ヒトミ「い、いえ…」

マキ「そういえば、所々出てくる『ナツキのあの目は…』っていうのは、なんなの?」

139: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 01:00:34.92 ID:ZRiTqE750
ヒトミ「あぁ…それはちゃんと読んでいけば分かりますよ。たぶん。」

マキ「ふーん。なら、また読ませてもらうよ。」

143: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:03:23.90 ID:tI7Pperk0
10月19日

今日は運動会。
ナツキは停学中だから来てない。
うちのクラスは総合2位だった。
惜しくも1組に負けた。

145: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:06:19.65 ID:i9ZqOkAL0
10月25日

ナツキの停学は今日まで。
来週から帰ってくる。

146: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:07:51.10 ID:i9ZqOkAL0
10月二十八日

ナツキの停学がとけた。
みんな前にもまして関わろうとしない。
私だけは話しかけるけど。

147: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:09:18.06 ID:i9ZqOkAL0
11月四日

なんか目が合うなと思ったら、この前ぶつかった男の子だった。
休みで遠出してるのに会うって、なんなんだあいつ。

148: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:10:39.91 ID:i9ZqOkAL0
11月8日

町で急に脱ぎ出す人を見た。
変質者って春に多いんじゃないの?

149: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:11:22.69 ID:i9ZqOkAL0
11月12日

クラスの子になんでナツキに話しかけてるか聞かれた。
うまく答えられなかった。
なんというか、ナツキは特別な存在だから。

150: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:12:38.75 ID:i9ZqOkAL0
11月20日

ナツキ、いつまであんな感じなんだろう?
いつまで、あんな目をしてるんだろう?

151: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:13:46.56 ID:i9ZqOkAL0
11月二十二日

冬になってきてクラスで風邪が増えてきた。
気をつけないと。

152: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:14:24.57 ID:i9ZqOkAL0
11月26日

風邪治った。
大事な時期に2日も休んじゃった。

153: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:15:15.75 ID:i9ZqOkAL0
12月1日

今日から12月。
受験が迫ってる。

154: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:16:09.02 ID:i9ZqOkAL0
12月十二日

ナツキがおばあさんに優しくしてた。
みんなこういうナツキを見たら見方が変わると思うんだけど。

155: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:16:54.14 ID:i9ZqOkAL0
12月24日

クリスマスなのに勉強。
来年は絶対楽しんでるやる。

156: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:17:44.00 ID:i9ZqOkAL0
12月31日

大晦日まで勉強。
来年はどんな年になるかな?
ナツキは…いや、今は勉強頑張ろう。

157: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:18:50.55 ID:i9ZqOkAL0
1月1日

今日は久しぶりにゆっくりした。
お正月くらい休むべきだよね。

158: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:20:35.09 ID:i9ZqOkAL0
1月八日

学校始まった。
ナツキは相変わらずだったけど、勉強はしてるみたいだった。

159: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:21:19.05 ID:i9ZqOkAL0
1月16日

ナツキの狙ってる学校、私と同じだった。
なんだか分からないけどほっとした。
よし、頑張るぞ!

160: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:22:10.67 ID:i9ZqOkAL0
1月25日

最近日記書けてないな。
まぁ受験近いし仕方ないよね。

161: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:22:58.78 ID:i9ZqOkAL0
2月1日

今日から2月。
私立の試験がもう始まる。
第一志望は公立だけど、どこも受からなかったらどうしよう。

162: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:23:53.97 ID:i9ZqOkAL0
2月10日

私立の試験終わった。
たぶん、大丈夫だと思う。
大丈夫でいてください。

163: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:25:02.65 ID:i9ZqOkAL0
2月14日

今日はバレンタイン。
ただ、そういう雰囲気じゃない。
ナツキは窓の外見てた。
ナツキのあの目は…

164: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:25:45.26 ID:i9ZqOkAL0
3月3日

受験終わった!
もう絶対勉強しない。
緊張したけど、ナツキが近くにいたから頑張れた。
ナツキはどうだったかな?

165: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:26:46.65 ID:i9ZqOkAL0
3月4日

勉強しなくていいって凄い嬉しい。
ナツキは学校休み。
サボりかな?
まぁ受験の次の日だしね。

166: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:27:40.47 ID:i9ZqOkAL0
3月5日

今日もナツキは休み。

167: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:28:52.88 ID:i9ZqOkAL0
3月九日

もう卒業か、寂しいな。
ナツキ、明日は来るよね?

