1: 名も無き被検体774号+ 2014/01/15(水) 19:58:59.34 ID:nU/G/VY00
先輩「妹ちゃん相変わらず可愛いよねー」

妹「そ、そうですか・・・?」

先輩「今日さ!一緒に遊びに行こうぜ?」

妹「え、え?私ですか?でも私遊びとかよく・・・」

先輩「いいから行こうぜー」グイグイ



男「あれ?妹?」

妹「お兄ちゃん!!」タタ

先輩「・・・妹ちゃんのお兄さん?」

男「そうですけど。どうしました?」

先輩「妹ちゃんに遊び誘ってたんだけどさぁ、何か嫌われてるみたいで」

男「別に嫌われてるわけじゃないと思いますよ」

男「なぁ?人見知りなだけだよな」

妹「・・・」

引用元: 妹「お兄ちゃん助けて・・・・・」 



妹さえいればいい。 Blu-ray BOX 上巻
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2: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 19:59:35.61 ID:nU/G/VY00
自宅

妹「最悪じゃない?あの誘い方?一緒に遊ぼうぜーって」

妹「私はチャラ男に引っかかる女じゃないって!」

妹「大体あいつ馴れ馴れしいんだよねーいつもいつも」

妹「何かと話しかけてきて。仲良しとでも思ってんのかな?」

妹「冗談!あんなチャラ男」

妹「あーあ。今日も学校疲れたー」

妹「ん、ちょっとお兄ちゃん?聴いてる?」

男「う、うん」

妹「聴いてるなら相槌くらいうってよ!気が利かないなぁ」

5: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:01:14.56 ID:nU/G/VY00
男「ご、ごめんな」

妹「うんうん謝るなら、まぁいいけど」

妹「でもお兄ちゃん優しいけど気が利かないんだよね」

妹「あ、お兄ちゃんのことは好きだよ?でもね今日だってほら」

妹「どう見ても私迷惑がってたじゃない?」

妹「なのにお兄ちゃんったら先輩と仲良く話しだすんだもん」

妹「私に気を使って、ああいう場はさ・・・」

男「わ、わかったから!少し落ち着けって」

妹「・・・」

妹「わかった。ごめんなさいお兄ちゃん」

6: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:02:07.74 ID:nU/G/VY00
妹「感謝はしてるよお兄ちゃん。いつもありがとうね」

男「おう。お安い御用だ」

男「変な男子に絡まれてたらまた助けるぞ」

妹「・・・そ、それって」

男「ん?」

妹「・・・もしかしてお兄ちゃんやっぱり嫌なの?ああいうの」

男「?」

男「ああいうのって何さ」

妹「うわ!やっぱりだ!惚けちゃってぇ!」

男「?」

7: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:03:04.81 ID:nU/G/VY00
妹「私が他の男子と遊んだりするの嫌なんだ!?」

妹「うわーシスコンだーシスコン!」

男「いや、俺は遊ぶこと自体は別に・・・」

妹「嘘だー」

妹「お兄ちゃんは本当ヤキモチ焼きだから困っちゃうなぁ。本当私はいつも苦労してるよ」

男「なんでヤキモチ何か焼くんだよ」

妹「はいはい。わかったわかった。わかったよ」

妹「あんまり必死だと余計ね?ほら・・・ふふ」 ニコニコ

男「・・・」

男「・・・はいはい」

9: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:04:04.30 ID:nU/G/VY00
次の日

登校

妹「お兄ちゃん準備遅ーい」

男「ごめん・・・でもほら、いつもの時間には間に合っただろ?」

妹「そうだけど、私今日はいつもより早く出たかったの」

妹「お兄ちゃん朝起きるのは早いのに準備するのは随分遅いね」

妹「男の人なんてぱぱ!っと服着るだけじゃないの?お化粧してる訳じゃないしさ」

妹「それに髪だってお兄ちゃん、まともにセットしてるわけじゃないじゃん」

妹「・・・ってあれ?よくみると髪の毛がテカってる?」

男「うるさい・・・」


先輩「おーい妹ちゃーん」

妹「」ビク

10: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:05:06.21 ID:nU/G/VY00
先輩「おはよう!妹ちゃん!」

妹「お、お、おはよう・・・です」

男「おはようございます。先輩」

先輩「おう、おはよう」

先輩「俺さ、今日妹ちゃんいるかなー?って思ってこの時間に来ちゃった」

妹「え・・・わ、私のこと待ってたんですか?」

先輩「おう」

妹「ええ」ビク

先輩「一緒に学校行こうぜ」

男「いいですね。行きましょう」

妹「えええ」

11: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:05:57.41 ID:nU/G/VY00
妹「お、お、お兄ちゃん・・・」クイクイ

男「?どうした」

妹「わ、わ、私・・・その・・・」ゴニョゴニョ

男「ん?」

妹「あの・・・えっと」ゴニョゴニョ

先輩「どしたのー?妹ちゃん?早く学校行こうよー」

妹「え!・・・あ・・・」ビク

妹「わ、わ、私その・・・その・・・」ゴニョゴニョ

先輩「どうしちゃったんだよ妹ちゃーん」

妹「う、うう・・・」

男「・・・」

13: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:07:06.86 ID:nU/G/VY00
男「あの、先輩・・・」

先輩「何?」

男「ちょっと妹具合悪いみたいで」

先輩「具合!?大丈夫?」

妹「・・・」

男「あ、だからその・・・先に行っててくれませんか?」

先輩「先にって、俺も心配なんだけど」

男「ほ、ほら、妹人見知りなんで家族の前じゃないと・・・みたいな」

先輩「・・・」

先輩「まぁおっけ。わかった」

先輩「じゃあなー妹ちゃん!先行ってるから」

妹「は、はい」

15: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:09:13.76 ID:nU/G/VY00
妹「き、気持ち悪い!気持ち悪い!!」

妹「何?待ってた?待ってたって!?」

妹「ストーカーじゃん!お兄ちゃんすぐに助けてよ!」

妹「大体何ですぐ追い返さなかったの!?」

男「お、落ち着け妹」

妹「落ち着いてるの!!私は落ち着いてる!!!」

妹「とにかく!とにかくお兄ちゃん!私のこと守って!」

妹「何ですぐに追っ払わないのさ!あーもう!!!」

妹「昨日嫌だって言ったのに!!!」ガシ

男「わかった、わかったから・・・落ち着いてって」

16: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:09:55.81 ID:nU/G/VY00
妹「はぁ・・・はぁ・・・」

男「もう大丈夫そう?」サスリサスリ

妹「うん・・・ありがとう。お兄ちゃん」

男「そっか。学校行けそう?」

妹「無理」

男「こら」

妹「・・・だって」

妹「学校行ったらお兄ちゃんいなくなる」

男「同じ建物の中に入るじゃん」

妹「そんな屁理屈嫌い」

男「嫌いってお前ね」

17: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:10:27.42 ID:nU/G/VY00
男「また怖くなったらいつでも助けるからさ」

男「着信くれ」

妹「着信入れたら来るの?」

男「おう」

妹「授業中でも?」

男「うん」

妹「移動教室とかでも?」

男「もちろん」

妹「・・・」

妹「じゃあ・・・わかった」

18: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:10:58.10 ID:nU/G/VY00
男「そっか偉い偉い」ナデナデ

妹「・・・そう?偉い?」

男「うん。聞き分けのある良い子だ」

妹「本当?私良い子?」

男「うん」

妹「そう?そう?」

妹「いい子なの?じゃあもっと褒めて!」

男「はいはい偉い偉い」ナデナデ

妹「ふふ・・でしょ!偉いでしょ?」

妹「私頑張るよ!」

男「おう頑張れ」

19: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:11:28.51 ID:nU/G/VY00
妹「おはよ」ガラ

妹友「おっはー妹ちゃん」

妹友2「あ、妹!昨日のテレビ見た?あのドラマ超面白かったよね」

妹「わ、私ドラマとかあんまり見ないから」

妹友2「えードラマ見ないの?」

妹友「私も思った。妹ちゃんっドラマとか見て泣いてそうな印象あったのに」

妹「え、ええ・・・そんな印象だったの?」

妹友2「私とか逆にドラマなかったら絶対毎日つまんないわ」

妹友2「依存症だ依存症ーぎゃはは」ケタケタ

妹「あ、あはは」

20: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:14:52.79 ID:nU/G/VY00
妹友「妹ちゃんって普段何してるの?」

妹友2「あ、そういえば気になるわ私も」

妹「普段かぁ・・・うーん」

妹「家事手伝いとか?」

妹友2「何それ・・・自分で洗濯したりとかってこと?」

妹「うん。アイロンもかけるよ。たたんでタンスにも入れる」

妹友2「めっちゃ大人じゃん」

妹友「大人って何さ・・・」

妹「ふ、普通だよ?楽しいし」

妹友「家事手伝いって、どのくらいの範囲をするの?」

妹友「一日中してるわけじゃないでしょ?まさか」

妹「は、範囲?全部だけど・・・」

妹友「全部?」

21: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:15:46.74 ID:nU/G/VY00
妹「うん。全部」

妹友「ご飯とかも作ってるの?」

妹「うん」

妹友2「妹は花嫁修業中?」

妹友「あはは。茶化しすぎでしょ」

妹「うん」

妹友「え?」

妹「あ!・・・け、結構楽しいよ!」

妹友「妹ちゃんって家庭的なんだね」

妹友2「やまとなんちゃらだねー」

妹「あはは・・・」

22: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:17:46.52 ID:nU/G/VY00
下校時

男「ごめん今日はバイトだから一緒には帰れないわ」

妹「はぁ?マジありえない!一緒に帰ってよ」

男「んなこと言ってもさ、サボるわけにもいかないじゃん」

妹「いや!本当ないわ!ない!」

妹「じゃあバイトなんかやめてよ」

妹「私のこと守るんでしょ!?助けるんでしょ!?」

男「・・・学校だぞ?大な声だすな」

妹「あ、あ!」

妹「うん・・・」シュン

男「・・・」

25: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:20:53.27 ID:nU/G/VY00
男「しょうがないでしょ?バイトのシフト入れちゃってんだから」

妹「う、う、うー・・・」

妹「でもでも!今朝一緒にいるって!」

妹「だからお兄ちゃんは!」

男「お前に何かあったときは行くよ」

男「だからほら・・・いいっしょ?」

妹「う・・・」

妹「・・・」

妹「・・・わかったご飯作って待ってる」

男「おう」

27: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:23:31.96 ID:nU/G/VY00
男「遅れましたー」ガチャ

後輩「いいご身分じゃん遅刻なんてさ。今来たのは社長さんかな?」

男「うるせー・・・」

後輩「あ、社長じゃなくて男か」

後輩「ギリギリに来ていい身分だねー私なんかと違ってご立派だなー」

男「別に遅れてるわけじゃないから」

先輩「遅れてないから良いわけじゃないでしょ?10分前出勤って常識」

先輩「入ったとき言われなかった?」

男「メンドくさいなお前。悪かったって言ってるでしょ」

先輩「遅れたのは男なのに、いじけるんだ!?女々しい奴」

男「いじけてないって。面倒くさいだけで」

28: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:25:23.00 ID:nU/G/VY00
男「終わった終わった」

後輩「男も今上がりなの?」

男「あれ、後輩も?」

後輩「こいつと一緒に上がりかと思うと吐き気がする」

男「お前悪口ばっかなのな」

後輩「そうだよ」

男「そうなの?」

後輩「男限定だけど」

男「俺のこと嫌いなの?」

後輩「男には人に悪口を言わせる事のできる才能があるんだね。きっと」

男「ああ言えばこう言うな」

30: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:26:49.78 ID:nU/G/VY00
男「ていうかお前って今何歳なの?」

後輩「・・・・知ってどうするの?」

男「そういやよく話すのに俺ってお前のこと何も知らないなって」

男「お前って中学生?」

後輩「あーあ。バカの相手はこれだから嫌だよ」

後輩「中学生がバイト出来る訳ないじゃん」

男「そう言われてみれば・・・そっか」

後輩「たぶん男よりも一個下だよ」

男「ふーん」

男(妹と同い年か。じゃあ妹の事とか相談できるかな?)

31: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:29:14.94 ID:nU/G/VY00
男「・・・」

後輩「何?人に年聞いて黙りこくって」

後輩「まさか変なこととか考えてないよね?」

男「は?」

後輩「何?は?って・・・わざとらしすぎじゃない?」

男「何を演技する必要があるのさ」

後輩「絶対気持ち悪いこと考えてて」

後輩「あーあー本当気持ち悪い。何でこんな人と同じ空気吸ってるんだろう私」

男「いや辛辣すぎでしょ」

32: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:31:51.04 ID:nU/G/VY00
男「俺に妹いるんだけどさ」

後輩「急に何?そんなん知らないけど」

後輩「ていうか別に知りたくもないし」

男「・・・」

男「お前と同い年なんだよ」

後輩「うわ・・・勝手に話進めてる・・・キモ」

男「いや聞いてよ」

後輩「・・・ふーん。で?」

男「それでさ実は妹のことで少し悩みがあって」

後輩「それが、私と何の関係が?もう帰りたいんだけど」

男「・・・」

34: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:34:13.56 ID:nU/G/VY00
男「話を聞いてよ。ほら飲み物奢るから」

後輩「私のこと誘拐する気?警察行きなよ」

男「真面目に聞いてくれ」

後輩「あと私ジュースはコーラしかのまないから」

男「おっけ。用意しておく」

後輩「ゼロの方じゃないよ?」

男「わかったわかった」

男「それでお前と妹は同い年だから相談したくてさ」

後輩「妹さんのこと?」

男「そうそう」

36: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:36:21.81 ID:nU/G/VY00
後輩「本当年下に頼って情けない」

後輩「あーあ。本当に男ってダメな人なんだなぁ」

男「そこまで言うなよ。ほらコーラなコーラ」ス

後輩「ん・・」

後輩「まぁ少しだけなら」

後輩「で?何だっけ」

後輩「ああ妹さんの事だっけ?」

男「うん。そのことなんだけどさ」

prrr

男「ん・・・」

男(妹からメール?)

