1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:04:49.89 ID:HhWQEoLA0


京子「・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」



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引用元: 【ゆるゆり】京子「あかりは、天然ジゴロだ!」 


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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:05:30.22 ID:HhWQEoLA0


京子「・・・」

結衣「・・・は?」

ちなつ「・・・」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:06:05.78 ID:HhWQEoLA0


京子「だから、あかりは天然ジゴロだ!」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:07:31.42 ID:HhWQEoLA0


京子「・・・」

結衣「・・・で?」

ちなつ「・・・」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:08:02.82 ID:HhWQEoLA0


京子「だから、あかりは天然ジゴロ」

結衣「それはもういいから」

ちなつ「天然ジゴロが何なのか説明して下さいよ」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:09:25.99 ID:HhWQEoLA0


京子「私、観察してて気付いたんだけどさー」

京子「あかりって、無意識に周囲の人間をオトしまくってるっていうか」

結衣「あかりが?」

ちなつ「何をわけのわかんない事言ってるんですか」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:10:40.96 ID:HhWQEoLA0


京子「だってさー、お前らあかりにメロメロだろ?気付いてないかもだけどさー」

結衣「私たちが?あかりに?」

ちなつ「何言ってるんですか京子センパイ」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:12:09.03 ID:HhWQEoLA0


京子「だって、実際そうじゃん。大体・・・」


ガラ

あかり「今日はー。お掃除当番で遅くなっちゃった」

京子「おっ、噂をすれば・・・」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:13:24.87 ID:HhWQEoLA0


結衣「やぁあかり」

ちなつ「お掃除お疲れ様だねあかりちゃん」

あかり「うん、今日のお掃除大変でー」


京子「一見、何気ない会話のようだけどもうあかりのジゴロっぷりはスタートしている・・・」


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:14:54.74 ID:HhWQEoLA0


あかり「櫻子ちゃんが水の入ったバケツひっくり返しちゃって」

ちなつ「あらま、それは大変だったね」

あかり「それで、みんなで後始末しててね」

ちなつ「櫻子ちゃんもおっちょこちょいねー」

結衣「・・・」


京子「あかりとちなつちゃんは同じクラスだから会話が弾みやすい・・・」

京子「けど、結衣が蚊帳の外だ」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:15:58.44 ID:HhWQEoLA0


あかり「それで、やっと後片付けが終わったよーって時に」

ちなつ「ん?何かあったの?」

あかり「お詫びにってバケツに水を汲んできた櫻子ちゃんがまたひっくり返しちゃって」

ちなつ「に、2回も?フフッ・・・」

結衣「・・・」ペラ…


京子「仕方なく、結衣が雑誌を読み始めた・・・」

京子「けど内心、あかり、ちなつちゃんと仲いいよな・・・なんて思ってるに違いない」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:18:11.97 ID:HhWQEoLA0


あかり「もう、櫻子ちゃん大パニックで」

ちなつ「フフッ・・・。それもそうよね」

あかり「私のせいだー、だから私がもう1回水汲んでくるーってダッシュで教室出てこうとして」

ちなつ「あっはっは・・・。次もどうなるか想像つくね」

結衣「・・・」


京子「結衣の考えてる事がわかるぞ?」

京子「私とあかりは幼馴染なのに何でちなつちゃんとこんなに仲いいんだろ・・・なんて考えてるな?」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:21:22.50 ID:HhWQEoLA0


あかり「もう、みんな必死に櫻子ちゃん、いいから大丈夫だからーって止めて」

ちなつ「フフッ・・・。櫻子ちゃんに悪気はないんだろうけどね」

あかり「それで、今日けっこう遅くなっちゃって」

ちなつ「それじゃあしょうがないよ、フフッ、櫻子ちゃん・・・」

結衣「・・・」


京子「あかりって、昔あんな私と京子にどこでもくっついて来たのになー・・・」

京子「なんて色々懐かしい思い出が結衣の頭を駆け巡る。けど、今は・・・」


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:22:57.72 ID:HhWQEoLA0


あかり「もう、櫻子ちゃんにも困ったものだよー」

ちなつ「フフッ・・・。本当、櫻子ちゃんおっちょこちょいね」

あかり「まぁ、そこが櫻子ちゃんらしいんだけどね」

ちなつ「そうだよねー」

結衣「・・・」ウウ…グスッ…


京子「ほらほら、結衣が目に涙を浮かべ始めたぞー?」

京子「あかり、今は私よりちなつちゃんと話してる方が楽しいんだ・・・って結衣の心の声が聞こえるようだ」

京子「けど、まるで測ったかのようにこのタイミングで」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:24:12.42 ID:HhWQEoLA0


