1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:22:39.85 ID:nievJBU50
真美「兄ちゃん、もう一週間もどこに行っちゃってるんだろ……」

亜美「ちんぱいだね……」

真美「うん……」

亜美「あーあ、兄ちゃんいないとつまんないなー……事務所もなんか暗いしー」

真美「……」

真美「ねえ、亜美」

亜美「んー?」

真美「真美はね、なんか、なんとなくだけど、>>5が怪しいと思う」

引用元: P「ちょっと貴音のトップシークレットを探ってくる」 



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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:28:45.12 ID:nievJBU50
亜美「ほんと!? それってどこ!?」パアァッ

真美「……ほ」

亜美「え、なんて?」

真美「ら、らぶ……」カアァ

亜美「らぶ?」

真美「うう……」

真美「ほ、ほら! あるじゃんか!! あのキューケーする所! うふ~んなところ!!」

亜美「ま、真美……?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:32:07.19 ID:nievJBU50
亜美「亜美、よくわかんないよ、もうちょっと詳しく」

真美「うう、だーかーらっ!」

亜美「らぶ、らぶ……? なに?」

真美「もー! わっかんないかなー! 亜美のお子ちゃまー!!」

亜美「わ、分かんないものは分かんないもん! しょうがないじゃんか!!」

真美「うー……! ○○○○○だよ!!」

伊織「なんてこと言ってるのよ大声で!!?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:37:00.44 ID:nievJBU50
真美「うあうあ……」カアァ

亜美「あ、いおりん! ○○○ってなにー?」

伊織「知らなくていいこともあるのよ、アンタにはまだ早いし」

亜美「??  分かったー」

伊織「はあ……」

真美「そ、それよりさいおりん! 兄ちゃんの場所分かったー?」

亜美「そーそー! いおりんチナマコで探してたじゃんか! 兄ちゃんのこと!」

伊織「まだ、分からない。けど、私は>>12だと考えているわ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:43:42.48 ID:nievJBU50
伊織「NASAよ」

真美「NASA!?」

亜美「兄ちゃん宇宙に行くの!?」

伊織「そこで面妖なPヘッドを見た、って聞いたのよ、人づてにね」

真美「すごっ……」

亜美「どこからそんなコネをっ……」

伊織「月を、目指すらしいわ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:45:45.04 ID:nievJBU50
真美「なんか、壮大……」

亜美「うん……」

伊織「ああ、でも、>>18だったらしいわよ、それからまた、消息不明」

伊織「はー、ほんとどこほっつきあるいているのかしら、あのプロデューサーは」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 19:52:43.41 ID:nievJBU50
伊織「pだったらしいわ」

亜美「へ?」

真美「うん?」

伊織「プロデューサーじゃなくて、p。つまりは別人ってこと。あーあ、ぬか喜びもいいところよね」

亜美「え、それ、どういうこと? さっぱり分かんない」

真美「うんうん! もちょっと真美達にも分かりやすく!」

伊織「世の中には知らなくてもいいことがあるのよ」

伊織「知ってはいけないことが、ふ、ふふ」

伊織「>>23のように……にひひっ!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:00:56.30 ID:nievJBU50
伊織「あ…る……くのように」ボソッ

真美「へ……い、いおりんそれってどういう」

伊織「あーあ! プロデューサーはいったいどこにいるのかしら!! もうっ!」

真美「いおりん!! 今すごいこと言ったでしょ!?」

伊織「プロデューサーと私のトップシークレットよ、話すわけないじゃないの」

真美「え、ちょそれって」

伊織「じゃあ私達はレッスンがあるから、じゃーねー、にひひっ」

真美「い、いおりん! 待ってよ聞き捨てなんないよいおりん!! ちょっと!!!」

バタン

真美「行っちゃった……とんでもないこと言って行っちゃったよ」

亜美「ねー真美ぃー、あr

真美「言わなくていい!」

亜美「う、うん」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:04:24.15 ID:nievJBU50
真美「なに、トップシークレットってなに……」

亜美「ま、真美? とりあえず>>29にも話聞いてみよ―よ」

真美「…・…」ブツブツ

亜美「真美ー? あ、亜美先行くかんね、ちゃんと来てねっ?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:12:03.85 ID:nievJBU50
亜美「というわけで来ました961プロ!」

