1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:13:29.96 ID:jwoPiOxn0
注:これは禁書SSです

・短編です
・基本的に頭悪いですが微妙にシリアスな部分もあるかもしれません
・オリキャラが出てきます
・禁書SSは初挑戦なので口調とか細かい部分はご容赦ください

以上を踏まえたうえで、それでも構わない、という心の広い方はそのまま下へお進みください。
ふざくんな!という方はほかのSSをお楽しみください。

引用元: 冷蔵庫「…ここはどこだ」 


新約 とある魔術の禁書目録(20) (電撃文庫)
鎌池 和馬
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:14:04.98 ID:jwoPiOxn0
冷蔵庫「…ここはどこだ」

冷「…ゴミ捨て場か」

冷「…目はないハズなのに周りの景色が解るな」

冷「…しかも手足がないのに浮翌遊できるらしい」

冷「まあ便利だな。なんで浮けるのかは解らんが……というか」

冷「…俺は、誰だ?」

冷「解らねえ…いや、少なくとも冷蔵庫ということは解るんだが」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:15:20.72 ID:jwoPiOxn0
冷「とりあえずゴミ捨て場を出たはいいが」

冷「これからどこに行けばいいんだ」

冷「…ん?」

インデックス「うー…」

冷「なんでこんなところにシスターがいるんだ…まあいい」

冷「どうした、何か困り事か?」

イン「ひえっ!?れ、冷蔵庫がしゃべったんだよ!?」

冷「ここは学園都市だからな。冷蔵庫だって喋るだろ」

イン「そ、そんなものなのかな…」

冷「そんなものだ。で、どうしたんだこんなところで」

イン「う、うん。スフィンクスが逃げちゃったんだよ」

冷「スフィンクス?」

イン「うちで飼ってる猫なんだよ」

冷「なるほど猫探しか。それなら俺が手伝ってやる」

イン「…冷蔵庫が?」

冷「冷蔵庫でもないよりましだろ。…よし、こっちだ」

イン「え、もうみつけたの!?」

冷「たぶんな……ほら、あそこのエアコン室外機の上にいる猫か?」

イン「あ、スフィンクス!」

冷「ふん、当たりか」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:15:49.39 ID:jwoPiOxn0
イン「でも二階にいたら捕まえられないんだよ…スフィンクスー!かえってくるんだよー!」

冷「まあ待て、無理に呼んでも来るとは限らねえ…俺に任せろ」

イン「? なんで後ろを向くの?」

冷「こうするんだ…はああああっ!」ゴワーーー

イン「!?は、排気口から熱気が…」

猫「にゃー」

イン「スフィンクスが!?おかえりなんだよー!」ガバッ

イン「って、模様が微妙に違う…スフィンクスじゃない!?」

冷「冬の夜は寒いからな。より暖かい場所を提供してやれば寄って来るのは当然だ」フッ

冷「というか女ひとりで夜に出歩くのは感心できねえな。送っていってやろうか?」

イン「いや、これスフィンクスじゃないから…」

冷「要らねえか。じゃあ俺は行くが…気をつけて帰れよ」

イン「話を聞いて欲しいんだよ~~!!」



冷「…ああ、俺が誰か知らないか、聞くのを忘れたな」

冷「まあいい…しかし、俺はどうやらここが学園都市だ、と知っているようだ」

冷「そして目はないが周囲の状況が把握できる機能を持っているらしい」

冷「とりあえずそれだけでも収穫だったな」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:17:07.66 ID:jwoPiOxn0


冷「さて、ここは…まだ路地裏か。道に迷ったか?」

冷「仕方ない、まずは道を聞こう…ん、あそこの車に人がいるな」

冷「悪い、道を尋ねたいんだがな」

浜面「あー悪い今忙しいから…って冷蔵庫?なんだこれ?」キョロキョロ

冷「もう一度言う、道を尋ねたいんだが」

浜「うおお冷蔵庫から声が!?誰だお前!!」

冷「いや俺にも解らねえんだよ。それで自分探ししてるうちに道に迷った」

浜「自分探しする冷蔵庫ってメチャクチャ嫌だな…あー、道だっけ?待ってろ今…」

ドカーン

浜「!?畜生、始まっちまいやがった!悪いな冷蔵庫、道は自分で…」キュルル、ドルルンッ

黒服「待て!そこの車、あいつらの仲間だな!」

浜「くそッ!こっちにも来ちまったかッ!」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:17:45.49 ID:jwoPiOxn0
冷「はん。お前、暗部の下っ端か…仕方ねえ、助けてやる」

