最原「いや、僕が行くよ」

王馬「まあ最原ちゃんなんてここに残ってても、いざ黒幕と対決ってなったら何の役にも立たなそうだしね」

最原「流石に王馬くんより僕の方が力もあると思うけど…」

王馬「でも最原ちゃんって女子相手だと何もできなそうだよね」

最原(……ちょっと否定できないかもしれない…)

最原「…行ってくるね」

天海「一応、部屋を訪れた理由とかは適当に嘘ついてほしいっす」

最原「勿論本当のことなんて言わないよ」

天海「あと、部屋を訪れたことも他人に他言しないように言っておいてくださいっす」

最原「うん、わかったよ」

最原「…寝てる人も居るだろうから、なんだか悪いなぁ…」

王馬「まあ仕方ないよね」

引用元: 赤松「マッド赤松絶望のデスロード?」最原「もしくは安価でif1章」【ロンパV3】 




【PS4】絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
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353: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 22:23:19.34 ID:tBZAkjn10
ー寄宿舎ロビーー


最原(さて、来たぞ)

最原(まずは男子の部屋から行くか…)ピンポーン

最原「……」

最原(寝ちゃってるかな?)ピンポーン

最原「……」

真宮寺『…はい』ドア越し会話

最原「あ、真宮寺くん」

最原「ごめんね、ひょっとして寝てたかな…?」

真宮寺『寝ていたけど、別に構わないヨ』

真宮寺『ところで何の用かナ?』

最原「あ、えっと…、実は僕もさっきまで寝てたんだけどさ、その、不吉な夢を見て…」

真宮寺「不吉な夢?」ドアガチャッ

354: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 22:32:42.73 ID:tBZAkjn10
最原「いや、ただの夢だから気にしないでほしいんだけど…」

最原「…その、真宮寺くんが怪我しちゃう夢だったんだよね」

最原「妙にリアルな夢だったからさ、ちょっと気になって顔見たくなって来ちゃったんだ」

真宮寺「…へェ、そうだったんだネ」

真宮寺「見ての通り、僕は健康そのものだヨ」

最原「うん、そうみたいだね」

最原「安心したよ」

真宮寺「……用事はそれだけかイ?」

最原「うん、そうだよ」

最原「本当にごめんね、こんな用でこんな時間に部屋に来ちゃって」

真宮寺「別にそれは構わないヨ」

真宮寺「それじゃあ…」ドア閉め

最原「あ、ちょっと待って!」

真宮寺「…何だイ?」

355: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 22:42:10.58 ID:tBZAkjn10
最原「その、お願いがあるんだけど…」

最原「僕がこうやって真宮寺くんの部屋を訪れたことを、他の人に他言しないでほしいんだよね」

真宮寺「…どうしてだイ?」

最原「こんな理由で君の部屋に行ったってことがみんなに知られたらちょっと恥ずかしいってだけだよ」

真宮寺「フーン…」

最原(…表情や仕草を観察されている気がする…)

最原(真宮寺くん相手の会話って緊張するな…)

真宮寺「…まァ、別に構わないヨ」

最原「ありがとう…」

真宮寺「それじゃあ、おやすみ…」ドアパタン

最原「うん、おやすみなさい…」

最原(無駄に緊張しちゃったな…)

最原(……これ、全員分の部屋周り終えた頃には精神が擦り切れそうだ…)

356: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 23:07:59.34 ID:tBZAkjn10
ーーー


最原(よし、次はキーボくんだ…)ピンポーン

最原「……」

最原「……?」ピンポーン

最原「……」

最原(……キーボくんって睡眠しないと思ってたけど、ロボットでも寝たりするのかな?)ピンポーン

最原(…はっ!まさかキーボくんが黒幕だったとか…!?)

最原(もしキーボくんが黒幕だとすると、本格的に人間対ロボットでターミネーターじゃないか…)

最原(……それか、今は完全にスリープモード中で、事前にセットした時間になるまで絶対に起きない仕様だとか…?)ピンポーン

最原(…その可能性もあるよな…)

キーボ『…はい、誰でしょう?』ドア越し会話

最原(あ、良かった、居た…)ホッ…

最原「あの、僕…最原だけど」

キーボ『こんな時間にどうしたんですか?』

最原「ちょっとキーボくんに関する不吉でリアルな夢を見ちゃったから、無事かなー?って気になっちゃって様子見に来たんだよね…」

358: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 23:17:00.42 ID:tBZAkjn10
キーボ『えっ、どんな夢見たんですか?』

最原「えーっと、僕の目の前でキーボくんがプレス機に潰される夢なんだよね」

キーボ『えぇっ…』

最原「でも無事なようで良かったよ」

キーボ『…そんな夢を見るということは、最原クンはボクをプレス機で潰したいと思っているのですか…?』

最原「いや、そんなことないよ!」

最原「むしろ心配だったからこうして見に来たんだし…」

キーボ『…その言葉、信じますね』

最原「まあだから、えーっと、キーボくんの無事も確認できたことだし、僕もう帰るね、起こして(?)ごめんね、じゃあね!」

最原「あ、今キミの部屋を訪れたこと、誰にも言わないでね」

最原「こんなことで部屋を訪れたってみんなに知られたら恥ずかしいからさ」

キーボ『あっはい』

最原「それじゃあね、おやすみ!」

最原(…似たようなことをずっと言ってるから、我ながら段々雑になってきたな…)スタスタ…

359: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 23:29:51.83 ID:tBZAkjn10
ーキーボの個室ー


キーボ(……一体何だったのでしょうか…)

東条「キーボ君、誰だったの?」シャワールームノドアガチャッ

キーボ(…最原くんには口止めされましたし、言わないほうがいいでしょうね)

キーボ「いえ、大した用事じゃなかったので大丈夫です」

東条「そう。それじゃあ引き伸ばし機のセッティングも終わったから、これの使い方を教えるわね」

キーボ「はい、よろしくお願いします」

東条「…ごめんなさいね、私は引き受けた依頼なのにキーボ君にも手伝わせることになってしまって」

キーボ「いえ、ボクが手伝うと言ったんですから大丈夫ですよ」

キーボ「それに東条さんはフィルムの現像までは1人でやってくれたじゃないですか」

東条「1人じゃないわ」

東条「キーボ君も液体の温度を測るのを手伝ってくれたり、タイマーを見ててくれたじゃない」

東条「キーボ君はとても正確に測ってくれるから、私も作業が楽になったわ」

キーボ「お役に立てたようで良かったです!」

360: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 23:41:08.28 ID:tBZAkjn10
キーボ「それに、カメラ3つ分と作る写真の枚数も多いですし、ボクも作業手順を覚えて分担した方が早く済みますしね」

キーボ「手順を1度で覚えてみせます、引き伸ばし作業も任せて下さい」

東条「ふふ、頼もしいわ」

東条「じゃあまず明るい状態で機材の説明をするわね」

キーボ「はい!」



ー寄宿舎ロビーー


最原(…よし、赤松さんもOKだね…)

最原(次は入間さんだな)ピンポーン

入間「おせえじゃねーか!テメーは遅漏かよ!」ドアバンッ!

最原「えっ?」

入間「ん?なんだ、ダサイ原じゃねーか」

入間「オレ様に何の用だ?」

入間「…待て、当ててやるよ」

入間「ヤローがこんな時間にオレ様の部屋に来るってことは…」

最原「いや違うけど」

入間「まだナニもイってねーだろうが!せめて言わせやがれ!!」

362: ◆k6xhNpU36A 2017/04/15(土) 23:50:45.24 ID:tBZAkjn10
最原(入間さんの相手は真宮寺くんとはまた別の意味で疲れるから、早く引き上げよう…)

最原「ごめん、部屋を間違えたよ」

入間「はぁ!?」

最原「ドアの上の絵柄をよく見てなかったんだ、どうやら寝ぼけてたみたいで…」

最原「ごめんね、おやすみ」ドアバタンッ

入間『ちょっ…』

最原(……どうやら入間さんはドアをまた開けることはないようだ)

最原(結果的にも時短になって良かったかな)

最原(さて、次は白銀さんの部屋か…)

最原「……」ピンポーン

最原「……」

白銀『はーい?』ドア越し会話

最原「…最原だけど…」

白銀『最原くん?今開けるね』ガチャッ

363: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 00:04:41.14 ID:o8WI5vLV0
白銀「最原くんがこんな時間にわたしに会いに来てくれるなんて、嬉しいなぁ」

最原「……ごめん、大した用じゃないんだけど…」

最原「実は夢で白銀さんを見てさ…」

白銀「ほうほう、ナンパかな?」

最原「えっ、あ、そうじゃなくて…」

最原「ちょっと悪い夢だったから、白銀さんが無事か気になっちゃってさ」

白銀「ふーん、最原くんはそんな理由で部屋に来ちゃうんだね」

最原「やっぱり迷惑だったよね、ごめん」

白銀「ううん、感動しちゃったんだよ!」

白銀「やっぱり最原くんって優しくて素敵な人だよね」

最原「そ、そうかな?ありがとう…」

最原「じゃあ、もう無事も確認できたことだし…」

白銀「ねえ最原くん」手ガシッ

最原「…な、何…?」

364: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 00:16:59.66 ID:o8WI5vLV0
白銀「最原くん、今日ずっと学園のこと色々調べてたよね」

最原「う、うん…」

白銀「わたし達の為にやってくれてるんだよね、ありがとう」

最原「えっと、どういたしまして…」

白銀「でもあんまり無茶はしないでほしいな、わたし心配なんだよね」

最原「心配してくれるのは嬉しいけど、僕は一応探偵だからさ、ちょっとくらい危険なことでも大丈夫だよ」

白銀「でも最原くんに何かあったらと思うと…」

最原「大丈夫だよ、僕には頼れる仲間が居るから」

白銀「へえ、1人じゃないんだね」

白銀「じゃあわたしも仲間に入れてよ!最原くんの役に立ってみせるからさ」

最原「……その気持ちだけで充分だよ、ありがとう」

最原「危険なことかもしれないから、キミは巻き込めないからね」

白銀「…そっか」

白銀「それじゃあエールだけ送るとするね」

白銀「最原くん、頑張ってね!」

最原「うん、頑張るよ、ありがとう」

366: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 00:25:07.41 ID:o8WI5vLV0
最原「それじゃあ、起こしちゃってごめんね、おやすみ」

白銀「うん、おやすみ」

最原「あ、えっと、白銀さんの部屋に僕が来たこと、他の人には言わないでほしいな」

最原「こんな理由でこんな時間に女の子を部屋を訪れるなんてどう思われるかわからないし…」

白銀「かりこまり!だよ」

白銀「じゃあまた明日ね」

最原「うん、また明日」

ドアパタン

最原(次は東条さんか…)スタスタ…ピンポーン

最原「……」

最原(寝ちゃってるのかな?)ピンポーン

最原(……東条さんなら、寝ちゃっててもチャイムが鳴ったらすぐ起きてきそうなイメージだけどな)

最原(あーでも、人前に出る前に髪や服装を整えてる可能性もあるな)ピンポーン

最原(完璧なメイドさんだし…)

367: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 00:39:26.75 ID:o8WI5vLV0
最原「…東条さーん?」ピンポーン

最原(…おかしいな、勝手なイメージだけど、東条さんなら寝ていても他人を待たせることはしなさそうだけど…)

最原(…一旦後回しにして、他の女子の部屋を先にまわるか…)



ーーー


最原(…アンジーさんの相手に少し手間取ってしまった…)

最原(白銀さんといいアンジーさんといい、最近の女子高生はこわいなぁ…)

最原(よし、もう1回東条さんの部屋のチャイムを押そう)ピンポーン

最原「……」ピンポピンポーン

最原(出てこないな…)

最原(この部屋に今居ないのか…?)

最原(みんなの部屋をまわってきたけど、東条さんだけが出てこない…)

最原(つまり東条が黒幕ということなのか…?)

最原(…とりあえず、一度図書室に戻ろう)

368: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 00:48:09.18 ID:o8WI5vLV0
ー図書室ー


天海「王馬くんの負けっすね」

王馬「いや、『ん』から始まる言葉はまだまだあるよ!」

王馬「だから天海ちゃんが『ん』から始まる言葉を思いつかなかったらオレの勝ちってことだね」

天海「『ん』がついても続いたらしりとりのルールが破綻するんで、そろそろ止めません?」

最原「戻ったよ」ドアガチャッ

王馬「最原ちゃんおっそーい!」

最原「ごめん、意外とみんなと話すのに手間取っちゃって…」

天海「で、どうでした?」

最原「…熟睡してる可能性もあるけど、東条さんだけ何度インターホンを押しても反応しなかったよ」

天海「後の人は応対したんすね?」

最原「うん」

王馬「ということは東条ちゃんが黒幕なのかな?」

王馬「でもなんか意外だなー」

371: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 01:01:55.89 ID:o8WI5vLV0
天海「俺的には、生徒の誰が黒幕でも意外としか思えないっすけどね」

天海「あ、でも真宮寺君とか王馬君が黒幕って言われたら納得しちゃうっす」

王馬「確かにオレは悪の総統だけど、真宮寺ちゃんと並べられるのはちょっと心外だよ!」

最原「王馬くん、そういう言い方は真宮寺くんに失礼だから」

天海「王馬君が黒幕っぽいかは置いとくとして、仮に東条さんが黒幕だとすると、これからどうするのがいいっすかね」

天海「…ちなみにあれからそこの隠し扉は開いてないっすよ」

最原「あれから結構時間経ったと思うけど、まだ開かないんだね」

王馬「やっぱりあの中にもう居ないんじゃない?」

最原「それなら東条さんはどこに行ったんだろう…」

最原「鍵は寄宿舎にあるようだけどさ」

王馬「まあとりあえず、あの隠しカメラのフィルムを現像して黒幕の確認と動かぬ証拠をさっさと押さえちゃうのがいいんじゃない?」

天海「まだ東条さんがここから出てくる可能性もあるっすから、ここの見張りも居た方が良いと思うっす」

王馬「とりあえず写真を見てみないと、東条ちゃんが本当に黒幕かどうかもわからないけどね」

373: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 01:18:23.89 ID:o8WI5vLV0
天海「フィルムの現像なら、確か倉庫で道具が一通り揃ってるのを確認済みっす」

最原「前倉庫で色々探してた時に、物の位置とかは結構把握したもんね」

王馬「じゃあ物の位置を把握している2人が現像してきなよ、オレはここで見張ってるからさ」

最原「でも現像なんて出来ないよ…」

天海「あ、俺出来るっす」

最原「!?」

天海「一時期フィルムカメラ趣味にしてたんで、現像や引き伸ばしも出来るっす」

最原「ハイスペックかな…?」

天海「ただ俺はモノクロ写真専門にやってたんでカラーはちょっと自信ないっすけど、まあほぼ工程は同じですし、本見ながら確認するんで大丈夫っす」本棚から写真の本を取り出しながら

王馬「何で本の位置把握してんだよ…」

天海「図書室内を見張りした時にたまたま見つけたんで」

最原「じゃあカメラ取り外すね」ガムテープベリベリ

374: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 01:30:01.86 ID:o8WI5vLV0
天海「それまだフィルム結構残ってるんすよね?」

最原「うん」

天海「フィルムカメラは、全部フィルムを使い切って巻ききっちゃわないと取り出しにくいんで、巻けなくなるまで適当に撮影して下さいっす」

最原「え、じゃあ、天海くんハイチーズ」カシャッ

天海「!今の油断してたんでもっかいお願いするっす」キリッ

王馬「適当に撮影しろって言ったのは天海ちゃんなのに何キメ顔してんの」

天海「まあ写るからには折角ですし」キリリッ

最原「あ、王馬くんも写る?」カシャッ

王馬「むしろ最原ちゃん写してあげるから、ちょっとカメラ貸してよ!」カメラ奪い取り

最原「え!僕写真映り悪いから…」帽子で隠す

王馬「早くフィルム使い切らなきゃいけないんだから、ほら顔見せてよ」

天海「最原くんかっこいいんで大丈夫っすよ」

最原(ていうか何してるんだろうこれ…)

376: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 01:36:25.12 ID:o8WI5vLV0
天海「あ、フィルム使い切ったっす」ジッジッ

最原「それじゃあ行こうか」

王馬「待って最原ちゃん、一応カードリーダーのホコリ確認しといてよ」

最原「うん、じゃあ一応…」

王馬「センサー切った?」

最原「うん、図書室に最初駆けつける時に切ってずっとそのままだよ」本棚ズズズ…

最原「…やっぱり、ホコリは落ちてるね」ジーッ

最原「形を確認するまでもないよ」

王馬「ふーん」

最原「念のため新しいホコリ入れとくかな」

王馬「それはしなくていいんじゃない?」

王馬「だって後はオレがここ見張ってるしさ」

最原「まあでも一応ね」ホコリ詰め

最原「それじゃあ今度こそ行くから」

378: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 01:58:43.49 ID:o8WI5vLV0
王馬「あ、待って」

最原「今度は何?」

王馬「センサーのリモコン渡してよ」

王馬「今日は元々の見張り時間で、交代で管理するんだったよね?」

最原「でももしまたここが開いて黒幕が出てきた時、このセンサーを持ってれば僕らが駆けつけることができるけど、持ってなかったらここが開いてもわからないし、王馬くん危ないよ」

王馬「大丈夫だって」

天海「いや、流石に渡せないっすよ」

王馬「そんなにオレのことが信用出来ないんだね!酷いよ!」

天海「心配してるだけなんすけど…」

最原「はあ、じゃあ今度こそ行くからね」

王馬「うん、2人とも頑張ってね!」ベシッ

最原「うわっ!?」

王馬「じゃあねー」

最原「な、何なんだよ…」

天海「深夜のテンションってやつだと思うっす」ドアバタン

王馬「…最原ちゃんはちょろいなー」

382: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:20:25.82 ID:o8WI5vLV0
ー入間の研究教室ー


王馬(あった、これこれっと)

王馬(よーし、早く移動しないとね)



ー寄宿舎ロビーー


ピンポーン

王馬(……やっぱり東条ちゃん居ないのかな?)

王馬(まあいいや、最原ちゃん達が来る前に早く寄宿舎での用事済ませよう)スタスタ

ピンポーン

入間「また根暗原か!?」ガチャッ

王馬「残念!オレでしたー!」

入間「テメー今何時だと思ってやがる!」

王馬「いやー、遅くなってごめんね?」

王馬「でもオレも色々あったんだよねー」

383: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:21:13.01 ID:o8WI5vLV0
入間「まあいい、さっさとイってさっさと終わらせるぞ!」工具箱担ぎ

入間「で、そろそろどこでナニすんのか教えやがれ!」部屋の鍵閉め

王馬「おい肉便器、もう夜中なんだから少し声のボリューム落とせよ」

入間「す、すみましぇぇん……うぅ、肉便器ぃ…」

王馬「……」バシッ

入間「ひぐぅ!?」ビクッ

王馬「…服にゴミついてたよ?」

入間「…お、おう、気が利くじゃねえか…」

王馬「あ、オレちょっと自分の部屋に忘れ物あったこと思い出したからさ、先に行っててくれない?」

王馬「場所は図書室だから」

入間「図書室ぅ?あんなとこにナニがあるってんだよ」

王馬「まあまあ、先に行って中で待っててよ」

入間「ナカだな、外じゃねーんだな」

王馬「良いから早く行けよ」

入間「はいぃ〜、早くイきますぅ…」スタタッ

384: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:22:44.78 ID:o8WI5vLV0
ー図書室ー


入間(クソッ、何で大天才のオレ様があんなツルショタにこき使われなきゃなんねーんだよ!)室内ウロウロ

王馬「はいおまたせー!」ドアガチャッ

入間「はうぅっ!?」ビクッ

王馬「で、やってもらいたいのっていうのがね…」スタスタ

王馬(さっき最原ちゃんからスッたリモコンでセンサーのスイッチを切ってっと…)

王馬「この本棚の裏にある」本棚グイッ

王馬「このカードリーダーなんとかしてもらって、ここを開けてほしいんだよね」

入間「……お、おい、この黒と白の扉って、もしかしてモノクマに関係あるんじゃねーのか…?」

王馬「さあ、偶然そういうデザインになっただけじゃない?」

入間「……なあ、本当にここ開けて大丈夫なのかよ?」

入間「追加されたばっかの校則で『未開放場所を無理矢理こじ開ける行為の禁止』ってあるじゃねえか…」

入間「あのエグイサルにオシオキされるなんて、冗談じゃねえぞ!?」

385: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:24:25.65 ID:o8WI5vLV0
王馬「ここは未開放場所じゃないから大丈夫だよ」

入間「はぁ!?開かねーから今オレ様に頼んでんだろうが!」

入間「テメーはバカか!?」

王馬「ここを出入りしている生徒が1人居るらしいんだよね」

入間「へ!?」

王馬「生徒っていうか、生徒に紛れた黒幕らしいけど」

入間「えっ」

王馬「まあ一応生徒が既に出入りしているんだから、ここは既に解放された場所だよ」

王馬「ただ、正規の方法じゃない方法でここに入ろうとしてるだけだから問題ないよ!」

入間(…本当にそういうことでいいのか?)

入間(うぅっ…、このカラーリング的にぜってーモノクマ関わってんだろ…)

入間(オレ様はただでさえ1回モノクマをぶっ壊しちまって、目付けられてるかもしれないってんのに、これ以上モノクマに目つけられてたまっかよ…!)

入間(オレ様は無事ここを卒業して、ぜってー外の世界に出てやるんだからな!)

入間(……卒業?待てよ…?)

386: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:25:37.42 ID:o8WI5vLV0
入間(『みんな揃って卒業』っていうのは無理だけどよ、『オレ様だけが卒業』することは出来るよな)

入間(初回特典を誰もまだ使ってないわけだし…)

入間(初回特典があれば学級裁判なんてめんどくせーものしなくて済むから、現場やアリバイを偽装する必要もねーし…)

入間(…今は夜中、ここには2人だけ、こいつはオレ様より体格が小さい…)

入間(肌も真っ白だし、どう見てもインドアな奴だろうし…)

入間(……これは、殺すなら今なんじゃねーのか…?)

入間(チャンスだろこの状況!)

入間(殺せそうな道具も…この工具箱に色々入ってるわけだしよ…)

入間(で、でも、確かにコイツはムカつく野郎だけどよ、別に殺したいってほどでもねーし…)

入間(そ、それに人殺しなんてアタシ無理ぃ…)

入間(…でも人を殺さねーとここから出られねールールだし、折角初回特典なんてあるし……)

入間(…うぅっ……)

387: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:27:04.26 ID:o8WI5vLV0
王馬「質問はもう無いかな?」

王馬「無いならさっさと作業に取り掛かってほしいんだけど」

入間「え、えっと…」カードリーダーを見る

入間(…まだ中を見てないからなんとも言えねーけど、このタイプなら開けられそうだな…)

入間(……この扉、本当に開けていいのぉ…?)

入間「……」王馬の方チラッ

王馬「何?出来ない?そんなこと言いたいならとりあえずそれの中開けて仕組みの確認するくらいの素振りはしてほしいんだけど」

入間「……」工具箱を開ける

入間(……駄目だ、全部凶器に見えてくるぜ…)

入間(うぅっ、どうしよう…)



①これはチャンスだ!殺そう!

②人殺しは流石にダメだよな…


>>↓1安価

388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/16(日) 21:27:35.50 ID:8cVEIdmj0
2

391: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:47:21.23 ID:o8WI5vLV0
入間(スパナ丸鋸圧着ペンチ電動ドリルマイナスドライバーはんだごて延長コード……)

入間(1番グロくなさそうなのは延長コードで絞殺か、スパナで撲殺か…)

入間(……うっ、死んだ姿想像したら気持ち悪くなってきた…)

入間(やっぱりやめとこう…)

入間(そ、それに、殺人は流石にねーよな…)

入間(こいつにも家族とか居るだろうし、オレ様もそのままここから出られたとして、誰にもオレ様が人を殺したと知られないとしても、こいつの死を振り切って生きていけるとはとても…)

王馬「はーやーくー作業してよー」

入間(こいつ人の気も知らないで…)

入間「……電子工具を使うかもしれねーから、とりあえず電源の確保をしてーんだけどよ、この部屋のコンセントはどこにあるんだ?」

王馬「それならそこの本の山の近くと、そっちの奥の廊下側のドアの近くにコンセントあったよ」

入間「お、あった。延長コードを挿して隠し扉の前まで引っ張ってきてっと…」

入間(…とりあえず、今はこいつのここを開けて大丈夫だって言葉を信じて開けてみるか…)

入間(いざとなったらこいつを盾にして全力で逃げよう…)

392: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 21:58:07.82 ID:o8WI5vLV0
ー倉庫ー


天海「これで一応全部揃ったっすね」

最原「じゃあ早速現像しに行こうか」

天海「俺が引き伸ばし機とこっちの道具運ぶんで、最原くんはこっちお願いするっす」

最原「わかったよ。よいしょっと……ゔ、重い…」

天海「液体類が色々あるっすからね」

天海「一応、レンズに気をつけてくださいね」

最原「う、うん」

天海「それにしても…」

最原「どうしたの?」

天海「ああ、いや、引き伸ばし機ってもっと台数あったと思ったんすけど、こんなもんでしたっけ」

最原「台数まではよく覚えてないけど、確かにここに空きスペースがあるね」

最原「何か置いてあったんだろうけど、誰かが持って行ったんだろうね」

393: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 22:18:33.71 ID:o8WI5vLV0
天海「…まあ考えてもわかんないですし、早く行きましょうか」

最原「場所は?」

天海「まあ、俺の部屋が良いと思うっす」

最原「わかったよ」スタスタ



ー寄宿舎、天海の個室ー


天海「じゃあ俺は今から部屋の方でダークバッグ使ってフィルムを現像タンクに移すんで、最原くんはシャワールームで液体の準備をお願いするっす」

天海「温度計はそれぞれの液体につき1本ずつ使用して下さい」

天海「まあ後はこの本の通りに」つ本

天海「すぐ終わらせてそっち手伝うんで」

最原「えっと、メスカップに発色現像液と漂白液と定着液を準備か…」

最原(液温安定用の水は…まあここはシャワールームだし、いつでも水でもお湯でも出せるから準備しなくていいかな…?)

