1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:12:15.798 ID:XOV2zx3x0.net
シャロ「何よ、突然」

ココア「デートしてくれたら五万円あげるよ」

シャロ「え? ほんとに?」

ココア「ほんとほんと」

シャロ「……なんで?」

ココア「シャロちゃん最近お金なくて困ってるでしょ。だからその救済策だよ」

シャロ「ほんとにいいの?」

ココア「いいよ。それじゃ決まりね。今度の土曜日」

シャロ「……分かったわ」

引用元: ココア「シャロちゃん、デートしよう」シャロ「は?」 



5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:17:45.185 ID:XOV2zx3x0.net
~土曜日~

ココア「シャロちゃーん」

シャロ「あ、ほんとに来たのね……」

ココア「来るよ。なんで?」

シャロ「な、なんか、五万円も貰うと思うと気が引けてきて……」

ココア「大丈夫だよ。私、最近大きな収入あったから」

シャロ「大きな収入?」

ココア「うん、ちょっとね」

シャロ「ふーん」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:21:47.985 ID:XOV2zx3x0.net
シャロ「それで、どこに行くの?」

ココア「とりあえず、甘兎庵かな」

シャロ「千夜のとこ?」

ココア「うん、そうだよ。今日は確実にいるしね」

シャロ「いる、って誰が?」

ココア「ん? こっちの話だよ。さ、行こう」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:30:03.345 ID:XOV2zx3x0.net
~甘兎庵~

カランコローン

千夜「いらっしゃいませー」

ココア「やっほー」

千夜「こ、ココアちゃん! ココアちゃんの方から来てくれたの?」

ココア「うん。あ、あとね。ほら、早く入って」

シャロ「分かってるから、そんな腕引っ張らなくても」

千夜「シャロ、ちゃん……」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:32:14.912 ID:XOV2zx3x0.net
千夜「ココアちゃん、今日はどういう」

ココア「うん? シャロちゃんとデートだよ」ニッコリ

シャロ「もう、ココア。そんなにくっつかないでよ、歩きにくいじゃない」

ココア「えー、いいでしょ」ギュッ

千夜「……」

ココア「あ、千夜ちゃん、私お茶とお団子お願いね」

千夜「……あ、かしこまりました」

シャロ「……?」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:38:35.081 ID:XOV2zx3x0.net
千夜「どうぞ、ごゆっくり」

シャロ「あ、千夜……」

ココア「ありがとー」

シャロ「ねぇ。今日の千夜、なんか変じゃない?」

ココア「そう?」

シャロ「そうよ。声をかけても反応してくれないし。今も何だか泣きそうな顔してたわよ」

ココア「嫌なことでもあったんじゃないかな? 私には良く分からないけど」

シャロ「大丈夫かしら」

ココア「きっと大丈夫だよ。それよりほら、お団子食べよう。おいしいよ」ニコッ

シャロ「……」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:44:00.596 ID:XOV2zx3x0.net
千夜「ありがとうございました……」

カランコローン

ココア「はぁ、おいしかった」

シャロ「……」

ココア「どうしたの?」

シャロ「千夜、元気なかったのがちょっと心配で」

ココア「大丈夫だよ」

シャロ「……」

ココア「それに悩みがあったとしても、相談してくれないってことは」

ココア「あまり踏み込んで欲しくない話かもしれないよ」

シャロ「……そうね。幼馴染でも話せないことの一つや二つあるわよね」

ココア「そうだよ。だから今はそっとしておいてあげよう」

シャロ「……うん」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:45:08.355 ID:XOV2zx3x0.net
シャロ「それで、次はどこに行くの?」

ココア「え、次? ラビットハウス、かな」

シャロ「今お団子食べたのに?」

ココア「あ、あはは。そうだよね。うん、じゃあこの時間なら……街かな」

シャロ「街?」

ココア「洋服でも見ようよ」

シャロ「分かったわ」

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:50:40.944 ID:XOV2zx3x0.net
シャロ「きれいな洋服……うっ、高い」