浜「なんで冷蔵庫が暗部とか知ってんだ…ってやめろ!冷蔵庫がどうにかできるわけないだろ!?」

冷「ただの冷蔵庫ならな。……ほら、掛かって来い」

黒「なんだ、冷蔵庫…?馬鹿にしてるのか!」パンッ、パンパンッ

冷「銃弾なんぞ効かねえよ。そらッ!」

黒「ウソだろ……な、なんだこの黒いものは…ぎゃー!?」ドカーン

浜「すげえ、何したのかよくわからねぇが全員ぶっ飛ばしやがった…」

冷「ん?まだこっちにも居たのか…食らえ!」

浜「いや、ちょっ…ぎゃー!?」ドカーン

冷「これで全部か…手ごたえなかったな。…うん?あいつは…もう行ったか」

冷「頑張れよ」フッ



冷「そういえばまた俺が誰か聞くのを忘れてたな」

冷「だが思い出した…そうだ、俺はこの学園の暗部に関わっていた」

冷「どう関わっていたのかまでは思い出せねえが…」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:19:09.98 ID:jwoPiOxn0


冷「さて、ようやく路地裏を脱出できたな」

冷「ここは…街中か。夜だけに人通りも少ないな」

美琴「ったく…あのバカ、こんな時間に出かけてるだなんて…」

冷「しかし出歩いているやつもいるにはいるんだな」

琴「猫探ししてるとか言ってたけど絶対ウソにきまってる。
  きっとまたフラグたてまくってるに違いないわ!」

冷「おい、女」

琴「とっちめてやらなきゃ…え?冷蔵庫?」

冷「どうした、何か困り事か」

琴「冷蔵庫が喋ったぁ!?」

冷「…学園都市に住んでるクセにどいつもこいつも驚きやがって。
  最近じゃ冷蔵庫くらい喋るもんだろ」

琴「喋んないわよ」

冷「気にすんなよ。で、どうしたんだこんな時間に」

琴「ああ…ちょっとね、人を探してるの。ツンツン頭の男子高校生。見なかった?」

冷「ツンツン頭で高校生…ふん。少し待ってろ」ザワザワ

琴「ちょっ…何、あんたなんか黒いのが漏れてるわよ!?」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:19:40.11 ID:jwoPiOxn0
冷「黙ってろ……よし、みつけた。あの方向に500mほど行った所だ」

琴「本当!?…ああ、でもあの方向だとだいぶ回り道していかないとっ…」

冷「そうか、じゃあ直進できるようにしてやる」

琴「直進…?って、待って何を――うわあ冷蔵庫に羽はえたぁ!?」

冷「はああああっ……うおおおおっ!!」ドカーン

琴「ビルを貫通したぁっ!?」

冷「俺にかかればこの程度簡単なことだ」

琴「って、しかも向こうでアイツ倒れてるじゃない!?なんてことすんのよー!!」ダダッ

冷「あ、行っちまった。…まあこれで無事尋ね人に会えたようだし、解決だな」

冷「さて、どうやら俺にはこんな強大な力が秘められていたようだ」

冷「暗部、そして俺は強い……そんな俺は冷蔵庫」

冷「…ますます自分の正体がわからなくなったな」

冷「しかしそろそろ夜が明けてきた」

冷「寝床を確保しないとまずいな…いや冷蔵庫だし寝たりはしねえが」

冷「昼間にうろつきまわるのも目立つし、かといって動かなかったら廃棄されそうだ」

冷「なんとかしねえとな…」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:20:31.12 ID:jwoPiOxn0