真美「来ました……」

黒井「帰れ」

亜美「もー! 真美! もうちょっとテンションアゲよーよ!!」

真美「うん……なんか、あのいおりんの言葉が頭にしみこんじゃってさ」

亜美「むー!」

黒井「あー! ぴーぴーうるさい!! 帰れ765プロの底辺アイドルたちよ!!」

黒井「ここは貴様らのような品のない人間が居るような場所ではない!!」

亜美「ねー兄ちゃんの場所知んない?」

黒井「あのへっぽこプロデューサーのことか?」

真美「うんうん! もしかして知ってるの!?」

黒井「>>34

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:19:38.44 ID:nievJBU50
黒井「私は知らん」

亜美「えー?」

真美「そんなこと言っちゃってー、ほんとは知ってるんでしょー?」

黒井「例え知っていたとしても、私は貴様らなんぞに教えん」

亜美「けちんぼ!」

黒井「さあ帰れ! 早く!! 一刻も早く!!!」

真美「くろんぼ!!」

黒井「私はくろんぼではなあい!!!」

黒井「早く帰りたまえ不愉快な765プロのエテ公達め!!」

亜美「ふん! 二度と来るもんかー!」

真美「ばーか! べーっだ!!」

黒井「私は忙しいんだ! 仕事のない765プロの暇人どもと違ってなあああ!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:22:18.07 ID:nievJBU50
亜美「なんの情報もなかったね」

真美「うん、ムカッてなっただけだったね」

亜美「>>40のとこ行ってみよ、気晴らしにでもさ」

真美「だね」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:31:24.29 ID:nievJBU50
ガサゴソ

真美「んー、なんか難しいこと書いてある紙ばっかり」

亜美「つまんないねー」

真美「お?」ヒョイッ

亜美「>>43だよね、それって……」

真美「う、うん……」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:37:16.19 ID:nievJBU50
亜美「あずさお姉ちゃんの」

真美「この前撮ったのだ……」

亜美「やっぱおっきい……」

真美「ぐぬぬぬ」

亜美「しわくちゃだ、なんども読み返したのかな」

真美「ぐぬぬぬぬぬ」

ガチャリ

亜美「わひゃあ!?」

真美「あわわわわっ」パサッ

>>46「……」

真美「あ、>>46お、お帰りっ」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:44:39.21 ID:nievJBU50
美希「……」

真美「み、ミキミキっ! お帰り!」

美希「そこ、ハニーの机だよね? 二人とも、なにやってるの?」

亜美「え、えっと亜美達はちょっと兄ちゃんの

美希「ハニーの? ハニーのなにをどうしようとしていたの?」スタスタ

亜美「ちょ、ミキミキ? ちょ、ちょっち怖いよ?」

美希「真美、なにを隠しているの? ミキに教えて? ね?」

真美「こ、これはあずさお姉ちゃんの写真集だよ?」プルプル

亜美「そうそう! ちょびっと○○○いやつ!」

美希「へー。亜美、真美は、ハニーのことなにもしらない?」

亜美「し、知んないよ」

美希「ほんと?」

真美「ほんとほんと! み、ミキミキは知らないの!?」

美希「ミキもそれを知りたいって思ってるよ、ホントに知らない?」

真美「知らないってばあ!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:48:30.92 ID:nievJBU50
美希「そうなんだ、知らないんだ」

亜美「ね、ねえミキミキ、今、寝不足?」

美希「なんで?」

真美「め、目が……」

美希「それよりさ、>>50知らない?」

真美「え……?」

美希「探してるの、怪しいから」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 20:56:08.54 ID:nievJBU50
真美「はるるん……?」

美希「どこかな? 知ってる?」

亜美「え、えっとはるるんは、今……」

美希「うん」

亜美「あ、や、やっぱり分かんないや、えへへ、ごみんっ」

真美「真美も……」

美希「むー」ムスッ

真美「ど、どうしてはるるんを探してんのさっ?!」

美希「>>54だから」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:05:32.15 ID:nievJBU50
美希「これ……」

