1: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:11:04.68 ID:aN6p/s8O0
モバP(以下P)「いや・・・特に奈緒を怒らせるようなことをした覚えはないんだが・・・」

奈緒「これだからPさんは・・・」

ガチャッ

加蓮「おーっと、何この雰囲気?」

P「お疲れ、加蓮。いやなんか奈緒が俺に怒ってるみたいなんだが理由が分からなくて」

加蓮「うわー、分からないって堂々と言っちゃうのってどうなの」

奈緒「そうだぞ(ジトー」

P「だって本当に思い当たることが無いし・・・」

加蓮「プロデューサー、本当に分かってないみたいだし教えてあげたら?多分教えてあげないとプロデューサーずっと悩んだままだよ?」

奈緒「約束しただろ・・・」

P「約束?」



※初SSなので誤字脱字があっても許してほしいでごぜーますよ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499832664

引用元: 神谷奈緒「なんであたしが怒ってるか分かるか?」 



2: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:14:38.95 ID:aN6p/s8O0
奈緒「ほら!あたしが仕事行く前のこと!」

P「ん?仕事に行く前・・・?」

加蓮「プロデューサー、そんなに思い出せない?」

P「約束した覚えなんて無いんだよなあ・・・」

奈緒「Pさんにとって私はその程度の存在だったんだな・・・・」

P「待って待って、俺は奈緒が大好きだし大きな存在だと思ってるって!」

奈緒「うぇっ!?///////」

P「奈緒の顔が茹蛸みたいに・・・」

加蓮「むー・・・」

ゲシッ

P「いってぇ!加蓮!なんで俺の脛を蹴った!」

加蓮「ふーんだ」

4: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:20:45.27 ID:aN6p/s8O0
奈緒「Pさんは女心を分かってないんだよ....」

加蓮「そーだそーだ!」

P「仕方ねーだろ!この仕事に就くまで異性とここまで関わること無かったんだから!」

奈緒「開き直った・・・ん?でもそういうことはつまり・・・?」

加蓮「彼女がいたことはない・・・!」

P「悪いか!彼女がいたことが無くてぇ!」

加蓮「いやいや全然悪くないよ。・・・むしろ嬉しいかなー(ボソッ」

P「嬉しいってどういうことだよ」

加蓮「ありゃ、聞こえてたか。まあほら、私プロデューサーのこと好きだし」

奈緒「あーっ!抜け駆けした!!」

5: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:26:36.29 ID:aN6p/s8O0
P「ぶっちゃけ言われんでも知ってた」

加蓮「えっ気付かれてたの!?」

P「悪い。プロデューサーとアイドルが付き合うのはまずいかなと思って鈍いフリしてた」

奈緒「えっ・・・じゃああたしの気持ちも」

P「薄々とは」

奈緒「あっ・・・Pさんのこと好きだってこと遠回しに伝えちゃった・・・/////」

加蓮「ここまで素直な奈緒、珍しくない?」

P「ツンの霊圧が消えた・・・」

奈緒「何だよそれ・・・あたしがツンデレみたいじゃないか」

P・加蓮「「いやツンデレだろ(でしょ)」」

奈緒「」

6: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:32:44.10 ID:aN6p/s8O0
P「で、奈緒が怒ってた理由ってなんだったんだよ」

加蓮「確かに、私も気になるなー」

奈緒「はあ・・・アレは私が仕事に行く前・・・」

7: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:33:43.73 ID:aN6p/s8O0
~回想・4時間前~

ちひろ「ただいま、プロデューサーさん。薫ちゃん連れて帰ってきましたよ」

P「ほんとすみませんちひろさん・・・手を離せなくて代わりに行かせてしまって」

ちひろ「いいんですよ、困った時はお互い様です」

薫「せんせぇ!ただいま!かおる、お仕事頑張ったんだよ!」

P「おー、薫おかえり。頑張った子にはご褒美あげないとな」

ナデナデ

薫「せんせぇのなでなで気持ちよくて好き!」

P「ハハッ、そう言われると撫でがいがあるなぁ」

奈緒「・・・・(ジー」

P「ハハッ、奈緒にめっちゃ見つめられてますわ」

薫「奈緒さんも撫でられたいんだよきっと」

8: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:41:31.92 ID:aN6p/s8O0
奈緒「えっ・・・あっ・・・そ、そういうk」

P「奈緒に限ってそれは無いって」

奈緒「・・・・いや、撫でられてみたいなーって」

P「マジで・・・?」

奈緒「うん。あたし、これから仕事だからさ・・・帰ってきたら・・・その、撫でて」

P「奈緒ってこんな素直だったっけ・・・?まあ、分かったよ」

奈緒「・・・じゃあ、行ってくるから」

P「お、おう。気を付けてな」

ちひろ「プロデューサーさん、これ追加の書類です(ニッコリ」

P「えっこんなに」

ちひろ「私が迎えに行っている間、私が出来なかった仕事です」

P「鬼!悪魔!ちひろォ!!!」

~回想終了~

9: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:49:13.87 ID:aN6p/s8O0
P「俺みたいなオッサンにそんな撫でてもらいたいのか・・・じゃあ俺の左側に寄って」

加蓮「やった!頼んでみるもんだねー(グッ」

ナデナデ

加蓮「うっわ、想像以上・・・」

P「なんだこれ。右で奈緒を撫で、左で加蓮を撫で・・・」

奈緒「凛が今日オフで良かったなあ」

加蓮「だねー、凛がこんな光景見たら嫉妬で怒り狂っちゃうかも」

P「あー、凛ねー・・・確かに見られたら怖いわ」

奈緒「そういやさっき、埋め合わせするって言ってたよな?」

P「ああ、言ったけど」

11: ◆tu/jdK0aRg 2017/07/12(水) 13:51:40.13 ID:aN6p/s8O0
奈緒「じゃあさ、今度Pさんと休みが合う日!どっか連れてってくれよ!」

P「奈緒も人気アイドルなんだからこんなオッサンと出歩いてたらまずくない?」

奈緒「大丈夫だって!ちゃんと変装するから!それでも・・・ダメか?」

P「上目遣いは反則だろ可愛すぎかよ行こう、どこでも連れてってやる」

加蓮「奈緒も奈緒だけど、プロデューサーも奈緒に甘いよねー」

P「可愛いは正義」

奈緒「えへへっ」


この後、「暇だから」という理由で事務所に来た凛にこの光景を目撃され、
案の定なでなでを要求されて撫ですぎで腱鞘炎になったとか・・・


おわり