38: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:37:06.40 ID:nU/G/VY00
男「うわ、怒ってる」

後輩「あはは。やっぱ男っていろんな人から怒られてんだね」

男「違うから。妹から来たメール」

男「帰り遅いって怒ってる」

後輩「は?妹さんって私と同い年だよね?」

男「そうだよ」

後輩「それで男が帰ってくるの遅いって怒ってるの?」

男「まぁ・・・」

後輩「ブラコン?」

男「どうなんだろ」

39: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:42:05.35 ID:nU/G/VY00
後輩「それで男は妹さんの言うこと聴いてる感じ?」

男「うん」

後輩「何で?」

男「だって何かかわいそうじゃない」

後輩「男ってあれだよね。将来子供とか作ったら甘やかしまくってさ」

後輩「子供には好かれても育成失敗しそうな典型例みたいな人じゃない。うっわダサ」

男「うるせ。お前に俺の気持ちがわかるか」

後輩「にしてもさ門限守れって・・・」

後輩「妹ってそんなオカンみたいな感じなんだ。一人っ子で良かったなぁ」

男「オカンって・・・」

41: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:45:47.38 ID:nU/G/VY00
男「ただいま」ガチャ

ダッダッダッダ

妹「遅い遅い遅い!」

妹「今何時だと思ってるの!?ずっと待ってたのに!遅いよ!」

男「とにかく一旦落ち着こう」

妹「落ち着いてる!!!」

男「ああ、そう・・・」

妹「何で?何やってたの?」

妹「私シフトの時間知ってるんだよ?」

妹「遅いよね?今、チョッキしたらもう30分前には帰って来てもおかしくないよね?」

男(後輩と話してたのは10分くらいだったんだけどな)

42: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:49:15.55 ID:nU/G/VY00
妹「私ずっと待ってて・・・」

妹「お兄ちゃんが帰った頃に出来立てになるようにって・・・」

妹「なのに待っても待っても待っても帰ってこない!」

妹「お兄ちゃんが帰ってくるのずっとずっと楽しみにしてたのに!!」

男「はぁ・・・」

妹「何でため息つくの!!」

妹「ひどい!わ、わ、私傷ついてるの!」

妹「それなのに、お兄ちゃんはぁ!」

男「・・・」

男(これはやっぱり普通とは違うよな?)

43: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:50:20.31 ID:nU/G/VY00
男「あれご飯今日シチューなんだ」

妹「無視しないで」

男「へぇよかった、俺ちょうど暖かいものが食べたかったんだよ」

妹「・・・」

妹「そ、そうなの・・・?」

男「うん。嬉しいなぁ。ありがとう」

妹「・・・」

妹「・・・う、うん」

妹「あのね」

男「何?」

妹「こ、これ、お兄ちゃんが好きなサツマイモもはいってるの」

44: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/15(水) 20:52:22.27 ID:nU/G/VY00
男「おお!やった。好きなんだ」

男「ありがとな妹」

妹「う、嬉しいの?」

男「おう。とっても」

妹「そ、そうなんだふーん」モジモジ

妹「ま、まぁいつもお兄ちゃんのために作ってるんだし」モジモジ

妹「当たり前だよ・・・うん」モジモジ

妹「・・・あ、それなのにお兄ちゃんは」

男「悪かったって」

妹「んー・・・」

妹「まだ怒ってるからね私」

男「あはは。ごめんごめん」

52: 名も無き被検体774号+ 2014/01/15(水) 21:24:51.81 ID:CukEwuMM0
実際

先輩「妹ちゃん相変わらず可愛いよねー」

妹「そ、そうですか・・・?///」 ポッ

先輩「今日さ!一緒に遊びに行こうぜ?」

妹「え、え?私ですか?でも私遊びとかよく・・・」 (遊び慣れてない感出してポイントGETだぜウェーーーイ!!!)

先輩「いいから行こうぜー」グイグイ



俺「あれ?い、妹?…ウヒッ」

妹「うわクソ兄貴キモこっちくんな」

先輩「・・・妹ちゃんのお兄さん?」(全然似てないな…)

俺「そそそうですけどぉ…。フヒッ…ど、どうしましたぁ…?」

先輩「妹ちゃんに遊び誘ってたんだけどさぁ、何か嫌われてるみたいで」

俺「別にデュフ嫌われてるデュフわけじゃデュフッないと思いますよデュフフフォカヌポォ…」

男「な、なあぁ…?人見知りなだry」

妹「キモいから話しかけないでくれる?ね、先輩あっちいこ?もうあんな奴に関わらなくていいからね!」スタスタ

69: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/18(土) 15:45:44.49 ID:4cbf4GWH0
妹「それでね!これ!見て!」

男「えー何々?」

妹「凄いよーお兄ちゃんきっと驚くだろうなー」

妹「何とねーじゃじゃーん!今日はパンも作ったんだ!」

男「パン?」

妹「うん!前買ったホームベーカリーでパン焼いたの!」

妹「このパンでシチュー食べて?お兄ちゃんシチューにご飯はいやな人でしょ?」

妹「ふふ、偉いでしょ!私偉いでしょ!?」

男「おお、そこまでしてくれたのか。どうも」

72: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 15:48:47.19 ID:4cbf4GWH0
妹「そうだよ。私頑張ったんだから!」

男「そうだな偉い偉い」ナデナデ

妹「そう?そう?偉い?」

男「うん。偉い偉い」ナデナデ

妹「そうだよ!そうなの!」

妹「お兄ちゃんの事考えてるの!偉いんだよ!」

妹「あ・・・それなのにお兄ちゃんは今日・・・」

妹「うー・・・」

妹「・・・」

男「・・・」

男「ほ、ほら!早く食べよう」

73: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 15:50:48.47 ID:4cbf4GWH0
男「そろそろ寝ようかな」

妹「えー!」

妹「もうちょっと起きてようよー!遊ぼうよー!」

男「でもさ、もう深夜じゃん」

妹「お兄ちゃんが早く帰ってきてたら夜遅くならなかったよ?」

男「あはは・・・」

妹「だからもっと遊びたいー!」ジタバタ

男「だめだめ。遅刻するじゃん。」

妹「えー・・・でも」

妹「あ、そうだ!じゃあさ一緒に寝ようよ」

男「え?」

74: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 15:52:54.90 ID:4cbf4GWH0
妹「お兄ちゃんと寝るの久しぶりねー」

男「そう言われてみると、そうだな」

妹「なにして遊ぶ?」

男「しりとりとか?」

妹「・・・」

男(あ、さすがに子供っぽくて馬鹿にされたとか思ったかな・・・)

妹「うん!いいよー!」

妹「私しりとり強いよ!動詞とかは、なしだからね!」

男「・・・」

男「おう望むとこだ」

75: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 15:55:57.77 ID:4cbf4GWH0
妹「もーまた『す』?」

男「そうだよ」

妹「もう『す』なんてない・・」

妹「う、うー・・・」

妹「あ!あ!合った!」

男「何?」

妹「酢!」

妹「お兄ちゃん間抜けだなぁ」

妹「自分で作った『す』の地獄に自分が落ちて!」

男「じゃあ『スイス』」

妹「あーーー!!!」ガバ

男「うわ!襲ってくるな」

77: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:02:00.91 ID:4cbf4GWH0
後輩「ねぇ男」

男「何だ?」

後輩「今日これから用事あるの?」

男「用事がなかったらなんだよ?」

後輩「はぁ?何その言葉遣い。男の癖に生意気」

男「わかったから早く用件を言えよ」

後輩「いや。男に命令されたくない」

男「・・・じゃあもう帰っていいか?」

後輩「だめに決まってんじゃん」

男「・・・」

79: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:06:47.27 ID:4cbf4GWH0
後輩「まぁほら、私携帯電話買い換えたいんだけど」

男「で?」

後輩「私あんまり詳しくないんだよね。こういうの。」

男「おう、そうか」

後輩「はぁ。やっぱり鈍感というか馬鹿」

男「な、何がだよ」

後輩「この時点で普通気がつかない?察しが悪いなぁ本当」

男「だから何の話してるんだよ・・・」

後輩「私に付いて来て一緒に選んでよ」

男「は?何で?」

後輩「どうせいっつも暇でしょ?」

後輩「だから私に付いて来ても良いって言ってんの」

男「・・・」

80: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:10:08.68 ID:4cbf4GWH0
男「ていうかショップは今の時間に行っても直ぐしまっちゃって選ぶ時間ないと思うぞ」

後輩「え?そうなの」

男「いや普通に考えてわかるじゃん」

後輩「・・・何?得意げになって?あーやだやだ」

後輩「自分のほうがちょっと知識あると思ったら自慢げになってさ」

後輩「年上の癖に落ち着きないよホント。器もちっちゃいし」

男「おまえなぁ」

後輩「・・・」

後輩「・・・本当は嘘言ってるんじゃないの?私と行くのが嫌で」

男「は?」

81: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:13:29.41 ID:4cbf4GWH0
後輩「そうならハッキリ言えばいいじゃん」

後輩「時間のせいにしてないでさ」

後輩「私に気でも使ったの?残念でした。私はそんなのわかっちゃうんだから」

男「いや話を一人で進めるなよ。別にお前と一緒に行くのは嫌じゃない」

後輩「は?・・・嘘言わないでよ。また気を使おうとして」

男「本当に嫌じゃないって」

後輩「・・・」

後輩「・・・ほ、本当?」

男「うん」

後輩「嘘だよ。だって、私いつも男に酷い事とか言ってるし・・・」

男「・・・」

男(自覚あるなら治せよ)

82: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:16:43.67 ID:4cbf4GWH0
後輩「はい!やっぱ嘘!確定!」

男「確定するなって。本当だから」

男「お前と買い物行くのは楽しそうだ」

後輩「・・・ふ、ふーん。そう?」

男「おう」

後輩「・・・じゃ、じゃあ今週の休日」

男「ん?」

後輩「私の買い物付き合ってよ」

男「それは・・・」

後輩「何?まさか断るの?私にさっきあんなこと言っておいて」

後輩「はいはい。やっぱりお世辞というか気を使っただけなんでしょ?あーキモ」

男「・・・そう言う訳じゃないんだけどさ」

83: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:21:07.81 ID:4cbf4GWH0
男「いや、妹がさ・・・」

後輩「?」

後輩「妹さんが何か関係あんの?」

男「だから、その・・・」

男「妹と休日は一緒に遊んでるからさ・・・」

後輩「・・・うっわ」

後輩「何それ・・・男も対外シスコン」

男「う・・・」

後輩「私に相談してるでしょ?妹さんのこと」

男「・・・してるけど」

後輩「男のそういうところも問題なんじゃないの?」

84: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:24:28.75 ID:4cbf4GWH0
後輩「自分でも言ってたでしょ?」

後輩「男もそうやって構ってあげすぎ」

男「それは・・・まぁ」

後輩「じゃあ決定だからね」

男「い、妹になんて言えば?」

男「休日出掛けるなんて、殆どないから」

男「もしかした怒るかも・・・」

後輩「本当のこと言えば良いんじゃないの?」

後輩「お兄ちゃんはとっても可愛い女の子と遊びに行くよ!って」

男「は?何が?」

後輩「・・・うっさい」

86: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:26:53.07 ID:4cbf4GWH0
妹「ダメだよ。ダメに決まってるじゃん。お兄ちゃん。」

妹「何で?何でそんなこと聞くの」

妹「聞くまでもないよね?ダメ。もちろんダメ」

妹「ていうかさ、そんなこと私に聞くまでに考えられるよね?」

妹「私に聞くまでもない・・・その場で断るのが普通」

男「い、いやそう言っても、もう約束しちゃったしさ」

男「だから、まぁしょうがないんじゃないかなぁって」

妹「・・・じゃあ破って」

男「・・・」

男「約束を破れってこと?」

妹「うん。そう。そうだよ。」

87: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:30:17.12 ID:4cbf4GWH0
男「い、いや、ただのバイトの友達だから」

妹「ふーん。それで?」

男「それで・・・って」

妹「私にとってその人がただの友達だろうが、凄い友達だろうが関係ないの」

男「凄い友達?」

妹「だって、だって休日は何時も私と遊んでたのに」

妹「何で今頃になってそんな事言いだすの?」

男「今頃も何も、バイトの友達と約束しただけだから」

男「別にさ深く考えることは・・・」

妹「え?え?」

妹「ちょっと待って?お兄ちゃんおかしいよ?」

88: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:35:40.30 ID:4cbf4GWH0
妹「さっきから言い方が変だよ」