真美「リボン……? あ、こ、これって!?」

亜美「はるるんのだ!」

美希「ボロボロのリボンがね、落ちてたの」

亜美「うわ、すご、ほんとボロボロだー……」

美希「ミキね、春香が、なんだかとても、心配なの」

真美「そ、それどこに落ちてたのさっ?」

美希「……さあ?」クスッ

真美「」ゾクッ

美希「春香は、どこかな? ほんとに知らない?」

美希「見つけたら、ミキに教えてね」

美希「ゼッタイ、だよ?」

亜美「い、いえっさ!!」

真美「わが命に代えてでも!!」

美希「じゃあね」ガチャリ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:07:46.10 ID:nievJBU50
真美「と、とりあえずはるるんさがそっ?」

亜美「う、うん、兄ちゃんはその後でいいのかな?」

真美「あ、そだった、えと、どうしよ、あはは……」

1.プロデューサーを探す
2.春香を探す
3.その他

>>58

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:15:11.90 ID:nievJBU50
亜美「はるるん! はるるんをさがそう! 兄ちゃんには悪いけど!」

真美「そ、そだよね! ミキミキ、急いでるっぽいし!! なんか怖いし!!」

亜美「でも、分かる? はるるんの場所」

真美「携帯があるじゃんか」

亜美「あ、すっかり忘れてたった」

真美「真美がかけてみるね」

亜美「うん、お願いー」

真美「えへへ、ケータイ取り出し」ポパピプペ

Prrrrr

>>61『もしもし』

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:25:23.22 ID:nievJBU50
杏『もしもしー……』

真美「あ、はる……る?」

杏『あー、どなたですか……? 私今ねむ』

真美「だれだYO!!?」ピッ

亜美「真美!? モップホイップな切り方だったよ!? ラッパーみたい!」

真美「あ、あはは……」

亜美「誰だったの?」

真美「分かんない、番号間違えてたっぽい」

真美「今度こそ」

Prrrrr

春香『真美?』

真美「あ、はるるん、あのねミキミキが

春香『>>67

真美「え……?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:40:48.22 ID:nievJBU50
春香『美希が探してたんでしょ?』

真美「!? なんで知って

春香『美希なら隣で寝てるよ、ばたんきゅーって。ふふっ』

真美「ちょ、はる

春香『声、聞く?』

真美「はるるん!!!!」

春香『ひゃっ!? うわわっ!?』

真美「真美なにがなんだかわけわかんないよ!!」

春香『あわわっ!? きゃあっ!!!』ドンガラry

真美「え、こけた……?」

亜美「こけた? なんで?」

真美「真美の声におどろいたのかも」

『はるかぁぁ……!! 隙ありなの!!』

春香『まって、待って美希! どうどう、タンマタンマ、お願い! いやあ

真美「……切れちった」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:43:18.10 ID:nievJBU50
真美「な、なんだったのさ……」

亜美「はるるん無事みたいだし、多分」

亜美「兄ちゃんさがそーよ」

真美「……」

>>77

1.プロデューサーを探す
2.その他

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 21:53:06.73 ID:nievJBU50
ガチャリ

貴音「っ……う、ぐ……」フラフラ

真美「お姫ちん!?」

亜美「ボロボロじゃんか!? 服もなんだかセクチーになってるし!!」

貴音「抜かり、ました……わたくしとしたことが……」

真美「しゃ、しゃべらないで、今はそのソファーに横になって!」

貴音「まさか、まさか……く、ぐ、うう」ウルウル

亜美「今キューキュー箱もってくるかんね、バンソウコウはったげるから!」ダッ

貴音「おのれ……」ウルウル

真美「お、お姫ちんもしかして怒ってる?」

貴音「おのれ……!! >>83め……!!!」プルプル

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:02:07.35 ID:nievJBU50
貴音「千早……如月、千早ぁ……!!」グスッ

真美「千早お姉ちゃんが、お姫ちんにこんなことを……?」

亜美「ショードクしなきゃ」プシュッ

貴音「あつっ……」

亜美「ご、ごめんなさいお姫ちん」

貴音「いえ、いえ、よいのです、ありがとうございます、亜美、可愛らしい、医者の卵。ふふ」ナデナデ

亜美「ふふん、どうよ、亜美のシュワン、ふふふんっ」ドヤッ

真美「ま、真美は信じらんないっ……」

貴音「わたくしとて、信じられませんでした。この目で、見るまでは」

亜美「バンソウコウ貼んなきゃ」ペタペタ

貴音「くっ……」

真美「お姫ちん……」

亜美「バンソコウコウじゃ無理な気がしてきたけど亜美は貼り続けるよ」ペタペタ

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:04:50.36 ID:nievJBU50
真美「な、なんで千早お姉ちゃんがそんなことしたのっ?」