168: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:30:13.94 ID:i9ZqOkAL0
3月10日

ナツキ、今日も来てない。
もうすぐ卒業なのに…

169: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:31:05.10 ID:i9ZqOkAL0
3月14日

卒業式まで学校休み。
だから、今日はあの遊園地に行った。
やっぱり冬の島のジェットコースターは最高だね。

170: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:31:53.88 ID:i9ZqOkAL0
3月17日

高校受かった!
これで春から春香先輩と同じ高校だ。
あっダジャレみたいになってる。
めっちゃ面白い。
今ならなんでも笑える気がする。
ナツキも受かってたみたいで良かった。

171: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:33:06.72 ID:i9ZqOkAL0
三月十八日

明日はもう卒業式。
やっぱり寂しい。
でも、別れが辛いのは楽しかった証拠だから。良いことなんだよね。
って何かの本で読んだ気がする。
ナツキは来るかな?

172: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:34:31.30 ID:i9ZqOkAL0
3月19日

泣いた。
もう涙が出ないくらい泣いた。
本当にこの3年間楽しかった。
みんな今までありがとう。

ナツキも…今日は来てた。
でも、結局ナツキのあの目は…

173: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:35:02.71 ID:i9ZqOkAL0
3月31日

今日でこの日記は終わり。
明日からは高校生用の日記。
1年間ありがとう。

174: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:37:23.99 ID:Cbh3g2a30
マキ「あれ?ここまで?」

ヒトミ「そうっすけど。何でっすか?」

マキ「いや、これだとナツキ君、元に戻ってないよね?」

175: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:38:07.95 ID:Cbh3g2a30
ヒトミ「はい。ナツキは高校生になってから元に戻ったので。」

マキ「そうなの?高校生になって何があったの?」

ヒトミ「まぁ、保坂先輩が…」

176: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:39:01.08 ID:Cbh3g2a30
マキ「えっ保坂先輩!?」

ヒトミ「はい、保坂先輩がバレー部に誘ってくれたのが大きな要因ですね。」

マキ「あの保坂先輩が…」

177: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:39:46.25 ID:Cbh3g2a30
ヒトミ「マキ先輩が思ってるような人じゃないと思うんですけどね。」

マキ「まぁ…詳しく聞かせてよ。」

ヒトミ「はい、あれは私とナツキが入学して間もない時でした。」

178: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:43:33.29 ID:4PVUI4/m0
---回想---

高校 廊下

保坂「バレーボールをやらないか?」

ナツキ「…」

179: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:44:29.08 ID:4PVUI4/m0
教室

ナツキ「…」

ヒトミ「おいナツキ。」

ナツキ「…」

ヒトミ「バレーボールいいじゃねえか。やってみたらどうだ?」

180: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:45:24.71 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「…おれはバレーボールはもうやらねえ。」

ヒトミ「なんでだよ?中学の時もバレーボールは好きだっただろ?」

ナツキ「…」

181: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:46:05.04 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「まぁ…先輩と喧嘩したから辞めさせら…」

ナツキ「…せぇ」

ヒトミ「…え? 」

182: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:47:06.87 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「うるせぇって言ってるんだよ!」

ヒトミ「ナツ…キ…?」

ナツキ「なんなんだよ?いつもいつもおれに付きまとって…」

183: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:48:15.37 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「…」

ナツキ「お前には関係ないだろ…ほっといてくれ。」

ヒトミ「…たよ…」

ナツキ 「ん?」

184: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:49:28.58 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「分かったよ!もうお前に話しかけない…だからお前は…その目を…」

ナツキ「…目?」

ヒトミ「…ナツキのバカヤロー!」

スタスタ ポトッ

ナツキ「おい、ヒトミ…ん?これは?」

185: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:50:29.76 ID:4PVUI4/m0
屋上

ヒトミ「はぁ…はぁ…(ナツキのバカ…人の気持ちも知らないで…)ナツキのバカヤロー!」

ナツキ「おい。」

186: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:51:41.92 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「…ナツキ?」

ナツキ「これ…お前のだろ?」

ヒトミ「…私の日記…見たの…?」

ナツキ「…見てない。」

187: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:52:24.05 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「嘘つき…私の前で嘘ついてもバレるの知ってるだろ?」

ナツキ「…すまん。」

ヒトミ「いや、いいよ…」

188: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:53:12.92 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「すまん…」

ヒトミ「だから良いって…」

ナツキ「違う…そのことじゃない…」

ヒトミ「えっ…あ…」

189: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:53:46.02 ID:4PVUI4/m0
(ナツキのこの目は…)