男「言い方って?」

妹「うん。きっと私の誤解なんだけどね?」

妹「まるでお兄ちゃんが遊びに行きたいみたいに聞こえるの」

男「う・・・」

妹「行きたいの?そう聞こえるよ?行きたいように聞こえる」

妹「お兄ちゃん違うよね?行かないよね?」

妹「わ、私そう聞こえるんだけど、誤解だよね?」

妹「私と一緒にいるんだよね?」

男「・・・」

89: 名も無き被検体774号+ 2014/01/18(土) 16:37:42.48 ID:4cbf4GWH0
妹「な、何で黙ってるの?お兄ちゃん?」

妹「お兄ちゃん私のこと不安にさせないでよ」

妹「ほら!お兄ちゃん!安心させてよ」

妹「お兄ちゃん。無理やり誘われただけでしょ?」

妹「だって私が一番なんだもんね?ね?」

男「・・・」

妹「わ、わ、私だって、もちろんお兄ちゃんが一番だよ?うん」

妹「だからお兄ちゃん私のお願いすること聞いてくれるよね?」

妹「わ、私に意地悪しないよね?ね?」

男「・・・」

124: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 10:57:40.64 ID:nV4Zxmzz0
男「ふぅ・・・待ち合わせ場所に着いたけど」

男(後輩どこに居るんだ?場所はあってると思うけど)

後輩「ちょっと男」

男「ん?」

後輩「何無視してんの」

男「・・・」

男「後輩?」

後輩「は?それ以外に何かある?」

男「い、いや」

男(こいつ後輩か。服装違ってわからなかった)

男(てかバイトの制服以外って、そう言えばあんまり見たことなかったな)

125: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:00:47.16 ID:nV4Zxmzz0
後輩「ちょっと何?考え込んで」

男「い、いやちょっとな」

後輩「また気持ち悪いこと考えてるんじゃないの?」

男「・・・違うよ」

後輩「どうだかねー男キモイから」

男「・・・」

男(この感じはやっぱ後輩だ)

男(でも後輩童顔で背勝ちっこいから私服だと中学生みたいだな)

後輩「ニヤニヤしないで。あーきもいなー」

126: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:02:48.46 ID:nV4Zxmzz0
男「というか、もういたのか?早いな」

後輩「はぁ?男が遅すぎなだけだけど?」

男「5分前に来たんだが・・・」

後輩「10分前行動は基本でしょ?」

後輩「本当トロくさいなぁ」

男「バイトじゃないだからいいじゃん」

後輩「ええ?女の子を待たせて言い訳?」

男「・・・相変わらずだな」

後輩「フン。悪かったわね」

男「まぁ、じゃあ行こうか」

128: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:04:58.06 ID:nV4Zxmzz0
後輩「あ、クレープ」

男「?」

後輩「ん・・・」

後輩「ねぇ男先輩」

男「急に先輩扱いして、何?」

後輩「可愛い後輩にクレープくらい奢ってよ」

男「クレープ?」

後輩「うん。クレープ」

男「お前そんなものが好きなの?女の子みたいじゃん」

後輩「・・・」ギロリ

男「あはは・・・」

129: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:07:20.53 ID:nV4Zxmzz0
男「わかったよ」

男「年上の甲斐性みせてやる。何がいいの?」

後輩「あ、いいんだ。懐広いじゃん。見直したよ」

後輩「じゃあー・・・チョコバナナ!」

男「お、王道じゃん」

後輩「うん・・・甘くておいしいから好き」

男「俺はどうしようかな」

後輩「男ってクレープとか食べるんだ。うっわ」

男「お前が食べようって言ったんだよな?」

130: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:10:47.24 ID:nV4Zxmzz0
男「何かさ」

後輩「耳障りだからしゃべらないで」

男「・・・」

男「こうやってクレープ食べながら歩くってデートみたいだな」

後輩「は、は、はぁ!!!?」

後輩「なな何?デートじゃない!」

後輩「キモ!キモキモ!!」

男「いや、言ってみただけだから」

後輩「じゃあ二度といわないで!」

後輩「せっかくのクレープがまずくなるじゃん・・・」モグモグ

男「相変わらず辛らつだな」

131: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:14:31.96 ID:nV4Zxmzz0
後輩「モグモグ」

男「お前うまそうに食うな」

後輩「悪い?」

男「そんなこと言ってないじゃん」

後輩「じゃあクレープに集中したいから黙ってて」

男「・・・」

男「なぁ一口くれよ」

後輩「ぶ!!」

男「汚ねぇ!口から生クリーム飛ばせとか言ってないぞ」

後輩「違う!あまりのキモさになっただけ!」

後輩「大体何で男と私がそんなことしなきゃいけないの!?」

後輩「男がそういうのに憧れるのは勝手だけど」

後輩「私に押し付けないでもらえます?あーやだやだ」

男「・・・」

132: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:16:38.93 ID:nV4Zxmzz0
男「着いた。以外に近かったな」

後輩「私は男のセクハラでクタクタ」

男「セクハラ?」

後輩「あーもうまだ鳥肌が収まってないよ」

男「セクハラって・・自意識過剰だな」

後輩「自意識過剰?何言ってるの?どうせアンタが」

男「あ、もういいです」

後輩「負けを認めるって事?はい私の勝ち」

男「勝ちって・・」

133: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:19:16.55 ID:nV4Zxmzz0
男「あっさり決めたな。携帯」

後輩「うん。カタログ見て決めてたからね。ある程度」

男「?じゃあ俺がついてくる必要あった?」

後輩「う」

男「う?」

後輩「・・・そ、そういえば!!」

男「?」

後輩「・・・そいえば妹さんには何て言ったの?」

男「妹?」

後輩「だって、怒られるとかキモイ事言ってたじゃん」

134: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:21:49.27 ID:nV4Zxmzz0
男「遊びに行くだけだから」

妹「わ、私は!?」

妹「お、お兄ちゃん私よりその友達優先するんだ!」

妹「いっつもお兄ちゃんの事私は大事にしてるのにー!!」

妹「許せない許せない!!」

男「はいはい、ごめんごめん」ナデナデ

妹「そ、そういう感じ嫌!」

男「友達と遊んでくるだけだから許して」

妹「だめ!」

135: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:23:59.28 ID:nV4Zxmzz0
男「帰ったら遊んであげるから」

妹「う、うー・・・でもでも」

男「友達とちょっと出かけるだけだし、また帰ってくるし」

妹「・・・」

妹「本当に遊ぶ?」

男「うん。もちろん」

妹「じゃ、じゃあ・・・」

妹「本当はいやだけど、良いよ・・・」

男「そかありがとう!」

妹「本当はいやなんだよ!?」

136: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:26:25.65 ID:nV4Zxmzz0
男「わかってるって」

妹「本当にわかってる?」

妹「お兄ちゃんとっても酷い事してるんだからね?」

男「偉いなぁ妹は」

妹「え、偉い?私偉いの?」

男「うん偉い」

妹「そう?偉い?お兄ちゃん偉いの好きだよね」

男「うん好きだよ」

妹「そっか、そっかそっか!」

137: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:28:32.58 ID:nV4Zxmzz0
後輩「誤魔化さないで言ったんだ」

男「うん。まぁな」

男(女友達とは言ってないけど)

後輩「・・・男さ」

男「ん?」

後輩「・・・今日はその、ありがとね」

男「急に気持ち悪いな」

後輩「茶化すな!」

男「あはは、ごめん」

後輩「もう・・・言って損した」

138: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:30:04.44 ID:nV4Zxmzz0
後輩「誤魔化さないで言ったんだ」

男「うん。まぁな」

男(女友達とは言ってないけど)

後輩「・・・男さ」

男「ん?」

後輩「・・・今日はその、ありがとね」

男「急に気持ち悪いな」

後輩「茶化すな!」

男「あはは、ごめん」

後輩「もう・・・言って損した」

139: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:32:08.79 ID:nV4Zxmzz0
後輩「・・・」

後輩「ねぇ」

男「ん?」

後輩「男ってさ」

男「おう」

後輩「す、好きな人っていたりするの」

男「は?」

後輩「・・・」

男「・・・」

140: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:34:28.51 ID:nV4Zxmzz0
男「あ、あのさ、どういう意味?」

後輩「・・・」

後輩「だから、好きな人とかいるの?って」

男「す、好きって?」

後輩「もう!何で何回言わせるの!わざと?!わざとでしょ!」

男「違うって」

後輩「どうだか」

男「・・・」

男「異性としてってことだよね?」

141: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:37:15.50 ID:nV4Zxmzz0
後輩「わかってんじゃん。キモイ」

男「・・・」

男「いないよ」

後輩「!」

後輩「ふ、ふーん」

後輩「・・・」

男「それで?」

後輩「だ、だから」

男「だから?」

後輩「だからだから・・・だから」

142: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:39:43.07 ID:nV4Zxmzz0
後輩「うう・・・」

男「ど、どうしちまったんだ?何か変だぞ?」

後輩「・・・じゃ、じゃあ言うけど」

後輩「わ、私のこと?どう思ってる」

男「は?」

後輩「も、もしかして!」

後輩「いっつもその、悪口言ってるから嫌い?」

男「おいおい、何だよこの質問」

後輩「ちゃんと答えて!!」

143: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:41:46.76 ID:nV4Zxmzz0
後輩「もしかして嫌いなの?」

男「いや、別に嫌いじゃないけどさ」

男(そう思うなら言うなよ)

後輩「ほ、本当?!嘘じゃないよね?」

男「嘘じゃないけど」

後輩「絶対?絶対だかんね!」

男「?」

男「おう・・・」

144: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:44:02.12 ID:nV4Zxmzz0
後輩「よ、よし!それじゃあ・・・」

男「何なんだよ」

後輩「う、うううう・・・」

男「?」

後輩「好き!!」

男「は?」

後輩「・・・」

男「・・・」

男「あの、後輩?」

後輩「は、はい!」ビク

男「・・・」

男「今の何?」

145: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:46:25.34 ID:nV4Zxmzz0
男「・・・俺に言ったの?」

後輩「う・・・ううう」

後輩「い、言ってない!!」

男「は?」

後輩「あ」

後輩「違う・・・」

後輩「あの、その、そうじゃなくて」アタフタ

後輩「わ、私、そのあ、あああ!」

後輩「す、す、好きなの!男が!」

146: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:48:58.40 ID:nV4Zxmzz0
男「俺が?」

後輩「そ、そう!」

後輩「今日も本当は・・・携帯なんてどうでもよくて」

男「え?」

後輩「その・・・だから、本当は男とお出かけしたくて」

後輩「そして私と・・・その」

後輩「つ、付き合ってほしいっていうか」

後輩「あの・・・」

男「・・・」

147: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:51:07.61 ID:nV4Zxmzz0
男「あのさ」

後輩「はい!」

男「・・・」

男「いま俺は交際を申し込まれてるんだよね」

後輩「そう・・・そうだよ」

後輩「あ、ああ!わかった!」

後輩「断る気でしょ!?」

後輩「べ、別に私はそれでも良いし!」

後輩「まぁ!私だってそんなに・・」

男「話を聞けって」

後輩「う・・・」

148: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/22(水) 11:53:44.41 ID:nV4Zxmzz0
男「俺お前の事むかつく奴だと持ってる」

後輩「な、何?まさかここぞとばかりに仕返し?」

後輩「やっぱ私のこと嫌いなの?」キッ

男「だから聞けって」

男「でも、お前と一緒にいると楽しいんだよ」

男「そしてもうひとつ言うとさ」

男「俺も異性としてお前のこと俺も結構好きだ」

後輩「え」

男「楽しそうだし付き合おう俺たち」

175: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:28:43.28 ID:vWJTWBoF0
後輩「・・・」

男「あの聞いてる?」

後輩「・・・い、良いの?本当に」

後輩「だって、だって私男に酷いことたくさん言ったんだよ?」

男「逆に聞くけど、何で好きな相手にそんな事してたんだよ」

後輩「そ、それは」

男「それは?」

後輩「男の前ではその・・・自然体でいたというか・・・その」

後輩「てか!そんな質問する?男って乙女に失礼だよね!」

男「・・・」

男(自然体がアレなんなんだ)

176: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:30:47.09 ID:vWJTWBoF0
後輩「それに・・・ほら!好きな相手に意地悪をするって言うの?」

男「意地悪?」

後輩「うん、まぁ・・・」

男「そ、そうなんだ」

後輩「何回も聞いてるんだけどさ」

後輩「本当に付き合ってくれるんだよね?」

男「おう、さっきも言ったけど俺も結構好きというか気に入ってたんだ」

後輩「何かそれ、きも」

男「は?」

後輩「私に意地悪されて喜んでたわけー?うっわ男ってマゾなんだね」

男「・・・おい」

177: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:32:23.76 ID:vWJTWBoF0
男「そういうお前だって俺の事好きだったんでしょ?」

後輩「ふん!何さ強気になって」

後輩「言っておくけど、私付き合っても男の下に付く気はないから」

男「下?」

後輩「そう。女は男を立てるっていうの?」

後輩「ああ言うのは勘弁。私は」

後輩「私はやりたいようにするよ」

男「それはどうぞ、お好きに」

後輩「まぁせいぜい待ち受けを男の写真にするくらいかな」

男「ああそう」

178: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:33:32.83 ID:vWJTWBoF0
後輩「・・・」

