1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 22:57:17.24 ID:BrbHE2kN0
衛宮邸

士郎「セイバー!!悪いんだけど、洗濯物取り込んでくれないかー!!」

セイバー「はい!!」ダダダッ

士郎「……うん。味付けは完璧だな」

凛「ふぃほー」

士郎「遠坂。また、それ咥えてんのか?」

凛「……」

士郎「その四角形のやつはなんだ?」

凛「……」タタタッ

士郎「最近の遠坂は変だな……」

引用元: 士郎「最近、遠坂がなんか咥えてるんだよな」 


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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:00:16.72 ID:BrbHE2kN0
セイバー「洗濯物は取り込んでおきました!!」

士郎「ありがとう」

セイバー「いえ!」

士郎「なあ、セイバー?」

セイバー「なんでしょうか?」

士郎「最近、遠坂がいつもなにか咥えてるだろ?」

セイバー「リンがですか?いいえ、見ていませんが」

士郎「え?でも、さっきも……」

セイバー「何も咥えていません」

士郎「おかしいな……」

セイバー「そもそもリンがそのようなはしたない真似はしないでしょう」

士郎「でも、確かにいつも咥えてるんだけどな……」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:03:41.42 ID:BrbHE2kN0


士郎「あー、さっぱりした。あとは寝るだけ」

凛「……」

士郎「遠坂、何してんだ?」

凛「ふぃほー」

士郎「またそんなもん咥えて」

凛「……」

士郎「なんだ、それ?食べ物か?サイズ的にラムネか?」

凛「……」フルフル

士郎「じゃあ、その四角形のはなんだ?」

凛「……ふぉんふぉーむ」

士郎「え?」

凛「……」タタタッ

士郎「遠坂!!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:07:37.71 ID:BrbHE2kN0
翌朝

桜「いただきます」

セイバー「いただきます」

士郎「……」

凛「さくらー、お醤油とって」

桜「はい、姉さん」

凛「ありがと」

士郎「遠坂」

凛「なに?」

士郎「いつも咥えてるの、結局なんだ?」

凛「なんのこと?」

士郎「いや、昨日も咥えてただろ」

凛「知らないけど?夢でも見てたの?」

士郎「……」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:12:21.97 ID:BrbHE2kN0
士郎(やばいな……すごい気になってきた……)

桜「先輩?」

士郎「え?」

桜「(姉さん、何を咥えていたんですか?)」

士郎「(えっと……これぐらいの四角い奴)」

桜「(四角い?包装されている感じですか?)」

士郎「(そうそう)」

桜「(なんでしょうか?)」

士郎「(できれば桜からこっそり聞いてみてくれないか?)」

桜「(わかりましたっ)」

凛「セイバー、お茶おかわり」

セイバー「はい!!」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:15:14.86 ID:BrbHE2kN0
凛「ふんふふーん♪」

桜「姉さん」

凛「なに?」

桜「何を咥えていたんですか?」

凛「なんの話よ」

桜「……」

凛「士郎が寝ぼけてたんでしょ」

桜「……」

凛「本当よ!!私は何もしらないんだから!!」

桜「わかりました」

凛「な、なによ……?」

桜「それでは……」

凛「……」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:19:12.94 ID:BrbHE2kN0
桜「セイバーさん」パンッパンッ

セイバー「はいっ!!なんですか?!」ダダダッ

桜「姉さんの様子が少しおかしいので、監視をお願いしたいのですが」

セイバー「はいっ!」

桜「くれぐれも気取られないようにしてくださいね」

セイバー「わかりました!!」ダダダッ

桜「……」

士郎「桜ー」

桜「はぁーい」テテテッ

士郎「買出しに行くんだけど、一緒に行くか?」

桜「はいっ!よろこんで!」

士郎「じゃあ、10分後に集合な」

桜「わかりました♪」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:22:11.04 ID:BrbHE2kN0
凛「……」

セイバー「……」

凛「なに?」

セイバー「なんですか?」

凛「いや、やることないなら自室に戻れば?」

セイバー「私がどこにいようとも、リンには関係ありません」

凛「そう……」

セイバー「はい」

凛「ねえ、セイバー?」

セイバー「なんですか?」

凛「冷蔵庫の上段右奥にチーズケーキがあるわ。それで手を打ちましょう」

セイバー「わかりました」

凛「よし」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:27:01.30 ID:BrbHE2kN0
夕方