ナツキ「おれ…お前に…」

ヒトミ「いいよ…言わなくて…」

190: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:54:17.50 ID:4PVUI4/m0
(…全てを反省してる目だ…)

191: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:54:46.09 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「…そんなに…」

ヒトミ「ん?」

192: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:55:47.48 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「おれ…そんなに寂しい目をしてたのか?」

ヒトミ「…あぁ…去年1年間…ずっと寂しい目をしてた。」

ナツキ「そうか。」

193: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:56:40.52 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「そうだよ。私が言うんだから間違いないぞ。」

ナツキ「…」

ヒトミ「おい、聞いてるのか?」

ナツキ「…おれ、バレー部入る。」

194: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:57:33.20 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「…そっか…今度は問題ない起こすなよ。」

ナツキ「…あぁ。」

ヒトミ「じゃぁ…私はこれで。」

ナツキ「おい、ヒトミ。」

195: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 11:58:43.37 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「…ん?」

ナツキ「お前、日記わざと見せただろ。」

ヒトミ「な、なんのことだ?」

ナツキ「中学の日記を今持ってるのは不自然だろ。しかも都合よく落とすし。」

196: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:00:02.76 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「ぐ、偶然だよ。偶然。たまたま今日持ってきてて、たまたまお前の前で落としたんだよ。」

ナツキ「…そうか。」

ヒトミ「ナツキ、お前信じてないだろ?」

197: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:00:52.29 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「いや、信じてる。」

ヒトミ「信じてないじゃねーか!」

ナツキ「いや、目を見るのは反則…」

198: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:01:24.77 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「まぁ、とにかく私はもう行くぞ。」

スタスタ

ナツキ「おい、ヒトミ。」

199: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:03:23.48 ID:4PVUI4/m0
ヒトミ「ん?まだ何かあるのか?」

ヒトミ(あっ…!)

(ナツキのあの目は…)

200: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:04:54.05 ID:4PVUI4/m0
ナツキ「ありがとな。」

ヒトミ「おう。友達だからな!」

(出会った日の…優しくて、まっすぐな目だ…)


---回想終了---

201: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:27:51.21 ID:nq+2Yxl80
マキ「全然保坂先輩のおかげじゃないよ!それ、完全にヒトミのおかけだよ!」

アツコ「うぅ、良い話…感動しちゃった…」

ヒトミ「えっそうっすか?」

202: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:28:48.47 ID:nq+2Yxl80
マキ「うん、凄い良い話なんだけど…ナツキ君はなんでこの日記を読んで自分が寂しい目をしてたって分かったの?私読んでたけど、全然分からなかったよ?」

ヒトミ「あぁ、それは…えっと…」

203: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:29:36.34 ID:nq+2Yxl80
アツコ「あっ、ナツキ君…」

マキ「えっ?」

ナツキ「チッス。」

204: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:40:58.06 ID:RS46efQT0
マキ「おぉ、ナツキ君。ちょうど良いところに来たね。この日記なんだけど…」

ナツキ「あっ…日記…」

マキ「そう、ヒトミの日記なんだけど、なんでこの日記読んで自分が寂しい目をしてたって分かったの?」

205: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:47:10.97 ID:BXaiF5nJ0
ナツキ「えっ…それは…」

マキ「なになに?」

(ナツキのあの目は、困ってる目だ…)

ヒトミ「おい、ナツキ。」

206: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:48:19.18 ID:BXaiF5nJ0
ナツキ「ん?」

ヒトミ「ほら、これ探してたんだろ?」

ナツキ「あ、あぁ。」

ヒトミ「じゃぁもう帰れ。飯作るんだろ?」

207: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:50:36.55 ID:BXaiF5nJ0
ナツキ「おう。」

マキ「あっちょっと、ナツキ君まだ話が…」

ナツキ「晩飯作んなきゃいけないんで、失礼します。」

スタスタ

208: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:53:27.86 ID:BXaiF5nJ0
マキ「もう、逃げられちゃった。で、結局、なんでだったわけ?」

ヒトミ「あぁ、それは…」

アツコ「あっ!これって…」

209: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:55:48.67 ID:e2up2Hbf0
マキ「なに?アツコ分かったの?」

アツコ「うーん、たぶん…」

210: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 12:57:18.48 ID:e2up2Hbf0
---回想---