男「何?」

後輩「はぁ男って気が利かない」

男「だから何?」

後輩「しゃ、し、ん!」

男「ああ、取ろうって?」

後輩「もー本当察し悪い」

男「ごめんごめん」

男「じゃあ取ろうか」ス

後輩「あ」

男「何?」

後輩「きゅ、急に近づいてくるな!きもいきもい!」

179: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:34:47.72 ID:vWJTWBoF0
男「いや近づかないと写真なんか取れないだろ」

後輩「それはそうだけど」

後輩「本当は私に近づきたくて、そうやって言ってるんじゃないの?」

男「・・・」

男「いいからさっさと取るぞ」グイ

後輩「わわ」

男「ほら、取って」

後輩「・・・」

後輩「うん」

パシャ

180: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:35:34.89 ID:vWJTWBoF0
男「ただいまー」

妹「お兄ちゃん遅いー」ドタドタ

男「あはは、ごめん」

妹「もう!私待ちくたびれちゃったよー」

妹「お兄ちゃんのために晩ご飯作って待ってたのに」

妹「またまた冷めちゃってるよー」

男「え?晩ご飯は食べてくるっていったじゃん」

妹「え?」

男「え?」

183: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:36:55.94 ID:vWJTWBoF0
妹「食べてくれないの?」

男「だ、だからさ」

男「俺最初に言ったよな?今日は食ってくるって」

妹「お兄ちゃん」

男「な、何?」

妹「食べてくれないの?」

妹「わ、わ、私一生懸命作ったんだよ?」

妹「そ、それなのに酷いよ。何で意地悪するの」

男「意地悪なんてそんな・・・」

妹「う、う、うぇぇぇ」ポロポロ

184: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:39:25.96 ID:vWJTWBoF0
妹「お兄ちゃんはやっぱり優しいのねー」ニコニコ

男「まぁ作っちゃったもんだからな。」パクパク

妹「いっぱい食べてねーたくさん作ったから」

男「だ、だからさ食ってきたら量はさ」

妹「いっぱい食べてねーたくさん作ったから」

男「だからさ」

妹「たくさん作ったからねー」

男「・・・」

185: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:40:11.22 ID:vWJTWBoF0
妹「そういえばお兄ちゃん」

男「何?」

男(食べ過ぎて胃が重い)

妹「聞き忘れたけど今日の友達ってどんな人なの?」

男「ああ、あれは友達なんかじゃないな生意気な奴だ」

妹「生意気?」

男「おう。いっつも憎まれ口たたいてさー」

男「あいつと話してるといっつも怒ってる気がするわ」

妹「ふーん。根暗そうな人なんだね」

男「そ、そんなことないぞ?良いところもある。うん」

186: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:41:21.37 ID:vWJTWBoF0
妹「仲よさそうだねぇお兄ちゃん」

男「ん?」

妹「なんで庇ったの?今」

妹「仲良いの?」

妹『いつから友達なの?」

妹「私の知ってる人?」

妹「年は?」

男「あはは」

妹「笑ってもごまかされてあげないよお兄ちゃん」

男「あはは・・・」

187: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:44:43.06 ID:vWJTWBoF0
男「なんだよ急に変な妹だなーウリウリ」グイグイ

妹「ちょっとやめて」

男「・・・」

妹「うん。そういえば聞いてなかったなって」

妹「お兄ちゃんが、どんな人と遊びに行ったのか聞かないわけにも行かないし」

男「そ、それはさ俺の交友関係なんだから」

妹「ううん。ダメ。内緒はダメだよお兄ちゃん。」

妹「お兄ちゃん素敵だから。悪い人に騙されたりするかもしれないじゃん?」

男「悪い人ってなんだよ」

妹「それで一番したかった質問なんだけど」

男「・・・」

妹「その人って男の人?・・・女の人?」

188: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:46:17.32 ID:vWJTWBoF0
妹「うがーーーー」

男「あ、暴れるな暴れるな」

妹「お兄ちゃん!ふざけるなーー!」

妹「私に内緒にしてたでしょ!」

男「き、聞かれなかったから言わなかっただけだよ」

妹「嘘をつくなー!」

妹「私に内緒で行ったんだ!黙ってたんだー」

妹「許せない!許せないよ!!」

男「とにかく落ち着いて、ああ!噛みつこうとするな」

190: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:48:16.22 ID:vWJTWBoF0
妹「う、ううう」グスン

妹「お兄ちゃんに弄ばれた」

男「・・・弄んだ覚えなんて全くないけど」

妹「お兄ちゃんが私に内緒で女と遊びに行った」

男「変な言い方するなって」

妹「事実でしょ?」

男「そうだけれども」

妹「あ、また暴れたくなってきたぁ・・・」ウズウズ

男「もうやめて」

191: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:50:23.32 ID:vWJTWBoF0
男「さーそろそろ寝るか」

妹「その女の子とはどれくらい仲が良いの」

男「やっぱベッドより敷き布団だよなー」バサ

妹「お兄ちゃんお兄ちゃん。どれくらい仲が良いの?」クイクイ

男「・・・」

男「ささ、枕は低反発で」

妹「お兄ちゃんお兄ちゃん」グイグイ

男「・・・」

192: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:51:55.50 ID:vWJTWBoF0
男「なぁもうこの話やめようぜ?」

男「明日も良い日になるかな?」

男「まぁそのためにも今寝なければ」

妹「あ、あ、ごまかそうとしてる!」

妹「怒るよ!許せないんだ!」

男「・・・」

妹「あーまたウズウズ」

妹「う、う、」ウズウズ

男「やめろやめろ」

193: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:53:07.79 ID:vWJTWBoF0
男「仲は普通だよ。普通」

妹「普通?」

男「うん。普通」

男(とりあえずまだ言わない方が良いだろうな。付き合ってるって)

妹「普通って何?」

男「普通は普通だよ」

妹「クラスメイトくらい?」

男「そうやって言われると少し困るな」

男(妹相手に内緒にしてるってのも変な話なのかな本当は)

194: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:55:16.30 ID:vWJTWBoF0
妹「普通って、お兄ちゃん私のこと大好きだよね?」

男「おう」

妹「そっか、えへへ」ニコニコ

男「何だよ?」

妹「私もお兄ちゃんのことすっごい大好きだよ」

男「ありがと」

妹「じゃあ、私の勝ち?」

男「誰かとなんかの勝負してたの?」

妹「私の勝ちだよね?ふふ・・・」

妹「もうお兄ちゃんのシスコン」

男「・・・?」

195: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:56:16.17 ID:vWJTWBoF0
バイト

後輩「あ、いた・・・」

男「おう、おはよう。」

後輩「うん。おはよ」

後輩「あの、さ・・・」

男「?何だよ?」

後輩「これ」

男「ん?」

後輩「男にプレゼント・・・あげる」

男「プレゼント?」

後輩「うん、あ、開けてみて?」

196: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:58:07.15 ID:vWJTWBoF0
男「うん」ガサガサ

男「これは?ペンダント?」

後輩「そ、そう・・・」

後輩「ほら、お揃い」ス

男「あ、色違いだ」

男(というか胸元を急にめくるなよ。見ちゃうだろ)

後輩「まぁ男と同じペンダント付けるのはキモいんだけど」

後輩「ほら?一応付き合ってるわけだし」

男「これもらって良いの?」

197: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 01:59:16.06 ID:vWJTWBoF0
後輩「はぁ?見てわかんない?」

男「いやこれ・・・結構高そうだぞ?」

後輩「そりゃあそうよ。私が安物なんて渡すわけないじゃん」

男「こんな事聞いたら失礼なのかもしれないけどさ、いくらしたの?」

後輩「ん、まぁ十万ちょっと」

男「じゅ、十万!?」

後輩「別にこれくらい普通!私たち付き合ってるんだから」

男「普通なの?俺よくわからんのだけど」

後輩「ほら・・・早く着けてよ」

後輩「私なんてずっと付けてるんだから」

198: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 02:00:36.72 ID:vWJTWBoF0
後輩「もう、本当はこういうとき男が私に付けるべきなんじゃないの?」

男「いやお前が買ったんだろ」

後輩「そりゃそうだけど。一々揚げ足取らないで」

後輩「はい、じゃあそれ付けてね」

男「まぁわかったけど」ス

後輩「ふふ・・・」

男「本当に良いのか?」

後輩「ん、くどい。しつこい男は嫌われるって」

男「あ、ああ」

200: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 02:02:12.48 ID:vWJTWBoF0
後輩「男、あとそれお風呂の時とかしか取っちゃ駄目だからね」

男「ええ?でも俺学生だぞ」

後輩「それくらい何とかなるじゃん」

後輩「私が上げたんだから私だと思って絶対取らないでよ」

後輩「取ったら怒るから」

男「ま、まぁそういうなら」

後輩「わかった?とにかく付けたままにしてね?」

男「お、おう・・・」

後輩「・・・」

後輩「ふふ、おそろいだよね」

男「そ、そうだね」

後輩「えへへ」ニヤニヤ

211: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:18:12.71 ID:vWJTWBoF0
学校

男「ごめん、一緒に帰れない」

妹「えー!なんでなんで!?」

男「委員会の仕事があってさ、遅くなりそう」

妹「じゃあお兄ちゃん待ってるよ」

男「いや、保護者じゃないんだからさ」

妹「だってお兄ちゃんと一緒に帰りたいよ。私」

男「それよりもさ、ほら!帰って飯作ってくれよ」

妹「え、えー」

妹「でもぉなぁ・・・お兄ちゃんと学校帰りたいし」

213: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:19:32.38 ID:vWJTWBoF0
男「俺、妹が作った料理食べたいな」

妹「・・・そうなの?」

男「うん」

妹「うーん、でもー」

男「な?妹のじゃなきゃダメなんだ」

妹「!」

妹「そ、そう?そうかな?そうかなそうかな?」

男「おう」

妹「じゃあ作る!家でお兄ちゃん待ってる!」

男「よしよし」ナデナデ

妹「えへへー」ニコニコ

214: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:21:27.09 ID:vWJTWBoF0
二時間後

男「ふいーやっと学校終わった・・・」

男「もう、うわ十八時か」

後輩「遅い」

男「・・・」

男「は・・・?後輩」

後輩「見れば分かるじゃん」

男「いや、いやいや、何で俺の学校の校門にお前が居るんだよ」

男「大体お前違う学校じゃん」

後輩「彼氏を待ってたの!もう一々面倒くさいなぁ」

男「待ってたって・・・」

215: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:24:14.76 ID:vWJTWBoF0
男「そ、そっか」

男(・・・それなら普通なのかな)

後輩「はぁ」

後輩「全く相変わらず察しも悪いし」

後輩「正直、男と話してるとイライラしてムカつく」

男「・・・」

男「本当に俺の彼女だよな?」

後輩「はぁ?ボケちゃったの?」

後輩「男ならあるかも。明日には杖付いて歩いてるんじゃない?」

男「・・・」

216: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:26:51.13 ID:vWJTWBoF0
男「つか今日は何か具体的な用事だったの」

後輩「漠然と彼女が彼氏を訪ねたら悪いの?」

男「・・・」

男「ていうかどのくらい待ってた?」

男(もう部活動の生徒くらいしか居ない時間だぞ)

後輩「「今日私の学校休みだったからお昼から待ってた」

男「お昼って何時?」

後輩「十三時くらい」

男「は?」

男(もう五時間はたってるけど)

217: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:29:46.22 ID:vWJTWBoF0
男「冗談だろ?真冬だぞ?」

後輩「私は男と違って嘘なんてついたことないし」

後輩「別に好きな彼氏を待ってるんだから、これくらい普通だって」

男「でもさ」グイ

後輩「!」

男(体が冷たい、嘘じゃないのか?)

後輩「な、な、な、何?!!急に引き寄せて」

後輩「ま、まさか・・・ダメダメ!」

後輩「わ、わ、私だって心の準備とかしたいじゃん!」

男「・・・」

218: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:31:25.51 ID:vWJTWBoF0
後輩「もう、紛らわしい事しないでよ。緊張して損した」

後輩「で?こんなに待たせたツケは何で取ってくれるの?」

男「・・・そうだな待たせてたみたいだし、悪かったよ」

後輩「本当だよ。あーあ、足痛い」

男「だから悪いって」

後輩「じゃあさファミレスでも行ってご飯奢ってよ」

男「め、飯か」

男(飯は妹が・・・嫌でもとにかく暖かい所に入れないと)

男「わかった」

219: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:33:29.57 ID:vWJTWBoF0
妹「お兄ちゃん、まだかなー」

妹「今日はコロッケとーシチューとー」

妹「ふふ、好きな物を全部作ってあげてー」

妹「これでラブラブ!なんちゃってねーへへ」

PRRRR

妹「ん?メール?」

妹「お兄ちゃんからだ。なんだろ?」

妹「あ、もう終わったから家に向かってるってメールかな?」

妹「どれどれ」ピッピッ

220: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:35:34.37 ID:vWJTWBoF0
後輩「何かここ暑くない?」

男「お前の体が冷えてるんだよ」

後輩「ふん。冷えさせたのは誰さ」

男「・・・悪かった」

後輩「次やったら言う事一つ聞いてもらうからね」

男「ていうかさ、その前に連絡くれよ」

後輩「馬鹿?」

後輩「それじゃあロマンチックじゃないじゃん」

後輩「好きな人を待つっていうのも楽しいもんなの」

男「・・・そうか」

男(喜んでおくべきなのか?)