士郎「じゃあ、桜ー。悪いけど下拵え頼むな」

桜「はぁーい」

士郎「えっと……まずは洗濯物を入れて……風呂の掃除だな」

セイバー「シロウ」

士郎「セイバー、どうした?」

セイバー「サクラは?」

士郎「キッチンにいるけど?」

セイバー「……」

士郎「どうした?」

セイバー「いえ……サクラを裏切ってしまったので、合わせる顔がないのです」

士郎「そうなのか。大変だな。ほとぼりが冷めるまでは自室にいたほうがいいんじゃないか?」

セイバー「そうします」

士郎(最近のセイバーも何かと一生懸命なんだよな……なんでも手伝おうとするし……どうしたんだろう?)

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:30:57.32 ID:BrbHE2kN0
風呂場

士郎「……」ゴシゴシ

凛「ふぃほー」

士郎「ん?遠坂か?」

凛「……」

士郎「どうした?今は、風呂掃除で忙しいからあとでな」

凛「ふぃほー、ふぉっひみふぇ」

士郎「なんだよ……。って、またか」

凛「……」

士郎「行儀悪いからやめとけよ」

凛「……」

士郎「あと、たまには風呂掃除も手伝って―――」

凛「しふぉーふぉ、ふぁふぉー!!」ダダダッ

士郎「遠坂!!……なんでさ」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:35:19.35 ID:BrbHE2kN0
凛(だめだ……ここまでなんて……私がすごくバカみたいじゃない!!)ダダダッ

ライダー「リン」

凛「ふぁいふぁー!?」

ライダー「何を咥えているのですか?」

凛「……っ」バッ

ライダー「……?」

凛「じゃあ……これで……」

ライダー「待ちなさい」

凛「……」

ライダー「今、ポケットに入れたものを見せてください」

凛「ライダーには関係ないでしょ!?」

ライダー「いいから」

凛「……はい」

ライダー「なんですか?これは?」

凛「しらないわよ!!それあげるわ!!」ダダダッ

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:39:03.47 ID:BrbHE2kN0
ライダー「頂いても用途が分からないと……」

士郎「あ、ライダー」

ライダー「シロウ」

士郎「なにして……ライダー、何持ってるんだ?」

ライダー「リンに頂きました」

士郎「そうなのか。結構大事そうにしているような気もしたけど……」

ライダー「とりあえず開けてみます」ピリッ

桜「せんぱぁーい、すいませーん!!」

士郎「すぐいく!!」

ライダー「行って来て下さい、シロウ」

士郎「中身、あとで教えてくれ」

ライダー「わかりました」

ライダー「これは……?」

ライダー「……」クンクン

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:42:25.28 ID:BrbHE2kN0
ライダー「……」ビヨーン

ライダー「なるほど……これはアレですね……」ビヨーン

ライダー「こういう形状なのですか……」

セイバー「はぁ……やはり張り切るだけではシロウたちの役には……」

ライダー「セイバー」

セイバー「ライダー、どうしたのですか?」

ライダー「これを」

セイバー「これは?」

ライダー「避妊具です」

セイバー「……」

ライダー「……」

セイバー「……は?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:47:28.33 ID:BrbHE2kN0
ライダー「知らないのですか?」

セイバー「現代の知識はある。私が問いたいのは、どうして貴方がこれをもっていて、しかも中身を取り出し、私に差し出したのかということです」

ライダー「ああ、申し訳ありません」

セイバー「で、これはどうしたのですか?」ビヨーン

ライダー「リンから頂きました」

セイバー「避妊具を?」

ライダー「ええ」

セイバー「何故?」

ライダー「分かりません」

セイバー「もしかして、シロウが言っていたリンがいつも咥えているものとは」

ライダー「これだったのでしょう」

セイバー「はむっ」パクッ

ライダー「セイバー……」

セイバー「あふぁりおいふぃくありふぁふぇんふぇ」

ライダー「美味しくはないでしょうね」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:55:48.11 ID:BrbHE2kN0
セイバー「ふぉーでふか」