冷「…ん?なんだあの女、杖をついてるな」

冷「おい、女」

女「…え、なに、冷蔵庫?私に何か用?」

冷「お前は驚かねえのか…これはこれでちょっと不満が残るな」

女「…私は、もっと恐ろしいものを見たからね。これくらいじゃ驚かない」

冷「そりゃ好都合だ…頼みがあるんだが、一晩置いてくれないか」

女「いいよ」

冷「即答だな。まあ助かるが」

女「別に盗られて困るものもないし、私が殺されたって誰も困らない」

冷「暗いやつだな…まあ置いてくれれば構わねえ、そら行くぞ」グイッ

女「え、なんで私浮かんで…ひゃあああっ」



冷「というわけで着いたぞ」

女「冷蔵庫で空飛ぶとか人生で初体験よ」

冷「そりゃ良かったな…歩き辛そうだったし早い方がいいだろ」

女「まあね…私、片足ないし」

冷「そうか」

女「聞かないの?」

冷「興味ねえよ。まあ一宿の礼に話したければ聞いてやるけど」

女「いやな冷蔵庫拾っちゃったなぁ…じゃあ聞かないでいいからさ。
  明日、ちょっとつきあってよ」

冷「良いぞ。…じゃあ、ちょっとコンセント借りるな」

女「どーぞー。じゃあ私も寝るから」

冷「おやすみ」

女「おやすみ」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:21:24.63 ID:jwoPiOxn0


冷「で、朝になった訳だが」

女「うん、じゃあ案内するから…えっと上に乗って良い?」

冷「良いが目立つから路地裏通っていくぞ」

女「了解」


冷「…で、到着した訳だが。このマンションがどうかしたか」

女「マンションそのものじゃなくて、住んでる奴がね…」

冷「ふうん…ん、誰が出てきたぞ」

女「あ、隠れて、早く!」

冷「はいはい…」



打ち止め「定期検査ってユーウツだけど、アナタが送り迎えしてくれるのは嬉しいな、
     ってミサカはミサカは正直な気持ちを伝えてみる」

番外固体「ミサカもいるんだけどねー?てーか歩けるくせになんで抱きついてんの?」

打「ふふーん羨ましいんだ?ってミサカはミサカは勝ち誇ってみたり」

番「けっ、誰が。最終信号がそんなとこに居るとソイツ殺しづらいっての!」

一方通行「オマエらうるせェよ。少し黙ッてろ」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:22:30.72 ID:jwoPiOxn0


冷「…なんだあれ。白いのと…顔が似てるのが二人。姉妹か?」

女「一緒に住んでるらしいよ」

冷「白いのには何か見覚えがあるような…ああ、なんだと?リア充爆発しろ」

女「冷蔵庫が嫉妬してどうすんのよ…」

女「…」

冷「…随分と恨みがましい目で見るんだな」

女「…そりゃね。私の片足と恋人、持ってかれたらね」

冷「へえ」

女「私も暗部だったから…危険があるのは知ってたよ。
  むしろ片足で済んだことのほうが奇跡だってのも解ってる」

冷「ふうん」

女「でも、私がこんなまともに働けない体にされて、それなのにアイツは、
  そんな暗い部分なんてしりませんって顔して、笑ってるんだ」

冷「しかめっ面で、面倒臭そうな顔してるように思えるが」

女「…ねえ、あんたさ。強いんでしょ?冷蔵庫の癖に」

冷「強いな。冷蔵庫だけど」

女「昨日、ビル貫通したの見てたよ」

女「だからさ。あいつ、私と同じ目にあわせてよ。片足奪って、
  あの二人の女の子、殺してさ。私と同じ思いを味あわせてやってよ」

冷「ふうん。…いいぜ」

女「…いいの?」

冷「一宿の礼ついでにな…あと、なんかあいつと戦ったら俺が誰だか思い出せそうな気がする」

女「記憶喪失なんだ?」

冷「冷蔵庫なのにな」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:23:28.90 ID:jwoPiOxn0


