1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 21:39:31.477 ID:zocIqF5C0.net
武内P「346プロ全社をあげての取り決めですので、みなさん気を付けてください」

「「「 はーい 」」」

李衣菜「ロック禁止って! い、いつまでですか……!?」

武内P「予定では数日ですが……今の『ロック』は聞かなかったことにします」

未央「言わなきゃいいだけなんでしょ? 別に困らないよね」

卯月「はい。言う機会なんて滅多にありませんし」

みく「……李衣菜ちゃんどうしたの? 顔色悪いにゃ」

李衣菜「え? だ、大丈夫、大丈夫! こういう不合理な強制があってこそのロッ」

みく「わああ~!!! さっそく言おうとしてるにゃ~!!!」

李衣菜「わっ、と。危ない危ないー。セーフだよね?」

みく「気をつけるにゃ。今、Pちゃんが拳振り上げてたにゃー」

武内P「……命拾いしましたね」

李衣菜「ひぃ……!」

みりあ「命を奪うのー? こわーい!」

莉嘉「きゃー! あはは」

引用元: 武内P「『ロック』と発言した人はぶん殴ります」李衣菜「!?」 



6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 21:45:53.590 ID:zocIqF5C0.net
莉嘉「もしかしてだけど~♪」

みりあ「もしかしてだけど~♪」

未央「それって何だっけ?」

凛「お笑い芸人の……なんとかバズーカってやつじゃない?」

未央「違うよー、それはラッスンゴレライ。えーっと……」

卯月「あ! 思い出しました! どぶろっく!」

ガチャ

武内P「……」

未央「あれ、プロデューサー」

武内P「……」

スタスタスタ

凛「どうしたの? 深刻な顔して」

卯月「あの、な、なんでしょうか」

バキッ

卯月「あぐっ」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 21:49:18.147 ID:zocIqF5C0.net
未央「ちょっ! しまむー! 大丈夫!?」

凛「急に何!?」

武内P「あ、いえ……決まりでしたので……すいません」

卯月「? ?? ……え? な、なんで私……な、殴られて? あれ?」

未央「プロデューサー! 理由も無く殴るなんて酷いよ!」

みりあ「いたそ~」

莉嘉「Pくんなんで殴ったのー?」

武内P「ですから……決まりでしたので」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 21:54:22.209 ID:zocIqF5C0.net
凛「決まり決まりって、意味が分からないから。ちゃんと説明してよ」

武内P「……さきほど、皆さんの前で説明したはずですが……」

凛「は……?」

未央「あっ! もしかして……しまむーが言っちゃったから?」

みりあ「何を~?」

未央「ほら! あれだよ! 例の禁止ワード!」

卯月「あっ……」

凛「……今のでもアウトってこと?」

武内P「はい。気を付けてください……それでは、これで」

スタスタスタ

バタン

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:01:30.053 ID:zocIqF5C0.net
卯月「うぅ…………」

未央「まさかアレでも駄目なんて」

凛「殴られた時、凄い音したけど……」

卯月「だ、大丈夫です。えへへ、私やっぱりドジですね……」

みく「あれー、どうかしたのー?」

李衣菜「何かあったの?」

未央「しまむーがプロデューサーに殴られちゃってさー」

みく「ええ!? な、なんでにゃ!?」

凛「例のあの単語を言っちゃったから……」

李衣菜「……っ」

みく「Pちゃん、本気らしいにゃ……李衣菜ちゃんも気を付けるにゃ」

李衣菜「う、うん……」

みく「ビビリまくりにゃー」

李衣菜「び、ビビッてないし! むしろ、規制されたほうが燃えるっていうか、そんな感じだから!」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:06:24.832 ID:zocIqF5C0.net
莉嘉「なんか空気が重くなっちゃったね」

未央「あ、じゃあさ! 気分転換にみんなでスマブラやろっか?」

みりあ「やろーやろー!」

未央「しまむー! しぶりんもほら! コントローラー持って!」

凛「わ、わたしやったことないから」

卯月「あっ、わたしも」

未央「えー。できる人いないのー?」

李衣菜「一応できるけど」

未央「いいね! やろうやろう! 何のキャラ使う?」

李衣菜「しかたないなー。まぁ、あらかた使いこなせるけど、強いて言えばロッ」

みく「にゃー!!!!!!!」

李衣菜「うわぁっ、な、なに?」

みく「李衣菜ちゃんうかつすぎにゃー!」

李衣菜「え? なにが……あっ」

みく「もう! メガマンにゃ! メガマン!」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:12:21.923 ID:zocIqF5C0.net
~翌日~