ライダー「しかし、リンはどうしてこれを咥えていたのでしょうか……」

セイバー「わふぁりふぁふぇん」

ライダー「何か伝えたいことがあったのでしょうか」

セイバー「ふっふぉふぁんふぇふぃふぁら、おいふぃくなふとふぁ?」

ライダー「スルメじゃないんですから、そんなことはありえません」

セイバー「む」

ライダー「避妊具を口に咥える……これを使って……?」

セイバー「……」ハムハム

ライダー「まさか、リンは……」

士郎「セイバー、ライダー、ごはんの―――って、セイバー?!」

セイバー「ふぃほー」

士郎「何を咥えてるんだよ!?」

セイバー「ふぉんふぉーむでふ」

士郎「え?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/19(木) 23:59:33.29 ID:BrbHE2kN0
ライダー「セイバー、はしたないですよ」バッ

セイバー「む」

士郎「ライダー……それ……」

ライダー「なんですか?」

士郎「えっと……もしかして……」

ライダー「風船です」

士郎「え……?」

ライダー「風船ですよ。士郎」

士郎「風船なのか?」

ライダー「はい。セイバーは上手く膨らませられませんでしたが」

士郎「変わった風船もあるんだな」

ライダー「ええ」

セイバー「ライダー、それは」

ライダー「しっ」

セイバー「……」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:05:16.37 ID:y5xBOFtQ0
ライダー「リンも同じだったのではないですか?」

士郎「遠坂も?」

ライダー「上手く膨らませることができないから、シロウを頼ろうとしたのでは?」

士郎「なんだー。そういうことだったのか」

ライダー「リンはあれでプライドが高いですからね」

士郎「そうか」

セイバー「シロウ、夕食は?」

士郎「ああ、もうすぐ出来上がるから居間に行こう」

セイバー「はい」

ライダー「今度リンがそれを咥えて現れたときは……」

士郎「分かってるよ。膨らませてやればいいんだろ?」

ライダー「誰にも内緒ですよ。リンはきっと怒ります」

士郎「ああ、任せといてくれ。肺活量には自信あるから」

ライダー「ふふっ……」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:08:35.12 ID:y5xBOFtQ0


士郎「さー、寝るか」

凛「し、士郎……」

士郎「遠坂、どうした?」

凛「こ、これ……して……」スッ

士郎「……」

凛「こ、ここまで言ったらわかるでしょ!!いくらあんたでも!!」

士郎「ごめんな、遠坂」

凛「え……」

士郎「こんなことにも気づいて上げられないなんて、男としてダメだと思う」

凛「そ、そうよ……こ、ここまで露骨にアピールしてるのに……」

士郎「俺の部屋に来るか?」

凛「う、うん……お、おねがい……」モジモジ

士郎「よし、行こう」

凛「……」ドキドキ

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:13:16.27 ID:y5xBOFtQ0
士郎「じゃあ、始めるか」

凛「……うん」

士郎「……」ピリッ

凛「……」スルッ

士郎「遠坂?なんで脱ぐんだ?」

凛「え?」

士郎「暑いか?」

凛「着たままするの?」

士郎「俺はそのつもりだけど」

凛「……」

士郎「……」

凛「……じゃあ、着たままでもいいけど……よ、汚さないでよ?」

士郎「汚すわけないだろ」

凛「ふん……」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:17:51.05 ID:y5xBOFtQ0
凛「電気……消すわよ?」

士郎「え?なんでさ?」

凛「は、恥ずかしいからよ!!」

士郎「膨らむところを見るのが?」

凛「ば、バカッ!!何言ってるのよ!!!そうだけど!!」

士郎「わかった。じゃあ、消してもいいぞ?」

凛「もう……」

パチンッ

士郎「じゃあ、始めるな」

凛「う、ん……」

士郎「すー……」

凛「士郎……?」

士郎「なんだ?」

凛「あの……や、優しく……してよ……?」

士郎「優しく?わ、わかった……できるだけ優しくする」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:23:22.60 ID:y5xBOFtQ0
凛「……」スルッ

凛(よ、よし……脱いだわ……これで……)ドキドキ

士郎「ふぅー!!ふぅー!!!!」

凛「……!?」

凛(し、士郎がすごく興奮してる……?!)