一「…で?そこにいンだろォ?コソコソしてねェで出てこいよ」

冷「ああ……あの二人は?」

一「カエル面ンとこだ。あとでまた迎えに行く。…ってかオマエ誰だよ」

冷「記憶喪失の冷蔵庫だよ」

一「なンだそりゃ。…さすがのオレも冷蔵庫に恨み買う覚えはないンですけどねェ?」

冷「そりゃあねえだろうよ」

一「ま、イイか…最近鈍ってたから丁度いい。遊ンでやるよ」

冷「悪いな」

一「気にすンな……ッてか、そこの女はいいのかよ?巻き添えで死ぬぜ?」

冷「見学だそうだ。別に死んでも構わねえんだってよ」

女「…」

一「そォですかァー。じゃァおっぱじめますかァ…!」ブワサァ

冷「そうだな――今日こそ決着をつけてやる…!」ブワサァ

一「って、待て待て待て待て。なんで冷蔵庫から羽根はえてんだよ」

冷「しらねえよ。生えるもんは仕方ねえだろ」

一「てか、その羽根……オマエ、垣根か?」

冷「垣根……ああ、そうか。そうだった。思い出した、俺はかつて、垣根帝督と呼ばれていた」

冷「今は冷蔵庫だけどな」

一「噂には聞いてたがよォ…マジで冷蔵庫になってるとか思わねェよ」

冷「そりゃあな。これじゃメルヘンじゃなくてシュールだよな」

一「シュールにも程があンだろ…」

冷「まあ、見た目が変わっただけで能力に違いはねえよ。…じゃあ、いくぜ?」ゴゴゴゴ

一「あー…そォだな。来いよ、冷蔵庫ォ!」ゴゴゴゴ


ガ カッ
ゴシャァァァン!!

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:24:15.55 ID:jwoPiOxn0
女「っ…!ど、どうなったの…?」

冷「…ああ、無事だったのか。運がよかったな」バチバチ

女「あんた、冷蔵庫…って、半分壊れてるわよ!?」

冷「そりゃそうだ…何せあの第一位相手には、一度負けてるからな」

女「…あんた、負けるってわかってて戦ったの?」

冷「………」

一「…あァ、思い出したわ」

女「…一方、通行…!」ガバッ

一「いや、そんなクソ冷蔵庫庇わなくてもこれ以上壊しゃしねェよ」

一「それより…オマエ、アレだろ?ブロックの。オレがあんとき、ツブした女だ」

女「っ……覚えてたの?」

一「まァな。…だから別にオレを恨むのは構わねェよ」

一「でも、アイツラは関係ねェ。放っといてやってくンねェか?」

女「…勝手な言い分ね」

一「そォだな、オレもそう思う」

女「…解った、アンタにはもう関わらない」

一「…そォか、助かる」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:25:16.30 ID:jwoPiOxn0


冷「…良かったのか?」

女「良いわ、アンタが戦ってくれて、解ったし。あんな化け物、
  相手にするだけ時間の無駄だ、って」

冷「そうか」

女「って、アンタなんで治ってるの?」

冷「…そういえば修復してるな。最近の冷蔵庫すげえな」

女「何を人事みたいに…」

冷「壊れるよりいいだろ。じゃあ気が済んだようだし、俺はそろそろ」

女「…行くの?どこへ?」

冷「アテはねえな。今更人間の身体にも戻れねえだろうし…まあ適当にやるさ」

女「…だったら、ウチに来る?」

冷「いいのか?」

女「逆に私がアンタに借りができちゃった感じだからね」

冷「どれくらい?」

女「いつか、アンタが人間の身体に戻れるまで」

冷「マジか。…実は俺、電気代けっこう高いんだけど」

女「やっぱ出てけ」



その後、学園都市には「喋る冷蔵庫」という新たな都市伝説が生まれたとか生まれないとか。

終わる。

18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/04(金) 02:45:31.60 ID:jwoPiOxn0
いや落ちないのは知ってますごめんなさい。
html化スレ探してました…
見つかったので今依頼かけてきます。失礼しました。