みりあ「うーん」カキカキ

きらり「みりあちゃーん、何してるにー?」

みりあ「学校の算数の宿題!」

未央「へー、懐かしいねー」

李衣菜「……」タンタンタン

みく「李衣菜ちゃん、貧乏ゆすりがうるさいにゃ」

李衣菜「あ、ごめんごめん。なんか昨日からイライラして」

みく「例の単語を言えないから?」

李衣菜「まぁ、私にとってのアイデンティティだからさ」

みく「大げさにゃー」

李衣菜「もう殴られてもいいから言っちゃおうかなぁー」

みりあ「えーっと、ここはぁー。6×9……54」

ガチャ

武内P「……」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:18:32.670 ID:zocIqF5C0.net
未央「あれ、プロデューサー……なんだろう、このデジャビュ」

凛「……ハッ! 逃げて!」

みりあ「えー?」

スタスタスタ

武内P「……」

バキッ

みりあ「きゃん!」

李衣菜「!?」

きらり「にょわっ!? だ、大丈夫ぅー?」

みりあ「うう……ひっ、う、うわぁぁぁぁぁぁん」

卯月「えっと、えっと! 痛いの痛いのとんでいけー!」

凛「プロデューサー! やりすぎじゃない!? 掛け算してただけなのに!」

みく「まだ小学生にゃ! 拳で殴るなんて……! ほら! 泣いちゃったにゃ!」

武内P「すいません、決まりなので……皆さんも気を付けてください」

李衣菜「あわわわわ……や、やっぱ我慢しよっかなー……」

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:24:06.797 ID:zocIqF5C0.net
アナスタシア「ニホンの妖怪、オモシロイデス」

美波「ゲームやアニメで子供たちに人気だものね」

アナスタシア「これは……首が長いデス」

美波「ろくろっ首ね」


―――――


武内P「……」ピクッ

武内P「すいません、失礼します」

スタスタスタ

バタン

凛「ちょっと!」

未央「行っちゃった……」

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:30:38.405 ID:zocIqF5C0.net
バキッ! キャー! ニチヴォー・シビェ! スイマセンキマリナノデ


未央「わっ、向こうでまた誰かが殴られたみたいだよ!?」

みりあ「恐いよぉー」

みく「容赦ないにゃー。何度も言うけど、李衣菜ちゃんも気を付けるにゃ」

李衣菜「え? うん」ガクガクガクガク

みく「ちょ! すごい震えてるにゃ!」

李衣菜「ふ、震えてなんかないけど?」ガクガクガク

みく「絶対嘘にゃ! 恐怖に打ち震えてるにゃ!」

李衣菜「まあ、決まりならそれに従うしかないよね」ガクガクガク

みく「前に社会への従順に対する反抗が大切だとか何とか言ってたはずにゃ!」

李衣菜「な、殴られたら痛いし」ガクガクガク

ガチャ

美波「うう……」

アナスタシア「美波、しっかり」

卯月「だ、大丈夫ですか!?」

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:36:47.315 ID:zocIqF5C0.net
美波「まさか……あれがアウトだなんて」

武内P「はい、ダメなんです」

凛「……アンタはこれ、おかしいと思わないの?」

武内P「……理不尽だとは思います」

未央「だったらやめようよ!」

武内P「すいません。上の決めたことなので、逆らえません」

アナスタシア「ショセンは、カイシャの歯車、なんデスネ」

武内P「はい。今のところ、皆さんは間接的に例の言葉を言ってしまっているだけですが」

武内P「明確にあの言葉を発した場合は、この程度ではすまされません」

卯月「あ、あれ以上に痛い思いをするってことですか……?」

武内P「はい……メリケンサックを懐に忍ばせていますので……」

ギラリ

凛「っ……」

みく「うわっ」

李衣菜「ひっ……」

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:42:49.142 ID:zocIqF5C0.net
李衣菜「……」

みく「李衣菜ちゃん」

李衣菜「……」

みく「……? 李衣菜ちゃん」

李衣菜「……」

みく「李衣菜ちゃん!」

李衣菜「え? なに?」

みく「もう! みりあちゃんが殴られるのを見てから一層調子が悪そうにゃ!」

李衣菜「そ、そんなことないけど」

みく「そんなんじゃ次のお仕事で失敗するにゃ」

李衣菜「だ、大丈夫。ビビッて仕事をおろそかになんてしないから」

みく「それならいいにゃ……あ、そろそろ時間にゃ。取材を受けにいくにゃ」

李衣菜「うん」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:48:31.397 ID:zocIqF5C0.net
記者「えーっと、多田李衣菜さんは趣味がロックだとか」