天海「あ、流水ずっと使う工程あるんで、床濡れると思うんで先に靴下脱いでて下さいっす」ダークバッグゴソゴソ

最原「うん、わかったよ」

394: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 22:29:17.83 ID:o8WI5vLV0
ーーー


天海「…よし、定着が終わったんで、後は本水洗だけっす」流水ダバー

天海「これで10分放置っす」

最原「10分だね」タイマーセット

天海「この工程が終わったら、あとはフィルムを吊るして乾かして現像は完了っす」

最原(ちょっと時間があるな…)


①10分くらいすぐ経つし、このまま待機

②東条の部屋にもう一度行く

③図書室に様子見に行く


>>↓1安価

395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/16(日) 22:30:36.60 ID:2szrUgmao
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397: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 22:54:51.79 ID:o8WI5vLV0
最原(よし、東条さんの部屋にもう一度行ってみよう)

最原「天海くん、僕はもう1回東条さんに部屋に行ってみるよ」

天海「…あれからセンサーが鳴ってないということは、まだ図書室の隠し扉は開いてないんで、東条さんは帰ってきてないと思うっすよ」

天海「仮に何かしらの方法で東条さんが部屋に戻ってきてるとしても、彼女は今1番黒幕の可能性が高いと思うんで、1人で行くのが危険だと思うっす」

天海「だから、最原くんが行くっていうなら、俺もついて行くっすよ」

最原「ありがとう」

最原「でも、もしかしたら話とかしたら10分以上時間かかるかもしれないよ?」

天海「本水洗の工程は時間が長引いても大丈夫なんで問題ないっす」

最原「そうなんだね」

最原「じゃあタイマーの残り時間と現在の時刻をチェックして、タイマーは止めておこうか」

天海「誰も居ないのに鳴ったら困りますしね」

最原「…よし、じゃあ行こうか」

天海「はい」

398: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 23:04:28.39 ID:o8WI5vLV0
ピンポーン

最原「……」

ピーンポーン

最原「……」

天海「…出ないっすね」

最原「…まあ、夜中だから…」

ピンポーン

天海「…やっぱり東条さんは…」

東条『どちら様かしら?』ドア越し会話

最原「!あ、最原です」

東条『今開けるわ』ガチャッ

東条「あら、天海君も…」

天海「どうもっす」

東条「2人して、こんな夜中に何のご用かしら?」

400: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 23:17:15.68 ID:o8WI5vLV0
最原「えっと、大した用事じゃないんだけど…」

最原「……」

最原「実はさっきも東条さんの部屋を訪れたんだけど、結構チャイムしたんだけど出てくれなかったけど、熟睡してたりした…?」

東条「別の時間にも来たのね」

東条「それなら丁度外出していた時だったのかもしれないわね」

天海「何でこんな時間に外出なんかしてたんすか?」

東条「外出と言っても、寄宿舎内よ」

最原「ひょっとして誰かの部屋に遊びに行ってたの?」

東条「遊びに、ではないけれど……」

東条「……」

最原「?どうしたの?」

東条「最原くん、ひょっとして何かあったのかしら?」

最原「えっ、何で?」

東条「まるで私のアリバイを調べているみたいな訊き方をしているもの」

最原「そ、そんなことないよ」

401: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 23:26:28.30 ID:o8WI5vLV0
東条「最原君、正直に言って頂戴」

東条「勿論、もし何か事件が起きたのだとしたら私は全力で貴方に協力するわ」

最原「えっと、別に事件は起きてないよ」

最原(まずいな、変に勘付かれてしまった…)

最原「…何か誤解させてしまったみたいでごめんね」

最原「ほら僕探偵だからさ、ちょっと気になることがあったらつい訊いちゃうんだよね」

東条「なるほど、職業病なのね」

最原「だから一応、えっと、気になっちゃうからさ、教えてほしいんだ」

東条「それは依頼ね?引き受けさせていただくわ」

最原「ありがとう」

最原「…東条さんは誰の部屋に行っていたの?」

東条「キーボ君の部屋よ」

天海「キーボ君っすか」

402: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 23:40:43.99 ID:o8WI5vLV0
東条「ええ。実は夕方に百田君とキーボ君にデスロード内を撮影したフィルムを現像して写真にするように依頼されたのよ」

東条「キーボ君は私の作業を手伝ってくれるというから、キーボ君にフィルムの…プリントの仕方を教えていたのよ」

東条「2人で分担すればそれだけ早く終わるもの」

東条「多分、丁度そのタイミングで最原君は私の部屋を訪れたのだと思うわ」

最原(そういえば百田くん、東条さんに頼むって言ってたっけ)

最原(東条さん、こんな夜遅くまで依頼の為に作業していたのか…)

最原(キーボくんの部屋に行っていたなら、後でキーボくんにまた会って確認すればすぐ裏が取れるな)

東条「他に質問はない?」

最原「…プリント作業を分担していたということは、東条さんも今その作業をしていたんだよね?」

最原「もし良かったら部屋を見せてくれないかな?」

天海「えっ、流石にこんな夜中に同級生の女子の部屋に入るのは…」

最原「…あっ、いや、違うんだ東条さん…!」

東条「いえ、構わないわよ」

天海「構わないんすね…」

403: ◆k6xhNpU36A 2017/04/16(日) 23:51:51.81 ID:o8WI5vLV0
東条「どうぞ」ドアを大きく開ける

最原「お、お邪魔します…///」

東条「シャワールームを暗室にして作業していたの」

東条「紙はケースに戻してあるから感光の心配はないわ、ドアを開けて電気を点けてもも大丈夫よ」

最原「じゃ、じゃあ失礼します…」シャワールームノドアガチャッ電気パチッ

最原(…確かに、天海くんの部屋に持ち込んだ引き伸ばし機と同じ物だね)

最原(完成した写真の何枚かが写真バットに入れられているね)

最原(確かに東条さんはここで作業をしていたみたいだ)

最原(後はキーボくんに確認が取れれば、東条さんは図書室の隠し扉が開閉した時にアリバイがあったことになるな)

最原(勿論、キーボくんも)

最原(つまり、東条さんは黒幕じゃないんだ)

最原(でも、だとすると一体誰が…?)

404: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 00:16:25.09 ID:6dpkVZi00
東条「写真が出来る仕組みが気になるのかしら?」

東条「気になるようなら教えるけれど」

最原「あ、いや、大丈夫だよ」

最原(考え込んでいたら、勘違いされてしまったみたいだ)

最原「うん、写真ってこういう風にできるんだね、凄いなぁ」

最原「アナログ写真って時間がかかって大変だよね」

東条「でも世界で初めての写真は、1枚撮影するのに8時間もかかったのよ」

最原「え、撮影の段階で!?」

東条「ええ」

天海「それを撮影されたのは1827年で、フランス人の発明家ジョゼフ・ニセフォール・ニエプスが撮影したっす」

天海「撮影されたのがその年ってだけで、カメラの原型自体は15世紀にはもうあったっす」

天海「カメラの原型であるカメラ・オブスクラは絵を描く為の装置として芸術家の間で活用されていて、あのレオナルド・ダ・ヴィンチも写生に利用したそうっすよ」

天海「あと日本人の大好きな画家であるヨハネス・フェルメールもこれを利用して絵を描いてるっすね」

天海「最原君が写真史に興味あるっていうなら今度もっと教えるっすよ」

最原「あ、うん、ありがとう…」

最原(天海くんは他人に勉強教えるのが本当に好きなんだね…)

405: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 00:27:28.56 ID:6dpkVZi00
天海「ちなみにフェルメールの名画『真珠の首飾りの少女』を題材にしたイギリス映画『真珠の首飾りの少女』はオススメっす」

最原「あっはい」

東条「……最原君、いいかしら?」

最原「うん、どうぞ」

東条「私は最原君の質問に答えて、こうして部屋まで見せたわけだけれど、もう大丈夫かしら?」

最原「うん、大丈夫だよ、ありがとう」

最原「それじゃあ僕らはこの辺で…」

東条「待ってちょうだい」

東条「私はまだ最原君が私を訪ねてきた用事を聞いていないわ」

東条「そもそも、最原君が少し前に訪ねて来た時に何をしていたか、しかまだ話していないわ」

東条「最原君に天海君、貴方達は何故私の部屋に来たの…?」

最原(…そういえばまだ訪問理由を話してなかったっけ…)

406: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 00:36:21.42 ID:6dpkVZi00
天海「ほんと大した用事じゃないんすけど…」

東条「遠慮しないで言ってちょうだい」

天海「明日の晩御飯のリクエストに来ただけっす」

天海「カレーがいいっす」

東条「カレーね、了解したわ」

東条「でもそれなら明日言ってくれても良かったんじゃない?」

天海「カレーは仕込みに時間がかかりますし、明日いつ会えるかもわかんないっすからね」

東条「なるほどね」

東条「甘いものが好きな人や辛いものが好きな人、様々居るでしょうし、色んなカレーを作らないとね」

天海「色々作るならバイキングみたいにして食べても美味しいかもっすね」

東条「色々な種類が作れるかはこの学園にある香辛料と相談してみるわね」

最原(カレーか…、最近食べてないし、東条さんの作るカレーなら絶対美味しそうだ…)

最原(というかこの時間にこの会話は飯テロだな…)

407: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 00:44:29.59 ID:6dpkVZi00
東条「…でも、天海君がカレーのリクエストをしたかっただけなら、どうして最原君まで私の部屋に来たのかしら?」

天海「それは俺が最原君と部屋で雑談していて、ふと明日の夜ご飯はカレーが良いっすよねって話しになって、そのまま流れで頼みに来ただけっすから、大した理由はないっす」

東条「なるほどね」

天海「まあそんなわけで、明日の夜ご飯、期待してるっす」

東条「ええ、任せてちょうだい」

最原「それじゃあ東条さん、おやすみなさい」

天海「おやすみなさいっす」

東条「2人とも、あまり夜更かしはしないようにね、おやすみなさい」ドアパタン

天海「…そう言う東条さんも夜更かし確定っすよね」

最原「まあ仕方ないよ」

天海「それじゃあ次は、キーボ君の部屋にアリバイの確認っすね」スタスタ

最原「うん」スタスタ

408: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 00:53:55.23 ID:6dpkVZi00
ピンポーン

天海「……」

ピンポーン

最原「…東条さんの時もそうだったけど、2人とも起きてるのに出て来るの遅いよね?」

天海「それはあれっすよ」

天海「2人とも暗室作業中なんで、部屋の出入りをするためには印画紙を直さないと出入りで紙が駄目になっちゃうっすからね」

天海「または、印画紙を現像液とかに漬けてる作業中かもしれないっすね」

天海「うっかり部屋の方の電気をつけっぱなしにしてたり、タイマーの残り時間が色々キリ悪いとほんと出てこれないっすから」

最原「フィルムの現像が終わった後も時間のかかる工程があるんだね」

天海「そんなわけなんで、ちょいちょいインターホン押して待ってるアピールしながら気長に待つっす」ピンポーン

409: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 01:10:28.71 ID:6dpkVZi00
キーボ『お、お待たせしました』ドア越し会話

最原「あ、僕だけど…」

キーボ『また最原クンですか…、今度は一体どうしたんですか?』

最原「いや、ちょっとキーボくんに訊きたいことがあってさ」

キーボ『訊きたいことですか…?』

最原「キーボくんって今何してるの?」

キーボ『えっ…?デスロードで撮影した写真のプリント作業ですよ』

最原「そうなんだね」

最原「ちなみにいつからその作業しているの?」

キーボ『えーっと、夜8時に東条さんと倉庫で待ち合わせをして、そこで必要な道具を集めて、それから東条さんと一緒に作業してましたよ』

キーボ『まあ今は分担して作業していますが…』

最原(夜8時からか)

最原(東条さんのアリバイは問題ないかな…?)

最原(まあ、合間に席を外したりもしてるだろうけど、彼女が真っ黒な黒幕っていうのから、他のみんなと同じグレーにまでなったかな)

410: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 01:18:52.68 ID:6dpkVZi00
最原(あんまりキーボくんに質問していると怪しまれるだろうし、この辺にしておこう)

最原(それにしても、東条さんが黒幕でないとすると、隠しルート説がまた浮上することになるな…)

最原(だって僕らは隠し扉のセンサーが鳴ってからすぐに駆けつけたけど、道中は誰も会わなかったし、その後隠し扉から誰も出てきてないしね…)

キーボ『…最原クン、ボクが自室で何をしているのか気になってボクの部屋に来ただけですか?』

キーボ『用事はそれだけですか?』

最原(キーボくんからしたら、忙しいのにいきなり僕が来てわけのわからない質問をしているわけだよな…)

最原「えっと、勿論それだけじゃないよ」

最原「ただキーボくんが出てくるのが遅かったから、何してるのかな?って気になっただけなんだ」

キーボ『そうですか、それで用事とは?』

最原「えぇっと、実はあの後、またキーボくんがプレス機に潰される夢を見ちゃって…」

キーボ『!?』

411: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 01:27:58.62 ID:6dpkVZi00
天海「実は俺もっす」

キーボ『え、天海クンもですか!?』

天海「はい、だからこれはきっと何かあると思って、不安になってキーボ君の確認に来たってわけっす」

キーボ『あれ?話を聞くと2人ともさっきまで寝てたんですよね?』

キーボ『何で2人一緒にボクの部屋に来たんですか?』

天海「それはあれっす」

天海「2人ともたまたま同じタイミングでキーボ君の身を案じて、たまたま同じタイミングで部屋を出てちょっと雑談して『同じ夢見てる!』ってなったから一緒にキーボ君の部屋に来たってだけっす」

キーボ『そうなんですね。…不吉ですね…』

最原「キーボくん、くれぐれも気をつけてね!」

最原「近々プレス機で潰されちゃうかもだよ」

キーボ『不安になること言わないで下さい!』

天海「用心するに越したことないっすよ」

412: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 01:34:04.30 ID:6dpkVZi00
天海「ところでキーボ君は、何で部屋から出てこないでずっとドア越しに会話してるんすか?」

キーボ『いや、だって…、仮にも今はコロシアイ生活中じゃないですか…』

キーボ『こんな夜中に不用心にドアを開けたりしないですよ…』

最原「え、キーボくんって殺せるの?」

キーボ『馬鹿にしないで下さい!』

キーボ『ボクだって人間と同じように死ぬんですよ!』

最原(ロボットが死ぬとは…?)

天海「見た目に反して結構軟弱な作りなんすね?」

キーボ『飯田橋博士の作ってくれたボクの体を馬鹿にしないで下さい!』

キーボ『もう!ボクは忙しいんですから、用事が無いならもう帰ってくださいよ!』

最原「なんかごめんね、じゃあ今度こそおやすみ」

キーボ『はい、おやすみなさい』

天海「おやすみなさい」

414: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 01:41:59.22 ID:6dpkVZi00
天海「…部屋に戻るっすか」

最原「うん、そうだね」


ー寄宿舎、天海の個室ー



天海「とりあえず、東条さんがグレーになって良かったっすよね」

最原「彼女の作ったご飯を食べてるわけだしね…」

最原「そしてこれで分かったことが1つあるね」

最原「僕らは隠し扉のセンサーが鳴ってからすぐに図書室に駆けつけた」

最原「道中では誰も会っていない」

最原「つまり、あの扉の中に繋がる隠し通路がやっぱりあるんだ」

天海「また隠し通路探ししないとっすね」

最原「でも、フィルムの現像の結果次第ではすぐにでも黒幕を追い詰められるよ」

天海「あ、そういえばそろそろ本水洗終わってるんじゃないっすか?」

最原「うん、10分経ったね」

天海「じゃあフィルムを取り出すっすよ」シャワールームノドアガチャッ

416: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 02:00:01.13 ID:6dpkVZi00
天海「それじゃあフィルム吊るすんで、そこのクリップ取って下さいっす」フィルムシュルシュル

最原「あ、はい」つクリップ

天海「シャワールームの壁に取り付けた突っ張り棒に引っ掛けたS字フックにクリップを引っ掛けて吊るして…っと」

最原「現像結果はどう?」

天海「ちょっと待って下さいっす」

天海「フィルムに水滴の跡がつくとやばいんで、先にスポンジで水をある程度拭くっす」

天海「よし、あとはこのまま自然乾燥するっす」

最原「フィルム見ていい?」

天海「フィルムに触らないように気をつけたら見ても良いっすよ」

最原「わかった、気をつけるよ」

最原「えっと、最初らへんのフィルムはこっち側か…」ジーッ

最原「…………」

天海「…どうっすか?」

417: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 02:08:33.84 ID:6dpkVZi00
最原「ネガだからちょっと見にくいけど…」

最原「…おかしいよ…」

天海「どうおかしいんすか?」

最原「扉の開閉を写してるフィルムだけど、人が写ってないように見えるんだ」

天海「……それはおかしいっすね」

天海「フィルムが小さすぎて人が居るのがわかりにくいだけじゃないっすか?」

最原「いや、人は確かに写っていないよ…」

最原「…つまり、こうだ…」

最原「黒幕は隠し通路を通り、あの隠し部屋へ入った」

最原「その後、中からあの図書室側の隠し扉を開閉させてカメラに写したんだ」

天海「ちょっと待ってくださいっす」

天海「カードリーダーのホコリは落ちてたんすよね?」

最原「それは多分、カメラのインターバル中にカードキーを通してホコリを落としたんだ…」

天海「インターバル?初耳っすけど」

418: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 02:21:15.28 ID:6dpkVZi00
最原「……ごめん、いい忘れてたんだけど、あの発明品は一度シャッターが押されたら、次に自動的に撮影するのは30秒後なんだ」

天海「……なるほど」

最原「隠し通路があるのにわざわざ図書室の隠し扉の開閉を行い、わざとセンサーに反応させ写真に写したり、カードリーダーのホコリを落としたりできたのは…」

最原「…どこに仕掛けられているのかわからないけど、きっとこの学園のそこら中に隠しカメラや盗聴器があって、全部盗み聞きしてたんだろうね…」

天海「まあ、学級裁判をやるとか言ってるくらいですし、犯人やトリックを見張って判定する必要があるから、当然と言えば当然っすよね」

天海「でも黒幕は何でこんなことをしたんすかね」

最原「僕らをおちょくっているのか、あるいは別の狙いがあったのか…」

最原「それはわからないけど、でもこれで隠し通路があることはほぼ確定したんだ」

最原「きっと僕らが黒幕を追い詰めているハズだよ」

天海「そうっすね」

天海「…ちなみにこのフィルム、引き伸ばしはもう必要ないっすかね?」

最原「いや、一応引き伸ばしてくれないかな?」

最原「実は目立たないだけで、本当は黒幕が写ってる可能性もあるし」

天海「了解したっす」

天海「それじゃあフィルムの乾燥が終わったら早速作業するっすね」

422: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:05:31.63 ID:6dpkVZi00
ー図書室ー


隠し扉のドアウイーン

入間「やった!やっと開きやがった!」

王馬「意外と時間かかったね」

入間「しかたねーだろ!機材が揃ってね―んだからよ!」

王馬「まあ、入ろうか」スタスタ

入間「じゃあオレ様は片付けするか」イソイソ

王馬「片付けなんて後でいいじゃん、先こっち調べようよ」ドア閉まらないように押さえながら

入間「えぇっ!?オレ様もそのナカに入るのか…!?」

入間(冗談じゃねえ!これ以上ヤバそうなことに関わってられっかよ!)

入間「な、中はらめぇええ!!」

王馬「早く行くよ」腕グイグイ

入間「い、イきたくないのぉおおおお!!」ズルズル

423: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:06:37.19 ID:6dpkVZi00
ー隠し部屋ー


入間「あん!入っちゃった…」

王馬「中は案外広いね」

入間「ケッ!趣味わりー部屋だな」

王馬「そう?◯◯◯◯◯◯ちゃんより全然良い趣味してると思うよ」

入間「め、◯◯◯◯◯◯ぃ……?」

王馬「うーん…、首謀者の姿は見当たらないね」

入間「えっ!居るパターンもあったのかよ!?」

王馬「じゃあまず、あのいかにも怪しい赤い布取ってよ」

入間「赤い布…」

入間(あの部屋の奥のど真ん中にある、でけーやつにかかってる布のことか…)

入間「な、何でオレ様がそんなことしなくちゃいけねーんだよ…」

入間「気になるならテメーがイけよぉ…」

王馬「まあまあ、いいじゃん」

入間「うぅっ…」ビクビク

入間「か、被ってんじゃねーぞ!クソが!」赤い布を勢い良く剥ぎ取る

424: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:07:49.65 ID:6dpkVZi00
マザーモノクマ「あ、見つかっちゃったね」

入間「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!?????????」ドテーン

王馬「うわー、おっきいね!もしかしてコイツもモノクマなのかな?」

マザーモノクマ「ボクはただのモノクマじゃないよ」

マザーモノクマ「このコロシアイをコントロールし、全てのモノクマの祖となる存在であるボクには…マザーモノクマという、特別な名前が与えられているんだ!」

入間「や、やっぱモノクマなのか…」

入間「こ、こんなに大きいの、初めて…!///」

マザーモノクマ「それにしても思ったより早くここに来たね」

マザーモノクマ「確かに入間さんはチートな存在だけど、よく彼女に任せたよね」

マザーモノクマ「彼女のメンタル的に、ちょっと面白いことになるんじゃないかと期待してたけど、何にも起きなくてガッカリだなぁ…」

王馬「『全てのモノクマの祖』ねぇ…」

王馬「お前がモノクマーズの言ってた、この学園の中にあるモノクマのスペアを作れる設備ってやつ?」

425: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:08:56.67 ID:6dpkVZi00
マザーモノクマ「ピンポーン、せいかーい!」

マザーモノクマ「ほら、ボクの背後にある素晴らしい機械が見えるでしょ?」

マザーモノクマ「この機械でモノクマの型を作り出し、そこにボクの思考をコピーすることで、ボクはボクを産み出しているのだー!」

入間「ま、まじかよ…」

入間「モノクマって滅茶苦茶ハイスペックロボットっぽいのによ」

入間「つーか、思考をコピーってことはやっぱりあれは自立型AIってことなんだな」

入間「あんまり言動やモーションが自由だから、てっきり誰かが遠隔で操作してると思ってたけどよ…」

入間「…まあ、キーボも大概すげーか」

王馬「キー坊は量産できないけどね」

マザーモノクマ「ね?ボクって凄いでしょ?」

入間「だけど流石にあんなレベルのロボットを作るってなると、すげー時間かかっちまいそうだよな」

マザーモノクマ「ところがどっこい!スペアは簡単に作れちゃうんだよ」

王馬「…じゃあやって見せてよ」

426: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:10:09.13 ID:6dpkVZi00
マザーモノクマ「…………」

入間「ん?どうしたんだよ、さっさとヤれよ」

マザーモノクマ「愛もないのに、産める訳ないじゃない!」

マザーモノクマ「ちゃんと産んだ後のこととか考えてるの!?」

マザーモノクマ「無責任に産めだなんて言わないでよね!」

王馬「入間ちゃん、なんかこのマザーモノクマと芸風ちょっと被ってるよ」

入間「オレ様のは芸じゃねーし、ここまで重くねーよ!」

王馬「マザーモノクマちゃん!オレがちゃーんと責任取るからさ、モノクマを産んでみせてよ!」

マザーモノクマ「どうせそれも嘘なんでしょ!?」

マザーモノクマ「認知してくれるの!?養育費払ってくれるの!?」

王馬「認知するよ!」

マザーモノクマ「養育費は!?」

王馬「ちゃんと払うよ!入間ちゃんが!!」

入間「お、オレ様がかよ!?」

427: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:12:14.10 ID:6dpkVZi00
王馬「認知もするし養育費も払うって言ってるのに、なんで産んでくれないんだよー!うわああああああん!!」

マザーモノクマ「そんなの、愛がないからに決まってるじゃない!」

王馬「クソッ、どうしろってんだよ!」

王馬「愛ってなんだよ!」

入間「哲学かよ…」

マザーモノクマ「ていうかボク、王馬クンのことタイプじゃないんだよねー」

マザーモノクマ「だから認知も何も、最初からスタートラインに立ててないっていうか」

入間「辛辣だな」

王馬「なんだー、タイプじゃないなら仕方ないね」

入間「納得すんのかよ…」

王馬「じゃあさ、オレ、マザーモノクマの為に頑張って努力するからさ、どんな子がタイプなのか教えてよ!」

マザーモノクマ「そんなの教えられないよー!」

王馬「ヒントだけでも!」

マザーモノクマ「だめだよ、ダメー」

マザーモノクマ「教えられませーん」

王馬「ちぇー、ケチー」

428: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:13:49.46 ID:6dpkVZi00
王馬「…こんなに言っても産んでくれないってことは、お前がモノクマのスペアを作る設備っていうのは嘘なんだね」