貴音「>>89であるから、と。如月千早は言っていました」

亜美「包帯つかおっと」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:12:53.99 ID:nievJBU50
貴音「春香に頼まれたから、と」

貴音「そう、言っておりましたよ彼奴は、ええ」

真美「はるるん、そういえばミキミキも探してたっぽいね」

貴音「美希が……」

亜美「も、もしかしてお姫ちんたち、ケンカしてるのっ?」

真美「ダメだよケンカなんて! 今兄ちゃんもいないっていうのに!」

貴音「いえ、ケンカなどでは……それに、プロデューサー……」

真美「あ! お姫ちんなんか知ってるっぽい顔だー!」

亜美「ねぇねぇお姫ちん! 兄ちゃんさ、どこで油売ってるか分かるー?」

真美「お姫ちんなら分かるっしょ!」

貴音「>>95

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:23:50.60 ID:nievJBU50
貴音「ぴえり、守山……」

亜美「?」

真美「ど、どこ? そこ」

貴音「生ける廃墟、かつては繁栄していた、しょっぴんぐもーる……」

貴音「そこに独り佇む、男がいたとのことです」

亜美「それが、兄ちゃん……?」

貴音「ぽつん、と。孤独に佇み、遠く目を据え、口を閉ざして」

貴音「かつての栄華を、懐かしみ、哀しみ、涙さえ流して……」

真美「な、なにやってんの兄ちゃん……」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:28:26.59 ID:nievJBU50
貴音「ああ、そこには諦観がありました」

貴音「もーる内を包み込む、厳かな諦観、悲しい悲しい、諦め」

真美「語るねお姫ちん」

貴音「諦観は、時としてものをこの上なく美しく魅せます」

貴音「プロデューサーは、それを眺めに行っていたのです」

貴音「生命に満ち溢れるアイドルを見続けたプロデューサーは」

貴音「ふと、その真反対を覗いてみたくなったのですよ、空虚な、ガランドウを」

亜美「仕事サボって?」

貴音「はい」

真美「わ、わあ、ダメ人間……」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:33:49.73 ID:nievJBU50
貴音「まあ、ウソですが」

真美「やっぱりウソかー」

貴音「まあ、そういうことです、そういうことなのですよ、それでは、亜美、真美」

亜美「どういうことだろ?」

貴音「千早、千早、ふふ、ふふふふっ、この恨み、はらさで

真美「あ、ま、待ってよお姫ちん!!」

貴音「なんでしょう?」

真美「兄ちゃんは、本当はどこにいるの?」

貴音「猫は、その過ぎた好奇心ゆえに、命を落とすことがあります」

亜美「へ?」

貴音「知らなくてもいいことは、知らなくてもいいのですよ」

貴音「殺される猫になりたくなければ、おとなしくしていなさい」

貴音「それでは」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:35:33.95 ID:nievJBU50
真美「う、ぐっ……! みんなして真美達をのけものにしちゃってさ!!」

亜美「真美!」

真美「分かってるよ!」

>>105

1. 貴音を問い詰める
2. その他

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:40:49.79 ID:nievJBU50
真美「お姫ちんをおいかけよう」ボソッ

亜美「うんっ」ボソッ

貴音「……」

ガチャリ

バタン

真美「行ったね」

亜美「よし、亜美達も行こう」

真美「うん!」ガチャ

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:43:54.39 ID:nievJBU50
貴音「……」スタスタ

真美「こっそり、こっそりとだよ」

亜美「分かってるって」

貴音「……」ピタッ

亜美「と、止まった……?」

貴音「……」クルッ

真美「うわわっ」バッ

貴音「……」ジー

亜美「見てた、めっちゃこっち見てたけど」ボソッ

真美「だ、大丈夫だよ、モノカゲにちゃんと隠れてるしっ」

貴音「……」

>>113「おーい!」

貴音「>>113……」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:51:04.41 ID:nievJBU50
貴音「あ、あなた様……」