あかり「結衣ちゃん。結衣ちゃんはお掃除してる時に何か困った事とかはない?」

結衣「え?な、なになに?私?」パッ

あかり「うん」


京子「おーおー結衣、あんなに嬉しそうな顔しちゃって」

京子「ほっとかれてた分、余計嬉しいよな?良かったな結衣」


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:26:35.69 ID:HhWQEoLA0


結衣「う、うん、掃除ね・・・。うん、私って一人暮らしだからさ」

結衣「部屋の掃除、どこでも自分でやらなくちゃいけなくて大変でさ・・・」

あかり「あー。うん、そうだよねー」

ちなつ「・・・」


京子「結衣とあかりが話しを始めた」

京子「けど結果、今度はちなつちゃんが蚊帳の外だ」


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:28:49.29 ID:HhWQEoLA0


結衣「だから、お風呂場とか台所とかも自分でやんなくちゃいけなくて」

結衣「これが、普通の掃除と勝手が違ってね・・・」

あかり「あー、あかり台所のお掃除なんてした事ないなー」

ちなつ「・・・」イジ…イジ…


京子「ちなつちゃんが、髪をいじり始めた・・・」

京子「あれって、確か構って欲しいのサインとかって聞いたことがあるぞ?」


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:33:51.13 ID:HhWQEoLA0


結衣「油汚れとか、なかなか落ちないんだよねー」

結衣「何か、細かい隙間にも溜まっていってこびりついちゃって」

あかり「あ、それ何となくわかるかもー」

ちなつ「・・・」チラ…チラ…


京子「ちなつちゃんがチラチラとあかりの方を見始めた」

京子「そりゃあ、結衣とあかりは幼馴染だから仲いいよね・・・って思ってるな?」


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:28:17.91 ID:eMSPbAEA0


結衣「だから、たまに意地になって」

結衣「絶対全部汚れ取ってやるぞー!って2時間ぐらい掃除してる事あるなー」

あかり「に、二時間も?そんなに?」

結衣「うん。それで気がついたら夕御飯の時間で、また油汚れが・・・って思いながらご飯作ったりね」

あかり「フフッ・・・」

ちなつ「・・・」


京子「結衣、あかりと話してばっかで私の事ほっといて・・・って思ってるな?」

京子「けどその気持ち、本当に結衣にほっとかれたからか?実は違うんじゃないか?」


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:35:17.72 ID:eMSPbAEA0


あかり「それじゃあ、あかり今度結衣ちゃんちにお掃除手伝いに行くよー」

結衣「え?本当に?いやー、悪いよ」

あかり「ううん、あかりもお掃除の練習になるし」

結衣「あー、そうかもね。じゃあ、台所一緒に掃除しようか」

あかり「うん!」

ちなつ「・・・」ウルウル…プーッ


京子「ちなつちゃん、目に涙浮かべてほっぺまで膨らまして・・・」

京子「あかりちゃんのバカ!とか思ってるなあれ絶対。それ結衣を独占されたからじゃないよ多分」

京子「・・・けど、またもやこのタイミングで」


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:36:26.16 ID:eMSPbAEA0


あかり「ちなつちゃん、ちなつちゃんも一緒に行かない?」

ちなつ「え?わ、私も?」パッ

あかり「うん!結衣ちゃん家のお掃除のお手伝いに」

ちなつ「う、うん、いいんですか結衣センパイ?」

結衣「うん。もちろんだよ」

ちなつ「じゃ、じゃあお邪魔すますね?ねーあかりちゃん?」

あかり「うん!」


京子「あーあ、ちなつちゃんあんなに嬉しそうにしちゃって」

京子「さっきまで目に涙溜めてたのが嘘のようだ」


26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:38:02.87 ID:eMSPbAEA0


結衣「じゃ、ついでにみんなで一緒にホットケーキでも作ろっか」

あかり「あー、賛成ー」

ちなつ「きゃー、楽しみですねー」


京子「最初はちなつちゃん、次は結衣と個別に話しを振り、それぞれの不安を煽る・・・」

京子「けど結局、こうやってみんなで和気藹々と遊ぶ話をまとめてしまった」

京子「自身はどっちにも傾きすぎない。天性のバランス感覚・・・。やはり、あかりは天然ジゴロ・・・」