マザーモノクマ「嘘なんてつかないよ、ボクは王馬クンじゃないんだから」

王馬「……」

王馬「マザーモノクマ、生徒の中に紛れているお前側の人間は誰か教えなよ」

マザーモノクマ「あ、ストレートに訊いちゃうんだ」

王馬「教えた方が身の為だよ?」

マザーモノクマ「え、ボクに脅し?」

王馬「はい、これなーんだ?」

入間「あ!それはオレ様が先日モノクマを、じ、事故で壊しちまったヤツと同型の発明品じゃねーか!」

入間(あの赤いコードを抜くと、半径3mが爆発するやつ…)

入間(モノクマは破壊できだが、あのマザーの耐久度がわかんねーからなんとも言えねーが、マザーの後ろにセットすれば後ろの機械もろともいい感じにダメージ与えられそうだな)

入間(マザーの方と違って、ガラス?で保護されてない後ろの機械の方はひとたまりもねーだろうな)

入間「って、なんでオメーがそれ持ってんだよ!」

王馬「ここに来る前に、入間ちゃんの研究教室から持ってきちゃった!」

429: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:16:29.57 ID:6dpkVZi00
入間「『持ってきちゃった』って…」

王馬「お前がもし本当にスペアのモノクマを作ることが出来るってんなら、これ使われたら困るんじゃない?」

マザーモノクマ「や、やめて!産めない体になっちゃう!」

入間「オメーは最初から体はねーだろうが!」

入間(ていうかコイツ、ほんと校則もへったくれもねーな…)

王馬「嫌でしょ?じゃあ早く黒幕だか裏切り者だかの名前を教えてよ」

マザーモノクマ「あのさあキミ、ボクが嘘をつく可能性は考慮しないわけ?」

王馬「ん?マザーモノクマはオレと違って嘘はつかないんだよね?」

マザーモノクマ「……」

マザーモノクマ「キャー!助けて我が子よー!」

モノクマ「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!」ボヨヨーン

モノクマ「マザーの子、ボクです!」

王馬「さっきここの扉を開けられたってことだからさ、どうせスペアも作られてると思ったけど、やっぱりか…」

モノクマ「お客様お客様お客様!!困ります!!あーっ!!!お客様!!」図書室の方へ追い出しグイグイ

王馬「うわっ、ちょっと!まだ全然ここ調べられてないのに!」

430: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:18:28.82 ID:6dpkVZi00
王馬「あー、くそっ!」赤いコードブチッ、マザーにポイッ

モノクマー「ぎゃー!!危ないマザー!!」マザーを庇って発明品キャッチ

ドカーンッ

王馬「やったか!?」

入間「何でわざわざフラグ立ててんだよ!」

マザーモノクマ「ふう、危なかった…」

マザーモノクマ「やっぱり持つべきものは身代わりだね!」

入間「ほら、フラグ立てやがったから!通常のモノクマは壊れたみてーだが…」

モノクマーズ「「おはっくまー!」」

モノタロウ「うわー!?またお父ちゃん死んじゃったよー!!?」

モノスケ「最早死に芸やな」

モノキッド「流石に今回は普通に校則違反だよな!」

王馬「いや、校則違反じゃないよ」

モノファニー「ぷんぷん!この期に及んでまだ言い訳する気!?」

431: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:21:49.14 ID:6dpkVZi00
王馬「だってオレが狙ったのはマザーモノクマの方だよ?」

王馬「それを勝手に通常のモノクマが庇って死んだんじゃん」

王馬「事故でしょ」

モノタロウ「でもマザーモノクマだってモノクマだよ!」

モノタロウ「モノクマを狙ったってことは立派な校則違反なんだよ!」

王馬「そもそもモノクマっていうのは、お前らのパパなんだろ?」

モノファニー「うん、そうよ!」

王馬「そしてそのモノクマは、自分のことを『マザーの子』って言ってたよ」

王馬「つまりマザーモノクマは、キミ達にとってのおばあちゃんだね」

モノダム「…オバア…チャン…?」

王馬「暴力しちゃいけないこの学園の学園長っていうは、愛くるしい見た目のキミらのパパであって、おばあちゃんのことではないよね」

モノタロウ「うん、そうだね!」

モノキッド「あんなグロ生首がミー達のお父ちゃんなんて勘弁だぜ!」

マザーモノクマ「あのさぁ…」

432: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:23:33.06 ID:6dpkVZi00
王馬「つまりオレが狙ったのは あのグロ生首おばあちゃんだからさ、校則違反にはならないよね」

モノファニー「うん、そうね!」

モノスケ「お父やん自身がマザーモノクマのことを、親認識してるならしゃーないわな…」

モノスケ「でも今回は、ただ言いくるめられるだけのモノクマーズやないで!」

モノスケ「その件に関しては譲ってやるけど、代わりに校則を追加しといたからようチェックしときや!」

王馬「校則…」モノパッドポチポチ

王馬「『図書室の本棚を勝手に動かす行為を禁止とします』…」

モノファニー「そういうことよ!」

王馬「最早ここのこと隠す気ないね」

モノファニー「手段は選んでられないわ!」

モノキッド「よし、とりあえずキサマラはいつまでも そのドアのとこ突っ立ってねーで、そのまま図書室の方に下がりやがれ!」

モノタロウ「本棚を元の位置に直さないといけないからね」

モノキッド「こっちの言い分を聞かねーってんなら、今すぐにでもエグイサルを呼ぶぜ?」

433: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:33:05.80 ID:6dpkVZi00
入間「ひぃいいいいいいい!!!!」図書室へダッシュ

王馬「…まあいいけどさ」スタスタ

モノダム「…………」

モノタロウ「よーし、図書室の本棚閉めるよー」ゴゴゴ…

モノスケ「これでここは開かずの扉っちゅーわけやな」

王馬「ふーん、開かずの扉ね」

モノファニー「はい、閉じたわ」

モノファニー「キサマラ、もう夜もかなり遅いんだし、あんまり夜更かししちゃダメよ?」

モノクマーズ「「ばーいくまっ!」」

入間「うぅっ、寿命が縮まったぜ…」ドキドキ…

王馬「あ、そうだ。忘れない内に言っておくけどさ、この事他の人に言っちゃダメだからね!」

入間「あ?このこと…?」

入間「い、色々ありすぎてわかんねぇよ、どのことだ?」

王馬「この図書室に来てからのこと全部だよ」

434: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 22:50:36.80 ID:6dpkVZi00
入間「こんなピンポイントな校則追加されておいて、隠すもクソもねーと思うぜ」

王馬「言わなきゃ馬鹿にはわかんないって」

王馬「馬鹿に言う必要はないし…」

王馬「言うべき人にはオレが言うから、入間ちゃんは勝手しないでね」

入間(勝手にそっちが巻き込んだんだろ!)

王馬「言ったらただじゃおかないからね」

王馬「はい、それじゃあ今日はもう帰ってもいいよ、おつかれー」スタスタ

入間(うぅっ…、周りが全部おっかねぇ…)

入間(はぁ、教育番組もねぇ、ネットもねぇ、アタシもうこんな学園嫌だよぉ…)工具片付け



ー寄宿舎、天海の部屋ー


天海「また校則が追加されたみたいっすね」モノパッドポチポチ

最原「こんな夜中に…」

天海「…『図書室の本棚を勝手に動かす行為を禁止とします』っすか…」

435: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 23:20:54.63 ID:6dpkVZi00
天海「…まさか、王馬くんが本棚動かして何かしたんすかね?」

最原「でも本棚にはセンサーが仕掛けられていて、そのセンサーをオンオフできるリモコンは僕が今持ってるし…」

最原「……あれ?」ポケットゴソゴソ

天海「……」

最原「……ない…」

天海「…これで2度目っすよ」

天海「最原君、ポケットガバガバすぎじゃないっすか?」

最原「……」

天海「最原君が図書室を出て行く際に落としたのか、王馬君が取っていったのかは知らないっすけど、まあそのリモコンでセンサーを解除して何かやっちゃったんでしょうね」

最原「…多分、取っていったんだろうね…」

最原「僕が図書室を出て行く時に王馬くんが背中を叩いてきたのは、ポケットからセンサーのスイッチを抜き取るのに気がつかせない為かな…」

最原「手癖悪いなぁ…」

天海「とりあえず、何があったのか知る為にも1度図書室に行くのが良いっすね」

天海「フィルムも当分乾かないんで」

最原「じゃあ行こうか…」

437: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 23:39:37.69 ID:6dpkVZi00
ピンポーン

天海「誰か来たっすね」

天海「どちら様っすか?」

王馬『オレでーす』ドア越し会話

天海「……」ドアガチャッ

最原「…ちょうど図書室に行こうと思ってたよ…」

王馬「そうだったんだね!いやー、オレ達って以心伝心しちゃってる?」スタスタドアパタン

最原「校則の件を話に来たんだよね?」

王馬「あ、追加された校則見た?」

最原「見たよ…」

王馬「あんな校則が出来たからさ、もうあそこ見張る意味ないなと思って戻ってきたんだよ」

王馬「恐らく今後は黒幕も、あそこを出入りすることは無いんじゃないかなと思うし」

最原「確定はできないけど、黒幕も生徒である以上あそこを出入りしづらいだろうし…」

最原「他に隠し通路があれば、そっちを確実に使うだろうね」

438: ◆k6xhNpU36A 2017/04/17(月) 23:53:32.20 ID:6dpkVZi00
天海「…王馬君、そろそろ何があったのか話して下さいっす」

王馬「ん?何があったのかって?」

天海「この校則が追加されるに至った原因があるハズっすよね?」

王馬「まあ立ち話も何だし、座っていい?」

天海「どうぞ」

王馬「まあ察してると思うけど、あの隠し扉を開けて、ちょっとあいつらを怒らせるようなことしちゃったんだよね」

最原「ちなみにどうやって開けたの?」

王馬「入間ちゃんに開けさせたんだよ」

天海「は!?何やってるんすか!」

天海「あそこはモノクマに関係してるかもしれない重要な部屋な可能性があるのに、事情をよく知らない生徒を巻き込むなんて…」

天海「…もしくは、入間さんにだって黒幕の可能性はあるんすよ!?」

王馬「どこにあるかわからない隠し通路を延々と探すより、あの扉開けたら手っ取り早いと思って、昼に夜時間を空けとくようにお願いしてたんだよね」

王馬「夜に開けさせようと思った理由は、やっぱり他の生徒の人目が気になるからだよね、何があるかわからないし」

王馬「勿論、約束の時間まで詳しいことは何も言ってないし、さっきも隠し部屋のことは口止めして別れたよ」

439: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 00:14:10.90 ID:gPe7omPY0
天海「…ならせめて、実行する前に俺らに一言相談してほしかったっすね」

王馬「相談したら絶対賛成してくれなかったよね?」

王馬「天海ちゃんは慎重すぎなんだよ、それじゃ何もできないよ」

王馬「だから勝手にやったんだよ」

天海「王馬君が勝手にやったことによって、また校則が追加されたっすよ」

最原「でもこの校則の追加によって、隠し通路の存在が決定的になったんじゃないかな」

最原「元々、東条さんの黒幕疑惑が晴れた時点で隠し通路の存在はほぼ確定的になってたんだし、今回追加された校則に関しても、黒幕が不利になるような校則が追加されるとは考えにくいからね」

天海「何で最原君はそっちの味方なんすか」

最原「黙ってた王馬くんにもちょっと問題はあると思うけど、そんなことずっと責めても仕方ないよね」

最原「僕としては早くこの話を切り上げて、隠し扉の中の情報を知りたいからね」

440: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 00:34:01.65 ID:gPe7omPY0
王馬「さっすが最原ちゃん!効率厨すぎてクールというかドライだね!」

王馬「貶してないよ?オレは好きだよ!ここを出たらオレの秘密結社に入ってよ!」

最原「こういう会話も不毛だから王馬くん、早くあの隠し扉の中の情報を教えてくれないかな」

天海「さては最原君、眠いだけっすね…」

天海「早く情報聞き出して寝たいんすね…」

最原「そうだよ」

天海「でも俺の方が起きてるんすからね」

天海「朝6時から今までずっと起きてるんすよ」

最原「天海君の寝てないアピールとかどうでもいいよ」

最原「僕は1日最低8時間は寝てないと、頭が働かなくなるしイライラしてくるんだ」

天海「健康的な生活送ってるんすね…」

王馬「ぐっすり探偵なんだね」

王馬「オレの組織に入れば食欲◯◯睡眠欲も渇く事なんて一切…」

最原「僕は就職先には困ってないから、早く経緯を簡潔に詳しく教えてってば」

王馬「簡潔なのか詳しくなのか…」

441: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 00:49:46.48 ID:gPe7omPY0
ーーー


王馬「…って感じかな」

最原「そのマザーモノクマの言うことが嘘じゃなければ、やっぱりあの隠し扉の奥にモノクマのスペアを製造できる装置があったんだね」

天海「ということは、やっぱり隠し通路があったんすね」

王馬「マザーモノクマの部屋から出ていく時、パッと部屋の中を見渡したけど、ドアや通路みたいなものは見当たらなかったけどね」

王馬「…ちゃんとは見れてないけど」

最原「更に隠してある可能性もあるね」

最原「あと部屋の内装が気になるから、明日でいいから紙にでも描いて見せてくれないかな?」

最原「多分倉庫に行けば紙と色鉛筆くらいあると思うから」

王馬「オレの画力に期待しちゃいけないよ」

最原「うん、期待してないよ、大体がわかればいいから」

最原「じゃあ今のを踏まえて明日の方針決めようか」

王馬「待って、次はオレが話を聞く番だよ」

442: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 00:59:18.91 ID:gPe7omPY0
王馬「さっき最原ちゃんが、東条ちゃんの黒幕疑惑が晴れたって言ってたけどさ、オレが居ない時にそっちでも何か進展があったってことだよね?」

王馬「それの話しを聞かせてよ」

最原「それについては後で天海くんが話してくれるよ」

天海「え、俺っすか」

最原「王馬くんは今はとりあえず、東条さんの黒幕の疑いは晴れ、あそこに繋がる隠し通路がほぼ確実に実在するという事実だけ頭に置いてくれたらいいよ」

天海「さては最原君、明日の方針が決まったらさっさと寝るつもりっすね?」

最原「うん、いい加減眠くて眠くて…」

天海「でも俺もかなり眠いんで…」

最原「そっか」

最原「じゃあそういうことだから王馬くん、東条さんの疑いが晴れた経緯は明日話すね」

王馬「ええっ…」

最原「で、明日やることだけど、今日の昼時間のと同じだね」

最原「自分の受け持った場所の探索の続きだよ」

443: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 01:16:02.80 ID:gPe7omPY0
天海「22時頃にも言ったように、俺は明日はトイレの前の廊下と2階への階段辺りを午前で終わらせて、午後からは玄関ホールをもう1度徹底探索するっす」

王馬「女子トイレも頼んだよ」

天海「王馬君のその、俺に女子トイレを調べさせようとしているのは何なんすか…」

王馬「マザーモノクマの部屋が女の部屋っぽい感じだったから、なんとなく女子が怪しいかなと思って」

最原「特に意味は無くて、ただの部屋のデザインじゃない?」

最原「教室や階段だってよくわかんないセンスの壁紙とかしてるし…」

天海「『マザーモノクマ』とかいう名前なくらいですし、単純にクイーンのイメージなだけかもっすよ、トランプ的な意味で」

王馬「そう言われると何も言えないよね」

最原「僕も明日は、校舎の周囲の外壁と地面の探索は終わりそうかな」

最原「18時になったらまた校舎内の探索の手伝いをするよ」

最原「あ、それと天海くんはどのタイミングでもいいけど、できれば早めにフィルムから写真にしといてもらえるかな」

天海「わかったっす」

444: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 01:22:59.22 ID:gPe7omPY0
最原「あと王馬くんは適当なタイミングで、天海くんに東条さんの疑いが晴れた話を訊きに行ってね」

天海「…何か俺やること多いっすね…?」

天海「王馬君、最原君の方に訊きに行ってもいいんすよ?」

最原「いや、僕もやることがあるから手が離せないかもしれない」

最原(百田くんとキーボくんに例の写真を見せてもらって、偽の外の世界の説明を受けときたいし…)

最原「王馬くんは明日はまだ校舎内の探索場所が多いから、それだけで終わりそうだね」

王馬「だね」

最原「そっちも忙しいかもしれないけど、マザーモノクマの部屋の図を描くことも忘れずにお願いするよ」

王馬「うん、わかったよ」

最原「はいそれじゃあ質問ある人居る?」

最原「なければ解散して寝ようか」

王馬「今質問してもどうせ『明日答える』って言われそうだから、何もないよ」

天海「俺も無いっす」

445: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 01:36:12.42 ID:gPe7omPY0
最原「うん、じゃあお疲れ様、おやすみ」スタスタスタドアガチャッバタン

天海「直帰する新入社員みたいな帰り方っすね…」

王馬「そんなに眠かったんだね」

天海「王馬君はお昼に寝てたから俺らの気持ちがわかんないかもしれないっすけど、かなり眠いっす」

王馬「そうなんだね!」

王馬「それじゃあ今から何する?ババ抜き?」

天海「いや、だからかなり眠いって言ってるじゃないっすか…」

天海「王馬君も部屋に帰って下さいっす…」

王馬「オレまだ眠くないんだよねー」

天海「夜ご飯直前まで寝てるからっすよ…」

天海「…じゃあ倉庫に色鉛筆と紙でも取りに行って、記憶が鮮明な内にマザーモノクマの部屋の図でも描いたらどうっすかね」

王馬「そうだね、そうしよっかな」

王馬「じゃあ天海ちゃん、おやすみー!」ドアガチャッ

天海「はい、おやすみなさいっす」ドアパタン

446: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 01:48:59.50 ID:gPe7omPY0
ー寄宿舎ロビーー


入間「あ、鬼畜ショタ!」

王馬「あれ、まだ部屋に帰ってなかったの?」

入間「そ、それがぁ、部屋の鍵失くしちゃったみたいで入れなくてぇ…」ウッウッ

入間「だからさっきドライ原に一緒に鍵探してもらおうと思って声かけたんだけどぉ、他の女子の部屋に泊めさせてもらえばとか言ってぇ…」グスッ

王馬「入間ちゃんの部屋の鍵なら開いてるよ?」

入間「へ!?」

王馬「何で1度はノブを回してみなかったの?馬鹿なの?」

入間「あ、ホントに開いてやがる!」ガチャッ

入間「あ!入ってすぐの床に鍵も落ちてやがる!」

入間「な、なんでぇ…?」

王馬(隠し部屋を開けるのを手伝ってもらう為に呼び出した時、他の人にコイツのGPSで行動を勘付かれないようにと思って、鍵取って部屋に置いたからなぁ…)

449: ◆k6xhNpU36A 2017/04/18(火) 01:56:50.16 ID:gPe7omPY0
入間「何だかよくわかんねーが、これで他の◯◯どもの部屋で泊まらずに済むってわけだ!」

入間「オレ様が◯◯と同じ空気を吸って、オレ様まで◯◯になったら世界の損失だからな」

王馬「どういう原理なんだよ」

王馬(ていうか、オレが鍵取ったって何で気づかないんだろ…)

入間「ところで眠気原といいオメーといい、何ですしざんまいの部屋から出てきたんだよ?」

王馬「まあ色々あってね」

入間「◯◯◯◯…?」

王馬「もうお前口閉じてろよ、無駄に二酸化炭素を吐き散らかしてんじゃねーよ」

入間「い、息しててすみましぇぇん…」

王馬(さっさと倉庫に寄って自室に帰ろう)スタスタ

455: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 21:59:46.12 ID:XjUhIXdN0
ー朝、食堂ー


東条「そろそろ食器を片付けるからみんな、流し台のところに持ってきてちょうだい」

赤松「はーい!」食器運び

白銀「……はぁ…」

アンジー「どうしたー?つむぎー」

白銀「えっ?えっと、なんかそろそろいつものパターン的にモノクマ来そうだなーと思って…」

白銀「なんかいつも朝ご飯の時に来てたし、日が開いたからそろそろかな?って…」

アンジー「大丈夫だよー、神さまも言ってるよー」

アンジ「『今日は安全日だ』ってー!」

白銀「なんか別の意味に聞こえるね…」

東条「…今朝はみんなの集まりが悪いけれど、残りの朝ご飯をどうしようかしら…」

星「腹が減ったら冷蔵庫なり鍋の中なり見に来るだろ」

星「そのままでいいと思うぜ」

456: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:00:54.71 ID:XjUhIXdN0
赤松「はぁ…、最原くんって本当に食事にルーズだね…」スタスタ

百田「オレからしたら飯を抜くなんて、あんま考えらんねーことなんだがなぁ…」

真宮寺「朝食に来てないのは、最原君、入間さん、天海君、王馬君、キーボ君だネ」

東条(キーボ君、まだプリント作業をしているのかしら…?)

東条(後で様子を見に行って、場合によっては手伝わないと…)

夢野「キーボのやつは食事をせんから来ないのは気にならんのじゃが、他の奴らは一体どうやって昼まで腹をもたせる気なんじゃろうな」

茶柱「転子なんて朝にお鍋を食べても、お昼までお腹ギリギリしかもちませんよ」

夢野「いくら運動しているとはいえ、燃費の悪い体じゃの…」

ゴン太「そういえば今朝起きたら、校則が追加されてたよね」

ゴン太「あれって何で追加されたんだろう?」

春川「どっかの馬鹿が本棚を倒したとか、滅茶苦茶にしたとかじゃないの?」

春川「校則なんて元々意味わかんないのばっかじゃん」

春川「気にしたってしょうがないよ」

春川「それに、本棚なんて元々動かす予定なんてないし、どうだっていいよ」

457: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:01:55.07 ID:XjUhIXdN0
ゴン太「そっか。ゴン太も本棚を動かす予定は無いし、気にしないことにするよ」

夢野「し、しかし、こういうのが追加されると、いざ本を取ろうとして本棚から抜いた拍子に本棚が倒れてきたらと思うと、恐くて触れんのう…」

東条「本がきっちり入ってしまっている棚から本を抜いても、倒れることはないと思うから安心しても良いと思うわ」

夢野「そ、そうか…」

東条(倒れることはないけれど、この校則の追加を考えるに、どこかに動かせる本棚があったということね)スタスタ…

東条(先日のプール開放時に追加された校則のことを考えると、この校則は何かあった時、すぐ追加反映されるようになっているようね)皿洗いカチャカチャ

東条(そして今回のこの校則が追加されたのは夜中ね)

東条(私が自室のシャワールームで作業を始める前に最後モノパッドを確認した時何も異常は無かったのに、プリント作業が終わって寝る前に確認した時には校則の追加がされていた…)

東条(つまり、夜中に誰かが図書室で本棚を動かして、何かをしていたということね)

東条(当然この校則というのは、モノクマ達や黒幕には不利な条件を追加するとは思えないし、むしろ黒幕側に有利に働こうとしていると思われるから、その本棚を動かした誰かが黒幕に不利益なことをもたらした為、校則が追加されたのよね)

東条(一体誰が何をしていたのかしら…?)

458: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:03:07.11 ID:XjUhIXdN0
東条(夜中といえば、最原君と天海君が尋ねてきたわね…)

東条(…しかも最初は最原君だけが、私の居ない時間にも尋ねてきたようだし…)

東条(当然、晩御飯のリクエストの用事ではないでしょうね)

東条(あの時最原君は私に、どこで何をしていたのか訊いてきたけれど、それと何か関係することなのかしら?)

東条(朝食に来ていないのは、最原君、入間さん、天海君、王馬君、キーボ君の5名…)

東条(キーボ君は写真のプリント作業をしているだろうけど、他のみんなはきっと夜更かしをしていたのでしょうね)

東条(すると…、図書室の本棚をあの時間動かして何かをしたのは、最原君と天海君、入間さん、王馬君の誰かの可能性が高いわね)

東条(そもそも、図書室の本棚を動かして何になるのかしら…)

東条(本棚の上には本が積まれていたし、動かすとその本が落ちてきて危ないと思うのだけれど…)

東条(…いえ、私がよく覚えていないだけで、ひょっとして上に本が積まれていない本棚があったのじゃないかしら)

東条(…むしろあったのでしょうね、動かせる本棚があるということなのだから)

459: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:04:57.04 ID:XjUhIXdN0
東条(本棚を動かして……何か黒幕が物を出し入れしている隠し金庫でもあったとか?)

東条(もしくは、初日だかに食堂でモノクマーズが言っていた、学内にあるという『モノクマを製造する機械』が本棚の裏に置いてあったり…?)

東条(きっと黒幕側の何かを見つけてしまって、それが校則によって取り締まられてしまったということね)

東条(誰かが私の知らないところで黒幕と戦っているのね…)

東条(一体誰なのかしら…?)

東条(…………)

東条(…入間さんは、彼女の性格的に違う気がするわね…)

東条(王馬君は何を考えているのか、よくわからないわ…)

東条(やはり最原君と天海君かしら?)