士郎「ふぅー!!!ふぅぅぅー!!!」

凛(士郎のバカ……これじゃあ、絶対に滅茶苦茶にされるじゃない……)

士郎「ふぅぅぅぅー!!!!!ふぅぅぅー!!!!!」

凛(どうしよう……血とか……でるかしら……)

凛(そうだ……魔術で痛み止めを……)

士郎「ふぅぅぅー!!!!!」

凛(できた……これで多少の痛みなら……大丈夫……)ドキドキ

士郎「ふぅぅぅぅー!!!!!!」

凛(あー……もう、私……どうなるの……)ドキドキ

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:28:02.38 ID:y5xBOFtQ0
士郎「こんなもんかな」

凛「え……?」

士郎「遠坂、見てくれ」

パチンッ

凛「きゃ?!」バッ

士郎「ほら、こんなに大きく風船が―――遠坂?どうして……脱いで……」

凛「……っ」ブルブル

士郎「あの……とりあえず、風船……」

凛「士郎なんて……」ウルウル

士郎「え?」

凛「だいっきらい!!!」ダダダッ

士郎「遠坂!!おい!!」

士郎「あいつ……」

士郎「下着、脱いだままだぞ……どうするんだ……」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:32:50.48 ID:y5xBOFtQ0
翌朝

士郎「おはよう」

セイバー「おはようございます」

桜「おはようございます、先ぱ―――先輩?!それなんですか?!」

士郎「え?風船。いるか?」

桜「そ、そんなものいりません!!新品でおねがいします!!」

士郎「そうか」

ライダー「おはようございます」

士郎「あ、ライダー」

ライダー「なんですか?」

士郎「遠坂、怒ったぞ?話が違うじゃないか」

ライダー「不出来な風船に立腹してしまったのではないですか?」

士郎「そんな……普通に膨らませただけなのに」

ライダー「捻って犬にしてみては?」

士郎「なるほどな」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:37:10.51 ID:y5xBOFtQ0
士郎「……」ギュッギュッ

桜「ライダー、どういうことなの?」

ライダー「サクラは何も心配することはありません」

桜「そうなの?」

ライダー「私はサクラの味方です」

桜「ライダー……」

セイバー「……」

士郎「ライダー、これでどうだ?」

ライダー「いいと思います」

士郎「そうか。これで遠坂も喜んでくれるな」

凛「おはよ……」

セイバー「リン、おはようございます」

士郎「遠坂!!みてくれ!!犬にしてみた!!」

凛「……」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:42:15.14 ID:y5xBOFtQ0
士郎「初めて作ったから、多少は多めに見て欲しいんだけど」

凛「あんた……朝からなんてものを持ちこんでるのよ!!!」

士郎「え……?」

凛「最低!!死ね!!」

士郎「なんでさ!!俺は遠坂のために―――」

凛「……っ」ウルウル

士郎「遠坂……泣いてるのか……?」

凛「もう……いいっ!!でていくっ!!!こんなところいてやるもんですかっ!!!」ダダダッ

士郎「遠坂!!」

桜「姉さん!!」

ライダー「……」

セイバー「……」

士郎「ライダー!?どうしてこんなことになったんだよ?!」

ライダー「皆目検討がつきません」

セイバー「リン……」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:49:07.64 ID:y5xBOFtQ0
凛の部屋

凛「もう……絶対にわざとじゃないの……!!」

凛「士郎のバカ……アホ……」

凛「もう……だいっきらい……」ウルウル

トントン

士郎「遠坂……入っても……」

凛「あんただけはもう顔も見たくない!!!」

士郎「今度はウサギにしてみ―――」

凛「それ以上、口を開いたら……殺す」

士郎「わ、わかった……」

凛「昼には出て行くわ。もう私に構わないで」

士郎「遠坂……」

凛「おねがい……もういいから……どっかいって……」

士郎「わかった」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:52:48.55 ID:y5xBOFtQ0
士郎「はぁ……」