27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:39:37.97 ID:eMSPbAEA0


結衣「京子、さっきから何一人でブツブツ呟いてるんだ」

ちなつ「そうですよ」

あかり「一緒にお話しようよ?」

京子「ん?あいや、お前らの様子を観察してるだけでそれで十分楽しいっていうか・・・」


ガラ

綾乃「としのーきょーこー!」

千歳「お邪魔しますー」


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:41:13.33 ID:eMSPbAEA0


京子「ん?おお、綾乃。どうしたの?」

綾乃「どうしたの?じゃないわよ歳納京子」

綾乃「すっかりなかった事になっちゃってるけど」


綾乃「部室の無断使用は、バッキンバッキンガムよ!」

綾乃「今日という今日こそは、出てってもらうわよー!」

京子「綾乃って、時々思い出したように言い出すよなそれ」


29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:42:18.64 ID:eMSPbAEA0


京子「ま、まぁさ、もうこんな馴染んじゃってるからさ、今さら出てけって言われても・・・」

綾乃「馴染むとか馴染まないとかの問題じゃなくて」

綾乃「あなた達に好き勝手されたら、他の生徒たちに示しがつかないのよ」


結衣「杉浦さん、私からもお願いするからさ・・・。見逃してもらえない?」

綾乃「いくら船見さんのお願いだからって、ちょっとそれは聞けないわね」


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:43:28.67 ID:eMSPbAEA0


ちなつ「杉浦センパイ、私たち出てかなくちゃいけないんですか?」

綾乃「ええ。可愛そうだとは思うけど規則は規則だから」


あかり「そんな・・・。ごらく部がなくなっちゃったら、あかり、悲しいです・・・」

綾乃「・・・うーん」


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:44:12.16 ID:eMSPbAEA0


綾乃「まぁ、じゃ仕方ないわね・・・。別に出てかなくていいわよ」

あかり「本当ですか?杉浦先輩、ありがとうございます!」

ちなつ「さすが杉浦センパイ。優しいんですね」

結衣「杉浦さんも話がわかるね」


京子「今、あかりに対してだけ明らかに態度が違ったよな?」

京子「私が言うのも何だけど、そんなにあっさり認めていいのか?他の生徒への示しは?」


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:45:26.25 ID:eMSPbAEA0


千歳「みんな、ごめんな?」

千歳「ウチらも生徒会やから、一応言わなあかん立場なんやけど」

千歳「本当は、綾乃ちゃんごらく部無くなって欲しいなんて、これっぽっちも・・・」

綾乃「ちょ、ちょっと千歳ー!?」


結衣「ふふっ・・・」

ちなつ「杉浦センパイ、素直じゃないんですから」

あかり「あかり、それを聞いて安心しました」


京子「まぁな?恐らく綾乃的にもあかりと接する機会なくなっちゃうからな?」

京子「綾乃、何だかんだであかりに会いに来てるフシがあるし」


33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:46:38.86 ID:eMSPbAEA0


あかり「あ、池田先輩!」

千歳「ん?どうしたん赤座さん?」


京子「お?」


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:47:50.82 ID:eMSPbAEA0


あかり「この前、漬物の事色々と教えてくれてありがとうございました」

あかり「漬物って奥が深いんですね。それで、あかりもちょっと興味が出てきて・・・」

千歳「ああ、それはええ事やねぇ」


京子「相手の趣味を褒め、自分もそれに感化された事を示す・・・」

京子「うん、王道中の王道だ。意識してやってるかどうかはわからんけど」


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:48:32.46 ID:eMSPbAEA0


あかり「だから、あかりも今漬物作ってる最中なんです」

千歳「え?赤座さんが?いやぁ、それはええ事やなぁ」


綾乃「・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」゙


京子「あかりが千歳と漬物の話で盛り上がる中、他は退屈そうだ・・・」

京子「別にお前らはお前らで喋ってていいんだぞ?」