東条(最原君と天海君は昨日の昼時間で校舎の建物を調査していたようだし、可能性は充分あるわね)

東条(本人達に直接訊くのが1番かしら)

東条(決まりね)

東条(キーボ君の手伝いを終え、私のプリントした写真を渡したら最原君達に訊きに行きましょう)

東条(私はみんなに仕えるメイドだもの、彼らのお手伝いしましょう)

460: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:06:06.56 ID:XjUhIXdN0
ー寄宿舎、最原の個室ー


最原「…ふあぁ…ぁ…」ムクリ

最原(今何時だろう…)目覚まし時計チェック

最原「朝?の10時半か…」

最原「今日は朝の放送があっても、全く気がつかなかったな…」目ゴシゴシ

最原「ご飯は朝昼兼用で少し早めに食べようかな…」

最原(…2人とももう起きて調査してるのかな?)モノパッドマップチェック

最原(寄宿舎に居るね)

最原(でも2人の場合、自室でやる作業を先にやってる可能性もあるし、なんとも言えないか…)

最原「……とりあえず顔洗って、ご飯食べに行こ…」ノソノソ…

461: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:07:17.71 ID:XjUhIXdN0
ー食堂ー


最原(この時間は中途半端だから誰も居ないか…)

最原(ご飯炊けてるし、お鍋に味噌汁があるからそれついで、あとはサラダでも食べようかな)

最原(火通すの面倒くさいから、生で食べられるやつを…)冷蔵庫ゴソゴソ

最原(…野菜切る為に包丁握ったら、目が覚めてきたな…)ザクザク

最原(盛り付けて和風ドレッシングかけて出来上がりっと)食堂のテーブルに運ぶ

最原「……」モシャモシャ

最原「……」モグモグ

最原(…食べ終わったら何始めようかな)ゴクゴク



①屋外の探索の続き

②百田とキーボにデスロード出口の話を聞きに行く

③天海の部屋に写真が出来たか様子を見に行く

④その他(リクエスト)


>>↓1安価

462: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 22:07:51.86 ID:OYDIwXTKO
2

463: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:23:46.83 ID:XjUhIXdN0
最原(うん、百田くん達に話を聞きに行こうかな)モグモグ

最原(東条さんとキーボくんが昨日現像してたし、そろそろ写真全部出来上がってる頃じゃないかな)

最原(キーボくんに会いに行けば、写真が出来上がってるかそうかもわかるし、キーボくんに会いに行こう)モノパッドマップチェック

最原(百田くんもキーボくんも寄宿舎に居るようだね)

最原(食べ終わって片付けたら会いに行こうかな)

最原(デスロードの出口の話を聞いて、何かこの学園の謎解きに進展があればいいけど…)

最原(…今色々考えたって仕方ないよね)

最原(まずは百田くん達に話を聞いて、それから考えよう)

最原(よし、食べ終わったし片付けよう)カチャカチャ

464: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:43:20.64 ID:XjUhIXdN0
ー寄宿舎ロビーー


ピンポーン

キーボ『はい』ドア越し会話

最原「最原だけど、今いいかな?」

キーボ『いいですかね?……はい、大丈夫ですよ』

最原(誰か中に居るんだろうね)

キーボ『今開けますね』ガチャッ

最原「えっと…」

百田「よう、最原」

最原「あ、百田くんも居たんだね」

赤松「私も居るよ!」

最原「赤松さんまで…?」

百田「キーボが写真出来たっていうからな、今からそれについて話し合おうとしてたんだ」

最原「そうなんだね」

最原「丁度よかったよ、僕もデスロードの出口の話を聞きたいと思って来たんだよね」

最原「もし良かったら僕も話に混ぜてくれないかな?」

465: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 22:53:05.76 ID:XjUhIXdN0
百田「最原とは元々約束してたし、勿論いいぜ」

キーボ「まさに今から話を始めるところだったんですよ」

キーボ「さあ、入って下さい」

最原「お邪魔します」スタスタ…ドアパタン

キーボ「では、こほん」

キーボ「昨夜、東条さんに手伝っていただきまして、使い捨てカメラ3台分の写真のプリントが完了しました」

キーボ「…ボクが作業を終わらせたのは今朝ですけどね」

キーボ「東条さんは特に写真のことには触れずに、自分の担当分の写真を渡してくれました」

キーボ「恐らく、この崩壊した世界の写真を見てもデスロード内のセットの一部だと思ってくれたんだと思います」

百田「なあ、勿体ぶってねーで、とりあえず写真を見せてくれよ」

キーボ「…では、こちらになります」テーブルの上に置く

キーボ「一応、撮影順に並べてありますので、なるべく順番を崩さずに見て下さい」

最原(百田くんが写真の束を手に取り、それを一枚一枚見ていく)

最原(僕と赤松さんは百田くんの後ろから、それらの写真を覗き込んで一緒に見ていく)

466: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 23:12:17.33 ID:XjUhIXdN0
最原(部分部分を写したものや、その周辺の全景を写したもの、色々な写真がある)

赤松「…改めて、酷い光景だね…」

最原「あの出口の先はこうなってたんだね…」

百田「……」

最原(…まるで現実感のない光景だな…)

最原(ポストアポカリプスものの映画の中のワンシーンみたいだ)

最原(…写真を全て見終えた)

百田「見終わったぜ」写真をまたテーブルの上に置く

キーボ「それではお話していきますね」

キーボ「まず、こちらが入ってすぐの全景写真で、こちらが外から見た出口のドアの写真です」

最原(そうしてキーボくんは写真の解説をしていった)

最原(81枚も写真があるので、解説や僕らの質問にキーボくんが受け答えをしていると、あっという間に数時間が経過していた)

最原(途中、おもむろに赤松さんがサンドイッチを取り出してその場でお昼ご飯を済ませているのを見た時は、いくら偽の外の世界と言われているとはいえ、神経図太いなと思った)

最原(ちなみに百田くんも一緒にサンドイッチを食べていた)

467: ◆k6xhNpU36A 2017/04/19(水) 23:44:22.34 ID:XjUhIXdN0
キーボ「…って感じですね」

最原「なるほどね…」

最原「確かに、これを屋外と呼ぶにはちょっと厳しい点が幾つかあったね」

キーボ「ちょっと上のことはわかりませんが、周囲は確かに壁に囲まれていました」

キーボ「出口の位置からは見えませんが、奥に歩いてビルの間を見てみると、横道は全てすぐ途切れていましたし、壊れかけのビルの中にも恐る恐る入ってみましたが、建物がガワだけで中に物は一切ありませんでした」

キーボ「また、出口から出て直線の道は距離が長かったですが、そのうち壁に突き当たってしまいましたし」

キーボ「その壁はよく見ると巨大な液晶モニターで、映像が映し出され続けていました」

キーボ「なので、これは室内だと思われます」

百田「だろ?オレの言った通りだろ!」

キーボ「ええ、手前の方しか荒廃した光景が作り込まれていませんでした」

赤松「出口なんてモノクマ達の嘘だったんだね」

赤松「デスロード、頑張ったのになぁ…」

469: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 00:07:11.85 ID:PkcxkHUe0
百田「まあでも良かったじゃねえか、あの世界が偽物ってことが確定してよ」

最原「というかあのデスロードの下を流れている水、綺麗だったしね…」

最原「食堂の野菜や果物も毎日補充されているし、きっと外の世界の普通に無事な農家で作られているんだろうね」

最原「もし外の世界が滅んでいるとしたら、モノクマ達が才囚学園のすぐ隣接した隔離された広大な土地で様々な種類の野菜や果物を作っているってことになるし…」

最原「厨房にある食料の中には魚もあったしね」

赤松「…モノクマ達がTOKIOみたいにしているのを想像したら、ほんの少しだけ和んでしまった自分が悔しいよ…」

最原「それにしても、この写真を見たりキーボくんの話を聞いてみると、デスロードの外って意外と広いんだね」

キーボ「ええ、結構広かったですね」

最原「…これはいよいよ、政府の陰謀説とかあるんじゃない…?」

百田「おいおい…」

最原「僕もこういう話につきものな陰謀説って馬鹿げてるとは思うんだけどさ…」

最原「広大な土地に立派な施設、整えられた環境…」

最原「ここで僕らの行動を観察して何か実験を行ってたりとか、可能性としては無くもないんじゃないかな」

471: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 00:30:22.58 ID:PkcxkHUe0
赤松「か、考えすぎだよ…」

赤松「そんな、フィクションの話じゃないんだからさ…」

百田「そうだぜ、第一オレたちはみんな、政府に認められた超高校級の高校生なんだぜ?」

百田「政府がそんなことしてたまっかよ」

キーボ「そうですよ、きっとどこかの悪趣味なお金持ちがボク達を閉じ込めてるだけです」

赤松「それも結構フィクションじみてるけど…、でも、政府陰謀論より現実的?かな…」

最原「現実的って何だろう…」

最原「ここでは僕らの常識なんて何も通じないんだし…」

最原「…それにここに来て結構経つけど、未だに警察も自衛隊も助けにこないし…」

赤松「……」

最原「そもそも、若者が閉じ込められてコロシアイを強要されているって時点で既にフィクションじみてるよね」

キーボ「た、確かにそうですが…」

百田「おい、こんなこといつまで考えたってしかたねーだろ」

百田「デスロードの出口がハズレだった以上、今のオレ達に出来ることは、新たな出口を探すことだけだ」

百田「黒幕の正体なんざ知ったこっちゃねえよ」

百田「誰が相手だろうが、オレ達のやることは変わらねえ、そうだろ?」

472: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 00:42:36.08 ID:PkcxkHUe0
百田「食品の搬入が出来てるってことは、必ずどこかが外と繋がってるってことだからな」

赤松「…うん、そうだね!」

赤松「新しい出口が見つかるまでどれだけかかるか分からないけど、このままコロシアイが起きなければ、いつかきっとみんなと外に出られるんだもんね」

赤松「私、頑張って探すね!」

百田「勿論オレも探すぜ!」

キーボ「…そうですね、いつまでも助けを待っているだけじゃいけませんよね」

最原(新しい出口か…)

最原(…それよりも、この生徒の中に紛れている黒幕側の人間を見つけて訊き出す方が早そうだな)

最原(出口探しは彼らに任せて、僕は僕の方法でここからの脱出を図ろう)

百田「勿論最原も出口探すだろ?」

最原「うん」

最原(せっかく結束を高めているところだから、空気読んで嘘をつこう…)

最原(『互いに出口を探し合おう』そう約束して僕らは解散した)

473: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 00:46:04.39 ID:PkcxkHUe0
ー寄宿舎ロビーー


最原(えっと、現在時刻は…15時だね)時計確認

最原(これから何しようかな)



①屋外探索の続き

②天海の部屋に写真が出来たか様子を見に行く

③その他(リクエスト)


>>↓1安価

474: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/20(木) 00:48:04.90 ID:G6qXHb610
2

475: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 01:00:51.00 ID:PkcxkHUe0
最原(うん、天海くんの部屋に行こうかな)

最原(そろそろ写真出来ただろうし)スタスタ

ピンポーン

王馬『はいはーい?誰?』ドア越し会話

最原「!?僕だけど…」ドアの上のドット絵を確認

最原(確かに天海くんの部屋で間違いないけど…)

王馬「いらっしゃーい」ドアガチャッ

天海「だから何で王馬君が勝手に開けてんすか…」

王馬「どうせ天海ちゃんが応対しても開けたでしょ?」

天海「まあそりゃ開けるっすけど…」

東条「ちょうどいいところに来たわね」

最原「え?東条さんまで何で…?」

東条「ちょっと天海君に話があって来たのよ」

王馬「オレも天海ちゃんに例の話を聞きに来たんだけど、丁度東条ちゃんが来たから本人からも話聞いちゃってました!」

最原(何で本人からも話聞いちゃうの!?)

最原(何度も同じこと訊いたら怪しまれるから!)

476: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 01:20:59.28 ID:PkcxkHUe0
天海「まあ色々あって、東条さんがオレらの仲間になったっす」

最原「色々!?」

最原「ちょ、ちょっと天海くん来て!」腕引っ張ってシャワールームに入る

最原『東条さんはまだ完全に白になったわけじゃないよね?』小声

天海『でもなんか昨日の俺らの行動を大体察してたみたいで、協力してくれるみたいだったんで、折角なんで女子トイレ調べてもらおうかと思って事情話して仲間になってもらったっす』小声

最原『事情話したの!?』

天海『もう結構筒抜けだったんで、いいかなって』

最原『黒幕だから事情を知ってたっていう可能性もあるよ』

天海『その可能性も否めないっすけど、女子トイレを調べて貰うために女子の協力者がほしかったところだし、王馬君も東条さん仲間は歓迎みたいだし良いかなって』

天海『あ、勿論完全に東条さんを信用したわけじゃないっすよ』

天海『女子トイレを調べる時には、誤魔化されないようにもう1人女子をつけて、2人体制で調べてもらうことにするっす』

最原『もう1人?』

天海『王馬君のオススメで入間さんに頼むことにしたっす』

最原『入間さんか…』

477: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 01:33:54.65 ID:PkcxkHUe0
天海『2人居ればどちらかが黒幕だとしても、誤魔化せないと思うっす』小声

最原『まあ確かに…』小声

天海『それに東条さんが味方になったなら、心強いじゃないっすか』

最原『完全に味方ならね…』

天海『まあ東条さんはまだグレーっすけど、入間さんに関してはモノクマを壊してくれたり、マザーモノクマの部屋の扉を開けてくれたりしてくれたしとこれまでの実績があるし、結構白に近いと思うっす』

天海『…一応、女子トイレを調べてもらう時は片方が黒幕だった時のことを考慮して、片方が襲われないように、俺らがトイレ前の廊下で待機することにするっす』

最原『それなら心配は少なそうだね』

天海『他に質問はあるっすか?』

最原『…いや、無いかな』

最原『東条さんは昨夜はずっとキーボ君と写真を作っていたし、僕も彼女のことは信用したいからね…』

天海『じゃあもう部屋に戻るっすよ』

最原『うん』

478: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 01:45:44.29 ID:PkcxkHUe0
最原「ごめん、お待たせ」シャワールームノドアパタン

東条「話は終わったかしら?」

最原「うん」

東条「私があまり信用できないのよね」

最原「え、えっと…」

東条「いえ、それでいいのよ」

東条「仲間も疑うべきだと思うわ」

東条「こんな状況だもの、『この人なら大丈夫』って信じきってしまっては駄目よ」

東条「特に貴方は探偵なのだから、冷静にね」

最原「東条さん…、ありがとう」

天海「そういえば最原君は俺の部屋に何の用事で来たんすか?」

最原「ああ、そうだ」

最原「えっと、そろそろ写真出来てるかな?って思って、見せてもらいに来たんだ」

天海「まあさっきシャワールームに入った時見たと思うっすけど、今バットに浸ってる紙がそれっすね」

天海「ついさっき出来たばっかなんで、水洗に突っ込んだままっすけど」

479: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 01:59:22.84 ID:PkcxkHUe0
最原(…そういえば靴が濡れてしまってるな…)

最原(話に夢中でちょっと気づかなかったけど)

最原「じゃあ写真見せてもらってもいいかな?」

東条「天海君もプリント作業していたのね」

天海「はい、図書室の隠し扉を出入りする黒幕を狙おうと仕掛けていたカメラの現像とプリントしてたっす」

天海「水洗必要な時間はとっくに経ってるんで、持ってくるっす」シャワールームノドアガチャッ

天海「えっと…、これが例の扉を狙った2枚の写真っすね」つ写真

最原「うわ、びしょびしょだ…」

天海「乾燥しようと思ったら王馬君が来て、それからずっと相手していたもんで、すみません」

王馬「えーオレのせいなの?」

天海「…王馬君、ベッドでくつろぐのは構わないっすけど、枕の方に足向けて寝転がるのは止めてくださいっす」

王馬「だってみんなテーブルの方で会話してるからさ」

王馬「靴は脱いでるし平気平気!」

天海「……」

480: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 02:09:40.96 ID:PkcxkHUe0
最原「写真で見ても、黒幕は写ってないね…」

最原「どっちの写真にも…」ペラッ

天海「やっぱり最原君の推理どおり、隠し通路の方から隠し部屋に侵入して扉を開け、カメラのインターバル中にホコリを落として、そのまま隠し通路を通って部屋を出ていったっぽいっすね」

最原「だね…」

王馬「ちなみに他の写真は?」

天海「勿論プリントしたっす」つ写真

最原「何で!?」

天海「たった2枚のプリントの為に液使うの、勿体無いじゃないっすか」

最原「…うん、まあ、うん…」

王馬「てか何この写真wwどうなってんの?ww面白すぎんだろwww」

東条「これは…どうなっているのかしら?」写真覗き込み

最原「?」覗き込み

最原「!!!!????こ、これは入間さんに撮られた写真じゃないか…!」

王馬「へー、入間ちゃんが撮ったんだ」写真ペラッ

481: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 02:23:29.11 ID:PkcxkHUe0
最原「ていうか天海くん、何でこれこんなに写真大きいの!?」

天海「まあ四つ切りサイズっすからね」>>305x254mm

東条「倉庫にはそのサイズの印画紙しかないのよ」

最原「こんなのプリントしなくていいのに…」

王馬「ねえこれところでどんな状況なの?」

最原「入間さんの発明品の人体実験に使われた時の写真だよ…」

最原「足場を作る発明品とか言って、壁にもなるけど、人体に向かって使っても貫通しないで壁が出来る仕組みって、デスロードに挑む赤松さん達に説明してたよ…」

王馬「へえ、ところで何で四つん這いになってるの?」

最原「僕が訊きたいよ!!やらされたんだよ!!!」

天海「それがフィルムの最初にあったやつなんで、順番にプリントしていったんで、それのミスプリやテストプリントが結構いっぱいあるっすよ」つ紙束

最原「捨てようか」

王馬「撮影主である◯◯◯ちゃんにあげようよ!」

最原「被写体である僕が拒否するよ、それは嫌だ」

482: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 02:38:04.08 ID:PkcxkHUe0
王馬「しょうがないなぁ、じゃあこれはオレが処分しとくよ」ミスプリント回収

最原「いや、信用ならないよ!」

最原「僕が捨てるから!」紙グイッ

王馬「大丈夫だって!オレを信じてよ!」負けじと紙グイッ

最原「信じられないよ!!」紙グイーッ

王馬「あんま引っ張ったら破れるから!」

最原「破れていいじゃないか、捨てるんだから!」

東条「…余ったフィルムで遊んでたのね」写真ペラッ

天海「あー…、その辺は深夜のテンションというかなんというか…」

天海「…あんまりキメ顔見ないでほしいっす」

東条「いえ、天海君もこんな顔するのねと思って…ふふっ」

天海「……」

王馬「最原ちゃん、正直に言うよ」

最原「何を?」

王馬「このミスプリントを入間ちゃんに渡して、その代わりにトイレ作戦に協力してもらおうと思ってるんだよね」

最原「いや、普通に頼もうよ」

最原「てか入間さんもこんなの要らないでしょ」

王馬「それはどうかな?」

485: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 21:16:10.66 ID:PkcxkHUe0
最原「あ、そういえば王馬くん、アレどうなった?」紙引っ張りながら

王馬「アレ?」

最原「例の隠し部屋の中のイラストだよ」

王馬「ああ、描けたよ」パッと手を離す

最原「うわぁっ!?」勢いで後ろに転ぶ

王馬「はいこれ」つ折りたたんだ紙

天海「どれどれ…」紙を広げる

最原「いったた…」起き上がる

王馬「もう!最原ちゃん何遊んでるんだよ!」

最原「キレそう」

天海「なんというか、結構いい部屋っすね」

東条「そうね、中央の首だけのモノクマが不気味だけれど…」

最原「僕にも見せて」覗き込み

最原「…もっと酷いのを想像してたけど、意外とちゃんとわかるように描かれているね」

王馬「何で最原ちゃんだけ絵の感想言ってんの」

486: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 21:38:13.39 ID:PkcxkHUe0
王馬「ちなみにこの壁の赤いところはLEDだかの電飾だったよ」

王馬「マザーモノクマの後ろの機械はよく見えなかったからよく分かんないけど…」

王馬「あとこれは予想だけど、この後ろの機械の上にあるパトランプは、モノクマが製造される時に鳴るんじゃないかな、知らないけど」

王馬「少なくとも扉の出入りで鳴った様子は無かったから」

東条「なるほどね」

王馬「ちなみに、内側から図書室側の扉の方を見ると、内側にはカードリーダーは無かったよ」

最原「ということは この隠し部屋に隠し通路があるとすると、カードキーを持ってなくてもこの部屋を出入りすることが出来るのかもしれないね」

最原「勿論、もう1つの隠し通路にカードリーダーが無い場合…だけど」

天海「無いといいっすね、もう1つの隠し通路にカードリーダーが」

東条「もしあったら、また昨晩のように入間さんに開けてもらいましょう」

東条「隠し通路なんていくつもあるものでもないでしょうし、こちらが校則によって封鎖されることはないと思うわ」

天海「そっちまで封鎖されたら、生徒の中に居る黒幕側の人間が出入り出来なくなるっすからね」

王馬「あとはこの部屋について特筆すべきことはないかな」

天海「じゃあ今後のことをちょっと話し合うっすよ」

487: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 21:54:54.20 ID:PkcxkHUe0
天海「まずは入間さんの勧誘っすね」

王馬「脅してでも仲間に引きずり込むから安心していいよ」

最原「脅しって……でも四の五の言ってられないか」

天海「入間さんが仲間になった後は、さっきも言ったっすけど、東条さんと2人で女子トイレを調べてもらいたいっす」

天海「この時片方が黒幕だったらもう1人が危険かもしれないんで、俺らがトイレの前の廊下で待機しておくっす」

東条「了解したわ」

天海「調べてもらう時間は一応、夜時間が始まってからってことで」

天海「トイレの辺りに5人も固まって居たら怪しいっすからね」

天海「ちなみにそこで何も見つからなかった場合、翌日から東条さんと入間さんにも時間の空いてる時に学内の探索を手伝ってほしいっす」

王馬「トイレを調べるのが夜時間ならさ、黒幕もモノパッドのマップのGPSでオレらの動向を監視している場合があるから、万が一に備えて部屋に鍵を置いていこうよ」

最原「それって、その間ずっと部屋を開けっ放しにするってことだよね?」

最原「今はコロシアイ生活中だしちょっと不用心かもしれないよ」

488: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 22:06:59.11 ID:PkcxkHUe0
王馬「みんなが寄宿舎に戻ってきた時、それぞれ部屋に入る時に複数人数で部屋をチェックして不審人物が居ないか確かめたら、万が一があっても大丈夫だと思うよ」

王馬「置いていく部屋の鍵はシャワールームの天井裏にでも隠していれば、最原ちゃんみたいなやつじゃない限り第三者に見つかりっこないと思うし」

最原「……まあ、うん…」

東条「私は異論はないわ」

天海「俺も問題ないっす」

王馬「じゃあオレは早速入間ちゃんに脅s…約束取り付けてくるね!」

天海「まあ、ほどほどにしてあげてくださいっすね」

王馬「あいつが素直に協力してくれれば酷いこと言わないよ」

最原「大丈夫かな…」

東条「…なら私も王馬君について行くわ」

王馬「じゃあいってきまーす」タッタッタッドアパタン

東条「!ちょっと…」

東条「私も行ってくるわね」スタスタスタドアパタン

489: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 22:19:22.34 ID:PkcxkHUe0
天海「賑やかっすね」

最原「賑やかというか、まあ、うん…」

天海「…最原君、君が仲間になってくれて良かったと本当に思ってるっす」

最原「え、何突然」

天海「俺は最初、1人で黒幕を捕まえる気だったっす」

天海「でも最原君が俺に声をかけてくれて仲間になってくれたからこそ、王馬君や東条さんが仲間になっていったっす」

天海「もし俺1人だけだったらやれることも限られてたと思うんで…」

天海「まず、図書室を24時間見張るなんて無理だったっすからね」

最原「それなら僕だって、キミと仲間になれて良かったと思っているよ」

天海「ありがとうございます」

天海「本当、最初の方とか最原君を疑ってて申し訳なかったっす」

最原「コロシアイ生活なんてさせられてるし、仕方ないよ」

天海「でも…」

最原「天海くん、あんまり言うとフラグになるからこの辺りでやめない?」

天海「フラグ…?」

490: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 22:39:25.44 ID:PkcxkHUe0
天海「フラグ…、そういえば食堂に行く途中でこんな物拾ったっす」つ死亡フラッグ

最原「それが原因だね!?こんな物はこうしてしまうのが良いよ!」バキッ

天海「あ」

最原「全く、誰がこんな危ないものを…モノクマーズかな…」

最原「天海くん、急に感謝の言葉を語ったりしたらフラグになるからやめようね」

天海「?そうっすか、わかったっす」

天海「じゃあ最原君への感謝の気持ちの続きは、ここから脱出した後に話すことにするっす」

最原「それもフラグになるんだよ…」

天海「安心してほしいっす、俺は外の世界に残してきた妹達に会うまでは何が何でも死ねないんで」

最原「わざとかな…?」念のため死亡フラッグをもっとバキバキに折る

天海「勿論外の世界の人達のことも大切っすけど、赤松さんが言っていたように、俺も皆さんと友達になりたいと思ってるっす」

天海「最原君、ここから出た後の話なんすけど、良かったら俺と世界を一緒にまわらないっすか?」

最原「こんなにバキバキに折ってるのにまだ効果があるのか…?」つボロボロの死亡フラッグ

最原「天海くん、そのまま図書らないでね…?」

天海「図書るとは…?」

493: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 23:19:20.37 ID:PkcxkHUe0
ピンポーン

天海「はい」ガチャッ

王馬「入間ちゃんに約束取り付けてきたよ」

天海「ありがとうございます」

東条「……最原君はどうしたのかしら?」

最原「天海くんに身の上話をされて…ちょっと…」

天海「別に同情してもらいたいと思って話したわけじゃないんすけどね…」

天海「最原君は優しいっすから」

最原「いや、むしろフラグが気になって…」

東条「フラグ…?」

王馬「どうでもいいけどさ、夜10時に寄宿舎ロビーで待ち合わせってことにしたから、みんな忘れないようにね」

天海「わかったっす」

最原「うん、その時間に間に合うように準備するね」

494: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 23:28:06.01 ID:PkcxkHUe0
天海「今は…18時っすか」

東条「あら、もうそんな時間なのね」

王馬「説得に時間かかりすぎたね」

王馬「もう!東条ちゃんが居なければもっとスムーズに説得できたのに!」

東条「無理矢理協力させるのは良くないわ」

東条「さて、私は今からカレーの仕上げをしてくるわね」

東条「一応朝のうちに大体は終わらせているから大丈夫よ」

王馬「へー、今日はカレーなんだね」

東条「ええ」

東条「…王馬くんはお召し物が汚れてしまわないように、首からナプキンを付けたほうが良いんじゃないかしら」

王馬「オレは子供じゃないよ!」

最原(今日は隠し通路の調査が全くできなかったな…)

最原(ご飯まですぐだけど、1時間でも校舎を調べようかな)

495: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 23:37:41.37 ID:PkcxkHUe0
最原「僕、ご飯の時間まで校舎内を調べてるよ」

最原「そうだな…、倉庫の壁と床を調べるよ」

天海「じゃあ俺も続きを調べるっすかね」

天海「今日はずっと写真にかかりっきりだったんで、全然調査が進んでないんで…」

最原「僕も今日は別のことをしてたから、あんまり隠し通路の調査は進んでないんだよね…」

最原(あんまりっていうか、全然だけど…)

王馬「てことは今日真面目に校舎の調査してたのオレだけかよ!」

天海「王馬君はどこの調査してたんすか?」

王馬「購買」

天海「と?」

王馬「以上」

最原「狭っ」

王馬「朝は昼夜逆転を戻すために無理矢理寝てたからね、仕方ないね」

東条「…じゃあ私は準備に行ってくるわね」スタスタ…ドアガチャッパタン

496: ◆k6xhNpU36A 2017/04/20(木) 23:54:11.85 ID:PkcxkHUe0
天海「購買は何も怪しい所なかったっすか?」

王馬「うん、多分」

天海「狭くてもちゃんと捜査が進むっていうことは、それだけ隠し通路がある範囲を絞れてきているってことなんで、それでも良いと思うっす」

最原「まあ、そうだね…」

天海「じゃあそろそろ調査しに行くっすか」

王馬「仕方ないなぁ、オレも調べるかな」

天海「じゃあ2人にはまず荷物運びを手伝ってほしいっす」

天海「このシャワールームに今置いてある、現像とプリントに使った道具っすね」

王馬「じゃあオレこれ運ぶね」

最原(メスカップとかバットとか…、真っ先に軽いやつ選んだね…)

最原(いや、あれも嵩張るけどさ…)

天海「じゃあ行くっすよ」重い物抱え

最原(じゃあ僕は残りの物をっと…)

最原(倉庫に物を置きに行き、そのまま僕らは倉庫内を調査した)

最原(…結局、何も怪しい物は見つからなかったけど)

497: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 00:11:47.90 ID:6KzcvKwI0
最原(晩御飯の後も僕らは約束の時間になるまで、残りの校舎内の調査を進めた)

最原(もう結構な場所を探索し終えて、隠し通路のありそうな場所もだいぶ絞れてきてると思うけど、まだ見つからない)

最原(…というか、天海くんが見つけたあの校舎の玄関ホールの下の空間がそれってことはないよね…?)