セイバー「シロウ、洗濯物を干しておきました!!」

士郎「ありがとう」

セイバー「……シロウ?」

士郎「ん?」

セイバー「リンは?」

士郎「もう荷造りしてる」

セイバー「このままでいいのですか?」

士郎「……」

セイバー「シロウ……」

士郎「だって、なんかいつもと怒りかたが違うから、どうしていいか……」

ピンポーン

士郎「ん?」

イリヤ「シロー!!!あそびにきたわよー!!!」

士郎「イリヤ!?」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 00:56:34.01 ID:y5xBOFtQ0
リズ「イリヤ、先にいくとセラが怒る」

イリヤ「いーのいーの」

士郎「リズも来てたのか。グーテンモルゲン」

リズ「グーテンモルゲン」

イリヤ「今日は何してあそぶー?」

士郎「ごめん、イリヤ。今はそれどころじゃ―――」

イリヤ「なにこれー?」

セイバー「それは!!」

イリヤ「風船でウサギをつくったの?」

士郎「ああ、そうだ」

イリヤ「へー……ん?」

士郎「どうした?」

イリヤ「シロウ、これ風船?」

士郎「そうだけど……?」

イリヤ「……」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:01:05.61 ID:y5xBOFtQ0
セイバー「イリヤスフィール?」

イリヤ「……」ジーッ

リズ「イリヤ、固まった」

士郎「イリヤー?」

セラ「こ、こら!!リーゼリット!!!」

リズ「あ、セラきた」

セラ「どうしてそう先に行って―――お嬢様?」

イリヤ「……」ジーッ

セラ「あの……それは……」

イリヤ「これ……どうみても……コンド―――」

セラ「お嬢様!!!すぐにお捨てになってください!!!」バッ

イリヤ「いや、でも……それコンド―――」

セラ「このようなものは……こうして、こうして……ゴミ箱へ!!」ポイッ

リズ「シロウの傑作が」ゴソゴソ

セラ「拾わなくてよろしい!!!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:06:37.88 ID:y5xBOFtQ0
イリヤ「シロウ、あれどうしたの?」

士郎「え?ああ、遠坂からもらったんだ」

イリヤ「リンから?!いつ?!」

士郎「昨日の晩」

イリヤ「で、どうしてあんなバルーンアートになってるの?」

士郎「いや……そうしたほうがいいって」

イリヤ「使ってないってことね……?」

士郎「何を?」

イリヤ「はぁ……まぁ、私としてもそれでいいけど、わざわざもらったその場で膨らませたの?」

士郎「いや、俺の部屋でだけど」

セラ「不潔」

リズ「むしろ健全」

セラ「どこが?!」

イリヤ「シロウ……そのときのリンの様子、変じゃなかったかしら?」

士郎「そうだな……電気を消してとか言われたし、下着も脱いでたな……」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:11:28.62 ID:y5xBOFtQ0
セラ「……」

リズ「シロウ」

士郎「なんだ?」

リズ「バカ」

士郎「?!」

イリヤ「リズに言われたらおしまいね」

士郎「じゃあ、どうしたらよかったって言うんだ?!」

イリヤ「セイバー」パンッパンッ

セイバー「はい?!」

イリヤ「愚鈍な貴方でも事態の把握はでているはずよ?」

セイバー「勿論です!!」

イリヤ「じゃあ、とりあえずリンのところに言って説得してきて」

セイバー「わかりました!!!」ダダダッ

士郎「セイバー、やけに素直だな」

イリヤ「まぁね」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:16:59.68 ID:y5xBOFtQ0
凛「これでよしっと」

セイバー「リン!!」

凛「なによ?」

セイバー「もう一度、シロウと話してみませんか?」

凛「もういいわ」

セイバー「シロウはきっと大きな思い違いをしていただけだと思います!!」

凛「……」

セイバー「ですから……!!」

凛「いいのよ、セイバー?」

セイバー「え?」

凛「どんなにアプローチしても暖簾に腕押し。脈がなかったってことよね」

セイバー「リン……」

凛「もう諦めるわ。それじゃあ」

セイバー「リン!!シロウの鈍さは知っているはずです!!」

凛「……」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:23:24.67 ID:y5xBOFtQ0
セイバー「リン……シロウは朴念仁です」