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:49:36.70 ID:eMSPbAEA0


あかり「出来上がったら、食べてもらってもいいですか?」

千歳「まぁ、それは嬉しいなぁ」ドバァ


京子「自分の趣味を認めてもらって、さらに仲間が増えるのは確かに嬉しい」

京子「そして、何で鼻血が出るんだ千歳?」


37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:50:57.21 ID:eMSPbAEA0


あかり「あ、みんなも漬物出来たら持って来るね?」


結衣「本当?あかりが作った漬物くれるの?私、漬物大好物なんだ」

ちなつ「嬉しいー、私、漬物がないとご飯が進まない体質で」

千歳「漬物の道は奥が深いでー」ドバドバ

綾乃「ち、千歳。私にも漬物の作り方教えなさいよ」


京子「一瞬にして、漬物が大ブームだ・・・」

京子「お前らって、そんな漬物好きだったっけ?」


38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:52:08.92 ID:eMSPbAEA0

ガラ

櫻子「絶対、向日葵には負けないからな!」

向日葵「私こそ、櫻子には負けませんわ!」


京子「ん?ひまっちゃんにさくっちゃん?」

京子「どうしたの?そんなケンカしながら入ってきて」


39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:53:02.08 ID:eMSPbAEA0


櫻子「お前みたいな◯◯◯◯お化けに負けてたまるか!」

向日葵「◯◯◯◯お化けって誰の事なんですの!」

櫻子「お前だー、この◯◯◯◯が本体!あとはオマケ!」

向日葵「ぐぬぬ、言わせておけば・・・」


京子「ま、まぁまぁ二人とも・・・」

京子「ま、ケンカするほど仲がいいって言うし」

京子「この二人はお互いがいるから、さすがにあかりのジゴロっぷりが入り込む余地は・・・」


40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:53:55.88 ID:eMSPbAEA0


櫻子「ぜーったいに、あかりちゃん私の方が好きだもんね!」

向日葵「そんな事ありませんわよ。私の方に決まってますわ。そうですわね赤座さん?」

あかり「えっ、えっ?」


京子「あかりのジゴロっぷり自体がケンカの原因だった・・・」


41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:54:58.32 ID:eMSPbAEA0


櫻子「だから、あかりちゃんに今日は私と向日葵のどっちが好きか決めてもらう!」

向日葵「そうですわ。赤座さん、私の方が好きですよね?」

あかり「えっ、えっ、そ、そんな・・・」


京子「まぁ、これはあかりとしても困るわな」

京子「どっちか片方選べばもう片方が立たない」

京子「でもどっちも好きー、じゃお互い納得しそうにないなこりゃ」

京子「さー、どうするあかり?」


42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:56:03.84 ID:eMSPbAEA0


あかり「・・うーん、櫻子ちゃん」

櫻子「やっ・・・!」

あかり「・・・は、とっても明るくて元気で、一緒に居ると楽しいよね」

櫻子「そうでしょ?そうでしょ?私の方が好きだよねあかりちゃん?」


43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:56:57.48 ID:eMSPbAEA0


あかり「それで、向日葵ちゃん・・・」

向日葵「やっ・・・!」

あかり「・・・は、優しくって、一緒にいると何だか安心しちゃうんだ」

向日葵「ですよね?ですよね?私の方が好きに決まってますよね赤座さん?」


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:57:28.65 ID:eMSPbAEA0


櫻子「どっち?どっち?どっちが好き?」

向日葵「私、私ですわよね?」

あかり「うーん・・・」


45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:58:17.32 ID:eMSPbAEA0


あかり「やっぱり、決められないよー」

あかり「あかり、櫻子ちゃんも向日葵ちゃんもどっちも好き!」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・」


