【クロスＳＳ】喪黒ＶＳスペースコブラ : えすえすゲー速報

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:26:49.96 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･」ｽﾀｽﾀ

コブラ「ﾌﾝﾌﾌ～ﾝ･･･」

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引用元: ・【クロスＳＳ】喪黒ＶＳスペースコブラ　

笑ゥせぇるすまん (1) (中公文庫―コミック版)

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:27:42.13 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･」ｽﾀｽﾀ

コブラ「ﾌﾌﾌﾌ～ﾝ･･･」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:28:17.32 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･」ﾋﾟﾀｯ

コブラ「ﾌﾝ･･･」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:29:10.83 ID:JDJxdT79o

ｸﾙﾘ

喪黒「あなたねぇ、さっきから私の後ろをずっとつけて来てますね？」

コブラ「うん？何のことかなぁ？」

喪黒「誤魔化そうったって、そうは行きませんよ。私にはわかるんですからね」

コブラ「あんたの気のせいじゃないの？」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:30:43.17 ID:JDJxdT79o

喪黒「私に用があるのなら、はっきりとそう仰りなさい」

コブラ「用ったって･･･。アンタみたいな薄気味悪いオッサンに用なんてないぜ」

コブラ「･･･最も」

コブラ「アンタが泣かせた子は、アンタに用があるかも知れないな」

喪黒「私が泣かせた子･･･？」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:32:01.09 ID:JDJxdT79o

コブラ「まぁ、立ち話も何だからどっか落ち着ける所でゆっくり話をしようぜ」

コブラ「おっと、ションベンみたいなビールを出す店はゴメンだぜ？」

喪黒「ええ、そんなお店は私もゴメンです」

喪黒「…はぁ、全く仕方ありませんね」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:32:56.10 ID:JDJxdT79o

―魔の巣―

コブラ「へーえ、中々いい雰囲気の店じゃないの」

コブラ「シケたツラしたオッサンしかいないのが難だがね」

喪黒「口の減らない方ですねあなたは」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:33:26.91 ID:JDJxdT79o

コブラ「まぁ、酒はいいのが揃ってるみたいだけどな」ｶﾗﾝ

喪黒「気に入ってくださったみたいで結構です」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:34:23.20 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･それでは、本題に入りましょうか」

喪黒「あなたは、一体何者なんです？」

喪黒「なぜ私のあとを付けていたんですか？」

コブラ「俺かい？俺はコブラってもんだ」

コブラ「ただのしがない賞金稼ぎさ」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:36:03.69 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･私はご覧の通り、なーんの変哲もないセールスマンです」

喪黒「賞金稼ぎに狙われるような事をした覚えはありませんが」

コブラ「本当にそうかい？」

コブラ「喪黒福造さん」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:39:06.97 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･。どうやら、自己紹介の必要はないみたいですね」

喪黒「あなたは、なぜ私の事を知ってるんです？」

コブラ「･･･あれは、ちょいとこの辺にヤボ用があって立ち寄った時」

コブラ「道ばたで、小さな女の子が泣いているのを見かけたんだ」

喪黒「小さな女の子･･･？」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:44:34.07 ID:JDJxdT79o

コブラ「その子が言うには･･･」

コブラ「お父さんが口もきかない、身動きもしない」

コブラ「まるで廃人みたいにされちまったって」

喪黒「･･･」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:45:39.99 ID:JDJxdT79o

コブラ「その子の手には、アンタの名刺が握られてて･･･」

コブラ「この名刺にある、黒くて気味の悪いおじちゃんが」

コブラ「お父さんをこんな風にしたんだって泣いてたのさ」

喪黒「･･･」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:47:15.24 ID:JDJxdT79o

コブラ「その子が、真っ赤に泣きはらした目でオレを見て言ったんだ」

コブラ「黒いおじちゃんをやっつけて、って」

コブラ「お父さんのかたきを取って、ってね」

喪黒「･･･」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:50:04.63 ID:JDJxdT79o

コブラ「苦労したぜ？」

コブラ「ほうぼう、アンタの目撃情報を聞いて回ってな」

喪黒「･･･」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:51:37.96 ID:JDJxdT79o

コブラ「それで、ようやっと」

コブラ「それらしい奴を見つけたって訳さ」

喪黒「･･･」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:52:28.62 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･ああ、そう言えばそんな事もあったかも知れませんなぁ」

コブラ「本来なら、正義の味方なんてガラじゃないんだがな」

コブラ「頼まれちまったら、どうにも断れないタチなんでね」

コブラ「喪黒さん。アンタにゃ恨みはないが、あの子の依頼通りにさせてもらうぜ」

喪黒「やれやれ、厄介な方に目をつけられたものです」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:53:57.98 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･それにしても、あなたは不思議な方ですねコブラさん」

コブラ「ん？俺がかい？」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:56:27.73 ID:JDJxdT79o