ココア「えっと、この間はここの辺りにいたんだけど……」

シャロ「ココア、さっきから何探してるの?」

ココア「え? あぁ、シャロちゃんに似合うお洋服ないかなって」

シャロ「例えあったとしても、私じゃとても買えないわよ」

ココア「じゃあ私が買ってあげるよ」

シャロ「いいわよ。さっきの。甘兎庵もおごって貰って、これ以上は申し訳ないし」

ココア「遠慮しなくて良いのに。あっ!」

シャロ「ど、どうしたの、いきなり」

ココア「シャロちゃん、あのお店行こ! かわいいよ」

シャロ「え? ちょ、ちょっと引っ張らないで」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:55:02.567 ID:XOV2zx3x0.net
シャロ「ここってコスプレ専門のお店じゃないの?」

ココア「そうかもね」

シャロ「そうかもねって……」

ココア「シャロちゃん、こっちこっち」

シャロ「ココア、くっつかれると歩きにくいんだけど……」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:57:15.513 ID:XOV2zx3x0.net
リゼ「うーん、どうしようか」

ココア「これシャロちゃんに似合いそうじゃない!」

シャロ「え? う、うさ耳?」

リゼ「!? こ、ココア! ……と、シャロ、か?」

シャロ「り、リゼ先輩!? なんでこんなところに」

ココア「あ、リゼちゃん! 奇遇だねぇ」

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 00:59:39.725 ID:XOV2zx3x0.net
リゼ「……二人で、何してるんだ」

ココア「え? 見ての通り、デートだよ」

リゼ「デート……?」

シャロ「リゼ先輩。こ、これはその……」

ココア「デートだよデート。ね、シャロちゃん」チュッ

リゼ「!?」

シャロ「ちょ、ちょっとココア。いきなり何するのよ!」

ココア「ね?」ニコッ

リゼ「……そ、そうか」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:02:50.676 ID:XOV2zx3x0.net
ココア「それじゃ、私たちは他に行くから、またねリゼちゃん」

シャロ「え? まだほとんど」

ココア「ほら! あっち行こ、シャロちゃん」

シャロ「あ、引っ張らないで……り、リゼ先輩また!」

リゼ「あ、あぁ。また……」

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:06:33.451 ID:XOV2zx3x0.net
シャロ「もう、一体何なの?」

ココア「ごめんね。お詫びにケーキおごるから」

シャロ「いや、だからさっき千夜食べたばっかりじゃ……」

ココア「私はお腹空いたなぁ」

シャロ「……まぁいいけど。でもあんまりくっつかないで。歩きにくいから」

ココア「分かった」ギュッ

シャロ「分かってない!」

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:09:15.169 ID:XOV2zx3x0.net
~ラビットハウス~

カランコローン

チノ「あ、ココアさん……と、シャロさん?」

ココア「やっほー」

シャロ「こんにちは」

チノ「お、お二人でどうしたんですか?」

ココア「うん? デートだよ」

チノ「デート?」

ココア「うん。ラブラブデート」

チノ「ラブラブ……」

シャロ「ちょ、ちょっと!」

ココア「なに? 別に恥ずかしがらなくてもいいでしょ」

チノ「……」

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:11:18.675 ID:XOV2zx3x0.net
ココア「ふぅ、おいしかった」

シャロ「そうね」

ココア「それじゃ、最後にちょっと歩いてこようか二人でシャロちゃん」

シャロ「いいわよ」

ココア「そういうことだから、暗くなる前に帰ってくるね」

チノ「あ、はい……いってらっしゃい」

ココア「うん」

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:14:42.871 ID:XOV2zx3x0.net
ココア「はい。それじゃこれ、五万円」

シャロ「……ココア、あの」

ココア「なに?」

シャロ「やっぱりもらえないわよ。今日一日色々おごってもらって、その上お金なんて」

ココア「いいんだよ。ほら、大きな収入あったって言ったでしょ。私一人じゃ使い切れないし」

シャロ「その、大きな収入って何?」

ココア「ないしょ」

シャロ「……」

ココア「とにかく、これはもうシャロちゃんのものだから、はい」

シャロ「あ……」

ココア「確かに渡したよ。またデートしようね。それじゃ」

シャロ「あ、待って……行っちゃった」

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:18:34.724 ID:XOV2zx3x0.net
~夜 ココアの部屋~