最原(もし他の場所が見つからなかったら、あそこを開けなければいけないけど…)

最原(…いや、あの場所が隠し通路の出入り口だとすると、あそこは人の往来があるし、全方位から人が来ることを警戒しないといけないから、その可能性は低いか…)

最原(多分玄関ホールの下は、今後解放する予定の場所なんだろう)

最原(今はそう思っておこう)

最原(そんなことを考えながら校舎を調べていたのだが、約束の時間が近くなってきたので僕は一度自室に帰り、鍵を隠して時間になるまで待機した)



ー寄宿舎、最原の個室ー


最原(よし、時間になったぞ)

最原(部屋を出よう)

最原(待ち合わせまで徒歩1歩だから、時間丁度に出て丁度いいはずだよね)ドアガチャッ

498: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 00:24:52.52 ID:6KzcvKwI0
ー寄宿舎ロビーー


最原(僕がドアを開けると、僕の隣にあったドアも同時に開いた)

天海「こんばんは、最原君」

最原「あ、うん、宜しくね」

最原(僕らが挨拶を交わすと、他の扉もガチャガチャと開いていく)

最原「…!?」

最原(僕は入間さんの部屋から出てきたその物体に驚いた)

東条「……入間さん、それは…?」

入間「こ、これか?これは…いつ誰に襲われるともわかんねーからな」

入間「前々から作ってた、オレ様の身を守る為の特殊スーツだ!」

最原(…なんというか、鎧に様々な配線が巡らされている、SFものの作品に出てきそうな発明品だった)

最原(一体入間さんはどんなクリーチャーと戦う気なんだ…)

王馬「なんというか、キー坊よりロボロボしい外見だね」

入間「全く、オレ様のヴィーナスボディを今後外に出せないのが残念だぜ」

最原「…もしかして、今後ずっとそれ着ているの…?」

499: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 00:36:42.76 ID:6KzcvKwI0
入間「当たり前だろ!オレ様の身を守る為の物なんだからよ!」ガチャガチャ

入間「物々しい見た目だけどよ、着脱は簡単なんだぜ」

王馬「ねえねえ、どんな機能がついてるの?」

入間「この中は冷暖房完備だから快適なんだぜ」

王馬「他には他には?やっぱり空とか飛べるの!?」

入間「は?飛べるわけねーだろ!」

入間「このスーツの総重量が幾つだと思ってんだ!100kg程度あるんだぞ!」

王馬「空飛ばないなら他は?攻撃方法は?」

入間「攻撃ぃ?これは身を守る物って言ってんだろ!」

入間「防御全振りだ!!」

王馬「ちぇー、つまんないのー」

東条「…入間さん、そんなに重いならそれ動かしにくくないかしら?」

入間「問題ねえ、その辺りもきちんと考えて設計してあるからな」

最原(しかし、大きいな…)

最原(中に入間さんが入ってるってことだから当たり前だけどさ…)

最原(多分、2mくらいあるな…)

500: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 00:51:04.14 ID:6KzcvKwI0
入間「って、こんなこと話しててもしかたねーだろ、早く行くぞ」ガシャガシャガシャ…

入間「あっ」ガッドテーン

東条「……ねえ、本当にそれ大丈夫なのかしら?」

入間「防御全振りだからな、オレ様は問題ねえ」ムクリ

王馬「でもお前に誰かが潰されたら、150kg程度の鉄の塊が上に乗るってことだよね」

王馬「オレこんなのにプレスされて死ぬなんてごめんだから、離れて歩くね」

最原「流石に死ぬまではないだろうけど、他の人が骨折とかしそうだよね…」

東条「いえ、あれに潰されてしまったら最悪の場合、ショック死すると思うわ…」

天海「というか動作不安定ならそれ脱いでくださいっす」

入間「オレ様を脱がせたいとか正直な野郎だな、だが断るぜ」

東条「入間さん、みんなの安全の為に動作が安定するまではそれを脱いでちょうだい」

入間「お前もかよ、この変態メイドが!」

王馬「迷惑だから脱げって言ってんだよ!このゲロ豚◯◯◯!」

入間「はぁん…♡なんか、段々罵倒が心地よくなってきたかも…///」

王馬「うわぁ…」

501: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 01:03:04.85 ID:6KzcvKwI0
最原(みんなに説得されたので、結局入間さんはそれを部屋に置いてきた)



ー女子トイレ前廊下ー


天海「それじゃあ事前に言った通りっす、2人で探索お願いするっすよ」

東条「ええ、任せてちょうだい」

入間「ケッ、オレ様はこんな捜査なんざしねーぜ」

王馬「お前ここまで来て…」

入間「そ、捜査はしねーけどちゃんと協力はするから問題ねーだろ!」

入間「要するにオレ様はこのメイドババアを見張れば良いんだろうが!」

東条「ええ、ちゃんと見張ってくれれば私1人だけの探索でも問題ないわ」

東条「むしろ入間さんに任せて見逃しがあったら困るもの」

王馬「言えてるね」

最原「東条さんになら任せられるもんね」

天海「それじゃあ信頼してるんで、東条さんお願いするっす」

東条「ええ、任せてちょうだい」女子トイレのドアガチャッ

入間「な、なんでアタシのことは信頼してくれないのぉ…?」

東条「行くわよ、入間さん」

入間「オレ様に命令すんじゃねえババア!」ツカツカ

502: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 01:15:56.04 ID:6KzcvKwI0
ー10分後ー


東条「みんな、隠し通路を見つけたわ」ドアガチャッ

天海「えっ」

最原「本当にあったんだ…」

王馬「じゃあ女子が怪しいだろうね、出入りしても怪しまれないから」

最原「そうだね」

東条「とりあえず入ってちょうだい」

王馬「だってさ、最原ちゃん」

最原「…いや、みんな入るんだよね?」

入間「さっさと入れよ◯◯ども」

入間「ケケッ!折角入れるんだからちゃんと見学してイけよ?」

天海「いや、◯◯じゃないっすけど、流石に入りにくいっす」

王馬「悪の総統であるオレも◯◯なわけないけど、このメス豚のせいで余計入りにくいよね」

最原「…しょうがないね、僕がまず入るよ」

最原「東条さんが言ってるってことは正確な情報なんだろうし」

503: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 01:24:57.25 ID:6KzcvKwI0
ー女子トイレー


最原「…じゃあ、お邪魔します…」

最原(女子トイレに入るのは性転換してから…、そう思っていた時期が僕にもありました)

入間「おう、精々ゆっくり見学してイけよ、◯◯原」

最原「うわ、鏡が全部外されてるね…」

東条「一応鏡の裏も調べたほうが良いかと思って取り外したの」

入間「む、無視かよぉ…」

最原「それで、隠し通路っていうのは?」

東条「ここよ」用具入れのドアを開ける

最原「…?もしかして、この奥の壁?」

東条「ええ」

王馬「まあ秘密の部屋は女子トイレにあるものだもんね」

天海「ハリーポッターだけの話じゃないっすか…」

最原(2人もやっと入ってきたね…)

504: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 01:34:32.39 ID:6KzcvKwI0
最原「2人とも、この用具入れの奥が隠し通路になってるらしいよ」

王馬「ふーん、開けてみてよ」

最原「えーっと…?」壁のタイルを押す

天海「あ、ドアがスライドして開いたっすね」

最原「ちなみに東条さん達はこの奥には行った?」

東条「いえ、まだよ」

最原「それじゃあみんなで行こうか」

最原「僕が先頭を行くから、天海くんは殿をお願いしてもいいかな?」

最原「後ろから黒幕が来ないとも限らないからね」

天海「先の方に黒幕が居る可能性もあるんで、気をつけてくださいっす」

入間「後ろとか先の方とかいやらしいな」

王馬「…じゃあ行こうか」

東条「ええ」

入間「な、なんで無視安定してるのぉ…?」

505: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 01:52:00.03 ID:6KzcvKwI0
最原「…かなり急な下り坂だね」

最原「みんな、気をつけてね」スタスタ

東条「薄暗いわね…」カツカツ

王馬「秘密基地って感じでちょっとワクワクするね!」テクテク

入間「はしゃいでんじゃねーぞ、これだかr」ツカツカ…ズリッ

入間「ぎゃっ!」ドンッ

王馬「うわっ!?」ベシャッ

東条「くっ!」ヨロッドンッ

最原「うわあっ!?」ズベッ

東条「最原君!」ガシッ

最原(……どうやら、入間さんのヒールが滑って足を取られてしまい、入間さんが前を歩いていた王馬くんにタックルした)

最原(そして王馬くんがそのまま前に居た東条さんにぶつかり、よろけた東条さんにぶつかってしまった僕も体のバランスを崩し、前に倒れかけた)

最原(でも、よろけた東条さんが耐えて僕の腕を掴んでくれたので、僕は転ばずに済んだようだ)

最原(一番後ろに居た天海くんは無事なようだね)

最原(彼の才能って実は幸運とかなんじゃないかな…?)

507: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 02:01:42.08 ID:6KzcvKwI0
天海「…皆さん、大丈夫っすか?」

最原「な、なんとか…」ドキドキ…

東条「くっ…、王馬君、そろそろどいてちょうだい…」プルプル

王馬「どけよ◯◯◯!重いんだよ!」

入間「オレ様の胸の感触を背中で味わえたんだから感謝しろよ!」

天海「はいはい入間さん、手をかしますから」引き剥がし

入間「あっ!今テメー胸触ったろ!?」

天海「当たっちゃったっすかね?すみません」

王馬「あー、重かったー」

東条「流石にこの下り坂で入間さんと王馬君の体重を支えながら最原君の腕を引くのはきつかったわね…」はぁっ…

最原(充分凄すぎるのでは…?)

最原「あ、あの、東条さん、ありがとう」

東条「礼には及ばないわ、怪我はない?」

最原「う、うん…」

508: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 02:12:51.38 ID:6KzcvKwI0
東条「では引き続き、気をつけて下るとしましょう」

王馬「ねえ、コイツを先頭に歩かせた方がいいんじゃないの?」

入間「さ、さっきのはヒールが滑っただけだろ…!」

王馬「ていうかそのヒール細くて高いとか最悪じゃん、そんなんだからよく転ぶんだよ」

入間「う、うるせー!オシャレなんだからいいだろ!」

天海「…あー、じゃあ入間さん、俺と手繋ぎましょうか」

天海「これなら滑っても支えてあげられるんで」

入間「テメーさては、後でオレ様と繋いだ手でナニする気だな!?」

天海「じゃあ入間さんのセーラー服の後ろ襟掴むっすね」

天海「これなら転んでも大丈夫っすよ」

入間「ざ、雑すぎぃ…!」

王馬「掴まれた猫みたいになってやんのー!」

東条「最原君、先に進みましょう」

最原「うん…」

509: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 02:23:50.49 ID:6KzcvKwI0
最原「ふう、ついた…」

最原(坂道を下ったり登ったりして、ようやく扉の前に辿り着いた)

最原(なんだか、工場の中みたいな扉だな…)

最原(僕は扉の横に取り付けられている操舵輪のようなものを回し、扉を開けた)



ーマザーモノクマの部屋ー


最原「ここは…」

最原(間違いない、王馬くんのあの絵の部屋だ)

最原「ということは、ここが図書室の隠し扉の中か…」

東条「そう、ここが…」

入間「…またここかぁ…」

天海「本当に隠し扉の中に隠し通路があったんすね…」

最原「ここに黒幕らしき人物は……誰も居ないようだね」

王馬「マザーモノクマに布も、もうかかってないね」

マザーモノクマ「だってもう1回布被っても、もう驚いてくれないでしょ?」

王馬「うん、そうだね!」

515: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 22:01:32.83 ID:6KzcvKwI0
最原(確か前回王馬くんが聞き出せた情報は『このマザーモノクマはモノクマのスペアを作り出すことができる』ということと『嘘はつかない』ということだったね)

最原(とりあえず、今1番訊きたいことはやっぱり…)

最原「マザーモノクマ、お前に訊きたいことがある」

マザーモノクマ「何?」

最原「生徒の中に紛れ込んでいる黒幕は一体誰だ?」

マザーモノクマ「はぁ…、またそれ?」

マザーモノクマ「王馬クンにも昨日言ったけどさ、そんなこと言えるわけないじゃん」

マザーモノクマ「これはゲームなんだよ?」

マザーモノクマ「オマエラが推理してなんぼなんだからさ」

天海「最原君、一旦質問を変えた方が良いっす」

最原「うん、今この質問をしても無駄みたいだね…」

東条「それじゃあ次は私が質問するわね」

東条「出口は一体どこにあるのかしら?」

マザーモノクマ「それを教えたらオマエラは脱出を図ろうとするじゃん」

マザーモノクマ「だからやっぱり教えられないよ」

入間「あーもう!何だったら答えるんだよテメーは!!」

517: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 22:13:44.91 ID:6KzcvKwI0
マザーモノクマ「好きな魚の種類とかだったら答えられるよ!」

マザーモノクマ「勿論鮭でーす!」

王馬「機械の癖にどうやって食べるの?」

マザーモノクマ「食べるとは言ってないじゃない」

入間「まさかの観賞用かよ!?」

東条「…仕方ないわね」

東条「マザーモノクマ、貴方が何も答えないと言うならここで貴方を破壊させたもらうわよ」

マザーモノクマ「は、破壊だってぇ!?」

東条「ええそうよ」

東条「幸い、貴方を壊しても校則違反にはならないらしいじゃない」

東条「なら今後もモノクマのスペアを作る恐れのある貴方を壊してしまうのが、今出来ることの最善と判断したわ」

王馬「昨日みたいに普通のモノクマに守らせるつもりなら、さっさと出したほうが良いんじゃないの?」

王馬「まあこっちはこんなに人数が居るんだし、片方がモノクマを押さえて、片方がマザーを破壊っていうことも出来るんだけどね」

マザーモノクマ「ボクを破壊してもコロシアイは終わらないよ」

マザーモノクマ「勿論、オマエラがここから脱出することも出来ないし…」

519: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 22:21:42.76 ID:6KzcvKwI0
最原(昨夜出来たばかりのスペアのモノクマを入間さんの発明品で壊したらしいし、黒幕が昼の間にモノクマの新たなスペアを作り出してない限り、今は普通のモノクマは居ないハズだ)

最原(だからマザーモノクマの破壊はやろうと思えば滞りなく行えると思う)

最原(ただ…、本当にコイツを今壊しても良いのか?)

最原(壊そうと思えばいつでも壊せるんだし、今はコイツからもっと情報を引き出すか、逆にこいつを餌に黒幕を引きずり出すことだって出来るんじゃないだろうか)

最原(今僕らは何をすべきだろうか)



①質問を続ける(質問内容も書いて下さい)

②マザーモノクマを生かし、この部屋に黒幕が来ないか見張る

③マザーモノクマを破壊する

④とりあえずこの部屋を調べる

⑤その他(リクエスト)


>>↓1安価

520: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/21(金) 22:22:54.89 ID:KMqjQLDDo
2

523: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 22:36:04.03 ID:6KzcvKwI0
最原「…東条さん、マザーモノクマの破壊はちょっと待ってくれないかな」

東条「どうしたの?最原君」

最原「このマザーモノクマはまだ生かしておこう」

天海「何か考えがあるんすか?」

最原「うん、こいつを生かしてこの部屋を見張って、この部屋に今後来るであろう黒幕を待ち伏せるっていうのはどうかな?」

王馬「こいつを生かしておく理由は?」

最原「黒幕が遠隔でこいつとやり取り出来ないとは限らないからね」

最原「こいつからの応答が無ければ怪しんで、今後この部屋に近づかないかもしれないからね」

天海「でも遠隔でやり取り出来るなら、わざわざこの部屋に通じるこんな隠し通路作る必要はないっすよ」

最原「じゃあ、やり取りは出来ないかもしれないね」

最原「でもこのマザーモノクマの生存確認だけは、もしかしたら出来るのかもしれない」

最原「そういう可能性がある限り、こいつを破壊するのは早計だと思う」

東条「なるほどね」

天海「まあここまで来たら確実に黒幕を追い詰めたいっすもんね」

王馬「マザーモノクマが何も話してくれないなら、黒幕から聞き出すしかないもんね」

524: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 23:04:52.18 ID:6KzcvKwI0
最原「じゃあまた24時間体制の見張りをしようか」

最原「もし1人だけでやると、その人が黒幕だった場合や、黒幕といざ対立した時に襲われて不利になる可能性もあるから、2人体制でしよう」

王馬「2人体制って言ってもさ、もしそのもう1人が黒幕だった場合、残った1人がヤバイんじゃないの?」

最原「2人きりの状態で片方が襲われるってなると、もう片方が言い訳しても必然的にその人が怪しくなるから、襲われる可能性は低いと思うけど…」

最原「なんなら襲われた際の考えもあるよ」

最原「本棚の上に仕掛けたセンサーがあるだろ、あれをこの部屋に持ってくるんだ」

最原「僕らじゃない他人、つまり黒幕がこの部屋に入ってきたり、もう1人に襲われたらそのセンサーを動かせばいい」

最原「僕らはその際、1人づつセンサーのリモコンを持っていれば、リモコンから発せられる音を聞いて全員ここに集合することができるし」

最原「…まあそのためには入間さんに、全てが連動したセンサーのリモコンを量産してもらわないといけないけどね」

入間「センサーのスイッチ自体はまだ倉庫にあるだろうし、それらを全て連動させるなんざ一発抜くより早く終わらせることが出来るぜ」

入間「オレ様は天才だからな!」

525: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 23:14:38.77 ID:6KzcvKwI0
東条「2人体制となると…、ここには5人しか居ないわけだけれど…」

入間「奇数はよくねーよな」

入間「よーし、オレ様が抜けてやるよ!」

王馬「見張りたくないだけだよね」

最原「それなんだけど、もう1人仲間に誘おうと思っているんだ」

最原「隠し通路が女子トイレから続いていることを考えれば、男子は比較的信用できると思うんだよね」

天海「誰を誘おうと思ってるんすか?」

最原「…百田くんかな」

最原「彼は信用できる人だと思うよ」

最原「勿論、見張りを断られてしまったら、他の男子に頼もうと思ってるけどね」

最原「まだ夜時間になって間もないし、今からちょっと頼みに行ってこようかなと思ってるよ」

最原「僕が彼に頼みに行ってる間に、入間さんは本棚の上にあるセンサーをこの部屋に持ってきて、センサーリモコンの連動の改造をお願いしたいな」

最原「倉庫にあるセンサー系の物の位置は天海くんが知ってるだろうから、天海くんが持ってきてくれると時短になると思うよ」

天海「まあ倉庫の物の位置は大体把握してるんで、任せて下さいっす」

最原「ありがとう」

最原「で、他の人はこの部屋の捜査ってことでどうかな?」

528: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 23:26:31.68 ID:6KzcvKwI0
東条「異論ないわ」

王馬「オレもそれで大丈夫だよ」

入間「チッ、しかたねーな…」

天海「一応言っておくっすけど入間さん、ここから直接は図書室に行けないんで、女子トイレの方に一度戻ってそこから図書室の方に行ってほしいっす」

入間「あ!?何でだよ!」

王馬「新しく追加された校則で『本棚動かすな』ってやつがあったでしょ」

王馬「あれに引っかかるからに決まってんじゃん」

入間「遠回りとかめんどくせぇな…」スタスタ…

最原「まあ途中までは僕と行こうか、僕は寄宿舎に用があるわけだし」スタスタ

天海「俺も倉庫にセンサースイッチを取りに行くんで、途中まで行くっすよ」スタスタ

隠しドアドアウイーン

王馬「それにしてもマザーモノクマはオレらの話を黙って聞いちゃってさ、意外と邪魔とかしないんだね」

マザーモノクマ「モノクマが居ないボクには手も足も出せないからね、仕方ないね」

王馬「手足ないしね」

マザーモノクマ「まあこういう展開もアリだよね、たまには!」

東条「…?」

529: ◆k6xhNpU36A 2017/04/21(金) 23:40:46.91 ID:6KzcvKwI0
ー寄宿舎ロビーー


ピンポーン

百田『……誰だぁ?』ドア越し会話

最原(寝てたのかな、声が眠そうだ…)

最原「僕…最原だけど、ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」

百田「いいぜ、どうしたんだ?」ドアガチャッ

最原「あの、できれば中に入れてほしいんだけど、大丈夫?」

百田「おう、入れよ」ドアを大きく開ける

最原「ありがとう、お邪魔します」スタスタ…ドアパタン

百田「で、話ってなんだ?」

最原「…百田くんはさ、以前僕がデスロードの外の写真が出来上がったら見せてほしいって言った時、僕のことを信頼してるから良いって言ってくれたよね」

百田「おう、信頼してるからな」

最原「だから僕もキミのことを信じたいと思っているんだ」

最原「僕は今からキミにあるお願い事をしたいんだけど、勿論それを断ってもいいんだけど、この話は決して他言しないと約束してくれるかな?」

百田「わかった、約束するぜ」

530: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 00:07:45.16 ID:S2465lQP0
最原「実は、この学園のことがだいぶ分かってきたんだ」

最原「前にモノクマーズが食堂で『モノクマのスペアを製造する機械が学園にある』っていう話をしてたのは覚えているかな?」

百田「ああ、勿論」

最原「実はその機械の在り処がわかったんだよね」

百田「…そうか、じゃあオレにお願いしたいことっていうのは、アレだな?」

百田「今からそれがある場所に乗り込んで、その機械をぶっ壊せばいいんだな!?」

百田「まかせろ!」

最原「いや、僕が百田くんに頼みたいことはそういうことじゃないんだ」

最原「その機械を発見した王馬くんの話によれば、その機械はモノクマが認めた人物しかスペアを生産することが出来ないらしいんだ」

最原「認めた人物っていうのは、黒幕のことだろうね」

最原「モノクマのスペアの作られていた頻度を考えると、黒幕はその部屋を最低でも2日に1回は出入りしている感じなんだ」

最原「現在モノクマは居ないから、黒幕は近いうちに必ずモノクマのスペアを作りに、きっとその部屋を訪れると思うんだ」

最原「そこでその部屋を24時間体制で交代で見張りしたいと思っているんだけど、協力者の人数がちょっと足りないから、百田くんにも協力してくれると嬉しいなと思って…」

最原「百田くんは昼時間に赤松さん達と新たな出口探しをすると思うけど、もし良かったらどこか8時間、僕らに協力してくれないかな?」

531: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 00:21:52.53 ID:S2465lQP0
百田「…なるほど、最原は今までずっと、その部屋を探していたわけなんだな」

最原(そういうわけでもないんだけどね)