221: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:36:18.06 ID:vWJTWBoF0
後輩「ところで・・・さ」

男「ん?」

後輩「それ、そのネックレス」

男「おお、これか?」

後輩「・・うん」

後輩「付けてるんだ」

男「お前が付けろって言ったからな」

後輩「うん」

後輩「私も取ってないんだ。ずっと。えへへ」

男「そ、そうか」

222: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:37:49.30 ID:vWJTWBoF0
男「時間も時間だな。そろそろ帰るか」

後輩「もう?何?眠いの?」

後輩「うっわ子供」

男「・・・わかったから行くぞ」

男「お前も明日は学校あるんだろ?」

後輩「まぁ・・・そだけどさ」

後輩「じゃあ家まで送っていくから」

男「は?それなら普通逆だろ」

後輩「・・・そっか。そうだよね」

男「?」

223: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:39:08.50 ID:vWJTWBoF0
後輩「ねぇ」スタスタ

男「どうした?」スタスタ

後輩「私ね」

後輩「私、男が好き」

男「と、唐突にどうした?」

後輩「うん・・・何かただ言っておきたくて」

後輩「ずっとずっと好きだったんだ」

後輩「ずっと・・・ずっと」

男「おうそっか」

後輩「うん。」

224: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:39:56.48 ID:vWJTWBoF0
後輩「男」

男「何だ?」

後輩「浮気とか・・・・しないよね?」

男「浮気か、考えもしなかったな」

後輩「私、そういうの絶対に許さないから」

後輩「絶対の絶対に」

男「はいはい」

後輩「もう、本気で言ってるんですけど?」

男「あ、ほら付いたぞ」

後輩「あ」

225: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:41:07.90 ID:vWJTWBoF0
男「何だ家に入らないのか?」

後輩「ん・・・ん・・・」モジモジ

後輩「ねぇ・・・・ちょっと」

男「?」

後輩「もっと、こっち来て」

男「ほいほい」

後輩「ん!」

チュ

男「あ・・・」

後輩「い、今はまだほっぺね。口には、お、男からして」

後輩「それじゃ!!」バタン

226: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/25(土) 23:42:16.17 ID:vWJTWBoF0
男「・・・後輩の奴生意気だけどあんな所もあるんだなぁ」

男「なんか意外、お、着い着いた」

男「ただいまー」

男「ってうわ!!」

男(何だ真っ暗だぞ?)

男「えっと、妹ー?って」

男(なんだこれ?シチュー?床に散らかってる)

男「まさか泥棒でも入ったんじゃ・・・・」

妹「泥棒は入ってないよお兄ちゃん」

245: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:09:32.62 ID:szgfJYYz0
男「!」

男「い、居たのか。真っ暗で気づかなかった」

妹「・・・そう」

男「・・・」

男「これどうしたんだよ?」

男「こぼしちゃったレベルじゃなくグチャグチャだぞ?」

男「まさか何かあったんじゃ」

妹「お兄ちゃん」

妹「何でだと思う?考えてみて?」

男「え?」

246: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:11:46.53 ID:szgfJYYz0
男「あ・・・」

男(そういえば今日の料理楽しみに~とか言ったかも)

男(まさかその事で怒ってるのか?)

男「あ、あのさ!」

妹「うん。なぁに?」

男「お、俺一応メールで連絡はしたんだけど、その今日はどうしても」

妹「事前連絡とかそんな事はどうでもいいの」

男「・・・」

妹「ねぇ」

妹「お兄ちゃん。誰と食べたの?」

247: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:12:40.14 ID:szgfJYYz0
男「え」

妹「誰とご飯食べたの?」

男「・・・」

男「と、友達と!」

男(こんな状態の妹に言っても火に油を注ぐだけだよな)

妹「・・・」

妹「友達って何?」

妹「学校の友達?」

妹「歳は?」

妹「男?女?」

妹「私より好きなの?」

248: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:14:24.15 ID:szgfJYYz0
男「悪かったから、落ち着けよ」

男「と、とにかく片付けようぜ?」

妹「嫌だ」

男「嫌だって・・・」

妹「片づける片付けない何て、そんな事どうでも良いの」

男「でも、床・・・」

妹「ごまかさないで。?ごまかしたら嫌だよ?」

妹「教えて?答えて?」

妹「誰と食べたの?」

妹「その人のことは私より好きなの?」

249: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:15:59.39 ID:szgfJYYz0
男「何で好き嫌いが今関係あるんだよ」

妹「質問してるのはこっちなんだけどな?お兄ちゃん」

男「う・・・」

男(もう言った方が良いのか・・・)

男「・・・」

妹「もーハッキリしないなぁ!」

妹「お兄ちゃん!!!!!」バン

男「な、何だよ」

妹「答えてよ?答えろ」

妹「私とお兄ちゃんの時間を邪魔したのは誰なの?」

250: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:17:57.13 ID:szgfJYYz0
男「わかったよ、言うから落ち着けって」

妹「うんうん。それでいいの」

妹「それで?質問の答えは?お兄ちゃん」

男「おう、実は・・・さ」

男「ちょっと相談事うけててな」

妹「相談?」

男「うん。最近彼女ができたんだけど上手くいってないって奴から」

妹「・・・」

男「それでさ、あんまりにも元気ないから、ファミレス連れて行ってやったんだよ」

妹「・・・ふーん」

251: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:18:49.30 ID:szgfJYYz0
妹「それは男の人?」

男「そ、そりゃそうだろ?」

妹「誰?」

男「だからさ、その、悩み事だから具体的に言うと俺のメンツが建たないからさ」

男「その・・・な?それは聞いて欲しくないんだ」

妹「・・・」

妹「それって本当の話だよね?」

男「お、おう」

妹「・・・」

252: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:20:07.83 ID:szgfJYYz0
妹「あーよかったー」

男「ん」

妹「私ねー最近心配してたんだ」

男「心配?」

妹「うんうん」

妹「お兄ちゃんったら最近休日に遊びに行ったりするじゃない?」

男「前の休日だけだけどな」

妹「ちゃちゃ入れないで。だからその私のこと裏切ったり、浮気とかしてるんじゃないかなって思って」

男「う、浮気?」

253: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:21:36.64 ID:szgfJYYz0
妹「うん」

妹「私そんなの絶対ダメだから。」

妹「許さないから」

男「ちょっと待て待て、俺たちは兄妹じゃん」

男「だから浮気も何もないって」

妹「あるよ」

男「は?」

妹「お兄ちゃんは私の物だわ」

妹「だってお兄ちゃんのこと私大好きだから」

妹「だから誰にも渡したくないんだーえへへ」

男「・・・」

254: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:22:49.00 ID:szgfJYYz0
男「そ、そうか」

男(やっぱり、少しおかしいよな?妹)

妹「あーよかったぁ」

妹「ってよくなーーい!」

男「じょ、情緒が激しいな」

妹「お兄ちゃんのせいで今日のご飯ないじゃん!」

男「俺のせい・・・」

男「まぁそうかも」

妹「でしょ?」

男「じゃあ買いに行こうぜ。たまには、できあい物でも良いだろ」

妹「うん!お兄ちゃんと一緒」

255: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:23:47.35 ID:szgfJYYz0
妹「あれあれ?お兄ちゃん何そのネックレス?」

男「ん・・・」

男(何て言おうか)

妹「お兄ちゃん新しいお洒落?」

男「・・・」

男「・・・まぁそんなところ」

妹「ふふ」

妹「もしかして彼女さんとかにプレゼントされたんじゃないのー?」

男「!」

妹「なーんて。えへへ」

256: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:25:27.49 ID:szgfJYYz0
後輩『まだ言ってないの?』

男「まぁ」

後輩『それじゃあ男の家に遊びに行けないじゃん』

後輩『相変わらずへたれてる』

男「うう」

後輩『もう私から言ってあげようかな』

男「そ、それはやめてくれ」

後輩『あー情けないなぁ』

妹「お兄ちゃーん!誰と話してるのー?」

男「あ・・・もう切るな?」

後輩『それと、今日も待ってる・・・』

後輩『って切れちゃった。』

257: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:26:05.68 ID:szgfJYYz0
男「今日も委員会あるんだけどさ」

妹「絶対待ってる」

男「・・・」

男「今日は早く終わりそうだからな、わかった」

妹「うん。相談なんて行く暇も与えないよ」

男「そ、そうか」

妹「うん」

男「・・・どこで待ってる?」

妹「校門にいるー」

男「そっか」

258: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/27(月) 21:27:43.30 ID:szgfJYYz0
校門

後輩「♪~」

後輩「あーあ乙女を連日で待たせるなんて最低じゃん」

後輩「気も聞かないしヘタレてるし」

後輩「ふふ、まぁでも」

後輩「こんな時間も楽しかったり」

後輩「・・・私なに言ってんだろ」

後輩「・・・」

後輩「男まだかな~♪」



妹「お兄ちゃんまだかなー」

280: ◆PiqUzW26Xw 2014/01/30(木) 23:20:27.91 ID:PU97j9PG0
妹「お兄ちゃん・・・昨日は本当酷いことされたな」

妹「でもいつも最後は私が折れてあげて」

妹「ふふ、私って優しくて愛深いなぁ」

妹「・・・」

妹「本当の話だったのかな。あれ昨日の」

妹「ふふ、嘘な訳ないか」

妹「もし嘘ついてたら・・・」

妹「ん?」


後輩「あーあー遅い遅い。いっつも苦労してるのは私だよ本当」

後輩「今日だって手編みのマフラー私に着たのに。遅いしさー」

後輩「へへ、寝ないで編んだんだ」

281: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:24:02.22 ID:PU97j9PG0
妹「・・・」

妹(何?あの人?)

妹(一人でブツブツ言って)

妹(怖い・・・やっぱりお兄ちゃん以外の人は駄目な人なんだ)

後輩「編み物なんて久しぶりだったから大変だったな」

後輩「でも喜んでもらいたいし」

後輩「喜んでくれるかな?ふふ」

後輩「ふー」

後輩「男まだかな」

妹「・・・?」

282: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:26:21.70 ID:PU97j9PG0
後輩「遅いなーまだかなー」

後輩「もう!こんなに待ってるのに」

後輩「昨日の事があったんだから早く帰ってきてもいいじゃん」

後輩「相変わらず気がきかない」

後輩「あーあ。早く男に会いたいな」

後輩「なんちゃってね」

妹「あ、あのぉ」

後輩「!」

後輩「な、何?」

後輩(変なところ見られてないよね?)

283: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:28:29.18 ID:PU97j9PG0
妹「今・・・」

後輩「はい?」

妹「い、今・・・その・・・」

妹「あ、あ、あの」

妹(駄目、やっぱりお兄ちゃんの前じゃないと上手く話せない)

後輩「?」

後輩「私、別に不審者じゃないけど?」

妹「そ、そうじゃなくて」

後輩「?」

284: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:30:31.14 ID:PU97j9PG0
妹「・・・」

後輩「あなた私に用があんじゃないの?」

後輩「何の用かは知らないけど」

妹「はい」

妹「じゃあ、その、聞きますね」

後輩「・・・どうぞ」

妹「今」

妹「今男って言いました?」

後輩「男?」

後輩(やっぱ聞かれてたのかな。恥ずかしい)

妹「お、男とはどういう関係ですか?お、教えてください!」

286: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:34:14.01 ID:PU97j9PG0
後輩「は?」

妹「だから・・・あの・・・男とは・・・」

後輩「・・・?」

後輩「あなたこそ、男とはどういう関係なの?」

妹「え、私ですか?」

後輩「うん。何か切羽詰ってるけど」

後輩(男の子と好きな子とか?あいつカッコいいからな)

後輩「ふふ」

妹「わ、笑って!馬鹿にしてるんですか!?」

後輩「ごめん、そんなつもりじゃないんだけど」

妹「男は私のフィアンセです!」

後輩「は、はぁ!!!」

妹「ひ」

288: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:40:24.49 ID:PU97j9PG0
後輩「フィアンセって婚約者の事?それ、マジで言ってるの?」

妹「う・・・」ビク

妹「・・・」

後輩「わ、わかったから。もう大きな声出さないから。」

妹「そ、そうです!大きな声出さないでください!」

妹「びっくりします」

後輩「・・・」

後輩(変わった子)

後輩「あ」

後輩「それでさっきの、何?どういう事?」

289: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:42:36.25 ID:PU97j9PG0
妹「何もどうも、ない、です」

妹「言葉通りの意味ですし」

後輩「言葉通りのって、は?」

後輩(あいつ・・・まさか私に黙って)

後輩(もしそれが本当なら・・・私何するか)

後輩「・・・」

後輩(いやそれは、さすがにないか)

妹「あの!あ、あ、あなたこそ誰?」

後輩「ああ、私?」

290: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:45:50.27 ID:PU97j9PG0
後輩「私は・・・」

男「おーーい」タッタッタ

男「遅くなって悪い」

妹「あ、お兄ちゃん」

後輩(お兄ちゃん?そうかこの子が・・・)

男「委員会が思ったより・・・・げ、後輩」

後輩「げ、って何?私がいたら嫌だった?」

男「そう言う訳じゃないけどさ」

妹「お兄ちゃん!」

男「どうした?」

妹「どうした?じゃないって!この人!この人何?」

後輩「男からきちんと説明してね」

291: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:48:09.56 ID:PU97j9PG0
妹「お、お兄ちゃんに馴れ馴れしくするな!」