コンコン

ココア「どうぞー」

チノ「こ、ココアさん」

ココア「あ、チノちゃん。なに?」

チノ「こ、これ。お金持って来ました。だから、またいつもみたいに」

ココア「……チノちゃん、もうお金貰ってもやらないって言ったでしょ」

チノ「でも、前は……」

ココア「好きな人ができたから、もうチノちゃんとはしないの」

チノ「……好きな人って、シャロさんですか?」

ココア「それは……」

チノ「……分かりました。おやすみなさい」

バタン

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:21:38.260 ID:XOV2zx3x0.net
~翌日~

千夜「こ、ココアちゃん!」

ココア「あ、千夜ちゃん。どうしたの?」

千夜「これ」

ココア「だから、しないってば。しつこいよ?」

千夜「ごめんなさい。でも前の二倍入ってるから」

ココア「お金の問題じゃないから」

千夜「わ、私は本当にココアちゃんのことが……」

ココア「私は他に好きな人がいるの。それでこの話は終わり。またね」

千夜「あ、待って……ココアちゃん」

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:23:33.085 ID:XOV2zx3x0.net
~ラビットハウス裏~

リゼ「ココア、なんで急に」

ココア「好きな人ができたからって言ってるでしょ」

リゼ「そんな……」

ココア「どれだけ積まれても私はやだよ。それじゃね」

リゼ「お、お願いだ、待って……」

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:26:37.186 ID:XOV2zx3x0.net
~数日後~

シャロ「あ、千夜。久しぶり。あの」

千夜「シャロちゃん……今忙しいから」

シャロ「あ、そうなんだ。それじゃ、また……」

シャロ(なんだか最近みんなが冷たくなってる気がする)

シャロ(私、何か悪いことしたかしら……?)

シャロ(心当たりはないんだけど)

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:31:16.915 ID:XOV2zx3x0.net
ココア「シャロちゃん」

シャロ「あ、ココア……」

ココア「どうしたの? 浮かない顔して」

シャロ「実は……いえ、なんでもないの。ココアこそ、どうしたの?」

ココア「別に。この辺り歩いてたらシャロちゃんに会えるかなと思って」

シャロ「私に?」

ココア「うん。シャロちゃんに会いたかったから」

シャロ「そう……ちょっと、うれしいかもね」

ココア「そっか。じゃあ、これから毎日会いに行くね」

シャロ「毎日じゃなくても良いけど……」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:32:28.702 ID:XOV2zx3x0.net
ココア「それじゃ、またね」

シャロ「ええ、また」

シャロ(ココアは、変わらず話しかけてくれるのよね)

シャロ(……今度、相談してみようかな)

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 01:36:20.918 ID:XOV2zx3x0.net
~ココアの部屋~

ココア「シャロちゃん、寂しそうだったな……もう少しかも」

ココア「チノちゃん、リゼちゃん、千夜ちゃんに貢いで貰ったお金はほとんど残ってるし」

ココア「シャロちゃんとの仲を見せ付けたことで、最近はしつこく言い寄られなくなったし」

ココア「同時にシャロちゃんは三人から孤立したから、私だけを見てくれるはず」

ココア「完璧な計画だね!」

ココア「よし、もうちょっと。今日は早く寝て、また明日シャロちゃんに会いに行こう」

101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/03(金) 02:09:48.056 ID:XOV2zx3x0.net
~深夜 ココアの部屋~

ココア「」スヤスヤ

ガチャ

チノ「……ココア、お姉ちゃん」

ココア「」スースー

チノ「……」

チノ「ココアさんは、誰にも渡しません」

チノ「リゼさんにも、千夜さんにも……シャロさんにも」

チノ「絶対に、私だけのものにしてみせますよ。ココアお姉ちゃん」チュッ

ココア「しゃ、ろ、ちゃん」ムニャムニャ

チノ「……」ギリッ