46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:59:38.43 ID:eMSPbAEA0


櫻子「く・・・」

向日葵「くく・・・」

櫻子「くのーっ、あかりちゃんってばーっ!」ダキ

向日葵「本っ当に、可愛らしいですわね!」ダキ

あかり「きゃあ!ちょ、ちょっと櫻子ちゃんに向日葵ちゃん苦し・・・」


京子「最初にお互いの長所をそれぞれ褒める事で」

京子「本来なら成立しないはずの「どっちも好き」を成立させた・・・」

京子「見事な手腕だ。・・・けど、ここまでは並のジゴロ。あかりの本領は・・・」


47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:11:42.99 ID:eMSPbAEA0


あかり「じゃあね櫻子ちゃんに向日葵ちゃん、仲直りの握手しようよ?」

櫻子「う、うん・・・仕方ないな。仲直りしてやる向日葵」ギュ

向日葵「恩着せがましいですわね・・・まぁ仕方ありませんわ」ギュ

櫻子「今日の勝負は引き分けだけど、次は私が勝つからな!」

向日葵「それはこっちのセリフですわ」


京子「自分のせいでこじれた二人の関係を修復しにかかる・・・」

京子「あくまで自身は和を取り持つ存在として動き、けっして出しゃばらない」

京子「引き際が鮮やかだ。それがあかりの天然ジゴロぶりをますます加速させる・・・そして」


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:13:23.09 ID:eMSPbAEA0


綾乃「・・・」

千歳「・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「・・・」チッ


京子「みんな何だか、ものすごくつまらない映画でも見させられたような顔してるぞ?」

京子「ちなつちゃん、今舌打ちしなかった?」


49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:25:46.25 ID:eMSPbAEA0


あかり「もう、櫻子ちゃんも向日葵ちゃんも、どっちが好きかなんて困るよー」

櫻子「けどさ、あえて言うとどっち?どっち?」

向日葵「私?私ですわよね?」

あかり「えー、だって」


50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:31:41.12 ID:eMSPbAEA0


あかり「あかり、みんなの事好きだもーん」

櫻子「けど、向日葵より私の方が好きだよね?」

向日葵「そんな事ありませんわよね?私ですわよね?」


綾乃「・・・」テレッ

千歳「・・・」ドバ

結衣「・・・」サッ

ちなつ「・・・」ニィッ


京子「これだ。この一言だ。ひまっちゃんとさくっちゃんに傾きすぎたバランスを」

京子「一瞬にしてニュートラルに戻すこの一言。意識してやってはいないんだろうけど」

京子「天性のバランス感覚・・・。これがあるかないかが並みのジゴロとあかりの違いだろう」


51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:03:20.61 ID:eMSPbAEA0

ガラ

西垣「やーやー、みんな」

松本「・・・・・・・・・」


京子「ん?西垣ちゃんに会長?どうしたんですか?」


52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:03:59.88 ID:eMSPbAEA0


西垣「面白い発明品が出来たから、赤座で試そうと思ってな」

松本「・・・・・・・・・」


京子「そんで、どうせ爆発しますよねそれ?」

京子「この人も、何だかんだ言ってあかりを爆発に巻き込みたがるよな」

京子「これも、一種の歪んだ愛情表現なのかも知れない・・・」


53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:05:31.62 ID:eMSPbAEA0


松本「・・・・・・・・・」

西垣「はっはっは、松本ダメじゃないか赤座に向かってそんな卑猥な事言っちゃ」

西垣「どこでそんな言葉覚えたんだ?ゆるゆりじゃなくなってしまうじゃないか」


京子「そんで会長は会長であかりに向かって淫語を連発してるのか?」

京子「どうやら相当な事を言ってるようだ」


54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:23:42.48 ID:eMSPbAEA0


あかり「えっ、えっ、発明品ですか?あかりで試すんですか?」

ちなつ「西垣先生、また変な発明品持ってきたんですか?」

結衣「そうですよ。いつも最後に爆発ばっかして」

綾乃「赤座さんが怯えちゃってるじゃないですか」

千歳「そんな危ないもの、赤座さんで試したらあきまへんて」

櫻子「そうですよ!試すなら自分でやって下さい!」

向日葵「あら珍しいですわね櫻子、私と意見が一致するなんて」


京子「まぁ、そうなるわな」

京子「こんだけあかりのガードがいるなら、流石に西垣ちゃんも無理やりには・・・」