最原「その部屋自体は出口には直接繋がらないだろうけど、ここで黒幕を押さえることさえ出来れば、出口の場所はおろか、僕らをこんなところに閉じ込めてコロシアイをさせていることの目的や、僕らを連れてきた方法、天海くんの超高校級の記憶、全てが分かる気がするんだ」

最原「だから百田くん、僕らに協力してほしいんだ」

百田「…わかった」

百田「最原はオレを黒幕じゃないと信頼してくれて、ここまで話してくれてるんだからな」

百田「1日のうちの8時間くらい全然協力してやるよ!」

最原「ありがとう…」

百田「で、他にも仲間が居るんだよな?」

百田「オレはいつの時間にどこを見張ればいいんだ?」

最原「場所については今から案内するよ」

最原「他の仲間も今そこに集まっているから、そこでそれぞれの担当時間も決めようと思うんだ」

532: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 00:34:15.83 ID:S2465lQP0
百田「わかった、早速行こうぜ」ジャケットを羽織って部屋を出る準備

最原「あ、ちょっと待って百田くん」

最原「部屋の鍵は置いていってほしいんだ」

百田「おいおい…、流石にそれは物騒だと思うぜ」

最原「えっと、実は僕らの寄宿舎の部屋の鍵にはGPSが埋め込まれていて、それが僕らの位置としてモノパッドのマップに位置表示されているんだよね」

最原「だから鍵を所持したままその部屋に向かうと、黒幕がもしかしてモノパッドのマップを見ていたら、僕らがその機械がある部屋に居ると気づかれてしまうんだ」

最原「それは避けたいから、鍵を部屋に置いていってほしいんだよね」

最原「勿論僕も、他のみんなも今は鍵を部屋に置いて、部屋に鍵をかけずにそのまま外出しているよ」

百田「そ、そうなのか…」

最原「一応ここにみんなで戻ってきた時に、お互いが部屋に入る時に何人かで一緒に入って、不審者が潜んでいないか確認する手筈になっているよ」

百田「それなら少し安心だな」

最原「ただ、留守中に鍵を他人に盗まれてしまう可能性もあるから、鍵はどこかに隠しておいてほしいんだ」

533: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 00:43:57.90 ID:S2465lQP0
最原「シャワールームの天井裏とか、僕的には排水口の中もオススメだよ」

最原「あと百田くんは男子だし、着替えの下着の中に入れておくとかも見つかりにくいかもしれないね」

百田「なるほどな…」

最原「それじゃあ、僕が居たら鍵を隠しにくいだろうから、僕は部屋の外に出ているね」

百田「おお、どっか閉まってすぐ行くからな」



ー寄宿舎ロビーー


最原(それから百田くんは2分ほどで部屋から出てきた)

百田「またせたな、行こうぜ」

最原「じゃあ着いてきてね」スタスタ

534: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 00:52:56.92 ID:S2465lQP0
ー女子トイレ前廊下ー


最原「その機械がある部屋にはここから行けるんだよね」

百田「!?お、おいここ女子トイレじゃねーか!」

最原「そう、だから黒幕は女子の確率が高いんだ…」

百田「ま、まじかよ…」

最原「じゃあ入るよ」ガチャッ

百田「!ま、待て待て!!」

最原「別に心配しなくてもトイレには誰も居ないし、ここの出入りは東条さんも公認だから大丈夫だよ」

百田「東条公認!?」

最原「さあ入って、そこの用具入れの中から行けるんだ」

百田「いや…、ちょっと待ってくれ…」

最原「女子トイレの中を通るのなんて一瞬だから大丈夫だよ」

百田「何で最原は平気なんだよ…、探偵だからか…?」

最原「僕だって最初はここ入るのに抵抗あったけど、黒幕を捕まえる為だからね」

最原「それに天海くんや王馬くんもここ入ったから大丈夫だよ」

百田「!!!??」

535: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 01:03:46.11 ID:S2465lQP0
ーマザーモノクマの部屋ー


最原「着いたよ」

百田「!!?な、なんじゃありゃ!?」

最原「あれがモノクマを製造する機械みたいなんだ」

天海「さて、これで6人になったっすね」

東条「百田くんには事情をどの程度説明したのかしら?」

最原「とりあえず必要最低限説明したよ」

王馬「2人1組で3チームできるから、オレらが前図書室の見張りをしていた時と同じ時間割りで良いよね?」

天海「8時間交代、6〜14時、14〜22時、22〜6時っすね」

東条「配属時間に希望があるのだけれど、いいかしら?」

東条「私は今までみんなの朝ご飯と夜ご飯を作ってきたから、その時間には食堂に居なくては怪しまれると思うの」

東条「だから私の見張り時間は22〜6時を希望するわ」

最原「確かに、急に東条さんが食事を作らなくなったら違和感あるからね…」

最原「ちなみにその時間に見張りをするなら、東条さんはいつ睡眠をとるの…?」

536: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 01:16:25.80 ID:S2465lQP0
東条「それなのだけれど、その時間にここで睡眠を取らせていただきたいわ」

入間「はぁ!?やる前からサボり公言かよ!」

東条「私が見張りをしていると黒幕に疑われない為にはこれまで通り、昼はフルタイムで働く必要があるわ」

東条「そこでこの時間は睡眠に徹したいと思うのだけれど、不審者が部屋に来た場合にはもう1人に体を叩いてもらえれば、瞬時に臨戦態勢に移行することができるわ」

東条「今回は2人1組ということだったから、こういう提案をさせてもらったまでよ」

天海「うん、いいんじゃないっすかね」

最原「僕もいいと思うよ」

入間「なるほど、2人1組なら1人はサボれるからな」

最原「他に時間の希望がある人は居る?」

百田「じゃあオレもいいか?」

百田「オレは6~14時を希望するぜ」

百田「14時移行は赤松達と約束した出口探しの方をしたいと思うからな」

最原「百田くんにはこっちが頼んで協力してもらってるんだし、勿論その時間で大丈夫だよ」

537: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 01:22:35.76 ID:S2465lQP0
入間「オレ様もテメーらに協力してやってるんだし、オレ様の要望を通るってことか?」

最原「入間さんも希望の時間帯があるの?」

入間「つーか見張りなんざしたくねーんだよ!」

王馬「そういうのはナシでしょ」

天海「他に時間の希望のある人は居るっすかね?」

全員「……」

東条「居ないようね、それじゃあペア決めをしましょうか」

王馬「最原ちゃんは誰と組みたいの?」

最原「え、僕から決めていいの?」

王馬「そりゃあ、弱いやつから決めさせてあげないと可哀想だからね!」

最原「僕は入間さんや王馬くんより弱い認識なのか…」

王馬「入間ちゃんには発明品があるし、オレは最原ちゃんよりはマシだと思うよ」

最原「……」

539: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 01:25:15.75 ID:S2465lQP0
最原(まあ折角だから、お言葉に甘えて相手を選ばせてもらおうかな)

最原「僕がペアになりたいのは…」



①天海
②百田(時間決定済、6〜14時)
③王馬
④東条(時間決定済、22〜6時)
⑤入間


>>↓1安価

540: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/22(土) 01:32:57.19 ID:aLy+Offho

542: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 01:42:59.83 ID:S2465lQP0
最原「じゃあ王馬くんとペアになりたいかな」

王馬「はいご指名ありがとー!」

東条「ということは、2人は残りの14〜22時の担当に自動的になるわね」

東条「残りのメンバーはどうする?」

天海「俺は余ったところでいいっすよ」

百田「じゃあ天海、オレとペアにならねーか?」

百田「入間と組むくらいなら天海と組んだ方が楽しそうだからな」

入間「あぁ!?」

天海「はは、それじゃあよろしくお願いするっす」

東条「それじゃあ入間さん、宜しくお願いするわ」

入間「ケッ、メイドババアと一緒かよ」

東条「安心してちょうだい、私とペアを組んでもらうからには貴方に向けた攻撃をさせないわ」

最原(何で黒幕とバトルすることが前提になってるんだろうか…)

最原(というかもしバトルすることになったら、僕のチームは不安しかないのでは…)

544: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 01:54:22.82 ID:S2465lQP0
天海「というか、入間さんと東条さんをペアにさせて大丈夫なんすかね?」

天海「黒幕は女子ということになってるんで、やっぱりちょっと不安というか…」

最原「そのためにもセンサーがあるし、何かあっても寄宿舎から5分もあれば充分辿り着くから大丈夫だと思うよ」

王馬「黒幕も本棚からのルートは使えないし、まあ最悪、隠し通路の中辺りで鉢合わせることになるんじゃないかな」

入間「まあ一応オレ様も防衛対策として、例の発明品を身につけるか…」

最原(8時間も!?)

東条「それで入間さんが安心するなら構わないけれど、間違っても私を潰さないようにお願いするわ」

最原(なんか、東条さんならあの発明品を着た入間さんを相手にしても勝てそうな気がするけど…)

王馬「はぁ、最原ちゃんと8時間一緒かぁ…」

王馬「にしし、オレを退屈させないでね!」

最原(この相手をミスってしまった感…)

最原(…それでも、入間さんと8時間一緒よりマシかもしれない…)

545: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 02:12:24.92 ID:S2465lQP0
入間「よし、出来たぜ最原!センサーのリモコンx人数分だ!」

入間「ちゃんと全員分連動するかどうかテストするから、これ受け取ったらテメーら離れて自分の分に耳を澄ませやがれ!」つリモコン配布

入間「ちなみにセンサーのリモコンのスイッチを誰かが切ると、全員分切れるようになってるから気をつけろよ、連動してるからな」

最原「リモコンをちょこちょこ見て、スイッチが切れてないかどうか確かめた方が良いだろうね」

天海「前科もあることっすからね」

最原「……」

入間「じゃあ準備はいいな?動かすぞ」

最原(入間さんがセンサーを僅かに動かすと、部屋中から機械音が鳴り響いた)

入間「ちなみに!誰かがスイッチを切ると全部鳴り止むからな!」

入間「おい、誰か止めてみやがれ!」

最原(すると誰かが止めたのだろう、音が一斉に鳴り止んだ)

入間「テメーら、自分の分のリモコンからちゃんと音は鳴ったな?」

入間「初期不良あるなら今のうちに言っとけよ」

546: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 02:22:30.51 ID:S2465lQP0
東条「私の分は問題なかったわ」

百田「オレのも大丈夫なようだぜ」

最原「僕のも異常ないよ」

天海「俺のも問題ないっす」

王馬「オレもオッケーだよ」

入間「オレ様の分も勿論問題なかったぜ」

入間「ヒャッハー!流石黄金の脳細胞を持つオレ様だな!」

入間「ちなみにこのリモコンの使い方わかんねーやつはいるか?いねーよな?」

入間「それじゃあこれで解散だな?」

最原「いや、ちょっと見張りの時のことで話したいことがあるから、もうちょっといいかな?」

東条「何かしら?」

最原「ここは隠し部屋だからさ、ここを見張りに来る時には今ここに居る時と同じように、鍵を自室に置いてから来てほしいんだよね」

最原「で、見張りが終わった後は今日この後することと同じように、ペアの部屋をお互い室内に不審者が居ないかどうか、確認する作業まで一緒にしてほしいんだ」

547: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 02:36:49.10 ID:S2465lQP0
最原「あと、見張りの交代に来る時には、くれぐれもトイレの周辺を目視とモノパッドのGPSで見てから、誰にも決して見られてないことを確認してから入ってほしいんだ」

最原「それと、センサーの警報が鳴った時と交代の時間付近以外では、この隠し部屋に来ないようにしてほしいんだ」

最原「変な時間に様子を見に来ると、中に居る見張りの人達が急な来訪に身構えちゃうからね」

最原「それで間違ってセンサーを鳴らしでもしたら大変だし…」

最原「それとここに時計は無いから、とりあえず僕が携帯している目覚まし時計をこのテーブルに置いておくね」センサーの隣に置く

最原「モノクマーズの放送で時間を合わせた時計だから、多分正確だと思うよ」

最原「僕は自分で持ち歩く分はまた後で倉庫で調達してくるよ」

最原「時間を確認する手段がない人は、後で僕と一緒に倉庫に来てくれないかな」

最原「時計と電池のある場所を教えるから、それを次の朝の放送の時にでも時間をあわせてほしいんだ」

百田「ああ、わかったぜ」

最原「それじゃあ…、今度こそ解散でいいかな?」

最原「何か質問がある人や、言いたいことがある人は居るかな?」

全員「……」

548: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 02:43:49.29 ID:S2465lQP0
最原「じゃあ解散だね」

最原「東条さん、入間さん、早速今の時間から見張りお願いするよ」

東条「わかったわ」

東条「入間さん、私は睡眠を取るけれど何かあったら大声を上げるか私の体に触ってちょうだい」

入間「ああん?どこを触ってほしいって?」

東条「それではおやすみなさい」ブランケットを被る

最原「あのブランケットは?」

天海「ああ、俺が倉庫からセンサーのスイッチと一緒に持ってきたやつっす」

天海「一応4枚持ってきてそこのソファに置いたんで、見張りの人は好きに使っていいっすよ」

最原「じゃあ僕もお水持ってるからこれ置いてくね」つペットボトルの水x2

最原「入間さんと東条さん、好きに飲んでいいからね」

最原「じゃあみんな、倉庫に寄って寄宿舎に帰ろうか」

最原(そして僕らは周囲を警戒しながら寄宿舎へと帰った)

555: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:50:33.33 ID:S2465lQP0
ー少し前、寄宿舎、白銀の個室ー


白銀「ちょっとー!モノクマー!」

白銀「モノクマってばー!」

白銀「何で今朝の朝食の時出てこなったのー!?」

白銀「何のために昨晩スペア作ったと思ってるのー!もー!」

モノクマーズ「「おはっくまー!」」

白銀「…えっと、わたしはモノクマーズじゃなくてモノクマを呼んだんだよ?」

モノスケ「…あー、そのことなんやけどな…」

モノキッド「お父ちゃんはまた死んだんだぜ!」

白銀「……は!?」

白銀「え、まだ出てきてすらないよね?」

白銀「え、いつ!?」

モノファニー「あれは、スペアが作られてすぐのことだったわ…」

モノタロウ「お父ちゃん、風のように早く死んでいったんだよ…」

白銀「えぇっ…、ボルトもびっくりの早さだよ…」

白銀「ウサインの方ね…」

556: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:51:26.35 ID:S2465lQP0
白銀「な、何でそうなったの?」

モノタロウ「えーっとね…」

モノタロウ「…あれ?どうしてお父ちゃんは死んじゃったんだっけ?」

白銀「ちょっと、しっかりしてよぉ!」

モノファニー「隠し部屋に入ってきた王馬クンに吹き飛ばされたのよね、お父ちゃん…」

白銀(吹き飛ばされたとは??)

白銀「ていうか普通に校則違反だよね…?」

白銀「王馬くんなら今日見かけたけど…」

モノキッド「それがまた校則違反にならなかったんだぜ!」

白銀「校則ガバガバすぎィ!」

白銀「はぁ…、新しい校則の追加的に誰かが何かやらかしたんだと思ってたけど、そう…、王馬くんがあの中に入ってモノクマを壊したんだね…」

モノファニー「まあ、あと細かいことはマザーモノクマに聞いてちょうだい」

白銀「マザーモノクマは無事なんだね、よかったぁ…」

白銀「何か重要な秘密とか知られてないよね?」

557: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:53:40.93 ID:S2465lQP0
モノタロウ「えーっと、えーっと…」

モノタロウ「ごめん、オイラよくわかんないや」

モノスケ「まあ詳しいこと知りたいなら、いつも通りおばあやんに訊くのが1番やと思うで」

白銀「おばあやんって誰!?」

モノキッド「マザーモノクマのことだぜ!」

白銀「…ああ!確かにあなた達から見たらお父さんの生みの親だから おばあちゃんになるね」

白銀「はぁ…、モノクマは居ないからまた製造しないといけないし、確かにマザーのところにちょっと行かないと行けないよね」

白銀「いってきまーす」ジャケットを着る

モノタロウ「じゃあオイラたちも」

モノクマーズ「「ばーいくまっ!」」

白銀「GPSの無い鍵に持ち替えてっと…」鍵確認

白銀「さっさと終わらせちゃおう…」スタスタドアガチャッ

558: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:54:45.99 ID:S2465lQP0
ー女子トイレからの隠し通路ー


白銀(よし、マザーモノクマルーム到着っと…)

白銀(さて、開けy……ん?)

白銀(話し声…?)ドアに聞き耳を立てる

最原『じゃあまた24時間体制の見張りをしようか』ドアの向こうの声

白銀(!!!!???)

白銀(何で!?何でこの中に居るの!?)

白銀(追加の校則があるから図書室側からは開けられないはず…、…ということは…!)

白銀(え!こっちからの通路見つかっちゃったの!?)

白銀(最原くん達女子トイレ入ってきたの!?)

白銀(何で前回の生き残りも探偵も男なのにバレちゃったのかな…)

入間『センサーのスイッチ自体はまだ倉庫にあるだろうし、それらを全て連動させるなんざ一発抜くより早く終わらせることが出来るぜ』

白銀(いつの間にか入間さんが仲間に加わってるし!!????)

559: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:56:16.51 ID:S2465lQP0
東条『2人体制となると…』ドアの向こうの声

白銀(東条さんまで居るのかぁ……)

白銀(あー…、やばいよやばいよー…)

白銀(まさか作ったばかりのモノクマが即壊されるなんて夢にも思わなかったから…)

白銀(お昼に1回マザーモノクマのとこ行ってれば良かったよぉ…)

白銀(基本夜行ってたからなぁ…)

白銀(…………)

白銀(ふんふん、百田くんを仲間にするのね)

白銀(ってことは、会話の流れ的にこっちに出てくるかもだね…)

白銀(一旦退散しよっと)スタタタ…

560: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:57:46.06 ID:S2465lQP0
ー寄宿舎、白銀の個室ー


白銀(さて、さっき聞いた話によると最原くんが百田くんを誘いに寄宿舎の方に来るだろうね…)

白銀(マザーモノクマが使えない今、わたしは自力で情報収集するしかないんだよね…)

白銀(わたしの部屋のドアをちょっとだけ開けて、隙間から百田くんの部屋の方を聞き耳&様子見しちゃうよ!)

白銀(最原くんが用事があるのは百田くんの部屋だけだから、逆側の部屋のこっちのドアがちょっと開いてたところで彼は気づかないだろうからね)

白銀(…モノクマーズがもうちょっとこっちに情報色々流してくれればいいんだけど、使えないなぁ…)

561: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 22:59:36.22 ID:S2465lQP0
ピンポーン

白銀(お、最原くん来たね)覗き見

最原『僕…最原だけど、ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?』

百田『いいぜ、どうしたんだ?』ドアガチャッ

最原『あの、できれば中に入れてほしいんだけど、大丈夫?』

百田『おう、入れよ』ドアを大きく開ける

最原『ありがとう、お邪魔します』スタスタ…ドアパタン

白銀(あー…、部屋の中入っちゃったかぁ…)

白銀(流石に百田くんの部屋を聞き耳するのは厳しいから、ここでこのまま最原くんが出てくるのを待とうかな)

白銀(えーっと、モノパッドのマップを見ると…)

白銀(……ふむ、みんな寄宿舎に居ることになっちゃってるね)

白銀(GPSのことがバレてるっぽいね、なるほど)

白銀(……まだかなー…)

562: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:01:06.48 ID:S2465lQP0
ドアガチャッパタン

白銀(お?来たかな?)隙間から覗き

白銀(最原くん1人か…)

白銀(フラれたかな?いや、ドアの前を動かないところを見ると、待ってるみたいだね)

白銀(……)

白銀(あ、百田くん出てきたね)

白銀(…鍵もかけずに2人で寄宿舎を出ていったね)

白銀(なるほど、鍵を置いていってるんだね)

白銀(ということは…)

白銀(隣の東条の部屋のドアのノブをそっと回して開ける)

白銀(やっぱり、開いたね)

白銀(他の部屋はっと…)全部屋そっとドアノブを回して開けようとする

白銀(……なるほどね、そっちのメンバーは把握したよ)

白銀(随分大人数になってきたね…)

563: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:03:34.75 ID:S2465lQP0
白銀(とりあえず、今から隠し通路の方に行っても鉢合わせる可能性があるし、今日のところは部屋に戻ろうかな)スタスタドアガチャッ

白銀(そしてまた隙間から覗き見タイム!)

白銀(とりあえずみんなが戻ってくるのをこのまま待つよ!)

白銀(…あー、首痛くなりそう…)



ーーー


ガヤガヤ

白銀(あ!戻ってきたね!)覗き見

白銀(居るのは天海くん、最原くん、王馬くん、百田くんの4人ね、おk把握)ドアをそっと閉じる

白銀(ということは、今見張りをしているのは入間さんと東条さんの2人かな?)

白銀(なるほど、2人体制なんだね)

白銀(で、メンバーは6人だから、2人づつだと…)

白銀(前回3人が見張りしてた時と同じように、8時間交代かな?)

白銀(残りのメンバーはいつ担当なのかな?)

白銀(まあ、見張りの時間はわかってるし、朝早めに起きて誰が見張りに行くのかまたここで覗き見すればオッケーだね)

564: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:05:01.08 ID:S2465lQP0
白銀(はぁ…、悩ましいのは今後の方針だよね…)

白銀(どうしよう…)室内うろうろ

白銀(スタッフの意見聞きたい…)

白銀(意見を訊くにはマザーモノクマのところに行って訊くしかない…)

白銀(でもそれは無理……)

白銀(…あー、基本的にわたしに任されてるし、わたしが適当にしちゃってもいいかな?)

白銀(思い出しライトでも作る?)

白銀(でももうここまで来ると……むむむ…)

白銀「いや、いっそ……」

白銀「…………」

白銀「あとはノルマ的に……」

白銀「……うん、今回はこんな感じにしよっかな…」

白銀(そうと決まったら残りのメンバーのシフト確認して、諸々準備して、あとは盛り上がりそうなタイミング見つけて……だよね…)

565: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:09:58.42 ID:S2465lQP0
白銀「はぁ…、それにしてもコロシアイ起きなくて残念だなぁ…」

白銀「何やってんの殺人鬼……」

白銀「いっそわたしが殺して初回特典で……」

白銀「……」

白銀「まあ53回も続いてればこんなこともあるよね…」

白銀「次からは発明家とかいうチートは無くすべきだよね、うん…」

白銀「左右田くん程度なら可愛いものなのにね」

白銀「入間さんは超高校級のグラビアアイドルとかで良かったんじゃないかな…」

白銀「はぁ……」

白銀「…どうでもいいけど、キーボくん視点って凄くつまらなそう…」

白銀「こういう主観も、次回は廃止した方が良さそうだね…」

白銀「…前回と見張りの時間が同じなら次は6時からだから、うん、5時半くらいに起きてロビーの方また見張ろうかな」目覚ましセット

白銀「はー、おやすみ…」スヤァ…

567: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:31:23.07 ID:S2465lQP0
ー6時頃、マザーモノクマの部屋ー


東条「そろそろ交代の時間になるわね」

入間「ったく、やっとこのババアと2人きりの空間から解放されるってもんだぜ」

東条「入間さん、次の見張りからあの発明品を身に着けてくるのよね?」

入間「おう」

東条「再三言うようだけど、動作に気をつけてちょうだい」

入間「言われなくても今日の空き時間にもっと調整を重ねるつもりだっつーの!」

入間「ったく、最初に見張りになったせいで退屈な時間を過ごしちまったぜ…」

入間「まあでも手持ちの工具で、かる〜くマザーモノクマの仕組み見れたのは面白かったけどな」

マザーモノクマ「ボク、汚されちゃった……クスン…」

東条「百田君達まだかしら…」ドアの方をチラリと見る

568: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:46:55.17 ID:S2465lQP0
隠し通路のドアウイーン

百田「わりぃ、遅くなっちまったな」

入間「本当にな!この遅漏ども!」

東条「気にしないで、5分程度問題ないわ」

天海「見張りが8時間もあるんで、倉庫で暇を潰せる物とか探してたんすよね」

入間「ナニして遊ぶ気なんだ?」

天海「トランプとかオセロとかのアナログゲームがあったんで、それ系持ってきたっす」

天海「流石に2人で人生ゲームやUNOは厳しいと思ったんで、そういうのは持ってきてないっすけど」

入間「ケッ、つまんねーな」

百田「まあゲームに飽きたらあとは雑談とかすりゃいいしな」

入間「野郎どもの会話って言ったらどうせ、女子の中で誰が1番好みかとかそういう会話なんだろ」 

百田「修学旅行の夜かよ」

570: ◆k6xhNpU36A 2017/04/22(土) 23:57:59.54 ID:S2465lQP0
入間「先に言っておくが、オレ様はテメーらみてーな野郎どもには興味ねーからな」

天海「そうっすか」

入間「このオレ様にフラれておきながらショックの様子を見せないなんて、中々のメンタルの持ち主じゃねーか」

天海「入間さんも疲れたっすよね?」

天海「もう部屋に帰ってもらってもいいっすよ」

入間「おう、気が利くじゃねーか◯◯◯◯」

天海「俺チャラくないっすから、そんなでもないっす」

東条「ごめんなさい、もう入間さん連れて行くわね」

東条「さあ入間さん、行きましょう」グイッスタスタ

入間「おい、腕を引っ張るんじゃねえ!」スタスタ

東条「それじゃあ8時間の見張り、頼んだわよ」ドアウイーン

百田「おう、任せろ!」

天海「はい、そちらもお疲れ様っす」

571: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 00:06:21.45 ID:77K6qUoD0
ー寄宿舎、東条の個室ー


東条(…そろそろ朝の放送が始まるわね)

東条(食堂に行きましょう…)ドアガチャッ

東条(今日は放送までの間、自室の部屋とシャワールームとトイレの掃除をして過ごしたけれど明日は何をしようかしら…)鍵かけガチャリ



ー食堂前廊下ー


東条「おはよう、真宮寺君」

真宮寺「やァ、東条さん」

東条「真宮寺君が放送前から食堂の前で待機しているなんて珍しいわね」

真宮寺「今日は早めにお腹が空いてしまったようだからネ…」

東条「そうなのね、すぐ作るわ」

真宮寺「僕も手伝うヨ」

東条「気持ちは嬉しいけれど、私1人でも大丈夫よ」

574: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 00:17:39.18 ID:77K6qUoD0
真宮寺「東条さん、君、今日はあまり寝てないんじゃないかナ?」

東条「あら、どうしてそう思うの?」

真宮寺「君が朝の6時過ぎに、入間さんと一緒に寄宿舎に帰ってきたようだからネ…」

東条(見られていたのね…)

東条「…そうね、実はやることがあって外出していて、少し眠れてないわ」

東条「でも問題ないわ、私は今日も業務を全うすることが可能よ」

真宮寺「みんなの為に頑張って働こうとする君は美しいヨ…」

真宮寺「じゃあこれは僕からの依頼だヨ」

真宮寺「これは僕の我儘だけど、君の手伝いをしたいんだ」

真宮寺「させてくれるかナ?」

東条「依頼というなら…、ええ、いいわよ」

キーンコーンカーンコーン

モノダム『……』画面プツッ

東条「…まだお葬式仕様ね」

真宮寺「そのようだネ」

東条「まあいいわ、行きましょう」ドアガチャッ

577: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 00:28:00.65 ID:77K6qUoD0
東条「真宮寺君は和食よね」

真宮寺「そうだネ」

東条「じゃあ先に和食の方を作ってしまいましょう」

東条「と言ってもご飯は炊いてあるから、用意するものはお味噌汁とお漬物だけれど…」

東条「お魚は食べるかしら?」

真宮寺「じゃあ頂こうかナ」

真宮寺「東条さん、僕は何を手伝えばいいかナ?」

真宮寺「一応一通り調理は出来るヨ」

東条「じゃあ味噌汁に入れる具材を切ってくれるかしら?」

東条「私は他の準備をするわ」魚をグリルにセット

真宮寺「了解したよ」野菜や豆腐を持ってくる

真宮寺「さて……」



①野菜の皮を剥く

②豆腐を切る

③東条を刺す


>>安価↓1

578: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 00:28:42.44 ID:PSSLP8WTO
2

581: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 00:43:23.55 ID:77K6qUoD0
真宮寺(…確かに彼女は姉さんの友達に相応しいと思うけれど…)

真宮寺(やっぱり、みんなの為にデスロードに奮闘した赤松さんも素晴らしいよネ…)

真宮寺(悩むなァ…)豆腐トントン

真宮寺(もし次食堂に入ってきたのが赤松さんなら、2人まとめて姉さんの元に送っていうのもいいよネ…!)