後輩「ふん」

妹「何?誰なの?この人?」

男「実はさ」

男「俺今までお前には内緒にして来たんだけど」

妹「な、内緒?お兄ちゃん私に内緒してたの」

男「う、うんごめんな」

妹「何?何を内緒にしてたの?早く教えて」

男「それが」

男「・・・」

後輩「・・・」ウズウズ

292: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:51:07.11 ID:PU97j9PG0
男「うう・・・」

妹「お兄ちゃん?何で黙ってるの?早く喋って?教えて?」

男(やっぱり、こんな状況の妹に言ってもいいのか)

男(でも後輩の前で嘘をつくわけにもいかないし)

後輩「ちょいちょい、妹ちゃん」

妹「何ですか・・・?私お兄ちゃんと話してたんですけど」

後輩「男困ってるみたいだから、私から言うね」

男「おい」

妹「私から・・・って。少し馴れ馴れしくないですか?」

後輩「そりゃあね」

妹「?」

後輩「私、あなたのお兄ちゃんの彼女だし」

293: 名も無き被検体774号+ 2014/01/30(木) 23:53:27.12 ID:PU97j9PG0
妹「はい?」

男「お、おい」

後輩「聞こえなかった?」

後輩「私は男の彼女。あなたのお兄ちゃんの恋人」

妹「ねぇお兄ちゃん?この人変だよ?」

男「・・・」

妹「この人嘘ついてる。こ、怖い人だね」

妹「虚言壁って言うの?」

妹「お兄ちゃん。こんな変な人から離れよう?あっち行こう?」

男「本当なんだ」

妹「何?本島に行きたいの?」

妹「本島ってどこ?」

妹「あ、私ね買い物行きたいな!!たまねぎ買いたい!」

男「本当に付き合ってるんだ」

320: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 22:51:31.68 ID:eoHc8H8/0
男「付き合ってるんだよ俺たち」

妹「・・・・・・・」

妹「・・・・・・・・」

男「妹?」

妹「付き合ってる?」

妹「付き合ってるって何?」

男「そのままの意味だよ。交際してる」

妹「交際?交際?」

妹「何でそんな意地悪するの?私お兄ちゃんの事傷つけるような事した?」

男「は?」

322: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 22:54:57.73 ID:eoHc8H8/0
妹「意地悪しちゃ嫌だ」

妹「優しくしてよお兄ちゃん」

男「え?え?」

後輩「意味わかんないこと言ってんじゃないの」

後輩「とにかくわかった?」

後輩「まぁさ、お兄ちゃん子だったって聞いてたから少し可哀想かもしれないけどさ」

後輩「今回の事だって、あなたのためでもあるんだよ」

男「い、いいから後輩は少し黙ってて欲しいっていうか・・・」

後輩「はぁ?私はね、男が中々言い出さないから、こうやって言ってるの」

後輩「本当は男がこうしなきゃいけないんじゃないの?もう女々しいなぁ」

323: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 22:56:10.08 ID:eoHc8H8/0
妹「お兄ちゃん」

男「あ、妹・・・黙ってたのは悪かったと思ってるけどさ」

妹「もう、いいから」

男「?」

妹「もう私わかったから」

妹「反省したよ」

男「お、おいおい、何の話をしてるんだ?」

妹「あ、あ、前怒って晩ご飯を散らかしちゃったこと?」

妹「うん。わかった。もう少し遅れた位じゃ怒らないよ」

妹「あと・・・あと・・・」

325: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:01:35.04 ID:eoHc8H8/0
男「お、おい何かかみ合ってなくないか?」

妹「お兄ちゃん、私ね」

妹「私もう反省したから、こんな事やめてよ」

男「だ、だからさ!お前の反省と今回の事に何の関係があるんだよ」

男「別に俺は妹に謝って欲しいとかそういうわけじゃ」

妹「お兄ちゃん、私を懲らしめてるんでしょ?」

妹「お兄ちゃん私に怒ってるんだ」

妹「だからこんな事言ってくるし私の事傷付けてくるんだ」

男「ぜ、全然違うよ、そうじゃなくて」

妹「違うことない」

326: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:03:37.16 ID:eoHc8H8/0
男「本当に何言ってんだよ」

妹「そうなんでしょ?わかってるよ」

妹「私はお兄ちゃんのこと何でも分かってるの」

妹「嘘なんでしょ?」

妹「嘘だよね?」

妹「こんな代役まで連れてきて」

妹「言うこと聞くよ」

妹「もうわがままも言わないし」

妹「言われた事もきちんとやっておくから」

妹「だからね?お兄ちゃん」

妹「もう、こういう事やめてよ」

男「お、おい」

後輩「妹ちゃん?気持ちは分かるけど、演技とかじゃないって」

327: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:06:45.26 ID:eoHc8H8/0
後輩「私たちは本当に惹かれ合ってて」

後輩「赤い糸でつながれてるから付き合ってるだけなの」

男「?」

後輩「だから貴方の言ってるみたいに、演技とかしてるわけじゃないんだよ」

妹「・・・・代役は黙ってろ」ボソ

後輩「?」

妹「代役は黙っててよ!!!」

妹「今お兄ちゃんと話してるの!!代役には見えない?」

妹「耳も悪いのかな」

後輩「むっかー・・・」

後輩「何なの?今の言い方、ムカつく」

男「と、とにかく妹も後輩も落ち着いて!」

328: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:08:32.10 ID:eoHc8H8/0
妹「私は落ち着いてる」

妹「こいつが勝手に怒ってるだけだし」

妹「それに私はもう反省したから、もうこの人はいいんじゃない?」

後輩「それ私に言ってんの?」

妹「私はお兄ちゃんに話しかけてるんだけど」

妹「誰も代役には話しかけてない」

妹「空気も読めないんだね」

後輩「・・・」ムカ

後輩「わかった!じゃあ見てて」

妹「?」

329: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:14:37.02 ID:eoHc8H8/0
後輩「男!こっち来て!」

男「な、何?」

後輩「良いから来て!」グイ

男「うわ」

妹「あ!お兄ちゃんに何するの!」

後輩「良いから黙って見てて」

後輩「すーはー」

後輩「よし!覚悟は決まった!」

男「お、おい何を」

後輩「ん!」チュ

330: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:16:07.31 ID:eoHc8H8/0
妹「あ」

後輩「ぷは!」

男「・・・・」

後輩「ふ、ふふ」

後輩「ふふふふ」

後輩「ほら?!み、み、見た!」

後輩「これが証拠よ!」

後輩「わ、私と男は付き合ってるの!」

男「お、お、お前!」

男「急に何すんだよ!ファーストキスだぞ!」

後輩「う、うるさい!うるさい!私だってそう!」

332: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:23:36.11 ID:eoHc8H8/0
妹「・・・・」

後輩「ふん!」

後輩「どう?」

後輩「あんたが代役代役って、うるさいから見せてあげたけど」

後輩「思い知った?私たちの愛の力を」

妹「・・・・・」

男「愛の力ってお前」フキフキ

男「そんな理由でな」フキフキ

後輩「口を拭なーー!!!」バキ

333: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:24:45.57 ID:eoHc8H8/0
男「グーで殴るのはやめてくれよ」

後輩「うるさい」

男「そ、そっか」

妹「・・・・・・・・・」

男「あ、妹」

妹「お兄ちゃん」

男「何・・・?」

妹「私」

妹「私ご飯作らなきゃいけないから先に帰ってるね」

男「は?」

妹「それじゃあね」

男「?お、おう」

334: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:26:49.68 ID:eoHc8H8/0
男「行っちゃった・・・」

男「妹の奴どうしたんだろ?納得してくれたのか?」

後輩「わからないけどさ」

後輩「妹ちゃんも色々考えるところがあって」

後輩「それで一人にしてくれって事じゃないの」

男「ああ、そっか。まぁそうだよな」

男「・・・」

男「いや、待てよ?それよりお前さっき」

後輩「さっき?なに?文句あんの?ふん」

後輩「それより好きなサッカー選手の話とかしようよ」

男「ごまかそうとするな」

335: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/02(日) 23:29:07.79 ID:eoHc8H8/0
後輩「何?私が悪いって事にするんだ」

後輩「元々は男が悪いんでしょ?中々ハッキリしないから」

後輩「もし男がハッキリ言ってたら私だって口出さないし」

男「う・・・痛いところ突いてくるな」

後輩「ふふん。私の言うとおりでしょ?」

後輩「とにかく、ファーストキス奪った責任は取ってもらうから」

男「おう」

男「あれ?」

357: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/04(火) 08:36:28.99 ID:FObEk9dx0
男「というか今俺は何をすれば」

男(やっぱ妹と話に俺も言え帰った方がいいのかな)

後輩「あ、じゃあさ買い物付き合ってよ」

男「妹があんな感じなのに俺だけ買い物?」

後輩「妹さんは大丈夫。多分」

男「なんでそんな事言えるんだよ」

後輩「大丈夫というかさ、普通こういう時って」

後輩「みんな一人にして欲しいものじゃない?」

後輩「いま男が言っても火に油注ぐだけじゃん。きっと」

358: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 08:43:45.40 ID:FObEk9dx0
男「そういうもんかな?」

後輩「うん。私女心には自身あるんだ」

後輩「こう見えても少女マンガとか見てるし」

男「そ、そっか」

男「・・・でも確かに心配だけど」

男「まぁ、一人にしてやった方が良いかも」

後輩「うん」

後輩「それに、男は私の方が好きでしょ?」

後輩「私も大好き。なんちゃって」

男「おう」

男「ん?」

359: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 08:46:39.88 ID:FObEk9dx0
男「はいこれ」ス

後輩「ありがと」

男「前のクレープ気に入ったんだ」

後輩「うん。甘くておいしいんだもん」パクパク

後輩「何か悪い?」

男「そんなこと言ってないじゃん」

後輩「・・・」

後輩「男は食べないの?」

男「そうだな。お腹すいてないし」

後輩「・・・じゃあさ、いる?」

男「へ?」

360: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 08:51:10.26 ID:FObEk9dx0
後輩「ほら」

後輩「一口。食べて良いよ?」

男「良いの?」

後輩「うん。早くしないとアイス溶けちゃうから」

男「じゃ、じゃあ」

男「・・・」パク

後輩「ふふ」

後輩「「間接キスだね」

男「そうだな」モグモグ

後輩「・・・」

361: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 08:54:50.84 ID:FObEk9dx0
男「どうした?」

後輩「・・・何か反応薄いじゃん」

男「あはは」

男「だってさっき間接じゃないのしたじゃん」

後輩「馬鹿!」バキ

男「!」

男「うわ」ドサ

後輩「はぁ」

後輩「もう恥ずかしいから大げさに倒れないで。面倒くさいなぁ」

362: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 08:57:10.61 ID:FObEk9dx0
男「ごめん、こっちの方が面白いかなって」

後輩「何それ?おちょくられてる気分」

男「怒るな怒るな」ナデナデ

後輩「き、気安く触んな!」

男「そか」

後輩「ふん」

後輩「・・・」

後輩「ねぇ」

男「ん?」

363: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 08:59:58.83 ID:FObEk9dx0
後輩「今間接キスしたでしょ?」

男「う、うん」

後輩「あのさ」

後輩「間接じゃないの、もう一回する?」

男「おお」

後輩「何?その反応」

男「お前は大胆な奴だったんだな」

後輩「普通だって!私たち付き合ってるんだから」

後輩「私が変みたいに言わないで。あなたの彼女でしょ」

男「わかったよ」

後輩「本当デリカシーない」

男「悪かった悪かった」

364: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 09:03:16.35 ID:FObEk9dx0
後輩「謝ってんならさ、ほら」ス

男「どうした?口つきだして」

後輩「してって言ってんの!」

男「何を?」

後輩「は?」ギロリ

男「はは、ごめん冗談・・・」

後輩「今はそういうの求めてないの」

男「・・・」

後輩「今度は男から、ね?してよ」

後輩「ほら・・・早く」ス

男「・・・」

365: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 09:07:42.30 ID:FObEk9dx0
男「ん」チュ

後輩「あ」

男「ほ、ほらしてやったぞ。ざまぁ見ろ」

後輩「ふふ・・・ありがと。気持ちよかった」

男「おう!そうか!」

男「お前は何かクリームの味がしたぞ」

後輩「それはさっき食べたクレープの味」

後輩「ねぇねぇ」

男「ん?」

後輩「おいしかった?」

男「なに言ってんだか」

366: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 09:10:19.80 ID:FObEk9dx0
男「ただいま」

妹「お帰りなさいお兄ちゃん。ご飯できてるよ」

男「そ、そうか」

男「・・・」

妹「どうしたの?」

男「な、なんでもないよ」

男(何だ?少し暗いけど普通?に見えるな。どうなってんだ)

妹「はい、食べて」ス

男「え・・・・・」

367: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 09:12:42.75 ID:FObEk9dx0
妹「どうしたの?食べないの?いらないの?」

男(なんだこれ)

男(盛りつけがグチャグチャで匂いも・・・なんか)

妹「お兄ちゃん?食べてくれないの?」

男「あ」

男「もらおうかな。うん」

男「いただきます」パクパク

妹「ふふ。たくさん食べて良いからね」

男「・・・」

男「う・・・これは」

男(とてつもなく不味い)