55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:24:47.88 ID:eMSPbAEA0


西垣「おや、残念だな」

西垣「折角、何を考えてるかわかるぞヘルメットを発明したというのに」

ちなつ「え・・・?」

結衣「何を考えてるのかわかるぞヘルメット?」


京子「・・・何だか嫌な予感がして来たぞー?」


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:26:29.46 ID:eMSPbAEA0


西垣「ああそうだ。これを被せれば、何を考えてるのかが空中に表示される」

西垣「だから、赤座に被せれば赤座が何を考えてるのかがわかる」

西垣「それで、私の事が1番好き・・・とか・・・フフ、よせ照れるじゃないか赤座・・・」

松本「・・・・・・・・・」

ちなつ「・・・」

結衣「・・・」

綾乃「・・・」

千歳「・・・」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・」

あかり「えっ、えっ?」


京子「みんなの目の色が変わったぞー?」

京子「本当にいいのかお前ら?それあかりに被せても。それ結局最後に爆発するんだぞー?」


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:13:18.01 ID:eMSPbAEA0


ちなつ「・・・」ジリ…

結衣「・・・」

綾乃「・・・」

千歳「・・・」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・」


あかり「えっえっ、み、みんな?どうしたの?」


京子「もはや、みんな自分の事しか頭にない様子だ」

京子「これも、あかりの天然ジゴロっぷりが自ら招いた災厄なのかも知れない・・・」


58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:13:57.77 ID:eMSPbAEA0


ちなつ「ね?ね?ちょっとだけ被ってみよ?ね?あかりちゃん」

結衣「あ、ああ!別に何ってわけじゃないけど!」

綾乃「そ、そうよね?先生の実験に協力しなきゃだからね?」

千歳「そうや?いつもお世話になってるからな?」

櫻子「私が1番好きだよね?」

向日葵「私ですわよね?」

あかり「きゃあーっ!?ちょ、ちょっとみんなーっ!?」

ドタンバタン

西垣「よーし、いいぞ。そのまま押さえていてくれ」

松本「・・・・・・・・・」


京子「まさに、地獄絵図だなこりゃ」

京子「欲は、人をここまであさましくするのか・・・」


59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:15:24.28 ID:eMSPbAEA0


西垣「さーて、これで準備完了だ。それじゃスイッチ入れるぞー」

あかり「いやーっ!?み、みんな何でーっ!?」

ちなつ「ちょっとだけ、ちょっとだけだってば!」

結衣「あ、ああ、すぐ済むって!」

綾乃「せ、先生の実験のためなんだから!」

千歳「ああ、そうや?別に何でもないからな?」

櫻子「あかりちゃん、絶対私の方が好きだからなー!」

向日葵「いいえ私ですわ!」

松本「・・・・・・・・・」


京子「本当に、先生まで混じって何やってんだか・・・」

京子「でもなー、こんな状況で考える事と言ったら」


60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:17:12.71 ID:eMSPbAEA0


『みんな、ひどい!』パッ

あかり「もうっ・・・」

ちなつ「あ・・・」

結衣「あかり・・・」

綾乃「赤座さん・・・」

シーン…


京子「まー、そうなるわな」

京子「寄ってたかってしまいにゃ爆発するヘルメット被せられちゃ」

京子「誰だってこうなるわな」


61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:20:59.67 ID:eMSPbAEA0


ちなつ「・・・ごめんね、あかりちゃん」

結衣「私、ちょっとどうかしてたよ」

あかり「ちなつちゃん・・・結衣ちゃん・・・」


綾乃「わ、悪かったわ赤座さん。無理やり変なヘルメット被せちゃって・・・」

千歳「堪忍してな・・・?」

あかり「杉浦先輩・・・池田先輩・・・」


京子「流石に、みんな冷静さを取り戻したようだ」

京子「あかりに嫌がられたのがよほどこたえたようだな」


62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:21:49.74 ID:eMSPbAEA0


櫻子「あかりちゃん、ごめん!」

向日葵「許して下さいます・・・?」

あかり「櫻子ちゃん・・・向日葵ちゃん・・・」


西垣「そ、その何だ、別に赤座が憎くてやったわけじゃなくてな・・・」

松本「・・・・・・・・・」

あかり「西垣先生・・・会長・・・」


京子「みんな、自らの行いを反省しあかりに許しを求めている」

京子「感動的な場面だ。・・・けどな。それをやっちゃうとな」