真宮寺(初回特典が採用されるのは最初の殺人のみ…)野菜の皮剥き剥き

真宮寺(というのがどこまで適用されるかはわからないけれど、同じ容疑者の殺しがOKなら、なるべく多く殺したほうが得だからネ)

真宮寺(なんなら、入間さん以外の女子をどこかに集める方法とかないかなァ…!)野菜トントン

真宮寺(ゲームルームなら広さも手頃だし、出口も1つしかないから、集めるならあそこが良いと思うナ)

真宮寺(問題はみんなを集める方法だネ…)

真宮寺(そうだ、民俗学講座を開くと言ったらどうかナ?)

真宮寺(女子(入間は除く)のみに声をかければいけそうだネ)

食堂のドアガチャッ

真宮寺(おや、誰か来たようだネ)

真宮寺(赤松さんだと良いなァ)厨房から食堂の方を覗く



来た人物は?(見張り中の百田、天海は除く)
安価↓1

582: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 00:46:27.54 ID:rtqL6PibO
春川

585: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 00:53:46.73 ID:77K6qUoD0
春川「……何?」真宮寺の視線に気づく

真宮寺「いや、ドアの音がしたから、誰が来たのかと思ってネ」

春川「私で悪い?」

真宮寺「悪くないヨ、おはよう」

東条「おはよう、春川さん」

東条「朝ご飯だけれど、もう少し待ってくれないかしら?」

春川「わかった」席に座る

真宮寺(春川さんか…)

真宮寺(彼女は少々無愛想な女性だけれど、その才能は超高校級の保育士…)

真宮寺(きっと彼女も素晴らしい女性だろうネ…!)

真宮寺(ふむ…)



①切った具材を煮込む

②東条を刺す

③春川を刺す


安価↓1

586: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 00:54:06.49 ID:HFKJmKgeo
1

589: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 01:08:58.20 ID:77K6qUoD0
真宮寺(…朝食前に殺人なんて流石にするものではないよネ)鍋に具材どばー

真宮寺(まだまだチャンスはあるんだし、殺すのは後にしてとりあえず腹ごしらえでもしようかナ)出汁の素を入れる

真宮寺(問題は、どのタイミングでみんなに声をかけてゲームルームに集めるかだけど…)味噌を溶く

真宮寺(なるべく男子には知られたくないよネ…)煮込む

真宮寺(だから食事時に誘うのは避け、1人づつに声をかける方が確実かナ?)味噌汁味見

真宮寺(うん、そうしようかナ)味噌継ぎ足し

東条「洋食の方は準備が出来たからテーブルに置いてくるわね」

真宮寺「味噌汁の方は野菜に火が通るのにもう少し時間がかかりそうだヨ」

東条「そう、わかったわ」パンを運ぶ

真宮寺「……」味噌汁味見

真宮寺(うん、こんなもんかナ)

590: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 01:18:59.93 ID:77K6qUoD0
ー朝食後ー


真宮寺(食堂内にはまばらに人が居るネ)

真宮寺(さて、みんなを誘う前にまずは凶器を考えようかナ)

真宮寺(僕が姉さんの元に連れていきたいのは、入間さんを除いた女子7名…)

真宮寺(茶柱さんの合気道を抑え込めるような凶器があれば良いのだけど…)

真宮寺(最初に不意打ちをかけて殺せばいけるかナ…?)

真宮寺(もしくは、少し勿体無いけど茶柱さんは諦めるというのも有りだネ)

真宮寺(……)



①茶柱を諦める

②茶柱も誘う


安価↓1

591: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:19:35.31 ID:qR6JjGJQ0

戦える奴は多いほうがいい

592: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 01:25:49.51 ID:77K6qUoD0
真宮寺(やはり茶柱さんを諦めるというのは勿体無いネ)

真宮寺(彼女も素晴らしい人間だからネ…!)

真宮寺(さて、次は凶器だヨ)

真宮寺(なるべく扱いやすい物がいいネ)

真宮寺(包丁なら厨房に、それ以外の物なら倉庫を探せばありそうだネ)

真宮寺(さァ、何にしようかナ)



凶器の指定(複数OK、人が殺せそうな物をお願いします)
安価↓1

593: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:28:14.06 ID:QEcwN+15o
扱いにくいのがいいよね。あと隠しにくいやつ

斧と砲丸、槍投げ用の槍

594: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 01:38:58.53 ID:77K6qUoD0
真宮寺(斧とかいいよネ…!)

真宮寺(あと折角こういう環境なんだし、普段使わないような武器も使ってみたいなァ…!)

真宮寺(砲丸、槍投げ用の槍もいいネ)

真宮寺(斧をメイン凶器にして、砲丸や槍をサブの凶器にしようかナ)

真宮寺(7人を斧を使って殺すと、流石に血糊で後半の人が斬りにくくなってしまうからネ)

真宮寺(そうと決まればまずは凶器の確保をしようか…)

真宮寺(凶器をゲームルームに設置し終えたら、みんなを誘いに行こうかナ)スタスタ



ー倉庫ー


真宮寺(さてと…)

真宮寺(まずは斧を探すヨ)

真宮寺(…すぐ見つかったネ)

真宮寺(親切なことに、凶器に使えそうな物は手前に置いてあるみたいだネ)

596: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 01:56:14.26 ID:77K6qUoD0
真宮寺(40cmくらいの長さの手斧だネ)

真宮寺(小さめの斧だから、隠しやすそうでいいネ)

真宮寺(ここに段ボール箱があるから、ブランケットに包んでこの中に入れようか)

真宮寺(後は砲丸も一緒に持っていこうかナ)

真宮寺(槍は流石に大きすぎるから、また後で持って行くことにするヨ)

真宮寺(さて、これをゲームルームに隠しに行きたいけど、ゲームルームやAVルームに今人は居るのかナ?)モノパッドマップチェック

真宮寺(ふむ、今人は居ないようだネ…)

真宮寺(このまま人に会わなければいいんだけど、もし人に会っても、民俗学講座を開催する際に使う物と言えば怪しまれないだろうか…)

真宮寺(怪しまれないかどうかは人によるだろうネ…)

真宮寺(よし、移動しようか)ダンボールを持って移動



↓1コンマ偶数で人に遭遇
その際の遭遇キャラの記載もお願いします(3人までなら複数人OK)

597: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 01:59:25.27 ID:y6LW4R+yO
ゴン太

603: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 02:09:25.17 ID:77K6qUoD0
ーゲームルームー


真宮寺(よし、誰とも遭遇することなく運べたヨ)

真宮寺(姉さんの加護を感じるネ…!)

真宮寺(さてと、とりあえずこれを部屋の隅に置いて…と)ゴトッ

真宮寺(次は槍を運ばないとネ…)スタスタ



ー倉庫ー


真宮寺(さて、問題はこれだネ)

真宮寺(ふむ…)毛布とガムテームを取る

真宮寺(こうやって毛布で槍を巻いて、ガムテープで留めて…)

真宮寺(まあ裸のまま持ち歩くよりはマシだろうネ)

真宮寺(よし、これもゲームルームに運ぼうか)



↓1コンマ偶数で人に遭遇
その際の遭遇キャラの記載もお願いします(3人までなら複数OK、天海・百田は指定できません)

604: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 02:10:17.88 ID:y6LW4R+yO
ゴン太

605: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 02:29:43.36 ID:77K6qUoD0
真宮寺(よし、今のところは好調だね…)スタスタ

ゴン太「あれ?真宮寺くん」ガチャッ

真宮寺(!男子トイレからゴン太君が…)

真宮寺「やァ、ゴン太君…」

ゴン太「真宮寺くん、それ一体何?」

真宮寺「これは、民俗学講座に使用する物なんだヨ」

ゴン太「民俗学講座?」

真宮寺「そうさ、後で何人か誘って開講しようと思って、今はその準備をしているんだヨ」

ゴン太「へぇ、そうなんだね」

ゴン太「ゴン太、馬鹿だから民俗学のことよく知らないんだ…」

真宮寺「ゴン太君の専門は昆虫だから、専門外のことをよく知らないのは当然のことだと思うヨ」

真宮寺「だから落ち込む必要なんてないヨ」

ゴン太「そ、そうかな…」

ゴン太「真宮寺くん、



①民俗学講座、頑張ってね

②ゴン太も受講したいんだけど、いいかな?


↓1安価

606: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 02:37:49.29 ID:9+Tm7g01O
2

613: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:09:19.70 ID:77K6qUoD0
ゴン太「ゴン太も受講したいんだけど、いいかな?」

真宮寺「エ?」

ゴン太「紳士は色んなことを知ってなくちゃダメなんだ」

ゴン太「ゴン太は本当の紳士になりたいんだよ」

ゴン太「だから真宮寺くん、ゴン太にも民俗学を教えてくれないかな?」

真宮寺「…ゴン太君、紳士にだって知らないことは沢山あるヨ」

真宮寺「興味無いことを無理して学ぶ必要は無いヨ」

ゴン太「興味ないことないよ!」

ゴン太「民俗学は真宮寺くんが好きなものだよね?」

ゴン太「それって、ゴン太が虫さんを好きみたいな感じなんだよね」

ゴン太「知識を増やしたいっていうのもそうだけど、ゴン太、真宮寺くんの好きなものをちゃんと知りたいんだよ」

ゴン太「だって、友達の好きなものを理解するのも紳士の努めだからね!」

614: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:10:19.74 ID:77K6qUoD0
真宮寺「フーン、ゴン太君は僕のことを友達だと思ってるのかい?」

ゴン太「そうだよ!」

ゴン太「え!ひょっとしてまだ友達じゃなかったの!?」

ゴン太「ごめん、ゴン太バカだからわからなかったよ…」

ゴン太「じゃあ改めて、もし良かったらゴン太と友達になってくれないかな?」

真宮寺「…別にそれは構わないヨ」

ゴン太「良かったぁ!じゃあこれで友達同士だね!」真宮寺の空いた方の手と握手する

真宮寺「……」

ゴン太「あ、これゴン太が持つよ!」毛布に包まれた槍を持つ

真宮寺「アッ…」

ゴン太「これ、どこに運んだらいいのかな?」

真宮寺「…ゲームルームだヨ」

ゴン太「わかったよ!他にも手伝うことがあったら何でも言ってね!」

真宮寺「……」

615: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:12:03.46 ID:77K6qUoD0
真宮寺(ゴン太君が講座の準備を手伝う…ということは、ゴン太君にも講座の参加を許してしまうことになったわけだネ…)

真宮寺(……流石に、ゴン太君が居る状態で大勢の殺人を行うほど僕も愚かではないヨ…)

真宮寺(どうやらこの作戦は失敗のようだネ…)

真宮寺(やれやれ、また別の方法を考えるしかなさそうだネ)

ゴン太「あ、そうだ、真宮寺くん」

真宮寺「なんだい?」

ゴン太「みんなを講座に誘うんだよね?」

ゴン太「ゴン太もみんなに声掛けするの手伝うよ!」

真宮寺(…当然男子にも声掛けするだろうネ…)

ゴン太「何時に講座を始めるって言えばいいのかな?」

真宮寺「…じゃあ今から1時間後に開講するヨ」

真宮寺「時間までは準備に集中したいから、ゲームルームには時間丁度に来るようにみんなに伝えてくれたら嬉しいヨ」

ゴン太「うん、わかったよ!」

616: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:14:27.26 ID:77K6qUoD0
真宮寺(殺人が中止になった以上、凶器を元の位置に戻す必要があるからネ…)

真宮寺(……あと、本当に開講することになった以上、講座の内容を考えないと…)

真宮寺(程なくしてゲームルームに着き、ゴン太君が槍を置いて誰かを誘いに部屋を出たのを見届けた)

真宮寺(僕はモノパッドのマップを見ながらみんなの動向に最新の注意を払いながら、凶器を元あった位置に同じように戻した)

真宮寺(そして民俗学に結び付けられそうな物を倉庫で適当に見繕い、ゲームルームにて講座の内容を練り上げた)



ーーー


真宮寺(講義は、1時間を民俗学の解説と伝承の例を紹介し、その後30分を質疑応答をし、90分に及んだネ)

王馬「民俗学とかただの根暗の学問かと思ったけど、真宮寺ちゃんの話しは案外つまらなくなかったよ」

最原「僕は凄く面白いと思ったよ」

最原「ありがとう、真宮寺くん」

真宮寺「…最原君にも民俗学の良さが分かってもらえて嬉しいヨ」

617: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:15:55.82 ID:77K6qUoD0
茶柱「男死の話にしては中々興味深い話でしたよ」

茶柱「ね、夢野さん!」

夢野「…すぴー…ぐー…」

茶柱「キャー!寝ている夢野さんもすっごくラブリーです!!」

真宮寺「……」

アンジー「主は言いました…、他の文化の話も中々面白かったと…」

アンジー「にゃはははー!アンジーもこういう企画しちゃおっかなー!」

赤松「アンジーさんだったら美術史とかかな?」

アンジー「んー、アンジーはそういう かたっ苦しいことには興味ないんだよねー」

アンジー「だからアンジーの場合はスケッチ大会とかになるかなー?」

東条「あら、いい企画ね」

東条「もし開催するなら私も準備を手伝わせてもらうわ」

白銀「真宮寺くん、面白い授業だったよ!」

白銀「次はもっと面白いことをしてくれると期待してるね…」

620: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:18:39.74 ID:77K6qUoD0
キーボ「今回はゴン太クンが真宮寺クンのお手伝いをしたんですよね」

キーボ「次は事前に開催を宣言してもらえれば、ボクもお手伝いしますよ」

真宮寺「その気持だけで嬉しいヨ、ありがとうキーボ君」

春川「まあ暇つぶしにはなったよ」スタスタ…ドアガチャッ

星「断った入間はともかく、天海と百田も来られれば良かったんだがな」

ゴン太「うん…。2人とも、いくら寄宿舎の部屋のチャイムを押しても出てこなかったんだよね…」

最原「きっと熟睡してるんだよ」

王馬「まあ今回は急な開催だったし、仕方ないんじゃない?」

東条「ええ、事前に告知さえされていれば次はきっと来てくれるはずよ」

真宮寺(フォローしなくても、男子はどうでもいいんだけどネ)

真宮寺「みんなに好評なようで僕も嬉しいヨ…!」

真宮寺「じゃあ次は事前に告知させてもらうとするヨ」

ゴン太「真宮寺くん、ゴン太に民俗学のことを教えてくれて本当にありがとう!」

真宮寺「礼には及ばないヨ」

622: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:22:39.67 ID:77K6qUoD0
真宮寺(ゲームに関する伝承も話したお陰で、このゲームルームでの講義の開催にも疑問はもたれなかったようだし…)

真宮寺(幸い、ゴン太君はあの長い物を講義に使わなかったことを覚えてないのか、疑問には思ってないようだネ)

真宮寺(相手がゴン太君でなければどうなっていたことか…)

真宮寺(…次は邪魔されないよう、もっと上手くやらないとネ…)



ー14時、マザーモノクマの部屋ー


最原「…ってことがあったんだよ」

天海「ずるいっす!俺も真宮寺君の民俗学講座聞いてみたかったっす!」ソファペシペシ

王馬「残念でした―!」

百田「まあ、そう落ち込むなよ蘭太郎」

王馬「蘭太郎?」

百田「ああ、こいつと仲良くなったから下の名前で呼びあうことになったんだ」

最原「そうなんだね」

623: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:24:23.74 ID:77K6qUoD0
最原「そういう関係、ちょっと羨ましいな」

王馬「最原ちゃんは下の名前で呼ばれるのが好きなの?」

王馬「じゃあオレが呼んであげよっか!終一ちゃん!」

最原「いや、僕王馬くんとそんなに仲良くないよね?」

王馬「えっ!今まで一緒に頑張ってきたっていうのに、オレのこと友達だと思ってくれてないってこと!?」

王馬「酷いや終一ちゃん!」

最原「とりあえず呼び方戻そうか」

王馬「終一ちゃんもオレのこと下の名前で呼んでもいいよ?」

最原「いや、そういう問題じゃない…っていうか、『小吉くん』って言いにくいから言わないよ」

王馬「でもアンジーちゃんなんて、最初からオレらのこと下の名前で呼んでるじゃん」

最原「まあ、そうだけど…」

王馬「あ!ああいう喋り方したらOKってこと?」

王馬「終一ー、これでどうかなー?」体を左右に振りながら

最原(ウザさが増した…)

天海「あざといっすね」

最原「!?」

624: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:26:30.82 ID:77K6qUoD0
百田「まあいいじゃねえか、終一!」

最原「!百田くんに言われるのは何故か嬉しいぞ…!」

王馬「贔屓かよ!」

天海「じゃあ俺も下の名前で呼ばせてもらうっすね」

天海「終一君」流し目で渾身のイケボ

最原「……これが、イケメンが女子を落とすテクニックか…」

王馬「名前言っただけじゃん」

最原「王馬くんも言われてみたら分かるって」

天海「小吉君」イケボ

王馬「オレの兄ちゃんになってよ!」

最原「ちょろすぎでは」

マザーモノクマ「グリーンリバーだからね、仕方ないね」

天海「これから俺のことは気軽に『蘭太郎お兄ちゃん』と呼んでほしいっす」

王馬「蘭兄ちゃん!」

最原「一気に空手が強そうな感じに…」

天海「終一君もどうぞ」

最原「あ、そういうのは大丈夫です」

625: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:28:13.46 ID:77K6qUoD0
天海「そうっすか…、それは残念っすね…」

百田「蘭太郎には大勢妹が居るから寂しいんだろうよ」

最原「でも僕達多分同い年だし、お兄ちゃん呼びとかはちょっと…」

天海「終一君、誕生日いつっすか?」

最原「9月7日だけど…」

天海「あ、ダメっすね…、俺10月3日っす」

王馬「オレは6月21日だよ!」

天海「マジっすか…」

百田「…わりぃ、蘭太郎」

百田「オレ4月12日だわ」

天海「解斗君はお兄ちゃん呼びしなくても大丈夫っすよ、身長高すぎて弟感薄いんで」

最原「くそっ、僕がチビだって言いたいんだね…」

王馬「あのさぁ…」

626: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 21:30:04.46 ID:77K6qUoD0
ー寄宿舎、白銀の自室ー


白銀(民俗学講座…)

白銀(突然の開講だったね)

白銀(こういう企画をするなら、もっと事前に告知しても良いものだと思うけど)

白銀(…ひょっとして真宮寺くん、本当は別のことをしようとしてたんじゃないかな?)

白銀(彼が殺人鬼なことを考えると……多分、手伝いをしたとかいうゴン太くんに邪魔されちゃったんじゃないかと推測するよ)

白銀(あの大量殺人鬼の真宮寺くんがあれで諦めるとは思えないし、これは…、ひょっとしたらこのまま大人しくわたしが何もしなければ、彼が誰かを殺してくれるんじゃないかな?)

白銀(……うん、ちょっとだけ彼に猶予を与えてみようかな)

白銀(コロシアイが起こるかもしれないってのに、おいそれと番組畳めないよね!)