368: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/04(火) 09:15:39.09 ID:FObEk9dx0
少し休憩

369: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 09:55:32.18 ID:FObEk9dx0
妹「おいしい?」

男「・・・おう、おいしいよ」

妹「そう。よかった・・・」

妹「おかわりもあるからね。よそって上げる」

男「い、いや!」

妹「・・・・どうしたの?」

男「お変わりは・・・その、いらないかな」

妹「なんで?」

男「な、なんでってお腹がいっぱいでさ」

370: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 09:58:47.36 ID:FObEk9dx0
妹「私の料理嫌いになっちゃった?」

妹「何かいけなかったかな?」

妹「お兄ちゃんに喜んでもらおうと思ってたんだけど」

男「だからさ、ただお腹がいっぱいになっただけで」

妹「嘘だ」

妹「私の料理が不味いんでしょ?だから食べたくないんでしょ」

妹「はっきり言ってもいいんだよ?」

男「・・・・そんなことないって」

妹「じゃあおかわりしてよ」

男「・・・」

男「じゃ、じゃあおかわり」

371: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 10:00:51.35 ID:FObEk9dx0
妹「たくさん食べて。まだまだあるの」

男「そ、そうなんだ」

妹「どうしたの?手が止まってない?」

妹「まずいの?」

男「だからそんな事ないって」

妹「じゃあ何で手が止まってるの?」

男「だ、だから」

妹「だから?」

男「ああもう」パクパク

妹「・・・・・」

372: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 10:03:23.80 ID:FObEk9dx0
男「もう寝る時間だなぁ」

妹「・・・・」

男「・・・もう寝ようか」

妹「うん」

男「じゃ、じゃあお休み」

妹「お休みなさい」

男「あ、今日は一緒に寝なくて良いのか?」

妹「・・・・」

妹「・・・じゃあ寝る」

男「そ、そっか」

373: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 10:06:44.39 ID:FObEk9dx0
妹「・・・・」

男「・・・・・」

男「起きてるか?」

妹「・・・・」

男(ずっと目をつぶって黙ってんな)

男(でもそのせいで寝てるのか寝てないのかわからない)

男「お、俺はもう寝るな?」

妹「・・・・・・」

妹「寝ないで」

男「へ?」

374: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 10:09:14.67 ID:FObEk9dx0
男(起きてたのか)

妹「寝ないで」

妹「私が寝るまで起きてて」

男「ん・・・」

妹「だめ?」

男「何かよくわかんないけど、わかった」

男「お前が寝るまで起きててやるよ」

妹「・・・うん」

妹「ありがとう。嬉しいな」

375: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 10:11:17.94 ID:FObEk9dx0
妹「」

男「やっと寝たか」

男「妹の奴明らかに様子がおかしいけど」

男(ずっとお兄ちゃん子だったような気もするし、やっぱ落ち込んでるのかな)

男(そうだよな。俺も妹に彼氏なんかできたらショックだろうし)

男(今は黙って見守ってやろう)

男「お休み」

男「」zzz

妹「」

妹「」

妹「・・・お休みお兄ちゃん」

376: 名も無き被検体774号+ 2014/02/04(火) 10:13:39.88 ID:FObEk9dx0
学校

男「じゃあな妹。今日もがんばろうな」

妹「・・・・うん」

妹「私頑張るね」

男「そだながんばって。それじゃあ」



先輩「妹ちゃーん」

妹「・・・・」スタスタ

先輩「妹ちゃん今日もかわいいね」

妹「・・・・・」スタスタ

先輩「あの、それでさ今日放課後話いいかな?」

先輩「大事な話なんだよねー」

先輩「って・・・聞いてる?」

妹「・・・・・」スタスタ

395: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:21:51.18 ID:eIngQ6uv0
後輩「ずっと変な感じ?」

男「うん。明らかにおかしいんだ」

男「もうあれから一週間たったんだけどな。ずっとだよ」

後輩「ふーん。確かに長いね」

男「うん」

後輩「で?具体的には?どういう風におかしいの?」

後輩「まぁ頭がおかしい男が頭がおかしいって言うんだから案外普通なのかも」

男「・・・」

男「何が変というわけじゃないんだけどさ、こう・・・」

男「暗いというか心を閉ざしてるというか」

後輩「まだ落ち込んでるっぽいの?」

396: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:24:16.10 ID:eIngQ6uv0
男「そうそう。そういう感じ」

男「少し心配だな」

後輩「うーん・・・」

後輩「男も少し考え過ぎなんじゃない?」

後輩「そうやって過保護にするのは妹ちゃんにとって、よくないって学んだんじゃないの?」

男「まぁそうなんだけど、何か心配で」

後輩「大丈夫そのうち元気に走り回るって」

男「俺の妹は犬じゃないからな」

後輩「冗談は置いておいて。私は女心が分かるっていったでしょ?大丈夫だよ」

後輩「それよりも日曜出かけない?」

397: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:27:39.83 ID:eIngQ6uv0
男「それよりって・・・まぁうん。いいよ」

男「で?どこに?」

後輩「それは男が決めてよ。私をエスコートして」

男「またそうやって・・・」

男「エスコートか・・・う~ん」

後輩「私にふさわしい所に連れて行って」

男「お坊さんの所とか?」

後輩「それ、どういう意味?」

398: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:29:02.70 ID:eIngQ6uv0


男「ただいま」

妹「おかえり。遅かったね」

男「うん、まぁね」

男「遊びに行ってたんだ」

妹「遊びに・・・」

妹「・・・・誰と?」

男「だ、誰とって・・・」

妹「・・・・・・・・・」

男「・・・誰というかさ、まぁ、ほら」

妹「・・・・後輩って言う人?」

男「うん。そうだよ」

399: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:30:14.54 ID:eIngQ6uv0
妹「ふーん・・・・」

妹「デート」

妹「してきたの?」

男「ま、まぁね。話しただけだけど」

妹「・・・そう。デートしてたんだ」

妹「・・・・」

男「妹?」

妹「ご飯できてるから早く準備して?」

男「お、おう」

400: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:31:32.03 ID:eIngQ6uv0
妹「・・・」

男「・・・」

男(相変わらず空気が思い)

男(こいつあれからずっと喋らなくなって)

男「あ、そうだ」

男「妹、休日出かけてきても良いか」

妹「・・・」

男「妹?」

妹「・・・誰と出かけるの?」

401: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:32:38.98 ID:eIngQ6uv0
男「ん」

男「はは、まぁ・・・その」

男「誰というかさ、うん」

妹「・・・また」

男「?」

妹「・・・・またあの人と出かけるんだ」

男「あの人って、そんな言い方」

妹「・・・」

男「妹?」

妹「・・・」

男(また黙っちゃったな)

402: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:35:13.48 ID:eIngQ6uv0
妹「ねぇお兄ちゃん」

男「お、何だ?」

男(やっと喋ったな)

妹「お兄ちゃんにお願いしたいんだけど良い?」

男「・・・何のお願いにもよるけど、できる限りかなえてあげるよ」

妹「本当?かなえてくれる?」

男「うん。できることならね」

男「10億円くれとか無理だけど」

妹「ふふ、そんなことじゃないよ。お兄ちゃん相変わらず面白いね」

男「あ、ありがと」

男(全然顔は笑ってない)

403: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:36:06.78 ID:eIngQ6uv0
妹「そのお出かけ、私も言ったらダメ?」

男「ええ?」

男「お前も遊びに行きたいって事?」

妹「うん。ダメ?」

男「ダメって事はないけど・・・でも」

男「うーん」

妹「・・・・・・」

妹「さっき叶えてくれるって言ったよね?」

妹「良いんでしょ?叶えてね」

男「う、う~ん」

404: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:37:48.01 ID:eIngQ6uv0
男「今日めっちゃ晴れてんな」

男「正直天気心配してたんだよ」

男「出かけるのに天気とか調べなかったし」

男「何か出かける日は晴れてて当然って前提で話しちゃう癖があるんだよな」

男「でも今日はそういう意味ではよかった。心なしか暖かい気もするし」

男「風がないからかな?」

男「まぁいいや、じゃあ行こうか」

後輩「・・・」

妹「・・・」

405: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:39:20.75 ID:eIngQ6uv0
男「それでさ、どこに行こうか考えてたんだけど」

男「何か体動かしたいってのもあるし室内の市民プール行こうぜ」

男「冬だけどさ」

男「ってそれじゃあ天気関係ないじゃん!てな。わっはっはっは」

後輩「ちょっと来てよ」

男「は?」

後輩「いいから、ほら。来て」グイ

男「あ、妹!ちょっと待っててな」

妹「・・・」

406: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:40:30.59 ID:eIngQ6uv0
後輩「何これ?」

後輩「私を私を腹立たせるためのサプライズ?」

男「ご、ごめん」

男「そんなに嫌だったのかプール」

後輩「はぁ?」ギロリ

男「・・・いやわかってるって」

男「どうしても来たいって言うんだから仕方なかったというか」

男「まぁ妹最近元気ないし気分天下にでもなればって」

後輩「いや、いやいや」

407: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:42:13.84 ID:eIngQ6uv0
後輩「ねぇ男?私は貴方の何?」

男「そりゃあ、恋人っていうか。その」

後輩「だよね?」

後輩「そして今日はデートだよね」

男「うん。そんな事言われなくてもわかってるって」

後輩「じゃあ、そのデートに兄妹で来るのがおかしいって言うのは」

後輩「どうしてわかんないの?」

男「た、確かに」

妹「・・・・なにやってるの?二人で」

408: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:43:30.32 ID:eIngQ6uv0
男「大丈夫だよ、少し話してただけだ」

妹「・・・話してただけ?そう良かった」

男「良かった?」

後輩「・・・ねぇ聞いて良い?」

妹「私に話しかけてます?」

後輩「そうだけど」

妹「ああそうなんですか」

妹「どうぞ」

後輩「・・・」

409: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/06(木) 04:45:11.17 ID:eIngQ6uv0
後輩「今日の事を聞きたいんだけど」

妹「・・・なんで着いてきたの?ってこと?」

後輩「まぁ、うん。普通そうだよね」

妹「着いて来たらダメだった?お兄ちゃん」

男「おれは別にダメとかじゃないけど」

後輩「ちょっと、私は今あなたと私で話してるのであって、男は関係ないんじゃない?」

妹「・・・何が?」

後輩「何がって、こっちがわけわからない」

妹「訳分からないのはそっちだよ」

男「と、とにかく二人とも!行こう」

423: ◆PiqUzW26Xw 2014/02/07(金) 14:00:56.37 ID:GRDCXW5i0
男「結局プールはなしか」

後輩「当然でしょ。水着だって持ってきてないもん」

後輩「そういうことは最初に言って。」

後輩(大体私に合う所って頼んで、それがプールってどういう事よ)

妹「・・・・ふ」

後輩「楽しそうに笑ってるけど?何?」

妹「あ、ごめんなさい」

妹「お兄ちゃんに貧相な体見せたくなかったのかなって思って」

後輩「かっちーん・・・」

後輩「やっぱ男の妹だけあるね、あなた」

424: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:02:57.66 ID:GRDCXW5i0
妹「どういう意味ですか?」

後輩「どういう意味って、別に今の言葉に裏も表もないけど」

妹「・・・・そうですか」

妹「じゃあ帰ったらどうです?」

後輩「帰るって?」

妹「だから、今日はもう帰ったらどうですか?」

妹「お兄ちゃんとは私が遊びますから」

妹「あなたは、もう帰って良いですよ」

後輩「あのねぇ、状況がわかってないみたいだけど」

後輩「私と男がデートしてるの。あなたに帰れとか言われる筋合いないから」

425: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:04:59.13 ID:GRDCXW5i0
後輩「男の妹だと思って優しくしてあげたけど」

後輩「私もう容赦しないから」

妹「ふふ・・・あれで優しくしてたんですか?」

妹「あなたの優しさってちっぽけですね」

妹「お兄ちゃんも苦労しそう」

妹「だってあなたが恋人だなんていうんだし」

後輩「あのね、男が苦労してるのはあなたの事で」

男「ふ、二人とも!」

男「今日は俺が悪かったから!だから機嫌直してくれよ。な?」

426: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:07:09.01 ID:GRDCXW5i0
後輩「もう・・・男!」

男「な、何?」

後輩「あなたはどっちが悪いと思う?」

男「どっち?」

妹「・・・そうだよ」

妹「お兄ちゃんが決めてよ。どっちがいらない子?」

男「いらないって・・どんな次元の話をしてるんだお前らは?」

後輩「もうハッキリ言った方が良いと思うんだけど?」

後輩「妹さんに言ってあげてよ。正直に」

妹「正直な気持ちを言わせるんですか?」

妹「ふふ・・・泣くのはそっちになりますよ」

427: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:09:10.43 ID:GRDCXW5i0
後輩「ずいぶんな自信」

後輩「あーあそれなのに・・・」

後輩「ちょっと可哀想。同情してあげる」

妹「同情?あなたごときが私に同情ですか?」

妹「そんな同情いりません」

後輩「本当一々鼻につく」

妹「それはお互い様じゃないですか?」

男「もうやめてくれ」

男「俺が悪かったから今日は許してくれ。本当に」

428: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:11:44.17 ID:GRDCXW5i0
後輩「許すも何も、言ってあげればいいじゃん」