63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:22:38.13 ID:eMSPbAEA0


『みんな、大好きだよ』パッ

あかり「えへへ・・・」

ちなつ「!?」ドキーン

結衣「!?」ドキーン

綾乃「!?」ドキーン

千歳「!?」ドキーン、ブッ

櫻子「!?」ドキーン

向日葵「!?」ドキーン

西垣「!?」ドキーン

松本「・・・・・・・・・!?」ドキーン


京子「ほらなー、こうなるんだよなー」

京子「全員の心臓が打ち抜かれた音が聞こえたような気がしたよ、今」


64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:23:59.89 ID:eMSPbAEA0


ちなつ「・・・もーっ、あかりちゃんってば!」ダキッ

結衣「あかりーっ!」ダキッ

綾乃「赤座さんったら、もう!」ダキッ

千歳「もう、赤座さん!」ダキッ

あかり「きゃあーっ!?ちょ、ちょっとなにー!?」ダキッ

櫻子「あかりちゃーん!」ダキッ

向日葵「赤座さんっ!」ダキッ

西垣「赤座!」ダキッ

松本「・・・・・・・・・!」ダキッ


京子「はいはい、そんで全員まとめてドカーンね」

京子「わかりやすいったらありゃしないよ、全く」


65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:26:41.53 ID:eMSPbAEA0


結衣「京子、ほらお前も来いよ!」


京子「え、えー?私もー・・・?」

京子「そんな記念撮影みたいなノリで誘われても・・・」


66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:28:11.78 ID:eMSPbAEA0


京子「・・・まぁ、しょうがないか。じゃあ」ピト

ちなつ「いい?じゃ、みんなでせーの!」

あかり「ちょ、ちょっとー!?煙出てる!煙出てるよこのヘルメット!?」シューシュー…


67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:29:11.33 ID:eMSPbAEA0


全員「「「「私たちも!」」」」


全員「「「だーい好き!」」」


ピカッ


68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:29:58.12 ID:eMSPbAEA0


ドッゴーーーーー…ン…











69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:33:39.78 ID:eMSPbAEA0


西垣「いやー、なかなかいい爆発だったな松本」

松本「・・・・・・」


西垣「ん?何で赤座があんなにモテるのかって?さあな・・・」

西垣「・・・けどな。赤座を見てると思い出すな。昔よく似た生徒がいたんだ」

松本「・・・・・・」


70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:34:37.07 ID:eMSPbAEA0


西垣「どんな生徒かって?ああ、赤座とはタイプが違って・・・」

西垣「クールで、人を寄せ付けない雰囲気だったがな」

松本「・・・・・・」


西垣「ああ。それでみんな遠巻きに眺めながら憧れる感じで」

西垣「そいつが校内を移動するたびに、ゾロゾロと集団がついていくって有様だったな」

松本「・・・・・・」


71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:35:59.94 ID:eMSPbAEA0


西垣「名前?ああ、ちょっとド忘れしたな・・・確か、あか・・・あか・・・ね?だったかな確か」

西垣「赤座とどっちがモテたかって?さぁ、それは何とも言えんな・・・」











72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:38:38.21 ID:eMSPbAEA0

(京子の家)


京子「いやー、それにしても参ったな、あかりの天然ジゴロっぷりには」

京子「みんな、あんなにあかりにメロメロでさ・・・・・」

京子「・・・まぁ、そういう私も」


73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:39:53.73 ID:eMSPbAEA0


京子「こんなにあかりの事ばっか考えちゃってるんだから」

京子「もしかして、私もあかりの天然ジゴロっぷりにやられちゃってるのかもね・・・」タハハ…

京子「・・・まぁ、それにしても」

京子「一番、あかりのジゴロっぷりにやられちゃってるのは」

京子「あの人かも知れないなぁ・・・」










74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:42:01.89 ID:eMSPbAEA0

(あかねの部屋)


あかね「へっくし!」

あかね「うう、風邪かしら?」

あかね「うー、寒い季節だし・・・。冷えないように・・・」

あかね「あかりのパンツ、重ね被りして暖かくしなきゃね♪」


終わり