白銀(…モノクマは作れないし、マザーに会えないし…)

白銀(うーん、何もできないと暇だなー…)

白銀(…暇だし、1つ目の思い出しライトでも作りに行こーっと)スタスタドアガチャッ

628: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 22:16:42.28 ID:77K6qUoD0
ー17時、マザーモノクマの部屋ー


王馬「早く、ほらー」

最原「…………」

最原(今僕らはオセロをしているんだけど…)

最原(ここまで来るともう、どこに置いても僕の負けは確定だ…)

最原(ちなみに現在王馬くんに3連敗している)

最原(…仕方ない、投了しよう)

最原「…僕の負けだよ」

王馬「オセロなんだから最後まで埋めようよ」

最原「そう言われてももう勝ち目ないし…」

王馬「あーあ、つまんないなー…」ジャラジャラ

王馬「よーし!じゃあ次はハンデとして角を最初から1つ取らせてあげよっか!」

最原「オセロはもういいかな…」

629: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 22:24:37.00 ID:77K6qUoD0
王馬「折角ハンデあげるって言ってるのに…」

最原(そんなことを僕らが話していると、突然隠し通路の方のドアが開いた)

東条「ちょっといいかしら」ドアバンッ

最原「!うわ、びっくりした…」

王馬「基本、交代の時間まで来ないっていうルールじゃなかったっけ?」

東条「ルールは理解しているけれど、ちょっとこれは知らせた方が良いと思って来たの」

東条「それに私の寄宿舎の鍵は今、トイレの個室の方に置いているからGPS的にも大丈夫よ」

最原「何があったの?」

東条「実は大変な物が見つかったの」

東条「モノクマーズの話しによると思い出しライトと言う物らしいのだけれど、なんでも、私達の失った記憶を思い出させるライトらしいわ」

東条「それで、百田君がそれを使うと言って、食堂に集まっているみんなも今同意しているところなの」

東条「私は最原君達を寄宿舎に呼びに行くということで、一時そちらからは離脱したのだけれど…」

631: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 22:44:33.08 ID:77K6qUoD0
王馬「…失った記憶を思い出すってどういうこと?」

東条「よくわからないのだけれど、モノクマーズが言うには『様々な症状の記憶喪失を治す力がある』のだそうよ」

東条「『思い出しライトから発せられる光が大脳基底核と海馬対を刺激し、記憶だけではなく、身体能力も…』、というところで説明が面倒くさくなったようで止めてしまったけれど」

東条「入間さんも、『普通に考えればそんなので記憶喪失が治るわけない』って言っていたのだけれど…」

最原「今は普通の状況じゃないからね…」

王馬「確かに割りと何でもありな状況だけどさ…」

王馬「それが本当だとしても、人体への悪影響とか恐いしねぇ…」

東条「みんなも最初はそんなことを言っていたのだけれど、最終的にはみんな百田君に丸め込まれたのよね」

東条「ちなみにみんなは今、ライトをまだ使ってないわ」

東条「そのライトが使用できるのが1回きりという可能性もあるから、貴方達のことを待っているのよ」

最原「ちなみに東条さん、その思い出しライトはいつどこで誰が見つけたの?」

東条「つい先ほど食堂のテーブルの上に置かれていたのを、茶柱さんと夢野さんが発見したのよ」

632: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 22:50:19.25 ID:77K6qUoD0
東条「で、2人はどうする?」

王馬「ここの見張りもあるし、オレはパスかな」

王馬「終一ちゃんは好きにしていいよ!見張りはオレがやっとくし」

最原「……明らかに怪しいとは思うけど、どんな記憶を取り戻すかは気になるな…」

最原「僕の予想が正しかったらそれは多分、『超高校級狩り』ってやつの記憶だろうけど…」

王馬「あの蘭兄ちゃんのモノパッドのやつだね」

最原(あ、もう今後もその呼び方でいくんだ…)

最原「…僕は…」



①みんなと一緒に思い出しライトを浴びてみる

②やめとく


安価↓1

633: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/23(日) 22:51:08.08 ID:HFKJmKgeo
2

634: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 22:59:22.03 ID:77K6qUoD0
最原「…やっぱり、やめとくよ」

王馬「へー、行かないんだ」

東条「了解したわ」

最原「東条さんはどうするの?」

東条「貴方達以外の全員が思い出しライトの光を浴びると言っているから、私もその光を受けてみることにするわ」

最原「そうなんだね」

最原「もし良かったら後で、そのライトで思い出した記憶を僕達に教えてもらうことってできるかな?」

最原「都合のいいことを言っているとは思うんだけどさ」

東条「ええ、構わないわ」

東条「思い出した記憶の情報を教えるタイミングは、次の見張りの交代の時でいいかしら?」

最原「うんそれでいいよ」

東条「それじゃあ私はもう行くわね」スタスタ…ドアウイーン

最原「…思い出しライトか…」

635: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 23:13:59.32 ID:77K6qUoD0
王馬「ねえ終一ちゃん」

最原「何?」

王馬「その思い出しライトってやつが普通に黒幕の罠でさ、その怪光線を浴びちゃったら廃人になっちゃう装置…とかだったらどうする?」

最原「ちょっと、恐いこと言わないでよ…」

王馬「交代の時間になってもいつまで経っても東条ちゃんも入間ちゃんも来ないでさ、食堂に言ったらみんなが居て…」

最原「やめてってば!」

王馬「そんなことは絶対ないとは言い切ればいよ」

王馬「だってそんなものが急に食堂に置いてあるなんて、黒幕の罠って可能性の方が高いじゃん」

最原「黒幕が僕らにさせたいのは生徒同士のコロシアイだ」

最原「僕らにそんなことしてしまったら、コロシアイどころじゃなくなるよね」

王馬「オレらがいつまで経ってもコロシアイしないからそんなことをした…とか考えられるよね」

王馬「もしくは、こうしてマザーモノクマの部屋をずっと占拠してる状況が気に入らないからだとか」

636: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 23:24:18.74 ID:77K6qUoD0
王馬「例え話じゃん」

王馬「ねえ、そうなったらどうする?」

最原「……その時考えるよ」

最原「その時は来ないと思うけどね」

王馬「じゃあそんな終一ちゃんにアドバイス!」

王馬「多分その場合、みんなを殺して一気に最後の2人になって卒業!っていうのが1番スマートだと思うよ」

最原「…僕は誰も殺さないよ」

王馬「じゃあ廃人になったみんなと、そのままだらだら学園生活続けるの?」

最原「…もうこの話はやめよう」

王馬「……じゃあチェスでもやる?」

最原「いいよ」

最原(もし本当に東条さんが、百田くんが、天海くんが、赤松さんが…)

最原(…そんな風になってしまったらどうしよう、と不安に押しつぶされながら交代の時間まで過ごした)

637: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 23:34:06.45 ID:77K6qUoD0
ー22時、マザーモノクマの部屋ー


最原(…そろそろ交代の時間だけど…)

最原「……」ソワソワ

王馬「…何そわそわしてるの、トイレにでも行きたいのかな?」

王馬「通路通ったらすぐトイレなんだし、行ってきたら?女子トイレだけど!」

最原「いや、そうじゃないけど…」

王馬「あ、ひょっとしてカフェイン不足でイライラしてる?」

王馬「終一ちゃんってコーヒー好きそうな顔してるもんね」

王馬「コーヒーとかお茶とか飲んだらトイレ近くなっちゃうから持ち込めないしね」

王馬「てかオレはいい加減お腹すいたなー」

王馬「間食用にサンドイッチ持ってきたけど、流石にお腹減るねこれ」ソファでゴロゴロ

ドアウイーン

東条「お待たせしたわね」

最原「東条さん…!」ガタッ

東条「どうしたの?最原君」

最原「あ、いや、なんでもないよ」

638: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 23:48:32.87 ID:77K6qUoD0
入間「おい、オレ様も居るぞ」発明品で完全防備

王馬「うわぁ、それ着て来たの」

入間「いつ黒幕に出会っちまうかわかんねーからな」

最原「東条さん、思い出しライトの話しを聞きたいんだけど、いいかな?」

東条「ええ、それは構わないけれど…」

東条「2人とも、お腹空いたでしょう?」

東条「お弁当を持ってきたの、食べてちょうだい」テーブルに重箱とスープジャーを置く

王馬「やったー!いっただっきまーす!」モグモグ

最原「ありがとう、東条さん」スープを貰う

東条「それで、思い出しライトの話しだったわね」

東条「思い出した内容だけれど、『超高校級狩り』についてだったわ」

最原「やっぱり…」

東条「具体的には、『超高校級狩りから逃げていた記憶』よ」

東条「そして、それはみんなも同じだったの」

王馬「みんなも同じ?」

王馬「みんなその、超高校級狩りってやつから逃げてた記憶を思い出したの?」

東条「ええ」

639: ◆k6xhNpU36A 2017/04/23(日) 23:57:49.15 ID:77K6qUoD0
王馬「オレにはそんなやつらから逃げてた記憶、さっぱり無いけどね」

最原「僕も記憶に無いな…」

東条「それは私達がその事を忘れてたからよ」

東条「そして私達は思い出しライトをきっかけにそれを思い出した…」

入間「ほんと何であんなこと忘れちまってたんだろーな」

最原「じゃあ思い出しライトっていうのは本当に、僕らの記憶を思い出させる為の装置だったのか…」

最原「…警戒しなくても良かったね」

東条「でも何が起こるのかわからなかったのだし、あんな物警戒しても不思議じゃないわ」

王馬「でさ、その逃げてた記憶以外は何を思い出したの?」

東条「…私達は、超高校級の才能を狙う超高校級狩りから逃れる為に、ある施設で完成したばかりの装置で『自分の才能に関する記憶』を眠らせたの…」

王馬「で?」

東条「……思い出せたのはそれだけよ」

640: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:07:57.30 ID:/eN9a+hP0
入間「どうやらモノクマ達が、オレ様達が思い出す記憶の量でも調整してやがるのか知らねーが、それ以上はどうやっても思い出せねーんだ」

王馬「ふーん」

最原「…超高校級っていうのは国に認められた称号みたいなものだよね」

最原「そんな超高校級を持つ僕らを追っていた、その超高校級狩りって何者なんだろう…」

東条「わからないわ…」

東条「…もしかしたら私達は今、その超高校級狩りの者達に捕らえられていて、ここでコロシアイを強要させられている可能性もあるわね」

王馬「うーん…、なんか現実的じゃない話だよね」

王馬「もしそうならその超高校級狩りの奴らって悪質な犯罪組織みたいなもんだし、オレ達もさ、逃げていた間に警察に保護とかされなかったのは何でなんだろうね」

入間「そんなのオレ様が訊きたいぜ!」

最原「謎が深まったね…」

王馬「超高校級狩り…、そんな奴らが本当に居るのか甚だ疑問だね」

王馬「居たとしても、黒幕側の仕込みなんだろうね」

東条「そうね、流石に私達を軟禁している黒幕と超高校級狩りが無関係だとは思えないわ」

641: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:19:21.83 ID:/eN9a+hP0
入間「つーことは、黒幕=超高校級狩りの連中ってことだな!」

最原「断定はまだできないよ…」

東条「そうね、判断材料がまだ少ないわ」

東条「現時点では無関係とは思えない、ってだけよ」

王馬「……」モグモグ

最原「って、王馬くん!僕の分も食べないでよ!」

王馬「終一ちゃんが話してばっかりで食べないから、要らないのかな?って思って」モグモグ

最原「食べるよ!」

東条「…明日からはお弁当分けましょうか…」

最原「ごめん、洗い物が増えるけど、そうしてくれると嬉しいよ…」

東条「…最原君、もし良かったらこれを食べてはどう?」スッ

入間「それはオレ様達の夜食じゃねえか!」

最原「えっ、じゃあ食べられないよ…」

最原「僕は大丈夫だよ」

東条「そう…?」

642: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:28:33.78 ID:/eN9a+hP0
王馬「ごちそーさま!」

王馬「東条ちゃん、明日はデザートも作って持ってきてくれると嬉しいなー」

東条「何かリクエストはある?」

王馬「じゃあなんかクリーム系のやつとか」

東条「ティラミスとかどうかしら?」

王馬「お、いいね!」

最原(明日…、明日か…)

最原(明日はここでの8時間、何をやることになるんだろう…)

最原(…今日はひたすらゲームで負けまくったな…)

最原(こう負けっぱなしだと流石の僕も悔しいから、何か勝てるゲームを用意したいな…)

最原(……いっそ、腕相撲とか…)

最原(まさか力勝負で王馬くんに負けるわけないしね)

最原(……)

最原(…流石に、始める前から僕に有利というのがわかっている勝負はダメだよね…)

643: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:35:22.60 ID:/eN9a+hP0
ーーー


入間(最原達が部屋に帰ったな)

入間(東条のやつも、最原達の弁当を横に避けて眠っちまいやがったな)

入間(さてと、オレ様は何するかな)



①発明品でも作る

②マザーモノクマを本格的に調べる

③夜食を食べる

④眠っている東条を殺して卒業する


安価↓1

644: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/24(月) 00:36:25.57 ID:jyM0t7zfo
2

647: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:42:45.40 ID:/eN9a+hP0
入間(…一瞬、今なら卒業するのも簡単そうだなと思ったが…)

入間(や、やっぱり殺人とか無理ぃ…!)

入間(大体何で殺人がここを出るための唯一の手段なんだよ!)

入間(無理に決まってんだろーが!!)

入間(というわけで、マザーモノクマを本格的に調べるぜ!)

入間「さあマザーモノクマ…、覚悟しろよ?」ニヤァ…

マザーモノクマ「ら、らめぇ…!壊れちゃうのぉ…!」

入間「大丈夫だぜ、痛いのは最初だけだからよぉ!」ドライバーガチャガチャ

マザーモノクマ「あっ、そ、そこはぁっ…!」

入間「ここか?ここがイイのか?」ドライバーグリグリ

マザーモノクマ「い、いやぁ…!助けて…!」

東条(うるさいわね…)耳栓装着

648: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:48:25.61 ID:/eN9a+hP0
ー朝10時、食堂前廊下ー


東条「おはよう真宮寺君、今日も早いのね」

真宮寺「やァ東条さん、おはよう」

真宮寺「実は今日は東条さんに協力してもらいたいことがあってネ…」

東条「協力?」

真宮寺「まあそれは朝食を作りながら話すとするヨ」

キーンコーンカーンコーン

モノダム『……』画面プツッ

真宮寺「入ろうか」ガチャッ

東条「ええ、そうね」

649: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 00:57:29.11 ID:/eN9a+hP0
東条「それで協力っていうのは?」パンを切り分け

真宮寺「実は今日、昼頃にお菓子作りをしたいと思っていてネ」野菜トントン

東条「なるほど、その手伝いを私に頼みたいってことかしら?」

真宮寺「ウーン、ちょっとだけ違うかな」

真宮寺「僕は色んな人を誘って、みんなでお菓子作りをしたいと思っているんだよネ」

真宮寺「調理が得意でない人も居るだろうから、東条さんにはその人のサポートをしてほしいんだ」

東条「なるほど、了解したわ」

東条「それで、誰が参加するのかしら?」

真宮寺「それはまだ決めてないんだけどネ、朝食の時にみんなに声掛けしようと思ってるんだ」

東条「そうなのね」

真宮寺(お菓子作り…、これなら女子しか興味持たないだろうからネ…!ククク…)

真宮寺(昨日のような失敗はしないヨ…!)

654: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 01:10:50.63 ID:/eN9a+hP0
ー朝食時ー


真宮寺「みんな、僕は今日のお昼過ぎくらいにクッキーを作ろうと思うのだけど、良かったらみんなも一緒に作らないかい?」

真宮寺「勿論、東条さんにも手伝ってもらう約束を取り付けているから味は問題ないと思うヨ」

入間「何でオレ様がテメーみてえなナメクジ野郎と一緒に、クッキー作らねーといけねーんだよ!」

入間(ていうか昼は寝るしな)

真宮寺「強制じゃないから、興味ある人だけでいいんだヨ」

茶柱「楽しそうじゃないですか?夢野さん!」

夢野「…んあー、めんどい…」

茶柱「そうおっしゃらずに!」

白銀「お菓子作り!楽しそうだよね!ねえ、みんなも一緒に参加しようよ!」

キーボ「そうですね!」

真宮寺「!!!!!?????」

真宮寺「キーボ君…、君は…食事はしないよネ…?」

キーボ「クッキー作りの知識を得て、飯田橋博士に作ってあげたいんです」

660: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 01:28:46.15 ID:/eN9a+hP0
真宮寺「……ヘェ、そう…」

アンジー「アンジーもたまには神った料理とかしちゃおっかなー?」

真宮寺(いや、キーボ君1人くらいならまだやれる…)

真宮寺(なにせキーボ君は『ちょっと力持ちの老人』くらいの力しかないらしいからネ)

春川「クッキー作りか…」

真宮寺「どうだい?楽しいと思うヨ」

春川「…まあ甘いものは嫌いじゃないし、暇だから付き合ってあげるよ」

赤松「よーし、私も参加しちゃおっと!」

白銀(…うーん、真宮寺くん、やってくれるのかな…?)

星「菓子作りか…」

白銀(…意外と星くん悩んでるな…)

ゴン太「うーん…、紳士は料理も出来たほうがいいかな」

真宮寺「そんなことないと思うヨ」

661: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 01:33:08.84 ID:/eN9a+hP0
最原「お昼頃なら僕達には関係ないことだね」

王馬「元々参加する気なかったけど、完成品は食べたかったよね―」

最原「あ、でももしかしたら百田くんと天海くんは興味あるんじゃないかな?」

最原「折角だし、交代の時言えば丁度参加には間に合うんじゃないかな?」小声

最原「特に天海くんは昨日のイベントに参加できなくて悔しがってたし…」

茶柱「夢野さんー!一緒にクッキー作りましょうよー!」

茶柱「転子、夢野さんの作ったクッキーが食べたいです!」

夢野「んあー…、みんなで作るなら誰が作っても味は変わらんと思うぞ」

茶柱「気持ちの問題ですよぅ!」

真宮寺「東条さんが教えてくれるから、自信がなくても大丈夫だヨ」

東条「ええ、任せて」

夢野「そ、そういう問題ではないわい…」

キーボ「クッキー作り、初めての体験です」

キーボ「東条さん、よろしくお願いします!」

東条「こちらこそ宜しく」

662: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 01:45:08.10 ID:/eN9a+hP0
最原(こないだは女子のみんなの水着イベントが見れなかったし、今日は女子のみんなのクッキーが食べられないし…)

最原(…これは何もかも、このコロシアイ生活を強いられているせいだ!)

最原(くそっ、絶対に許さないぞ黒幕め…!)

王馬「どうでもいいけどめっちゃ顔に出てるよ、悔しがってる感じが」



ー14時、マザーモノクマの部屋ー


最原「ってことがあったよ」

天海「何時開始っすか?」

最原「お昼過ぎって言ってたし、多分そろそろじゃないかな?」

天海「そうっすか」



①天海・百田も参加する

②天海のみ参加する

③百田のみ参加する

④どっちも参加しない


安価↓1

663: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/24(月) 01:46:56.02 ID:0tzAPhsR0
2

668: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 01:57:47.62 ID:/eN9a+hP0
天海「料理と聞いたら黙ってられないっすね、ちょっと行ってくるっす!」ダッ

最原「みんなでわいわいクッキーを作る感じだと思うから、そんなガッツリ料理じゃないと思うけど…って…行っちゃったか」

王馬「蘭兄ちゃんの超高校級の才能は料理関係なのかな?」

最原「確かにオリーブオイルとか凄く似合いそうな感じあるけどね」

最原「ところで百田くんは行かなくていいの?」

百田「ああ」

百田「ちょっと赤松の料理スキルが不安だが、東条や他のみんなが一緒に居るなら問題ねーだろ」

百田「それにオレは料理は好きだが、菓子とかはあんまりなぁ…」

百田「甘いもんばっか食ってると、甘ったれた人間になっちまうからな!」

王馬「何その謎理論」

王馬「甘いものの良さを知らないなんて、人生の半分くらい損しちゃってるよ?」

最原(半分は言いすぎじゃないかな…)

669: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 02:08:27.05 ID:/eN9a+hP0
ー食堂ー


東条「それじゃあ始めましょうか」

真宮寺(今ここに居る女子は、東条さん、赤松さん、春川さん、茶柱さん、アンジーさん、白銀さん)

真宮寺(……そしてロボット1体…)

真宮寺(夢野さんは結局面倒臭がって部屋に戻ってしまったけれど、まあ上々な集まりだろうネ)

真宮寺(ちょっと人数が多いけど、これなら殺れるネ…!)

天海「俺も参加するっす!」ドアバーンッ

真宮寺「!!?」

天海「倉庫からエプロンも持ってきたんで問題ないっす」

白銀「何でカフェエプロン…?」

天海「普通のよりこっちの方が形好きなんで」

茶柱「くっ…、男死が増えてしまいましたか…!」

茶柱「ですがまあ、いいでしょう」

真宮寺(いや、良くないヨ…!)

670: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 02:21:19.74 ID:/eN9a+hP0
真宮寺(もしこの状態でみんなを殺すなら、まずは天海君に邪魔されないように、彼を別の場所におびき出して再起不能にし…)

真宮寺(その後は厨房に戻り、元来計画していた通り、茶柱さんを不意打ちで刺殺し、続けて東条さん、他のみんな…って感じかな?)

真宮寺(さて……どうする?)



①頑張って皆殺しにする

②確実性がほしいのでまた別の機会に殺す


安価↓1

671: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/24(月) 02:22:49.09 ID:HpFVZ5gc0
2

672: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 02:34:46.33 ID:/eN9a+hP0
真宮寺(彼を倉庫にでも呼び出して、昨日使い損ねた砲丸辺りで頭でも割ろうと思ってたけど、止めておこうかナ…)

真宮寺(ただでさえ茶柱さんや東条さんといった、抵抗が充分にできる女性が居るのだから、障害はより少ない方がいいからネ)

真宮寺(天海君と争った際、こちらが怪我をしては後の殺害に支障が出てしまうからネ)

真宮寺(仕方ないネ、今日のところは人間観察とクッキー作りに徹しておくとするヨ)

東条「大体必要になりそうな材料は予めこのカウンターの上に置いておいたわ」

東条「レシピはこの本の通りよ、ここに置いておくわね」

東条「まずはボウルに材料を入れましょう」

赤松「よーし、入れちゃうよ!」ドバーッ

春川「…ねえ、それまだ計ってないよね」

赤松「そ、そういえば…!」

春川「はぁ…、まあまだ混ぜてないから一旦戻していいんじゃないの」

赤松「う、うん…」

673: ◆k6xhNpU36A 2017/04/24(月) 02:45:30.14 ID:/eN9a+hP0
アンジー「ねえねえ、ハンドミキサーはどこー?」

茶柱「それなら確かこの棚の中に……あ、ありました!」

東条「ハンドミキサーは1つしかないから、交代で使いましょう」

アンジー「にゃはははー!」ガガガガガガガ

茶柱「飛び散ってます!めっちゃ飛び散ってますから!!;」

白銀「ハンドミキサー待ってるのもなんだから手で混ぜてみようと思ったけど…」

白銀「うーん、重くて混ぜにくいなぁ…」グニグニ

天海「俺が混ぜるっすよ」ボウルを自分の方に寄せて混ぜる

白銀「わー、そんなに軽々と!凄いなぁ…」

天海「まあ一応俺も男なんで、このくらい楽勝っす」カシャカシャカシャ

キーボ「スイマセーン、こっちもお願いします…」つボウル

真宮寺「キーボ君は本当に力がないんだネ…」

真宮寺「いいヨ、僕が混ぜるから」カチャカチャカチャ

春川「……あっちは機械と男が混ぜてるのに、何でこっちは私が混ぜてるの」ガシャガシャガシャ

赤松「えっと、無理せずにアンジーさんのハンドミキサーが終わるの待ったほうがいいんじゃないの…?」

春川「他のとこと一緒に工程進めないと面倒じゃない」ガチャガチャガチャ…

678: ◆k6xhNpU36A 2017/04/27(木) 21:46:57.24 ID:VxKYSYOL0
ーマザーモノクマの部屋ー


王馬「よーし、じゃあ今日は何して遊ぼっか」

最原(ここにあるゲームは昨日あらかた遊び尽くしたんだよな…)

最原(そして大体は僕のボロ負けだったわけで……)

最原「…僕は今日は読書でもしてたいかな…」

王馬「そんなに昨日オレに負けまくったのが悔しいのかな?」

最原「まあ確かにちょっとは悔しいけど、それよりもここにあるゲームはもう遊び尽くしちゃったし、何より対戦相手が変わらないのがなんていうか…飽きちゃったというか」

王馬「じゃあ対戦相手が変わらなくても熱い勝負が出来るように、賭けでもする?」

最原「えぇっ…賭け…?」

最原「お金は持ってないから…、モノクマメダルでも賭けるの?」

王馬「別にモノクマメダルでもいいけどさ、勝った人の言うことを何でも聞くって方が燃えない?」

最原「うわ絶対嫌だな…」

679: ◆k6xhNpU36A 2017/04/27(木) 21:47:37.61 ID:VxKYSYOL0
王馬「何でもって言っても、お互いのアイデンティティーに反しない範囲の命令なら良いんじゃないの?」

王馬「例えば『探偵やめて』とか『帽子取って』とかそんなことはオレは言わないよ」

最原「うーん…、それならいいかな…」

最原「でも普通に勝負しても僕が負けちゃうよね…」

王馬「だから、丁度強さが均衡する程度にハンデあげるよ」

王馬「流石に勝負する前から勝ち負け見えてたらオレもつまらないしね」

王馬「オセロだったら隅2つくらい最初からあげちゃうし、チェスだったら駒落ちでクイーンなしで戦ってあげるよ」

最原「…それ本気で言ってる?」

王馬「うん、これくらいで丁度いいと思ってるよ」

最原(流石に舐められすぎな気がするな…)

最原(でも本人が良いっていうなら…)

最原「王馬くん、君が負けたら豚足食べてもらうからね」

680: ◆k6xhNpU36A 2017/04/27(木) 21:50:35.09 ID:VxKYSYOL0
王馬「え、何で豚足?」

最原「嫌いなんだよね?モノパッドの王馬くんのプロフィールのところにそう書いてあるし…」

王馬「それ嘘だよ?ホントはオレ、豚足大好きなんだよね!」

最原「どうだか…」

王馬「本当だって!だからそんなことに折角の命令使うのなんて勿体無いって!」

最原「まあ、うん…、じゃあ勝ったらその時改めて考えるよ」

王馬「オレ、牛豚鶏だと豚が1番好きなんだよね!」

最原(なんだか必死に感じる…)

最原「じゃあチェスで勝負しようか」

王馬「オッケー!クイーンなしでやるとは言ったけど、ポーンがプロモーションでクイーンになるのは普通にアリでいくからね!」

最原「うん、勿論いいよ」

王馬「よーし、じゃあ勝負!」



下1コンマ 01〜50で最原の勝ち、51〜60でステイルメイト(引き分け)、61〜00で王馬の勝ち

>>0は100扱いです
ステイルメイトに近いほど僅差で決着がついたことになります

681: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/27(木) 21:51:27.10 ID:lCAGqi4To
がんばれ

683: ◆k6xhNpU36A 2017/04/27(木) 21:58:20.09 ID:VxKYSYOL0
最原(流石に僕が余裕で勝った)

王馬「嘘だろ…」

最原(凄い凹んでる…)

最原「流石に僕を舐めすぎだよ、王馬くん」

王馬「あーあ、これで勝てたら次は更にルークも抜いてやろうと思ったのに」

最原(どれだけ舐められてたんだ僕は…)

最原「じゃあ約束だけど…」

王馬「…豚足?」

最原「うーん、そうだな…」

最原(何をしてもらおうか…)



①豚足を食べてもらう

②嘘偽り無く秘密結社のことを教えてもらう

③その他(リクエストどうぞ)


↓1安価

684: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/27(木) 21:59:48.15 ID:/ZOlUbXmo
1

688: ◆k6xhNpU36A 2017/04/27(木) 22:15:03.56 ID:VxKYSYOL0
最原「うん、豚足を食べてもらうよ」

王馬「あーあ、最悪…」

最原「交代の時に東条さんに頼んで、明日作ってもらおうね」

王馬「ていうかこの学園に豚足とかあるの?」

最原「あったよ、厨房で見かけたよ」

王馬「あんのかよ!」

最原「まあ東条さんが料理してくれるんだし、多分美味しいと思うよ」

王馬「くっそー…」

最原「…ちなみにだけどさ、もし僕が負けてたら王馬くんは何を命令したの?」

王馬「あ、気になる?」

最原「そりゃあまあ…」

王馬「じゃあもう1戦して負けてくれたら教えてあげるよ!」

最原「…負けたらそれをやらせるんだよね?」

王馬「当然!」

最原「じゃあ、もうやるわけないだろ」

王馬「ちぇー、つまんないのー」

王馬「じゃあ次は賭けなしでまた駒落ちチェスしようよ」

王馬「次はルーク1つなしでやるよ!」

最原「まあ賭けなしなら…」

最原(そう言って僕らは2戦目を始めた…)



次回 赤松「マッド赤松絶望のデスロード?」最原「もしくは安価でif1章」【ロンパV3】 後編