喪黒「どんな人でも、多かれ少なかれ心にスキマを抱えているものなんですが」

喪黒「あなたには、まるで心のスキマが見当たらない…」

コブラ「さぁねぇ。心なんてものは」

コブラ「おフクロの腹ん中に忘れて来ちまったかも知れないねぇ」

喪黒「ホッホッホ、あなたは本当に面白い人だ」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 19:57:45.74 ID:JDJxdT79o

コブラ「さぁーて、それじゃ」

コブラ「そろそろ、依頼を片付けさせて貰うぜ喪黒さん」

喪黒「やれやれ、やめて下さいとお願いしても無駄みたいですねこれじゃ」

喪黒「あ、ここじゃ何ですので外に出ましょ」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:02:36.39 ID:JDJxdT79o

店の外

コブラ「なーに、命までは取らないから安心してくれ」

コブラ「アンタが二度と悪さをする気が起きないよう、ちょいとばかり痛めつけて･･･」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:03:42.80 ID:JDJxdT79o

喪黒１・２「「ばぁ！」」

コブラ「なっ･･･！」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:05:04.75 ID:JDJxdT79o

喪黒１「ホッホッホ、驚かれましたか？」

喪黒２「私の扱っている商品、身代わり人形です」

コブラ（オッサンが二人･･･？どっちが本物だ？）

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:06:00.39 ID:JDJxdT79o

喪黒１「雑用を押し付けたり、身代わりにしたり」

喪黒２「色々と便利ですよ。あなたもお一つ、いかがですか？」

コブラ「くっ･･･！」ｼｬｷｯ

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:06:53.55 ID:JDJxdT79o

コブラ「コイツか！」

グォォーーーッ！

喪黒２「あれぇーーーーっ」ﾄﾞｺﾞｰｰｰﾝ

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:08:00.70 ID:JDJxdT79o

喪黒１「おおっと、残念でした。本物の私はこっちでした」

喪黒１「危ない危ない、その左手…。あなたは恐ろしい武器をお持ちですね」

コブラ「ちぃっ…！」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:09:30.83 ID:JDJxdT79o

喪黒１「やられてしまわないように、もっと増やしておきましょ」ｸﾞﾆｭﾆｭｰ…

喪黒２「おっと、どれが本物かわからなくなるように場所を入れ替わっておきませんとね」

喪黒３「右へー、左へー…。さぁ、どれが本物の私でしょう？」

コブラ「…ナメやがって」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:10:47.30 ID:JDJxdT79o

コブラ（この中に、本物は一人）

コブラ（もし間違ってまた偽物を撃っちまったら、さらに増える）

コブラ（どれだ、どれが本物だ？）

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:12:09.61 ID:JDJxdT79o

喪黒１「どうしたんですか？ずい分と大人しくなられたようですが」

喪黒２「もしかしてお疲れですか？」

喪黒３「ひと粒飲めば元気百倍になる薬、なーんてのもありますよ」

コブラ「･･･」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:13:50.29 ID:JDJxdT79o

コブラ（･･･落ち着け。焦ればヤツの思うツボだ）

コブラ（焦り、動揺･･･。ヤツはいわゆる心のスキマを突こうと狙っている）

コブラ（ならば･･･）ｽｩ

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:16:20.55 ID:JDJxdT79o

喪黒１「おやおやぁ～？どうされたんですかぁ？」

喪黒２「目なんて閉じてしまって。それじゃなーんにも見えませんよー？」

喪黒３「ヤケクソにでもなったんですかぁ？」

コブラ「･･･」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:17:30.11 ID:JDJxdT79o

コブラ（視覚に頼るからヤツに惑わされる）

コブラ（感覚を研ぎ澄まして、ヤツの気配を探るんだ）

コブラ（･･･）

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:23:28.63 ID:JDJxdT79o

喪黒２「ほらほら、こっちですよ～」

コブラ（･･･コイツは違う）

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:25:13.56 ID:JDJxdT79o

>>35
も、申し訳ありませんどっちもそんな詳しくなくて難しいですね･･･

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:25:48.35 ID:JDJxdT79o

喪黒３「さぁ、どれが本物でしょうねぇ～」

コブラ（コイツも違う）

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:26:43.09 ID:JDJxdT79o

喪黒１「そっちが来ないなら、こっちから行きますよ～」

コブラ（･･･）

コブラ（コイツだけ、ドス黒い雰囲気が他よりほんのわずかに強い･･･）

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:28:23.16 ID:JDJxdT79o

コブラ「･･･本物は」

コブラ「お前だ！」

グォォーーーーッ！

喪黒１「あーーーれーーー！」ﾄﾞｺﾞｰｰｰﾝ…

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:38:03.73 ID:JDJxdT79o

喪黒２「ぎゃぁぁぁ･･･」ｸﾞﾆｮｸﾞﾆｮ…

喪黒３「ひぃぃぃ･･･」ｸﾞﾆｮｸﾞﾆｮ…

コブラ「･･･ふぅ」

コブラ「他の二体が崩れていきやがる」

コブラ「やったか･･･？」

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:40:29.89 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･残念でしたねぇ」