妹「・・・言うって何を?お兄ちゃんがあなたを選ぶとは思えないんですけど」

後輩「はいはい。そう思ってればいいね」

妹「ふふ・・・こっちが同情します」

後輩「同情するのは私!」

男「・・・」

男(このままじゃ埒が明かないな)

男「後輩」

後輩「何?どっちか言う気になったの?」

男「そうじゃなくてさ」

男(とにかくこの状況を何とかしないと)

429: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:13:45.33 ID:GRDCXW5i0
男「ちょっと話をしよう」

後輩「私は話しかしてないけど」

男「二人でって事」

妹「・・・・・・・・」

男「妹、ちょっと後輩と話ししてくるから少し待っててくれないか?」

妹「・・・また?」

男「う、うん。ちょっと待っててくれ」

妹「・・・」

妹「さっきも待たなかった?」

男「だ、だからそのさ、このままじゃ埒も明かないし

妹「・・・・・・・」

430: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:15:46.51 ID:GRDCXW5i0
妹「お兄ちゃんがそう言うなら。わかった」

男「そっかそっか。わかってくれたか」

男「偉い子だ」

妹「・・・・そう?」

妹「私偉いかな?」

男「うん。偉いぞ」

妹「・・・・」

妹「・・・・ふふ」

後輩「ふん」

後輩(これから貴方をどう突き落とすか会議だってのにのんきな事言っちゃって)

431: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:18:26.03 ID:GRDCXW5i0
後輩「はぁ!!?」

後輩「私に返れって言うの?」

男「ごめん」

男「今日の所は・・・その俺にも連れてきた落ち度があるし」

男「だから妹と家で話したいんだ」

後輩「だからって私にはすごすご帰れって言うの?」

後輩「大体落ち度っていうのは、誰に対しての?」

後輩「私に対してじゃないの?」

男「ごめん。でもさ」

男「おかしいのは妹だってのは俺わかってるから」

男「だから現実的に考えて少し説得したいんだ」

432: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:20:27.33 ID:GRDCXW5i0
後輩「だとしても、だとしても」

男「今日の埋め合わせはするからさ。頼む」

後輩「う、うう~~」

後輩「私今すっごい怒ってるんだけど。わかる?」

男「わ、わかってる」

後輩「本当にわかってるんでしょうね?」

男「わかってるって常識で考えてさ」

後輩「デートに兄妹で来る人に常識なんてあるの?」

男「痛いところをつくなよ」

後輩「ふん」

433: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:22:54.60 ID:GRDCXW5i0
後輩「じゃあこれだけ守って」

男「できる限りのことは聞くよ」

後輩「ふふ。素直じゃない。いつもこうならいいんだけど」

後輩「私の言う事は絶対厳守だからね」

男「わかったから早く用件を言ってくれ」

後輩「浮気はしないこと」

男「う、浮気って誰と誰がだよ?」

後輩「あなたと妹ちゃん」

男「兄妹で浮気ってお前頭大丈夫か?」

後輩「うるさい」バキ

男「いった」

434: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:24:54.99 ID:GRDCXW5i0
後輩「そしてもうひとつ」

男「それは?」

後輩「あなたの一番好きな人は私」

男「え?」

後輩「あなたの一番好きな人は私」

男「・・・」

後輩「・・・」

後輩「私」

後輩「そうでしょ?」ギロリ

男「は、はい」

男(恫喝かよ)

435: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:27:04.15 ID:GRDCXW5i0
後輩「じゃあ今日の所は帰ってあげる」

男「本当悪いな」

妹「ふふ・・・」

後輩「何?構ってくださいって態度とって」

妹「いえ、今のって悪役さんみたいな人が言いそうだなって」

妹「今日の所は・・・って。怖い怖い」

後輩「はぁ?」

男「お、俺が言って聞かせるから!」

後輩「・・・」

436: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:29:05.39 ID:GRDCXW5i0
帰り道

妹「・・・・お兄ちゃん右ほほ腫れてない?」

男「気のせいだよ」

妹「ふーん」

男「なぁ妹」

妹「何?」

男「今日さ、何であんな態度取ったんだ?」

妹「あんな態度って?」

男「わかるだろ?後輩に何であんな憎まれ口を」

男「妹?」

妹「・・・・」

男(また喋らなくなっちゃったよ)

437: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:31:29.59 ID:GRDCXW5i0
妹「だって」

男「ん?」

妹「だって邪魔するから」

男「邪魔?」

妹「うん」

男「それはどういう事だ?」

妹「・・・・・」

妹「何でもない」

男「そ、そっか」

438: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:34:16.34 ID:GRDCXW5i0


男(妹のやつ今日は何だか少しだけ機嫌がよかったけど)

男(あ、そういや後輩の事妹に言って聞かせなきゃ)

男「もう遅い時間になっちゃってるな」

妹「・・・・・お兄ちゃん何一人でゴソゴソ喋ってるの?」

男「うわ!いたのか」

男「俺にお部屋にいるなら言ってくれよ」

妹「・・・・いたら駄目だった?」

男「そんな事はないけどさ」

妹「そうなんだ。よかった」

439: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:36:17.53 ID:GRDCXW5i0
妹「ねぇお兄ちゃん」

男「どうした?」

妹「今日さ一緒に寝て良い?」

男「ん・・・」

男(これは今日のことを話すチャンスだな)

男「おお、いいぞ」

妹「いいの?いいんだ」

妹「ふふ・・・嬉しいな」

男「たまに一緒に寝てるだろ?大げさな」

妹「それでも嬉しいんだよ」

440: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:38:18.14 ID:GRDCXW5i0
妹「ねぇお兄ちゃん」ギュウ

男「お、何だ抱きついてきて」

男「コアラみたいだ」

男「いやどっちかと言うと子供みたいかな」

妹「・・・子供なら抱きついて良いの?」

男「まぁそれは、やっぱ子供は甘えん坊だし守ってやらないと」

妹「そう」

妹「じゃあ私ずっと子供で居たいな」

男「妹?」

442: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:41:08.63 ID:GRDCXW5i0
妹「お兄ちゃん」

妹「何がダメだったの?」

男「な、何の話をしてるんだよ?」

妹「ふふ・・とぼけるんだ。笑えない」

男「本当にわからないって」

妹「・・・私の口から言わせたいんでしょ?」

妹「じゃあ言うけど」

妹「お兄ちゃん、もうやめてよ。あんなこと」

男「?」

443: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:43:08.77 ID:GRDCXW5i0
妹「もう、わかったから。反省してるから」

男「さっきから何の話をしてるんだお前は」

妹「・・・彼女とかそういうの」

男「は?」

妹「彼女とかそういうの。もうやめて」

妹「私反省してるから」

男「反省って・・・」

男「最近ぜんぜん噛み合ってないぞ俺たち」

男「今反省がどうこう、なんて話してないだろ?」

444: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:45:16.79 ID:GRDCXW5i0
妹「お兄ちゃん、あの時あんな事言ったけど」

妹「本当は意地悪してるんでしょ?」

妹「だから目の前で私がいやがることして。懲らしめようとして」

男「ちょっと待て。確かその話前もしたけど違うって言ったじゃん」

男「俺は純粋に出会った後輩と、純粋に付き合って」

妹「もういいから」

妹「そういうの。わかったから」

妹「でもね?反省はしてるんし謝ろうとしてるんだけど。どうしてもわからないの」

男「わからない?」

妹「お兄ちゃんが何で怒ってるかわからないの」

445: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:49:09.01 ID:GRDCXW5i0
妹「確かに前私怒っちゃったよ?」

妹「だけどお兄ちゃんはそれくらいであんな事しない」

妹「だから考えて考えて」

妹「でもわかんない。私の何が悪かったか」

男「お前本当に何を言ってるんだ?」

妹「ごめんなさい」

妹「でも私一生懸命考えて考えて考えて考えて」

妹「それでもわかんなくて。これ」ス

男「ん?二の腕?」

男「って!お前これなんだよ?傷だらけじゃないか!」

446: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:52:16.21 ID:GRDCXW5i0
男「どうしたんだよ?転んだのか?」

男「傷と、もの凄いあざだ」

妹「違うの、転んでないよ」

妹「心配してくれてるんだね。お兄ちゃん優しい」

妹「私考えたんだ」

妹「でもわかんなくて、わかんなくて」

妹「すっごい考えたんだけど、何回も何回も・・・」

妹「それで気がついたら、腕を引っかいちゃってて」

妹「ふふ・・・こんな風になっちゃってた」

男「なっちゃってたって・・・・」

男(肌が白いから余計目立つけど、傷や内出血の跡が)

447: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:55:22.96 ID:GRDCXW5i0
男「もう一度言うぞ?俺は怒ってなんていないんだ」

男「本当にできた彼女・・・」

妹「お兄ちゃんが彼女?はは。ありえないよ」

妹「お兄ちゃんの世界は私が中心」

妹「お兄ちゃんはいつも私の事を考えなきゃダメで」

妹「お兄ちゃんはいつだって私に寄り添ってなきゃダメでしょ?」

男「何を話してるんだ?さっきからだけど」

妹「なんで?私はずっとそうだよ?お兄ちゃんもそうだよね」

妹「そんなお兄ちゃんが恋人だって?」

妹「論外だよお兄ちゃん」

448: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 14:57:24.37 ID:GRDCXW5i0
男「お前な、さっきから聞いてたら」

男「俺はお前の奴隷とかじゃないんだぞ」

妹「そうだよ。奴隷じゃないよ」

妹「お兄ちゃんはパートナーでしょ?私の」

妹「お兄ちゃんがいなくちゃこの世界を生きていくこと何てできないよ」

妹「きっと押しつぶされて息ができなくなっちゃうかも」

妹「ね?だから」

妹「嘘だよね?」

妹「嘘って言ってね?」

妹「嘘じゃないわけないよね?恋人がいる何て」

男「・・・」

妹「私のこと助けてくれるよね?」

449: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:00:17.48 ID:GRDCXW5i0
後輩「何?呼び出して」

後輩「こんな人気のない所に」

後輩「ひ、人気のない!?」

後輩「ま、ま、まさかあんた私にそういう事を!」

後輩「まだ駄目!まだ!」

男「違うから。ただ話すだけだから」

後輩「ああ、そうなんだ」

後輩「それで?何の話?」

後輩「ああ、妹ちゃんの話?昨日凄かったしね」

男「・・・いいや」

男「俺らの話」

450: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:02:18.11 ID:GRDCXW5i0
後輩「ふ、ふ、ふざけるな!!!!!」

男「・・・ごめんな」

後輩「何で?何で?何で?」

後輩「や、約束だってしたじゃん!!」

男「ああ、したけど・・・」

後輩「やぶるんだ?最低だね?」

男「ごめん」

後輩「ほ、本気なの?」

男「・・・」

後輩「なんで言い返してこないの?」

後輩「本当に私達別れちゃうよ?」

451: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:04:19.65 ID:GRDCXW5i0
後輩「本当に良いの?」

後輩「私みたいな子これから男には絶対出会えないと思うよ?」

後輩「あなた絶対後悔する」

男「ごめん」

後輩「嘘つくな!謝るな!」

後輩「私達ネックレスだってプレゼントしあってそれで・・・」

後輩「あれ・・・?」

後輩「男?ネックレスは?」

後輩「いつも着けてくれたのに」

男「・・・・」

男「これ、返すよ」ス

452: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:06:24.36 ID:GRDCXW5i0
後輩「いや、いい」

男「返す」

後輩「返さなくて良い」

男「・・・・ほら」

後輩「嫌だ、返さないで」

男「ごめん」

後輩「何で?何で急に?」

後輩「わ、私?私男に酷い事したかな」

後輩「謝るから・・・謝るから・・・だから」

男「ごめん」

後輩「ど、どうしてさっきから同じ事しか言ってくれないの?」

453: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:08:24.77 ID:GRDCXW5i0
後輩「私達チューだってしたのに?」

男「・・・・」

男「ごめん」

後輩「酷いよ」

後輩「私本当に好きでそれで告白までしたのに」

男「・・・・」

後輩「う・・うう・・・グス」ポロポロ

後輩「う、うううう」ポロポロ

後輩「こ、こんな奴とつ、付き合った私が馬鹿だった」

後輩「この、この裏切り者!」

後輩「う・・・」

後輩「うわーーん」ポロポロ

454: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:10:26.09 ID:GRDCXW5i0
妹「おにーちゃーん」ダキ

男「・・・」

妹「お兄ちゃん見てたよ!別れたんだ」

男「ああ」

妹「ふふ」

男「なんで笑ってるんだ?嬉しそうだな」

妹「だって嬉しくて」

妹「お兄ちゃん私の事許してくれたんだなって」

妹「ありがとう。お兄ちゃん」

男「・・・」

455: 名も無き被検体774号+ 2014/02/07(金) 15:12:26.99 ID:GRDCXW5i0
妹「あ、そうだお兄ちゃん」

妹「これ、プレゼント」

男「ん?」

妹「はい、ネックレスね」

男「ネックレス」

妹「うん。してたでしょ?あの人も」

妹「お兄ちゃんああいうのが好きなんだなって思って」

妹「早くつけてお兄ちゃん」

男「・・・・おう」

妹「ありがとうお兄ちゃん」

妹「また助けてくれたね」

男「おう」

男(お前はおかしいよ)

男(だから俺が助けてやる)


end