P「ふぅ……やっと見つけたぞ」ブランブラン

真美「」

亜美「」

貴音「し、痴れ者め! その粗末なものをしまいなさい!!」カアァ

P「そ、粗末……」ショボン

P「ようやく見つけたっていうのに、粗末はいくらなんでもひどいだろ……」チンマリ

貴音「くっ、な……!!」ウルウル

P「俺が丸出しかどうかなんて瑣末なことだ」

P「もっと重要なことがある」

貴音「うう……」カアァ

P「貴音、>>117

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 22:58:16.08 ID:nievJBU50
P「脱げと言ったのは貴音じゃないか」

貴音「くっ……」

P「なんとまあワガママなことだ、脱げと言ったり、しまえと言ったり」

貴音「いいから今はしまってくださいっ、気が変わったのです、そのぐろてすくなものをしまってくださいぃ」ウルウル

P「分かったよ、残念だ……」

亜美「」

亜美「はっ!」

亜美「亜美、と、飛んじゃってた、今」

亜美「や、ば、ま、まだなんか亜美夢見てるっ。真美」

真美「うあうあうあうあうあうあうあ……」カアアァアァ

亜美「おおう……」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:04:19.94 ID:nievJBU50
P「ほら、これで大丈夫」

貴音「ありがとう、ございます」

貴音「前科もちのプロデューサーなど、嫌ですから」

P「まあ、そうだよな」

貴音「ところであなた様」

P「ん?」

貴音「猫が、います」

P「おおっ、どこにだ? 野良か?」

貴音「出てきなさい、>>122

P「え」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:17:50.12 ID:nievJBU50
貴音「亜美、そこにいるのは分かっています」

亜美(え、亜美だけ……?)

真美「あ、亜美、出ちゃダメ。ゼッタイに出ちゃダメっ」ボソッ

亜美「う、うん……」

貴音「出ないのですか? いるのは分かっていますよ?」

貴音「わたくしは、きちんと、言ったはずなのですが……」

貴音「忠告、したのですが……」

貴音「至極、残念極まりない、ですよ、亜美……」

貴音「出て、こないのですか……? こちらから向かいますよ?」

亜美(い、今来られたら二人とも見つかるっ……!)

亜美(このままじゃ真美もっ……ううんっ、そんなのゼッタイダメ!)

亜美「……」チラッ

真美「!? だ、ダメだよ亜美、それはゼッタイしちゃいけないよぉっ」ボソッ

真美「いっせーので逃げよっ、ねっ? バラけたら捕まんないからっ」ボソッ

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:24:59.27 ID:nievJBU50
亜美「ダメな、気がする」

亜美「疑われたのが亜美だし、真美は、おとなしく待ってる良い子って思われてるはず」

亜美「そんなときに真美の姿も見られたら、きっと、お姫ちん、真美も、ねらう」

真美「ううっ……」ゾクッ

亜美「い、行きなよ、真美っ、亜美は、大丈夫だからさっ……!」プルプル

真美「い、行かないよ、真美はゼッタイに見捨てないからっ」

亜美「ばか真美。こういうときはお姉ちゃんらしく言うこと聞きなよっ」

真美「あ、亜美こそお姉ちゃんの言うこと聞きなよっ」

亜美「と、とにかく亜美は行くかんね」バッ

真美「あっ」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:27:14.47 ID:nievJBU50
亜美「や、やっほーお姫ちん、元気?」

貴音「はい。元気ですよ」ニコッ

P「あれ、亜美、真美と一緒じゃないのか?」

亜美「え"っ」

亜美(兄ちゃん空気読んでよっ!!)

貴音「真美も、いるのですか?」

亜美「い、いないよ、いないいないっ! 亜美だけだってばー!」

貴音「ふふ、そうですか。>>130

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:34:15.77 ID:nievJBU50
貴音「実はわたくし、新潟出身なのですよ」

P「え、うそっ!?」

亜美・真美「「ええぇぇ!!?」」

貴音「……」

真美「あ…………」

貴音「……」

亜美(真美ぃぃぃぃいいいいいい!!!!)