小学生 帰り道 続き

ナツキ「っておい、泣くなよ。」

ヒトミ「な、泣いてないもん…」

ナツキ「嘘つけ…だいたいお前は分かりやす過ぎるんだよ…」

ヒトミ「そんなことないもん。」

211: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:00:14.43 ID:rUbPxi8z0
ナツキ「日付の部分、基本的に数字なのに所々漢字になってる。だから漢字の日は何かあるなと思ったけど、普通にその数字番目の文字を繋げて文章にしてるとか…今どきそんなことやるのは小学生くらいだぞ?」

ヒトミ「…だって小学生だもん。それに、ナツキ君、偉そうなこと言ってるけどまだ分かってないところあるよ。」

212: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:02:51.09 ID:GIjp+0LU0
ナツキ「ん?始まりと終わりの時は、日にちだけじゃなくて、月も漢字にしてるってことか?」

ヒトミ「むー。ふんだ、結局ナツキ君は日記読んだから私の気持ち分かっただけで、別に友達だからとか関係なかったんじゃん。」

213: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:23:53.80 ID:gmGraeHT0
ナツキ「友達だから…いじめとかそういう言葉が書いてあったから気になったんだ。友達だから、お前の気持ち知りたいって思ったんだ。」

ヒトミ「ナツキ君…」

ナツキ「あと…」

ヒトミ「あと…?」

214: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:24:39.08 ID:gmGraeHT0
ナツキ「そう言った方がカッコいいだろ。」

ヒトミ「…そんなこと言わなくてもナツキ君はカッコいいよ…」ボソ

ナツキ「ん?なにか言ったか?」


ヒトミ「いや、なんでもないよ。それよりも、私の隠し事を知っちゃったんだから…ナツキ君、これからもずっと友達でいてね。」

ナツキ「あぁ、当たり前だろ。友達ってのはそういうもんだ。」

---回想終了---

216: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:34:30.43 ID:oXiBFzeG0
マキ「なるほど、アツコ良く分かったね。」

アツコ「うん、私も昔こういうのやってたから。ただ、ヒトミの場合、句読点とかも一文字として数えてたから最初は分からなかったの。」

217: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:36:57.27 ID:AYIZBr6Q0
ヒトミ「アツコ先輩さすがっすね。」

マキ「さて、じゃぁ小学校、中学校ときたから、次は今の日記を…」

ヒトミ「だ、だめっすよ。その秘密を知ったからにはもう日記は見せられないっす。」

218: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:38:10.51 ID:AYIZBr6Q0
マキ「えー、いいじゃん。」

ヒトミ「だめっすよー」

(この日記は、誰にも見せられないかな。)

219: せやかて工藤 ◆J7CBFFrhMY 2013/11/30(土) 13:39:03.42 ID:AYIZBr6Q0
十月六日
今日もナツキはまっすぐな目をしていた。
これからもずっとその目でいてください。









終わりです。
最後まで読んでくれた方、いつも応援してくれる方、本当にありがとうございます。

今回はナツキとヒトミの話を書くって決めてたのですが、日常系のネタが思いつかなかったので原作にない二人の過去を勝手に想像して書いてしまいました。

初めはナツキがバレー部に入る話って思ってましたが、気がついたら小学生から書いてましたw

日記形式は自分でも読みにくいとは思ったのですが、普通に書くと小学校、中学校でキャラを出さなくてはいけなくて、自分にはそんな力はないので日記という形式に逃げましたw


何か感想、意見ありましたらバシバシお待ちしてます。(前回の話でメタ的なネタはいらないという意見を多く頂いたので、今回からはそういうの無しでいこうと思いました。)

次回は、[保坂 アツコ]の話の続き、[夏奈 マキ 内田]の話、[千秋 マコちゃん]の話のどれかにしようと考えてます。

こちらの方も何か意見あったらよろしくお願いします。

220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 14:28:24.61 ID:3o6Io9AAO
乙!
次も期待してるぜバカヤロー!
無理矢理保坂オチ入れてみたわwww


---放課後---

ナツキ「保坂先輩ウッス」

保坂「む、ナツキか。遅れて来ちゃダメじゃないか」

ナツキ「すいません保坂先輩。少し探し物してて…」

保坂「そうか…ならば今日はボール拾いは無しだ。今すぐ着替えて練習するんだ…」

ナツキ「すいません保坂先輩。メシ作んないといけないんで…」

保坂「今日もか………。仕方ない、俺がメシの用意を手伝って…」

ナツキ「いえ、結構です。それでは失礼します。」

保坂「………フッ、俺の力は必要ないという事か…。よし!今日のメニューはグランド50周だ!!!」

部員「ファッ!!!」