李衣菜「はい」

記者「どうりで。いやー、そのヘッドホン。かっこいいですね」

李衣菜「え? そ、そうですか? いやー、分かります……?」

記者「いいお値段するんじゃないですか?」

李衣菜「まあ、でも値段じゃないですから。最高の音質を求めるなら、やっぱりこだわりますね」

李衣菜「これだけじゃなくて……コレクションもしてますから」

記者「ほー。日によって使い分けるわけですか」

李衣菜「使い分けるというか……その日の自分に合ったものを、自然と手に取っているというかぁ」

記者「かっこいいなー」

李衣菜「そうですか? 普通ですけどねー」

記者「即物的な生き方よりも、こう、インスピレーションを重要視する生き方ですね?」

李衣菜「そう! そんな感じです! なんというか、まさにロック!」

みく「にゃ!?」

李衣菜「あっ」

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 22:54:26.001 ID:zocIqF5C0.net
記者「はい、それではお疲れ様でしたー」

みく「あ、ありがとうございましたっ」

李衣菜「……」

みく「……李衣菜ちゃん」

ガチャ

武内P「……」

李衣菜「ひぃ! き、きたぁ!」

みく「Pちゃん! お仕事中のことにゃ! 不可抗力にゃ!」

武内P「ですが、決まりですので……」

スタスタスタ

みく「ここはみくが食い止めるにゃ! 李衣菜ちゃんは逃げるにゃ!」

李衣菜「えっ、で、でも!」

みく「はやく行くにゃ! うにゃー!!!」

李衣菜「っく」

ダッ

85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 23:01:09.425 ID:zocIqF5C0.net
李衣菜「た、助けてぇ!」

卯月「わっ、ど、どうしたんですか?」

未央「アスタリスクの取材終わったの?」

李衣菜「それどころじゃ……! お、追われてて! あの単語を言っちゃったから!」

凛「えっ……」

未央「あちゃー……ある意味、大本命だもんねー。むしろ今までよく耐えたというか」


武内P「離してください」

みく「離さないにゃー! や、やめるにゃー!」

武内P「いえ、決まりですので」

ズリッ ズリッ


李衣菜「き、来た……!」

93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 23:06:10.038 ID:zocIqF5C0.net
凛「いい加減にしなよ! そんなので殴ったら、顔面陥没するよ!?」

武内P「決まりなので……」

凛「決まり決まりって言うけど、何でもかんでも言いなりでいいの!?」

凛「会社に『死ね』って言われたら死ぬ気!? 違うよね!?」

武内P「いえ、おそらく死ぬでしょうね」

凛「……!」

武内P「すいません。殴るのに邪魔なので、振り払わせてもらいます」

ブンッ

みく「にゃー!」

ドサッ

99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 23:12:28.136 ID:zocIqF5C0.net
武内P「申しわけありません」

スッ

李衣菜「わっ」

李衣菜(一気に間合いを詰められた……!?)

卯月「逃げてー!」

未央「駄目だ! もう間に合わない!」

李衣菜(お、終わった……私の人生……)

李衣菜(ああ、今思えば、あまりロックな人生じゃなかったかも……)

李衣菜(殴られて死ぬのか……ん? それはそれで、ある意味ロック……?)

李衣菜(最後の最後に……ロックになれた……かな…………)

武内P「ふんっ!」

バキャッ

李衣菜「……!」

みく「李衣菜ちゃーん!!!!」

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 23:18:36.751 ID:zocIqF5C0.net
みく「にゃー! 人殺しにゃー! 李衣菜ちゃんがー!」

李衣菜「うえっ、げほっ、っくうぅ……」

卯月「あれ……?」

未央「い、生きてるよ! っていうか、無傷?」

凛「どうして……? たしかに殴られたはずだけど……」

武内P「なるほど……どうやら、そのヘッドホンに邪魔されたようですね」

武内P「良いイヤーパッドです。衝撃を吸収されてしまいました」

李衣菜「はぁ……はぁ……た、助かった……?」

みく「にゃー! 良かったー!」

武内P「一発は一発。今回は運が良かったということで、失礼します」

スタスタスタ

卯月「ハラハラしましたぁ~」

凛「一時はどうなることかと」

李衣菜「……あぁ! へ、ヘッドホンが! クールでお気に入りだったのに……!」

みく「そんなのどうでもいいにゃ! 本当に良かったにゃー!」

107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/03/30(月) 23:24:51.407 ID:zocIqF5C0.net
~翌日~

武内P「本日をもって『ロック』と発言した人を殴る期間は終了となりました」

未央「よかったね。これで気兼ねなくロックって言えるじゃん」

李衣菜「まあ、抑止された中でこそロックが輝くってこともあるけどね」

みく「調子いいにゃ」

武内P「代わって、今日からは『にゃ』と発言した人を蹴ります」

みく「にゃっ!?」

武内P「……今の『にゃ』は聞かなかったことにします。皆さん、気を付けてください」

みく「そ、そんにゃー! みくから『にゃ』を取ったらダメにゃー! ぜったいダメにゃー!」

武内P「……」

スタスタスタ

みく「にゃー!!!! きたーーー!!!!」

未央「猫耳でガードだよ! みくにゃん!」

みく「無理にゃー!!!」

ドカッ
END