真美「にゃ、にゃーん……」

P「なんだ、猫か」

真美「そ、そうだにゃ、猫、にゃ」

P「なるほど……」

貴音「ふふふ、ふふふふふふふっ」

貴音「やはり、いましたね、真美」

亜美「真美のあほぅっ」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:40:34.57 ID:nievJBU50
貴音「出てきなさい、真美」

真美「うう……しくじったぁ……」

亜美「真美のバカちんっ」

真美「し、仕方ないじゃんか! 驚いたんだから!」

貴音「さて……」

真美「やばい、やばいよどうしよ亜美ぃ」

亜美「うわわわわ……」

P「まあ待て貴音。ここは>>136で手を打とうじゃないか」

貴音「あなた様……」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/30(木) 23:48:34.95 ID:nievJBU50
P「うどんをさ、作らせるってことでどうだ!」

P「ほら、手打ちにちなんでみたんだ! 手打ちうどんだけに! はははっ!!」

貴音「……」

真美「……」

亜美「……」

真美(ば、場が凍った……お姫ちんまで、あんな、路傍の石ころを眺める目で、兄ちゃんを……)

P「……」パチッ

亜美(あり? ウィンク?)

真美(兄ちゃん……!!)

亜美「真美!!」

真美「うん!! 逃げるよ!!!」ダッ

亜美「あいさっ!!」ダッ

貴音「あ、ま、真美、亜美!! 待ちなさい!!」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/31(金) 00:00:28.38 ID:cpUPCQ6c0
貴音「くっ……!!」

P「まあまあまあ待て待て待て貴音」

P「だいいちさ、亜美と真美を追いかけまわしてもなんにもならないだろ?」

P「目的が見えないよ」

貴音「しかし、忠告を無視して探ろうとしてきたので、罰を、と」

P「それは厳し過ぎだよ。とにかく、真美達はほうっておこう」

貴音「むむむ……!!」

P「俺達が今すべきは、>>146だ」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/31(金) 00:11:42.11 ID:cpUPCQ6c0
P「秘密を知ってしまった人間の、処分、だ」

貴音「……」

P「残酷かもしれない、とても」

貴音「はい……」

P「けど、けどな、俺達のためなんだ」

P「知られたという事実が、後から俺達の首を絞めに来るかもしれない、放っておいたらな」

P「そのとき後悔しても、遅いぞ」

P「だから、早くに手を打とう」

貴音「……」

P「誰から行く?」

貴音「>>152

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/31(金) 00:16:45.96 ID:cpUPCQ6c0
貴音「……」

P「決められないのか? まあ、いいさ、ゆっくり考えれば」

貴音「…………」

P「まあ、のんびり待つよ」

ギュウ

P「え……?」

貴音「一番最初にわたくしの秘密を知ろうとした者は、誰か」

P「ど、どうした貴音……」

貴音「それは、あなた様、です」クスッ

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/31(金) 00:18:34.97 ID:cpUPCQ6c0
貴音「では、処分されなければならないのは、誰、か」

P「お、おい、まさか、まさか貴音っ……!!」

貴音「それは、あなた様に、ほかなりません」ギュウウ

P「やめ、くっ、止めろ、止めてくれっ……!!!」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/31(金) 00:25:25.96 ID:cpUPCQ6c0
貴音「せめてわたくしの胸の中で」ギュウウウウ

P「う、うあ……」

貴音「ふふ、ふふふふふっ」

P「」

貴音「全ては、知ってしまったがゆえの、悲劇」

「まさか、胸で……」

貴音「ご安心を、あなた様。わたくしも、すぐに」

「私には到底できない、芸当ですよ」

貴音「わたくしの下手人はあなたでしたか、千早」

千早「すみません四条さん」

千早「春香に、頼まれましたので」シュッ

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/31(金) 00:28:20.49 ID:cpUPCQ6c0
P「はっ!!?」パチッ

P(なんだ、夢か……ヘンな夢だったな)

P(どんな夢だったっけ、んー、よく、思い出せない)

P(貴音が、たしか……トップシークレットが、貴音の……貴音?)

P(そういえば貴音の秘密って、なんだ)

P(気になる)

P(そうだ!)

P「ちょっと貴音のトップシークレットを探ってくる!」



おわり