凛「……」

セイバー「私も必死にお手伝いをしていますが、お礼以上のものをもらえたことはありません!!」

凛「セイバー……最近、やけに従順だと思ったら……」

セイバー「いい子にしていれば……シロウがその……愛でてくれるかと……思いまして……」

凛「そう」

セイバー「でも、結果は惨敗でした!!イリヤスフィールに言われた通りのことをしていたのに!!」

凛「あいつは本当にダメよね」

セイバー「はい!!我がマスターのことを悪く言うのは忍びないですが、シロウはダメです!!」

凛「……」

セイバー「一度や二度、気づいてもらえなかったぐらいでなんです。それならもっともっと繰り返せばいいだけです」

凛「セイバー……」

セイバー「さあ、リン。もう一度、シロウと話しましょう」

凛「そうね……そうしてみようかな……」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:27:11.12 ID:y5xBOFtQ0
イリヤ「いい?」

士郎「わかった」

セラ「まったく……」

凛「士郎?」

士郎「遠坂……」

凛「……」

士郎「ごめん……」

凛「なにが?」

士郎「俺……遠坂を傷つけてたんだよな……」

凛「イリヤ?」

イリヤ「私も同じ誘い方しようと思って」

セラ「……!!」ガタッ!!

リズ「セラ、めっ」

凛「あっそ……」

士郎「あの……なんて言ったらいいか……えっと……これから、するか?」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:31:06.68 ID:y5xBOFtQ0
凛「……ふざけないで!!!」

士郎「……!?」

凛「よくそんな台詞を臆面もなく吐けるわね?!」

士郎「遠坂……」

凛「本当に信じられないぐらいのデリカシーのなさね……」

士郎「悪い……」

凛「……」

士郎「ごめん……遠坂……」

凛「もういいわ」

士郎「え?」

凛「今回は許してあげる」

士郎「本当か?」

凛「でも、士郎?」

士郎「な、なんだ?」

凛「どうしてあれを風船だなんて勘違いできたのかは、すごく興味あるのよね。教えてくれる?勘違いできた理由を……」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:34:53.78 ID:y5xBOFtQ0
ライダー「ただいま、戻りました」

桜「せんぱーい、ただいまー」

凛「おかえり。ライダー、桜」

ライダー「はい」

桜「姉さん、先輩は?」

凛「居間にいるわよ」

桜「そうですか」

ライダー「……」スタスタ

凛「ライダー?」

ライダー「はい?」

凛「士郎がライダーに話しがあるんですって」

ライダー「私にですか?」

凛「今晩、士郎の部屋にいってあげて」

ライダー「わかりました」

凛「……」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:41:07.91 ID:y5xBOFtQ0


ライダー(そういえばシロウが呼んでいるとか……行きましょうか)

セイバー「ライダー!」タタタッ

ライダー「なんでしょう?」

セイバー「シロウがこれをライダーにと」

ライダー「こ、これは?!」

セイバー「女性用の避妊具だそうです」

ライダー「……」

セイバー「それでは」

ライダー「え……シロウが……?」

ライダー「いや……でも、私は妊娠なんて……」オロオロ

ライダー「シロウ……サーヴァントの私の体をも気遣ってくれるというのですか……」

ライダー「……」タタタッ


桜「……」

凛「……」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:47:01.32 ID:y5xBOFtQ0
ライダー「シロウ……?いますか?」

桜「ライダー?」

ライダー「ひっ?!」

凛「こんな夜遅くにどうしたの?」

ライダー「え……いや……シロウが私を呼んでいると……」

桜「そのこと私には一切、話してくれなかったわね、ライダー?」

ライダー「は?いや……そんな些細なことまで報告するなんて―――」

桜「先輩のことなのに?」

ライダー「……!?」

凛「言ったでしょ、桜?ライダーわね、こういう女なのよ」

桜「そうですね……姉さん。ライダーは先輩の血も吸ってるぐらいですからね」

ライダー「サクラ……違います……!!」

凛「シロウからと言われて、避妊具を受け取ったとき、本当に幸せそうだったわねえ……ライダー?」

桜「ライダー……残念です……本当に……」

ライダー「あの……これは……誤解……」ガタガタ

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:54:23.66 ID:y5xBOFtQ0
凛「じゃあ、お望み通り、士郎の部屋に入りましょうか」