コブラ「！」

喪黒「それ、ぜーんぶ偽物なんです」

コブラ「なっ…」ｸﾙ

喪黒「やっと、心にスキマができましたね」指ﾋﾞｼｯ

コブラ（くそっ、いつの間に後ろに、間に合っ･･･）

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:41:57.55 ID:JDJxdT79o

「ドーーーーーーーーーーーン！！！！！」

コブラ「うわぁぁぁーーーーーーーっ！？」

44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:44:06.41 ID:JDJxdT79o

「･･･さん、兄さん！」

コブラ「･･･う、う･･･ん？」

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:46:44.83 ID:JDJxdT79o

通行人「危ないよ、こんな道のまん中で寝てちゃ」

コブラ「･･･あ、ああ」

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:47:57.60 ID:JDJxdT79o

コブラ（･･･）

コブラ（朝、か･･･）

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:48:43.40 ID:JDJxdT79o

通行人「夕べ、飲みすぎたのかい？」

コブラ「･･･ああ、まぁそんな所だ。悪いなわざわざ起こしてくれて」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:51:51.52 ID:JDJxdT79o

コブラ（…）

コブラ（…ちくしょう、見事にしてやられたって訳か）

コブラ（まぁいい、次に会った時は…）

ﾋﾟｰﾋﾟｰ

『コブラ？』

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:53:52.47 ID:JDJxdT79o

>>48
そーですね、チャレンジして見ましょうか
いつになるかはわかりませんけど

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:54:25.00 ID:JDJxdT79o

コブラ「ん？おお、どうしたレディ」

『心配してたのよ。連絡がなくて』

コブラ「ああ、ちょいとばかり油断しちまってな」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:55:38.33 ID:JDJxdT79o

コブラ「レディ。例の子に謝っといてくれないか」

コブラ「かたきを取りそこねちまったってな。だけど、次は･･･」

『ああ、今その子に代わるわね』

コブラ「おいレディ？」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:56:47.08 ID:JDJxdT79o

『おじちゃん！』

コブラ「･･･おお、君か。悪いな、おじちゃんちょっと油断しちまって…」

『お父さんが、お父さんが･･･』

コブラ「ん？お父さんがどうかしたのかい？」

『お父さんが、元に戻ったの！』

コブラ「なに･･･？」

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:58:04.85 ID:JDJxdT79o

少女「おじちゃんが助けてくれたんだよね？」

レディ「聞こえた？コブラ」

『あ、ああ。そうか、元に戻ったのか･･･』

レディ「コブラがやってくれたんでしょ？」

『･･･まぁ、そんな所だ』

少女「おじちゃん、ありがとう！」

『なーに、いいって事よ。良かったな、お嬢ちゃん』

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 20:59:26.02 ID:JDJxdT79o

>>54
ええ、その時は宜しくお願いしますね

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:00:19.15 ID:JDJxdT79o

コブラ（･･･）

コブラ（･･･これで、オレがあのオッサンを狙う理由は）

コブラ（何もなくなった、って訳か）

コブラ（･･･）

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:01:03.13 ID:JDJxdT79o

コブラ「･･･やれやれ、全く」

コブラ「喰えねぇオッサンだぜ･･･」

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:02:44.06 ID:JDJxdT79o

コブラ「･･･は～あ。今夜は酒がマズそうだ」

『どうしたのコブラ？』

コブラ「うんにゃ、何でも」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:04:05.37 ID:JDJxdT79o

コブラ「レディ、今から帰るからとびっきりの酒を用意しといてくれ」

『ええ、わかったわ。ロマネコンティなんてどう？』

コブラ「もっと強いのがいい。･･･は～あ、こりゃ飲まなきゃやってらんねーぜ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

『コブラ、本当にどうしたの？』

コブラ「男にゃ色々あるんだよ」

ﾃｸﾃｸ…

―――
――
―

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:05:08.05 ID:JDJxdT79o

喪黒「…ふぅ、どうやら諦めてくれたみたいですね」

喪黒「ああいった、心にスキマのないタイプの人は私の一番の苦手です」

喪黒「一瞬。ほんの一瞬生じた心のスキマをついて」

喪黒「気絶させるのが精一杯でした」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:05:53.28 ID:JDJxdT79o

喪黒「･･･まぁそれにしても」

喪黒「本来ならルール違反をしたお客様を元に戻すのは私の信条に反するのですが」

喪黒「今回だけ特別ですよ、特別」

63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/28(金) 21:06:37.01 ID:JDJxdT79o

喪黒「何せ、あんな恐ろしい人につけ狙われたのなら」

喪黒「私の命が、いくつあっても足りませんからなぁ～」

「ホーッホッホッホッホ…」

終