桜「ふふ……そうですね。遠慮なんていいのよ、ライダー?」

ライダー「や、やめて……」

凛「よくも私に大恥かかせてくれたわね?サーヴァントだろうと女神だろうと、容赦はしないわよ?」

ライダー「あ、いや……これはサクラのためで……」

桜「先輩を傷つけてまでそんなことしなくても……いいのよ?」

ライダー「ひぃぃ……!!」

凛「さぁ……開けるわよ」ガラッ

ライダー「……!!」

桜「素敵でしょ、ライダー?ライダーのために先輩の部屋を少し、模様替えしたの」

ライダー「な、なにも……み、みえませんが……?」

凛「そうねー、桜の影をできるだけ詰め込んだからね。黒一色になったの。もうこの部屋に上下左右の感覚はないわ。宇宙と一緒」

桜「実はね。ライダーには前から私が子どものころの思い出を味わって欲しかったの……ふふふ……」

ライダー「やめてください!!!申し訳ありません!!!私は!!わたしはぁぁぁ!!!サク、ラのためにぃぃ!!!!」

凛「ライダー……覚悟してね?」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 01:58:49.87 ID:y5xBOFtQ0
イリヤ「ふぃろー!!」テテテッ

士郎「イリヤ?!何を咥えてるんだ?!」

イリヤ「ふぉんふぉーむ」

士郎「だめだ!!」バッ

イリヤ「そうよね。別にいらないわよね」

士郎「そういうことじゃない!!」

セイバー「ふぃろー」テテテッ

士郎「セイバー?!」

セイバー「ふぇっふくふぃふぁふぉう」

士郎「なにを言っているんだ?!」

イリヤ「ふぃろー」ギュッ

セイバー「ふぃろー、ふぇっふくふぇす」

士郎「だから―――」

あぁぁあああああああ!!!!!!!

士郎「なんだ?」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 02:05:00.47 ID:y5xBOFtQ0
翌朝

士郎「おはよう」

凛「おはよう、士郎」

桜「おはようございます」

セイバー「ふぃろー」

士郎「ぶふっ?!いつまで咥えてるんだ!!セイバー!!」

イリヤ「シロウ……昨日は楽しかったわ」

桜「え?」

凛「え?」

士郎「イリヤ!!」

イリヤ「もう、シロウってば、中々出してくれないから……疲れちゃった」

桜「先輩……?」

凛「へえ……」

士郎「違う!!七並べの話だ!!」

セイバー「ふぃろー、ふぇっふく」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 02:10:20.82 ID:y5xBOFtQ0
イリヤ「じゃあ、またね、シロウっ!!」

セラ「それでは」

リズ「またね、シロウ」

士郎「はぁ……」

桜「先輩?本当にイリヤさんとは何もないんですね?」

士郎「ないない!!」

凛「ああいうのが好みとかも?」

士郎「どういうのだよ!!」

セイバー「ふぃろー」

士郎「セイバーはもうそれを咥えるな!!」

桜「もう……ふぇんふぁい?」

士郎「桜まで?!」

凛「ふぃろー?ふぉんふぁんは……ふぁっふぇくふぇるんでほ?」

セイバー「ふぃろー、ふぁふぁふぃもふぇっふくふぃふぁふ」

士郎「ああ、もう!!!なんでさー!!!!」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 02:15:42.26 ID:y5xBOFtQ0
士郎「はぁ……酷い目にあった……。ちょっと休もう」ガラッ

士郎「?!」

ライダー「……」

士郎「ライダー?大丈夫か?」

ライダー「ふぃほー……ふぁふぁふぃふぁ……」ガクガク

士郎「ライダー!!しっかりしろ!!呂律が回ってないぞ!!」

ライダー「あぁぁ……あぁぁ……」ブルブル

士郎「ライダー……辛い目にあったんだな……。俺でよければなんでも言ってくれ。ライダーの恐怖を取り除くぐらいのことはできるかもしれない」

ライダー「え……士郎……?」

士郎「ライダー……なんでもするから」

ライダー「で、では……あの……わ、私を抱いて―――」

桜「―――反省してないのね」

ライダー「ひぃぃ!?」

桜「じゃあ……今度は10年分の思い出……味わってね……ライダー?」

ライダー「いやぁぁぁぁぁ!!!!!!」
                               END